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2011年08月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] セイクリッドセブン#7とシュタゲ#20とタイバニ#20

  セイクリッドセブン #7「真実のヨシアシ」。折り返しなのかな? OP曲とED曲が入れ替わってアニメも刷新。これまでも十分怪しかった研美がいよいよしっぽをつかまれ始めてなんか動き出しそうな展開のアレ。
 輝島ナイトによると彼らの家族を実験動物同様に扱い、死に追いやっていたらしいが、アルマやルリにはにわかには信じがたい。でも急襲したアシが劉を見て攻撃の手を止めたり、研美の行動の端々に怪しさを感じていたこともあり、不信感が確実に……
 OPは、今までのも悪くないけど登場キャラや世界観紹介的な意味もあるという意味では、新しいOPの方がOPらしいかも。あと、劉が男の子ってマジですか。こんなに可愛い子が(以下略


  Steins;Gate #20「怨嗟断絶のアポトーシス」。世界線を移動するのに、萌郁の送ったDメールの影響を消さねばならないが、それには彼女の信奉するSERNのエージェント「F・B」の携帯からメールを送信しないと信用されない。確実に歴史変換を起こすため、一旦わざとIBN5100を盗ませその後を付けるのだが、その行き先は意外な人物だった。

 うーんと、ネタバレサイトによると原作では本当はさらにもう一段黒幕がいるみたいなのだけど、まあ、それは流石にいろいろアレな……
 いずれにしても、ここのところ原作の展開の回収っぽくてちょっと急ぎ足過ぎな感は否めないかも。
 で、いろんな人のしがらみが明らかになりつつ、すべてのDメールがキャンセルされ、まゆりを助けるためにはIBN5100で最初のDメールを取り消すだけになったが……この段になって、岡部もようやく「善のDメールでの改変をなくすことは、紅莉栖が刺されて死んだ歴史に戻すということだと気付いたようで。これどうすんのよ?


  Tiger&Bunny #20「Full of courtesy, full of craft(口に蜜アリ、腹に剣あり)」。前々から怪しかった社長が黒幕で、しかも記憶操作のNEXTだったと発覚……って、記憶操作系って、万能っぽい反面ご都合主義で破られやすいんだよな。しかも、この場合能力者本人が「ちょっとした矛盾で敗れてしまう」って行ってるし。そんな能力でアドリブすんなよ……
 虎徹の記憶がバーナビーはじめヒーローたちや関係者から消され、殺人犯として手配されてしまうのだけど、もしかして「俺のコードネーム、本名の虎徹から」って場をごまかすための適当話が伏線? これまでブルーローズはじめヒーローたちと絆を結んできたわけだから、きっかけさえあれば記憶操作は敗れそうだけど……楓のコピー能力が何かの鍵になるのかな? まあ、関係ないかも。
 しかし社長もいい加減だし、虎徹もアホだけど、バーナビーも言うほど優秀ではないよな……


2008年08月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#19

  マクロスF #19「トライアングラー」。突然の超長距離フォールドの成功をアピールする大統領府。ランカはその看板に祭り上げられ、記念ライブが開催される。一方、早乙女家に保護されたシェリルが気になり、もう戻らないと宣言した手前、正面から入れず実家に潜り込むアルト。「もう歌うのに飽きた」と引退を宣言するシェリルの言葉が本心でないことを察するが、彼女が余命いくばくもないことを宣告されたことまではわからない。そしてシェリルも、彼女を通してアルトを芸の道に引き脅そうとする兄弟子の矢三郎の言葉に、ステージに立つ快楽が忘れられるのかと突きつけられる。
 もう歌えない絶望とそれでも歌いたい本心との葛藤の中でアルトに救いを求めるシェリル、絶頂にありながら自分のしていることに疑問を持ち、その中で本当に自分の歌を聴いて欲しい人が誰かを知ったランカと、ミッシェルに自分の気持ちと向き合えと言われシェリルを追ったアルトは、美星学園の屋上で邂逅する。
 それと同時に、レオン三島が己の野望をついに実行させ始めた。

 重要な話なのに、作画がいろいろ残念なことにw
 小芝居をするのに、作画枚数が絶対的に足りないのだもなぁ。
 しかしそれを除いては、とても重要な回。葛藤するシェリルはもちろん、自分が本当にしたいことと望まぬ名声との間で揺れ動くランカ、何も気がつかないふりをして決断することから逃げてきたアルトと、前半のOP「トライアングラー」がサブタイトルでEDもトライアングラー。
 しかもその裏で動くレオン三島の野望。オズマとキャシーがそれを暴こうとするのだが、一歩遅く、凶弾が大統領を襲うことに……急がずともいずれ大統領を狙えるだろうに、それを狙ってキャシーとも婚約してたのだろうに、なぜ今になって急ぐんだろう? やっぱヴァジュラの存在が急がせてる? グレイスの手の上で泳がされてる感バリバリ。
 そしてついに均衡が崩れる三角関係。これまでの流れを見るとアルトは結構保護欲をかき立てられる相手に弱そうだから、やっぱランカに流れるのかなぁ、という気が。普通に行けばミシェルは芸道に生き、ランカは普通の女の子に戻る、というのが順当な流れなのだけど、ここは意外と逆に……ってのはないのか? アルトがパイロット続けるのか、それとも芸の道に立ち戻るのかというのもあるけど。
 ここで一番収まりがいいのはやはりアルトが女装してシェリルとランカとユニットを組んでですな……

[特撮] ゴーオン#26

  ゴーオン #26「恋愛カンケイ」。かつてマシンワールドを攻めてきたアレルンブラ家の王子ニゴールを復活させた三大臣。だが、ガイアークなのに美しいものを賞賛するニゴールを苦々しく思うケガレシアだが、その実力は本物。べアールの突然の不調もあってゴーオンジャーたちを追い詰めるのだが、なぜかあと一歩のところで攻撃をやめてしまう。
 ひとまず助かったゴーオンジャーだが、様子のおかしかったベアールが早輝に相談したのは、なんとジェットラスに惚れたという告白。パートナーにちょっかいを出されたようで面白くない美羽に「人を好きになるととてつもない力が出せる」と言う早輝。その言葉に、美羽は走輔のピンチに身体が勝手に動いたことを思い出してしまうのだが、そこにニゴールが現れ、突然のプロポーズをする。そのプロポーズの相手は……

 ウズマキホーテに続いてニゴール登場。そして退場。(おい
 っつーか、ほんとにこいつら何しに出てきたんだというくらいのスピード退場。話自体はベアールVと美羽の恋愛話で面白かったけど。
 ベアールVの方は元の木阿弥っぽくなったけど、美羽の方は引っ張るよう。これまでなかった関係だなぁ。
 美しいと言われ動揺したけどやっぱりガイアークの生き方を選んだケガレシアも今後に尾を引くのか? 範人との件もあるし。


  キバ #28「リクエストD.C. 時を変える戦い」。「素晴らしき青空の会」崩壊の危機を救うため、その原因となった過去を変えようと1986年にやってきた名護。その原因である過去のイクサの正体が音也であることを知るが、イクサフィストを奪おうとしても簡単にいなされてしまう。過去の嶋たちに未来の窮状を訴えても信じてもらえず、やけ気味に真正面から力ずくで解決しようとすることしかできない名護。しかも棚橋のアトリエにまで乗り込み、モデルをしていた真夜に「芸術を理解しない」とひっぱたかれてしまう。無理解な過去の人間に憤慨しつつも、何故か真夜が気になる名護。思わず後をつけてしまう彼の前に音也が現れ、それが恋であること、そして名護に心の余裕が足りないことを見かねたように「恋でもして遊び心を身につけろ」と言い残す。
 しかし相変わらず人の言うことに耳を傾けない名護は、ゆりを人質にして音也からイクサフィストを奪おうとするが、二人の連係プレイの前に失敗。改めて音也の助言を真剣に考え、再び真夜に接触する。

 名護にまで人生を説く音也。ここまで行ったら本物だw
 でもその音也も、真夜へのくどき文句で「お前は俺の芸術を始めて理解した女だ」と言ったのを逆手に取られ「じゃ、あなたは私に会うまで誰にも理解されなかったのね」と言われてしまう。しかも、いつもの音也とは違う表情を見せる。自由奔放に見えて、理解者に飢えている、ってことか? ゆりを愛してるのは間違いないだろうけど、しかしゆりは音也の芸術に真の理解は示しそうにないからなぁ。音也の心が揺らぐ要素はあるわけだ。ゆりも音也に近づく真夜に異様な警戒心を示してるし。二人に自分のわからない共通の価値観があることに、危機感を感じてるのだろうなぁ。
 で、実は今回は名護の成長話だったのだけど、告白する以前の段階で、自分が真夜に一目ぼれしたことを認め、一番最初に入手したボタンを真夜に渡す。いやぁ、名護さんも成長したなぁ……って、それって確か自分の父親のボタンじゃなかったか? いい話なんだかなんなんだか。
 そしてその直後に真夜がファンガイアであることを知ってしまう。それでも襲い掛からなかったんだから、まあ、成長したのか。
 棚橋の恨みの真相はファンガイアと間違えられたわけではなく戦いの余波で怪我を負ったのだと気づいた名護は、音也イクサを邪魔することで過去を変えてしまう。その分未来での被害者が増えてるわけですが……名護さん的にはOKそうだな。
 そしてなし崩し的に渡が真夜に渡したボタンを持ってることを知った名護。渡がハーフファンガイアだと気付いたのか? とか思う間もなく、前回突然出てきた「大河」が真夜の子供って……なんかいろいろ怒涛の展開過ぎません? 無理やりとも言いますが。
P.S.一つ忘れてた。「遊び心云々」というのがクライマックスの戦闘シーンに繋がってるという意味では、本筋と戦闘がバラバラなことがほとんどな井上脚本では珍しいかも。それも著しい成長ではないという微妙なあたりが、実は計算尽くなのかも。


2007年08月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 泣けるで!

 自分の不甲斐なさから各方面に不義理を重ねている昨今ですが、それでも気にかけていただいたり、無理を聞いていただいたりということをしていただいてると、身に余る好意に嬉しいやら、どうお返しすれば報いられるのやらで。
 でも、好意に甘えているだけではただのダメ人間なのだよなぁ。頑張って恩を返すよう、精進しなければ。

[映画][特撮] 劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生!

 実は公開初日に見に行ってたんですが、特に映画としては筆っするところもなかったので。ただ、シリーズの中間エピソードとしては楽しめました。
 冒頭、いきなり宝石泥棒を追い詰めている良太郎+タロスたち。宝石泥棒に取り憑いたイマジンを追って2000年に遡り、イマジンは倒すがデンライナーが「ガオウ」と名乗る男に奪われ、良太郎とハナは2000年に取り残されてしまう。
 実は宝石泥棒に取り憑いたイマジンもガオウの罠。すべてはデンライナーを乗っ取るためだった。しかしなすすべのない良太郎たちはひとまず当時は閉店していたミルクディッパーに立ち寄るのだが、そこには、幼い頃の良太郎が……が、昔の自分に驚いて頭を打った良太郎が、そのショックでデンライナーやモモタロスたちのことを忘れてしまった。イマジンの記憶がなければモモタロスも良太郎に憑依することが出来ない……そこに、どうにかデンライナーから逃げ出したモモタロスや良太郎たちに助けられて1997年に運ばれたイマジン・ジークが現れ、事態はよりひっちゃかめっちゃかに……
 どうやら事情を知るらしい侑斗が現れ、ガオウの目的を告げるのだが、その目的は禁断の「神の路線」に乗り、人の記憶に束縛されることのない過去へ飛び、「神の列車」を手にすること。侑斗たちと一緒にゼロライナーでガオウに奪われたデンライナーを追う良太郎たちだが、ガオウの攻撃によってゼロライナーは路線を外れ、遙か過去へと飛ばされてしまう……

 正直、映画オンリーフォーム(というわりにはテレビでもちょっと出たけど)のウィングフォームとか、チビ電王とか、ただでも脳天気気味なシリーズのお祭り的側面の強い劇場版。とは言え、例年になくテレビのエピソードと関係してテレビのエピソードで不明だった部分が劇場版で、劇場版で不明な部分がテレビで補完される形になっている。まあ、それも賛否両論ではあろうけども……
 以下、ネタバレ。
 電王のエピソードで貫かれている、「過去をやり直すことはできないけども、過去を積み重ねることで今をより良くすることができる」という部分が、他ならぬ良太郎自身の過去のエピソードで描かれている。
 良太郎は幼い頃に両親を亡くし両親の記憶があやふやで、子供の頃に両親が写った唯一の写真もなくしてしまっていてそれを悔いていたのだけど、今の良太郎はそれを諦め気味。子供の頃の良太郎は、写真をなくした直後で後悔が真新しい良太郎。良太郎が子供の頃の自分を見て、「記憶のよすがをなくすということとは」を再考する旅でもある。それのダシに使われるのがタロスたち。良太郎の記憶から消えてしまい、憑依できなくなってしまったモモタロスは「本当にこれまでのことは無かったことになっちまったのかよ!」と憤る。でも、なんだかんだで良太郎を気遣って最終決戦は電王になれない良太郎を置いていこうとするのが相変わらず人の良いところ。でも、良太郎も記憶にはない「あったはずの絆」を取りもどそうとしてモモタロスたちと共に戦う。まあ、その戦いぶりは相変わらずなさけないんだけど。w
 唯我独尊王子のジークもモモタロスたちが取り憑けない良太郎に取り憑いて「ウィングフォーム」になり、実は助けてもらった恩返しのために付いてきていたことが明らかになったり、侑斗がかき集めたいろんな時間の良太郎に四体のタロスたちが取り憑いて電王四フォーム揃い踏みしたりと、お祭りムービーならではの外連もそれなりに。
 侑斗がなんで事情を知っていたのかってのは、テレビで侑斗が未来の侑斗に事情を聞いた、って描写があって、それを見ないとなんだかよくわけがわからない。この辺がテレビシリーズとのリンクが密な弊害かな。
 最後、「なくした写真を取りに戻りたい」という良太郎の願いを「時間の運行は乱せません」と無碍に断るオーナーが、ちょっと寄り道をして良太郎が生まれた直後の時間、赤ん坊の良太郎を連れて病院から出てくる両親の前を通過する辺りの配慮が粋。愛理も、なくなった写真の代わりに思い出の光景を絵で描くのが、「過去は取り戻せないけど、消えもしない」という、貫かれているテーマが如実になってる。
 電王が気に入ってるなら見に行っても良いと思う。「電王って、見たこと無いんだけど……」という方には無用の長物。
 ところで映画でもハナがなにげに最強なんですが……


2006年08月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 草津湯煙血の煙

 必殺シリーズ第十八弾「新必殺仕舞人」第一話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。

 前作の最終回、自分たちの殺した人たちの供養のため、出家を心に決めた京山とおはな。一年がたち、修行の末その剃髪の日に、なんと直次郎と元一座の女の子たちが京山のいる本念寺にかけこんでくる。聞けば小屋を転々とするうち、たちの悪い親方に当たって、騙されて二十五両の借金のカタに女郎に売り飛ばされかけたので逃げてきたという。
 騙されたとはいえ金のやりとりのあったこと、京山は剃髪を中止し、彼女らが売り飛ばされたヤクザの女親分・お寅のところへ直談判に行く。着くと、お寅が子分の六助に落とし前をつけさせようとしてる最中。無断で娘たちを女郎にしようとしてたのがバレ、逆鱗に触れてしまったのだ。
 お寅は娘たちを女郎にするつもりはないが、二十五両の借金分は、湯もみ女として働いてもらうと言い張る。京山はそれならばと、一座を再結成し、二十五両分の稼ぎが出るまで客寄せの興行を持ち出し、お寅もそれに乗る。娘たちが女郎に売られたという話を聞いて心配して駆けつけてきた晋松も加え、京山は一度は心に決めた出家をやめ、一座を再興することに。
 話をしてみればお寅は向こう気は強く荒っぽいが気の良い女傑。今回の件も、草津でのしてきた新興のヤクザ仁兵衛にこれ以上温泉地を荒らされまいとしてのことだった。仁兵衛は遊女ご法度の湯治場の草津で女郎を扱い、またその女郎たちにもむごい仕打ちを行っていた。
 十手持ちと二束のわらじの仁兵衛は邪魔をしようとするが、京山は勧進興行の許可をたてにしりぞけ相手にしない。
 そんなとき、鎌倉の善行尼の使い、権太が京山のところへやってくる。権太が持ってきた文箱には、京山が得物にしていたかんざしと、「上州草津宿丸屋仁兵衛」と書かれた文が入っていた。
 それが殺しの依頼だと察するが、京山は権太にそれを持って帰るように渡す。
 お寅と京山の目論見は見事に当たり、勧進興行は大盛況。宿屋衆も勧進興行の間は女郎の出入りをさしとめ、仁兵衛は進退窮まる。そして追い詰められた仁兵衛はとんでもない手に出てしまう。

 晋さん、昨日まで死にかけてたのにあんた、なに普通の顔して出てきてるの。(笑) 直次郎は直次郎でいつの間にか元一座の女の子たちと合流してるし。ただし、一座の世話役のおまつさんの姿は見えないが……
 京山は一年の修行の結果、おはなと共に正式に出家することになるが、懐かしい面々がやってき、そして話のいきがかり上、やむを得ず一座を復活させることに。それでも裏家業への復帰は拒み続ける。だが、実は本念寺への依頼は仁兵衛の遊女たちからのもの。たまたま晋松に出合った遊女が京山一座が本念寺ゆかりの者と聞き、一座の小屋に逃げ込む。
 草津では江戸からやってきた丸屋仁兵衛が悪どく稼ぎ、元から草津を仕切っていたお寅一家は衰退する一方。子分も六助一人になってしまっていた。お寅は気が荒いが、病人の養生の場である草津で遊女を扱い、その女たちも酷く取り扱う仁兵衛を許せない、一本気の通った心優しい女でもあった。
 京山一座の興行で追い詰められた仁兵衛は、一座の小屋へ逃げ込んだ遊女とお寅をもろとも斬殺、小屋に火をかける。お寅の姿を探して火の中に駆け込んだ六助も、やはり仁兵衛の手下に殺される。
 小屋の出火は京山たちの不始末として百叩きの上勧進興行は中止、草津を追われることになった京山は、裏家業の復帰を決める。
 善人は誰も生き残らず、純粋に復讐のための復讐で、ちょっと後味は悪いかも。
 京山と直次郎の得物は前作のままだが、晋松は今回は変わって紐の長い拍子木。相手を紐で絞め殺し、「お命、ご用心!」と拍子木を打つ。いや、演出以上にあまり意味があるわけじゃないでしょうが。これは金の受け渡しのシーンについても同様ですが。全員同じ一座で、なおかつあまり遊び歩くこととかもしないんだから、一括して京山が管理してて良さそうなんだけど。
 OPは晋松役の高橋悦史。EDはおはな役の西崎みどり。

[アニメ] ホスト部#19とデジモンセイバーズちょっとだけ

  ホスト部 #19「ロベリア女学院の逆襲」。ヅカ部の逆襲。っつーかアホだ。特に内容はないよう、なのだけど、ゲラゲラ笑いまくってすんげーと思ってしまった。男でもファンなら特に問わない紅薔薇様ファンクラブはおおらかなんだかなんなんだか。最後のバナナの皮ネタはくだらないんだけどそんなベタなネタで今さらこれだけ笑わされるとは思ってなかったってくらい笑った。演出によっていくらでも化けるんだなぁ、とちと感動までしてしまいました。(いや、毎回面白いんだけどね)

  デジモンセイバーズ 。こないだララモンがライラモンに完全体進化してメインデジモンが全部完全体に。そしてデジタルワールドでリアルワールドに侵攻している張本人のメルクリモンと対決。一応話は佳境。話的には「デジモンを倒すとデジタマになるだけで死ぬわけではない」という、非テイマーズ設定なのだけど、デジタマにならずに人間に完全消滅させられたデジモンが多数存在することが明かされて、それなりにシリアスな展開に。そんな中でもマサルが熱血バカで救われてますが。
 ところでそれとは関係ないんですが、ライラモン進化途中で顔だけライラモンに進化したサンフラウモンというものを怖いもの見たさで見てみたいのは自分だけでしょうか?


2005年08月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日の買い物

  パンプキンシザーズ(4)/岩永亮太郎
  ホメずにいられない2/福野礼一郎
  福野礼一郎のカーインプレコミック/福野礼一郎・中野カンフー・中野トンフー
  福野礼一郎の宇宙 甲/福野礼一郎
  福野礼一郎の宇宙 乙/福野礼一郎

  ホメずにいられない も注文したんだけど、出版社に問い合わせ中……前回頼もうと思ったときには重版未定状態かなんかだった気が……待てば来るなら待ちますけどね……


2004年08月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] モウブチ切れですよ?

 急に日記に数百回のアクセスがまたあったので、調べてみるとやはりmsnのbot。新規更新分ではなく、半月に一度くらいまとめて既に取得してるはずの過去の分まcrawlしていくのでうっとうしくてかなわない。もういい加減ブチ切れたのでmsn botのアクセスは拒否することにする。情報の共有化はすべきだろうが、まあ、他にサーチエンジンがないわけでなし、どちらかといえばウチのはノイズだし、かまわんでしょう。

[読書] 仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々/井上敏樹

 シナリオライター自身による、仮面ライダーファイズのノベライズ。タイトルが発表されてからこっち、一年のシリーズでも描ききれなかった部分が多いのに、これをたった一冊の小説でどうやって話を収束させるんだ! と思っていた。
 いや、やられました。本当に諸手を挙げて降参するしかない。そこまで真正面から完璧に仮面ライダーファイズで、しかも完膚なきまでに一冊で完結している。
 作者あとがきに
 しかし、考えてみればテレビの内容を小説で踏襲することはない。(中略)ファイズの真髄のような物語、自分が書きたかったことを自由に表現すればいいのだ。銃に弾丸を込めて標的を一発で打ち抜くような物語である。(pp252ll11-pp253ll1)
 とある。
 あとがきのとおり、まさしく「標的を一発で打ち抜くような物語」。さすがに一冊に尺を収めるために、テレビであったものがいろいろ削られている。 オートバジン、デルタ、オルフェノクの王、スマートブレイン、ラッキークローバー、社長、スマートレディなどは出てこない。登場人物の設定や絡み方も変わっている。そもそも仮面ライダーファイズにはテレビシリーズの他、劇場版があり、小説版も含めてすべて違う話なのだが、おそらくそれぞれが井上氏ら、製作者の中にある「本当のファイズ」の影のようなもの。しかし、はっきりと、この物語が「ファイズという物語の真髄に最も近い」と断言できる(テレビシリーズや劇場版が小説より劣ってるってことではないですぜ)。
 「ファイズが好きだった」という方は、「あの最終回で好きではなくなった」という人も含めて是非読んで欲しい。すべてがつながって納得行くか、もしくはもっと怒るか、二つに一つでしょうから。
 それにしても海堂と草加って、特に井上敏樹に愛されてるなぁ。特に草加。草加の最後の姿は、井上氏の草加への愛の最終形態としか思えん。(笑)

[読書] 斬魔大聖デモンベイン 機神胎動/古橋秀之

 あるいはデウス・エクス・マキナとしての変身ヒーロー・巨大ロボット。
 これも原作付き。(すいません。原作ゲームは買ってはあるけど積んであります。)だけど外伝で、なぜか原作とは全く関係ないはずのライトノベルの気鋭、古橋氏の手になる。なぜ古橋氏が外伝を書いたのかは、多分少なくとも公的にはあとがきに書いてある以上の言葉は出てこないだろうのでどうでもよろし。
 これはファイズでも言えるけども、どっちにしても小説として見てしまうとキャラクターヒーローもの(特撮変身ヒーローもガンダムも含めた巨大ロボットも「キャラクターもの」である)の一つの核になる「仮面ライダー」や「ロボット」が本当に必要なの? ということになる。
 誤解のないように言っておくが、別にキャラクターヒーローは無駄なもの、ということではない。むしろ限られた時間内に事件を解決しカタルシスを与える、しかも番組の前提となっているデウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)として、非常に合理的な存在である。しかもそれは「変身」をすることで(巨大ロボットに乗り込むのだって実は「変身」の一種)超常の存在となる。事件を力技で解決する特権を与えられる。さらにその上、番組を見るものはそれを前提に見ているので、(大体の場合は)変身は唐突とは受け取られない。
 話が大分ずれてきたので少しずつ元に戻していく。小説では(映像作品のようにビジュアルインパクトはないにしても)このフォーマットに上手くマッチするものもあるのだが、そうでないものもある。その場合、キャラクターヒーローもののノベライズはどうするのか。
 答えのひとつは「そのまま使う」である。いや、だって客の大半はそれも目当てとして買いに来てるんだからしかたないじゃん。(あえて出さない、という答えもあるけど)
 でも、本当に心底どうでもいいものだと困るので、それをどう組み込むか、である。「機神胎動」では、文字通りデウス・エクス・マキナとして使われる。よくよく読めば本質的には事件の柱はデモンベインではなく、最後に現れるまで実は必要な存在ではない。必要に感じるとすれば、おそらく原作のイメージが強いからだ。
 だからと言って使い方が下手ということではない。むしろ、さすが古橋氏である。(あれだけ盛り上げておいて登場シーンでアレかよ! 良い意味で期待を裏切られた)
 これでは作品感想というよりノベライズの構成分析だな。
 構成分析ついでに、ファイズの方も。でもネタバレになるのでちょっと文字を隠す。
 ファイズの方の「仮面ライダー」の使い方は、むしろ最初から違和感が存在する。ファイズギアを真理に送ってきたのは誰なのか、ライダーの力とは何なのか。カイザは「オルフェノクに対抗する組織の生み出したもの」ということで量産型(!)まで登場するが、ファイズは違う。
 最後、カイザ軍団に結花を殺され、人間への憎しみに囚われた木場が草加をズタズタに引き裂く。そして木場を止めようとした巧=ファイズにも襲い掛かる。ホースオルフェノクの姿の木場がファイズギアを壊した瞬間、ファイズの姿の中から現れたのは、人間としての巧ではなく、ウルフオルフェノクの姿だった。
 つまり、ファイズの姿はまさしく巧がオルフェノクだという事実を隠す仮面であり、最高のタイミングでそれを壊す。
 その使い方の妙についてはちょっと突っ込んだ話になるので省くとして、両者とも、それぞれ違った形で「キャラクターヒーロー」を取り込んでいる。なかなか唸る。
 いや、先日「最後に全部を都合よく解決していくヒーローってのはどうも」と言われたので、ちょっと常々考えていたことも併せて書いてみました。


2003年08月18日(月) 旧暦 [n年日記]

マウスの調子悪し

 なんか最近、ワイヤレス光学マウスがたまに調子が悪いのだよなぁ。「たまに」って辺りが微妙で、使えないとかそういうレベルではないので、メーカーにクレームつけたり買い換えたりという話までは行かないのだよなぁ。いっそはっきりすればすっきりするのに。
  555 は、番組欄用のサブタイトルが「超絶バイク」。おいおい。さすがに玩具を売らなきゃいけないだけのことはあるけど、でも出てきた「ジェットスライダー」の迫力は確かにすごかった。
 沙耶が死んで菊池西洋洗濯舗全体が沈うつに沈み、巧もそのせいで「オルフェノクを一人残らずぶっ潰す」と怒りを募らせる中、ファイズ三人組と折るフェノク三人組が初めて一同顔を合わせる。真理は同じ流星塾出身のオルフェノク・澤田のことがまだ振り切れず、結花がオルフェノクということは巧に知られ、巧と啓太郎は海堂が前にスマートブレインに渡したファイズギアを持っていたことを知っていて、啓太郎と海堂は結花と真理の件で共同戦線を張ったことがあって、という微妙な雰囲気の中、「オルフェノクの中にも人間らしさを失ってない者がいるか」で意見が別れる。ところが新しく澤田を迎えたラッキークローバーは裏切り者・木場勇治を標的として競争をし、その現場を目撃した巧が勘違いしてファイズに変身、木場=ホースオルフェノクに襲い掛かる。お互いの正体を知らぬまま増悪剥き出しに戦う二人だが、デルタ=北崎がジェットスライダーで駆けつけ、もろとも二人を攻撃。その衝撃で変身が解けてしまったお互いを見て、その正体に愕然とする巧と木場だが、生身の二人にジェットスライダーが放ったミサイルの群が襲い掛かる。
 ここまで無茶苦茶なバイクとは思わなかった、ってこともあるけど、ここであっさりお互いの正体をばらすか、というか。来週の予告を見るとすぐに和解しそうだけど、公式ページを見るとどうもこんぐらがりそうで……どっちなんじゃ。
  カレイドスター 「家族の すごい 絆」は、面白かったですよ? 面白かったのですけどね? 遠く米国にいるとはいえ、義理とはいえ、臨月直前まで娘に妊娠を知らせない母親ってのもかなりどうかと。
  微睡みのセフィロト/冲方 丁 を読了。冲方氏の小説は「マルドゥック・スクランブル」とこれしか読んでないのでわからないけど、元々アクション方面指向の人なのかしらん? ある意味オーソドックスながらも、独特の雰囲気とちょっとミステリー的トリックがなかなか面白かったです。

 DVDで出た「ガルシアの首」を購入。何年も前にBSで見たっきりだったんで、時間を作ってみよう。

 なんか世間ではblasterの被害がわりといろいろあれらしいですなぁ。って、ウチの研究室も人事じゃないかも……まあ、きちんと管理してない人が悪いってことで。(=ワシャ知らね)


2002年08月18日() 旧暦 [n年日記]

仮面ライダー二題

 まあ、いいかげんにいいかげんな話なんだけども、 11歳で南京攻略に参加、女性をレイプと証言 。もうなんなんだかなぁ……一言で言えばやっぱり「いいかげんにせえよ?」

  仮面ライダーアギト劇場版 Project G4ディレクターズカット 。劇場公開版から11シーン、20分ばかりのフィルムを追加しての再編集版。追加は主に戦闘シーン以外の部分で、キャラクター同士のやりとりが増えたことで、キャラクター同士の関係や人間性の掘り下げに成功している。劇場公開版も悪くはなかったけど、あらためて追加シーンを見ると元々の意図がわかってなお良い。
 で、今年の仮面ライダー劇場版 仮面ライダー龍騎劇場版EPISODE FINAL 。今テレビで放映している龍騎の最終回を先行映画化、ということなのだけど……去年のProject G4が単体の映画として見て鑑賞に堪えうるのに対して、こちらはテレビを見てないファンにはさっぱりわからない。しかも、ただ次々と最後に残った6人のライダーが脱落しているのが描かれていくだけで、ストーリーの盛り上がりにも欠けている。鳴り物入りで登場してた女性ライダー「ファム」も、真司との絡みは面白かったけど、なんのために登場したのかいまいちわからない構成になってしまっている。しかもあのラストは「え? なに? これで終わりのつもりなの?」。映画ならではのケレン味にもとぼしく、「ただ作っただけ」の映画版になってしまった。はっきり言って見に行く価値はない。0.5点。むしろ「忍風戦隊ハリケンジャー」の方がまともに娯楽になっていた。
 林氏、O川氏と久々に「深夜+1NAGOYA」へ。何故か千客万来の盛況ぶり。いや、そう言っては失礼なんだけど、お客を選ぶ店だから仕方がない。ここはあいかわらずお客が濃くっていいなぁ。「ピンガ」という、さとうきびから作ったお酒があった。ラムよりも癖が強い。このピンガで作ったカクテル「カイ・ピリーニャ」(田舎の小娘)を飲ませていただく。ライムを刻んで、つぶし、砂糖とピンガを混ぜてロックアイスを入れる。飲みやすい。けど、ほとんどストレートなのでアルコール度数が高い。お客の一人が飲みやすさにだまされてへべれけになってました。 開高健が「だから、ひどい二日酔いになる」と言ってたらしい が、なんとなく納得。