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2005年05月22日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 粗忽者

 待ち合わせぎりぎりの時刻になって大慌て。エレベーターのボタンを押し、やって来たのに飛び乗る。そして扉が閉まるのを待つのももどかしく、「閉」ボタンを押す。しかし扉が閉まってもいつまでたっても動かない。おかしいな、と思ってよく見ると、行き先ボタンを押すのを忘れてた……orz

 本日はメインPCのHDDの移行。とりあえず無事終了。しかし、最近あまり調べてないから各社のHDDの特長とか、さっぱりわかんない……

 昨日は飲み。今まで行ったことのないところだったけど、結構話がしやすくて料理の味もお値段もまあまあ。なかなかによろしかったです。話(駄話)するのがメインの集まりなんで、こういうのはわりとポイントになる。その後はいつもの通り深+。課題が多いです。にゅ〜。

 前々からちょくちょく見ているおかしな(笑える、という意味ではない。むしろ不快)サイトがあって、言ってることや反応がイチイチ普通じゃないのだけど、それがサイトの管理人が自己愛性人格障害なんじゃないか、と思い当たる。 ここ を見るとめちゃくちゃ特徴が当てはまっている。自分は医者でも専門家でもないので「診断」はできないけども、ここまで当てはまりすぎると怖いくらい。今まで気づかなかったのが迂闊なくらいんだけど、おかげで全部の説明がついた気がする。そうだったんだ……

[アニメ] 新番組とか

  絶対少年 。やる気なさげな不登校の少年・藍沢歩は夏休みに離婚した父のいる田舎へとやってきていた。都会とは違う変わった人たちばかりの町に、戸惑いながらもやはり万事に受動的で消極的。そんな時、不思議な少年「わっくん」と出会う。
 なんて言えばいいのか、不思議な作品。肯定できるのか否定できるのかもまだわからない。けど、なんとなく30分見てしまうなにかはある。キャラクターがいかにもアニメっぽいのに、口調はあまりアニメ口調ではないのは、そういう方向性ってことなんだろうか。

  エウレカセブン は、エウレカが育ててる子達がレントンをやたら敵視してレントンは酷い目に。だけどもそんな子供たちのいたずらがゲッコーステートの危機を招くことになってしまい、それを知ったレントンは……
 なんかいい話だった。子供たちの気持ちを察してやれる程度には大人で、でも結局レントン自身も結局は子供でだからどこか子供っぽいかばい方しかできない。今回の話はレントンが大人の男になるために必要な一ステップだったんだろうと思う。無論、子供たちとの和解話という意味でも重要ではあるのだけど。
 レントンだけじゃなくってホランドとかタルホとか、メインメンバーもどこか大人と子供の境界が曖昧なところがあって、結局そういう大人−子供像というのが、ある年代以降のリアルなのかもしれない。


2005年05月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] どこ製の?

  「目にしたくない動き」・中国の胡主席が靖国参拝など批判日経 )。目にしたくないなら見なきゃいいのに、情報統制はお手の物でしょ? とか思いつつ、その中で 「両国関係は過去の歴史の中でれんがを一つ一つ積み上げてきたようなもので、それを壊すのは一瞬だ」と警告した。というくだり。真っ先に思ったのは、「そのレンガ、どこ製の?」。混じり物の多いレンガ積み重ねても、そりゃ壊れやすいですよ。まあ、日本製なら頑丈ってわけじゃないんだけどね〜。
 で、そんなことを言った直後に これ 。どんな急用かがイマイチわからないけど、ちょっとしまらない捨て台詞になってしまったような。
  このあたり も特に驚くニュースでなし。どちらかと言えばニュース自体の確度に興味がある。

  「紀宮さま」新居で秋葉原アダルト街に「警告」週刊新潮 )。……なんか世のオタクどものかなりから恨まれる気がするなぁ。いつの間にか迎合して秋葉原がやおいやボーイズラブの席巻する町に……さーややめようよさーや。

  格付けに嫌気? パリ有名店が「三つ星」返上、店改造産経 )。時々星が減ったとかそんな理由で自殺者まで出たりするし、よく我慢し続けてるなぁ、と思ったら、ちゃんとこういう動きもあるのか。100ユーロのメニューが気軽な「ブラッスリー」かはいまいちわからないけど、三ツ星ってからには改装前はそんな値段どころじゃないんだろうなぁ。

  100円すし代替ネタ裁判、アワビ→ロコ貝…zakzak )。まあ「安くて良い物」にしたって限界があるわけで、百円均一ってからには中身は値段相応のものだろうってのは普通に考えれば当たり前と思うのだけどなぁ……特に大量に安定供給しなければならないわけだし。回転寿司云々については少し前に 原えりすんさん のところ経由で 回転寿司の裏側表側 なんてサイトが紹介されていたことを思い出す。良心的なところは、がんばってるみたいなんだけどね。


2005年05月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ][その他] 視聴率

 こないだ(5/22)の マジレンジャー の視聴率が9.8%を記録したらしい。 (参考: 特撮!板-特撮番組の視聴率だけスレッド(5) )。 仮面ライダー響鬼 もスタートダッシュの低調さから徐々に回復はしてきているが、9%の壁をなかなか越えられないでいる一方での快挙、と言ってもいいかもしれない。
 例年、仮面ライダーと戦隊ものは傾向として仮面ライダーの視聴率が上回っていたが、今年に関しては良い勝負、というか、戦隊ものの方が優勢。見ているとおもちゃ戦略の交え方も巧みだし、エンタテイメントに徹しているため、どうしても地味な響鬼より見栄えがするというのは大きいだろう。一説では女児の取り込みにも成功しているという話もあるので、そのせいかもしれない。
 例年このあたりの視聴率が最初のピークであることが多いため、ひょっとすると戦隊ものとしては快挙の10%超えもありうるかもしれない。
 う〜ん、好き嫌いはともかく、これは驚いたなぁ……

  絶対少年 、数度見返していて気がついたけど、OPではキャラの顔ってほとんど最後の方しか出てないのだよね。それまでは出てても一部しか出てなかったり、ぼやけてたり単色で見にくかったり。多分、これってディスコミュニケーションがひとつの主題だってことなんだろうなぁ。その最たるものは歩と潮音の二人の都会っ子。もっとも、田舎の子たちもちゃんとコミュニケーションが取れてるとは限らないんだけど……
 夏の強い日差しの下の、どこか浮世離れした白くコントラストの強い情景といい、そういった現代的な主題といい、もし回顧的に高田明美をキャラデに持ってきてしまったとしても主題に合うとは到底思えん。今のキャラクターデザインがベストかって言うと、それもよくわからないけど。

 某アニメのスレで「最終回はハラボテエンド」という予想がのっていたので、思わず「ハラボテ+修羅場に決まってるだろゴルァ!」とレスしてしまう。こういうキャラじゃないはずなのになぁ……いかんいかん。某澤氏の毒電波を浴びすぎたか?

  国民世論を伝えただけ 内政干渉発言で武部氏北海道新聞 )。いや、別に「政治家はこう言わなきゃならない、こう言うべきだ!」ってのは、そんなに強く思ってないですよ? でもそれが国民の世論だと思うなら、それを代表する国会議員は国民を盾にするような真似はしないで「国民がこう考えているから自分は断固こう主張する!」と言って御覧なさいってば。

  「憲法変える必要ない」 女性団体が集会で護憲訴え共同 )。こういう場合、どういう団体か、団体名が具体的に知りたいなぁ……とりあえず 日本が戦争をする国に変えられようとしているってのは、その前提として「軍国主義の復活」と言いたいのか、「どんなことがあっても日本は戦争しちゃダメ。たとえ攻められてもしちゃダメ」と言いたいのか、知りたいよなぁ。その中間段階として「日本の有事計画上、これこれまででOKだと思うからそれそれ以上の軍事に関する緩和は必要ない」というのも(よほど好意的に解釈すれば)ありえないではないけど、ありえないだろうな(笑)。とりあえず土井たか子呼んでる時点でダメダメだって。


2005年05月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] あぶないプロジェクト

  松浦晋也のL/D さんの5/23付けのエントリ NHK「プロX」で、またも取材相手が抗議する事態が発生する で、やっぱりそう考える人って他にもいるんだ、と思った。自分も プロジェクトX「事実と違う」 大阪の高校が申し入れ朝日 )の記事を見て「あ、やっぱりこういう事態が起きたか」という感想を抱いたし、子供に見せたい番組でPTAが「プロジェクトX」を筆頭に挙げた時も「そりゃいかんでしょ」とも思った。
 もうちょっと正確に言えば前者は事実の捏造・歪曲による、結果的にしても実在の学校への中傷で、後者は子供の教育の問題であり、発生原因は同じにしてもちょっと問題意識の置き場所は違う。個人的には後者の方を危惧している。
 「後者の方の問題」と言っても「プロジェクトX? いい番組じゃない。なに言ってるの?」と思う人の方が多いかもしれないので、どうして親がプロジェクトXを子供に見せたがることを問題視するかの理由を簡単に説明する。これは二つの要因が重なることによる。つまり「プロジェクトXはいい話すぎ」であり「その内容に嘘が多大に含まれている」ということだ。もうちょっと幾つか補助的に説明を付け加えるなら視聴者はその嘘にあまり気づいておらず、嘘はある一定の方向性を持って意図して行われて(演出されて)いる。その演出の方向性が問題だということだ。
 人間というのは、「美しい話」「いい話」というのは無条件で受け入れ、思考停止する傾向がある。特に日本人はそういう傾向が強いんじゃないか、と思うときがある。その話が事実かどうかということを疑わず、受け入れてしまう。ボランティアを装った詐欺だとか政治活動とかはこれを狙ってやっている。冷静に考えればおかしいと思うことは多々あるはずだが、それがためらわれると勝手に考えてしまう。
 いい話に感動するな、斜に構えてろ、ということではない。「お話」と「現実」のけじめはちゃんとつけねばならない、ということ。
 そしてプロジェクトXの「嘘」の問題点。プロジェクトX(だけに限らず日本のドキュメンタリーの少なからぬもの)が、過剰な演出を加えられている。その演出の基本とは何か? ぶっちゃけて言えば「努力」「友情」「勝利」である。ジャンプ漫画かっつーの! 時には「友情」が「愛情」などに変わることもあるが、まあ大体それ。 *1
 それのどこが悪いか? より過剰に演出するために、例えばわかりやすいところでは「勝利」を強調するのにその前段階の「挫折」や「逆境」を大げさに描く、と言った具合。これは今回の事件の問題そのものですな。そして個人的に一番嫌なのは、地道な努力の積み重ねや緻密な調査、冷徹なまでの計算を結果的に軽んじてしまっていること。これは「煽り」の手法が使いにくいものだからだ。本当はそういった部分にこそ様々なノウハウが隠されているはずなのに。
 断っておくが、別に努力や汗と涙を否定しよう、ってわけじゃない。それらも無論大事だとは思うが、それだけでなにかしら事が成ると錯覚させるのはとてもマズイんじゃないか? 子供に根性論・精神論だけ叩き込むような真似をしてほしくない。合理精神を教えて欲しい。だからむしろプロジェクトXこそ子供に見せたくない番組だ。プロジェクトXを見せながら「どこがおかしいか」を考え、調べ、指摘させるという使い方なら、子供に見せたい番組としてもいいかもしれない。
 こういう「美しい精神論」がもてはやされ奨励され、合理的思考がすっぱり切り落とされる傾向って、昔の日本から全然変わってなくって嫌になるなぁ、と時々思う。
*1: どうしてそういう方向に流れるか、の理由はわかっている。所詮週一では緻密な調査や分析を行った番組作りは不可能なので、そういうフォーマットの固まった「お涙頂戴」に流すのだ。だから個人的にはちゃんと作りたいなら数回放映したら数ヶ月休む、という番組体制にした方が良いと前に書いた記憶があるし、今でもそう思う。

[その他] 呉副首相会談ドタキャン帰国その後

  中国の副首相が総理との会談を途中でキャンセルして帰国した件朝日 )で公務のためと言っていたのを一転撤回、「歴史問題に対する日本側の態度のせい」と言ったらしいが、それってなんだかなぁ。それならそう言って帰った方がインパクトは強いし世論は煽れるだろう。どっち側に煽られるかは知らないが。朝日新聞は朝刊一面で大々的に書いてるけど、他はどうなのかなぁ。毎日は国際に関しては案外とまともな反応が多いし。中国国内でなにかあった可能性もあるので、相手が非礼だ云々とはあまり言いませんが。非礼を承知だから借りを作るまいと歴史認識云々と逆に言ってる可能性もあるし。
  朝日では海外メディアの報道の様子を伝えて いるのだけど、どうもその記事の内容を信じるなら、日中関係に不安を表明しているが(当然か)、マスコミによってはさほど深刻と捉えてないようにも見えるし、歴史問題について日本の非を報じているものはほぼ皆無のようなので、実質上ほぼ中国側の外交失策と見て良いような感じ。各国、靖国だの歴史教科書だのの「宗教論争」には概ね興味がない、というこれまでの流れを踏襲している。これって局地的には小泉側の勝ちってことの気が。
 しかし、行動と結果どっちを見ても、あまり中国らしからぬ外交に見えるのだけどなぁ。本当に中国国内で何がおきてるんだろう?
 ちなみに後者の朝日新聞の記事中の最後に出てきた「中国時報」は、なんとなくそうじゃないかと思ったけど、外省人(大陸中国から渡ってきた台湾人)系の大陸よりの新聞なのだそうな。( 参考
 さらに余談。 朝日新聞5/25付社説実際、中国はその後、各地に広がった反日デモを抑え込んだとあるが、これはほぼ認識間違い。「各地に広がった」とあるが、中国国内では実は反日デモはほとんどまったく報道されず、局所的な地域で行われたにすぎない。特に大学生が煽っていた北京は彼らの身柄を拘束することで、むちゃくちゃ簡単に収拾がついたそうな(上海はもうちょっと複雑な構図だったらしいが)。地方の人はむしろ日本の観光客が減ったのを不思議がり、学生の煽ったデモのせいだと知ってむしろ学生に怒ったりしたそうな。大事な観光収入源だものねえ。それにしてもこの朝日の社説、古式然としてるな。(笑)

[マンガ] 今日の散財

  蒼のサンクトゥス(2)/やまむらはじめ
  カオシックルーンEs(1)/山本賢治
  翡翠峡奇譚(1)/広江礼威

 やまむら作品はとりあえずデフォで。
 「カオシックルーンEs」はあからさまな打ち切りだった「カオシックルーン」の続編。今度はタイアップじゃないとかなんとか。あまりそれが内容に影響してたとも思えないけど……しかしこの作者、臓物や脳漿がぶちまけられるシーンは本当に イキイキ としてますな。
 「翡翠峡」は、角川の内紛でお釈迦になった「コミックコンプ」連載のためあえなく打ち切りになった広江氏初連載作の再版。まあ、再版前のは持ってるんでカバーとオマケページ目当てですね。どうでもいいけど「翡翠狭」ってなんやねん、bk1。

 漫画じゃないけど、いつのまにか とらぶる・うぃんどうずOSたんファンブック なんてのが企画されてたんですね。付録のフィギュアに2kがいないのでもうしばらく考える。う〜む。

 今日まで気がつかなかったけども、 月刊少年シリウス なんてのが創刊されていた。どこの出版社だ、と思ったら講談社……ん〜、微妙。独特の雰囲気を持った作家陣を集めたようだが、押しの弱さは否めない。いきなり無名の新人さん(そうでもないのか)ばかりではなぁ……どこらへんの層を狙っているのだろう?

  電撃大王 を見たら、「機動戦士ガンダム0079/近藤和久」で、最後の数ページにフレデリック・ブラウン(作家にあらず)が……そうか、ブラウンのゲルググはこうやって破壊されたのか……十年以上ぶりにようやく「 MS戦記 」のちゃんとしたラストを見せてもらった気がする。


2005年05月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] いやまーいいんだけど

  「緊急の公務は事実」日本の照会に中国が回答京都新聞 )。また昨日と言ってること違うし。わけわかんないし。つか、やっぱりとりあえずカードとして使えるかもしれないんで切ってみたけどロクでもないブタ札だったんでやっぱり捨てた、ってことなのかな。そうだとしたら空気読めてないなぁとは思うけど、「とりあえず使ってみる」というこのしたたかさには素直に感心する。外交ってのはしたたかでないと。

  中国駐日大使「対日政策は何も変わっていない」・アジアの未来日経 )。王毅大使もなかなか苦労してるようです。

  「A級戦犯はもう罪人でない」自民代議士会で森岡政務官朝日 )。言ってる事実関係自体は正しいんだけど、この人もどうなのかなぁ……なぜ厚生労働省の政務官が? ってのは、眼鏡で七三のエージェント役人の過激さに触発でもされたのだろうかとか思ったけども、過去にも「日本には中国侵略の意図はなかった」との発言でいろいろあったとか。ほんとになんなんだか。

  旧日本兵2人、ミンダナオ島で生存か 政府確認へ朝日 )ってニュースを友人から教えてもらう。今日になって 身元も判明 。よくぞ生きて、としか発せられる言葉がないのだけど、続報によれば さらに40人ほどの方がまだご存命産経 )とか。唖然。
 旧日本軍の未帰還兵が地元ゲリラなどに合流し参加する例は多いので、今回の二人もそうかなと思ったらやはりそうらしい。ゲリラと言ってもその一部は植民地支配からの解放の重要な戦力になったということで、ここらへんは簡単に云々できる話ではない。
 今回のニュースでこの手の帰国申請は厚生労働省にされるものだと始めて知った。あと、タイミング的に このニュース はグッドタイミングなのかバッドタイミングなのか……

[アニメ][マンガ] 散在その他

  ジオブリーダーズ(11)/伊藤明弘

 雑誌等はとりあえず省略。今回の巻からロゴが変わってるのだけど、今回の表紙は色がやや沈んだ感じだったこともあってちょっと視認性は悪かったかも。先月号のOURsほどではないけど。ロゴとか体裁って思ってる以上に重要なんだなぁ、といまさらながら思ったり。

  フタコイ オルタナティブ #08。白鐘姉妹の保護者を名乗る青年が現れ、姉妹の秘密を恋太郎に明かす。それは姉妹のついてきた嘘とこれまでの日常との決別と、決断を迫られることを意味していた。
 白鐘姉妹の保護者・三ツ木青年から語られた事実とは、双子の16歳の誕生日に、双子のどちらかが彼と婚約しなければならないということ。なぜ双子が突然恋太郎に迫ってきたか、理由がわかったが恋太郎は決断できない。そのイライラをつい姉妹にぶつけてしまう。
 恋太郎に拒絶されたと思った姉妹は探偵事務所を出てしまうが、沙羅はひとつの決断をする……

 三ツ木青年は多分いい奴で、沙羅双樹が心を開ける場所が恋太郎のところにしかなかったのも多分事実。でも、突然の展開と事実を秘密にされていたことが、恋太郎を混乱させる。沙羅は自分が犠牲になることですべて丸く収まると考え、双樹を置いて三ツ木の元へと一人向かう。
 本当に主人公と双子の話に収束してるなぁ。実際、かなり感心。原作コンセプトの「双子とラブラブ」ってのを、こういう形で昇華させるとは。とはいえまだシリーズ丸々半分残ってるわけで、今後どう展開していくのか。


2005年05月28日() 旧暦 [n年日記]

[その他] いろいろ

 イラクでテロリストグループ、アンサール・スンナに拉致されたと報道された斎藤昭彦氏の 死亡がほぼ確認されたらしい産経 )。映像を見ていないのでなんとも言えないが、拉致の発表後今までなんの行動もなかったところを見ると、やはり被襲撃時に負傷、その後死亡していたのではないかと推測される。言葉もない。

 かなり前の記事だが 「熟慮の構図 小泉首相と靖国参拝」鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」 第548回)。この推論が当たっているのかはわからない。これが一因としても、他の理由もあるのかもしれない。でも、戦争賛美でなく贖罪・反戦という意味合いが強いのならば、政治的アピールにしても続けることに文句を言うのは理屈上やはりおかしい気がするのだけど……
 ちなみにA級戦犯については、実は極東裁判の判決の受け入れの根拠となったサンフランシスコ講和条約の第11条に赦免等についての規定があり、これに則り正式に赦免されている。政治的に極東裁判はなかったことにはできないが、実質ほとんどその内容についてはその役目を終えている。
 靖国参拝については「首相が是非しなければならない」とは言い切れないが、「絶対してはいけない」「すべきではない」という論もまたおかしいと思う。

  日中摩擦、Wストリート・ジャーナル紙論評 「対日要求は横柄」産経 )。アメリカ等の対中カードに利用されている気もするが、日本にとって都合が良いなら利用すればいいんじゃない? まあ、日本と中国、今叩いとくならどちらって天秤で、どっちにしろ概ね他国にとっては靖国だの歴史教科書だのは実際のところどうでもいいのだろう。

[アニメ] 微フェチアニメ

  絶対少年 #2。前回出会った不思議な少年わっくん、そして彼と一緒に見た光球。その光球を昔にも見たことがあることを思い出した歩は、なにかを知っているらしい深山姉妹の三女・美玖に話を聞こうと彼女を探すのだが……
 いや、なんかまったりとした時間経過のアニメなんだけど、なんつーか、それ以上に カメラワークがエロイ ですな。OPの美紀の「へそ」の作画の力の入れ具合といい、いやはや。動画省略のためと思える部分も多少あるのだけど、こりゃ確実に演出的意図でしょうね。いや、微フェチっす。
 話はあまり進んでないのだけど、各キャラの立ち位置が前回と続けて見るとよりはっきりする。他人に立ち入られることを苦手でそれが特に必要とも思ってないらしい主人公の歩、なんだか行動がちぐはぐというか空回りしてる感のある潮音、微妙に歩が気になっている美紀、わっくんと歩のことをなにか知ってるらしい美玖、潮音からの着信を無視し続ける拓馬。でもキャラ紹介やOP見ると、まだまだ未登場のキャラがいるんだよなぁ……


2005年05月29日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まだ途中

  戦争請負会社 はまだ読み中。いや、ヘヴィなんですよ。読み応えがあるって意味で。
 今のところまだ2/5を過ぎたあたりなんですが、これだけでもう普通の本の一冊分以上はあるんじゃないかって感じで。流れとしては傭兵の歴史を解説してるのだけど、実質戦争文化の歴史。のみならず、政治史・経済史としての戦争のあり方を傭兵に注目しながら解説していて、戦争と国家・政治・経済に対する、ヨーロッパの外の人間ではなかなかわかりにくい見方・哲学をエキサイティングに解説している。
 実は現代の経済用語には傭兵文化が元であるものが数多く(フリーランス、カンパニー=コン・パーニュ、など)、のみならず経済文化そのものに大きな影響を与えている。
 戦争が経済的なものだというのは少し軍事について調べればわかるのだけど、それが戦争以外の経済とも密接にかかわり、実は境界は曖昧だということが、特にPMCという民間の軍事力によって端的に示されていく。
 この流れは、ひょっとしたら思っている以上に大きなうねりであるのかもしれない。そうでないのかもしれない。

 最近近所のスーパーの肉の特売日に肉を買ってきて、味噌漬けにしておいていたり。
 こうすると日持ちはかなり良くなるし、調理のときの調味の手間も要らない。でも、味噌味だけなんだけど。

[アニメ][特撮] 日曜の

  エウレカセブン は今週はやや不調? つか、まあレントンがからかわれるだけの話で、小休止みたいなものだからなぁ……今回は今まで影のむちゃくちゃ薄かった「ムーンドギー」の紹介編も兼ねてるのかな? 訛りはかなりインパクトあった。(笑)

  マジレン は新キャラ登場。一回こっきりのゲストキャラかと思ったら、ここしばらくの展開のキーパーソンになりそう。新戦士登場にまでつながるのか?

  プリキュアMaxHeart は、地味に地道ないい話。最優秀賞とかわかりやすい派手さはないので、子供の受けはどうなんだろう?


2005年05月30日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮][その他] 特撮名所

 今週の 響鬼 で出てきたロケ地、どこかで見たなぁと思ったら 555 の最終回の最終決戦地だった。具体的には G-CANS PROJECT により建設された、地下貯水施設。 こちら がその写真。まさしくそのもの。こういう浮世離れした光景だから特撮とかにはうってつけなのだろうけど、 洪水被害減少の実績も高い 、立派な施設でもある。我々に見えていないところで重要なものってたくさんあるのだなぁ、と改めて衝撃。
 ちなみにこの施設の所在地は埼玉らしい。さいたまさいたま〜。

 使いにくかったマウスを買い換え。 IntelliMouse Explorer 4.0A 。大変悔しいが、マイクロソフトのマウスは非常に手になじむデザイン。バルクで買うと、3000円しなかったし……
 ただし、5ボタンというのが便利のような、イマイチそうでもないような。ティルトホィールも実際には案外と使わないものですな。

 それにしてもいろいろ胃が痛い……


2005年05月31日(火) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] あんまり言いたくないことではあるけど……

 あまり綾観の管理者とかそういうこととは(できるだけ)関係なく。
 アワーズの平綴じ化で期待したのは実は増ページによる効果なのだけど、それは単純に「連載がたくさん載せられる」ということではなくって、ぶっちゃけ、これで「雑誌戦略の建て直し」を行うことを期待してのことだったりする。
 今のところ、それが上手く行ってるとは、というかそもそも行われているとはあまり思えない。
 最初は長期化してしまった連載陣が誌面を圧迫したせいかと思ったけども、冷静に連載数等を数えてみるとそうでもなさそう。 *1 と、すると雑誌編集の指針の問題なのか。
 どうすべきか、というのはアワーズの望む方向性というのがわからないとなんとも言えないが、兵隊・下士官はそれなりに優秀だが司令官にドクトリンが欠けている、効果のあった旧戦術を時勢や自組織の性質の変化を考慮せず無反省に使い続けたり戦力の逐次投入でその場をしのごうとしている、という印象 *2 があるのだよなぁ……え〜っと、これがどういう比喩かはご想像にお任せしまつ。

 それはそうと森山大輔氏はオタク向けヴィジュアリストとしては割と強い戦力とは思うけど、ストーリーテラーとしては今一歩(?)であるというのが正直な評価。化けてくれるかなぁ……
*1: 今月号で言えば全21作掲載中、五巻以上既刊があるものは6作品。特に多いというわけではない。ということは単純にメリハリの問題か?
*2: あくまで印象。

[アニメ] 「絶対少年」原作

  絶対少年 に原作があるような話を見かけたのであちこち調べてみると、 こちら が原作(?)らしい。道理で妖精(?)の造形が独特だと思ったら、あの妖精のデザインが先にありきの企画だったのか。納得。元の作品の方を先に知ってた人は、まさかこんなフェチアニメになるとは思わなかっただろうなぁ。

  ゾイドジェネシス のエンディングを見たら、動画はもちろん原画まですべて三文字 *3 だったのにちょっと驚いた。別に作画が優れていたわけではなく、言ってみれば「この程度」であるのだけども、「この程度」であれば問題なく(仕事上のアレコレなど、直接画面に映らない部分は知らない)任せられるようになったとも言える。でも、やっぱり韓国のアニメやマンガが本格的に日本のライバルになるとは(少数の例外を除いて)思えないのだけど。
*3: 韓国スタッフの名前は大抵三文字。たまにアルファベット表記にすることもある。

[その他] 小児救急医療

  日本の1〜4歳児の死亡率 先進国の3割増で「最悪」朝日 )というニュース中で 主任研究者の田中哲郎・国立保健医療科学院生涯保健部長は「小児救急体制が十分に機能していないのかもしれない。医師の教育研修なども含め、幼児を救う医療を強化する必要がある」と指摘する。とあるのを見て、そういえば前に「ブラックジャックによろしく」で云々と書いてあったっけなぁ、と思い検索。
 ちょうど先月に 救急体制再編へ、小児科医の配置拠点を病院に集約…厚労省が来年度から読売 )というニュースがあったのを今更ながら見つける。小児科医自体の減少傾向と分散による一病院あたりの小児科医の数が極端に減り、結局多くの病院で小児科があっても十分な体制が整っていない、ということらしい。 こちら に具体的なデータがある(注:平成十二年の記事)。う〜ん、やはりそういうことなんだろうか?

 ふとした拍子に、 ウィキペディア名古屋大学 の項目があるのを発見する。面白い、というか興味深いのは「施設」の東山キャンパスに関する部分。名古屋大学の代表住所は「不老町」になっているのだけど、実際はいくつかの町にまたがっている。多くの地図では名古屋大学東山キャンパスで仕切って描かれてるが、実際の区画分けでは敷地内に完全に埋没している形の「不老町」をはじめ、幾つかの町を含んでいる。その町の中には区をまたがってしまっているものまであるので、なんだかややこしい。つまりこの辺り、区画の再編成がなされていないのだけどもどういった事情があるんだろう。ちょっと面白い。