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2009年09月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] お約束の権力闘争

 民主党、閣僚人事をめぐって予想通りの権力闘争が……福島瑞穂防衛相あるいは厚労相という面白すぎる悪夢の展開になるかと思いきや、流石にそれはまずいと思ったのかそれはなくなった模様。他にも小沢氏があからさまに人事介入をしてきたり、閣僚候補に面白すぎる名前が続々出たり……まあ、人材が不足してるんでどうしたって満足行く顔ぶれにはならないでしょうが。これで実務者である官僚を敵に回したり粛正したら、ほんとどうなるのか。いや、官僚側の肩を持ってるわけではないけど、ホント絵に描いたような山出し革命政府だなぁ、と。どうせならロベスピエールはおらんのか? ベルバラでも長谷川哲也版でもどっちでもいいぞ?

 それはそうと「宙のまにまに」、修学旅行の話を一話まるまる削って、「映像特典」と真っ正面から言い放つとは、いっそすがすがしい。w

[その他][マンガ] コマ割りの段数

 「咲」の連載最新掲載分で大ゴマ多用で展開が襲いのを取り上げられ、「アニメに追い越されるわけだ」と半ば揶揄気味にネットでも取り上げられてた。大ゴマ多用はそうなんだけど、前から実はちょっと気になってたことが。
 主に週刊少年誌で顕著なんだけど、コマ割りの段組が3段なのが当たり前になってない?
 いや、人によっては「今更何言ってるの?」と当然言うだろうけど、マンガのコマ割りは4段が基本、という頭がどうしてもある身としては、3段は演出は派手になる代わり、微妙な機微が出しづらい気がして、そればかりだとどうも違和感がある。
 とりあえず気になってコンビニで「ワンピース」と「ナルト」の単行本を見てみたけど、どちらも見事に3段。4段基本の分割でも段ブチ抜きコマとかあって実質3段がほとんど、ってのが今は多いのだけど、そうではなく、最初から3段前提の分割。ただ、ワンピースにおいては変形コマが多すぎて、4段分割では視認性とかの問題もあって無理なのだろうとは思うのだけど。
 一応念の為にコンビニで映画化に合わせてコンビニコミック化してた「カムイ外伝」を確認してみたけど、やっぱりこの年代はかなりガチガチの4段。
 手近にあるコミックスを見てみたけど、いわゆる「オタク向け」のものは3段のページがほとんどのものが多い。ただ、コマ割りのパターンとして4段の変形(2段分を1段分にして3段に分割)というものも多く、この辺は4段分割の系統なのだと思う。漫画サンデーなどのオッサン向け漫画誌では、4段分割なのがまだまだ主流でもある。ただ、そうじゃなく最初から3段前提の分割のものってのが、今はかなり多い気がするのだけど。
 それが今の時代に合わせたスタイルなのだろうし、無論悪いことではないのだけど、映画で言うと細かいカット割りの切り替えばかりが主流になってその刺激にばかり馴らされているようで、「ほんとに今の流れは正しいのかな?」という気にもなりはする。いや、それ以前に作家ごとのコマ割りその他の技量の差があるから、そう単純な話でもないのだろうけど。


2009年09月13日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#29とダブル#2

  シンケンジャー #29「家出提灯」。新しくできた仲間、ダイゴヨウと源太がゴールド寿司で喧嘩をしてる。歯に衣着せぬダイゴヨウに沸点の低い源太が耐えきれなくなってしまったのだ。喧嘩の挙句、ダイゴヨウは源太の元を飛び出し社会で通用することを証明しようとするが、提灯のダイゴヨウを雇う所などなく、四苦八苦。そんな二人を皆が気にしていたが、一番気にしていたのは茉子だった。

 姉御肌だけど微妙に乙女な茉子が源太とダイゴヨウの諍いをなんとかしようとそれぞれを説得しようとするのだけど……でも、源太を自分と同じ「料理が下手」と言ってしまうのは、どうかと……「いや、俺普通……」と源太が言っても聞く耳持たないし。
 ダイゴヨウにも話をしに行って、実際仲裁に役に立ったかと言えば微妙なのだけど、結果的には源太たちを動かし、仲直りさせる。
 そいでもってダイゴヨウの力で幻覚の分身を操るアヤカシを撃破。まあ、ダイゴヨウのプロモーションってところですか。あんまり茉子の話にはなってなかったけど。


  仮面ライダーW #1「Wの検索/街を泣かせる者」。探索の対象であった戸川が変身したマグマ・ドーパントを倒したダブル。しかし、巨大な何かが突然現れ、戸川を奪い去っていってしまった。そして戻った事務所で、戸川が死体で発見されたというニュースを知る。依頼主である真里奈に恋人の死を報告するが、その涙に戸川殺しの犯人を見つけることを誓う翔太郎は、街の情報屋・ウォッチャマンに戸川にガイアメモリーを売った男の情報を聞く。ウィンドスケール破壊犯は単独ではなく、共犯者がいて、やはりガイアメモリーを手に入れたそいつが戸川の口を封じたと推理したからだ。
 案の定、調査をする翔太郎を襲う恐竜の顔を持つドーパント。メモリギアでそいつを追い払った翔太郎は、ウォッチャマンから案の定戸川と一緒に売人からガイアメモリーを買った人物がいたと知る。
 そして、探偵事務所でフィリップが検索した犯人の名前は、「津村真里奈」だった……

 T−レックスドーパント、怪人体はどうかと……ちゃんと巨大化するけどさ。
 流石に本格推理物にするとネタが続かないので、翔太郎の推理をフィリップが検索で裏付けるって形にしていくのかな? フィリップの頭の中には地球上のほとんど全ての情報が収まってるとは言え、絞り込み検索をしないとフィリップ自身も適切な情報を引き出せない。翔太郎が材料を集め、フィリップが決定的な情報を導き出す、なのか。
 で、幼なじみの真里奈が共犯であることを知った翔太郎に、フィリップは心ない言葉を浴びせる。腹を立てた翔太郎はフィリップを殴りつけて事務所を飛び出す。
 そして真里奈の荷物からガイアメモリーを見つけた翔太郎は、真里奈に自首を勧めるのだが、すでにメモリーに精神を浸食されていた真里奈は、ドーパントに変身して待ち伏せていた警官隊を突破する。
 建物を破壊して襲いかかるTレックスドーパントに、危機に陥ったところでリボルギャリーに乗ってフィリップ登場。予言した通りの展開になったことで翔太郎を責めるでもなく、翔太郎に殴られたことを気にする風でもなく、「どうして殴られたのかな?」と、飄々と翔太郎のメモリを差し出す。
 そいでもってダブルの第二のメインフォーム・ヒートメタル。炎を操るヒートボディとパワーのメタルボディの組み合わせに加え、バイク、ハードボイルダーも換装で飛行形態になってドーパントを撃破する。つか、ヒートメタルフォームよりハードボイルダーの方が役に立ってね?
 右半身側の特徴は結構出てきているのだけど、左半身の特徴がどうにも武器だけになってしまいがちのような……その辺り、大丈夫なのかなぁ。
 あと、所長に収まった亜樹子に関しては、まだいろいろ今後の方針が出てくるまで触れないことにしますか。


2009年09月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、普通はそういう見方しますわな

  EU、民主の「温室ガス25%削減」絶賛読売 )。
 排出削減をめぐる国際交渉で、最も急進的な目標を唱えてきたEUの立場を後押しする効果が期待されるためだ。

 日本の産業界が目標に反対して新政権への働きかけを強めることも予測し、最大限の賛辞を送って、新政権の退路をふさぐ狙いもありそうだ。
 ま、普通はそう見ますわな。日本一人が言質を取られた形。なんの益もないのに、アピールできる成果ばかり急ぐから……
 それはそれとして 「党人事は小沢代表、失礼、代行に」9日の鳩山代表朝日 )。本音を出さないでもみんなそう思ってるから大丈夫。
 それと 民主新政権、事務次官会見を廃止 岡田氏が意向日経 )。まともに答えられる政治家がいるんかいな。ま、いるとは思いますが、愉快な発表の連続にはなりそうですな。

[その他] これはひどいスレw

  この想い栗山千明に届け!2ちゃんコピペ道場 さん)。なんつーか、これはいい変態。でもちょっと気持ちはわかるかも……


2009年09月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 前と同じじゃん?

  民主党の鳩山由紀夫代表は15日朝、都内の私邸前で記者団から「どのような内閣になりそうか」と鳩山新内閣について質問を受けると、「それよりも、イチローのあの活躍はすごいじゃないですか」と開口一番、米大リーグで史上初の9年連続シーズン200安打を達成したマリナーズのイチロー外野手を絶賛した。時事 )。党首討論で「財源は? ボランティアでまかなうって具体的にはどうやるの?」と問い詰められると「人の命より財源が大事なんですか!」と説明放棄して逆ギレした頃からちっとも変わってませんが。結局その後も曖昧なことを言ってまともに質問に答えてないし(まあ、「小沢代表」では答えようもないのだろうけど)、結局の所相変わらずですね。
 ここ半月ばかり株もやらないのに日経平均株価を見るのが毎日楽しみですが、明日は組閣発表の影響で少し上がるかな? 海外市場に大きな動きがなければ午前に上がってまた下がり、市場様子見のまま前日よりやや高めで推移して終了、くらいかな。一万円割れは何時になるかな?

[アニメ] 咲#23

  #23「本気」。県内大会個人戦本戦。久と当たり、その策略でカンできずに苦しむ咲。更に、東横桃子がステルスモードに入ってしまい、流れを一気に持って行かれてしまう。本調子の出ない咲は合宿の時の久の言葉を思いだし、ネット麻雀の感覚を思い出し、桃子のステルスを破り逆転勝利する。
 続く本戦最終試合、個人戦にのみエントリーしているダークホース・南浦数絵とぶつかる。南場になると異様な強さを発揮する南浦に本調子が出ず、またも苦しめられることに。

 う〜ん、全国出場の個人戦三選手は福路、和、咲ですか。まあ、三人しか出れないので仕方なくはあるのだけど、透華お嬢様完全に当て馬で終わってしまったのが……つか、聞いたところの最終回の展開からすると、全国出場が清澄と風越だけって、あれ? あれ?
 南浦は健闘したけど、ぽっと出のアニメオリジナルキャラのつらさで結局あまりからめないまま敗退。キャラも薄かったしなぁ。
 そして前日間違えて否定されたのに、またもや鶴賀の部長は加治木と間違える藤田プロ。わはは。
 本戦最終戦では和と純も当たってたけど、おかしな鳴きをして場の流れを狂わせコントロールするという純の得意技も、和の特殊能力「そんなオカルトありえません!」で一蹴されてしまったらしい。いや、特殊能力というか。
 原作ではまだ出ていない個人戦の扱いがどうなるかわからないけど、アニメでは番外編というか場外乱闘のオマケ的な扱いになるのかな。
 しかしやっぱり最後まで当て馬扱いだった透華お嬢様が……(まだ言うか)


2009年09月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 計算違いと計算通り

 今日の日経平均株価、午前は米市場の好調に引っ張られて上げ基調だったのと、閣僚発表が昼過ぎだったので昼過ぎに一過的上昇がずれこんだのは自分の完全な情報不足。でもそれ以外は大体こちらの予想した通り。閣僚発表後は一過的に上がったけどすぐ下がり、昨日より若干高めで推移して終了。
 明日も高めで始まり、数時間で下がって今日より少し高めで推移して終わる、ってところだろうけど、鳩山政権が実働するに伴いたぶんどこかで大幅に下がるところが出るはず。それは三日後か十日後かはわからないのがアレ。ただ、一ヶ月後ということはないと思う。菅氏は自信満々に「オールスター政権」と言ってるらしいけど、「よしもとオールスター」並の微妙さとしか言えない。
 よくわからない名前が多いので総括はとてもできないのだけど、あからさまに「だめだろ」というのがいる中で「ちょっと期待したい」というのもいたり。でもまあ、多分ダメだろうね。こちらの興味は鳩山内閣が何時崩壊するか、どのように崩壊するか、なんだけど。少なくとも来年の参院選は鳩山政権だとヤバイ、って状態になってると思うから、それまでには辞任すると思うんだけど。
 本当に豹変したら大したものだけど、昨日書いた通り、以前の通りだものなぁ。

[アニメ] 宙まに#11

  宙まに #11「それは白い雪のように」。高見女子天文学部との合同合宿に冬山にやってきた蒼栄高校天文学部一同(受験シーズンの部長は除く)。しかし予想外の冬山の厳しさに、一年生グループはさっそく防寒意識の薄さをツッコミされまくる。
 天候は生憎の崩れ模様ながらも他校との交流もあって盛り上がる合宿だったが、姫は一人、朔の手前もあっておしゃれ重視の格好をしてきてしまい、途中にあったコンビニに装備を買いに一人合宿所を出る。しかし、その後急に吹雪きだし、雪山の中で帰り道を見失ってしまう。

 冬山なめんな〜! って、いや、本格的な冬山は体験したことないですが。でも、姫ならスキーくらい行ったことあるんでは……って、高校デビューだっけっか。
 高見 腐女子スターズ 萌えガールズの冬山装備指南は……間違ってないけど、間違ってるような。やまねこ座たんにしろ、異様に男らしいさゆりの冬山ファッションモデルにしろ。いや、秋口の山ですら無茶寒いので、ホント装備はちゃんとしないといけないってのはわかるんですが。
 合宿所も暖房の不調で寒さに耐えかねた姫は持ち前の意地っ張りから美星や高見女史の生徒に言い出せず、インナーだけでもとコンビニに向かうのだけど、僻地のコンビニが24時間営業とは限らず……その上吹雪いて帰り道が不明。まあ、場所によっては携帯も通じないだろうしなぁ。
 姫が一人外に出るのを見ていた美星が後先考えずに追いかけ、二人がいなくなったことに気付いた両校は大騒ぎ。姫も意識が遠のいたところで追いかけてきた美星に合流できたのはいいのだけど、結局帰り道はわからず二人で遭難ナウ。しかしひたすらテンパるばかりの姫に対し、姫を気遣い、吹雪が晴れた後の星空を楽しみに語る美星に、つい朔をめぐるあれこれを重ねて「余裕ぶってないで、ライバルとしてちゃんと向き合って!」と言ってしまう。快諾する美星だけど、当然、ライバルの意味は絶賛誤解中……
 結局吹雪も晴れ、意外と近くまで来ていた二人。つか、合宿所の前の広場……まあ、こんなオチだと思ったけど。でも、江戸川結構役に立ってるのに評価低いのな。つか、あのリビドー丸出し具合では仕方ないのか……


2009年09月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] はずれ。

 今日の日経平均株価推移予想は大外れ。原因は海外の株価が思ったより上がりそれに引っ張られたのと、市場は様子見というのは正しかったけど新政権への不安があまり全面に出てなかったことか。「環境税を四年以内に」とか円高容認発言とかいろいろアレな材料はあるけど、既に市場は織り込み済みってことか。
 しかし環境税とか円高容認とか、何考えてるかわからないなぁ。環境税は不足してる財源分としてでっち上げるためにということも考えられるけど、円高容認は……外貨準備金を「埋蔵金」として使うために市場介入をしない口実にしてるのか、それともFX相場になんか利権でもあるのか。短期政権と見てさっさと稼ごうとしてるという見方も出来ないではないけど……
 いずれにしても「内需で云々」と言ってる割に国内企業の景気対策はストップさせるわ、円高容認で海外製品との市場競争を不利にするわ、出鱈目に見えるのだけど、市場はそうは見てないのかなぁ

[アニメ] うみものがたり#12

  うみものがたり #12「島の心 人の心」。光の巫女として覚醒したマリンと夏音の力もセドナを身に宿したウリンには通じない。ついにマリンたちと海と地上をセドナの闇の力が覆い尽くす。
 セドナの正体――それは、夏音たち島の人たちが海に流してきた、耐えきれない悲しみの集まりだった。巫女の力も失ったマリンにウリンは光の心を捨てるように促すが、ウリンを好きという心を捨てたくないマリンは、それを拒否し続ける。このまま光の心を捨てなければ命ごと光の心が消えてしまう。ウリンはマリンを助けるため、自分を憎むように仕向けようとする。

 展開としてはお約束なんだけど、それにどう説得良を持たせるか。異能バトルの要素はあったものの、丁寧に日常のすれ違いや思いやりのやり取りを描いた。自分でもどうしようもない嫉妬・独占欲に振り回されるウリン。自分の中にあったほんの少しの闇の心に気付き、とまどい迷うマリン。邪悪を装い人を近付けまいとしていたのは、人と一緒にいて生じる苦しみから逃げたかったからだと気付いた夏音。その他の人々、小島や大島、鈴木や都もほのぼのした中でそれぞれの影を描いて、セドナの正体は誰にでもある弱い心、それは光とか闇とか、正義とか邪悪ではなく、ただ誰にでもあるものだということを、しっかり見せた。
 セドナが浄化され、掟に従いマリンたちと別れを告げなければならなくなった夏音が、マリンに自分の気持ちをどう伝えればいいかわからず、最初、「愛してる」とマリンのように言おうとして言えず、最後の最後、海に帰ろうとするマリンに自分の言葉で気持ちを伝えることができる。
 うみびととそらびとは交わってはいけないという掟が唐突だけど、まあ、普通に考えれば騒動になるからダメに決まってるか。ただ善良さの固まりだったマリンは自分の弱さと向き合い、克服したかはともかく弱さと向き合う強さを憶え、夏音も人と向き合う勇気を得て、二人の主人公の成長もしっかり描かれてました。って、外にしか目が向いてなかったマリンと、内側にしか眼を向けてなかった夏音がそれぞれ内と外に眼を向けるようになったということで、その意味でも対象的な配置だったのだなぁ。そして、違うがゆえにお互いを好きになり、心を通わせ認めあえるようになる描写も良かった。
 パチンコ原作で、さらに要素がいろいろとっちらかりそうだと心配だったけども、終わってみると佐藤監督らしい叙情的な良作になりました。いや、ホント良かった。


2009年09月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんつーか

 鳩山内閣(っつーか民主党)を「山出し革命政府」と書いたのは確かに自分ですが、ここまでまんまだと、なんとも……というのが、わずか二日半の総理・閣僚発言を見ての感想。「確かにここは直して欲しい」という部分もあるけど、それ以上に「でっかいアドバルーンばっかり」というのが……福島瑞穂が比較的まともに見える日が来るとは思わなかった。いや、多分気のせいなんですが。
 フランス革命は次にナポレオン→王政復古(途中百日革命含む)→第二共和制→ナポレオン三世→第三共和制、だっけ? (調べたら七月王政とかも挟んでるようで) さて、日本の場合この後どうなるのか。ナポレオンに葡萄玉ぶちこまれないだけマシと考えるべきなのか。

[アニメ] シャングリ・ラ#24

  シャングリ・ラ #24「理想郷土」。え〜、いや、後半あれだけ勢いばっかり先走って無茶苦茶だった原作を良くも悪くも無難にまとめたなぁ、と思うのですが、アトラス計画がなんのためだったとか、つぶしてどうなるのとか、そう言った部分も滅茶苦茶部分と一緒に切り離してしまったので、なんとも。いや、その辺も滅茶苦茶だったんですけどね。
 美邦を悪者にしないために小夜子が善玉になり、それでは話が持たないのでポスト小夜子として後半に登場して悪役側での狂言回しとしてしつこいくらい出てきた涼子をどうまとまりのあるポジションに押し込むかで腐心してた感じで、なんともまあ。そのため、原作では死んでなかった人たちも多数死んで決着になってしまったし。
 国仁は涼子に童貞切られなくて良かったね、とか、ミーコは死んで神様になったのは良かったのか悪かったのかとか、メデューサは確かにここで収まりを付けといた方がいいなあ、とか、色々。
 どうせなら涼子が國子と美邦の母親とかした方がそこらへんの話の収まりはついたんじゃない? と思うのだけど……最後までなんとも置いてけぼり感がただよう番組でしたが、ある意味ゴンゾらしいとも言えたり。


2009年09月19日() 旧暦 [n年日記]

[映画] カムイ外伝

 夙谷(しゅくだに)の非人として生まれ落ちたカムイは、人々からその身分故にさげすまれる非人の生活から抜けだすため、伊賀の忍者となった。しかし忍者になっても命令で人を殺し、その命を省みられない下忍の立場に目指していた自由はなかった。自由を求めて抜け忍となったカムイを待ち受けていたのは追っ手からただひたすら逃げる日々。その追っ手の中には、カムイの親しかった者もいたが、それらを迎え撃ち命を奪っての逃亡生活だった。
 そんなある日、松山藩の領内で見ずぼらしい身なりの男が。領主の愛馬、一白(いちじろ)の脚を切り落として逃げるところに出くわす。男が何故そんなことをするのかという好奇心と幼い頃からの権力者に対する反発心から、男の逃亡を手助けする。
 男は松山藩奇ヶ島(くしきがしま)の半兵衛という漁師だったが、半兵衛と一緒に島に向かう船に乗っていたカムイは、こともあろうに助けたはずの半兵衛により荒れる海原へと突き落とされる。
 半死半生のまま島に流れ着いた半兵衛は今度は弱り切ったカムイを助けるが、カムイの半兵衛への疑念は消えない。が、カムイの気にかかっていたのは半兵衛だけではなく、半兵衛の女房お鹿もだった。彼女はカムイが少年時代に刺客の一人として命を狙い、大頭により始末された抜け忍・スガルに違いなかったからだった。
 過去のことを忘れていなかったのはカムイだけではなかった。スガルもまた、カムイに残る刺客の少年の面影を見抜き、自分を狙ってきた刺客と思いその命を狙う。
 カムイはと言えば、漁師たちの間で暮らし、半兵衛の娘サヤカらと過ごす内、貧しいながらも助け合いながら生きていく彼らの姿につかの間の安らぎを憶え、また半兵衛の狙いもかねてからの不漁により困窮する家族を救うため、何故か魚を引き寄せる一白のヒヅメを使って角(つの:疑似餌のこと)を作るためだったと知り、彼の人柄に心を許していく。
 しかし、カムイに心惹かれていくサヤカに横恋慕する村の男により、領主の馬を殺したのが半兵衛だと密告され、領主の手の者によって半兵衛が連れ去られてしまう。
 カムイ外伝ですよ、忍びが通る獣道ですよ。不安が一杯ですよ(マテ)
 今回映像化されるのは長編としてまとまりの良い「スガルの島」編とは言え、昨今のコミックの映画化・ドラマ化の傾向を見るにつけ、サヤカとの淡い交流をベタベタのラブロマンスにされるんじゃないかとか、チャチなアクションとかでお茶を濁されるんじゃないかとか、心配しても不思議はないですよね。しかも基本設定が被差別民の主人公。変な設定変更もされるんじゃないかと気が気でないわけで。
 結果から言うと、杞憂でした。映画ではのっけから「非人、非人」と連発してます。カムイや女優の格好も、とてもみすぼらしいです。ボロのつぎあてが実にそれっぽい。これがサスケとなると更に「術を仕込むにも金がいる……」と貧乏くささの極みになるわけですが。
 絵作りもあちこちでCG臭さが結構気になるところはある一方で、そうでないロケハンはかなりすばらしいです。なによりアクション。吹き替えなしのアクションでこれだけのものを見せるってのはかなりすごいかと。変移抜刀霞切りが(FSXを使ってるとは言え)ちゃんと変移抜刀霞切りに見えるし。カムイの二つの秘技・変移抜刀霞切りと飯綱落としは欠かせないでしょう。まあ、ナルトとかが忍者ものの典型だと思ってる人にはどう見えるかわかりませんが。
 いろいろ気になる部分はあるものの、アクションや美術、ロケハン、あと全体的にリアル路線な演出(忍術とかのアレは別だけど)、そして山崎努のナレーションで個人的にはかなりの満足です。
 ラストもカムイが無念を晴らすだけで、結局これまでと一緒の逃亡生活に戻るというのも、用意されたカタルシスを与えられるでもなく、ただ自由を求め逃亡するその決意を宿した姿の美しさと共に、カムイに安らぎが訪れない後味の悪さが微妙に残る。こうでなくてはやはりカムイ外伝ではないよなぁ。
 ただ、鮫殺しの渡衆の活躍が尺の都合で削られたこと、あと、最後のカムイの怨みの晴らし方が 原作やアニメでやった「生きながら鮫に喰い殺させる」というは流石にできなかったのかやっていないのが残念か。
 スガルの島は一旦連載が終了したカムイ外伝をアニメ化するにあたり、全26話の不足分のプロットを白土三平に打信、白土氏から渡されたシナリオを元に書かれたものが先で、数年後に開始したカムイ外伝第二部の連載でそこから書かれたという特殊な経緯のもので、それが今回の実写映画化に際し選ばれたというのは興味深い。
 それにしても映画冒頭のマンガの画像を使ってのカムイの過去の説明は、大島渚監督の「忍者武芸帳」を思い出して *1 、なんだか微妙な感じでした……
*1: マンガの画像を使って紙芝居方式的に映画を作成した実験作。つか、見るとまず戸惑う。


2009年09月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#30とダブル#3

  シンケンジャー #30「操学園」。鷹白学園に生徒と教育実習生として入り込んだことはと流ノ介。鷹白の生徒たちがまるでロボットのようになってしまう事件が起き、外道衆の仕業と睨んだ彼らはその潜入捜査のために潜入したのだ。しかしシンケンジャーの中でも天然ボケコンビが心配で他のメンバーははらはらする。
 案の定、過去の経験から流ノ介はアヤカシが学園内の誰かに化けてると考え、ことはは服にアヤカシが取り憑いてると考えてそれぞれ学園内で奇行を繰り返す。だが二人の思惑にも関わらずアヤカシは見つからず犠牲者は増えるばかり。とうとう学園内でまともなのはことはが仲良くなった絵里という女生徒一人になってしまった。流ノ介は彼女こそがアヤカシに違いないと言い調べようとするが、ことはが彼女を庇い、見逃してしまう。そして再び絵里を見つけた時、絵里もまたアヤカシに操られ……
 ことはの友人を疑ったことと、流ノ介を止めたことでアヤカシに襲われる隙を作ってしまったことで二人はそれぞれ自分を責めてしまう。

 天然ボケコンビの活躍第二弾? 今回は奇行以外はおとなしめですが。でもそんな二人の心配をして、源太はダイゴヨウをお目付役についていかせるけど……ボケが3重になっただけでは……
 しかし今回のアヤカシ、筋麻呂が送り込んだ刺客という割にはあまりぱっとしなかったような。学園の生徒を操って「これから殺し合いをしてもらいます」をやりたかったと言ってるけど、別に生徒全員操るまで待たなくてもやれたのでは……つか、なんでじょじょにしか操れる人間を増やせなかったんだろう? 結局、今回はダイゴヨウの手足交換アピールの回かなぁ。


  仮面ライダーW #3「Mに手を出すな/天国への生き方」。亜樹子が押しかけ所長に収まり、鳴海探偵事務所は犬猫探しの依頼ばかりで翔太郎は大いに不満。そんな時、家に寄りつかなくなった娘を捜してくれという夫婦が飛び込んでくる。その娘・優子は実家で営む和菓子屋の看板娘だったが、突然粗暴で派手好きな性格になって人が変わったようになってしまったという。それは噂となっている幻の地下カジノ「ミリオン・コロッセオ」が関わっているらしい。
 一人で尾行しようとする翔太郎だが、無理矢理ついてきた亜樹子が出しゃばって見失ってしまい面目丸つぶれ。仕方なしにウォッチャマンからミリオン・コロッセオに関わる人物を聞き出し、その男を訪れたが心神虚脱状態でまともに話が通じない。しかも借金取り立てに来た男がドーパントに変身する。しかしフィリップが何故か直前の検索で「家族」という言葉を聞いた途端動きを止めてしまい、Wに変身するのが遅れてしまう。しかも、新手の登場により当のドーパントを逃してしまう。
 ミリオン・コロッセオにはドーパントが関わっていることを知り、その事を優子に話してカジノ通いを辞めさせようとするが、優子はすでにそのことを知ってて聞く耳を持とうとしない。しかし彼女とのやりとりで所在不明のカジノの行き方が問題だと気付いた翔太郎は噂で出てくる地名をキーワードに絞り込み検索、カジノが定期行路に見せかけた専用バスで人々を集めてることを突き止める。
 翔太郎は亜樹子を事件の調査から遠ざけようとするが、亜樹子は言うことを聞かずに一人でこっそりカジノ行きのバスに……翔太郎は事件を嗅ぎ回る彼を疎ましく思うドーパントに襲われるが、ドーパントの体内には人々から集めた生気がコインにされてため込まれ、ドーパントを倒せば一緒に人々も死んでしまうと聞き戦いを躊躇する。更にまたもやフィリップがおかしくなってしまい、Wはたたきのめされてしまう。

 亜樹子が新所長になってハードボイルドを気取る翔太郎は面白くないみたいだけど、経営はむしろ堅実そうな……でもその亜樹子も妙に調査に出しゃばって、ライダーのヒロインは結構高確率で鬱陶しいのに従ってるような……
 で、さらにWの弱点も露呈。フィリップの失われた過去に関すること、それとそれに起因するメンタルの問題で挙動がおかしくなってしまうこと。そうすると、それに引っ張られて変身できなかったり、翔太郎の思うように動けなくなったり……それにマネードーパントも格闘能力は低いけど、人の命をコインにしてため込んでるせいで人質を取られたも同然になってしまう。ってそれどんなダービー兄弟だよ?
 さらに霧彦も先週の試練を無事に乗り越えたのか、ドーパント体になってマネードーパントをアフターケア。まだ全身は現れてないけど、ベルトを使ってはいるけど手を見る限りはライダーではないような? しかしその霧彦によれば、Wのメモリーはメモリー売人である彼ですらも聞いたことがないものらしい。咲子は意味ありげな言葉ではぐらかすが、1話冒頭を見ると当然知ってるはずだよな。Wのシステムはそんなにヤバイものなのか?
 それと絡んでフィリップも、人造人間ということではないらしく、記憶を消されて改造された人間らしい。いきなりその辺が明かされるとは思わないけど、ちょっとは出てくるのかな?