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2007年10月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろいろ最終回

 ・もえたん:なんだか好き放題でカオスったシリーズでしたが、最後は魔法に頼らず、大学合格って辺りで、めでたしめでたし、なのかな。話題性が高い割には予算がそんなでもないところが見えたけども、その辺をめちゃくちゃなノリで乗り切った感じ。ようやりましたわ。って、いろいろええんかいな、ってところもあるけども、最終回放送できたんだからいいんでしょう。多分……
 ・ゼロの使い魔〜双月の騎士:う〜ん、一応「妖精に助けられた」って話が伏線になってたとは言え、突然というか、イマイチまとまりきってなかったというか……第三部の色気もある感じがして、ちとなんだかなぁ、というところもあったり。コルベール先生の下りから、才人がルイズのために自分が死を覚悟する下りは良かったんだけど。
 ・らき☆すた:作画、演出上で言えば、確かに良くできた最終回だったんだけど……(ED除く)やっぱり断片を見せられてる感はぬぐえず。動画数は劣ってるけど、「まなびストレート」学園祭後夜祭の演奏シーンの方が心が動かされた。良く作られてるんだけど、なにかがこちらとかみ合わない。終始そんな感じ。
 ・風の少女エミリー:最後は少女じゃなくなってましたが(でも、等身はそんなに変化してなかった)、夢を見、挫折、死別、そして再起、と、なかなかに心動かされました。特に最終回は、エリザベス伯母さんのツンデレっぷりが……エリザベス伯母さんはあるときは厳しく、またあるときはきびしくエミリーを見守ってた訳ですが……って、厳しいばっかやん! 自身は家を守るために身を尽くし、全ての誇りをそれに賭けたけども、いつしか自由に羽ばたける翼を持つエミリーに憧れ、その夢に託すことを望み、夢を諦めようとしたエミリーにそれを吐露する。バーンズ先生の臨終の意味が薄れがちだけど、これはこれでよし。次週からは「少女チャングムの夢」の再放送なので、見なくて済むなぁ。
 ・ロミオ×ジュリエット:話が途中から「どこが『ロミオとジュリエット』やねん」だったわけですが、最終回付近でそれが極まり。いや、だから世界の命運を賭けたラスボスとの対決はいらんっちゅーねん。っちゅーかむしろそれで世界を滅ぼしかけてるし、結局助けようとしたヒロインが自己犠牲で世界を助けてるし。意思の齟齬が生じてますよ? それがロミジュリだって言えばそうなのかもしれないけど……最初から「ロミオとジュリエット」として見なければ、印象もまた変わったかも知れませんが……いや、そんなに変わらないかも。余計なものを入れすぎたし。シェークスピアの原作って、良くできてたんだなぁ、と。モンターギュ公の切れっぷりと、マキューシオの顛末はなかなか良かったですが。
 ・地球へ…:なんかビミョー。いや、シリーズとしてはまとまってるんですが、原作との違いを見ると、一般化してひよったなぁ、という印象もなきにしもあらず。だってジョミーが三重苦にもならないし、結末が特に全然違う。スケール感が現代になって小さくなったってのは、一般化するためには仕方ないのか。
 ・ギガンティック・フォーミュラ:予定調和な最終回。最終回に感情移入できなかった最大の理由は、搭乗者とOX-IIの関係が、スサノオと主人公二人組くらいしか描かれなかったので、OX-IIの意思が突然だってことでしょうか……いや、他にも問題点はあったんですが。さておき、国がなくなっても地域紛争が起こるだけだってのは、突っ込んじゃダメなんでしょうかね?

 それと、グレンラガン最終回のタイトル、ブラウンってのは当然分かってますんで。


2007年10月02日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 瀬戸の花嫁#26とヒロイック・エイジ#26

  瀬戸の花嫁 #26「君が帰る場所」。魚人貴族である源義魚に攫われた燦を助けようと、永澄は海、ルナらと潜水艦で義魚の海底御殿へと乗り込む。貴族の権威を笠に、家訓で貴族に逆らえない明乃に理不尽な命令までしてやりたい放題の義魚に、永澄の怒りは爆発。仲間たちや潜水艦が突っ込んだ衝撃で牢から抜け出た瀬戸内組の面々も合流し暴れまくる。人間である永澄は帰れと言われるが、「燦ちゃんは、俺が迎えに行かなくちゃいけない気がするんだ」とその場に残る永澄の意気に、豪三郎も永澄が先に行くことを認める。
 間一髪、燦が義魚の毒牙にかかる前に救助に駆けつけるが、燦は魚人を催眠状態にする特殊な香で永澄の声が届かない。それでも必至に叫ぶ永澄の声に燦は意識を取りもどすが、逆ギレした義魚の放った凶弾が、燦を身を挺して庇った永澄に……

 良い最終回でした……え? 最終回じゃない? って最終回ですが。
 前半の折り返し地点が燦が永澄を助けに行って告白し、後半はそれが入れ替わるという形なのだけど、わざとらしさとか作為は感じられない。つか、感じてる余裕が……
 主要登場キャラ全員がそれぞれに見せ場があって、義魚の横暴に堪えていた明乃も永澄の叫びに遂に反旗を翻す。「裏切り御免!」だったら隠し砦なんだけど。藤代も「永澄君を食べて良いのは僕だけ?」と、何気に携帯の待ち受けが藤代から必死に逃げる永澄だったり、なんだかんだで愛着がありそう。ロードランナーに対するワイリーコヨーテのそれの気がするけど。サルの見せ場は……サル老師?
 そして最後、シリアス展開もぶっとばす自律型究極戦士w 「これは燦ちゃんの分! これも燦ちゃんの分! これもこれもこれもこれもぜーんぶ燦ちゃんの分だ!」って、エルメェス・コステロですか?
 原作ではねちっこい策略を明乃を使ってしていていたわりに、引き際が良すぎた義魚だけど、テレビ版では極悪非道になった代わりにキャラが立ったなぁ。つか、「やばくね?」とかってマジチョームカツク<おいおい
 最後に何時も通りのドタバタの日常だけどもちょっとだけ二人の間が変わったエピローグと、前半EDの曲とイラストが……明乃とエラ呼吸三兄弟も追加。
 まだ原作のエピソードがあるので続編も出来るけど、サルの妹のサトルはともかく、サーたんが出てくると全部持ってかれちゃうからなぁ……万能過ぎるキャラは使い所が難しいので、続編に関しては考え物。
 けど、全編息切れナシですっとばして、正直岸誠二監督を見直した作品でしたわ。スタッフに多謝。


  ヒロイック・エイジ #26「エイジ」。銀の種族と和解し、黄金の種族が外宇宙へと飛び立っていった「扉」も開かれるが、エイジは扉の向こうへと消えてしまい、生死も不明。銀の種族は残った四人のノドスと共に黄金の種族を追って旅立ち、ディアネイラは銀の種族の力を譲り受け、エイジとの約束、黄金の種族が最後に足跡を残したエイジの星の再生に力を注いでいた。そして二年後。ディアネイラはいずれ全人類に譲り受けた力を伝搬すべく、見込んだ者に力を与え、人類同士の愚かしい争いを止めることに尽力していた。エイジの星の再生も完了し、エイジの痕跡を求めるかのように惑星上から星を見ていたディアネイラだが、その星空に、「扉」が突如開かれる。

 大団円の最終回。いろいろ突っ込みたいところあるけど、多分それも全部折り込み済みなんだろうな。「それって無理矢理力で押さえつけてるだけじゃん!」って言っても「うん、そうだよ。それがなにか?」ってふうに。
 現代風スペオペって感じで、これというものもなかったけども安心して見れたのも事実。結局神様(黄金の種族)に運命を全部おんぶにだっこって当りがちとなんですが。

[アニメ] スケッチブック#1とD.C.II

  スケッチブック #1「スケッチブックの少女」。人見知りの激しい、「絵はわりと好き」な美術部の少女・梶原空と仲間たちの繰り広げる日常を描く。ってホント日常だな。テンポがごっつゆっくり。主要声優さんがわりと声優ずれしてない演技なんですが……まあ、名前を見れば納得。雰囲気アニメだけど、環境ビデオっぽく流してる分には悪くない感じ。監督が監督だけあって、ARIAとかあの系統。
 エンディングテロップに「福岡県立太宰府高等学校芸術科」とあったけど、実際にロケハンしたってことだろうか?


  D.C.II #1「小さな恋の季節」。正直、前作、前々作はほとんど目を通してないんですが、なんとなく、時間が異なってるのか舞台は同じでも登場人物が違うような。でも主人公は手から和菓子出すし、どっかで見たような顔のキャラもいるし、繋がりがよくわかりませんな。
 一話目は、ヒロインが主人公に告白して、受け入れられて、だけど、こっからどう転ぶかがようわかりません。このまま二人が付き合ってほのぼのな雰囲気で、ってことはないだろうけども、目玉な部分が早々に出てこないと、挫けそう。


2007年10月03日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] レ・ミゼラブル読み終わった。

 感想はそのうち書く。多分。

[アニメ] アイマスXENO#26とキスダム#26

  アイマスXENOGLOSSIA #26「月とペンギン」。え〜、あ〜、まあ、なんというか、舞-HiMEスタッフの作品ですね、というか。乙女の無駄にシリアスな個人的事情のついでに世界も救っちゃう! というスタンスで。いや、そもそも世界が危機に陥ったのは君らの責任よ? とか言うのもバカバカしいので言わない。この無駄に壮大なしょうもなさ感が素敵と言えば素敵ですが。個人的な波長には今一歩合わないけど。演出でゴリ押し気味な最後の展開は、結構楽しめました。真が展開のために便利使いされた感はあるけど。


  キスダム #26「始暁−ハジマリ−」。え〜っと、つまりは、どういうことだったんだろう、ってのがなきにしも非ず。どうしてヴィリレイが黙示録の戦いを仕掛けたのかとか、わかったような、わからんような。作品の底流に「死を受け入れられるのか」ということがモチーフとしてあったようななかったようなだけど、シュウは人類の救世主となって明るく明日を生きる、ではなく、あくまで死者(由乃)の想いに応え生者のために道を開き、自分は死の側に引きずり込まれる、ってのは、らしくて良かった。しかし、ヴァルダたちの消滅が存在感ほど重要に見えなかったのが残念。

[アニメ] もっけと素敵探偵ラビリンスとナイトウィザード(全部#1)

  もっけ #1「ミコシ」。もっけとは「もののけ」のこと。すなわち、人に仇なす物の怪の、「形」「真」「理」を暴くことで退魔の剣を抜き、成敗するという……嘘です。ごめんなさい。アフタヌーンで連載中の、ほのぼの系(?)妖怪漫画。妖怪が見えてしまう姉の静流と、妖怪に取り憑かれやすい妹の瑞生が、田舎町で繰り広げる日常と妖怪の話。なんかアニメ特有のテカテカした感じがちょっと違うなぁ、とかは思ったけど、BGMにもちょっと違和感。こういう雰囲気重視の原作は、こういう違和感が出やすいので仕方ない範疇なのだけど。なんか妙な感じがするなと思ったら、 CODE-E の後番ということで妙に納得。メ〜テレがキー局で名古屋最速だったのね。CODE-Eが思ったより悪くない感じだったので、まあ、ちと様子見してみますか。なにより、お爺ちゃんとお婆ちゃんの声が堀勝之祐と京田尚子! かつのすけ〜!
 ところで久々にCODE-Eの公式サイト見たら、 こんなん が……トップページで大音量で流れるから、一瞬自分の気が狂ったかと思ってしまった。


  素敵探偵ラビリンス #1「旧都な名探偵」。探偵物+超常アクションな組み合わせ。どうなんでしょうね。こういうの。ってか、原作は絵が上手いなというくらいの印象しかなかったのだけど、アニメ化ってのがむしろ意外。声優は実力派を揃えてるし、作りは丁寧だけど、原作があまりぱっとしないので、どうなるのか様子見。


  ナイトウィザード #1「月匣〜紅き月、碧き瞳〜」。大元の原作はTRPGで、そのノベライズが原作らしい。そう聞けば納得いかないこともないけど、一見して設定がRPG崩れっぽいんで……いろいろ唐突すぎて、どこから突っ込めばいいんだか。とりあえず、魔法銃はいいけど、薬莢は飛ばしてくれ。


2007年10月04日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 水曜日は平和

 火曜日は前期にも増して集中してましたが、水曜日は比較的平和そうです……火曜日の視聴を一部水曜に回そう。

 何気なくテレビをつけたら、舛添厚労相が地方自治体に対し、国民年金横領をした過去の職員で訴訟を行っていない場合は訴訟を行うよう支持したことを報道してたけど、まあこれは妥当でしょうね。勿論感情の問題ではなく、理屈として。
 会社の金に手を付けた、というレベルではなく、国民に奉仕する(これは職務的な意味で)立場の公務員が、国民の利益を損ねたわけだから、厳重に処分をすると共に、横領は犯罪であるという意識を刻ませるのは理にかなってます。抑止力にもなるし。「民間ならそこまで重い処分は……」という声があるかもしれませんが、民間じゃないのだから仕方ない。普段の負担を増やすわけではないし。

 今日仕事上がった後に髪を切りに行って、ぼーっと順番を待ってたら、髪を切ってたおばちゃんらしき人(多分、声から)が「車と携帯を持つと人間ワガママになる。若い女性のお化粧道具もそう」と店員さんと話をしてるのが聞こえた。持ってる人全員がそういうわけじゃないけど、ワガママなところが迷惑として出やすいのは確かにそうだよなぁ、と納得。交差点で「動きが怪しいなぁ」と思う車は、大抵運転手が携帯を手にしてたりするし。でもその後愛だのなんだの語るのは蛇足な気が。

 家に帰ってmixiを見ると、名古屋コミュニティで栄の書店・マナハウスが11月末に閉店するとの書き込みが。こないだ久々に行ったら売り場面積を縮小したり、なんかアレな雰囲気がただよっていたものなぁ。結構ゆっくり出来るし、品揃えのいい書店だったんで、惜しいのだけど……ミッドランドスクウエアを代表とする名駅前再開発の余波で、栄から名駅に人が流れたことが影響してるらしい。良い書店がなくなるのはカンベンしてほしいなぁ……それに、店内の階段の配置とかがちょっと変わってるから、他の店舗に転用可能なのか知らん?

[アニメ] おお振り#25と怪物王女#24

  おお振り #25「ひとつ勝って」。桐青との第一試合に勝った西浦ナイン。苦しい第一試合を完投した三橋は、翌日も学校を休んでいた。まだ試合のダメージが抜けきってなかったからだが、田島たちがお見舞いに行くことに。しかし、三橋との距離を掴みかねている阿部までもがお見舞いについてくる。試合の後、心配してメールを出したが返事がないのもあり、三橋のことを理解しようと阿部なりに考えてのことだった。
 三橋は阿部が演技で「やる気がないならマウンドを降りろ!」と言ったのを本気に取って、自分がワガママでマウンドに立ち続けてチームに迷惑をかけたとびくびくしていたのだが、お見舞いに来た阿部たちにやっぱりびくびくし続ける。しかし、欠席した反省会のノートの、自分に関するページを見せられると、そこには……

 アニメは一回戦終了で一区切り、ですか。中学時代にいじめられ、違う高校に行って野球を諦めようとするも、未練やらなんやらで新設野球部に入部。仲間が出来、「野球の本当の楽しさ」を知る、ってところなので、区切りとしては結構良い感じかな。
 反省ノートに書かれた、メンバーからの賞賛の言葉。てっきり責められるかと思った三橋がびっくりすると、「あの試合なら、このくらい普通だよ。別にみんなが特別いい人ってわけじゃない」と言われ、修悟に「お前が中学でやってたのは野球じゃない。絶対野球をやめるな!」と言われた意味を、ちょっとだけ理解する。原作でも読んだシーンだけど、やっぱこのシーンは良かった。
 原作のストックがないので連続しては無理だろうけど、ストックが溜まったら第二期もやっていただきたいところ。


  怪物王女 #24「決闘王女」。禁止されていた死霊を町に解き放った犯人として告訴された姫。兄弟のセブランの策略なのだが、罪を姫に押しつけ逃れようとするセブランに、姫は定めにより「決闘」を申し込む。兄弟たちの中で唯一姫が憎む仇敵を前に、姫もいつもの冷静さを失い、次第に追い詰められていくのだが……

 原作をいろいろはしょってたけど、構成としては悪くなかったなぁ。ただやはり、低予算なところとかなり角を落としてしまったのは残念。低予算感とかオリジナルエピソードのしょうもなさ感とか、結構好きでした。
 しかし、ミカサ(セブランの血の戦士)はホントどうなったのかねぇ。


2007年10月05日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] モノノ怪#12

  モノノ怪 #12「化猫・大詰め」。最終回。地下鉄開通に関する市長の醜聞を掴んだらしい節子。彼女の死は自殺なのか、そうでないのか。彼女の死の前にたまたますれ違った人間たちが消えていき、唯一残ったのは……^
 被害者も含め、みんな人間的な醜さを持っていると提示するのはこのシリーズの根底か。しかし、許せない一線というのがあるということなのか。化猫の異空間に引き込まれ死んだと思われた者たちは実は生きていて、節子の死に直接、間接の手を下した人間は行方が知れない。そして、残った人間はその人生をまっとうしようとし、節子の犠牲に手を合わせる……

 脚本の「ヨコテミチコ」って、「横手美智子」だよなぁ。最終エピソードで脚本を交代した理由はなんなんだろう? まあ、面白かったのでどうでもいいですが。
 最終的に因果応報で安心してしまう自分が、わりと自分って甘ちゃんだなあと思ってしまうのですが、それでもやっぱりいくらかでも非業の死をとげた人間の恨みが晴らされ、普通の人間が人生を続けていくのは、見ていて良かったと思えてしまう。
 薬売りの正体は、明かされないままの方が個人的にはやはり良いなあと思うので、続編があるにせよないにせよ、薬売りは薬売りでいてほしい。


2007年10月06日() 旧暦 [n年日記]

[その他] SUKIYAKI WESTERN DJANGOを見に行こう

 と朝9時に家を出たはいいが、名駅前についてから、見ようと思ってたピカデリーでの興行が昨日で終わっていたことに気付く。orz
 しかたないので109シネマズの方で見ることにするが、そちらは15:30からの興行のみ。仕方ないので、まずはハンズに行って革製品洗濯用の洗剤を探す。作業用手袋の洗濯用に考えていたのだが、見つかった商品は8千円弱……正直見合わん。orz
 そっちは仕方ないので諦めて、ちょっとばかり熱田神宮へ。最寄りの駅がわからないので地下鉄で名駅→金山、そこからバスで神宮東門前に。なにやら七五三だったらしく、着飾った子供がたくさんいる。そこでの用事を済ませ、どうやって移動しようか考えながら歩いていると、地下鉄「神宮前西」駅が……そういえばありましたっけね。忘れてました。orz
 乗り換えついでに大須で降りて(土日休日限定の地下鉄市バス一日乗り放題券を購入済み)、昼飯に安くてマズイラーメンを食べる。いや、時々こういうのが食いたくなるので困る。食ってから決まって後悔するんだけど。
 その後、ちょっとぶらぶらしてから再び名駅前に。劇場でチケットを購入するが、まだ時間があまってたので、書店に行く。そこで購入したのは、
 ・死せる魔女が行く(上)(下)/キム・ハリスン
 ・ローマ人の物語 終わりの始まり(中)(下)/塩野七生:上は購入済み
 ・アーサー王大百科:友人がイラストを描いてるので
 その後、いい頃合いになったので劇場へ。で、 DJANGO 。なんつーか、全編無意味に英語だし、西部劇なのに源平合戦だし、意図的に酷い作りになってますが、それはそれで変な様式美があるのでおかしなもの。そしてアクションはかなり本格派。マズルフラッシュがCGモロバレなのが残念でしたが。そして、桃井かおりがかっこよすぎるんですが……話自体は「荒野の用心棒」っつーか「用心棒」というか「血の収穫」というか、対立する二組織を潰す流れ者の話。テーマ曲がちゃんと「続荒野の用心棒」(原題:DJANGO)のテーマ曲のアレンジっつーのが、凝ってるのかなんなのか。しかも歌うのは北島三郎。いや、こんな組み合わせ誰が考えたw
 主人公がフランコ・ネロばりの汚いオッサンじゃないのが残念ですが、でもアクションのキレとかも良かったのだよな。
 タイトルのジャンゴって誰の名前だろうと思ったら……最後、そのオチはないだろ!w
 そいでもって満足して帰宅。メシ食って一息ついてます。ふう。

[アニメ] 精霊の守り人#26

  精霊の守り人 #26「旅立ち」。ラルンガたちを退け、水の精霊の卵を無事に送り出したバルサたち。卵を宿したチャグムの命を守り、そして国をも乾きの危機から救った。そして王からチャグムが市井に心残りを作らないようにとバルサ暗殺の命を受けていたシュガも、バルサの大きさを認めた狩人たちに止められ、決意を翻す。すべてが解決したが、それはバルサとチャグムの別れの時が来たということでもあった。

 異世界ファンタジーものだけど派手なところが少なく、ぱっと見なかなかにとっつきにくいところもあったのだけど、緻密な世界観と登場人物たちの生活感、それをアニメで描ききったプロダクションI.G.の力で、ファンタジー物のテレビアニメとしては出色の出来になりましたわ。つか、NHK-BS放送のファンタジー小説原作アニメで、最後まで視聴し続けたのってこれが初めてですわ。実の父は父である前に国王だし、母とはその父に命を狙われたために離ればなれになって、バルサとチャグム、そしてタンダたちは、家族のような絆を築き、その中でチャグムも成長していく。特にタンダの嫁っぷりと来たら、もう(注意:タンダは28歳♂です。職業は薬師兼呪術師)。
 悪人とか陰謀とかがあったわけではないのに話も盛り上がった点も希有。敢えて言えば国王が悪人っぽいけど、国王も国の維持のために最適解を選択し続けただけなのだよな。父親としての情が微塵もなかったあるいは出てなかっただけで。
 なんかベタ誉めしてますが、趣味や波長が合ったとかいうことではなく客観的に見て良い作品だと思うので、11月のNHK-BS2での再放送などで見られる人は是非。

[アニメ] バンブーブレード#1と灼眼のシャナII#1とMyself;Yourself#1

  バンブーブレード #1「竹ぼうきと正義の味方」。美少女剣道マンガのアニメ化。つか、アニメでも虎侍の自分勝手ぶりがアレだw 勇次の突っ込みがなかったら救われないくらいに。でも、こんなんでもたまに指導者精神が目覚めるので憎みきれん。原作では聡莉の登場は相当後のはずなのだけど、OPではメインバリバリで出てますな……構成大丈夫なのかな?
 しかし、予告の妙なノリの良さは笑った。「竹でバンブー、刀でブレード」って……


  灼眼のシャナII #1「再びの刻」。人気ラノベ原作の第二期シリーズ。つか、流し見してたらうっかり本当にこちらの耳目からもするりと流れてしまったのでもう一度見て二度手間。登場人物紹介と状況説明を兼ねた回だったのだろうけど、出来が良かったとは言い難いなぁ……なんかゲーム版のキャラが出たりとか、ほとんどオリジナル展開になるんだろうか? 原作読んでないけど。前シリーズは一応なんとか全部見たけど、今度は途中で挫けるかも……


  Myself;Yourself #1「なつかしい場所」。ギャルゲー原作のアニメ。昔住んでいた町に再び越してきて、久しぶりに会った友だちはちょっと変わったけど昔のまま……のはずが、約一名、面影がない子が、という第一話。他が性格的にはあれだけまんまなのに、そりゃ一人だけ変わってればなぁ……主人公も両親の元を離れ単身越して来たのは訳ありっぽい描写だし。つか、元不登校?
 しかし、背はちっちゃめの巨乳眼鏡が金田朋子声ってのは、「それ、なんてアニメキャラ?」とか思わず突っ込んでしまった。いや、アニメキャラなんだけど。
 OPの映像が何気に好き。


2007年10月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#19

  電脳コイル #19「黒い訪問者」。開いた「鍵穴」から出てきた人型のイリーガルに京子の電脳体が「向こう側」に連れ去られてしまう。フミエは怯えて都市伝説の「向こう側」を信じようとしないが、ヤサコは京子のメガネを外そうとするフミエを止める。メタタグもなくなり、家のあちこちに電脳空間のほころびが出来、そこから侵入してくるイリーガルになすすべがないヤサコたち。唯一事態を解決できそうなメガ婆に必死に連絡を取ろうとするのだが……

 誰もいない家で二人きり、侵入者に怯えるヤサコとフミエ。ホラーだなぁ。フミエは必死で都市伝説の内容を否定するが、これまでいろいろな物を見てきたヤサコはそんなフミエを説得して京子の電脳体と意識を連れ戻そうとする。
 京子が連れて行かれたのは、どこかの縁日のような風景。そしてそこは、階段にたくさん鳥居のある神社……つまり、幼い頃のヤサコは「向こう側」に迷い込んでいたのか。それを「4423」に助けられた、と。
 渡されるままに受け取ったリンゴ飴を食べようとする京子に、ヤサコからの電話が間一髪届く。神話伝承では「異界(冥府)のものを口にすると戻れなくなる」というパターンがあるので、これも非常に象徴的。逃げるように促すヤサコの必死な声に、京子も流石に逃げ出すが、これまで縁日の人たちに見えていたものがイリーガルになって追いすがってくるのは子供心には恐いだろうな。そして、転んで動けなくなった京子を助けたのはデンスケ。本来さわれないはずのデンスケに京子が乗れたのは、電脳体のみになってるという証拠なのだよな。メールで連絡がついたメガ婆から、指示された「コイルタグ」で京子の意識を身体に戻す。「コイルタグ」って名前からして、何か物語の根幹に関わりそう。でもメガ婆は相変わらず頼りになるのかならないのかわからないし、イサコもハラケンと妙な同盟関係になりつつあるし。
 次はヤサコがカンナと対決? 今の女VS昔の女。おばちゃんは?

[アニメ] 機動戦士ガンダム00#1

  機動戦士ガンダム00(ダブルオー) #1「ソレスタルビーイング」。機動戦士ゆんダム。主人公側キャラが(悪そうなボス以外)みんな美形とか、ベーゴマ背負ったガンダムが変だとか、武力による戦争否定だとかはともかく、盛り上がらないなぁ……主義主張ばかりが押しつけがましく、演出・展開にまったくハッタリが効いてない。その主義主張もピントがずれてるし……「武力による戦争否定」って、軍事バランスを取ることで逆に直接の武力衝突を回避、なんて、実際にやられてることに過ぎないし。「存在そのものが矛盾」ってえけど、テーマに対する思考が足りてないように見える。
 盛り上がるはずのガンダムの登場シーンも、ガンダムがかっこよくも凄そうにも見えないし。比較してしまうと、やたらハッタリ「だけ」は効いてたガンダムWって結構大したものだったのね。
 それと、「作戦立案だけが仕事だから作戦中は酒飲んでてもおk」ってちょっと巫山戯すぎ。状況変更による作戦修正の必要は随意ありうるだろ。
 なんか見てて変に引っかかるところばかりの第一話だけど、面白くなるのかなぁ、これ。

[特撮] 電王#36

  電王 #36「憑かず、離れず、電車斬り!」。再びゼロノスに変身した侑斗。良太郎は未来の桜井がデネブと契約し、カードを侑斗に届けて戦わさせていると言うことを聞き、侑斗が「俺が決めたんだ」と言うにもかかわらず納得が行かない。これ以上侑斗に戦わせまいとしてカードを奪ってゼロライナーから飛び出してしまう。
 一方、デンライナーではキンタロスが過去で上手く良太郎に憑けなくなっていることを話していた。モモタロスは鼻で笑い飛ばそうとするが、新しい路線の出現と共に自分たちと良太郎の未来が別れつつあることを感じていた。しかし、モモタロスたちが取り憑かない電王ではイマジンと渡り合うことは出来ない。その対策のために、ウラタロスがあることを考えつく。

 玩具商戦の関係上、例年通りの二度目のパワーアップ話。クライマックスフォーム、結構好きだったんだけどなぁ。電王の一人漫才状態とかw しかし「電車斬り」って、ホントにセンスないw
 話としては、侑斗の覚悟に良太郎もゼロノスのカードを返すのと、モモタロスたちと良太郎の絆が消えてきているということなのだけど、前者は言い負かされて仕方なく、みたいな感じもしたり。覚悟を共有したと見る方が正しいのだろうけど。後者は、なんか唐突な感じだけども、それよりこの後にタロスたちとの別れがあることを暗示させてる方が大きいのか。
 しかし、愛理が記憶を封印していたながらも大事にしていた桜井の望遠鏡を、「ただのインテリア」とあっさり手放そうとしてしまうのは、やっぱ記憶を封印することと失うことの違いをドラスティックに示してるなぁ。
 次回は、イマジンたちを電王にけしかけてる張本人が登場するらしい。リュウタロスに良太郎抹殺を指示したのも彼らしい。再びリュウタロスをけしかけようとするのだけど、今のリュウタロスは既に最初の頃のリュウタロスじゃないからなぁ。デンライナー内のコント空間に毒気が抜かれたというか。デトックス?


2007年10月09日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] やっとかめ探偵団#1とみなみけ#1と獣神演武#1

  やっとかめ探偵団 #1「婆ちゃん探偵団登場!(前編)」。え〜、なんの冗談かと思うでしょう? 冗談じゃないんですよ。愛知ローカルでやってるんですよ。名古屋のご当地作家清水義範氏による小説が原作のアニメ化。主役のまつ尾が 杉山佳寿子 ってのが適役なんだかなんなんだか。まつ尾の孫の舞がゴットゥーザ様で、近所のガキどもを何気にしめてるってのがなんつーか。
 絵柄とか見ると子供向けという位置づけなのだろうけど、日曜の朝七時からお爺ちゃんめった刺しで殺害とか、ええんかいな? おまけに認知症が入って性衝動に歯止めがかからなくなったお爺ちゃんに「年取って変な本能だけが残ったんだろうねえ」とか、容赦ねえ……萌えとか燃えとかで変な受け狙いしてないし、OPとEDが斬新なのでしばらく様子見しましょうかね。


  みなみけ #1「南さんちの三姉妹」。あらすじ紹介に困るなw 南家の三姉妹、包容力があって天然の長女ハルカ、元気だけが取り柄の暴走娘の次女カナ、ツッコミがやたら厳しいがハルカ姉様ラヴの三女チアキの繰り広げる、気の抜けた淡々とした日常。いや、アバンタイトルでも「この物語は、南家三姉妹の平凡な日常を淡々と描く物です」って言ってるし。しかし、原作の妙に抜けた雰囲気をどう表現するんだろうと思ったけど、無駄なところに無駄な力を入れることでクリアするとは、原作を良く分かってるw 作画はちと心配だけども。でも、スライム口はアニメでやられると違和感があるな……
 とりあえず原作での人気キャラの一人、藤岡が早々に出てきたから、もう一人の人気キャラ、マコちゃんが出てくるのを待とう。
 なんだかシリーズ前半と後半では別の制作会社、スタッフになるらしいけど、どういう意図なんだろう? よくわからない。


  獣神演武 #1「破軍吼ゆる刻」。荒川弘が企画に関わった中国武侠小説風格闘ファンタジー? 第一話とかだと、オーソドックスなヒーローアクションという感じで、それを安心して見られるか、ベタすぎてギャグすれすれと見るかは人それぞれ、という感じでしょうか。個人的には半々かなぁ。この手の話は登場人物のドラマ次第、という感じもするので、様子見ですが、今のところあまり好みとは合致しないかも。


2007年10月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#2とラビリンス#2とナイトウィザード#2

  もっけ #2「ナガレイズナ」。お稲荷さんのお供え物が何者かにかじられてると聞いた瑞生は、見に行った祠で神を自称する「何か」に取り憑かれてしまう。特に悪さをするではないが、テストの答えを教えると言ったり、怪しいことこの上ない。だが、課題のグループ研究に関する資料のありかを次々と教えてくれ、グループ内の友達からも感謝され得意満面。実は憑いているのは「イズナ」。それも主を亡くして流浪する流れイズナだった。ちょっとうるさいが気はよさそうなイズナを瑞生は気に入り、おじいちゃんとミケが帰ってくるまでという約束で家において貰うことに。だが、なんでも教えてくれるイズナにいい気になった瑞生は、友達の意向を無視してグループ研究を進めてしまい、愛想を尽かされてしまう。友達のためと言っていたが自分がいい気になっていただけと思い知らされた瑞生は、ついそのいらだちをイズナにぶつけてしまう。

 二話目にして作画がヤバ目w けど、原作が安定してるだけあって、安心して見ていられるなぁ。変な要素を入れることもしてないし。イズナの声が中尾隆聖なのだけど、やっぱネズミ系は似合うなw いや、別にイズナはネズミじゃないけど。
 良いも悪いもなく人に力を貸すことを本性としているイズナの、ある意味万能の力が簡単に人間に万能感を与えて狂わせてしまう。それはイズナのせいではないのだけども、自分のせいと突きつけられてそのことを素直に受け入れがたかった瑞生はつい、イズナが悪いと言ってしまう。そして、直後、突如現われたミケに驚いたイズナは消え去ってしまう。
 自分が悪いことを認められなかったばかりに友達のイズナと後味の悪い別れ方をしてしまった瑞生は、翌日グループの友達に謝り、またイズナにも謝れる日が来ることを信じる。
 しかし、EDはともかく80年代歌謡のようなOPは合ってるような、合ってないような。


  素敵探偵ラビリンス #2「繭樹の決意」。繭樹がみのりたちの学校に転校してきたりなんだり。粉塵爆発の準備してたんなら警察だって気付くだろとかいうツッコミはダメなんでしょうかダメなんでしょうね。やはり推理パートとアクションパートの乖離感は否めず。
 しかし、晴嵐は余所様の娘さんを勝手に操り人形にしてるんでしょうか? なんてうらやま……げふんげふん。なんと言っても一番かわいいのは戸丸警部ですが。


  ナイトウィザード #2「下がる男〜世界は狙われている」。下がる男って、そういうことですか……留年じゃないし、なんて言うんだ? 降年? 「去年は一年」って、去年も似たようなことがあったのか。それにしてもストレートなうえわかりやすすぎてうがってしまったりバカにされてる気がしたりする設定だなあ。いや、そういう番組だとはわかってるんですが。
 タマネギのタルトってマジかいな、と思ったら、本当に そういう料理 があるらしい。
  根底に流れているものがMoE the ANIMATIONと同じ というツッコミには深く納得すると共にワロタw


2007年10月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドラゴノーツ・ザ・レゾナンス#1

  ドラゴノーツ・ザ・レゾナンス #1「共鳴−つないだ手」。旅客シャトルのパイロットを父に持っていたジンは、父の操縦するシャトルの事故で、父と、一緒に乗っていた家族をいっぺんに亡くす。ジンは何故か奇跡的に生還するのだが、シャトルの事故が父の操縦ミスと発表され、世間の非難の目を一身に受け、鼻つまみ者として親戚を転々とすることに。しかしジンにいまだにつきまとうジャーナリスト・ヨナミネは、密かに太平洋開発機構ISDAとも接触を持っていた。ジンの父の事故の背後には崩壊した冥王星と関係する存在があることを匂わせるISDA。そして、そのISDAに事故以来音信が途絶えていたジンの親友カズキが、「ドラゴン」と呼ばれる存在と接触しようとしていた。ジンの方でもまた、その周辺に謎の少女の姿が暗躍していた。

 え〜っと乳アニメ。っつーか、基本的に女性の胸大きめ。ちっちゃい人もいますが、ちびっ子まで大きめってのは……どうやらこの世界では女性の存在感は胸の大きさに比例しているようです。おっぱいがいっぱい、とか書くと、うのまこと氏がキャラデザなだけに複乳とか思われそうだ。
 「操縦ミスによる事故」ということにされていたシャトル爆破と、太陽系外からの侵略者、そして「ドラゴン」と呼ばれる存在と、謎の少女「トア」。宇宙からの侵略者ってだけだとベタなのだけど、ドラゴンってのがなんなのかまだわからないので、そこらへんがちょっとわくわくする感じ。ISDAのリンドブルム・ユニットの隊員は新入隊員のカズキ以外は常に二人一組なのだけど、それが何か関係してるのかな?
 なんか敵の女幹部っぽいの(これも巨乳)も出てきたけど、なんかSFとファンタジーと戦隊ものっぽい雰囲気がちゃんぽんで、妙なような、くすぐったいような面白い感じ。

[その他] 「過大発表は普通」

 ってなコメントをあちこちで見るけども、「数の発表は演出」であるコンサートと、「数自体が威力として直結すると自覚している」抗議集会では、自ずと意味が違うと思うのだけどなぁ……極端な話、十人の抗議行動と一万人の抗議行動では受ける印象がまるで変わるし。
 まあ、参加者数の推定自体はおかしくないという試算もあるようですが(事実はどっちか知りません)、数が多かろうが少なかろうが、主張の内容がまっとうか否かが本来主眼でしょうにね。つか、「それだったら反対意見者も数を集めろ」って指摘もありますが、勘違いにしろそうでないにしろ「数の問題ではないのに、数を水増ししてる(主催者側は数で示威することを自覚してるんじゃない?)」ってツッコミと思われるので、「反対意見も同じように」ってのは的外れだろうなぁ、と思われ。
 元の主張に戻ると、それが集団自決命令ではないにしろ日本軍による非人道行為がありはしただろうが、「日本軍さえいなければ!」「全部日本軍が悪い!」というロジックが背景に見えるような論のはり方は、どうもねえ。


  <こどものじかん>テレビ埼玉が放送取りやめ 札幌の教頭児童売春事件に配慮Y!hl )。う〜ん、わりと過激な表現が多い原作なので、わからないではないところもあるのだけど、出てくる子供たちは売春とかをしてるわけじゃなくって、前記の事件のような大人をからかったり、あるいは子供でもきちんと恋をしてたりという流れでのことなのだけど。なにより、作品の主旨を理解した上で放送を決定したのだろうに。深夜アニメごときで危ない橋を渡りたくない、ということなのだろうけど……う〜ん。


  連続暴行で2審も不定期刑 少女9人被害の少年神戸新聞 )。個人的には無期懲役でいいと思うのだけど。いや、この手の少年による重犯罪を見るたびに思うけど、そのように追いやられてしまった環境というのも同情しないではないこともあるけど、それを「国費をかけて更生に力を注ぐ」というのは、どういう意義があるのだろうと考えてしまうときがある。損得を考えると「まるっきり損」なのだが、切り捨てろ、とも言い難いところもある。「犯人も不幸だったかもしれないが、そんなことをした罪は罪」と割り切るべきなんだろうか……う〜ん。


  【神戸・高3自殺】“2ちゃんねるで集まり献花”に「ゲーム感覚か」の声…他人が集う違和感。ネット中傷。いじめに繋がる薄気味悪さ痛いニュース )。「ネットは悪意を媒介する物であり、それによる善意はむしろ気味悪いだけ」って……そりゃ、人が集まったら迷惑だという場合は、それをきちんと考慮するなり、それがわかった人が注意をうながすなりすればいいだけのことで。つか、「いじめ」と結びつけるのは無理矢理すぎるような。メディアである以上、良いことも悪いことも伝えるのであり、どちらを伝えるかは発信者によるのにすぎない。つまり、コラム子は「ネットで発信する人間の善意」を否定し、自分の善意の絶対を主張しているにすぎない。けど、その保証はどこにもない。ネットで発信をする人間は今やちまたにあふれているし、それを否定するということは、一般庶民をすべて否定してるのに近い。その上で「自分は善意の存在」というのは……選民思想と言われても仕方ないような。

[アニメ] 大江戸ロケット#26とムシウタ#12

  大江戸ロケット #26「なんだかんだのリフトオフ」。最終回。信じていた遠山金四郎が、ロケット開発許可と資金の引き替えに、ロケット技術を転用した大陸弾道ミサイルの計画を幕府に進上していたことに衝撃を受ける清吉たち。「日本を守るための抑止力だ」という金四郎の正義もわからないではないが、ロケットを人殺しの道具にされることは清吉にとっては堪えられない。ロケット打ち上げが成功すればそうなるのだが、しかし、ソラを月に返すという当初の目的を捨てるわけにもいかない。ソラは苦しむ清吉を見ていられず、ロケット打ち上げを中止しようと言い出すのだが、清吉はロケットを打ち上げると言い出す。
 翌日ロケット打ち上げの日、外から邪魔をされない内部点火式にしたロケットに清吉も乗り込む。すぐに飛び降りると言うのだが、金四郎は清吉もソラと一緒に月に逃れようとしてるのだと察する。しかし、清吉がいなくても残った設計図で同じ物はいずれつくられるのだ。そんな時、間違いで若返りの秘薬を浴びて大増殖した青い獣がロケットに乗って宇宙に帰ろうと、発射場へと押し寄せてきた……

 ん、ん〜、まあこんなもんでしょうか。いろいろうやむやにされた気もするけど、面白かったのも事実だし。原作の劇の顛末は知らないけども、原作からそうなのか、シリーズ構成者の趣味なのか、鳥居がやたらと見せ場があったのが、また……実際には水野の失脚に際し保身し、あっさり水野を裏切ってしまっているのだけど。裏切ってるって点では「妖奇士」の方が史実に近いかな。先を見る目がなかったわけじゃないんだけど、それにより自身の依拠する物が脅かされることにばかりとらわれ、依拠する物の転換を許容するまでいかなかったのがこの人の悲劇なんだけど。そして、その人物に策謀陰謀の才があったことが他の人の不幸なのだけど。
 閑話休題。オールスターキャストでのラストだったけど、赤井が見せ場を持ったのが、ちょっと良かったという気も。いや、客観的に考えれば、水野が若返りの秘薬を捨てた池に青い獣を落としたんだから、クライマックスの元凶とも言えなくもないが、まあ不慮の事故だしね〜。
 黒衣衆たちがエンディングのイラストで何気に赤井と夕の墓を作ってるのが。赤井は、どこか憎みきれなかったとしても、夕は、赤井の伴侶だからってことなのだろうな。
 そしてなしくずしのラスト。まあ、こういう番組なんだけどさ……
 江戸時代にロケットという力業でどうなるかと思ったけど、なんだかんだで楽しませていただきましたわ。


  ムシウタ #12「夢ミル蛍」。こちらも最終回。う〜ん、結局なんだかわからん話でしたわい。なにがわからないかってえと、大人が介在しない世界だって事。特環は存在するけど、結局ガキどもと同じ視線で、これも子供組織なのだよね。少し前なら「セカイ系」と言われていたのだろうけど、まあそれも今更ですわな。話の基礎としては昔からSFではよくある、人より秀でた力を持った少年が社会に阻害される、って骨組みなのだけど、その辺がきちんと考えられたラストとは言い難いなぁ、と。ぶっちゃけて言えば、そういうのって思春期の少年少女が抱いている自意識過剰と世間とのギャップに気持ちが合致するから受け入れられる物なんだけど、おざなりの主張でなげっぱなしだからなぁ……
 作画とかは良かったと思うけど、やっぱラノベ原作は構成がむずかしいですわ。


2007年10月13日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム・アーク#1とシャナII#2とバンブー#2とマイセフ#2

  プリズム・アーク #1「騎士たちの戦場」。エロゲ原作のアニメ化。つか、前作があって、その前作の話を回想で脈絡なくはさまれても……つか、現主人公たちの話もなんか最初からクライマックスだし。とりあえず原作のキャラのアピール高いところをまず出しておけってところなのだろうけど、話は把握できても、感情がついていけるかってえのが……キャラはやたらとキャッチーなのが出てきましたが(特にシスター・ヘル。戦隊物の女幹部かいw)
 バリ監督なのでいきなり光に包まれて空飛んだり何だりは当然なのだけど、やっぱりレベルが高すぎるw


  シャナII #2「全ての序章」。本格的な第二シリーズ開始、なのだけど、ヘカテーっぽい転校生がやってきたりとか、なんつーか、ベタですなぅ。いや、捻ればいいってものでもないけど。用語とかが無駄にわかりにくいだけで、話は王道ってことなのですが。しかし、「黒の契約者」の後番になっただけに、ちと前番との差が……


  バンブーブレード #2「ブレイドブレイバーとお弁当」。たまきが「正義の味方」とたよりにされて、なしくずしに剣道部に入部。石田、もくろみ道理になったはずなのにどうやって入部させるかなやんでいたので脱力。ちょっとざまあとか思ったり。
 でも、そういうなしくずしで入った剣道部だけども、部員たちと昼ご飯を一緒にしたりと、普通に友だちになっていく。って、今まで友だちいなかったんかいな!
 キャラたちは可愛いんだけど、作画的には心配になってきたかなぁ。しかし予告のデスアーマー、良い奴じゃんw


  Myself;Yourself #2「大切なメロディ」。メインヒロインはツンデレ化した奈々香っていうのはわかってるのだけど、麻緒衣のキャラが立ちすぎてそう思えねえw はたから見てたらどう見ても主人公とラブラブカップルでいちゃついてるようにしか見えないんですが……奈々香もいかにも日陰の花に嫉妬してる場合じゃないよ!
 「二年続けて図書委員?」「ううん。三年続けて!」の目キラキラさ加減が思わず惚れそうw(金朋声なのに)

[アニメ] 電脳コイル#20

  電脳コイル #20「カンナとヤサコ」。京子の救出には成功したが、家を取り囲む人型のイリーガルに、家からの脱出をはばまれるヤサコ。イリーガルにさわられたヤサコが京子と同じように電脳体が分離しそうになるが、駆けつけたオバちゃんとメガ婆によって助けられる。
 しかし、ハラケンがそのイリーガル“ヌル”に攫われたと聞いたオバちゃんは救出に向かい、ヤサコも無理矢理それについていく。
 そしてその途中、オバちゃんの口から驚愕の過去が語られる。

 「電脳コイル」ってのはものではなく、現象。それも、実体と電脳体が分離する、京子やハラケンに起こった現象そのものだった。だからそれを修復するのが「コイルタグ」なのか。さらに、四年前にも似たような事件が起こっていた。ってのは、ヤサコたちが昔の新聞記事で見た子供の大量意識不明事件なのだけど。それは、四年前にイサコと同じようにある少女が「あっち」への扉を開いたことにより引き起こされてしまったものだった。その少女こそ、オバちゃんこと原川玉子。オバちゃんが電脳局に努めるのも、イサコの行動を目の敵にするのも、自分の犯した過ちを二度と繰り返させまいとしてのことだった。そのために首を覚悟してサッチーに物理防御機能をクラックして付加する。
 しかし、連れ去られたハラケンの意識を取りもどすには、誰かが行って連れ戻すしかない。ヤサコがオバちゃんについて行った目的もそれ。自分がハラケンを助けに行くつもりだったイサコからそれを聞かされたオバちゃんは、ハラケンを助けるためイサコと手を組むことに。しかし、ハラケンが「あっち」に連れ去られる前に出した「バージョン2」への、「あっち」の物理フォーマットが行われようとする。「バージョン2」は、サッチーやキューちゃんの次の世代っぽいが、かわいらしさは皆無。キューちゃんが丸なのに対し、バージョン2は幾何学的に配列を変えるキューブ型。あ、これも一応「キューちゃん」か。しかし、○と□のメカって、テラホークスを思い出すのう。テラゼロ軍曹www
 オバちゃんとイサコが必死に物理フォーマットを食い止める間、ヤサコはハラケンを追いかける。そして、ハラケンはカンナの残滓のイリーガルと出合う。
 ハラケンは彼女の言うことを聞けなかったが、何故かヤサコは彼女の声を聞くことが出来、カンナの残滓の意思を伝える。それはハラケンが自分を責めていたような苦痛の言葉ではなく、もう自分を責めないで、という優しいものだった。ハラケンへの恋心を自覚したヤサコが、カンナとハラケンがお互いに好きだったと伝える仲介をするのは、やっぱちと辛そう。しかし、イサコから渡された暗号でハラケンを「こっち」に送り出す途中で、ついに自分の想いをハラケンに伝える。
 ヤサコも物理フォーマットされようとする「あっち」から、なんとか脱出。事件は解決したかのように見えたけども、黒幕と思った猫目が、謎の人物と電話を……電脳体として接触した誰かに、何かが宿ってるらしい。しかも、世界が滅びるって……イサコも何か異変をメガネを通して感じ取ってるらしいし。猫目がおそらくオバちゃんと同期のコイル探偵局のメンバーってのは予測が付くけど、一体今は何者で誰が黒幕なの? そして「世界が滅びる」って


2007年10月14日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#37

  電王 #37「俺、そう言う顔してるだろ?」。謎の路線の出現に始まる、ハナの子供化、過去でモモタロスたちが憑けなくなったことなどの変化に、タロスたちは遠からぬうちに良太郎との別れが来ることを予感する。モモタロスはそれを覚悟したように良太郎に特訓をするが、一人、そんな悲壮な雰囲気と無関係にいつものようにはしゃぐのはリュウタロス。リュウはリュウで再度頭の中に響く「良太郎を倒せ」という声にあらがっていたのだが、それを知らないモモは事態をわかっていないかのようなリュウに切れかける。
 リュウは自分が書いた愛理の絵を本人に渡そうと良太郎に憑いてミルクディッパーを訪れるのだが、侑斗をかまう愛理の姿に嫉妬、テーブルをひっくり返して飛び出してしまう。侑斗の命を狙うことこそもうしないものの、面白くないリュウは催眠術で仲間を集めて踊りまくる。が、そこに現れて一気に人々の目を集めてしまった男がいた。カイと名乗る男は良太郎に憑いているリュウタロスの事を知っていた。というより、リュウタロスに語りかけてきた声の主だった。「もう良太郎は襲わないよ。なんか面白くない」と言うリュウに、カイは「なら、侑斗をひやりとさせるくらいはいいだろう?」とあるカードを渡す。
 一方、ゼロライナーは現在と未来の分岐点「ターミナル」に到着する。そこには、オーナーと同じ顔をした駅長が……巨大なターミナルに驚くばかりの一同だが、カイにそそのかされたリュウはゼロライナーに潜り込み、渡されたカードを使う。すると、ゼロライナーが暴走、デンライナーを勝手に連結し存在しない時間の路線をひたすら突き進み始めた。 騙されたことを知ったリュウタロスだが時既に遅く、ライダーパスもゼロライナーに残してきてしまい、変身できず、カイの命令を受けたレオイマジンに襲われる。

 いよいよ敵の親玉登場、ですか。これまでリュウタロスを初め何体かのイマジンに指令を送っていた存在「カイ」が姿を現す。一応普通の人間に見えるけど、リュウタロス同様に暗示で人を操ったり、イマジンに指令を送ったり、普通の人間じゃないよなぁ。どう考えても。
 リュウタロスは、変化の影響を感じてるのか感じてないのか、いつものようにはしゃぎまくる。モモタロスですら別れを予感してその心の準備をしてるのに、その態度にモモタロスが真っ先に切れる。でも、リュウタロスも良太郎を倒せという指令に従う気は既になく、実は最初とは一番変わってる気がする。
 でも愛理への思慕と侑斗への嫉妬を利用され、はめられることに……電王にもなれず、得意の暗示も封じられ、これまでのリュウタロスらしからぬ苦戦を強いられる。って、銃使いのライダーはヘタレるという法則に則ってるだなんて言っちゃダメw
 補充物資のチェックに残ったナオミを乗せて暴走するデンライナー。それを追おうとするモモたちだが(走って追いつけるとは思えないけど)、それをレオイマジンの手下のレオソルジャーが立ちふさがる。初めての戦闘員付だな。
 「壊れるまで永遠に暴走し続ける」というゼロライナーを、止める術はあるのか……って、玩具雑誌見てると「ああ、多分アレが出るんだな」とわかると思いますが、それはいいっこなしで。次回、ターミナルがあーなってこーなると思います。


 それとオマケでゲキレンジャー。恒例の時代劇編。忠臣蔵の事実関係についてはちとツッコミたいところがあるけど、まあそれはこういうものだし置いておこう。あの橋(東映時代劇ではおなじみの橋)が「隅田川」とか言われて「それは無理があるような」とかも置いておこう。
 貧乏浪人と押しかけ女房化してる理緒とメレが……メレ、乗りすぎw
 劇場版オンリーだったゲキリントージャ登場ってことは、リンライオンの売り上げ、あまり良くなかったのかなぁ。次回は「考えるな! 感じろ!」でサイダイン登場らしい。

[その他] 赤福偽装とか

  伊勢名物「赤福餅」、製造年月日を偽装表示の疑い読売 )。 こちら朝日 )の方が内容は詳細か。冷凍保存のみであれば、「当日作りたて」という看板を偽っていたということにはなるが、昨今の冷凍・解凍技術からすれば品質の劣化はそうそう起きないと思う。しかし、最初から冷凍保存してということではなく、出荷しなかった分を再冷凍するということで、要は「廃棄するはずのもの」を再出荷に回していたということになる。一日分の劣化がどれくらいかとかはあるけど、少なくとも本来の基準からは外れており、同じ基準を適用するべきではないのにそうした。責められるべきはその不誠実さでしょうね。実際の品質劣化は大したことはなくても。まあ、国によっては「そのくらい」なのでしょうが、ここは日本なのだし少しくらいは恥じ入って欲しい。
 セコイごまかしやってたなぁ、というくらいは。


 あと、内藤チャンプと亀田選手との試合。プロスポーツにはショービズの側面があるのは事実にしろ、亀田親子が「ショービズ」の部分のみを極端に利用してきたのは事実。憎々しい口を利くのも狙いのうちで、それにより興味をかき立たせたのでしょうね。つまり、ファンは勝つのを、アンチファンは負けるのを期待して試合を見る、というわけ。だから、本当に嫌いなのなら無視するのがいい。いずれ世間の興味は他に移り一顧だにされなくなるにしても、それまで相手の思惑通りに話題にしてやることはない。

[アニメ] オーバン STAR-RACERS#1,2

  オーバン STAR-RACERS #1「新たなる旅立ち」#2「戦闘開始」。遠い未来、宇宙からの侵略を受け、それをかろうじて退け平和を教授している地球。寄宿学校の問題児エヴァ・ウェイは有名なレースプロデューサー、ドン・ウェイを父に持つものの、十年もの間音信が取れてなかった。待ちかねたエヴァはある日寄宿舎を脱出、父のレースチームに潜り込むのだが、そこには十年ぶりの娘の姿もわからず、冷徹に勝ちを追求する父の姿があった。自分を見分けられなかった父に娘だと名乗り出ることが出来ず、モリーと偽名を使うエヴァだが、ドンは変わらずエヴァのメカニックの腕にしか興味を示さない。
 そんなとき、ドンの元に大統領が訪れる。その目的は、全宇宙の知的生命体が覇権を争って行われるレース「オーバン・スター・レース」への参加要請だった。かつて侵略者が突如撤退したのも、地球がその参加資格を持つと認められたせい。もし参加しなかったり、敗退すれば地球の危機につながる。ドンは一も二もなくその依頼を受けるのだが、十年ぶりに再会した父から離れまいとするモリー(エヴァ)は、密航してついてきてしまう。
 地球をレースに参加させまいとする敵対的エイリアンの妨害をくぐり抜け、予選会場のアルーアス星に着いた地球チームだが、密航してきたモリーはここでもドンに無視される。銀河の絶対的存在「アヴァター」の下レースが開催されるが、「故意に相手を狙うことは禁止」と謳っているものの、実際にはなんでもありのハードなレースだった。いよいよ地球チームと予選初回の相手グローアの試合が始まるのだが、その最中、モリーは不吉な予感と共に忘れていた過去のことを思い出す。それは、レーサーだった母が、父と一緒に見守る前で、レース中の事故で亡くなった記憶だった……

 フランスと日本共作(実際のスタッフはほとんど日本)ということと、OP・EDが菅野洋子というのが以前ちらっと話題になったけど、それの日本語版の正式放映。ユリシーズの頃と比べると日仏合作も成長したなぁ。
 正直、見た目があまり最近の流行っぽくないのでどうかと思ってましたが、なかなか面白いですよ。何故かモリー(エヴァ)は寄宿学校で学ラン着てたりしますが。フランスに学ランが制服な学校は、ないよな、流石に。そのくせ、アルーアス星に着くとヘソ出しになってたりしますが。
 導入の展開が強引すぎたので「なんだこりゃ」と思いもしたけども、異常なまでに娘に冷たく、レースにのめり込むドン・ウェイの姿勢の理由が、妻の事故に起因するらしいことが早々に示されたり、父娘の葛藤などのドラマもきちんと描かれそうだし。
 こういうベタさ加減はわりと好きってんだから、漏れの趣味もいい加減だ。


2007年10月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] レンタルマギカ#1とキューティーハニーTHE LIVE#1

  レンタルマギカ #1「魔法使い、貸します」。日常で魔法や魔物が認知されている世界。社長の父が失踪してしまったため、「魔法使い派遣業界」最弱小の「アストラル」の社長に就任することになってしまった伊庭いつき。魔術にはとんとうとく、会社のお荷物な彼だが、右目の眼帯を外し「妖精眼」を解放することで、この世ならざるものを見ることが出来、またおどおどした性格が一変して自信に満ちあふれた傲慢不遜な人格になるのだった……
 って、あらすじ書いてて書いてる方が恥ずかしくなったw 話としてはあまり「レンタル」は関係なく、ありがちな対魔物。ただ、ヘルハウンドとかソロモンの鍵とか実在の伝承をベースにしてる点は好感か。キャラはメインヒロインっぽいのが関西弁メガネの魔女ってのが珍しい(で、対抗馬はツンデレ天才魔術師)けど、第一話は、展開急ぎすぎでついてかれませんでしたわ。いや、話の内容が、ではなく、キャラクターの感情の動きが。ラノベ原作にありがちなこととして一巻の話を一話二話で展開するので省かれすぎて不自然になるってのがあるけど、それかなぁ。本当は一巻分を三話くらいでやった方がいいのだけど。
 ほうきに乗って飛ぶのはケルト魔術じゃないだろと突っ込みつつ、まあそこら辺に免じてしばらく様子見。


  キューティハニーTHE LIVE #1「ハニーフラッシュ!」。幾度目かの映像化で初めてのテレビ実写版。なのだけど……なんつーか、めがっさ頭わりいw 特に今回のハニーはハニー史上ダントツの頭の悪さw 原作のハニーって(あんな格好だけど)キリッとした女戦士じゃなかったっけ? と思ったのだけど。なんせ、「よいしょ、よいしょ」とランニングしながらハニーフラッシュするハニーなんて、前代未聞ですぜ。早見も相当頭悪いけど。それを妹の罪をかぶって服役していた極端なシスコン兄ちゃんが脱獄して、妹がそれを早見に捜索依頼をして、見つかったアニキを妹が旧悪がバレるのを恐れて刺すって場面の直後に出てくるのだもの……空気嫁というか、GJというか。
 そんな阿呆な雰囲気なのだけどもアクションは結構頑張ってますわ。ハニー役の原幹恵も間の抜けた役をやってるのに関わらず、結構身体が良く動くし。やられ役の方々の技量がおおいに物を言ってるのは間違いないですが。
 今回はパンサークローが敵なのに何故かシスタージルとかは出ないようなのだけども、代わりにパンサークローの幹部として村上「カイザ」幸平が出演。三重人格な変なキャラを熱演してる。
 しかし、話はアホなんだけど、パンサークローが標的を路地裏に追い込んで、誰かが来る前にバラバラにして証拠も残さず立ち去るって描写は流石にちと怖い物があった。

[アニメ] しゅごキャラ#1

  しゅごキャラ #1「誕生!」。Peach-Pit原作の少女マンガ原作。周囲からはcool&spicyな小学生として一目置かれてる日奈森あむ。しかし、その実は上がり性で口べたでつい憎まれ口を叩くのを、誤解されてるだけだった。しかし今更キャラを変えるわけにもいかず、ホントの自分とのギャップに悩んで転がりまくる日々だった。
 そんなある日、朝目を覚ますとカラフルな三つのたまごが布団の中に……自分が産んだのかとパニくるあむだが、とりあえず鞄にたまごを入れて登校してしまう。そんな彼女のたまごに注目したのは、学園の自治執行委員「ガーディアン」の面々と、猫耳としっぽを生やした「イクト」という青年だった。

 なんかコゲどんぼと言い、この手の作家の少女マンガへの進出が目立ちますなぅ。しかもわりと王道少女マンガってのが意外というか。
 「しゅごキャラ」ってなにかと思ったら、「守護霊」ならぬ「守護キャラ」ってことらしい。え〜っと、平たく言えば、少女マンガ版電王ってことですな。(平たく言い過ぎ)
 なんか王道少女マンガであむのキャラが少女少女してるのがちと不満だけど、それは本来の対象層がそうだから当り前か。
 結構王道で、コミュニケーションの時に表に立てる「キャラ」をテーマとした話なので、そこら辺は目新しくわりと面白そう。あむのタロスたち……もとい、しゅごキャラたちはキャンディーズらしいし。スーキャットなんて流石に今時わからんか。


2007年10月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#2とD.C.II#3とスケッチブック#3

  みなみけ #2「おかしな学校」。頭の悪い子、マコちゃん登場。初回からカナばりの頭の悪さを発揮してますが、彼のスペックはまだこんなものではありません。三姉妹に絡む男子の中でダントツのキャラ立ちしてますので、今後の彼(彼女?)の活躍にご期待!
 話は、カナが口にした「男と女がいると起こる変なこと」にチアキが「変な事ってなんだ」と聞いてきたことから「変なこと」についてお茶を濁し続ける話。しかし今回、シリアス顔多用だったなぁ。


  D,C,II #3「ファーストレッスン」。先週から出てきたアンドロイドの美夏がポンコツで、あらゆる意味で作品の雰囲気を代表してるような。バナナミンってなんやねん、と恐らく原作から既にやり尽くされたと思われるツッコミを今更してみる。
 しかし、幼なじみで同居(下宿で同居してるだけだけど)中の年上ヒロインとつきあい始めたばかりだというのに、いろんな女の子と接近のフラグ立ちってのは、どういう罠だ? 主人公が伊藤誠じゃ無くって良かった。


  スケッチブック #3「青の心配」。夏祭り。後の祭。っつーか、こういう姉がいたらいろいろ気苦労が絶えないだろうなぁ、確かに。ご飯が作れないのにご飯を作ると言い出したりとか、そうめんの具にかまぼこを切ってると変なことが気になって延々切り続ける……いや、こんなんじゃなくても姉には気苦労が絶えない物ですが。
 今回も特に何が起きる分けじゃないんだけど、変な登場人物たちが日常で見つける「ちょっとしたこと」が提示されてて、ぼんやり見ててもそれなりに面白い。
 あ、ちなみに青ってのは、主人公・空の弟です。w

[アニメ] キミキス -pure rouge-#1

  キミキス -pure rouge- #1「meet again」。高校二年になったばかりの真田光一の家に、見覚えのない美人が上がり込んでくる。勝手知ったる様子で居間に上がったりシャワーを浴びたりする彼女は、実は光一の年上の幼なじみ・水澤摩央だった。中学の時両親の転勤に付いてフランスに渡ったのだが、 単身帰国するに際し、光一の家に下宿することになったのだ。最後に会ったときはガリ勉のびん底メガネだったのにすっかり垢抜けた摩央に光一はドキドキするのだが、光一には同学年に他に気になる女の子がいた。
 光一と摩央のもう一人の幼なじみ、相原一輝もすっかり見違えた摩央との再会に驚くのだが、新学期早々、紙飛行機を窓から投げるクールな雰囲気の不思議な少女・二見瑛理子と出会い、「実験」と称しいきなりキスされてしまう。

 人気ギャルゲのアニメ化。原作やったことないけど、東雲太郎氏によるコミック化がかなり雰囲気出してるので、それと比較してどうかなぁ、というところは注目したいところ。
 本来一人だった主人公を二分割しヒロインの担当も二分割ですか。ちょっと今までにない形なので、これが吉と出るか凶と出るか。コミック版しか知らないのでどれだけ原作とずれてるのかわからないのだけど、摩央の事情をわざと伏せて後への布石にしたりとか、基本はそれなりに手堅い作り。そうなると、複数のヒロインのキャラをどれだけ立たせられるかだよなぁ……


2007年10月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#3

  もっけ #3「オクリモノ」。静流は友だちの亜紀のお兄さんに、なにかが憑いているのを見てしまう。最初は黙っていたが、悪いことが起こる気がして、お爺ちゃんに相談する。しかし、お爺ちゃんは取り合おうとしない。「憑いてるからといって悪いものとは限らない」「きりがない」。お爺ちゃんの言うことはもっともだと思うものの、放っておけないで亜紀の家に行ってお兄さんの様子を調べるが、やはりあからさまに様子がおかしい。もののけもどんどん大きくなっていく。さらに相談する静流にお爺ちゃんは、もののけと人間のあり方について諭すのだった。

 かつのすけ〜! いや、このアニメ化で一番偉いのは、お爺ちゃんのキャストに堀勝之祐選んだ人ですな。てかてかしたアニメ絵がイマイチ合わないだとか、OPとEDが変だとかはこの際許しちゃおう。
 友だちの兄になにかが憑いていて気になる静流は、お爺ちゃんに相談するのだけど、人ともののけの関係の難しさを知っているお爺ちゃんは簡単に手を出そうとしない。まずそれが悪いものとは限らないし、悪いものであっても大したことにはならないかもしれない。それに対して、それを祓うには相当なリスクがある場合もあるし、そもそも祓えない場合もある。そして、もののけのことを人に話すことでその人との関係が壊れることもある。
 それを全部踏まえた上で、お爺ちゃんは静流に「友だちを見捨てるみたいで恐いんだろ?」とえぐるような一言を突き刺す。動機は罪悪感ではないかと指摘され、否定できない静流は沈黙する。でも、「一回で祓えねえかもしれないし、そもそも祓えなかったら手を引く」と結局憑きもの祓いを引き受けるお爺ちゃん。そして憑きもの送りが終わった後で、「罪悪感だけでここまでできねえよ」と、静流の中にある別の動機を指摘することも忘れない。このツンデレ爺いめw
 人間だけでなくもののけとの関係でも世間は厳しいことと、それでも孫の持つ気持ちの大切さを何気に説いていく爺さん。こういう保護者の元なら、いい子が育つだろうなぁ。


2007年10月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[読書] 死せる魔女がゆく/キム・ハリスン

  上巻下巻
 異界保安局の刑事である魔女・レイチェルは、上司の度重なる嫌がらせについにキレて契約を破棄して局を辞める。共に局を抜けた吸血鬼のアイヴィ、助手であるピクシーのジェンクスとともに私立探偵を始めるが、莫大な違約金を払わないレイチェルに局は黒魔法の罠や狼男やフェアリーの刺客を送り命を狙う。局に手を出させないには、やはり違約金を払うか、ぐうの音も出ない手柄を挙げて局に貸しを作るしかない。レイチェルが目を付けたのは違法ドラッグ取り引きの噂のある大物実業家トレント。しかし敵は異界保安局より冷徹で情け容赦のない相手だった。
 「アークエンジェル・プロトコル」がわりとハードな出だしだったにもかかわらずその実はハーレクインロマンスだったり、「ティンカー」もイマイチ好みに合わなかったりで、これも大して期待せずに読んだのだけど、思ってたのよりは面白かった。「魔物や魔術が当たり前の世界での魔術会社もの」というと古典はハインラインの「魔法株式会社」だと思うのだけど、わりとそんな感じで読めた。魔術や魔物が普通に存在する「IF」の世界を、結構魅力的に描いている。しかも、意外とちゃんと探偵小説してる。
 トレントはその気になればレイチェルを一気に抹殺することも可能な危険な実力者なのだが、それゆえにレイチェルの行動をどこかあなどり気味な余裕をもって俯瞰し、逆にヘッドハンティングすらしようとする。そこにかろうじてレイチェルたちのつけいる隙がある。
 元教会に住み込み探偵を旗揚げすることになったレイチェルとアイヴィが、特殊能力や魔法を駆使してトレントの犯罪の証拠を掴もうとするのは、あくまで魔法が「必殺技」ではなく、「道具」としての位置づけなので、違和感なく読める。
 結末がどうなるかは書かないが、シリーズ化前提の消化不良の伏線がいくつもあり、それは気になる。が、全体としてはライトノベル嗜好の勘違い訳出かと思っていたら、意外に骨子がしっかりしてて楽しめた。

[その他] 手抜きで玉ねぎペーストは作れないか

 そうだ、カレーを作ろう。
 ということでカレーを作り始めたのだけど、今回はちょっと玉ねぎペーストも作ってみようということで玉ねぎを二つ刻んだが、以前やったときは(当たり前だけど)えらい時間がかかったので、どうにか手抜きできないかと考える。
 まず、刻んだ玉ねぎを器に入れ、ラップをかけないで15分電子レンジでチン。このくらいなら大分時間短縮になっただろうと、フライパンにバターとニンニクのみじん切りを入れ、そこで炒めるが、五分もしないうちに飽きる。
 そこでまた電子レンジ様にお願い。五分回してみる。段々あめ色になってきて、良い感じ。そこで調子に乗ってさらに五分回してみる。
 焦げますた。orz
 電子レンジで(原理が極性分子(水)の高周電磁波による振動なので)カラカラになることはあっても焦げることはあるまいという考えが甘かった。何がいかんかったかというと、陶器の器を使ったのがまずかった。つまり、陶器は比熱が高いのでひたすら熱量を蓄え続ける。玉ねぎのみじん切りは水分がなくなれば電磁波で発熱することはなくなるが、陶器は蓄えられた熱を逆に玉ねぎに渡すことになる。つまり、陶器に接していた面が焦げたのでした。
 上の方は大丈夫だったので、大丈夫なところは使いましたが、ちとこれは考慮の余地在りだなぁ。
 最後の五分以外は良い感じだったので、器の選定、ラップのあるなしなども含め、ちょっとそこらへんを考えてみよう。
 ところで今回のカレーはジャガイモ六個を皮剥いただけで丸のまま入れてたりする。煮込んでもジャガイモが煮くずれにくいコツがあるのだけど、それはいずれ。

[アニメ] ドラゴノーツ#2

  ドラゴノーツ #2「逢瀬−新しい世界−」。ISDAの本部へと連行されたジン。そこで一般には秘匿されている、崩壊した冥王星の破片群の秘密を知らされる。冥王星の崩壊と同時期に「タナトス」という存在が来襲。秘密裏に地球はそれに対抗していた。そして、同じく飛来した謎の存在「ドラゴン」のこと。しかしそのようなことより、ジンがショックを受けたのは、ジンの乗っていたシャトルの事故は、ジンの父が原因ではなそのタナトスによるものだということだった。タナトスのことを秘密にするため父に無実の罪を着せていISDAに反発し、「一員になれ」という誘いも断る。そしてISDAのリンドブルムユニットの一員になっていたかつての親友カズキとも再開するのだが、ジンは事実を知っていて口をつぐんでいた彼にも反発する。
 返事の可否はさておき、しばらくISDAの管理下に置かれることになったジンだが、彼の前に再び、トアが現れる。そのことにしばしの安らぎを覚えるが、本当の狙いはトアだったISDAが確保の行動に出る。逃げるトアとジンだが、リンドブルムユニットの一員アマギと彼のパートナー・スピリタスが暴走、任務を超えてジンを殺そうと襲ってくる。

 二人一組がやけに目立つなぁ、と思ったら、やっぱり公式で名字なしの方はドラゴン。つか、トアもドラゴン。自分の家族を殺した相手と同じ姿なんだけど、もはや唯一トアが心のよすがになりかけてる(って、展開早いな)ジンは、その事をどう受け止めるのか。
 そして第二話でもやはり確定された「乳の大きさ=存在感」。
 ただ、ちと敵の存在が不明確なのが……アマギの暴走を仕掛けたらしい、先週の巨乳女幹部はなんなの?


2007年10月20日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#21

  電脳コイル #21「黒いオートマトン」。夏休み明けの第三小学校。しかし校舎は取り壊し中。実は、二学期から第一小学校と合併し、駅前のビルに移転になったのだ。新しい校舎にはしゃぐ生徒たち。その中に、ヤサコは以前第一小学校の生徒からかばってくれたカケルを見かける。
 イサコも新学期登校してきたが、周囲の目はよそよそしい。ヤサコはそんなイサコを気遣うが、フミエも電脳コイル現象の件でもうイサコには関わりたくないと言い出す。
 そんな中、イサコが夏休み最後に起こった子供の連続意識不明事件の首謀者だとの噂が流れる。学校に居場所がなくなったイサコは教室を飛び出し、猫目に連絡を取ろうとするが何故か連絡がつかない。そこに、謎のミゼットを介して「お前は見捨てられた」という声が響く。そして、例の黒いキューブ型のオートマトンがイサコを襲ってくる。

 猫目に利用されていたイサコ。そして、入院している兄の記憶もイマーゴを介して捏造されたものである可能性が……信じていたものすべてに裏切られたイサコに、テリトリーも無視して黒いオートマトンが襲ってくる。壁越え時に「法」のマークが出ることから、あの黒いオートマトンの管轄は法務省なのか? 神社の「結界」も無視して攻撃してくるから、手に負えない。しかも、その攻撃はサッチーのものより数段強力らしく、イサコの暗号もほとんど役に立たない。
 彼女に全ての罪を着せて葬り去ろうとしてる直接の黒幕は明らかに猫目なんだけど、それには更に黒幕がいるはず。多分、メガマス社が絡んでる?
 もうひとつ、第一小学校の暗号屋たちにも、黒幕がいるらしい。おそらくだけど、カケルがそうじゃないかと思える。猫目がイサコと両者を手先として操って、思い通りに動かしていた。そうすると、カケルがヤサコに近づいたのも決して偶然や善意ではないということか?
 イサコは全ての罪を着せられて抹殺されそうになり、デンスケは「あっち側」に行ってからバグを生じ、ハラケンは眠ったまま、オバちゃんも管理局を首になり、フミエも事件から手を引くと言い出して、どうなるんかなぁ。
 ヤサコも傍観者の立場ではなさそうなのだけど……


2007年10月21日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#38

  電王 #38「電車の中の電車王」。謎の青年カイにはめられ、リュウタロスはデンライナーとゼロライナーの暴走を引き起こしてしまった。リュウタロス自身もカイと契約したレオイマジンに襲われ、ゼロノスに助けられるが、自分が呼び出したリュウタロスダンサーズを逆にカイに操られ、ピンチに。心身ともにボロボロになったリュウタロスはミルクディッパーに逃げ込むが、愛理は良太郎に憑依しているリュウタロスを「良太郎じゃない」と見破る。「愛理は良太郎のお姉ちゃんであって、自分のお姉ちゃんじゃない」。そのことを思い知らされたリュウタロスはそれでも手当をしようとする愛理を振り切って、ミルクディッパーも飛び出してしまう。認めたくなかった現実を認めざるを得なくなってしまい、うずくまって泣くしかないリュウタロスに、侑斗はそばに立ちづさみ、「仕方ないだろ」とただつぶやく。
 一方、「時のターミナル」でレオソルジャーを倒したモモタロスたちだが、暴走したデンライナーに追いつき、止める術がない。そうしている間にも刻一刻デンライナーは時の断崖に近づきつつあったが、何故かオーナーと駅長は落ち着き払っている。そして、「デンライナーが見つかったようです」という言葉と共に、ターミナルに信じられないことが起こる。

 ってわけで、キングライナー登場。暴走列車ものでは「どうやって暴走する列車を止めるか」というのが一つの鍵なわけなのだけど、これは史上最もダイナミックな解の一つでしょう。「暴走する列車を、さらに大きな列車に収容する」だなんて……
 ぶっちゃけて言えば、クリスマス商戦に向けての展開なので、しばらくターミナルに滞在することになるんでしょうかね?
 ターミナル自体が「未来への分岐点」としての存在なので、それは良太郎とタロスたちの分岐でもある。モモタロスはそれを覚悟し良太郎にデンカメンソードの使い方を特訓していたが、リュウタロスは何の自覚もなく、覚悟もないまま。自身が消えることにはわりと達観してるが、愛理から否定されることには耐えられないよう。しかし、カイの仕掛けた罠により、自分と良太郎は違うし、愛理は自分の事を認識もしていないと思い知らされてしまう。ただ泣くしかないリュウタロスに、やはり愛理に未来の自分の存在を忘れ去られてしまった侑斗の「仕方ないだろ」という一言。覚悟し、受け入れてくしかないという、諦観。
 しかり、良太郎は違った。リュウタロスを利用し、傷つけたカイに珍しく怒り、「僕を狙うなら直接来てよ! でも、リュウタロスに二度と近づかないで!」と言い放つ。過去でライナーフォームになった電王は、リュウタロスの力を使って電車斬り。電車斬りの時にやってくる電車が変わるってだけなのは、やっぱクライマックスフォームの方が良かったなぁ。
 レオイマジンを倒し、デンライナーの中に戻った良太郎たち。モモが「がつんと言ってやれ!」というのにも関わらずリュウタロスを慰める良太郎に、リュウは初めて「ごめんなさい」と謝る。調子に乗ったモモを逆にあしらい、すっかりいつもの調子に見えたリュウだけど、人知れず、愛理に渡しそこねた愛理を描いた絵を広げ、しわを伸ばし続けていた……リュウにとっても辛いけど、リュウも現実を受け入れ、覚悟をするだけ成長してきたってことか。

[アニメ] こどものじかん#1

  こどものじかん #1「なかよしのいっぽ」。 ネット配信 にての視聴。
 途中採用の新任教師として、いきなり小学三年生の担任として赴任してきた青木。子供たちにうち解けようといろいろ考えはするのだが、どうも現実と予想が違っていて空回りしてしまう。特に妙にマセた言動をする児童・九重りんには翻弄されっぱなし。
 しかし、この一ヶ月休みが続いている生徒がいるのに気付いた青木は、同僚たちにそのことを尋ねるのだが、どうにも口が重たい。その不登校の生徒と前任者の辞職は関わっているらしいのだが、他の先生たちも詳しいことはわからないらしいのだ。
 そんな中、単なる問題児と思っていたりんが野良猫を気遣う優しさを持っていることを知ったり、彼女の行動に思わずどきどきしてしまったりする青木だが、ひょんなことから前任者が生徒たちからボイコットを受けていたことを知ってしまう。しかもその首謀者は他ならぬ九重りんだった……

 直前に放送を取りやめる局が出たり、放送されるも各所自主規制の嵐で話題になっている、大人に性的な意味でアタックするいろいろヤバゲなラブコメ原作のアニメ化。とは言え、各所過激な表現があるとは言え、実際に一線を踏み越えるような話ではないし、基本、いろな形で大人から傷つけられた子供と、そのまま大きくなった大人の話なので、自主規制はともかく放送禁止にするような内容ではないのだよなぁ……
 野良猫に見せていた優しさと、前任者を辞任に追い込んだ残酷さを自ら吐露するばかりか、青木の前でパンツを脱いで「ここで私が叫んだら、先生どうなると思う?」と脅す狡猾さの両面を見せられ、りんをどう判断したらいいかわからない青木だが、りんが前任者を辞職に追い込んだ理由は友だちの宇佐美々に心ない言葉を浴びせ続け、不登校に追い込んだから。ともかく宇佐のことを放っておけない青木は、宇佐の家に行き、上から言い聞かせるのではなく、ただその心情を理解しようと努力する。それで宇佐は学校に通うようになり、そのことでりんは青木に関心を見せるようになる。
 原作では青木は前任者の教材の落書きから辞職が児童からのボイコットであったことに気づき、その首謀者がりんであることには、使われていた便せんで察するのだが、アニメではりんが青木を試すように自ら告白する形になってる。
 原作では同じ便せんで美々を励ます手紙を出していて、それが端的にりんの二面性を示すことになっていたのだけど、そういう象徴的なものは薄まってるけど、携帯という今的アイテムを使うことで、現代性と、現代性とか関係ない友だちを気遣う気持ちが示されてる。二面性の提示の代理には、野良猫に関してのエピソードが使われてるし。
 ちなみにのっけから誘いを袖にされてるボイン先生……もとい、宝院先生だけど、「萌える」のエピソードは出るのかな。音消しだらけで意味判らなくなりそうだw(流石に青木が「ボイン先生?」は、セクハラになるし削除したか)


2007年10月22日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 熱出そう

 ってえか、出てたんです。微熱だけど。
 なんだか昨日から普通に歩いてて足がつりそうになるし、首の後ろが妙に熱く突っ張るような感じ。目元がすぐ乾いて疲れるし、ちょっと日中もふわふわした感じがしたし。夕方に「もしや」とようやく気付いて、熱を計ったら案の定。治りかけっぽいけど、気をつけておこう。

[アニメ] オーバン#3ともやしもん#1とマイセフ#3

  オーバン #3「真面目なグローア」。レース中の事故で地球チームのアロー号は大破。パイロットのリックも負傷して入院してしまう。機体の予備は用意できたが、リックが復帰できない中でグローアとの再試合の日程が決められ、代理のパイロットが見つからない。モリーは自分が乗るとアピールするが、ドンには歯牙にもかけられない。業を煮やしたモリーは、自分が操縦できるようにアロー号の操縦席にロケットシートを取り付け、ドンの許可を得ずレースに参加してしまう。

 リックが負傷でレースに復帰できず、ドンは最初にジョーダンを代理パイロットに任命するのだが、射撃の腕はともかく、操縦の方は壊滅的。他の者も尻込みするばかりで、モリーが立候補するのだが、ドンは無視。ドン自身が乗り込むとまで……おいおい。モリーは勝手にレースに出場するのだが、急場しのぎの改造な上、レースはまったく未経験で対戦相手のグローアに徹底的に見下される。タイトルの「真面目なグローア」ってのは、見下して撃つまでの猶予を与えてることを皮肉ってのものか。逆にその余裕が徒となり、ブーストの使いすぎで身動きが取れなくなったアロー号に撃破される。
 モリーは予備の燃料でかろうじてゴールし勝利するが、散々なレース内容にドンは怒り、レースを棄権すると言い出す。まあ、娘のことを忘れるくらいレースに入れ込んでるのだからなぁ。モリーの方は、父親を見返したいのと認められたいのが動機なので、不純っちゃ不純か。でも、そんな甘いレースじゃなかったはずだけど……
 次回は地元の人気レーサーとの対戦で、アウェイの不利さに苦しめられる話とか。


  もやしもん #1「農大菌物語」。サブタイトルは、原作第一話時にタイトルが「農大物語」だったことに由来か? かなり鉄板なアニメ化なのだけど、手を抜かずに作ってるなぁ。蛍がやけに男の子っぽすぎる気もするけど。OPはノイタミナ枠で良く採用される実写OP。原作の菌劇場も再現で、安定したアニメ化になりそう。


  Myself;Yourself #3「クッキーと小石」。「ただでも素直になれない女の子が、主人公が他の女の子と買い物してるのを町中で見かけて、誤解してしまう」という、普通一話まるまる使う話を、二分で状況終了させやがったw ただしそれで本当に状況が終わったわけじゃなく、自分にくれたのと同じコンパクトをその子にも買ってあげてたり、クッキーを焼いてきたのに先にタルトを出されて出すに出せなくなってしまったりとつながっていくんだけど。ちなみにスパでスク水はなさすぎだと思いますた。
 主人公の佐菜が急に単身越して転校してきたあたりの事情の伏線も。そういえば左手の時計は、OPでもクローズアップしてたっけ。てっきりMP3プレイヤーをクローズアップしてるのかと思ってたけど。魚をさばいて血がついた包丁に動揺していたり、普通に考えれば自殺未遂なのだろうけど、そういう暗さはあまり感じないんだけどなぁ。でも、包丁に動揺してたから、事故、ってことはあり得ないか。
 それと、今回も金朋メガネ(もはやキャラ名を呼ぶ気がない)は大活躍でした。「年上なのに子供っぽい」ってレベルじゃないよ、それ!


2007年10月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#3

  みなみけ #3「玉蹴り番長再び」。藤岡番長、カナにリベンジ……って、告白のですが。「実は藤岡は本当に自分に告白してるんじゃないか?」と気付きかけたカナだけど、チアキの余計な一言のせいで、またもやあらぬ方向に……で、番長を取り込むためカナが家に招待した藤岡に、チアキがなついてしまう……あれだけ誤解を振りまいておいて……(普通は誤解はしないが) でも、一応藤岡はカナの運命の人(のはず)なんだけどなぁ。三姉妹に絡む中では一番常識的な男子なんだけど、女の趣味ばかりは……
 次回はハルカがらみの男・保坂が登場。つか、暑苦しいけど。

[その他] 体調が悪いと愚痴の一つも言いたくなる

 けど、後の火消しが大変になるかもしれないので言わないw
 とりあえず、どんなことにも複数人が関わることは、「自分の行動のためのコスト」以外のコストが必要なわけで。言ってみれば公共のための投資で、維持・活動のためのコストだから、回り回って間接的には自分のためでもあるのだけど、誰かがやってるとわりと他の人ってその人に任せっきりになったりするのよね。酷い場合には、誰もなにもしなくても自然に維持できてる、と思う人が出たり。そんなわけないだろうに。
 維持・活動以外に見返りを求めてるわけじゃないのでそれは別にいいのだけど、意に沿わぬ方向に転がり出すと、不平不満、場合によっては陰口という形で噴出したりする。合理的に考えて、それを防ぐには「各々が責任の分担を実感できるようにする」「なんでも言える雰囲気にする」が大事だし、そういう努力もすべきなのはわかる。が、不平不満があるなら「公共のためのコスト」を意識して、自分で動いてよ、とも思う。「自分が仕切れ」ってことではなく、適切な意見の伝達とか、アイデアの提示とか、アドバイスとか。
 場合によっては事態が進みすぎて、ほとんどどうにもならないまでなる場合もあるけど、そうではない場合は、文句だけ言われてもなぁ、という気持ちもどうしても出てきてしまったりする。それ以前に、その前段階でなにも出来なかったってことは、あまりあり得ないのだけどね。


2007年10月24日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#4

  もっけ #4「ワライヤミ」。いつも明るく笑っている瑞生。走るのが得意な瑞生は、もうすぐ行われるマラソン大会が待ち遠しく、いつも以上に上機嫌だ。しかし、クラスメイトの飯田朋子は瑞生をマラソン大会のライバル視し、「いつもワラゴマしてる」とイチャモン気味に言ってきた。その場は流した瑞生だが、帰り道、暗い顔をした女の人が通り過ぎた瞬間、何かに取り憑かれたのを感じる。もののけを見ることが出来る姉の静流に見てもらい、なにも憑いていないというので安心するが、お爺ちゃんにもらったもののけよけのお札が破れていた。そして、静流の見落としていたもののけが瑞生の背後に……その日以来、瑞生は自分にしか聞こえない笑い声に悩まされる。そのせいで変な行動が増え、また気持ちがくさくさしていく瑞生。「そのくらい自分で祓ってみろ」と言うお爺ちゃんが言うには、そのもののけの正体は「憂い」だという。他人に笑われるのがイヤで他人を笑っているが、そうすればそうするほど不安に陥る「憂い」が原因だという。昔の人は酒を飲んで憂さを晴らして祓っていたというが、瑞生にお酒が飲めるわけもない。身体共に最悪のままマラソン大会の当日を迎えるが……

 原作では既に亡くなってる設定のお婆ちゃんが生きてるんで、お婆ちゃん、台詞少ないですな。せっかくの京田尚子なのに!
 それはさておき、「笑い」というのは元来歯を見せて相手を威嚇する行為で……というシグルイ的講釈は当然入るわけもなく。笑いってのは気持ちの発露であると共に、相手に対する気持ちの表示でもあるので、そのことで「ごまかし」「曖昧笑い」なんかが出て、蔑みの笑いでなくても相手によっては不快を買ったりする。また、副交感神経を活性し緊張などをやわらげるため、恐いとき、苦しいとき、悲しいときにも笑ってしまうことがある。
 大人なら憂さは酔って晴らせるけども、子供の瑞生にはそうもいかない。で、結局憂いを祓ったのは……ランナーズハイ?
 いや、気持ちよく、思い切り走って憂さを晴らした、ってことかもしれないけど、ランナーズハイとも取れるよなぁ。知らず知らず「ワライヤミ」を祓った瑞生はマラソン大会で一位。一方的にライバル視し、瑞生の笑いを批判した飯田も、瑞生の笑顔につられて笑ってしまう。
 まあ、なんだかんだで心からの笑いっていいよね、というのが今回の話だろうか?


2007年10月25日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドラゴノーツ#3

  ドラゴノーツ #3「覚醒 ―集いし翼―」。暴走したスピリタスを前に、ジンをかばうためにドラゴンとしての本来の姿を見せたトア。トアにより止まりかけたスピリタスだが、ジルアード軍の攻撃により、再び暴走を始める。ISDAのドラゴノーツも、パートナーのドラゴンをアクチュアライズし、スピリタスとトアに攻撃を仕掛ける。トアが危機に陥ったとき、ジンの前に現れたのは、カズキとレゾナンスで契約したはずのギオだった。

 やっぱ胸の大きさ=存在感ですか(またそれか)。ただの人間なのにもかかわらず、キタジマ博士のおっぱ……もとい、存在感の大きいこと大きいこと。あと、ジルアード軍のガーネット。あの格好は伊達だけど伊達じゃない? 存在感を増すために? なんで朱塗りの鞘のポン刀持ってるのかわかりませんが。つか、ジルアード軍ってそもそも何よ? 一応地球側勢力らしいが、事前の許可なく領空侵犯してるし、アマギとスピリタスの暴走を仕掛けて何かたくらんでるらしいし。
 で、今回はリンドブルムユニットのドラゴンお披露目と、カズキとジンの因縁フラグですた。男を寝取っても楽しくなかろうに。つーのは冗談ですが、トアが特殊な存在で、トアのために「レゾナンス」による束縛を受けなくなったギオが、本来の主人であるカズキの命令を無視するようになってしまい、トアを守護するためジンと行動を一時的一緒にするのだけど……でも、カズキもジンの父の無実を知って放っておいたんだから、お互い様だよな。
 それと爺は、重装甲型高機動ジジイでした。イカスぜ!

[その他] 病は気から、気は病から

 やっぱいかんなぁ……複数箇所で似たような不満の経験があったのを、健康ならスルーしてしまうのだけど、ちょっと調子を崩すとどんどん嫌な方向に考えてしまう。気に病むのは自分自身の勝手だが、それを正当化しようと妙に理屈づけるのは調子崩してたとはいえ、やっていいことじゃないよなぁ。ハァ。
 つか、それで後で結局自分が気に病むことになるんだから、それは自業自得とは言え、無駄に人の不興を買うとかそういうことも可能性をきちんと考えないと。自己嫌悪中。


2007年10月26日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マイユア#4

  Myself;Yourself #4「子供じゃないよ」。佐菜の友人、修輔はとある帰り道、同級生の男の子に嫌がらせをされている女の子を助ける。その小学生・持田雛子は修輔に一目惚れ。翌日から下校のたびに修輔の前に姿を現すのだが、修輔は子供扱いするばかり。そんな雛子が、夜のファミレスで一人きりで食事していたのを佐菜と出くわしたことがきっかけで、佐菜に恋の相談を持ちかけてきた。話に加わってしまい妙にノリノリな麻緒衣のアドバイスで、佐菜が修輔の好みのタイプを聞き出そうとするのだが、やっぱり空振り。麻緒衣のけしかけで、佐菜が呼び出した修輔に雛子が告白することになったのだが……

 wikipediaによると公式略称は「マイユア」らしいのでそのように。で、今回、ヒロイン空気w マジで一言もしゃべらなかったんで、スタッフロールにも名前なし。うぇっうぇっ。
 一方で、金朋メガネは相変わらずの活躍っぷりでした……「私の恋のバイブル」ってしたことあるんかい!w 「愛に年齢も性別も関係ない!」とか言い切るし……実は腐ってもいますか?
 雛子は、修輔が胸の大きい子がタイプと聞いて麻緒衣にアドバイスを求めたり(アドバイスでどうにかなるんか?)、お約束で料理が出来る子と聞いて紫色のカレーを作って佐菜を「イチコロ」にするし……意図的にやってるのか? ってか、金朋メガネも料理教えてたんなら止めろよw
 で、結局佐菜が修輔を水族館(海遊館?)に連れ出して、偶然を装って雛子と合流、途中ではぐれたふりをして二人きりにする、という古典的作戦に出たのだが、結果は玉砕。まあ、成就したらしたでそれは問題だが。でも、真面目な雛子の告白に、修輔も真面目に答えたので、きちんとした結果にはなったのか。そういや、告白をけしかけたのも金朋メガネだったけど、まさかそれを計算尽くで……なわけはないか。
 しかし、修輔の好みって、修理の正反対を言ってたけど、概ね金朋メガネにあてはまるな……しかしあんな面白い生き物は双子の付いてる方にはやらん!


2007年10月28日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#22

  電脳コイル #22「最後のコイル」。新型サッチーに襲われ絶体絶命のイサコ。そのイサコを助けに駆けつけたのは様子のおかしかったイサコを追いかけてきたヤサコだった。二人はかろうじて新型サッチーから逃れるが、すりむいた膝を手当にヤサコの家に上がったイサコは、ヤサコの優しい言葉に、自分が利用されて他人に迷惑をかけただけで、兄は勿論誰の役にも立っていなかったことを痛感し、年相応に泣き出してしまう。
 だが、そんなイサコにデンスケの様子がおかしいと京子が泣きついてくる。デンスケのバグが広がって、メガマスから「修復不可」の通達が送られてきたのだ。デンスケが死んでしまうと泣く京子のために、なんとかしようとするイサコだが、致命的なまでにバグが広がった通常のペットはイサコの暗号では治せない。デンスケとイマーゴ機能の生きているヤサコのメガネが、死んだ祖父から譲り受けたものと聞いたイサコはその遺品の中にデンスケを助ける鍵があるかもしれないとにらみ、二階の祖父の部屋へと入る。そこには様々な資料と共に「4423」のナンバーの振られたファイル、そして隠されていた古いデバイス郡があった。ヤサコの祖父がメガネの医療利用を研究していた医者だと聞き、またメガ婆の言葉から、デンスケはメガマス社製に偽装されてただけで、既に倒産した一番古い電脳メガネの会社「コイルス社」の電脳ペットであり、今も消せずに残るコイルス社の古い電脳空間へと接続するノードを内包していた。イサコを追っていた猫目もミゼットを介してそのことを盗み聞きし、目的のためにデンスケを狙うのだが、電脳管理局の指令を受けた新型サッチーがデンスケを消去しようとする。

 めがっさ盛り上がる盛り上がる。タケルは案の定猫目の側の人間。それどころか弟。そういえばタケルの名字って出てきたことなかったな。イサコに嫉妬し、またメガマス社から脅されたことでイサコをわざと逃す真似をしたのだが、猫目の思惑とメガマス社の思惑はどうも異なっている模様。ヤサコの祖父を「先生」と呼んでるし、コイルスノードを持つデンスケを使って何をする気だろう?
 そしてイサコ。以前、「友だちになりましょう?」と言ってきたヤサコにナイフのような言葉を突きつけ拒絶したのだが、傷ついた身に、その時と同じように、イサコのことを判った上で「友だちになりたい」と言うヤサコに、自分の無力さゆえの涙を見せる。イサコの兄が死んだというのはメガマス社の嘘かもしれないという可能性も出てきたのだけど、どうなんだろう? 今はただ、デンスケを助けるために動いているけど。
 祖父の隠しデバイスの中に見つけたメガ婆も見たことのないメタタグが、かろうじて新型サッチーに有効なのだけど、枚数制限があり、また行動を一時止められるくらい。イサコはそれを暗号に組み込むことで回数制限を回避したのだけど、これまでイマーゴを使いすぎた副作用が、確実に身体をむしばんでいる。そして、のこったたった一枚のメタタグを渡されたヤサコ。イマーゴ機能を持ったメガネと、電脳体に暗号路を組み込んだ者でないと暗号に組み込めないはずのそのメタタグを、ヤサコは何故か組み込めてしまう。何時の間に暗号路を組み込んだの??? 「あっち」から戻ってきた電脳体に猫目の探す「何か」が組み込まれてるらしいが、それってヤサコの電脳体?
 様々な謎が集約していき、デンスケを助けるためにコイルスの空間へ行かねばならないヤサコとイサコだけども、このいいところで来週は総集編。スタッフには人の血が流れてないんか!? それともこれは放置プレイか!? そうなんか!? いや、来週はちょっと用事があるんで、丁度良かったと言えば丁度良かったんだけど。

[その他] 無条件で真似しないでください。

 すじこをほぐして作ったいくらの醤油漬けがあったので、鮭の親子丼を作ろうと思ったのだけど……焼き鮭だと、ちょっとなぁ、と思い、生鮭でやってみる。
 ただし、生鮭はアニサキスが寄生している可能性があるので、無条件で真似しないでください。
 アニサキス対策としては加熱の他に冷凍がある。鮭の場合はいわゆるルイベって奴ですね。だけど、ただ冷凍すればいいということではない。あまり低温にならないと、凍ってもしっかり殺すのにかなり時間がかかってしまう。 厚生労働省の指針 では、「-20℃、24時間以上」を安全ラインとして提示している。かなり安全幅を取ってるとは思うが、家庭用冷蔵庫では冷凍能力が十分でないものもあるので、この辺をチェックしない限り絶対真似しないでください。プローブ外付けのサーミスタのデジタル温度計ならお手軽に測定できると思います。


 何で調べて知ったのか、まったく覚えてないけど、初音ミク+YMOは異様に合いますわ。
  コレ は君に胸キュンですけどね。個人的には、中国女が結構ツボ。作った人のセンスが大きくモノを言ってるのは間違いないんですが、ここまでマッチするのは異常。


  6500作がDVD1枚に 青空文庫、図書館に無料布配朝日 )。最近ではすっかり、青空文庫は通勤帰宅時の友ですよ? W-ZERO3との併用で、相性のいいこと相性のいいこと。「ああ、そういや、これ読んでなかったよなぁ」ってものをお手軽に読めますから。
 作者本人が死んでるのに「作者の権利」の拡大を主張する著作権がらみの動きには色々言いたいこともないではないんですが、まあ、そんなあからさまな欲得尽くの「利権」の話はさておいて、大変便利なモノには違いなく。いや、「レ・ミゼラブル」もこれで全部読んだし。


2007年10月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#39

  電王 #39「そしてライダーもいなくなる」。カイの指令により過去に飛ぼうとしたパンダラビットイマジンを早々に倒した電王。しかし、イマジンを倒したのに良太郎は過去に飛んだ。イマジンが飛んだ時間には何か意味があるのではないかと思ったからだが、そこにも懐中時計を持った桜井の姿があった。それは偶然なのか、必然なのか。過去を変えることで何を目論んでるのか、カイの思惑も結局不明。しかし、侑斗がゼロノスになった代償に桜井の記憶が消えてしまった愛理を見て、絶対に思い出させるから、と良太郎は誓う。一方、誰一人自分のことを覚えてる人間がいなくなっても戦い続けると決意する侑斗は、今までの変身カードと違うカードを手にして見つめていた。
 そして、良太郎の前にカイが姿を現す。どういうつもりか問い詰める良太郎に、「今しか見えてない奴ら」と吐き捨てるカイ。カイはスネイルイマジンに侑斗の高校時代の恩師の過去に飛ばせ、電王にわざと後を追わせる。駆けつけた侑斗も過去へ飛ぶが、その時代の侑斗がスネイルイマジンの攻撃の犠牲になり、その後を追ってきた侑斗もその存在が消えてしまう。

 電王って時間ものだけど、その意図するところは「記憶」なのだよな。記憶がある限り、イマジンさえ倒せば消えてしまった人、壊れたものも元に戻る。けど、誰も覚えていない人や物は復元されない……ゼロノスになる代償として人々の中の自分の記憶を消費し続けた侑斗は、どうなるの? というと、良太郎やコハナは覚えているはずなのに、イマジンを倒しても元に戻らなかった。どうして? と混乱する良太郎に、コハナは「侑斗が消えた時代の侑斗を、誰も覚えていないから」と言う。ミルクディッパーも星をモチーフにした喫茶店ではなく、花をメインにした喫茶店になってしまっていた。桜井との婚約の事実さえ消えてしまった愛理も、屈託のない笑顔を浮かべている。次回予告からすると特異点である良太郎とコハナ以外は、デネブでさえも侑斗のことを忘れてしまっているらしいが……そりゃ、仕方ないんだけどデネブくらいは覚えていて欲しかったなぁ。
 というわけで次回は「みんな、さくらいゆうとのことをわすれないでね」……ではなく、ゼロノスのパワーアップ話。でも、ゼロノス本体はカラーチェンジしただけで、メインは持つ武器「デネビッグバスター」か。

[アニメ] オーバン#4

  オーバン #4「人気者フリント」。かろうじて緒戦を勝ち上がった地球チームだが、散々な試合内容にドンはレースを撤退すると言い出す。が、新参者の地球にとってレースからの撤退は滅亡を意味していた。そのことを大統領から知らされ、撤退を思いとどまり、やむなくモリーをパイロットに任命する。しかしモリーは折角勝った試合をドンに批難されて、うさばらしに街に出ていた。そこに、レースに負けた腹いせに、グローアが襲ってくる。モリーを探しに来たゴードンが加勢するが、まるで歯が立たない。かろうじてヌーラシアのアイカ王子に助けられるが、アイカ王子にのぼせるモリーと裏腹に、ゴードンは面白くない模様。
 そして、二回戦のレースに出るが、相手は地元アルーアスの人気レーサー・フリント。実力は大したことがないのだが、あからさまな地元贔屓のレース内容に、苦しめられることに……

 今更言うこっちゃないけど、ドン、ひどいな。まあ、レース中心な上、モリーが自分の娘のエバだと気付いてないので仕方ないところもあるのだけど、妻のレース中の事故死があったとは言え、捨てるように幼いエバを寄宿舎に放り込んだり、リックの退院を知るや、モリーのことは眼中外になったり。妻をレースでなくしていながら、どうしてここまでレース中心になったのかってのは気になるが。
 今回は基本的にアイカ王子との因縁を深める話だったのだけど、まだ二回戦とは言えフリントの実に合わない大言ぶりってのは……見栄っ張りなその性格を逆に利用して、挑発することで地元贔屓の不利を逆転するのだけど。しかし、普通にSF的な機体だけじゃなく、アイカ王子の巨大な甲虫だとか、今回のアルーアスの虫駆動式シップだったりとか、このへんのバリエーションは面白いな。


2007年10月31日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] また熱が出た

 いろいろやることが溜まってのに。う〜ん。

[アニメ] 感想簡略版

 みなみけ#4「恋もよう」。保坂先輩登場。ルックスはいいし、多分いい人なんだけど、ヘンタイ。そしてタケルおじさんも登場。みなみけの登場人物の中ではまともな部類なんだけど、妙にうざい。というか、三姉妹からもそう思われてるふしが。ちなみに本当は伯父じゃなくって従兄弟。なんでおじさんと呼ばれてるのかは謎。

 獣神演武#4「五神闘士」。いや、なんつーか、もうちょっとひねりなさいひねりなさい!(by嘉門達夫)と言いたくなるそのまんまな展開。何を見せたいのかなんだかよくわからなくなってるのは、私のこころが穢れてるからでしょうか?

 レ・ミゼラブル〜少女コゼット#43「ガヴローシュの願い」。原作通り、ガヴローシュ退場……と思いきや、あれれ、生きてるよ! 弾を拾いに行って、撃たれる、ってのは原作通りなんだけど、その時歌ってたのは子守歌ではなく、浮浪少年たちの歌う囃し歌。まあ、アニメでは原作と違ってコゼットとの関係があったことになってるってのもあるんだけど。まあ、子供を世界名作劇場で殺しちゃいかんでしょ、ということなんだろうけど、エポニーヌは原作通りに死んでしまったのになぁ。まあ、原作にもあった最期の台詞「私、あなたにいくらか恋してたみたい(豊島与志雄訳では「あたしいくらかあなたを慕っていたように思うの」)は良かったんだけど。

 もっけ#5「ヒヨリモウシ」。芙美のまわりを引っ張るパワフルぶりがメインなのだけど、野球部員の声が中村悠一なのがなんか妙な感じだった。いや、だっておお振りの阿部に聞こえてしまう……

 素敵探偵ラビリンス#5「旧都哀歌」。端からツッコミ所すぎて、もはやノーガード戦法状態。逆にこれだけツッコミどころを、さしたる効果もないのに使いまくれるのはすごいという気がしてしまう。予告のやりとりはなんかシュールで笑える。

 ナイトウィザード#5「孤島〜二人の魔剣使い」。今回の話じゃないんだけど、第二話でナイトウィザードやエミュレーターの説明をしてる時に出たイメージ映像で、「吸血鬼」で出てきたのがノスフェラトゥなのが、なんか微妙にマニアック。オリジナル版かリメイク版かまでは判別できなかったけど。