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2007年09月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっと宣伝。

 萌えミリタリー本シリーズを出してる イカロス出版 から、友人の EXCEL さんがイラストを担当した「どくそせん」が出版されるので、宣伝。発売日は9/7らしいです。「萌え解説本」となってるし、絵柄はこんなですが、話聞く限り「萌え」じゃないような……EXCELさんを知ってる人になら「いつものあんなんです」と説明すれば事足りるんですが。ええ、いつものあんなんらしいです。分かる方もわからない方もご期待ください。多分。

[その他] 「悪」が付く方の趣味ですが

 この手の「趣味」は極個人的(且つ悪趣味)なので、日記にはあまり書いてませんですが、痛い方々の観察とかもしてるわけで。で、あまりに痛い方がいたのでびっくり。
  大石英司氏も巻き込む形での用意周到な罠にハメられていて、それに気づかなかった私に全ての責任があります。
 経緯とかわかんないとさっぱりでしょうが、説明するのもめんどくさい。 こちら でも御覧になってください。要は根拠不明の非難を言い立てた後、その行為のために進退窮まり、自分が出入りしている(そして自分が常連だと思っている)某作家さんのブログで、某作家先生に脈絡もなく助けを求めて、当然ながら余所のいざこざを持ち込まれてうんざりなその作家先生からけんもほろろにされた、ということ。端から見てると、自業自得としか言えないんですが。
 で、その断末魔が「用意周到な罠にハメられて」なわけです。いや、罠にハメられたって、あーた……
 このArtane氏とは一二度どっかで論を交わしたことがあったはずなんですが(どこかは忘れた)、その論のいい加減さにはあきれ果てた記憶だけはあります。あれってわざとじゃなくって素だったのね。
 世の中理不尽なことはあるけど、ネットでの論戦なんて行為と論理を正しくしてれば追い詰められるほどやましいことなんてないのにね。自分に都合の良い妄想を抱いてると、世間と比べて厳しくもないネットでさえ追い詰められるのか。哀れ。

[アニメ] 電脳コイル#14

  電脳コイル #14「いきものの記録」。フミエの弟、アキラは姉からの虐待の恨みを、日々電脳ペットにより記録していた。そのアキラがフミエの周囲の人々を自由研究として記録していくのだが……

 前半は総集編。後半開始にともない、各キャラの紹介し直しってところかな。アキラの虐待されっぷりには涙が出てきます。同情の涙。ええ、身につまされますよ。えぐえぐ。それにしてもアキラ、フミエ以外の女性には節操ないな……
 前半で最も真面目な話、イサコの素顔をかいま見た(つか、盗み見た)のは身内以外ではアキラだけなんだけど……アキラの電脳ペット「ミゼット」も、なんだかおかしな調子になってるし、伏線?
 後半は、夏休みの自由研究にイリーガルの研究を続けるハラケンが、謎の青年と接触する。ハラケンの研究に興味を持つその青年だが、段々言動があやしくなって来る。イリーガルについて、詳しく知ってるふうなのだが……そしてその青年から出た謎の単語「電脳コイル」。って、単に「コイル電脳探偵局」にひっかけたタイトルじゃなかったのか! 「電脳コイル」って存在があるってことは、「コイル電脳探偵局」の産みの親でもあるメガ婆もそのことについて詳しく知っている? ヤサコが幼い頃であった「4423」のことといい、ヤサコ周りにすべての謎が帰結しそう。
 そして次回は「隣駅の少年」。誰のこと?
P.S.謎の青年「猫目」って、声がウラタロスなのか……それでメガネなのか(違う)。


2007年09月02日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#31

  電王 #31「愛・ニード・侑」。ゼロノスのカードが残り一枚になってしまった侑斗。電王がフォローすることでどうにか最後のカードを使わないでは済んではいたが、強がる侑斗に良太郎は却って心配する。
 そんなある日、愛理が借金の保証人になってしまった煽りで、ミルクディッパーが差し押さえになってしまう。実は悪徳金融会社の社長・藤代が愛理をモノにするために仕組んだ罠で、借金を帳消しにする代わりに自分と婚約しろと迫っていた。良太郎はミルクディッパーのこともさることながら、消えてしまった姉の婚約者・桜井侑斗のことを知る人物が姉の前に現れたことにはらはらする。姉が無理矢理桜井の記憶を取りもどすことで、また自殺を試みるのではないかと不安になったのだ。
 侑斗も表面上は無関心を装いながら気が気ではない。そしてもう一人、愛理に近づく悪い虫に、リュウタロスがじりじりとしていた。

 侑斗は自称愛理の婚約者の桜井侑斗と同一人物なのだけど、その態度といい、良太郎の知ってる桜井さんとまったく違うことといい、良太郎は半信半疑。それでも侑斗は愛理のピンチにいてもたってもいられない様子で……
 愛理のことが大好きなリュウタロスも当然藤代のことが気にくわない。暴走しそうなリュウタロスを「必要なときには呼ぶから」と説得して引き下がって貰う良太郎だが、これが後でとんでもないことに。
 で、愛理が藤代に会いに行ったのを追いかけてった先で、藤代に憑いていたアント・ホッパー・イマジンが電王を挑発、愛理のことは侑斗に任せて、良太郎はリュウタロスを憑依させてイマジンを追う。リュウタロスも愛理のためだからとしぶしぶその場は侑斗に任せてイマジンを追うのだけど、これが裏目に。強さは四フォーム中最強だけど子供っぽいリュウタロスの性格を逆手に取られ、実は二体いたアント・ホッパー・イマジンに不意打ちを食らってしまう。「ボクがお姉ちゃんを守るんだ!」と意地になったリュウタロスは他のタロスに交代することもクライマックスフォームになることも拒否し、電王はボロボロにやられてしまう。
 この二体のアント・ホッパー・イマジン、「アリとキリギリス」のイメージを得て実体化したらしく、左半身はアリ、右半身はキリギリスモチーフというデザイン。しかし二体の兄弟で、兄がアリでスコップを手にし、冷静沈着で陰険な性格、弟がキリギリスでヴィオラを手にし、享楽的で暴力的な性格。その他のデザイン上はまったく同じ、というか、一体の着ぐるみを合成で二体登場させてるみたいなんですが……予算、ホント厳しいんだなぁ。でもマスクくらいは変えて欲しかった……あと、スコップのヘリは当然鋭く研いであるんですよね? 塹壕戦で最も多くの兵士を殺した武器だし。
 次回は愛理に婚約の申し出を断られた藤代が暴走、監禁するのを見て、侑斗がついに最後のカードを……ということらしい。侑斗はカードを使うたびに大事なあるものをなくしていってるらしいけど、一体なんなんだろう? 桜井さんが消えたのとかと関係ある?

[特撮] ゲキレンジャー#27

  ゲキレンジャー #27「ベランベラン!燃えよ実況」。ゴウの加入によりさらに強くなったゲキレンジャーだが、ゴウが不完全な獣獣全身変の後遺症に苦しんでいることを見抜いたロンが、自分の臨気を送り込むことでゴウの狼男化を促進、ゲキレンジャーの連携を崩してしまう。
 自分で制御できない狼男化に悩むゴウだったが、それを見かねてやってきたのは、なんと巨大ロボ戦の実況担当をしている激獣フライ拳の使い手バエだった。

 って、まさかバエが本筋に絡むとは……つか、正直役に立たなくね? つか、ジャンたち、存在も知らなかったし。ピョン・ピョウからは「激獣拳から臨獣拳に鞍替えした裏切り者」呼ばわりされるが、実はバエにも事情があった。かつてメレとの戦いの中で不完全な獣獣全身変を使い今の姿になってしまい、さらにはメレに飲み込まれてしまったが、その後メレは死亡、理央によるメレ復活の煽りで一緒に復活したバエは、一定時間メレの臨気を浴びないと再び死者になってしまうのだ。って、そんなことよりバエが元々ちゃんと人間の姿だった方がびっくりですが……いや、そのはずではあるんですが。
 しかも激獣フライ拳は、激気を声に変換する技って……いや、それ実戦で役に立つの?(一応実況はフライ拳を使ってたんだ……)
 けど、自分と同じ不完全な獣化に苦しむゴウを見かねて、身の危険も省みずメレから離れて「実況」でゴウの心の戦いを応援するバエ。ちゃんと役に立ちました。
 で、メレの臨気が切れかけて力尽きたバエを、メレが迎えに来る。「勘違いしないでよね!」って、メレ様ツンデレ? 「こいつも一緒に理央様によみがえらせて貰ったのだから、こいつも理央様の愛の一部」って、理央に関係した物はなんでも取っておきたいってこと? ヤンデレ?
 次回は五人目のメンバー・ゲキチョッパーが早くも登場。バイオレットがムエタイモチーフなのに対し、チョッパーは空手モチーフらしい。つか、「チョッパー」って色じゃないし。マス大山?

[アニメ] グレンラガン#23

  グレンラガン #23「行くぞ最後の戦いだ」。月落下阻止から一週間、シモンたちは地上復興を急ぐと共に、新たに得た超巨大戦艦「カテドラル・テラ」により反螺旋族への反抗を行うことを検討していた。そんな中、地上復興を一任されていたロシウが、復興プランをキノンに託した後、いずこかへ姿を消してしまう。そのことをキノンから相談され、シモンは不安を覚えてロシウを探す。
 シモンの不安通り、ロシウはシモンを追い落としてまで取った行動が結局人類を破滅に追いやりかけたことに自責の念を起こし、人知れずその責任を取るつもりだった。そして最期の場所として選んだ生まれ故郷のアダイ村で、ロシウは育ての親である司祭と再会する。

 冒頭の螺旋力と反螺旋族の説明、なんつーか……結局、最初にカミナが言ってた「気合いがあれば動く!」は正しかったってことか。「この宇宙は気合いと恋で動く」って、バカバカしいほどわかりやすい説明だな。そのくらい噛み砕かないとグレン団のメンバーには理解できないのだろうけど……まあ、そのアホが良い方に出てヴィラルもあっさりメンバーに認められる。けど、ガンメンを動かせるのだから、獣人も螺旋力はあるはずだよな。繁殖力がないから地上人口の数にはカウントされない、ってことなのかな。
 一方、生真面目なロシウは自分のしたことをあっさり忘れるわけがない。他のメンバーは気にもしないのだろうけど。で、それと適地に殴り込むための機能「螺旋認識転移システム」の起動がからんでるのが今回の話。かつてはカミナにぶん殴られたシモンが、今度はロシウをぶん殴る。
 活を入れられたロシウに地球の後事を託し、シモンたちはカテドラル・テラ改め超銀河ダイグレンで反螺旋族の本拠地に殴り込む。これで第一話冒頭の展開に繋がるわけなのだな。「戦いはこれからだ!」で終わるかとも思ったけども、きっちり最後までやるのか。
 全27話だからあと四話。どういう風に展開するのかな。


2007年09月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] レ・ミゼラブル

 みなもと太郎じゃないです。
 今 青空文庫 (著作権保護期間が切れたり著者が著作権フリーにした著作を有志がテキスト化して公開しているボランティアサイト)でレ・ミゼラブルをダウンロードして読んでるんですが、「第二章コゼット」まで読み終わりました。アニメの「少女コゼット」だと、修道院に入ったところで、少女期のところ。アニメの方はもちろんアニメ向きな肉付けをされてるんですが、大きな違いは以下の通り。
  • ジャン・ヴァルジャンは最初は脱獄囚ではない。刑期を終えてツーロンの徒刑場を出ている。しかし、ミリエル司教のところから銀食器を盗んだ罪(司教は「あげたものだ」と言ったのだが、ジャヴェルが盗みにカウント)と更にもう一件(こちらは明確な盗みを行っている)により、元徒刑囚であるジャン・ヴァルジャンは微罪でも無期懲役になってしまう。
  • 正体がばれてからマドレーヌ市長としての身分を捨てて、すぐにはコゼットを迎えに行っていない。最初に手持ちの資金を隠し、その後コゼットの預けられているモンフェルメーユの下見を行った後、警察に逮捕。その後ツーロンの徒刑場に再収監されるが、作業中の事故による死体行方不明の死亡を偽装して脱獄に成功する。コゼットをテナルディエ夫妻から取りもどすが、ジャヴェルの嗅覚により生存がかぎつけられる。
  • 少女期のコゼットの生活及び虐待は具体的にはほとんど描かれていない。しかも日常的な暴力と侮蔑により、虐待された小動物のように萎縮し、怯えた子になってしまっている。シュシュは勿論出てこないし(犬はいたがシュシュとは別物)、ガヴローシュとの関係も描かれない。
  • ヴァルジャンはミリエル司教の慈悲を受けて完璧な慈愛の人になったわけではなく、その流転の中で何度か信念を挫きそうになっている。
 読んでるとジャン・ヴァルジャンがいろんな意味で超人。まあ、作劇上の都合というか、良い嘘というか。

[その他] 痛々しい……

  国際陸連、大会成功をアピール=世界陸上時事 )。「 男子50キロ競歩での混乱に象徴される運営面の不手際に関する質問には「(競歩は)日本陸連からコメントが出されている。そちらを見てほしい」とコメントを避けた。」。まあ、対面の問題もあるので「運営上の問題がありました」とは総括で言いづらいのだろうけど……
  「世界陸上」の真の舞台裏、運営がむちゃくちゃで現場は大混乱GIGAZINE
  閉会式で盆踊り? 世界陸上Sportsnavi )。
 「成功」の定義にもよるのでしょうが、ちょっと、ね……


  少林寺、ネットの「忍者に敗北」投稿に激怒ITmedia )。なんで忍者なんだ??? 香港映画のネタなのか?(たしか、そういうのもあったと思ったが) わけがわからん……


2007年09月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 鉄のフライパン

 ここ半年ばかり、鉄のフライパン使ってるんですよ。それ以前は安手のテフロン加工のを使ってました。最初はいいんですが、どう使ってたってだんだん皮膜がはがれて使い勝手が悪くなっていく。構造上、当り前ですわな。安手だからはがれやすい、ってのはあるだろうけど、理屈上高価なものだろうがだんだん皮膜がはがれていくことには違いがない。しかも普通は再生不可。これまでは買い換えていってたんですが、なんだか捨てるたびに無駄にしてる気がして、鉄のフライパンに乗り換えました。
 使い終わったらすぐにちゃんと手入れしないとすぐ表面にさびが浮くし、空焼き、油返しの手間はいるんですが、きちんと道具を「手入れ」してる感覚があるのですよね。きちんと手入れをすればその分の働きをしてくれる。「道具」としての感覚ですわ。手間がそんなにかかるわけじゃないですし。
 ナイフとか同じ、「使い潰す」のではなく、手入れをして「使い切る」まで使える道具ってのはやっぱいいですな。
 だけど、ちょっと弱点があって、麺類の炒め物、例えばソーミンチャンプルなんかは特に表面に焼け付きやすい。使って半年程度では油の皮膜が出来きらないということなのか。
 で、いろいろ試行錯誤してみたのだけど、この欠点をどうにかする方法がようやくわかった。フライパンに麺を投入する直前にだしなどを少量入れ、炒め始めは炒め煮っぽくなるようにすれば麺がフライパンにくっ付かない。水分が入ることでフライパンの表面温度が一気に下がることと、麺が表面から「浮く」状態になるためだと思われる。
 ソーミンチャンプルだとどうせ鰹だしを入れる(手軽に粉末おでんだしを水で溶いたもので代用)ので、そうめんを入れる直前に鰹だしを入れるようにしたら、くっつきがなくなった。ペペロンチーノの場合は、ゆで汁。
 ただ、入れるだしなどの量が多すぎると水分が飛ぶまで炒めなければならず、麺がのびてしまうので入れる量は加減すること(麺を入れてせいぜい十数秒で汁気がなくなるぐらいがいい。)と、麺は普段より若干固めにゆであげておくことが必要。あと、鉄のプレス製品は急激な温度差で歪みが出やすいので、重くても厚手のフライパンの方がいいと思う。厚い方が保熱力もあるし。

[その他] 瀬戸の花嫁#22

  瀬戸の花嫁 #22「傷だらけのアイドル」。歌番組にバラエティ番組、最近はドラマまでにと仕事が忙しい江戸前ルナ。授業も欠席しがちだが(単に影が薄くなってたわけじゃないのね)、今度はドラマの台本読みに隠し芸大会の隠し芸の練習が重なり、燦にドラマの台本読みの相手役をしろと言い出す。友達のルナのための二つ返事で引き受ける燦だが、「理想の恋人を演じればいい」というルナの言葉に、燦は「自分の理想」である、時代錯誤なバンカラのコスプレをしてルナたちを逆に引っ張り回す。学校でもルナの台本読み合わせの相手をめぐってあわや再びの校内大抗争の惨事になりかける。
 結局台本読みが出来なかったルナは、ドラマは後回しにして隠し芸大会の練習をしようとするのだが、これまで練習をサボっていたルナは、ずるをして巻を使った腹話術をすることを考えつく。巻も燦からも頼まれたのでは仕方ないと承知するが、学校で腹話術人形に扮した巻がルナの普段の姿を口走ったりと永澄たちは巻の正体がばれないかとはらはら。案の定、巻が腹話術人形の中に入っていることに気付いた明乃が、テレビの前に巻の姿がさらされるような真似をやめるようルナに忠告するのだが……

 久々のルナメイン回。って、先々回もそうだっけ? いや、ありゃルナパパと豪三郎か。
 ここしばらくずっと影が薄かったのはお仕事してたせいで、出すのを忘れてたわけじゃないのよ、と言わんばかりのアレ。前半は、なんと言っても「瀬戸島燦八」が……燦がさらし巻きのヘソ出しルックなのだけど、ちっともサービスでないw まあ、燦の理想像は前回出ていたのだけど、ホントにアレなのか? ええのか? 塾長言われても。むしろ富樫?
 後半は台本読み合わせは諦めて、隠し芸大会に巻を使おうとするのだけど、燦の頼みだから引き受けたものの、ルナのことをどちらかと言えば敵対視してる巻が素直に協力するわけがない。家で永澄を下僕とか呼んでることをばらしたりするのだけど、学校でも普通に地を出してるだろ、ルナ……
 明乃が巻がテレビに姿をさらす危険を指摘し、巻を使うのをやめさせようとするが、どんな仕事でもいい加減な仕事は晒さないと宣言するルナの芸魂に巻が感情移入、一転協力的に。が、燦も明乃を止めようとしてデッキブラシ片手に対峙したことから、燦様命の巻はさっきの宣言もどこへやら、ルナを引きずり倒して加勢に……あ〜あ、話はまとまりかけてたのに。
 最後はなんでルナが永澄を台本読み合わせの相手にしようとしなかったのかの、本心がちらっと。あ〜、そういえばこいつツンデレだったね。素でこうなんで忘れてましたわ。
 次回はミスターダンディこと政さんの過去。やっぱりダンディな過去が?


2007年09月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 藍蘭島#23とCODE-E#9

  藍蘭島 #23「つれていって、寺子屋」。藍蘭島にも島民のみんなに勉強を教える寺子屋があり、最近行人はそこで算数を教える手伝いをしていた。しかし、すずは大の勉強嫌い。以前寺子屋に無理矢理連れて行ったときも大暴れして逃げ出したのだが、島民のみんなはそんなすずを心配し、なによりすずと一緒に勉強をしたいと、すずを寺子屋に連れてくることを画策する。その計画で行人がすずを欺して連れ出す役をさせられるのだが……

 くないさん、存在が削除ですか。本来しのぶ登場前で、みこと、しのぶの上の姉くないが先生のはずだったのだけど、ヒロイン登場を優先させたために構成にそのあおりが。前回の「青い鳥」もそうだったけど、最初の方のエピソードを後に持ってきているので、なんだかちょっと変な感じ。てか、行人のナレーション「みことの姉のしのぶさんが……」ってのは明らかに変だろ。
 話もすずを寺子屋に連れて行くドタバタがメインで、すずがヒロインということを強調するためかも知れないけど、本来最初の方のエピソードなので、そう大きなエピソードにはならない。う〜ん、やはり構成ミスな気がする。とは言え、あと三話。どうも最後はアニメオリジナルエピソードで、行人が島の外に帰るかも、という展開になるっぽい。


  CODE-E #9「消えた力と気持ちのこと。」。光太郎と園美の話を立ち聞きしてしまい、光太郎の口から「千波美の能力に興味があるだけ」と語られるのにショックを受けた千波美は、能力を暴走、町内一帯の電気機器をふっとばしてしまう。アドルとミリスなどはその力の強さに喜ぶが、その後千波美の暴走がぴたりと止まってしまう。実は、ショックせいか千波美の能力は消えてしまっていたのだ。それに気付いた由真からそのことを知らされる千波美だが、ずっと望んでいた通りになったはずなのに、嬉しいとも思えない。テレビを見たり、電気調理器具を使ったりと、今までに出来なかったことをし、携帯も買うが、友達の小松菜から「なんだか、らしくない」と言われてしまう。

 やっかいだと思っていたものが、自分と不可分の個性だった、かも、という話。光太郎に惹かれつつあった千波美は光太郎が、父から見合いを奨められた園美から千波美をどう思ってるのか問い詰められ、動転してしまい、「彼女は研究対象に過ぎない」と千波美が聞いてるのも知らず口走ってしまう。そして千波美の能力が消えたことも知らず新しい装置を開発するが、園美から千波美の能力が消えたことを知らされ、逡巡する。園美も、「ただの研究対象だったんでしょ?」と言うが、その表情は園美自身、その言葉を信じてないよなぁ。光太郎はどう思ったか知らないけど、園美は千波美が立ち聞きしたことに能力が消えるほどのショックを受けた、ということに感づいたようだし。
 千波美の能力の強さに一度は喜びつつも、どうやら能力が消えてしまったことに落胆する双子スパイも、千波美の監視をやめることを口にし出す。こいつらはこいつらで事情がありそうだし、役に立たないから見捨てる、ということが出来るほど非情にも見えないのだよなぁ。特に、次回以降の展開でお人好しぶりが発揮されそう。
 次回は千波美の能力が消えたにもかかわらず安満沢村に絡んだ陰謀が本格化?
 しかし、人の気持ちをおもんばかる心の余裕と、大人の存在があるだけでどうして恋愛のもつれでもこうも違うのか……>School Days
#しかも次回は「みんなの誠」って……


2007年09月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 書店にならんでいなかった

 「 どくそせん 」目当てに書店に行ったけど、まだ並んでませんでした……出版社サイトの発売日9/10の記述が正しいのかな?

 まあ、それとはまるで関係ないんですけどね。今日、地下鉄のトイレに寄ったんですよ。用を足しながらぼーっとしてたんですが、ふと気付くと、便器から人が離れた後で水音がしない……って、ええ!? 手を洗わずに出てる!?
 全員が全員じゃないんですが、三人に二人はそんな感じ……いや、その、自分のをさわった手でドアノブ持ったり握手したりしてるんですか? 吉良吉影の気持ちがちょっとだけわかった。

[アニメ] DARKER#22

  DARKER #22「粛正の街は涙に濡れて…(後編)」。アンバーたちによって掠われた猫(マオ)とノーベンバー。そこでやはり誘拐されたゲート研究の第一人者シュレーダー博士から、博士の研究に関する驚くべき事実が明かされる。
 実は、博士が研究していたのは「契約者」を地球上から一掃してしまう方法。本来は「流星の欠片」が必要なのだが、博士はその代替物で達成する方法を開発していた。しかも、実はその計画には国連組織の「パンドラ機関」をはじめとして、各国が協力していた。黒たちの属する「組織」もその例外ではない。アンバーたちはそれを阻止しようと活動していたのだ。
 力を使うことで次第に幼くなっていくアンバーから、「このままだと、契約者がすべて滅びる未来が来る」と言われるノーベンバーは、「まるで未来を見てきたようだな」と皮肉を返すのだが、アンバーは未来を見てきた証拠に、ノーベンバーがこの部屋から出たら死ぬと予言する。
 そこに、猫を助けるために契約者らしからぬ無謀を冒す黒がアンバーたちの隠れ家に侵入してくる。

 これまで不明だったアンバーの動機が明かされる。能力も、やっぱり時間移動能力らしい。しかも、対価は「年齢逆行」のよう……「老化」が対価の契約者もいたけど、「若化」の場合はしばらく力を使わなければ、無制限に、しかもいつまでも若くいられる。逆に、使い続ければ最終的にはどうなるのか……だけど、アンバーはそんなことすらいとわず能力を使っているらしい。アンバーの奇妙な挙動は、未来を知ればこそのことであって、実はその根本は黒と契約者の未来を救おうとしてた、ってことか。
 今回、最初は猫の独白でおちゃらけ気味に、しかし後には自分たちの破滅を組織が計画してると知らされたノーベンバーが取った「契約者には人間性が欠如してる」という「常識」の破綻。合理的な思考は性質のようだが、感情や情動は依然としてある、ということか。
 そして、それがゆえに、ノーベンバーの取った行動は……誇りのための行動だったんでしょうかね。出来る限り自分一人でことを収める、以外は、どう考えても「合理的」ではないのに……
 猫からアンバーの真意を聞かされる黒たちと、ノーベンバーから後事を託されたフェブラリーとジュライ、そしてアンバーたち。世界を相手取ってどう動くのか。
 って、次回は初の一話完結ものっぽい。それも、アンバーが退場? へっぽこ探偵たちも関わる?


2007年09月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#15

  電脳コイル #15「駅向こうの少年」。買い物先のデパートで母親に「方向音痴」と言われてムキになったヤサコは、一人で帰ろうとして迷ってしまう。しかもイサコと間違えられて別の学校の男の子たちに追いかけ回されてしまう。それを、やはり違う学校の男の子タケルに助けられる。タケルに送られる途中、辺りの風景が昔見た光景であることを思い出し、「4423」と会った思い出の神社を探す。しかし、案内された「階段に鳥居のたくさんある神社」は、似てはいるが別物。それを聞いたタケルは「その神社は現実世界ではなく、メガネの見せた仮想の場所なのかも知れない」と言う。

 ヤサコが昔4423に会った場所は現実ではなく仮想世界。のみならずヤサコはその時にイリーガルにも会っていた。そんな昔からイリーガルがいたことにタケルも驚く。さらにヤサコのメガネが「イマーゴ」の機能が生きているらしい。ヤサコが古い空間に入り込んだりしたのはそのせいらしいのだが、ただの親切げな男の子に見えたタケルはそのことを何者かに報告、その中で「カンナ」の名前が……カンナのメガネもイマーゴの機能を持っていて、それが事故に巻き込まれた原因らしい。てか、カンナのことを知ってるってことは、タケルは猫目とつながりがある?
 なんだか一気にいろいろ明かされてきたけども、このことがどんな危険な事態になるのか。ヤサコもカンナのように事故に遭うのか、イサコの目的がそれにどうからむのだろう。

[特撮] 電王#32

  電王 #32「終電カード・ゼロ」。リュウタロスが意地を張ったせいで二体のアントホッパーイマジンに追い詰められる電王ガンフォーム。後を追ってきたデネブによりかろうじて救出されるが、良太郎は大怪我で入院してしまう。そしてお見舞いに来たデネブから、「ゼロノスのカードを使うことで侑斗は大事なものを消費している」と聞かされる。良太郎たちは一致団結して侑斗に最後のカードを使わせないようにしようと決めるのだが……
 一方、ミルクディッパーでは尾崎と三浦が藤代の会社の悪事を暴くことでその陰謀を挫くことに成功。しかし、藤代に取り憑いたアントホッパーイマジンが藤代の願いを叶えるために藤代の身体を乗っ取って愛理を誘拐。良太郎は無理をおしてアントホッパーイマジンを追うが、二対一どころか、デネブが参戦しても押されてしまう。見かねた侑斗は、ついに最後のカードを使って変身する。

 藤代の野望は挫かれ、愛理も桜井のことを思い出しかけるが、ゼロノスのカードがなくなってしまったことでとんでもないことが起こる。ゼロノスのカードを使うことの代償、それは、人々の記憶の中から「桜井侑斗」の存在が消えてしまうことだった。桜井のことを思い出しかけていた愛理はもちろん、特異点である良太郎以外は皆桜井のことを忘れてしまったよう。ゼロノスにももう変身できず、人々からも忘れ去られて、侑斗、どうするんだ。
 一応、ゼロノスの新フォームも発表されてるので復活はするのだろうけど……
 次回は、ハナが若返って、子供の姿になってしまう。そういや、ここ暫く姿を見せてなかったな。最強ヒロインの座、あやうし?


2007年09月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ガラじゃねえ

 ガラじゃないことをする必要ってのがたまにあるわけで。自分の利害だけだったら「じゃ、逃げちゃお」で済ませることもできなくはないのだけど、それやると自分よりも他人がまずいことになるってのが……しかも、そのまずいことになる他人が、自分がガラじゃないことをしなければいけない相手ってのが、また。
 ま、焦らず戦略を立てよう。

[アニメ] ゼロ使双月#09

  ゼロ使双月 #09「炎の贖罪」。案の定、アニエスの故郷を焼き払った部隊の隊長はコルベール先生。しかしコルベール先生は直後にそれが政治的陰謀に利用されたと悟り、唯一の生き残りのアニエスを助けていた。直後に言い出すくらいなら事前に村が本当に疫病だったのかとかは調べてなかったのかってのはあるのだけど、原作ではその辺クリアしてるんでしょうかね?
 それはさておき、最初から登場していたので微妙にモブキャラっぽかったのだけど、魔法使いなのに魔法に頼らない技術の研究にいそしんだり、にわかにだけど戦争に拒否反応を示すところを見せたりとして、最後の最後に妙にかっこいいところを見せましたな、コルベール先生。今回のシーズンは戦争が舞台なだけに、反戦を全肯定とはいかずともやっぱその言動が以後の展開に影響を与えるのか。
 でも、過去で一番びっくりしたのは、コルベール先生のおぐしが……昔からさびしい頭なわけではなかったのね。


2007年09月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 瀬戸の花嫁#23とヒロイック・エイジ#23と絶望先生#10

  瀬戸の花嫁 #23「過去のない男」。瀬戸内組の若頭・政は最近、昔の夢を見る。小さな女の子が泣いている夢なのだが、それが誰かわからない。実は政は十年前から昔の記憶がないのだ。しかし、燦の使う剣術が不知火家のものであり、それを教えたのが政であると聞いた明乃が、その剣をどこで覚えたのか、尋ねてくる。明乃は明乃で実は人魚試験とは別に、生き別れになった兄を捜すという目的があり、政に剣術を教えたのが兄ではないかと考えたのだ。
 ところが、その話を聞いた豪三郎が急に焦りだし、永澄に明乃が政の昔のことを質問するのをやめさせろと言い出す。実は政こそが明乃の兄。十年前人魚試験の試験官として瀬戸内組に来ていたのだが、豪三郎が「うっかり」どつき倒して記憶喪失にさせてしまい、記憶が戻るまでのつもりで組で預かっていたのだが、いつまでたっても戻らぬ政を捜しに来た彼の同僚に、事実を言えずについ「どこかに逐電した」とごまかしてしまっていた。そのために任務放棄で逃げ出したとしてお上と不知火家、両方から抹殺指令が出ており、明乃も今では家名を辱めた兄に落とし前を付けさせるために探していたのだった。
 なおさら引っ込みの着かなくなった豪三郎から話を聞いて、永澄も政が処刑されることになっては大変と、捨て身の行動で明乃から政を引き離そうとするのだが……

 Mr.ダンディこと政さんの過去。つか、わりと行き当たりばったりで展開考えられてるだろw いや、面白いんですけどね。
 実は明乃の生き別れの兄だった政、兄を抹殺するために捜し求める明乃。気付きそうなものだけど、意外と天然だからなぁ、明乃。いや、どっちかってえと見た目が変わり過ぎか……って、見た目どころか記憶を失った途端声まで変わってるよ! 魚人ってそういうものなの!? しかも記憶なくす前はキャスバル兄さん!?
 政を助けるためにと必死で明乃を政から遠ざけようとする永澄を見て、燦が天然ボケ全開で嫉妬故の行動と誤解。永澄も事実を言えずにもう捨て鉢で暴走しまくり。それでも食い下がる明乃にごまかしきれなくなったところに豪三郎が乱入。政さんを愛の鉄拳でどつき回す。って一瞬元に戻ってますがな。また証拠隠滅されたけど。
 おまけに明乃まで燦のボケのおかげで頭を打って幼児逆行。兄がいなくなった直後の四歳に戻ってしまう。って、あのスタイルで「しらぬいあけのよんしゃい」の破壊力は……今のように任務任務と肩肘張っておらず兄がいなくなったことに純粋に泣き叫ぶ明乃よんしゃいだが、政が豪三郎にどつきたおされて気絶している間に、昔の自分と邂逅し、記憶を取り戻す。明乃が妹であることを思い出した政は、明乃をなぐさめるのだが……明乃の一言、いい話台無しw
 ラストはなんとか元の鞘に収まるのだが、豪三郎は色々ちゃんと反省した方がいいよ。絶対……
 今回は最初に「今日の政さん」があったのでラストは何かと思ったら、永澄がやけくそになって政さんにラブアピールしてるのを見てしまった委員長が、頭をアフロにしに美容院へ……ママ、手広く商売やってるのね。
 次回は公式サイトに「典型的ライバルキャラ」とか書かれつつもここ最近全然ライバルキャラらしい見せ場どころか影自体薄くなってた三河海の話らしい。いや、予告の煽りは話十五分の一くらいで聞いた方がいいのだろうけど……つか、殺しても死にそうにない。


  ヒロイック・エイジ #23「四人」。ディアネイラとプロメの会見の結果、銀の種族内の穏健派が戦闘から離脱。一気に数を減らした主戦派との戦いになるのだが、主戦派が抱える最強のノドス・ユティが地球人を一気に殲滅しようと襲ってくる。エイジがそれを迎え撃つが、ユティが狂乱しての激しい戦いの中、ユティを狂乱から引き戻そうと割って入ったカルキノスが犠牲になってしまう。彼を愛していたユティは暴走し、エイジばかりかメヒタカ、レクティまでも生み出した時空の歪みの中に葬り去ってしまう。地球側はエイジたちを失い、銀の種族主戦派もユティが消耗したことで戦いは一端中段するのだが、ディアネイラはエイジの無事を信じて金の種族がその意思を残した惑星「エリュシオン」へのスターウェイを探すことを決断する。
 一方、異次元のはざまに放り出されたエイジたちだが、レクティが時間を遡る能力を転用して作った空間に避難し、かろうじて生き延びていた。しかし、それだけでは脱出もままならず、疲弊して息絶えるのを待つばかりだったのだが……

 ちょっwwwww カルキノス反則wwwwwwww
 カルキノスの能力は「毒ガス」(のようなもの)かと思っていたら、生命をコントロールする能力(つまり、戦闘ではそれを逆に「生命を奪う」作用をさせることで武器にしていた)だったことが判明。で、死んだと思われていた自己まで再生させる。どんだけ卑怯な能力だw
 エイジはカルキノスを含めて四人のノドスの能力を集結させて異次元の牢獄から脱出することを提案。って、提案したけど、具体的な作戦考えたのレクティのような……本当にわかっていたのか、怪しい……ゲキレンジャーのジャンと似てるよなぁ。単に語彙が少ないだけなのかも知れないけど。
 ユティはユティで、銀の種族が感情を預けていた(それにより精神的ダメージから無縁でいられた)プロメが穏健派の首魁であり、地球側と同盟したことからプロメとの接触を断たれ、カルキノスを失った哀しみに悶える。挙げ句、自分にこんな仕打ちをするロムを憎悪するにまで至るのだが……その苦痛からユティを助けることが、他のノドスの残った契約と関係するっぽい。ようやく契約とかのめんどくさい部分が生きてきたなぁ。


  絶望先生 #10「生八つ橋を焼かねばならぬ」。今回は「下見」。修学旅行の下見に京都に連れて行かれた二のへ組だが、「下見だからちゃんと見ちゃダメ!」といつもの理不尽な言い分に、楽しむこともできない。挙げ句、「下見寺」などという怪しい寺に連れて行かれる。
 今回、「絶望した!」の前振りのギャグが多かったな。あと、「式場の下見」「新居の下見」ネタは、ブラック過ぎ……
 あと、最後の「視聴者の声」コーナーは、もうやりたい放題だな。


2007年09月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 安倍首相、退陣ですか。

 マスコミのどうでもいいようなことですら材料にする総包囲攻撃網も見ていて気持ちのいいものではなかったけど、このタイミングでってのも無責任というか無定見というか。次の政権についてやはり話題が持ちきりだけど、小沢民主党党首にやらせてみたらいいんじゃない? 言われても絶対やらないだろうけど、やったら面白いことになりすぎる。

[アニメ] グレンラガン#24とCODE-E#11

  グレンラガン #24「忘れるものか、この一分一秒を」。感知したニアの指輪の座標軸を割り出し、反螺旋族の本拠地に乗り込んだ大グレン団。しかしそこには敵の本拠地らしいものはなく、代わりにニアの巨大映像が……反螺旋族が認知転移システムを阻害するために設置した罠だった。更にたたみかけるように押しかける敵を迎え撃つ大グレン団だが、妙に敵の手応えがない。ヨーコの不審を一蹴して調子に乗って攻勢に出るキタンたちだが……

 巨大化が飽和して、巨大感がつかめないのがなぁ……
 話の方は、順調に最後のクライマックスへの序盤、という感じか。やはり何が起こってるかイマイチわかりづらいのが、ちょっと盛り上げに水を差してるけど。でも、敵の罠の中でどんどん味方が散っていくってのは、力業だけと盛り上げる。キッド、アイラック、マッケン、そしてジョーガンとバリンボーが……ジョーガン、バリンボーは特に撤退の殿をつとめ孤立したギミーとダリーを助けるために、大笑しながらの散華。第三部冒頭の頃は堕落したただのバカだったのに、最後の散り際は良かったなぁ。艦を守るために特攻したマッケンに、それを察知しながら黙々と自分のなすべき事を続けるレイテはもちろん、最後まで相棒を見捨てなかったキッドとアイラックの二人も……
 誰が犠牲になるのか、まだまだ続くのだろうけど、最後にこれから逆転、というところでまたでっかいピンチに陥るのだから、それは当たるのだろうな。とすると、一番の候補者は……


  CODE-E #11「サマースクールと陰謀のこと。」。外出先での能力の暴走の心配もなくなり、千波美は学校で募集していた安満沢村の施設で行われるサマースクールに出かける。高校生らしいイベントを楽しむ千波美だが、やはり参加する光太郎と出くわしてぎくしゃくしたりもする。そんな中、安満沢村の施設にアドルとミリスがまるで監獄か実験施設のような管理体制だと不審を抱く。能力を失ったはずの千波美も、なぜか周囲にTYPE-E能力の暴走現象が発生し、とまどう。由真はこの安満沢村と千波美の間に何かがあるのではないかと推測するが、千波美はこんな時に一番頼りたい相手である光太郎を自分から拒絶したことを思い出し、助けを求めることが出来ない。園美もまた、千波美を気にし続ける光太郎を不安な目で見る。

 アドルとミリス、千波美の能力がなくなったと母親に報告し、適当に引き上げてこいと言われてなんだか落胆気味。お家再興のためにTYPE-Eの情報を各国に売ろうとしていたらしい。基本、人がよさげな連中だから難しいと思うのだけどな。けど、安満沢村のおかしさに気付いた辺りはさすが腐ってもスパイってところか。
 多分政府機関だと思うけど、安満沢村開発を裏で糸を引いてる連中は、しっかり千波美のことを捕捉済み。まあそれはそうか。しかし、千波美だけではなく他に潜在的にTYPE-Eの因子を持ってる人間まで目覚めかけてることが示唆され、どうするの?
 そいでもって、能力がないことに慣れかけた千波美が無理矢理能力を発揮させられ、光太郎に頼りたいけど頼れない、しかも園美も切ないまでに光太郎が千波美に振り向くのを止めようとして、もつれにもつれて次回。ついに暴走? 「潜在的因子を持った者」って誰なんだ? 不特定多数?


2007年09月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DARKER#23とSchool Days#11

  DARKER THAN BLACK #23「神は天にいまし…」。ノーベンバーの最後の言葉の意味を知るべく捜査を続ける霧原だが、なぜか部下たちが部長命令で自分を尾行していたことを知り、組織への不信感を強める。そんな時、町中で暗い表情をした李と出逢う。食い逃げをしようとしていた久良沢たちとも会い、街に広がる「今夜12に時、昔の星空が見える」という噂のことを聞く。
 李と霧原は、見えるはずがないと言いつつ、二人で夜空を見上げ、李はかつていた「消えた妹」の事を話すのだった。

 話の発端は久良沢探偵事務所。子供の宿題のために「昔の星空についてのアンケートを100人分集めろ」という依頼を、それなりの報酬額に釣られて受けてしまう。そんなの聞いても誰も興味ないと思いきや、結構みんな語りたがる語りたがる。おんぼろアパートの大家のじいさんがしゃべりまくるのに驚いた。ぼけてるのかと思ってたよ。
 霧原は李が黒=BK203であることを知らずに、組織への不信感と自分がすべきことは何か悩んでることを語る。李もまた、南米のゲート共に消えた妹・白のことを、詳しいことは伏せつつ語る。誰もが昔の星空が現われるのを期待していることが、12時前に次々消える街の灯りで示されるが、霧原は「今ある星が消えるのも、寂しい」と言う。ノーベンバーの死をもって知った「契約者もまた人間」ということか。
 しかし星空は雨雲に覆い隠され、霧原には父親である警視から「東京から避難しろ」という連絡が届く。そして、アンバーたちがついに動きだし、組織から切り捨てられた黒たちをゲートの中へいざなう。
 次回からついに最終エピソードらしいけど、黄が妙に苦しそうなのが……どこか撃たれた?


  School Days #11「みんなの誠」。誠は世界に乙女との浮気のことを問いただされる。刹那が転校して頼る相手もなく、世界は登校拒否に陥るが、当の誠は刹那に依存していた分を自分に求めようとしてくる世界の気持ちが重くなり、世界の見舞いに行くどころかうるさいのがいなくなったとばかりにいろんな女の子と関係を持ちまくる。誠を世界のところに連れて行こうとした光までも誠と寝てしまい、ずるずると関係を持ち続けていた。
 しかし、久しぶりに登校してきた世界に誠の子を妊娠したことを告げられて状況は一転。教室で言い争いを始めてしまいそのことをクラス中に知られてしまう。そのことがきっかけとなり、関係していた女の子たちから一斉に拒絶される。後ろめたさを感じたまま誠との関係を続けていた光は勿論、中学校時代から誠のことが好きだった乙女でさえ、昔の優しさのかけらもなくなった今の姿に愛想づかしをしてしまう。
 誰にもすがれなくなった誠はクリスマス前の街をさまようが、そこで見たのは、現実を直視すること拒否し、妄想の中の誠と待ち合わせをする壊れた言葉の姿だった。

 さかりのついた伊藤誠はもう誰にも止められない、状態。言葉の気持ちが重くなって逃げるようにして世界に傾いた誠が、世界がめんどくさくなったらそこから逃げるのは当然と言えば当然か。刹那や乙女と関係を持った事に自信を得たのか、いろんな子たちと寝まくるのだが、自業自得的にそんな状況も破綻。女の子たちも「おもちゃ」的感覚で関係を持っていたので、捨てられる時もあっさりと。まー、なんつーか、当然のことながらまったく同情は出来ない。
 しかし、状況をあれだけかき回した乙女があっさり誠を見切るのが、まあ。つっても乙女が悪いっつーか(悪くないとは言わないが)、誠がどう考えてもアレなだけなんだけど。
 世界も刹那がいなくなって心の弱い子ぶりをいかんなく発揮。あれだけの目にあっても誠の子を宿したことを暗い笑みで喜んでるんだから、まあ。
 言葉は壊れっぱなし。空想の中の誠に料理を作ったり、デートの約束をしたり……そんな姿を目にして、誠はうつろな目で「そこにいない」誠にデートの話をする言葉に向かって謝罪し続けるが、罪悪感ってより、自分が捨てて身投げした女の幽霊に出くわした感覚だろうなぁ。
 こりゃ最終回は刺して斬って飛び降りるか?(そうすると三人とも……)
 しかし、アニメの七海はいじめにも荷担しないし誠とも接点薄いしでいい七海なんだが……今回妙に暗い顔をしてたのがクローズアップされてたのが、なんかありそう。


2007年09月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっと出てました

 所用にて留守にしてました。今日帰ってきました。録画の消化とかが溜まってますので、感想とかは今日はお休み。つか、疲れた。


2007年09月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#16

  電脳コイル #16「イサコの病室」。夏休みも終わり近いが、ヤサコたちの自由研究は一向にまとまらない。適当に今わかってることでまとめちゃおうと言うフミエだが、ヤサコはカンナのためにイリーガルのことを調べるハラケンを無視して勝手なことは出来ないという。それだけではなく、4423と会った朧気な記憶の中で、イリーガルと出くわしたのが気になっているのだ。そんなとき、メガ婆を迎えに行ったヤサコはフミエの弟のアキラがこそこそしているのを見つける。アキラがフミエや自分を盗撮してるのを知ったヤサコは唖然。しかし、盗撮画像の中にイサコの写真があるのを見つけ、しかも彼女が訪れている病室番号が「4423」なのを知ったヤサコは、アキラの電脳ペットが送ってきた、病室の中の映像を見てさらに愕然とする。

 ヤサコ、何気に性格悪いなぁw アキラを、盗撮の件をフミエにばらすと脅して4423号病室の様子を見させるなんて。
 しかし、明かされてなかった設定がぼろぼろ出てくるなぁ。「4423」がイサコの兄だというのは想定内として、ヤサコの祖父も電脳メガネの技術者でメガネの医療利用、おそらくは「イマーゴ」と関係してるのだろうと言うことが初めて示唆される。って、ヤサコに遺したメガネがイマーゴ機能が残ってるって時点で、想像がつくか。
 イリーガルのことを知る謎の青年・猫目がオバちゃんの旧知だってのもびっくりだし、四年前にメガ婆が倒れてどうやら大事な記憶が喪失してるらしかったり。これらのごちゃごちゃな要素がどうまとまるのか。急展開すぎて、面白すぎるんだけど混乱するのう。

[特撮] 電王#33

  電王 #33「タイムトラブラー・コハナ」。ゼロノスのカードがなくなったのに呼応するように、デンライナーの路線に平行するように新たな路線が出現する。オーナーもその正体は知らないが、それが何らかの変化の予兆であり、「その先に行けば、良いことか悪いことか、ともかく何事かが起こる」と言う。しかし、誰にも変化らしい変化はない。だが、ハナの姿がデンライナーのどこにも見えないことに気付く。そのハナは、街を徘徊している最中に、自分にある変化が起こっていることに気付くのだった。

 ネットの噂では……(ヤサコの声で)って、まあなんだかハナの中の人の都合らしいと言う噂なのだけど、まあ、とりあえずそんなの興味ねえ。ただ、そのせいかつなぎの回という印象が非情に強いのだよなぁ。重要なこととしては、ハナがいた消えた時間に通じているのかも知れない路線が現われたことと、ゼロノスのカードは最初に枚数を規定していたことか。一応、もっと作れたけど、覚えてる人がまったくなくなってしまわないようにセーブしたらしい。ただ、カードを使って誰の記憶がなくなるのかはわからないのか。で、なければ愛理の記憶を奪うとは思えないし、覚えてるかどうかもわからない人の記憶まで消費するとは思えないものなぁ。
 一応、ゼロノス復活の可能性は残した一方で、ハナの子供化がどうなるんだろうというのが……
 個別エピソードの展開としては、なんだかよくわからん、怪しいピアニストが登場。おまけにイカガンマンイマジンが。声がボスだよ! ボス! アリエナイザーに転職?
 ガンマンならば、ガンフォームとの対決を期待したいところだけど、ロッドフォームがメインらしい。
 それと、契約者のピアニストはなぜか契約をかなえたはずなのに過去への扉を開かないらしい……かなり強引なかなえ方でも開いていたのに、なぜ?


2007年09月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] グレンラガン#25

  グレンラガン #25「お前の意思は受け取った」。反螺旋族の罠にはまり、真っ暗な海のような空間に飲み込まれた超銀河大グレン。そこはデススパイラルフィールドという、螺旋力を無限に吸収して拡大する、地球人たち螺旋生物にとっては死の空間だった。全ての螺旋力は吸収され、さらに強行突破しようとしても反螺旋族の兵器が立ちふさがり、もはや打つ手はないかと思われたが、フィールドを生み出すデススパイラルマシンを叩く作戦を思いつく。しかし、それにはフィールドの中を突っ切り、攻撃するという決死の行動を取らねばならない。それに志願したのは、キタンだった。

 前回の殉死続出で、最後に一番盛り上がるとしたらこの人だろうという予想通り、キタンが大グレン団を助けるために己の身を顧みず特攻……って、キタンなら「こんなカッコイイ役目、他のヤツに任せられるか!」ってところだろうけど……最後に強大な螺旋力に目覚め、さらに中心を壊すことでデススパイラルフィールドに吸収されていた大量の螺旋力を放出。一気に超銀河大グレンラガンへの変形をうながす。縁の下の力持ちとは思えぬ、イカシすぎる散り際。
 ここ数回のキタンの反応でヨーコに気があることはわかってたけど、カミナに続いて、キタンの死亡フラグにまでなってしまいましたか、ヨーコ……後の人生は喪服来て過ごしたりするんだろうか。
 本当の総力戦なら犠牲に女子供関係ないのだけど、女子供のために男たちが死ぬ、ってんじゃなきゃ大グレン団じゃないし。
 シモンが一人超銀河大グレン変形のためのエネルギーを貯め続けるのだけど、ヴィラルがそれに協力できず歯がゆい思いをする。獣人に螺旋力がないって、本当だったのか。「螺旋力」の元ネタは「上弦の月を喰らう獅子」らしいから、世代を重ねられず進化もない獣人には、そもそも螺旋力はないのか。しかし、そのヴィラルの埋め合わせをするように、ブータが隠し持っていた大量の螺旋力を放出する。まあ、旅の最初からカミナとシモンにくっついてたわけだし、気合いで言えば自分の尻尾を切って差し出すくらいだし、申し分はないよなぁ。
 と、いうわけで超銀河大グレンラガン、ついに変形。いろいろ変形してるよ。オイ。シモンのゴーグルがカミナのグラサンに変形し、そのまま星形になったってのは、カミナに追いつき、越えたってことなのか。衛星クラスの大きさのロボが、しかもドリル背負ってるって……故石川賢御大へのリスペクト甚だしい。
 次はついに反撃? 多数の犠牲を出してその上で、希望の勝利を描ききれるのか、拝見。

[アニメ] CODE-E#12

  CODE-E #12「破壊と再生のこと。」。光太郎とすれ違いもやもやしたまま能力の暴走が復活して不安に怯える千波美。だが、能力が暴走していたのは千波美だけではなく、由真もこれまで経験したことのない能力の暴走におののいていた。そして、頻発する潜在的能力者の暴走により、ついに最悪の事態が起こってしまう。

 あちこち続編前提の投げっぱなしがあってちとなんなのだけど、全体としては綺麗にまとまってましたな。
 そもそも、高校生の青春ってのはこうじゃなきゃ! 斬ったり斬られたり刺したり飛んだり放送中止になったりってのはご勘弁。
 不安を抱えたまま光太郎に助けを求められないで、事態が侵攻していくのを耐えるしかない千波美と、千波美に何かを言いたくて、でも何が言いたいのか自分でもわからない光太郎。それぞれの踏ん切りになったのは由真と園美。
 由真は初めて経験する能力の暴走に不安に陥る。それを見た千波美は、自分がいろんな人に支えられて不安を乗り切ったことを自覚し、自分が光太郎を必要としてることを悟る。
 光太郎は、もやもやしたままサマースクールを過ごすのを、ずっとくっついていた園美に、気持ちを告白された上で「自分の気持ちに素直になれ」と後押しされる。
 そして、能力の暴走の先にあったのは地盤レベルからの大崩壊。例のジュドー・アーシタ声の悪党こと柊の目的がそもそもそれだったらしい。TYPE-Eが密集し能力を暴走させることで、局地レベルでの地盤崩壊を起こせるらしく、その実証こそが柊の目的であり、安満沢村の目的だった。それでTYPE-Eを集めてたのか。
 そして、柊たちが逃げた後でその資料を見つけたミリスは、地盤崩壊の余波に巻き込まれて……え〜!? ミリス、これっきり!?
 柊たちの陰謀がどうなるのか、その辺も投げっぱなし。だけど、ようやくお互いの気持ちを伝え合うが崩落に巻き込まれ、千波美をかばった光太郎が重傷を負った上脚を挟まれ脱出不可能。せっかく想いが通じたのにと、感情を爆発させた千波美が、崩壊した安満沢村合宿施設の、全非常灯を点灯させ、救助部隊がそれを目印に救助に駆けつける。使いようによっては不吉な能力かもしれないけど、光太郎の言うとおり「人のためになる」ということが示された、綺麗なラストでした。続きはあるのかな?


2007年09月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 現在、検索できません

 知らないうちに(って、告知されてましたがな)サーバーのperlのバージョンやらがいろいろ上がって日記の検索が出来ない状態に。なんとかkakasiやらnamazuは入れたけど、indexは作られるが検索ができない。なんてこったい。
 しかたないからしばらくほっておこう。<おいおい
 だって自分でなんとかする時間ないしぃ。<他力本願


2007年09月23日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 退屈だけど暇がない

 生存報告代わりに。退屈なら暇か、暇じゃないなら退屈じゃないかでどちらかにしていただきたい。(って、ただの状況に対してそんなこと言っても)
 思ってたより疲れが蓄積してたらしくって、夕飯後に6時間ばかり眠り込んでしまったし。ここしばらく休日にもなんらかの用事が入ってたからなぁ……も少し惰眠をむさぼりたい。
 明日には通常更新に戻る予定。


2007年09月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#17

  電脳コイル #17「最後の夏休み」。夏休みもあと数日だが、ヤサコは4423がイサコの兄であること、4423は「向こう側」へ行ったきり戻ってこられなくなったことを聞かされ、気持ちの整理がしきれないでいた。ハラケンも都市伝説や昔の新聞記事を調べるうち、キラバグを集めるイサコの目的が「向こう側」への扉を開くことではないかと推測する。ヤサコはイサコの話に妙に興味を持ったハラケンを心配するが、ハラケンの「大丈夫」という言葉に安心する。しかしハラケンはガチャギリたちがサッチーに追われているのを見つけ、近くで五体のサッチーに制御系の暗号を破壊されコントロールを失いそうになっていたイサコに、意外な取引の申し出をする。

 死んだ人間に勝つことはむずかしい、と……なにがどうなってるのか理解しきれず、逃げ気味に「普通に夏休みを楽しもう?」とヤサコはハラケンに言うのだが、ハラケンは言ってることはヤサコに合わせるが、イサコたちがいた古い空間のことを聞いたりと、あからさまに言葉と真意はうらはら。ヤサコはハラケンに告白しかけるのだが、それすらも上の空。夢の中でカンナが現われて何かを話したそうにしていたこともあり、ハラケンは向こう側に行ったカンナの精神が、死んだときの苦しみをそのまま引きずってるのではないかと考える。でも、それってどっちかと言えば死んでもうどうにもならないカンナとのわだかまりを、ハラケンがなんとかしたいってことだよなぁ。
 カンナは肉体も死んでしまったのでどうしようもないのだけど、肉体はこちら側で生きている4423は、本当にこちら側に戻せるんだろうか? ハラケンがイサコと向こう側に行こうとしてることに気付いたヤサコはどうするのか。扉を開くことでイサコも予想していない何かが起こると推測しているオバちゃんはどう出るのか。
 「暗号」のルーツがメガ婆のメタタグであることも明らかになり、今は蚊帳の外気味なヤサコにやはり全てが帰結しそう。そういえば、コイル探偵局の会員番号壱番と参番、肆番、陸番は出てきてないな……「暗号屋」の元締めがこのうちの誰かだとして、そうするとやっぱオバちゃんと顔なじみだったあの男が?

[その他] くどいようですが、私はタバコは吸いません

  養老孟司の超刺激発言 「たばこの害根拠なし」「禁煙運動はナチズム」J-CAST )。おお、言ったれ言ったれ。科学的根拠を問い詰められると「そもそもマナーも悪い」とか言い出して根拠の問題からマナーの問題にごまかそうとする阿呆が多くて困る。まあ、マナーの悪い喫煙者も多いのは事実だけど……発癌の危険性も確定的ではない(まあ、危険性の示唆ならセーフだと思うけど)。副流煙云々の理屈に至ってはいいがかり以外の何者でもない。騒ぐ側ももうちと考えて欲しいものです。


  日テレが杉村太蔵の投票を盗撮→「麻生に投票した」と報道痛いニュース )。あきらかにやりすぎだろ、これは。杉村議員が誰に入れたか隠し撮りすることが、報道の大義となにか関係があるのか? いい加減にしてくれ。


  「ホビットはヒトの新種」説を裏付ける新たな証拠、手首構造の分析でAFP BB )。へ〜……ええ!? とまず思い、次にネタ記事かと思ったら、そういう種(というかあだ名の化石)があったのね。手首の構造だけでもこれだけ違うってのも吃驚ですが。


  日本はネットを規制しようとした朝日 )。一方、 アメリカはネットを利用しようとした。ITmedia )ってところですか。(比較対象として必ずしも対称ではないことは承知の上です。はい)
 世間の動きに柔軟か、それとも旧来の仕組みが時代遅れになっていくと認められず固執するか、その違いが出てる気がする。いや、違法アップロードは取り締まりつつ、公式なコンテンツ配布は積極的に行う、ってのもアリですが。
 しかしiPod課金とかありえなくね?


  中3少年、おので父親の頭切る 殺人未遂容疑で逮捕朝日 )。これはマンガやアニメとかの影響とかいうのではなく、ワイドショーなどのメディアの影響と見る方がもっともらしいと思うのですが……違うかもしれませんが。
 でも、「違うかもしれない」というのならアニメやマンガの影響云々というのもそう。アニメやマンガを攻撃するなら興味本位の報道を攻撃してもいいはずですが、どこもやってませんね。これからに期待しましょう。

[アニメ] その他

  藍蘭島 #25「鍛えて、へなちょこ」。島の外に出られるかもしれない百年に一度の大嵐。それが明日起こるかもしれないと聞いて、行人は島の外に出る許しを得るために島の守り神の海竜様に会おうとする。行人が危険な手段で島の外に出ることを妨害しようとする、ちかげ、りん、ゆきのとあやね、まち。しかし五人とも自滅気味に失敗。だが、真の試練として、四人の島の主が行人の前に立ちはだかる。

 う〜ん、しのぶまでを急いで出そうとして構成めためたにした弊害が、もろに。海竜に会いに行くための試練として、原作では第二回婿殿争奪戦にあった四人の主との対決を持ってきたのはいいのだけど、すず以外のヒロイン五人組が割を食って悪役にされてしまってる。意外と考えが足りない上悪のりしやすいちかげや、頑固で思い込みの激しいまちはともかく、他の連中は真剣な行人にこういう邪魔するキャラじゃあるまいに……
 構成全体もおちゃらけなのか真剣なのか、真剣さを悪い意味でそいでしまって、ちょっと上手く行ってない感じ。結末はそんな深刻なことにはならないのだろうけど、これはやはり少なくとも三クール体勢じゃないと構成が苦しすぎる。色々頑張ってただけに残念。


  スカイガールズ #12「さよなら追浜」。正式に対ワーム戦闘部隊に組み入れられたソニックダイバーチームは、対ワーム用強襲艦「攻龍」に乗り込むことになり、追浜基地とも別れることになる。その前に可憐の兄が可憐に会いに来ることになったのだが……

 兄の訪問に合わせて出動命令が下るのはお約束なのだけど、ちと、可憐の出撃理由が無理矢理かなぁ。「まだ近隣にワームがいるかも知れないため」と一言付け加えれば一応格好はつくのに。そのためにせっかくエリーゼが気を回しているのに可憐の使命感が空回りしてるようにも見えてしまう。
 攻龍登場に伴いそれにまつわる新キャラ登場で、そちらはおっさんばかりでなかなか良かったです。これで「ドキッ! 女だらけの対ワーム部隊」だったらどうしようかと……つか、最近のこの手のにしては意外とおっさん率が高くなったな。


  モノノ怪 #10「化け猫」。時代は江戸から下って明治・大正期。新しく出来た地下鉄の開通記念セレモニーに多くの招待客がごった返す。しかし、初運行の途中で人影を見た運転手が急ブレーキ。それと同時に幾人かの客が先頭車両に閉じこめられてしまう。運転手の手を離れ走り続ける地下鉄の中で、とある女性の電車飛び込み事故が浮かび上がってくる。閉じこめられた人間はいずれもその女性に生前なんらかの関わりを持っている者たちだったのだ。そして当然、そこには薬売りの姿もあった。

 シリーズのきっかけになった「怪」中のエピソードと同じ「化け猫」モチーフなのだが、時代からなにから、あちらとは大分違う。女性記者の死を巡って繰り広げられる怪異に、生前関わったと思しき者たちが巻き込まれる。
 毎回何気に密室劇なのだけど、今回はあからさまに車両の中という密室空間。時代が変わっても相変わらずヴィヴィッドな色遣いなのだけど、違う時代でも薬売りは活躍するのか。ってえか、人非人ぶりを発揮するのか。

[特撮] 電王#34

  電王 #34「時の間のピアニスト」。イマジンが願いを叶えたはずなのになぜかピアノの男は時の扉を開かない。一時的にイマジンを追い払った電王だが、ピアノの男に願いの内容を聞いても答えがない。それどころか、「このままではまた襲ってくる」という言う良太郎に、「それじゃあ、待つか」と言い出す。どうやら意識不明で入院している有名ピアニスト・奥村が関わっているらしいのだが、願いの内容まではわからない。そんなとき、再びイマジンがピアノを奪い、病院の中庭で待つピアノの男の前に現われる。男がピアノを弾くと、今度はあっさりと扉が開き、イマジンは過去へ飛ぶ。男の願いとは、実は意識不明の奥村にもう一度演奏を聴かせることだったのだ。イマジンを追って過去に飛ぶ電王だが、倒したイマジンがこれまでにない大規模な暴走を起こしてしまう。

 他人の中に残る自分の記憶を消費しつつゼロノスに変身していた侑斗。それでは、全ての人の中から侑斗に関わる記憶が消えてしまったら? というのを、世を捨てた孤独なピアニストのエピソードにからめて示す。ピアノの男はかつて有名なピアニストだったが、十年以上前に突如引退し姿をくらましてしまった。それをたまたま、自分の演奏に行き詰まりなやんでいた奥村が発見、自分がピアニストを志すきっかけになった男の演奏を聴き、ピアノを続けることを決意していた。しかし奥村はその後不慮の事故で意識不明に。ピアノの男は意識不明の奥村にもう一度演奏を聞かせようとしていた。
 しかし過去に飛んだイマジンが暴走、大量のギガント・ヘルとギガント・ヘブンを放出し、多くの人間を巻き込む大惨事に。デンライナーとゼロライナー久々の大活躍ですな。で、ギガントを一掃したことで時間の復元力が働き、被害にあった建物も人間もすべて元に……ただし、誰もいたことを覚えていないピアノの男を除いて。時間の復元力はそれに関わった人間の記憶によるものなので、誰も覚えていないピアノの男は復元されなかったのだ。この辺、映画版とも関わってますな。
 しかし、復元されなかった者はデンライナーに乗って自分の時間が戻るまで旅するのが規則。ピアノの男もデンライナーの乗客として時間の中を旅することに……いつか、彼の事を覚えている奥村が目覚めるまで。
 しかし、自分に関する記憶を消してしまうことの危険性が示され、侑斗がこのままゼロノスに変身し続けると侑斗の存在自体が消えてしまうことを提示される。そして次回、ゼロノス復活。でもタイトルからして「悲劇の復活、カード・ゼロ」なのだから、ちと重いものがつきまといそう。


2007年09月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 瀬戸の花嫁と#25と絶望先生#12とヒロイックエイジ#25

  瀬戸の花嫁 #25「家族ゲーム」。燦がいるのがすっかり当り前になった満潮家。永澄は慣れきって洗濯物についての燦の小言を生返事で聞き流す。その態度がきっかけで二人は喧嘩、しかも織悪くテレビに出てたルナについてのトークで永澄が「昔からファンだった」と口走ってしまったことで余計にこじれてしまう。周りから謝れと言われるほど意固地になる永澄だったが、翌日、燦を始め瀬戸内組の顔ぶれが一斉に学校から消えてしまう。何も聞かされてなかった永澄は昨日の喧嘩が原因と思ってしまうが、実は瀬戸内組に魚人の貴族・源義魚からの園遊会の招待状が届いて、一家の主要メンバーで出向いたのだった。だが、実は園遊会というのは真っ赤な嘘。源義魚はどうしようもない女好きで有名で、燦をものにしようと瀬戸内組にだけ招待状を届けて燦をおびき寄せたのだった。三河とルナが、実は義魚から燦と永澄の仲を引き離すことを命令されていた明乃にそのことを問い詰め、燦を助けに行こうとする。燦から愛想を尽かされたと思いこみうじうじとしていた永澄も、巡から檄を飛ばされ、二人と一緒に燦救出に向かう。

 いきなりですが、瀬戸花のシリーズ構成、School Daysと同じ上江洲氏なんですな……いや、気付いていたけど、今まで意図的に意識から排除してたw なにこの作風のあまりの違い。
 ただ、School Daysでもそうだけど、原作エピソードの再構成の仕方は異様に上手い。修学旅行編でオミットされた魚人貴族のエピソードを、燦と永澄が喧嘩した直後に別用で一時里帰りするエピソードとミックスしてる。前者はそれだけだと大したエピソードじゃなかったし、後者はうる星の「君去りし後」の焼き直しの印象が免れ得なかったのだけど、上手いことミックスしてる。原作の作風の違いもあるけど、この上手さは藍蘭島も見習って欲しかったなぁ……
 それにしても先週のヘタレっぷりと違い、今週の三河海の男前っぷりと来たら。公式サイトの「典型的ライバルキャラ」ってキャッチフレーズが、今回ほどぴったりだったこともあるまい。それに、原作ではすっかり「クラスメイトA」になってる巡も、うじうじしていた永澄の背中を蹴飛ばす(いや、比喩的な意味だから)役所できちっと見せ場がある。この辺、原作よりキャラの役割の配置の仕方がわかってる。
 それにしても、江戸前組、外資系だったのか……いや、ルナパパはどう見ても日本人じゃないけどさ……


  絶望先生 #12「なんたる迷惑であることか!」。今回で最終回というこの期に及んで新キャラ……と言って良いんだろうか? 迷惑少女二人、加害妄想少女の加賀愛と、逆の意味で見た目で誤解される三珠真夜のエピソード。って、先週の暴れちんちん電車に撥ねられて生死不明だった件はどうなったの!? スルーですか!? って、このスタッフに突っ込むのは今更か。加賀愛はほぼ完全に初登場だけど、三珠真夜は先週ちょっと出てきたな。加賀愛のエピソードは、最後でマ太郎の一言が全部もってってしまった。三珠真夜は……そりゃ、あのステキにつり上がった澄んだ瞳を見れば、誰だって疑いを抱きませんよね!(いや、そういう話じゃなかっただろ>自分) ほら、最後にやっぱり純真さゆえの行動だと明かされてるし……絶望先生の下宿をふっとばしてるけどな!
 ところで久米田氏のあの態度は素なのか、それとも「本当はアニメ化されてとても浮かれてるんだけど、普段斜に構えた作風を売りにしてるのでそれを素直に出せない漫画家のポーズ」を演じてるのか、どちらなんでしょうか?


  ヒロイック・エイジ #25「最後の契約」。え〜……正直、理屈がようわからんかったw けど、それを怒濤の戦闘シーンでごまかして押し流しちゃった話。なんだろう。いろいろ突っ込みたい気がするけど、まあいいや。とりあえず最終回、どうなるか静聴しましょ。


2007年09月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 誰も言っていないことが聞こえるというのは……

  「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ」朝日 )。これを言ったのはコラムニストの石原壮一郎という方らしいが(聞いたことない名前です)、 とりあえずぐぐるWikipediaでは さっそく今回の発言が揶揄されてますな。ざっと見た感じ、わりと御用コラムニストっぽい感じ。新聞社を見てコメントをひねり出したんでしょう。まあ、ひねり出した方も出した方だし、こんなの載せる方も載せる方ですわ。
 ちなみにそこにないものが見えるのは幻覚、誰も言っていないことが聞こえるのは幻聴と言います。石原さん、朝日さん、どなたが言ってらっしゃるんですか?
 文筆業は大変だということはわかるけど、これはちとやりすぎでしょうね。本人的には売れれば捏造だろうがどうでもいいのかもしれませんが。


  海自撤退は常任理入りに不利=ドイツ大使、民主を批判時事 )。これが世界情勢の常識ってものでしょう。まあ、ドイツ側はドイツ側で思惑があるんですが。っつーことは民主は民主で思惑があるってことですが、民主の思惑ってなんなんでしょうね?


  『署名なし死刑執行を』 鳩山法相、辞職後会見で東京新聞 )。これは、ちょっとねえ……確かに心理的な負荷や、恐らくは政治的なダメージも考慮してのことでしょうが、刑務官やら、実際に死刑の執行に関わる人たちもいて、それは現在の法制度上必要不可欠なのだから、自分は無縁のところで、なんてのは上に立つ者の考え方でも言葉でもないでしょう。もっとも こんな批判毎日 )もどうかと思いますが。「責任を逃れたい」ってのは、別に人間失格な発言ではないでしょう。為政者としては恥じるべき発言とは思いますが。つか、亀井さん、こんなこと言っちゃってご自分は大丈夫?


 そういや、先週に続いて今週も 東海テレビひぐらしのなく頃に解放送休止 。別に「なんで流さないんだ!」と息を巻くほど入れ込んでないし、正直、ショッキングなシーンを売り物にしてる以上、まあこのような対応を取られるのも致し方ないと思います。けど、今後の放送予定をどうするのか、放送休止分はどうするのか、未定なら未定できちんとアナウンスして欲しいよなぁ。>東海テレビ
 まあ、アイドルマスターXENOGLOSSIAを急遽放送予定撤回(その後中京テレビが引き継ぐ)した局だから、アニメに冷たい体質なのかもしれませんが。


2007年09月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ぽてまよ#12

  ぽてまよ #12「花」。ぽてまよとぐちゅ子の頭のつぼみも大きくなった頃、素直の父が日本に帰ってくる。死んだ素直の母の誕生日に合わせて帰ってきたのだが、一週間も遅れたことに素直は怒り続ける。実は誕生日のプレゼントにと珍しい人形を手に入れるのに手間取っていたのだが、素直は話を聞こうともしない。そんな素直の態度に、みかんが怒って思わず説教してしまう。
 そのおかげで素直は父と仲直りするのだが、みかんは他人の家族の事に出過ぎた真似をしたと落ち込んでしまう。翌朝登校途中出くわすも、謝ろうとして気まずい雰囲気のままみかんが弟のやすみに引っぱられてすれ違いそうになったとき、頭のつぼみが花開いたぽてまよに異変が起こる。

 正直、ぽてまよで泣かされるとは思ってもみませんでしたわ。前半は素直が夢で死んだ母の思い出を見るというエピソード。死別した母親の思い出話というと「らき☆すた」にもあったけど、あちらは「あ〜、こうすりゃ視聴者は泣くと思ってるのね」ととても冷めた目で見てたわけです。でも、こちらはちょっと来た。
 変なところでずらされるから、不意を突かれる、というのもあるのだけど、どっかのお涙頂戴物から持ってきたシーンをつなぎ合わせたような「らき☆すた」と違って、こちらはちゃんとシーンの関連性があるのだよね。父親の助手だったモリオとの、それはそれでずれた日常の中で、モリオが素直から教えて貰った日本語で母親に手紙を書いてるのを、「でも、(モリオのお母さん)読めないだろうな」と醒めたツッコミを入れる一方で、病床の母に自分が手紙を書いて、母から読んでとせがまれて照れるシーンとか、母の葬式にモリオからの手紙が届き、「遠く離れてるけど、モリオ、坊ちゃんから教えて貰った大切なこと、絶対忘れない」と書かれていたこととか……明言してしまえば、手紙は出した気持ちこそが大事なのだし、お母さんはいなくなったけどお母さんの思い出や教わったことはずっと素直の中にある、ということなのだけど、言葉にすれば簡単なそのことを、押しつけがましくなく、さらりと描いてしまってる。そして、素直もそれを受け入れつつ、でもやっぱり葬式にも遅れた父親にすねたように怒っている、と。
 だから、みかんの説教は本当は素直にとってありがたかったのだけど、みかんの方が萎縮してしまってお互い言葉を交わせない。そして、その時に頭の花が咲いたぽてまよに起こったこと。
 前回の次回予告で「ああ、泣かせに来るんだな」と思っていたし、実際そうだったけど、それでも泣かされましたわ。ナレーションの井上喜久子が素直の母の声だっていうのも、素直の日常を素直の母が見守っているというふうにも受け取れるし、そうでないとも言える。このさじ加減がとても上手いのだよな。
 今期の中では普段のずれっぷりといい、意外な良作でしたわ。

[その他] 間違ってロスト

 間違って25日の日記を消してしまいました……瀬戸花と絶望先生とヒロイック・エイジの感想はサルベージできたものの、DARKER THAN BLACKの感想はロスト。しくしく。まあ、仕方ないことだけど。
 しかし、久米田氏のアレは、素で浮かれてたんですか……てっきりネタで浮かれたポーズを取ってるか、ネタで浮かれたポーズを取ることで、浮かれてることをごまかしてるのかと。

[アニメ] グレンラガン#26

  グレンラガン #26「いくぜ、ダチ公!」。ケレン味たっぷりなのだけど、なんというか、こう、第四部に入ってからなんかぬるぬるした感じがつきまとうのですよね……敵が姿を見せず、その上で「確率兵器」とか、直線的でない攻め方をしてくるせいと思うのですが。それが燃える主人公側の展開と絡み合うので、なんか変な感じ。でも、幻覚(設定上は確率兵器の攻撃だけど、実質そう言っていいと思う)の中でカミナが出てきてシモンやヨーコに檄を飛ばすのはやっぱぐっと来る。理屈的には、確率変動の世界の中で生死の事実もあやふやになってるから、ってことだろうけど。
 プータが人型にメタモルフォーゼするのも意外だった。展開的にあまり意味がなかったけど……
 残念なのは、超銀河グレンラガンの活躍がぬるぬる展開の中で胸のすくように描かれなかったことか。
 でも、その分ニア救出にグレンラガンの活躍が描かれそう。


2007年09月29日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ウミショー#13と藍蘭島#26

  ウミショー #13「人魚」。都大会のメドレーリレー予選、トップ通過したものの、アンカーの桃子副部長が無理をし、捻挫をしてしまう。補欠として登録していたあむろが代わりに出場することになるが、あむろは、勝ったら要に言うことを聞いて貰うことを無理矢理約束してしまう。

 一度勝ってるんだけど、各強豪校が予選で隠してた実力を決勝ではいかんなく発揮して、結構盛り上げる。黄瀬が脚を引っ張り気味なのは、他のメンバーが実力が高いからしかたないのか。つか、静岡さんの気合いの入れ方は、それはいいのか?w
 メドレーリレー優勝、他のメンバーのインターハイ出場を次々決めて、あむろが要にしたお願いとは……一緒におよご、でした。まあ、そうですわなw けど、無理矢理泳ごうと引っ張られて海に落ちた要は、助けるあむろの姿を見て、小さい頃に見た、自分をおぼれさせたと思った人魚が、おぼれた自分を助けに潜ったあむろだったことを思い出す。
 エンディングは、原作ではあったあむろの帰郷編ですか。この辺りは結構ラブコメな展開なので、スタッフ、本当はこの辺までやりたかったのかも。とまれ、原作に近い絵柄で、結構手堅く作られてました。


  藍蘭島 #26「飛び出して、藍蘭島」。海龍神社の鍵を手に入れた行人たち。妹の美咲を助けるため島外へ出る許可を得るために島の守り神である海龍に会おうとするが、こっそりついてきたあやねがおぼれかけた拍子に海龍のヒゲを引きちぎってしまい、却って怒りを買ってしまう。
 百年に一度の大嵐で荒れに荒れた海に、行人はそれでも一人で乗り出すが、オババから本当に行人を送り出してしまっていいのか、と言われたすずが、行人に追いすがって本当の気持ちを吐露するのだが……

 う〜ん、キャラの行動の動機がちょっとgdgdっぽい。最終回展開のために無理矢理辻褄を合わせたので、しわ寄せがやっぱかぶさってますな。行人を島の外に出したいのか、出したくないのか、各人の気持ちの整理をつける描写がなぁ……その中では、あやねが一番まっとうだったか。自分が海龍を怒らせたために行人がピンチになったのを、海龍神社の海に潜って海龍にヒゲを返し、行人とすずの願いを叶えてくれるようお願いする。
 で、藍蘭島の外に出た行人が見たものとは……いや、それってすずたちのお父さんやお兄さんたちじゃないんか? ここでもgdgd気味。行人が島に戻るのはお約束なので、突っ込まないけど、EDでみちるを出されても……第二期も考えてるのだろうか? でも原作の一番いいところのエピソードを最終回のために切り刻んじゃったからなぁ……う〜ん。
 最終回展開になるまでは結構楽しめたのに、構成に失敗してちと残念でした。

[アニメ] DARKER#24, #25

  DARKER THAN BLACK #24「流星雨」、#25「死神の見る夢は、黒より暗い暗闇か?」。お互いの生き残りをかけて、契約者をすべて抹殺しようとする「組織」と、アンバー率いるEPRとの最後の戦いが始まる。加速器内部に進入したEPRの契約者を迎え撃つ組織。物量で圧倒する組織に、アンバーの能力で未来を知るEPRの攻防は拮抗する。雨霧とブリタが命と引き替えに加速器を破壊するが、実はその加速器は囮の予備。本物は無傷で稼働していた。
 魏志軍に案内されて壁の内部に進入する黒(ヘイ)だったが、魏が決着を付けるべく突如襲いかかってくる。魏がアンバーに協力する引き替えの条件が黒との対決だったのだが、それをアンバーが許したのは、その対決の結末を知ればこそ。それを知りつつ挑み、破れた魏は、最後に流れた自分の血で壁の内部への通路を切り開く。
 黄(ホァン)が敵を引きつけ自爆し、黒についていった猫(マオ)も、最後にネットワークで検索した情報を伝えると、ゲート内部の影響で能力を失いこの世から消滅してしまう。銀(イン)と二人きりになった黒が会ったアンバーは、能力の対価で幼児にまで退行してしまっていた。そして契約者か人類が消滅する危機の中で、アンバーの口から五年前の真実が語られる。

 #24の「流星雨」ってのは、契約者が次々に死んで契約者の偽りの星がどんどん流れていくってことだったのだな。そのタイトルの通り、敵も味方も次々に死んでいく。#3,4で黒が関わった、モラトリアムから契約者になった柏木舞も、雨霧を迎え撃つ尖兵として使われ、爆発に巻き込まれ死ぬ。
 契約者が生き残るにはヘルズゲートを存続させねばならず、そのためにはゲート周辺、日本全体を不可侵領域にしなければならない。人類か契約者か、アンバーに二者択一を迫られる黒だったが……
 ここで、黒の正体が明かされる。契約者でも人間でもない存在。それが黒。ただの人間の身体に、契約者である妹の白(パイ)の能力が宿っていたのだ。そして、その白はアンバーに協力し、五年前の事故を引き起こした。契約者の未来のために……
 段々契約者へと変わっていく妹のために冷徹非情な暗殺者「黒の死神」に必死になって妹についていき守ろうとした黒。しかし、本心では誰も死ぬことを望んでいなかった。そして、アンバーにより本当の能力が引き出された瞬間、加速粒子砲放たれるのだが……
 すべてが終わったと思ったが、本当の選択をした黒のため、アンバーが対価が残り少ない最後の能力を使う。それにより事が起こる直前まで時間が遡り、黒は第三の選択を取ることが出来た。
 そして、部長に一部始終を見せられた霧原も選択をする。EPRと組織、先に仕掛けたのは組織であり、EPRは生き残りのために破壊的な手段を執らざるを得なかった。が、黒はどちらも生き残る選択をする。それは、人間と契約者の憎悪と差別の連鎖が存続する選択でもある……それでも、組織に追われることを覚悟で黒は選択し、銀と二人で生きることを決める。霧原もまた巨大な相手を敵にすることを覚悟して部長を逮捕する。
 ちと理屈とかが無理矢理ぎみなところがありましたが、満足できる、いい最終回でした。死者たちとの邂逅は、ベタだけどもやっぱり良かったし。

[その他] 言っても詮無いことですが

 無関係な芸能人出して、メシ食わせて、適当なコメント並べさせて、って本当に宣伝になってるんでしょうかね?>00番宣番組
 一週分放送枠が空いたからって穴埋め番組なのはわかるけど、それにしてもテキトー過ぎる。洋画の話題作りに話題の俳優に吹き替えやらせる考え方の延長線なんでしょうが。他人の金だから好き勝手やってるんだろうなぁ。社保庁の不正と何が違うんだか。つか、センスがない。
 これなら監督とかスタッフ呼んで来た方がまだマシ。
 とりあえず、食わせたメシ代は、企画したプロデューサーの自腹を切らせとけ。

[アニメ] 電脳コイル#18

  電脳コイル #18「異界への扉」。意識不明の兄を助けるため、異界への扉を開こうとするイサコと、それを止めようとするオバちゃん。イサコはハラケンから入手したサッチーの内部コードを使ってサッチーを破壊するが、ハラケンがカンナとおぼしき陰について行って持ち場を離れてしまったことから、扉は開いたが一瞬、どこかに開いただけで消えてしまう。
 一方ハラケンの真意に気付いたヤサコがハラケンに追いすがり、電脳の身体がずれてしまっていたハラケンを助けるのだが、結局カンナへの後悔に苛まれるハラケンとの距離を再確認してしまう。
 落ち込んだまま家に帰ろうとするヤサコをフミエが見つけ、両親の出かけたヤサコの家にそのまま泊まるのだが、その夜、制御不能になった「扉」がヤサコの家に開き、京子が異界に迷い込んでしまう。

 オバちゃん、ガチショタ!? カンナを助けるために異界に行こうとしたハラケンから眼鏡を取り上げ、苦しむハラケンを抱きしめる、までは大人の対応だったのだけど、その後突き飛ばして「死人なんかに、ケンちゃんを渡さない」って……
 そして、案の定暗号屋の黒幕は猫目。表で情報局を操り、裏でイサコを操り、その目的はいったい何なんだろう?
 そして、「向こう側」に行ってしまった京子は……
 ホントにどうまとめるんだろう。ドキドキしっぱなし。


2007年09月30日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#35

  電王 #35「悲劇の復活カードゼロ」。カードを全部消費し、ゼロノスに変身できなくなった侑斗。その一方で、これ以上自分に関する人々の記憶が消えないことを安堵もしていた。しかし、ゼロライナーにコート姿の大人の桜井侑斗が出現。侑斗に新たにカードを手渡そうとする。変身を続けると言うことは、世界で侑斗がひとりぼっちになっていくということ……デネブはとりあえず大人の桜井を追い返すが、侑斗の心は揺れる。侑斗がゼロノスになってイマジンと戦うこと。それが未来の桜井とデネブとの契約でもあったのだ。デネブもイマジンをこのままにしておくと全ての時間が消滅するという危機感だけは何故か持っていたが、しかしそれがどういうことかはわからない。ましてや、これ以上侑斗に苦しい戦いをさせたくないのだ。
 そんなことがあったとは知らない良太郎は、変身できない侑斗の分まで戦うため、そしてもう前回のような時間から取りこぼす人間が出ないように、キンタロスに頼んで自分を鍛えて貰っていた。だが、修行が大好きのはずのキンタロスは良太郎に無茶な修行をさせつつも「なんで良太郎が強くならなあかんのや?」と終始納得が行かない様子。そして、良太郎に同情破りをさせていた道場に、イマジンに取り憑かれた男が雪辱を晴らしにやってくる。

 う〜ん、モモタロスの喧嘩指南、役に立つと思うんだけどなぁ……釣りという意味では、ウラタロスもなかなかw ナチュラル・ボーン・デストロイヤーなリュウタロスは勿論人にものを教えるなんて問題外だけど。
 今度も電王をねらい打ちにしたイマジンが襲ってくるのだけど、何故か良太郎の身体が思うように動かず、苦戦を強いられる。キンタロスが終始首を捻っていたのは、「良太郎はとっくに強い」ため。迷いもなく消滅しそうになっていたキンタロスを自分に取り憑かせたこと、自分の身を犠牲にしても他人を守ろうとすること。その強さがあればこそ、他のタロスたちも従ってる、とキンタロスは良太郎を諭す。
 しかし苦戦する電王に、侑斗がついに決意。未来の桜井からカードを受け取り、再びゼロノスに……ゼロノス復活だけども、自分に関する記憶を消費しながらの侑斗の戦いが再開したと言うことでもあり、素直に目出度くはない展開。ううむ。さらに、良太郎とタロスたちにも異変が起こるらしい。

[アニメ] グレンラガン#27

  グレンラガン #27「天の光は全て星」。反螺旋族の罠をすべて突破し、遂にニアの元へとたどり着いたシモンたち。螺旋族がどん欲な進化の果てに宇宙を消滅させる「スパイラルネメシス」の危険を指摘されながらも、それをも乗り越えて見せると啖呵を切るシモン。高まった螺旋力により、銀河をも踏みつける超巨大ガンメン「天元突破グレンラガン」を生み出したシモンたち大グレン団。しかし反螺旋族も同サイズのメカを生み出し、絶対的敗北を植え付けようとする。元螺旋族でありながらスパイラルネメシスを防ぐために自らの進化を封印し、螺旋族を封印し続ける反螺旋族はシモンたちの「覚悟」を問い詰める。超規格級の戦いは時空を歪め、地球の間近に空間が直結する。全地球が見守る中でビッグバン級のエネルギーをたたきつけられる天元突破グレンラガン。そのとき飛び出したのは、螺旋認識時空の影響でかりそめの肉体を取りもどしたロージェノムの操る、ラセンガンだった。

 ねちねちとした反螺旋族の罠の鬱憤を晴らすような、超銀河級の戦い。って、ホントに銀河よりでかくなってるんですけどね。つか、銀河投げつけてるし。
 これまで敵同士だった者が一致団結して真の敵に立ち向かうという、超王道展開。「スパイラルネメシスを本当にどうやって防ぐか」とか「人間はそこまで愚かだと思うなぁ」とかはとりあえず脇に置いて見るのが正しそう。
 ロージェノムが己の身を犠牲にして敵の放つビッグバン級のエネルギーを螺旋エネルギーとして吸収。それを受けた天元突破グレンラガンが敵のドリルを破壊し、最後はラガンのラガンインパクトでとどめを刺す。反螺旋族を倒し、宇宙の未来を託されたシモンたちだが、反螺旋族が生み出した仮想生命だったニアは、シモンとの結婚式後に消滅してしまう。シモンはすべてを受け入れ、後事はよりふさわしい者に託して立ち去っていく。
 ED後はエピローグで、宇宙中の螺旋族の初の連合会議が開かれることになった20年後。ロシウの声と顔……やっぱ司祭は実の父だったのか。つまり、司祭が村のために犠牲にしたロシウの母は司祭の妻だったということで、司祭も苦渋の選択だったのだろうな。何故実の親子の名乗りを上げてなかったのかはわからないけど。その他、主要メンバーのその後が描かれていくが、最後、人類が宇宙に旅立っていくのを、名もない一人の男として見上げるシモンの台詞で締める。
 野暮なツッコミは入れないで、ノリと勢いを楽しむべきアニメで、実際そうできた良い作品でした。