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2006年04月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 近況みたいなもの

 「なんだかお気楽な日記を書いてやがって楽しそうじゃないかコンチクショウめ」と思う向きもございましょうが、概ねその通りです。っつーか、一種の自己防衛策なんすよ。身辺情報漏出的なものと、精神的なものに対する。楽しそうに書いてるってのは主に後者の方の問題で、楽しまないと深刻になりすぎるし、深刻になりすぎると私の場合どうしようもないポンコツになるんですよ。前者は、世の中に流すといろいろ軋轢のある身辺情報と言うものもありますので、こうして煙幕張っておかないとね。
 まあ、そういうことで、以後はいつもどおり。

[アニメ] 吉宗#1とチャングム#1とひまわりっ!#1とストロベリー・パニック#1

  吉宗 #1「江戸城取り壊し」。パチンコのキャラクターが原案のアニメ。内容的には深夜だからどうこうということはなく、番組放送枠の価格とモノがモノ(パチンコのキャラ)だから、でしょうね。一応ちょっとは江戸時代的なマニアであるのでマジ切れするかと思いきや、普通に見れました。まあ、ここまで来るとどこまで行っても江戸時代的な異世界だしね。内容も手堅くスラップスティックで(どんな表現だ)見ていて普通に楽しい。監督の佐藤博暉氏って、初めて聞く名前みたいだな、と思って検索すると、「 KEY THE METAL IDOL 」の監督さんだった。ああ、それでヒロインの声が岩男潤子氏だったんだ。納得。スポンサーがパチンコ屋だけに資金が潤沢なんではなかろうかとかあらぬ邪推をしつつ、とりあえず様子見。

  少女チャングムの夢 #1「チャングムの夢」。韓国時代劇ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を萌えアニメ化。時代考証がいい加減だとかいうのはあまり突っ込んでも意味がない。原作も大映ドラマ的ご都合主義が散見されたけど、アニメの方はもっと酷い。っつーかほとんど脈絡が成り立ってないレベル。まあ、それを「ベタベタ」と楽しむ向きもあろう。個人的にはドラマの方は十分許容範囲内だが、アニメの方はちとダメかなぁ。NHKアニメの悪い部分だけを抽出し培養してしまった感じ。個人的に一番受けたのはカン・ドックの妻が性格も声もほぼ原作そのままだったこと(実は一番好きなキャラクター)。動作画はそんなに悪くないのだけど。(効果線と画面ゆらしでのごまかしが多くはあるが) 韓国云々ではなく普通にアニメ作品として期待薄。

  ひまわりっ! #1。友人を装った詐欺で借金もちになり、支度金200万円と言う募集広告に吊られて山奥の学校に赴任してきた万里小路ハヤト。実はその学校は忍者養成学校で、そこに転入してきたくの一志望の少女ひまわりと出くわして……というのが一話の流れ。
 主役が素人声優なので、まあ破壊力高め(良い意味ではない)なのはまあ置いとく。この手の演技への慣れが早くなったのはいいことなのか悪いことなのか……絵柄が全般的に綺麗。としか今のところ言えないなぁ。くの一としてはエリートの同級生たちにひまわりやハヤトが手荒い歓迎(っつーか嫌がらせ)を受けるのだけど、ハヤトを線路に縛り付けた時にはどう考えても殺る気満々。なのに、その後同級生の一人ヒメジとの一騎打ちではヒートアップしたヒメジを他の同級生たちが止めようかと言い出すのは、殺る気なのか殺らない気なのかどうもぶれている。個人的には殺る気満々なのの方が好みなのだけど……
 棒手裏剣(つか、あれはクナイだよな)の投げ方がダーツ投げってのは、流石にないだろうと思った。いや、意図はわかるんだけどさ。
 どうなんだろう。絵柄が崩れたら見るべきところがなくなる気もするけど、一応様子見するか。しきみがつり目でメガネで平気な顔で毒を盛る性格だからってことではない。ないったらないってば。

  ストロベリー・パニック #1「櫻の丘」。原作はラジオドラマ? 姉妹女子高が三校併設しているという変な学校を舞台にした百合モノ。なんで女子高が三校も同じ敷地内にあるのかとか、あまり突っ込んじゃいけないんだろうなぁ……その割には百合モノってより一話は普通の少女マンガフォーマットだった気がする。見るとしてもぼーっと流し見程度かな。
 しかしこの手の百合モノと 女子高生 を並べて流したらどうなるんだろう……って、シムーンは同日放送になるのか(東海地区では)。
 ブラックジャック21も見たが話が酷すぎ。原作エピソードを変なニコイチの仕方しているし。というわけで切り。内海賢二のアセチレン・ランプは良かったんだけどなぁ。


2006年04月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] メモ、ってわけでもないが

 普通の日記らしく備忘録っぽいことも。
 なぜ他の連中はさっさと帰ったのに自分一人が飲みで最後まで残って(いや、それはウソ。あと一人いた)後片付けのフォロー等をしてるのかとかはさておき(まあ、私も酔っ払ってポンコツだったんだけど)、意外なところでオタク話。しかしこの手の話ってどこまで話してOKなのかわかんないね。とりあえずポーカーフェースを勤めてはいるが。

  月刊少年ブラッド 創刊号。う〜ん。あまりきついことは言いたくないけど、正直、馬場民雄氏の「デカ教師」以外、あまり読める連載がないな、というのが第一印象。新人さんを大量投入はいいけど、やはり連載経験がない人ばかりというのはきついんじゃなかろうか……創刊号は特別価格で240円だけど、安ければいいというものでもないし。

  MOE-DOLL 。姉から教えてもらった。週刊ヤングVIP連載?のウェブコミック。この手のウェブコミックは画力がイマイチってのが多いのだけど、これはかなりしっかりしてる。最初はネタっぽかったけど、安定感が出てきたし。途中から絵板ツールではなくちゃんとした描画ツール使い始めて、ますます線がしっかりした。ところでドール仲間の「アニキ」って、マジグリーン?

[アニメ] ブラックラグーン#1とまじぽか#2

  ブラックラグーン #1「BLACK LAGOON」。(てっぽとか硝煙とか好きな人には)今期一番の期待の酷い原作マンガ(誉め言葉)のアニメ化作品。血沸き肉躍るというか血しぶきとか肉片が躍りまくってるこの世の果ての義理も人情も金勘定のタフな悪党たちの話。第一報では、絶対テレビアニメ化なんか不可能だと思ってたんだけどなぁ。やりやがりましたコンチクショウメ。という感じ。
 作画がOVA並(っつってもピンキリだけど、ピンの方)なのは勿論、血とか人間がぶっ壊れたりとかもあますとこなく。レヴィの声がやや心配だったけど、そろそろ中堅の豊口めぐみ氏もアバズレっぷりを熱演してる。
 広江氏の台詞回しは下手をすると冗長になるのだけど(原作では下手をしてしまってる部分もわりと……)、そこも上手いことワイズクラック(減らず口)のテンポを崩してないし。
 バラライカ姐さんもイカしてるし、このまま上手く料理してくれることを祈るのみ。

  まじかる?ぽか〜ん #2「月の呪文は血の系譜」「まやかしの呪文はTVショッピング」。相変わらず脈絡とかいろいろ読めないアニメだ……前半は狼少女のリルがメイン。色気より食い気の天然かと思いきや、意外と色気が勝る? しかし鉄子が料理の感想を求めて「ふつー」って突っ込みようもない答えで淡々と流れてく辺りがたまらなく緩いな……後半は世間知らずのお約束。鉄子がフードプロセッサーを欲しがる理由が「まな板ごと切っちゃうから」ってのが……
 EDはリルメインの話があったからかリル役の生天目氏によるリル編。まさか毎回(EDアニメーションも)変わるとは思ってなかったのでおもいきり意表を突かれた。あの電波ソング、四種類もあるのか……
 さて、水曜深夜のアニメラッシュは今晩からが本番の地獄だ……


2006年04月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] 買ったものとか

  イゾラバ!(1)/大西実生子
  月刊少年ブラッド創刊号

 ブラッドは昨日の時点では買ってませんでしたすいません。で、店頭で見るのも大変なんで買ってじっくり見たんですが……基本的に感想はあまり変わらないなぁ。わりと読めなくもない作品も改めて見るとあったのだけど、なんにせよ第一印象とあまり変わらない……根本的な問題があると思うのだが。作家さんの技量がまだつたないなら、編集がフォローするとか原作者つけるとかしなきゃいけないのに……

 上の方は月刊少年チャンピオン連載作品の単行本化。すっきりとしたスタイリッシュな描線にテンポのよいギャグに女性ならではのいやらしさのないお色気シーンと見た目だけでも印象的。更に能面がテーマという辺りが珍しい。先祖の因果が祟って代々男は短命の寺の家系に生まれた以蔵と、以蔵そっくりの祖先との悲恋の末入水自殺し、その情念の深さから真蛇の面にとり憑く鬼女となった花魁・常盤の巻き起こすドタバタラブコメ。
 常盤の過去などは暗いはずなんだけど、あくまでコミカルで読んでて楽しい作品なので期待も込めて購入。

 週刊チャンピオン。「サイカチ」でついにアマミがデレ陥落。多分過去苦労したんだろうとは思ってたけど、公園の水道が風呂代わりだったとは、思っていたより凄惨な過去。ちゃっかりしとるけどホンマはええ子や((c)ミヤコ蝶々)。だけどチームはあと二人……一人は老け顔ヤンキーとして、あと一人は誰?
 今週号で短期集中連載終了のトリガートリガーハッピーの作者、安田祥憲氏ってなんか見覚えのある感じがしてたけど、今週の話でようやく西条真二氏の弟子だと気付く。あ〜、見覚えがある気がしたのはそのせいか。

[アニメ] 姫様ご用心#1と吉永さん家のガーゴイル#1と桜蘭高校ホスト部#1と涼宮ハルヒ#2

  姫様ご用心 #1「オカン王冠こりゃあかん」。ギャラクシーエンジェルのスタッフの新作、とのふれこみだけども、ミルフィーユ桜葉オンステージってのが第一印象? ツッコミのない永久ボケたおし循環はきつい……まあ、ギャラクシーエンジェルも最初はたいした事ないと思ったから、後から調子が上ってくるのかなぁ。個人的にはギャラクシーエンジェルがあれだけなし崩しになんでもありになったのは井上敏樹氏のシリーズ構成の影響が大きいと思ってるのだけど。
 ちなみにレスリーの声がルパンっぽく作ってるのはやりすぎかと。

  吉永さん家のガーゴイル #1「吉永さん家の石っころ」。ラノベ原作のひとつ。原作未読。関東ではもう二話までやってるんだけど。
 元気(すぎる)小学生の双葉となよなよした兄の和己の住む吉永家に、福引の景品としてやってきた石像は勝手にしゃべって動く、不思議な石像だった。吉永家の守護者を勝手に自認したそれを、「ガーゴイル」と名づけて数日、パパママ、和己や近所の人はガーゴイルに早くもなじみ出していたが、双葉だけはガーゴイルの非常識さに当り散らす。それでも真面目で律義者なガーゴイルの町内での評判は高く、双葉の友達・美森の家の盲導犬・エイバリー少尉と並ぶ評価。そんなある日美森の家に強盗が押し入るが、美森を人質にした犯人を前に、エイバリー少尉は何もしない。結局ガーゴイルが駆けつけて事なきを得るのだが、何もしなかったエイバリー少尉への美森の不信が後を引いてしまう。
 あまり作るアニメの(主に作画の)質が高くないという評価を受けているトライネット製作だけども、コメディ作品では安定した力を発揮する鈴木行監督・吉岡たかを脚本のコンビ作品なので、実は何気に期待作。原作一巻をいろいろはしょった展開らしいけど、コメディ作品として成立していてトリミングを感じさせない。最初から異常な状況を当たり前で押し通すのは得意技か。変に恋愛メインにしないのもいいし。とにかくテンポ良くギャグを進め、ちょいとほろりとさせるのはお手の物。原作未読だけども多分相性が良かったのだろうね。
 内容に関しては、盲導犬は吼えることが出来ない(吼えないように厳しく訓練されている)のを美森が知らなかったのは迂闊すぎだと思うが、それがきちんとオチにもつながってる(美森の危機を近所の人に知らせようとして、でも吼えることができないエイバリー少尉が窓ガラスに突っ込んで近所の人の注意を惹く)。あと、ガーゴイル役の若本規夫氏ははまり役すぎだろう……卑怯すぎるくらいに。個人的に忠犬(それが駄犬でも)はツボなんで、いろんな意味で卑怯(誉め言葉)な第一回。

  桜蘭高校ホスト部 #1「今日から君はホストだ」。超セレブな学校に特待生で入学した藤岡ハルヒは「ホスト部」に迷い込み、800万の壷を壊してしまう。とても弁償の出来ないハルヒは代わりにホスト部の使いっ走りにさせられるが、冴えない外見のハルヒが実は磨けば光る玉だと判明、一転、ホストとして部の活動に参加させられる。しかし、実はハルヒにはもう一つ秘密が……
 え〜っと、一話の流れとしては「藤岡ハルヒ入部、そいでもって全員を手玉に取って裏から実権掌握」ということでよろしいか?(そうなのか?)
 金持ちの耽美な美少年が暇をあかせてホストやってる、って時点で激しく男としては萎える設定だが、実は何気に面白い。これで全員メインが男ばかりだったら本当に萎えていたけども、 実はハルヒは女なんでなんとか(いや、男ばかりのお耽美系とかBL系とかマジダメなんす……)。
 動きが結構重心を感じさせる動きで、手を引っ張って立たせる動き一つにしても「引っ張られてる」感じが出てるのは、さすがボンズか。ちゃんとした原作かシリーズ構成さえあればできるのね。やれば出来る子なんです。キャストもWolf's Rainで見た名前ばかりだし……少女マンガ原作だけど、これは普通に楽しみに見られそう。

  涼宮ハルヒの憂鬱 #2「涼宮ハルヒの憂鬱I」。こっちもハルヒだが性格やら見た目は大分違うな。
 前回は番外編みたいなものだったので(初回から番外ってのもどうかと)ようやく本編、ってところか。公式サイトもそれにあわせて多少はまともなコンテンツが……まともな……まあ、それっぽく投げやりだけど。
 今回初登場のOPと前回縮小版だったEDも、グリグリよく動く。特にEDのダンスは3Dモデルのトゥーンシェーディングかとも思ったが、全部手作業、モーションキャプチャーもなしだそうだ(大きな画像で見ると確かに表情も細かく変わってるのでわかる)。ようやりはりますわ。本編も京都アニメーションブランドに違わぬ高画質で、でもキョン(主人公)のモノローグで進むってのは原作どおりなんだがそれがいいのか悪いのかは、まあアレ。少なくとも原作ファンの期待を絶対に裏切らないものであろうことは堅い。
 個人的には別に原作のファンということでもないのだけど、これだけのクォリティを見せてくれるんだったらついつい見続けてしまいそう。

[アニメ] いぬかみっ!#2とウィッチブレイド#2とRAY#2

  いぬかみっ! #2「マッチョがペロペロ」。いや、犬好きだけどさ、好きだけどさ……これはあんまりだ(笑)。成仏しきれず慰霊碑に封じ込められてた報われない仔犬の魂が空手部のマッチョどもにとり憑く。見た目マッチョで中身仔犬。生前飼い主の愛に報われず成仏できない仔犬たちを成仏させるためスキンシップを取るのだけど、まあ、どんな絵面かはご想像の通り。いや、主人公は偉いや(棒読み)。
 第二話でこんなんですか。次回は水着話らしいけど、予告では褌の話しかしてなかった……まさか来週もこんなんですか?

  ウィッチブレイド #2「惑」。ウィッチブレイドをめぐって二つの組織が暗躍していることが明かされる。所詮個人が装着する兵器で「最強の兵器」と言われても、と思うのだけど、六年前の災害に関連してるのなら案外とふかしでもないかも。児童福祉政策が実は見た目どおりのものではないことも匂わせてる。
 ちなみに児童保護局のおばさん、あちこちでボロクソに言われてるけど、普通に比較的善意のお役人だと思うんだけどなぁ。良くも悪くも平均的な人。平均的ってのは特長がないわけじゃない。小林氏、やっぱよく見てますわ。

  RAY #2。ブラックジャック的な話だったなぁ。実際のところを言ってしまうと心機能を即時に調整する交感神経・副交感神経系は移植の際に切除されてつなげない(現時点の技術力では)ので、運動選手としては……そういった大味なところや、患者とその家族に覚悟を求めるところも含めてブラックジャック的。BJ21よりかは面白かった。


2006年04月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 自転車乗りの言い分

  【主張】無謀自転車 マナー順守が事故減らす産経 )。自転車の無謀運転等取締り強化の検討にからんだ社説。いや、まったくその通りで、自分も自転車乗りながら、危険運転をいくつも見てますので、そういう連中には腹を据えかねているわけで。
 特に携帯をいじりながら運転してる奴はどうにかしろと言いたい。そんな奴に携帯持たすな。昔本を読みながら自転車で走れないか試したことがあったが無茶苦茶危なかった。人間身体能力と脳の容量が限られているものだとその時体得した。いや、昔、小中学生の時の話よ。それ以来絶対してません。ごめんなさい。
 ともかく携帯いじりながらとっさに緊急時対応できるわけがない。それどころか通常運転で必要な注意だって保てるかどうか。たかが自転車、ぶつかったって痛いだけ、と思うかもしれないけど、相手が身体の出来てない子供や足腰・骨の弱ったお年寄りなら十分重大事になりうる。下手すりゃ死に至らしめることだってある。そこまでして携帯使いたいんか?
 まあ、悪者は携帯だけじゃなくって危険運転全体がそうなのだけど、でもそういった論外のものはさておき、自転車乗りにだって言い分はある。
 「自転車が歩道を走るのが危険だ」というのは至極尤も。だけど、自転車が車道を走って危険な状況ってのを作り出されてもいる。要は路上駐車。これを迂回するとき、後ろの車にひやひやしながら通る。自転車がひやひやするくらいだから、車の方もさぞひやひやしてるだろう。ある時「自転車は車道を走るんじゃねえ!」という、本当にこいつ免許持ってるのか的な書き込みを見たことすらある(自転車は本来車道(の左)を走るもので、歩行者に十分注意するという条件付で歩道を走ってもいいのにすぎない)。危険な自転車運転を取り締まるのは大いに結構だが、だったら車道も走りやすくして欲しい。
 あと、歩行者も問題がまったくない人ばかりってわけでは……動きが突拍子もない子供や反応速度ならびに注意力が衰えてる老人に気をつけるのは当然だが、若い人で歩道を横一列で占拠したりふらふらしてたり、携帯を打ちながら歩いて周囲に注意を払ってなかったり、ってのは結構出くわす。まあ、歩道は歩行者が通るものだから出来るだけ優先させてるけど、横一列で道ふさがれてたらどうしろっての? 携帯を手にあっちにふらふらこっちにふらふらってのも結構いる。どうしても気付かなければベルを鳴らさなきゃいけないが、ベルは車のクラクションに相当するので無闇に鳴らしてはいけないのが本来。相手がご老人だったりするとそれだけでびっくりして転んだりもありうるので、鳴らし方にも気を使う。
 だからって自分が加害者になっていいわけもない。自転車と人がぶつかれば人の方が被害が大きいので自転車側が注意するのは当然だけど、歩行者側も目に余るような変な歩き方や携帯いじってふらふらしてるのは勘弁して欲しいなぁ……あ、 バカ歩き(Silly Walk) だったら構いませんよ。むしろ通り過ぎるまで道の端に自転車寄せて拝んで敬います。

  アイフルに3〜25日間の業務停止命令 近畿財務局朝日 )。ちょっとびっくりした。全店を対象にってのは厳しく見えるけど、3日間ってのはどうなんだろう? むしろ実際の業務停止によるダメージより、消費者金融の危険性の宣伝効果の方が大きいかもしれない……ちゃんと報道されれば、だが。
 ってえのは、消費者金融のCMが解禁になってからこっち、民放では消費者金融に不利なニュースはあまり流れない傾向がある。 本当は痛いテレビ番組:報道できるのはスポンサーのいないNHKだけ本当は痛いテレビ番組 ココログ支店:グレーゾーン金利を知らない人は、NHKを見ていない 参考。
 不祥事だのなんだのあるけど、こういうの考えるとNHKにちゃんと金払っといた方がいい気はひしひしとする。

 ところで厭味のつもりでAC投稿したコメントが「おもしろおかしい+3」ってのはどうよ?

[アニメ] ゼーガペイン#2とザ・サード#1

  ゼーガペイン #2「セレブラム」。サブタイトルは主人公たちのチーム名らしい。cerebrumかと思ったら、番組内で出てきたロゴを見るとceleblumらしい。「大脳」だったら前者の綴りだよな。「名士」という意味の「celeb」をかけてるんだろうか?
 前回、ベランダ越しに隣に住むリョーコと話をしている最中、奇妙な光に包まれ異世界での戦いに巻き込まれたキョウだったが、翌日リョーコに聞いてもそんな光のことは覚えていないという。ゼーガペインでの戦いになじみつつもそれがどうしてかわからないキョウ。そしてミサキ・シズノが再度現れ、またもやゼーガペインでの戦いにいざなう。
 OPは#1のエンディングだったのは意表を突かれた。あまりロボットアニメのOPらしくない曲ではないけど、カットの差し替えや編集によって映像がOPっぽくなってるのは面白い。#1のEDと比較して「OPっぽさ、EDっぽさはどう演出されるか」を考えるのには良い材料だろう。(月はEDっぽいのだな)
 メカ戦の迫力が全般的欠けてるのはまあ第一話で予想してたので折込済み。この辺の成長についてはゾイドGって前例があるので、それを視聴継続判断の決定的要素にはしない。妙に不思議な感覚だったのは、前回のことを覚えてないリョーコといい、突然現れたミサキ・シズノが学園中で「一週間前にやってきた転校生」と記憶されていたりという記憶の操作、「本当だと思っていた世界が操作可能な偽の世界かもしれない」と匂わせる諸々が、主人公のキョウがわりとさらっと流してしまってること。これ視聴者の不安をかきたてる意図はないと見た方が正しいのか? バーチャルなものとか世界観とかを見慣れてて、現実の固定感がないってことなんだろうかとか色々。
 二つの世界の関係と構造がどうも単純にどっちかがバーチャルってことではなさそうなので、そこら辺で興味を惹かれる。
 あと、ミサキ・シズノはお色気要員ですか?(裸で現れたり、きわどいカメラアングルがあったり……)

  ザ・サード〜蒼い瞳の少女 #1「ソード・ダンサー」。ラノベ原作。原作未読。このところ増加傾向にあったけど、今期特にラノベ原作が多いな。
 どうかと言われると、う〜ん。手抜きな感想を言えば、話に新し味を感じるところもないし(1999年初出の作品だということを考えても)、絵的にも特にどうというところはない。流し見だったこともあるけど、特に引っかかるところがなかった……むしろやや古臭い作画という印象が。ちゃんと見れば印象は変わるんだろうか? 特に「酷い」ということもなかったが、引っかかるところもなかった。


2006年04月15日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 山菜食ってきた

 まあ、山菜と言っても野草というか雑草喰いです。でもこれだけ食えるものがそこら辺に生えてるなら酒のアテくらい、余裕でまかなえますな……掘りたての筍も食ったし、満腹満腹。
 とりあえず木耳は揚げてはいけないことは良くわかった。美味かったけど。(顔にはねた油がかかった)

[アニメ] 徹之進#14

  徹之進 #14「徹之進恋をでっち上げる」。
  • 怪しいインド人のラシッド君はマハラジャの息子。
  • 日本のセレブもマハラジャには弱い(金持ちの規模が違うものなぁ)。
  • 犬楽園の犬はセト様から給料をもらってる。(まあ、セト様は現金収入あるしなぁ)
  • インドのマハラジャと言えばやはり花巻き娘は欠かせないらしい。
  • ビクトリアは象アレルギー。
  • 意外にもビクトリアとラシッドのマジ恋話だった。
  • サジット君は動揺してても表情が変わらない。
  • マハラジャはとりあえすスーパースター・ラジニカーントにクリソツ。(でも踊らない)
  • イワンは本当にバカ。
 ビクトリアって人間年齢換算では20代くらいだろうから、15歳のラシッドとは結構年齢が離れてるような……まあ、その前に犬と人間だけど。

[アニメ] デジモンセイバーズ#2とシムーン#2とおゆい#12(最終回)と.hack//Roots#2

  デジモンセイバーズ #2「燃えろ怒りのデジソウル 闇にひそむフライモン」。なんかなし崩しにマサルの家になじんでるぞ、アグモンにヨシノ。ひとまずアグモンの監視に大門家に居候したヨシノだけど、今後はしないのかな?
 マサルのデジバイスはマサルがデジモンを殴ってエネルギーを溜めないとアグモンを進化させられない? 滅茶苦茶な……基本的に組織で現実に出現したデジモンたちの起こした事件を解決していく形か。オペレーターのお姉さんとか、マサルのお母さんとかが結構好み。(ビジュアルが)

  シムーン #2「青い泉」。今回からようやく話が動き出した格好か。練習機でショウ国の飛行機械を落としたアーエルに、良くも悪くも部隊の注目が集まる。アーエルはNo.1のシヴュラ(シムーン操縦者のこと)であるネヴィリルのパルになることを希望するのだが、パルを失くしたばかりのネヴィリルは「泉」に行き、シヴュラの資格を捨てようとする。
 どうなんだろう。どうも主人公のアーエルは泉に行って性別を選択したくない、モラトリアムの目的でシヴュラに志願した変り種っぽいけど……それがストーリーのテーマと関わるのかどうか。あとは社会背景として男を就職などの面で優遇することで男女比のバランスを保っているらしい、という表現が。まあ、多少は納得。いずれにしても老人まで男も女声ってのは座りがわるい。それにしてもパライエッタ、いいスタイルしてるのに男化志願か……もったいない。まあまあショートでつり目なのに。

  落語天女おゆい #12「信じる言葉 ふれあう心」。う〜ん、あまりちゃんとオチがついた、という感じではなかったな。事件としては一応終わってるんだけど……おざなりな正義論でカタをつけたという感じはする。一番すっきりしないのは、おゆいの成長が掴めなかったことかもしれない。サブキャラの話とかはまあそこそこだったんだけど。その割には江戸時代に飛ぶとかが、展開的に飛躍してたからなぁ……
 題材としては無茶で面白かったんだが、結局美少女戦士ものに無理矢理落とし込んだことで無茶さを発揮し切れなかった気がする。

  .hack//Roots #2「Twilight Brigade」。ハセヲ、お前中の人逢沢歩だろ?(笑) ってくらい、なんか「絶対少年(田菜編)」っぽい(笑)。妙にお姉さんぶった志乃も美紀っぽいし。基本はディスコミュニケーションの話ってことか。ただ、特異な演出で目を引く望月監督の力量はないので、普通に見るとやや退屈かなぁ。「ネットゲーム」ってことを意識して見るとそれなりに読み取りができて面白いんだけど。
 黄昏の旅団が求めるのは「Key of the Twilight」で、それゆえにオーヴァンは変人扱いされ、過去旅団にいた仲間も何人も愛想をつかして出て行ってしまってる。オーヴァンの左腕の装備はチート(不正行為)と思われてるけど、実はKey〜に関連してるのかもしれない。何故オーヴァンがまったくの素人のハセヲに目をつけたか、あたりが話の鍵か?


2006年04月16日() 旧暦 [n年日記]

[マンガ] 夢幻紳士 逢魔篇/高橋葉介

 出てるって知らなくってたまたま寄った書店で見かけて値段に迷うも結局即購入。
 同じく早川から出ている 夢幻紳士 幻想篇 の直接の続きになっている。今回は心理ミステリーっぽい話ではなく、妖怪話。妖怪を退治するのだけど、その退治のし方がいかにも夢幻魔実也テイスト。今回「手の目」という催眠術とも妖術ともつかないお座敷芸を使う少女が出てくるのだけど、結局魔実也と女の話だった。「女が出なきゃ、僕は出ないぜ?」とでも言ってるのだろうか?
 一応一話読みきりで、全ての話が夢か現か境界が曖昧に怪しい世界が繰り広げられていくのだけど、「牛鬼」の話が最初は「ふーん」だったのが段々後まで尾を引いてきて、しまいには切なくてたまらなくなった。たとえ虐待していても切れぬものが「情」であり、高橋葉介はその情を描くことが出来る作家なのだな、と思った。

[その他] 見るんじゃなかった

 今日、DVD-RAMメディアを買いに大須まで行ったんですが、大須の中で変なもの発見。
 なんか年の頃20代後半〜30代前半、天パで小太りの男が、黒いネコミミつけて歩いてた……
 いや、何かのイベントってんじゃなさそうなんですよ。格好は普通のオタクっぽいファッション。ただ、黒いネコミミのカチューシャだけを付けている。じろじろ見るのもイヤだったので、横目で通り過ぎていくのを見ていただけなのだが……一体なんだったんだ、あれは? っつーかそんなもの付けて歩いてるんじゃねえ!

 メインPCのネットが微妙に調子悪かったのが、ネットワークボード(つか、オンボードなんだけど)のドライバ入れ替えたら多少マシになった……まあ比較問題程度なんだけど、それでも以前よりは。
 しかし急に調子悪くなったんだけど、きっかけがわからない。なんだったんだろう?

 大須への生き返りに隼人池の辺りを通ったら、まだ桜が満開だった。あの辺、ちょっと寒いのかな?

[特撮][アニメ] ボウケンジャー#9とカブト#12と牙#3

  ボウケンジャー #9「折鶴の忍者」。ブラック話だけど、むしろお婆ちゃんがらぶりー。サージェス財団の者を装ってお婆ちゃんにプレシャスである人形を譲るように交渉していた風のシズカ、そこに本物の財団の者(ボウケンジャー)が現れ、どっちが本物か押し問答に。で、おばあちゃんが「サージェス財団は信用できない」と言った途端「実は私はサージェス財団の者じゃないから安心して人形渡してね」って、おいおい……
 しまいには人形の持ち主であるお婆ちゃんそっちのけで勝手に人形をかけて勝負するボウケンジャーとダークシャドーに「そんな勝手な……」と困りまくるお婆ちゃん。まったくその通りだ(笑)。
 その勝負がブラックと、彼と因縁があった闇のヤイバの対決なのだけど、人形自体はイエローがお婆ちゃんの心を融かし、ボウケンジャーに渡そうとする。一体なんだったんだ(笑)。(いや、対決自体はブラックの過去と関わる話なんだけど)
 人形は一体ずつボウケンジャーとダークシャドーの手に。で、このまま次回に引くらしい。4番目のオプションメカ、クレーンも登場したりと結構盛りだくさんで楽しい回でした。

  カブト #12。天道にすげなくされ、指摘された「自分が忘れていること」を思い出そうとする加賀美。けど話のほとんどはそんなことそっちのけで天道と風間のナンパ対決に……勝敗はなんだかよくわからないけど何もしてなかったのに風間のつれてきた女の子全員をかっさらった天道の勝ちで、唯一風間側に残った風間の顔見知りの女性は実はワーム。変身して倒そうとするが、風間は知り合いの女性の面影がちらつき、止めをさせない。それを差し置いてワームを倒すカブト。そして天道の説教。
 最後の風間の「お前の言ってることは正しい! だが気に食わん!」はまったく尤もで。いや、いろんな意味で。w
 で、加賀美の忘れてる「大切なこと」ってのは、弟を殺したワームを一匹残らず倒すこと。天道との関係を友達と甘えることで、その目的を忘れ天道に頼ることを天道は戒めてた、というオチ。なんだかんだで加賀美のこと気に入ってるんだな、天道。

  牙-KIBA- #3「力を持つ者たち」。ゼッドは騒ぎを起こした為に監督も兼ねてシャードのチャンピオン・デュマスの元に預けられる。しかしデュマスは密かに敵であるジーモットの刺客を治療していた。彼らはテンプラーのシャードキャスターに破れ、国に帰れば制裁で命はない。デュマスはそんな彼らにも生きていく場所は必要だ、と言うのだが……
 う〜ん、治療するのはいいんだけど、その後のこと考えてるのかな、というのが。当然失敗を挽回するために再度シャードキャスターを襲おうとする奴はいるだろうし、テンプラーにも生きてく場所はないだろうし……と、思ったらそういう連中は容赦なしで返り討ちしてた(笑)。その前にそうならない方法何か考えろと、とも思うが。
 今回、新キャラで実力者かつキザなシャードキャスターのロベスと、デュマスの弟子でロイアに惹かれてる(でも相手にされてないっぽい)ミッキーが登場。


2006年04月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] モテモテ王国(王国じゃないけど)

  政府は対中ODAの減額分をインドに振り向ける方針
  日本との決別条件 インドの常任理入り支持も 中国
 (共に 産経 )。

 うわ、なんかインドをめぐってすげー露骨なやりとりしてる。インドモテモテ。ふつーに考えればインドは中国の方を警戒するだろうけど、なまなかな知識じゃ判断できないのが外交だからなぁ。
 しかし金を出さずに得を取ろうって辺りが中国らしい外交だ……(別にそれだけじゃなかろうし、金出さずに効果あるならそれでもいいんだけどね)

  イラク撤収、次期政権で 政府方針 後続部隊を派遣産経 )。まあ、そんな雰囲気はあったわけですが、やっぱそうなったか……イラクの情勢はまだまだ 国連軍 多国籍軍 *1 の存在なしに安定するとは思えないので、必要なのだろうと思う。とはいえ大変な仕事には違いないので、その点で複雑な気分。

  「グレーゾーン金利」政府が廃止の方針固めるANN 、URLが変わっていきます)。どうやら出資法の金利の方を29.2%から利息制限法と同じ20%に引き下げる方針のよう。利息制限法の上限には罰則がなく、消費者金融は20%以上の出資法金利制限までの、いわゆるグレーゾーン金利を指定してたわけですが、これがなくなるってことですね。ただ、どっちにしても利用者の無知と軽率も一つの原因なので、借金苦であえぐ人がこれでなくなるわけでもなし。ふむー。

  政府、「ウィニー」で総合対策・産官学でソフト日経 )。いや、いろいろ洒落にならんのはわかってるんだけど、バカバカしい、ってのがわりと率直な感想。狂想曲、というか。
*1: 2004年の国連決議1546においてイラク暫定政権の要請による米英軍を中心とした多国籍軍駐留の認可はされてますが、これを国連軍と呼ぶのは不適のため訂正。

[読書] メイド刑事(デカ)/早見裕司

 え〜、早見裕司氏と申しますと、ワタクシ的には長らく「強殖装甲ガイバー」のノベライズ作者の人で、二年ほど前にたまたま「映画秘宝」に掲載された氏の 「翔べ!必殺うらごろし」の愛情ダダ漏れの作品考察 を見て「ガイバーのノベライズの人で『うらごろし』ファンの人」に修正されたわけなんですが、まあ、「メガネっ娘」「メイド」だのなんだのという最近の萌えタームを使っててもそのイメージはぬぐいがたいわけなんですよ。
 って、ぬぐう必要がありませんでした。(笑) やってることは「スケバン刑事」なんですから。
 話は、メイドものと言って連想する萌えや上流階級の華麗さとは完全無縁の泥臭さ(むしろ萌え文化自体を思いっきり作中で否定)。事件うずまく家庭に潜り込んではその中の愛憎劇を垣間見、報われぬ弱者に涙しつつ悪への怒りを静かに燃やす。最後の最後には桜の代紋入りの襟バッジを見せて高所からの名乗り。義理人情には滅法弱いが汚いものは見逃せぬと、ドレスなびかせ悪党掃除。なんつーか、80年代歌謡の世界。しかも特捜最前線ばりの湿っぽさ。
 個人的には期待(絶対に世間的な期待とは違うが)して読んだけども、第一話見てまさに期待通りだったので大笑い。これって「うらごろし」#2「突如奥方と芸者の人格が入れ替った」と#4「生きてる娘が死んだ自分を見た!」だよなぁ。おまけに最終回の先生のアクションも一部まざってる。
 メイドを主人公にしつつベタベタな80年代テイストが売りという、絶対世間様ではあまり受けなかろーというネタ。でも個人的には気に入った。(笑)

[メモ][映画] 冬の猿

 明日(12日)、NHKBS2 14:45〜16:30「冬の猿」放映。
 ジャン・ギャバンとジャン・ポール・ベルモンドの唯一の競演作。


2006年04月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 「メイド刑事」、ちょっと真面目な雑感

 ふと昨日書いた「 メイド刑事 」の感想を読み直すと、一から十まで巫山戯たおちゃらけノベルとの印象を与えかねないので、ちょっとだけ追加。いや、確かに基本的にネタ話なんだけど。
 昨日リンクを貼った「映画秘宝」掲載「うらごろし」の記事にも作者のプロフィールがあるし(十年以上前のだが)、検索すればそこかしこに作者のプロフィールは見つかると思うが、この方も生半な人生を送っているわけではない。作者については調べてプロフィールに書いてある以上のことを知ってるわけではないから、「大変な」などという安易かつ無責任なまとめ方はしない。しかし、この人は、文筆業という職業でそのプロフィールにあるような中、やってきた人なのだ。そこにはそれまで体験してきたものからの、ものの見方という物がある。アニメとかライトノベルとかに対してということのみではなく、社会に対して、ということだ。
 先にも書いた通り、基本的にはネタ小説ではある。メイドで刑事で、スケバン刑事をやらせようってコンセプトだ。だが、単に自分の好きなものをぶちこんだというだけではなく、作者の世間に対する見様、それに対する怒り、やるせなさが、おちゃらけの中にもきちんとある。
 至高の文学作品、とかいうものとは、お世辞にも言えない。だけどもある意味卑近な泥臭い作者の怒りが、ちょいとオブラートに包まれながらも込められてることはちょっとだけ触れておかねばならない気がした。
 ま、アタクシが必殺シリーズとか好きなのもそのせい(そういったものが込められてるから)なんですけどね。


2006年04月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] URL切り替えのお知らせ

 まあ、実際には大分前から切り替わってるんですが、この日記の旧URL (http://www.renge.sakura.ne.jp/~ssuzuki/diary/)上のコンテンツは契約上の保存期間がもうそろそろ終了します。実際にはいつまで保存されてるかは不明ですが、四月以降は突然消えても不思議はありません。ですので、もしこんな日記でも「まあおかしな奴をたまには見てやるか」という方で、旧URLから変更してない方はブックマークやアンテナ等のURLの変更をよろしくお願いします。

[その他] 竹島近海の調査船の話

  竹島周辺調査、安倍官房長官「粛々と」産経 )。この問題、産経、日経、読売、東京新聞は普通に報道していたが、朝日、毎日はスルー気味のようだ(韓国側の抗議は報道している)。報道すること自体が韓国との波風を立てるとの判断かもしれないが、真意はわからない。(どっちにしても既に波風は立ってる)
 韓国は自国の排他的経済水域と主張しているが、日本は日本の排他的経済水域と認識しているし、国際法上も日本の側に分がありそうである。いずれにしても非経済行動的な政府船舶による「学術調査」なので、拿捕や攻撃などは「海洋法に関する国際連合条約」によりできない(韓国側の排他的経済水域であれば退去勧告までなら出来るが、これすらも韓国側には著しく不利である)。韓国は「場合によっては調査船を拿捕する」とコメントしているが、それについては 韓国内からも国際法上拿捕は問題があることが指摘朝鮮日報 )されている。拿捕を強行した場合、韓国側は反撃されても文句は言えない(まあ、まずないと思うけど)。反撃なしに拿捕しても国際司法裁判所に訴訟されれば、流石にこれまでのように逃げるわけにも行くまい。
 もし日本の調査船に対応しなければ、それは韓国が腰が引けたことをアピールする。この局面だけで言えば、韓国の「詰み」状態に見えるなぁ。韓国側としては形ばかり側で警告を繰り返すくらいしか手はないように思えるが。だがむしろ日本側の積極的攻勢に驚いてるんだけど。どこらへんが旗振ってるんだろう?

  【海洋調査】市民団体「だ捕・処罰に応じなければ撃沈せよ」朝鮮日報 )。すげえ。この人たち、戦争したいのかな?(私はしたくないです) もし撃沈なんかしたら問答無用で韓国は致命的不利な立場に立たされるんだけど……この手のは(日本に対してよりむしろ韓国自身にとって)性質が悪いなぁ。

[アニメ] BLACK LAGOON#2とまじぽか#3

  BLACK LAGOON #2「Mangrove Heaven」。PMCのEO社のヘリに追われるブラックラグーン号。マングローブ林の暗礁に追い詰められた一行に、緑郎が提案した一発逆転の秘策とは……?
 原作の終盤と、第二話(連載化第一話)の冒頭まで。作画がやや荒れた感じと、間延びした感じはするが、作画の方はこの程度なら問題なし。ただ、魚雷で人が潰れるところはもうちょっと臨場感が欲しかった気も。地上波だからあまり無理はできないのだけど。それと、景山部長が家に帰るシーンはアニメオリジナル? このシーンで緑郎の立場が現代のサラリーマンにとって窮屈な社会を抜け出した、ある意味での夢であることが暗示される。もっとも緑郎(ロック)のこれから生きてく世界も、夢の世界ではないことが示されるはずなのだけど。
 なお、サンデーGXでの情報によると#3以降のタイトルは順に#3「Ring-Ding Ship Chase」#4「Die Ruckkehr der Adlers」#5「Eagle Hunting and Hunting Eagles」#6「Moonlit Hunting Ground」#7「Calm Down, Two Men」#8「Rasta Blasta」#9「Maid to Kill」#10「The Unstoppable Chambermaid」#11「Lock'n Load Revolution」#12「Guerrillas in the Jungle」。#3〜5はおそらくナチの潜水艦引き上げとアホのネオナチエピソード、#8〜10はロベルタ、#11,12は大地康男似のテロリストか? ただ、#6,7が不明。双子、じゃないよなぁ。

  錬金3級まじかる?ぽか〜ん #3「明日の呪文は愛の献血」「幸せの呪文は理想の男性」。前半は献血車職員のお兄さんに一目惚れしてしまった吸血鬼のパキラの話。血を求めてたはずなのに、逆に献血に励むハメになってしまう。あしたのジョーネタとかやって、一途なんだかおバカなんだか相変わらずわからないゆるゆるの世界(笑)。「搾りたての血」って、誰から搾ったんだ? 後半は暗闇で四人が理想の男性とシチュエーションを語り合う。ところが彼女らの置かれてる状況は実は……後半もゆるゆるだけど妙に中毒性が。作画が崩れないし、キャラもきちんと立ってるし。
 今回EDはパキラver.だった。次回の前半は鉄子の話っぽいから、次回は鉄子ver.かな? 前半は各キャラメインの話、後半全員でのコントって形なのかな。


2006年04月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 竹島近海の云々続き

 韓国の動きが面白すぎるので。w

  水路探査問題の国際裁判所行き、政府が排除宣言YONHAP NEWS )。え〜、一読では何が書いてあるか理解できなかったんですが……要は「竹島は韓国のものなのは自明だが国際法廷に提訴されても国際法廷には出ない!」と言ってるんですな。まあ、相変わらず。ちなみにこの宣言は無効という意見もあります(領海問題じゃないものなぁ)。いずれにしても 海洋法 では ただし、宣言を行った国は、このような紛争がこの条約の効力発生の後に生じ、かつ、紛争当事者間の交渉によって合理的な期間内に合意が得られない場合には、いずれかの紛争当事者の要請により、この問題を附属書V第二節に定める調停に付することを受け入れる。なのでこれが有効になっても時間稼ぎでしかないですが。

  【社説】日本の野望をくじく戦略をおろそかにしてはならない朝鮮日報 )。 韓国が静かな外交を数年間行ってきた間にと笑いどころも満載なのだけど、考察自体は結構冷静。それに付随する意見はダメダメなのだが。 日本は独島問題を最終的に国際司法裁判所に持ち込む青写真を以前から描いている。そしてその中間段階の戦略は、日本が提訴しても韓国が応じなければ訴えが成立しない国際司法裁判所と異なり、日本の提訴だけでも裁判できる海洋法裁判所を活用するのが狙いだ。と、まあそれはシナリオの一つだろうけど、よく気付きました、ってところか。しかしこの社説では何故裁判を韓国が拒否するのか、その根拠は皆無。つか、韓国側の理屈でそれをちゃんと説明してるものは見たことない。

  韓国政府は日本の排他的経済水域(EEZ)内での水路探査計画は大韓民国の主権に対する挑発的行為であると規定朝鮮日報 )。あかん。笑いすぎて腹が痛い。

[アニメ] 姫様ご用心#1とウィッチブレイド#3

  姫様ご用心 #2「あやうしテニスの王女様」。登校中謎の王冠をかぶってしまった姫子。ところが学校に着くと皆の態度がおかしい。うやうやしく下にも置かれぬ待遇を受け……
 いろいろな「WHY?」をすっとばして今回もボケ倒し大会。面白くないわけじゃないんですが、メリハリなしにボケからボケの連続は、ちと何かも。ただ、シチュエーションコントとしてはそれなりに楽しくはある。

  ウィッチブレイド #3「抗」。娘の梨穂子とはぐれた雅音。雅音にとりついたウィッチブレイドの威力を試した大企業の代表・鷹山は、娘と一緒に暮らせることを条件に、雅音に企業の為に働くことを要求する。一方梨穂子は東京タワーの下で雅音を待ち続けるが……
 ようやく話が動き出した感。まだフリージャーナリストの斗沢周りが動き出してないけど、雅音がどうして戦うか、の理由付けがようやく整ってきた感じ。もっとも、ウィッチブレイド自身が宿主に戦闘の快楽を覚えさせるものらしいが……雅音の母性とのせめぎあいの話になるのか?
 次回は母娘が暮らす宿を求めるらしい。本番は次回以降か?
 あと、主役の能登麻美子氏の演技がちょっと変わってきた感じ。これを契機に役の幅が広がるか?