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2010年01月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#45とW#17

  シンケンジャー #45「影武者」。レッドが倒れたシンケンジャーの前に突然現れた「志葉家十八代目」を名乗る少女、志葉薫。彼女はレッドに変身すると、強力な火のモヂカラで敵を一掃する。突然のことに戸惑うシンケンジャーの前で、彦馬はその経緯を説明する。先代レッドは今のままではドウコクを封印するモヂカラを会得する前に敗れると悟ると、一時的な効果しかないことがわかりながらも自分の命を引き替えに不完全な封印のモヂカラを使うと共に、志葉家正統の血をつなげいつの日か封印のモヂカラを完成させることに一縷の望みを託し、侍の家系ではないが、モヂカラの才能を持つ子を我が子の影武者に仕立てた。それが丈留だった。
 丈留は自分がニセモノであることを知りつつ、しかしドウコクを封印できる志葉家正統を守るため、仲間にもそのことを隠して影武者として振る舞い続けていたのだった。
 そうせざるを得なかった理屈はわかる。侍ならば主に仕えねばならないのも分かる。しかし、これまで戦い続け、丈留を真に心から尊敬できる殿様として、仲間として認めてきたシンケンジャーたちは完全に納得することができない。
 その彼らの前に傷ついた体の丈留が現れ、薫に傅くと、皆に「姫と一緒に戦ってくれ」と言い残し、志葉家を後にする。
 ただ一人、侍でない源太は自分の気持ちに従い丈留を探し屋敷を飛び出すが……

 誰が悪い、ってわけではないのだよなぁ。本当の爺はいけすかないけど。姫様も、影に隠れて安穏としていたわけではなく、誰かを身代わりとして生きることを良しとせず、封印のモヂカラを必死で会得したのだし、突然本当の当主として自分が現れたことに皆が動揺するのに理解も示してるし。
 しかし皆は、その事を理解しつつもやはり納得ができない。それでも使命と、現れた外道衆を退治しに向かうが、姫様の強さは認めざるを得ないものの、やはり心に引っかかりを抱え続け戦いは精彩を欠く。
 そして、侍の使命、丈留の気持ちは理解できるものの「みんなはタケちゃんの言う通りにしてくれ」と言い、丈留を追って出て行った源太。元々、幼なじみの丈留を助けるためにシンケンジャーになったのだしなぁ。しかし仲間をこれ以上騙し続けなくていいと安堵すると共に、これまでの自分を全部失ってしまった丈留にかけるべき言葉がない。
 からっぽになった丈留に「なんでもいいからさせないと」と、源太は寿司を握らせようと屋台を取ってくるが、丈留の姿はいつの間にか消えていた。
 丈留の向かった先は志葉家の菩提寺。先代の小さな墓の前に立つ彼の前に、十臓が現れ切り結ぶことを求める。「何もないよりはいいか」と殿様でなくなってしまった自分を笑い、丈留はシンケンマルを抜く。
 仲間にも言えない何かはあると延々伏線は張られていたけど、最終回間際で明かされる衝撃の事実。仲間の受けたショックは、たった一人で重いものを抱えていた丈留に気づけなかった自省になり、それは形を変えて姫への消極的反発として現れる。とは言え、姫様は人柄も悪くはなく、腕も立ち、ましてや彼女の責任ではない。
 「仲間」ではなく「主従」という珍しい形(カクレンジャーもまあ主従だったんだけど)だったのが、一緒に行動する内に主従を越えた絆を得ていたはずが、再び「主従」の拘束が、これまで築いてきた絆と反する形で突きつけられる。
 このままでは話から浮きそうだった十臓も最後に重要な役所になりそうだし、さて、どういう形で決着を付けるのか。


  仮面ライダーW #17「さらばNよ/メモリキッズ」。なじみの理髪店で散髪してもらいながら上機嫌で隣の男と風都談義をする翔太郎。お互いどれだけ自分が風都を愛してるかの自慢になるが、相手の男はなんと園崎家の婿・霧彦。お互い決着を付けようと外に出て変身するが、途中で理髪店の店主が翔太郎を捜しにやってきて物別れに。
 店主の用事は、しばらく家に帰ってこない娘の茜を探してくれというもの。流行のプチ家出では? と言う翔太郎だが、店主は「そんな娘ではない」と納得しない。
 自身も心配になり女子高生情報屋のクイーンとエリザベスから、彼女と仲間がよく出入りしている場所を聞き出す。
 茜たちを見つけた翔太郎だが、明らかに柄の悪い彼女の仲間が、翔太郎を追い出そうと取り出したもの……それはガイアメモリーだった。メモリを使ってバードドーパントに変身する彼らを、Wに変身して軽く一蹴してお仕置きする翔太郎。しかし、相手は変身を解いたかと思うと、仲間にメモリを渡し、今度はその子がバードドーパントに……
 メモリを使い回すなど見たことがない翔太郎は動揺し取り逃がした上、最初にメモリを使った子が突然苦しみだしたため、一時彼を病院に運んでいく。
 茜の友達でやはり仲間の弥生によると、どこからか手に入れたガイアメモリを最初は遊び感覚で使っていたが、次第に暴走、茜たちが止めるのも聞かず、次第に人を襲うようになったのだという。
 その一部始終を影から見ていた霧彦もまた、その光景に衝撃を受ける。「崇高な目的のために薄汚い大人を犠牲にするのはいい。しかし、子どもたちにガイアメモリを使うのは組織のルールに反するはずだ……」。早速そのことを琉兵衛に報告し、琉兵衛もまた「対処する」と約束するのだが……

 三条脚本の定番、敵幹部の寝返り展開ですか? とは言え、タイトルからするとN=ナスカドーパント=霧彦退場っぽいのだけど……
 自らを「地球に選ばれた家族」と言い、ガイアメモリ流通を「人類を新しい生命に進化させるため」と嘯く琉兵衛。しかし、一度はガイアメモリを捨てた若菜に有無を言わせず受け取らせるなど、目的のためには手段を選ばない狂気を垣間見せる。霧彦は疑問を抱きながらも、その理想に今のところ心酔してるのだけど……
 ガイアメモリは使用者に対し各々のメモリに応じた処置を施さないといけないらしいのだけど、元々が複数人にその処置を行うはずがないらしい。それが敢えて行われたということは、茜の友人たちは組織の実験に利用されたということか。どうも過去にもいろんな非人道的な実験が行われたことがほのめかされてるし。
 次回予告では霧彦が裏切り者として襲われてるところから見ると、琉兵衛の目的が自分の信じた理想と事なり、風都を傷つけるものと気付くのか。
 ところで理髪店の店主、アゴ勇みたいだなぁ、と思ったら、アゴ勇でした……


2010年01月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] すっかり麻痺してた

 いかんなぁ。
 今日ふと気付いたのだけど、「国の資産の大部分を抱えながら放そうとしない高齢者層」と「貧困化する(比較的)若年労働層」という社会問題を、対立構図みたいに当たり前に自分自身が捉えていた。
 不景気で国内資産が移動しない、ということも、若年労働層に金が回らない、ということはそれぞれに問題なのだけど、別に対立構図ではないのだよな。
 たまに職場でわりと深刻な世間話をしてると、またごくたまに「老人がどんどん消えないかなぁ」と、冗談めかしてではあるけど言う人が出て、苦笑いしながら流してはいたのだけど、でもそういう発言が出ること自体はあまり違和感を感じなかった。
 高齢者層って言っても資産のある人、ない人、それぞれその中でもいろいろあるし、一般的に言っても若者のように働けない身で、体が動かなくなったらどうなるのか、寝たきりになったらどうなるのか、と思えば、お金を無駄に放出しようとは思わないのは当然だろう。もっとも、世間の同年齢よりかなりの報酬を得ているご年配の人が「老後は資産価値も上がるし東南アジアに移住しようかな」と言ってるのを聞いた時は流石に「う〜ん」と思いましたが。まあ、日本に絶望して海外に逃亡するのは別に年代に限らずあるし自由なんですが、わずかなりとも自分たちの選択で今の日本を作ってきた年代の人がそう言ってるのは、ねえ。


2010年01月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] いやまあそれはさすがに

  鳩山首相:「勉強したい」…内田樹さんの本など28冊購入毎日 )。え〜? 今から勉強するの? ってありがちな突っ込みはさておき、これって麻生氏が行ったパフォーマンスの真似だよね? それも、麻生氏の場合は世情に通じてると、親しみを持たせるためだったけど、経済関連の書籍……いや、鳩山氏って元々経営工学が専門じゃなかったっけ? 経済もそう遠い話じゃないでしょうに、「キーワードを掴む」って、いや、それはさすがにちょっと……
 エコポイント等も麻生氏の真似だし、本当になんなんだろなぁ。

[アニメ] ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド#1

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #1「プロムナイト」。噂の真偽を参加キャストの投票で決める人気番組「アストレイアの天秤」。今日の話題は今巷を騒がせている吸血鬼事件だった。たった一人を除いて犠牲者は亡くなり、犠牲者の全ての首筋に吸血鬼の牙の痕のような傷が残っていた。参加者のほとんどはもちろん「吸血鬼なんていない」と言うのだが、レポーターのインタビューに、「吸血鬼の女王」と名乗る人物が現れる。当然のようにニセモノ扱いされる中、当の人物がスタジオに登場するのだが、彼女は「吸血鬼のいる証拠を見せましょう」と言い出す。彼女がスタジオに持ち込んだものとは……

 確か原作の第一話はこうじゃなかったよなぁ。最初は某バラエティ番組のパロディで「???」なのだけど、原作のキモが「現実の東京に現れた吸血鬼の居住区」なので、現実をファンタジーの住人が浸食する、というのを顕著に示す意味でコレはアリかも。最初のとっつきでちょっと戸惑うけど。
 皆の意見が「吸血鬼なんていない」に傾いていく中(元々「いる派」もほとんどテレビ受け狙い)、吸血鬼の女王が示したのは、吸血鬼事件の犯人の腕と言うもの。出演者の科学者は「科学的鑑定はしたのか!」と詰め寄るが、「吸血鬼の女王」はそれを歯牙にもかけず、本当の目的を語る。
 最後にヴァンパイアの女王ミナ・ハーカーが登場してバトルものっぽい展開になり、いよいよ本題のヴァンパイアバンド(吸血鬼居住区)が登場。今回ちょい出のアキラ、ミナと並んで、ある意味このヴァンパイアバンドが主役だし。
 改めて見たら新房監督ですか。原作者も出てるし(ビジュアルは結構本人に似てる)。
 つか、ヴェラさん胸揺れすぎでね? 


2010年01月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] どこかで見はしたんだけど

  俳優の奥村公延さん死去河北新聞 )。名前はよく知らないけど、どこかで見た顔だなぁと思ったら、映画「お葬式」の亡くなったお爺ちゃん役だったそうで。
 ああ、なるほど、と思ったけど、まだなんか他に見覚えがある。死体の顔じゃなく、なんか満面の笑顔を見た記憶があるんだけど……と思い Wikipediaの故人の項目 を調べたら、ああ!  アバレンジャー の「恐竜や」のマスターか! つか、言われれば納得なのだけど、この二役が今までまったく結びつかなかった。毎年恒例の旧戦隊と現役戦隊のVシネマ(今年は映画)でときどき恐竜やが出てたそうだけど、もうマスターは出てこないのか……名前も覚えてなかったのになんだけど、なんだか妙に胸にぽっかり穴が空いた感じ。今はただ、合掌。

[アニメ] はなまる幼稚園#1とデュラララ!!#1とおまもりひまり#1

  はなまる幼稚園 #1「はなまるな入園式/はなまるなおかあさん」。初出勤の職場に遅れそうになってる青年、土田。途中で忘れ物を取りに行ったお母さんを待ってる幼稚園児の女の子が気になって声をかけるのだが、ナンパと騒がれて大慌てしてしまう。実は土田の職場というのは幼稚園。今日は新しい園児たちを迎える入園式だったのだが、緊張で眠れず、寝過ごしてしまったのだ。
 初日早々にポカをやらかした土田は、新しく同僚になった山本先生に一目惚れして、いいところを、というよりこれ以上かっこ悪いところを見せまいとするのだが、入園した園児の中に今朝の女の子がいて……

 GAINAXの新作……って、ええ!? GAINAX!? いや、OP見るまで気付きませんでした。
 原作はヤングガンガン連載の一癖も二癖もある園児たちと新米先生のほのぼのもの。活発を通り越してはた迷惑な杏がメインで、新米保父の土田がそれに振り回されるのだけど、杏は土田に一目惚れしてしまい、結婚すると言い出す。しかも杏の母親は土田の高校時代の先輩(学生時代に美術の先生と子供を作って自主退学)なため、(色恋沙汰ではなく上下関係的な意味で)微妙な関係に。
 つか、園児が ぽてまよ みたいですな。


  デュラララ!! #1「開口一番」。高校進学で田舎から東京の池袋に降り立った竜ヶ峰帝人(みかど)。小学校時代以来の親友で同じ学校に通う紀田正臣が出迎えてくれる。テレビのような刺激的な街を期待する帝人に「そんな大したことないよ」と街を案内する正臣だが、ラノベの新刊を全部三冊ずつ買いあさるカップルや、黒人の寿司屋の客引きなど、個性的な人々に面食らうばかり。
 しかし、この街ではそれ以上に刺激的なことが起こりつつあった。それは正臣が話してくれた「首なしライダー」の都市伝説に関わる事だった……

 直前の情報だとなんかいかにもな厨二病設定かなぁ、と思ったけど、厨二病は厨二病でも、カラーギャングがあふれ刺激的な渋谷の危険な雰囲気とか、多数の人間の視点が入り交じりそうな展開とか、構造的には小説や映画のある種の犯罪もの。なんか「バッカーノ!」みたいだなぁ、と思ったら、作者が同じでした。orz
 で、ケレンはあるけど痛々しい厨二病的なキャラの名前も作中でさらっとネタにしたり、そこらへんのさじ加減は流石に上手い。
 で、意味不明だったタイトルだけど、自分の首を探し求める首なし騎士の幽霊「デュラハン」のもじりなのか。なんで「ラララ」なのかはわからないけど。
 厨二病的だけど、わりあいこういうのは好き。


  おまもりひまり #1「猫と少女とアレルギー」。猫嫌いのごく普通の少年、天河優人。そんな彼の前に妖たちが突然襲いかかるが、日本刀を持った少女が現れ、その妖を一刀のもとに切り伏せる。優人の家系は人に害なす妖怪たちを人知れず葬り去ってきた「鬼斬り役十二家」の一つの末裔で、彼女は優人の先祖に命を助けられた化け猫の子孫だという。緋鞠と名乗るその少女は優人を「若殿」と呼び、彼を守ると言い出す。

 え〜……すいません。なんと言うか非常に言及しにくいと言いますか……
 テンプレートを何のひねりもなく用いたらこうなるのだなぁ、というか、いや、そのぐらいひねりがない方が逆に受けがいいのかもしれませんが、猫アレルギーに猫の妖怪の少女が押しかけ女房(家臣)ってのはまあ目をつぶるにしても、キャラや敵のご都合主義的なアレコレが……猫アレルギーつながりで、ストレートなラブコメながらキャラの魅力や演出で面白い「にゃんこい!」とつい比較してしまうのもありますが、別物なんだなぁ、と思う他ありますまい。いや、いっそお色気ハーレムものなら「けんぷファー」くらいイロモノにすれば別ベクトルで楽しめるのですが……


2010年01月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今度は田の中勇氏ですか……

  訃報:田の中勇さん77歳=声優、目玉おやじの声を担当毎日 )。そりゃお年がお年だから、ってのはありますが、流石に凹みます。去年も結構ショックな方が亡くなりましたが、今年ものっけからこれですか……
 ただ、今はご冥福をお祈りするのみです。

[アニメ] にゃんこい!#12と空中ブランコ#11

  にゃんこい! #12「天国は待ってくれる?」。猫地蔵の首が折れてることがばれてしまうが、檀家の人たちは日頃から素行の悪い昇福寺の和尚の仕業と思ってくれたおかげで、潤平の呪いのことはばれずに済む。しかし、そのせいか呪いの進行が早まった潤平は、少しでも猫地蔵に怒りを和らげてもらおうと、修復の資金集めのために郵便局でのバイトを始める。しかし、楓が潤平の呪いのことに感づき始めたことで呪いは一気に進行、猫耳まで生えてきてしまう。
 唯一事情を知る双子の策略で、呪いは猫地蔵のものではなく前にみんなで行った商店街の招き猫のものだと楓に思わせようとして、(楓の天然ボケもあって)半ば成功しかけるのだが、肝心の所で帽子が脱げてしまい、頭に生えた猫耳を見られてしまう……

 オリジナルの最終回展開。猫百匹の願いを叶えるというノルマが一向に達成できず(結構助けてるはずなんだけどなぁ)、段々猫化が進んでいく潤平。そんなこととはつゆ知らず、楓は前に朱莉と話してた「呪い」のことが再燃、加奈子は加奈子で、潤平の様子がおかしいのを心配する楓を見て、自分は身を引こうと最後にデートじみたことをするのだが、見に行った映画の入場者特典のために潤平が持っていたニャムサスの人形を見て、決意を鈍らせる。
 展開自体はかなり強引なところも多かったけど、なんだかんだで丸く収まり、呪いの進行も一時棚上げ。まあ、まるで何も解決していないとも言うんですが。w
 王道ながらアクの強いながらも愛すべきキャラたちにテンポの良い展開が心地よく、全くノーマークだったけど楽しめました。キャラの中では加奈子とナギー先輩が特に好きかなぁ。
 オリジナル展開も、修学旅行以外はなんだかんだで意味があったし。
 第二期についてはなんか色々本編内で言ってたけど(潤平の父親って何者?)、まだ未定のよう。
 しかしどんなシチュエーションでも持ってってしまうナギー先輩、最強だな……


  空中ブランコ #11「カナリア」。伊良部総合病院救急救命課の医師である津田英雄は今の職場と医者としての使命に燃える名医。患者や部下への気配りも行き届いている医者の鏡だったが、その分、家庭はないがしろになりがちで、仕事中に頻繁にかかってくる妻からの電話にもつっけんどんな態度。たまに家に帰れば、食卓でも携帯を離さない息子の雄太にイライラ。実は雄太は携帯依存症に陥っていてその様子がおかしいのに気付いた妻は津田に相談しようとしていたのだが、津田は「家のことは任せてある」と言うきり。あまりに妻がうるさいので心療科の伊良部を紹介するのだが、その時伊良部は「フツーの人が一番やっかいなんだよね……」と意味ありげなことをつぶやく。
 しかし息子は一向に良くならず、妻からの電話も頻繁になるばかり。津田はそれから逃げるように仕事に没頭するのだが……

 最後のゲスト声優は古谷徹さんですか。w 声を聞かなくてもキャラの顔だけでわかるってのもめずらしい。(他には#8の岩田光央もわかりやすかったけど)
 で、非の打ち所のない医者であるはずの津田が、何の病気かというと……実は病気でもなんでもない、フツーの人。しかし伊良部は、「フツーの人が一番やっかい」と言う。
 息子の雄太(#6に登場)の様子がおかしくなり家庭がめちゃくちゃになっていくのを、しかし妻に全部丸投げで自分は仕事を言い訳に逃げ続ける。実際良い医者なのだけど、なまじ仕事で高い評価を受けるのでそっちが逃げ場になってしまってる状態。
 しかし仕事中でもお構いなしにかかってくるようになった妻からの雄太についての電話にイライラが最高潮。ついに限界に達しかけた時に、伊良部が「津田先生、実はもう気付いてるんでしょ?」と呼びかける。伊良部は炭坑夫が毒ガス検知に使うカナリアを患者たちになぞらえ、「カナリアは英雄なんだよ。回りがちょっとおかしくなった時に真っ先にそれを知らせてくれる。僕らはカナリアのことをもっとちゃんと見なくちゃいけないんだ」と。
 つまり、心身症を訴える人たちは環境がおかしくなった事に敏感に反応してる人たちであること、それは自分を取り巻く環境がおかしくなりかけてる兆候であり、その人たちや、環境にちゃんと目を向けて、ということなのだろうなぁ。
 #6で雄太が携帯で必死に持とうとしていたつながりが彼を本当に満たすものではないことに気付いたけど、たった一人に結局戻ったのかなぁ、と思ったら、この話で救いが……前回の球団オーナーの話(何故か注射を打たれても動物にならず、伊良部が首をひねっていたけど、その理由が……)とか、イロモノ的な演出や作風に関わらず、しっかりとしたドラマ作りで楽しめました。
 同じような作風がどうか、と言われると、そうそうたくさんでは困るけどこの番組は楽しめたし、また同じ様な作風でもまた同じように楽しければ個人的にはまったく問題ないし。


2010年01月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ひだまりスケッチ×☆☆☆#1

  ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ) #1「2月27日〜3月4日 真っ赤点」。春休み前の期末テストで、赤点を取ってしまったゆの。折角の春休み前の休日に追試を受けることになるのだが、ひだまり荘の面々全員がゆのの追試のためにサポートをする。
 「4月1日・3日 ようこそひだまり荘へ」新学期直前のある日、大家さんがやってきてひだまり荘の空き部屋に新入生が二人やってくると言う。新しい住人を迎え入れようとワクワクするゆのたちだが、一足先に荷物を運びに来た新入生のお父さんに逆に食事に連れて行かれることに……

 前期は第一期と同じ一年の話だったけど、今期はゆのたちが二年に進級しての話。(まあ、その前にゆのが英語の追試を受けたりとすったもんだはあるけど。)そして空き部屋だったひだまり荘の二部屋にも新入生が入ってくる。一人はIT系にも強い活発な乃莉、もう一人は極端に引っ込み思案ななずな。「ちょっと変わり者(?)」ばかりのひだまり荘になじめるのかどうか。
 今回も前期、前々期と同じく楽しめそうです。

[アニメ] NEEDLESS#24(最終回)とエレメントハンター#27

  NEEDLESS #24(最終回)「クルツ・シルト」。原作の第一部ラストから改変し、オリジナル展開へ。全般的にパロディ臭の強い作品でしたが、最後はそれなりに綺麗にまとめたかと。まあトンデモ設定は目をつぶるとして。最後にそれぞれ見せ場はあったし(妖怪キャラカブリは除く)。
 わりと上手くまとめたとは思いますので、あとは原作が好きかどうかの話でしょうかねえ。


  エレメントハンター #27「膜宇宙外からの贈り物」。2クールかと思ったけど、きちんと3クール以上で安心。でもこの展開からすると、4クールまではさすがにないか。
 ネオQEXの登場、彼らとのコンタクトと失敗、そしてハンナとホミが取り込まれたりのエピソードから、ネオQEXが今度はハンナとホミの姿を模して現れる。やはり人類とのコンタクトを望んでるらしいけど、メンタリティから生態からまったく人類とは異なるので、お互い接触を望んでるにも関わらずなかなか上手く行かない。しかも、どうやらコロニーの中枢が企んでること、カー博士の本当の目的とも絡んでいそうなのだけど……
 ハンナがデザインされた人間だというのはすでにわかっていたけども、ホミもその可能性があったり、アリーがカー博士の意向で独自に動いていたりと、ラストに向けていろいろつながっていきそうな感じ。
 しかし、意外と面白い展開になってきたよなぁ。


2010年01月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#46とW#18

  シンケンジャー #46「激突大勝負」。長い間影武者であることを隠し続けてきた丈留。本物の志葉家当主である薫が現れたことで役割を失い、喪失感の中で勝負を挑む十臓とただ剣を交える。
 しかし丈留を本物の志葉家当主と同じと思い献身してきた彦馬は、そんな丈留に命を賭しても伝えなければならないことがあると、二人の勝負に割ってはいる。だが、彦馬をかばい、丈留が十臓の攻撃を受けてしまう。

 敵が総力を出して攻撃をしてこようという時に丈留が影武者ということが判明し、すべてを本物の当主に託した丈留はただ刹那的に十臓と剣を交え、シンケンジャーたちも戦いながらも迷いを抱き続ける。
 流ノ介たちの戦いを複雑な面持ちで見守る源太だが、やはり丈留ではなく薫を守り戦う彼らを見て、思わず千明に「お前たち、本当にそれでいいのかよ」と言ってしまう。千明も「姫さんが嫌な奴だったらもっと簡単だったのにな……」と答えるのが精一杯。
 薫を中心としたシンケンジャーたちはアヤカシ・オボロジメを二の目まで撃破するが、死を恐れ、生に対する「執着」を見せつけたシタリに命の半分を与えられ、三の目が出現。シンケンハオーでかろうじて撃破する。
 しかし戦いから戻った流ノ介たちは大けがを負った彦馬から丈留が自暴自棄になっていることを聞く。また怪我の手当を受ける源太の「タケちゃん、自分には何にもない、空っぽだって言うんだ……そんなことないよな? 全部ニセモノだったってことはないよな?」という問いかけに、千明、ことは、茉子は矢も楯もたまらず丈留を探すために飛び出ていく。しかし、流ノ介だけはサムライとしての立場ゆえ動くことが出来ず、座したまま「殿……」とつぶやくしかできない。
 シンケンジャーたちの絆が試される中、サムライとしての立場と丈留を尊敬する自分との間で板挟みになる流ノ介。次はその流ノ介が意外な人物と再び会うらしい。


  仮面ライダーW 「さらばNよ/友は風と共に」。ナスカとの戦いの中、とどめの直前で手を止めるW。どうしてとどめを刺さないのか問われた翔太郎は、風都を愛する霧彦の気持ちが本物だと思ったからだと言う。二人はお互いを認めつつ、相容れないまま別れることに。
 バードメモリがメモリブレイクでも壊れない謎を調べるフィリップは、メモリを最初に手にした本来の持ち主が茜であることを検索で突き止める。メモリの生体コネクタを見られ、翔太郎に詰問された茜は、陸上の大会前に記録が伸び悩んでいる時に、見知らぬ女からメモリを渡されたこと、メモリを使用して超人的な力に魅せられたものの怖くなって仲間に相談したところ、仲間たちが逆にメモリの虜になってしまったことを明かす。
 一方、園崎家で未成年にメモリが出回っている理由を探っていた霧彦は、琉兵衛が隠し部屋に入っていくのを見つける。後を付けるが、待ち構えていた琉兵衛から、メモリの能力を調べるために未成年に流通させて実験させていること、霧彦自体がナスカメモリの実験体だということを知らされる。

 三条脚本で定番の敵幹部の裏切り退場。寝返りまでするかと思ったけど、霧彦さん、風の中で消滅してしまいましたな……まあ、これまであまり翔太郎とのライバル関係がクローズアップされてなかったんで、ちょっと唐突感はありましたが。
 琉兵衛が未成年も犠牲にするのを厭わない人物であることを知り、自分の理想とは相容れないと霧彦は園崎家と離別。しかしナスカメモリのLv2のパワーに霧彦の身体は蝕まれつつあった。事情を知らない若菜が霧彦を気遣うが、霧彦は家族からの裏切りに気をつけるように忠告をして去る。
 そして、メモリの力に取り憑かれてしまいバードドーパントとして暴走する茜を助けるため、Wに協力する。
 園崎家との決別を決めた霧彦だが、共に行こうと言った冴子に「不要物」扱いされ、始末されることに……
 「風都くん」をデザインするほどに愛していた風都の風の中で消えていった霧彦と裏腹に、風都の風を嫌うようなセリフと共に登場したのは刑事の照井竜。劇場版では一足先にアクセルのメモリと共に顔出ししていたけども、これが二号ライダー・仮面ライダーアクセル。バイクのフルフェイスヘルメットのようなマスクに、Aの意匠と、ベルトのスロットル。強いのも強いらしいのだけど、さらにちょっとびっくりのギミックがあるらしい。いや、しかしそれはどうかと……


2010年01月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#15

  キルミンずぅ #15「消えたグレースを探しだせ!?」。ママの許可も得て「神浜動物探偵団キルミンズ」を結成したリコたち。しかし当然依頼はまったくない。そんなとき、迷い猫の情報を求める張り紙を見つけ、この猫を探すことにする。ところが、張り紙の似顔絵の下手さから子供と思った依頼人は一人暮らしのおばあさん。気むずかしの彼女の機嫌を損ね、家を追い出されてしまうリコたちだがやる気は満々。家の周辺に残った匂いからナギサが犬に変身して後を追うのだが、何故か街中を一巡りしておばあさんの家に戻ってきてしまう。

 今期気付けば悠木碧の名前ばかり見るなぁ、と思い、誰だっけ? と検索したら、「紅」で紫の役やった子だったんですな。のみならず、「555」の子供時代の園田真理の役も……うわ、気付かんかった。(そりゃそーだろう)
 キルミンズ結成後初めての依頼は猫探し。でも行方不明の猫グレースの匂いを追っても家に戻ってきてしまう。サユリおばあちゃんの飼ってるもう一匹の子猫、ジミーは何か知ってるらしいのだけど、猫になっても言葉が通じるわけでなく、捜査は行き詰まってしまう。
 先週のお爺ちゃんの家がなくなって元気がなくなった老犬の話もそうだけど、安易に人間目線(精神的に克服する)ではなく、動物の目線で動物がどう思ってるか、どう感じてるか、という話であくまで進めるのは良い感じです。
 しかしケン、脱線しまくり……
 次回は一向にキルミンできないタマオが、ついにOPのあの姿になるみたいだけど……キルミンできてるわけではなさそう。

[その他] ミッキー安川、郷里大輔、柴野拓美……

 なんなんだろう、この数日の訃報の多さは。郷里大輔氏は自殺の疑いが濃厚ということでさらにショック。どのような悩みを抱えていたのか、もちろん赤の他人にはうかがい知ることなど出来ないのだけど……
 柴野さんは、ショックだけども、悲願であった日本でのワールドコンベンション開催はご存命の内に実現し、それはせめてもの手向けであったと思う。


2010年01月20日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイアバンド#2

  ヴァンパイアバンド #2「ハウリング」。突如その正体を現した吸血鬼たちと東京湾内の吸血鬼租界「ヴァンパイアバンド」。普通の高校生、アキラの回りでも吸血鬼の実在をめぐって喧々囂々の騒ぎに。しかし、アキラはそんな騒ぎもどこ吹く風の様子。「そもそも吸血鬼なんかいるわけない」と言う彼だが、学園に迷い込んできたヴァンパイアの女王ミナ・ツェペシと遭遇してしまう。しかも、ミナは彼に親しそうに話しかけてくるが、アキラにはまるで身に覚えがない。
 彼女が言うことも彼女が吸血鬼と言うこともまるで信じようとしないアキラにミナはなおもつきまとうが、そんなとき、ミナの命を狙い武装集団の襲撃が起こり、アキラは否応なく彼女をかばって巻き込まれる羽目に……

 シャフトらしからぬアクションで、ちょっと硬いかなぁ、という印象もある第二話。OPが「レベッカのフレンズみたいな曲だなぁ」と思ったらそのまんまでした。orz 半裸で踊りまくるミナって図はかなり挑発的というか。(倫理委員会的に)
 アキラは数年前に記憶を失っており、本当にミナと自分が知り合いだったのかもわからない。原作では記憶喪失設定はなく、日本にやってきたミナを迎え入れるところからだったから、結構改変してる。さらに、アキラが人狼だってこともかなり後になるまで明確には描かれなかった(臭わされてはいた)のだけど、この辺は序盤の展開をのんびりやってる暇はないと言うことで巻きが入ってるんだろうなぁ。単純に。いや、ミナに遮光ジェルを塗るのは原作通りなんだけど。
 ヴァンパイアバンド、そしてミナを巡って陰謀や暗殺が繰り広げられる政治サスペンス的な面が原作の醍醐味の一つなので、それがどれくらい生かされるのか。とりあえず日本政府との駆け引きは必須として、生徒会長の××××とか、その後のエピソードは出てくるのだよな。尺的にごく最近のエピソードだったアンジーの登場はないのだろうなぁ。(多分アキラが記憶喪失になったのはあのエピソードのアレという設定だと思うけど)
 アレとかソレとか伏せてる部分が多くてごめんなさい。

[その他] どっちかと言えば今回は静観ですが

 ここ最近の民主党批判の報道ですが、さぞ私がお喜びと思う方も多いでしょうが、さにあらず。
 なんつーか、不正献金疑惑や党費での不動産売買なんて前からずっと言われていたことで、今になって検察がやっきになったりマスコミが鬼の首を取ったように騒ぎだすことに逆に違和感を覚えずにはいられないのですよ。
 自民党も半年前の民主党かと思える政策ではなくスキャンダルでの攻撃(まあ、漢字の読み間違いだのカップラーメンの値段だのよりはマシにしても)ばかりで、これで期待しろと言われてもな状況。
 だからと言って民主支持ではもちろんないですが、国民の意思とか司法の正義とは全く関係ないあれこれが水面下で起こっていそうな雰囲気もありそう。
 とは言え、 輿石氏「国民は民主激励時事 )というコレには思わず飲んでたお茶を吹いてしまうわけで。他には「世論はマスコミに誘導されてる」という発言も民主や一部政治コメンテーターから出てますが、それはそうなんだろうけど、「お前が言うか?」と言われても仕方ないわけで。
 もし同様の動きが先の選挙前にあったら恐らく民主政権、少なくともこの大勝状態はなかったわけで、じゃあ選挙後にわかった事実かというと、そういうことでもない。じゃあマスコミやら検察は一体半年前に取らなかった行動、マスコミについては全く反対の行動をどうして取ってるのか、何を考えてるのか、ということを思うと、今の風潮に乗っかるのも大変ためらわれます。
 とりあえず、民主もマスコミも自民も検察も、みんなまとめてgdgdもいいところだな、とだけ。