不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2005年08月 来月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
HNS logo

2005年08月12日(金) 旧暦 [n年日記]

[読書] 読了記録だけ

 「サマー/タイム/トラベラー」/新城カズマ
 「疾走!千マイル急行」(上)/小川一水

 「ローヴォールの惑星」は購入済みだがまだ。

[その他] 今日ちょっとうけたネタ

  2chニュー速+スレ【地域】ハチミツ酒開発12
1 名前:('A`) R. ◆CkQJ/zRB6Y @Sφ ★ 投稿日:2005/08/12(金) 15:01:48 ID:???0
 高知県の中堅酒造メーカー、菊水酒造(高知県安芸市、春田誠郎社長)は
「人類最古の酒」といわれるハチミツ酒(ミード)と、パンからつくった焼酎を開発、
それぞれ8月末から9月上旬にかけて発売する。欧米産のミードはあるものの、
日本でミード製造の免許を得ているのは同社だけという。


12 名前:名無しさん@6周年 投稿日:2005/08/12(金) 15:12:46 ID:Q6wtcNXT0
蜜造酒か!!
 確かに!

[その他][ドラマ] 役者の存在感

 夕べ、北野武(ビートたけし)の両親のことをドラマ化した 菊次郎とさき をやっていたので見る。往年のビートたけしの持ちネタである「鬼瓦権造」のモデルは父親の菊次郎だとか、ビートたけしがしばしば母さきのことをネタにしたりということで、二人ともドラマ以前にある意味有名だったのだけど。
 それはさておき、ドラマを見ると賀集利樹君(仮面ライダーアギトの津上翔一役)が既に自立している北野家長男として出ていたりってのもちょっと嬉しかったのだけど、北野家の祖母「うし」役がどーもどっかで見覚えがありすぎるとよーく考えたら、草笛光子だったんでびっくりするやら納得やら。
 勿論あたくしにとっての草笛光子は「必殺必中仕事屋稼業」「必殺商売人」のおせいであり、「必殺からくり人遅風編」のおりくですよ。ええ。
 武の父菊次郎役は陣内孝則がやっていたのだけど、あれはどうひっくり返っても「陣内孝則」でしかないのに対し、草笛はきちんと明治・大正期から昭和になり、時代と共にその気風を去らせようとしている女性を体現していた。人生経験の深さが違う、って言ってしまえばおしまいなのだけど、やはり全然違うのだ。
 別に陣内孝則が悪いってことではないく、彼にはもっと今様の役をやらせるべきだろう、ということなのだけど。
 役者の存在感の軽重を如実に感じたドラマではあった。


2005年08月14日() 旧暦 [n年日記]

[マンガ][その他] オタ業界的内ゲバ

 最近ちょっとオタ方面で少しだけ話題になっている「鋼鉄の少女たち」のアレコレ。少年エース増刊「エース桃組」が廃刊し、その後継雑誌で看板(?)だった「鋼鉄〜」が継続連載しなかった原因が作者サイドでの内輪揉めであり、その話で 過去の日記 で云々したことでYさんと今日云々したのだけど(結局、過去の日記の内容の推測は外れてた)、まあ、揉めている当事者のどちらの言い分が正しいのかの断定は敬遠しておきます。そんなん、直接の知人でもないのにわかるわけがないし、今出ている材料を元に推測で適当に並べ立てて面白い部類のことでもないし。(面白ければやる!<おい)
 ただ、Yさんの「ゲーム業界だったら契約で権利関係は明確にされているはず」(国際的な取引が通常のコンピューターゲーム業界では、契約で権利関係をきちんとする習慣がある)という言葉に、ぼんやりと違和感を感じつつ明確なカウンターの意見の根拠を思いつかなかったので「確認できない」と言うに留めたのだけど、ふと後で違和感の原因が掴めたので。
 よく考えると当事者の一方である会社、ゲーム会社はゲーム会社でもコンピューターゲーム会社じゃなくって、メールゲーム系の会社なのでそういった慣習が徹底されてるのか、ようわからんのでした。そっち方面はまったく微塵も知らんのでマジわからんのです。
  ゲーム会社側の言い分 を改めて見ても、その辺がどうなってるのかようわからんし。
 Yさん、日記のネタにして申し訳ないです。Yさんに限らず「お前が知らないだけで、実際の業界の慣習はこうだ!」ってお話があればメール大歓迎。野次馬根性で是非知りたいです。


2005年08月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] PC復活

 ただし、今回はかなり難物でしたわ。最初CPUが焼けただけ、と思っていたのだけど、単純にそういう話ではなく、電源→マザーボードと次々に故障が明らかに……
 マザーボードを変えるとなるとこれまでのケースだとかなり空間配置的に厳しいので、結局ケースも変えることに。またS-ATAも使えて、というSocket Aのマザボとなると(単にCPUの故障と思って既にCPUを買ってしまっていたので)メモリもそのままではいけない。使いまわせるのはHDDとVGAのみ、という結果になる。
 一番のキモのCPU冷却は簡易型の水冷ユニットを取り付けることに。
 で、結局以下の構成に落ち着く。
・CPU:Cempron 2800
・MB: A7V880ASUS
・ケース: EC-7103VAV )(写真は黒だが買ったのはシルバー)
・CPU冷却: AQUAGATE Mini R80
 必要な出費とはいえ、いくらかかったのか考えたくも無いな……


2005年08月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 腑に落ちる

 先日Yさんに会った時に日記で 響鬼 のことを書いてることに触れられ、「ああいう書き方してると、頭悪く見えるよ」と注意を受ける。う〜ん、まあ、それはわかってて、なんで先週なんかは実質スキップ状態だったんですが。
 で、その際に「お父さんたちには人気がある」ということを言っていたので、そういうつもりで今週分を見てみると……あ、すげーよくわかる。今まで一体どういう意図で演出してきたのか、組み上げてきたのかさっぱりわからなかったのが、全部、とは言わないけどかなりの部分の意図が読み取れる。
 自分の最大の勘違いは、響鬼と明日夢の師弟関係が主軸というのは間違ってなかったんだけど、それを明日夢側から見てしまっていたこと。これって響鬼側から見ないとわけがわかんないんだ。
 明日夢が同世代からの共感とかが強くなさそうなキャラなのも、同世代からの共感よりもお父さんたちの視点で後輩や部下、あるいは息子に対するように「可愛い奴」と思わせることが主眼だったから。明日夢がほとんど魔化魍退治に絡まなかったのも、明日夢側に感情移入させるならば日常パートとの交差はかなり必須になるけど、響鬼側からの視点に重ねさせるならば、必要は全然ない。もともと響鬼はあっち側とこっち側を行ったりきたりしてるんだから。
 轟鬼が少しドキュンな性格しているのも、轟鬼が「弟子」側の鬼だからに他ならない。少しくらいドキュンな方が「ときどき生意気言うけどそこがまた可愛い奴」という演出が可能になる。これは明日夢も同じ。
 そういった作品の組み方が好きかと言えば好きだということはないけど、そういう前提で作るのならば間違ってるところはなにもない。実はこれはこれでまったく意図通りに作られてたってことなのか。
 ここまで意図的に組み上げられてるってことは、完全にターゲットはお父さんで、これまではむしろお母さんをターゲットにしてたのになぜ、というところが疑問だけども(子供はバトルシーン以外おいてけぼりなのはずっとそうだし)、おそらくスーパー戦隊との市場の差別化を図ってのことではないかと推測される。バンダイの販売計画を見ると響鬼での売り上げ低下は織り込み済みで、それが何故かがよくわからなかったのだけど、「マジレンジャー」で子供・母親をメインに、「響鬼」で父親メインに対象を据えることで、同じ会社の番組で市場を食い合うことを避けるのが目的、ってところかなぁ。だからぱっと見非合理的に見えるけども、ライダーが戦隊に市場を譲り別の市場をターゲットとすることで全体での効率は上がる、という読みかもしれない。これはひょっとするとプリキュアをはじめとする女児玩具展開の戦略も含めたトータルな戦略かもしれないけど、ちょっと今のところそっち方面は読みきれない。
 目から鱗、というか、ちょっとした視点の変化で見え方が全然変わる、というこの面白さは、やっぱ何度体験しても楽しい。

 そんときむしろ LOVELESS の感想書いてくれ、と言われたのだけど、すいません、3話まで見てあるんですが、さすがに胃もたれおこしたんです。いや、あれはあれで作品意図としては何も間違ってないんですが、BL系は昔半ば無理矢理食わされて以来、受け付けるのがなかなか大変になってきてるんですよ。

  絶対少年 #12「猫おどりの空に舞う」。田菜編クライマックス。
 学校の裏山が崩れ、猫おどり会場を土砂が覆う。間一髪助かった歩たちだが、歩はわっくんとの約束に従い、「あっち側」に行こうとする。それを止めたのは、怒りの形相をした美玖だった……
 基本的に小説版とほぼ同じ。しかし土砂崩れのシーンは圧巻だし(現在放映中のアニメでは屈指、いや、頭一つ抜け出たスペクタクルシーンだった)、美玖とわっくんのやりとりもはっきり意図がわかりやすい。それと、歩を見送った後の美紀と潮音の会話は、小説では「実は私もあんたが苦手」とこれまでの美紀らしい台詞だったのに対し、アニメのほうは「実は私もあんたが 嫌い 」と美紀らしからぬ発言で、だからその後二人が笑うのもむしろ感情的に納得できる。
 次回からは主人公が谷川希紗に替わり、二年後の横浜が舞台になる。しかし最後の変わり果てたオカカ婆の姿はちょっとショックだった。

  プリキュアMaxHeart 。プリキュアって、前年のイベントを、きちんと追ってそれで最上級生になったこと、ひかりが加わったことによる変化をちゃんと描いてるんですな。合宿とか、おばあちゃんのけやきの木とか。こういう部分、ちょっと関心。戦闘シーンは本当にアクションシーンのためだけにあって、まあ、かなりはっきりわかりやすいですが。しかし終戦記念日にあわせて終戦ネタをやる番組ってのも昨今珍しいなぁ……

  ゾイドジェネシス はムラサメライガーのパワーアップ話。元々玩具展開的な要望なので、プリキュアとかもそうだけど、この辺苦労の跡は見える。プリキュアほど割り切ってしまうのもどうかとちと思わないでもないですが。(^^;
 村人たちはディガルドの影に怯え、前回とは一転、ラ・カンたちに村に残るように懇願する。が、逆に居続ければ迷惑がかかると出立する。戦略上意味のない集落は襲わない、というこれまでのディガルドの行動を信じたからだ。が、ラ・カン討伐に執念を燃やすゲオルグは村を焼き討ちするという暴挙に出、それに気付いたルージたちは村へ急いで戻る。
 ピクル村の人たちの行動が身勝手にも見えるけど、これは他にどうしようもないだろうなぁ……ラ・カンの判断が判断ミスかは微妙なところ。ピクル村の人たちが元々ディガルドに密告したので、自分たちの協力者だとは思われないと思ったのかな。見せしめの焼き討ちは、まあ確かにゲオルグだからこその行動だろうし。
 ムラサメライガーのパワーアップはちょっとスムーズじゃないところがあるけど、これまで散々苦闘したバイオトリケラを翻弄しあっという間に倒してしまうところなど、強さを印象付けることは成功。でもこの番組、「局地戦の勝利は全体の勝利とは別」という思想が徹底してるので、この後どういうストーリーになるかは気になる。


2005年08月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] これってわかりやすいかも

 今日作業中、終戦云々の話題からボスを交えて第二次世界大戦時の日本の状況の話へ。
 ま〜、いろいろ歴史認識があれなのはご愛嬌なんですが、ほかはともかくただ一点、「当時の政治が悪い」で済ませるのはダメなんだって。当時も日本は民主主義国家だったんだから、政治や軍が悪いってことは、回りまわって当時の国民の責任にも帰着する。そういう観点を少なくとも持たないと何度でも同じ失敗を起こしうる。
 ま、それはともかくとして、若い子が「近隣諸国と話し合ってお互いの理解を」と ねぼけたこと なかなか難しいことを言うので、ちょっと苦笑したりなんだり。いや、実際はそうやっていければ一番いいんですけどね。でも「国際関係の付き合いはヤクザや詐欺師との付き合いみたいなもの」と言っても納得いかなさそう。「北朝鮮はヤクザみたいなものかもしれないけど……」とかなんとか。
――でも、そのヤクザの親分は中国だよ?
「……」
――ちなみに今の中国の国家主席はチベットの弾圧の指揮をした人(胡錦涛のこと)。
「え!? そんな無茶苦茶な!」(本当に知らなかったみたい)
――でもこの人、日中関係をあまりこじらせたくないから、日本にとってはわりと都合がいいんだよねえ。
「……」
 流石にこの辺の話はまったく知らなかった人にはショックだったのか(それも不勉強すぎると思うが)、これで沈黙してしまったんですが、国際関係はきれいごとでは済まない、その上で平和を模索するなら模索することを考えるきっかけになればいいんだけど。
 あと、 戦陣訓 の話が出て、例によって「東条は『生きて虜囚の辱めを受けず』とか言って兵士に降伏をさせなかったから怪しからん」ってな感じでボスが言ったので、「『生きて虜囚の辱めを受けず』の後には『死して罪禍の汚名を残すこと勿れ』と続いて、元の意味は別に捕虜になるより死ねってことじゃなくって、生きるにしても死ぬにしても恥ずかしくないように、って意味の言葉だったんですよ」と言ったら、これもショックを受けていたみたい。まあ、それがどう使われたかってえと、諸手を挙げては賛成できないんだけど、案外と調べず内容がわかってないまま批判するって、やっぱ結構多いのだなぁ、と思った次第。


2005年08月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の買い物

  パンプキンシザーズ(4)/岩永亮太郎
  ホメずにいられない2/福野礼一郎
  福野礼一郎のカーインプレコミック/福野礼一郎・中野カンフー・中野トンフー
  福野礼一郎の宇宙 甲/福野礼一郎
  福野礼一郎の宇宙 乙/福野礼一郎

  ホメずにいられない も注文したんだけど、出版社に問い合わせ中……前回頼もうと思ったときには重版未定状態かなんかだった気が……待てば来るなら待ちますけどね……


2005年08月19日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 日本ってアジアだっけ?

 とか書くとまたあちこちから反感買いそうな悪寒。
 偽悪的な書き方をわざとしてますが、「脱亜入欧」とか言いたいわけではないし、歴史的、政治的、経済的、文化的に分かちがたい関係を持ってることも知ってます。でも、「日本はアジアの一部だ」というフレーズになんか引っかかりを感じ続けてるのも事実。
 ってのも ここ 読んでて「あなたたちだけアジア人じゃなかった」と言われたって言うんだけど、この一緒に旅行した中国人の言う「アジア」ってのの具体像がさっぱりわからない。
 日本人は色々変わってはいるけど、調べてみればいいところもわるいところも嫌になるほど昔から変わってないってところはあって、じゃあ昔の日本人はアジア人だったのかと言うと、上の中国人の発言の「アジア人」には最初っから今も昔も「日本人」は入っていないように見える。だって「日本人はアジア人じゃなくなった」って言い方は誰もしないんだもの。
 無論、日本という国をアピールするとか、対アジア外交戦略上どうするかとか、日本側からできることはたくさんあるのだけど、これって実は日本人の問題ってばかりじゃなく、他の国の「アジア像」の問題でもあるんじゃないの? としか思えない。
 歴史的に見ても日本は地理的な関係もあって他のアジア諸国のような隣国関係とはちょっと違う、独自の関係を持っている。これはアジア? アジアじゃない?
 話は単純なことで、「日本はアジアに目を向けろ」って言う前に、まず「アジアって何?」って定義をしないとただのプロパガンダに終わる、ということを言いたいだけ。

  監修料禁止したら…社保庁の出版物購入59→1種類に読売 )。こいつらわかりやす〜。

 選挙界隈の各国からの反応とか見てると、他とつながってよくわかるものあり、よくわからないものあり、これはこれで面白い。

[アニメ] BSアニメ夜話ガンダムデイ中

 「機動戦士ガンダム」劇場版三部作を一気に流してるのだけど、IとIIの合間に流れた富野監督のインタビュー。最初あたりがやわらかくって「あれ?」と思ってたのだけど、そこはボクらの富野監督、インタビューが進んでいくにつれ、どんどん調子が上がっていく。「シャアなんて名前、大っ嫌い!」とか、ファンの幻影が打ち砕かれる発言がバシバシと。しかし井上伸一郎氏も同席していたこともあってインタビューは結構いい方向に誘導されてました。思い入れと仕事との狭間で作られたあたりがよく読み取れて面白い。しかし、「オフレコ」と言いつつけっこうそのまま流してたけど、大丈夫なのかなぁ……

  ぺとぺとさん 。う〜ん、流れとしては型にはまってるんだけど、逆に型にはまってるだけと言うか。このエピソードがこのタイミングで挿入と言う意味もわからないし……原作でもそういう構成みたいだから、原作の構成ミスだろうなぁ。でもショートカットになったくぐるは○。<おい

  ハチミツとクローバー 。やっぱ真山パートよりやはり竹本パートの方が見ていて面白い。「テレビアニメ魂」にあった「月」と「太陽」がはっきりしてるからなぁ *1 。真山パートはそこに描かれる感情に共感できるか否かでかなり感情移入度が変わる。
*1: この場合、「月」は森田で「太陽」ははぐ美。


2005年08月20日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今日から第二部

  絶対少年 #13「谷川希紗と見慣れぬ存在」。田菜の例の猫おどりの夜から二年後の冬の横浜。そこにはマテリアル・フェアリーを追い続ける須河原や、老い、痩せさらばえたオカカ婆の姿もあった。そしてもう一人の少女の姿も。
 少女の名前は谷川希紗。学校にも行かず、居場所を探すように街を徘徊し、ゴミとしか思えないものを拾い集める、奇妙な娘だった。クラスメイトたちからも冷ややかな目で見られる彼女を友人の大和理絵子は心配するが、その心配ですらも「ウザい」と感じる希紗。そんな彼女は、青とオレンジの発光体が争うようにもつれているのを目撃する。傷ついたように落ちた青い発光体の正体である物体を家に持ち帰る。卵のようであり、繭のようでもあるそれを、ブンブンとうなるような機械音を立てていることから「ブンちゃん」と名づけた希紗は、それに介抱のようなことをする。
 明け方、「ブンちゃん」が外に出ようと窓ガラスを叩く音で目覚めた希紗は、ランドマークタワーの上空に羅針盤のような遺跡のような巨大な物体が浮かんでいるのを見る。

 今回から第二部の横浜編に突入。時間と場所の変化だけでなく、主人公も逢沢歩から谷川希紗になっている。ぶっちゃけて言えばOPのコード女。
 歩も自分のしたいこと、ここにいたいという願望ですら不鮮明で不登校に陥ったのに対し、希紗も不登校だがその原因は歩とは異なっている模様。
 しかしOPでの外見から相当キツイ性格を連想したのだが、むしろ天然系というか、ダウナー電波系? ゴスロリ風不思議ちゃんというか。ゴミを使って部屋の中でオブジェを作ってしまってたりとか、トカゲやワニをモチーフとしたっぽい髪飾りや携帯カバーもひょっとしたら自作っぽくって、ひょっとしたらそっち系の人間なのかもしれない。「ガソリンとか電気とか、そっち系?」には笑った。「そっち系」ってなんだ!(笑)
 理絵子はOPの大人しめの印象に対し、わりとフツーの子。ちょっと美紀に近い感じかも。
 横浜編になってOPがどうなるかと思ったけど、田菜編までとほとんど共通。ただし今まで理絵子、正樹、成基が歩いてるシーンだったのが、猫おどりの深山三姉妹(と、潮音と拓馬)に差し変わったりと最後の方が変化。OPを見る限り、田菜編と隔絶させるわけではなく、いろんなつながりを持たせるつもりらしいが……横浜というと歩や深山三姉妹長女の美佳の所在地でもあるので、今後彼らも関わってくるんだろうか?
 ちなみに次回の脚本は小説版の作者、浜崎氏らしい。作風のカラーとか変わるんだろうか?