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2007年02月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 海賊旗かかげられてもなぁ

  痛いニュース さん経由で二つ。
  日本の捕鯨船に約300万円の懸賞金 - オーストラリアAFP )。これって完璧に何らかの犯罪にならないか? テロリストと呼んでもいいんじゃないかと。保護ってより信仰だよなぁ……信仰は人様の迷惑にならないようにしましょう。


 あと、 ジャスラックが訴えた生演奏の店、「著作権侵害せず」とネット中継で証明するも…「将来するかも」とピアノ撤去&賠償命令痛いニュース )。まあ、判決は「将来的 にも 継続するかも」ということで、 未行の犯行をとがめてるわけではないのだけど、 「確認する術がないから、そのおそれがあるので」という訴訟だったはずが、「著作権違反をおかしてる」という断定になるって、どういうこと? 多分そのうち鼻歌を歌う口も撤去されるんじゃない? ひどいディストピアだな……
追加:良く考えたら、現在やってると認定しようがなんだろうが、予防としてそこまでの対処をする権限があるのかって話だな。色々変すぎるぞ、この話。


  小沢民主、審議拒否も辞さず 「産む機械」発言の厚労省罷免要求野党4党が辞任要求で一致 共産も厚労相罷免申し入れ産経 )。……どっちが「ふさわしくない」んだろう? こんなことで「チャンスだ!」とばかりに食いついて、審議拒否までするって完全に職務怠慢だろうに。自分たちで民意を反映してませんと行動で示し、あまつさえ職務放棄……政治ごっこはいい加減にしてくれと思う。少なくとも今回罷免要求した連中は、自分が失言したら即議員を辞めてもらわないと話が合わない。何人残るかな。
 しかし、 柳沢発言:野党徹底抗戦も、決着は4日の知事選後?毎日 )って、これは困ったな……誰に入れようか迷ってたのだけど、これだと自民候補が勝たないと阿呆な風潮に追い風を呉れてやることになるじゃないか……そんな投票理由、嫌なんだけど、嫌なんだけど……


  中国の衛星破片、軌道にびっしり…人工衛星などに脅威読売 )。うわ……中国やってくれたな。ちょっと正確なところの情報がわからないんですが、これが本当ならひどいわ……

 で、中国関連でもうひとつ。 中国研究者、南京事件で講演「30〜40万虐殺」に懐疑的IZA! )。まあ、正しい態度だと思います。こういう研究者が日本国内で講演をする意味については思わず裏を勘ぐってしまうのだけど、言ってることは正しく見える。

[アニメ] ストレイン#11と銀鉄永分#16

  ストレイン #11「狂宴の幕開け」。セーラが見た映像から、エミリィの秘密とラルフの狂気の真相が明らかにされる。一方、クンルーンを乗っ取られたメドロックはラルフが喀血し倒れた隙にエミリィを連れて逃げ出す。そして脱出ついでに艦の自爆装置を起動させる。そしてエミリィを手みやげにリベルタットに投降するが、狂気に走ったラルフが自爆寸前の艦で特攻してくる。

 科学考証的なツッコミはさておき、なかなか面白いことになってきましたな。てか、兄ちゃんの狂気は別に心が弱かった訳じゃなく、エミリィ星人とシンクロしてしまったからか。でも使用前使用後がほとんど別人なのは相変わらず謎。それに、兄ちゃんは人類への憎悪に猛りまくってるのに、等のエミリィ星人は別に憎んでる様子はなさそうだしなぁ。
 でも、ラルフに兄を殺されたロッティが、「これ以上人を殺させないためにも、兄さんは自分が殺す」と告白したセーラを信じ、仲間として出撃を要請するのはなかなか燃える展開。男キャラが退場したり負傷したりで女キャラばっかってのがなんですが。
 しかし、なんかでっかい規模の危機が訪れるのかと思ったら、復習鬼になった兄ちゃんが手当たり次第暴れてる話だったのか……


 銀鉄永分#16「招かざる漂流者」。前回の平和な日常とは一転、今度は打って変わって別次元に関わる重大事件の予感。って、平和な話の後は大抵大事件が起こるものだからなぁ(パターンで展開を読む、嫌な視聴者の典型)。で、救助された少女フレルは異世界の住人で、前作で異世界からの侵入者アルフォードとの戦闘があったこともあり、上層部は少女の引き渡しを要求するのだけど、特務情報部があまり良くない意味で関わってそう。 偽ビッグワンの時も裏で糸引いてたみたいだし。 (訂正:偽ビッグワン事件の時に糸を引いてたのはSPGですた。指摘いただき感謝します)
 フレルが有紀渉の名前を知ってたり、特務情報部なのに部の利益に反して学たちに肩入れする女性アリアヴィーナスが有紀護の恋人らしかったり、どうも有紀一族に関わる展開になりそう。


2007年02月04日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス#16

  コードギアス #16「囚われのナナリー」。マオ、死んでなかったんか。その理由が「ブリタニアの医学はすごいねえ」。「あ〜、死ぬかと思った」並に何でもアリな台詞だな。今度はナナリーを人質に取ってルルーシュの心が読める範囲に潜伏。チェス勝負を再び挑む。で、そのマオにルルーシュが取った対抗策は、スザクに爆弾の解除方法を教え、自分自身にギアスを使ってそのことを記憶から消してわざとチェス勝負に挑むことで時間稼ぎをするというもの。自分にも聞くのか、ギアス能力。
 でも、追い詰めたマオが逆ギレしてスザクの心を読んで秘密を暴露してしまう。それは、ブリタニア侵攻時に徹底抗戦を唱えた父親を、そうすれば戦争が止められると思って殺してしまったこと。まあ、予想はされてたけど、その罪の意識で過剰な正義感と死に場所を求め無謀な行動に出るようになってしまったということか。秘密が明らかにされただけじゃなく、ルルーシュが知るに至ってしまったわけだけど、フォローのしようがあるのかねえ。
 他には案の定同棲状態になってる扇とヴィレッタ、それと平和な庭園でのコーネリアとユーフェミアの会話が……ルルーシュを云々と思ってたのは主に父親の皇帝だけで、クロヴィスですら別にルルーシュを嫌ってなかったのか。まだ出てこない第一・第二皇子、第一皇女はどうだか知らんが。悲劇展開の伏線貼りまくりだなぁ。  

[特撮] ボウケンジャー#48と電王#2

  ボウケンジャー #48「恐怖なる大神官」。パンドラの筺の封印を解いたガジャは、プレシャスの力を吸収することで力を増し、破壊し損ねたゴードムの心臓を使って自身がゴードム神になろうとする。これ以上ガジャを強力にさせないためにミスター・ボイスはそれ自身がプレシャスであるパラレルエンジンで動くゴーゴービークルの封印を決定。その力で変身していたボウケンジャーも変身できなくなってしまう。ザコ敵にすらまともに立ち向かえなくなったボウケンジャーたちはバラバラになって逃げまどう。

 ガジャ様、ガジャ様らしくね〜(笑)。なんか強いガジャ様はらしくない。主人公たちは変身できず、危機に陥り、その逆境でより結束を深める、という展開なんだけど、ダークシャドーの風のシズカとゲッコウが関わるとは思ってなかった。まあ、ネガティブの中では破壊や人類を害することが目的ではなく、ただ単に金儲けしてただけだからなぁ。
 もうひとつ吃驚は、ミスター・ボイスの正体。「この期におよんでまたもや新キャラか?」と思ったのだけど……まあ、いきなり見捨てるかのごとく通告もなくパラレルエンジンを停止するなど、外見が萌えキャラだろうがやっぱりミスター・ボイスは非道いんだけどさ。そりゃさくら姐さんも「トンガリ野郎!」って言いたくもなるわさ。


  仮面ライダー電王 #2「ライド・オン・タイム」。デンライナーに戻った良太郎は、ハナとモモタロスから自分の身に何が起こったのかを聞かされる。一方、倒したと思っていたバットイマジンが生きていて、鈴のついたキーホルダーを持つ人間を片っ端から襲っていた。それを知り、良太郎はハナが拾っていたキーホルダーをテツオに返しに行く。だが、そのことは完全に裏目に出、バットイマジンは「契約成立」と見なし、テツオがそのキーホルダーを母の形見として受け取った過去へと飛んでしまう。
 過去でバットイマジンに乗り移られ、タンクローリーを奪い暴走するテツオを、良太郎たちはデンライナーで追いかける。

  東映公式 もいつの間にか立ち上がってるわけだけども、基本的に陰湿なところがない(敵味方がはっきりわかれてるし、イマジンもその意図は悪いことしようとしてるし)で、カブトの後だと肩が凝らなくていいですな。次回予告でバイクに乗る姿が登場してたけど、最初はバイクがデンライナーと連動、バイクでデンライナーを操縦するってのが新鮮だった。いや、デンライナーが本当に電車である必要があるのかとかあるんですが。まあ、男の子は電車とか好きだものなぁ。
 デンライナーは移動手段なだけじゃなく、暴走し巨大化したイマジンを内蔵する武器で攻撃もする。今回は桃太郎がイメージのモモタロスだったから、「イヌ、サル。キジ」だったけど、他のイマジンに乗り移られたときはまた別の形に変形するらしい。
 モモタロスはイマジンの当然の行動として良太郎と契約しようとはするのだけど、ただ暴れたいだけじゃなく、デンライナーの進路の先にいた女の子を良太郎と連動して助けようとするなど、心底悪い奴でもなさそう。そいでもって最後にちょっとだけ良太郎は、テツオが母親の死に目に会えなかった過去を変える。なるほどねえ。これが基本パターンか。
 次回はモモタロス憑依の良太郎と意気投合する、売れないギタリストとして波岡一喜が登場。獅子丸ちゃん、ホストからミュージシャンに転向したの?

[アニメ] おとぎ銃士#31と妖奇士#17とマイメロシャッフル#45

  おとぎ銃士赤ずきん #31「ふたりの絆」。頭ではヴァルのせいではないとわかっていても、それでもヴァルがきっかけだったことと、ずっと自分の正体を明かしていなかったこととで不信に陥り、他の仲間とも連携がバラバラになる。それを見たヴァルは、自分一人でジェドを倒そうとする。
 また、今度はヴァルの視点から村がジェドに襲われた日の事が語られる。やはりヴァル(カイン)母子はジェドから逃れてきたらしいが、ジェドがヴァルの事を「呪われた子」と言ってるのは、何か根拠がありそうなヒキ。一応、雨降って地固まるではあるんだけど。


  妖奇士 #17「幽世」。幕府要人狙撃を裏で糸を引いてた山崎屋。その目的はサンの民など国津神の末裔たちを復権させるため、世間をひっくり返す事。史実とオリジナル設定が入り交じってるんでなんだけど、概ねそんな思い詰めるような話じゃないと思うんだけど。
 まあ、そんなことよりやっぱり鳥居耀蔵は狙撃されてナンボ。出来れば役者は岸田森で。


  マイメロシャッフル #45「キスできたらイイナ!」。ダーちゃんに乗っ取られた大臣の口車に乗せられた事もあり、ダークパワーに目覚めてしまった潤は歌たちの制止も聞かない。クロミは兄弟を和解させれば全ては丸く収まると信じ、その願いを叶えるため黒音符を再び集め出す。

 柊はクロミに黒魔法を使わせようとしてるけど、これってウサミミ仮面を呼び出す機会を増やして、早いところスタンプカードをいっぱいにしたい、ってハラだよな……やっぱ柊が一番悪い奴の気がしてきた。イケメンだしな!
 今回は黒魔法もパワーアップしてるのでお助けキャラも苦戦。というか、マイメロママが初めて敗北を喫する。いや、相手がなぶられて喜ぶ変態さんじゃなぁ……
 潤はダークパワーに満ちた自分が歌とキスする事でマイメロとのつながりを断とうとするのだけど、それを駆が再び防ぐ……って、それしか防ぐ方法ないんかい!w 校舎の屋上にまで上った二人のところまで行くのに、真菜に「あそこまで投げ飛ばしてくれ!」ってのも……「お前なら出来る!」って、普通できんって。

[その他] 選挙いてきた

 今日は愛知県知事選挙だったので、行ってきました。柳沢厚労相の発言を巡る莫迦騒ぎ(敢えて「莫迦」と書くけど)にまつわる諸々もあったので、それも考慮しようかどうしようか迷ったんですが、最終的にはまっとうにマニフェストの比較で決めました。
 と、言っても、どの主張に賛同したかとか、どれが一番良いことを言ってるかってのはわりと二の次三の次。「実現可能性の低いものがどれだけ含まれてるか」を比較したのですよ。
 「マニフェストは所信表明みたいなもので、あくまで方向性」と捉えてる人もいるかもしれない。でも、基本的に「実行します」という前提でのもののはず。努力して出来なかった、ということもあるかもしれず、やむを得なければそれで「公約破り」なんて言うつもりもない。でも、最初からどう見ても「これ、不可能だろう」と思えるものを平気で掲げてるってことは「ほぼ実現不可能なのは明らかなのに、実現しますって言ってる」ってことじゃない? つまり、最初からやる気なんかないんですよ。いくら口先で立派なことを言ってたって、自分はそんな奴に投票しようなんて思いません。口先で言ってる立派なこともどれだけ本当かわかったものじゃない。
 たとえば「一クラス三十人学級」なんて、まともに考えたら巫山戯てますよ(あ、誰に入れなかったのかこれでばれたか)。一クラス当りの人数が減るってことは、クラス数が増えるってことになる。じゃ、そのために必要なものは? 設備、教材、教員……etc.真面目にやればどうしたって負担が増えるし、やったところで肝心の教員と教育の質がどうにもならなければ大して意味はない。つまり、こんなもんで騙せると有権者は莫迦にされてるんですよ。しかも公然と。こちらがそんなこともわからないと思ってる程度の莫迦に入れようとは、私は思いませんね。騙すならもっと上手く騙せ。
 しかし、mixiの愛知県知事選スレ見てると、失礼だけども「なんだろなぁ」と思えるコメントが結構……騙す奴が一番悪いのは間違いないけど、こちらだって騙されないよう気をつけるべきなのに。

 柳沢厚労相の発言に対する反応についても、いろいろ頭抱えてるんですけどね。そりゃ失礼な表現ですが、野党が騒いでるほどのものじゃ全然ない。第一、「女性は子供を産む機械だ、と言った」ってマスコミの報道を鵜呑みにする人たちの多いこと多いこと。これは「実際にはどう言ったか」というのは最初の報道直後から流れてたし、前後関係も最近では出てきてる。表現は良くないし他にしようがあったかもしれないが、「少子化を防がなければならない」という目的下では、言ってる内容はきわめてまとも。っつーか当たり前のことすぎる。生命が無生物から生まれる、あるいは赤ちゃんが木の股から生まれると思ってるなら知らないけど。
 それを「少子化の問題を女性が頑張らないせいだと言ってる」とか、「産みたくても産めない状況をわかってない」とかと言ってる人たちは、失礼だけど冷静さを欠いてるか、さもなきゃ文章読解力が根本的にないですわ。 この本 でも読んでください。


  現実主義の落とし穴 週のはじめに考える中日 )。「 敗戦を機にゼロから歩みだし、半世紀余で大いに進展したはずだった日本の民主主義は」。この社説子の中では「大正デモクラシー」以降の流れはなかったことになっているようです。つか、日本は戦時中も民主主義だって。(ってことはファシズムだの独裁国家云々なんてところに問題はないと気付いてないってことで、いい加減にせえよ、ってことなんですが)


  日本がやられた時は米国が助ける。米国がやられた時に日本が逃げることで通るかどうか日経 )、 麻生外相:米イラク政策「幼稚」 講演で発言、日米関係に影響も毎日 )。どちらも当たり前すぎる発言で、何か問題があるのかと思いますが。まあ、後者についてはなんで当時言わなかったということはあるでしょうが、いずれにしても米国が手を引いたらイラクは二進も三進も行かなくなるんだし。


2007年02月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] どうにもいかん

 知らずストレスがたまってるのか、気付くとけんか腰になってしまう。鏡見たら、前髪に白髪が交じってた。う〜ん。ここ半月、いろいろあったからなぁ。


  愛知県知事選挙は現職が三選朝日 )。いずれがマシか、という選択にならざるをえないのがアレ。あと、良く年齢を見ると現職が候補者で一番若いのね。なんなんだか。


 九州では野党支持候補が勝ち、愛知は自民支持候補が勝ったことで、「一勝一敗」ということで柳原厚労相の首はつながったとか。つか、こんなことで決めるってのもばかばかしい話だけど。 国民の税金から金取っておいて、くだらないことぐだぐだ言って勝手に休んでるんじゃねえや朝日 )。優先順位をはき違えまくり。つか、これが国民の選んだ政治なんだから仕方ないとも言える。
 そういや選挙に行って「これで政治に文句を言う権利が出来た」って人が散見されるけど、それもなんだかなぁ。いや、文句言うのは誰でも自由なんだけど、「まず有権者としての権利を行使しないで文句を言うのは順番が違うでしょ」というだけの話。まあ、いずれにせよ何を言ってもいいのだけど、あまり無責任なことを言うのはみっともないから注意はしないと、ね。


  橋下徹弁護士 「柳沢擁護」に熱弁J-CAST )。「 「全体の論調はごく普通の内容」と主張」って、そりゃそうだ。内容を知らなかったなら知らずに批判してたのかってことだし、知ってるなら、そんな当然の理屈も口にしたら差別 だ、ってなら、最初から少子化云々なんて言うな言わせるな。頭が悪いにもほどがある。


  中国、月探査を本格化へ福島民友 )。デブリもばらまいたし、いよいよMOONLIGHT MILEの世界が!? あとは金星に中国人民を投下させるだけだな(それは作品が違う)。


2007年02月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 必殺渡し人、再放送

 明日、テレビ東京系お昼の「時代劇アワー」(11:35〜)で、必殺シリーズ第20弾「必殺渡し人」が再放送。メンバーが多人数化するなかで、少人数に立ち返ったシリーズで、実は未見。「時代劇アワー」は非主水シリーズを流してるようで、この調子なら「橋掛け人」、「剣劇人」もやってくれそう。「仕切り人」と「まっしぐら」は微妙だなぁ。あと、うらごろしも華麗にスルーか。まあ、真っ昼間からやる内容ではないしな。


  「『健全』という言葉を使うのがおかしい」朝日 )。じゃ、不健全なの? 不健全だと思ってるなら発言の意味は通るが、そう思ってる人への侮辱だよなぁ。私にも身内にそう言ってる人がいるけど? 不健全だと思ってないなら、何も問題ない発言じゃん。それ以外が「不健全」だと言ってるわけでなし。
 それと「 結婚願望とか子どもの数を、統計データを基に、多数派、少数派というならいいが」って、じゃ、自分たちの言ってることは統計データにもとづいてたの? ばかばかしさに拍車をかけてる。
 まあ、柳沢厚労相も、言いたいことはわからないではないが、バカが騒ぐからもうちょっと発言は考えていただきたいところ。バカがはしゃぐところなんぞ見たくもない。


  総連系商工会の経理室長逮捕=税理士法違反で3人目−資金の流れ解明へ・兵庫県警時事 )。北への締め付けが、こんな形でも。まあ、今まで放っておかれた方が不健全でおかしいんですが。

[アニメ] まなびストレート#5とひまわりっ!!#5

  まなびストレート #5「ふたりっきりの、夜」。学園祭準備が始まったというのに、まなびがお多福風邪でダウンしてしまい、生徒会室はみかんと芽生の二人きりになってしまう。みかんはこれを機会に芽生と仲良くなろうとするがまったく会話がはずまない。だが、ある日消印のない手紙が届く。

 お互い友達になりたいと思ったみかんと芽生は、まなびの留守中に学園祭のテーマを決めようと頑張る。超演出やまなびのハイテンションはないけど、こういうのも悪くない感じ。つか、まなびってムードメーカー以外にあまり役に立ってないような……桃香の方が存在が謎だが。
 しかし、テーマがどんなだったかも気になるが、それより気になるのが芽生のツンデレぶり。ツンデレにもほどがあろー。


  ひまわりっ!! #5「くのいち密偵大作戦」。やつがしら校長の下に届けられた招待状、捨てられたそれを隼人はタダ飯が食えると喜び勇んで拾ってしまう。一方、ひまわりたちは敵の元から逃げてきた小紫の情報から、男子校生徒が捕らえられている場所を割り出す。アザミが調査に向かうが、突然の悲鳴と共に音信が途絶える。そのアザミを皆で救いに行くが、そこは隼人が潜り込んだパーティの会場でもあった。

 今更言っても詮無いが、隼人、意地汚いにもほどがあろうに……やつがしら校長は武智先生を介して敵とつながってるらしいが、その態度から見るに心ならずという印象。しかも敵の正体は巨大製薬会社。遺伝子操作で異能忍者を生みだすのが目的らしいが、まあ、敵の目的は忍者やくのいちをベースに兵器を作ろうってところだろうなぁ。そういえばひまわりたちって試験管ベイビーじゃなかったっけ?
 昔にひまわりを助けた隼人の顔をした忍者も正体は武智先生っぽいが、意図がよくわからん。
 今回はアザミ話だったはずなのに、アザミ、あんまり活躍しなかったな。やっぱ男だからか? 次回は前シリーズで出てきた椿が再登場。


  セイント・オクトーバー #5「ロリ再戦!オルロックの超リベンジ」。第一話で「魔術師」のカードの持ち主だったオルロックが再登場。社長によるカード再生の実験台として……しかも、ジャッジメントに二度目の機会はない、ということを知りつつ。二度目のジャッジメントはカードの持ち主ごとの消滅であることが明らかに。なんかお気楽変人の変萌えバトルかと思ってたら、思いの外深刻な設定だな。


2007年02月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 涼みの夜に渡します

 必殺シリーズ第二十弾「必殺渡し人」第一話。テレビ東京系11:35からの「時代劇アワー」に放送中。全十三話。
 ある夜、女が男に襲われる。男は女を兄の仇と言うが、女は「お前の兄は仲間を裏切ったんだから」と説得しようとする。それを聞かない男の首を、女は得物を仕込んだ指輪で切り裂く。
 明くる日、鏡研ぎ師の惣太の長屋ではかまいたちで死んだ男のことが話題になっていたものの、概ねいつもと変わらぬ朝を迎えていた。だが、蘭法医である鳴滝忍の元に若い女が飛び込み、子が出来ていたら堕ろしてくれと頼んでくる。理由もなく堕胎するわけにはいかないと忍が言っても、女はあきらめようとしない。そんな彼女を、惣太の妻の直がやさしく諭す。直は惣太との間に子をもうけたがっていたが、なかなか出来ない悩みを抱えていたが故の行為だった。
 その女・お沢は旗本水野の屋敷で働く下女だったが、そこのバカ息子、徳太郎に手込めにされいいようにされていた。出来た子も徳太郎の子だった。妊娠を告げるも家の沽券に関わるから堕ろせとすげなく言われたお沢はあてなくさまようが、身体の不調を訴え倒れたところを惣太に見つけられ、忍の元へ運び込まれる。母子共に無事だったが、子供をどうしても堕ろしてくれと言うお沢を、忍は実は自分がオランダ人と長崎遊郭の女郎の間に出来た、本来堕ろされるはずだった子供だということを明かして説得する。それでも逡巡するお沢を、彼女に一目惚れした同じ長屋の大吉が「暮らしのことが心配なら、俺が子供ごと養う」と言い、ようやくお沢も心を決める。
 大吉の母・お近も二人が一緒になることを喜び、事態は一件落着かと思えた。が、真っ正直にお近が水野の屋敷に挨拶に行ったことで一転、お沢もお腹の子供も生かしてはおけないと、水野が挨拶から変えるお沢とお近を、水野と通じた役人が奉公先を逃げ出したと捕らえ、二人に激しい拷問を加える。二人は放免され、かろうじてお沢は一命をとりとめたものの、お腹の子とお近は命を落とす。役人は水野に金で雇われたのでは、と知った母親想いの大吉は仇を討とうとする。その大吉を惣太は一日だけ待ってくれ、と抑える。
 惣太は夜の境内に忍を呼び出す。忍は「かまいたち」の異名を持つ「闇の渡し人」であり、惣太自身も「鏡」と呼ばれた渡し人だった。二人とも裏稼業からは足を洗っていたが、惣太は、大吉のために、と忍に頼み込む。だが、その話を大吉が立ち聞きしてしまっていた。

 まず、シリーズの前後関係を説明しておくと、「必殺仕事人III」の直後に放送された「新必殺仕舞人」に続く非主水シリーズになる。その後、「必殺仕事人IV」「必殺仕切人」、(三味線屋の勇次が主人公にスピンアウトしたシリーズ)「必殺仕事人V」「必殺橋掛人」となる。流れとしてはレギュラー殺し屋キャラが増加し、作品によっては飽和気味の感さえあったが、その中で「渡し人」は殺し屋は三人というシンプルなもので、その分日常のドラマに重きが置かれた……と聞いている。「聞いている」ってのは、未見だから。
 主人公の惣太に実力派に脱皮しつつあった中村雅俊、元締めの鳴滝忍に銀幕の大御所高峯秀子、腹に手を突っ込んで腸捻転で相手を殺す大吉には「仕置屋」「仕業人」の密偵役から殺し屋役に抜擢された渡辺篤史の他、惣太の妻・直に、現在「芋たこなんきん」で主演している藤山直美が出演している。また、第二話以降大吉の妻になるお沢には、主題歌が縁ですっかりこの時期常連になった西崎みどりが演じている。
 話では日常の描写に力を入れている、とのことだったが、実際、惣太夫婦と大吉、忍を含めた身の回りの人たちとのやりとりの割合が多く、それもかしましくも人情味あふれる長屋暮らしの雰囲気が出ていて、かなり見応えがある。前期必殺の雰囲気も残っている。やはり人数が絞られているし、夫婦であったり長屋の仲間であったりと表のつながりもあるので、きちんとしたドラマを作りやすいのだろう。
 殺し技は手鏡に仕込んだ刃物に得物を仕込んだ指輪とやや地味だが、惣太は手鏡に相手の死に顔を映して殺すという趣向で、大吉の殺し技が鉄、(仕留人の)大吉、仕掛けの天平以来久々にレントゲン演出が取られている。
 しかし見たことないのにBGMがやけに耳になじみがあるなぁ、と思ったら、サントラが「うらごろし」と同時収録でしたわ……うらごろしは一時期ヘビーローテーションしてたから、それでだな。

[アニメ] ヤマトナデシコ#18と少女コゼットちょっとだけ

  ヤマトナデシコ七変化 #18「夢・相思相愛」。このところすっかりスナコを素敵なレディにして家賃をタダにするという目的を忘れていた三人組。一計を案じて下宿をゴシックホラー風に装飾し、それに似合うドレスを用意する。ドレスを着れば、スナコもそれに合わせて自分を磨くと分での作戦だ。最初、装飾は気に入ってもドレスは渋っていたシナコだが、骨格標本の  にお嫁さんを買ったことを指摘、結婚式を挙げてあげないのかとわかったようなわからないような理屈で説得され、嫌々ドレスを着る。が、ベール付きのドレスで人の視線を感じなくなったスナコは予想外にドレスを気に入ってしまう。三人組も喜ぶが、スナコがその格好のままで買い物に出かけてしまい……

 なんだ、スナコ、すっかり商店街の人気者じゃん。「怖い姉ちゃん」と気さくに話しかけられるが、人の視線が怖いスナコにとってはそれが苦痛。それが勘違いしてゴシックホラー風のドレスで表に出たから、度を超して怖がられてしまう。それに気付いて逃げだそうとしたところ、男の子に秘密基地に誘われて立てこもってしまったのが誘拐と勘違いされて大騒ぎに。そのとばっちりでスナコの仲間と勘違いされたゴスロリシスターズは、まあどうでもいいか。(笑)
 結局男の子の母親が誤解に気付いたところを乃依の作戦で恭平が救出。でもスナコの方は元の木阿弥、というお約束。
 しかし、人の家を訪問するときは約束より少し遅れていくのがマナー、ってのは知らなかった。


 で、「レ・ミゼラブル〜少女コゼット」、面白いんですが、つり目が主人公親子をいじめる側ばかりってのが……うう。


2007年02月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 秘密の宴で渡します

 必殺シリーズ第二十弾「必殺渡し人」第二話。テレビ東京系11:35からの「時代劇アワー」に放送中。全十三話。
 棒手振りの銀平がまたさがない噂を流す。彼によれば、夫婦が集まって相手を交換しての秘密の宴が流行しているという。井戸端会議でそれを聞いたお直は複雑。最近、惣太にちっとも夜の相手をしてもらってないのだ。惣太は裏稼業を再開させた緊張で出来なくなっていたのだが、それをお直に打ち明けることも出来ない。大吉も記憶を失ったお沢が夜ごと亡くした記憶の夢にうなされるのを見て、何も出来ない。
 そんな時、担ぎ呉服屋の夫婦が大口屋と百舌屋の夫婦交換会に誘われる。得意先からの誘いで断り切れず参加するが、百舌屋の目的は女房のおぬい。亭主は叩き出されそうになり、暴れ出す。せっかく取引のために耐えたのにと責めるおぬいに、亭主は逆ギレ。二人の仲は険悪になる。それを夫婦のむつみごとを新鮮にするためにと銀平に誘われた惣太夫婦と大吉夫婦が見ていた。
 それを知った大口屋はこれ幸いとばかりに、おぬいの身を引き受けると持ち出す。亭主はその申し出を受けるが、代わりに千両という破格の支度金を持ちかける。
 忍のところにおぬいの健康を保証してもらいに来た亭主だが、忍が様子がおかしいのに気付き、お直とお沢が例の夫婦交換会に関係あるに違いないと、二人を追いかける。

 当時話題になった時事をネタにする、という後期必殺の特徴が顕著だけど、そもそもが惣太と大吉の夫婦関係が一つの軸なので、それなりに見られるものに仕上がってる。
 それぞれ妻を大事に思いながら、惣太は裏稼業の後ろ暗さから、大吉はお沢の亡くした記憶を心配しながら、その気遣い故に夫婦仲にちょっとした危機が訪れる。それを口車に乗って「夫婦仲を新鮮にするために」と、見るだけのつもりで夫婦交換会に参加するのだが、そのことで思ってもない事件に巻き込まれる。
 大口屋の申し出に平気で女房を売る亭主は最初何かと思ったけども、亭主が腹を立ててたのは他でもない自分自身。大口屋と百舌屋の申し出を断り切れず、しまいには女房のおぬいに当たり散らしてしまい、その自分に更に腹を立て、気晴らしのつもりで千両を要求したのだ。そのことを見抜き、お直・お沢の詰問から之助を庇うおぬい。説得を受け、再び二人でやり直すために百舌屋を訪れるのだが、更なる強請をおそれた百舌屋大口屋に、口封じのため殺されてしまう。
 色目を使おうとした百舌屋の夫婦にたまたま鏡磨きを頼まれていて百舌屋に来ていた惣太。二人の今際の際にかけつけるが、いきなり担ぎ呉服屋が惣太に「恨みを晴らしてくれ」と金を渡すのはご都合主義か。でも、渡す金が小銭ばかりで二束三文なのがなかなかに泣かせる。
 最後、惣太夫婦と大吉夫婦が朝も朝なに睦まじく寝ているシーンで終わるのはご愛敬。
 しかし田口計って、ヒヒ爺が似合うな。
 今回、被害者の担ぎ呉服屋、本編で名前を呼ばれなかったしエンディングテロップでも名前がよくわからなかったのだよなぁ。


2007年02月09日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちっとも早い話でない。

  早い話が:星くずのブーメラン=金子秀敏毎日 )。あちこちで取り上げられてるので今更感もあるが、やっぱこの内容非道すぎ。
> 日本政府はこのデブリで中国を非難した。確かにデブリの発生は問題なのだが、よく考えるとデブリはブーメランのように日本自身に戻ってくる問題でもある。
 どこが? 日本も衛星破壊実験でもするの? と思いきや、
> なぜなら、宇宙空間を飛んでくる敵のミサイルを迎撃ミサイルで爆破するという米国のミサイル防衛(MD)システムに、日本は資金面、技術面で協力しているのである。
 ポカーン。「は? この人何言ってるの?」状態。「防衛するな」と言ってるの? 高高度弾道ミサイルは高いと地上1000kmくらいにまで達する。低軌道の衛星軌道とかぶるが、そのためにミサイルで人間がたくさん死ぬのと、どっちがいいか、って話だよなぁ。金子さんは「人間が死んだ方がいい」と思ってるみたいだけど。
 それに中国みたいに必要性が薄いのに「実験」と称してデブリを増やしたわけじゃない。単なる各国への威嚇のパフォーマンスじゃん。
> だが、これもブーメランである。衛星のミサイル攻撃を禁じたABM条約を一方的に破棄したのは、米国のブッシュ大統領である。ミサイル防衛に不都合だったからだ。
 ああ、だから中国様が低軌道衛生軌道上にデブリを増やしたのは米国のせい、と……なるほどなるほど……あれ? おかしくありませんか? 「出来るようにする」と「実際にやる」はまったく意味が違います。しかも前者と後者の主体が違うのに、後者の責任が何故前者にあると結論づけられるのでしょう?
> 一方、ジュネーブ軍縮会議で衛星攻撃兵器の禁止を提案してきたのは中国だ。
 でも、実際に攻撃実験をしたのは中国ですよね? 「ジュネーブで言ってたこととやってることが違うじゃないか」と言ってもいいくらいの話だと思うんですが。まあ、中国が提案していたのは米国がそれを破棄したのと同様、それが自国の都合によいからに過ぎず、自国の都合によっては実験と称したデモンストレーションでデブリを増やすことにためらいはない、と示されたわけですが。
>日本が中国の宇宙軍拡に反対しようとするなら、ミサイル防衛にも反対しなくては筋が通らないのである。
 余裕で通ってると思いますよ? 要は、単なる優先順位の問題です。この金子さんにとってはいざというときに人が死ぬことの方が重要度が低いようで。もっと言えば、実際に行われた必要性の薄い実験でのデブリ増加はさらにどうでもいいようで。
 「金子秀敏」で検索すると、異様な中国びいきのコラムが多いことがわかります。
 どうやら自分の投げたブーメランに当たったのは金子さんだったようですね。


  楽・清潔…自宅で小用、男も3割は座って読売 )。まあ、確かに姉と同居していたときに「飛沫が飛び散るから」と叱られた記憶はあるなぁ。でも、小さい方を座ってすると落ち着かないんだよなぁ。習慣的なものだからしかたがない。


  菅代表代行も失言「東京は子供の生産性低い」スポーツ報知 )。この人は本当に芸人だなぁ……政治で笑いを取られても困るんですが。まあ、この「ブーメラン」という言葉の使い方は金子さんと違って正しい。


  国旗・国歌に反対の都立高校の教職員ら1人当たり55万円の損害賠償を求める福島民友 )。「自由・権利」を履き違えた人間が多いようで。「業務」でしょ? そんな人間が教師やってるんだから、そりゃ履き違え人間が増えるわけだ。


  「都市伝説」またぞろ脚光 真偽よりもつながり求め朝日 )。「話題」ってのは一種のコミュニケーションツール、人と人との間でやりとりをする貨幣のようなものなんだよね。「流行」を引き起こすひとつの原因がこれ。つまり、共通の話題・価値を持つことでコミュニケーションを維持しよう、というわけ。それは意識して行われるとは限らない。無意識の不安から「本当に楽しい」「価値があること」と思いこんでしまう場合がある。だからその内容は、実際に楽しかろうが正しかろうが極端な話なんでも構わない。後から考えたり冷静になると「こんなのどうでもいいんじゃないのか?」と思ったりもする。「流行物は流行物だから流行ってる」というわけ。
 この辺のことは、みんなが話題にしてることがどうしても楽しいと思えない、話題にしてる人たちもそれそのものに価値を見いだしてるように見えなかったので昔必死に「なんでだろう」と考えたことがあるのだよね。
 まあ、罪のない都市伝説の類だったら別にいいんだけど(笑えるのもあるし)、風評被害につながる事柄については気をつけねばならないでしょうね。

[アニメ] 武装連金#19と銀鉄永分#17とストレイン#12とコードギアス#17

  武装連金 #19「君さえ守れれば」。再殺部隊編なのだけど、火渡の再殺部隊が戦部と根来の二人になり、他の円山と犬飼、毒島は楯山率いるビクター追撃隊に編成されてるなど、オリジナル要素が目立つ。その過程で、原作では終盤にあわただしく再登場した早坂秋水がこの時点で追撃隊に組み込まれて再登場。また、円山の能力「バブルケージ」の「接触して爆発させた相手の大きさを小さくしてしまう」という特性は削られた。
 多分、原作の構成を基本にはするとは思うけど、ビクターとの決戦までにはこの手の再構成が増えそう。つか、円山って女だったのか……おネエ言葉の男だとばかり。


  銀鉄永分 #17「未知への出発」。別宇宙へと転移してしまったビッグワン。管理局は各小隊に捜索の中止を決定し、皆不満と不安を抱えながらもその命令に従う他ない。
 一方、ビッグワンとシリウス小隊はフレルのいた宇宙へと無事移動するが、無限軌道も空間座標もない宇宙で、正体不明の敵に襲われたビッグワンは海ばかりの惑星に緊急不時着する。だがその惑星の海は生命体で、待避した島でも住民から武器を突きつけられる。

 フレルを送り返すため、また別宇宙のことを知るためにやってきたシリウス小隊だけど……海が生命体って、ソラリスかよ! って、別に精神攻撃はしてこないけどね。惑星「マレー」ってマーレ、Mareなんだろうけど。
 生命体である海と共生している、助け合って生きていると現地民の話を聞き、ビッグワンクルーに「何か手伝えることはないか」とフレルは言うのだが「気を遣わなくて言い」と子供扱いされてすねてしまう。フレル自身が不安なのだから、そこは必要じゃなくても、些末な用でもやってもらうのが大人の態度ってものではある。
 外敵から皆を守ったビッグワンを海も仲間と認め、フレルも料理の腕で皆から認められ、一員として受け入れられる。いつまでもお客さん状態じゃ、本人も居心地悪かろう。
 しかし銀河鉄道があると思われるのに、あんまり生活レベル高くない感じなのが……マレー限定なのかな? と思ったが次回もそんな感じ。辺境なのかね?


  ストレイン #12「リベルタットの攻防」。狂気に走り(って大分前から走ってたんだけど)ラルフがクンルーンでの特攻を敢行してくる。セーラたちはストレインでそれを防ごうとするが、回避しきれず衝突を許してしまう。全てのけりをつけるため、ラルフとセーラの兄妹の戦いが始まる。

 相変わらず、クオリティ的にはさほどでないのに人の死に方が容赦ないな。爆発に巻き込まれるは序の口。閉まる隔壁に挟まれて死ぬクルーも……先週勇んで出て行ったガンビー隊もほとんどが無意味に死んでったんだろうなぁ。
 さらに非道いのはラルフの方。エミリーのためと人類への復讐を敢行してきたのに当のエミリーは別に人類を恨んでおらず、完全に空回り。まあ、超時空間的に意識を共有する種だから、個体が死んでも端末がつぶれたくらいの感覚なのかもしれない。お兄ちゃん完全にはしごを外され状態。
 よくよく考えると本当に非道い話なんだけど、あまり高くない作画クォリティやセーラやロッティが恩讐を超えて成長してるので、結構その辺で薄められてる感じ。
 しかしメドロックは降伏損だったなぁ……


  コードギアス #17「騎士」。いずれ自分がナナリーの元にいられなくなった時のことを考え、スザクに彼女を託そうとするルルーシュ。だが、スザクの現状を知らぬゆえのこと。それが上手く行くわけもなく……
 妹を託そうと思ってた親友が目的遂行のための最大の邪魔者だった、ということがわかってしまう。しかも、標的の一人であるユーフェミアの騎士にまで任命されてしまう。まあ、ルルーシュの行動原理のひとつが復讐、しかも関係ない人間にまで類を及ぼそうってんだから、こんな状況に陥っても仕方なくはあるのだけどね。
 しかし扇は新婚ぼけしてるなぁ。


2007年02月10日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] おとぎ銃士#33と妖奇士#18と地獄少女二籠#16

  おとぎ銃士 #33「ブレーメンよ永遠に」。失敗続きのランダージョ。このままでは正規軍入りどころか邪魔者として地下牢入りになると悩む。その姿を盗み見て、ブレーメン遊撃隊の三人は力になろうと自らナイトメアリアンになる。ランダージョは驚きつつも三人の気持ちを無駄にしまいと合体ブレーメンと共に赤ずきんたちを襲うのだが……
 あまりリーダーには向いてないのだけど、それでも仲間に心配かけまいとするランダージョに、彼のために立ち上がるブレーメンたち。でも、やっぱり落ちこぼれ魔族の三人ではナイトメアリアン化の負荷に耐えきれず、暴走して見境なくおそいかかる。三人を助けるため赤ずきんたちに頭を下げるランダージョだが、三人が助かる代償は今までの記憶。それでも三人が助かるならと耐えるランダージョ。失敗続きで牢獄に閉じこめられたグレーテルをなにげに気遣ったり、こいつも悪い奴じゃないんだけどねえ。サンドリヨン(=マレーネ)も元々の動機は決して悪い物ではなかったはずなんだけど、どこでねじくれ曲がったのかねえ。


  妖奇士 #18「漂泊者の楽園」。「サンの民」≒「サンカ」というのは明らかで、おそらくその習慣やスタイルも三角寛の著作などを参考にしていると思われる。ただ、私も詳しいことを知ってるわけではないが、三角寛の著作は研究と言うより著者の恣意が大きく関与し、あるいは創作であったり、ロマン的なものになっており、事実とは異なる部分が多い、というのが今日では一般的なサンカ観であるらしい。
 ということを下敷きにしないで見ると、一体どのくらいそういったことが伝わるのかなぁ、というのがよくわからないなぁ。


  地獄少女二籠 #16「悪女志願」。今回の依頼者は手段がえげつないやり手社長・手島に騙され、自分のつとめる会社の社長を裏切ってしまったOL・蘭。騙されていたことを知り、社長に償うために手島を地獄送りにしようとするのだが、藁人形の糸をほどこうとする直前でマツという中年女に声をかけられる。マツは自分も手島に手ひどい目に遭ったといい、一緒に手島に復讐し、社長の借金を返す金を奪い返そうと持ちかけられた。社長に罪滅ぼしが出来るなら、と蘭はマツの作戦に乗るのだが……

 今回は骨女の過去がちょっと出てくる。骨女は遊郭の遊女だったらしい。その詳しい過去までは描かれないが、女将かやり手婆か、それに手ひどい裏切りに遭ったらしく、蘭がマツに騙されるのではないかと心配して見守る。骨女、妙に情けが深いところがあるからなぁ。
 まあ、当時の遊女なんて成功者はごく一部で、身体を壊したりした者も多かったから、骨女もその中の一人だったのかもしれない。と言っても、遊郭に身売りするのは地方の貧農の出とかも多く、地元では米のメシも食えず綺麗な着物や化粧とは無縁の世界で、遊郭に来てそういうのに初めて触れて、年期が明けても他に稼ぐ術も特に持たず、という感じで、ちょっと今日的な悲惨なイメージとは違いはするのだけど。
 それはさておき、骨女が心配したとおり、案の定マツは蘭を利用してまた別の相手を色仕掛けで騙し、金を巻き上げようとしていた。それを拒む蘭を、マツは口封じしてしまう。その今際の際に駆けつけた骨女が、虫の息の蘭をキーボードの前に連れて行く。この辺、必殺シリーズのお約束パターンの一つだなぁ。
 話としてはスタンダードだったけど、その分必殺エッセンスが濃くて満足でしたわ。