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2006年10月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#31とカブト#35

  ボウケンジャー #31「亡国の炎」。ピンクとシルバーの珍しい取り合わせ。結界の中に二人だけで突入したシルバーとピンク。気まぐれなシルバーとクールなピンクで火と水の組み合わせなのだけど、ピンクも実は熱い性格だというお約束の展開。元自衛隊の特殊部隊というかなり無茶な設定のピンク。名家である家への反発からと言うこれもお約束な動機で自衛隊、そしてボウケンジャーに飛び込んでるけど、熱いところを見せながらクールに締めるのは、いいかも。その意気に感じたシルバーも身体を張って任務を遂行。
 しかしすべてを焼き尽くす亡国の炎って、案外と弱いというか、気合いでどうにかなるのか?


  カブト #35。ハイパーゼクターを手にした天道はもはや道を阻む者はいないと、ゼクター集めを続けようとするが、その前に立川という男が現れ、「ゼクター集めはやめてくれ」という。しかも天道の呼び出したカブトゼクターを自在に操ってみせる。その立川をワームから守れという命令が加賀美に下るが、ワームに襲われる彼は、角のあるワームの幼虫に変身。その上ドレイクゼクターを呼び出し、ドレイクにまで変身してみせる。彼が言うには「人間がライダーになってワームを倒してくれないと、我々ネイティブが困る」と言うのだが……
 一方、影山はザビーゼクターを返してもらうため天道に取り入ろうとするのだが、そのためのテストの料理でずるをしたことがバレ、逆ギレして飛び出してしまう。そんな影山に間宮が「頼みを聞いてくれればザビーを取り戻してやる」と持ちかける。その内容は立川を殺せというもの。しかし立川を守るゼクトルーパーに阻まれ、さらに「あなたはゼクトを裏切る人ではない!」という言葉に動揺し、間宮に役立たずと始末されそうになる。

 影山の転落劇が哀れだなぁ。彼にも何かあったからこそ、ザビーの適格者になったんだろうに、自分を見失ったあげく、ワームの手先として働くことに……自分の堕ち様に気づいた影山は一気に奈落の底へ。そこへ現れたのは矢車。そいでもって影山はホッパー二号ことパンチホッパーに……地獄のネガティブ兄弟誕生か。(笑)
 すべてのゼクターを集め続けようとする天道と、神代のためにサソードゼクターを取り戻そうとする加賀美は決定的に決裂。おまけにこれまでと違う、自らを「ネイティブ」と呼ぶ立川も現れ、事態はますます複雑に。幼稚園の保父をやってるらしい立川。社会に紛れ込んでると言うより溶け込んでるという感じなのだが、どういう勢力なのか……さらに、普通のワームと違う立川の変身したワームの幼虫体は、かつて天道の両親を殺した相手と同じもの。どうもワーム側の事情もあるっぽいが、ライダー計画の謎といい、本当に収集がつくのか?
 次回、加賀美陸が再登場。カブトとガタックの秘密を天道に話すらしいが、また小出しなんだろうなぁ……


2006年10月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 星雲賞非公式ノミネート関連

  星雲賞非公式ノミネート@Wiki2007年度星雲賞対象作品メモ を新設。「去年って、どんな作品があったっけ?」ってのがありがちなんで、とりあえず、BBS形式で。

[アニメ] 徹之進#38とおとぎ銃士#14とシムーン#26(最終回)

  徹之進 #38「てつのしんヒルズを追い出される」。犬山パパの会社「サンチャイルド」がネオの陰謀によって黒一に乗っ取られてしまい、ヒルズの犬山家にマスコミが押しかける。家族のピンチに初めて怒ったパパと、八本木の住人たちによってマスコミは除けられるが、それによって家族に犬山家が以前から家計の危機だったことがばれてしまう。海外旅行に行ってたお婆ちゃんもニュースを聞きつけ戻って来て、「離婚だ!」とすごい剣幕でまくし立てるのだが……

 この番組で誰しもが思ってた「犬山家の窮状、家族のせいじゃん」ってのが、お婆ちゃんに責められながら沈黙していたパパをついに見かねた執事さんの糾弾によって突きつけられる。そもそも堅実な生活を計画してたのに家計が逼迫したのは家族のわがままと無計画な散財のせいだと知らされ、さすがに一族の最高実力者のお婆ちゃんも沈黙せざるをえなくなる。まあ、もっと早く言ってれば、とは思うけど、今回の破綻はネオの陰謀だから、遅かれ早かれではあっただろうね。
 マスコミが犬山家の内情にあまりに詳しいことに裏があるとにらんだセトはハンゾウに調べさせ、犬楽園に白銀のスパイがいることを突き止める。だが、そのスパイが何者かまではわからない。これまでの描写を素直に見ればショコラだろうけど、今回、途中でどこかに行ってたポチの描写が妙にわざとらしい。そうこうしてるうちに、会社が破綻した犬山家は九州の実家に帰ることに……クラスメイトの中で唯一麗華が空港までやってきて憎まれ口を叩くが、見送りに来てくれたと素直にお礼を言うルミに、麗華もジョンもどこか寂しげ。ツンデレツンデレ。
 が、なにやら秘策を思いついたらしいセト様、徹之進に一日だけ帰るのを延ばしてくれと……いつになく頼りがいのありそうなセト様だけど、予告見ると、本当にあてになるのかなぁ。


  おとぎ銃士 #14「おかしな森の記憶」。「おかしな森」と呼ばれる森に赤ずきんたちと草太が入ったことを知ったグレーテルはヘンゼルに報告。かつておかしな森で暮らしたことのあるグレーテルは懐かしむのだが、ヘンゼルはその頃のことを覚えていないかのように素振りを見せ、そのことにグレーテルはヘンゼルがサンドリヨンに操られてるのではないかという疑念を抱く。そして、赤ずきんたちと接触し、フェレナンドを解放する代わり、「鍵」の力を使い、自分たちをサンドリヨンの元から逃げさせて欲しいと取引を持ちかける。

 グレーテル、裏切りフラグですか。サンドリヨンにはまったく忠誠心を持ってないけど、兄を慕うがためにその軍門に下っているグレーテル。そんな事情を知らない赤ずきんたちは、何かの罠ではないかと疑うのだが、草太だけは彼女を信じる。だが、グレーテルがそのことをうっかりヘンゼルに知らせてしまったため、ヘンゼルに急襲されることに……兄がサンドリヨンに従ってる限りは離反できないグレーテルは結局再びサンドリヨンの元へ。でも、それでも信じる草太を見たから、裏切りは確定かな?
 しかしこのパーティ、否応なく白雪がリーダーだな。
 次回はサンドリヨンの腹心トゥルーデが本格登場。「トゥルーデおばさん」じゃないけど、顔が黒いんですけど……てか、目元が怖いんですけど……


  シムーン #26「彼女たちの肖像」。アーエルとネヴィリルは翠玉のリ・マージョンを行うため飛び立つが、命令により嶺国の巫女たちの乗る古代シムーンが追ってくる。迎撃は避けられないか、と思われた瞬間、古代シムーンたちは予想外の行動を取る。彼女らは、旅立つ仲間を見送るリ・マージョンを行ったのだ。そして皆が空を見上げる中、アーエルとネヴィリルのシムーンは翠玉のリ・マージョンを行い、いずこかへ消え去った。それから数年、嶺国と礁国の間で戦争の危機が高まっている中、かつての仲間たちの姿が……

 結局翠玉のリ・マージョンとは何なのか、それによって何が変わるのか、変わったのかは不鮮明なままにされる。アーエルとネヴィリルが消えても、それによって何かが特に変わったということもない。彼女らのリ・マージョンが成功したのか、あるいはどこの時代に跳ばされたのかもわからない。しかし、古代に跳ばされたドミヌーラは、泉の選択を経なかったがために身体の崩壊が始まりつつ、再度の翠玉を望むリモネに応じ、再びのリ・マージョンを決心する。古代で行われる翠玉は一種人身御供的でもあり、それにより本当に何かが変わったのかはわからない。ただ、リ・マージョンがそもそも「祈り」である以上、その祈りがどこかへ、それもテンプス・パティウムの御許などという曖昧な話ではなく、未来か過去かのいずれかへ確実に届く、という、そのことが最も重要なのかもしれない。
 再度の戦争の暗雲の中、かつての仲間たちはそれぞれの道を歩む。ユンは泉で少女たちを迎え続け、モリナスはワポーリフと結ばれ、ワウフの経営する輸送会社に勤務、ロードレアモンは家を継ぎ、パライエッタの経営する孤児院のバックアップなどをしている。カイム、アルティは実家で家事手伝い、男になったフロエとヴューラには、それぞれ嶺国と礁国から赤紙が届く。
 時代は再び暗い波に飲み込まれようとしているが、彼女らの心の中にはかつて少女だった自分たち、そしてアーエルとネヴィリルの姿が焼き付いている。
 あくまで自分の解釈だけど、つまりはこの作品のテーマは「祈り」だったのだなぁ、と思う。それによって何が変わるとも言えない。だが、確実にどこかへは届いてる「祈り」。実はそういうものが人の支えになることもある。よく考えれば、これまでもそのことは何度も本編中で描かれてたっけ。カタルシスはなかったけど、ちとしみじみするラストでした。


2006年10月03日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] ライオン丸G#1とギャラクシーエンジェる〜ん#1

  ライオン丸G #1。オリジナルの方は見てません。何歳だと思ってるっちゅーねん。
 (時代設定的には)時代劇だった「怪傑ライオン丸」「風雲ライオン丸」を、近未来を舞台にリメイク……なのだけど、こりゃどう評価していいんだか……
 冒頭のもっともらしいナレーションに「なにもったいぶってるんだかなぁ」と思ったら、まるっきりそれはブラフ。そこは思わず笑ってしまった。別に世界は特に未曾有の危機にも陥ってないし、舞台は今と変わらない歌舞伎町(ネオ歌舞伎町)。主人公は、人は悪くないけど下品でスケベで頭悪くておまけにインキン持ちの、町一番のダメホスト。なんだか敵もチープで低予算丸出しだしで、こんなものと思いつつ思いっきりずっこけたりするのだけど、出てくるキャラ出てくるキャラ端からろくでもないのが、雨宮慶太デザイン協力のスーツのかっこよさとのギャップもあいまって、まあ、可笑しくなくもない気もしないでもない。場合によっては一回り半して面白くなってくるのかもしれない。今のところすべりそうですべらない、いや、ひょっとしたらすべってるのかも、というこそばゆい感覚。
 なんなんだかなぁ、と思って調べたら、オリジナルのライオン丸は大月プロデューサーの思い入れの強い作品で、作曲家をやってるオリジナルの制作会社社長の息子から、作品の版権を譲り受けたとか、管理を任されてるとかで。で、調べてみると、社長の名前が「鷺巣富雄」とか……ん? 鷺巣? 大月プロデューサーで鷺巣、ってことは……と引っかかって調べてみると、 やっぱり鷺巣詩郎氏だった模様 。あ〜、そういうつながりなんだ。
 しかし、個人の思い入れを暴走の挙げ句迷走させただけのものなのか、それを突き抜けて怪作になるのか、まあ、見てみないとわからないなぁ(二択かよ)。多分前者だけど。


  ギャラクシーエンジェる〜ん #1「出撃!天使のスクランブる〜ん」。 前シリーズ とは制作会社、スタッフを入れ替え、キャラも次世代になっての新シリーズ。っつーかほぼ完全に別物。とは言え、ゲーム版とは何の関係もないドタバタスラップスティックなのは踏襲。
 個人的な印象を言えば、前シリーズがドリフのコントだったのに対し、今シリーズはアイドルバラエティのコント、といった印象でしょうか。一応、旧シリーズの臭いもするのは、シリーズ構成の早川正氏が旧シリーズにもシナリオ参加してたからですかね? それよりは、監督の岸誠二氏のカラーが強く出てる気がしますが。
 キャラクターはビジュアル的により萌えになった分、個性が弱いなと思っていたものの、それなりに各キャラ立ってましたね。影の薄そうだった刀女もヅカ系キャラだし、お姉様キャラ(?)も二重人格以上にぶっとんだ性格で印象的だし。そうすると、主人公が一番影が薄かった気もしますが……
 ただ、ギャグやキャラ立て、メカ戦のシーンなど、トータルでそれなりに健闘してるとは思うものの、旧シリーズの「なんでもあり」「投げっぱなし」「15分にネタを詰め込みまくり」が念頭にあると、やはり濃さではかなわない、美少女キャラが右往左往してる番組という印象は免れ得ず……それをどう乗り越えるかですかね。

[その他] なにげにテレビを見てたら

 「ガイアの夜明け」で、世界的なマグロの需要過多にともなう確保競争と、完全養殖の話をしていた。完全養殖は、思っていた以上に困難が山積みのようで……でも、完全養殖により海洋資源の保全が行いやすくなるわけで、やっぱ期待してしまう。


  whirl さんの 日記 経由で、 外交部におこられちゃった、YO!北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ))。「YO!」はないだろ、「YO!」は! と思いつつも、まあ、そうだよなぁ、とか思ったり。中国の苦衷も察せられるエントリです。ま、言ってることは無茶なんですが。


  公園、歩道でスケボー 住民の苦情相次ぐ宮崎日日新聞 )。「 暗いところで黙々とやっても楽しくない。迷惑を掛けていることは分かっているが夜も楽しめる場所がない」。いや、気持ちはわからんではないけどさ……それって暴走族の言い分と、大して違わんぞ……


  日本の代表アニメ「エヴァンゲリオン」…芸術100選読売 )。いや、待て待て。エヴァにはまってた自分が言うのもなんだし、ある意味選考基準がわかりやすすぎるくらいわかりやすいんだが、それはいろいろおかしいだろう。でも、万人に共通して、なんてあり得ないし、ネットで募集したってこと考えると、インターネット拡大期とちょうどシンクロしたエヴァが「代表」として挙げられるのは、ある意味ふさわしいかもなぁ、と思わないでもない。


  大きな声では言えないが:「通信の秘密」は毎日 )。これ自体論旨がおかしいんですが、とりあえず「 慌てて「不徳のいたすところ」と党役職の進退伺を出したそうだが、それほど大げさな話?」。毎日新聞って、政治家の下のスキャンダルを取り上げたことなかったっけ? ってのはさておいて、大げさな話も何も、話題の本人が「 自分や家族を修められない人間が、天下国家を論じても説得力がありません 」と述べてるんだから、「自分を修められなかったこと」を責められても仕方ないかと……


2006年10月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回まとめて

 これまで逐一感想を書いてはこなかったけど、見ていたものの最終回の感想。ようこんだけ見てましたわ。

  ゼロの使い魔 #12「虚無のルイズ」。う〜ん、お話としてはけりがついたけど、作画・演出面の弱さがシリーズ構成のまずさをフォローしきれなかった印象。国と国の威信をかけた攻防というのに、ビジュアル的にあれではちと寂しすぎる。しかたないとはわかっちゃいるけど……アニメから見える設定で、原作がライト向きながら現実の事件や古典を借りて重みを出そうと工夫してるのはかいま見えたので(清教徒革命やダルタニャン物語をモチーフにしたりして)、それを生かす方向にならなかったのは残念。
 まあ、ルイズのツンデレぶりを眺めるだけには、それほど悪くはなかったです。


  つよきす #12「改めてよろしくッ!近衛素奈緒です!」。ゼロの使い魔でもそうだったけど、最終回だけOPに効果音やらをつけるのは何か意味があるんだろうか? 最終回だから特別なことを、ってことかもしれないが、あまり意味がない気がする。
 それはともかく、この終わらせ方は……ラストシーンまでなら「まあ、こんなものか」で済むのだけど、あのラストシーンは見てきた人にちと失礼だと思う。どんでん返しってわけでもないし。原作ファン向けというわけでもなかったし、意図がわからない。


  となグラ! #13「ベランダと紙ひこーき」。両親不在の隣暮らしに至る超強引な展開はさすがに開いた口がふさがりませんでしたが、蓋を開けてみればオーソドックスなラブコメに仕上がってました。香月の性格がちょっと勝手じゃないかとかは言われてたけど、普通に年頃の(でなくても)女の子と比べて、特にそうだとは感じなかった。勇治も相手の性格を承知で好きなようだし。
 逆に突き抜けてた部分もなく、お約束過ぎて驚くところもない、とも言えますが、まあ、今期の中では安心して見られたかな? 全般的に作画も安定してたし。


  ストロベリーパニック #26「はじまり」。渚砂と玉青のエトワール選出馬の展開あたりから予想されたとおり、(映画の)「卒業」エンド。予想通りだけど、カタルシスは結構あった。
 百合ものジャンルでは「シムーン」がかぶってたけど、あちらは少女期が終わった後まで描いたのに対し、こっちは少女期の中で完結してる。まあ、そういうのもひっくるめて悪くないです。
 ただ、「結婚式場からヒロイン奪取」と違って学生である以上学校や寮には戻らなきゃいけないんだけど、きっちりそれも描いたのはちょっとだけすごいと思った。残酷。
 男性向け「百合もの」の先鋭化が、行くべきところまで行ったもの、ということも含めて、結構思い切りの良い作品でした。


  うたわれるもの #26「うたわれるもの」。最後まで見ていてこう言ってはなんだが、最後までよくわからなかった。わからないというのは、この番組が何を描きたかったか、何を見せたかったか、ということ。壮大な設定とかバックグラウンドとか人間関係とか、それを貫く一本筋が見えず、結局原作のシーンやシチュエーションをどれだけまとめるかに注力したように思える。その意味では、技量的にはゼロの使い魔やつよきすより良かったのに、見ていて雲をつかむようだということではそれらの作品を上回っていた。なので、風呂敷をたたむ前にそれ以上に広げられる風呂敷も、見ていて意図がわからずポカーン状態だった。
 個人的にはかなり中途半端な作品という印象。原作ゲームをやってればそのイメージが投影されて、また違って見えるのかもしれないけど。

 あと残ってるのは「ホスト部」と「ひぐらし」かな?

[アニメ] BLACK LAGOON The Second Barrage#13とヤマトナデシコ七変化#1とか

  BLACK LAGOON The Second Barrage #13「The Vampire Twins Comen」。タイトル長いな。「第二弾幕」と銘打ってはいるけど、実質半年間の休養を経ての再開だから、まあ普通にブラクラでいいか。OP・EDもほぼそのままだし、話数も普通に続き番だし。
 そんな事情なんでのっけから普通に続いてますが、再開第一エピソードは原作でもロベルタ編に次いで人気の高い双子編。北欧ロリ&ショタの双子がヤクザたちを惨殺しまくりDEATH。
 各マフィアが休戦を結び危うい均衡を保っているロアナプラで、各勢力の構成員や息のかかった店を何者かが襲撃するという事件が勃発。各トップが集まりピリピリするが、すべての組織が被害を受けている。犯人には賞金がかけられ、ラグーン商会も色めき立つが……
 快楽殺人者の幼い双子、ヘンゼル&グレーテルのキャラがとにかく立ちまくり。生き残った犠牲者を隠れ家に持って帰り、死ぬまで頭に釘を打ち付けるなど、原作にあった描写を再現。前シリーズでも思ったけど、スタッフ、ようやりましたわ。グレーテルが金田朋子氏だってんで若干心配してたんですが、張った演技は極力抑えめにして作品と雰囲気を合わせてました。他にもお互いを「兄さま」「姉さま」と呼び合うなど異常さを爆発させてますが、まだまだ続きます。
 ある意味、この作品が「小気味良い台詞を吐きながらいかに嫌な世界を描くか」ということの象徴。


  ヤマトナデシコ七変化 #1「暗闇に差し込む光」。大きな洋館に下宿する美少年四人組は、大家のおばさんから「今度預かることになった姪を一人前のレディに仕立てろ。それが出来れば家賃タダ、出来なければ三倍」という無茶難題を押しつけられる。しかも当のおばさんは「恋を探しに行く」と世界旅行へ。しかしそこは女性は嫌いではない、というかむしろ好きなメンツ。「そんなに難しくないだろう」と待ち受けるのだが、やってきた少女スナコは貞子のような外見にダサダサのファッション。「まさかこんなのが来るとは……」とがっかりするが、それでも家賃タダのため、彼女をうち解けようとする。だが、明るいものが苦手なスナコは怯え、彼らを拒絶、さすがに皆もキレてしまう。自分の居場所はないと落ち込んだスナコは館を飛び出すが、ただ一人、スナコに真っ先に辛く当たってしまった恭平は責任を感じて彼女を捜しに行く。

 ナベシン監督で、しかも少女マンガ原作というので「どんなだ!?」と心配したが、テンポもいいし、基本的に耽美な四人組にひたすら内気を通り越し陰気なスナコの逃げまどいっぷりといい、結構笑えた。作画はさほどいいわけではないし、キャラクターデザインとかいきなり白抜きの人影になる演出とか癖があって苦手な人は苦手かもしれないが、そこがクリアできれば結構良いんでないかと思う。
 帰ってきたスナコの作った食事にほだされた四人は賭けもあってスナコの素顔を見ようとするのだが、逃げまどい頭から小麦粉をかぶったスナコは本人が怯えるような造作ではない……と思いきや、小麦粉を払い落とすと、眉は手入れされずつながってて、肌は荒れ放題、とまあ……いや、確かに手入れも化粧もせずに美女、なんてありえないんだけど、そんなリアルにギャグにせんでも……(笑)
 スナコは昔「ブスは嫌い」とふられたせいで自分の容姿にコンプレックスを持ち、ホラーとオカルト好きの暗黒道一直線になってしまったらしいが、そんときの外見、どうだったんかねえ。
 さりげにナベシン監督もいつものお約束通り出てたし、コメディとして手堅く面白いので、なかなか期待できそう。


 なんか、以前アニメ化した「ネギま!」がまったく仕切り直し、スタッフも一新して ネギま!? として新作になったので、第一話見てみたが、前シリーズの第一話よりは大分いい。原作とは展開が違うけど、今原作でやってるカード要素を全面に取り入れる展開にするつもりなんだろうなぁ。
 が、見ててOPで「チーフディレクター シリーズ構成 :大沼心」というのに、どこかで見覚えが……さらに本編中、黒板の落書きがショットが変わるたびに切り替わってる。もしや、と思いスタッフの名前を調べると……やっぱり ぱにぽにだっしゅ! のスタッフほぼそのままじゃん!
 あの手腕で作るのなら、結構期待できそうかな。


 あ、それとちょこッとsisterで新キャラのゆりかの声が、また釘宮理恵。ほんま、ツンデレ専門声優になってきたなぁ……


2006年10月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 右や左のダンナ様

 ちと引っかかったんで、単独エントリ。

  愛・蔵太の少し調べて書く日記 さん 10/5 経由で la_causette:君が代訴訟論争に見られる保守の退潮 を見て、「へ〜。そうなんだ」と思うと共に「あれ?」と感じる。現在全国一律に国旗掲揚・国歌斉唱を行うようになったのは高市文部事務次官の発した指導要領に端を発するもので、それ以前は多種多様だったというような主張。だが、調べてみると その「君が代通知」が行われたのは1985年 とのこと。
 あれ? 自分の記憶では、別にそれ以前から普通に国旗も国歌もやってた覚えがあるんだけど……そうなると「本当に多種多様だったの?」という疑問が沸いてくる。つまり、可能性としては「国旗国歌が法律上明記されておらずとも不文律で日の丸、君が代」だったが、「そんなこと法律のどこにも書いてない」と駄々を捏ねる者が出てきたために、国旗国歌法が制定されたように、不文律としてあったものが「そんな義務はない」と言い出す者が出てきたために、通達を出した、という可能性がある。これは当時の状況を見ないとなんとも言えないし、ましてや、「それ以前は多種多様だった」なんて言われても、普通他校の式なんか知らないから、データなりを出してもらわないと本当にそうだったのかなんてわからない。どうも小倉弁護士の主張は、結論ありきで語ってるようにも見えるのだが……
 もひとつ、小倉氏は 鶏と卵 というエントリで「 むしろ、「国旗・国歌の押し付けに反対する人」を勝手に「左寄り」と決めてかかっているだけだったりするような気がします。」と主張してますが、先のエントリでは「 入学式・卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱の全国一律の義務づけに反対ないし懐疑的なのが中道?左派にほぼ限定されている」と、自身で国旗掲揚国歌斉唱への反対会議を政治的左右と結びつけています。これで後から「政治的思想の左右とは本来関係ない」と言い出すのは誘導的というか、後出しじゃんけんと言うか、「 自分が最初に左とか右とか言いだしたんじゃん 」と思います。
 さらに以前氏が「ネットスクラム」の話題でブログを炎上させたとき *1 それをあるブログにおいて行っている主体は「ネット右翼」だ、と断定した(そしてさらに炎上させた)氏の過去の言動とはちょっと一致してないと思うのですが……ま、それで反省して「特定の主張を政治的思想の左右と結びつけないようにしよう」ということならいいのですが。
 もし、自分の主張に反対する者に対しては「右翼」とレッテルを貼り付け、逆に自分の主張に「左翼」と言われると反発するというのなら、それはダブルスタンスだと思うのですが。
*1: それ以前から「炎上」とかFLAMING UPとかいう呼び方があったのだから、あえて新語を創造する必要はないと思うのだけど。

[その他] ありえない夢

 夢の中で、相手が知るはずのない情報を知ってて無茶苦茶びびったのだけど、ふと冷静になって考えて、相手が知るわけがないからこれは夢だと夢の中で気づいた。なんかこういう夢の見方って、自分にしては珍しい。


  仏紙、日本人の熱狂ぶり皮肉り報道 凱旋門賞IZA! )。あ〜、これは皮肉られても仕方ないと思います。そりゃ、うかれる気持ちはわからんではないけど、出張り先の文化に無頓着すぎ。まあ、向こうでも日本人目当ての出店が出てたりって話だけど、向こうではそれこそ「上下社会」に基づく遊びだってことを認識しないと。


  妖怪のDNA毎日 )。とりあえず毎日新聞は「連座制」の復活論あるいは優性遺伝論者にきわめて近い主張の持ち主だということはよくわかりました。
 あ、誤解ないように言っておくと、私は安倍政権に関してはいくつかの理由からむしろ「不支持」です。でも、こんなアホ丸出しの論説で批判するのは人を嘗めすぎ。


  ボランティア義務化 おかしくないか 安倍政権『教育再生』のカギ東京新聞 )。いや、「ボランティア義務化」「大学入学を九月に」等は私も反対の立場なんですけどね。でも「 頭に浮かんだのが、かの核実験を宣言した国。人の自発性を「首領さまの意思」になぞるのが流儀。どこか似てないか。」って、アホのテンプレ過ぎて、呆れてものも言えなくなるんですが……だったらその前に北朝鮮の体制に大声で批判したことあるのかと。他の新聞の様子見て歩調合わせるのがせいぜいのくせに、都合のいいときだけネガティブの象徴として持ってくるなやい。言動が一致してないんだよ。


  アザデガン油田「日本の権益失効」 イラン石油公社総裁産経 )。ん〜、後手後手だなぁ。イランを巡る情勢があるとはいえ、翻弄されてるという印象は免れないような……

[アニメ] 武装練金#1とホスト部#26(最終回)

  武装錬金 #1「新しい命」。週刊少年ジャンプで一部マニアからは支持を受けたものの、メイン購読層の支持は受けられず、打ち切りになったものの増刊で完結した原作のアニメ化。いや、ぶっちゃけて言えば「パピヨン」がインパクトの4割以上締めてるんで、まだ出てこない内は特に語るべきところもないんですけどね。
 少年ヒーローものとしては、オーソドックスで手堅いつくりか。「少年ヒーローものとはこういうもの」という「枠」が透けて見えるのは原作からそうだからあまり気にしない。
 二番目の敵の猿渡までを処理したってことは、結構駆け足に展開するつもりっぽいが、まあ駆け足すぎという印象もない。夕方の時間帯でやったら巳田で第一話まるまる使ったろうなあ、ってくらい。1クール予定なのかな?
 作りとしてはまずまず手堅い印象。各キャラも原作通りの印象だし、作画も動きも悪くない。牽引役の斗貴子さんも中々。カズキの声でどうしても川平啓太を連想してしまうのは、前番組のせいか。
 次回、キーパーソンの蝶野攻爵が出ててからが本格的な勝負かな?


  桜蘭高校ホスト部 #23「ホスト部解散宣言」#24「これが俺たちの桜蘭祭」。学園祭で一般営業を行うことになったホスト部。普段は訪れない父兄(特に母親)方にも好評だが、様子を見に来た家族との軋轢が顕著なメンバーも。環の祖母が連れてきた娘エクレールを、命令によって学園祭の間エスコートすることになる環。父親とはうち解けてるのに何故か祖母からじゃけんにされてる環の様子に疑問を持ったハルヒは、メンバーから環の出自を聞かされる。環が妾腹で、跡継ぎのいないことから、須王家最高実力者の祖母から母の実家の窮状を救う代わりに須王家の跡継ぎにという交換条件を環自らが受けてしまった。そのことで息子を金で売り渡したと自分を責めた環の母は失踪してしまっているのだという。
 実はエクレールは環の祖母が彼の許嫁にと連れてきた娘。しかも彼女のバックは企業の強引な買収合併を行っている大企業で、政略結婚が見え見え。ホスト部に環が執着してるのを見て取った彼女は、「あなたのわがままにメンバーも迷惑してるのでは?」と言い出す。環は鏡夜が冗談で「環のわがままに振り回されるのは迷惑」と言ったのを真に受け、さらに彼女が出したある条件から、彼女との婚約を受け、桜蘭祭を最後にホスト部の解散を宣言してしまう。
 桜蘭祭のフィナーレを待たずして環がフランスに渡ってしまうことを知ったホスト部の面々。「これで終わりなんて、嫌だ!」とばかりに、エクレールと共に空港に向かう環を追う。

 物語のフィナーレ。これまでのゲストキャラもモブに出てたりして、盛り上げます。特に、いつの間にかモテモテになってた笠野田君(物陰から舎弟に見守られつつ)が……
 でも今回はさすがにシリアス風味で、れんげも強力モーターのせり舞台で登場せず、冷ややかにエクレールのことを説明する。
 最終回に向けて各メンバーのエピソードを出しつつも、ホスト部は環あってのホスト部だということを強調していたのが結実、そしてそれを皆が再度認識、一致団結して環を追う。
 ハニーとモリの三年生二人組は、特にそうと見えないけど、実は他のメンバーを見守ってた(ほぼ見守ってただけだが)立場として皆を送り出す。鏡夜はやっぱり裏でいろいろ。双子は途中まで追いすがるが、馬車から薫が振り落とされ頓挫。そこがカボチャ畑だったってのは、ハロウィンエピソードとかけてるのもあるのだろうけど、二人がまだまだホスト部の「家族ごっこ」を続けたいという暗喩でもある。
 そして最後にはやっぱりハルヒ。これまで皮肉だとか消極的にしかホスト部のことを評価してこなかった彼女が、積極的に環を追い、はっきりとホスト部にいたいと、みんなにも環が必要だと告げる。
 最後、ホスト部に破綻をもたらすだけの存在と思っていたエクレールも、その背景が開かされる。失踪した環の母はエクレールの家の使用人として雇われ、環のことを彼女にことあるごとに話していた。おそらく、いつしか話の中の優しい環にほのかな想いを抱き続けてたんでしょうな。最後に馬車から投げ出されたハルヒを助けようとする環を止めようとして、その手を緩めてしまうあたり、彼女も心底では冷たい人間ではなかった、ということで、ちょっと救いがある。
 ラブコメとしては誰と誰がくっついたという決定的な終わりなのではないけど、嫌々というスタンスだったハルヒがはっきりとホスト部を、そしてそれも含めて環が必要だとスタンスを示したことで、最終エピソードらしい決着をつけている。

 実は まんたんブロード の2006年9月号に「ホスト部」の記事が載っていて、日テレの中谷プロデューサー談によれば「現代のうる星やつら」、つまり王道の学園コメディを目指して、原作の「ホスト部」を見つけたという。記事を見ると実はかなり計算尽く(というと印象が悪いが、要は考え抜かれて)作られた作品で、それが見事に結実した。
 機会があればこの記事は読んでみてください。
 個人的には今期終了番組では、ゼーガペインと双璧かなぁ。いやはや、すばらしいものを見させていただきました。


2006年10月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 僕、頭がヘンになっちゃったよ

 と、読んでてい言いたくなるのが 今日の朝日新聞の社説
言いたいことは、侵略や植民地支配について、今の基準で批判するのではなく、当時の目線で見よということなのだろう。
(中略)だが、それは出発点にすぎない。
 さらに一歩進んで、歴史を評価するとき、その時代の視線を尺度にしたらどうなるだろうか。
 「当時の目線で見よ」→「今の尺度で見ろ」
 ???? いや、どこをどうしたらそんなコペルニクス的大転換が起こるんですか? 普通に考えればちっともそんな話にはならないんですが。
 さらに旧日本軍をナチスやスターリンと同列に取り扱おうと必死だけど、なにを持って同列に取り扱うのか、具体例が微塵も出ていない。
 いや、当時の日本に問題点はあったのは事実だけど、ナチスやスターリンの問題とはまったく別物。それを同じに扱おうという意図がわからない(いや、ほんとはわかるけど)。きっとこれ書いた論説委員、本当に問題解決、問題の始末をすることなんてどうでもいいんだろうなぁ。
 朝日の記者でも立派な方はいるはずなんですけどね。紙面の顔たる社説でこういうこと書くからバカにされるってのがわかってるのかな。これ書いた人は。


  ちょいワルオヤジ像:英語堪能…民間アンケで浮かび上がる毎日 )。私は「ちょいワルオヤジ」なんて知りませんが、知り合いには何人か「ワルオヤジ」ならいます……あるいは「ワルガキオヤジ」か。いや、ホントにワルガキがそのままオヤジになったような人。しかも人生経験やらが半端じゃないし、バイタリティあるし、でも学歴とかそういうのじゃない部分で知的で、面白い人たちですよ。まあ、基本的に「オシャレ」とは縁のない人たちですが。「オシャレ」がどうでもいいとは申しませんが、そこばっかに目が行ってると面白い人たちとの出会いの機会を逃しますよ、ということで。


  「礼儀正しい旅行者」 タイ、香港で日本人トップnewsclip.com )。凱旋門のニュースがあったばかりでいささかこそばゆいですが、イメージがいいってのはやっぱうれしいものですな。まあ、中国の観光客は中国政府が懸念してるとおり、評判が良くないようですが……近年経済的に潤いが出て海外に旅行に行く層が増えたと思えるので、マナーやらが周知されてないってのはあるんでしょうが。でも、人によっては半端ない気がする……まあ、マナー知らずはどの国にもいるんですが。

[アニメ] スーパーロボット大戦OG#1と夜明け前より瑠璃色な#1

  スーパーロボット大戦OG ―ディバイン・ウォーズ― #1「鋼鉄の亡霊」。様々なロボットアニメのロボットが一同に介したSRPG「スーパーロボット大戦」、その中でも登場したオリジナルロボットのみのスーパーロボット大戦OGシリーズのアニメ化。なのだけど、初回だけだと評価に困るかなぁ。キャラクターの造形とか世界設定とかに古くささを感じるのは、元のゲームからそうなのだろうけど、バーチャルゲームの決勝で、決勝なのに主人公が無策で突っ込んで一方的にやられてるだけにしか見えなかったり、敵のメカをなんとなく捕まえただけに見えるのに、すごいことしたかのようにオペレーターが驚いてたり……ちと演出面での不足を感じる。
 それ以外はオーソドックス。とりあえずしばらくは見てみるけど、特に感想は書かないかも。


  夜明け前より瑠璃色な #1「お姫様がホームステイ!?」。未来の地球、月に移住した人々の作ったスフィア王国と地球で戦争が終結してしばらくのこと。友好を結んだ月から、王女であるフィーナが主人公朝霧達也の家にホームステイしに来ることに……

 まあ、美少女ゲーム原作です。設定もそのように。と言ってしまうと話が終わってしまうんですが……両親不在、妹がいる、隣には明らかに主人公に惚れてる気味な幼なじみがいる、など、なんというか……
 ってなテンプレートに頭を悩ませてたって仕方ないのでそれは置いておくと、主人公は覚えてないけどお姫様は主人公と過去あったことがあったっぽかったり、終結した戦争のことが実はまだくすぶり気味だったり、怪しげなキャラが暗躍したり、ってあたりで気を持たせてるってところでしょうか。
 そんなことより個人的には大人っぽいキャラかバカキャラを主に演じてきた生天目仁美氏が「やや天然ボケ気味清楚系ヒロイン」を演じてるってのが一番びっくりなんですが。


2006年10月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス 反逆のルルーシェ#1

  コードギアス 反逆のルルーシュ #1「魔神が生まれた日」。
 え〜、まず最初に断っておきます。あまりアニメの感想じゃないです。
 舞台は未来。なんだけど、どうもパラレルワールドっぽい世界。北アメリカ大陸には「ブリタニア帝国」というでっかい覇権国家があって、日本はそのブリタニア帝国によって占領。厳しい統制下に置かれているという世界。「日本」という国名すら奪われ、エリア11という名前で呼ばれ、日本人は差別的な扱いを受けている。
 主人公のルルーシェは日本人の孤児ながら戸籍を偽りブリタニア人の子息として学園に通う。で、途中をおもいっきりはしょれば、たまたま手に入れた絶大な力で、ブリタニアを日本から退けようとする、というのが(多分)大まかな流れ。
 ロボットものだと思ってたら違ってたってのも驚きなのだけど、それ以上に混乱してしまったのが世界設定。戦後日本と米国の関係を意図的にモチーフにしてるのは明らかなのだけど、どの程度の意図があるのだろう、というので混乱してしまった。(あくまで個人的に、という話です)  ブリタニア帝国が日本を侵略した理由が、冒頭のナレーションでは「日本にある地下資源を狙って」と言ってたのだけど、普通に考えれば、ぶっちゃけありえない。そんなに地下資源は日本にないぞ。とすれば、パラレルワールドという考え方。でも、そうするとパラレルワールドにする意味ってあるの? 「ブリタニア帝国」という架空の国にしてるけども、地理的にも明らかにアメリカを意識してるし。もしブリタニアがアメリカでないとしても、日本という国を持ってきた理由ってのがわからない。インパクトで耳目を引くため、ということならまあわかるのだが……
 で、制作がMBSってんでふと気になってスタッフを見てみたら、企画の欄に「竹田逭滋」氏の名がある。そのせいかしらん? とも思うが、スタッフに並ぶ名前を見てると、別にそんな思想的なものを作ろうとしてる感じでもない。あくまで設定の下地として持ってきたのだとは思うが、なんだかビミョーな印象を受ける世界設定だったので。
 あ、ちなみに話自体は手段を選ばず体制を打ち倒そうとする主人公と、秩序を守り、体制の内側から改変しようとする主人公の幼なじみとの対立っぽい話になるらしいので、上記のことはあくまでチラシの裏の雑感です。はい。
 ところでのっけからヒロインらしいのが死んでるんですけど……

[アニメ] 天保異聞 妖奇士(あやかしあやし)

  天保異聞 妖奇士 #1「妖夷、来たる」。オリジナルの妖怪時代劇もの。主人公が39歳フリーターってあたりで既にインパクトあるんですが。もと旗本の嫡男ながら幼い頃妖怪を見、そのことがきっかけで転落の一途をたどる男・往壓(ゆきあつ)は逃散した農民の母子と出会う。その子・央太が怪異に関わってたことから、幕府の「妖夷」対策組織「蛮社改所」と「妖夷」の戦いに巻き込まれることになる。
 舞台が天保十四年で「蛮社」って言葉が出たんでもしや、と思ったら、主人公たちの組織のボスは鳥居甲斐守耀蔵。「蛮社の獄」を引き起こした張本人で、時代劇ではもっぱら悪役として使われる(ま、史実でも善人とは言えんわな)。主人公側ってのは珍しいなぁと思ったけど、やっぱりあまり善玉っぽくない。若本規夫の声は怪人物らしくなかなかはまってるが、もっと岸田森っぽさを! 岸田森分を〜〜〜! *1
 まあ、時代は天保十四年(1843年)というから、必殺シリーズで言うと「必殺からくり人」 *2 「新必殺からくり人」 *3 「必殺仕置屋稼業」 *4 、ついでに「必殺スペシャル仕事人VSオール江戸警察」辺りです *5 。必殺換算でないと実感わかないのかい! ってツッコミは、その通りなのでお受けいたします。
 で、必殺換算ついでに「からくり人」#9「食えなければ江戸へどうぞ」で、地方からの江戸への流入、それと人返し令によるそれらの取り締まり強化が描かれてたけど、今回出てきた母子も地方から流れてきた口。妖夷の仕業とされてるけど、実際にはこの辺は天保四年から十年あたりまで続いた天保飢饉の余波によるもの。物乞いのテリトリってのは他の風俗から取ってきたのだろうけど、それっぽい(その手のことは、時代考証的には穢多・非人の社会抜きには描けないからだろう)。
 天保は十四年で終わりで、次は弘化、その次は嘉永。丁度十年後の嘉永六年(1853年)にペリーの黒船が来航してくることになる。本当はその前から外国船来日の情報が日本国内を巡っていて、丁度時代が外から揺り動かされる直前くらいの時代、ということになる。その時代と妖怪をどうからめるかってのは大変興味深い。
 ちなみに江戸には日雇いを転々としながらわりとその日暮らしっぽい暮らしをしてたのが結構いたそうなので(宵越しの銭はもたねえ、は江戸っ子らしい見栄ってことですかね)、往壓の設定はわりとリアリティがあったりする。
*1: 「天下堂々」「必殺からくり人」では、岸田森が鳥居耀蔵を演じていた。
*2: 主人公たちの敵対組織「曇り一家」が鳥居ら権力側と手を結んでいた他、仲間の一人、夢屋時次郎にとっては鳥居は恩人の仇だった。
*3: 主人公たちは天保の奢侈禁止令をきっかけに地方巡業に出ることになり、また主人公たちの一人・蘭兵衛は蛮社の獄の犠牲者である高野長英その人だった。
*4: 北町奉行所から配置転換されたばかりの中村主水の上役、つまり南町奉行が鳥居耀蔵だった。
*5: 本当は「アヘン戦争へ行く」も時代的にはその辺のはずなんだけど。


2006年10月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#32とカブト#36

  ボウケン #32「ボウケン学校の秘密」。ネガティブシンジケートのダークシャドウが冒険者志願の人々を募り、ボウケン学校を作っているという。なにか企んでるに違いないと潜入する蒼太と菜月だが……
 一見それなりにまっとうにボウケンのレクチャーをしてるように見えて裏があるのはもちろんなのだけど、一緒に潜入しようとして試験に落ちたレッドの落ち込みようが笑える。「冒険者に向いてないから他の道を探せ」と言われ、「俺から冒険を取ったら、何が残るんだ?」と本気で悩む。実は不合格はボウケン学校の脱サラダメ学生島田と間違われていたと知り、一転大はしゃぎ。レッド、リーダーシップがあるようでおちゃめだなぁ。
 その島田は一生懸命だけど泳ぎも運動もダメ。実は生け贄に冒険者が欲しかったダークシャドウに「お前が冒険者になれるわけがない」と罵倒までされるが、蒼太と菜月から取り上げられたアクセルラーを拾いに海に飛び込む。大冒険だけが冒険じゃない、苦手なことに挑戦していくのも冒険だ、という、児童番組らしいいい展開でした。
 大冒険というと、今回素のダイボウケンで戦ってたっけ……久しぶりだな。サイレンビルダーのジャッキアップアクションも久々に出たし。


  カブト #36。立川がひよりのことを知ってると思った天道はZECTに立川の確保を命じるが、そのことで三島と衝突、陸に呼び出される。そしてその場でカブトとガタックの恐ろしい秘密について聞かされることになる。
 一方、ワームに襲われた立川を神代邸に運んで介抱する加賀美だが、立川が神代の差し出した手を取った瞬間、お互いがワームだということを知り、争いになってしまう。立川はその場でサソードゼクターを召還し、サソードに変身するとクロックアップで逃げ出してしまう。
 天道は立川のことを相談しに来た加賀美と共に立川を捜し、「ネイティブ」のこととひよりのことを危機だそうとするが、そこにワームが襲いかかってくる。

 陸の語ったカブトとガタックの秘密とは、カブトとガタックはワームをすべて倒すまで戦うというもの。それを裏付けるかのように天道の意志に反してカブトは暴走し、立川を襲う。それをガタックが止めようと争いになるが、それで傷ついた二人にダブルホッパーライダーが……うわ、影山、すっかりはまってるなぁ。矢車とおそろいのやさぐれファッションで、ひたすら叩きつけるようなパンチをガタックに浴びせる。いつの間にか矢車を「アニキ」呼ばわりだし……
 結局、ガタックがせっかくかばった立川もすぐにワームたちに襲われ、息の根を止められてしまう。最後に、「ひよりは皆既日食の中にいる」という謎の言葉を残すが、なんのこと?
 カブトの暴走を体験した天道は、もし自分がひよりを殺そうとしたら自分を倒してくれと加賀美に頼む。そして、ライダーを止められるのはライダーだけだと、集めたゼクターを返すことにする。でも、ザビーは今更返しても影山は元にもどんないよなぁ……それに、予告で出てきたハイパーゼク……げふげふ。
 ネイティブは争いを好まないワームだってけど、人間に擬態してるってことは人間を殺してるはずだよな。他のワームとどうして分かれたんだろう。
 あと、陸の目論むライダー計画もカブト、ガタック、そしてネイティブが織り込み済みらしいが、どんなんだ?

[アニメ] 銀色のオリンシス#1とときメモOL#1とか

  銀色のオリンシス #1「水色の再生」。世紀末な世界を舞台にしたロボットもの、でしょうか。主人公のトキトたちはハンターと呼ばれる、人を襲う野良ロボットを狩る流れの賞金稼ぎ。トキトは戦闘要員ではなくメカニック&トレーラーの運転手だったが、滞在先の街で彼のことを「コウイチ」と呼ぶ少女テアと出会うことで運命が変わっていく。

 主人公と女性キャラの配置ばかりに気にかかるってのは我ながらよろしくないですな。謎の女性キャラの登場の仕方が二連発ってのがちと引っかかったもので……メインヒロインは相当な不思議ちゃんですが。初回だけ見ると定住できず流れのハンター稼業をやってる主人公たちが、何かどえらいロボットの秘密に巻き込まれるらしい、ってことしかよくわからなかったんですが、公式サイトの情報を見ると、人類をロボットに襲わせてる勢力が月にあるようで。主役ロボ以外の味方ロボ(クロウラー)がむしろマニピュレーター付き車両といった感じで、ちょっとその微妙に「見た目より疾走感」な感じが気に入ったり。あと、キャラデザが平井久司氏ということでガン種とどうしてもイメージがかぶるって意見がちらほら見られたけど、個人的にはどちらかというと服飾が似通ってるのが気になる。服飾デザイナーが他につけられればいいと思うのだけど……


  ときめきメモリアル〜Only Love〜 #1「ときめきの出会い」。 ときめきメモリアル ONLINE を原作としたアニメ。ゲーム名見ればわかると思うけど、オンラインゲームなんでどう設定とか構成するのかなぁ、と思ってましたが、キャラクターデザインの良くも悪くも癖のなさとか、ケモノ耳付きカチューシャとかとかがそれっぽい感じかな。
 変態生徒会長とか、ややアナクロっぽい不良とか、何故か最強生物なヒヨコとか、どう考えてもおかしい校風とか、スラップスティック要素は盛り込まれてるので、それらがはじければ面白くなってくかも、って感じでしょうか。
 とりあえずヒヨコかわいいよヒヨコ。つか、ヒヨコの格闘シーン、妙に力はいってたな……


 そういや昨日の 妖奇士 、必殺ヲタの目から見るといろいろ必殺シリーズを連想させる点が……主人公の仕事が湯屋の下働きってのは、「仕置屋稼業」の捨三を連想するし、屋根落ちは同じく「仕置屋稼業」の印玄の殺し技、ゴミ捨て場の埋め立て地が出てきたのは「からくり人」#5「粗大ゴミは闇夜にどうぞ」などなど……意識しすぎかしらん?

[その他] あとは最高裁か

  映画業界に衝撃「何信じたらいい?」 格安DVD判決朝日 )。「良識」じゃないでしょうかね? まあ、強者は法を踏みにじる(っつーか都合の良いように変えさせる)のが常ですが、その変え方に落とし穴があったってことですかね。


  神在月にかこまれて東京新聞 )。「 おとぎ話やイメージを手間暇掛けて仕込むのは、発信者の特権だからです」。  ……このコラム自体が「発信者の特権」を思う存分ふるってるってのに気づいてないんだろうか……「自分たちの特権を侵すな」と言ってるも同然なのに気づいてるんだろうか。「マスコミは権力監視に必要だから、権力の発表はマスコミを通すべきだ」と言いたいのはわかるのだが、それをはっきり言わない、言えない辺りがいやらしい。
 ネットの発達により誰もが発信者になりうるってのを、そんなにみっともなく怯えなくても。


  アッコが神取議員を猛批判「日本は終わりだ」スポーツ報知 )。タレント議員なんか前からいただろうに、なんでこんなに食ってかかってるんだろう? よくわからない。


2006年10月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 北朝鮮の核実験

 あ〜あ、やっちゃった。
 こちとらイカレたPCの修理しながら横目でニュース見てたけど、なんだかなぁ、という感じで。中国もロシアもさすがにこれは引くと思うのだけど、本当に何が狙いなんだろう? アメリカを二国間交渉に引きずり出すことだとしても、上手い手には見えないけど……
 個人的な印象は「北朝鮮終わったな」という感じ。しかも、核実験自体も失敗だったんじゃないかという見方が……


2006年10月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ] ライオン丸G#2とギャラクシーエンジェる〜ん#2とはぴねす#1とおとボク#1

  ライオン丸G #2。先週ライオン丸に変身した獅子丸は危機を脱するが、キンサチの太刀を放り出して逃げ出してしまう。だが、彼が自分がライオン丸に変身したのを見たジョーが、スワンキーズを使ってサオリを誘拐し、獅子丸を誘い出そうとする。

 獅子丸の情けなさっぷりがおもしろいですな。ライオン丸に変身したことにびっくりしておもいっきりびびりまくり、町中で「ライオン」という言葉に過剰反応しまくる。2010年でも富士サファリパークは健在なのか……
 そんな獅子丸だからサオリがさらわれても当初知らんぷりを決め込もうとするが、ホラービデオにびびって結局助けに向かってしまう。正義感とかじゃなくってあくまでビビリなのがいいキャラですな。で、ライオン丸に変身してもビビリの獅子丸は当初は逃げまくる。が、次第に自分のパワーに気付いてスワンキーズを返り討ちに……この辺のアクションは獅子丸のキャラをよくとらえてておもしろかった。
 この分だと結構おもしろくなるかも……


  ギャラクシーエンジェる〜ん #2「激安!グランドバザーる〜ん」。悪くはないんだが、やっぱ前作のイメージが強いから、ふつうのギャグアニメやられてもいまいち物足りなく感じてしまう……メイド姿で猫かぶってるアニスがオカマのクーヘンに色仕掛けで負けてるのとかは割とおもしろかったが。しかし、「シュール・ストレミング」ってずいぶん臭いそうな名前だな……


  はぴねす #1「バレンタイン」。美少女ゲーム原作。原作未プレイ。連載中のコミック版は目を通してるけど、絵柄がまたずいぶん違うなあ。ほわほわした感じのコミック版とのギャップをしばらく残った、こっちが本来の雰囲気か。魔法がある世界で学校の魔法学科の生徒と一般生徒の主人公とのラブコメ……らしいのだけど、メインヒロインの記憶の中では昔主人公は魔法を使っていたり、ちとシリアス展開の伏線が張られてたりしてる。コミック版一話では先輩しか魔法使いがいないかと勘違いしたから、その辺はわかりやすいか。
 しかしどう見ても女(実際女装してるし声優も女性)な男が……原作ゲームでは人気キャラらしいが……デモツイテル。


  乙女はお姉さまに恋してる #1「口紅(ルージュ)をひいた王子様」。これも美少女ゲーム原作。やっぱり未プレイ。そしてこっちにも女装男が……しかも主人公デスヨ。女学園理事をしていた祖父の遺言で学園に「生徒」として入学することになった主人公が女の園で右往左往するコメディなのだけど、マリみてとかの流れの変化球か。まあ、女装潜入ものは昔から結構あるからマネってことではあるまい。つか、「まりあ†ほりっく」を連想してしまった。いや、本当は順番が逆なんだけど。シチュエーションもだいぶん違うし。
 閑話休題、学園では猫をかぶってる凶暴な幼なじみの協力(?)を得て学園に転校したはいいが、習慣の違う女としての生活に加え、無防備な女生徒たちにうろたえまくり、が基本ラインか。ときどきやたらとデフォルメキャラ化するが、結構テンポ良くおもしろかった。って、エンディングまでもかい!w

[アニメ] 徹之進#39

  徹之進 #39「てつのしん仲間にたすけられる」。徹之進を九州に返さないためにとったセト様の秘策。それは「ワガトモコンツェルン」の会長である寿司屋の源さんの仲介で、鬼塚とサンチャイルドをかけて囲碁の勝負をすることだった。何も知らずセト様の言いつけ通り犬楽園にいた徹之進は仲間が身体を張ってネオと対峙してることを知り、駆けつけようとするが……

 策って、別にスパイを逆用する「反間の計」じゃなく、素直に勝負だったのか……で、囲碁勝負となり「望むところじゃ!」と気炎を上げたセト様、実はその場の勢いで言っただけで、囲碁はまるっきりの初心者。セト様、いつものことながら……
 結局、レシーバーを通じてハカセの指示で打つことに。それってインチキじゃないの? と思ったら、鬼塚側もカイザーの指示で打ってて、どっちもどっち。人間に化けたセトの打つ手にハカセの陰を感じたカイザーが見たハカセの幻影がなんで平安な格好をしてるのかと思えば、「ヒカルの碁」か!w 他にもゴルゴなスナイパーが出てきたりとか、意外なところでパロディを持ってくるなぁ。
 で、徹之進が来ると危ないというので勝負のことは黙って犬楽園に遠ざけていたが、ショコラから話を聞いて駆けつけようとする。それを止めるポチ。自分のことでみんなを危険な目に遭わせるわけにはいかないという徹之進に、みんな徹之進が好きだからやってる、自分は特技は何もないが、徹之進を好きなことでは誰にも負けないから行かせない、とポチは吐露する。ここら辺のシーンは結構いいシーンだった。オオアナがジョンをセトに盛ろうとした眠り薬で逆に眠らせてしまった後、そっと上着をかけてやってるのが、なにげに良かった。トゥエルブはやっぱポチではないのか。ショコラの挙動が無茶怪しい。
 で、結局勝負に勝ってサンチャイルドの権利を取り戻したセト様たち。次週はネオたちとの抗争はいったんお休みらしい。しかし渋い役の麦人はやっぱりいいですな。
 ところで、よく考えると別に犬山家を東京にとどめておく必要はなかったってのはここだけの話だ。