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2007年03月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] なかなか難しい

  先生は生徒の手本なのに,自分達は校則を守らないのに生徒に守れと言うのはおかしいと思います読売 大手小町 )。これ、なかなか子供が納得できる答えを言うってのは難しい。無論、どう考えたって「先生と生徒はすべて同じルールを守るべき」なんて理屈が通るわけがない。何故なら学校は教育をする場所で、教育を施す側と施される側とで同じというわけにはいかない。
 ではどう答えればいいかというと、「これ」という決定的な答えが見つからない。「規律を守ることを覚えるようするのも、教育の一環だ」というのは正しかろうが、それで全部納得いくのかどうか。
 そんな回答の中で 「先生がセーラー服着たり2つに縛ってたりしたら気持ち悪いでしょ」はなかなかにふるってた。


  クビまであと1年か・・頭をよぎる(根津公子)レイバーネット )。国歌・国旗がらみのこの手の話を見るにつけ思うのは、「『教育の自由』と言ってるけども、一体それって何?」ということだったりする。 ここの人 が「教育の自由」とそれが絶対正義・真理の如く言ってるけど、「自由」の概念ってのはそもそも発明品で、「そうした方が適切である」というものに法律上付与されるものである。じゃ、「教育の自由」を規定した法律は? 「自由教育」というものはあるが、これは教育を受ける側の自由で、教育する側の自由ではない。「教育者がすべて自由裁量で教育して良い」という自由など、実際はない。法律上もまったく規定されてない。
 これは民間企業を考えて見ればわかる。末端の営業職が「営業の自由」を掲げて、「すべて俺の自由裁量でやらせろ!」などと訴えることが適切かどうか……無論、自由裁量の部分はあるのでその範囲内で生徒とどう対するかは各教師それぞれだが、「教育の自由」というのは、「自由は皆に与えられたもの」「自由ということは正しい」という「なんとなくの思い込み」を利用しただけのゴリ押しに過ぎない。
 もし方針に不満があるなら組織の一員として上申するなり、裏付けのない「自由」を主張するのではなく他に方法を考えるべき。主張が正しい、間違ってる以前に手段がおかしい。
 それにしても「軍国教育と同じ」って、頭大丈夫かなぁ……


  防衛省、ユーロファイター選択肢にY!hl )。本気の選択肢ならいろいろ面白いけど、記事によると、F-22の交渉材料としてあげてるということだけども……実際のところはどうなんだろう?


  タミフル服用後の飛び降り・転落の報告は15件 厚労省朝日 )。これ、調べてないこともあってよくわからないんですが。日本での副作用報告例が突出してるということなんですが、用法が悪いのか、なんなのか……気にはなるんで、一応調べた方がいいのかなぁ。


2007年03月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「正義の味方」雑談

 少し前まで結構あった平成ライダーへの批判で「勧善懲悪でない」「正義の味方のはずのライダー同士が戦ってる」というのがあった。いや、今でも言われてるし、あまり聞かれなくなったのはむしろそういう意見の人の諦観だという気がするけど。
 要は、昔のようにわかりやすい悪の集団や組織があって、それと戦う、という構図ではない、というところが大元だと思うのだけど、じゃ、これはライダーだけかというと、実は結構違ったりする。スーパー戦隊も、毎回ではないがまとまった「悪の組織」というものがないものが出てきている。「デカレンジャー」や「ボウケンジャー」なんかがそう。それに比べても平成ライダーは仮面ライダーの正義性が薄い、とは言えるけど、それはひとまず置いて、勧善懲悪でわかりやすい絶対的な悪役がどうして置かれないか、というのは、これは説得力が薄くなったためだろう。
 たとえば、このことはあいつがすべて悪い、という主張はわかりやすく非常に人を惹きつけるものだが、近年は様々な意見が露出しやすく、立場や価値観が多様であるという事実に触れやすい。社会が多様化した、というか、「社会が多様である」化したというか。「悪の組織」が説得力を失った以上、それの代替はせいぜいが「犯罪者集団」だったりする。「悪いこと」が目的ではなく、手段になる。それでも確固とした正義の味方像としてチャレンジした面もあるのが「響鬼」ではあった。要は「害獣駆除」という立場。災害救助とかそういう立場としてのヒーロー像を求めたのだろう。
 それはともかく、「完膚無きまでの悪」が説得力を失ったことが悪いことかというと、そうは言い切れないと思う。単純に「悪い」と言い切れることが絶対的な魅力を失ったことと、多様性の前提化が進んだという側面もあると思う。
 善ー悪の二元論で話が済まない、絶対悪の説得力が失われたことは、多分いろんな方面に波及してると思うけど、話題が逸れすぎるのでこのへんでやめておく。特にオチはない。

[アニメ] ヤマトナデシコ#24と武装練金#25とその他

 メール配信のテレビ番組表を見たら、 デジモンセイバーズ の出演者のところにただ一言だけ「新垣結衣」と……え? 一人載るなら主役の保志宗一郎じゃないの? つか、新垣結衣って誰だっけ? ああ、ヨシノの声だ。でもなんで? と思ったら、新垣結衣っていつの間にか結構売れっ子のグラビアアイドルだったんですな……いやまあなんてーか。


  ヤマトナデシコ七変化 #24「台風の目、迷走す」。スナコの一言に傷つき、下宿から去ることを決めた恭平。大食いの賞金で資金を稼いで放浪してる恭平がテレビに映り、心配してた皆は安心しつつも呆れる。だが、恭平が帰らないのは自分の一言のせいだと感づいたスナコだけは良心の呵責に悩まされていた。やがて、追跡取材で恭平に帰るつもりがないことがばれてしまい、皆はスナコに詰め寄る。皆に責められたスナコは、どうすれば恭平が帰ってくるのか必至に考えるのだが……

 スナコはいつもの調子のつもりで言ったに過ぎないのだが、母親に拒絶された恭平には大きく傷つく一言になってしまい、スナコも悩む。さらに武長の容赦ない追い打ちが……いや、そういうことなんだけど、そこまで容赦ないか。
 みんなは以前バイトしたフランス料理店から再度バイトの誘いを受け、そこがテレビ取材を受けると聞いて、それに飛びつく。もちろん、テレビを通して恭平に戻ってくるよう呼びかける作戦。さりげないつもりは、本人たちだけってのが……
 しまいには「自分がまぶしくなればまぶしい生き物も怖くなくなる!」と無茶な勘違いをしたスナコが、電飾しまくりで山盛りエビフライを手に乱入……いつも通りもうめちゃくちゃ。それでも、恭平に戻って欲しいという願いが通じ、恭平は下宿に戻ってくることに。
 ところが、そのテレビ中継を、スナコがレディになってるとすっかり信じていたおばさんが見てしまい、スナコがレディになっていないことで恭平たちに怒り心頭。うわー、ラスボスは最強のおばさんですか……どうしろと。


  武装錬金 #25「代わりなどいない」。カズキがヴィクターを道連れに月に行ってしまった後。世界に平和は戻ったが、カズキのいなくなった穴は埋めようがない。斗貴子はカズキの果たせなかった約束をかなえるため、パピヨンとの決着を付けにいく。

 いや、これってどう考えてもやっぱりパピヨンがヒロインだよな。だって斗貴子はカズキがいなくてもそのうち立ち直るだろうけど、パピヨンはいなくなったら回復不可能だろうし、第一、最後までカズキを信じてたのってパピヨンだしな
 いや、それだけ。


 しかし、wowowでロケットガール見てたらシグルイのCMが……本当にやるんだ……キャッチコピーが「目覚めよ日本人、私たちはここから来た」って、来てへん来てへんw

[その他] うっかり釣られかけたので

  アレ はガセネタです。てか、 去年のガセネタ です。注意してください。


2007年03月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス#23とセイントオクトーバー#11

  コードギアス #23「血染めのユフィ」。「特別行政区日本」を巡って、日本人の間では様々な意見が飛び交う。黒の騎士団も例外ではない。しかし日本の完全独立を目的とするルルーシュにとっては邪魔な構想でしかない。ユーフェミアに自分を撃たせ、自分を殉教者に、ユーフェミアを卑劣な裏切り者に仕立て上げようとするが、ギアス能力が暴走し、事態は思ってもない方向に転がってしまう。

 すべてを投げだし、和解を求めるユーフェミアに、ルルーシュも策を講じて行政特区日本を壊すことをあきらめる。が、何故かCCがスザクに感応、それに伴いルルーシュのギアス能力も暴走し、ルルーシュが冗談で言った言葉がユーフェミアを拘束してしまう。そして大惨劇。うわ、容赦なさ過ぎ。
 こうなったらブリタニア側もユーフェミアをほっとくわけにはいかず、さらに一度かかったギアス能力は二度と解けない……もう転がるところまで転がってくしかないですな。悲惨なところで第一期は終わりそう。
 ホントは嫌がらせでネタバレ書こうと思ったけど、それはあまりに非道いのでやっぱやめた。


  セイントオクトーバー #11「ロリ激突!女の意地が超ごっつんこ!」。内容はともかく、EDが……って、まあこのくらいなら許容範囲というか、頭痛は起きませんが。しかし、なんで急に実写ED?


2007年03月24日() 旧暦 [n年日記]

[映画] ペーパー・ムーン

 聖書販売の詐欺を仕事としているモーゼは、知己の女性の葬儀に駆けつけるが、その娘・アディを押しつけられる。アディはミズーリにいる伯母以外身寄りがなく、そこまで送り届けることになってしまう。
 モーゼは面倒事は御免とばかり、アディの母が巻き込まれた交通事故の加害者の身内からまんまと200ドルをせしめ、それで新車をあつらえ、アディは汽車で伯母のところに送り届けようとする。しかしアディは葬儀に参列した近所のおばさんたちが「父親じゃないかしら? あごがそっくり」と言っていたのを真に受け、モーゼが父親ではないかと疑い、ついて行こうとする。モーゼはどうにかしようとするが、カフェで「200ドルを返して!」と大声で騒がれ、仕方なしにミズーリまでアディを送り届けることになる。
 モーゼは道中、生業の聖書販売詐欺をするが、どこか間の抜けたモーゼの仕事に、しっかり者のアディが口を出すことでこれまでより上手く行くようになってしまう。モーゼは半ば渋々ながらアディを「相棒」としながら、ミズーリへと向かう。
 いつか見よう、と思ってて、なかなか見る機会がなかった映画。ライアン・オニールとテイタム・オニールが実の父子で主演したというのでも有名。
 タイトルの「ペーパー・ムーン」というのは、作中でアディが一人で写真を撮った、スピード写真屋のディスプレイの「ハリボテのお月様」のこと。この映画、白黒でなおかつ禁酒法時代のアメリカが舞台なんでモノクロ映画時代の映画のように思ってしまうけども、実は1973年の映画だったのだよね。これにちょっとびっくり。
 映画自体も、ホントに良くできててびっくりしましたわ。まず、映画開始最初の五分で状況完成。十分で二人の関係が確立する。しかも状況やら背景が問題なくわかってしまう。これすごいですわ。最近の映画だとこの辺やたらと冗長ですが。
 モーゼは詐欺師で、常には聖書を売りさばいている。まともな販売なわけはなく、新聞の死亡広告欄を見て、その家に「亡くなったご主人から、奥様にと生前ご注文を受けてまして……」と本当は注文されてもいない聖書を売りつけるというもの。苦労人のアディはそれに反感を覚えることもなく、むしろツメの甘いモーゼをフォローしマネージメントしてしまう。モーゼにとっては面倒な疫病神だけど、同時に有用性も出てきてなんとなく一緒にいることになじんでしまう。
 そもそもアディの母とも男女の関係で、「父親では?」と言われても完全に否定しきれない。とは言え、最後まで父親であることは否定し続けるのだが、そんなことは関係なくなってしまう。映画の主題歌で「紙のお月様も私が信じれば本物」とあるのは、「本当の父子であるかどうかが重要ではなく、お互いの絆を信じられるかどうかだ」ということのようにも思える。
 とは言え、モーゼは特に何か劇的にアディに対し感情を変えることが起こったのではない。アディも、劇的に何か起こってるのではない。ただ、聖書販売の詐欺を一緒にするようになって、モーゼがたぶらかされ同道することになったダンサーにアディが嫉妬し、計略で追い出し、酒の密売人を騙そうとしてとんでもない目にあって……
 アディはモーゼを父親ではないかと思い、モーゼはアディを鬱陶しがりながらも一緒にいることを許容する。ぱっと見、映画の前半のある時点から二人の関係はまったく変わってないように見える。けど、アディはあこがれたピアノのある暖かい家庭より、モーゼは面倒のない一人の生活より、二人でいることを選ぶ。それまで「二人の絆の強さ」を強調するシーンなしに自然にこのラストシーンにつながってることに、ひたすら吃驚する。


2007年03月27日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 日曜からこっち

 ちと寝不足。で、日曜、朝コンビニに寄っていたら、なんだかぐらっと揺れた気が。「地震か?!」と思い周りの人間の反応を見てみるが、誰も変わった様子はない。「寝不足で立ちくらみでも起こしたかなぁ」と、思った。それが9:30過ぎ……立ちくらみじゃないじゃん。orz
 帰ってニュースを見るとかなり大きな規模の地震でびっくり。ある人が「火事が出てない」とニュースを見て言ってたけど、時間帯や過疎地域に被害が大きかったため、逆に地域の連帯が強く、初期消火が迅速だったなどの要因があるのだとか。しかしライフラインや住居などの被害はそう簡単には修復しないわけで、暖かくなってきたと言っても大変なところ。


  従軍慰安婦「おわび」見直す声、河野氏「知的に不誠実」朝日 )。「 「だから従軍慰安婦自体がなかったと言わんばかりの議論をするのは知的に誠実ではない」と語っていた」そうですが、それは間違いですね。「なかった」と断言するのは知的に誠実でないかもしれませんが、「証拠がないのであったと断言することは出来ない」と言うのは知的に誠実です。もっと言えば「なかったと言わんばかりの議論をするのは知的に誠実ではない」と実在の断言に疑問を投げかけることを否定することが、そもそも知的に不誠実、というか知的でない行為です。ただの言論の封じ込めやん。言動の自由を抑圧するような真似はいけないですね。
 そもそも「従軍慰安婦」の定義ってなに? それをはっきりさせないで「なかったと言うな!」なんて方が滅茶苦茶。そういえば、「詭弁論理学」に詭弁の手法として「定義を曖昧にしたまま押し切る」ってのがありましたっけね。


  植木等さん死去朝日 )。そりゃ、ハナ肇も亡くなったし、年齢を考えれば不思議ではないので、そう遠くない将来には、とは思ってましたが……お悔やみ申し上げます。

[特撮] 電王#9とゲキレン#6

  電王 #9「俺の強さにお前が泣いた」。イマジンが引き起こす空手部員を襲う通り魔事件が主軸となるが、もちろん今度は三体目の良太郎憑きイマジンの登場でもある。って、今回は最初から良太郎についてるわけではないみたいだけど。妙な関西弁を使い、妙にとぼけたところのあるイマジンだが、そのイマジンが憑いた男・本条は空手大会の決勝で急病で準優勝に甘んじている。良太郎たちはそのイマジンが通り魔事件の犯人だと思って探す。けど、イマジンはもう一体いた。それも、決勝で本条と対戦し、結局不戦勝で優勝した菊池に憑いていた。菊池の望みは「大会に出場した相手を消してくれ」ということではなさそうだけど……
 本条に憑いたイマジンは喜んで電王と戦うのだけど、その戦いの最中、別のイマジンに襲われた本条を、身を挺してかばう。願いをかなえて過去へ飛ぶためなら憑依した相手のことなど知ったことではない、という普通のイマジンとはちょっと違うよう。
 今回はどうしてそこまでハナがイマジンを憎むのかとか、伏線の回だったけど、予告を見るとハナがいつの時代の人間なのか、どうしてイマジンを憎むのかとか、「特異点」の謎の一部もわかりそう。今回良太郎が素で空手部員を投げ飛ばしたのもそのせいかな?


  ゲキレンジャー #6 「ジュワーン!って何?」。元新進の画家だったレツ。技巧派の五毒拳・モリヤとの戦いで、その考え方と激獣拳に入門したきっかけが明らかになる。って、「勝てばよかろうなのだァ!」とは言わないけど、そこまで相手の土俵にこだわらんでも……でも、壁面での戦いは、壁面のセットを横にして撮ってるんだろうけど、スーツアクターさんの演技や大道具美術さんの力もあって、垂直か水平か迷ってしまった。流石ですなぅ。
 しかし、モリヤの足の裏の「臨気でできた細かい毛」って、なんでそれでくっつくのか子供たちはわかるのかな?(不思議な毛だからくっつく、って理解でも別にいいんだけど) 参考: 「ヤモリの足裏」の秘密をナノテクで実現hotwired )。

[アニメ] まなびストレート#12

  まなびストレート! #12「桜色の未来たち」。卒業式の一日。それぞれが新しい道へと進む。むつきはソフトボールの実業団へ、桃葉は映像の専門学校、芽衣は大学へと。まなびは、なんとフリーター、そしてみかんは、アメリカに留学。
 みかんは、生徒会活動は楽しかったけど、みんなに引っ張ってもらうばかりで自分からは何もしなかったから、今度は自分ひとりで、「わくわくきらきら」を見つけたい、という。
 とは言ったものの、いざ出立の日、空港で怖気づいてしまうみかん。そんなみかんを、見送りに来たみんなが後押しする。順当、というか、基本的にこれはみかんの視点から語られる話だった、ということでしょうね。
 最後に、一年半後日本に帰ってきたみかんを、仲間たちが出迎える。最初の 時から二年たってるのに全然成長してねえ! とか思ったけども、みかんと芽衣の服がOPのと同じことに気づいて「?」。そしたら案の定、OPの映像へとつながってました。
 第一話の冒頭と同じ冒頭シーンや、桃葉がプロモーションビデオの時にみんなでとってた「勝利のポーズ」の写真で受賞してたり、みかんがみんなにおいていかれる不安として見た踏み切りの夢のシーンが、再会シーンになってたりと、これまでの細かいところが盛り込まれてて、しかもユーフォーテーブル作品としては一二を争うほどきれいにまとまってました。いや、個人的に第四話(「プロモでゴー!の巻」)の冒頭でもう客観的評価不能になってしまったんですけどね……あれはちょっと、個人的には見てるとボロボロ泣けて来て動揺しまくりですわ。ノスタルジックとか以前に、あれで他人事じゃなくなってしまってダメ。


2007年03月28日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 妖奇士#24とマイメロシャッフル#52とヤマナデ#25

  妖奇士 #24「後南朝幻想」。あ〜、打ち切りで急ぎ足ってこともあるけど、いつもの會川昇の悪いクセが出たようで……やたらと説明台詞が続き、説教をしたがる……いや、いろいろツッコミどころはあるけど、とりあえず、神官だからどんな神でも祀らなきゃいけない、ってことではないと思うんだけど。


  おねがいマイメロディくるくるシャッフル #52「夢がかなえばイイナ!」(最終回)。クロミノートに一万のマイメロへの恨みが書き連ねられ、その恨みのパワーでダーちゃんがクロミの身体を乗っ取ってしまう。メロディタクトの壊れたマイメロたちはどうすることも出来ないが……
 マイメロ、今回二度もピンク音符を揃えたのに、どちらも空気を読まない願いを……実はこいつが一番の大迷惑だったんではないかという気が、いまさらながら。でも、クロミノートを見てクロミに気付かず非道いことをしてきたと後悔。自らクローゼットの中に入ろうとする。マイメロへの恨みが消えないとダーちゃんから離れることが出来ないクロミだが、マイメロが消えそうになるのを見て恨みも忘れて止めに入る。
 結局クロミから追い出されたダーちゃんはウサミミ仮面の技で弱ったところをバクに食べられて消滅。願いが叶って恵一から出てきたピンク音符でハリネズミ君の風邪も治して万事事態は解決。クロミのことも、収まるところに収まったという感じ。
 ただ収まってないのが歌のことが好きと自覚した恵一。音楽への情熱も取り戻し、歌にも告白しようとするのだけど、以前「妹」と言われて、もはやすっかりそのつもりになってしまった歌には空振り。歌は駆の告白への返事をする。王子様と言えども、タイミングを逃すと騎士に負ける、ってことですか。肝に銘じとこ。
 で、恵一と潤の柊兄弟は音楽活動のためヨーロッパに旅立ち、歌たちはマイメロたちともお別れ……のはずだが、次週からの新番組内でショートアニメ「おねがいマイメロディすっきり」が始まるとか……クロミとの魔法対決は終わったし、ショートのドタバタになるのかな?


  ヤマトナデシコ七変化 #25「レディへの道」(最終回)。スナコがちっともレディになってないことに怒ったおばさんは帰国早々四人のところに殴り込み、つるし上げる。そしてスナコに数日後にひかえたパーティでお披露目をするよう説得するのだが、意外にも承諾したスナコ。その交換条件は「おばちゃんが普通の主婦になってくれたら……」。きらびやかでなければ好きなおばさんと楽しく過ごせると思ってだった。これまた意外にもすんなり受け入れたおばさんだが、そもそも普通の主婦を知らないおばさんは洗濯、買い物にも常識外れなゴージャスさを発揮。おまけにどてらを着ておでんを食べていてもエレガントさが染み出す様子に、スナコは「おばちゃんが普通の主婦になれないように、私も素敵なレディになんてなれない」としょげてしまう。
 おばさんはただ昔のようにスナコに元気になって欲しかっただけなのだが、自分の押しつけでスナコに嫌な思いをさせてしまったことに気付き、引き下がる。
 だが、おばさんをがっかりさせてしまったことにスナコが発憤。四人組に急ピッチでレディにしてくれるよう、頼み込む。

 四人とおばさんの攻防、となると思いきや、スナコとおばさんの話に。スナコは昔からおばさんが大好きだったし、おばさんは最愛の旦那が亡くなったときに幼いスナコが一生懸命なぐさめてくれたことから、スナコを大事に思っていた。
 結局、四人の特訓を受けたスナコだけどもやっぱり人前に姿を晒すことが出来ず、でもおばさんの結婚記念日は祝いたくて、怪しげなフード姿で四人(+乃依)と登場。おばさんはスナコが自分を大事に思っているとわかってそれだけで満足する。が、階段で転んでフードが脱げ、中から素敵なレディ姿のスナコが……が、転びかけたスナコを支えた恭平のまんぶしさに、いつも通り鼻血大噴出。おばさんはおばさんで「スナコをスーパーレディにするのよ!」とこれまで以上に張切り出す。それでこそおばさん、という感じか。
 絵柄や演出にクセがあったけども、悪のりながら安定して楽しめました。

[その他] えさ〜ら〜い、えさ〜ら〜い♪

 気がつかなかったけども、 こんなもの をやるんですな……気付いて良かった。しかし、ずらっと並んだ新メンバーの顔を見て、「あ、ココリコ田中が牧史郎か」と思ったら、ココリコ田中は三沢京介……いや、どう見ても勝呂誉ってより岸田森でしょう……


  関テレ除名で民放連「自浄」を前面 行政“圧力”回避へ産経 )。スケープゴート、に見えてしまうのは下衆の勘ぐりかな? ともあれ、業界がこれから変わるかどうかで本当に「自浄」してるか判断すべきわけで。
 とか言ってると TBSが番組の誤り認める  「朝ズバッ!」の不二家報道 ( 東京新聞 )。 「視聴者が誤解する可能性があった。ただ根幹部分に問題はなく、捏造などはなかった」。事実でないことを事実のように報道することを「捏造」と言います。自浄能力、ホントにあるの?


  「牛乳=有害」は根拠示せ…医師らが書籍著者に質問状産経 )。え〜っと、 サンマーク出版 ……これって風評被害として十分訴えられるんでね?


  下村発言―首相のおわびが台無しだ朝日 )。「  河野談話が認めるように、慰安所の設置や管理、慰安婦の移送に軍が関与したのは明白であり、慰安婦の生活は「強制的な状況の下での痛ましいもの」だったことは否定しようがない。」認めはしたけど、証拠がない、というのは事実。つまり、「証拠がない」という発言は何も問題はない。設置や移管に軍が関与したって、当り前やん。軍が民間に委託したんだから。それが「当時の法的に問題となることだったのか」というのが重要。合法でありかつ一般的に行われていたことなら、それだけを何故取り上げてるのか、ということになる。現時点では、特別問題がある、という行為の証拠はない、ということ。問題があるのは、「証拠がない」という発言を封じ、反論を封じ、議論を封じ、思考停止に陥らせようとしてるとも取れる行為の方でしょうね。


2007年03月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 関テレ除名で毎日が

  社説:関西テレビ除名 番組制作の構造の見直しを毎日 )。いや、言ってることは正論なんだけど、毎日に言われてもなぁ、という気も。
 あと、「構造的な問題」というのも正しいのだろうけど、じゃ、なんでそんな構造になったか、という辺りまでつっこんでないのが、ツッコミ不足。少なくとも他人事のような顔する問題じゃないと思うんだけどなぁ。


  「朝ズバッ!」が不二家報道で捏造疑惑…TBSは否定サンスポ )。ま、自分の報道したことには責任持てぇよ、というのはさておき、「 みの氏は不二家報道の翌日の番組冒頭で、不二家について「もうはっきり言って、廃業してもらいたい」と言い放っているが、TBSは「『廃業を覚悟して不退転で臨んでください』という励ましの発言だったのでは」としている」。いや、それは無理がありすぎだろう。
 とりあえずTBSさん、廃業してください(励ましの言葉)


2007年03月30日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] わかっちゃいるけど……

 植木等が亡くなって三日、どうやら昼に追悼番組はあちこちやったらしい。無論、昼間では見れるはずもないが。が、現在追悼に植木等主演映画を流したのは「日本一のホラ吹き男」を流したテレビ東京系だけ……追悼番組も悪くはないだろうし、春の番組改編期になって急遽スケジュールを割り込ませにくい、ってのもあるだろう。けど、やっぱり故人を悼むには作品を流すのが一番だと思うのだけどなぁ。

[アニメ] コードギアス#23

  コードギアス #23「せめて哀しみとともに」。 ギアスの暴走により日本人を虐殺しだしたユーフェミア、ただギアスの命令に忠実に殺戮を行うユーフェミアを、ルルーシュは撃つ。スザクのランスロットが瀕死のユーフェミアをすくい上げるが、もはや打つ手がない。自らが何をしたかもわからず、行政特区日本のことを心配して息を引き取る間際のユーフェミアに、スザクは「行政特区日本は大成功だよ」と嘘を吐く。一方、ゼロはこの状況を最大限利用しようとキョウトの連中も吸収、「合衆国日本」の建国を宣言し、東京へと侵攻する。

 最終回だけど最終回じゃない。制作が遅れて二話分放送がずれ込んだから。本来放送されるはずだった最終二話、#24、25は夏に放送とのこと。
 で、内容だけども一応ネタバレなので反転。 ユーフェミアはルルーシュ自らが始末するが、すぐには死なず、スザクの目の前で息絶える。その前に、ギアスの命令に従ってスザクが日本人だったかと確認しようとするが、意志の力でそれを押さえ込む。ギアスがかかった直後にあらがおうとしたことといい、ルルーシュは単に命じられたのがユーフェミアにとって最も忌むべき行為だからだろうと理解したが、ギアス能力が暴走した際には能力の性質が変化するらしく、CCはそれを危惧している。また、ゼロへの復讐を誓うスザクの前に「VV(ブイツー)」と名乗る少年が現れる。CCと同等の存在? ユーフェミアの日本人虐殺を追い風に打倒ブリタニア帝国にレジスタンスが蜂起したことで事態は混迷。戦火が迫る東京ではヴィレッタが扇の女と言うことで襲われ、ユーフェミアに偏愛を向けていたニーナはユーフェミアの死にショックを受けつつも、何かナイトメアをいじる。いくら天才とはいえ、そんなに急に何かできるんかいな。なんか「一晩で手編みのセーター」並のコワサ。それを言ったらあっという間に軍団を整えるルルーシュたちも相当に時間的に飛躍があるんだけど……オレンジ卿も「おはようございマシタ」と妙におかしくなって復活だし。
 てなわけで真の最終回は夏までお預けですか。


2007年03月31日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、いつものことか、と言えばそうなんだけど

  自衛隊初 PAC3配備『北の脅威』でなし崩し東京新聞 )。ざらっと読んで面白かった部分を。
  その一人で無所属の山下修子市議は「事前に発射が知らされず、命中しても破片がバラバラと住民に降ってくる。逆に『敵』の攻撃の標的となり、危険性は増すばかり。住民不在の安全保障だ」と憤る。
 は? この方何を言ってるんでしょう……? 事前に発射が知らされないって、そんな時間的余裕はそもそもないでしょうし、住民が「ダメ」と言ったら、他の地域への被害もOK、ってことでしょうか? 「破片がバラバラと……」ってのも、冗談で言ってるのでしょうか? わけわかりません。もし「破片が降ってくる」としても、破片とミサイル、どっちが降ってくるのがマシだと思ってるのでしょうか? 攻撃の標的になる可能性については、なんの軍事的意味もない場所よりは確かに高いでしょうね。でもなんで標的にされるのかと言えば、存在すると不都合だからでしょう? つまり、全体としては相手のデメリットとなり、攻撃の抑止力となる、という考え方ができるでしょう。なんなんだろねえ。批判はいいにしても、もうちょっと相手側に通じる話をしていただきたいところ。
   この点について、立命館大の藤岡惇教授(米国経済論)は「米国にとってはグアム、ハワイ、本土の防衛が主眼。日本人の暮らしを守ってくれるという見方は『幻想』だ」と断言する。
 いや、「日本人の暮らしを守ってくれる」というのは「幻想」はいいですが、軍事協調の意味を根底から否定されてるんでしょうか、この方?
 この説にNPO法人「ピースデポ」の梅林宏道代表は次のように反論する。

 「国際社会では兵器に防衛、攻撃の区別はつけられないのが常識 は? 初耳です。MDの設備で日本が中国を「爆撃」するとお考えなのでしょうかね? 以下の部分をみると、どうもそうおっしゃられてるようです。
兵器は配備の文脈で解釈される。中国、北朝鮮は米軍包囲網の脅威にさらされていると感じている。
 「包囲網」に驚異、ってより、それは抑止力としての「軍事協調」が有効に働いてるってことでは? 驚異だから攻め込む、という単純思考?
 いや、批判はいいけど、何が言いたいのかわからないのは、ちょっとねえ。(ある意味わかりやすいけど)


  政府「軍命」隠滅か沖縄タイムス )。「 「軍隊は住民を守らない」という教訓は」。教訓っつーか……軍隊の役割は「相手に対して打撃を与える」ことであるのは当り前なのだけど……それが大きな視点で相手への抑止力になったり、国益という形で国民に還元されるということにすぎない。そもそも軍隊の目的を不鮮明にしたまま批判を展開するからおかしなことになるんだよなぁ。批判をするなら定義を明確にしていきなさいって。


  低炭水化物ダイエットの“リバウンド”?パンなど大売れ産経 )。「 米国人は少し前まで炭水化物を控えたダイエットに夢中だったが、好きなものを食べられない生活にやや疲れ気味。特に子どものころを思い起こさせてくれる手作りのパン、ケーキ、パスタ類の味にひきつけられるようで、その消費が増えている。」。やっぱアメリカ人にダイエットは無理なんだ、とか偏見に満ちた言葉で締め。チーズとマカロニて……

[アニメ] いろいろ

 番組改編期で最終回ラッシュだからなぁ。
  セイントオクトーバー #12「ロリ純愛!ソフィアの愛は超輝いて…」。あらまあ、OPに出てるキャラが一人退場……しかも主人公にトラウマ植え付けて。(二度目のジャッジメントで消滅すること前提で復活カードを渡した)クルツ社長が一番悪いんでしょ、というのは身も蓋もないけど、小十乃たちも無邪気に力をふるってたからなぁ。ヨシュア君が早々に正体バレで「人間ではない」ということを明らかにしてしまったけども、この辺は深く突っ込まれるんだろうか? 人間でないから言っても詮無いけど、やってることは結構えげつないものなぁ。
 しかしクルツ、これまではオトボケが前面に出てたけど、今回はかなり嗜虐的な面が押し出されてきてて、雰囲気変わりそう。


  銀河鉄道物語 永遠への分岐点 #24「遙かなる誓い」。別次元で父・渉と再会する学。渉はその次元で「悪魔の機械」を操って人々を苦しめる悪魔と呼ばれていた。だが、「悪魔の機械」の正体は実は銀河鉄道管理局が異次元に送り込み暴走していた次元掘削機の実動機だった。そして、渉はその次元掘削機に取り込まれてしまっていた。
 父との再会、そして再度の別れ、というわけで、第一期に比べれば小振り感はありますが、結構綺麗に落ちたかと。個人的にはケフェウス小隊のローレンス隊長が冷たい印象から熱い男に転換したのが、結構良かった。いや、ケフェウス小隊のコーリーがいいってことではないですよ? 全然。
 しかしこの調子なら、有紀学でもう一期作れそうだ。


  武装錬金 #26「ピリオド」。ほぼ原作通りの幕引き。手堅い作りですが、ちと月面決戦をもっとガッツンガッツンやってほしかったかなぁ、と。その分、パピヨンとの逢瀬に割かれたのかもしれないですが。エピローグ自体は原作の時と同じで「無難にまとめた」という印象なのだけど、やっぱパピヨンの顛末は結構良いと思った。作者の「こんなもの」という自己規制が強くって、パピヨンのようなはじけっぷりがほとんどでないのがやはり惜しい。しかし、毒島の素顔(全部)と、剛太とちーちんのフラグ立ちは無しなのね。


  スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ #25「ディバイン・ウォーズ」。シリーズ前半は、宇宙からの侵略者が相手のはずなのに地球人同士でのごたごたばかりで、正直なにやってるかわからなかった。後半は、ちょっと面白くなってきたけど駆け足気味でやっぱよくわからない部分が……イングラム少佐がどういう位置づけの人物か、検索して「スーパーヒーロー対戦」のプレイヤーキャラだということを知ってようやくなんとなく理解できたし。ちとバランスやら構成やらが惜しいシリーズでした。後半の展開を全編でやって、きちんと伏線とかを張ってくれればなぁ。


  デジモンセイバーズ #48「完全決着!さらばケンカ番長」。イグドラシルが結局なんだったのか、というのは結局謎だったけど、デジモンたちが人間の想いに応えてデジモンワールド・人間界両方を救うのに集結するのも、安易に「相互理解」とか「軌跡」に頼らず、「デジモンは人間の想いに反応してしまう」という設定を使っていて、「ああ、なるほど」と思ってしまいましたですだよ。
 まあ、ロイヤルナイツたちも結局デジモンと人間たちの側に立ってイグドラシルに敵対したし、デュークモンが最後まで悪者じゃなくって良かった。
 で、最後は結局マサルはどこまでもケンカ番長ってことで……一体何年デジモンワールドで放浪してるんだ?


 ひとまず今日はここまで。