2007年01月01日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 急いで口で吸え
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。素直に年賀祝いを述べようかどうか迷ったんですが、ひねたことを言うのも見る人の空気を読まないこと甚だしいので、やめておきました。世間様、みんな大変なんだもの。こんなときくらいはめでたくっていいじゃない。
で、今実家に帰って寝正月を過ごしてるんですが、夜冷えてきたので上にジャケットを羽織ったんですよね。そしたらしばらくして、左腕が「チクッ、チクッ」と……最初なにかのとげが刺さってるのかと思ったんですが、痛みがそれどころじゃなくなってくる。「これは何かに咬まれたか!?」とあわてて袖口をあけると……ハチでした。スズメかと一瞬ぞっとしたんですが、アシナガでした。その意味ではほっとしたんですが、都合五ヶ所刺されてました。急いで毒を吸い出したんですが、今結構腫れてます。まあ、アシナガだからたいしたことはないですが、新年早々ネタが出来ましたわ。
小清水町の家系図製作業者が全国で人気に ( 日刊スポーツ北海道 )。やはり、寺の記録が大きいんだなぁ。江戸時代などは戸籍管理を寺で行ってたということがあり、一介の庶民であっても先祖がかなりたどれる可能性が高いってのはこのため。結構イロモノではなく本格的な調査で、なかなかに立派なお仕事だと思います。
不幸でも不運でも「勇気と寛容」で1年を過ごしたい ( 日経IT )。主立ったところをざらっと見て「なにを」と思ったものの、ちゃんと読むとわりと納得いくコラムですな……まあ、中国の方だからちと日本の歴史観と違うところはありますが。政府の政策がベストと言ってるわけではなく、そんなにひどくこれまでになく不運な社会みたいに嘆くこともない、というのは、そうだと思う。まず出来ることを考えないと。
2007年01月04日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] こっちからこっち重点的に
ちと今回休暇が長いのでまだ帰省中なんですが、実家でもこき使われてるので休みだから楽ってわけでもないですわ。で、年末年始と何ヶ月ほったらかしにされたかわからない庭の草取りをしてたんですが、しゃがみながら丸二日の作業なのでこれが結構大変で。冬場だから丈の大きな草はないんですが、細かいのがたくさんあって、それはそれで難儀なのですよね。
ところが、これが結構性に合っているようで。細かい雑草をちまちまめざとく見つけてはぷちぷち抜いていく。
ちまちまぷちぷちちまちまぷちぷち……
ああ、似たようなことをネットでやってたりはしませんよ? してませんったらしてませんってば。
やりすぎるといじけて逃げちゃうんだよねぇ。(ぼそ)
Gas cooker blows up island (ガス調理器が島を吹き飛ばす) ( METRO.co.uk )。カリブのある島の一軒で起こったガス爆発が、連鎖反応を起こして島の半分を吹っ飛ばす連鎖爆発になってしまったという話。これで死者はゼロってんだから本当に奇跡……記事は英語ですが、記事に載ってる写真を見るだけでも結構なインパクトですわ。ホントに綺麗に島半分が焼け野原……
改憲争点化に否定的 民主・小沢代表 ( 共同 )。まあ、言ってることは正論ですな。けど、民主が具体的に実現可能そうな案を出してるか、ってのも……なんとなく、どっちもどっち。
毎日記者が提案、竹島を日韓共同の世界遺産に ( 毎日 )。え〜、新春らしく、横山ホットブラザーズの定番ネタでコメントしたいと思います。
「お〜ま〜え〜は〜あ〜ほ〜か〜♪」。
竹島の存在価値は観光資源でもなんでもなく、単に領土として利権目当てに角突き合わせてるにすぎない。遊覧船が出てるのも、韓国が国民の鼓舞と既成事実化を推し進めようとしてるからで「両国の観光資源化」は、そもそもその行動原理と相反する。ホンマにアホか。解決策を提示するならするで、もうちとまともなこと言って欲しい。
■ [アニメ] ウィンターガーデン後編と009-1#13
ウィンターガーデン 後編。前編のことなんか何も書いてないのに後編だけ。「大人になったでじこのラブストリー」というキャッチフレーズ。基本的には、微妙に旧作とリンクしたりわざと同じような演出をしたりという共通項はあるものの、スターシステムによる別作品と考えた方がよさそう。それにしてもでじこが「ひっこみ思案でドジで純情なお姉さん」になってるのは、別人としか思えないのは確かなのだけど。それよか、でじこの声が「銀河鉄道物語」のルイ・ドレイクに聞こえるのがちとまいった。(声優が同じ真田アサミ嬢)ブロッコリの展開の試みの一つだと思うけど、単品ならこれはこれで、という感じでしょうか。
しかし、あの思いっきり脱力というかほのぼのなオチは、漏れはOKでもきっと修羅場スキーなO澤さん辺りは不満たらたらだとおもいますよ?
好青年と思わせつつ実はろくでもない人間と思ったら、ホントに好青年なんだものなぁ。
009-1 #13「夜明け」。キューバ危機をモデルにした展開をラストに持ってくる、とインタビューで答えた通り、そのままではないもののミュータントの子供たちを使った「逆爆発」によってイースト・ウェスト両ブロックの保有する核を廃棄させようとする、という流れ。
ミレーヌはリアリストながら結構理想主義的なところもあるので、その狭間でどうするか、ということだが、組織に逆らってまでミュータントの子供を守るのはどうかとも思うが、結果としてすべてを収束させたのだから、まあ、良しとしときますか。物語展開的に「主人公が特にアクションを起こさない」ってのも困るし。それ以外では、ミレーヌの行動は理想主義なリアリスト、としては、わりと良い線ではないかと。理想主義に偏りすぎたロキの最後の行動が陳腐に映っただけに。世界を一度リセットしても、今より良くなるとは全然限らんよ。
小粒感は否めないものの、結構楽しめたシリーズだった。
2007年01月05日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] まちがっちゃいないんだけど……
エチゼンクラゲは宝の山?=高価な試薬化期待−有用成分の精製法開発・福井県立大 ( Y!hl )。この記事自体は「へ〜」というくらい(抽出可能でも工業レベルに乗せられるかは別の課題なので)なんですが、気になったのは次の一節。同研究室は、エチゼンクラゲからの抽出物を独自に調整した「カラム」という筒に通過させるなどしてレクチンを取り出し、精製することに成功した。
これは「独自に調整したカラム」という解釈でよろしいんでんしょうか? いや、カラムクロマトグラフィー自体は別に独自でも特別でもなんでもない手法なんで。カラムというよりビーズから独自に作ったのかな? わかりにくい単語なのはわかるけど、もうちょっと丁寧に解説して欲しい……
エグゼンプション:安倍首相が法案提出で慎重姿勢示す ( 毎日 )。大分腰が砕けてきましたな。しかし、「クリエイティブな仕事だから残業代は削る」という理屈もよくわからない。仕事の成果主義で、ということならば、成果主義をきちんとさせねば従来の時間従量制で残業代を出さないというだけの法律になる。何考えてるんかなぁというか、どこらへんから金が出てるのかなぁ、という感じ。スローガンとやってることがちっともリンクしないから、支持率もどんどん下がっていくのだと思うけど。
電車内の迷惑行為、一位「座り方」、二位「携帯電話」、三位「ヘッドホンの音漏れ」 ( iza )。携帯の使用はさほど目立たないんですが、座り方は日常的に見ますな。座席は予約席じゃないんだから公共の使用に供されてるものだと思うんだけどなぁ。ヘッドホンの音漏れは、あまりないけどあると迷惑。自分一人の世界に入り込んでるのは勝手ですが、周りには不快音にしかならないのだもの。「私」と「公」の区別がつかなくなった人が増えたのかなぁ、と思います。
それにしてもトムとジェリーの広告、見たいなぁ。
軽自動車販売、初の200万台超え 前年比5.2%増 ( 産経 )。自動車販売全体が低調が続く中、ということらしい。町乗りであれば軽は日本の道路事情に合ってるとは思うけど、やっぱ支出の中で自動車に割り当てる費用も削れられている、ということだとは思う。なんとなく景気のあまり良くない話に見えてしまう。
■ [アニメ] あさっての方向。#12
あさっての方向。 #12「ここにいること」。実は#11まだ見れてないんですが、そこはそれ。アバンタイトルの映像とナレーションは特別仕様で、からだと椒子の年齢が入れ替わってるバージョン。原作では「ひと夏の」どころか冬に突入してるみたいですが、アニメは完結。「ひと夏のファンタジー」として、結構綺麗にまとまった。ストーリーをまとめるために投入した琴美がやや語り足らなかった部分があって浮いてるところも若干あったけど、概ね良く機能していたと思う。からだは、実の妹でない自分のためにいろいろなものを犠牲にしている兄への罪悪感から小さな世界に収まり込んでいたものの、「兄にこれ以上世話をかけたくない」との願いが願い石によって叶い大人になると、今度は兄との関係も危うくなる。それが小康を取り戻したところで、やはり願い石の力で子供になり心を許した椒子が、兄の元恋人で自分のために二人は別れたと知って逃げ出す。で、その閉じこもってばかりのからだの世界の扉を開けたのは、まったくの他人のテツだった。
からだも椒子もヒロも、気を遣って、距離を取ってばかりでなく、相手の距離に飛び込んで、時にはぶつかりながら距離を縮めていく、ということを覚えてエンドという終わり方がわりかし綺麗。そうすると、この番組のヒーローはただ一人がむしゃらに相手に向かって行こうとし続けたテツか。
琴美の持ってた願い石がちょっと無理矢理問題解決風味だったり、琴美と父の関係がもうちょっと描写が欲しかったとかはあるけど、細かい表情とか手の仕草とか、「大人でもなく、子供でもない」からだと椒子の心情の機微を丁寧に細かく表現してて、正直その部分はかなり感心してしまった。
エンディングも最終回は特別仕様で、これまではからだがただ一人家路について、多分誰もいないだろうあのボロアパートに帰るものだったのが、椒子と三人で椒子のアパートに暮らしていることを示すものになっている。
1クールではどうしても小品になってしまうのだろうが、小品ながらなかなかの佳作だと思う。
2007年01月06日(土) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 理解不能
残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」 ( 朝日 )。いや、多分「残業代出ない→残業しない→家族団らん」という理屈だと思いますが、これだけはずしまくった発言もなかなか出来ないと思う。してもらっても困りますが。残業代が出ないから残業をしないはずと思っている辺りが、なんと言うか。実はホワイトカラーエグゼンプションを潰そうという意図での発言ではないかとすら思える。それにしてもこれだけ頭の悪い発言はなかなか出来ない。課長以上の30%を女性に 政府目標をより明確化 ( 共同 )。男女共同参画自体が目的化して、ろくでもないことになってるなぁ。それがどういうことか、旗振ってる人たちわかってないのだろうな。わかってやってるんだったら重罪人だ。
あ、別に女性の社会進出自体を云々言ってはいません。ただ、社会構造的に「割合を規定してしまう」ということがどういうことか。ちょっと考えればわかる話。きっとホントに何も考えてないのだろうな。
インドネシア第1王女、たこ焼き店開く ( 読売 )。いや、まあ、なんと申しますか、ほのぼの……
■ [アニメ] コードギアス#12
コードギアス #12「キョウトからの使者」。知能戦というより外連で押せ押せですが、今回もなかなかに面白ぅございましたな。特にこれまでお気楽ラブコメ要員だったシャーリーを使って落とし込むのは。でも、「ゼロって弱い者の味方なんだよね!?」ったって、基本的にテロリストなんですが。つか、むしろ責任は近隣に避難勧告を出さずに戦闘をしたブリタニア人はどうよ? と思ったのだけど、ひょっとしてシャーリーの父親って軍人? ちと父親の描写があまりないところで出てきたんで、ゼロ=ルルーシュが本当に民間人を巻き込んだのか、ちとわかりかねますな……
他には、なんだか急にラブコメ要因化しだしたCCとか、そのCCを監視する謎の人物とか。
レジスタンスの連中の愛国ぶりが痛々しいのは、やっぱわざとやってるんかな?
2007年01月08日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] 徹之進#51(最終回)
徹之進 #51「てつのしんヒルズを去る」。なんだかいろいろあれだけどもとにかく大団円。徹之進がネオの息子だというのは、母親が徹之進の番号を勘違いしてたってのがすごい腰砕けというか、腰砕けは徹之進の特長なので、最後まで徹之進らしいってことですが。ネオを圧倒した徹之進は、ネオにとどめを刺そうとするが、ショコラの幻影に止められて、憎しみの連鎖を断ち切ることに。ジョンの「ブラザー! お前電波だったのか!?」は実に容赦がない。(笑)
実は生きてたセト、イワンとターボの帰還は予定調和のうちなのだけど、ショコラは決して復活させないのが、スタッフの矜持だなぁ。
なにはともあれ事件が解決したのだけど、犬山家パパがヒルズから越して九州に戻る決断をする。折角平和が戻ってきたのにと皆と涙の別れを交わす徹之進。だけど、そのオチはやっぱり腰砕け。このあたりがやっぱり徹之進、ということで。
始まった当初はよくわからない企画意図のジャリ番と思ったけども、ヒルズ界隈の住人がリアルで事件になったりと逆風なのかむしろ追い風なのかよくわからないの中で、結構微妙に自身を客観視しながら面白い物を作り上げた印象です。
最初まったく期待してなかった分、予想を超えて楽しませていただきました。
2007年01月09日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ホワイトカラー・エグゼンプションについて
時間労働では成果が測りづらい頭脳労働に対し、勤務時間ではなく成果主義にすることで効率化しよう、という本来の趣旨はわかるし、必ずしも反対はしないのだけど、政府側の端切れの悪さもさることながら、いくつかの理由からやはり賛成とは言いかねる状態。ひとつには、年収でくくってしまうのが本当に適切かという部分。補足条件はあるけども、どうとでも解釈できそうでかなり不安がある。
ふたつには、成果主義評価のシステムが適切に構築できるかということ。現時点でもまったく勤務時間評価というわけではないけども、基本をがらっと変えてしまうわけで、成果主義評価をどう評価するかというところが不透明に見える。また、仕事の内容によっては貢献度が大きくても評価が低くなる可能性も否めない。たとえば、日本は伝統的に兵站に対する評価が低いと思うが、実際は兵站はなんにせよ重要で、そういう地味で大変な仕事が不当に低く評価されるのではないかという危惧がある。
最後には、これだけ大きな変化だというのにアピールされてるのは空論じみた話で、きちんとそういった不安に対して答えを出してるとは言い難い、ということ。
場合によっては効率化することで残業時間が減る、ということもありえはするが、どうも安倍首相自体はこの制度が何を意味し、どういう不安を世間が(マスコミがそこばかりをクローズアップして宣伝してるにしても)抱いているか、まったく無自覚のようだし、こんな状態で賛成しろって言われても、ねえ?
■ [特撮] ボウケン#44とカブト#47
ボウケンジャー #44「仙人の温泉」。温泉旅行が当たって、イエロー、シルバー、ブルーが行くことに。ところがその温泉はダークシャドウの首領・ゲッコウの秘密が隠された塚の近く。闇のヤイバはゲッコウの制止を聞かずにその秘密を明かしてボウケンジャーを倒そうとする。それを止めようとしたゲッコウだが、傷ついたところを何も知らないイエローに助けられる。新年早々温泉話ですか。そうですか。それはそうと、ダークシャドウの中でも一筋縄ではいかないヤイバがゲッコウを裏切ることに。風のシズカまで手にかけるのだものな。生きてたけど。封印を解かれて自らの身体に封じられていた魔鳥に意識を乗っ取られ、ボウケンジャーを押すゲッコウ。イエローの機転で倒された塚を元に戻し、魔鳥の力が再び封印されたところでなんとかゲッコウを倒す。いや、ゲッコウも生きてたんだけど。
クエスターたちが倒された今、大神官ガジャとヤイバ、リュウオーンが手を結ぶのかな?
カブト #47。ワームの出現頻度も減り、人類の勝利を確信した陸はワームとZECTの存在を世間に明らかにする。ネイティブの根岸から提供された「ワームを見破るペンダント」を無料配布することでワーム撃退もより効率的になる。だが、うかれる加賀美とは裏腹に天道はペンダントに批判的。ZECTの三島も陸が根岸に対し低姿勢なのが気にくわない。
そんなとき、根岸のペンダントを輸送中にクロックアップした何者かに輸送車が襲われるという事件が連続して起きる。加賀美は相手を待ち伏せするが、なんと輸送車を襲ってきたのはカブトに変身した天道だった。
どうにもくせ者なネイティブの根岸に、ペンダントの秘密を知るらしい天道の、加賀美にも理由を明かさない不可解な行動、陸のコントロールを離れ独自の行動を取り始めた三島、そしてひよりをあきらめきれない擬態天道。ここらへんが最終展開の鍵になるらしい。中でも不気味なのは根岸だよなぁ。口では人類との共存を語っているが、愛想の良さとは裏腹に本心がまるで見えない。どうやら根岸の本心に感づいたらしい三島が、天道に戦いを挑んで敗れ傷ついた擬態天道を手みやげに根岸に近づくらしいが……
根岸の行動が実は人類に敵対するものだったとしても、陸がそれを知って手を貸すとは思えないのだけど……あと、田所もそれを知ってるとは到底思えない。ネイティブ全体の意志ではないのか?
そういや「時代劇マガジン」に本田博太郎のインタビューが載ってたっけ。
■ [アニメ] 新番組とか
月曜日に集中しすぎだっての。がくえんゆーとぴあ まなびストレート! #1「学美星人、あらわる」。少子化の影響もあって学校に活気がなくなった近未来、聖桜学園にやってきた元気印の転校生・まなびが学園の活気を取り戻そうと頑張る話、らしい。
つか、高校生かよ! 小学生かと思ったよ!
作画クォリティはともかく、ちと構成力に難のあるufo_tableのオリジナル第二弾アニメ。気を抜いて見られる内容で、しかも無駄なまでに良く動くしで、今回は期待してもいいかな、という気にちょっとなる。なるかな? なるんじゃないかな?
生徒がいじってるのは携帯電話かと思ったけど、携帯端末化した生徒手帳だった模様。そこらへんはちょっと面白いなと感じた。
しかし、学園に活気がないからって、生徒会長不在ってのは……
ひまわりっ!! #1「忍者の敵も、また忍者」。「!」が二つで第二シリーズ、らしい。基本的に前シリーズからそのまま続くのだけど、まあ、あまり気にしなくてもよし。ただ、今回は男子校が爆発して生徒が消え去るという、最初からシリアスな展開。つか、あざみって男子校のスパイだって、カミングアウトしてたっけ?
それにしても相変わらず隼人が情けなくて役立たずだ……
セイントオクトーバー #1「ロリ誕生! 少女が超ゴスロリに!」。……すいませんカンベンしてください、このサブタイトル。(^^; でも「超ゴスロリ」ってわりには、ただのゴスロリ風衣装だよな。ってな話はともかく、タロットの大アルカナをモチーフにした美少女変身もの、らしい。敵の親玉は「皇帝」「女帝」「法皇」で、特殊な力を持った子供を狙ってるらしい。色物なタイトルとOPとは裏腹に、第一話はよく言えばオーソドックス、ちと厳しいことを言えば特にコレと言ったヒキもなく、という感じ。う〜ん、ちとどう転ぶかわかりませんな。
土曜の番組だけど デルトラクエスト #1「リーフ 冒険の旅へ」。冒頭の説明、長! ってのが第一印象。触れ込みでは全世界で大人気のファンタジー小説で、コミックボンボンでにわのまことがコミックを書いてるってことくらいしかよく知らない。本当に全世界で大人気なのかもよく知りません。第一話はテレビ愛知ネットアニメとは思えない作画クォリティだったけど、以後も続くのかな? ちらと見たコミック版では、ゲームブックをそのままファンタジー小説にしたふうで、ちとこういうののおもしろさってのは、正直あまりわからないかな……演出は結構悪くないのだけど。
2007年01月10日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [読書] 歩兵の本領/浅田次郎
人から奨められて読んだ。「歩兵の本領」とあるが、舞台は旧軍ではなく自衛隊。しかも世は好景気で世界情勢はベトナム戦争まっただ中。他に職もあふれてるのに、もしかしたらベトナムに行かされるかもしれない自衛隊になど誰が志願する、ということで大幅な定員割れ。有名な強引な勧誘が行われたのはこの時期。少々規定に満たなくとも入れてしまったのだから、集まってくるのもどこかはぐれ者ばかり。しかも旧軍からの居残り組もまだ現役であった。そんな雑多な自衛隊の様々な出来事を描く短編集。
自衛隊という、旧軍の血を引いているものの、敗戦のねじれのために軍隊を名乗らぬ、矛盾に満ちた軍隊だが、描かれているのは「究極の損得である生死」を共有する「歩兵」たちの姿だ。
地連の強引な勧誘に騙されるように入隊し、上官の横暴な鉄拳制裁に殺意を抱いたり、脱走(正確には「脱柵」)してやろうと思いながら、いつしかその世界になじみ、本物の兵隊となっていく。そして最後の表題作「歩兵の本領」は、任期を終え、自衛隊を辞める陸士長が主人公。慢性的な人員不足の中、どこかいけすかない先任一曹がしつこく翻意を促してくる。だが、結局決意を変えなかった主人公に、戦技はまるでからっきしなはずのその先任一曹が徒手戦闘での組み手を申し込んでくる。当然勝負になるわけもないのだが……
最初からかなうわけがないが、それどころか陸士長に殴るままにさせる先任一曹。その真意を悟ったとき、陸士長はなんの後腐れも出ていくと思っていた自衛隊に、歩兵の生活に、懐かしさと誇りを持って去ることになる。
浅田次郎ってわざとらしい泣かせの作家だと思っていたけど、ちと不覚にも目頭をうるませてしまった。単に泣ける、というのことではなく、「わだかまりは即日解消しなければならない」という自衛隊生活における生の生活の上で、いざという時には生死を預けねばならない関係を構築していき、その上で描かれるものであるので、「あざとい」だけでは切って捨てれないものがある。
自衛隊という、旧軍の血を引いているものの、敗戦のねじれのために軍隊を名乗らぬ、矛盾に満ちた軍隊だが、描かれているのは「究極の損得である生死」を共有する「歩兵」たちの姿だ。
地連の強引な勧誘に騙されるように入隊し、上官の横暴な鉄拳制裁に殺意を抱いたり、脱走(正確には「脱柵」)してやろうと思いながら、いつしかその世界になじみ、本物の兵隊となっていく。そして最後の表題作「歩兵の本領」は、任期を終え、自衛隊を辞める陸士長が主人公。慢性的な人員不足の中、どこかいけすかない先任一曹がしつこく翻意を促してくる。だが、結局決意を変えなかった主人公に、戦技はまるでからっきしなはずのその先任一曹が徒手戦闘での組み手を申し込んでくる。当然勝負になるわけもないのだが……
最初からかなうわけがないが、それどころか陸士長に殴るままにさせる先任一曹。その真意を悟ったとき、陸士長はなんの後腐れも出ていくと思っていた自衛隊に、歩兵の生活に、懐かしさと誇りを持って去ることになる。
浅田次郎ってわざとらしい泣かせの作家だと思っていたけど、ちと不覚にも目頭をうるませてしまった。単に泣ける、というのことではなく、「わだかまりは即日解消しなければならない」という自衛隊生活における生の生活の上で、いざという時には生死を預けねばならない関係を構築していき、その上で描かれるものであるので、「あざとい」だけでは切って捨てれないものがある。
■ [その他] よしなしごと
人と話をしてて、アーサー王伝説の人物・アイテムにちなんだ名前がアニメに出てくることに「最近流行だからって、神話伝承の名前を出すなんて」と否定的なニュアンスをもって言われた。え? アーサー王伝説って、流行廃りとかに関係ない、一般教養に近いものだと思ってたのだけど……と思って周りに聞いてみたが、アーサー王伝説の存在は知ってても案外とその中身を知ってる人ってのは少ない。そういうものなのか。もっとも、アーサー王伝説というとまず真っ先に思いつくのが「モンティパイソン・アンド・ホーリーグレイル」な私なので、アーサー王伝説に何か荘厳なものやありがたみを感じてたりするわけがない。とりあえずアーサー王にはココナッツとツバメとボーバルバニーとスコットランドヤードが必要。
■ [アニメ] 新番組そのに
Master of Epic The AnimationAge #1。 同名MMORPG のアニメ化。なのだけど、特に決まったストーリーはなく、名無しのキャラたち(一部名前で呼ばれているが、スタッフロールもキャラの名前でなくキャラの顔で表示される徹底ぶり)によるショートストーリーを何本も流すという珍しい形式。だけど、正直ノリがようわからん……が、ゲームのシステムや設定なんかが絡むネタの部分なんかはまったくわからないのだけど、なんか変なノリなのが気にはなる。一応しばらく様子を見てみるか。で、ダメだったら切ろう。Project Blue 地球SOS #1「怪円盤襲来!スカイナイト発進せよ!」。亡くなられた小松崎画伯が原作のレトロフューチャーなSF活劇、ってところらしいのだけど、そういう作品があったのか、デザインにインスパイアされてなのかよくわかりません。
夢のエネルギー機関「G反応機関」により繁栄する、「2000年の」地球。だが、G反応機関を使った交通機関が次々と行方不明になると言う事件が起こる。目の前で列車の消失を見た二人の天才少年、ビリーとベニーは事件を解決しようと調査を開始するのだが……
話はいまだ序盤でなんとも言えないのだけど、主人公の二人の少年ビリーとベニーが渡辺明乃と斉賀みつきの麗人コンビなのがちと笑ってしまった。