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2009年04月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#9とディケイド#12

  シンケンジャー #9「虎反抗期」。丈留と流ノ介の稽古を見て感心する千明。丈留の腕ももちろんだが、流ノ介も負けず劣らずの剣裁き。だが、他のメンバーはそれは認めるものの、流ノ介の剣裁きが型どおりなことを指摘し、「どちらが強いのか」という千明の質問の答えを明言しようとしない。
 そんな時、新たなアヤカシ・ヒトミダマが現れる。ヒトミダマは先の大戦時はぐれていた虎折神をその術で意のままに操り、そしてシンケンジャーも操ろうとする。他のメンバーは異変を察知して攻撃を避けるが、逃げ遅れた千明が術を受けそうになるのをかばった流ノ介が代わりに攻撃を受け、ヒトミダマに操られてしまう。
 仲間と戦えるのかという千明に、丈留は本気で勝負をすること、自分に考えがあることを告げる。だが、常に本心を見せない丈留に、千明は心底信頼できず不安をぬぐいきれないでいた。

 三体目のオプション折神登場と、殿としての絶対的立場を崩そうとしない丈留と他のメンバーとの関係の、ちょっと改善。
 新しい折神は……虎はいいんですが、なんでドリル?
 これまで千明が一番腕が劣り、ことはがそれより上、茉子は不明で、丈留が一番腕が立つというのは示されたけど、これまであくまで裏方的な立場ばかりが強調されてた流ノ介が、意外にも丈留と同等クラスの腕と示される。でも、それは道場での練習試合の話。実戦の場の駆け引きではやはり丈留が一歩抜きん出ており、流ノ介に術をやぶるモヂカラを打ち込むことに成功する。が、それは流ノ介が術破りのモヂカラの威力に耐えられるかどうかの賭けでもあった。操られたことで自分を責め、自分には家臣の資格がない、と言う流ノ介に勝手に流ノ介の命を賭けたことを詫びる。
 今回、一応丈留と流ノ介の話なんだけど、視点はやはり丈留のことを信じて良いか迷う千明に寄っている気が。シビアな上下関係の意識を持つメンバーより、やっぱそっちの方が視聴者目線に近くできるのか。


  ディケイド #12「再会 プロジェクト・アギト」。新しい世界にやってきた士たちだが、テレビではグロンギ出現のニュースが流れている。「またクウガの世界に戻ったのか?」と思った士たちだが、クウガの代わりに出てきたのはメカメカしい外見の仮面ライダーG3-X……ここはクウガの世界と酷似したアギトの世界だった。が、G3-Xはグロンギを倒すものの暴走して甚大な被害を出してしまう。テレビではその記者会見で、警察のG3-X運用責任者が出てくるのだが、それはクウガの世界で死んだ八代刑事そっくりだった。「アネさん!」と、自分の世界の八代ではないのは承知で飛び出すユウスケ。後を追おうとした士も、自分の姿が今度は郵便配達員になってるのに気づく。そしてその手には「芦河ショウイチ」宛の転居先不明で未配の手紙が握られていた。
 八代の元へと向かったユウスケは、G3-Xのあまりの危険性に装着者が逃げてしまい、途方に暮れる八代を目にする。「アネさんにとって大事なものなら」と、G3-X装着者選抜に志願するユウスケ。だが、志願者の中に海東大樹の姿もあった。
 一方、手紙に書かれていた住所にやってきた士と夏美は、荒れ果てた屋敷にたどり着く。そこには転居したはずの芦河ショウイチがいたが、彼は手紙を受け取ろうとせず、自分に近づくな、出て行け、と冷たく言い放つ。そう言われておとなしく引き下がる性分ではない士はさらに食い下がるが、そこに怪物が現れ、ショウイチを襲おうとする。だが、その怪物はグロンギではなくアンノウンだった。
 ショウイチはなんらかの理由でアンノウンに襲われているらしいのだが、その理由を語ろうとしない。挙句、無理に押しつけようとした手紙をやぶってしまう。士はその手紙の内容を見るのだが、読み終わるや否や、再びショウイチの元へと行き、「俺がお前を守ってやる」と突然言い出す。
 その言葉に、ショウイチはあざけり笑いをすると「こんな化け物の俺を守るってか?」と、触手をまとった仮面ライダーの姿に変身する。

 アギトは平成仮面ライダーシリーズの第二弾として登場し、その世界観は「未確認生命体たちが暴れ回り、未確認生命体4号によりその事件が収束した後の世界」というものだった。これはクウガからの移行をスムーズにするためと、視聴率が振るわなかったときにはクウガを登場させる布石だったとか。が、結果的に視聴率も好調で、一部クウガのファンからも不興を買った。それもあって、「アギトの世界の未確認生命体はグロンギそのものではないし、4号もまたクウガではない」というパラレルワールド設定を公式に表明するということがあった。
 で、今回のアギト世界はオリジナルよりクウガ世界に近いものになってしまっているらしい。ライダー以外にも一部主要キャラはオリジナルのものをアレンジして登場させている。555の真理→555世界の由里のように。で、今回は……小沢番長ですか。orz しかも真面目でカタブツだった八代が。ユウスケは別人であるとはわかっていても、慕っていた八代のために出来ることがあるならとG3-X装着者に志願する。が、同じく何かを狙ってる様子の海東も志願し、圧倒的身体能力で正装着者の座を奪ってしまう。かろうじて副装着者として選ばれたユウスケは、八代のためにこの世界に残ると言い出すのだが、海東はいざ戦いとなるとG3-Xを脱ぎ捨て、ディエンドになって戦う。それを見たユウスケは、八代の夢であるG3-Xが無碍に扱われることに不満を隠せない。つか、ひょっとして今回のユウスケって、尾室ポジション?
 一方、訳ありの男・芦河ショウイチは、人と交わることを極力避けようとしていた。士が配達しようとしていた手紙にその事情がわかることが書かれていたらしいのだけど……手紙を読んだ士は、何故かショウイチを守ると宣言? だが、ショウイチはそれを拒絶してエクシードギルスに変身。手紙が八代からのものだとすると、ギルスはアギトになり損なった者がなる不完全なアギト、という設定だったから、G3-X→ギルス→アギトという三段変化をするのか? しかしG3、ギルスではなく、G3-X、エクシードギルスとは……確かにエクシードギルスは歴代のメインライダーの中で最も凶悪なシルエットだから仕方ないけど、すっかり悪役扱いだなぁ。

[アニメ] 新番組をいくつか5

  • クロス・ゲーム:あだち充原作。原作は未読。第一話からいきなりヒロインが死んだりと、ちょっとびっくり。つか、それ以前にあだち充作品が素直に面白いと感じるようになるとは……自分も年を取ったなぁ。(やたらと設定詰め込み式で地に足の付かない作品が増えたせいってのもありますが) のっけにヒロインが死んでどうするんだ、と思ったら、真のヒロインはその妹の模様。ただし、大好きな姉が主人公に取られたと思ってた子供の頃のまま、大きくなったようで。つか、ここでも戸松か。
  • 戦場のヴァルキュリア:PS3のシミュレーションゲーム原作のアニメ化。視点はヒロインの方寄りになってるようですが。ライフルの構え方とかが根本的に間違ってるわけじゃなかったので、まあ、いっかと。ただここでも、女性兵士(民兵)の軍服がミニスカートなのはどうかと。
  • 07-GHOST:よく理解できない(多分)大きなお姉さん向けアニメその2。主人公が群を抜いて才能を持ってるとか、クール系少年だとか、出生に秘密があるだとか、多分その辺が基本なのでしょうね。個人的にはそんなことはどうでもいいけど、軍服着てるのにちっとも軍隊でも軍人でもないのがアレ。
  • 夏のあらし!:「スクールランブル」の小林尽原作の少し不思議系マンガのアニメ化。原作は、正直「あずまんが大王みたいなものを」と言われて描いていたスクールランブルより、ずっとちゃんとしてると思う。ただ、コマ割りが古くさい気がするのだけど。これってわざとじゃなく、癖なのだと思うけどなぁ。それはさておき、「まりあ†ほりっく」に続いての新房監督の新作でもある。OPの悪ノリは相変わらずだけど、今回は外し気味かなぁ、と。話は、単発のドタバタ話を第一話に持ってきて、キャラ紹介およびおおよその世界観のつかみを紹介。キャラのデザインで時々女性キャラの縦横縮尺が間違ってるんじゃないかと思えた以外は、面白かったです。ただ、原作がまだ連載中なのと、どうシリーズ構成するかで以後どうなるかわからないのだよなぁ。


2009年04月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「いやさかえ」騒動

 麻生首相が10日、天皇皇后両陛下の結婚50周年祝賀行事で「弥栄」を「いやさかえ」と読んだことで産経新聞等が「誤読」と報道、でもその後「誤読じゃない」という指摘で謝罪なしに記事を削除したり、謝罪もそこそこに言い訳にならない言い訳をしたりというアレ。
 私は「弥栄」は地名とかくらいでしか知らなかったので、「いやさかえと誤読」という報道を見たとき、「いや(いよいよ)さかえ(る)って意味だから、日本語のルール的には間違ってないよなぁ。「さか」だけじゃさかえるという意味にはまずならないし。「いやさか」って言葉自体がいやさかえ」の「え」を省略したものが広まったんじゃないのか? 省略形の方が正式になったのかな? う〜ん」などと首をひねってたのだけど、やっぱおおよそその解釈で良かったよう。
 で、 この誤読関連で記事が消えたり訂正されたりする前のブログを検索する と、かなりの数が「弥栄っていやさかって読むんですね。知りませんでした。見たことのない言葉なので」とか、「いやさかえでも間違ってないよ」とかいうものなのだけど、やっぱりそれでもかなりの数「また誤読!」とはしゃいでるものがある。訂正してるものもあるのだけど、かなりの数そのまま放置してたり、実際に見に行くとこそっと消してあったり……ずいぶんと釣り針に引っかかったものだなぁ。
 それはさておき、真っ先にこの報道を流したのが産経というのもちょっと意外だったのだけど(産経は全体的に麻生氏擁護の方向性があると思ったので。まあ、同じ新聞社でも記者によってスタンスの違いは多々あるのでさほど不思議ではないですが)、その後、記事をこっそり消して謝罪・訂正がない、というのも意外。産経は誤報の訂正を結構迅速にするというイメージがあったので。(まあ、全部が全部ではないでしょうが) このへん、どういう話なのかなぁ、というのはちょっと気になる。
 しかし、コメント欄を開放してないブログは、訂正をきちんとすべきと思うのだけどなぁ。

[その他] え? なんで報道されないの?

 まあ、わかっててわざと言ってみたんですが。
  麻生首相ら、混乱のタイから脱出 予備機もフル活用産経 )。
 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の会議に出席するため、タイ中部のパタヤを訪問していた麻生太郎首相は、反政権派による暴動のあおりを受けて、早々に帰国した。その際、民間機で事前に入国していた各省職員らも急遽(きゅうきょ)、一緒に連れ戻すなど、予備機を含めて政府専用機2機をフル活用するドタバタの「脱出劇」となった。

 「報道陣はこちらに乗ってください!」

 11日午後8時(日本時間同日午後10時)前、パタヤ近郊のウタパオ海軍基地。首相同行の記者団は、叫び声を上げる外務省職員に誘導されて専用機に乗り込んだ。本機に並んで駐機していた予備機には、タイに先乗りしていた省庁職員らが吸い込まれていった。
 省庁職員のみでなく、報道陣も政府専用機で迅速に退避させたとのこと。じっくり考える余裕があればいざ知らず、とっさにそこまで出来るってのは、正直自分も麻生氏を見くびってました。そういや、若い頃は結構修羅場をくぐってたんだっけ。
 さらにすごいと思ったのはここ。
 やっとの思いで乗り込んだものの、機内食は予備機の分まで準備されておらず、首相が宿泊先のホテルに手配してサンドイッチを差し入れる場面も。首相は機内で同乗の職員らに「取り残されなくてよかったな」と声をかけてまわっていた。
 普通ならパニックに陥って逃げるのに精一杯だろうに、そこまで気が回ってるというのが、よしんば事前に不穏な空気を察知してたとしても、びっくり。この脱出劇は、今のところ産経の記事でしか見てません。
 この記事そのものが私は知らなくて、某方に教えていただいたんですが、その方に麻生氏が帰国してすぐに何をしてるか教えていただいて更に唖然。
  小学生に交通安全訴え=麻生首相goo ニュース )。
 「じこがない そんなまいにち うれしいな」。麻生太郎首相は13日午前、東京都大田区の区立萩中小学校で開かれた「春の全国交通安全運動中央大会」に出席し、直筆の標語を児童の代表に手渡した。
 エエエェェェ!? 暴動の起こったタイから省庁職員および報道陣を引き連れ、脱出してすぐにコレですか!? この交通キャンペーンって、4/13のことですよ?
 正直、ちょっと想像を絶する。誤読だのなんだのと騒いでるマスコミって何なの?
 三月までのマスコミの盲滅法なバッシングに対しても、我関せずとばかりに目的の行動を行っていたのでもかなり見直したんですが、今回はそれに輪をかけてびっくりですわ。


2009年04月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ALL ABOUT EVE

  イヴの時間 っていう短編連作アニメがネットで配信されてて、面白い、って話を聞いてはいたのだけど、ふと見ると ニコニコでも1話から配信が始まっている のに気付いて(元々配信していたYahoo動画は公開期間が終わっていた)、#1「AKIKO」を見てみた。
 時は未来、舞台は、たぶん日本。ロボットが普及してかなり経ち、人間型ロボット(アンドロイド)が普及してまだそんなに経っていない社会。そんな社会でアンドロイドを人間のように接し依存するアンドロイド精神依存症(ドリ系)が社会問題としてマスコミに騒がれ出していた。
 主人公のリクオは家政婦アンドロイドのログを見て、買い物の最中にどこかに寄り道をしているのを知る。彼女はどこに行っていたのか、それが気になり、どちらかと言えばロボット嫌いの友人、マサキと共にGPS記録を元に彼女の行っていた場所に行く。
 ビルの通用口のような扉をくぐり、地下へ降りていくと、そこには「イヴの時間」という喫茶店が……一歩店内に入ると目に入ったのは「この店では人間とロボットを区別しません」という注意書き。ここではアンドロイドも目印である頭上のリングを消し、人間もアンドロイドも外見的にはまったく見分けが付かず、またお互いそれを詮索してもいけない、という、特殊なルールの場だった。
 この喫茶店「イヴの時間」を舞台に人間とアンドロイドの短いエピソードが描かれていくのだけど……アンドロイドは音声コマンドによって入力された命令に忠実に従い、無表情、無感情なのだけど、多くの人間は「機械」と割り切ってる中、たまにその外見があまりに人間と同じなために割り切れない者もいる。主人公リクオもその一人。リクオは他の人がアンドロイドをどう思ってるのかを知りたくて、店の客の一人に「どうしてこの店に来てるのか」を聞くのだけど……
 オチは想像しなかったわけではないけど、描き方が秀逸。その事がわかった時点ではちょっとホラーっぽい雰囲気もあるけど、でもその後でそうではなく、コミュニケーションの話であることが描かれる。つか、人間と架空の存在であるアンドロイドの共存の思考実験SF的な見方も出来なくはないけど、ファンタジー的な部分も多く、これって結局「人間同士の、普遍的なコミュニケーション」が根本にあることに気付かされる。相手が何を考えてるかわからない、相手は自分と違う、違う相手と触れあうのは怖い……わからないけど、でもそこから一歩踏み出せば相手のことが見えてくるかもしれない、ということを提示している。
 これは寓話としてもSF系の話としても、演出的に見てもクォリティたけえ。
 ちなみにリクオの姉はエロい。


2009年04月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組をいくつか6

  • クイーンズブレード:ネット配信。なんかいろいろと聞いてましたが……ネット版では温泉地でもないのに湯気がw いや、「攻撃されると脱げてきわどいショット」はオリジナル通りなんですが、モロ出されるのもなぁ……一応原作発売初期の主要キャラメインに進んでいくのかな? でもイルマは雑魚っぽいですが。
  • 初恋限定。−ハツコイリミテッド−:ネット配信。河下瑞希原作の連作的恋愛マンガのアニメ化。個人的には「BLE○CH」とか「ONE PI○CE」とかより情報量が多くて好きだったんですけどね。それはさておき、これはかなり頑張ってるなぁ、という評価。QBとちがって、まっとうな意味で。やっぱ中心は中学生グループらしいけど、高校生グループも出てくるようなので安心って言えば安心かな?
  • 涼宮ハルヒの憂鬱:「アニメ第二期」「第二期改め再アニメ化」の京アニの釣から早何年? 再放送なんですが、全28話だそうで、おそらく第一期に続けて新作の第二期の分をやるのでしょう。まぜこぜにする可能性はまだあるけど。その間にいろいろありました。「監督の域」とか鷲宮商工会がぶいぶい言わせたりとか、絵で話が進まず台詞で話が進むアレとか。どうも基本的に今度は時系列順に話を流すらしいけど、作画とか演出とかはともかく、今見ると、やっぱ時間が経ってるなぁ、という部分もある。OPで「ここ音程伸びてないなぁ」とか「あ、ここ音はずれてる」とか。いや、この時より声の方々は成長することこそあれ、劣化してるわけではないですから、今と比べるとやっぱアラは見えてしまうもの。おそらく今度こそ「消失」をクライマックスエピソードに持ってくるのだろうけど、「また京アニの釣りか」と言いつつも、どんな釣りを用意してるかワクテカしてる自分もいたりする。

[その他] 北野誠がほされてるとか

 なんか、サイキック少年団の発言が元で、テレビ、ラジオ問わず一斉に降板をしてしまったとか。いろいろ憶測が飛び交ってるし、「干すのではなく、問題をやりすごすためにとりあえず露出させないようにしよう」という意図だとか、あと今回の発言だけが理由じゃなかったみたいな報道もされてるけど、いずれにせよ何かトリガーとなる存在があったのでしょうね。単にコップにしずくが垂れてある一滴でこぼれた、ってことじゃなく。
 そのトリガーが何かはわかりませんが、北野誠はその悪口がウリなのだから、度量の小さいことだなぁ、と思う。たとえばゲンダイがいろいろ書いたところで真面目に受け取る人がどれだけいるのか、と思うし、ゲンダイがいい加減なことばかりを書くからと潰されたら、それはそれで悲しい。もっともその他の理由でつぶれる分には知ったことではないですが。w
 しかしこんなご時世なのだから、問題発言と思われるところとかが流出してても良さそうなものなのだけど。


2009年04月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 痴漢冤罪とか

  痴漢裁判で逆転無罪の防衛医大教授「胸がすく思い」産経 )。以前、一度だけ通勤中にそれっぽい現場(痴漢してる最中ではなく、女子高生が駅員を呼んで男の人を指さして何か言ってた現場)に出くわしたことがあって、それが本当なのか誤解だったのかはわからないんですが、否応なく満員電車で通勤の身としては、これは考え出すとかなり真面目に怖い。もし自分がその身になったら、「運が悪かったね」で済ますにはちょっとダメージが大きすぎるし。とは言え、無論だからと言って痴漢被害の女性が泣き寝入り、ってのも良いわけはない。じゃ、どうするのがいいか、というと抜本的解決法なんてなく、お互いの一般良識を期待するしかない、という状況なワケで。
  明日は我が身!?痴漢えん罪を回避する5つの極意zakzak )なんて記事が出てくるのもわかる。でも、これでも万全じゃないというのがアレ。個人的には両手が必ず何かでふさがってる状況は作ってますが、鞄を押しつけてきたとか言われたら……って、鞄押しつけてそもそも何が楽しいんだ? まあ、世の中にはそういう嗜好の人もいるかもしれないし、やられた女性がイヤなのは間違いないでしょうが……いっそのこと、ハンブラビ法よろしく、痴漢されたと主張する女性は相手の男性を逆に痴漢しても良いとするとか……ああ、ダメだ、それは逆にいろいろとダメだ。


  なぜ日本文化は変な外人ばかり惹き付けるの?【海外掲示板】誤訳御免!日本視覚分か研究会 )。別に日本がロリとかエロとかそんなばっかなわけではないのですが……何十年か前までは、洋物のエロとかがかなり重宝されてたわけですし。その頃より規制がゆるくなったとかはあるにしても、要は「どこを禁忌とするか」とかの意識の違いの上に築かれたものと、あと、「他人のものはとりわけエキセントリックな部分ばかりが目に付く」ってことでしょうね。でも、なんかそのエキセントリックな部分しか目に入ってない人が、夢中になる人も引く人も多そうだってのが……
 あと、日本文化の他の部分、侍だとかに興味を持つのが本当だ、と本流ぶってる人もいますが、昔に比べればおそらく英語等のそれ関係の書籍も増えていると思いますが、「侍の精神」とか言ってる時点で結構ミーハーな気が。

[アニメ] そらかけちょっとだけ

つつじ「良く聞きなさい、ベンケイ。人間はね、自分のプライドを投げ打ち、ドロをすすってでも生き延びなければならないの」
ベンケイ「だったら、普通にこの船に乗せてくれるように頼めば……」
つつじ「わかってないわね、ベンケイ――そんなの私のプライドが許さないわ!」
ベンケイ「お前の言ってることはさっぱりワカラナイ!」
のやりとりは不覚にも笑ってしまった。


2009年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組をいくつか7

  • けいおん!:ぼーっと生きてきた主人公の唯は、高校入学を契機に何かを始めようとしてたのだけど、やっぱりぼーっとして4月が終わろうとしてしまう。そこで門を叩いたのは、担任の会話を小耳にはさんで知った、部員が集まらずつぶれかけの軽音部だった。が、唯は楽器を弾けないどころか、軽音部がどんな部活かも知らなかった……京アニ期待の新作。まあ、バンド始めようとして打ち合わせしてないのに全員楽器がばらばら、それも全員ギター以外、というのはファンタジーなのだけど、まあ、それはそれ。相変わらずレベルの高い作画なのだけど、なんだか微妙なもっさり感が。フェチっぽいこだわりが演出に見られないというか。面白いことは面白いけど、世間での評価は大分京アニブランドによるものの気がするなぁ……ところで平沢唯って、「平沢進」のもじり? 他のキャラも元ネタいるのかな?
  • 蒼天航路:王斤太作の、曹操を主人公にしたぶっとんだ解釈の三国志のアニメ化。原作の連載が開始したときには「あのGONTAが、歴史大作とは……」と思いましたが、話が進むと、やっぱGONTAはGONTAだったというか更に輪をかけてGONTAだったというか、なんかそんな感じ。BSアニメ夜話で取り上げられていた時にも「一枚絵的な作画」と指摘されていて、あの決めゴマの独特なポーズの動きをどうするのかというのが気にしてたポイントなのだけど、OPの動き、特に民衆を前にした劉備の動きだとか夏侯惇のポーズだとか、おそらくCGと組み合わせてるであろう作画も、原作の雰囲気を崩さないようにかなり頑張ってる。これはかなり期待かも。
  • 東のエデン:卒業旅行でワシントンD.C.に来た森美 咲。彼女はそこで全裸で現れた奇妙な青年と出会う。だが、彼は過去の記憶を失っており、携帯と、怪しげな武器と、偽造臭いパスポートのみを持つ、世界の命運を決めるゲームのプレイヤーの一人だった……事前情報何もなしに見たけど、これはちょっと予想外の収穫かも。最初、エキセントリックなキャラである朗以外は少し技術が進んでいるだけのちょっとだけ未来の話かと思ったら、ラストにいきなりミサイルが東京直撃とかやってるし。いや、絶対狙ってこのタイミングでやったわけではないだろうけど。この奇妙な世界がなんなのか、キャラも魅力的だし、かなり面白そうな予感。
  • 忘念のザムド:PS3でネット配信されていたSFアニメを地上波配信。戦後の日本を思わせる、大国の管理下に置かれた先端島、宗教指導者によって扇動されたテロ、とここまでだと戦後構造と911以降の云々カンヌンとなりそうだけど、テロは無差別な殺戮が目的じゃなく、ある存在を生み出す意図の元行われている様子。ただ、なんかエウレカセブンの悪い部分を集めた感じになりそうな気もするのだよなぁ……不思議な世界観とかは結構好きなんだけど。


2009年04月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#10とディケイド#13

  シンケンジャー #10「大天空合体」。すべての折神が揃って喜ぶ丈留たち。さらにじいの言うところによると、シンケンオー以外の三体の折神が合体し、「ダイテンクウ」になるという。そのため、三体の折神の搭乗者を割り振られるが、実力から考慮されて丈留、流ノ介と、モヂカラの扱いが巧みな茉子の三人に決まる。それを聞いて千明は自分が選ばれなかったことに悔しさをおぼえ、何時になく特訓に身を入れる。
 それを好ましく捉えていたシンケンジャーたち、とりわけじいだったが、新たに現れたアヤカシに流ノ介と茉子が追加ディスクを使おうとしたとき、千明は何を考えたか茉子の持っていたカブト折神ディスクを奪い、勝手に使おうとする。が、モヂカラの不足のせいでディスクは発動せず、結局アヤカシを逃がしてしまうことに。そのことをじいから激しく叱責され、ショドウフォンまで取り上げられた千明は、腹を立てて志葉家を飛び出してしまう。

 戦隊物は目的も主人公たちの立場も最初からはっきりしてる分、序盤部分の成長がライダーとかより描き易いよなぁ。とは言え、今回の千明は流石にあかんでしょ……無論、それは邪魔をしようとしたのではなく鍛えた自分なら使えるかもしれないと思ってのことなのだけど。まあ、じいが怒るのは当然かと。
 とは言え、高校を出たばかりの子供。千明も自分の力を高めようとしてのこととわかってはいるじいは、内心言い過ぎたのかと後悔する。それを、丈留に指摘されるも、「皆を一人前にするのも自分の使命」と頑固ぶりを発揮する。しかし、「全員モヂラカが異なるように、自分と同じようにしてもそれがいいとは限らない」と丈留に言われてしまう。その言葉にやり方を変えることを決意したじいは、千明にモヂカラの根本、自分の力の具体的なイメージを持つようにヒントを与える。
 って、それって要は無茶苦茶初心者扱いってこと? まあ、基礎を知らずに扱っててもそこそこ扱えてたってことは、それだけ地力があったってことかもしれませんが、う〜ん。
 次回は、志葉家の者が持つ、何かの秘密をめぐってドウコクと十臓が本格的に対立、三つ巴になるらしい。まあ、十臓はそのうち味方になるんだろうけど。


  ディケイド #13「覚醒 魂のトルネード」。エクシードギルスにベルトをはずされ、生身のままデルタのルシファーハンマーを受けそうになった士だが、直前でユウスケに助けられ、事なきを得る。だが、エクシードギルス=芦河ショウイチはこれに懲りて自分に関わるなと譲らない。その場でただ一人事情のわからぬユウスケだったが、その男が八代が必要としている男であり、前G3-X装着者だと聞き、激しく動揺する。
 一方、新たな敵、アンノウンの出現に、G3-Xのさらなるパワーアップの必要性を説明する八代。彼女はその存在を予期して開発していたG4チップを使おうとするのだが、大樹の目的はそのG4チップだった。チップを奪って逃げようとする大樹に、八代の想いを踏みにじられまいとかじりついて逃がさないユウスケ。だが、八代はG4チップを自ら破壊してしまう。「本当に大事なものは、そんなものじゃない」そういう八代の言葉に、大樹はさらに価値のあるお宝とは何かを見極めようとする。
 その頃、光写真館ではショウイチを守るという士の言葉に、夏美たちが目を白黒させていた。士は人類の進化を止めようとするアンノウンに、人類の次の段階である「アギト」に目覚めかけたショウイチが襲われていることを八代の手紙で知ったのだった。ショウイチが殺されれば八代が悲しむ。そんな八代の悲しむ姿を見れば、きっとユウスケも悲しむ……そう思ってのことだった。
 だが、ショウイチはあくまで暴走する自分の力から人を遠ざけようとし続けていた。そんな彼に、もう一度G3ユニットに戻るよう、ユウスケが説得を試みる。

 上手いことまとめたなあ、という印象。八代は小沢であるだけじゃなく、部分的に真魚でもあったのか。いや、その真魚の中の人は、次の電王編でも出てくるのかもしれないですが。
 アギトの主人公翔一は、「みんなの笑顔を守るため」と言っていたクウガの後を継いで「みんなの居場所を守るため」というのを戦いの理由としていた。映画版では「真魚ちゃんの笑顔が、俺の居場所だ!」とも言っていた。
 この世界のショウイチはアギトの力に目覚め、自分の居場所を見失い、居場所であったG3ユニットから姿を消した。一方ユウスケは、パラレルな世界の八代の笑顔を守ろうと、そこにいようとした。だが、そこは本当のユウスケの居場所ではなく、そこには本来別の誰かがいるべきはずの場所……それがなくては八代は本当に笑顔にならないと察したユウスケは、ショウイチに、八代の待つG3ユニットこそが彼の居場所だと訴える。
 そして、アギトの力に目覚めつつも、人間として生きていくことを決めたショウイチは、ギルスではなく完全な力を持つ姿・アギトとして覚醒。ディケイド、ユウスケの装着したG3-Xと共に戦う。
 いや、正直エクシードギルスの方が素のアギトより強いと思いはするんだけどさ。でも「DEEP BREATH」をBGMに喰った弁当で最終パワーアップ、よりは、まあおかしくはないかも。
 その他、ショウイチに、最終回の誠の台詞「俺は、ただの人間だ!」を言わせたり、やっぱりあちこちくすぐりがあるなぁ。アギトの変身したトルネーダースライダーモードにディケイドとG3-Xが乗るのは、スペシャル版の冒頭の部分からだろうなぁ。
 結局、大樹はお宝は目の当たりにするものの、盗める物ではないと次の世界へ。アギトとしてアンノウンと戦うことを決意したショウイチは再び八代の待つG3ユニットに。それを見極めたユウスケは、満足そうにアギトの世界に別れを告げる。
 次は電王の世界。脚本は小林靖子で、映画との連動回らしい。でも、「この世界はもう終わってたんだな」ってのは、良太郎はもう電王にならないってことなのかなぁ。他のキャラはなんかオリジナルっぽいですが。


2009年04月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回を見たもの4

 多分これで今期最後。
  • 地獄少女 三鼎:前半、逆恨み系の話が多く、正直見るのが苦痛になって視聴継続をどうしようか迷ったのですが、折り返しから話が急転。「ゆずきがあいの次の地獄少女」という話になって、地獄少女とはどんな存在か、という、意味づけの話になっていって、特に終盤辺りは面白かった。
    毎週見せるシリーズものとしてちょっとこの構成はどうよ、というのもないではないけど、全部見てからだと全体的には好評価です。
    ところで気になるのは、はじめちゃんは一体どうなったんでしょうか?……シリーズ最大の謎?
  • 鉄腕バーディーDECODE:02:リュンカ事件の後、結局悲劇は悲劇を再生産する、という悪循環の中、その中の核がバーディの幼なじみだったことで、バーディは命令通りにこなしてきた任務のように解決ができなくなってしまう。
    ナタルへの感情が恋だったかどうかは微妙だけど、割り切れない感情というものに直面してしまったバーディーの成長ものではあったと思う。作画的に動画優先で簡略化された部分が今シリーズは何度かあったけど、個人的には特に問題とは思わなかった、というかラストバトルは「ノエイン」には及ばなくとも想像力の限界に挑戦した表現だと思う。
    そういえば中杉さん、原作にも出てたなぁ……
  • 明日のよいち!:え〜……最初から最後までまったく感想も方針もぶれることがありませんでした。ある意味では立派、かな?
  • ミチコとハッチン:主人公(?)のミチコが当初期待した「なんでもパワフルに正面突破する」ってキャラじゃなかったのが肩すかしと言えば肩すかしだけど、「逃げた男を追う」ということにがむしゃらに突き進んで行き、その途中でそのヒロシを知らず神格化してたことをうすうす感じ取ってしまい、でも旅でハッチンとの間に絆が生まれ、旅の目的がヒロシではなくハッチンに切り替わっていったのは、やっぱこういうの好きだわ、という感じ。
    ハッチンがその後賢く幸せに生きられたかというとそうでもなく、なんだかヒロシたちの二の轍を踏んでるのは現実的だけども、その中でもミチコとの旅が綺羅星のごとく生き続けてるってのは、なんかやっぱり良い。