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2005年01月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] フルメタル報道

 いかん、そろそろ極道映画ネタが尽きてきた(早っ!)。ってわけでNHK VS 朝日の進展。
自民“朝日新聞報道”調査へNHK )。
NHK番組改変問題 自民党内に調査チーム朝日 )。
NHK特番問題:衆院総務委で協議 自民党国対委員長毎日 )。
自民が調査チーム設置へ NHK番組改編問題産経 )。
NHK番組改変で自民が調査チーム日経 )。
 おんなじニュースをなんで並び立ててるかというと、朝日とNHKの報道の比較をしてもらおうと思ったけどどっちも当事者なんで、解説するのも面倒だしいろんな記事がどう書いてあるか自分で見て比較してください、と、まあ、手抜き。しかし、朝日だけ政治欄ではなく社会欄扱いってのがよくわからん。
  朝日新聞報道「虚偽」と表示 NHK、本社抗議後、削る朝日 )に対し、 「昨夜の『ニュース7』のニュースタイトルは、朝日新聞の記事の内容に間違いがあるという判断で、「朝日新聞虚偽報道問題」としました。この一連の報道をめぐっては、記事だけでなく、朝日新聞記者の取材方法に問題があるので、朝日新聞全体の報道の問題という認識で、昨夜の『ニュース10』では、ニュースタイトルを『朝日新聞報道問題』と変えました」FNN )と反論。
 で、下の記事の方にある 朝日新聞へのNHKの18の公開質問 。今日の一番の動きはこれかなぁ。まあ、読むといろいろ面白いです。しかし朝日新聞の代表取締役と編集局長が両方「しんいち」というのは、同名としては微妙にイヤですな。
 ちなみに私は朝日がすごく嫌いでしょうがない、ということじゃないんですよ。日記でも再々触れていた「カラシニコフ」の連載記事は非常に質の高いものだったと思うし、確実に注意して読まなきゃいけない、あるキーワードの含まれた記事以外は(錯誤はあっても)そんなに極端にひどくはないと思います。そのキーワードってのは「政府」「米国」「戦争」「中国」「韓国」「北朝鮮」「自衛隊」辺りは確実に含まれてるんですが(つまり、政治と国際のほとんどとそれ以外のかなりの部分)。この手の記事は他の報道と見比べたり、関連事項を調べるとメディアリテラシーの練習にうってつけだと思います。
 一番最近で顕著だったのが「インドネシア国防相が日本の軍事化を懸念して災害支援のための自衛隊の駐留に非常に慎重で、中国の軍事的な威圧感は感じていない」というニュアンスの記事だったんですが(なぜかネット版にはその記事は残っていない)、他の報道を見てもそんな内容の記事はまったくない。注意して他の記事なども参照して読むと、インドネシアは国内に武装反政府勢力を有しているので外国の軍隊の駐留に慎重で、三ヶ月という期限を切った(自衛隊に限らず)ということと、同じ災害支援についての会合で出た中国を警戒してるかというそことは関係ない流れでの質問に「脅威は感じない」と答えた質問を切り貼りして「日本を警戒して中国は歓迎している」(ここまで露骨には書いてないけど、まったく関連性のない二つの事象を(しかも一方は日本を狙い撃ちしてるかのような解説を加え)並べて書くことで)とやらかしたわけで……実際のところがわかって目が点。さすがに自身で恥ずかしいのか検索してもその記事が出てこないんですが、あったら面白いんだけどなぁ……(記事を引っ張り出して打ち込むのもありだけど)
 その矢先のこの報道、色眼鏡で見るな、って言っても無理なこと。他の新聞社だって恣意的報道や誤報、あるいは捏造だってあるだろ! ってのはそうなのだけど、今回、あまりに「注意キーワード」に引っかかる単語が多かったので。
 朝日新聞社サイトにはまだ出てないけど、朝日がNHKの提訴を発表したらしい。そして今回の件の事項については「係争中のことなのでコメントできません」だそうで。
 必殺仕業人DVD-BOX上巻の解説で、「どうして主水はだまし討ちとか一瞬で相手をしとめるようになったか」(後にセコ突きとか呼ばれるアレ)が解説されていた。当時裁判が報道されていたロッキード事件で被告が検事に質問され返答に窮している場面が延々流されると、不思議に世論の被告への同情論が高まった、ということが上げられている。つまり、延々と一方的に責められる場面が続くと事実関係はどうあれまるで検事が被告をいじめているように見え、世間の同情が発生してしまう。それで主水には悪党を一瞬で仕留めさせるようになった、とのこと。
 なんだか朝日がまったく説得力のある返答をせず、「答えられません」と引き伸ばすのを見て、このことを思い出してしまった。
  マガジンSPECIAL で「おれはキャプテン 高校編」がスタート。なんだかひねくれながらも少年スポーツ漫画の王道を押さえてた前作(?)の続編らしく「甲子園を中心とした球児神話・信仰を否定しながらも甲子園をめざす」という形のようで。まだ高校進学前で、どの学校を選ぶかというところ。前作で最終的にライバルになったデレック、海老名と組んで、またとんでもないことをやらかすつもりのよう。


2005年01月22日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 報道合戦は、とりあえずこれでひと段落かな?

  NHKに訂正・謝罪求める 番組改変問題で本社通告書朝日 )。 「誠意ある回答がない場合は法的措置を取らざるをえないことになる」と話したとのことで、物証や新証言が出せず、最終的に法的措置に至る可能性が高い以上、報道を武器としてのやりとりは終局を迎えていると思える(朝日の言う「誠意ある回答」はすなわち「朝日の報道内容を認めろ」ということ)。しかし、まともに考えるならこれまで出ている材料で朝日が裁判で勝てる可能性はほとんどない、としか思えないのだが……
  朝日新聞の社説 (1/22付)「NHK問題――ことの本質を見失うな」とあるが、ことの本質とはなんなのか。朝日は内閣の一員が番組作成に介入したと主張したいのだろうが、朝日が取材し、その証言と言うことで記事にした対象本人が直に「書かれていることは違う」と言われてしまった以上、朝日が立証しようとした「政治介入」の不確定さならびにその際の報道姿勢が浮かび上がることになる。すなわち、伝達手段に問題がある可能性が浮かび上がっているのに、その問題があるかもしれない伝達手段で伝えられた情報で問題提起を行おうとしている、というのが現状。これではことの本質もへったくれもない。
 現状はNHKが松尾元報道総局長らからの「朝日の報道が記者に述べたことと違う」ということや、 朝日新聞への公開質問状 にある
 さらに記者会見前日の電話で、松尾元放送総局長が、御社記者に対して「私の証言と記事の内容が違っている」と抗議をした際に、御社記者は「NHKにはもう話してしまいましたか」「どこかでひそかに会えませんか」「証言の内容について腹を割って調整しませんか」「摺り合わせができるでしょうから」などと繰り返しました」 *1
という部分に対して、朝日新聞側は取材記者自身の「実際はこういうやりとりだった」とか「そのような事実はない」という釈明もなしに、「NHKは嘘をついている!」の言葉だけ繰り返している、という状態。
 あるサイトで言われていたのだがこの状況は、北朝鮮当局が日本に渡した横田めぐみさんらの遺骨が本人のものではない、とのDNA鑑定発表に 北朝鮮側が具体的な根拠を出さずに遺骨鑑定は「ねつ造」と非難朝日 )している構図とよく似ている、と指摘されていて、笑った。
 ちなみに、上記の北朝鮮の日本非難の記事で朝日のものを使ってるのはわざとです。
*1: なんだよ、「摺り合わせ」とか「腹を割って調整」とかっていう愉快タームは。


2005年01月23日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ここんとこ電波浴をしすぎてましたが

 さすがに中毒気味になってきたので、次逝ってみよう!

[アニメ][特撮] 見事に繋がらねえ!

  仮面ライダー剣(ブレイド) 最終回。ジョーカー=相川始以外の全てのアンデッドが封印され、ジョーカーが勝者として認定されてしまった。人間としての心が芽生えた始の叫びもむなしく、世界を滅ぼすべくダークローチが大量発生、世界を混乱に陥れる。この状況を打開するには始を封印するほかない。しかし、唯一無事である仮面ライダー・ブレイド=剣崎は始を封印する決心がつかない。そして、剣崎が選んだ道とは……
 え〜、ぶっちゃけてネタバレしてしまうと、 剣崎はわざとアンデッドとの融合を進め、自ら二人目のジョーカーと化す。アンデッドが二体存在することにより、バトルファイトは終了していないと判断されダークローチたちは消滅。そして、剣崎はアンデッドとしての本能で戦うことを避けるべく、始たちの前から姿を消す。ある意味、過去のライダーたちの末路の中でも最も壮絶な最期。だけど、イマイチ乗れないのはなんでだろう? 剣崎と始の間に、剣崎が 人間としての自分を捨てるだけのなにかがあったとは思えない、ということが大きいだろうか。バトルファイト自体が終わってないという、曖昧な状態だからなのだろうか。映画版だと、テレビシリーズは剣崎がジョーカーを封印したことによりバトルファイトが終わった、という設定になっており、テレビ版最終回は明らかに結末が異なる。しかし、ただジョーカーが封印されるとむしろ始が主人公になってしまうので、その意図はわからないではない。わからないではないのだけど……
 去年のファイズは構成上の問題は色々あったが、オルフェノクの滅びを回避する存在・オルフェノクの王=アークオルフェノクを、人類の滅びを回避するために、それが自らの滅びと同義と知りつつ挑み、倒した木場と巧の、そしてその前には確定的な滅びを前にした異なる立場の二人の宿命的な葛藤があった。剣の場合には、それらが決定的に欠けたまま終末を迎えてしまった。このラストを見ると、會川昇は決して下手ではないのだけど、エンタテイナーとしては井上敏樹の立場は圧倒的に不動だ、と思える。いや、あの人はあの人でいろいろ問題はあるのだけど。
 いや、正直、最終回でもなんでもない デカレンジャー の方が震えた、ってのは、どうかと。
 次からは 仮面ライダー響鬼 だけど、どうなんかなぁ。う〜ん。
 ところで、最終回を見て思ったことは、烏丸所長は実は王大人?
  プリキュア は、珍しい女の子主人公のフィジカルアクションってことで、いや、それだけが存在意義なのかと言われると困ってしまう。いまのところ、まったくその通りなのだけど。今回は次期シリーズ ふたりはプリキュアMax Heart の番宣が公開。二人で戦うのは変わらないみたいだけど、そのバックアップ?に新キャラが出るようで……地味にいろいろ頑張ってるなぁ。
  舞-HiME #15。シアーズ財団軍の襲撃にHiMEたちが反撃、なんつーか、ヒーローものアニメそのものの展開なんですけど……愕天王は空まで飛んでるし(愕天大王に変形は、さすがにしないか)。意外にあっけなくシアーズ財団は敗退、事件は解決したけど楯は自分の無力さを募らせるばかりの上、志穂がオーファンに襲われた罪悪感にさいなまれるようで……今後の展開がまるで読めんなぁ。次回のなつきのアホコスチュームに期待しておきますか。「お風呂場でドッキリ!」も当然な!

[その他] どっちが本当?

  ベトナムの「海賊船」が中国船襲撃 中国外務省発表産経 )。ところが、ベトナム側では次のように発表している。 中国国境警備隊がベトナム漁民8人を殺す=領海内に迷い込む?goo News )。なんだか発表内容に大分開きがある。どちらが本当だろうか。まあ、東南−東アジアの海は、決して平和でもなんでもない、国同士の思惑がからんだ場所である、ということだけは確かそう。


2005年01月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] う〜ん

  弁護士・小倉秀夫氏の2/24の記述 を見て首を捻る。確かに新聞社といえ、会社である。会社にはスケジュールがあり、納期があり、社員はそれに間に合わせようと日夜戦っている。新聞社であろうと会社なのだから、このことは事実なのであろう。また、記者の性急な記事にやはり性急に返答をしてしまったのは、返答をしてしまった側のうっかりミスというのはそうだろう。その辺には異論がない。
 だけど、それって消費者としての新聞購読者の立場がないんだよなぁ。抗争として見た場合は、私もそうやって見て楽しんでた。が、購読者への説明をなしに裁判沙汰に落とし込む、という朝日の行動を見てると、「読者のための新聞」という「フリ」すらしていないという態度に興ざめしてしまった。いや、フリくらいしろよ、というか。あくまで報道機関としてドンパチやってほしいものだが。
 あと、いくら二組織の抗争として見てるからと言っても、ここまで購読者をないがしろにしてるのを見ると、さすがに萎える。読者への説明責任はないのか……

  民主・社民が首相答弁に反発、一時退席も 衆院代表質問朝日 )。こういう行動を見ていると牛歩戦術とか言う戦術になってない自己満足的行為を思い出し、確かに社会党の系統なのだな、と。ニュースに具体的な答弁が書かれてないのだけど、 こちら を見るしかないんか……しかし国会って野次が多いなぁ。(追加)よく見てみたら、なぜかウチのHDDレコーダーに国会中継が録画されていた。基本的に小泉首相の答弁は方向性を述べ、細部は原理原則論を述べて断言することを避けている形で、岡田氏の突っ込み逆に細かいところを突っ込んでるが基本は精神論にすぎない、という感じ。まあ、どっちもどっち(でも、たよりがいは小泉首相の方がありそう)なのだけど、切れて出て行った時点で岡田氏の負けだわな。第一、「歳出は増やせ、歳入は減らせ」って、まともな思考で言ってるとは思えない。北朝鮮への経済制裁に関して、牽制をしてもいたけど、岡田氏が「拉致邦人帰還者」について、「一度帰国させるべき」という意見を変えたという話を聞いたことがないなぁ……そして、岡田氏の質問長すぎ。内容を考えると余分な部分(感情的扇動・アジ)が多すぎ。あと、岡田氏の答弁には野次が飛ばず、小泉首相のときには飛ぶってことは、つまり、野次を飛ばしてるのは……

  ブッシュ、小泉首相ら有罪、実効性を 「イラク戦犯法廷」報告集会京都新聞 )。いや、この手の模擬裁判イベントをどうこうは言いませんけどね、「実効性」持たせたらいかんだろう……あと、「 また、同志社大の浅野健一教授は「イラクで拘束され殺害された人質を政府は守ろうとしなかった」と非難。」って部分は、各機関が犯人グループとの接触を試みたり宗教指導者グループからの呼びかけを求めたりして、あからさまに事実と反すると思うのだけど……おそらく彼らは、自衛隊の撤退以外は「守るための行動」とは認めてないのでしょうが。
 しかし、見るニュースが偏ってるのかもしれないけど、京都新聞って記事傾向がかなり偏っているような……


2005年01月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ベーカー大使は本当はなんと言ったのか

 などと愛・蔵太さんのまねっぽく。 (でも結局結論は出てません)
  「中国との関係を修復して」と注文 ベーカー大使 ( TV朝日 )。ここはすぐ記事内容が移ったり消えたりしてしまうので全文転載しておく。
 3年半の任期を終え、来月帰国するアメリカのベーカー駐日大使が、日本政府に対し、冷え切った中国との関係を修復するべきだと注文をつけました。

 ベーカー大使は「中国のような国が、どのような関係を日本と構築しているか。それが日本にとって本当に重要な課題だ」、「日中両国は協力して前進する道を探る責任を持っている」と述べ、小泉総理大臣の靖国参拝問題などでこじれた中国との関係を修復するよう求めました。また、北朝鮮の拉致問題や核の問題に関連して、東アジアの平和と安全を維持するために、日本がより一層の役割を果たす必要があるとの認識を示しました。
 え〜、朝日の注意キーワードとして「米国」「中国」「政府」「北朝鮮」があると書きましたが、これにはそれらが含まれてます(「政府」とは書いてないけど、小泉総理大臣云々とあるから)。ところが、この記事、よく見ると「いつ」「どこでの」発言なのかが書いてない。タイミング的に見て、 永田町での異文化フォーラム での発言だとは思うのだけど。 元スピーチがどこかにあれば参照できるのだが、まだ 在日米国大使館 のサイトにはアップされておらず、なんと言っていたのかはわからない。どこでの発言かも書かれていないので 2004/12/14の記者クラブでのものです とかいう強弁もできるわけだが(もっともこの記者クラブのスピーチ原稿では日中米の三国の関係の重要性を述べているが、靖国問題により日中の仲がこじれた趣旨の発言は一切ない)。在日米国大使館にある氏の発言を見ると、わざわざ日中関係で日本側を糾弾するような内容を述べるとは、ちと考えにくい。また、記事を見ると「靖国云々」のくだりはカギ括弧くくりではなく、ベーカー大使の発言ではなく朝日が勝手に付け加えている解釈である可能性も高い。そうすると、 「中国のような国が、どのような関係を日本と構築しているか。それが日本にとって本当に重要な課題だ」「日中両国は協力して前進する道を探る責任を持っている」とだけ出ているのとずいぶん印象が違う(日中双方に友好関係を呼びかけているのみで、「現状が悪い」だとか「日本の行為のせい」という意図はあまり読み取れない)。朝日に電突する気もないが、一応異文化フォーラムでの発言が出てくるのを待とう。
 しかし、 中国の活動もいつもどおり微妙読売 )なんだけどね。
追加:とか言ってたら米国大使館に ベーカー大使の公演内容 が公開された。中国に関する部分を引用する。
But my friends, the real challenge for Japan, in my view, comes from how you arrange you relationship with China. China is growing in economic and political influence, but so is Japan. Japan and China have a mutual responsibility, I think, to find ways to work together productively.
つたないながらも訳すと 「しかし、友人たちよ、私から見た日本の本当の挑戦というのは、いかにして中国との関係を調整するかになる。中国は経済的、政治的影響力を成長させているが、日本はそうではない。日本と中国は共に生産的にことをなす道を見つる相互の責任があると考える。」となる。つまり、相対的に中国が国力を増大させている中で中国との協調もしていなければならない(それもお互いに)、という一般原則論以上の発言ではないですな(日本に耳の痛い部分はあるし、裏になにか含んでるかもしれないけど)。当然、靖国とかなんとかなんて「一言も」出てません。もっと言えば「どのように」も。そして、中国に関する発言は1870単語中48単語分のみでした。テレビ朝日は報道するなら「公演の中で中国との関係改善を求める発言もなされました」くらいにしておくべきでしたな。

[その他] 実はあんまり変わってない

 あと、戦中戦前の言論統制について余談。マスコミは一様に政府が検閲し圧力をかけたことで自由に物が言えなくなった、という顔をしているが、実はマスコミ自身の自主規制の方がはるかに多かった。外来語を「敵製語」として日本語に言い換えたのも、自主規制。戦中の回顧録や戦記を読むと、前線の兵士ですら萎縮することなく普通に外来語を使っていたのがわかる。また、政権への批判も行われていた。少なくとも不可能ではなかった。自由に言える空気だったかとかはあるけども、今日思われてるような「言論統制」とはちと違う。
 当時の世情・雰囲気や世論(もっとも、それの少なからぬ部分はマスコミが作っていたのは間違いないが)などもあるし、行政側の問題もあるのだが、さまざまな理由のうち行政ばかり糾弾され全部悪いことにされてしまい、マスコミ側の行動はうやむやのまま今日まで来ている。
 こういうマスコミ自身に都合の悪いことって大抵のマスコミは取り上げないものだから、実は知らない人が多いんだよなぁ。NHK問題で国による言論統制と戦前戦中になぞらえ大げさに騒ぎ立てる人は、その時代には別に学ぶべきことがあると知るべき。
 ちなみに昨日のなぜか国会中継が録画されていた件については、その時間帯に本来放映するはずだった昔の新選組映画の録画予約がそのまま置き換わってしまったよう。インデックスはそのまま「国会中継」に置き換わってしまって、便利なのかなんなのか(まあ、二時間しか録画されてないんだが)。
 今回は国会中継に取って代わられてしまったが、こういう古い映画とかBBCなどの気合の入った特集番組をやってくれるのはNHKくらいなので、週刊誌とかで「NHKの番組はつまらん」と書かれてるのを見ると「そのつまらんNHKの番組より民放の方がもっとつまらないんですけど……」と思わずにはいられない。自分たちの先輩が40年前、いや、30年前でいいからどんな番組を作ってたか、見て反省して欲しい。


2005年01月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] カラスの味・海自の間違い?

 以前、深+のマスターに中国ではあまりカラスがいないらしい、とDさんに聞いたことを話したら、マスターいわく「そりゃ、食っちまったんだろ」。アグネス・チャンが日本にやってきて当初、公園の鳩を見て「どうして日本人は獲って食べないのか」と言ったという有名な逸話を引かれたが、しかし、以前カラスの肉は不味くて食えたものではない、と聞いたことがあり、いくら「四本足はテーブル以外、空を飛ぶものは飛行機以外なんでも食う」と言われた中国人でもカラスは食わないんじゃないか、と思った。思ったが、カラスが不味いという証拠もないので、反論はできなかったのだけど、 知識の泉 Haru'sトリビアさんでカラスの味についての話題 が。東北の湯治場で「ろうそく焼き」というカラスの肉を使った名物があるらしく、それを食べた方の本にそのことが記されているらしい。正確には「不味い」というより「臭い」らしいのだが、線香みたいな臭いって……香辛料をたっぷり効かせればなんとかなりそうな気もするが、湯治場のおじちゃんも「不味い。食えたもんじゃねえ」って、そんなもの、食糧難の時代ならともかく、観光客用に売ってええんかい。まあ、なんでも食べる中国の人も、あんまり好んで食べそうにはないなぁ。
PS.カラスの皮膚がどす黒いってのは知ってました。なんか肉も変な臭いがしてた気がする。いや、確か小さいころに死んだカラスをいじったことがある気が……臭いは腐りかけとかそんな臭いじゃなかったような。(食ってません)

  日本領海上に現れた中国の駆逐艦についての海自のニュースリリース 。この「ソブレメンヌイ級」がどういうものか、だけども、 軍板のスレッド で喧々囂々されている。このへんは下手にコメントつけると恥かくだけなのでやめておこう。ただ、某所で「ソブレメンヌイ級は蒸気タービンでディーゼルじゃないぞ。最大速力も33ノットある。大丈夫か、海自」というのを見たので(速力についてはさすがに巡航速度だろうけど……)、調べて見る。この手のデータで日本のサイトを確定的に扱うのは危険なので、英語サイトを。そうすると Chineese Difence Today なんてのがあるんですな。検索して初めて知った。 ソブレメンヌイ級の解説 のPROPULSIONを見ると、「 Main propulsion include two steam turbines, each with two high pressure steam boilers rated at 50,000 hp in total, two fixed pitch propellers, giving a max speed of 32.7 knots.」だそうで。その下の方に「 Generating Capacity: Turbogenerators 2 x 1,250 kW; Diesel generators 4 x 600 kW」ってあるんで、これを間違えた可能性がありますな。他のいくつかのサイトを見ても、まあそんな感じ。広報担当官だとそんなものなのかもしれない(ええんか?)。まあ、海自ニュースリリースで提示されてるJANE'Sを見れば早いんだろうけど(当然持ってません)。それとも、普通このばあい「機関」と書かれれば「推進機関」だと思ったのだけど、「発電機関」なんだろうか?(そんなバカな)

[その他] カレー食べたい

 夕方に突然「カレーが食べたい病」が発生。それもレトルトのとかフランチャイズのではなく、洋食屋とかカレー専門店のちゃんとコクのある日本風カレー。しかし近隣にはそんなカレー屋はなく(ココ壱ならあるんだが)、大須に行けばなんかあるだろうと行く。
 で、大須のちょっと裏小路に入ったところにある キッチンシロー へ。これまでも何度も店の前を通っているのだが、入るのははじめて。名古屋ではテレビとかでもわりと取り上げられてるお店なのだけど、ものすごくこじんまりとしている。中には四人がけのテーブルが四脚のみ。晩御飯時にはずれていたせいもあり、お客は私一人。店員もコックでもあるご主人だけ。ここは本当はハンバーグがいいらしいのだが、カレー食べたい病にかかっているのでカレー。っつーかレディースセットのカレーセット。レディースセットって知らずに頼んでしまった。別に男でも普通に注文できたが。待つことしばし。出てきたカレーは、いやもう私の食べたかった洋食屋のカレーそのもの。ガツガツと意地汚く食ってしまいました。
 この手の店だと、雑誌や新聞に取り上げられた記事が飾ってあったりするものだけど、ここもそう。ひときわ大きく飾られてるのがグルメぴあの洋食屋特集のもの。読者投票によるランキングなのだけど、キッチンシローは5位。ちなみに名古屋地区で、ではなく、全国からの投票で。ところがびっくりするのはそこじゃなくって、トップ10を見ると、キッチンシローを含め大須の洋食屋が三店入っている(他は キッチントーキョー御幸亭 )。1位は東京の店だったが2位も大須ではないが名古屋の洋食レストランで、大須以外だが名古屋の店が結構ある。これは投票の母集団が名古屋に偏ってたのか、それとも実は名古屋は隠れた洋食王国だったのか。事実はどうなんだろう?
 それはともかく、カレーはたいへんおいしゅうございました。思わず会計の時に頭下げて「ありがとうございます、ごちそうさま」って言ってしまい、ご主人もびっくりしたのか「いえ、こちらこそありがとうございます」って返してた。
 私と丁度入れ違いくらいに男性の客が一人、入ってきてた。どうも常連さんのようで、やはりそういうお客が多いらしい。なんかそういうのを見てると、店に飾ってある新聞・雑誌記事もちっともいやらしくなく、ご主人のささやかな誇りのように思えた。
 今度はハンバーグを食いに行ってみよう。


2005年01月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] カラスの味 続き

 Sgt.ytkさんからメールがあり、昨日のカラスの話題について、「中国ではないが、韓国では肉が滋養強壮の薬効があるとして一時期乱獲された」とのこと *1
 あ〜、そっか、漢方って可能性があったな、と思い調べると、やはり本家中国でも漢方薬としてカラスの肉や頭(!)を使うらしい。肉はまんま「烏鴉」、頭は「烏鴉頭」と呼び、その他胆嚢、羽までも用いるらしい。うわ、マジですか? 確かに臭くっても「薬」としてならガマンできないことはないのかも……もっとも、これにより乱獲されたかまではわからなかった。
 個人的にはやっぱ大躍進のときじゃないかと思うんだけどなぁ *2

 で、そのメールに書いてあったのだけど、茨城には「ロッキード観音」なる観音様が建立されているらしい。やっぱり ロッキード ってからにはF-16にまたがってるんだろうか!? と期待して URL を開いてみたら……なんだ、普通の観音像だ。orz *3
 なんても橋本登美三郎元運輸大臣(ここ、何故か私が橋本龍太郎と勘違いして書いてしまい、Sgt.ytk氏の再度の指摘により訂正)が後援者となって建立されたらしい。ロッキード事件の渦中だったので当時「ロッキード観音」などと呼ばれていたらしいのだが、今では年配の人がそう呼ぶくらいのようだ。う〜む、残念。
*1: ちなみに近年は乱獲が減ったそうだが、理由が保護されたとかではなく、今まで山野にいて自然の草木を食べていたのが街で生ゴミをあさるカラスが増え、薬効が減ったと思われているためらしい……
*2: 「スズメは害鳥である」(実った米を食べてしまう)として人海戦術による一大駆除が展開され、スズメは減ったのだが、結果それまでスズメが食べていた害虫が大量発生、大凶作に陥ったという……
*3: そんな物騒な観音像があるかっての。

[その他] すぐバレる

 私も取り上げたTV朝日のベーカー大使の発言の報道とか、最近「なに考えてるんだろうなぁ」と思える報道が多い。いや、多分そういう報道は元々あったのだろうが、それを「なに考えてるんだろうなぁ」と思えることが多くなった、と言う方がいいのか。
 理由は至極簡単、ネットインフラの整備・充実だ。たとえば、同じ事件を別の新聞がどのように報道しているかを調べるには、ネットがない場合複数の新聞を購読するか、図書館などに行って記事を付き合わせるしかなかった。今は、ネット上で参照できる(全部の記事が、ではないが)。また、「誰かがこう言った」という報道の場合、昔はなかなか元発言が参照できず、複数の報道をつき合わせ検討するくらいしかなかったことも多かったが、今は公式に映像や原稿が公開されるものも少なくない。使い方さえ誤らなければ、利便性ははるかに増している。 *4
 不思議なのは、これだけネット環境が充実して実際はなんと言っていたのか、あるいは他のマスコミではどう報道してるか調べるのが容易になり、報道内容の(恣意的としか思えない)誤りや偏りが判明しやすくなったのに、何故先のベーカー大使報道のようなことを、平然と(かどうかはイマイチ不明だが)あまりに不注意に繰り返すのだろう?
 朝日の場合あまりにわかりやすいものが多いので取り上げることが多いけどもこれは別に朝日に限ったことではなく、各社の事情など知る由もない身としては、世間にはそんなことを検証する能力はないとたかをくくっているようにも見える(確かにマスコミに比べれば出来ることは限られるが)。
 どっかの人みたいに「ネットやブログはマスコミに対抗しうるジャーナリズムだ!」などと大真面目に主張するつもりもないが、ネットのなかった頃よりおかしな報道はそれをつつかれやすい状況ではあると思う。
 まあ、例として国籍条項を理由に都管理職試験拒否が合憲と判断した裁判についての各社報道。
外国籍職員訴訟、昇任試験拒否は合憲 都側が逆転勝訴朝日
外国籍受験制限は合憲、最高裁が初判断 都の管理職試験産経
都の管理職試験、外国籍受験制限は合憲 二審破棄、最高裁が初判断産経
都国籍条項訴訟:門戸開放の流れに水差す 最高裁判決毎日
国籍理由に受験拒否は合憲…都管理職試験訴訟で最高裁読売
都管理職試験、国籍制限は合憲・最高裁大法廷日経

社説で取り上げている各社の見出し(すべて1/27)
産経「【主張】国籍条項訴訟 常識にかなった合憲判決」
朝日「外国籍管理職――時代が分からぬ最高裁」
読売「[管理職試験訴訟]「『日本国籍』明確にした最高裁判決」」
日経「外国人任用で最高裁初判断(1/27)」
毎日新聞では触れられてませんでした。 28日付の社説で取り上げられました。
毎日「国籍条項訴訟 住民の意思が門戸を広げる」
 なお、韓国では在韓外国人の公務員採用自体が、禁止されているとか(未確認)。
*4: 無論、有象無象の雑音もはるかに多くなったし、ゆえにフィルタリングや情報整理、検索能力の重要性も増している。が、一応公式に発表されたものは(最低限、公開する主体の意図に沿ったものとして)信用できると思われる。

[マンガ][アニメ] 赤ずきんちゃん(に)気をつけて

  東京赤ずきん(2)/玉置勉強 。エログロ悪趣味フリークス、と良い子には決して見せられないマンガ。かなりイッちゃってるはずのヴィヴィアンですら雑魚キャラ扱いの変態オンパレード。悪魔とか魔界とかもいよいよ本格的に絡んできて、ますます良い子は見ちゃダメ度と面白さが上がってきてる。こう、真正面から来られるとうれしいなぁ。
 しかし、いまさらだけど「どこが東京やねん!」ってキャラ多すぎ。居酒屋は日本だったか。
  舞-HiME #16。シアーズ財団も消え、今後の利便のため、碧から「HiME戦隊」結成が提案、その親睦会と称したバカ騒ぎの裏で、残酷な事態が進行していく……
 まあ、ラストのあれが一番のキモなんですが(いや、お風呂場でドッキリの方じゃなくって)、見所はなつきの何かを勘違いしているアイドル風コスチュームとか、お風呂場でドッキリとか(やっぱりそれかい)。なつきはマンガ版でもついにヨゴレのかませ犬路線決定だけど、以後の見せ場はあるんかいな? 次回は白無垢のHiMEが出てくるらしいけど、白無垢ってえと、やっぱあの娘かねえ。あと、やっぱりこういう展開になったからには、黒幕は当然「神崎」……(士郎じゃないって)
  ファンタジックチルドレン #16。惑星ギリシアでの出来事中篇。今まで、単純になにか事故が起こってそれからティナを退避させるさせるために転生装置で魂を地球に送ったと思っていたのだけど、ことはそんな簡単ではないようで。タイタス王の、娘を思う気持ちゆえに狂った、その暗愚さが痛々しい。


2005年01月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] マスコミが流さない香田証生君人質事件の経緯

  馳浩の永田町通信一月号 。谷川秀善外務副大臣の森派総会での発言。
 唖然。あまりに生々しい。そして救出ができなかった関係者の無念と、香田君のご両親の心中の傷が推し量りがたいことが伝わってくる。
 香田君関連はご両親の心中察するに余りあり、ある時点で取り扱うのを差し控えたのだけど、これは人目に触れるべきことだと思い、勝手ながらリンクをさせていただく。


2005年01月30日() 旧暦 [n年日記]

[その他] おうちでカレーが食べたい

 先日のカレー食べたい病の後遺症で、家でカレーを作る。野菜は大ぶりに切って肉は切り落としの安い奴。それをじっくり煮込んで一晩置く。私がカレーを作るといっつも底が焦げ付いて焦げ臭くなってしまうのだけど、今回もそうなってしまった。でも、それを除けばうまかったです。なべいっぱいに作ったので、しばらくはカレーか。

[アニメ][特撮] 踊る大仮面ライダー

  仮面ライダー響鬼 。いや、先週まで放映していたブレイドと比較するといろいろ突飛というか、突飛過ぎるんですが、まあ、それはいいんです。平成仮面ライダーは第一作の「クウガ」は高寺プロデューサー、「アギト」「龍騎」「555」は白倉プロデューサー、「剣」は日笠プロデューサーだった。プロデューサーが全部を決めるわけではないけど、「アギト」以降は、「剣」まで含めて、白倉ライダーと呼んでも良いと思う。「剣」の製作には白倉氏は関わってないのだけど、「剣」が白倉ライダーの強い影響を受けて製作されたことは明らかだ。カードなどのガジェット、主人公チームの構成、エンディングの有無など。が、今回の「響鬼」はそれとはまったく違う。やはりこれは「高寺ライダー」だろうと思う。バイクに乗るかどうかわからないので、「ライダー」ってのはどうかとも思うけども。第一回を見た限り、まだちょっと判断はできないのだけど、ただ、主人公のタイプは「清く正しいヒーロー像」で、今回「おやっさん」を出すとかサポートキャラに「立花」という名字のがいたり、やはり旧ライダーに強いリスペクトを抱いていることがわかる。う〜ん、ちょっと苦手なんだけどな、そういうの。ライダーとしては違和感全開だったデザインは、慣れるとやはり悪くない。まあ、見てみないとわからないけど、はっきり言えるのはひとつ。突然歌いだすのはどうかと……
  デカレンジャー はついに最終回まであと一回。最終回付近は予算の問題でいろいろ苦しくなってくるのが特撮番組のネックなのだけど(すでにスポンサーは次の作品に関心を移すので、終わってしまう番組に大量の予算を投下しても広告としての意味がない)、なんとデカベースがエージェント・アブレラに乗っ取られるという展開。最大の味方が最大の敵と化してしまう。これまで出たキャラとかもちょっと出て来て、なかなか良い感じ。あと一回、このテンションを保ってくれるだろうか?
  ふたりはプリキュア 最終回。う〜ん、まあ、こんな感じですか。闇の三戦士は消えたままなのか、ってのがちょっとかわいそうな気も。ある意味、巻き込まれただけなんだけどなぁ、彼ら。メップル・ミップルともお別れだけど、来週にはすぐ次のシリーズってのがわかってるからなぁ。新キャラが出るが、これはどういうキャラなのかまったく不明。プリキュアって実は主人公はあくまでなぎさ一人なんで、話の基本構造はあんま変わらないんじゃないかと思える。
 友人から都合してもらって JINKI:エクステンド を見る。う〜ん、ちとこれは……ロボットの重量感とかは結構いいセンと思うのだけど、ツッコミどころ満載、というかほとんどツッコミしか思い浮かばないのは、どうかと。ご都合主義が過ぎるというか、とりあえず戦場で自己嫌悪を吐露されたりそれを責めたりをされても、困るだろう……とりあえず動かんと死ぬんだから。主人公が才能だけで無条件に認められてしまう、ってのも、ちょっと。ちなみにもっとも笑ったのはスポンサー紹介のイラスト。作画とかは非常に良好なんだけどなぁ。


2005年01月31日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] イラクの選挙

  朝日新聞 ではあいかわらず大々的に 選挙を狙ったテロ を一面に載せていたのだけど、多国籍軍の中核となっている アメリカは大成功だ、と発表 している。 イラク暫定政権首相もテロリスト側の敗北と発表 、実際にはこれは長い戦いの第一歩に過ぎないのだろうけど、その第一歩を踏み出せたことは重要ではないかと思う。各国、国内勢力の思惑もあって、さらにそこにテロが絡み、無菌的にクリーンなものではない。最大政治勢力となったシーア派による他勢力の弾圧の恐れもある。同じくシーア派が多数を占めるイランとの接近を危惧する声もある。それでも選挙という行為が国民によって行われ、その代表が選出されたことは、イラクの復興に必要不可欠な一ステップである。それをテロ行為で妨害しようとした勢力は一体なんであるのか。一部の人は彼らを「レジスタンス」と呼ぶ。だが、国民を敵視し傷つけることを是とするレジスタンスなどいない。今回の選挙は彼らが望まざることだった、と言える。このような妨害にも関わらず投票率が70%を超えたということは、イラク国民の大部分がテロリストたちとは意思を異にするという、最大の意思表示でもあるだろう。犠牲は大きく、重く、また先の道のりは決して平坦ではないが、それは決して無駄ではなかった、と思う。

  中尊寺ゆっこ氏、死去朝日 )。 ご本人の公式ページ でも発表されています(現在非常に負荷がかかっています)。昨夏から闘病中だったとのことで、全然知らなかった……「ええ!? まだそんな歳じゃないのに!」って方が亡くなるのは、やはり堪えます。

  映画産業、過去最高の興行収入NHK )。特に日本映画のヒットが多かったというのが意外。むむ、日本映画が斜陽と言われ早何年という感じだが。それともヒットが偏ってるってことなんだろうか?