2004年04月12日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 続・イラクの三邦人
いまのところ解放の情報なし。解放の申し出は愉快犯によるものだったのか、それともなんらかのトラブルか。期限が過ぎたのに解放も、要求拒否への反応もないのは心配。ネット上じゃ被害者三人が結構批判されてるのだけど、当人たちの主義主張に同意するかはともかく、邦人が被害者となった事件には違いがなく、実務的には「救助の努力をすべし」という結論以外はないとは思う。その意味では無用に責める側も、ここぞとばかりに自衛隊撤退の活動をする団体もなんだかなぁ、と感じる。
家族が自衛隊撤退や外相のビデオの内容に口をはさむのは、まあ、肉親としてはなんとしても安全無事に帰って欲しい、そのためにはなんでもして欲しい、という情によるものだろう。あまり責める気にはならない。無論、その言が正しい、その通りにすべきという意味でもない。
しかし、今回のマスコミ報道を見て、ここまで撤退拒否の支持で一致するとは思わなかった。とくに朝日新……げふんげふん。
■ [アニメ] 土日
その三邦人報道のあおりを食って時間帯がずれた プラネテス 。用心棒がいたら、イラクまで斬りに行かれてしまうところですよ? テロ事件の大きさに比べて、溺れ死にかけて納得かい! というイベントのスケールによる違和感はあるけども、どんなアニメ化されるかと心配していた頃を考えると期待を大幅に超える出来だった。いや、まだあと一話あるんだけど。今日からマ王 は、まあ、次からは見なくていいか、と。狙っている層からは自分は明らかにはずれていました。良かった良かった。
鉄人28号 。鉄人28号はこれまで四度映像化されている。最初は実写、次は白黒アニメ、その次はカラーで、最後は正太郎の息子が主人公、という設定で。今回は原作のビジュアルに近いキャラクターで、横山光輝キャラ総出演だった「ジャイアントロボ」の今川監督による新作。おなじみの今川演出で今ではあかぬけないはずの横山キャラがごっつかっこええの。これは視聴継続。
■ [その他] スーパー24時間営業
近所のスーパーが来週から二十四時間営業になるそうな。なんかここのところ研修のレジ打ちを良く見ると思ったら、そういうことだったのか。ありがたくはあるのだけど、経営が圧迫されているための窮余の策だったならば、と考え、ちょっと心配になる。2004年04月13日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 「地獄の沙汰もなんとやらで黒も白にまかり通るのが警察だが、そいつはあんまりにもひどすぎる」
株式会社ウェディングに訴えられた悪徳商法?マニアックス管理者が京都府警に任意同行されました 。京都府警の警官の言ってることを見ていると、タイトルのようなことのひとつも言ってみたくなる罠。なんで必殺なんてものが関西圏から生み出されたか、その理由がちょっとわかった気がする。大阪で「キャベツ焼き」が人気 ( zakzak )。これって、焼きそばのない広島風お好み焼きなのでは……
横山光輝の未発表原稿、二作で一千万以上 ( 朝日 )。この記事にある「テレビ鑑定団」の回は前にたまたま見たことがある。まあ、この手のは値段はあってなきがごとしなので、なんとも言えないが、どうして今になって売りに出そうとしてるのかなぁ。相続税とかの事情とかがあるのだろうか? 値段がつかねばたかが紙切れ、税金もかからないのだろうけど……しかし、横山光輝ってまだ69歳だったのか。案外と若いな。
プーチン大統領、「宇宙の非武装化を」 ( myway :英文)。この人が言うと胡散臭いことこのうえない。
中国、偽物、海賊版に開き直り ( Yahoo!hl )。開き直りすぎ。
■ [その他] 日記
来週から24時間営業になる近所のスーパー、広告の特売品は午後九時半までだそうな。ちょっと微妙。乾燥大豆のカロリーは100gあたり約450kCal。しかし、最近はそば粉どころか乾燥大豆ですら手に入りにくい世の中よの。
三度、ノートPCのHDDの調子がおかしい。やっぱ詰め込みすぎなんかなぁ。つーか、ある意味設計ミスでは?
■ [その他] Scirus
/.JP
に記事が載っていた、科学専門のサーチエンジン
Scirus
を使ってみる。確かに、ヒットする内容はレアなものではないが、ノイズが圧倒的に少ない。ちょっとした調べものがあったのだが、めぼしい文献がわりとすぐ見つかった。MEDLINEや
google
より良いかもしれない。ただ、物理系はロボットよけを置いているのでサーチエンジンではダメだという話もあり。
2004年04月14日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] なんだかヘンテコ
イラクの邦人誘拐、事件自体は進展の報道がないのでとくに言及することはないのだけど、その周辺を見て「あれ?」と感じる。これまでとパターンが違う。たとえば明日発売予定の 週刊新潮 の見出し。政府の対応よりも、被害者自身を揶揄する調子のコピーが前面に出ている。いくら週刊新潮とはいえ、事件が真っ只中、というかまだ事件発生から数日でこの記事内容、というのは。また、 本日付の産経のコラム をはじめとして、大手新聞社でもはっきりとはそう言わないものの、自作自演、もしくは日本人グループの関与を示唆する記事も出てきている。事件が起こった直後、「これから、また政府と自衛隊叩きが起こるのかなぁ」と思っていた身からすると、「あれれれれ?」という感じである。基本的な政府の対応は支持しているけども、なんだか妙な感じがしてしまう。
ここぞとばかりに事件にかこつけて集会を起こし、その集会の中に「北朝鮮に核を持つ権利を」とかいうプラカードがあるのを見たりすると、どこぞから沸いてきた有象無象が変なことやってるなと不快感を抱く。でも、この状況もなんだか居心地が悪い。特に情報が錯綜してるうちの被害者と家族たたきは……被害者の危機管理がなってなかったのはそうかもしれないし、家族の方も少なからずその対応に原因があるのかもしれないが。
今、マスコミと世論はどういう方向に向かって流れてるのだろう? 読みきれないだけに不安。
■ [その他] とかくこの世は一天地六
アメリカのATMで新しいカード詐欺の手法
(
AZOZ BLOG
)。ここ最近見始めた個人ニュースサイトから。外付けのアタッチメントで、カードの内容を読み取る機械を設置、隠しカメラで暗証番号を併せて覗き見ることで、カードの磁気情報と暗証番号を盗んでしまうのだそうな。日本とはATMの方式が違うらしいので即日本の機械に適用できるわけではないらしいが、それにしても本当にアタッチメントが違和感がないのが恐ろしい。
報道各社にイラク退避勧告を強化 ( 朝日 )。う〜ん、フリージャーナリストにも徹底するように、とあるけども、そっちにしわ寄せが行ってしまうようなことはないんだろうか? 心配。
サマワで初の反自衛隊デモ ( 日経 )。これって、現地指導者同士の勢力争いに自衛隊が体よく使われたってだけでは……
サイコロの雑学 。「ちゅうちゅうタコかいな」や「三下」までさいころ賭博が元の言葉だとは知らなかった。
報道各社にイラク退避勧告を強化 ( 朝日 )。う〜ん、フリージャーナリストにも徹底するように、とあるけども、そっちにしわ寄せが行ってしまうようなことはないんだろうか? 心配。
サマワで初の反自衛隊デモ ( 日経 )。これって、現地指導者同士の勢力争いに自衛隊が体よく使われたってだけでは……
サイコロの雑学 。「ちゅうちゅうタコかいな」や「三下」までさいころ賭博が元の言葉だとは知らなかった。
2004年04月15日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 三邦人解放
「日本人3人、バグダッドで解放」 アルジャジーラ放送 ( 朝日 )。詳しい状況がわからないので、まあ、良かった、とだけ。犯人グループの背景とかも、これから徐々にわかっていくのだろうか?横山光輝氏、自宅ぼやで重態 ( 朝日 )。ラジオ聞いてたらニュースが飛び込んできて、びっくりしてしまった。つか、この日記、デスノートじゃないだろうな? 亡くなったら芦屋雁之助氏に続いて寝覚めが悪い。しかし、ベッドで出火という話だから、寝煙草なんだろうなぁ。
「靖国違憲」の判決文に対し、「蛇足、越権」の批判 ( Yahoo!hl )。もっともな意見だと思う。きちんとこういう批判が出たことに安心。
■ [マンガ][アニメ] 今月はキョウジの出番なし
だから、「カオシックルーン」の必殺ナレーションも「必殺仕置屋稼業」(右手(めて)に刃を握っていても〜)で打ち止め。しかし、主人公より「アグノスティックフロント」の司令官に肩入れしたくなってしまうマンガだな。次号予告を全然見てなかったので知らなかったのだけど、「マガジンZ」で「THEビッグオー」のコミック版を連載していた有賀ヒトシ氏の新連載「アイアン・ジョーカー」が開始。変身ヒーローもの。しかし、有賀氏のあの特徴的な太い線は何で描いてるんだろうか?
「虹色ラーメン」はクライマックスへの展開。ただの小物っぽかった津久井が急にキャラが立ってるんですけど? それにもまして、雷蔵と与田の黒さよ。このマンガ、王道なんだけどキャラが妙に黒いんだよなぁ。
光と水のダフネ #14「老人とUMA」。ベタベタで一歩も予想をはずれることのない展開なんだけど、このベタベタさ加減が妙に快感になってきたような……あ、マエバリは関係ないですよ。しかし、 #14のストーリー解説には 、「いつのまにか、ウォン・チャン・リー兄弟から潜水艇を譲り受けていたネレイスのメンバーたち」と。あれを「譲り受けた」と言うのか。そうですか。
2004年04月16日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 三邦人について、一言(二言、三言……)
解放された三邦人について、いろいろ反応が出ているけども、個人的に一言。たとえ拘束という事態で混乱しているにしても、彼らの発言は常識はずれの範疇と思います。被害者の肉親であり、多分その安否を最も心配し、今もしているであろう 郡山きみ子さんの反応 ( 産経 )が言いたいことを言ってくれたんで、他人がそれ以上言うことではないでしょうが。
でも、たまたま最近「翔べ!必殺うらごろし」の第一話を見て、市原悦子演じる「おばさん」の「人にものを頼むときはそれなりに法ってものがあるんだよ! なんだよそれを高いところから口利いたかと思うと人の物蹴飛ばしたりして!」「あたしが母親だったら二つ三つぶん殴っても済まないよ!」って台詞 *1 が妙に重なってしまう。郡山さんはきちんとした御母堂を持って幸せだと思う。
*1: このシリーズにおける「おばさん」は、母性(というより「おふくろ」)の権化のような存在。市原悦子がこの台詞を言う破壊力は、多分想像以上のもの。
2004年04月18日(日) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 続いて二邦人も解放
(
朝日
)。これで拘束された邦人は全員解放されたはずで、良かった。
いろいろ「なんだかなぁ」と思うところはないではないけど、これに乗じてデマゴーグを行うような真似もいやなので、割愛。
ただ、先の三邦人に関して、なんだか変な記述の記事があったのがちょっと気になる。 人質にナイフの脅迫映像は演出 ( 産経 )。「武装グループに強要され、やむなく従ったとみている」ってのは、なんだか微妙な表現だなぁ。「強要」というのがどのような事実をさしてるのか、漠然としている。記事としては、自作自演説を煽っているようで気にいらないのだけど……もうひとつ気になるのは、二邦人の方もそうだが、アメリカやイタリアの事例と異なり、ほとんど人質への害意がなさそうだということ。たまたまそういうグループだった、ってこともありそうだけども、イラクの対日感情が全般的に良いということなのか、それとも現地ゲリラ・テロリストにも「先進諸国の中では反戦派が世論に多い」という分析がされているからなのか。
それとは話は変わるが、一部与党内や世論で「救出にかかった費用を請求すべし」あるいは費用額を公開すべし、って意見があるけど、ちょっと別の意味で明細を公開してくれるとうれしい。こういう事件によりどのような人が動くのか、どこへどのくらいの金が流れるのか、というのが明細から見えてきそうだから。まあ、興味本位の話なんで、公開により被害者及びその家族へ浴びせられるだろう世間の風当たりを思えば、不謹慎で口にしてみただけレベルの話ですが。でも、どれだけ多くの人が奔走したか、どれだけの金がかかったか、それが理解されれば、とも思う。
いろいろ「なんだかなぁ」と思うところはないではないけど、これに乗じてデマゴーグを行うような真似もいやなので、割愛。
ただ、先の三邦人に関して、なんだか変な記述の記事があったのがちょっと気になる。 人質にナイフの脅迫映像は演出 ( 産経 )。「武装グループに強要され、やむなく従ったとみている」ってのは、なんだか微妙な表現だなぁ。「強要」というのがどのような事実をさしてるのか、漠然としている。記事としては、自作自演説を煽っているようで気にいらないのだけど……もうひとつ気になるのは、二邦人の方もそうだが、アメリカやイタリアの事例と異なり、ほとんど人質への害意がなさそうだということ。たまたまそういうグループだった、ってこともありそうだけども、イラクの対日感情が全般的に良いということなのか、それとも現地ゲリラ・テロリストにも「先進諸国の中では反戦派が世論に多い」という分析がされているからなのか。
それとは話は変わるが、一部与党内や世論で「救出にかかった費用を請求すべし」あるいは費用額を公開すべし、って意見があるけど、ちょっと別の意味で明細を公開してくれるとうれしい。こういう事件によりどのような人が動くのか、どこへどのくらいの金が流れるのか、というのが明細から見えてきそうだから。まあ、興味本位の話なんで、公開により被害者及びその家族へ浴びせられるだろう世間の風当たりを思えば、不謹慎で口にしてみただけレベルの話ですが。でも、どれだけ多くの人が奔走したか、どれだけの金がかかったか、それが理解されれば、とも思う。
■ [ドラマ] 印籠のない水戸黄門
近くの TSUTAYA 系レンタルビデオ屋が旧作半額レンタルのキャンペーンを行っていたので、水戸黄門の第一部の最初の方を借りてきてみる。第一部は後ろの方しか見たことがない。水戸黄門は最初の頃は印籠がない、というのは有名だけども、本当に印籠が出てこない *1 。それと同時に、ドラマの作り方もまったく違う。悪役も通り一辺倒でなく、それぞれの野心と覚悟を持っているし、話の構造も多層的。印籠というアイテムはきっととても便利なものなのだろうけども、同時にドラマの幅をぐっと狭めてしまったのだなぁ、という印象を抱く。けど、同時に今同じ方法論で水戸黄門を撮ったら、視聴者から「こんなの水戸黄門じゃない」と非難が殺到するだろう。視聴者が悪いってわけではなく、スタッフばかりが悪いわけでもない。良くも悪くも定番化とはそういうものだ、というのにすぎない。けど、定番ってのも窮屈なものだなぁ。先日なくなられた平さん、じゃない、中谷一郎氏の元気な姿が見られたのが、ちょっとうれしいかも。
近所のビデオ屋、水戸黄門だけじゃなく必殺シリーズも入れてくれないかなぁ。(多分無理)
P.S.水戸黄門の印籠の件が奇妙に頭に引っかかっていたのだが、印籠が定番化したあたりは、必殺のライト化が顕著になった「仕事人III」「IV」の放映とほとんど重なっていることに気づいた。ただの偶然なのか、それとも必然なのか…… Wikipedia で 1980年代 をざっと見てみたのだが……なにかある気もするし、気のせいにも感じる。
■ [アニメ] プラネテス終了
最終回。決して悪いわけではないけども、印象としてはこんなものかな、という終わり方。スケジュール的に無理だったのかもしれないが、できればハチマキの演説で締めて欲しかった。個人的にはあまり感銘を受けた演説ではなかったが、この話を締めくくるには、あの演説ほどぴったりなものはないと思うから。2004年04月19日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 殺害されたイタリア人について
確かに殺害されたイタリア人は民間のガードマン(つってもたぶん黒服に武装はハンドガンだけ、なんてことはないだろうけど)と三邦人の分かれ目は、武装、非武装の差(あと、ひょっとしたら人質自体の派兵への意見も)というのは大きそうです。すいません。(そもそもずぶのカタギだったらこんな捨てゼリフを最期に言えそうもないですが)
でも、ガードマンを「戦闘員」って記述は微妙に違う気も(相手がどう見るかはひとまず置いて)。記事から見ても戦闘員だから殺した、というニュアンスではなさそう。武装の有無は大きいでしょうが。
また、ガードマンが国際条約で保護対象になるか(遵守されるかは別)は、 ジュネーヴ条約 およびそのもとになった ハーグ陸戦協定 では正規軍以外に適用される交戦者として「民兵・義勇兵」が定義されています。その定義は
あと、一部報道では DTS社 のガードマンと報道されてますが、DTS社からはこの報道は誤りとのプレスリリースがトップページに掲載されています(イラクおよびその周辺国家での業務は行っていない、とのこと)。
でも、ガードマンを「戦闘員」って記述は微妙に違う気も(相手がどう見るかはひとまず置いて)。記事から見ても戦闘員だから殺した、というニュアンスではなさそう。武装の有無は大きいでしょうが。
また、ガードマンが国際条約で保護対象になるか(遵守されるかは別)は、 ジュネーヴ条約 およびそのもとになった ハーグ陸戦協定 では正規軍以外に適用される交戦者として「民兵・義勇兵」が定義されています。その定義は
(1)部下ノ爲ニ責任ヲ負フ者其ノ頭ニ在ルコト報道が示唆するように軍と行動を共にしていたとすれば、まあなんとなく民兵として取り扱えそうです。そうでなければ完全に民間人でしょう。
(2)遠方ヨリ認識シ得ヘキ固著ノ特殊徽章ヲ有スルコト
(3)公然兵器ヲ携帯スルコト
(4)其ノ動作ニ付戰争ノ法規慣例ヲ遵守スルコト
民兵又ハ義勇兵團ヲ以テ軍ノ全部又ハ一部ヲ組織スル國ニ在テハ、之ヲ軍ノ名称中ニ包含
あと、一部報道では DTS社 のガードマンと報道されてますが、DTS社からはこの報道は誤りとのプレスリリースがトップページに掲載されています(イラクおよびその周辺国家での業務は行っていない、とのこと)。
■ [マンガ] アクション復活
(
日経
)
昨年秋に売上不振で休刊した 漫画アクション の復活号が出ていたので、購入。今ジャンル的にこの手の漫画誌がないので応援はしているのだが、復活第一号から死刑囚の刑務所官吏が主人公の「モリのアサガオ/郷田マモラ」、初回からカルト宗教に狂った母親によって家庭が崩壊してる「カリスマ/新堂冬樹・八湖路つとむ・西崎泰正」、小学五年生の妊娠・出産がテーマらしい「コドモのコドモ/さそうあきら」など、相変わらキツイ話が多い。意気込みは買うし、個人的には好みだけども、大丈夫だろうか……
気になったのは「軍鶏」が復活の見通しがわからないことと(作者はモーニングに週刊連載してるが、今のところは「軍鶏」の方を買うかなぁ……)、復刊の目玉の一つの、「奪還/蓮池透・本そういち」。「奪還」は 原作 を読んだけども、コミカライズされて、なんというか、あらためて漫画の力、というか、演出の効果力というものを思い知らされた(作画の本そういち氏にその力量あったればこそなのだけど)。以後の展開は報道や原作でも知ってはいるのだけど、それでも帰国したばかりの弟との再会を、喜びよりも「何者になっているかわからない」という恐怖と疑いが支配しているというのが、暴力的なまでに示されている。ノンフィクションでここまでしてしまってもいいのだろうか、と思うくらいに。
昨年秋に売上不振で休刊した 漫画アクション の復活号が出ていたので、購入。今ジャンル的にこの手の漫画誌がないので応援はしているのだが、復活第一号から死刑囚の刑務所官吏が主人公の「モリのアサガオ/郷田マモラ」、初回からカルト宗教に狂った母親によって家庭が崩壊してる「カリスマ/新堂冬樹・八湖路つとむ・西崎泰正」、小学五年生の妊娠・出産がテーマらしい「コドモのコドモ/さそうあきら」など、相変わらキツイ話が多い。意気込みは買うし、個人的には好みだけども、大丈夫だろうか……
気になったのは「軍鶏」が復活の見通しがわからないことと(作者はモーニングに週刊連載してるが、今のところは「軍鶏」の方を買うかなぁ……)、復刊の目玉の一つの、「奪還/蓮池透・本そういち」。「奪還」は 原作 を読んだけども、コミカライズされて、なんというか、あらためて漫画の力、というか、演出の効果力というものを思い知らされた(作画の本そういち氏にその力量あったればこそなのだけど)。以後の展開は報道や原作でも知ってはいるのだけど、それでも帰国したばかりの弟との再会を、喜びよりも「何者になっているかわからない」という恐怖と疑いが支配しているというのが、暴力的なまでに示されている。ノンフィクションでここまでしてしまってもいいのだろうか、と思うくらいに。
2004年04月20日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [ドラマ] うらごろし
必殺シリーズ第14弾「翔べ!必殺うらごろし」を一から私が解説するのもDVD出てくれないかなぁ…… あまり売れなさそうだけど。ちなみに京極夏彦の作中のキャラクター「榎木津」はコレに出てくる「先生」(演じるは中村敦夫。本名は不明)が元ネタということらしいですが、超能力を持ってる以外あまり共通点はありません……