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2003年03月11日(火) 旧暦 [n年日記]

グロッキー

 昨日酒を飲みすぎて、今日は一日グロッキー状態。うう。
 いろんな人にちょっとずつ心配や迷惑をかけながら、どうにか私も生きてます。ありがとうございます。
 古巣の研究室のT君が一緒だったのだけど、彼の言説はとても危うい。一つ間違えばトンデモさんになってしまいそうな危険性を含んでいる。まず自分が望むことありきで、それを検証する際の理屈の組み立てで、都合の悪い部分で別の理屈を持ち出したり態度への話に切り替えたり、「これってトンデモさんと話ししてるときの理屈だよなぁ」と感じてしまう。今は別にトンデモさんというわけではないのだが、将来どうなるのかはかなりヤバげだと思うので、釘を刺しておいたのだが、イマイチ理解してくれなかった模様……上手く行けば面白い研究者になりそうだから、変な道に進まないか心配してるのだけどね。
  富士見書房の新雑誌「ドラゴン・エイジ」 コミックドラゴンとドラゴンJrが合併、ということなんですが、伊藤勢が切られています。大森葵も切られています。かなりダメぽ。何人かわりと期待してる作家さんが残ってはいるんですが、どうにも迷走の始まりという気がする。
  松本元さんの訃報 。うちらの分野でないとあまり関係ないと思いますが、やはりヤリイカの飼育が一番有名ですね。あと、生物物理若手の会などで話した「愛が脳を作る」(一時期講演などではこの話ばかりしていた)とか、話の面白い方でした。学会の懇親会で、ちょっとだけ挨拶をした程度ですが、この年齢で亡くなるとは……大変残念です。
  田中康夫、「救う会が横田父の行動を束縛してる」と発言 。横田父は確かに北朝鮮行きに心が揺れたようだが、奥さんは「ヘギョンは娘ではない」と毅然とした態度で「救う会」の方針を貫いている。横田父も行動を束縛されてるわけではなく、その上で説得を受けて納得して北朝鮮行きを諦めている。もし態度の一貫性が崩れたら、そこからなし崩しになってしまうとわかっているからだろう。他にも事実とは異なる、「蓮池兄が作る会メンバー」とか、「桜井よしこも距離を置いている」(桜井よしこ自身がこれを否定)と言っている。ダム建設の見直しでは「やるなあ」と思ったけども、こういう言動を見てると、この人、大丈夫なんだろうか?
  8bit機に移植可能なネット対応OS 。“Contiki!”とモンティパイソン風に。しかし、ネット対応として、ネットにはどうやってハードをつなげるのだろう?
  各政党の支持率、民主党以外は軒並みアップ 。ある意味わかりやすいですな。でも、社民・共産・公明が上がってるのか……
  大地丙太郎氏の日記 (3/4と3/7)を見て「あ、現場の人間もそういうふうに感じてたんだ」と安心した。スタッフだけが楽しんでいてもいけないのだけど、スタッフが楽しくないもの、手ごたえを感じていないものを見せられても視聴者としても困る。友達が「面白い」と言っている番組がどうにも面白いとは思えない。そうでないのもあるけども、楽しみ方が自分とは違う人たちが多いのだろうとは思う。それって本当に楽しいのか、ときどき疑問ではあるけど。
  対イラク決議案、ロシアは拒否権発動を宣言 。どうにもここら辺は現時点で結ばれている石油開発プログラムや人道援助プログラム(oil for food)の利権を確保したいという面が大きいだろう。ちなみにフランスも石油開発プログラム契約をイラクと結んでいる。世界の紛争は権益を通して見るとなんとなく見えてくる。
 で、アメリカがジャイアン、というのはそうだと思うけども、 フランスやロシアが出来杉やしずか かと言うと違うと思う。フランスやロシアもジャイアンにすぎない。ただし、アメリカよりは力が弱い。さらにフランスは石油の利権に加えて、中東とは地続きであるために中東の政情不安は難民問題となって直接的に跳ね返ってくるということもある。ドイツは難民問題もあるし、現首相は公約としてイラク攻撃不参加を掲げて当選したと言う背景もあるらしい。中国はよくわからないのだが、そもそもが現存するアメリカ最大の潜在的敵国ではある。同時に、アメリカにとっては今一番期待できる市場だし、中国側としてもアメリカの資本を導入したい。そういうわりと複雑な関係になっている。さらに、核保有が確実視されている北朝鮮問題がある。あまりアメリカの過激化はいずれにしても望まないだろう。
 日本を見てみれば、現時点でイラクに対しての石油利権はない。上手く立ち回れば利権にありつける可能性はある。ただし、日本は中東諸国との関係は比較的良好なので、反感を買う危険を冒す必要があるかは微妙。しかし、それよりなにより、北朝鮮をめぐる不穏な情勢には、米軍の協力なしに対処は出来ない。日本がアメリカ側の立場につくのはわりと自然な流れだ。現時点でのイラクをめぐる賛成派・反対派の配置と言うのは至極リーズナブルなものだったりする。
 ただ、「なぜ、今攻撃を?」ということに対してはまったく不透明なまま。イラクからの報道を見ると、貧富の差はあるものの、アメリカ映画や外国の製品が流通し、異常な情報統制も思想教育もなされていない(反現政府勢力に対しては別の話よ?)。北朝鮮などに比べれば全然まともである。これらの様子なども聞くと、やはり「何故、今?」という疑問はどうしてもつのる。
 そいでもって カーター大統領が語る、正義の戦争の条件 。あのー、太平洋戦争時の日米戦争、(4)はともかく、(1)、(2)、(3)は確実に満たしてないんですけど……どこが正義の国だって? ああん?


2003年03月12日(水) 旧暦 [n年日記]

訃報の伝え方(初級編)

 昨日訃報を書いた松本元氏とウチのボスは親交があったので、もし知らなかったらちゃんと話さなきゃいけないなぁ、と思いはしたのだけど、あまりにどうでもいいような感じで話すといけないし、かと言ってかしこまって深刻になりすぎてもいけない。で、昨日話そうとして丁度良いタイミングが見つからず、今日お茶を淹れに行ってばったり出くわしたので、これなら良い、と思ってそのことを話した。「あ、さっき×さん(隣の研究室の方)から聞いた」との返事。つまり、昨日の時点では知らなかったと言うことに。うーん、やはりタイミングが難しい。ただ、弔電を打つのに場所や告別式の日取りがわからない、とのことで、それを教えられたので良かったのだけど。
#むずかしく考えすぎか。
  昨今の中東情勢を考えれば実際には共時性というほど確率が低いわけではないと思いますが、 双方、たまたま話題が一致してその論の張り方のニュアンスの違いを楽しんで読んでいたのは事実だったり。小泉さんにはもうちょっと舵取りをしっかり考えて欲しいとは私も思うけども、ほとんど四面楚歌の危うい状況ではこれが精一杯かなぁ、とも思ったり。どうしてどうでもいいような足の引っ張り合いやってるんだか……>国会
 ちなみにあたくし、ひねたこと言ってますが、別に主戦派ってわけじゃございやせん。なんてえか、よく戦争とか原爆を「絶対悪」と言う人がいるけども、そういうの好きじゃないんですよねえ。軍事力の行使は確かに悪いことなんだけど、「絶対悪」というものを設定すると、相対的に「絶対善」が生じます。その言葉がまるで免罪符のように働き、それを悪用する輩がかならず出てきます。そういうのは嫌だから、「絶対悪」なんて安易な考え方しないでちゃんと検証するようにしたいとは思う。
  ホリプロがアニメ参入 。う〜ん、アニメが儲かるとか、勘違いされてるんかな? しかし、一話辺り制作費1800万円とは気張ったな。伝聞で聞くところでは、一話辺りは1000万円に満たないのが普通らしいのだが……
  2chが与える風評被害の一例 。ワラタ。
  朝鮮日報(チョソンイルボ)支社長のコラム 。イイ! 少し見直した。(半島ネタしつこくてスマヌ)
 昨日の大地丙太郎氏の日記と対照的に感じたのが(あの日記の意見も全面賛成ではないけど)、 ファースト世代からのガンダムSEED擁護論 。なんてえか、「もっと評価されてもいいのでは」とか言われても「そんなこと言ってもつまらんとしか思えないんだから仕方ない」としかこちらも答えようがないっす。感じ方・楽しみ方は人それぞれなので、私の場合は、ってことですが。面白いと思うんなら理屈をこねずに面白い、つまらないと思うなら同様につまらんと言えばいいだけで、その擁護の仕方は結局種批判論を繰り広げる旧作ファンと同じレトリックに陥っている。
 で、ワタクシ的に今一番面白いと思う キングゲイナー 。こういう問答無用の面白さが一番いいよなぁ。24話は、作画がかなりアレだし、設定だのなんだのがなんだか無茶苦茶なことになっていたけども「だからどうした!」ってなものである。実は「理屈をぐだぐだ捏ねずにまず楽しめ!」ってのはキングゲイナーの方にこそ当てはまる。誉めすぎかもしれないけど、まあ、Don't think, feel! ってなものでございますよ。
 チェルノボーグに搭載されたフォトンマット砲に回すために全てのエネルギー供給が停止するヤーパンの天井。ゲインは「修行」をキングゲイナーの中で続行していた。そんな中、オーバーデビルの力を部分的に得たアスハムがヤーパンの天井への攻撃を仕掛けてくる。ゲインのエンペランザだけでは対抗できない。ゲイナーはゲームの仮想世界と現実世界、ふたつのフィールドでの戦いに挑む。
 無茶苦茶で笑うしかないんだけど、だから楽しむのが正しい。カテズのゲーマー達がゲイナーのわりと深刻な状況に対して、ノリで挑戦を続けるってのは、演出的な面もあるのだけど、 こういう連中が現実にいる ことを考えると、意外と現実的に思える。人間ってな、人事だとそんなものだよなぁ。インタビューなどを見ると、最終回が楽しみである。
  THE ビッグオー も、最終回間近。第一シーズンでなげっぱなしと思っていたネタも、きちんと丁寧に拾いなおされていくのは見ていて気持いい。それでいて王道のストーリーを踏襲してるのだから、なかなかどうして。ちとドロシーの心理の動きがわかりにくいが、意外と重要になってきたベックの役処とか、プライドとのジレンマとかが丁寧に描かれてるのもポイント。こういうのが嬉しいやね。
  敵に回すと頼もしいラムズフェルトの発言 。この人、実は第二次湾岸戦争を止めたいのかな、と時々思う。多分、気のせいですが。


2003年03月13日(木) 旧暦 [n年日記]

ブリッジへ、こちらラフォージ!

 二正面作戦は無理です! ってなことはさておいて、こっちから話題振ったんだから逃亡するわけにも行きませんわな。でもできるだけさくさくと。
 いや、まあ、「ロシアやフランスがしずかや出来杉〜ぃ?」と思っただけなんで、 ネタだということであれば それはそれでOKっす。出来杉の顔にプーチンのKGB顔を、しずかの顔にシラクの顔をハメコミして考えると相当笑えますが。あと、中東諸国=のび太はわりと微妙かな?(微妙に合ってる気もするので余慶微妙なんだけど)
 え〜っと、 善悪は相対的 ってのは、まあ、私の言いたいことも概ねそういうことです。過去の事例を見るとハト派が却って被害を拡大したり、タカ派が結果として被害を縮小したんではないかと思える事例もあるので、難しいところではあるんですが、そういうのは個々の事例でしか判断しようがないので、あえてその辺りは不問、ってことで(逃げ腰)。小泉さんの行動については、陰謀だの地下で動いてるだのあると陰謀属性200%のワタクシとしてはドキドキしてしまうのですが、多分ないでしょうね。小泉さんはあまりに孤立していて、支持率のみがかろうじて支えていると言うのがずっと続いてて、それを自覚してるからこそ昨年秋の北朝鮮訪問も含めたパフォーマンスに余念がないわけで、ただ、そんな状況でナニができるかというと出来ることは極端に限られているわけで。小泉さんのやってることに全面賛成は当然出来ないけど、誰か他の人に任せれば良くなるという気もしないのだよなぁ。どうせなら魔界転生で老中阿部正弘でも蘇えらせてくんないかなぁ、とか「風雲児たち幕末編」を読んで思ってしまったり(英雄待望論は危ういぞ〜)。ただ、国民の支持率を気にしてる上で、 こういう答弁をする くらいなら、アメリカにきちんとした攻撃の理由の説明を迫るくらいのパフォーマンスが欲しい気も。もっとも、アメリカもできるならとっくに説明してるだろうという気もするので、小泉さんがそんなこと言ったりしたら、ラムズフェルトがまたもやうっかり「日本のバックアップ無しでもイラク攻撃は問題ない」とか言って、また反イラク攻撃世論に火がつくというシナリオもありそうで面白……怖いのだよなぁ。
 で、実は太陽政策の腰抜けっぷりに(ある意味わからんではないけど、この状況であまりに親北朝鮮で行くのも……)、アメリカマスメディアに「中立国」呼ばわりされていた韓国もさすがにアメリカの機嫌をそこねすぎると不味いと思ったのか、 イラク戦に工兵500名の派遣を検討 してるそうで。「どうせアメリカが北朝鮮を放っておくわけないんだから、そこまでご機嫌伺いしなくてもいいじゃん?」って意見もあるのだけども、どうもつらつら考えるに、イラク危機後の状況が不透明なこと、イラクと違い北朝鮮には資源の利権がないこと、中国とのかかわりもあって戦後問題は利益のわりにやっかいすぎることを考えると、日本や韓国が「自分達はアメリカにとって使える存在」とアピールすることに意味があると判断する気持もわからんではなかったり。ただ、こういう政治のやりとりで見知らぬ国の、一体なんのためなのかすら不鮮明なことのために生命を危険に晒さざるを得ない前線の兵の方々には同情を禁じえない。それでも「国民の安全と平和のためだ」と彼らは言い切るのかもしれないけど。
 いや、まあこういう国事を一市民が語るのは「天下国家を語るのはネタがないから」ということもないではないのだけども、ウチらオタクなんてのは所詮平和の惰眠をむさぼっているからこそ存在していられるわけで、やはり世の安寧の危機は気になるんではある。
  なんかおかしい毎日のコラム 。ナニがおかしいかはあえて書きません。いや、長くなるし(ヒント:文中でも触れてる「自作自演」の可能性は? 「民意」ってナニ? どうやって知ったの? あと、本当に他のアジア諸国では起こってないの?)。しかし 2chのスレ は即効で制服スレに置き換わってます。チマチョゴリはオタク的にイマイチ萌えないらしい。
  金工大でガンダム創出学開演(一般向け) 。え〜っと、金工大ってえと、どちらさんかの母校だったような? ある意味、流石と思うけど、「創出」ってあたりがなかなか微妙。
  zakzakからのディープリンク禁止申し入れ騒動関連 。あちこちで取り上げられているので今更なのだけども、これって著作権法の拡大解釈の弊害だよなぁ、と思ったり。「著作権法は著作物商売のあらゆる権益を保護してくれる」と勘違いしてしまう業界人も多いのでしょう。件の伊東さんにとっては一種のおまじないくらいにしか思ってないんでしょうなぁ。著作権とは本来「文化保護」のためのもので、権益などに関しては元々はその主旨ではないのです。著作権法に無知な大衆にも問題はありますが、無知な著作権業界の人はもっと業が深いよなぁ、とか思ったり。ちなみにこれまでのリンクを見てもわかると思いますが、あたしゃ(ディープリンク禁止令は)一切気にしてません。
 ステルス艦カニンガムシリーズ(3)、 攻撃目標を殲滅せよ の上巻を読み終わったので、下巻の前にひとまず休止して 奇妙な論理 を読み進める。いや、カニンガムシリーズは相変わらず面白いのだけど、今の国際情勢を見ると、やはり娯楽小説なのだなぁ、と胸になにかがつかえたようになってしまって。それ以上のナニを求める、と突っ込まれるとまったくもってその通りなんですが。


2003年03月14日(金) 旧暦 [n年日記]

ごめん。やっぱりずば抜けてました

  戦後のイラク石油利権、米企業が独占か? ( 英ガーディアン紙2chニュース速報+板スレ )。もともと反米基調な新聞らしいけど、もし先走り報道でないとすれば、これは実質アメリカによる植民地化政策であり、そのジャイアンぶりはずば抜けている。これでは確かにシラクやプーチンがしずかや出来杉に見えますわ。正直、スマンカッタ。> 林氏
  戦後三分割案 くらいまでは(次の紛争の火種としか思えないけど)まあわからんではないのだけどね……こんなことしたら利権関係のバランスががらりと崩れるのに。
 記事自体は英国紙なんでブレア首相に対する批判なんですが、記事中で「ブッシュのわんちゃん(poodle)」呼ばわりされてます。哀れな。日本もあまり人の事は言えないけどね。これでブチ切れたブレア首相がブッシュに利権を貰いに行って返り討ちに合い、教会に潜伏していたシラクの元に這うようにしてたどりついて「俺は犬か!?」と……あー、なんのことかわからない人は「狼/男たちの挽歌最終章」を三回は見ておくように。キミとボクとの約束だ!
 とりあえず、ブッシュJr.の正気は疑っておこう。

本屋の歩き方

  新古書店問題 やら ハリーポッター最新作の店頭在庫が35万部スポニチ )のニュースやらで派生して「 再販制度 」に関する話題も出るのだけど、案外と単純反対の意見が結構あるのに驚いた。私みたいなマニア系の書籍が書籍費の半分以上という身にしてみれば、再販制度は弊害も多いけどもコレがないとかなり困ったことになるシロモノでもある。無責任に「市場原理に任せれば?」で済む話ではなかったりするんだよなぁ、コレが。
 非常にヌルい意見でアレなんだけども、再販制度のおかげで書店が店頭を中卸に貸している委託業者化している、という現実もあるのだけども、もし再販制度のない競争状態になっても競争の厳しさというのがどれほど違うのだろうか、とも思う。だとすれば、出版内容の多様性が保証される再販制度の存在する現在の方が、消費者としてはありがたかったりする。もっとも中卸の権限が強すぎる、という現状もあり、こういった辺りは改善させねばならないと思うけども。
 以前、ボランティア活動をしているM瀬君と「ボランティアってのは」という話をしていて、一般的にイメージの強い「無料奉仕」ではなく、活動の維持のために採算を取ることは重要だという喩えで「書店なども一種のボランティア」という言葉が出た。一部書店さんには失礼に響く物言いかもしれないんだけど、個人的には納得できる喩えだった。本屋と言うのは利幅が薄い。本屋の利益は価格の一割程度というのがほとんど( 実際には1〜3割の幅があり、多くは2割から2割5分の間だそうです。 ご指摘 ありがとうございます)。万引き対策に頭を悩ませるのも道理で、一冊本が盗まれたら九冊売らねば仕入れ費すら回収できない。特殊本屋 ヴィレッジバンガード の社長さんのエッセイ「 ヴィレッジ・バンガードで休日を 」に、「万引きするならせめて注文カードは置いていってくれ」と自虐的なネタが書いてあったりしたのだけど(注文タグはまとめて中卸に返すと幾ばくか(一枚辺り数円くらい?)キャッシュバックされる仕組みらしい)、基本的にそういう採算の世界なんである。そりゃ、店員さんが必死になって万引き学生を追いかけるわけだわなぁ……
 ハリポタの件に関しては、買い切りの返品不可、というのはやむを得ない部分もあったりする。体力のない零細出版社がベストセラーを出したために倒産する「 ベストセラー倒産 」(リンク先「追加注文について」の部分参照)というものも結構あるから。一過性のブームって罪だよなぁ。まあ、結局再販制度も一長一短なんだけども、それぞれ長短を知った上で反対賛成は考えなきゃいけないでしょうな。

その他

 春以降の新番組、 成恵の世界 は中京地区でも放映するみたいね。いや、個人的にはあまり好きでないのでどうでもいいのだけども。原作を読んでいると時々「なんじゃこりゃ?」と思ってしまうところがある。番外編でやった劇中劇のマンガ化「魔砲少女四号ちゃん」を見たときは主人公が内心でクラスメイトや先生を「バカ呼ばわり」する無意味な選民思想が何の背景もなく描かれ、しかもその後フォローなしという展開に唖然とした。こういう市場は可愛ければいいってものかもしれないし、それがいい、ってファンもいるのかもしれないけど、あたしゃよう好きませぬ。「人間交差点」が中京地区でもやるのはめっけものかも。
  デュカプリオ、千と千尋の神隠しを絶賛 。うーむ。
 チャンピオンを読んでて、「アクメツ」は面白いと言えば面白いのだけども、なんか微妙なのだよなぁ……「プロジェクト アクXツ」ネタと言い、PPG風のキャラと言い、どうも主幹部分であからさまに他のものの力を借りてるのが気になるのかもしれない。そういうところ、私は潔癖と言うか、頭が固いんだろうなぁ。
 麺王杯開始以来かなり微妙なセンを彷徨いだした「虹色ラーメン」は、単純な対決ものにせずにらしい展開にしてるところでかろうじて救われているような。うーん、長期連載は難しい人なのかなぁ……
 アニメ化もした(けど東海地区では放映してない……)「ななか6/17」は、登場人物たち一人一人の問題に決着をつけていっている。まるで引っ越す前に住み慣れた家の中をひとつひとつものを片付けていくような丁寧さを感じ、面白いのだけども、作者の中では最終回に向けてすでにカウントダウンがはじまってるように見えてさびしくもある。
  Mozilla 1.3公開。個人的には最大のネックであるメモリリークは直ってるのかな? これさえなければ文句はないんだけどねえ……


2003年03月15日() 旧暦 [n年日記]

ひとつの指輪は……

 謎はすべて解けた!(浅見光彦風に)

ってワケで「二つの塔」を見てくる

 つまり、 名古屋駅ビル を見てきたってことですが。嘘ですが。
 「最後30分映画」とか言う声もあったけど、とんでもない。ガンダルフは怪物と谷底に落ち、指輪の誘惑に負けそうになり命を落としたボロミアを欠いた上に、フロド・サム、メアリ・ピピン、アラゴルン・レゴラス・ギムリとパーティ(仲間)が三組に別れての物語になったので、そこらへんについていけないと食いつきが悪いとは思うけど、フロド・サムのグループは指輪を狙うゴラムを道案内にすることになり、メアリとピピンはサウロンの手先から逃げた先で生きている樹木「エント」と出会う。アラゴルンたちはサウロンの走狗となったサルマンの手先により心も身体も蝕まれたセオデン王の国ローハンに入り込んでしまう。それぞれがばらばらの状況の中で、おのおのの出来ることを必死にさがしていく。必然的な絶望の中で、それでも世界の中でそうするに足ると信じる良きことのために、一人一人が戦っている。スケールの大きな話だし、主人公はフロドではあるけど、本質的には良きものであろうとする小さな一人一人の物語だと言うことがこの二部であからさまなまでに描かれる。フロドのように指輪も持たず、アラゴルンたちのように戦う力も持たないサム、メアリ、ピピンが物語中で決して無視できない存在であるのはそのためでもあると思う。ともすれば巨大な叙事詩の面を記述するための画面的スケールに圧倒されがちとは思うけども、そのような巨大な流れの中だからこそ、小さな一人一人が流されないでいられるのか、指輪に絶えず誘惑されるフロドがその最たるものだけども、その他のキャラクターも、指輪の誘惑に負けてしまった存在のゴムリ(ゴクリ)ですらも輝くのだと思う。
  朝鮮総連から返事が来ました スレ。例の朝鮮民族学校に大学受験資格が認められなかった件で、朝鮮総連等が「民族差別」と言っていたのに対し、「民族差別ではないのでは?」と質問状を送ったところ、帰ってきた返事を晒したスレ。無許可で晒してしまったらしく、ちょっとその辺はアレだけど 142 のツッコミはちと笑った。 五箇条の御誓文 って本当なのかなぁと思ってたけど、どうにもにわかに信憑性が……
  「びっくりする顔が見たかったので」車からミニバイクをエアソフトガンで狙撃産経 )。がー、そういうことすんなよう! マニアがどれだけ気を使ってそういうのが迷惑かかんないように気を使ってるのかわかんないのかよう!
  李登輝元首相「国名を中華民国から台湾へ」とアピール 。確かに、外省人による殖民(としておこう。実質ほとんど侵略だが)により「中国国民党により打ち立てられた国家」という認識が一般的だけども、ここらへんの認識は台湾内でもアイデンティティが割れてたりする。私も中華人民共和国と台湾は別の歴史を持つ別の国と認識しているので、その方が良いかもしれない。もっとも、台湾国内の世論と、中華人民共和国がどう出るかだよなぁ。あと、 中国料理になっている 味仙 の看板は書き換わるんだろうか?(ローカルネタ)
  少年エース増刊特濃 (すまん。読んでて恥ずかしい誌名かもしれないが、こっちも打っていて恥ずかしいのだ。耐えてくれ)において浅田寅ヲ氏作画「甲賀忍法帖・改」が掲載。同じ「甲賀忍法帖」 ( 角川書店版 講談社版 )原作で、講談社の アッパーズ においてせがわまさき氏作画「甲賀忍法帖〜バジリスク〜」が掲載され、同時期に違う出版社から違う作風の作家で、しかし大筋は原作と同じで出されると言う珍しい状況になっている。作家による世界観の消化・描写の違いは面白い。ところでせがわ氏の方の「バジリスク」ってなんでバジリスクなのかなぁ、と考えていて、確かに本編にその単語が出ていたことを思い出す。でも、それって、下手すると無茶苦茶なネタバレのような……しかし、今回調べるまで 甲賀忍法帖が角川・講談社両社から出てる とは知りませんでした。だからこんな特異な状況が発生するのか。
 うう、今月録画した番組の消化が追いついてない……


2003年03月16日() 旧暦 [n年日記]

どうしよう

  東映公式サイト で「泣ける」と宣伝されていた ファイズ #8。個人的にツボなのは、と言われると先週の話なのだけども、今週の話も確かに豪語するだけはあった。と言うより、井上脚本としては平成ライダー中過去最高かもしれない。海堂の「夢ってのは呪いと同じだ」という言葉と真理の「夢ってのは時々すっごい切ないけど、時々すっごく熱くなる」という言葉を、それぞれ夢を知らない木場と巧が背負って戦う。とてもひねくれた井上脚本とは思えない優しい視点が、真理と海堂の二人にそそがれる。特に海堂が 結花に演奏をせがまれ、左手の怪我のために途中で中断したところで、「ここまでだ」と立ち上がり、なにかが吹っ切れた表情で窓からギターを投げ捨てた シーンは、マジでちょっと来た。先週のシーンとの対比になってるんだろう。プロデューサーがスロースターターかもしれないが、8話まで付き合って欲しい、と言っていた理由がわかる。6話までは長いプロローグで、7、8話でようやく巧の、そして木場の戦う理由が見出されるからだろう。投げ出しても仕方のない長さだけど、自分は付き合って良かったとは思った。自分に夢がない巧は人の夢を守ることを決意し、木場は夢を奪われた者のために戦う(第七話、八話のサブタイトルは「夢の守り人」)。ただ、おそらくこの話では「挫折」が必ずつきまとうはずで、単純に「みんなの夢を守るため」と言いながら戦う話にはならないだろうなぁ。
  2ch555スレ で、いつもの井上バッシングがまったくおこらず、戸惑ったような反応が多かったのは面白かった。特に このへん なんかは笑った。「どうしよう」って、どうしよう?
  キングゲイナー は先週から引き続いてハイテンション。ゲームで培ったオーバーセンスでオーバーデビルを圧倒するゲイナー。しかし、シンシアを助けようとオーバーデビルに近づいたゲイナーは、キングゲイナーごとオーバーデビルに取り込まれてしまう。オーバーフリーズにより心まで凍てつかされたゲイナーはシンシアと共にヤーパンの天井を攻撃しだす。要素がてんこ盛りでナニを語ればいいのかわからないくらい内容盛りだくさんなのだし、前半・中盤のバカっぷりなノリも健在なのだけども、それでもまとまりを感じるから不思議だ。物語がひとつに収束しているようでもあり、しかしそれでもどうなるのだろうとハラハラせずにはいられない。富野監督はインタビューでは自信たっぷりに「一時間くらいの要素をなんとか一話に詰め込んだけども、出来はすばらしい」と語っていた。最終回がこれほど楽しみな番組も久しぶり。来週の予告に、ブリュンヒルデも出てた気もするけど……
  アバレンジャー はどうもいつもの戦隊ノリになってきたのがちょっと残念だけども、「アメリカ国防総省のお偉いさんに貸しがあってな」と怪しい工事作業員に扮した外人たちがニカッと笑ってサムズ・アップには大笑い。大バカだなぁ。
 イラク危機関連の話題で 日本軍事情報センター最新情報 の情報と考察が非常に参考になる。アメリカは自国の軍事力で戦争をコントロールして他国の不満も抑えられると思っているのだろうか? だとしたら恐ろしい勘違いだ。軍事的に威嚇したら、テロが減るとでも? むしろ逆。戦後処理(利権を持つ諸国の調整も含めて)をきちんと考えていないのならば、たとえいかなる人道的な理由があろうと戦争をしようだなんて考えるべきではない。


2003年03月17日(月) 旧暦 [n年日記]

とりあえず

 反応しなきゃいけないこともあるんだけど……
 とりあえず 自転車創業 のひとが名大出身者、しかも 大丸ラーメン の常連だったと聞いてちょっとびっくら。大丸ラーメンのオヤジに直接聞いたんですけどね。
 大丸ラーメンがもうそろそろ店たたもうかと考えてると聞いて二度びっくら。大丸ラーメンオフでも企画しようかしらん?


2003年03月18日(火) 旧暦 [n年日記]

昨日の出来事

 ウチの教授の退官記念講演&記念パーティでした。ウチの教授とは前の研究室ぐるみで親しい付き合いがあり、まあ、ヲイラのようなミソッカスを引き取ってもらえたのもその縁があればこそなんですが、旧ボスをはじめとして懐かしいメンツが一同に揃って、ちょっとした同窓会気分。終わった後にひさびさに私が頭が上がらないO内先輩とかと飲みに行って、帰宅は午前の四時でした……流石にチョト頭痛い……
 で、大丸に行ったのもそのシメでだったんですが……ちなみに、冷静になって考えれば物理的に大丸オフなんぞ ムリ ということに気付きました。そりゃそうか。
 とりあえず、間違いの指摘があったので 3/14の日記 に修正(赤字部分)。 ご指摘 、ありがとうございます。
 イラク情勢は、予想していたとは言えもはやのっぴきならないところに来てしまった。賛成か反対かは、意見を控えてきたけども 3/14の日記のネタの 、アメリカのイラク戦後ビジネスの青写真を知って、意見は「反対」になった。フセインが危険人物でないということではない。人道とか情緒的な理由でもあまりない。こんな無茶な戦後処理をして、世界中に紛争の火種をばらまかないと考える方がどうかしてる。「良いか悪いかは選べない。悪いか、より悪いかのどちらを選ぶかだ」と言うのはトルコが経済援助と引き換えにアメリカへの軍事的な協力を主張したときの言葉だそうだ。「より悪い」方をアメリカが選択してるようにしか見えない。
 しかし、近日中にアメリカの攻撃が開始されたとするならば、番組の放送スケジュールが色々影響されるんだろうなぁ。この改変期に、大変なものだ。(前の湾岸戦争では、「不思議の海のナディア」を放映していたGAINAXはスケジュールが延びたおかげで逆に助かったらしいけど)
  文部省前の在日に抗議してきました スレ。民族学校卒業者の大学受験資格をめぐって、総連が抗議活動をしてるところに逆に抗議に行ったらしい。自分達が直に抗議されるとは考えていなかったらしく、「抗議しに来ました」と告げられて二の句が接げなかったという在日朝鮮人の人の様子がちょっと可笑しい。偏った史観と論理をバリバリに振り回す相手に、まともな議論にはならなかったみたいだけど、その場その場で都合の良い立場にコロコロ乗り換える相手側の論理を見るだけでなにかおかしいということはわかる。いやはや、>>1さん、ご苦労様。


2003年03月19日(水) 旧暦 [n年日記]

「戦争、お好きですか〜?」

 無茶苦茶不謹慎なタイトルだなぁ。多分、20日の朝10時15分には、宣戦布告されてるんでしょうね。攻撃が同時かは不明ですが、現地時間の夜中には本格的な軍事行動が行われるでしょう。どうせやるならさっさと終わらせてくれ、と思うけども、多分ムリでしょう。フセインは長期化させてアメリカが国際世論上諦めるのを待つしか生き残る術はなく、アメリカが大規模な軍事行動で予定通り短期で終わらせた例は第二次世界大戦からこっち、まったくと言っていいほど覚えがありません。しかし、今回の戦争ほど規模のわりにきっかけが不鮮明というのも珍しいです。第一、ウェストファリア条約からこのかた、「相手にわざと先に手を出させておいて殴り返す」はアメリカのお家芸だったはずなんだけどなぁ。それだけブッシュJr.が阿呆だってことでしょう。日本の政治家、軍部、外交も十分に阿呆だったんですが、太平洋戦争も十分その気ありありで挑発しまくってましたからね。まあ、ノーガード戦法はいつまでも通じるものではないということか。 CNNの創業者が「誰も行かんのならワシが行く!」といきまいてるらしい ( CNN )ですが、こういうときこそ出番ですよ、サキサカさん? CNNは「あなたには取材する能力はない」と言ったらしいですが、つまり「もー、おじいちゃんってば、お年を考えてくださいな」ってことなんでしょうな。大丈夫、ターナー老。ジャーナリズムはとうに死んでますから。
  /.JP にも載っていたけど、 平沢進氏が反戦活動として曲をインターネットで公開 。まず、私は教条主義的反戦主義者ではありません。戦争や殺戮がいけないなんてのは多分誰でも思ってるし、私も思ってます。しかし、トルコの言ではありませんが「良い」か「悪い」かのどちらかから物事を選べるということはとても少なく、大抵は「悪い」か「より悪いか」のどちらかを選ばなければならない、そんなことが世の中はとてもたくさんあります。その上で、今回のアメリカの行動は「より悪い」だと私は思います。平沢氏の主張は一見教条主義的な反戦アピールにも見えますが、その主張のしかたは至極控えめで、また、こういう有名人は「個人」としてとらえられることは稀で、ほとんどがなんらかの「シンボル」としてとらえ、行動の一貫性、つまり原理主義的行動、教条主義的行動を求めてしまいます。実像なんてのはわかりません。そして、その上で先のサイトにある平沢氏の主張は十二分に納得できるものです。ですので、私は平沢氏の活動を支持します。
 昨日書いた 文部省前の在日に抗議に行って来ました スレは、何故か 950から KTX の話題が始まってます。どうも業界関係者の方らしく、日本の技術を盗んでだっこしようという韓国側との丁々発止のやりとりが想像できて楽しいです。別によそから技術を盗むこと自体は反対しませんが(日本もやったし、「まなぶ」とは「真似ぶ」と良く言うし)、だからって独自技術の開発を怠っていいってことじゃないんですけどね。日本の鉄道関係って実は結構なテクノロジーと運用ノウハウの上に成り立っていたんだなぁ、と実感。
  STREGA!の二巻 が出ていたと ウルトラジャンプ 最新号で知り、慌てて買いに走る。ふーむ、危ないところだった。きちんと買い支えないと配本が危ういかもしれんからなぁ。
 しかし、ウルトラジャンプはますます微妙な雑誌に……つっても、いろいろ最近微妙な雑誌が多いんですが。
 他には神林長平 ルナティカン と、 サンデーGX を購入。ワイルダネスは来月からまた二ヶ月お休みか。しかし、恵那は鈍感でもなく、打ちひしがれるでもなく、実に恵那らしいままだったので安心。彼女には変わってほしくない。ケンケンもある意味ケンケンらしいですが……少しは成長しろ(^^;。ブラックラグーンの双子、見覚えあるなぁ、と思ったら、 アウトフォクシーズ ……
 あ、そうそう、先日書いた「 少年エース増刊特濃 」に押井守原作の「キラーズ」が掲載。以前神埼将臣作画でアッパーズに掲載された奴と、基本的に同じです。


2003年03月20日(木) 旧暦 [n年日記]

よろしい。ならば戦争だ。

 ってな感じでおっぱじめてるなぁ。たぶん、とてもじゃないけど短期戦であっさり決着つくことはないでしょうね。
  アメリカの戦争に反対してメリットがあるのか ということですけど、まあ、世界の石油の大部分を握るアラブ系の反発を防ぐくらいのメリットはありますね。全体としてデメリットの方が大きいですが。あれだけ反発していたフランスですら イラクが化学兵器を使うならば参戦するかもしれない と言っています。実質、戦争がはじまればイラクの勝機は薄く、アメリカが勝ってしまえば戦後の石油利権はアメリカの胸ひとつですからね。個人的に言わせて貰えば「ムナクソ悪い」ですが、実際的な判断でしょう。「戦争と戦闘は同義ではない」というのは「戦争とは軍事力を伴うものばかりではない」ということと判断しますが、「軍事力を行使することが軍事力を行使しないことより結果的に被害者が少なくなる見積もりかどうか」はわからないので敢えて無視させていただきます。私がアメリカの宣戦布告に「反対」してるのは、一番大きいのは「戦争やるなら、もっと真面目にやれ」ってことです。「家に帰るまでが遠足です」じゃないけど、「戦後処理までが戦争です」ってこと。アメリカのやり口は最も上手く行った場合を考えても「予防戦争」の口実を大々的に世界に既成事実化し、権益関係ではヨーロッパ、中国、中東諸国との関係に深い軋轢を残すでしょう。もし、上手く行かなかった場合は目も当てられません。アメリカの戦後処理の考え方の甘さ、あるいは意図的に国際情勢の悪化を狙っているのかもしれませんけど、そのリスクは長期的に見て日本にマイナスだ、と判断したから反対、という意見になりました。反対すればメリットがあるのではなく、戦争すればデメリットがあるから反対、です。無論別の考えの人は別の判断をするでしょう。まあ、それだけの話です。少なくともアメリカは戦争を起こす最善の努力をしたようにすら見えない。(端的に言えば「日本がアメリカを支持することは反対ではないが、アメリカの決定については反対」)
 「まにぃロード」で、「軍オタは戦争が大嫌いだ! なぜなら兵器が傷つくじゃないか!」って理屈には笑ったなぁ。
  うででん は、うーん、悪くないけど、レキが案外とそんなに深い役回りでなさそうで残念。使いどころひとつではもう少し面白い役どころになりそうだったけど。
  電撃大王 は、 中村哲也 氏「ドラゴン・ステーキ?」が掲載されていて微妙に迷うが購入見送り。けーこちゃん様の正面図を見たのは初めてだったんだがなぁ。
  文部省前の在日に抗議してきましたスレの続き で、新しく在日の方と問答してきた人がいるらしい。相手の総連のおじさんも電波入ってるながらもなかなか冷静な対応で、これまた面白いやりとり。
  暴れん坊将軍、終了かぁ初期のシリーズは 好きでした。これで、 暴れん坊将軍 のURLが アバレンジャー になったりは……するわけないか。