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2005年04月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 掃除で死んでました

 土日に二日がかりで部屋の掃除、片づけをしてたのですが、正直死んでます……背中は痛いは、終わりは見えないは……根本的にものが多すぎるので処分しなければならないのだけど、処分の選別のためのスペースも空けないといけない。移動のしやすさのために整理ボックスとかも多用しないといけない。一応徐々に片付いてきてはいるのだけども、いつになったら終わるのかなぁ……

 過日の人権擁護法案についての話ですが、問題なし、というわけでも通過してしまってもへっちゃら、と言っているわけでもありません。ただ、毛が引っこ抜かれた(程度の比喩としては必ずしも適切ではないけど)くらいで手足がもげたみたいな騒ぎ方をしてる人もいるのがなんだかなぁ、ってだけです。あまり具体的には言いたくないのですが、迷惑行為まがいの事も推奨する人とかですね。悪用しようと思えばできる(そうすることの出来る勢力も実在する)のは確かだけども、巷全般を弾圧できるような類のものでもない、ってだけです。で、その上で反対ってことです。

[アニメ][マンガ] ふたごとかゾイドとかその他

  ふしぎの星の☆ふたご姫 。#1見逃したので、#2からだけども、佐藤順一監督らしく非常に手堅い作り。この手のジャンルだと佐藤作品の安定感は他の追随を許さない観すらある。それはそうと主役を分散させるってのは最近の流行なんだろうか? まあそれはどうでもいいんだけど。しかし主役の姫の一人(メインの方)の名前、「ファイン姫」でなく「パイン姫」と聞こえる……

  ゾイドジェネシス #1。ゾイドシリーズの最新作。インチキ南洋っぽいエキゾチックさとかを背景に主人公がゾイドに乗り込むまでを追っている。世界観、ゾイドの位置づけが見ていて自然とわかるようになっていて好印象。でっかい刀が空飛ぶのはどうかと思いましたが、ハッタリ優先という事で。それにしてもヒロイン(つっても子供だけど)がこやまきみこ氏とは、氏も出世したものだ、と思ったけど、よく考えたら「陸上防衛隊まおちゃん」とかってので主役やってたはずなんだよな、確か(見てないから知らないけど)。

 OURSが来月から平綴じ化ということで気になって、 日本雑誌協会 でOURSの発行部数を調べてみる。と、去年は一号当たりおよそ9万5千部。実売はさすがに良くわからないのだけど、この手の雑誌では売れている方? しかし「コミック乱」の方が二倍以上発行部数が多いとは意外だった。コンビニ流通の強みだろうか? 部数から見ればOURSも平綴じ化でつぶれる、ってことはなさそうな気はするけど、こればっかりはなってみないとなぁ……ただでも新人さんを育てるのがあまり上手くないし。
 それはそうと、コミックドラゴンが少年誌に入っていて良いんだろうか……?


2005年04月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ云々

 この件については中国への反感を煽るつもりも中国の言動を肯定するつもりもないのでそゆことで。
 各社社説。
  朝日 中国政府 なぜ暴力を止めないのか(4/11)
  朝日 八方ふさがりの日本外交 小泉首相の責任は重い(4/12)
  読売 [中国デモ騒動]「『反日』だけは黙認するのか」(4/11)
  毎日 中国デモ暴徒化 チャイナ・リスクの芽を摘め(4/11)
  日経 中国の反日行動に自制を求める(4/10)
  産経 【主張】反日デモ暴走 中国は再発防止に全力を(4/10)
  産経 【主張】反日暴力デモ拡大 中国政府の責任は明白だ(4/12)
  中日 再発の防止に全力を(4/11)

 最初は朝日でさえもさすがに苦言を呈していたが、その後「小泉が悪い!」と小泉外交政策の糾弾(それも二段ブチヌキで)に走るのはやっぱり朝日と言うべきか。「根底には首相の靖国参拝」などとあるが、明らかに今回のトリガーはそれではないので、朝日の必死の話題そらしぶりが顕著でほほえましくすらある。朝日のアジア外交についての見解は徹底的にファンタジーだなぁ。
 それ以外は各社、硬軟態度の違いはあってもデモ参加者及び中国当局の対応への苦言を呈している。場合によっては朝日よりも親中的な記事が載ることもある中日新聞ですらそう。まあそりゃ普通はそうだ。
  セカンドカップはてな店さん によると 相変わらずNY timesで大西記者が怪気炎を吐いているらしい が、前天皇誕生日がみどりの日になったことにあからさまなデマを飛ばしてるあたり、マツケンサンバ人気をゲイ文化と結びつける怪記事を書いただけのことはある。
  BBCは教科書記述が原因だと報道してる けど、まあ、WWII時の日本の記述についてはBBCはいつもこんななのでこんなものでしょう。
 CNNはもう少し色々伝えていて、在中大使が邦人保護を当局に訴えたとかなんとか。このデモが官憲の黙認の下大々的に行われたことは、あまり興味がないのかいずれもそんなに伝えているようには見えない。まあ、日本企業が中国進出に二の足を踏むようになれば自国の競争相手がそれだけ減る、という皮算用もあるのかもしれないけど。
 と、思ったら ワシントンポストのこちらの記事 には警察がデモ隊に非常に協力的だったことを"The Chinese government rarely approves public demonstrations but appeared to make an exception for the throng of mostly college-age protesters who converged in the city's high-tech district and for smaller groups that marched from there to the embassy."と皮肉を込めて(多分)報道し、また、 Times紙のこの社説 では"Japanese opinion is no longer so subservient. Aid to China has ended, and Mr Koizumi, fearful of challenge to his Liberal Democratic Party on the Right, is in no hurry to visit Beijing."と書かれていて、やっぱり中国の内外交戦略として捉えている(そしてそれがもはや上手くいってないと判断している)ようだ。
 デモ自体がわりと発作的なものであるように見えることと、日本製品の不買運動と言いつつなんとなく「その場で言ってみただけ」感がただようところから、やはり中国内部における各種不安を、唯一認められた反日デモという形で発散していると見るのが妥当に思える。それはただそれだけのことなのだけども、中国政府側の対応がむしろ事の中心になるだろう。中国政府は取り敢えず本格的に日本に態度を硬化されたり悪いイメージが海外に流布するのも困るけど、力押しでこういった活動を禁止することも反動が怖くてできないってところか。
 仕掛けた勢力には別の思惑があるかもしれないけども、日本側は戸惑いながらも「こちらが悪かったです。すいません」ということにはなってないので、中国側に有利なカードとは思えない。その上国としての必要な対応をせずに(国内外への見得のため)ふんぞり返ってるものだから、これってやっぱまずいんじゃないかなぁ、と思う。中国は覇権主義でけしからんとかそういうことではなく、以後も同じような問題が起きるたびに同じ対応を繰り返すことになり、これまでは中国が外交カードとして使いつつ日本が一方的に折れる形だったのがそうではなくなったので落としどころがなくなってしまってる。過剰にヒステリックに反応することもないけど、笑って「気にするな」で済まされることでもない。まあ、日本が一方的に折れる必要はまったくないとは思いますが。
 やはりこれって過去になにがあったかという問題ではなく、今の思惑でがんじがらめになってる、どうしようもなく今の問題なんだよなぁ。


2005年04月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[メモ] Tab Mix

 いままで Firefox のTab拡張として tabbrowser extensions を使用していて、多機能なのはいいのだけどもその分いろいろトラブルが起こってた。まあ、それでも便利だし使っていたのだけど、現行バージョンでポップアップ周りがおかしくなってしまったので、同サイトでも勧められている Tab Mix を入れてみる。
 機能はTBEと比べると限定されているけど、まあ安定してるみたいだし軽いし、これでも十分そうである。 裸電球さん のところで日本語化もされてるみたいだけども、何故かファイルが見えない。まあ、英語版でも困らないのだけど、うむむむ。
P.S.もしや、と思いファイアウォールソフトの設定を変え、refererを送るようにしたらダウンロードできました。直リン避けにHTTP_REFERERを見てるみたい。


2005年04月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] かりそめ話

 ゆうべ冗談で友人に中国分裂ネタで「五つ六つくらいにわけてCU(Chinese Union)とか作ったら?」と言ったわけですが、もちろん冗談です。ハイ。そんなもの言ってる本人が信じてません。
 分割のし方について「魏、呉、蜀」というわりとありがちなアイデアから、「北京、広東、四川、台湾」と食い物分割なんて愉快なものまで出てきたり。でも実際はどうなるかさっぱりわからんのだよなぁ。sigh。

 昨日飲みで午前様。そいでもって今日健康診断。一般の病院で行ったので外来の合間で非常に時間を食う。おまけに飲みの良いんで疲れ果てる。全然健康的じゃない健康診断。トホホ。

[アニメ] 主にフタコイ オルタナ第二話

  フタコイ オルタナティブ #2。ぐりぐりうごいて頭悪いアクションを披露しまくった第一話と違い、今回は止め絵中心。やっぱり頭は悪いんだけども。でも動かし方のツボは非常に心得ている。一歩間違うと笑いを誘うほどの動かなさなのだけど、きちんと楽しめるようにしてある。センスがいい。ちょっと80年代アニメ風味?
 手抜きというより、ペース配分がきちんと出来てるということだろう。今後も期待できそう。

  エマ 第二話。やっぱり原作通り。手堅いしスタッフも確実に作ってるのだけど、原作通りにやってしまうと、多分1クールの短期シリーズでどこを落としどころにするのかが……

  アクエリオン #2。なんかいろいろまざってます。けど、混ざってるののうちのどれを焦点にしたいのか不鮮明。絵は綺麗なんだけどねぇ。

 関係ないが、「響鬼」でヒビキが「お兄さん」と呼んできた子供に「おじさんでいいんだよぉ」と言っていたが、なんとなくいやらしい感じに響く。


2005年04月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] そりゃそうだ。

  小学校侵入男、職員室で怒鳴る−現行犯逮捕サンスポ )。「 東大阪市教育委員会によると、学校の正門は閉まっていた。男は職員室に現れ、「子供が遊んでいるのに何やってるんや。危害を加えようと思えばできるんや」と怒鳴った。校長らが応対している間に通報したという。」そりゃ通報されるだろう……

  田中真紀子議員:小泉首相を厳しく批判 初出演のラジオで毎日 )。「 「あの方の資質が非常によく表れている。よほど頭が悪いのか。冷酷でわがままで、あまのじゃく」と人格にまで踏み込み、「中国と仲良くできないようではだめ。相手の立場に立って考えるべきだ」と“忠告”まで飛び出した。」。真紀子さんがアメリカと仲良く出ていないのも真紀子さんの資質と頭の程度が非常によく出てると思いますです。はい。思いやり外交? ナニソレ?

 友人に教えてもらったのだけど、 中国在住の方による報告 (4/14)によると、デモに関して公安(警察)から一般市民の携帯へショートメールが送られてるそうな。文面を見ると対応に四苦八苦する政府の内心が見えるようで面白い。不満逸らしに反日デモを利用してきたけども、今度は加熱しすぎて消すに消せずに中途半端に。
  香港ではテレビで今回のデモが中国のイメージ失墜を狙った日本の陰謀なんて放送もされてるみたい で、傍から無責任に見ている限りでは思わずゲラゲラ。でも実際に 米政府、反日デモで中国にいる米国人に注意呼びかけY!hl )と日本以外にも北京の安全を注意する向きも出てる。
 それにしても 「中国はどの国も侵略したことはないし、日本の軍事費は中国の1.62倍に上る」日経 )ってのはどういうジョークなんでしょう?

 今日から新声優によるドラえもんが始まったみたいだけど、新しずか役のかかずゆみは、(別に本人の責任ではないが)「かかずゆみがヒロインのSFアニメはB級」とか一部で言われていたような。つまり、新ドラもB級……?


2005年04月16日() 旧暦 [n年日記]

[その他] マウスユーティリティ

 Firefoxなどを使っていて、何故か中ボタン(ホイール)クリックが効かない。あれこれ調べると、どうも原因はマウスのメーカーが配布しているマウスユーティリティらしい。MSのIntelliPointのみを使うようにすると普通に使えた。但し、そうすると一部のツールでホイールが効かなくなるものもある。あちらを立てればこちらが立たずか。

 朝起きたらBSアンテナの向きが歪んでいて画面が酷かったので、調整していた。そしたら調整のためにつけっぱなしにしている最中に本仮屋ユイカ(「スウィングガールズ」の関口)主演の「ファイト!」をやってた。本仮屋ユイカ主演とか西原理恵子題字とかも驚いたが、それより本仮屋ユイカの両親役を緒形直人と酒井法子がやってることに無茶苦茶驚く。緒形直人と渡辺徹がほぼ同年代ってのもちと無理がある気がしたけど、緒形直人がわりと良い役者になってのが結構驚いた。「予備校ブギ」で記憶が止まってたからなぁ。

  上海で初の反日デモ 禁止通達無視、杭州も共同 )。見事に暴徒化してますなぁ。日本にも迷惑なことには違いないけどそれ以前に中国が自分の首を締めてるようにしか見えないのだけど。それに対し小泉首相は 「暴徒化しないように整然と(やらないといけない)。これは決して悪いことではない」と表明日経 )。自由な日本、歪んだ中国のイメージを押し出すことに成功してる。つくづくこういうのが上手い人だ。

 近所に屋台のラーメン屋が出来てたのでそこで晩飯。スープがかなり美味かったけど、量がそんなにあるわけではないので値段で言ってしまうとまあ普通、という感じに。でもスープはあっさりめでコクのある、結構良いスープでした。

[アニメ] フタオル#2の追加とか

  フタコイ オルタナティブ #2、世間様での評価と自分の評価がなんとなく温度差がある気がしないでもないですが、個人的にはひょっとすると#1より評価は高いかも。動かすところと動かさないところのメリハリだとか、リズム感のセンスがいいんですな。特に沙羅の「……参ります!」から始まる一連のシーンの音感は、単にノリで押し切ってるというのでもなく、アニメという集団作業で一体どうやったらここまで感覚の統一が取れるのかと無茶苦茶感心しましたよ。無論双子が可愛く描けてたってのは言うまでもないけども。

  学園アリス は最終回まであと四回ということで最終回へ向けての展開へ。多分、オリジナル? サーカス=人攫いって都市伝説は現代でもわりと普遍的なんだろうか? ってのは置いて、結局回りまわって最初に戻ってる印象が。「アリスに頼りきりに対する蜜柑の疑問」「アリス学園への不信感」「蜜柑の母親の秘密」。反学園組織に流架が取り込まれたり、スミレと蜜柑の距離が最初と変化を見せてたり、同じ繰り返しでないところで、総決算と行くのだろうか? まずはお手並み拝見。


2005年04月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] エウレカセブンとか

 新番組 交響詩篇エウレカセブン #1。70〜80年代のアメリカ文化とかの影響を強く感じる各種設定。独特の混沌感を見せる世界美術。大気中を流れる「リフ」に乗るリフボードでのレイヴ感に乗せて描かれるのは、いかにも少年らしい小さな閉塞感と漠然としたあこがれ。主人公のレントン少年は現状への苛立ちは感じているけど鬱屈してるわけではなく、明るくおバカだけども無謀に恐れ知らずでも現実の壁を感じてないわけでもない。なんかいかにも等身大な腕白坊主の少年らしさに、まだ全体像がまったく見えない中で、非常に好感が持てる。
 アニメーションのクォリティも高く、サーフボードのようなリフボードの躍動、登場人物の激しく変わる表情など、アクションも細かい書き込みも気持ちいいくらい気持ちいい。OP・EDを含め、全体を通して清々しい印象。なんだか感覚がずれてるヒロインの少女エウレカを始め、ゲッコー・ステートの面々も一筋縄で行かないようで、今後の露出が期待できる。
 ところでエウレカセブンの「セブン」って何だろう?

  マジレンジャー は蒔人兄貴の恋愛話。恋愛話は魁に続いて二度目だけど、今度は相手はお高く止まった性根の曲がった女。でもひたすら暑苦しいくらいに熱い蒔人は猛烈アタック。でも相手にされない。(笑) あの猛烈兄貴ぶりは一家の長ということで気負ってるのかと思ったら、元からこういう性格だったのね。
 面白がってた他の兄弟たちも、相手の女の仕打ちに怒って殴りこもうとするのだけど、一家の縁の下の力持ち、麗が率先して「ぶん殴る!」と暴走するのは大笑い。一番家族想いってことだろうか。結局、冥獣から身体を張って彼女を守ったことからラブラブに。やってらんないや、こりゃ。(^^;

  響鬼 は……一応先週からの続きか。シリーズの意図を考えるとそれなりに重要な回なのだろうけど、とりあえず疲れたので特にコメントは無しということで。全般的に「良い子の話」すぎて、引っ掛かりがなさすぎるんだよなぁ。とりあえず、スタッフは水木しげるに断りぐらいは入れたんだろうか、というくらい。(どう考えても一反木綿や塗り壁なんかは水木しげるのがモチーフだよな)


2005年04月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ関連

 ワタクシにしては中国の反日デモにあからさまに憤慨したりニュースを集めてまとめたりとかしてないんですが、別に日本に責任があるとか中国人は悪くないとかそういうことじゃなく、対応として「どうすればいいんですかいの」ってな感じなのです。別にワタクシが対応を決定するワケじゃないんで、関係ないって言えば関係ないんですが。
 中国の態度が問題だ、ってな感じの所感が多く、それには同意。ただ、反日デモを仕掛けたのは反胡錦濤派だという分析もあり、中国の現状にはもっぱら不利益にしか働かないように思えるデモを見ると、もっともらしいかなと思える。
 本格的に反日教育が始まったのは江沢民政権からだけども、それ以前から中国共産党内では日本に対しどういう対応をとるかが、指導者としてのポイントになってきた背景がある。現時点では日本資本の投資の足を鈍らせ(場合によっては諸外国も)、日本の謝罪というこの上ない落としどころも見込めない。国際的イメージも低下する。それでも国内の不満を反日で逸らしている状況なので、それを無理に押さえつけて本格的に反政府の活動が起こる事と対日に弱気になっていると党内の反勢力から攻撃される事の両方を恐れ、弾力的な外交に出られない、という事情もあると推察される。中国内の反胡錦濤勢力の分布図とかはまったく知らないのでこれ以上はさらに当て推量になってしまうが、このまま反勢力が胡錦濤の対日政策を攻撃するならばさらに過激な対日、というより反日政策を押し出してくるんじゃないか、という懸念があって、現状はなんだかやっかいだな、としか言いようがない。胡錦濤としては「ちょっとでいいから謝って譲歩してくれよ」ってな泣き言も言いたい気分なのかもしれないが、いずれにしてもそれだって姑息な対応に過ぎず、抜本的な対応を取らないと結局は同じことになる。で、抜本的な対応って? と言われても勉強不足でさっぱりわからない。
 救いとしては、日本国内では感情的な中国への反感というよりは「困ったものだなぁ」的な雰囲気がわりと強い事か。当面は常識的な対応をするしかないんじゃないかなぁ。
 とか言いつつ、 BBCの" China Japan tension: Your views" を見入ってしまったり。中国国内からの投稿が多いのはなんだかなぁ、と苦笑(反政府的なことはチェックされてるんだから書けなくて当然だろうに)。韓国を除いたそれ以外の国は、反応は色々。日本でも「日本は反省しる!」って人がいるし。ただ、概して日本滞在中あるいは滞在経験がある人は、中国のクレームに対して批判的な意見が多い。やっぱマスコミによる宣伝と実際に触れてみて感じる実感はかなり差があるらしい。


2005年04月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ関連追加

 昨日提示した China Japan tension: Your views で、名古屋在住のBobさんと言う方が "I'm sure the Chinese government is trying to distract our attention from the Dalai Lama's action."(中国政府はダライ・ラマ活動から我々の注意を逸らそうとしているに違いないの)という指摘をしていて、なるほどなぁ、と思った。後ろ暗いところを隠すにはとりあえず他人を責めろ、というわけか。タイミング的にはその他日本の国連常任理事追加枠選出への反対だとか(何故ここまで強固に反対するのかがよくわからない。日本が固執する理由もわからないが)も重なっていて、一つの行動で複数の目的を達成するという、いかにも中国らしい考え方に思える。
 が、そうするとデモを煽ったのは誰? ということと、どの程度までが意図的だったのか、というのがさっぱりわからない。煽ったのは複数でそれぞれ思惑が違ってるって可能性もある。
 もっとも胡錦濤にしたってそんなに信用してるわけではなく、チベットでの虐殺を指示したのは彼なのでそういうことをできる人間だという程度には認識してる(関係ないが、「超人ロック 冬の虹」に出てくる湖局長ってのは、多分胡錦濤がモデルなんだろうなぁ)。ってことはチベット問題が騒がれたらもろ胡錦濤は困るわけか。胡錦濤がGOサインを出して現場が暴走(あるいは誰かが暴走するように仕組んだ)ってことだろうか。
 世界のニュースを見てみると日本を支持しているものは冷静で理にかなった対応を評価してるようなので、日本はあまり感情的にならず、原則論を崩さずにそのポイントだけを徹底的に繰り返すのがいいんじゃないかと思う。中国以外には日本がフェアで民主的だってことをアピールしつつ、ね。どうせ日本の外交は弱々なんだし。
 ところで上記の読者の意見の中で"The pot is calling the kettle black"だとか"The pot can't call the kettle black"ってフレーズが目立ったので調べると、「ナベがヤカンを黒いと言う」、つまり五十歩百歩とか目くそ鼻くそというニュアンスらしい(どちらも真っ黒じゃん、ってこと)。チャットではPKBという略語もあるらしい。60年前の黒さと現在進行形の真っ黒クロスケさんを比較されるのも困ってしまうが、すでにこの手の不毛な争いにはうんざりしている向きも確かにある。
 一方で非チャイニーズにも(多分)「日本は反省していない」とか「南京で25万人以上殺した」とか大真面目に言ってる意見もあって(入城時20万人の都市で、入城後一ヶ月で25万人に人口が増え、それでその間に25万人以上殺したって、どういう計算してるんだろう?)、「第二次世界大戦時の日本を徹底的に悪者にしたい」という部分もあるにせよ、宣伝活動って大事だな、と思ったりなんだり。

  フジ、ライブドアが提携合意 2カ月の買収攻防に幕朝日 )。多分堀江社長も幾つかのシナリオを用意して挑んで、結果、利益を得たことはたいしたものだと思うけど、一体なにをしたいのかが結局わからない。本当に終わってみれば一体何なんだったんだ、という感じ。あからさまな作り笑顔が、まあなんと言うか……

 そういえば、朝日新聞は NHKに対し法的措置を検討とかなんとか言ってました が、あれ、どうなったんでしょう? 朝日的にはフェードアウトさせて事実を曖昧にしたままにしておこうってことなんでしょうか。本当に竜頭蛇尾な。世の朝日大好きさんは未だに「NHKは説明責任を果たしてない」と思ってるようですが、責任を果たしてないのは明らかに朝日新聞側ですわな。これもしょーもなし。
 さて、退屈な所感にお付き合いいただきありがとうございました。この後は何事もなかったかのようにロクでもないオタク話をどうぞ。↓

[マンガ][アニメ] STEEL BALL RUN本格再開

  ウルトラジャンプ 誌上でSBR今月より本格再開。って、のっけからシュトロハイムですか〜〜!? ちゃんとサイボーグだし。この時点ではかなりのオーバーテクノロジー(って第二次世界大戦時でもそうだって)。でも、登場に興奮したのも束の間……
 この連載再開から本格的に「ジョジョの奇妙な冒険 PART7」を冠することになった。PART6「ストーン・オーシャン」のラストで一巡した世界だってのは作者の荒木氏がインタビューとかで言ってたんだけど、編集部の方針で敢えて明記してなかったとか。雑誌がマニアックになったからOKってことかな?
 で、SBRレースに隠れてた別の目的が徐々に明らかに……って、絶対後付だろ! 多分ジャイロの目的とかで少なくともステージ2の最後くらいまで引っ張るつもりが、惜しみなく投入しちゃったものだから……でも、やっぱハッタリの利かせ方はサイコー。
 米国大統領とかも出てるけど、当時の大統領は第22代 グロバー・クリーブランド か第33代 ベンジャミン・ハリソン …… らしい 。でもどっちも顔が違うぞ? そこすらも現実の歴史と違っているってことだろうか?
 オペラの雑談は大笑い。意味がないけど、いかにもありそう。

  こいこい7 #2。見事に脱落。さすがについていけません……

  極上生徒会 #2。罪がない作りなんだけど、その罪のなさが罪作りな事もある。具体的にはいじめの対処の方法なんですが。言っても詮無いしいかなる意味もないのはわかってるんですが、あれは対処方法としては現実には最悪。あと数回様子見し、やはり個人的に合わないようなら切ろう……

 ネガティブに締めてしまった……反省。