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2008年05月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#7

  クリブレ #7「Episode・7」。何でも屋のヨブから拳銃を入手しようとしたマナミ。適当にはぐらかされるが、それでも諦めようとしない彼女は心当たりをあちこち探し回る。しかしヨブから話が回っていてどこでも相手にされない。サラを守るためにどうしても拳銃が欲しいというマナミに、シュウは銃を手渡すが、マナミは思ってもいなかった重さと冷たさにへたりこんでしまう。そして、「他人の言葉に振り回されているうちはダメだ」と指摘され、指摘され、また部屋を飛び出してしまう。が、そこへ彼女を心配してずっと跡をつけていたアヤネがやってくる。

 自分の居場所を見失い、流れるようにラグスタウンにやってきてシュウに拾われたマナミとアヤネ。アヤネは勝ち負けしか気にせず人を傷つけることしか知らない家がイヤで飛び出し、その後にやってきたマナミも自分のやりたいこと、自分の目標が見出せずに、たまたま出会ったシュウに憧れ、飛び込んできていた。そのシュウがサラの件で初めて自分たちの前で銃を使うところを見、サラの言葉もあって自分もサラを守るために銃を使おうと思い詰める。その根底は、自分は役に立ててないという思いから。でも、同じように逃げてきたアヤネにとって、「楽しくやろう」と言ってくれたマナミの言葉にこそ救われたと言うことを吐露する。
 アヤマナ二人はこれで落ち着いたみたいだけど、シュウとサラがマナミの暴走の件で言い合いに。マナミが銃を持とうとしたのはアヤマナの前で銃を使ったシュウのせいだ、と責めるサラに、そんな無責任なことを言えるのもお前はもうすぐ死ぬからだ、とつい言ってしまう。言い過ぎたと思いながらも、二人は謝罪以外の言葉が出せない。お互いの中にもう一歩踏み出せないあたりで、二人のドラマにシフトしていくのかな? シュウ自体、エリート捜査官だった立場から過去に挫折し、ラグスタウンに流れ着いてやさぐれたような今の立場になったことを示唆されてるし。
 事態の方も、SWATがラグスタウンの警察を掌握し、さらに研究所に。いや、ここらへんいろいろおかしいんだけど、図書館戦争よりマシっぽい気がするのはなぜなんでしょう?
 警察組も上から押さえつけられてじっとしてるタマに見えないし、この辺も結構絡んでくるのか?


2008年05月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#7とペルソナTS#20

  潜脳調査室 #7「手と手で」。波留の事務所に依頼人が来るということでソウタと一緒に向かうミナモ。その途中で、昔子供番組に出ていた探偵犬「ダップー」そっくりの犬を見つける。ファンだったミナモははしゃいで飼いたいと騒ぐが、ソウタの反対に遭いしぶしぶ交番に預けることに。しかし、波留の事務所の前にまたもやダップーが転がってくる。なんと今回の依頼人はこのダップー。実はメタルを通してダップーと依頼人イシオの精神が入れ替わってしまい、ダップーが入ったままの自分の体を探して欲しいというのが依頼だった。仕方なくダップーの「鼻」を頼りにイシオを見つけほっとするミナモだが、翌日、再び事務所にやってきたダップーと遭遇する。今度はダップー自身が依頼人。メタルから戻れなくなり病院に運び込まれたイシオの体がどこかへ抜け出してしまったという。メタルで行方不明になったイシオの精神と現実で行方不明になった体を、波留とミナモがそれぞれ探すことになる。

 最初何の話かわからず、中盤にさしかかるまで感情移入先がわからずとまどうのは「探偵もの」としては仕方のないことか。「安楽椅子探偵もの」というか「車椅子探偵もの」というか、でもメタルではめっちゃアクティブだしなぁ、波留。
 今回は犬との関係に入れ込んだあげく、メタルで犬の精神とつながったのみならず、本当に対等になるために犬のメタル空間の中で溶けてしまおうとしてる犬フェチがゲスト。犬のためにどんなにいろいろしてやっても、メタルでつながってさえも別れの時には後悔し、また自分の上からの目線に傷ついたイシオはメタルで融合しなければ本当の意味で対等のパートナーになれないとまで思い詰めるのだけど、そんな彼を体に戻そうとしたダップーの気持ち、電脳なしでも手と手を重ね合わせるだけでつながる気持ちと幸福感があったことを思い出させられる。
 イシオは皮肉にもこの件でメタル障碍が発生し、メタル通信を遮断している療養施設に入ることになったのだけど、波留はイシオが手と手でダップーと心をつなぎ合わせていることを確信して、その幸福を断言する。手と手をつなぐだけで満たされる幸福、ってのも確かにあるよなぁ、と、犬派としては賛同。
 今回はイシオのサルベージに向かった波留のいるメタル領域に謎のウィルスが攻撃してきたり、どうも妨害勢力があるっぽいことが描かれてたけどさらっと流されたな。
 ED後の映像は、前回はイシオだったし、どうも次回の登場人物?


  ペルソナTS #20「おもいで」。協力を求められ真田に話を聞かれる慎だが、「くじらのはね」の絵本とそのモデルとおぼしき不思議な羽根、それと「アヤネ」と名乗る謎の少女のことしかわかることがない。その慎に真田が見せたのは昔ペルソナ研究を行っていたメンバーの古い写真。そこには九條とその娘であるあやねの姿が。マレビトたちも最後の行動に出ようとしてる中、少女のようにはしゃぐ洵が授業中にもかかわらず慎を呼び出す。無理矢理慎をつれまわして洵は、まるでデートのように街を二人で歩き回る。

 結祈だけになってしまった洵の身体。慎をひっぱりまわすのだけど、慎は今の洵が結祈だけで洵がいなくなってることに気づいていた。自然体でそれを受け入れたことを感謝する結祈なのだけど、「今しかできないこと」と言って慎を呼び出したのは、何か気になる。洵がいなくなったことでペルソナも呼び出せなくなったみたいだし、さらにマレビトたちにさらわれるし……のみならず、結祈とカナルの前に現れたまゆりがカナルに何事かささやくと、まゆりが別人のように動き出す。そのカナルに、楢崎刑事も……せっかくカナルと慎のラブコメ展開が始まるかと思った矢先に!
 マレビトの有働は、最終事態を前にまゆり=紗季に「慎に頼んでペルソナを切り離してもらうわけにはいかないか?」と持ちかける。九條に心酔しているまゆりはそれを断ってしまうのだけど、拓朗やカナルとの日常に未練がないわけではなさそうだけど、それを自ら絶つ行動を取る。
 一方手がかりを求めて家にやってきた真田から絵本作家に転身する前の慎たちの両親が九條親子と一緒に写っている写真を見せられ、慎は驚愕。諒が差し違えてでも九條を止めた動機、そして慎が特異なペルソナを持っているわけ、ちょっと見えてきたかな。
 そして、予告で出てきた諒はくじらの中だったらしい。アヤネに連れて行かれて諒と再会した洵が見たものってなんだろう? それにカナルにいったい何が?


2008年05月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#8

  マクロスF #8「ハイスクール・クイーン」。ヴァジュラは撃退したもののギャラクシーの安否は不明なままで、シェリルはフロンティアに居続けることに。芸能活動を本格的に始めたランカもその都合上美星学園に編入。が、それに驚いている暇もなくシェリルが地元交流と称して学園にやってくる。アルトがイヤリングをなくしたことをだしに奴隷呼ばわりして学園の案内をさせるシェリルだが、学園内でシャワーを浴びてた隙に小動物にパンツを盗まれ、学園中をひっくり返しての騒ぎになる。

 やると思ってはいたが、やっぱりやりやがったw
 フロンティアに滞在し続けねばならなくなったシェリル、なんの気まぐれかアルトたちの学校へ。ランカも編入してきたばかりだったのだけど、その表情は浮かない。仕事と言っても着ぐるみを着ての商店街での販促イベントとか、やってることはいわゆるみかん箱営業。徳川さんが励ましてくれるし弱小事務所の無名新人だから仕方ないとは思いつつも、シェリルとの差がまざまざと示されるとやはりつらい。しかもアルトともいつのまにか接近しているのを見てはなおさら。レズっ娘の本性丸出しのナナセの応援だけではなぁ。
 でもそのランカを大統領補佐官の三島が注目。裏からいろいろ手を回しだしたらしい。ヴァジュラの復活と昔のヴァジュラ襲撃の唯一の生き残り、というくらいでまだ具体的な何かをつかんでるわけでもなさそうだけど。しかしせっかくのTV出演のチャンスが、皮肉にもシェリルの特番でつぶれてしまい、丘のモニュメントで歌う彼女の前に現れたのはあの青年? やっぱランカの関係者?
 シェリルもやたらとアルトにからんで、アルト自身はからかわれてるだけと思ってるみたいだけど、色男のミハエルはさすがに察しがいい。大事なイヤリングをなくしたわりに怒ってないみたいだし(根には持ってるけど)。マネージャーもあからさまに邪悪な笑みを浮かべてますが……
 しかしEXギアを装着してノーパンで学園中を追いかけ回すトップアイドル……う〜ん。パンツは取り戻すのだけど勢い余って屋上から墜落しかけたところを、間一髪アルトが助ける。失意のランカと裏腹にこっちはいい雰囲気に……と思いきや、「まだ全然ものたりないわ!」とシェリル、美星学園のパイロット育成コースに編入……いや、やるかなとは思ってたけどさ、ホントに臆面もなくやられるとなかなかにスタッフが小面憎くなりますな。いやはや、イカレたヒロインって素敵ですな。

[その他] 気をつけるところは気をつけるべきなんですが

  「ジョジョの奇妙な冒険」、中東で「日本が侮辱」「テレビ局爆破しろ」と批判殺到→集英社、原作の第3部など出荷停止日スポ )。まあ、コーランは本気で怒る人が多いんでアニメスタッフの迂闊なのはそうなんですが、これはさすがに反応の過剰さに引く。つか「(放送した)テレビ局爆破しろ」ってOVAやっちゅーねん。「原作のモスクの描写がおかしい」ってのはどうなのかわからないのでNCだけど、過剰反応だと思うけどなぁ。アニメ仙人も「スタンドバトルのアイデアはすばらしい」って言ってたし、その部分はその部分として普通に楽しめばいいのに。
 つか、朝起きたらみのもんたがしかめっつらでこの記事を紹介してたのが微妙にむっとしたんですが。まるで「とんでもないことをまたした」みたいな表情なのだけど、良いとも悪いとも結局自分の意見は言わないまま見出しだけ読み上げた後は別のキャスターが原稿を読み上げただけ。みのもんたのいる意味まるでないじゃん。

  『ソウルキャリバーIV』セクシーキャラの露出度に米ファン怒り心頭gpara.com )。アメリカ人の巨乳好きは異常。ってのはどうでもいいんですが、日本人から見るとアメリカの規制ってエロ方面には異様に厳しく、バイオレンスには緩めのような、なんかアンバランスな感じ。まあ、テレビはどっちも厳しいんですが、「警官がやられ役ではいけない」とか、「子供番組ではその番組のおもちゃのCMを流してはいけない」とか、妙な規制があるという話もちらと聞いたことがある。ホンマようわからん。

  椎名桔平 ゲイリー・オールドマンとの共演に「信じられない」時事 )。椎名桔平の出演作は見たことないんですが、ゲイリー・オールドマンが! やっぱ主人公に「ベートーベンは好きかぁ!?」とか言ったりするんでしょうか。CIAアジア局長が! これって、邦画ではないのですよね? だったらちょっとは期待できるかも。


2008年05月24日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガ#8

  ドルアーガの塔 #8「伝説の塔」。ドラゴン「片羽」攻略で重要な働きをしたジルは図らずも「竜殺し」として名前が一挙に売れ、悪い気分ではない。だが、突然カーヤが(わざとらしく)倒れ、「私の病気を直すにはこの近くにある石版が必要」と言い出す。そして彼女が連れて行ったところは……

 ボタン押しながら→九回↑二回←二回↓九回って、裏ドルアーガプレイのコマンドだっけ?(でもないみたい)
 前回はウルク軍が「片羽」攻略に多大な犠牲を払うのを見て見ぬふりができず、「ウルク軍が倒した後に進めばいいや」と乗り気でない登頂者たちを(主に仲間たちの口から出任せの扇動で)説得し、正規軍と協力して片羽を倒したことで一躍「竜殺し」として名前の売れてしまったジル。
 今回は塔の中に昔のドルアーガの塔があり、カーヤにだまされてそれに登ることに……でもジル自身の意志では動けず、塔のわきの駄菓子屋にある筐体でカーヤたちが操作。なんでか駄菓子屋に交流ノートがあってそれに攻略情報が書いてあるしw
 前回の次回予告で遠藤雅伸が出てきて「ネットもない時代によくあんなの攻略しましたね」だなんて言ってたのはこういうわけかw
 ホント、ドルアーガ初代は雑誌とかの攻略情報見ながらプレイしてもくじけそうになるんですよ。でもドルアーガは初代からパスワードがあったはずだから、控えておけば一階からやりなおさなくても大丈夫な気が……まあ、「一階からやりなおし」がオチにつながってはいるわけですが。
 それにしても「グリーンスライムを三匹倒す」とか「レッドスライムの魔法を受ける」とか懐かしいなぁ。ドルアーガの魔法攻撃は壁を貫いてきたりするのでマジ油断できないんだよね。って、なんてオッサンホイホイ?
 操られて何度も死んでコンティニューするジルをよそ目に、ほかの塔頂者たちも集まってきてゲーセンでたむろってる学校帰りの学生みたいな雰囲気にw ニーバたちもやってきて駄菓子屋でう○い棒食うはラムネ飲むは……ラムネの栓の開け方も飲み方も知らないニーバを他の塔頂者たちが「ボンボン(いいとこの坊ちゃん)だ」とひそひそ話するのだけど、すいません、中のビー玉は内側のでっぱりに引っかけるんだって、二十歳くらいまで自分も知らなかったです。orz
 けど、ニーバはもちろん他の仲間たちもカーヤがジルをだまして何か秘密の目的のために動いていることは察している。ジルは人が良すぎて気づいてないみたいだけど、やっとたどり着いた塔頂で封印されていたカイ(の幻影?)に「あなたは三度裏切られる」と不吉な予言をされる。一人はカーヤ、もう一人はニーバとして、あと一度の裏切りって誰に? 冒頭で回想されていた、ドルアーガ攻略後は決して幸福とは言えなかったギルガメスの半生に関係があるのかな? って、ギルがカイと一緒でないのは、カイがイシターの巫女だから一緒になれなかったのだと思ってたけど、そうではないみたい。意味ありげに描かれてた失踪した息子のこともなんかありそうだし。

[アニメ] 図書館戦争#6

  図書館戦争 #6「図書館隊ハ発砲セズ」。甲府の蔵書家から寄贈された出版禁止の本を持って武蔵野図書館に戻る途中の郁と小牧二正。しかし途中で情報を得た良化隊に襲撃され、地上路で帰還を試みる。しかし、発砲が禁止されている市街地で小牧が脚を撃たれ、郁は憤慨する

 なーんか、ずれまくってる気がするなぁ。主人公は何に対して怒ってるのか。仲間を撃たれて怒る。これはお互い撃ち合うのが前提だとしても、おかしくはないでしょう。市街地で発砲する。まあ、これも「一般市民の生命や身体、財産に危害が加わるかもしれない」と怒るのもまあわかります。が、主人公はそれで怒ってるようには見えないのですよね。仲間が撃たれたことには怒ってるだろうけど、怒り方が「ルール違反だ!」って、ハァ?
 いや、興奮して思わずそう叫んだならそれはそれで構わないのだけども、その後ヒロインは「市街地で発砲するのはルール違反だ」としか繰り返さない。作品設定から考えると、市街地で発砲しちゃいけないのは一般市民が巻き添え喰らうのは完全にアウトだからでしょ。どんなに上手く狙いを外そうが、予期せぬ先に市民が現われたとか、跳弾したとか、手元がなんらかの事情で狂ったとか、イレギュラーはいろいろ発生するのに。そういった当然気にすべきことを気にしてないように見えてしまう。携帯電話の使い方は、そこそこ面白いと思ったけどこの悪印象を覆すほどではない。
 作者が「鉄砲の弾が飛ぶ」ということと「人が死ぬ」ということは別のことだと考えているように見えてしまうのですよね。鉄砲の弾が飛べば当然起こりうることをまったく考えられてないように見える。サバゲでもやってるかのようにしか描かれてないことでもそうなのだけど、「そこまでして抵抗する言論弾圧とは何か」という部分がまったく不在なのですよね。単に「主人公たちは公権力の横暴である言論弾圧に立ち向かってる。カコイイ」という厨房設定に見えてしまう。
 アーネスト・ボーグナインの「お嬢さん、人は撃たれると血が出るものなのですよ」という言葉が思い出される。 *1
 恐らく「予言書」と言われていた禁書は「華氏451度」をモデルにしてるのだと思うけど、これも作者であるブラッドベリ自身が「テーマは国家検閲ではなくテレビによる文化破壊」とインタビューで述べたそうで、それに倣わなければならないということはないけど、そういった「国家権力による言論弾圧」を描いた作品ということにされた作品の上にあぐらをかいて大して考えもなく使っていってるだけにも見える。
 ミリタリー的ないい加減さは本題ではないだろうのであまり突っ込むには及ばないだろうが、「どうしてそういう設定にしたのか」という部分で「なんとなくカッコイイから」だけだとするならば、ガンアクション的かっこよさもミリタリー的緊迫感も欠如している時点で破綻している。
*1: 映画「ワイルドバンチ」の記者会見上で女性記者からその暴力的描写について質問されたときに答えた言葉


2008年05月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#15とキバ#18

  ゴーオンジャー #15「炎神ストール」。マシンワールドからヒューマンワールドに新たな侵入者が訪れる。新しい炎神かと喜ぶ走輔たちだが、スピードルたちによるとそれは炎神ではなくガイアークの第一副大臣「ヒラキメデス」らしい。どうせスピードルたちにマシンワールドを追い出されたヤツなんて楽勝、と楽観する走輔たちだが、スピードルたちの様子はおかしい。そしてヒラキメデスの乗る特別仕様バンドーマが襲ってくるが、スピードルたちは恐れて出てこない。走輔たちだけで立ち向かうが、ヒラキメデスの圧倒的な強さに手も足も出なかった。

 敵側に新キャラ登場。普通ならこのタイミングで敵に加わる戦力は仲間になったりするのだけど、どうもこいつはそういうのではなさそう。炎神たちがマシンワールドで唯一苦戦した相手で、三大臣を追い出せたのも突然姿を消してしまったからに過ぎない。けど、外地大臣の副大臣ってことは、あと二人副大臣がいるってことか?
 けど、自身が強いだけでなくウガッツまでネジを巻いてパワーアップさせてしまうヒラキメデスにタジタジ。メカ戦を仕掛けようにも、通常の三倍早いヒラキメデスの緑のバンドーマはスピードルのジャンプでも届かない。って、「ジャンプだったのかよ!」と走輔と同じツッコミをしてしまいましたが。「赤じゃなくて緑なのに三倍なの?」って早輝の発言もどうかと。
 結局発破をかけられた炎神たちの合体技で撃墜するのだけど、その後のヒラキメデスの弱体ぶりが……突如現われた炎神ジェットラスとトリプターのダシにされてしまうし。でもスピードルたちは空を飛ぶ炎神なんて知らないという。「7」「8」と番号振ってあるのだから仲間になるに決まってはいるのだけどね。w


  キバ #18「カルテット・心の声を聴け」。イクサの新システム・フェイクフエッスルによってガルルセイバーが奪われ、叩きのめされたことで戦うことがイヤになった渡。自分が行けばイクサが襲ってくるし、行かなくてもイクサがファンガイアを倒す、と戦いを拒否し出す。女性アスリートばかりを襲うシースターファンガイアがマミを襲い、ブラッディローズが鳴り響くが渡はそれを拒否する。のみならず、「こんなものがあるから戦えって声がするんだ!」と、武れっでぃローズを壊そうとまでする。
 22年前、イクサを賭けて次狼とビリヤードで勝負する音也だが、口先ばかりでルールも知らない音也は手も足も出ない。が、偶然のワンショットで勝利してしまう。音也が調子に乗ってるところに、ゆりが乗り込んでまともにマミのレッスンをしてないことをなじる。音也の行ってることがデタラメだと知ったマミは怒って出て行ってしまうが、ゆりとのデートがかかってる音也はマミに追いつき、そのスランプの本当の理由を教える。

 渡が戦いを拒否し出す下りはちとなんですが、音也がマミに伝えた言葉が、再びマミから渡に伝えられる、という流れは綺麗だったかと。オーディションには受かったものの、音也の演奏を聴いて「回りから言われてバイオリンをやってるだけの自分にはここまでの演奏は出来ない」とマミはバイオリンを続けることを諦める。そのマミに音也が「これからは心の声を聴いて、本当に自分がやりたいことだけをやれ」と。すごい厳しいことを実は言ってるんだけど、音楽のためなら実は女を口説くことすら二の次という音也には言う権利があるのだろうな。
 渡も本当にやりたいのはバイオリン作りのはずなのにブラッディローズの音色に急かされてファンガイア退治をし、さらにイクサに痛い目に遇わされることに嫌気がさしていたが、心の中の声がブラッディローズのものではなく自分の心の声だと気付く。ってなんでやねんw まあ一応突っ込んでおきました。
 一応渡にしても、ファンガイアに無惨に犠牲にされた人たちを見てるから、まるっきりどうでもいいと思ってるわけはないので、その辺の描写をこれから厚くして貰いたいところ。
 渡が上がればこっちが下がる、というわけで、名護さんは今回も転落しっぱなし。ボタンに執着して逮捕された凶悪犯を逃す真似までしてるし。
 そして戦闘シーンではドガバキフォーム登場。いや、「全部アリ」だと以後それでやればいいじゃん、ってことになってしまうってのは、電王でも課題になってた(そしてそれを克服するためのクライマックスフォームとライナーフォーム」だった)はずなんですが……う〜ん。

[アニメ] コードギアスR2#8

  コードギアスR2 #8「百万 の キセキ」。毎回楽しませていただいてますが、今回も笑わせていただきましたw いや、それは多分悪い意味ではない……よなぁ。少なくとも制作者の偏向とかそういうところにツッコミ入れる楽しみ方ではないし。
 ナナリーが再び立ち上げた「特区ニッポン」計画に乗り、黒の騎士団に協力させる代わりに自分を国外退去という名目で海外逃亡させろと密約を交わす。けど、目的が「ナナリーが普通に安全に暮らせる場所を作る」から「皆がまた集える場所を、偽りではなく作る」に変更してるので、それがホントの目的なわけがない。てか、これで終わっちゃ面白くないw(そっちか)
 記念式典で一般人の減刑・恩赦とゼロの国外退去が発表された後、黒の騎士団によるスモークが……って、百万人ゼロ大行進!? そいでもって「全員ゼロなのだから、指示通り国外退去する」と……滅茶苦茶すぐるw その前に「ゼロであることは中の人間ではなくその行動をもって規定される」と会話してるので、一応伏線張ってるんですけどね。
 無論そんな詭弁がただ看過されるわけもないけど、流氷を特殊加工した巨大船で百万人が国外退去に……流氷を利用しての船というのも実際計画されたアホな事実はあるけども(無論実現不可能で計画段階で却下)、こういうときに便利なラクシャータ博士w どんな技術的科学的に無茶なことでも「こんなこともあろうかと!」の一言で説明を済ませてしまうのだものなぁ。
 百万人をどうやって集めたとか、流石に巨大流氷を利用した船でも百万人は無理だろうとか、ゼロの衣装をいつどうやってそれだけ用意したとか、日本を出た後どうやって養うのかとか(まあその辺は次回以降中華連邦との会話で「さらっと」流してくれるのは予測済み)バカバカしくて仕方ないけども、百万人ゼロの映像的バカバカしさのインパクトがそれを遥かに上回ってたのがこの番組らしい。学園の「ゼロは自分を象徴から希望に変えた」というシリアス会話(多分)ですらギャグにしてしまうというこのインパクト。これは考えなかったわw
 それ以外ではルルーシュがヴィレッタを式典に呼んだのは国外脱出前に扇に会わせてやろうという心づくしだったのだろうけど、そういうところがムダなうっかりの原因でもあるんですけどね。
 いやはや、この番組実にバカバカしくて素晴らしく面白いですわ。

[その他] 結構意見に迷う

  「ごくせんは不良を讃えるな」 和田秀樹さんがコラムで異論J-CAST )。具体的番組名を出してるあたりとか、「創作なんだし、そこまで言わんでも」とか「ダメだと周囲に思われてる人間が活躍したりいいところを見せたりするから面白いんだろ」という意見もわかるのだけども、和田氏の意見もちょっと頷けるところがある。
 「不良が活躍するから面白い」ってのは事実にしても、だから「不良が活躍しなくてはいけない」ではない。親近感を抱ける、世間からは平均以下とみなされるキャラ作りをすれば、それに当てはまる可能性は高い。つか、今時マンガみたいな不良も多くないでしょ。視聴者側はほとんどが実物を知ってるわけではなくマンガとかでのインプリンティングだろう。つまるところ、それ以外のものを提示出来ず「お約束だから安心」と同じパターンで固めてる制作者側の怠慢に過ぎない。無論それがいけないのではなく、「それだけ」というのはいかにも既存のパターンの上に胡座だし、また同時に放映側にその影響を考え、行動する「見せる側の責任感」が欠如してることを指摘してもいるのだろう。「絶望先生」の「見た目で誤解されてしまう可愛そうな子」と、実際は見たままなのに逆方向に誤解される「三珠真夜」はそういった下地があるからこそ成立する。
 結局、「ごくせん」の番組批判と捉えてしまうと「なんだなぁ」と思う意見だが、同じパターンばかりしか送り出せない制作者(すべて制作者の責任にするのは酷だとしても)、あるいは「番組を見せると言うことは視聴者を教育してると言うことだ」という事実を無視し続けたテレビ局への批判と考えると、頷ける意見ではある。
 別に倫理の授業みたいな番組を流せってことではなく、もうちょっと視聴者を単なる条件反射機械とみなさない、まっとうな番組を作ってくれ、ということなんですが。


2008年05月26日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近の共産党の自画自賛ぶりは

  これでいいのか資本主義赤旗 )。それを間に受けて 共産党:志位委員長ネットでモテモテ(2止)次の衆院選で「ウルトラC(志位)」なるか!?毎日 )。なんか痛々しい……そもそも党組織の弱体化が歯止めが利かない状況なんですが。確かに今の政治情勢見てると自民にも民主にも入れたくない、という気持ちはわかりますが。共産党の腐敗ぶりはホントどうしようもないからなぁ……

[アニメ] ポルフィ#17-21

  ポルフィの長い旅 #17-21。待ち合わせの場所に現われなかったミーナを探して港を駆け回るポルフィ。花売りのお婆さんからミーナが旅芸人の一座についてイタリア行きの船に行ってしまったという話を聞く。ポルフィは追いかけようとするが、手持ちの金では船に乗ることができない。チケットを買うお金を稼ぐため、ポルフィは仕事を探すが、たまたま出会った人に紹介され、アンゲロブロスという老人の家でペンキ塗りのバイトをする。息子も独り立ちし一人で暮らすアンゲロブロス老人の親切で船賃以上のバイト料を貰ったポルフィは、船に乗ってイタリアへ向かうのだった。
 船でも出会った親子にも親切にして貰いながらも、仲の良い彼らを見て自分が一人きりな事をかみしめてポルフィはイタリアへ渡る。が、早速お金の両替の仕方もわからず立ちつくし、騙されてお金を半分盗られそうになってしまう。そこを助けてくれたのは自動車修理工の青年レオン。レオンはポルフィを自分の親方のところに連れて行き世話をしてくれる。しかし妹を見つけるために一人で旅をするというポルフィに「考えが甘い」とレオンが厳しい現実を突きつけ、ポルフィもつい「自動車修理なら一通りできるから一人でやっていける」と反発してしまったため、親方の反感を買い、「それならやってみろ」と持ち込まれた故障車の修理を任されるはめになってしまう。売り言葉に買い言葉で修理に望むポルフィだったが父親には教えてもらえなかった電装系の故障な事がわかり、立ちつくしてしまう。結局実は見守っていてくれたレオンと親方の助け船でどうにか仕事をこなすが、世間というものをまた一つ教えられるのだった。
 ミーナはパリに向かっている。そう信じるポルフィはレオンたちと別れ北へ向かう列車に。しかし乗ったのは西行きの列車。途中で間違いに気付き慌てて降りるが、再び北を目指す途中で立ち寄ったのは岩山を削りだして作られた町。誰一人見かけない町並みを不気味に思いながらも空き家と思って一晩の宿を取るポルフィは、翌朝一人の老婆にけたたましく起こされる。その老婆ドーラは最初ポルフィを不審人物と思い、追い出そうとするが、彼が家族を亡くし、唯一残った妹を捜して旅してることを知ると、途端に態度を変え親切にしだした。ポルフィはその好意に甘えるが、もうすぐ町を出る意思を告げた途端、一瞬ドーラの表情が曇り言葉が険しくなる。その晩、ドーラはポルフィが寝入っている間に、町の高台の教会からポルフィの荷物を投げ捨てるのだった。

 地震によって両親と死に別れ、唯一残された妹は心に深い傷を負い、そしてまた生き別れるという展開ですが、ホントに洒落にならない四川の地震がこのタイミングで起こったというのは、これもまた偶然かなんなのか。安易な安っぽい悲劇だったら自粛せざるをえなくなるんでしょうが、ここで描かれるのは残されたもののために負った傷を乗り越える人たちであり、ご都合主義な予定調和ではないので、その辺は心配要らないと信じてます。
 最新のエピソードのドーラも、息子をポルフィと同じ年頃に亡くし、それ以来現実から逃れるため酒浸りの生活を送っていて、ポルフィのことを息子と混同して手放したくないばかりに父の形見の工具も入ったポルフィの荷物を投げ捨てるという暴挙に出てしまう。
 この町自体が再開発のため立ち退きを迫られており、死にゆく町なのだけど、ポルフィは友だちになった子供に「どこで暮らすかじゃなく、誰と暮らすかだと思う」と語る。それはミーナを探し再び一緒に暮らしたいというポルフィの素直な気持ちでもある。
 そして、過去の傷を乗り越え切れないドーラ。荷物を見つけ町を発とうというポルフィと顔を合わせようとしないが、やはりそのままには出来ず、もう一度最後の挨拶に来たポルフィとのドア越しの会話が泣かせる。「傷を乗り越える」とか簡単に言うけど、ホントはそんな言うほど簡単なことではない。安易に慰めの言葉なんかかけられない。それでも、ポルフィの精一杯の誠意の言葉に、ドーラはようやく現実を受け入れ今を生きようとしだす。この辺の下りはホント泣けますわ。オリジナル展開のはずなんだけど、こういうのが作れるなら日本のアニメ制作の地力はまだまだありますわ。


2008年05月28日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#8

  クリブレ #8「EPISODE・08」。ゴミ処理場地下の研究施設に潜り込んだソフィアとJJ。しかしそこで見たのは研究施設の強制調査に入り込んだSWATがガラス女たちに虐殺されている現場だった。その場を逃げようとする二人だが、すぐに侵入がばれて追われ、JJは後に残ってソフィアを逃す。以前侵入したときの出口にたどり着くソフィアだが、今度は扉が開かない。
 連絡を受けて助けに行ったシュウが見たのは、捉えられ、薬を打たれて片腕がガラス化したソフィアだった。

 相変わらずいろいろツッコミどころが今回も満載なわけですが、図書館戦争と違って笑ってつっこんでいられるなぁ。なんでだろう。
 JJの言動が純粋と言うより考えなしなのだけど、それでもソフィアをかばって後に残ったりするところはやっぱり刑事と思ってしまう。設定やら見せ方はツッコミどころ満載の研究所なのだけど、実際の状況としてシュウたちは追い詰められていく。ガラス化しかけたソフィアを救おうとアジトに向かい、これまで「協定」で守られていたシュウたちの居所もばれ(実行部隊はあるのにそれだけの調査能力もない組織というのもなんだけど)、ポリリンもバックが相手の上と手打ちをしている現状、シュウたちをおおっぴらに庇うわけにもいかない。
 そしてソフィアのガラス女化のもう一つの側面として、サラの特殊性が余計に強調されているということがある。HWシリーズという、初期型の失敗作の一体にもかかわらず、サラの症状の進み方は遅々としているし、ソフィアにはシュウが触れても大丈夫だった。敵側がどうあってもサラを取りもどそうとする動機が余計に増えたわけだけど、こうなると手打ちも無理だし、物理的に相手組織をぶっ潰すだけじゃなく、政治的にもどうにかしないといけないのだけど、どうするんだろう?

[その他] 時代は変わったものだ

  自衛隊機で支援物資空輸 四川大地震で政府方針中日 )。日中間の支援物資の輸送のみ、という支援内容を見てると逼迫してという話ではなく、内外に向けて日中はこれから密接な外交を行うというアピールなのは明らかなのだけど、それにしたって江沢民時代から考えると想像もつかない事態ですな。見る側がそういう感想を抱くことを期待してるのでしょうが、日中双方首脳がそう考えてなければ成立しないことですな。日本にとっては丁度良いタイミングで米大統領選挙も近づいてることですし、これを期に上手いこと他国を翻弄するやり方を日本にも期待したいところ。

  「川田アナは世間知らずで打たれ弱い」電撃・南部のブログが炎上!サイゾー )。言ってることはそう間違ってるとは思わない。むしろ肯いてしまうところもある。けど、それを書いてもどうなるの、とも思う。
 面と向かって落ち込んでる人に「お前は甘ったれてる!」と言っても、それが通じるTPOはかなり限られている。「通じない場合もある」ということをきちんと考えた上で言わないと、言った側の完全な自己満足にしかすぎない。
 ブログの場合はどうか。実質半ば以上自己満足として行ってる(もちろん私も半ば以上の方)のだけど、特に他のメディアと比べても公と私の境界があいまい、というか入り組んでいて、その中で南部氏の発言は「公に対してなんてことを言うんだ」という雰囲気になってしまったということだろう。
 今回の場合は特に原則論的に避けるべきとわかりやすいものだったので、「そう思う分には問題ない。けど、公で書くには公で書くだけの意図と覚悟がなかった」という話だと思う。


2008年05月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#8

  潜脳調査室 #8「ノー・フレンド」。ミナモたちの学校では最近校内で幽霊を見る生徒がたくさんいるという噂が広まっていた。ミナモの友だちのユキノが忘れ物を取りに行った校舎で幽霊を見たと騒いだことから、ミナモは幽霊探索に乗り出す。

 今回の電脳ネタは分散コンピューティング。SETI@homeとかのアレ。ただし、提供するのは端末ではなく自分の電脳。アバター作成会社がより効率的なアバター制作のために生徒たちの脳を夜の間使わせて貰うというバイトを募集していたのが生徒たちに広がっていて、ユキノやサヤカも美味しいバイトと参加していた。という辺りで察しが付くけども、会社側に悪意はないのだけどそのデータが残存していたことで作成中のアバターの像が見えてしまって今回の幽霊騒ぎになっていた。だからユキノやサヤカには見えていたのに電脳化してないミナモには幽霊は見えなかったという落ち。
 けど、そんなことよりやはり衝撃なのはユキノの三段腹! 学校指定水着がセパレートタイプってのもなんだけど、それ以前に「むちむち」とかいうレベルじゃないよ! いいのか、こんなの流して!? ある意味かのこんより衝撃的!
 その他はサヤカがアバター会社の調査絡みで学校に来たソウタにデレったり、少佐似の教師が良かったり。
 あ、良く考えたら今回波留出てないじゃん。


2008年05月30日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#9

  マクロスF #9「フレンドリー・ファイア」。SMS一のスナイパーを自認するミハエルが訓練中、手元を誤ってダミー標的ではなくそれと格闘していたアルトを狙撃してしまう。そもそものきっかけは、シェリルが美星学園に転入し、アルトたちの部活にまで入ってしまったことに端を発していた。押しかけるテレビ局のせいで飛行時間が削られ不満を言うアルトをよそに、シェリルのマネージャーのグレイスを口説くミハエルだが、グレイスがミハエルの名字を聞くと表情を変える。そして彼の姉のことを口にした途端、ミハエルは激しく動揺する。その後のSMSの訓練でもそれを引きずってしまったのだ。
 逆上したアルトはミハエルととっくみあいの喧嘩をし、これまでの見下すような態度もあって口も聞かなくなるが、ミハエルの過去に原因があることを暗にほのめかされる。
 一方動揺を引きずり続けていたミハエルは就寝時間後も宿舎を抜け出し狙撃訓練をしていたが、まったくいつもの調子が出ない。クランも心配するのだが、苛立ちから逆にクランにも心ない言葉を投げてしまう。
 そんな険悪な雰囲気のままの彼らに、近くの船の残骸にヴァジュラの巣があるとの情報が寄せられる。しかし巣の卵をサンプル回収しようとする彼らの前に、例の敵バルキリーが出現した。

 おお、バルキリーとゼントラーディの愁嘆場かw なんかすごいな。「マイクロン化したクランとじゃ淫行条例違反か」って、淫行条例あるのか、フロンティア。つか、ミハエルがゼントラーディ化すればいいんじゃあるマイカ?
 一応メインはミハエルの過去の話。これまで第三者的にひょうひょうと傍観者を気取っていた彼が、姉のことを話題にされて動揺しまくり。クランともやっぱり幼なじみで、でも一歳差くらいだったのね。姉との年齢差は逆にかなりあって、両親不在で姉がミハエルを育てていたらしい。が、作戦行動中不倫関係にあり別れ話を切り出されていた上司を誤射してしまい、それが故意ではないかと軍法会議にかけられてる最中に自殺してしまっていた。覗き屋とは言えグレースが知ってたくらいだから、フロンティアのみならず各船団でそれなりに有名になったスキャンダルではあったんだろうな。
 姉の誤射が意図的か否か。それを知るためにSMSに身を投じたミハエルは、クランを盾にされ、またアルトともつれる敵バルキリーに狙いを定めきれない。しかしアルトの「姉を越えろ!」という叫びに動揺を振り切り秘中の狙撃を成功させる。
 ミハエルもまた訳ありであり、いかなる形でかそれを乗り越るためにSMSに参加しているということでは自分と同じと知ったアルトは、初めてミハエルと「ミシェル」と愛称で呼ぶ。
 メインの流れはそんな感じだけど、サイドでは、やっぱりシェリルは学校に行けないような境遇だったことが示唆されていたり、ランカの芸能活動が何者か(恐らくレオン三島)によって妨害されているらしかったり。やっぱりヴァジュラはあくまでヒューマノイドの道具でもあるらしい。
 それにしても、マイクローン←→ゼントラーディって、一瞬で済むようになったのか。なんて技術の進歩w そいでもって次回はマクロスゼロですか?


2008年05月31日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガ#9

  ドルアーガの塔 #9「イレブンナイン」。塔の攻略を順調に進めていくジルたち。しかし自爆モンスターのせいで崩落事故が発生。多くのパーティが仲間とはぐれてしまう。ジルたちとニーバたちも仲間とはぐれてしまい、どうにか合流しようとするのだが、それぞれ意外な相手と行動を共にすることになる。

 仲間とはぐれて急場のパーティを組むことになるのだが、その組み合わせがジルとファティナ、カーヤとニーバ、ケルブとアーメイ、メルトとエタナ、クーバとウトゥ・カリー……カーヤとニーバはそれぞれ事情を知ってるらしい含みのある者同士、ケルブとアーメイは過去に因縁がある者同士のようで。クーバたち基本的に脇役パーティとなんだかラブコメモードなジルたちはともかく、性格が正反対なのにメルトとエタナが意外と上手くいってる。メルトはダメ人間だけど鷹揚だし、エタナは大人だからなぁ。ダメ人間だけど邪悪なところのないメルトにエタナもそれなりに心を許していい雰囲気にもなるけど、結局はケルブLOVEの人だから。
 それぞれ道行きの最中ブルークリスタルロッドを手に入れてかなえたい願いを口にするのだけど、カーヤとニーバの会話ではそれが出てない、ってことは、そんな甘いお宝ではなさそう。ジルが単に正義感からドルアーガを倒したいだけでブルークリスタルロッドを手に入れてかなえたい願いがない、というのも響いてきそうだし。
 そうやってそれぞれが交流を深めあるいは真情をあらわにしている中、クーパたちのパーティがパズスと遭遇し、クーパとウトゥを逃がすためにカリーが犠牲になる。サブメインキャラでは初めての犠牲か。最初ニーバと合流できてうかれるファティナもカリーの死、そしてそのことを顧みようとしないように見えるニーバに、少なからずショックを受けているよう。ニーバの抱えているものも多分大きなものなのだろうけど、微妙に嫡子であるジルに対し、自分が庶子であることの劣等感が見え隠れするのが気になる。ジルたちの父親が敵前逃亡の汚名を着せられてるらしいのも気にはなるし。
 全12話だからこれからどんどんたたみかけてくんだろうけど、カリーの死を皮切りに明るくない展開になっていきそうだなぁ。
 追加:なんだかタイトルが気になったので 聖書協会 で創世記11章9節を検索したら、以下のようだった。
こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである
 なるほどね。