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2007年10月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドラゴノーツ・ザ・レゾナンス#1

  ドラゴノーツ・ザ・レゾナンス #1「共鳴−つないだ手」。旅客シャトルのパイロットを父に持っていたジンは、父の操縦するシャトルの事故で、父と、一緒に乗っていた家族をいっぺんに亡くす。ジンは何故か奇跡的に生還するのだが、シャトルの事故が父の操縦ミスと発表され、世間の非難の目を一身に受け、鼻つまみ者として親戚を転々とすることに。しかしジンにいまだにつきまとうジャーナリスト・ヨナミネは、密かに太平洋開発機構ISDAとも接触を持っていた。ジンの父の事故の背後には崩壊した冥王星と関係する存在があることを匂わせるISDA。そして、そのISDAに事故以来音信が途絶えていたジンの親友カズキが、「ドラゴン」と呼ばれる存在と接触しようとしていた。ジンの方でもまた、その周辺に謎の少女の姿が暗躍していた。

 え〜っと乳アニメ。っつーか、基本的に女性の胸大きめ。ちっちゃい人もいますが、ちびっ子まで大きめってのは……どうやらこの世界では女性の存在感は胸の大きさに比例しているようです。おっぱいがいっぱい、とか書くと、うのまこと氏がキャラデザなだけに複乳とか思われそうだ。
 「操縦ミスによる事故」ということにされていたシャトル爆破と、太陽系外からの侵略者、そして「ドラゴン」と呼ばれる存在と、謎の少女「トア」。宇宙からの侵略者ってだけだとベタなのだけど、ドラゴンってのがなんなのかまだわからないので、そこらへんがちょっとわくわくする感じ。ISDAのリンドブルム・ユニットの隊員は新入隊員のカズキ以外は常に二人一組なのだけど、それが何か関係してるのかな?
 なんか敵の女幹部っぽいの(これも巨乳)も出てきたけど、なんかSFとファンタジーと戦隊ものっぽい雰囲気がちゃんぽんで、妙なような、くすぐったいような面白い感じ。

[その他] 「過大発表は普通」

 ってなコメントをあちこちで見るけども、「数の発表は演出」であるコンサートと、「数自体が威力として直結すると自覚している」抗議集会では、自ずと意味が違うと思うのだけどなぁ……極端な話、十人の抗議行動と一万人の抗議行動では受ける印象がまるで変わるし。
 まあ、参加者数の推定自体はおかしくないという試算もあるようですが(事実はどっちか知りません)、数が多かろうが少なかろうが、主張の内容がまっとうか否かが本来主眼でしょうにね。つか、「それだったら反対意見者も数を集めろ」って指摘もありますが、勘違いにしろそうでないにしろ「数の問題ではないのに、数を水増ししてる(主催者側は数で示威することを自覚してるんじゃない?)」ってツッコミと思われるので、「反対意見も同じように」ってのは的外れだろうなぁ、と思われ。
 元の主張に戻ると、それが集団自決命令ではないにしろ日本軍による非人道行為がありはしただろうが、「日本軍さえいなければ!」「全部日本軍が悪い!」というロジックが背景に見えるような論のはり方は、どうもねえ。


  <こどものじかん>テレビ埼玉が放送取りやめ 札幌の教頭児童売春事件に配慮Y!hl )。う〜ん、わりと過激な表現が多い原作なので、わからないではないところもあるのだけど、出てくる子供たちは売春とかをしてるわけじゃなくって、前記の事件のような大人をからかったり、あるいは子供でもきちんと恋をしてたりという流れでのことなのだけど。なにより、作品の主旨を理解した上で放送を決定したのだろうに。深夜アニメごときで危ない橋を渡りたくない、ということなのだろうけど……う〜ん。


  連続暴行で2審も不定期刑 少女9人被害の少年神戸新聞 )。個人的には無期懲役でいいと思うのだけど。いや、この手の少年による重犯罪を見るたびに思うけど、そのように追いやられてしまった環境というのも同情しないではないこともあるけど、それを「国費をかけて更生に力を注ぐ」というのは、どういう意義があるのだろうと考えてしまうときがある。損得を考えると「まるっきり損」なのだが、切り捨てろ、とも言い難いところもある。「犯人も不幸だったかもしれないが、そんなことをした罪は罪」と割り切るべきなんだろうか……う〜ん。


  【神戸・高3自殺】“2ちゃんねるで集まり献花”に「ゲーム感覚か」の声…他人が集う違和感。ネット中傷。いじめに繋がる薄気味悪さ痛いニュース )。「ネットは悪意を媒介する物であり、それによる善意はむしろ気味悪いだけ」って……そりゃ、人が集まったら迷惑だという場合は、それをきちんと考慮するなり、それがわかった人が注意をうながすなりすればいいだけのことで。つか、「いじめ」と結びつけるのは無理矢理すぎるような。メディアである以上、良いことも悪いことも伝えるのであり、どちらを伝えるかは発信者によるのにすぎない。つまり、コラム子は「ネットで発信する人間の善意」を否定し、自分の善意の絶対を主張しているにすぎない。けど、その保証はどこにもない。ネットで発信をする人間は今やちまたにあふれているし、それを否定するということは、一般庶民をすべて否定してるのに近い。その上で「自分は善意の存在」というのは……選民思想と言われても仕方ないような。

[アニメ] 大江戸ロケット#26とムシウタ#12

  大江戸ロケット #26「なんだかんだのリフトオフ」。最終回。信じていた遠山金四郎が、ロケット開発許可と資金の引き替えに、ロケット技術を転用した大陸弾道ミサイルの計画を幕府に進上していたことに衝撃を受ける清吉たち。「日本を守るための抑止力だ」という金四郎の正義もわからないではないが、ロケットを人殺しの道具にされることは清吉にとっては堪えられない。ロケット打ち上げが成功すればそうなるのだが、しかし、ソラを月に返すという当初の目的を捨てるわけにもいかない。ソラは苦しむ清吉を見ていられず、ロケット打ち上げを中止しようと言い出すのだが、清吉はロケットを打ち上げると言い出す。
 翌日ロケット打ち上げの日、外から邪魔をされない内部点火式にしたロケットに清吉も乗り込む。すぐに飛び降りると言うのだが、金四郎は清吉もソラと一緒に月に逃れようとしてるのだと察する。しかし、清吉がいなくても残った設計図で同じ物はいずれつくられるのだ。そんな時、間違いで若返りの秘薬を浴びて大増殖した青い獣がロケットに乗って宇宙に帰ろうと、発射場へと押し寄せてきた……

 ん、ん〜、まあこんなもんでしょうか。いろいろうやむやにされた気もするけど、面白かったのも事実だし。原作の劇の顛末は知らないけども、原作からそうなのか、シリーズ構成者の趣味なのか、鳥居がやたらと見せ場があったのが、また……実際には水野の失脚に際し保身し、あっさり水野を裏切ってしまっているのだけど。裏切ってるって点では「妖奇士」の方が史実に近いかな。先を見る目がなかったわけじゃないんだけど、それにより自身の依拠する物が脅かされることにばかりとらわれ、依拠する物の転換を許容するまでいかなかったのがこの人の悲劇なんだけど。そして、その人物に策謀陰謀の才があったことが他の人の不幸なのだけど。
 閑話休題。オールスターキャストでのラストだったけど、赤井が見せ場を持ったのが、ちょっと良かったという気も。いや、客観的に考えれば、水野が若返りの秘薬を捨てた池に青い獣を落としたんだから、クライマックスの元凶とも言えなくもないが、まあ不慮の事故だしね〜。
 黒衣衆たちがエンディングのイラストで何気に赤井と夕の墓を作ってるのが。赤井は、どこか憎みきれなかったとしても、夕は、赤井の伴侶だからってことなのだろうな。
 そしてなしくずしのラスト。まあ、こういう番組なんだけどさ……
 江戸時代にロケットという力業でどうなるかと思ったけど、なんだかんだで楽しませていただきましたわ。


  ムシウタ #12「夢ミル蛍」。こちらも最終回。う〜ん、結局なんだかわからん話でしたわい。なにがわからないかってえと、大人が介在しない世界だって事。特環は存在するけど、結局ガキどもと同じ視線で、これも子供組織なのだよね。少し前なら「セカイ系」と言われていたのだろうけど、まあそれも今更ですわな。話の基礎としては昔からSFではよくある、人より秀でた力を持った少年が社会に阻害される、って骨組みなのだけど、その辺がきちんと考えられたラストとは言い難いなぁ、と。ぶっちゃけて言えば、そういうのって思春期の少年少女が抱いている自意識過剰と世間とのギャップに気持ちが合致するから受け入れられる物なんだけど、おざなりの主張でなげっぱなしだからなぁ……
 作画とかは良かったと思うけど、やっぱラノベ原作は構成がむずかしいですわ。


2007年10月13日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム・アーク#1とシャナII#2とバンブー#2とマイセフ#2

  プリズム・アーク #1「騎士たちの戦場」。エロゲ原作のアニメ化。つか、前作があって、その前作の話を回想で脈絡なくはさまれても……つか、現主人公たちの話もなんか最初からクライマックスだし。とりあえず原作のキャラのアピール高いところをまず出しておけってところなのだろうけど、話は把握できても、感情がついていけるかってえのが……キャラはやたらとキャッチーなのが出てきましたが(特にシスター・ヘル。戦隊物の女幹部かいw)
 バリ監督なのでいきなり光に包まれて空飛んだり何だりは当然なのだけど、やっぱりレベルが高すぎるw


  シャナII #2「全ての序章」。本格的な第二シリーズ開始、なのだけど、ヘカテーっぽい転校生がやってきたりとか、なんつーか、ベタですなぅ。いや、捻ればいいってものでもないけど。用語とかが無駄にわかりにくいだけで、話は王道ってことなのですが。しかし、「黒の契約者」の後番になっただけに、ちと前番との差が……


  バンブーブレード #2「ブレイドブレイバーとお弁当」。たまきが「正義の味方」とたよりにされて、なしくずしに剣道部に入部。石田、もくろみ道理になったはずなのにどうやって入部させるかなやんでいたので脱力。ちょっとざまあとか思ったり。
 でも、そういうなしくずしで入った剣道部だけども、部員たちと昼ご飯を一緒にしたりと、普通に友だちになっていく。って、今まで友だちいなかったんかいな!
 キャラたちは可愛いんだけど、作画的には心配になってきたかなぁ。しかし予告のデスアーマー、良い奴じゃんw


  Myself;Yourself #2「大切なメロディ」。メインヒロインはツンデレ化した奈々香っていうのはわかってるのだけど、麻緒衣のキャラが立ちすぎてそう思えねえw はたから見てたらどう見ても主人公とラブラブカップルでいちゃついてるようにしか見えないんですが……奈々香もいかにも日陰の花に嫉妬してる場合じゃないよ!
 「二年続けて図書委員?」「ううん。三年続けて!」の目キラキラさ加減が思わず惚れそうw(金朋声なのに)

[アニメ] 電脳コイル#20

  電脳コイル #20「カンナとヤサコ」。京子の救出には成功したが、家を取り囲む人型のイリーガルに、家からの脱出をはばまれるヤサコ。イリーガルにさわられたヤサコが京子と同じように電脳体が分離しそうになるが、駆けつけたオバちゃんとメガ婆によって助けられる。
 しかし、ハラケンがそのイリーガル“ヌル”に攫われたと聞いたオバちゃんは救出に向かい、ヤサコも無理矢理それについていく。
 そしてその途中、オバちゃんの口から驚愕の過去が語られる。

 「電脳コイル」ってのはものではなく、現象。それも、実体と電脳体が分離する、京子やハラケンに起こった現象そのものだった。だからそれを修復するのが「コイルタグ」なのか。さらに、四年前にも似たような事件が起こっていた。ってのは、ヤサコたちが昔の新聞記事で見た子供の大量意識不明事件なのだけど。それは、四年前にイサコと同じようにある少女が「あっち」への扉を開いたことにより引き起こされてしまったものだった。その少女こそ、オバちゃんこと原川玉子。オバちゃんが電脳局に努めるのも、イサコの行動を目の敵にするのも、自分の犯した過ちを二度と繰り返させまいとしてのことだった。そのために首を覚悟してサッチーに物理防御機能をクラックして付加する。
 しかし、連れ去られたハラケンの意識を取りもどすには、誰かが行って連れ戻すしかない。ヤサコがオバちゃんについて行った目的もそれ。自分がハラケンを助けに行くつもりだったイサコからそれを聞かされたオバちゃんは、ハラケンを助けるためイサコと手を組むことに。しかし、ハラケンが「あっち」に連れ去られる前に出した「バージョン2」への、「あっち」の物理フォーマットが行われようとする。「バージョン2」は、サッチーやキューちゃんの次の世代っぽいが、かわいらしさは皆無。キューちゃんが丸なのに対し、バージョン2は幾何学的に配列を変えるキューブ型。あ、これも一応「キューちゃん」か。しかし、○と□のメカって、テラホークスを思い出すのう。テラゼロ軍曹www
 オバちゃんとイサコが必死に物理フォーマットを食い止める間、ヤサコはハラケンを追いかける。そして、ハラケンはカンナの残滓のイリーガルと出合う。
 ハラケンは彼女の言うことを聞けなかったが、何故かヤサコは彼女の声を聞くことが出来、カンナの残滓の意思を伝える。それはハラケンが自分を責めていたような苦痛の言葉ではなく、もう自分を責めないで、という優しいものだった。ハラケンへの恋心を自覚したヤサコが、カンナとハラケンがお互いに好きだったと伝える仲介をするのは、やっぱちと辛そう。しかし、イサコから渡された暗号でハラケンを「こっち」に送り出す途中で、ついに自分の想いをハラケンに伝える。
 ヤサコも物理フォーマットされようとする「あっち」から、なんとか脱出。事件は解決したかのように見えたけども、黒幕と思った猫目が、謎の人物と電話を……電脳体として接触した誰かに、何かが宿ってるらしい。しかも、世界が滅びるって……イサコも何か異変をメガネを通して感じ取ってるらしいし。猫目がおそらくオバちゃんと同期のコイル探偵局のメンバーってのは予測が付くけど、一体今は何者で誰が黒幕なの? そして「世界が滅びる」って


2007年10月14日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#37

  電王 #37「俺、そう言う顔してるだろ?」。謎の路線の出現に始まる、ハナの子供化、過去でモモタロスたちが憑けなくなったことなどの変化に、タロスたちは遠からぬうちに良太郎との別れが来ることを予感する。モモタロスはそれを覚悟したように良太郎に特訓をするが、一人、そんな悲壮な雰囲気と無関係にいつものようにはしゃぐのはリュウタロス。リュウはリュウで再度頭の中に響く「良太郎を倒せ」という声にあらがっていたのだが、それを知らないモモは事態をわかっていないかのようなリュウに切れかける。
 リュウは自分が書いた愛理の絵を本人に渡そうと良太郎に憑いてミルクディッパーを訪れるのだが、侑斗をかまう愛理の姿に嫉妬、テーブルをひっくり返して飛び出してしまう。侑斗の命を狙うことこそもうしないものの、面白くないリュウは催眠術で仲間を集めて踊りまくる。が、そこに現れて一気に人々の目を集めてしまった男がいた。カイと名乗る男は良太郎に憑いているリュウタロスの事を知っていた。というより、リュウタロスに語りかけてきた声の主だった。「もう良太郎は襲わないよ。なんか面白くない」と言うリュウに、カイは「なら、侑斗をひやりとさせるくらいはいいだろう?」とあるカードを渡す。
 一方、ゼロライナーは現在と未来の分岐点「ターミナル」に到着する。そこには、オーナーと同じ顔をした駅長が……巨大なターミナルに驚くばかりの一同だが、カイにそそのかされたリュウはゼロライナーに潜り込み、渡されたカードを使う。すると、ゼロライナーが暴走、デンライナーを勝手に連結し存在しない時間の路線をひたすら突き進み始めた。 騙されたことを知ったリュウタロスだが時既に遅く、ライダーパスもゼロライナーに残してきてしまい、変身できず、カイの命令を受けたレオイマジンに襲われる。

 いよいよ敵の親玉登場、ですか。これまでリュウタロスを初め何体かのイマジンに指令を送っていた存在「カイ」が姿を現す。一応普通の人間に見えるけど、リュウタロス同様に暗示で人を操ったり、イマジンに指令を送ったり、普通の人間じゃないよなぁ。どう考えても。
 リュウタロスは、変化の影響を感じてるのか感じてないのか、いつものようにはしゃぎまくる。モモタロスですら別れを予感してその心の準備をしてるのに、その態度にモモタロスが真っ先に切れる。でも、リュウタロスも良太郎を倒せという指令に従う気は既になく、実は最初とは一番変わってる気がする。
 でも愛理への思慕と侑斗への嫉妬を利用され、はめられることに……電王にもなれず、得意の暗示も封じられ、これまでのリュウタロスらしからぬ苦戦を強いられる。って、銃使いのライダーはヘタレるという法則に則ってるだなんて言っちゃダメw
 補充物資のチェックに残ったナオミを乗せて暴走するデンライナー。それを追おうとするモモたちだが(走って追いつけるとは思えないけど)、それをレオイマジンの手下のレオソルジャーが立ちふさがる。初めての戦闘員付だな。
 「壊れるまで永遠に暴走し続ける」というゼロライナーを、止める術はあるのか……って、玩具雑誌見てると「ああ、多分アレが出るんだな」とわかると思いますが、それはいいっこなしで。次回、ターミナルがあーなってこーなると思います。


 それとオマケでゲキレンジャー。恒例の時代劇編。忠臣蔵の事実関係についてはちとツッコミたいところがあるけど、まあそれはこういうものだし置いておこう。あの橋(東映時代劇ではおなじみの橋)が「隅田川」とか言われて「それは無理があるような」とかも置いておこう。
 貧乏浪人と押しかけ女房化してる理緒とメレが……メレ、乗りすぎw
 劇場版オンリーだったゲキリントージャ登場ってことは、リンライオンの売り上げ、あまり良くなかったのかなぁ。次回は「考えるな! 感じろ!」でサイダイン登場らしい。

[その他] 赤福偽装とか

  伊勢名物「赤福餅」、製造年月日を偽装表示の疑い読売 )。 こちら朝日 )の方が内容は詳細か。冷凍保存のみであれば、「当日作りたて」という看板を偽っていたということにはなるが、昨今の冷凍・解凍技術からすれば品質の劣化はそうそう起きないと思う。しかし、最初から冷凍保存してということではなく、出荷しなかった分を再冷凍するということで、要は「廃棄するはずのもの」を再出荷に回していたということになる。一日分の劣化がどれくらいかとかはあるけど、少なくとも本来の基準からは外れており、同じ基準を適用するべきではないのにそうした。責められるべきはその不誠実さでしょうね。実際の品質劣化は大したことはなくても。まあ、国によっては「そのくらい」なのでしょうが、ここは日本なのだし少しくらいは恥じ入って欲しい。
 セコイごまかしやってたなぁ、というくらいは。


 あと、内藤チャンプと亀田選手との試合。プロスポーツにはショービズの側面があるのは事実にしろ、亀田親子が「ショービズ」の部分のみを極端に利用してきたのは事実。憎々しい口を利くのも狙いのうちで、それにより興味をかき立たせたのでしょうね。つまり、ファンは勝つのを、アンチファンは負けるのを期待して試合を見る、というわけ。だから、本当に嫌いなのなら無視するのがいい。いずれ世間の興味は他に移り一顧だにされなくなるにしても、それまで相手の思惑通りに話題にしてやることはない。

[アニメ] オーバン STAR-RACERS#1,2

  オーバン STAR-RACERS #1「新たなる旅立ち」#2「戦闘開始」。遠い未来、宇宙からの侵略を受け、それをかろうじて退け平和を教授している地球。寄宿学校の問題児エヴァ・ウェイは有名なレースプロデューサー、ドン・ウェイを父に持つものの、十年もの間音信が取れてなかった。待ちかねたエヴァはある日寄宿舎を脱出、父のレースチームに潜り込むのだが、そこには十年ぶりの娘の姿もわからず、冷徹に勝ちを追求する父の姿があった。自分を見分けられなかった父に娘だと名乗り出ることが出来ず、モリーと偽名を使うエヴァだが、ドンは変わらずエヴァのメカニックの腕にしか興味を示さない。
 そんなとき、ドンの元に大統領が訪れる。その目的は、全宇宙の知的生命体が覇権を争って行われるレース「オーバン・スター・レース」への参加要請だった。かつて侵略者が突如撤退したのも、地球がその参加資格を持つと認められたせい。もし参加しなかったり、敗退すれば地球の危機につながる。ドンは一も二もなくその依頼を受けるのだが、十年ぶりに再会した父から離れまいとするモリー(エヴァ)は、密航してついてきてしまう。
 地球をレースに参加させまいとする敵対的エイリアンの妨害をくぐり抜け、予選会場のアルーアス星に着いた地球チームだが、密航してきたモリーはここでもドンに無視される。銀河の絶対的存在「アヴァター」の下レースが開催されるが、「故意に相手を狙うことは禁止」と謳っているものの、実際にはなんでもありのハードなレースだった。いよいよ地球チームと予選初回の相手グローアの試合が始まるのだが、その最中、モリーは不吉な予感と共に忘れていた過去のことを思い出す。それは、レーサーだった母が、父と一緒に見守る前で、レース中の事故で亡くなった記憶だった……

 フランスと日本共作(実際のスタッフはほとんど日本)ということと、OP・EDが菅野洋子というのが以前ちらっと話題になったけど、それの日本語版の正式放映。ユリシーズの頃と比べると日仏合作も成長したなぁ。
 正直、見た目があまり最近の流行っぽくないのでどうかと思ってましたが、なかなか面白いですよ。何故かモリー(エヴァ)は寄宿学校で学ラン着てたりしますが。フランスに学ランが制服な学校は、ないよな、流石に。そのくせ、アルーアス星に着くとヘソ出しになってたりしますが。
 導入の展開が強引すぎたので「なんだこりゃ」と思いもしたけども、異常なまでに娘に冷たく、レースにのめり込むドン・ウェイの姿勢の理由が、妻の事故に起因するらしいことが早々に示されたり、父娘の葛藤などのドラマもきちんと描かれそうだし。
 こういうベタさ加減はわりと好きってんだから、漏れの趣味もいい加減だ。


2007年10月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] レンタルマギカ#1とキューティーハニーTHE LIVE#1

  レンタルマギカ #1「魔法使い、貸します」。日常で魔法や魔物が認知されている世界。社長の父が失踪してしまったため、「魔法使い派遣業界」最弱小の「アストラル」の社長に就任することになってしまった伊庭いつき。魔術にはとんとうとく、会社のお荷物な彼だが、右目の眼帯を外し「妖精眼」を解放することで、この世ならざるものを見ることが出来、またおどおどした性格が一変して自信に満ちあふれた傲慢不遜な人格になるのだった……
 って、あらすじ書いてて書いてる方が恥ずかしくなったw 話としてはあまり「レンタル」は関係なく、ありがちな対魔物。ただ、ヘルハウンドとかソロモンの鍵とか実在の伝承をベースにしてる点は好感か。キャラはメインヒロインっぽいのが関西弁メガネの魔女ってのが珍しい(で、対抗馬はツンデレ天才魔術師)けど、第一話は、展開急ぎすぎでついてかれませんでしたわ。いや、話の内容が、ではなく、キャラクターの感情の動きが。ラノベ原作にありがちなこととして一巻の話を一話二話で展開するので省かれすぎて不自然になるってのがあるけど、それかなぁ。本当は一巻分を三話くらいでやった方がいいのだけど。
 ほうきに乗って飛ぶのはケルト魔術じゃないだろと突っ込みつつ、まあそこら辺に免じてしばらく様子見。


  キューティハニーTHE LIVE #1「ハニーフラッシュ!」。幾度目かの映像化で初めてのテレビ実写版。なのだけど……なんつーか、めがっさ頭わりいw 特に今回のハニーはハニー史上ダントツの頭の悪さw 原作のハニーって(あんな格好だけど)キリッとした女戦士じゃなかったっけ? と思ったのだけど。なんせ、「よいしょ、よいしょ」とランニングしながらハニーフラッシュするハニーなんて、前代未聞ですぜ。早見も相当頭悪いけど。それを妹の罪をかぶって服役していた極端なシスコン兄ちゃんが脱獄して、妹がそれを早見に捜索依頼をして、見つかったアニキを妹が旧悪がバレるのを恐れて刺すって場面の直後に出てくるのだもの……空気嫁というか、GJというか。
 そんな阿呆な雰囲気なのだけどもアクションは結構頑張ってますわ。ハニー役の原幹恵も間の抜けた役をやってるのに関わらず、結構身体が良く動くし。やられ役の方々の技量がおおいに物を言ってるのは間違いないですが。
 今回はパンサークローが敵なのに何故かシスタージルとかは出ないようなのだけども、代わりにパンサークローの幹部として村上「カイザ」幸平が出演。三重人格な変なキャラを熱演してる。
 しかし、話はアホなんだけど、パンサークローが標的を路地裏に追い込んで、誰かが来る前にバラバラにして証拠も残さず立ち去るって描写は流石にちと怖い物があった。

[アニメ] しゅごキャラ#1

  しゅごキャラ #1「誕生!」。Peach-Pit原作の少女マンガ原作。周囲からはcool&spicyな小学生として一目置かれてる日奈森あむ。しかし、その実は上がり性で口べたでつい憎まれ口を叩くのを、誤解されてるだけだった。しかし今更キャラを変えるわけにもいかず、ホントの自分とのギャップに悩んで転がりまくる日々だった。
 そんなある日、朝目を覚ますとカラフルな三つのたまごが布団の中に……自分が産んだのかとパニくるあむだが、とりあえず鞄にたまごを入れて登校してしまう。そんな彼女のたまごに注目したのは、学園の自治執行委員「ガーディアン」の面々と、猫耳としっぽを生やした「イクト」という青年だった。

 なんかコゲどんぼと言い、この手の作家の少女マンガへの進出が目立ちますなぅ。しかもわりと王道少女マンガってのが意外というか。
 「しゅごキャラ」ってなにかと思ったら、「守護霊」ならぬ「守護キャラ」ってことらしい。え〜っと、平たく言えば、少女マンガ版電王ってことですな。(平たく言い過ぎ)
 なんか王道少女マンガであむのキャラが少女少女してるのがちと不満だけど、それは本来の対象層がそうだから当り前か。
 結構王道で、コミュニケーションの時に表に立てる「キャラ」をテーマとした話なので、そこら辺は目新しくわりと面白そう。あむのタロスたち……もとい、しゅごキャラたちはキャンディーズらしいし。スーキャットなんて流石に今時わからんか。


2007年10月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#2とD.C.II#3とスケッチブック#3

  みなみけ #2「おかしな学校」。頭の悪い子、マコちゃん登場。初回からカナばりの頭の悪さを発揮してますが、彼のスペックはまだこんなものではありません。三姉妹に絡む男子の中でダントツのキャラ立ちしてますので、今後の彼(彼女?)の活躍にご期待!
 話は、カナが口にした「男と女がいると起こる変なこと」にチアキが「変な事ってなんだ」と聞いてきたことから「変なこと」についてお茶を濁し続ける話。しかし今回、シリアス顔多用だったなぁ。


  D,C,II #3「ファーストレッスン」。先週から出てきたアンドロイドの美夏がポンコツで、あらゆる意味で作品の雰囲気を代表してるような。バナナミンってなんやねん、と恐らく原作から既にやり尽くされたと思われるツッコミを今更してみる。
 しかし、幼なじみで同居(下宿で同居してるだけだけど)中の年上ヒロインとつきあい始めたばかりだというのに、いろんな女の子と接近のフラグ立ちってのは、どういう罠だ? 主人公が伊藤誠じゃ無くって良かった。


  スケッチブック #3「青の心配」。夏祭り。後の祭。っつーか、こういう姉がいたらいろいろ気苦労が絶えないだろうなぁ、確かに。ご飯が作れないのにご飯を作ると言い出したりとか、そうめんの具にかまぼこを切ってると変なことが気になって延々切り続ける……いや、こんなんじゃなくても姉には気苦労が絶えない物ですが。
 今回も特に何が起きる分けじゃないんだけど、変な登場人物たちが日常で見つける「ちょっとしたこと」が提示されてて、ぼんやり見ててもそれなりに面白い。
 あ、ちなみに青ってのは、主人公・空の弟です。w

[アニメ] キミキス -pure rouge-#1

  キミキス -pure rouge- #1「meet again」。高校二年になったばかりの真田光一の家に、見覚えのない美人が上がり込んでくる。勝手知ったる様子で居間に上がったりシャワーを浴びたりする彼女は、実は光一の年上の幼なじみ・水澤摩央だった。中学の時両親の転勤に付いてフランスに渡ったのだが、 単身帰国するに際し、光一の家に下宿することになったのだ。最後に会ったときはガリ勉のびん底メガネだったのにすっかり垢抜けた摩央に光一はドキドキするのだが、光一には同学年に他に気になる女の子がいた。
 光一と摩央のもう一人の幼なじみ、相原一輝もすっかり見違えた摩央との再会に驚くのだが、新学期早々、紙飛行機を窓から投げるクールな雰囲気の不思議な少女・二見瑛理子と出会い、「実験」と称しいきなりキスされてしまう。

 人気ギャルゲのアニメ化。原作やったことないけど、東雲太郎氏によるコミック化がかなり雰囲気出してるので、それと比較してどうかなぁ、というところは注目したいところ。
 本来一人だった主人公を二分割しヒロインの担当も二分割ですか。ちょっと今までにない形なので、これが吉と出るか凶と出るか。コミック版しか知らないのでどれだけ原作とずれてるのかわからないのだけど、摩央の事情をわざと伏せて後への布石にしたりとか、基本はそれなりに手堅い作り。そうなると、複数のヒロインのキャラをどれだけ立たせられるかだよなぁ……


2007年10月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#3

  もっけ #3「オクリモノ」。静流は友だちの亜紀のお兄さんに、なにかが憑いているのを見てしまう。最初は黙っていたが、悪いことが起こる気がして、お爺ちゃんに相談する。しかし、お爺ちゃんは取り合おうとしない。「憑いてるからといって悪いものとは限らない」「きりがない」。お爺ちゃんの言うことはもっともだと思うものの、放っておけないで亜紀の家に行ってお兄さんの様子を調べるが、やはりあからさまに様子がおかしい。もののけもどんどん大きくなっていく。さらに相談する静流にお爺ちゃんは、もののけと人間のあり方について諭すのだった。

 かつのすけ〜! いや、このアニメ化で一番偉いのは、お爺ちゃんのキャストに堀勝之祐選んだ人ですな。てかてかしたアニメ絵がイマイチ合わないだとか、OPとEDが変だとかはこの際許しちゃおう。
 友だちの兄になにかが憑いていて気になる静流は、お爺ちゃんに相談するのだけど、人ともののけの関係の難しさを知っているお爺ちゃんは簡単に手を出そうとしない。まずそれが悪いものとは限らないし、悪いものであっても大したことにはならないかもしれない。それに対して、それを祓うには相当なリスクがある場合もあるし、そもそも祓えない場合もある。そして、もののけのことを人に話すことでその人との関係が壊れることもある。
 それを全部踏まえた上で、お爺ちゃんは静流に「友だちを見捨てるみたいで恐いんだろ?」とえぐるような一言を突き刺す。動機は罪悪感ではないかと指摘され、否定できない静流は沈黙する。でも、「一回で祓えねえかもしれないし、そもそも祓えなかったら手を引く」と結局憑きもの祓いを引き受けるお爺ちゃん。そして憑きもの送りが終わった後で、「罪悪感だけでここまでできねえよ」と、静流の中にある別の動機を指摘することも忘れない。このツンデレ爺いめw
 人間だけでなくもののけとの関係でも世間は厳しいことと、それでも孫の持つ気持ちの大切さを何気に説いていく爺さん。こういう保護者の元なら、いい子が育つだろうなぁ。


2007年10月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[読書] 死せる魔女がゆく/キム・ハリスン

  上巻下巻
 異界保安局の刑事である魔女・レイチェルは、上司の度重なる嫌がらせについにキレて契約を破棄して局を辞める。共に局を抜けた吸血鬼のアイヴィ、助手であるピクシーのジェンクスとともに私立探偵を始めるが、莫大な違約金を払わないレイチェルに局は黒魔法の罠や狼男やフェアリーの刺客を送り命を狙う。局に手を出させないには、やはり違約金を払うか、ぐうの音も出ない手柄を挙げて局に貸しを作るしかない。レイチェルが目を付けたのは違法ドラッグ取り引きの噂のある大物実業家トレント。しかし敵は異界保安局より冷徹で情け容赦のない相手だった。
 「アークエンジェル・プロトコル」がわりとハードな出だしだったにもかかわらずその実はハーレクインロマンスだったり、「ティンカー」もイマイチ好みに合わなかったりで、これも大して期待せずに読んだのだけど、思ってたのよりは面白かった。「魔物や魔術が当たり前の世界での魔術会社もの」というと古典はハインラインの「魔法株式会社」だと思うのだけど、わりとそんな感じで読めた。魔術や魔物が普通に存在する「IF」の世界を、結構魅力的に描いている。しかも、意外とちゃんと探偵小説してる。
 トレントはその気になればレイチェルを一気に抹殺することも可能な危険な実力者なのだが、それゆえにレイチェルの行動をどこかあなどり気味な余裕をもって俯瞰し、逆にヘッドハンティングすらしようとする。そこにかろうじてレイチェルたちのつけいる隙がある。
 元教会に住み込み探偵を旗揚げすることになったレイチェルとアイヴィが、特殊能力や魔法を駆使してトレントの犯罪の証拠を掴もうとするのは、あくまで魔法が「必殺技」ではなく、「道具」としての位置づけなので、違和感なく読める。
 結末がどうなるかは書かないが、シリーズ化前提の消化不良の伏線がいくつもあり、それは気になる。が、全体としてはライトノベル嗜好の勘違い訳出かと思っていたら、意外に骨子がしっかりしてて楽しめた。

[その他] 手抜きで玉ねぎペーストは作れないか

 そうだ、カレーを作ろう。
 ということでカレーを作り始めたのだけど、今回はちょっと玉ねぎペーストも作ってみようということで玉ねぎを二つ刻んだが、以前やったときは(当たり前だけど)えらい時間がかかったので、どうにか手抜きできないかと考える。
 まず、刻んだ玉ねぎを器に入れ、ラップをかけないで15分電子レンジでチン。このくらいなら大分時間短縮になっただろうと、フライパンにバターとニンニクのみじん切りを入れ、そこで炒めるが、五分もしないうちに飽きる。
 そこでまた電子レンジ様にお願い。五分回してみる。段々あめ色になってきて、良い感じ。そこで調子に乗ってさらに五分回してみる。
 焦げますた。orz
 電子レンジで(原理が極性分子(水)の高周電磁波による振動なので)カラカラになることはあっても焦げることはあるまいという考えが甘かった。何がいかんかったかというと、陶器の器を使ったのがまずかった。つまり、陶器は比熱が高いのでひたすら熱量を蓄え続ける。玉ねぎのみじん切りは水分がなくなれば電磁波で発熱することはなくなるが、陶器は蓄えられた熱を逆に玉ねぎに渡すことになる。つまり、陶器に接していた面が焦げたのでした。
 上の方は大丈夫だったので、大丈夫なところは使いましたが、ちとこれは考慮の余地在りだなぁ。
 最後の五分以外は良い感じだったので、器の選定、ラップのあるなしなども含め、ちょっとそこらへんを考えてみよう。
 ところで今回のカレーはジャガイモ六個を皮剥いただけで丸のまま入れてたりする。煮込んでもジャガイモが煮くずれにくいコツがあるのだけど、それはいずれ。

[アニメ] ドラゴノーツ#2

  ドラゴノーツ #2「逢瀬−新しい世界−」。ISDAの本部へと連行されたジン。そこで一般には秘匿されている、崩壊した冥王星の破片群の秘密を知らされる。冥王星の崩壊と同時期に「タナトス」という存在が来襲。秘密裏に地球はそれに対抗していた。そして、同じく飛来した謎の存在「ドラゴン」のこと。しかしそのようなことより、ジンがショックを受けたのは、ジンの乗っていたシャトルの事故は、ジンの父が原因ではなそのタナトスによるものだということだった。タナトスのことを秘密にするため父に無実の罪を着せていISDAに反発し、「一員になれ」という誘いも断る。そしてISDAのリンドブルムユニットの一員になっていたかつての親友カズキとも再開するのだが、ジンは事実を知っていて口をつぐんでいた彼にも反発する。
 返事の可否はさておき、しばらくISDAの管理下に置かれることになったジンだが、彼の前に再び、トアが現れる。そのことにしばしの安らぎを覚えるが、本当の狙いはトアだったISDAが確保の行動に出る。逃げるトアとジンだが、リンドブルムユニットの一員アマギと彼のパートナー・スピリタスが暴走、任務を超えてジンを殺そうと襲ってくる。

 二人一組がやけに目立つなぁ、と思ったら、やっぱり公式で名字なしの方はドラゴン。つか、トアもドラゴン。自分の家族を殺した相手と同じ姿なんだけど、もはや唯一トアが心のよすがになりかけてる(って、展開早いな)ジンは、その事をどう受け止めるのか。
 そして第二話でもやはり確定された「乳の大きさ=存在感」。
 ただ、ちと敵の存在が不明確なのが……アマギの暴走を仕掛けたらしい、先週の巨乳女幹部はなんなの?


2007年10月20日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#21

  電脳コイル #21「黒いオートマトン」。夏休み明けの第三小学校。しかし校舎は取り壊し中。実は、二学期から第一小学校と合併し、駅前のビルに移転になったのだ。新しい校舎にはしゃぐ生徒たち。その中に、ヤサコは以前第一小学校の生徒からかばってくれたカケルを見かける。
 イサコも新学期登校してきたが、周囲の目はよそよそしい。ヤサコはそんなイサコを気遣うが、フミエも電脳コイル現象の件でもうイサコには関わりたくないと言い出す。
 そんな中、イサコが夏休み最後に起こった子供の連続意識不明事件の首謀者だとの噂が流れる。学校に居場所がなくなったイサコは教室を飛び出し、猫目に連絡を取ろうとするが何故か連絡がつかない。そこに、謎のミゼットを介して「お前は見捨てられた」という声が響く。そして、例の黒いキューブ型のオートマトンがイサコを襲ってくる。

 猫目に利用されていたイサコ。そして、入院している兄の記憶もイマーゴを介して捏造されたものである可能性が……信じていたものすべてに裏切られたイサコに、テリトリーも無視して黒いオートマトンが襲ってくる。壁越え時に「法」のマークが出ることから、あの黒いオートマトンの管轄は法務省なのか? 神社の「結界」も無視して攻撃してくるから、手に負えない。しかも、その攻撃はサッチーのものより数段強力らしく、イサコの暗号もほとんど役に立たない。
 彼女に全ての罪を着せて葬り去ろうとしてる直接の黒幕は明らかに猫目なんだけど、それには更に黒幕がいるはず。多分、メガマス社が絡んでる?
 もうひとつ、第一小学校の暗号屋たちにも、黒幕がいるらしい。おそらくだけど、カケルがそうじゃないかと思える。猫目がイサコと両者を手先として操って、思い通りに動かしていた。そうすると、カケルがヤサコに近づいたのも決して偶然や善意ではないということか?
 イサコは全ての罪を着せられて抹殺されそうになり、デンスケは「あっち側」に行ってからバグを生じ、ハラケンは眠ったまま、オバちゃんも管理局を首になり、フミエも事件から手を引くと言い出して、どうなるんかなぁ。
 ヤサコも傍観者の立場ではなさそうなのだけど……