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2013年03月31日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 獣電戦隊キョウリュウジャー#7とウィザード#29

  獣電戦隊キョウリュウジャー #7「いかれ!ダイゴのだいピンチ」。ガブティラと出会った島に荷物を置きっぱなしだったことを思い出したダイゴ。その荷物を取りに戻ってる間、父から預かったペンダントをイアンが預かり、調査することに。
 一方、キョウリュウジャーたちが次第に力をつけていくことを懸念したデーボス軍はヤキゴンテ・デーボを生み出す。ヤキゴンテは特殊能力でゾーリ魔を別人の姿に変え、人々の諍いを誘発していく。
 それを見つけたキョウリュウジャーはダイゴ不在のままヤキゴンテを倒そうとするが、ヤキゴンテは今度はキョウリュウジャーの偽物を生み出し、仲間割れをさせてしまい……

 定番の偽物エピソード。ただ、それも今回はダイゴの大馬鹿なまでの熱血さを引き立てるネタにしかならなかったようで……ヤキゴンテの生み出す偽物は、外見だけでなく、相手の弱みの知識までコピーするため、ズバズバ相手の心の傷をえぐるえぐる。まあ、元々フリーダムな連中だけに、そこらへんの信頼は薄いんだよな……唯一冷静に判断できるイアンも、ダイゴを怒らせるために利用されるのだけど、ダイゴは最後までイアンを信用し、イアンがそこまで言うからには自分に何か悪いところがあったのだと嘆き、ヤキゴンテの作戦を結果的に撃破。
 でも、実はそれはキョウリュウジャーを引きつけておくための陽動作戦で、百面神官カオス自ら赴き、6番目の獣電竜・プテラゴードンを強奪する。これは早々に追加戦士ネタだけども、まだ見当もつかないのだよなぁ。ひとまず、ドゴルドがプテラゴードンの獣電池にエナジーを注入できてるみたいだけど……


  仮面ライダーウィザード #29「進化する野獣」。ドラゴタイマーでどうにかファントムの攻撃を凌いだウィザードだったが、結局ビーストドライバーとリングは取り返せないまま。限界が近づいた仁藤をどうにかすべく、晴人が魔力を与えようとしても失敗。最後の手段でアンダーワールドでキマイラを倒そうとするが、何故か仁藤が苦しそうにしながらそれを拒否する。
 凛子がベルトと指輪を奪われた状況を調べようと中本に状況を尋ねるが、中本の返答がどうにもおかしい。これは、ベルトを奪ったのはファントムではなく、中本ではないかと確信する。
 仁藤はベルトがなければやがて命を落としてしまうのに、自分を守ろうとした仁藤にそんな仕打ちをするなんて、と怒る一同だったが、仁藤は逆にそんな皆をなだめる。それを不思議に思う一同だったが……

 ビーストパワーアップ後編。自身の発見を奪われるかと疑心暗鬼に陥り仁藤を警戒するだけではなく、自分の名声のためにビーストのベルトと指輪まで奪ったゲートである中本。だが、仁藤は事情を察しても他の皆のように決して怒りをあらわにしないどころか、逆に中本の気持ちを理解する。
 それは、純粋な探究心。道の先にある真実を知ろうとする気持ちは、遺跡からビーストのベルトを発見し、キメラにとりつかれてしまった仁藤が、絶望せずに戦い続けてる理由でもあった。
 ゴーレムの技能で作られた偽ベルトに動揺しホンモノのベルトの場所を抑えられ、凛子たちからベルトを奪ったことを看破されて糾弾された中本は、そう言って自分を擁護する仁藤に心を動かされる。それは、かつて上司に発見成果を奪われたのを見返すため、がむしゃらに成果を求めていた自分の不純さを、恥じてのことだった。
 そこに、グレムリンから中本の希望が「自分の研究が世界に認められること」と聞いたスプリガンが、ビーストのベルトと中本の発掘物を破壊するため現れる。しかし、ウィザードが偽ベルトでスプリガンをおびき出した隙に、仁藤の想いを受け取った中本が、ベルトだけでなく、自身の発見物をも仁藤に託す。
 グレムリンとグールに苦戦するウィザードの元に駆けつけたビーストは、最初魔力不足からグールにすら苦戦する有様だったが、中本の発見物を通してキメラと対話。それを使えば現実世界でキメラの力を使えるが、制御できなければ自滅するとの言葉にも、まったく怖じずに応じる。それを聞いたキメラも、呵々大笑して一時姿を消す。
 そいでもってパワーアップ。ハイパーリングを使って、ビーストハイパーに。パワーは圧倒的だけど、他のアニマルリングは使えない??? トリッキーな戦いは期待できないような。
 気になるのは、元々ビーストのパワーアップを狙っていたらしいグレムリンは、ワイズマンの真意を探るのが目的らしい。そして、さらに混乱を招くべく、ワイズマンにより拘束されてたファントムを開放しようとする。なんかその結果、晴人がピンチに陥ってるような。


2012年03月31日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その3

  ちはやふる 。いろんな壁にぶつかり挫折を経験した登場人物たちが、それでもさらに高みをめざそうとする最終回。現名人の「感じ」の高さに絶望するも、つくえ君から彼女自身も「一字決まり」を二十枚持っていることを知らされ、1つずつ、得意札を作っていこうとするちはや。公式の読み手を目指すカナ。感じや才能だけが札を取る能力ではないと開き直る太一。いや、最後のはそれでいいんかと思わなくもないけど、まあ、勝てば良かろうなのだァァァァ!ってことで。
 特に動きが顕著なのはアマタサイド。亡くなった祖父が持っていた名人位にこだわりつつも現名人の実力に絶望もしているが、一歩一歩、強い相手と試合をしてくしかないと心に定め、しかしその相手がいないと焦れていたところで心を折られた兄弟子復帰。
 これで終わりなのが惜しい。圧倒的才能があるがそれゆえに他との繋がりを持てない者と、他との繋がりの中で一歩一歩強くなろうとする者の対比が示され、それが今後どうなるのかが気になる終り。日テレ系の少女漫画系深夜アニメは結構中途半端で終わることが多いので、そうならないことを希望。

  夏目友人帳 肆 。今回は夏目の過去が絡んだ話。幼い頃親戚にたらい回しされていたのと、これまで触れられてなかった両親についての話。妖怪が見えることで周りから奇異の目で見られていたのと、そのことから周りに遠慮し、壁を築いていた過去の夏目、そして両親のことを心の奥深くに封じ込め思い出さないようにしていた自分と向き合うことだった。
 シリーズごとに夏目のトラウマが解消していくのだけど、トラウマが全部なくなったら、このシリーズ続けられないんじゃ……? 礼子さんがらみの話に振るのか?

  プリズム 。プリズムクイーンカップが終わっての後日談。素で「ギャフン」とか言って許される声優って阿澄くらいですよ? これは大変貴重ですよ?
 なんかいろいろびっくりというか驚愕の展開の連続でしたが、せれのん、プリティトップ入りだとか、阿世知社長とそなたの関係が思ってたよりガキっぽい関係だったとか、純とマダムKのやりとりだとかw
 特に最後の、純とマダムKが親子関係てのは非常に納得なんだけど、むしろ阿世知社長が血が薄いんじゃないかと。特にいじられ体質のあたり。
 次からは新シリーズなんだけど、こんだけインフレさせてどうするんだ?


2010年03月31日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回あれこれ

  こばと。 :まあ、普通にハッピーエンドと言うか。幼稚園絡みの話がもうちょっとドラマを掘り下げられそうだったし、思わせぶりの設定が思わせぶりにしかなってなかった気が。でも作画とかは終始良かったか。
 悪いとは言わないが、良いとも言えず。点数で言うと……ま、やめときましょ。

  おまもりひまり :終始テンプレ通り。いや、この手の需要もあるんでいいでしょうが。ただ、何一つ突き抜けたところがない作品だったなと……背伸びして失敗してるへっぽこアニメは妙に好きだけど、これは背伸びすらしていないのが、ちょっと。

  エレメントハンター :最後の「元素消失の発端は子供のころのカー博士だった」ってのは、一応伏線は張られてたながらも唐突の感は拭えない。けど、何気に良作の多いNHKの科学系教育アニメとしては十分にその系譜として合格だったかと。十二分に楽しめました。
 最後のユノを」ご都合主義と見るかは微妙なところだけど、個人的には救いだと思う。

  れでぃ×ばと! :お色気イロモノでやるんだったらこのくらい振り切ればおまひまも面白くなったろうに。(それでは地上波で放送できんか。)
 ハーレム部分はテンプレとしても、おまひまと違いその他のドタバタラブコメ部分がちゃんと楽しめるようにできてまし~た。スタッフの実力の差ですかのう。

  天体戦士サンレッド(第二期) :第一期と同じく最後はちょっとマジバナのほのぼの。かよこがどうしても断れないと言われ地元にお見合いに帰り、サンレッドがイライラしたり気の抜けたようになったり。
 しかしムキエビは本当に空気読めないなあ。w

  極上!!めちゃモテ委員長 :最後二話は「伝説のヤンキー」北上未海が「パーフェクトな委員長」を目指すようになった中学時代のエピソード。もっと隠すかと思ったら、あっさり自分で話したな。東條が運命の人だった、ってのはお約束だけど、そもそもなんでヤンキーになったんだ?
 で、視聴率が順調だったのか「second collection」として二年目に突入。CG人形劇に割と慣れた自分がいたり……

  ジュエルペット :人間を憎悪し、魔女に封印されたディアンだが、リンコのために人を信じようとし始める。しかし様々なすれ違いのせいで、ディアンの負の感情が良いディアンの感情を飲み込んでしまい、暴走してしまう。
 「マイメロ」シリーズほど突き抜けた展開ではなかったけど、キャラが多い割にきちんとまとめたなぁという評価。おかしなキャラたちやルビィの最後までゆるいけどリンコに対する信頼とか、しっかり笑わせて押さえるところは押さえてました。ハーブ団も最後に復活してたし。
 二期目はあるけどジュエルペットキャラだけ引き継いでの別物らしい。う〜ん。

  クロスゲーム :原作も最近終わったけど、こちらも原作準拠で無事終了。あだち充が面白く感じる歳になったか、といろいろアレだけど、見てると同じようでいて実は巧みな作り方だってのがようやくわかるようになってきた。だから好きかどうかは別なんだけど。
 結構佳作だったんじゃないかと、わりと思います。はい。


2009年03月31日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 金龍氏訃報とか

  名脇役 金田龍之介さんが死去NHK )。
時代劇の悪役からコメディーまで幅広い役柄をこなす名脇役として活躍した俳優の金田龍之介さんが、慢性腎不全のため31日未明、埼玉県内の病院で亡くなりました。80歳でした。

金田さんは昭和3年、東京で生まれ、5歳のときから大阪の劇場で子役として活動しました。戦後上京して劇団新派に入り、舞台俳優として活躍しながら昭和43年、勝新太郎さんなどの主演で人気を博した「悪名シリーズ」で映画界にデビューしました。その後、NHKの大河ドラマなど多くのテレビドラマに出演し、時代劇の悪役や温和な父親の役など幅広い役柄をこなす名脇役として活躍しました。コミカルな演技も得意で、NHKのバラエティー番組、「コメディーお江戸でござる」にも多く出演して、毎回番組を盛り上げました。金田さんは去年まで舞台に立っていましたが、持病の糖尿病が悪化して入院し、31日未明、入院先の病院で亡くなったということです。
 一瞬金月龍之介に空目したり「まだご存命だったの!?」と大変失礼なことを思ってしまったり。「必殺仕掛人」での山形屋徳兵衛みたいな典型的悪役とかも多いんだけど、「必殺からくり人」の大前田栄五郎のように一概に悪役とは言えない大物の役なんかも存在感たっぷりに演じておられた。こういう役者さんがどんどん消えて行くのかと思うと、寂しい限りです。合掌。


  朝日新聞、意味不明の連続書き込みで2ちゃんねるの運営を妨害technobahn )。とりあえず大元の書き込み禁止になった荒らしは電車板のようだけど、麻生叩きやその他よく見る煽りコメントも減ったという話が2chのスレにあったり。真偽のほどは定かではないけども、ホンマかいな? まあ、組織的なものではなく一部のアホ社員のしたこととは思うけど、問題が起これば普通以上に騒がれるのは目に見えてるのだから、社内の意識の徹底がなされてないのではないかと。

[アニメ][特撮] 最終回を見たもの2

  昨日の 続き。
  • 絶対可憐チルドレン――原作の小学生編の終わりを忠実になぞってる。けど、全般的に上手いシリーズだったなぁ、と言う印象。最初からパンドラを出したりしたアレンジはどう転ぶかと思ったけども、エスパーとノーマルの未来(≒チルドレン)を挟んで皆月と兵部の対立構造がはっきりしたので、終始話の論点がぼやけなかったし。チルドレンの未来やパンドラとの決着や中学生編への伏線があったりできっちりと終わりという形ではないけど、これは中学生編がたまったら第二期をむしろ積極的にやって欲しいところ。
  • トミカヒーロー レスキューフォース――これもわりと良い終わり。古代に生み出されたナノマシン集合体コンピューターだったマーエンの正体は先週倒し、最終回はレスキューフォースのその後。4クール目に入っていろいろ示唆されてたとおり、R-2〜4はそれぞれの目標のために転属していく。最後にネオテラー三幹部にも救いがあって、後味の良い終わりでした。
  • ケータイ捜査官7――最終回数話の展開は泣きましたわ。マジで。セカンドのラムダチップをコピーした人工知能携帯ジーンを使って無理矢理人類の黄昏をもたらそうとするマギラ。その計画によってアンダーアンカーの存在が白日の下に晒され、存続の危機に立たされていく。そしてジーンをさらに成長させるために7に心を通わせたケイタを殺させて更なる負荷を与え、それにより成長した7のラムダチップをジーンの糧にしようとする。だが、その計画を阻もうとしたゼロワンが斃れ、7の代わりにゼロワンのラムダチップを使い、人類を踏み台にフォンブレイバーを進化させようというマギラの計画が実行される。その中で、サードが、ウィルスに冒され凍結されていたフォースが、次々にバディのために立ち上がり、破壊されていく。そして、最後に7が取った選択と行動は……これは泣いたし、きれいに終わった。今期の最終回は、こう言ってはなんだけど、当たりが多いですわ。
 後日残りの最終回の感想を上げます。


2007年03月31日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、いつものことか、と言えばそうなんだけど

  自衛隊初 PAC3配備『北の脅威』でなし崩し東京新聞 )。ざらっと読んで面白かった部分を。
  その一人で無所属の山下修子市議は「事前に発射が知らされず、命中しても破片がバラバラと住民に降ってくる。逆に『敵』の攻撃の標的となり、危険性は増すばかり。住民不在の安全保障だ」と憤る。
 は? この方何を言ってるんでしょう……? 事前に発射が知らされないって、そんな時間的余裕はそもそもないでしょうし、住民が「ダメ」と言ったら、他の地域への被害もOK、ってことでしょうか? 「破片がバラバラと……」ってのも、冗談で言ってるのでしょうか? わけわかりません。もし「破片が降ってくる」としても、破片とミサイル、どっちが降ってくるのがマシだと思ってるのでしょうか? 攻撃の標的になる可能性については、なんの軍事的意味もない場所よりは確かに高いでしょうね。でもなんで標的にされるのかと言えば、存在すると不都合だからでしょう? つまり、全体としては相手のデメリットとなり、攻撃の抑止力となる、という考え方ができるでしょう。なんなんだろねえ。批判はいいにしても、もうちょっと相手側に通じる話をしていただきたいところ。
   この点について、立命館大の藤岡惇教授(米国経済論)は「米国にとってはグアム、ハワイ、本土の防衛が主眼。日本人の暮らしを守ってくれるという見方は『幻想』だ」と断言する。
 いや、「日本人の暮らしを守ってくれる」というのは「幻想」はいいですが、軍事協調の意味を根底から否定されてるんでしょうか、この方?
 この説にNPO法人「ピースデポ」の梅林宏道代表は次のように反論する。

 「国際社会では兵器に防衛、攻撃の区別はつけられないのが常識 は? 初耳です。MDの設備で日本が中国を「爆撃」するとお考えなのでしょうかね? 以下の部分をみると、どうもそうおっしゃられてるようです。
兵器は配備の文脈で解釈される。中国、北朝鮮は米軍包囲網の脅威にさらされていると感じている。
 「包囲網」に驚異、ってより、それは抑止力としての「軍事協調」が有効に働いてるってことでは? 驚異だから攻め込む、という単純思考?
 いや、批判はいいけど、何が言いたいのかわからないのは、ちょっとねえ。(ある意味わかりやすいけど)


  政府「軍命」隠滅か沖縄タイムス )。「 「軍隊は住民を守らない」という教訓は」。教訓っつーか……軍隊の役割は「相手に対して打撃を与える」ことであるのは当り前なのだけど……それが大きな視点で相手への抑止力になったり、国益という形で国民に還元されるということにすぎない。そもそも軍隊の目的を不鮮明にしたまま批判を展開するからおかしなことになるんだよなぁ。批判をするなら定義を明確にしていきなさいって。


  低炭水化物ダイエットの“リバウンド”?パンなど大売れ産経 )。「 米国人は少し前まで炭水化物を控えたダイエットに夢中だったが、好きなものを食べられない生活にやや疲れ気味。特に子どものころを思い起こさせてくれる手作りのパン、ケーキ、パスタ類の味にひきつけられるようで、その消費が増えている。」。やっぱアメリカ人にダイエットは無理なんだ、とか偏見に満ちた言葉で締め。チーズとマカロニて……

[アニメ] いろいろ

 番組改編期で最終回ラッシュだからなぁ。
  セイントオクトーバー #12「ロリ純愛!ソフィアの愛は超輝いて…」。あらまあ、OPに出てるキャラが一人退場……しかも主人公にトラウマ植え付けて。(二度目のジャッジメントで消滅すること前提で復活カードを渡した)クルツ社長が一番悪いんでしょ、というのは身も蓋もないけど、小十乃たちも無邪気に力をふるってたからなぁ。ヨシュア君が早々に正体バレで「人間ではない」ということを明らかにしてしまったけども、この辺は深く突っ込まれるんだろうか? 人間でないから言っても詮無いけど、やってることは結構えげつないものなぁ。
 しかしクルツ、これまではオトボケが前面に出てたけど、今回はかなり嗜虐的な面が押し出されてきてて、雰囲気変わりそう。


  銀河鉄道物語 永遠への分岐点 #24「遙かなる誓い」。別次元で父・渉と再会する学。渉はその次元で「悪魔の機械」を操って人々を苦しめる悪魔と呼ばれていた。だが、「悪魔の機械」の正体は実は銀河鉄道管理局が異次元に送り込み暴走していた次元掘削機の実動機だった。そして、渉はその次元掘削機に取り込まれてしまっていた。
 父との再会、そして再度の別れ、というわけで、第一期に比べれば小振り感はありますが、結構綺麗に落ちたかと。個人的にはケフェウス小隊のローレンス隊長が冷たい印象から熱い男に転換したのが、結構良かった。いや、ケフェウス小隊のコーリーがいいってことではないですよ? 全然。
 しかしこの調子なら、有紀学でもう一期作れそうだ。


  武装錬金 #26「ピリオド」。ほぼ原作通りの幕引き。手堅い作りですが、ちと月面決戦をもっとガッツンガッツンやってほしかったかなぁ、と。その分、パピヨンとの逢瀬に割かれたのかもしれないですが。エピローグ自体は原作の時と同じで「無難にまとめた」という印象なのだけど、やっぱパピヨンの顛末は結構良いと思った。作者の「こんなもの」という自己規制が強くって、パピヨンのようなはじけっぷりがほとんどでないのがやはり惜しい。しかし、毒島の素顔(全部)と、剛太とちーちんのフラグ立ちは無しなのね。


  スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ #25「ディバイン・ウォーズ」。シリーズ前半は、宇宙からの侵略者が相手のはずなのに地球人同士でのごたごたばかりで、正直なにやってるかわからなかった。後半は、ちょっと面白くなってきたけど駆け足気味でやっぱよくわからない部分が……イングラム少佐がどういう位置づけの人物か、検索して「スーパーヒーロー対戦」のプレイヤーキャラだということを知ってようやくなんとなく理解できたし。ちとバランスやら構成やらが惜しいシリーズでした。後半の展開を全編でやって、きちんと伏線とかを張ってくれればなぁ。


  デジモンセイバーズ #48「完全決着!さらばケンカ番長」。イグドラシルが結局なんだったのか、というのは結局謎だったけど、デジモンたちが人間の想いに応えてデジモンワールド・人間界両方を救うのに集結するのも、安易に「相互理解」とか「軌跡」に頼らず、「デジモンは人間の想いに反応してしまう」という設定を使っていて、「ああ、なるほど」と思ってしまいましたですだよ。
 まあ、ロイヤルナイツたちも結局デジモンと人間たちの側に立ってイグドラシルに敵対したし、デュークモンが最後まで悪者じゃなくって良かった。
 で、最後は結局マサルはどこまでもケンカ番長ってことで……一体何年デジモンワールドで放浪してるんだ?


 ひとまず今日はここまで。


2006年03月31日(金) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] どこかで見たいろいろ

  コミックガム できづきあきら氏の新連載「メイド諸君!」(生徒諸君?)が開始してた。なんつーおっかない人を連れて来るんだ……まあ、サイトウナンキという方と共作らしいので、少しはやわらげられる……か? 情け容赦ない先輩鬼軍曹メイドとかが実にらしい。でも、仕事にプライドを持って向かうのはいいんですが、独断で一気にバイト二人首にしたら、そりゃどう考えてもイカンと思いますが……~

 週チャンで始まった(短期?)新連載「椿ナイトクラブ」。どっかで見た絵だと思ったら、チャンピオンREDで「ヤニーズ」描いてた哲弘氏だった。流石に週チャンでヤニーズ見たく萌えの欠片もないとヤバイと踏んだのか、主人公は女の子だけど、やってることは基本的に同じ。w
 「24のひとみ」はインチキ化粧品販売員VSひとみ先生。性質わりいなぁ、この人。クロサギと対決させたらどっちが勝つんだ?
 短期集中連載中の「トリガートリガーハッピー」、絵柄をどこかで見た気がするんだけど、どこだったかが思い出せない。作者の安田祥憲氏の名前には聞き覚えはないし、新人賞入賞作のリファイン版だし、気のせいかなぁ。
 「サイカチ」と「ドールガン」が順調にまとめに入ってる……うう。

 ソフトバンクから創刊予定の 少年ブラッド 。現在一号発売に先駆けて無料冊子の創刊0号が書店等で配布されてるのだけど……正直微妙。馬場民雄氏の新作があるから、見るだけは見てみようかな……
 ぺんぎん書房が潰れて廃刊した COMIC SEED も双葉書房で復活するのだけど、今度はウェブブラウザベース(javascript?)のビューアーになってる。まあ、使い勝手はともかく、余計なものをインストールしなくていいってのはメリットかな。現在公開されてる創刊準備号は、こちらもちと微妙なのだけど、「ゆーあい☆えとらんぜ」の主人公が眼鏡でつり眼でショートでSFマニアってのか気に入った。それだけだが。執筆陣には須藤真澄氏やきづきあきら氏の名前も見えるので、良いアクセント(良すぎる?)になるだろう。

[アニメ] 練馬大根ブラザーズ#12とかしまし#12

 これらも最終回。
  練馬大根ブラザーズ #12「俺のフィニッシュ! 見ておくんなま!」。大根畑を潰そうとしている大ボスは実は大泉首相だった! 一人で大根畑を守ろうとするイチローに、ヒデキやマコも駆けつけるのだが……
 最初の頃の毒はもうすっかり消えている。マネーダンサーズ(って名前だったのか)は味方になるし、大泉首相も野心家とかというより、ノリと思いつきで行動してるだけのヒトだし、最終的には誰も悪人はいなかった。でも、なんか面白かった。ノリで押し切ってしまい、歌ですべて解決した力ワザの勝ち。あの声量・歌唱力を考えると、松崎しげる氏を主役に据えたのは大正解だったと思う。あとの二人もボイストレーニングとかの効果がちゃんと出てる。レンタル屋の親父(ナベシン監督)の「お前らの歌、最高だぜ?」ってのは、監督の素直な気持ちなのだろうな。これは楽しんで見れた番組でした。スタッフの方々、ご苦労様でした。

  かしまし #12「やがて恋がはじまる」。療養のため街を離れ祖母の下へ行く決意をしたやす菜。はずむととまりもそれぞれ重大な決意をする。
 う〜ん、予期したとおりの無難なまとめ。とまり以外、失格。というのが私の評価。あれだと好きという気持ちではなく「やす菜がかわいそうだから」で最終的に選んだように見えてしまう。やす菜とはずむのために身を引く決意をしながらも、最後の最後で泣き崩れてしまうとまりだけが「気持ち」をちゃんと見せていた。そこらへんの脇が甘いから、宇宙仁の出した結論も茶番に見えてしまう。
 本当の最終回(#13)はDVDで、ということだそうだが、TVの最終回がこれでは、評価は引っくり返らないだろうなぁ……途中まで良かったのに、どこでまずったのか。

[その他] バカバカしい結末

  民主執行部が総退陣 永田議員も辞職朝日 )。前原代表はじめ、総退陣だそうで。う〜ん。ライブドア関連で自民をイケイケで攻め立ててたのに、自爆の大ポカで一気に逆転、総退陣って、バカバカしいとしか言えない結末。前原代表もあまり乗り気で船頭やってるようには見えなかったな……

  イラク・サマワ市長「陸自の撤退望まない」NEWS24 )。自衛隊の駐留継続の希望だそうです。現地の役に立ってる証拠とするならばうれしいことこの上ないですが、個人的にはちと複雑かなぁ……

  ”奇怪な”幼児が誕生、見物客が集まってお祭り騒ぎに ネパールx51 )。(わりとショッキングかもしれない画像があるので、開く際にはご注意。) 情報ソースはネパールのちゃんとした報道機関なので、冗談ニュースとかではなさそうです。ぱっと見で無頭蓋症とわかりますね……しかしそれでお祭り騒ぎになってしまうところが、おそらく良くも悪くもネパールの土地柄を示してるのでしょうね。

  ベルルスコーニ伊首相「共産主義者は赤ん坊を茹でる」発言excite )。で、この後さらに 「数万人規模の人間が中国で殺害されたのは歴史的事実だ」CNN )。え〜、あまりそういうこと正直に言い過ぎると、国家間の関係にひびが入ると思うんですが……
 ちなみにCNNの日本語記事は「数万人規模の」となってますが、 原文 では "Besides, it's a historical fact that millions and millions and millions of people have been slaughtered in China."(一方で中国において数百万と数百万と数百万の人々が殺戮されたのは歴史的事実だ)となってます。だから本当のことを言うなと(略)。


2005年03月31日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] OURS、来月から平綴じ化

  OURS が来月から平綴じ化だそうで。会社がそんな大きいわけではないので若干心配なのだけど、人気連載を幾つも抱えてるし、大丈夫だと思いたい。いずれにしても分冊化するか平綴じ化するしかないとは思っていたので、致し方ないのだけど。
 なんで「分冊化するか平綴じ化するしか」かと言えば、単純な話で長期看板連載が増えて誌面が足りなくなってきたから。正直現状、中綴じ誌の抱える量ではない。新人等の読みきりなどを回す余裕がほとんどない。
 では平綴じ化してページ数が増えればいいかというと微妙な話で、その分編集部の負担が増えることになる。どれぐらいの負担増になるのか、その体制が出来ているのかとかは正直よくわからないのでなんとも言えない。だが、もう一つ顕著な影響は、売り場に占める容積の問題。中綴じより平綴じの方が棚に並べにくい、という部分。特に影響を受けるのはコンビニ流通になる。
 成人誌の話で恐縮だが、一昔前はそれなりに売れていた成人マンガ誌が新装して中綴じから平綴じにしたことをきっかけに潰れてしまう、ということがわりとあった。理由は、それまでコンビニで扱われていたのが扱われなくなり部数が低下したからだという。確かに、ジャンプ・マガジン・サンデー(それとチャンピオン)の主要週刊少年誌やその月刊誌などは平綴じでもコンビニにコンスタントに並ぶが(月チャンあたりは微妙だが)、それ以外となると難しい。だから、取り扱っているコンビニに平綴じ化しても扱ってもらえるという見切りがついたか、ターゲットをコンビニで見て買っていく層を切り捨てて書店で買っていく層(書店でも小さ目の書店はコンビニと同様のことが起こり得るが)に絞ったか、ということになる。
 クォリティ的にはコンビニで取り扱わないオタク向け誌に引けを取らないとは思うものの、この変化を乗り切れるのか、というのはいささか心配ではある。
 現在は一昔前とはコンビニ事情が若干変わっている、ということもあるかもしれないが。う〜ん。
 いや、切抜きする側としては実は中綴じより平綴じの方がホッチキス抜く手間が省けるんでありがたいんですが。

[アニメ][その他] BSアニメ夜話とか見て

  BSアニメ夜話 第三弾第二夜で クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲 (正確には「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」なのだが)を取り上げていて、唐沢俊一氏のいつもと違う「オトナ気ない語りっぷり」に痺れたりなんだりしたのだけど、その中の一つの視点、「感情移入する視点」について改めていろいろ考えるところがあった。
 ってのも丁度前後して ファンタジックチルドレン の最終回を見てしまったから。
 実を言えばクレしん映画版はこの一作後の「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の方が好きなのだけど、「オトナ帝国」も改めて指摘されてまごうことなき名作と思い知らされた。
 演出や作画、アクションなど挙げれば枚挙に暇がないのだけど、とりあえず挙げたいのは視聴者が感情移入する、はっきりした「軸」が、強力なほど存在していることだ。例えば私よりもう少し上の世代、あるいは子供を持った人たちが強烈なまでに感情移入を寄せるのは「イエスタデイ・ワンスモア」側なはずだ。これはそれに移入しない私がしても仕方ないと思ってしまうくらいにきっちりその手はずが行われている。
 が、それに対する子供たち代表、シンノスケがダメかというとそんなことは全然ない。それに対抗しうるほど、あるいはそれ以上に感情移入をされてしまう。
 まあ、どっちにどれだけ感情移入するかは個人差なのだけど、映画の作りとしては敵側にも感情移入させつつ、それ以上にシンノスケ側に感情のゆさぶりを起こすようになっている。ニ軸の感情のゆさぶりがありつつ、最終的には片方に収束させる手腕、これは凄いと言わざるを得ない。
 で、先に喩にあげてしまったファンタジックチルドレン、これは駄作では全然ないんである。全然ないのに比較した理由は、話のまとめ方が上手かったがゆえに、却って視聴者が感情移入する対象が最後に収束せず分散してしまった、という一事に尽きる。
 ティナ(=ヘルガ)なのか、トーマ(=セス)なのか、ベフォールの子供たちなのか……その「設計」(敢えてこういう温度のない言い方をするが)の、最後の詰めを誤った、としか思えない。目新しさ、意外性も重要だけど、視聴者のどんな感情を揺さぶりたかったか、がはっきりしてなかったのが惜しまれる。とても良い出来だっただけに、却って。


2004年03月31日(水) 旧暦 [n年日記]

 すいません、数日時間をください。


2003年03月31日(月) 旧暦 [n年日記]

花に嵐の喩えもあるさ

 飲んではハイに
  醒めては灰に
 飲もうぜ
  今宵、銀河を杯にして
 (神林長平「 今宵、銀河を杯にして 」)
 ってなもので、ボスが退官するのに併せて院生やらなんやら、去っていく人が多いので(てか、本当は私も去っていく人なんだけど)、慰労と言うか、お別れ会。去るといっても、ボスを含めて大体の人がしばらくはすぐそばにいるので、「生きてりゃ逢えるさ」ってな感じでしたが。一人、中国からの留学生のCさんが家庭の事情もあってすぐ明日には郷里の大連に発つということで、お別れがし足りなかったのが残念ですが。でも、大連も機会があれば行きたいのだよなぁ。
 大学院生の内の二人は実は名大本学(本学部?)の方に行くので、K研連中にも機会があれば紹介したいところなのだけど。こないだの学会のときは紹介し損ねて惜しかったなぁ。
 帰りには鶴舞公園に寄って桜を見て帰る。今はちょうど満開で見ごろなのだけど、個人的には少し時期が過ぎて、桜が散り始める時が一番好きだったりする。今、ベランダに出れば蕾が出て、膨らんで、咲いて、散って、というのがすぐ見える環境だからかもしれないけど、桜が散って、葉桜になるまでを見なけりゃやっぱり桜を見たという気にならない。桜の散り際が潔いとか、そういうことじゃない。散った後でこそ誰も気にとめないところで本領を発揮している、そんな気がするから……かもしれない。

  仮面ライダー555 #10。前回、スマートブレイン社の新社長に言われるままにファイズのベルトを返した巧。それ以降、啓太郎のクリーニングの仕事を手伝うにも、どこかぼーっとして手がつかない様子。そんな巧を気にしつつ、啓太郎と真理はクリーニングの配達先で結花と勇治にそれぞれ再会する。一方、新たにファイズになった海堂は、「人間を殺さないオルフェノク」を粛清する任を得て、一見生き生きとしているが、それでも人間であることにこだわる勇治に苛立ちを隠せない。結花は、どこかで無理をしているような海堂を心配し、「人間を守りたい」と言う勇治に反発こそしないが、彼女に声をかけてきただけの人間を手にかけていく。そして、地中の校舎に取り残された二人の工事員は、その学校の中に「園部真理」という名札のついた図画を目にする……
 井上脚本は目先の外連に囚われてドラマがダメになるきらいがあるのだけど、キャラクターの立たせ方、絡ませ方は本当に上手い。海堂は、多分一番人間を憎んでいるふうでいて、おそらく人間を一番憎みきれないのだろうし、勇治はいつ人間に失望するのだろうとハラハラする。そして、結花はそれが前面に出ていないとは言え、おそらくもっとも人間に絶望しているように見える。「負」の方のオルフェノク三人組に対して、今はその描き方が浅いように見えるが、巧、真理、啓太郎の三人がその三人の「負」の部分にどう引き込まれていくか、非常に目が離せない。 東映公式ページ を見ると最後の方にちらっと出てきた「カイザ」は、どうもオルフェノクの四天王的存在「ラッキークローバー」の一人「ジェイ」が正体らしいのだけど……予告でそのジェイの隣で飲んでた人、ひょっとしてアギトの北条さんですか?
  ギャラクシーエンジェル は、「えー、そういう終わりですか?」と言う感じ。シュールを通り越して、一周して、シュールに見えないところが、なんと言いますか……でも、世間一般的に言ってコレはやっぱ……
 「 ルナティカン 」(神林長平作)。「アンドロイドに育てられた少年」ポールを取材するため月を訪れたノンフィクション作家リビー。しかし、実はポールが月面市民に差別され、月面で生きる種族「ルナティカン」だと知らされ、彼の生い立ち、企業の広告塔にされるまでの事実を知らさていく……
 いわゆる「文明人」に卑下されながらもある意味もっとも人間らしい営みを築く「ルナティカン」を中心とした月世界の生き生きとした描写を下敷きに、子供が親に育てられていくということはどういうことなのか、親は理想的な親であることが一番大事なのか、家族を中心とした人間の営みとはなんであるのか、という疑問を投影していく。神林作品らしく、それらに明確な結論をつけられることはない。が、これもまた神林作品らしく、イマジネーションの世界の空気を呼吸する人々の生き様は、ある意味生々しく、結論を求められていないにも関わらず、やはり考えざるを得ない気になってしまう。
 強硬化していくイラク情勢を見て、少し食指を遠ざけていたステルス艦カニンガムシリーズ「 攻撃目標を殲滅せよ!(下) 」を読み始める。私自身、「フィクションと現実は別物」ということをポリシーにしようとしているにもかかわらず、やはりフィクションで描かざるをえない理想は、現実とのギャップをあまりに鼻先に突きつけてるようで、すぐに読む気にならなかったのだ。いや、本自体は大変面白く、作者の責任では微塵もないのだけど。
 ちなみに言えば、「短期戦では終わらないだろう」という予想も言ってみればまぐれ当たりみたいなもので、特に言うこともないです。
  小学生に聞く、イラク戦争アンケート 。子供は純粋で、正しく、そして残酷だと思う。大人が色々思い悩まねばならないことも、子供はずばりと切って捨てる。それは大体の場合は正論であり、実務的には間違いである。その二つの間で思い悩み、引き裂かれることが大人の義務だと思う。


2002年03月31日() 旧暦 [n年日記]

花は桜木

 広島は雨がちでした。初日、宵の口に広島についてわりとすぐに、友達に教えてもらった広島風お好み焼き(広島風って言うと、その友達に怒られるんだけど)のオススメのお店「八昌」へと行く。かっこつけてコテで食おうとしたけど、スキルが足りないのでボロボロ。でも、味がしっかりしてるけど飽きのこない味で、確かに美味しかったです。
 機会がなくって、二度目を食いにいけなかったのは残念だけど。
 広島から帰ってくると、桜が満開。風が吹くと、並木の桜が桜吹雪になる。桜を見て興奮するのは遺伝子に刷り込まれた日本人の習性。要は、「四月は花見だ、酒が飲めるぞ」なのだけど。不安はたくさん。良いことは少ない。でも、楽しめるときに楽しまなきゃ損だよね。
 広島での学会期間中に「ブラックホーク・ダウン」の原作本を読了。Trailerの一バージョンではヒロイズムばりばりだったけど、原作を読むとそれとは正反対に、あくまで末端の兵士や、ソマリアの現地の人間が、事件の渦中になにをしたか、感じたか、をひたすらストイックに描写している。監督のインタビューで「なんのメッセージも込められていない」と書かれていたが、まさしくそのとおりだった。恣意的な、おしつけがましいメッセージはまったく含まれていない。戦争賛美ではないが、戦争批判でもなく、ただ、できるだけ事実を描写しようとしてるように感じる。しかし、それでもこれを読んでなにも感じずにはいられない。この事件の結果は、ブラックホーク二期撃墜、アメリカ兵士側も死者だけで十九人、現地人側の被害は、死傷者は数百人以上にのぼる。アメリカの世論も強い反発をし、そして、アメリカは問題が根深く複雑であることを思い知り、利権を持たぬソマリアへの介入をやめ、現地人が殺しあうにまかせることになり、ソマリアは忘れられた国になった。あまりに救いがない、ワーストコンタクト。これが現実なのだ。映画は、原作を忠実に映像化してるという話だが、それが本当ならば、是非見に行かねば。
 イスラエルで起こったイスラム過激派による自爆テロが相継いでいるが、去年の年末に起こった若い女性による自爆テロは、なんと、 卒業後に結婚を控えた女子高生によるものだったという 。ひょっとして、彼らの見ている命というものは、自分たちが見ている命とはまったく別の見え方をしてるのではないかと、恐ろしくなる。


2001年03月31日() 旧暦 [n年日記]

寝る

 すいません。疲れてます。ちょっと寒気もします。あったかくして寝ます。
 29日からのことはまた後程。