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2005年08月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[映画][特撮] ULTRAMAN THE MOVIE

 昨日、おうちで書き物しながら視聴。
 硫黄島のとある研究施設が謎の怪物に襲われる。そしてその事件から三ヵ月後、難病に侵された息子との時間のために空自を除隊する決意をしていたF-15Jパイロットの真木は、謎の赤い光を放つ飛行物体と接触、墜落するが、奇跡の生還を遂げる。
 無事生還した真木は空自を辞め、民間の航空会社に再就職し家族との時間を過ごす。が、そんな彼を監視する視線があった。
 気を利かせた勤め先の社長によりセッティングされた息子との遊覧飛行の日、その直前の仕事中に、真木は何者かによって拉致されてしまう。真木を拉致した女は自衛隊の対バイオテロ特殊部隊BCSTの科学研究官・水原沙羅を名乗り、恐るべき事実を告げる。真木の赤い光球との接触に先駆ける数ヶ月前、同じように青い光球と接触した海上自衛官・有働は短期間のうちにDNAレベルからまったく異形の怪物へと変化、恐るべき力と凶暴性を発揮し、監禁されていた硫黄島の研究施設から逃走したのだ。そして、有働に起こったのと同じ兆候が真木の身体にも起こり始めているという。有働同様に研究施設に監禁された真木は自分の変化に怯える。そしてそんな真木に惹かれるように、怪物と化した有働が施設を襲撃する。
 もはや有働の痕跡をとどめない怪物「ザ・ワン」により真木が致命傷を負わされたかと思えた瞬間、真木の身体に異変が起こる。重症のはずが無傷であるのみならず、その姿は銀色に輝く巨人へと変身した……

 公開時から評判は良かったのだけど、たしかにかなり良いです。初代ウルトラマンを上手いこと換骨奪胎し、それでいて一本の映画作品として成り立たせている。流れとしては
主人公が怪獣を追ってきたウルトラマンと接触→絶命するところを融合し一命を取り留める→ウルトラマンが追っていた怪獣が暴れる→主人公ウルトラマンに変身
 という初代第一話の流れと、あと最終回の流れもちょっとあるのかな?
 ただし、ウルトラマンを取り巻く環境は大分違う。科学特捜隊に類する組織は存在せず、無論怪獣は地球人にとって未経験・未知の脅威である。それと同様にウルトラマンも中盤まで未知の脅威として見做される。さらに中盤を過ぎても危険視が消えるわけではない。また、ウルトラマンも怪獣もその惑星の生物の身体に寄生する(?)生命体のようで(そのためか、ウルトラマンの表面のディティールはこれまでと比べてかなり生物的になっている)、完全に乗っ取られれば人間に戻れなくなる(不完全な融合ではウルトラマンとしての活動時間の制限と言うデメリットを負う)。
 普通であれば「正義のヒーロー対悪の怪獣」という枠組みが最初からある程度整っているところが(人型のウルトラマンと異形の怪獣という記号性もその一部)、映画の中の登場人物たちにとってはその枠組みがないところから始まる。これ自体はそう珍しくないのだが、見た目の違いはあるとは言え、ハードウェア的にはウルトラマンは怪獣と同じ存在だというのが観客側の中のウルトラマンと怪獣の境界も曖昧にする。
 つまり、最後の最後で「ウルトラマン」と呼ばれることからわかるように、この映画のウルトラマンは最初からヒーローなのではなく、映画の中でヒーローになるのである。
 そのためのストーリーのメインの縦糸が主人公の真木になる。真木は父親で、息子は先天性の重病に侵されている。これがウルトラマンが子供のヒーローになる素地になってくる。また、息子のためにF-15Jを降りるのだが、真木はやはり戦闘機乗りであることに心を残しているし、息子も戦闘機乗りである父親にあこがれている。しかし、戦闘機乗りであり続ければいつまで生きられるかわからない息子と過ごす時間を取ることができない、という捩れがある。それがクライマックスの空中戦に一気に集約される。「ウルトラマンとの融合」を「戦闘機への機乗」とダブらせたのは、ちょっと「やられた!」と思った。スタッフもこのシーンが肝心要ということがわかっていてか(当然わかってるんだろうなあ)、フライングシークエンスディレクターとして板野サーカスの板野一郎氏が参加している。まあ、その代わりちょっと構図や動きがマンガっぽくなっちゃったのはご愛嬌だが……
 CG等を駆使してこれまでにない画作りに挑戦しているとはいえこれまでの特撮ヒーロー者の延長線上の作品ではあるのでやっぱり巨大化しまうとかスーツっぽさは払拭しきれないとか、あとまあ細かい部分でのドラマにちょっと、というところはなくはないが、全体としては非常な労作だし、傑作とは言わないまでも良く作りこまれた佳作かつ良作ではなかろうか。
 ただ、一言だけ言いたいことがあって、それはBGM。この映画に限らないのだが、最近のアクション映画等は、B級であってもハリウッド大作っぽい仰々しいBGMを使いすぎることで、逆にチープ感が増してしまっている気がするのだが……微妙に緊迫感を欠いてるような気もしないでもないエレキベース旋律のメインテーマは、初代OPのイントロ部分のオマージュか。
 この映画がプロローグ的な位置にある「ウルトラマンネクサス」は未見だが、同じ世界観の作品のようなので、機会があれば見てみたい。

[その他][アニメ][ケルト音楽] 今日一日の日記への検索ワードは

  異様なまでに「デッドリーコング」が多い 件について。大人気だな、デドコン。やはりガラガの漢泣きとあの封印解放シーンが効いてますな。それともちろん無敵団(笑)。これが玩具の売り上げにつながれば……
 ちと部屋が喧騒としているので(ちっとは静かに話しろ!)インターネットラジオで音楽でも聞こうかと探したところ、 無料インターネットラジオ局リンク集 なるサイトが。その中に三つほどケルト系音楽専門チャネルがあり、一つはリンク切れだったけど“Spiritual Celtic Folk”と“ celtic folk irish ”をブクマに登録。clannadやiona、モイア・ブレナンなど耳になじんだアーティスト・グループから今まで知らなかったけどなかなかよさげなグループまでいろいろ流れてて重宝重宝。いや、なかなか良いサイトをめっけました。


2005年08月02日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 儒教の目指す「不死」

 以前、深+のマスターの話の中で「儒教は不死を目的としている」てな感じの言葉が出た。私はちょっと意外で、「道教ではなく、儒教が?」と聞き返してしまったが、どういう意味かあまり突っ込んだことは聞かず、自分への宿題として仕舞い込み、手がかりもないのでしばらくほったらかしにしといてしまった。
 で、最近ちょっと別のことで中国の歴史関連を軽く検索していて、ふと思い立った。儒教の目指す「不死」ってのは「個人の不死」ではなく、「体制の不死」なのだ。組織の上下関係を絶対のものとし、その中の礼を尊守させる。「君子」や「徳」などで上の者の責務についても触れてはいるがそれを侵した場合の安全装置が本質的に欠けており、組織の運用より体制の堅持を第一目的とした宗教、それが儒教ということだ。
 それに比べれば道教は本質的にアナーキズムであり、組織の不死など最初から「信じていない」。
 組織の維持に確かに規範や規則は必要だが、行き過ぎては硬直化を招く。実際中国は儒教だけで動いてるわけじゃないんだが。
 まあ、たったそれだけの話なんだけど。

[ケルト音楽] 新チャンネル追加

 ポップス系の流れる“Spiritual Celtic Folk”はIrish Celts専門らしいので(余談だけどこの番組を流している CMRadio はChristian Music Radioでキリスト教系のものらしい。まあ、確かにLordだのPrayだのJesusだのタイトルにある曲がたまにあるとは思ったんだが。でもそれ以外は全然フツーだよなあ)他にもないかとちょっと探してみたら Celtic Grove というチャンネルが見つかった。ちと音質が悪いけど、ここはよろずケルト音楽なチャンネルらしくCapercaillieとかも普通に流れてる。 celtic folk irish もドーナル・ラニーとか普通に流れてていい感じ。しばらくはこの三局をローテーション。


2005年08月04日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 新必殺仕置人 DVD-BOX 子之巻

 amazonから届いた。でも見る暇ない。orz
 いつもはDVD-BOXは上下、あるいは上中下だけど、このシリーズのみは作品中の仕置人組織「寅の会」(名前の元ネタはタイガース)にちなみ「子、丑、寅」となっている。「寅の会」は句会にかこつけて複数の仕置人グループが殺しの依頼の逆競りをかけるという設定で、その元締めは元阪神タイガースの強打者藤村登美男演じる「虎」(自身も江戸時代に何故かバットを持って外道仕置人を撲殺したりする)、そして期限内に殺しを遂行できなかったり、裏切ったりした仕置人を始末する虎の用心棒「死神」に河原崎健三とレギュラーもくせ者揃い。「必殺シリーズ中、これが最も好き」というファンは多い(いや、自分的には「仕置人」の方なんだけど)。
 いつになったら見れるやら……特に虎が鉄球を打ち返すシーンが見たいのよ。(笑)

[その他] まあ、ちょっと前の中国関連ニュースなんですが

  沖縄の日本帰属に疑義=戦後の返還、根拠欠く−中国誌Y!hl )。中国のいつもの「言ってみただけ。なんちゃって」戦法だと思った方がいいでしょうね。民間誌を通してとりあえず軽く反応を探ろう、ってところか。真面目に怒るほどのものではないけど、「なにアホ言ってるん」というコンセンサス程度は得ていた方がいいかも。中国の人と多少なりとも付き合いが出来るとわかるけど、まあ、人によりけりではあるのだけども、交渉術として色々世間話的に要求を出してきて、どれかに引っかかるようだったらそれを頼んだりしてくる、という部分がある。ダメで元々、要求が通れば儲けモノ、という戦術だ。ただし、そのための人脈の維持にも余念はない。お礼としてちょくちょくもらい物などを持ってきてくれるし(まあ、もらい物だから元はタダってことが多いんだけど。自腹を切ることも勿論ある)、決して威圧的な態度は取らず、にこやかでフレンドリーだ。ただし反面、ドラスティックなところもある。これは良い悪いではない。そういうものなのだ。実際、その人のことは嫌いではなく、むしろ結構好きだ。
 中国人でも人見知りと言うかすごいシャイな人とかもいていろいろなんだけど(個人差だけじゃなくって土地柄とかも結構あるようだ)、やはり文化ごとの考え方というか行動様式というのはあると思う。

 こちらも今さらというか既にかなり有名な画像なんですが、 中国の7色に輝く河川と食品アジアの安全な食べ物 )。さすがにぞっとはするなぁ。中国産の食品は確かに安値だったりするんだけど、食べた時なんか変な違和感があって極力自炊時には避けることにしてる。まあ、それだけだと「中国野菜には気をつけましょう」ということになるのだけど、こういった環境対策や農業・食料品関連の投資としての対中ODAは積極的になってもいいのではないかと思える。つまり、ヒモ付。「中国を日本の食料工場にするつもりか!」と言うヒトも一部にはいそうだけど、まったくその通り。それに安全性が高まれば中国産食品の世界市場における競争力の一因ともなるし、お互いにとって良いことだと思うのだけど。

  四川省のブタ感染病、エボラ出血熱の疑いも大紀元時報 )。「情報筋によると」というレベルの話なのだけど、本当だとすると怖いことこの上ない。そんな馬鹿な、ということもなくって中国の立場からすると、実際に起これば隠蔽するだろうなぁ、と思える。とりあえず欲しいのは正確な情報なんだけど、どうなんだろうなぁ。まあ、日本もエイズがらみで人のことあまり言えたものじゃないんだけど。


2005年08月05日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 使えん

 日本で iTunes Music Store のサービスが開始したので、ちょっと試しに iTune をインストールし、品揃えを見てみる。が……欲しいと思える曲がことごとくないです。orz
 もちろんケルト系なんですが、clannadやThe chieftainsの名前はあれどアルバムは未登録。capercaillieや altan、 ionaに至っては名前すらない。ようやくVan Morrisonのアルバムが一枚あるっきり……
 多分、一般の最大公約数的な品揃えという意味では10万曲と言う中では頑張ってるのだと思うし、これからもっと充実していくのだろう。なにより閉鎖的な日本の音楽販売業界(音楽業界ではない)に風穴をあけたということはものすごいことだ。でも、今のところは私的には使えない。使う需要がない。個人的には、国内未販売の曲を、音質は二の次ですぐに手に入れたい、アルバムを買うほどではないが一曲だけ欲しい、と言う時に重宝すると思ったのだが。
 そういえば「ジュークボックス」と言っている人がいたが、そんな感じかもしれない。聞きたいときに、コイン投入で音楽スタート。ま、こういう仕組み自体は悪くない。感覚的にはもう二割がた安くていいと思うが、頑張ってはいるし。
 2chの555スレ見たらスマートレディ(栗原瞳)や海堂直也(唐橋充)まで登録されるそうな……どんな選択基準なんだか(笑)。
補足:altanはありました。でも二枚ともアルバム持ってるよ……

[マンガ] こういう使い方が!

 まあ、本屋に限らず店頭に書架があると眺めてしまうたちなんですよ。その立場から言うと、昨今のコンビニの書架は雑誌のほかは平綴じ雑誌形式のリバイバルマンガ(これって正式名称はなんて言うんでしょう? コンビニコミックって言うんですか?)ばかりが増えたってのは、ちょっとあまり嬉しくないのですよ。確かに当時のマンガの方が爆発力があるものが多いのではありますが、なんか年寄りが若い者の席を奪ってるみたいで。奪われる若者がだらしないとも言えるかもしれませんが。
 が、昨日なんとなくコンビニの棚を眺めていたら、そういった廉価版特集号の中に、なんと「吉原昌宏」の名前が……ええ? と思い手に取る。表題作「迎撃空域」に、多分一番の近作「フォックスハント」、一番古いのでもウルトラジャンプに掲載された「ニムロッド」なのだけど、この人、わりと硬派にも軟派にも両方受けやすい絵で、でも銃器や機械の描写もしっかりしてるし、実力はすごくあるのだけどイマイチ一般受けするような華がないというか、なかなか難しいポジションなので、単行本とかは結構諦め気味だったのだけど、こういう形で出るとは……本当はちゃんとした単行本で出て欲しいけど、出てくれただけありがたいです。最近は萌えとかないとだめなのかしらん? 樹里は萌えだと思うんですがどうよ?
 でも、検索するとこれ、 去年の九月に出てた らしいんだよな。なんで今頃入荷してるんだ???

 週刊チャンピオンでアニメに先駆け「 舞乙HiME 」が連載開始。原作・作画は「舞-HiME」とおなじコンビ。主人公の男の子でマシロ に瓜二つなため影武者として学園に送られる。なつきやしずるのポジションを見ると、前作メインキャラ(一期生?)は保護者的立場になるのか? この手のは往年のアイドル番組と捉えて見ると解釈しやすい。


2005年08月06日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 来た! 見た!

 でも買わない。w
 いえ、Military Classics vol.10なんですけど、なんつーか、ちょっとあたま痛くなったというか……まあ、いろいろ出るのはいいと思うんですよ。思うんですけどね。なんつーか、余技以上の越えてはいけない一線を越えてしまってるというか……まあ、 こういうところ を巡回ルートに加えてる私が偉そうに説教できるアレじゃないんですが。
 杁中の三省堂で見たんですが、よく見たらSATマガジンとかもありました。あれ? 一月ほど前にはなかったのに……それどころか近所の書店にもあったYO! なめとるんか、卸め!
 ちなみに、クロムウェル娘は こっち の方が雰囲気出てると思うんですが……いえ、巡航戦車ってことを考えると軽快そうな印象の方が正しいだろうし、島田さんの上手さ自体は私が言うまでもなく周知のことではあるんですが。( 実物 )。

[アニメ] 今日は「絶対少年」お休み

 原爆記念日式典の中継ということで、流石に文句を言うに言えないのだけど。
 いろいろ詰まってて消化したアニメの感想も書けなかったのだけど、軽くざらっと。

  奥さまは魔法少女 #5。巽青年の気の利かなさに腹を立てた浅羽保は、もしまだ出入りしたかったら巽に次の小説で書く吉田松陰について調べるように言う。確かに巽の無能さは苛立つほどのものなのだけど、こういう場合、本人が無能を自覚していると本人も十分つらいものなんだよな。それこそ泣きたくなるくらい。でも、ネットで調べてそれだけで「よし」はまずいだろ!(笑) それこそ小学生の宿題じゃないんだから。そんなだったら「風雲児たち 幕末編」でも読みなさい! で、当然叱られて嬉子さんのアドバイスで松下村塾を訪れることに。それを知ったさやかは魔法で大人に変身して松下村塾で巽に接近。魔法の気配を感じて(あの格好で)出動した嬉子さんも少しジェラシってます。まあ、保センセの意図としては使える資料を欲しがったわけじゃなくって、巽を試そうとしたんだろうな。保は巽にとって乗り越えるべき壁なんだけど、単純に敵ではないし、一筋縄ではいかなさそう。だけどこれ、本当に見た目でいろいろ損してるよなぁ。

  創世のアクエリオン 。ま、なんつーか、電波ですな。相変わらず。#17でも#18でも解決方法がなんだかわけわかんないし、長官の理屈は滅茶苦茶だけど面白くないし。若手芸人が即興の受け答えのやり取りで段々支離滅裂になってる感じ。いい加減ギャグで押し通すのも無理があるのでは?

  ムシキング 。ここんとこ黒っぽい展開は影をひそめてるのだけど、芸人一座が単なる偶然の同行者ではなくどうも何かの意思によってパムと旅をするために集められたらしいことが判明したり、その為に幼い頃親元から消え、記憶を失い旅をしていたらしいことが明かされる。チョークもソーマをポポたちから引き剥がそうと画策したり、ドラマがそういう方向でも動き始めてる。多分子供たちはそれぞれ親と対決することになるのだけど、どうなるんだろう?

  ぺとぺとさん 。くぐるの妹、ちょちょ丸登場。セクシー七歳児で極道の親分。なんなんだか。しかし舞台の町、妹率百%って、なんか変な放射性物質で出来た塚でもないですか? いい感じだったのに、ちょっとそういう変な設定とか出されると、ちょっとなぁ……

  ハチミツとクローバー 。うーん、なんというか、真島がメインとなるとなんかテンションが落ちる気が。これは別に真島の立場と自分の立場が投影しにくいから、ということではない、と思うのだが……鉄人山田メインだと盛り返すし。なんか、別の要因の気がするなぁ、やはり。
 ところで、アニメは「自分探し」で締めになるのかね。無茶苦茶妥当だけど。


2005年08月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 一つ以外は概ね良好

  エウレカセブン 。これまでのエウレカの不機嫌の理由がヒルダ姐さんのおかげであきらかに。なるほど、友達が別の友達に取られちゃったんでイラついてたのか。青春青春。ニルヴァーシュは女の子だったんだな。ニルヴァー子キボンヌ。しかし三角関係の修羅場も、一頂点がメカだとなんだなぁ。話は月光号の修理に必要なリフレクション・フィルムを調達しに、ケンゴーの古い知り合いのフィルム職人を訪ねる。でも、軍の方でもなんか動きがあるらしく、異変を予感させる終わり方。ここでようやく、レントンの父アドロック・サーストンとデューイのつながりがおぼろげに浮かび上がる。
 作画はいつもとちょっと違う感じだけど良好は良好。作画監督は「真庭秀明」氏。昨今、作画監督が作画監督として機能せず総作画監督がその役目をしている現場も多いらしいが、この作品はそんなこともなさそう。

  ゾイドジェネシス 。ルージたちとはぐれたラ・カンたちは傷を負い、辺鄙な村ピクルに隠れていた。しかしディガルド帝国軍の執拗なまでの追跡が迫り、それを知って恐れた村人たちにより捕縛、帝国軍に引き渡されそうになってしまう。
 村人たちにしてみれば無理からぬところで、それ以外に方法があろうはずがない。それでも怒ったレ・ミィ様、村を丸焼きにする宣言。流石丸焼きの達人。なんでも丸焼き。でもそれ、ディガルドと同じと言うよりまんま悪役の台詞ですから。残念! ところで牛とか豚とかの大型の獣の丸焼きって大変なんだけど……
 バイオラプターによりラ・カンがあわや処刑、というところでルージ登場。無敵団との一件を通して成長したところも見せている。で、次回は村を守る話? とムラサメライガーパワーアップ話、かな? 主人公の成長に合わせてパワーアップ、これ王道。

  響鬼 は、もーなにがしたいんだかさっぱり。作り手の盛り上げようって意思が汲み取れないんですが……これはまったりとかそういう次元をすでに突き抜けてる。

 一方 マジレン はいつもどおり良好。「風穴」の呪いワロタ。そういう副作用があるなら最初に説明しときなさいよ、ヒカル先生! って、その前にウルザードの邪魔が入ったのか。翼の担当回かと思ったけど、前後編でヒカル先生の話っぽい? ミーメがマジシャインとウルザードの対決を「因縁の対決」と言っているということは、ミーメはウルザードの正体を知ってるんだろうか?

 ちなみに先日から 仮面ライダー THE FIRST の公式サイトで予告編の配信が始まってます。心配してる方はこれを見て安心するなりさらに心配するなりしてください。


2005年08月08日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] それ、「もののけで町おこし」と違う

  「もののけ」土産が次々誕生 三次中国新聞 )。まあ、記事の趣旨としては見出し通りの「ハズ」なんですが、その土産の内容を見てみると……
稲生物怪物語(堀田本現代語訳)ミニ絵巻3000円
「稲生物怪物語」と「朝霧の巫女」のポストカード(8枚)500円
稲生物怪物語 ロゼワイン(360ml)800円
朝霧の巫女 ビール(500ml)500円
朝霧の巫女 日本酒(720ml)1575円
和菓子「淡雪三姉妹」(朝霧の巫女パッケージ)630円
和菓子「こうご石」(稲生物怪物語パッケージ)1100円
和菓子「倉子」(朝霧の巫女パッケージ)1200円
朝霧の巫女 お守り500円
朝霧の巫女 記念切手(80円×10枚)1500円
朝霧の巫女 ピンバッチ800円
「稲生物怪物語」と「朝霧の巫女」の紙太鼓1500円
平太郎三次人形3500円
ミニ掛け軸1800円
 ……「もののけで町おこし」ってより明らかに「朝霧の巫女で町おこし」だよなぁ……三次のお偉いさん方が頭つき合わせて「これからはこの方が萌えではないか?」などと話し合っているところを想像すると非常に和みます(そんな話はしてません)。

  原爆投下前に「敗戦国」エノラ・ゲイ乗組員京都新聞 )。そんなこと改めて言うまでもなく当たり前なんですが、当時のエノラ・ゲイ乗員から原爆投下の必要性の疑問となるような発言が出る、というのが珍しいんでしょうね。記事を読むとそういう文意ではないのだけど。
 原爆云々の話で常々引っかかってることがあって、それは原爆のことが語られる時には原爆投下が通常都市において行われた大量虐殺、と言う部分が、語られてないわけではないけど、なんかちょっと他と違う語られ方をしてる気がするのだ。原爆被害の特殊性というのはあるにはあるのだけど、でもそれによって(大量虐殺の)一般性が薄められている気がする。さらにそういったものが「記憶を消してはならない」というスローガンに巻き込まれ、奇妙な化学変化を起こす。記憶は本来的に消えるもので、それを無理にとどめようとしても「神話」にしかならない。それが良いか悪いかは一概に言えない。が、記憶だけでなく並行して「記録」をとどめていく必要はあるだろう。

  株式会社バンダイ決算報告 (pdf)。とりあえず注目は五ページ目の「主要キャラクター別売上構成推移」。ガンダムが主要なのは相変わらずなのだけど、昨年度落ち込んだライダーに変わってプリキュアが二番手につけています。売れてるとは聞いていたけど、一体何がそんなに売れてるんだろう? 女児向けバトルものが真空地帯なんでそのニッチに上手く当てはまったんだろうか? 謎だ。
 一方ライダーは響鬼の落ち込みは予想済みらしい。問題はこの予想を上回ってるか下回ってるか。

[その他] 郵政民営化法案衆院否決

 で、かなり大事になりそうで……いや、なにが頭が痛いかって、反対者は一部を除いてここまで視野に入れてるようには全然見えないってことなんだよなぁ。
 はっきり言って現時点での民主党政権だなんてのは悪夢以外の何者でもなくって、でもそれがありえないかというとまったくありえないと言えないところが頭が痛いと言うか、怖気の出てくるところなんだけども。小泉が良い、というわけではなくその反対が悪すぎるというに過ぎない。本来賭けとしては成立しない配当バランスなんだけど、そこはそれ、いろいろマスコミ様のおかげでいろいろごまかされてます。
 郵政民営化でイマイチ情緒的な議論しか表に出てきにくく、こういう情緒が前面に出てくる時は日本人は大抵「ダメ」なのだけど、今回もそれっぽい。
 しかし、改革が必要だとか騒いでおいていざ大々的にメスが入ろうとするとこぞって守旧か。別に守旧が全部悪いってことではないけど、ねえ。
 ちなみに このへん 見ると、多くの議員が不明瞭な議論のまま郵政民営化に反対した理由がなんとなくわかった気にはなります。気だけだけどね。アクメツを呼びたくなってみますね?
 本来、こんなところでごたついて足止め食ってるべき話ですらないんだけど……洒落になってないなぁ。

[アニメ] そうそう

  NHK-BS2にて今晩から四夜連続でSAMURAI7全26話一挙放映 。原作ファンには色々言いたいところはあるでしょうが、まあ。


2005年08月09日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 衆議院解散総選挙を受けての小泉内閣総理大臣記者会見

 うわー、趣旨が明瞭だなぁ。詳細はこれだけじゃわかんないんだけど、争点をはっきりわかりやすく提示してる。趣旨が全然不明瞭な対抗勢力とは対照的。
 なんだけど、利権の調整団体である自民でよくこんなことやるなぁ、というのは毎度毎度思う。自民党が利権にメスを入れるということは、最終的にはほぼ自民自身の瓦解というところに行き着くだろう。普通に考えれば変人どころの話ではない。それを考えれば反自民の烏合の衆である民主党などは郵政民営化をもろ手を挙げて喜んでよさそうなものだが、そうはしない。理由はいろいろあろうが、一つには自身も利権の甘い蜜に群がりたいからだろう。
 この構図の悪夢なところは民主は口先とは裏腹に利権の切り崩しにとりかかる意思はあまりなく、自民がそれを行えば自民の弱体化を招き、結局将来的に政局の不安定化を招くということだ。
 さて、どちらがマシかということになると、当然そういうことと関係なく、政権担当能力がある選択肢が一つしかないから、マシとかそういう問題ですらない。希望はどっちにしろないのかと言えば、ないわけではないんだけど、民主主義において政治は所詮国民のレベルの反映に過ぎないので、まーその辺が絶望的だと絶望的だろうなぁ、としか言えない。
 「政治が悪い」では済まないんである。まったく。

[必殺] 「問答無用」

 シリーズ第十弾 新必殺仕置人 第一話。
 「寅の会」――それは寅の日ごとに、句会に擬して行われる殺しの競り市。元締め・虎が俳句の中に殺す相手を折込、その句を仕置人たちが競り合う。
 そんな仕置人の一人として念仏の鉄がいた。数年前、主水たちと別れ江戸を発った鉄はほとぼり冷めて江戸へ戻り、今は鋳掛け屋の巳代松、絵草子屋の正八とすりのおていと組んで仕事を再開していた。だがその日最後の句を聞き、仰天する。
――八丁の 堀に中村 主水かな
 旧知の主水が殺しの的になっていることを知り、鉄は慌てて渡りをつけ、主水と数年ぶりの再会を果たした。
 しかし主水は鉄を見て喜ぶでもなく、苦い顔をする。赤井剣之介とお歌の死 *1 をきっかけに裏稼業から足を洗った主水は、脱獄しようとした盗賊矢切りの庄兵衛を斬り、逃走を防いだことで与力筑波に目をかけられ、牢屋見回りから定町回りに復帰していた。
 表稼業に精を出し裏家業との関わりを嫌がる主水だが何者かに命を狙われてると知り、「来るなら来やがれ! 叩っ切ってやる!」と息巻く。
 しかし、付け届けを装った料理に毒が盛られ、主水は偶然九死に一生を得るが、確実に刺客の手が迫っていることを知る。そんな主水に取引を持ちかけてきた男がいた。男は主水の命を競り落とした仕置人グループの一人で、命を助ける替わりに金を要求してきた。だが、その行動は虎の用心棒「死神」に筒抜けであり、男は裏切りを許さない死神の容赦ない仕置にかけられる。
 依頼を取り下げるには、依頼人が死ぬしかない。しかし依頼人の心当たりがない主水はひとまず身を隠すことにし、筑波にも病気療養と偽って欠勤の断りを入れる。
 だが、筑波しか知らないはずの主水の隠れ家を、女が襲う。女は筑波の愛人で、元は矢切りの庄兵衛の女房でもあったおかね。おかねは亭主を斬った主水への復讐の為に筑波と手を組んだのだ。だが間一髪、おかねと筑波のつながりを知った鉄が駆けつけ事なきを得る。しかし主水を狙ったおかねの包丁は手元が狂い、おかね自身の胸を刺し貫いた。
 虫の息の下でおかねは庄兵衛を斬った主水への恨みを繰り返す。しかし主水から元々庄兵衛は島送りのあと斬首になるはずであり、それを裁定したのが筑波だと聞かされ、筑波に騙されていたと悟り、息を引き取る。
 虎に主水の殺しを依頼したのも筑波だった。筑波は庄兵衛がどこかに隠した金を着服しようと庄兵衛をわざと脱走させて主水に斬らせ、今度は主水が後顧の憂いとなることを恐れ、次は主水を葬り去ろうとしたのだ。
 自分に目をかけてくれていると信じていた尊敬する上司に裏切られ、主水の腹は決まる。
 主水を仕置にかけようとする仕置人たちは鉄、巳代松が返り討ちにし、主水は筑波と対峙する。
 筑波のたくらみと、おかねの最期の様子を突きつけ、筑波を挑発する主水。
「世の中の仕組が、人間というものが信じられなくなりました。これからは徹頭徹尾手抜きでいこうと思います。金輪際仕事なんてしやしません――」
 主水を斬ろうとする筑波を、逆に斬り捨てる主水。裏稼業に絶望し、そして表稼業にも再び絶望した主水は、再度鉄たちと組んで悪党外道を仕置にかけることを決意する。

 放映開始時、念仏の鉄が復活するということで話題にもなったシリーズ。同じ役は二度はやらないというポリシーの山崎努氏が続編への出演を快諾したという、おそらく唯一無二の作品でもある。(交渉時くどき文句としてスタッフは「カッコイイ死に方をさせる」と約束したと言われるが、その約束は最終回「解散無用」で果たされる)
 ただし、世界観などは仕置人とは若干異なる。主水自身が変化しているのももちろんだが(仕置人の最終回で、一緒に江戸を出ようとした仲間の一人である鉄との再会にも苦い顔をするだけ)、鉄もかつてのような不敵ぶりは影を潜め、ほとんどなんでもあり状態だった仕置人時代とは異なっている。しかし常に安値で依頼を請け負うための新設定として(依頼は寅の会を通すため基本的に依頼人自身とは接触がなく、依頼人に感情移入して、というわけではない、はずなんだけど……)ときどき殺しが禁断症状になってるかのような危ない発言をする。これが仕置人とは異なる新仕置人の鉄としての怪しげな存在感を作り出している。
 その鉄と組む新メンバーは巳代松、正八、おてい。
 巳代松は兄の身代わりとして島送りになった過去を持つ、基本的には心優しい好青年なのだが、手製の鉄砲作りにのめりこんでおり、殺しの武器もそれ。ただし砲身が竹製で発射のたびに破裂する危ない代物なので使い捨て。更に装薬量を増やすと自分ごとふっとんでしまうので射程は二間(3.6メートル)という短さ。この竹鉄砲は幾つかバリエーションがあり、多砲身だったり消音器をつけたり、中筒型なんてのも登場する。演じるのは中村嘉津男氏なのだが、現在実年齢以上の老け役が多い氏なので、当時でも若者というのはちょっと違和感があるような……見ているうちに慣れますが。
 正八、おていはサポート役。正八を演じるのは火野正平氏だが、なんというか、火野正平そのまんまとしか言いようがない(笑)。メンバーの中では一番子供っぽいところがあって、感情に流される発言もしばしば。意外にも密偵としてはそこそこ使えるが、視聴者の気持ちの代弁者やムードメーカーとしての存在の方が大きい。
 おていは「仕事屋稼業」「仕業人」にも出演した中尾ミエ氏。「お歌と同じ顔じゃん。どうして主水は何も言わないの?」ってのは言いっこなし。必殺ワールドってのはそういうものですから。
 もうひとつ、新仕置人で忘れてはいけないのが巨大仕置人組織「寅の会」の存在。藤村登美男演じる元締め虎は死神を連れて江戸へやって来、わずかな間で江戸の殺し屋たちを恐怖でもって傘下におさめ、寅の会を主催したという設定。依頼はすべて虎を通して行われ、複数の仕置人グループ代表が句会に擬した競りに参加し、最も安値をつけたグループに依頼がされるという仕組み。ただし依頼は次の寅の日の会までに遂行されねばならず、期限までに遂行されなかった場合や、殺しの相手との勝手な取引、仕置人グループ同士の談合、寅の会を通さない仕事の請負など、虎を裏切った者には制裁が加えられる。それを行うのは「死神」(演じるのは河原崎健三氏。先端がはずれる銛 *2 を武器とし、編み笠姿に遮光器をつけて淡々と処刑する姿は「死神」の名に相応しい)だが、時として虎も自らの手で制裁を加える。その際の得物は何故か野球のバットにしか見えない棒。裏社会の制裁はやっぱバットというのが決まりなのか? 重厚な様でいてかなり何でもアリ。
 この寅の会の設定は他の仕置人グループとの対立や掟によって危機に陥ったりと展開に緊迫感を与えたのみならず、偶然知り合った依頼人が今わの際に「この金で恨みを……」というワンパターンに陥ることをふせぐなどしている。一方でドラマが依頼人主体から仕置人主体になることが多く、キャラクターものとしての側面が強くなっている。登場人物のあくが強烈なため、これは正の相互作用を起こしてるように見える。
 ストーリー自体はミステリー的だったり困難な依頼をどう果たすか、などの捻りのあるものは少ないのだが、とにかく仕置人たちがダイナミックに活躍するシリーズ、という印象が強い。
 ちなみに、このシリーズでのサブタイトルのフォーマットは「××無用」となっている *3
*1: 必殺仕業人最終回「あんたこの結果をどう思う」
*2: アイヌなどでは同様の銛を「マレッキ」あるいは「マレプ」と呼ぶ。
*3: ひょっとして「問答無用」って、「問答(もんどう)」と「主水(もんど)」をかけてたのか?

[その他][アニメ] 今日の買い物がらみ

  嫌韓流/山野車輪
  絶対少年 妖精たちの夏〜田菜/浜崎達也

 「嫌韓流」? プッシュはしないけど、買わないとは言ってませんぜ? まあ、旬のものですから。しかし書店に二冊入荷してたのが、あっというまになくなったのは、やっぱそれなりに注目されてるのか(一冊は買ったのは私なんだが)。
 「絶対少年〜」は 同名テレビアニメ のノベライズ。テレビ脚本に沿っており、小説と言うよりシノプシスっぽい感じだが、アニメに忠実に、しかも一冊で田菜編十二話を完結させるには他に方法はない。十二話? そう、まだ未放映の田菜編クライマックス「猫おどりの空に舞う」までが含まれてる。前番組の「学園アリス」の最終話の前に制作上の都合により総集編が一話入ってしまったため、本来ならば広島原爆記念式典の一週前に田菜編が終わり、一週置いて第二部「横浜編」が始まるはずが、ずれてしまった。従ってバリバリにネタバレ。
 第一話の前にプロローグが入っており、何故田菜に来たばかりの歩が深山姉妹や麻子さんと顔見知りだったのかがそこで描かれている。で、第十二話。
 産廃業者の不法投棄が原因の山崩れはダム周辺だけではなく、猫おどり会場になった小学校の裏山でも起こり、会場を土砂が埋め尽くす。間一髪、校舎の影に避難した歩と深山三姉妹だったが、約束どおり歩はわっくんと一緒に「あっち側」に行こうとする。それを引き止めたのは美玖だった。そして今まで歩に「あっち側」の現実を突きつけたように、わっくんに対し「こっち側」の現実を突きつける。もう歩はわっくんと遊べる年齢ではないこと、それでも果たせなかった十年前の約束を果たしに戻ってきたこと、きっと歩はわっくんのことを忘れないこと……
 自分と関わろうとする人たちがまだいることを実感した歩は自分の意思で「こっち側」に留まることを選び、わっくんは去る。
 結局、カメラにはマテリアル・フェアリーの姿はおろか光球も映っていなかったが、須河原はこの事件を追い続けることを決め、わっくんとの一件の後、高熱を出して倒れた美玖はすっかり「普通」になってしまっていた。
 記録には残らないけどもあそこにいた全員が確かに体験し、少年少女たちを少しずつ成長させた夏を残して、歩は田菜を去る。
 その他わかったネタとしては リバーシブルのぬいぐるみは「成長」の暗示で、エメラルドランドの幽霊の正体は不法投棄一家(太った男=笑う関取、老け顔母親=老婆、それと赤ん坊)。
 そしてエピローグ的に二年後から始まる横浜編の導入が入る。 老い、痩せさらばえたオカカ婆が横浜の街を歩くのを、第二部の主人公である谷川希紗が見る。
 アニメ誌を見ると横浜編の登場人物も紹介されており、 主人公の谷川希紗(OPのあのコード娘。プチ家出を繰り返す、歩とはまた違った登校拒否)に同級生でプロ棋士を目指す小早川成基(同じくOPの扇子男。扇子はそういうことか)、希紗の親友の大和理絵子(OPの大人しそうな娘)、彼女に恋する真壁正樹(OPの以下略)、希紗と同じものを見る画家・羽鳥次郎が紹介された新キャラ。また、 田菜編から引き続き成長した逢沢歩、深山三姉妹の長女深山美佳、須河原晶も登場が確定。

[アニメ] あ、そうそうpart2

  SAMURAI7 の#25(最終回一回前?)の「次回をお楽しみ」のイラストはお楽しみに(笑)。


2005年08月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] PC故障につき

 修復されるまでここも更新が飛び飛びになります。多分。今回のはちとひどいな。