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2004年04月04日() 旧暦 [n年日記]

ボチボチ復帰

 え〜、一部の方にご心配をおかけしたようです。すいません。
 ここ数日の更新の停止は1)ちょっとショックなことがあってそれどころではなかった。2)スケジュール的なもの。3)自宅のデスクトップの調子が悪かった。という理由が、それぞれ1/3ずつくらいです。1)は諸事情により省略。2)は花見とか。3)は、先週の頭からどうもPCの調子がどんどん崩れてきて、週末に時間をとってメンテナンスしなければならないことがわかっていたので。
 エイプリルフールネタを逃したのは痛いですが、まあ、ボチボチ行きます。ボチボチ。

 で、週末はPCのメンテナンスにかかりきりだったわけですが、そのわきでこないだ買ってきた「必殺からくり人」のDVDをずっと流しっぱなしにしていたら、ついに全十三話終了。そんだけ作業が手間取ったってことですが。
 必殺からくり人は必殺シリーズの第八弾で、メインシナリオライターに「夢千代日記」「天下御免」「天下堂々」の 早坂暁 氏、主演にそれまでテレビドラマシリーズへの出演があまりなかった山田五十鈴を迎えて、1クールながら大変力の入ったシリーズ。いや、早坂氏って「北京原人」とか「ひかる源氏物語 千年の恋」とかの脚本家じゃん、ってのは言っちゃだめよ。この頃はすごい脚本家だったんだから。その他も初期必殺シリーズではおなじみの蔵原惟繕監督や工藤栄一監督、出演に緒方拳、ジュディ・オング、森田健作、芦屋雁之助、間寛平など。
 ストーリーは一部で言われているほど連続性が高いわけではないけども、ショートリリーフであるところを生かして駆け抜けるような勢いのある物語になっている。どこを抜き出しても面白い。特に宮部みゆきの「火車」が影響を受けたのではと一部で言われている12話「鳩に豆鉄砲をどうぞ」、12話を受けての解散劇13話「終わりに殺陣をどうぞ」はやはり印象深い。
 で、からくり人を見終わってテレビをつけたら、間寛平が走っているところが映る。もう54歳だそうで、すでにそれだけの時間がたっているんだなぁと、偶然ながら実感する。ちょっとした浦島太郎気分。それ言ったら、藤田まこと氏だってもう70歳なのだけど。
 さらにチャンネルを変えると、「犬神家の一族」のドラマをやっていた。見始めたのは後半からだが、作業をしながら気になったのは、BGMがジャンジャカとうるさいということ。もちろんBGMはシーンを盛り上げる重要な要素なのだけど、ドラマのBGMってここまでうるさかったけ? あと、番組欄のキャプションがやたら長々しく、しかも作品自体の情緒をまるっきり伝えてないのも気になった(いや、ドラマ自体が原作の情緒を殺してるけどね)。「わかりやすく」というのは重要だけど、それは「安っぽい」と同義ではないはず。
 ラストの「金田一お手柄」とかいう記事を見て横溝正史が小説に書く、というシーンも、蛇足以外のなにものでもない。一体なんのつもりであんなシーンを入れたんだろう?
 む、久々だと長々しくなってしまった。スマン。


2004年04月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 毎日大勝負

郵便受けに第四回植田寄席の案内が入っている。:

 あれ? 第四回ってことは、やっぱ三月は飛ばしたのか。よかった。二月はレーションOFFと日程がバッティングして行けなかったので、三月の案内が来ないのかと思っていた。日にちは4月10日PM六時から、ところは地下鉄植田駅近くの日映文化ホール。演目は旭堂左南陵師匠の「名将の面影」、旭堂南左衛門師匠の「豊臣秀吉」。本格的な講談ということで、ちと楽しみ。

去年やった生理学実習の指導を今年は後輩がやるということで、実験セットのセットアップやらを手伝うことに。:

 まあ、想像はしてたけど、彼が今まで使っていたセットからすると非常に原始的な道具なので、「こんなんでできん!」と不満を漏らすのをニヤニヤして見ながら手伝う。 除振装置 の脚を吹っ飛ばしたり(マテ)しながらも、「とりあえずできないことはない」ということを実証して一応面目躍如。つか、彼の言った文句・頓珍漢な行動は過去全部自分がやったことなので、対応しやすいったらありゃしない。

ちっと妹にお祝い事があった。:

 「花でも贈ろうか?」と打診したら、「最近引っ越したばかりなので、適当にCDでもチョイスして送って」と言われた。手持ちのうちから適当に選ぶ。あたくしの選ぶCDですから、当然Irish・Celtic中心ですが。いくらなんでも、アニメとか必殺のサントラなんて送りませんことよ? おほほほほ。

[ドラマ] 気になること

 先日の「犬神家の一族」のドラマを見ても気になったことなのだけど、最近のドラマ、一時間枠の連続ドラマですらも、どうしてああサブタイトルがダサいのだろう? たとえば、明日のスペシャルドラマの見出しを抜き出すと、
春のドラマスペシャル 「女達の罪と罰・姑殺しの嫁が隠す謎!?真実を追う検事vs弁護士人を愛し守る為の罪をめぐる感動のサスペンス!!愛情を裁く法律はあるのか」
ドラマスペシャル・ナースマン 「今夜復活あの熱血看護師が2年ぶりに帰ってきた!!命とは?心の看護とは?笑顔と涙を届けます…愛と勇気の物語・感動の小児科編」
と来たもんだ。この手のコピーはサスペンス劇場とかの安っぽいパターンで、笑いのネタとかにされてきたものなのだけど、気が付くとそんなのが席巻している。つまり、視聴者がそれだけ馬鹿にされてるってことでもあるのだけど、視聴者も特に疑問を持っていないようだ。ただ安っぽい単語を並べて良しとする放送局に、頭を使わないコピーをそのまま良しとする視聴者。昔は良かったなんて言葉は私のもっとも忌避するところだけど、昔のドラマのDVDでも見てた方がナンボもマシと思わせるようなコピーは勘弁してほしい。

[アニメ][その他] 新番組チェック用メモ

  AniWiki Wikipedia のアニメ版なんだろうなぁ。地方は時間帯が狂ってさっぱり新番組がようわからんので、まあ、一通りのチェック用に。


2004年04月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 四光の桜も花と散る

 二度ほど不注意運転で事故りかける。いや、こっちが不注意じゃなく、相手が。どっちも余所見運転である。一体何を見てるんじゃ、と腹立ち半分に視線の先を見ると、桜の木がある。いや、目を奪われるのはわかるけど、時と場合ってものを考えてくださいよ。桜に見とれて轢きっ殺されたんじゃたまらない。
  アニメーター・漫画家の卵に年60万円の基金神戸新聞 )。OURs連載の石田敦子「アニメがお仕事!」とかでも、本当にアニメーターは枚数書いてナンボで、という世界が描かれているとおり、月五万というのは大きいと思う。思うのだけど、月一度の課題の提出、上達が見られなければ即打ち切り、とかは、時間の捻出とか考えると、そんなにありがたいものなんだろうか? この辺は実情を知らないのでなんとも言えないけど。実情無視の制度にならないことを願う。
  米軍ヘリ、サドル師事務所を攻撃朝日 )。 4日のデモ隊との衝突 がきっかけなんだろうけど、まあ、過去の米国の行動を見てれば驚くほどではない。米国だけでなく、各派閥の指導者は自分たちができるだけ有利になろうとし、そのために民衆をあおったり、米国も力でそれを抑え付けようとする。本当に出口が見えない。哀れなのは、そういったお偉方の思惑でいいように振り回される人たち。この構造ってのはどこでも変わらないものなのかな。
 本日のお買い物。 蟲忍−ムシニン−/古橋秀之・前嶋重機時代劇マガジンVol.7武装錬金/和月伸宏 。時代劇マガジンは、草笛光子さんのインタビューが目当て。なんとなくこのムックは必殺シリーズをかなり重視してる気がする。まあ元々人気シリーズだし、DVDの発売もラッシュだし、ってこともあるのだろうけど。内容は、初期必殺の撮影現場って本当に楽しかったというのがインタビューを見ると伝わってくる。特に必殺シリーズなのに相手を殺さない、必殺必中仕事屋稼業二十話「負けて勝負」は、出来上がってきた脚本を、撮影途中で「これ、つまらないからやめよう」と現場が破棄、その場で話を作ってしまったというのは驚いた。その気概があったからこそ、面白かったのだろうなあ。


2004年04月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 身につまされる

 知り合いから、「職場にこういう人がいるんだけど……」と相談を受ける。話を聞くと、自分のタイプに良く似てる。というか、相談してきた知人も、似たタイプと思って、それでアドバイスを求めてきたらしい。いくつか、個人的経験から「やってはいけないこと」などを言及する。一般企業なので、できること、できないことがあり、制限なしになんでもできるということはないのだろうけど。その話を聞いて、不謹慎だけど「まだ自分は恵まれていたのだなぁ」と思ってしまう。本当に不謹慎。

  サンテグジュペリの機体の残骸、海底より発見読売 )。サンテグジュペリというと、「星の王子さま」の作者にして、二次世界大戦時には戦闘機パイロットとして参戦、そしてある偵察任務時、二度と帰ってこなかった、ということくらいは知っている。それが撃墜によるものなのか、別の理由なのかは、わかっていなかった。結局機体の残骸からはその痕跡が見つからず、不明のまま。 ドイツのFw190Dに撃墜された という説もあるけども、それも結局のところは不明。ただ、機体はほぼ垂直に海面に叩きつけられたとのことで、撃墜説は信憑性があるかもしれない。ドイツ側パイロットもこの著名な作家を撃墜することを嫌がった、という話もあるけど。いずれにしても、「星の王子さま」の半世紀以上ぶりの無言の帰還である。

  /.JP より、 「ゲド戦記」テレビドラマ、今春よりニュージーランドで撮影開始 。前々から話は聞いていたけど、スタッフ・キャスト、製作スケジュールが本決まりということで、いよいよか、感が強い。製作の ホールマークエンターテイメント の「白雪姫」を見たことがあるけど、大胆なアレンジを加えながらも一級のファンタジー作品に仕上げていて、ひとまず安心というところか。
 ただ、ハイタカ(ゲド)役がX−MENでアイスマンを演じた ショウン・アスモア というのは、ちょっと微妙かなぁ。第一部前半の「恐れを知らぬ生意気な若造」を演じるには適役かもしれないけど、第一部後半の、魔術の闇を知ったハイタカや(なぜそうなったかは敢えて伏せるけど)、第二部のテナーを導くハイタカとしては、ちょっとどうかなと不安はある。まあ、原作の記述では「内海人らしい浅黒い肌」のハイタカが、まったくの白人というのは諸事情を考えれば仕方ないのかもしれないけど。 テナー がちょっと年行ってるのも不安。原作は十代の少女ですぜ? 第三部以降が作成されるにしても確実にキャストは一新されるだろうし(何故かわからん奴は原作を読め)、期待七分くらいで日本での放映を待ちたいと思います。
 ちなみに「 ゲド戦記 」の日本版訳者の清水真砂子さんは、うちの高校の大先輩に当たる。
P.S. ファルージャのモスクに米軍が攻撃。40人以上が死亡朝日 )。武装勢力が立てこもっていたらしく、犠牲者のどのくらいが武装勢力で、民間人がどのくらいだったかはよくわからないけど……おい、アメリカは正気か!?


2004年04月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 辛い話は胸を刺す

  芦屋雁之助氏、死亡。72歳朝日 )。先月末に芦屋雁之助氏の年齢を調べ、「そういえばいかりや長介氏とほとんど同年齢かぁ」などと思ったので、後味が悪い。なにをしたわけではないけど、悪い。
 芦屋氏と言えば「裸の大将放浪記」の山下清役がなにをおいても有名なのだが、先日ちょうど「必殺からくり人」のDVDを見終わったために、静かな大男、八尺の藤兵ヱの姿がどうしても重なる。第八話「私ハ待ッテル一報ドウゾ」では、ひたすらどん底に救いのない話で主演を張り、最終話では元締め・花乃屋仇吉への命と引き換えの忠義を演じた。時代劇マガジンのインタビューでは「山下清役にも特に思い入れはない。すべて、過去演じた役というのにすぎない」と述べている。この人もまた、本物のプロだった。
 先日亡くなられた中谷一郎氏も、弥七役が有名だが、「助け人走る」で助け人・辻平内を演じていた。テレビの黄金期を支えた人たちが同じような年齢でこの世を去っていく。ある意味大往生かもしれないが、やはり残された者にとっては「失われた」と表現するほかない。胸を刺される。

[アニメ] ちょっと感想

  今日からマ王 。美形大好きな 腐女子 お姉さんがた向きアニメ。あるいはライトな十二国記。オーバーアクションな演技は笑えるが、一話ではとくに感じるところはない。
  絢爛舞踏祭マーズ・デイブレイク 。「士翼号」とかタキガワ、アリアン、ヤガミの名前で一部の人にはピンと来るように、 アルファシステムガンパレードマーチ の、平行世界が舞台。海洋の惑星となった火星で、義海賊船「夜明けの船」に偶然乗り込むことになった少年が主人公。テラフォーミングが行き過ぎて水が多くなりすぎ、乾燥剤が貴重品だとかの設定は結構面白い。夕方六時半からという時間帯のわりには、子供向けとして微妙な面もあるが、話は今のところ期待できそう。
  美鳥の日々 。一話は原作どおりの展開なのでとくに言及することなし。ひたすらテンションの高い過剰な演出にして視聴者を飽きさせないようにしてるのは好感。
  ケロロ軍曹 。まっとうな意味で面白い。しかし、マニアなガンプラネタには、メインターゲットと思われる子供たちはついてこれるのだろうか……?

[その他]

  /.JP より、 ジョン・ウー監督、メトロイドを映画化ロイター )。女が撮れないウー師父に、女主人公の映画を撮らせようなんて、なんて大胆な……
  先日上げたテレビドラマのサブタイトルを見て、アホレンジャーを連想したというツッコミ を天野師父から受ける。あ〜、言われてみれば、確かに。そういえば、「オメガトライブ」でも暴走族たちを指して「こいつら馬鹿なんだから具体的に言わなきゃわからないんだよ」とか言っていたような。
 それはともかく、先日上げた二つのタイトルでは「愛(愛情)」「感動」という単語が重なっている。他にも「罪」「笑顔」「涙」など、直接的・刺激的な表現が目立つ。「お前ら(視聴者)はこれを求めてるんだろう?」といういやらしさが透けて見えると言うか。たとえ求めているとしても、過程が、作品の出来が全然わからない。作品の内容にではなく、単語の刺激に依存しているだけである。人間も動物なので、ある刺激に対しては特定の反応を返すようにはなっている。しかし、人間の感覚と言うのは刺激に対して磨耗し、愚鈍になる。その後はどうなるのか。それに対して、どっちも無自覚なのがどうもなぁ……


2004年04月09日(金) 旧暦 [n年日記]

[ドラマ][その他] 番組欄をながめてみれば

 ちょっと気になり、向こう一週間のテレビドラマのサブタイトルを抜き出してみた。
  1. 土曜ワイド劇場 「牟田刑事官事件ファイル・ 宮崎発東京行き最終便の女!錆びたナイフの指紋と仮面の女の殺意
  2. 新選組! 「 京へ到着
  3. 銭形平次 「 炎の投げ銭!消えた二万両の謎
  4. 火曜サスペンス劇場 「警部補佃次郎19〜 妻の秘密・老人介護に疲れた妻の空白の3時間消えた200万円と2冊の通帳が引き裂く歪んだ夫婦愛
  5. はみだし刑事情熱系 「 最終章・父は生きていた…衝撃の最期
  6. 水曜プレミア・オープニング!特別企画 「ホットマン'04春スペシャル〜 あの降矢家が帰って来る!! 〜」
  7. 女と愛とミステリー150回記念サスペンス事件記者・浦上伸介(3) 「 “東北線殺人事件”遠野民話オシラ様人形は見た!底なしマルチ商法に堕ちた母と娘の悲しい欲
  8. 新・科捜研の女スタート2時間スペシャル 「 長崎〜京都800キロブルートレインの殺意ひとしずくの透明な水に隠された赤い秘密・消えた殺人サイトの女を追え!
  9. 新しい風 「 夫の転職先は永田町でした
  10. 御宿かわせみ〜第二章 「 藍染川
  11. ホームドラマ! 「 家族じゃない8人が一緒に暮らす…笑いと涙の感動人間ドラマ
 見てみると、案外とミステリー系のものは先日述べた「刺激的な単語の羅列」は使っていない。ただ、やはり一定の「火サス・土ワイフォーマット」とも言うべき定形があるように思える。1、4、5、7、8が相当するだろうが、5はやや違うかも。
 時代劇は3と10。見方によっては2も時代劇かもしれない。3は新番組ということもあって定番の「投げ銭」、大事件を示唆する「二万両」を強調。ああ、アレだな、とわかる。10は能の演目にもなっている「 藍染川 」のタイトルで、なにか悲恋物だということを、簡潔ながら上手く伝えている。ただ、それがわからない人も多いだろうという面もある。2は、まあ、京都に着くんだな、と。新選組の概略を知ってる人は、そこでひと波乱あることを期待するだろう。
 現代劇・ファミリードラマ系は6、9、11。6と11はスペシャル版。6はシリーズ物。タイトルは前からの視聴者をターゲットにしている。9は人物が政争にまきこまれるという期待を持たせる。しかも主人公はその妻であることもわかる。11は後半が先日触れた「刺激的な単語の羅列」である。「笑い」「涙」「感動」「人間ドラマ」。 *1 もう完璧。
 個人的には9と10の出来が良いと思う。11は前半は悪くない *2 けど、後半で一気に陳腐に落ちている。ええ、そこ、「家族計画」とか言わないように。
*1: 結局これは、サスペンス劇場系ではなく、バラエティ番組の手法なのだろう。
*2: 良くもない

[その他] イラクの三人

  イラクでテロリストに身柄を拘束された三邦人朝日 )について。
 ネットで一部言われている自作自演説は今のところまともにとりあう気はないし、自業自得だと言うつもりもない。身柄を拘束されている高遠菜穂子さんは、イラク爆撃で両腕を失ったアッバス少年のために奔走した一人だそうだ。その他、国内から脱出したイラク人たちのためにも色々働いたらしい。他の二名についてはあまり詳しい活動を知らないが、うち一人は仕事で滞在しており、「ドキュン」の一言で片付ける気はない。無論、救助のための努力はすべきだと思う。
 でも、覚悟もしておくべきだとも思う。
 日本の外務省から退去勧告は出されていた。本当に危険を認識していたかはともかく、その覚悟ができていたと考えるか、もしくはその判断の甘さを含めて、当人の責任に帰結せざるをえない。
 彼らがイラクに滞在していたのは、それぞれの理由があるだろう。けど、それはそれぞれの理由にすぎない。
 なお、犯人グループの要求は、三日以内の自衛隊の撤退だが、実務だけ考えても三日での完全撤退というのは可能とは思えない。交渉の意図がないとすれば、最初から無理と知った上での要求の可能性が高い。自衛隊が撤退しないのが悪いというならば、どこからが悪かったのか、誰が悪いのか、遡って考えて見るべきだと思う。


2004年04月11日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ???

  イラクで拘束の三邦人、期限内に開放Flash24 )。ろくな交渉の様子もなかったのに、一体何なんだ、この展開は???


2004年04月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 続・イラクの三邦人

 いまのところ解放の情報なし。解放の申し出は愉快犯によるものだったのか、それともなんらかのトラブルか。期限が過ぎたのに解放も、要求拒否への反応もないのは心配。
 ネット上じゃ被害者三人が結構批判されてるのだけど、当人たちの主義主張に同意するかはともかく、邦人が被害者となった事件には違いがなく、実務的には「救助の努力をすべし」という結論以外はないとは思う。その意味では無用に責める側も、ここぞとばかりに自衛隊撤退の活動をする団体もなんだかなぁ、と感じる。
 家族が自衛隊撤退や外相のビデオの内容に口をはさむのは、まあ、肉親としてはなんとしても安全無事に帰って欲しい、そのためにはなんでもして欲しい、という情によるものだろう。あまり責める気にはならない。無論、その言が正しい、その通りにすべきという意味でもない。
 しかし、今回のマスコミ報道を見て、ここまで撤退拒否の支持で一致するとは思わなかった。とくに朝日新……げふんげふん。

[アニメ] 土日

 その三邦人報道のあおりを食って時間帯がずれた プラネテス 。用心棒がいたら、イラクまで斬りに行かれてしまうところですよ? テロ事件の大きさに比べて、溺れ死にかけて納得かい! というイベントのスケールによる違和感はあるけども、どんなアニメ化されるかと心配していた頃を考えると期待を大幅に超える出来だった。いや、まだあと一話あるんだけど。
  今日からマ王 は、まあ、次からは見なくていいか、と。狙っている層からは自分は明らかにはずれていました。良かった良かった。
  鉄人28号 。鉄人28号はこれまで四度映像化されている。最初は実写、次は白黒アニメ、その次はカラーで、最後は正太郎の息子が主人公、という設定で。今回は原作のビジュアルに近いキャラクターで、横山光輝キャラ総出演だった「ジャイアントロボ」の今川監督による新作。おなじみの今川演出で今ではあかぬけないはずの横山キャラがごっつかっこええの。これは視聴継続。

[その他] スーパー24時間営業

 近所のスーパーが来週から二十四時間営業になるそうな。なんかここのところ研修のレジ打ちを良く見ると思ったら、そういうことだったのか。ありがたくはあるのだけど、経営が圧迫されているための窮余の策だったならば、と考え、ちょっと心配になる。


2004年04月13日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「地獄の沙汰もなんとやらで黒も白にまかり通るのが警察だが、そいつはあんまりにもひどすぎる」

  株式会社ウェディングに訴えられた悪徳商法?マニアックス管理者が京都府警に任意同行されました 。京都府警の警官の言ってることを見ていると、タイトルのようなことのひとつも言ってみたくなる罠。なんで必殺なんてものが関西圏から生み出されたか、その理由がちょっとわかった気がする。
  大阪で「キャベツ焼き」が人気zakzak )。これって、焼きそばのない広島風お好み焼きなのでは……
  横山光輝の未発表原稿、二作で一千万以上朝日 )。この記事にある「テレビ鑑定団」の回は前にたまたま見たことがある。まあ、この手のは値段はあってなきがごとしなので、なんとも言えないが、どうして今になって売りに出そうとしてるのかなぁ。相続税とかの事情とかがあるのだろうか? 値段がつかねばたかが紙切れ、税金もかからないのだろうけど……しかし、横山光輝ってまだ69歳だったのか。案外と若いな。
  プーチン大統領、「宇宙の非武装化を」myway :英文)。この人が言うと胡散臭いことこのうえない。
  中国、偽物、海賊版に開き直りYahoo!hl )。開き直りすぎ。

[その他] 日記

 来週から24時間営業になる近所のスーパー、広告の特売品は午後九時半までだそうな。ちょっと微妙。
 乾燥大豆のカロリーは100gあたり約450kCal。しかし、最近はそば粉どころか乾燥大豆ですら手に入りにくい世の中よの。
 三度、ノートPCのHDDの調子がおかしい。やっぱ詰め込みすぎなんかなぁ。つーか、ある意味設計ミスでは?

[その他] Scirus

  /.JP に記事が載っていた、科学専門のサーチエンジン Scirus を使ってみる。確かに、ヒットする内容はレアなものではないが、ノイズが圧倒的に少ない。ちょっとした調べものがあったのだが、めぼしい文献がわりとすぐ見つかった。MEDLINEや google より良いかもしれない。ただ、物理系はロボットよけを置いているのでサーチエンジンではダメだという話もあり。


2004年04月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんだかヘンテコ

 イラクの邦人誘拐、事件自体は進展の報道がないのでとくに言及することはないのだけど、その周辺を見て「あれ?」と感じる。これまでとパターンが違う。
 たとえば明日発売予定の 週刊新潮 の見出し。政府の対応よりも、被害者自身を揶揄する調子のコピーが前面に出ている。いくら週刊新潮とはいえ、事件が真っ只中、というかまだ事件発生から数日でこの記事内容、というのは。また、 本日付の産経のコラム をはじめとして、大手新聞社でもはっきりとはそう言わないものの、自作自演、もしくは日本人グループの関与を示唆する記事も出てきている。事件が起こった直後、「これから、また政府と自衛隊叩きが起こるのかなぁ」と思っていた身からすると、「あれれれれ?」という感じである。基本的な政府の対応は支持しているけども、なんだか妙な感じがしてしまう。
 ここぞとばかりに事件にかこつけて集会を起こし、その集会の中に「北朝鮮に核を持つ権利を」とかいうプラカードがあるのを見たりすると、どこぞから沸いてきた有象無象が変なことやってるなと不快感を抱く。でも、この状況もなんだか居心地が悪い。特に情報が錯綜してるうちの被害者と家族たたきは……被害者の危機管理がなってなかったのはそうかもしれないし、家族の方も少なからずその対応に原因があるのかもしれないが。
 今、マスコミと世論はどういう方向に向かって流れてるのだろう? 読みきれないだけに不安。

[その他] とかくこの世は一天地六

  アメリカのATMで新しいカード詐欺の手法AZOZ BLOG )。ここ最近見始めた個人ニュースサイトから。外付けのアタッチメントで、カードの内容を読み取る機械を設置、隠しカメラで暗証番号を併せて覗き見ることで、カードの磁気情報と暗証番号を盗んでしまうのだそうな。日本とはATMの方式が違うらしいので即日本の機械に適用できるわけではないらしいが、それにしても本当にアタッチメントが違和感がないのが恐ろしい。
  報道各社にイラク退避勧告を強化朝日 )。う〜ん、フリージャーナリストにも徹底するように、とあるけども、そっちにしわ寄せが行ってしまうようなことはないんだろうか? 心配。
  サマワで初の反自衛隊デモ日経 )。これって、現地指導者同士の勢力争いに自衛隊が体よく使われたってだけでは……
  サイコロの雑学 。「ちゅうちゅうタコかいな」や「三下」までさいころ賭博が元の言葉だとは知らなかった。


2004年04月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 三邦人解放

  「日本人3人、バグダッドで解放」 アルジャジーラ放送朝日 )。詳しい状況がわからないので、まあ、良かった、とだけ。犯人グループの背景とかも、これから徐々にわかっていくのだろうか?
  横山光輝氏、自宅ぼやで重態朝日 )。ラジオ聞いてたらニュースが飛び込んできて、びっくりしてしまった。つか、この日記、デスノートじゃないだろうな? 亡くなったら芦屋雁之助氏に続いて寝覚めが悪い。しかし、ベッドで出火という話だから、寝煙草なんだろうなぁ。
  「靖国違憲」の判決文に対し、「蛇足、越権」の批判Yahoo!hl )。もっともな意見だと思う。きちんとこういう批判が出たことに安心。

[マンガ][アニメ] 今月はキョウジの出番なし

 だから、「カオシックルーン」の必殺ナレーションも「必殺仕置屋稼業」(右手(めて)に刃を握っていても〜)で打ち止め。しかし、主人公より「アグノスティックフロント」の司令官に肩入れしたくなってしまうマンガだな。
 次号予告を全然見てなかったので知らなかったのだけど、「マガジンZ」で「THEビッグオー」のコミック版を連載していた有賀ヒトシ氏の新連載「アイアン・ジョーカー」が開始。変身ヒーローもの。しかし、有賀氏のあの特徴的な太い線は何で描いてるんだろうか?
 「虹色ラーメン」はクライマックスへの展開。ただの小物っぽかった津久井が急にキャラが立ってるんですけど? それにもまして、雷蔵と与田の黒さよ。このマンガ、王道なんだけどキャラが妙に黒いんだよなぁ。
  光と水のダフネ #14「老人とUMA」。ベタベタで一歩も予想をはずれることのない展開なんだけど、このベタベタさ加減が妙に快感になってきたような……あ、マエバリは関係ないですよ。しかし、 #14のストーリー解説には 、「いつのまにか、ウォン・チャン・リー兄弟から潜水艇を譲り受けていたネレイスのメンバーたち」と。あれを「譲り受けた」と言うのか。そうですか。

P.S.

  横山光輝氏、死去朝日 )。この高齢で全身にやけどということもあって、覚悟はしていたが……それにしてもなんてこったい。「鉄人28号」も放送を開始したばかりだというのに。


2004年04月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 三邦人について、一言(二言、三言……)

 解放された三邦人について、いろいろ反応が出ているけども、個人的に一言。たとえ拘束という事態で混乱しているにしても、彼らの発言は常識はずれの範疇と思います。
 被害者の肉親であり、多分その安否を最も心配し、今もしているであろう 郡山きみ子さんの反応産経 )が言いたいことを言ってくれたんで、他人がそれ以上言うことではないでしょうが。
 でも、たまたま最近「翔べ!必殺うらごろし」の第一話を見て、市原悦子演じる「おばさん」の「人にものを頼むときはそれなりに法ってものがあるんだよ! なんだよそれを高いところから口利いたかと思うと人の物蹴飛ばしたりして!」「あたしが母親だったら二つ三つぶん殴っても済まないよ!」って台詞 *1 が妙に重なってしまう。郡山さんはきちんとした御母堂を持って幸せだと思う。
*1: このシリーズにおける「おばさん」は、母性(というより「おふくろ」)の権化のような存在。市原悦子がこの台詞を言う破壊力は、多分想像以上のもの。


2004年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 続いて二邦人も解放

 ( 朝日 )。これで拘束された邦人は全員解放されたはずで、良かった。
 いろいろ「なんだかなぁ」と思うところはないではないけど、これに乗じてデマゴーグを行うような真似もいやなので、割愛。
 ただ、先の三邦人に関して、なんだか変な記述の記事があったのがちょっと気になる。 人質にナイフの脅迫映像は演出産経 )。「武装グループに強要され、やむなく従ったとみている」ってのは、なんだか微妙な表現だなぁ。「強要」というのがどのような事実をさしてるのか、漠然としている。記事としては、自作自演説を煽っているようで気にいらないのだけど……もうひとつ気になるのは、二邦人の方もそうだが、アメリカやイタリアの事例と異なり、ほとんど人質への害意がなさそうだということ。たまたまそういうグループだった、ってこともありそうだけども、イラクの対日感情が全般的に良いということなのか、それとも現地ゲリラ・テロリストにも「先進諸国の中では反戦派が世論に多い」という分析がされているからなのか。
 それとは話は変わるが、一部与党内や世論で「救出にかかった費用を請求すべし」あるいは費用額を公開すべし、って意見があるけど、ちょっと別の意味で明細を公開してくれるとうれしい。こういう事件によりどのような人が動くのか、どこへどのくらいの金が流れるのか、というのが明細から見えてきそうだから。まあ、興味本位の話なんで、公開により被害者及びその家族へ浴びせられるだろう世間の風当たりを思えば、不謹慎で口にしてみただけレベルの話ですが。でも、どれだけ多くの人が奔走したか、どれだけの金がかかったか、それが理解されれば、とも思う。

[ドラマ] 印籠のない水戸黄門

 近くの TSUTAYA 系レンタルビデオ屋が旧作半額レンタルのキャンペーンを行っていたので、水戸黄門の第一部の最初の方を借りてきてみる。第一部は後ろの方しか見たことがない。水戸黄門は最初の頃は印籠がない、というのは有名だけども、本当に印籠が出てこない *1 。それと同時に、ドラマの作り方もまったく違う。悪役も通り一辺倒でなく、それぞれの野心と覚悟を持っているし、話の構造も多層的。印籠というアイテムはきっととても便利なものなのだろうけども、同時にドラマの幅をぐっと狭めてしまったのだなぁ、という印象を抱く。けど、同時に今同じ方法論で水戸黄門を撮ったら、視聴者から「こんなの水戸黄門じゃない」と非難が殺到するだろう。視聴者が悪いってわけではなく、スタッフばかりが悪いわけでもない。良くも悪くも定番化とはそういうものだ、というのにすぎない。けど、定番ってのも窮屈なものだなぁ。
 先日なくなられた平さん、じゃない、中谷一郎氏の元気な姿が見られたのが、ちょっとうれしいかも。
 近所のビデオ屋、水戸黄門だけじゃなく必殺シリーズも入れてくれないかなぁ。(多分無理)
P.S.水戸黄門の印籠の件が奇妙に頭に引っかかっていたのだが、印籠が定番化したあたりは、必殺のライト化が顕著になった「仕事人III」「IV」の放映とほとんど重なっていることに気づいた。ただの偶然なのか、それとも必然なのか…… Wikipedia1980年代 をざっと見てみたのだが……なにかある気もするし、気のせいにも感じる。
*1: こちら によれば、印籠が定着したのは三代目格さんのときから。それまでは印籠を出すシーンは「権威的だ」と没にされていたというのが意外。

[アニメ] プラネテス終了

 最終回。決して悪いわけではないけども、印象としてはこんなものかな、という終わり方。スケジュール的に無理だったのかもしれないが、できればハチマキの演説で締めて欲しかった。個人的にはあまり感銘を受けた演説ではなかったが、この話を締めくくるには、あの演説ほどぴったりなものはないと思うから。


2004年04月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 殺害されたイタリア人について

 確かに殺害されたイタリア人は民間のガードマン(つってもたぶん黒服に武装はハンドガンだけ、なんてことはないだろうけど)と三邦人の分かれ目は、武装、非武装の差(あと、ひょっとしたら人質自体の派兵への意見も)というのは大きそうです。すいません。(そもそもずぶのカタギだったらこんな捨てゼリフを最期に言えそうもないですが)
 でも、ガードマンを「戦闘員」って記述は微妙に違う気も(相手がどう見るかはひとまず置いて)。記事から見ても戦闘員だから殺した、というニュアンスではなさそう。武装の有無は大きいでしょうが。
 また、ガードマンが国際条約で保護対象になるか(遵守されるかは別)は、 ジュネーヴ条約 およびそのもとになった ハーグ陸戦協定 では正規軍以外に適用される交戦者として「民兵・義勇兵」が定義されています。その定義は
(1)部下ノ爲ニ責任ヲ負フ者其ノ頭ニ在ルコト
(2)遠方ヨリ認識シ得ヘキ固著ノ特殊徽章ヲ有スルコト
(3)公然兵器ヲ携帯スルコト
(4)其ノ動作ニ付戰争ノ法規慣例ヲ遵守スルコト
民兵又ハ義勇兵團ヲ以テ軍ノ全部又ハ一部ヲ組織スル國ニ在テハ、之ヲ軍ノ名称中ニ包含
報道が示唆するように軍と行動を共にしていたとすれば、まあなんとなく民兵として取り扱えそうです。そうでなければ完全に民間人でしょう。
 あと、一部報道では DTS社 のガードマンと報道されてますが、DTS社からはこの報道は誤りとのプレスリリースがトップページに掲載されています(イラクおよびその周辺国家での業務は行っていない、とのこと)。

[マンガ] アクション復活

日経
 昨年秋に売上不振で休刊した 漫画アクション の復活号が出ていたので、購入。今ジャンル的にこの手の漫画誌がないので応援はしているのだが、復活第一号から死刑囚の刑務所官吏が主人公の「モリのアサガオ/郷田マモラ」、初回からカルト宗教に狂った母親によって家庭が崩壊してる「カリスマ/新堂冬樹・八湖路つとむ・西崎泰正」、小学五年生の妊娠・出産がテーマらしい「コドモのコドモ/さそうあきら」など、相変わらキツイ話が多い。意気込みは買うし、個人的には好みだけども、大丈夫だろうか……
 気になったのは「軍鶏」が復活の見通しがわからないことと(作者はモーニングに週刊連載してるが、今のところは「軍鶏」の方を買うかなぁ……)、復刊の目玉の一つの、「奪還/蓮池透・本そういち」。「奪還」は 原作 を読んだけども、コミカライズされて、なんというか、あらためて漫画の力、というか、演出の効果力というものを思い知らされた(作画の本そういち氏にその力量あったればこそなのだけど)。以後の展開は報道や原作でも知ってはいるのだけど、それでも帰国したばかりの弟との再会を、喜びよりも「何者になっているかわからない」という恐怖と疑いが支配しているというのが、暴力的なまでに示されている。ノンフィクションでここまでしてしまってもいいのだろうか、と思うくらいに。


2004年04月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[ドラマ] うらごろし

 必殺シリーズ第14弾「翔べ!必殺うらごろし」を一から私が解説するのも めんどくさい おこがましいので、もっと愛情を持った解説ページはないかと探したら、 ありました (早見裕司氏、こんな文章書いていたのか……作品への愛情が文章からダダ溢れまくっとるな)。多分見たことがない人は「なんだこりゃ。どんな番組だかわけがわからない」と思うかもしれませんが、わけがわからないんです。以前「からくり人」を「異色」と表現しましたが、これは異色どころか「キワモノ」ですから。それに特撮もチャチだし、超常現象をねじ込んでいるせいもあってシナリオもツッコミどころ満載。でも、なぜか妙に心に残る。必殺は社会からあぶれたアウトローが主役だけども、それでも主役たちは一応表の稼業を持って社会にかろうじて食い込んでいる。ところが、うらごろしチームは乞食スレスレの放浪者で、完全に社会からドロップアウトしている「まつろわぬ者」。どのキャラをとっても マトモ タダモノじゃないのだけど、中でも元殺し屋らしくって、生き別れの子供がいるらしい、記憶喪失の中年女性「おばさん」(記憶喪失なので本名はわからない。演じるは市原悦子)が、なんというか、必殺史上で一番出会ったら嫌なタイプの殺し屋。なんせ製作者も実際に殺しのシーンを見て「まさかここまでとは」と漏らしたらしいですから。
  DVD出てくれないかなぁ…… あまり売れなさそうだけど。ちなみに京極夏彦の作中のキャラクター「榎木津」はコレに出てくる「先生」(演じるは中村敦夫。本名は不明)が元ネタということらしいですが、超能力を持ってる以外あまり共通点はありません……

[マンガ] 「軍鶏」の再開

  「軍鶏」はイブニングに移籍 というツッコミがあったので検索してみると OHP さんに情報があり。いや、ここのところイブニングはあまりまじめに目を通してないので気がつかなかったです。決してレベルが低いわけではないのだけど、なんか、目をひきつけるものがなくって……そういうこともあって、なんかあまり諸手を挙げて喜ぶ気分でもないなぁ。アクションが復刊しなかったのなら、まだ話は違うでしょうが……


2004年04月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][メモ] 今日の豆知識

 「とら○る・うぃ○どうず」を再生するには Media Player Classic日本語版 )が吉。

[その他] 受け攻め度チェック

 世間で流行の「受け攻め度チェック」なるものを、我もすなり。
××××さんは 受寄りのリバ です!
● 受寄りのリバの貴方は
★性格★
楽天家のロマンチストです。
見かけが温和でおっとりした感じなのでのんびり屋に見られがちですが、実はかなりの合理主義者。
何事も手際よくテキパキこなす、しっかり者です。
正義感も強いので、間違ったことや理不尽なことは黙って見過ごせません。
何事にも真剣に取り組む情熱や熱意も兼ね備えてマス。
直感力にも優れてるので、芸術分野などで才能を遺憾なく発揮します。

★夜の性格★
攻めも受けもできる器用な人です。
ただ、面倒くさがりな部分があるので普段は受け側に回ってます。相手が望めば攻めるコトもしますが、自分が楽な騎乗位ばかり。
基本的にはそれほど性的欲求がないタイプです。
ときにはヤル気をだしてみましょう。

★相性★
無邪気攻・攻寄リバ

● ××××さんの前世は、クロマニョン人です!
なんとなく、当たっているような気も。でも、この手の「当たってる気」を誘導するのは、やはり技術なんだろうか? 自己イメージの類型パターンみたいなものがあって、誰でも少しは抱いている要素を書き出すとか、そんなんなのかなぁ。
 しかし、前世はクロマニヨン人か。北京原人でなくって良かったと言うべきか。

[その他] 政府はなにをやったのか

 なんか、邦人拉致事件は被害者擁護・糾弾、双方かなり感情論が多く、距離を置いておきたいというのが正直なところなのだけど、擁護論者の中に一部「拉致被害者らの態度こそが彼らを救ったのであって、政府はなにもしていない(のは自明、とまで言うところもあった)」って論があり、気になる。誰がなにをしたのか、不鮮明なのになんで断言できるのだろう?(しかも、「自明」とまで……なにをもって自明なのだろう?) 無論、事情を知るものではないから政府のすべての活動とその効果を知る由もないのだけど、 政府が行ったことの一部朝日 )。すべてが不鮮明だが、少なくとも「政府は何もしなかった」というのは大きな間違い(そうでなければ、「数億円」とも言われる救出にかかった費用はどこに消えたのだろう?)で、すべての活動が正しかったとも効果があったとも言えないが、すべての活動が間違っていたとも効果がなかったともまた言えない。総論を引き出すことは、少なくとも現時点では到底出来ないのだ。
 また、個人的には性格がひねくれてるので「悪いアメリカ人に攻められて彼らに純粋な民族意識から反発するイラク人が二心なく犯行を行い、人質の純粋さに打たれて素直に解放した」というストーリーは疑いの目で見てしまう(世に言う「自作自演」とは異なる)。いろんなグループがいるなら、いろんな思惑が交差してしかるべきなのだ。可能性だけでいうならそういう可能性だって十分ある、ということで。


2004年04月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 久々に日本海呼称問題

  公式文書は「日本海」を使用 国連、日本に連絡産経 )。
  「日本海」の呼称めぐり論議 国連専門家グループ会合朝日 )。
  国連が「日本海」呼称にお墨付き日経 )。
  日本海呼称問題:「東海」と併用せず 国連の専門家が結論毎日 )。
  「日本海」の呼び名確認 国連が日本に文書で共同 )。
  日本海呼称で応酬=日韓−国連の地名専門家会合時事 )。
 各社見出しと記事内容を見比べてみると、大変面白うございます。一社だけ見出しと記事内容が要領を得ない社がありますが、そういうのも言論の自由を認められるのが日本の良いところ。しかし、韓国も IHO(国際水路機関) での協議は逃げ回ってたくせに、なんで国連でこんな主張をしたのかな。よくわからないけど、国連なら勝算があると思ったのだろうか?


2004年04月24日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 筆舌に尽くしがたい

 とは言うけども、自分の場合はそれは語彙の少なさだったり、引出しの少なさだったりするわけで。なんつか、すごく未熟を感じる。
 先日古巣の飲み会があって、それに誘われ、そのついでにかねてから行ってみたかったアイリッシュパブに行ってみる。 Bumphy's というお店。なんで一人で行くのを躊躇していたかというと……ここが外国人がオーナーの店で、お客も外国人が多いということだったので。さすがに敷居高いっすよ。まあ、行って自分の英語力のなさを痛感したわけですが……でも、一緒に行ったT田君の雰囲気のおかげとかもあって、大変楽しかったです。ギターの生演奏とかもやっていて、できるだけ機会をみつくろってまた行ってみたいっすね。

[映画] クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

 去年に続いての水島努監督のシリーズ。去年は映画パロディわんさかの、小出しのギャグの作品だったけど、今作は打って変わって、あるシチュエーションに野原一家が放り込まれて、というもの。前半の重苦しさはちょっと子供には受けが悪いかな、と思う一方で、シチュエーションの一貫性、及び、後半の一気に爆発するようなアクションシーンは昨年を凌駕している。なかなか良かったのではないかと思う。しんちゃんとヒロインの女の子の微妙な慕情は子供には微妙すぎるかと思うけども、上手かったと思うし。過去の映画シリーズと比較すると、及第点は行ったのではないかと思う。

[映画] 隠し砦のニ刀鍛冶

 「隠し砦の三悪人」と「ブレード/刀」(ツイ・ハークの奴)を借りてきて見る。「隠し砦」は何度か見ようとして、なぜか挫折していたのだよなぁ。この時期の黒沢明のものは、娯楽としてやっぱりはずれがない。亡藩の姫と隠し財産を守りつつ、友国に落ち延びるというシチュエーションを基本としながら、振って沸く危機と、やはり小市民の又七と太平の二人の魅力がこの映画を引っ張っていると思う。作品としてはシチュエーションの連続なので、構成の妙、という意味ではそれほどではないけども、キャラクター性とシチュエーション性の上手さはやはりすごい、と思う。
 「ブレード/刀」は、前評判を聞いて期待したほどでは、という感じ。十分面白くはあるのだけど、ライバル的な二人の刀鍛冶の兄弟弟子や、敵討ちや、片腕を失った剣客や、強い者達に自分を競い合わせたいという女心だとか、部分部分は惹かれるシチュエーションなのだけど、まとまりに欠ける。アクションシーンも高いレベルでまとまっているのだけど、やはり、ツイ・ハークはどこか性に合わない部分があるのかなぁ……


2004年04月26日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 穴があったら埋めて掘って埋めて掘って埋めて掘って……

 そんな気分。首くくるほど阿呆じゃないつもりだけど、こういう気分のときに地下鉄通勤は気が付くとレールをのぞきこんでいてちょっとデンジャー。自転車が修理に行っているので仕方ないのだけど。
 すでに先週の事故だけども、 北朝鮮の列車事故産経 )。なにが最悪かって、北朝鮮の不透明性ゆえに情報がいちいち不鮮明なのと、その孤立外交のせいで援助に二の足が踏まれること。一説には金正日の中国訪問により乱れたダイヤのせいで起こった事故との説もあり(本当かどうかは知らない)、また同路線は北朝鮮の燃料輸送ルートでもある。人道上、手を差し伸べるべきなのはやまやまだが、果たしてそれが適切に使われるのか、監視も入らないであろうことを考えると……これが北朝鮮情勢にどう影響を与えるのか。
  日本人人質「反日的分子」 参院委で柏村武昭参院議員産経 )。う〜ん、正直この発言はどうかと。人質の発言のうちいくらかは、ポリシーやスタンス以前にいろいろ常識的にどうかと思える部分はあるが、「政府の決定に反する即イコール反日分子」という考え方もおかしい。少なくとも日本は名目上自由国家で、国民個人個人がどのような考え方や意見も持ってもいいはずなのだけど。具体的に違法行為に走ったのなら話は別だが。P.S.って、「 柏村武昭 」って、「お笑いマンガ道場」のあの人か! 参議院議員になっていたのもびっくりだが、こういう発言をする人だったとは重ねてびっくり。
  スーパーの六割「総額表示で売上が減った」Yahoo!hl )。あたしゃいまだにこの総額表示がどういう理屈で導入されたのか、いまいちわからないのですが、その辺、わかりやすく解説している文章はないものか。
  「自衛隊祭り」で男児らがけが 市民団体、抗議−−松本 /長野Yahoo!hl )。大怪我したってならともかく、このくらいで組織に謝罪要求って……まあ当事者の親や子供でったらまだしも、「市民団体」が乗り込んで来るってのは。なんだか変な世の中になったものです。
 自分を慰めがてら、久々に「必殺仕置屋稼業」のビデオなど引っ張り出す。第一話を見るが、主水のこの作品でのスタンス(過去のように義憤に駆られて、というより、金を求めるプロの殺し屋の側面が強くなっている)や、各キャラクター(いい奴だが躁鬱の気がある破戒僧印玄や、元々チーム外のクールな殺し屋市松、中村玉緒演じるおこう、など)が立ってるし、実はこの話、よくよく見ると最終回「一筆啓上、崩壊が見えた」といろいろ対をなしている。シリーズの中では悪ふざけが目立ち始めた作品だけど、なんだかんだと、やはり出来はいいのである。久しぶりに見たにもかかわらず、結構覚えていたのはびっくりした。それだけ印象的なのだろう。やはり DVD−BOX が欲しくなってしまうなぁ。また、このくらいの時代は「仕置人」の影が色濃く残っている。中村玉緒が「仕置人」の語を口にしたり、BGMもわざと仕置人のものが使われていたり、など。(仕置屋稼業のBGMは個人的にシリーズでもかなり良いと思っているのだが)


2004年04月27日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 韓国人の歴史観/黒田勝弘

 久々にコレ系のネタですまそ。
 著者は一部方面には良く知られた、産経新聞ソウル支局長。ときには韓国の風物や流行を愛情を持って、ときにはその姿勢を鋭い批判を行う氏は、「反韓」でも「嫌韓」でもなく、「知韓」と呼ぶのがもっともふさわしいと思える。そんな知韓派の著者だが、あまりに忌憚ない韓国批判もときに行うことから、韓国マスコミの批判にさらされることもある。
 韓国のアイデンティティにおいて日本は無視することは出来ないのだが(個々の韓国人はそうは限らないにしても)、どうしてそこまで日本を気にするのか、また、日本を叩くということは韓国でどのような意味を持つかを、とても冷静に書き綴っている。端的に言えば、それは格下と認識していた日本に統治され、それを自国により独立させることができなかったのみならず、アイデンティティまでほとんど日本人化した過去を払拭したいというコンプレックスが根源にあるのではないか、と著者は指摘する。誤解がないように付け加えておくが、著者は「日本統治は良いこともした」という、韓国併合弁護をこの本で述べているのではない。事実、各所で「相手国の国民感情は十分留意して発言すべき」と論じている。が、相手国に留意することと事実認識を捻じ曲げた相手の言うことを鵜呑みにすることは違うのではないか、というのが基本にある。民族のアイデンティティを一時失いかけた(それも、必ずしも強制のせいばかりとはいえないが)ことの疵は、認めた上で過去を直視し、「日本」に頼ったナショナリズム昂揚から政治家もマスコミも卒業すべきではないか、という示唆がされている。結局それは日本に依存しているということで、韓国のためにもならないからだ。
 韓国マスコミや一部ネット上の書評では厳しい批判がされているが、その調子は「日本は悪いことをしたのに反省もしない。謝罪こそが必要である」というものである。では、彼らは一体なにに対し謝罪をしろと言っているのか。「日本が悪い」という漠然としたイメージに支配されているのみで、具体的に謝罪すべきこととはなんなのか、実は当人たちもわかっていないように思える。それこそが著者の問題意識で、時にもはや過去の事実とは関係ないところで展開される反日をもう少し冷静に見てみよう、ということ。これはもはや韓国人自身コントロールしがたいところもあるようで、断罪調の批判ではなく、その仕組みを解きほぐしていく作業が必要なのだろう。


2004年04月28日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ビースト・マシーンズ放映情報

 え〜、日本では未放映だった「ビーストウォーズメタルス」(米国ではビーストウォーズ第二期)の続編「Beast Machines」が、「ビーストウォーズ・リターンズ」として放映されることになったようです。
 ……って、 モバイル放送ONLY ってなんじゃー! おどれはなめとんのんか? ええ? なめとんのんか?
#いや、海外サイト見て全話粗筋知ってはいるんだけどさ。
 まあ、なんにせよアンテナははっておくものですな。まったく役に立たないけど。
  ダイノボットの復活も活躍もないし ね〜。
 もうひとつ アニメ新作情報 。嘘です。大嘘です。ごめんなさい。

[その他] どっちもどっち

  「自己責任」問う声に反論 イラクで拘束の2人が会見朝日 )。この記事中の『人質になった人たちを「反日的分子」と批判する与党議員がいることに対しては「反日で何が悪いのか」と述べた』ってくだりは、多分特に深く考えての発言ではないのでしょうが、売り言葉に買い言葉というか、この事件の報道自体が低いレベルの喧嘩に落ちたなぁ、としか言いようが……まあ、一応当人は大変な事件に巻き込まれてまだ混乱してるのだと解釈はしておきます。
  「北朝鮮、核兵器少なくとも八個所有」と米紙朝日 )。う〜ん、このタイミングでの報道は、やはり竜川駅の爆発事故にからんでなのかなぁ。少なくとも、表に出ている部分だけでもいろいろ思惑の絡んだやりとりが行われているし。そいでもって医薬品より重機の支援を求めるという、なんとも胡散臭い北朝鮮の言動があるだけに、「人命がかかってるから無条件に」と素直に言いがたい状況でもあるのだよなぁ。
  モーツァルトを聞かせると頭が良くなるNewScientist :英文)。ふむん、としか言いようがないよなぁ。


2004年04月30日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、えらそうに言えた義理じゃないんですが

 某ゲームのタイトル(タイプするのすら拒否反応を示す)について、自分でもいまだこれだけ ムカつく とは思ってませんでしたわ。固有名詞の盗用に対し、もっと抗議をすべきところをしなかった、という負い目はありますが、「せめてリスペクトはなんらかの形で明示しろや」という怒りとかなんとか。 ここ にもきちんと
Clannad was originally named 'an clann as Dobhar' meaning 'family from Dore.' The name was latter shortened to 'Clannad.'
 って書いてあるのに、お忙しすぎたのかその程度の下調べも出来なかったのでしょうね。ま、愚痴ってのは自分でもわかってるんですが、敬意を払った様子も見えないのはオマージュじゃなくって盗用としか呼べませんな。
 こだわればこだわるだけむかつくだけ(負け犬の遠吠えなのをわかっているので)なので無理やり話題変え。

 ワタクシの知る限り、「ショタコン」の名前の「正太郎」の由来は、1980年のリメイク「鉄人28号」でなく、「ロリコンの名前の由来がロリータから、じゃ、男の子萌えポイントの半ズボンの良く似合うキャラって言ったら? 鉄人28号の正太郎君?」ってなやりとりがOUT誌上で行われたことが名前の由来と理解しておりますが。リアルタイムでは見てませんでしたが、近年その切抜きを見たので、まず間違いないかと。

  「反日で何が悪いのか」云々の話 ですが、「売り言葉に買い言葉」と言うか、「ピザって十回言ってみ」と同程度の誘導性が元の質問にはあると思うのですよね。だから、当人が「反政府=反日」と思っていたかは不明。だけど、うかつには違いないとは思うわけで(模範解答は「現政権の対イラク政策には反対だが、それは反日ということではない」とかなんとか)、その意味で所詮「口喧嘩」というわけで。まあ、憲法の思想の自由は反日でもなんでも保証はしてるのだけど、「日本人」に向かって「反日」を公言するのは多かれ少なかれ喧嘩売ってるとしか考えられないよなぁ、とは思ったり。(尾崎豊とかじゃないのだから「反体制」って言っても受けるのかとか思うし)


[マンガ] 東京赤ずきん

  コミックバーズ 連載の玉置勉強作のマンガ。公式ページ見て「あれ? 元からバーズ連載じゃなかったっけ?」とか血迷ったのは内緒(元は「 少年エース特濃 」掲載です)。まあ、雑誌を移った経緯は深く突っ込まないとして、不死者の描写は男性向け誌では「HELLSING」あたりでもう頭打ちかなぁ、と思っていたけども、原初的なエログロで実に根源的に攻めてくれる。なんにせよ、基本は大事ですな(そういう問題か?)。刺激の強さより、やはり刺激の与え方だよなぁ。
 OURsの感想は、うつっとこのBBS用に感想を保留。

[アニメ] 絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク

 主人公はつかみ所なさすぎだし、作画の綺麗さと設定に魅力は感じても、作品自体の牽引力がいまいちかなぁ、とか思ってましたが、大人気ない大人(「夜明けの船」船長ベスと、火星政府代表アンナ)が表に出てきたら俄然面白くなってきましたよ?
 キ○ガイばっかはガチンコの政治ものの面白さが出ない、って意見もおありでしょうが、まあ、面白いもの勝ち。