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2011年01月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] べるぜバブ#1とGOSICK#1とRio RainbowGate!#1とカードファイト!!ヴァンガード#1とみつどもえ!増量中#1

  べるぜバブ #1「魔王拾いました」。全国でも超有名な不良校、石矢魔高校で、一年ながら最強ではないかと噂される男鹿辰巳。しかしある日、赤ん坊を頭の上にのっけて登校して来、男鹿の隠し子かと持ちきりになる。男鹿が友人の古市に語るところによると、ある日因縁をつけてきた不良をぶちのめして気絶したのを河で「洗って」いたところ、川上からどんぶらこと「おっさん」が流れて来、そのおっさんを真っ二つに割ると中からこの赤ん坊が出てきたのだという。嘘を吐くにももっとマシな嘘を吐けとマジギレする古市だったが、そんな二人の目の前に怪鳥に乗ったゴシック風の女が現れる。その女、ヒルデガルドはその赤ん坊に仕える侍女悪魔だと言い、その赤ん坊こそが人類を滅ぼすために使わされた将来の魔王、ベルゼバブだと言うのだが……

 ジャンプで連載中のヤンキー子育てバトルギャグマンガのアニメ化。あ〜、これも結構好きだったんだけど、夢色パティシエールのままでも良かったんだけどなぁ。原作は避けてきたバトル路線に突入しそうな気配があるし。
 あまり原作一話は覚えてないけど、原作一話を比較的忠実に映像化したような。まだこの頃は影も形もなかった石矢魔四天王東邦神姫とかもOPでは早々に出てますが。このギスギスニヤニヤな雰囲気が一番好きなんだけど、それの路線で続けられるのかなぁ。夢色パティシエールのままでも(まだ言うか)
 ともかく、何故かED中に入った提供が話題になってつかみはバッチリですね!(多分、夢色パティシーエルが実写のオマケコーナーが最後に入る関係上、本編とEDが早めに終わったことが関係してるんだろうけど……提供テロップの挿入って、目視で確認しないんだ……)


  GOSICK-ゴシック- #1「黒い死神は金色の妖精を見つける」。ソヴュール王国に東洋から単身留学してきた久城一弥は、そのこともあって入学早々クラスにもなじめないでいた。そんなある日、図書館最上階の植物園で、黒いドレスを着た不思議な少女・ヴィクトリカと出会う。人形と見まごう容姿だが、その発言は大胆不敵。しかし、実は彼女は刑事すら事件解決を頼ってくる、たぐいまれなる推理力の持ち主だった。

 すいません、いまいちようわかりません。最初舞台はイギリスなのかと思ったけど、大体そのくらいの時代の架空の西欧の国らしい。大体のキャラ配置と、図書館に閉じ込められてるヴィクトリカの秘密が話の縦糸らしいのはわかるんですが……
 この手の話だとやたらと同級生キャラ(主に女性)が出てきて鬱陶しいという印象があるのだけど、これは逆に日常がなさ過ぎてヴィクトリカの非日常加減がイマイチはっきりしないという。「空から少女が降ってくる」とかは、ベタでテンプレートすぎると言われてるけど、逆に「非日常」をはっきり明示できる強力な「記号」イベントでもあるのだなぁ。逆の意味でちょっといろいろ考えさせられる。


  Rio RainbowGate! #1「ゴッデス・オブ・ヴィクトリー」。ギャンブル好きの大富豪である祖父に、有名なカジノのメッカ、ハワードリゾートに連れてこられたミント。祖父に世界中のカジノに連れ回されてるミントはここでもうんざりしていたが、ここには「勝利の女神がいる」という話を聞き、俄然興味を持つ。

 パチスロのオリジナルキャラクターとして人気の「Rio」の、アニメ化。まあ、なんというか、それ以上でもそれ以下でもなく……キャラ物が中心となったパチンコ・スロットで、逆にオリジナルのキャラをアニメ化してキャラ立ちさせよう、という動きは結構前からありましたが……でも、「うみものがたり」みたいな化け方はしなさそうだよなぁ。
 ギャンブルシーンも演出で凌ぐっぽい感じだし。ハワードさんは欲望に忠実なキャラで好感が持てましたが。鴻上会長に「すばらしいっ!!!!!!!」と絶賛されそうですね。


  カードファイト!!ヴァンガード #1「運命の先導者(ヴァンガード)!!」。巷ではカードゲームが大流行。子供も、高校生も、皆ヴァンガードファイトに夢中になっている。そんな中ある街で、引っ越してきたばかりの中学生・櫂トシキはその腕であっという間に地元のショップNo.1になる。それが面白くないのはそれまでNo.1を自認してきた森川カツミ。しかし勝負を挑んでボロ負けし、「戦略も戦術もなってない」と歯牙にもかけられないのを根に持ち、強力なカードで逆襲してやろうと目論む。
 そんな時、同じクラスの目立たない同級生・先導アイチが、超レアカード「ブラスター・ブレード」を持ってるのを見つけ、ヴァンガードファイターでもないなら、と無理やり奪っていってしまう。
 アイチにとっては、たとえゲームはしなくても大事なカードであるブラスター・ブレードを返してもらおうと、カツミの後を追うが、アイチが見つけた時にはカツミは既にトシキに負け、ブラスター・ブレードもトシキのものとなってしまっていた。大事なカードを返してもらおうとするアイチだが、「どんな経緯にしろゲームの結果は絶対」と突っぱねるトシキに、アイチは一度もしたことのないヴァンガードファイトで勝負を挑む。

 ブシロードがかなり力を入れてるらしい新カードゲーム・ヴァンガードのアニメ、なのだけど……正直、ちょっと微妙かと。いや、今のところ異世界とか超常の力とかいうのがないので、逆に好感は持ってるのですが(あと、子どもたちだけで世界を救いに旅に出る展開にはなさそうだとか)、作画やらがそれほど良くはなく……逆に、カードゲームだけで押し通してくれれば、それはそれですごいなあ、と思うのですが。
 でも、マジでカツアゲはいかんだろ。まあこれはこれでベタでアリですが。あと、キー局がテレビ愛知だからって主人公の名前が「アイチ」はなかろうとw


  本気戦隊ガチレンジャー #1「狙われた子供たち!日本滅亡カウントダウン!」。ガチレンジャーに対し度重なる敗北を喫するゲドール帝国は、少子化を迎えた日本に目を付け、子どもたちを消し去り、日本の少子化を促進しようとする。そのことに気付いたガチレンジャーは、ゲドールの怪人を倒そうとするのだが、逆に被害を広げるばっかりで……

 専用サイトまで用意したスタッフに一応の敬意を表してつきあってみましたが、みつどもえの第二期、 みつどもえ増量中! です。どっちかというと、まあやっちまったな、の方の感じが……いや、レギュラー声優がガチレンジャー劇中の役をやってたり、いろんな特撮物の細かいパロがあったりとかはあるんですが、最近の視聴者はこういうのにあまり引っかからないっすよ……いや、個人的には楽しみましたが、どの年代狙ってるのかと。
 まあ、次回からは前通りのみつどもえに戻ってくれることを祈ります。


2011年01月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!#1とフリージング#1とドラゴンクライシス#1

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #1「兄と妹のヨコシマな日常」。高梨修輔は小心者のくせに年相応以上にエッチなことに興味津々で、実の妹の無防備なエロスにもついつい反応してしまいかけてはあやうく自制する高校二年生。
 が、その妹・奈緒は、兄や家族に対しては年相応に兄に反発する思春期な妹を演じているものの、実は無邪気を装いわざとパンツを見せたり、朝起こしに来たようにみせかけてベッドに潜り込んだりしては、リビドーに翻弄される兄の姿を見て“ホンホン”する、 兄を上回る真性変態ブラコン妹 だった。友人たちにはそんな本性を見透かされて呆れられているが、そんなことにおかまいなく「いつか手を出してくれないか」と兄を誘惑する毎日。
 ところが、ある日掃除と称し修輔のお宝本探索に彼の部屋を探っていたところ、大量のエロ本と一緒に、隠されていたアルバムを見つけてしまう。兄の小さい頃の写真を見てまたもや興奮する奈緒だったが、そのアルバムには家族写真でさえも年子のはずの自分が一緒に写った写真が一枚もないことに気付く。
 そのことを両親に問い詰めた奈緒は、衝撃の事実を知らされることに……

 タイトルが長すぎてどうしようってな感じですが。一部ネットでは「 となんかぜんぜんすきじゃないんだからねっ!!」と一部を抜き出した略称を流行らせようとしてるようですが、さすがにそれは……でも、公式の「兄好」も、検索ワードとしてちっとも引っかからないし。うーん。
 まあ、アレです。エロゲやギャルゲでよくある、「無防備にパンチラ」したり、「風呂上がりのバスタオル姿でポロリ」してしまったりする、サービ要員の妹が、「実はお兄ちゃん好き好き好き好きの腹黒変態だったら」というシチュエーションですな。まあ、大概兄の方も変態なんですが。
 そして禁断の愛を目論むことになるのか、と思いきや、奈緒は実は自分は両親の実の子供ではなかったことを知ることに。が、その事実を知って一番ショックなのが「実の兄妹の禁断の愛が出来ない!」ということなのが、完全に変態すぎる。そしてその後すぐ、「でも禁断の愛ってお先真っ暗っぽいし、血がつながってないなら結婚も出来るじゃん! むしろいい展開じゃん!」と、期待に目をきらきらさせるのが……
 一応、修輔は奈緒と血のつながりがないことを知っていたわけで、パンチラだのにドギマギするのは故ないことではないとはいえ、それ以前にどう見ても変態で、妹が更にそれを上回る変態だからなぁ。
 正直原作知らずに期待せず見て、メインキャラが変態すぎて大笑いしました。これはダークホース。
 キャラクターの体型がなんか妙というのも、原作者の作風に忠実だし。
 いえ、原作者がもともと成人向けの作家だなんてことを知ってるだなんてことを言っておりませんよ? 言ってないんだったら言ってません。多分。


  フリージング #1「Untouchable Queen」。異次元からの未知の敵の襲来により危機に瀕した人類は、「聖痕」との適性を持つ少女たち「パンドラ」により、かろうじてその対抗手段を得ていた。そして、そのパンドラたちと、そのパートナーである「リミッター」たちの育成機関にリミッターとして転校してきたアオイ=カズヤ。彼は四年前の異次元体との戦いで、姉を失った傷を引きずり続けてきた。しかし転校初日、模擬戦で下位のパンドラたちをものともせずなぎ倒す学年一位のパンドラの少女サテライザー=エル=ブリジットに姉の面影を見、思わず抱きついてしまう。

 いや、まるで知らない原作じゃないんですけどね。原作の最初の方だけちょっと見てたんですが。これだけのあらすじ書くにも書き続けるのが苦痛で、どこで止めようかと悩みました。
 原作は「コミックヴァルキリー」ってえ、「戦うヒロインがぶん殴られたり(もがれたり、刺されたり)剥かれたり」という、かなり特殊な趣向のマンガ誌に連載の、韓国人作者による漫画。
 で、内容はないです。ええ、はっきりと。ただ、この作者、いかにもオタク受けする絵を凄い効率で量産するんですよね。その能力の高さにおいてのみ、評価してます。まともな編集の下で、まともな原作者がついてたらまた別の方面で才能が開花してたかも知れませんが。その場合は今回のアニメ化もなかったでしょうね。
 そして、原作通り、内容のない第一話。まあ、以降この調子だと思います。多分。


  ドラゴンクライシス! #1「さらわれた少女」。気弱な普通の高校生、だったはずの如月竜司。ところが、夏休みの登校日に突然現れたはとこ、七尾英理子に無理やりさらわれてしまう。英理子は実は特殊な力を持つ遺物「ロストプレシャス」を集め、保護する組織「世界遺物保護協会(ソサエティ)」の一員であり、その末端団体「セブンテイルズ」の立ち上げをソサエティに認めさせるため、違法な取引からロストプレシャスをかっさらうために竜司を連れまわしたのだった。
 過去の負い目があることもあり、竜司は英理子に協力することになるが、英理子の持つロストプレシャスにより取引のブツの奪取には成功するものの、追手の銃撃に危うい目に。しかし、奪ったトランクから現れた少女が火を放ち、追手を一蹴してしまう。
 少女の力に驚く竜司だったが、なぜか少女は彼のことを知っており、「リュウジ」と彼の名前のみを繰り返し口にし、ひたすら慕ってくる。実は彼女はロストプレシャスどころか伝説の存在「レッドドラゴン」の幼生体であるらしいのだが、竜司には彼女と知り合った心当たりはまるでない。とは言え、言葉もままならず竜司以外に心を開こうとしない彼女の世話を仕方なく見る羽目に……

 ヒロインの声が釘宮恵理で、主人公の名前が「りゅうじ」なんで、いかにも とらドラ かと思いきや、設定は ボウケンジャー でした。
 なんかネットの評価で「専門用語ばっかでわからない」ってのを見かけましたが、このくらい、大体推測つくでしょ? 今まで何見て育ってきたんだと。いや、こういうテンプレにすぐさま適応するのが正しいとも言えないんですが。
 世界観の大枠としては、世界の裏で人々に知られていない特殊な遺物「ロストプレシャス」を回収し保護する団体があり、それと反対にそれを集め取引し悪用する犯罪者や非合法組織がある、ということか。まんまボウケンジャーじゃん。
 まあ、基本設定に加え主人公とヒロインの過去の関係、ヒロインの属するドラゴン族の立ち位置、それと主人公をひっかきまわす狂言回しの役目であるはとこの英理子との過去のいきさつとか、ベタながらに一話でようまとめましたわ。
 でも、ちょっと変なOPととっても変なEDでそれらも持ってかれてしまった感じがしますがキャラ立てはかなり成功してる部類と思います。多分。


2011年01月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[読書] チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石/武田尚子

 現代社会ではすっかり身近な、チョコレートの歴史の本。チョコレートの基本的な知識から入り、南米から欧州に広まっていく過程、社会におけるチョコレートの位置づけの変化、そして技術向上によるチョコレートそのものの変化を網羅的に語っている。
 その中でも、重点的に紹介されているのが英国ロウントリー社(キットカットのオリジナルを作った製菓メーカー。現在はネスレ社に吸収合併)について。
 チョコレートが南米原産で、最初は固形物ではなく飲み物として消費されていたことは有名な話。というより、固形物として食べるチョコレートが出てきたのは19世紀になってからのことになる。というのも、現在の形のチョコレートというのは、非常に加工の手間がかかる。やはり大航海時代にプランテーションによる生産量の大幅増加で欧州に広まったコーヒーや砂糖よりもさらに加工が必要で、大量生産には機械技術の向上と家内制手工業の形態から大工場による生産がメインになる生産形態の変化を必要としたからだった。
 そして、プランテーションということは黒人奴隷の犠牲の上に成り立った暗黒時代という形で社会に関与するのはもちろんだが、この「大工場化」の過程でもう一つ、意外な社会との関わり方をする。
 ロウントリー家はイギリスの中間富裕層に爆発的に広がった「クエイカー教徒」の一員だった。クエイカー教徒はイギリス正教とは別の教義を持ち、その一つが「稼業により社会貢献を行なう」というものだった。ボランティアということではなく、稼業でお金を稼ぐだけではなく、そのことを通じて社会に貢献すべきだ、というのがその考え方になる。
 ロウントリー家がその教義で目を向けたのは、社会の工業化により都市部に大量に生じた貧困層だった。商品である「チョコレート」を通じての教義の体現は、「手軽で健全なカロリー補給源」としてのチョコレートの提供だった。
 今でこそチョコレートは高カロリーの代表として良くないイメージも付随するが、総じて当時の下級層は常にカロリー不足だった。そして食事で不足するカロリーを補う代表的なものは「アルコール」だった。嗜好品としてよりも、必要なカロリー源として仕事中にアルコールを補給することが一般的であったが、当然アルコールによる酩酊は作業にはマイナスに働き、さらに生活態度を崩す源ともなった。また、貧困層の家計をより圧迫することともなった。
 そのアルコールの代りとしてココア・チョコレートを売り出す戦略を採った。元々南米や欧州初期には、ココアは「薬」とみなされていたこともあり、「健康的であり、なおかつ良質なカロリー源」としてアピールした。
 そしてもう一つの社会貢献は、労働環境の充実、労働者への福祉として実行される。20世紀に入りアメリカではフォード社に代表されるベルトコンベアーによる作業の効率化が広まっていったが、イギリスでは第一次世界大戦時に単調作業が作業者の集中力や作業意欲を低下させるという研究結果が報告され、「作業意欲を高める仕組み」を構築することが主眼となっていた。ロウントリー社でも賃金体系から低年齢就労者への教育設備の充実、企業年金の拡充など、貧困層を減らし、また作業意欲を維持するためのさまざまな制度を実施していった。
 こういった福祉の制度は現在にも至る福祉政策の基本であり、ロウントリー社が最初と言うことでもないだろうが、その先駆けの一つであることは間違いないだろう。
 現在日本国内でも各種福祉政策で議論が紛糾しているが、概念的な理想論ではなく、「そもそも社会福祉政策はどのような必要上から生じたか」ということを考える良い材料となった。要は「弱者を守らなければいけない」という曖昧な抽象論ではなく、「このような生活レベルを実現するために行なう」という、具体的な政策でなければならない。
 チョコレートの話から、今旬な福祉政策の話が飛び出したのはびっくりしたが、もちろんそれだけではなく他の歴史とも深く関わったその歴史や、チョコレートそのものの開発史、世相の変化による宣伝の変遷など、幅広く楽しめる本だった。これは久しぶりにお薦めの新書。


2011年01月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] レベルE#1とIS#1とまどか☆マギカ#1

  レベルE #1「An alien on the planet」。所属していた野球部が中学全国一位になったことで、補欠ながら招かれ山形に「野球留学」してきた筒井雪隆。待ち望んでいた一人暮らしに胸踊らせるが、部屋には金髪の美形の青年がおり、荷物まで勝手に使っていた。追い出そうとする雪隆だったが、捕え所のない青年にからかわれはぐらかされた揚句、「自分は宇宙人だ」と名乗られてしまう。

 富樫義博原作の、SFミステリーコメディ。ネットスラングとしてすっかり一般的になった「斜め上」の元ネタと言った方がわかりやすいかもしれない。(元の台詞は正確には「あいつの場合に限って常に最悪のケースを想定しろ。奴は必ずその少し斜め上をいく」)
 かなり前の連載だけど、よほど原作コンテンツ不足なんだなぁ。とはいえ、原作に忠実にアホ王子の斜め上ぶりも再現されていて、作画も上々。安心して楽しめる出来になりそう。


  IS<インフィニット・ストラトス> #1「クラスメイトは全員女」。未知の敵の襲来に対し、人類は切り札、「インフィニット・ストラトス」を開発、危機を脱するが、再度の脅威に備え、優秀なIS使いの育成が続けられていた。その育成機関IS学園に、織斑一夏が途中入学してきて学園は騒然となる。それもそのはず、ISは女性にしか使えず、当然学園の生徒も彼以外は全員が女ばかり。しかし、一夏は男。彼は唯一ISの使える男だったのだ。

 サブタイトルが開き直りすぎてるけど、設定がもっと開き直りすぎてる。「未知の敵って何故、どこからきたの?」「不明です」「なんでISでしか対抗できなかったの?」「そういうものだからしかたありません」「なんで女性にしか使えないの?」「そういうものだから(以下略)」
 「フリージング」のことを「韓国の漫画家はこれだから……」と、ちっとも笑えませんな。そいでもってアニメ放送の影響で原作が爆売れらしい。日本人、いっぺん滅んだ方がいいかもしれません。
 ってわけで今期二度目のこの言葉を使わせていただきます。「内容はない」。まあ、ターゲットのニーズを的確に捉えた優秀な「商品」ではあるのでしょうね。


  魔法少女まどか☆マギカ #1「夢の中で逢った、ような……」。鹿目まどかは普通に家族にかこまれ、友人と学校に通う中学二年生。しかし、ある日少女同士が魔法で戦う不思議な夢を見る。
 そしてその翌日転校したきた少女・暁美ほむら。彼女は夢に出てきた少女とそっくりだった。とまどうまどかだったが、ほむらは他人との関わりを拒絶し、なおも関わろうとするまどかに意味ありげな言葉を残す。

 シャフト(新房監督)×虚淵玄×蒼樹うめのコラボレーションによる新感覚魔法少女アニメ、というのがキャッチフレーズの新番組。
 キャッチフレーズってのは客引きであり客の興味を引いて店に引っ張り込むためのものであり、店の満足度とは必ずしも同じではない、という前提で言うと、「別に新感覚じゃないだろう」と。
 「魔法少女もの」ってのは亜流派生パロディオマージュが多いので「これこそ王道」というものが定義しづらいが、「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」に端を発するものが最大公約数的に「魔法少女」として認識されているものと思う。「さるとびエッちゃん」なんかも魔法少女にカウントされることがあって「そうなのか? それでいいのか?」と思いながらも、「特殊な力を持った少女が主人公の少女向け作品(多分にファンシーな)」というのが大枠なのだけど、元々多分に「少女の変身もの」とはつかず離れずの関係だった。そこら辺が「ミンキーモモ」や「クリーミーマミ」辺りの流れで完全に合流し、さらにオタク文化の黎明期とも重なり、なんでも分類したがるオタクの習性により、この辺で「魔法少女もの」という概念が発生してきた。魔法少女にはマスコットが必須、という概念もこの辺りから。
 けど、この流れでこのジャンルの性質が変質する。これは魔法少女ものに限ったことではないのだけど、もともと玩具展開はメインではなかったアニメにおいて、どんどん玩具スポンサーの宣伝番組化していくという流れになっていく。これはロボットものだろうが全般的に同じ。
 そして魔法少女ものもこの流れの中で、「女児玩具向けの宣伝番組」という形で生き残っていくのみになる。ある程度の需要はあるものの、かつてほどの求心力はなく、商業主義に取り込まれる形で命脈をつなげることになる。
 この流れの大きな転換点になったのが、「セーラームーン」になる。戦隊もの(あるいは特撮ヒーロー)のフォーマットを魔法少女のガジェットでくるんだこれのヒットにより、セーラームーンの亜流作品が一気に増えることになる。そしてこの影響で逆にバトル要素を持たない魔法少女ものも増えるが、それそのものではもはや世間のニーズに合わないのか、そのジャンル単体で維持し続けるのは難しくなる。ここでさらに転換点となるのが「ふたりはプリキュア」なのだけど、セーラームーンのヒットに端を発する「戦う魔法少女」というコンセプトからさらに「肉弾戦を行なう魔法少女」という形に先鋭化し、これが製作スタッフにとっても予想外のヒットとなり、長年にわたり続くシリーズとなった。(これは最初のプリキュアが、女児層をメインとしながらもサブに保険的に二十代男性層(オタクを狙ったと思われる)を対象視聴者層として企画書に記したり、スタッフも「一年でやり尽くしてしまった」と言ってることから、長年にわたるシリーズになることは期待してなかったと思われる)
 しかし現在、本来的な魔法少女としてそのスタイルを残してるのは、かろうじて「ジュエルペットてぃんくる」と「おとぎチックアイドルリルぷりっ」くらいだと思われる。これらも玩具宣伝番組としての色合いが強い形で、である。
 女児ターゲットの「魔法少女もの」の系譜は以上になる。しかし、それ以外で影響を受けたものとして、「オタク向けの魔法少女ものパロディ作品」が存在する。黎明期のものは複数あるが、いずれも基本的に「上記の作品のパロディとして」という前提で派生していったことは共通する。中でも一番商業的な成功を収めたのは「マジカルなのは」のシリーズだろう。元々成人向けゲーム「トライアングルハート」のファンディスク中のパロディーからのスピンオフになるが、アニメシリーズを重ね、マニア向けムービーシリーズが作成されるまでにいたる。

 話が長くなったが、どう考えても「まどか☆マギカ」は一番最後の系譜、というか魔法少女のパロディでさらに「乗っかった作品」である。「だから作品としてダメか」というとそういうことではないが「新感覚」を標榜するには、すでに敷かれたレールの上に乗っかってる、ということになる。しかも本来的に魔法少女ものではなく、そのパロになる。(そんなことはスタッフが一番良くわかってるだろうけど)
 だから、いかにもオーバーすぎる客引きの後で、何を見せてくれるかを期待してるのだけど、正直一話目ではその客引きのハッタリに見合うだけのものは全然見えてこない。これから次第、なのかもしれないけど、正直虚淵脚本でこのフォーマットはきついのではないのか、と思ってる。杞憂ならいいのだけど。


2011年01月15日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回いろいろ4

 多分これで前期は最後。
屍鬼 #22「。屍鬼の存在に気付いた人間たちによる「屍鬼狩り」により、ひたすら逃げ惑うしかなくなった屍鬼たち。しかし屍鬼狩りの中人間たちも段々暴走していき、屍鬼に操られている者まで犠牲にしていく。その様子に屍鬼の存在を明かし屍鬼狩りを提唱した尾崎敏夫も、戸惑いながらももはや止めることが出来ない。そんな外場村に火の手が上がり、外部との連絡を遮断した村は外から消防を呼ぶことも出来ず、村は火に飲み込まれていく。そんな中、屍鬼たちのリーダーである沙子を逃がすため、人狼である辰巳が囮となるが、やはり人狼となりつつも屍鬼たちを滅ぼそうとする結城夏野がその前に立ちはだかる。そして、辰巳から沙子を託された室井静信も、屍鬼狩りの人々の手に傷つきながら必死に逃げる。

 コミック版の方でも屍鬼狩りの佳境に入ってますが、いろんなキャラの顛末はコミック版より流石にはしょられてますな。もうちょっと話数があれば詳しく描かれた気もしますが、ただ、勢いはこのくらい畳みかけた方がありますね。冷静になるとできないので、とにかく夢中なうちにするしかない、というような。特に、物語の導入となった恵の最期は、「生きるため」と称して人間を殺すことを厭わなかった屍鬼と、行動規範的に人間が同質化していくというのを端的に示してたのが。男性陣が一部の明確な暴走者をのぞき、わりと戸惑いながら「仕方ない」と言い聞かせる様が多かったのに対し、女性陣が日常風景的に、「害虫駆除」と同じ感覚になっていくというのも、逆にホラーでした。
 結局このアニメでは「最後に語る者」として田中姉弟が選ばれたみたいだけど、群像劇でもあるので、生き残った者、死んだ者、そのいくらかでも描かれるエピソードがあればなぁ、と思いますが。


  海月姫 #11「ジェリーフィッシュ・オブ・ドリームズ」。再開発計画に伴う天水館の買収に対抗するため、月海の作る「クラゲドレス」をブランド化して売りだして天水館買収の資金を稼ごうと提案する蔵之介は、ファッション雑誌の読者投稿に応募し、最終選考まで残ってしまう。最終選考のファッションショーに、おしゃれ人間ばかりでパニックを起こすあま〜ずの面々。しかし、月海のデザインしたドレスが優勝してしまい、デザイナーの挨拶として蔵之介にリードされて出てきた舞台の上は、昔お母さんと見た水族館の水槽のようにキラキラとしていて……

 え? これ序盤でしょ!? これで終わりなの!? という感じの最終回。まあ、全11話では仕方なくはあるのだけど。
 お稲荷さんもそれまで手玉に取れると思っていた修に、からかって行った狂言自殺にマジな態度を取られてマジぼれしてしまったし、月海も修に想いを寄せる自分を意識しながらも、蔵之介に対しても修とは別にこれまで異性に感じなかった安堵感を覚えたり、百戦錬磨のはずの蔵之介も単に「面白い素材」だったはずの月海に嫉妬したり変身前にときめいたり、これから人間関係がややこしくなって面白くなるところでの最終回です。二期があるかどうかは、DVD/BRの売れ行きと経営判断次第なんだろうなぁ。個人的には第二期があってくれた方がいいですが。


  それでも町は廻っている #12「それ町」。伯父さんから入学祝にもらった高級万年筆を、それとは知らずに魔改造してしまい、それをどう誤魔化すかに気を取られていた歩鳥。不注意もあってトラック事故に巻き込まれてしまう。
 気がついた歩鳥がいたところは、いわゆる「あの世」。自分が死んだという事実に混乱しつつも、天国入りの事務処理をしていく間に、もうとやかく言っても仕方ないことなのだと受け入れようとする。しかし、天国で流行っている下界への干渉遊びでみんなの反応を見ていくうち、次第に後悔が押し寄せて来て……

 微妙ながっかり感を醸し出す独自路線を歩む原作を、よくここまでアニメ化したなぁ、というのが総括的な感想。荒川・アンダー・ザ・ブリッジより評価高いです。つか、その二作を同時並行で監督してたってのが、意味わかんねwww どういうメソッドなんだろう?
 正直、新房監督作品はものによっては意味ありげなナレーションで泣かせようというものも多く、逆に白けることもあるのですが、これは本編でわりと王道の泣かせだったような。まあ、ナレーションとかが出しゃばりだったのはかわらないんですが。
 多分売上的には外してるんですが、でもこれは出しゃばり演出はありつつも、そこを無視すれば良いアニメ化だったと思います。


2011年01月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#47とオーズ#18

  ゴセイジャー #47「地球救星計画の罠」。ブラジラの使う天裝術が今の天裝術と違い、いにしえの天裝術であることに気付いたゴセイジャーたち。同じくいにしえのヘッダーであるゴセイナイトには、ブラジラの天裝術の方が相性が良いため逆らうことは出来ないのではないのではないかと、気持ちを暗くする。そんなとき、ブラジラが邪悪なヘッダー、バリ・ボル・ダラとロー・オ・ザー・リーを引き連れ現れる。しかもそれだけではなく、ブラジラの影響下に置かれてしまったゴセイナイトもダークゴセイナイトと名乗り現れ……

 今の地球と仲間であるゴセイナイトをめぐり、ブラジラと対峙するゴセイジャーたち。でも、ゴセイナイトはブラジラに操られてゴセイジャーたちの前に立ちはだかる。
 ブラジラは部下のヘッダーたちを「道具」と言い切り、使い捨てにすることも厭わないのだけどそれだけではなく、二万年前にも一緒に使命を帯びてやってきた仲間の護星天使たちから力を奪っていた。いや、なんつーか、流石にブラジラが「今の地球は汚れきってる云々」って言う資格はないような……
 ゴセイナイトを信じて戦うゴセイジャーたちはバリ・ボル・ダラを倒すが、それこそがブラジラの思うつぼ。ゴセイジャーたちに倒された邪悪なヘッダーは地球を滅ぼすための杭と化した。あとひとつ杭が出来てしまえば、地球はブラジラの思うがままになってしまう。つか、なんか迂遠な手が好きだよね、ブラジラ。
 それと邪悪のヘッダーの名前の元ネタは「ハリー・ポッタ−」と「ロード・オブ・ザ・リング」。大物で来ましたなぁ。ロー・オ・ザー・リーはなんか投げやりな気もしますが。


  オーズ #18「破壊と理由とウナギムチ」。一億円稼ぐためにセルメダルは全部回収する、と自分の目的を語る伊達。それのみならず、カブトヤミーからクワガタヤミーが分裂した理由にも頭を悩ませる。映司は、「もしかして強くなりたいという欲望の裏には本当の欲望があるんじゃないか」と気づき、梨恵に会い、確かめようとする。
 一方、バース装着者である伊達のことを調べようとしていた後藤は、バースに未練たらたらである自分に気付き、プライドと欲望の間で葛藤、放浪した挙句、行き倒れ同然にクスクシエにたどり着く。

 鴻上が見つけてきたらしいバースの装着者、伊達晃。飄々として「セルメダルは全部俺がもらうから」と言いつつも、人当たり自体は妙にいい。そして他人との距離をある程度取ろうとする映司たちと違い、どんな相手にもずかずかと踏み込んでいく。
 そんな伊達が推測した梨恵の本当の欲望とは、剣道部顧問の橋本への恋心。彼に振り向いてもらうために強くなろうとし、しかし彼が結婚することに絶望し、彼の結婚式をめちゃくちゃにしたいと望んでいた。そんな梨恵に「欲望はいいんじゃないかな。でも、自分を泣かせちゃいけない」と語る伊達。伊達の言葉に、梨恵は自分の欲望の暴走を止めようと駆け出す。
 でも映司、アンクですらも伊達の言葉の示唆するところを察したのに、なんというか……そりゃアンクも呆れるわ。
 しかし、お人好しでありながらも「意外と食えない男」である映司。伊達に「恋愛関係に鈍感なの、なんとかなりませんかね?」と泣きつきながら、メダルタンクに密かにタコカンドロイドを紛れ込ませ、ヤミーの出現場所を知る伊達の後をつける。
 結果的に共闘することになったバースとオーズ。ウヴァまで乱入して来、最初はバースを利用してヤミーを倒そうとしていたアンクたち。でも逆に利用されることに。伊達はほとんどセルメダル総取りなんだけど、やっぱりセルメダルが必要なアンクとみにくいセルメダルの奪い合いをすることに……まあ、端から見てる限りには愉快だけど、ずっとこれって困るんじゃない?
 そして今回初使用のウナギメダル。メズール系のメダルの使用は初めてだなぁ。特殊能力は、肩から腕にかけて装着された電気ムチ。次のエピソードで鳥系のメダルが揃うらしいのだけど、劇場版で初お目見えしたタジャドルコンボがついに出てくるのかな? その後で水棲系のシャウタコンボか? オーズベルト解析と劇場版で、恐竜系コンボも示唆されてますが……他にも甲殻類系のメダルもあるという話で、これのコンボもあるのかな?


2011年01月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 内閣改造後の菅政権支持率21%→26%

  与謝野氏起用「評価しない」50% 朝日新聞世論調査朝日 )。いや、内閣改造でこの上昇率ははっきり言ってもう末期でしょう……で、「支持する理由」に「民主党中心の内閣」ってのがあること自体が既に意味不明なんですが……連立内閣でもないのに「民主党中心の内閣」なのは当り前のことで、それがどう評価理由になるのかまるで意味不明なんですが。
 省略された質問文、あるいは口頭での説明があった場合はその全部を聞いてみたいものです。

[アニメ] これはゾンビですか?#1

  これはゾンビですか? #1「はい、魔裝少女です」。相川歩は普通の高校生……ではなく、実はゾンビ。通りすがりの何者かによって殺され、通りすがりの希代のネクロマンサー少女、ユークリウッド・ヘルサイズによってゾンビとして復活したのだった。とは言え、五体バラバラにされても死なないことと日光が死ぬほど苦手なこと以外は特に変わるところはなく、いつも通りの日常を過ごしていた。何故か一人暮らしの家に、ユークリウッドが一緒に棲み着いたことを除いて……  そんな異常に慣れつつあったある日、ゾンビの習性かつ居心地の良さに墓場に夜の散歩に出ると、チェーンソーを振り回すフリフリ衣装の少女とでっかい熊の着ぐるみが戦っているところに出くわしてしまう。

 いや、まあ、なんというか。主人公が変態系というだけで、まあ一応は見れてしまう自分がなんか嫌だ。
 まあ、どっちかというとコレに関連してか三石琴乃氏が若手声優の演技に「もう少し頑張らないと……」ということを言ったのがむしろ話題になるような気も。話してる相手の物理的な遠近での演技の使い分けができないとか、声を張るべき演技の所で張ってないとか、わりともっともな指摘とも思います。
 まあ、それはともかく、コレなんですが……なんともいいづらい感じで。B級スプラッタのいい加減突っ込みどころなばっかのところを楽しむ、という感じでいいのでしょうか? B級どころかC級、D級の気がしますが。Z級まで突き抜けてないのが微妙なところ。あ、この場合の「B級スプラッタ」ってのは比喩で、ジャンル的にはスプラッタじゃありません。


2011年01月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 渡る世間は馬鹿ばっか(四割)

  江田法相「マニフェストは(野党時に)心眼で作った」見直しへ産経 )。基地外おすなぁ。政権交代前から自民からのツッコミに「財源は政権を取ってから考える」「やってみなければわからない」と人を食った返事ばかりをし、自民党はもちろん一般国民の間からも「どう考えても無理だろ」「詐欺としか思えん」と言われてたんですが。つか、「心眼で作った」だなんて戯言を口にする時点でまともに考えてなかったってことなんですが。菅首相は「今まで仮免だった」と発言して国民を覆いに呆れさせましたが、こんな発言するようじゃ仮免すら嘘じゃん。
 そしてほんとこんなのの何を信じて世の中の四割は投票したんでしょうね?
 騙すヤツが一番悪いとは言え、ちゃんと信じられるか本気で考えようとしないのはただの怠慢のアホです。(情にほだされるとか、同情すべき場合もありますが)
 そういう人は「そんなことも考えてなかったのか!」と憤る前に、簡単に調べられることも調べようとしなかった自分を責めさいなんで苦しんでください。
 と、今改めて自民党の民主党批判ネットCM探して見たら、内容は言わずもがな(自民党がゆるぎないかもともかく)、結構いろんなキャラがそれなりに美化されてるのに改めて気付いて笑ったw キャラクターデザインを醜悪にすると、逆に批判や攻撃の対象になるって判断だったんだろうなぁ。
  【自民党ネットCM】プロポーズ篇
  【自民党ネットCM】ラーメン篇

 あと、 この人たち が内部抗争やってるかと思うと、感慨深いもの……は、まあないですが。

  「保護者の苦情で不眠症」教諭提訴 保護者「娘に差別」朝日 )。2chとかでは「モンスターペアレントを教師が提訴」と騒いでる人もいるけど、この記事を見るとどっちの言い分が本当なのか、ようわからん感じなのですよね。「セクハラサイコロ教師」の報道が、「実は生徒からもっぱら慕われてた先生のジョークグッズ(ハグとかキスとか書いてあっても本当にしたわけではない)」とかいう話が出てきた例もありますし、あまり決めつけずにいたいと思います。

  世界初のモザイク入り3Dは日本だけ!お下劣過ぎる映画『ジャッカス3D』!シネマトゥデイ )。映画の内容そのものよりどういうふうに見えるのかが興味あります。っつーかスパイク・ジョーンズなにやってんのよ?

[アニメ] みつどもえ増#2とGOSICK#2

 どっちも簡単に。
  みつどもえ増量中 #2。前回のインターミッションを挟んで普通のみつどもえの再開。まあ、もっぱら矢部っちがひどい目に遭うのはいつも通りなんですが。一応一通りのキャラ総登場。みんな濃いヤツばっかだから、大変だなぁ。中でもみつばの牝ブ○属性が異様に強調されているような……まあ、あのふくよかさを見れば仕方ないか。

  GOSICK-ゴシック- #2。密室殺人、というか、密室化した豪華客船での殺人事件、そして過去の事件、とそれらしくなってきたのだけど、多分、「そんな巨大客船を建造・あるいは改造したら、それだけで完全に足がつくだろ」というのはつっこんではいけないんでしょうか?あと、悠木碧、ほんの去年まではアニメ声での一本調子の演技だったのに、抑えめを基本に演技の強弱付けれるようになったなぁ。これはびっくり。


2011年01月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 兄好#2

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #2「ツインテール、兄妹を襲撃」。修輔と血のつながった兄妹でないことを知った奈緒は心機一転、これまで通り兄の誘惑に精を出す。が、対称的に奈緒が自分と血のつながらないことを知ったと知らない修輔は、エロ本が見つかって没収されたことに意気消沈。学校のエロ仲間にエロ本を恵んでもらうことに……
 そんな中、奈緒のクラスに転校生がやってくる。その転校生は可愛い上にうっかりの多い奈緒にもやさしく、早速打ち解け仲良くなるが、忘れ物を届けに教室にやって来た修輔を見て、初対面のはずなのに意味ありげな表情を見せる。

 結局、「兄好」にするしかないのか、略称。まさか2ch風に「おち○こ」てわけにはいかないものなぁ。
 で、兄妹を引っかき回す修輔の「昔の女(?)」、土浦彩葉(いろは)登場。奈緒が見つけた修輔のアルバムに写っていた、ツインテールの少女がそれ。奈緒が引き取られる前に引っ越してしまったのだが、また両親の仕事の関係で戻って来た。当人はそのことを最初は秘密にし、修輔も気付かなかったのだけど、髪をツインテールにしたのを見て思い出す。のみならず、いきなりキスまで奪われてしまう。
 彩葉は小さい頃から修輔のことが好きで、お医者さんごっこをしようと言う彼に「恋人にしてくれたらいいよ」と約束をし、それを真に受けて再び修輔の前に現れたのだった。物好きだなぁ。
 修輔にとっては単に目先の色欲に釣られて深く考えずにしてしまった約束だが、奈緒につい向けてしまってるヨコシマなアレコレを指摘され、終始押されっぱなし。もちろん彩葉は奈緒が本当の妹でないことも知ってるし、それどころか、修輔のハッスルしてる夜の一人遊びのことまで……うわ、完全ストーカーやw
 けど、奈緒は修輔と彩葉の間が何かおかしいと感づきつつも、修輔の中学校時代のアルトリコーダーを見つけてホンホン。いや、「それじゃ変態だよう」以前に、もう既に完全に変態ですから。
 こんな可愛い子ならむしろご褒美ではと思えるのだけど、エロエロのくせに奈緒に対しては妙に純情な修輔は、意に染まぬファーストキスをしてしまったことにショックを受け、自分のエロさがこんな事態を招いてしまったと、エロ断ちを決意。仲間たちからもらったエロ本も捨てた上に、奈緒の挑発もこれまでと違いまったく無視。学校のエロ仲間からも抜けてしまう。
 今回は奈緒にエロ本の趣味を暴露されたり、彩葉に夜の一人遊びを詳細にレポートされたり、修輔、公開処刑状態ですな。これは死にたくなるわw
 そして来週は修輔が彩葉に脅されデートで、奈緒がそれを ストーキング 尾行するっぽい。
 あと、OPとEDに出てくる委員長がちょっとだけ顔見せ。エロ本を学校内でやりとりする修輔たちにあからさまに軽蔑の表情を見せるのだけど、OP見るとこの人もまともな人じゃなさそうだよなぁ。