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2009年10月11日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#33とダブル#6

  シンケンジャー #33「猛牛大王」。復活した牛折神はやっぱり暴走、ヒロをその中に閉じ込めたまま、行方をくらましてしまう。ヒロが折神を引きつける特殊体質であることからことはが折神でヒロと牛折神を探すことを思いつくが、ヒロの祖父である藤次は「牛折神を破壊してくれ」と言い、そのためのディスクを渡す。
 藤次の態度には理由があるのではないかと、丈留は話を聞くが、実は藤次の息子夫婦も昔牛折神を制御しようとしていたが、山での自己で亡くなったのだという。それが、牛折神のせいだと思い、孫を引き離そうとしていたのだ。
 見つかった牛折神に向かうシンケンジャーたちだったが、その前に立ちふさがったのはレッドとの対決で未練ごと砕け散ったはずの腑破十臓と薄皮太夫だった。

 牛折神登場編後半。ヒロの祖父が牛折神復活に強く反対するのはヒロの両親も牛折神復活を志していた中、不慮の事故でなくなったから……って、二人の死には牛折神は直接関わってないのだからおかしいと思ったら、二人に牛折神復活を託したのは藤次自身。そのため、自分のせいで二人が死んだのではないかと、牛折神まで疎ましく思うようになったのか。
 しかしヒロの真摯な想いにかつての自分の想いを蘇らせた藤次は自分が造った制御用ディスクをヒロに託す。そいでもってモウギュウダイオーに変形。いかにも更に合体します、的な単純なブロック変形ですが。
 そして復活したのは牛折神だけではなく、十臓と薄皮太夫も。十臓は自身の代わりに砕けたウラマサを直して貰うという、薄皮太夫は三味線の皮を貼り直してもらうという約束でアクマロに協力することに。いかにも一癖ありそうなアクマロと、今のところそれを静観してるドウコクの均衡状態も崩れるのかなぁ。


  仮面ライダーW #6「少女A/嘘の代償」。倒したと思ったアノマロカリスドーパントは囮、もう一体がみやびとあすかに襲いかかるが、間一髪、ダブルはルナジョーカーに変身して二人を保護する。
 囮のアノマロカリスドーパントのメモリが試作品であったことから、犯人とおぼしき強固に風都タワー建設計画の土地買収を拒む鷹村が単なる購入者でなくメモリを流通させる組織に関わってると睨む。
 しかし、翔太郎が懸念していたのはそれだけではなく、父親が仮面ライダーだと信じてしまっているあすかのこと。母親のみやびにあすかの純粋な想いを利用して連れ回すのはやめろと忠告するが夫の悲願・第二風都タワー建設に執念を燃やすみやびは聞こうとしない。仕方なくあすかに真実を話そうとするが、かつて父親の死のショックから、父親が生きているというみやびの嘘でどうにか立ち直った過去を聞き、どうしても翔太郎は真実を告げられず、フィリップから「やっぱりハーフボイルドだな」と嫌味を言われる。

 あすかに父親だと勘違いされ、しかも母親のみやびもそのあすかの勘違いを利用して自分の目的を遂行しようとしてることに反感を抱く翔太郎。しかし、あすか自身がその嘘に救われていることから、どうしても真実を告げることができない……その嘘に翔太郎が選んだ結論というのは……嘘を吐き続けること? フィリップもそんな翔太郎に呆れつつもあすかの父の生前について調べ、何気に翔太郎をフォローする。
 まあ、風都タワーという「形」にこだわっていたみやびも目を覚ましたみたいだし、真実は大きくなり、それに耐えられるようになるに従って知っていくだろう、ってことか。
 そして囮作戦が破れた鷹村は霧彦に協力を要請。霧彦はダブルの足止め係に。でも、単なる足止めではなく本気でダブルを倒そうとしてるし。強敵に対しみやびとあすかを助けるため先を急ぐ翔太郎が取った「作戦」は、至近距離に持ち込みヒートトリガーの「爆発する弾丸」で相打ち覚悟の攻撃……確かにめちゃくちゃだ。しかもフィリップがそれで気絶してしまうし。ダブルの「二人で一人」はこういう危険性もあるのか。
 次回はフィリップが表に出歩き危険な目に遭うのか? まあ、組織はフィリップを探してるだろうしね。あと、「闇の仕置人」って……


2009年10月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 大正野球娘。#12とCANAAN#13(共に最終回)

  大正野球娘。 #12「土と埃にまみれます」。ついに朝香中野球部との対決が実現。東邦星華桜花会は事前の調査と相手の油断による作戦でリードしたが、晶子が決め球に微妙に変化する魔球を投げていることを気付かれ、対策を講じられる。なんとか序盤のリードを守ろうとするが、逆転され、焦った晶子が小梅の捕れない魔球を無理を押し通し投げたために捕球ミス、そこから追加点を許してしまう。さらに、雪がさらなる追加点を防ごうとヒットを無理な姿勢でキャッチ、腕を痛めてしまう。
 替えの選手のいない桜花会はリタイアするしかないと思われたが、雪は、晶子が男子がするものとされていた野球をするきっかけをくれたこと、苦労して男子と対等の試合ができるまでになったことを訴え、自分の怪我をおして試合続行を訴え、他のメンバーもその意気に同意する。
 最終回、追加点を奪おうとする朝香中を絶妙のコントロールで2アウトにした後、難敵・柳の打順。小梅は晶子に一度失敗した「落ちる魔球」を投げるよう進言。根性のキャッチで、柳も三振にしとめる。
 そして最終回、巴の当たりで後一点差にまで追い上げた中、小梅が同点を目の前にホームを果敢に狙うが、その結果は……?

 アニメは原作と結構違うらしいけど(原作未読なので)、これはとても良い出来でしたわ。夏開始の新番組では間違いなく上位。女の園もの、そして部活ものと最近の流行の要素はしっかり抑えている上に、今と大正のカルチャーギャップを生かした笑いとドラマ要素を上手く取り入れた作品だと思います。
 婚約者の無意識の男女差別的発言に腹を立てた晶子の安易な考えでの呼びかけが発端だったけど、考えの甘さなどの困難を乗り越えるにつれ、言葉の上だけの「女性の社会進出」ではなく、女だって男とちゃんと渡り合えるという自信を得ていく。そして同時に、野球の楽しさも……
 男子の方も最初はお嬢さん方の気まぐれくらいに思い戸惑っていたものが、彼女らの本気を見るにつれ、対等の試合相手として見るようになり、真剣に向き合うようになる。
 最後、勝利を果敢に狙う小梅のホームスチールが裏目に出てしまい、朝香の勝利で試合は終わったけど、小梅たちも悔しさをかみしめながらも後悔は抱かず、試合結果を受け入れる。
 晶子の婚約者の岩崎も女性を知らず蔑視していたことを認め、素直に謝罪し、小梅も婚約者の三郎と一歩近づく。
 素人の女性が短期間で本当に男子野球部員と渡り合えるかというとアレだけど、ファンタジーにしてもとても気持ちのいいファンタジーでした。


  CANAAN #13「キボウノチ」。あくまでカナンを憎むアルファルドは彼女の本気を引き出すためにマリアを列車ごと爆殺。勝ち誇るが、カナンは希望を失わず、マリアの生存を信じていた。期待通りの結果にならず、キレるアルファルドは、暴走する列車の中で「カナン(希望の地)」の名を取り戻すべく、カナンと死闘を繰り広げる。

 話が途中観念的になりなんでしたが、基本的に後味の良い終わり方だったかと。ただ、「鉄の闘争代理人」とか、アルファルドの組織「蛇」とかが曖昧でその辺がちょっと茫洋とした印象でしたが。傑作、とは言わないものの、今期中では十分に良作とは言えると思います。まあ、一番キャラが立ってるのがリャンだったってのは、ちょっとどうかとは思いますが……


2009年10月13日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 怪談レストラン#1と聖剣の刀鍛冶#2

  怪談レストラン #1「怪談レストラン/キキーモラ人形/行ってしまった女の子」。怪談スポットが数多く存在する東京校外にある山桜市。そこの小学校に通うアンコ(大空アコ)のクラスに帰国子女の美少年・甲本ショウが転校してくる。海外のお化けや伝説の話に詳しいショウだったが、何故かその日からアコの回りでは奇妙なことが起こりはじめる。

 松谷みよこ監修の児童向け怪談オムニバスが原作のようだけど、絵柄はめっさ今風。主人公は眼鏡っ娘だし。
 お話は少し短めでOP・ED含めても20分程度(CM抜き)。いかにもな怪談話なのだけど、シンプルなだけに逆に面白い。これはちょいと見続けてみようか。
 それと、主人公が冒険小説家志望ってのはよろしいですな。目指すはギャビン・ライアルか? ジャック・ヒギンズでもいいけど昔のヒギンズにしとけよな!


  聖剣の刀鍛冶 #2「悪魔契約-Valbanill-」。本編はまあどうでもよろしい。前回無敵の防御力を誇った胸当てにツッコミ入れまくったら、そのオチが今回きっちりと。新品の胸当て、胸のボリュームが増加してるような。


2009年10月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] FAIRY TAIL#1

  FAIRY TAIL〜フェアリー・テイル〜 #1「妖精の尻尾」。う〜ん……これはちょっとつらい。出来が悪いというのではなく、ギャグ顔とか間とかが、どうも個人的に合わないみたい。声優陣は今活躍してる名前が並んではいるんだけど。
 というわけで今期初の一話切り……

[その他] ようやくツッコミが入ったか

  軽すぎる? 首相の夜日程 著名人との会合続々 夫人同伴も10回産経 )。どう見ても浮かれすぎとしか……しかも仕事も書類仕事しかしてないみたいだし。(それだけではないのはわかるけど、内閣のまとまりの無さを見るとちゃんと仕事できてないんじゃないかと思う) 「ストレス解消」とのことらしいが、現時点でこんなにストレス解消してるんじゃ、12月以降は、多分耐えられないだろうね。
 今更言っても詮無いけど、就任直後から不況対策に飛び回ってた麻生氏の頃が懐かしいですわ。
 羽田ハブ空港化は、羽田の拡張性やらの点はあるにしろ、ある程度以上評価出来ると思うけど、これまた連絡不足の根回し不足みたいだし。鳩山内閣の内側はどうなってるんだか。藤井財務相はさすがに言葉を控えるようになったけど、亀井静香は相変わらず暴走してるし。


2009年10月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] そらおと#2とささめき#2

  そらのおとしもの #2「天駆ける虹色下着(ロマン)」。イカロスがやってきて初めての登校の朝、常識のないイカロスは学校まで智樹と一緒に来てしまい、騒ぎになりかける。智樹はあわててイカロスを追い返すが、去り際にイカロスが置いていった一枚のカードがとんでもない事件を引き起こすことに……

 イカロスの置いていったカードは持ち主である智樹の願いをかなえるというアイテム。しかし、それは智樹の無意識の願いも叶えてしまうため、たまたまパンチラしたそはらのパンツが似合わないと思った智樹の考えを実行、その結果、そはらのパンツは勝手に脱げて飛んでいってしまう……
 のみならず、代わりのパンツをはこうとしても同じように飛んでいってしまう。パンツだけじゃなく、ブルマやズボンも……
 パンツはCGで作ってあるしで異様に力が入ってて「なんじゃこりゃ」と思ったら、EDはそはらが飛ばないパンツを探そうと着けて飛んでいったパンツの大群が群をなして飛び去っていく……しかも、曲は「岬巡り」のカバー。もー、何が何だか。ラストは、そはらは智樹の好みのパンツを見つけてまたちゃんとパンツをはけるようになるのだけど……
 と思ったら、パンツの群が飛んでいくエンディングが Youtubeに上げられて瞬間的に視聴数一位に 。orz 「日本人は気がくるっとる」とか「いやいや、こんなアニメが作れるなんて平和な証拠」とか、色々好き放題言われてるし。いや、言われても仕方ないんだけど。


  ささめきこと #2「かわいいひとたち」。汐は今回はファッション誌の読者モデルの女の子が気に入ってしまったらしく、編集部に電話番号を聞こうとする暴走ぶり。そんな相変わらずの彼女に純夏はやきもきする。しかしその純夏を逆に見つめる少年が……

 汐に恋する純夏は、自分が汐好みの可愛い女の子でないことを気に病む。そんな彼女に、思わず「村雨さんは可愛いです!」と言ってしまったのはクラス副委員長の朱宮正樹。純夏に片思いしてるのだが、背が高くカッコイイ系の純夏と反対に朱宮は男の子なのにかわいらしい小動物系。おまけに、彼には人には言えない秘密が……汐が恋した雑誌モデルの女の子、彼女は実は朱宮の女装した姿だった……!
 純夏を見つめていて彼女が汐に恋してることを知った朱宮は、純夏好みになろうと女装を……おまけにそれが妹にばれて勝手に読者モデルに応募されてしまったのだが、自分の載った本を回収しようと街中の書店やコンビニを回っていたのだ……って、その考えはおかしい! いやよいやよと言いながら、確実に露出癖があるよなぁ、朱宮君。
 そいでもって純夏はといえばそんなこととは知らず朱宮の言葉に励まされて、前日汐の選んでくれた服を着て汐に告白しようとする。が、タイミング悪くその瞬間に汐が「(純夏は女子校だったらモテルだろうなぁ。)私の好みとは違うけど」と、相変わらず場の読めないことを……告白前に振られてしまい大ショックの純夏だったが、コンビニ前で読者モデルの美少女とすれ違い、はしゃいで大騒ぎする汐から逃げ出した彼女を追い、呼び止めようとして、振られ女の大絶叫。いやいや、純夏ちゃんは可愛いよw ある意味www
 しかし追いかけてた相手が男、しかもクラスメイトで自分に想いを寄せていてと、よく考えたらカオスな状況だw
 「自分じゃダメ」とわかっても朱宮が純夏のことを諦められないように、純夏も汐を諦められない。なんだか奇妙な絆が生まれた二人だけど……我に返って自分が男の朱宮にかわいさで負けたことに気付き、失恋とのダブルショックの純夏。まあ、なんというか……こういうのも三角関係って言うんですかね?
 今回から作画で原作のデフォルメ絵も多用されて、なんだからしくなってきた。だけどED後のアレは……絶対狙ってやってるだろ、スタッフw


2009年10月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] にゃんこい!#1

  にゃんこい! #1「ブサイクな猫と呪われし高校生」。猫アレルギーの高坂潤平はその体質以外普通の高校生……のはずだった。なのに何故か朝起きると飼い猫の「ニャムサス」が人のしゃべってるのを聞いてしまう。でも母親や妹はわからないよう。それだけではなく、登校途中の猫たちのしゃべっていることも……潤平は猫の言葉がわかるようになってしまった!
 というのも、前の日に蹴飛ばした缶がたまたま当たって壊してしまった「猫地蔵」の呪い。猫の言葉がわかるようになるのは呪いの第一段階で、呪いが進むとしまいには猫になってしまうという。猫アレルギーがそんなことになったら死んでしまう! と怯えた潤平だったが、呪いを解く唯一の方法があるという。その方法とは、猫の願いを叶えることだった。
 仕方なしに苦手な猫の頼みを聞くことにした潤平のしょっぱなの仕事は「猫に嫌がらせをする人物に嫌がらせをやめさせてくれ」というもの。現場に向かった潤平が見たのは、飼い犬の匂いをぷんぷんさせながら猫を猫かわいがりするあこがれの同級生、水野楓の姿だった……

 あれ? なんか面白いですよ?
 全然期待せずに見てたんですが、今期一番肩から力抜いて楽しめてますよ?
 正直、最初原作をまったく知らず「なにこれ?」状態だったのですが、テンポも動きのダイナミックさもいいし、おもしろいですよ?
 基本的に特殊能力を持った主人公(って、呪いのせいだけど)がドタバタに巻き込まれるラブコメなのだけど、設定がシンプルなのが良いですな。猫たちの適度に自分勝手なつぶやきも良い味出してるし。(猫ってこんなもんだよな)
 設定はシンプルなんだけど、描写が丁寧なんで、それもあると思うけど、当たり前のように普通に面白いものを作ってるのです。それって、それはそれで大事なんだなぁ、とやたらと設定に凝ったり、読めない展開にしようとしてはちゃめちゃになったりするあれこれを見てると思ったりします。
 でも、こういうのを夕方とかの時間帯に流せないって今の状態はおかしいと思うのだよなぁ……

[その他] 便利すぎる言葉は凶器

 上↑の「にゃんこい!」の感想を書く際に、実は意図的に排除した言葉があります。それは、「ありがち」「王道」「ステレオタイプ」。まあ、「王道」はネガティブな言葉ばかり排除してちゃいけないとバランス取るために排除してたんですが。
 昨今、やたらと設定が複雑(敢えて言えば、複雑なだけ)だったり展開が視聴者の裏をかくことだけを考えてるようなのが増えてるんですが、それって何でだろう、と考えると、そうでないものを否定するのに便利な言葉、つまり上記の「ありがち」「ステレオタイプ」が濫用されすぎてるからなのかなぁ、と思ったりしたのです。
 十年以上前、「萌え」って言葉がネット上で普及しだした時にも思ったのですが、これらの言葉は「中身がない」のですよね。構造主義で言う「シニフィアン」なき「シーニュ」。正確に言えば、「どんな中身でも入れられる」。
 昔はアニメとかオタクごととか、語る際には、今とは比べものにならないくらい他作品の参照(本当は必要とは限らないけど)とか、理論武装が必要だったわけです。そうでないと他の知ったかさんに突っ込まれたりしてしまうからなんですが、それが怖くてできない「語りたい層」ってのもいたのですよね。
 そこでネットの台頭。そうするとコミュニケーションの主流が「深さ」(これは別に肯定的な意味ではなく、単に同じ物事について粘着的に語り合う、という意味です)ではなく、「速さ」になって来たと思うのです。その時に便利なのがその前から使われてた「ありがち」や、新しく台頭してきた「萌え」。理論武装しなくても、個々に勝手にその中身に入るもの(それは往々にして多分に個人的好みの評価)を入れて、「ありがち」とか「萌え」とか表明、そうすると、それに同調する人が即時反応、というやり取りになってきたというのが個人的な感想です。それはどんどん先鋭化していき、やってないので違うかもしれませんが、現在最先端に近いのがtwitterかなと捉えてます。
 この形のやり取り自体は否定するとか肯定するとかいうものではないのですが、それにより「萌え」や「ありがち」と言った言葉(記号)、構造主義で言う「シーニュ」の中身である意味するもの(シニフィアン)が、精査されることなく、流されるのが顕著になったと思うのです。それ以前だったら「それって単にあなたの好みでは?」という「深さ」方向に向かうような反応が、流してもいいものになった、やり取り上の文脈に乗りにくくなってきたのではないかと。
 で、アニメの傾向の話。
 アニメ作ってる方もお仕事ですから、売り上げは大事なわけで、その指標として評判はやっぱり気にならないわけはないでしょう。で、「萌え」とか「ありがち」という言葉を大量に見かけたらどうなるか。「ああ、この方向性は受けてるんだ」「こっちはダメなんだ」という印象を受ける。そうすると、「ありがち」という反応が出にくい方向へ、「萌え」という言葉が出やすい方向へ、という方向付けがなされる……それの結果が現状なのではないかと、そういうことを「にゃんこい! おもしれーな」と思いながら平行して考えたわけです。
 同様のモデルは、報道に対する反応にも適用できます。麻生前首相が叩かれてた際に使われたそれに近い言葉は「ブレ」でした。マスコミは好んでこの言葉を使い、頻繁に流してましたが、実はそもそもの報道が間違いだったり、内容を精査すれば別にブレではなく単なる検討中の表明とその後の検討結果だったり、否定的に用いるのはおかしいものが多数(というかほとんど)だったのですが、そういう中身は視聴者は(そして意図的にマスコミも)ほとんど精査せず「ブレ」という言葉のみが一人歩きし、ネガティブな印象付けに一役買ったと思うのです。
 これはネット台頭以前もありはしたのですが、ネットの出現で速さに重きを置かれたコミュニケーションが主流となったことで、極端にまで顕著になった傾向、というのが私の分析。
 で、何が言いたいかというと、実は特に何もないんですが。ただの現状分析。
 敢えて言えば、時には「速さ」のコミュニケーションの足を止めて、自分が使ってる言葉の中身を熟考する必要があるんじゃない? ってことですか。
 以上。

[アニメ] エレメントハンター#15

  エレメントハンター #15「心(ハート)に炎(ファイヤ)! 一発開花」。目の前でアリーが自分をかばって犠牲になったことからQEXを前に足がすくむようになってしまったレン。そんなレンが聞いたのは、アリーの無事と、今や危険人物とされた彼女がコロニーを脱出、地球にカプセルで降下してくるという話だった。その回収に向かうレンたち。トラブルが起こりアリーの安全が危ぶまれたが、アリーはなんとか地球への降下を果たす。
 アリーの無事を知りこれでレンも復活か? と思われたが、レンの心に受けた傷は深く、QEXを前に以前のように行動できなくなっていた。
 その頃、コロニーではアリーに代わる新たなエレメントハンターメンバーが選出されたが、その人物とは……

 なんだかいろいろびっくりな展開。ライバルチームのリーダーだったアリーがレンたちを排除しようとするコロニーの立場に疑問を抱く中、危険なQEXによりレンたちが始末されようとしてたのをかばって事故で死亡……と思いきや、アリーの様子がおかしいのに気付いて付けていたロドニーが救出する。でもアリーは危険人物ということそのまま幽閉、対外的には事故で死亡ということになっていた。
 そんな彼女が必要だと、カー博士はコロニーの協力者に手配し脱出の手引きをする。
 アリーはこれまで所属していたコロニーからの離脱、それと急ごしらえの脱出カプセルに不安と恐怖を覚えるが、そんな彼女を支えたのは「とにかく笑って未来オレンジ!」といつも言っていたレンの言葉だった。
 しかしそのレンが今度は逆に目の前でアリーが死んだ(と思い込んでいた)ショックでこれまでのように行動できなくなってしまう。しかし仲間の危機と、アリーからの励ましの言葉でトラウマを乗り越える。なんだかアリーとレンが異様にいい雰囲気だな。
 アリーは故郷を旅することになり、一時リタイヤ。カー博士が彼女に何をさせようとしてるのか、再登場まで不明のままかな? 彼女の無事なことは、両親と彼女に心を寄せていて、助けもしたロドニーには密かに知らせたみたいだけど。
 これで万事解決……と思いきや、コロニーチームの新メンバーは「笑って未来オレンジ」のCMに出ていたアイドルのハンナ。エレメントハンターの広報活動としてアイドルとして活躍してたけど、特別カリキュラムを受けて新メンバーに抜擢されたという……なんだか怪しいな。
 さらに愛想のいいアイドル顔とは裏腹に、素顔はクソ性格が悪い低気圧娘。次のメンバーはもっとマニアックなのがいい、と言ってたトムは大喜びだけど、ろくでもないことになりそうな。


2009年10月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#34とダブル#7

  シンケンジャー #34「親心娘心」。ハワイに移住していた茉子の父親が突然屋敷にやってくるが、その目的は茉子にシンケンジャーをやめさせハワイに連れて行くこと。茉子の母がそれを望んでいるらしいのだが、茉子はそんな気はさらさらない上に、幼い頃自分を祖母に預けハワイに行ってしまったきりほとんど顔もあわせてない母親のそんな発言を身勝手とすら感じる。
 そんなとき、小学校に外道衆が現れたとの知らせが。シンケンジャーは名無し連中と戦うが、外道衆に子どもたちを連れ去られてしまう。外道衆のアクマロは子どもたちの涙で現世に「賽の河原」を作り出し、三途の川を現世に引き込もうとしていたのだ。

 ひとつ積んでは母のため〜、って、地蔵和讃って今時わかるのかなぁ。
 地蔵菩薩ってのは子どもの守護者にされていて、幼くして死んだ子どもが父母を偲んで石を積み上げては獄卒にそれを崩されることを繰り返す賽の河原で、現れて子どもたちを救っていくわけだけども、よく考えたら三途の川とかの用語が出てたシンケンジャーで賽の河原が出てくるのは至極当然だよなぁ。
 それと幼くして両親と別れ、心のどこかで「親に捨てられた」と感じている茉子の話が進んで行く。先代のシンケンジャーの戦いは丈留の父親が命を落としたりと壮絶なものだったのだけど、先代ピンクである茉子の母親も生き残りこそしたものの、心と体に深い傷を負っていた。それを癒すために茉子を置いて移住したのだけど、茉子もそれを聞いて受け入れられるほど十分に大人になっていた。
 しかし、親の身勝手と知りつつも茉子に引退を勧める父親の申し出を受けるかはまた話が別。茉子は両親を許しつつも、シンケンピンクとして戦い続けることを選ぶ。
 今回はロボ三体そろいぶみだったけど、次回はついに全部合体らしい。ダイゴヨウは合体しないから、11合体か。つか、いろいろくっつけすぎ……ってより、牛折神、モウギュウダイオーになったら縮んでない?


  仮面ライダーダブル #7「Cを探せ/フィリップはそれを我慢できない」。今日も片っ端から「地球の本棚」の本を調べまくっているフィリップ。だが、一冊封印されて読めない本を見つけてしまう。その本に書かれているのは「ヘブンズトルネード」について。関連事項について検索したフィリップはそれが新鋭のストリートダンサー、弾吾が関係してるらしいことを知る。
 そんな時、事務所に石にくくりつけられた投げ文が投げ込まれる。文の内容は正体不明の依頼で、風花高校に怪しい人物が現れるから捕まえてくれというものだった。
 依頼云々より乱暴な依頼人に頭に来た翔太郎はその正体を知るべく捜査を開始、手がかりを求めて風花高校へ向かう。だが、フィリップは「ヘブンズトルネード」に取り憑かれて勝手に事務所を抜け出て弾吾を探しに行ってしまう!
 高校に着いた翔太郎だったが、到着早々怪しい人影を見かける……しかし、自身が不審者と間違われて警備員に取り囲まれる羽目に。振り切って怪しい人影を探すが、校長室から悲鳴が上がる。ゴキブリの力を持ったコックローチドーパントが校長を殺そうと今まさに迫っていた。ダブルに変身して追い詰める翔太郎だったが、いいところでフィリップが弾吾を見逃しそうになって動揺、結局取り逃がしてしまう。
 一方、弾吾に追いついたフィリップと亜樹子だったが、弾吾は彼らが鳴海探偵事務所の人間と聞いて動揺、突然駆けだした彼を追いかけてフィリップたちがたどりついたのは風花高校だった。
 ドーパントの目的を知るために情報通の女子高生から情報を得ていた翔太郎は、今高校生の間で話題になってる「闇の仕置人」裏サイトのこと、校長はそこで「駆除」を依頼された標的「星野」という女生徒と同姓だったため間違えて襲われたことを知る。
 一方、弾吾は学園内でかつてパートナーだった星野千鶴を探し求める。鳴海探偵事務所に正体不明の依頼をしたのは実は彼だった。のみならず、裏サイトで星野の駆除依頼をしたのも彼であることが判明する。どうして自分で駆除と護衛を同時に頼んだのか……わけがわからないままドーパントと戦うダブルだったが、弾吾と千鶴が仲違いしている限り、ヘブンズトルネードは見られないと知ったフィリップが動揺。その隙を突かれコックローチドーパントに超スピードでルナとトリガーのメモリーを奪われてしまう。

 ダブル、臨機応変に能力を変えられるし強いんだけど、メモリがかなり簡単に奪われてしまうのな……しかも、フィリップの旺盛すぎる好奇心が、かなりの弱点……チームワークが上手く行けばアノマロカリスの時みたいにお互いの長所を生かし合うけど、逆だとそれ以前にちぐはぐ……
 依頼は、どうもかつて風花高校の生徒だった弾吾はなんらかの理由でパートナーだった千鶴と袂を分かち、そのことを怨みに思い裏サイトに駆除を依頼した物の、すぐにそれを後悔し翔太郎たちに彼女を守るように依頼したらしい。そして、彼らの繰り出す大技が「ヘブンズトルネード」で、二人が解散したために本棚の本も参照できなくなってしまったと。一旦興味を持つと納得できるまで諦めることを知らないフィリップは、それを見るまで当分使い物にならなさそうだけど、元々弾吾たちは不仲で別れたみたいな上に、弾吾が千鶴の駆除を依頼したと彼女に知られ、かなり絶望的なような。
 しかも今回の敵のコックローチドーパントはかなり強敵。戦闘力自体はそんなに高くないけど超スピードで翻弄する戦法に対抗するにはルナトリガーの曲がる弾道くらいしかない。しかもしつこいし、ルナとトリガーのメモリーを奪われて、どう対抗するのか。
 てか、コックローチドーパント、力入りすぎててぶっちゃけキモイ。w^  そしてダブルを抹殺するために園崎ファミリーが遣わしたのは、飼い猫にメモリを刺したスミロドン(サーベルタイガー)ドーパント。こういうのもアリか。


2009年10月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] この場合、「お前が言うな」でいいのだろうか……?

  人気漫画家『けいおん!』を批判「空虚だ。不気味。気持ち悪い」ロケットニュース24 )。吾妻ひでおを「人気マンガ家と言っていいのか微妙なところではある気はしますが、御大とは言ってもいい気はするのでそのへんは良しとして。
 「けいおん!」のアニメは特に主旨なく、女の子が視聴者にうけるようなかわいらしい仕草を延々繰り返すというのが唯一の主旨なので、言ってみれば「イメクラ」、バーチャルの裏やその他の要素を楽しむという「現実との接点」が拒否され、メイドカフェ的気持ち悪さというのは非常にもっともだと思う。うん、とってもわかるし、今の美少女ものの下地となるロリコンブームで大きな役割を果たした者として、というよりあの当時突き詰めてああいう形で発表していた人として、現実とのすりあわせなしに発散してその意味を自問しない態度というのにもの申したくなる(のだとと思う)のは、よくわかるのだけど……
 系譜を考えると、紆余曲折あったとは言え、間違いなく吾妻ひでおの関わった流れの系譜であり、それを思うとなんか非常に微妙な感じ……
 似たようなものとしては 小室哲哉が、「自分とつんくが今のJ-POPの安易な流れを作ってしまった」と述懐してたりあかほりさとるがラノベ業界が危機的だ と言ってたりするのと似たような「いや、もっともなんだけど、あんたが言うか……」というような感じが……もっとも吾妻氏の場合は思っても見なかった方向に自分の関わったものの結果が向かってしまっており、小室哲哉の場合、自分の行動を反省してるようにも見えるのに対し、あかほりさとるは……まあ、戦略的には非常に納得いくんですが、この人には間違いなく「お前が言うな」と言っていい気はする。

[アニメ] キルミンずぅ#3

  キルミンずぅ #3「ノラネコに恋されて」。リコ、リムに加え、姉のナギサもキルミンに。母のハルカにそのことを相談すると、ハルカはキルミンのことを知っていた。が、父や、他の人には黙っているように言われる。
 ともかく得た力を鍛えようとキルミンに変身して特訓する姉妹だったが、なんだか変なデブのオス猫にリコが見初められてしまう。
 それ以来デブ猫につきまとわれ迷惑するリコだったが、そんな彼らの学園生活を見張る怪しい影が……

 なんつーか、微妙に河森っぽい感じが……アルジュナ的な意味で。まあ、今回は監督じゃないから暴走はしないと思いますが。
 デブ猫につきまとわれるリコは「猫と人間が恋人になれるわけがない!」と言うが、カノンに「どうしてなれないの?」と聞かれ、逆に返答に詰まってしまう。ナギサに相談するが、「人間だって相手といろいろ違う。人間の場合は違ってたら相手と話すけど、猫の場合はどうする?」と言われ、キルミンになってデブ猫の説得を試みる。キルミンになっても猫の言葉はわからないのか……そんな場合は猫地蔵の首を折って(番組違い)
 結局、説得より完全に猫化したリコがまだ全然子猫の姿だったのを見て、デブ猫は生殖相手ではないと認識、あっさりリコから手を引く……って、そうじゃなかったら(猫的に)18禁展開になってたのか? いろいろきわどいな。
 で、「どうして(人と動物が)恋人になれないの?」と疑問をぶつけた彼女は、「アニマリアン」という種族の純血種で、純血の伴侶を求めて母に連れられ日本に来たとのこと。キルミンじゃなく、元々動物になれるらしい。逆にキルミンがアニマリアンの力を人工的に再現したのか?
 ケンに興味を持ったカノンを母親が「人間なんかに」といさめることから、なんかやたらと人間を格下に見てるけど、母親の目的は娘の伴侶捜し以外にもある?
 そいでもって、来週はケンとタマオがキルミン化。「誰でもキルミンになれるわけじゃない」らしいけど、アニマリアンと関係あり?

[その他] そう言えばそんなキャラがいたな

  【鳩山ぶら下がり】(2)「私の役割は指揮者」(2/5)産経 )。いや、「全然指揮できてないじゃん!」って突っ込んだのもさておき、それより引っかかったのが「 私はもともと申し上げておりますように、ある意味でのコンダクター的な役割だと思います。(中略)そして、それを全体として、ハーモニーがとれるように指揮をしていくこと。」って部分。いや、そういえば数年前の仮面ライダーで「パーフェクト・ハーモニー」って言葉をモットーにしてたキャラがいたなぁ、と思い出して。
 完璧主義で自信過剰。借り物の力を自分の指導力と勘違いして、それが失われたら腹心の部下からも見限られてあっという間に失脚。再登場時にはかつての面影の影も形もない、妬み嫉みの塊の超ネガティブキャラになってたわけですが。
 これは「リアル地獄兄弟」を拝めるという、啓示なんだろうか?


2009年10月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日はまた一段とひどい

 鳩山政権の動き、昨晩の「パーフェクトハーモニー(笑)」の件はまだお笑いだったのだけど、たとえば子ども手当について財源を「地方や企業にも分担」と野田財務副大臣が言ってたかと思えば鳩山氏が「 基本的に 国費でまかなうべき」、そしたら平野官房長官が「マニフェストに国費でやると書いてありましたか?」と……すげえ不協和音w 大した名指揮者ぶりだこと、と思ったら、今度は開業医に対する増税、環境税導入への積極的な議論……「政権を取ったら現実路線になる。豹変する」と言ってた議員がいましたが、確かに豹変しましたね。主に暴君方面にですが。まあ、これも見えてたことですが、マスコミ(特にテレビ)は積極的に報道してないみたいですから、しばらくはごまかしが効くでしょうね。もっともそれもいつまで続くやら。経済界も距離を測りつつもあまりに滅茶苦茶やれば敵対するだろうし。
 で、子ども手当関連で鳥取県の平井知事の発言がちょっと笑ってしまった。 「うなぎ注文したらマムシがかみついてきた」と知事日本海新聞 )。
 福祉も確かに大事だけど、福祉は全体経済の健全があってこそ成り立つのであって、すぐさま切り捨てて良い物でないにしろ優先順位を間違えてはいけないのは当然。けど、先の選挙の時に民主マニフェストの、基盤となる経済対策の貧弱さを指摘した大手マスコミってほとんどなかったのだよな……
 ダイエットと同じで、経済なんざ出るものと入るもののバランスだというのに。
 当の首相は 所信表明で「経済合理性に偏らない経済の実現」を訴える時事 )という意味不明の寝言を仰ってますが、鳩山氏の専門って元々経営工学じゃなかったでしたっけ? 国家経営にも工学にもうといように思えるのですが……