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2003年11月11日(火) 旧暦 [n年日記]

不調の原因

 ここしばらく、ずーっと調子が悪かった原因がわかったかも。わからないかも。まあ、致命的ではないのだけど、それなりにシリアス(個人的には)。ちょっと数日酒を抜いてみるか。(その前に毎日飲んでるなよ)
 ってわけで こんなのとか メモ。
 魔法の国ザンスの最新巻 ゴブリンの姫と魔法の杖 を読了。ゴブリンの首領の娘、グウェンディ(ゴブリンの女は男と違って知能も高く、外見も美しいという設定)は翼あるセントールのチェと、異世界から来たエルフのジェニーと一緒にゴブリン山から離れ、時期首領としての教育を受けていたが、ある日、前首領である父親が死んだとの知らせを受ける。ゴブリンを粗野で邪悪な種属から洗練された友好的な種属にするという目的のためには、ゴブリンの男特有の愚鈍さと邪悪さ丸出しの弟ではなく是非ともグウェンディが首領の座につかなければならない。グウェンディはその方法を知るために二人の友達と良き魔法使いハンフリーの元へと向かう。一方、分に相応しい伴侶を探している美しい人魚のメラ、どうすれば「主要人物」になれるのかを知りたい人喰い女鬼オクラ、そして沼かわうそに育てられ、自分が何者か知らない人間の娘アイダの三人もまた、各々の目的のためにハンフリーの城へと向かっていた。
 第一世代の途中から、めっきりダジャレ小説と化したこのシリーズ。今回は子供向けの静的描写を揶揄った「大人の陰謀」や、どうも執筆中企画途中であったらしいザンスのゲームの話やらも絡んでもう好きにしてください状態というか。でも、それでもザンスシリーズの定番どおり、なんやかやで試練を乗り越えて登場人物たちはHAPPY END、という展開にきちんとなってるあたりは流石なんだけど。あと、今回の解説はシンガーソングライターの 谷山浩子 さんなんだけど、谷山さん、三巻までしかまだシリーズ読んでません……その解説の半分くらいがシリーズの最初との雰囲気のあまりのちがいにびっくりしたということだったり。まあ、登場人物だけでも散寒の頃と共通してるのなんてハンフリーと雲の王くらいだものなぁ。でも、「そうそう、一巻目ってそんな感じだった」と懐かしくもなったり。あと、解説読み終わってから「?」と思い、もう一度帯の推薦コピーをよく見てみると……ハヤカワ書房、販売戦略がちょっと変わりました?(^^; まあ、いいんですけど。
  サーチエンジン同士の関連 。「つながりがある」というのはわかるんですが、矢印の解説がイマイチわからず、どういう関係なのかが突っ込んでは理解できてなかったり。日ごろよく使ってる割には、よく理解してないものなのだなぁ。
  ふたつのスピカ #2。中学卒業を間近に控えたアスミだが、進路で大きな悩みを抱えていた。宇宙飛行士になるために今年から新設された宇宙飛行士学校に進学したいのだが、家の経済状況や、ロケットの事故でお母さんを亡くしたお父さんのことを考えるとなかなか言い出せない。それよりなにより、たった一人の肉親である父親を置いていくことが、アスミの迷いを大きくしていて……
 なんつか、第一話(原作では読み切りの外伝)に続いて、お父さんが実に親らしい、そして大人らしい態度を見せてる。こういう「大人らしい背中を見せる大人」がここんところアニメにしろなんにしろ少ない中で、古典的でもあるのだけど、逆に新鮮だし、ちょっとホロリと来てしまう。すべての創作でかくあるべきとは思わないけど、こういうのがきちんと作られる土壌ってのもやっぱ大事だと思う。


2003年11月12日(水) 旧暦 [n年日記]

ちょっと悔しい

 昨日酒を抜いたらちょっと調子がいい。ちょっと悔しい。悔しいが、今日も酒を抜いて明日体調がどうかを確かめないと(人体実験)。しかし、体調が良いからと言って機嫌が良いわけではないと言うのが我ながらというカンジ。
 どれとは書かないけど(ってか、複数だから)ここんとこ数日の中国関連の報道がなんだかなぁ、という感じ。本当に中国が日本を煽ろうとして活動を活発化してるのか、それとも別のどこかから煽ろうと情報操作してるのか……なんなんだかなぁではありますが。
 同時にイラクの方も色々とアレなニュースが。爆破されたり銃撃したり派兵したり。泥沼化して犠牲が増えてるだけでなく、派兵されてる兵士にも色々疲れが出てるんかなぁ。まあ、そりゃ太平洋戦争後の日本みたいには行きますまいて。
 なんか、ここんところ石原都知事がらみの報道が面白い。別に、石原都知事の発言に同調してるわけじゃない。むしろ、ここんところいろいろやりすぎ。けど、定例の都庁会見がインターネットで公開されてるので、それがマスコミにどう報道されてるか、比べてみると非常に面白い。間違ってないけどニュアンスが変わってたり、「そんなこと、言ってたっけ?」ってものがあったり。如実にマスコミは「真実を創る」というのがわかる。油断ならない世の中だなぁ。
  ニューズウィーク をぱらぱらっと眺めたら、トヨタの新型プリウスについての記事が。ただ、アメリカではその性能は認めてるものの、環境に与える影響と言うものは重視していないユーザーも多いらしい。道路事情の違いもあるのだろうけど、いかにもアメリカ人らしい(両方の意味で)。
  6チャンネル一週間録画可能なHDDレコーダーzdnet )。うを。さすがにやりすぎ。しかもお値段はちじゅうまぬえぬ。誰が買うんだ、と思うけど、買う人いるんだろうなぁ……
  Game Japan Festaに巨大犬福到来Games )。うお、すくすく犬福のくせにPS2か! 店頭で エヴァンゲリオン2 のデモ見てたら微妙に物欲が刺激されたし、安くなってることでもあるし、この際だからPS2本体も買っちゃおうかなぁ……ううむ、悩む。
  MRR は今日も敵の出てこないレスキュー話。タンカーと客船の衝突事故が起こり、MRRに出動要請がかかるも、何故かマシンロボリーダーが原因不明の活動停止、おまけに指揮を取る宮島教官が不慮の事故で指揮が不能に。エースがその場の指揮をまかされるが、なんでも自分でやろうとするエースは、仲間を信頼しなければならない初めての指揮に戸惑ってしまう。子供の受けはどうなんだろうと思うけど、大人はこういう話は楽しんで見ております。ハイ。


2003年11月13日(木) 旧暦 [n年日記]

客観的にみて

 ふと、「客観的に見て面白くない」という言葉をみかけて「?」。「客観的」と「面白い・面白くない」って基本的に相反する言葉だと……いえ、ある程度「面白いと思う人が多い・少ないと思う」とは言えるとは思うけど。
  ガングレイヴ 、あまりいい話にしようとしない地味な展開だけど今の方が面白いかも。#4あたりまでよりは、確実に。やっぱ黒田氏、色気出さないほうが絶対いいと思うのだけど。
  エスコート・エンジェル−プリンセス・プラスティック/米田淳一 読了。う〜ん、講談社の新書版が発売されたとき、そのカバーイラストのせいで過剰に反応されたけども、その中に、本書の内容にちょっと厳しい意見なんかもあった。講談社版とは内容がかなり変わってるみたいだけど、それがちょっと理解できる。つまり、私も正味ではあまり芳しくない意見。いろいろ設定をあっためているのはわかるけど、その設定への思い入れだけが先走りしてる感がある。よほどその設定が斬新で魅力的ならばともかく、そこまででもない。そして、この巻では設定を語るための事件は起こるが、ドラマは起きてない。これ一冊を読む限りでは、悪い意味でキャラクター小説的だと思う。ドラマが起きないから、結局キャラクターが魅力的に見えない。ひょっとしたら、続刊を前提として、キャラクター紹介としてこの巻を編んだのかもしれないけど、それもちょっと……もしそうなら、続刊で持ち直すのかなぁ。


2003年11月15日() 旧暦 [n年日記]

もうしわけない

  征途(上)/佐藤大輔 を読んだ後で、 ホロウ・ボディ−プラスティック・プリンセス/米田淳一 を読み始めるが、途中で中断させてしまった。いや、そもそも狙っているところが違うのは確かなんだけど、アレの後でコレを読むのは、微妙に重なってる部分もあるだけに、力量の差がはっきり出てしまい、ちょっとつらいかも。つらい、というより、なんだかもうしわけないような気分になる、ってのが正しいのだけど。ちょっと落ち着くまで、積んでおこう。
 朝起きると、友人から何故か関東で今日放送分の カレイドスター が送られてくる。「?」と思い、見てみると……ロゼッタが主役の回でした。ぐっじょぶ! え〜、いや、変な意味でなくって、ここんところカタルシスのない展開が続いてたからですヨ? ホントのホントヨ〜?
  プラネテス #07「地球外少女」。前回から引き続き入院していたハチマキだが、病院で二人の人物と出会う。一人は老アストロノーツのローランド、もう一人は月の病院でずっと療養しているらしい少女ノノだった。原作ではハチマキは無重量環境下による骨粗しょう症によって骨折、入院していて、三人の登場人物たちは共通項でくくられてたので、その辺は弱くなってるかも。でも全体としては悪くない話でした。しかし、タナベのラブでコメが、ちと唐突な気も。
  ふたつのスピカ #03。宇宙科の入学試験を受けるアスミ。無事筆記と面接は終えたが、宇宙科だけ、事前に知らされていなかった二次試験が行われる。その内容とは、三人一組となって一室で一週間過ごすと言うもの。それだけではなく、それぞれ課題をクリアしなければならない。アスミは、明るいお侠な娘、近江圭と、他人を寄せ付けない雰囲気の宇喜多真理香の三人で課題にいどむことになる。真理香の声、どっかで聞いたと思ったら木村亜希子さんでした。ほんと、役の幅が広いなぁ。閉鎖空間で他人と一緒に過ごさせられるテストってのは定番だけど、なんかこういう定番を恥ずかしがらずに、きちんとやれるってのはある意味うらやましいというかなんというか。本当にNHK向きの作品だなぁ。いや、サヴァイブよりこっち地上波放送したほうがいいと思うのだけど。ちなみに、なぜアスミが部屋番号を「忘れない」と自信ありげに言ったのかは、ちょっとしたオチがあるのだけど、それは出てくるのかな? 原作読んでなくって、次回より先に知りたいという人は ここ 参照。
  巷説百物語 #07「帷子辻」。大枠は原作に沿ってるのだけど、さすがに原作どおりの話は30分枠のアニメでは不可能なので、原作の色んなところは削られてる。又市の最後の言葉、結構良かったんだけどなぁ(もっとも、アニメ版ではあの設定は持ってこれないだろうけど)。ただ、百介がどさくさまぎれにおぎんに告白してたり、又一が百介に「先生と輩どもは、違う世界の人間」と突き放す言葉を言ったり、多分今後の展開に絡んでくるんだろうな、その辺。原作にはなかった次回「野鉄砲」への伏線も出てたり。最終話は「老人火」ではなく「死神あるいは七人みさき」みたいだけど、やっぱラストは……


2003年11月16日() 旧暦 [n年日記]

萌えってなに?

 ってな話をIRCで知人達としてるという、有意義なんだか無意味なんだかなアレ。他の人がどんな意見なのかは(ネタの横取りになるので)書かないけども、やっぱ同じモノを見てるはずでも見え方が違う。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、こういうのは面白くもある。個人的には、最近はある種の錯覚に特化したテクニックじゃないかと思うのだけど。多分実体はない、みたいな。
  555 見たら、北崎がヨワヨワで琢磨がつけあがって、シャチョーが前の失敗に懲りずに「長田結花をラッキークローバーに加えましょう」とか思いつきみたいなこと言って、結花は海堂の彼女面で啓太郎は変態呼ばわりで草加はいつもどおりイヤミで三原はいつもどおり目立たないけど彼女ゲットで、最後は鶴が警察に囲まれてピーンチ。わけわかりませんね、すいません。アギトのときも「主人公の過去の問題を解決」→「最後の展開」みたいな感じで、そこで激しくテンションが落ちてしまったので心配ではある。アギトのときの五話よりは残りの話数多いけど。しかし、ファンイベントで「なにが欲しいか」と聞かれ、長田役の加藤嬢は「出番が欲しいです……」と答えたそうだけども、まあ、確かに出番は増えてます。悲惨な展開になりそうですが。このタイミングで人間側の勢力介入ってのはどんなものなのかなぁ。
 ぼーっと、その後「デジキャラットにょ」など見てたら、前半がやたらとものを食べるシーンが多い話で、あの今時風でない妙な「ものを食べてる口」という形の記号はなんだろう、とふと思ったら、杉浦茂か、と急に思い当たる。そういやもの喰ってるときはでじこの目もそんな感じだった。こういうんは子供には通じるんかなぁ。ところで、OPの「いつでもING(あいえぬじー)」っていうところ、いつもいつも「いつでもオヤジ」と聞こえるのは私だけなのかいの。
   結構前に体重計が壊れて、しばらく放っておいたら、体重がえらいこっちゃになってきたので、大須の辺りの ヤマダ電機 まで行って体重計を買って来る。行ったら、二階でなぜかネットゲームの体験ブースなんかやっていた。力を入れてるのかな? その他にも、なんとなく店内を見て回ったら、こないだ名駅前にできた ビックカメラ を矢鱈と意識してるようで(当然だけど)、値札とかにもビックカメラとの価格比較とかが書いてあった。大型小売店も大変だなぁ。
  /.JP 経由で 脳内信号をコンピュータで出力MYCOM PCWEB )。最新の成果はちらりほらりと聞いてはいたけど、ついに臨床の段階まで行くのか。サイバーパンクな世界も近いのか? いや、むしろ歌う船?
 そういえば 国語研が外来語の言い換え案を提示した朝日 )ってニュースがあったけど、サイバーパンクは「電脳与太者」でいいんかな? しかし、言い換え案を見てみると、確かに「日本語でいいじゃん」ってものも多いのだけど、「これを無理矢理日本語に言い換えなくても」ってものも結構ある。「ノーマライゼーション」とか「マネジメント」みたいに、業種によって微妙に用途の違うものは、いい案がないなら、変にイメージを規定せずにカタカナ語のままでいいと思うのだけど。
 で、体重計を買ってきたついでに、 征途(中)アイアンフィスト作戦(下)ヴィクトリー・ロード/佐藤大輔 を購入。多分、数日は通勤の友。


2003年11月17日(月) 旧暦 [n年日記]

惰眠

 夕べはかなり早くに寝たのに、起きたのはいつもと大して変わらず。必要な睡眠時間は個人差があるってのは知ってるけど、四時間睡眠で十分という人もいるから、ちと不平等を感じる。いや、四時間で十分ではなく、四時間で もたせてる って人は、「もうちょっと寝れ」と思いますが。わりとマジで。
 で、まあ一応友人に教えてもらった 睡眠に関する記事All about Japan )。
 こないだ話題に出した 六番組同時録画サーバー よりもっとスゴイやつがあるという ツッコミ アリ。個人用途ではなく、マンションなどの住人サービス用とのことだけども、グレーゾーンって言えば確かにグレーゾーン。ただ、地上波とかがデジタル放送になってなにがアレかっちゅーと、ワンスコピーな(HDDからDVDへと移せない)ものが出てくるらしいってこと。ここらへん、HDD・DVDレコーダーのカタログで読んだくらいしか知らないんだけど。そのこと自体はとやかく言うことじゃないのかもしれないけど、う〜ん、なんか違う気がするんだよなぁ。上手くは言えないけど。違法な配布は話にならないとしても、繰り返し放送、で旧作がわりと広範な層に浸透してるって事実もあるし。ううん、やっぱり自分でなにを言いたいのかよくわからんな。
 後輩が久々に顔を見せに来たと思ったら、吉報。ううん、ワシも頑張らんといかんのだけど……
  日本ブレイク工業、CD発売やじうまWatch 11/17) ってマジですか……


2003年11月18日(火) 旧暦 [n年日記]

萌えオタクはポストモダンの夢を見るか?

 先日の「萌え」議論の話題で「東浩之氏の 動物化するポストモダン が萌え構造の理解に役に立ちますよ」と、メールをいただきました(ありがとうございます)。件の本は店頭で一通り見るだけ見たのだけど、納得できる部分、納得できない部分がけっこうないまぜの記憶があり、そのときはそのこともあって買わなかったのだけど、先日のIRCで名前が出たこともあって、この際なんで購入。感想は「う〜ん」という感じで微妙。70年代以降のオタク史を、社会思想史の枠組で解説していて、面白くもあったのだけど、ところどころで大小のほころびがあり、わりと全体の理論の構築としては粗が見える、という印象だった。すでに発表から二年経過してる本なんで大枠の批判はなにをかいわんやなんだけど、例えば、東氏は本書で「戦前と戦後の(あと、黒船前後の)日本文化の断絶」を何度か強調している。ところが、このことに関しての具体的根拠はないに等しい。というか、本書中では出ていない(ひょっとしたら別著作であるのかもしれないけど)。例えば、数ヶ月前、深+でマスターに「カムイ伝の、 主人公入れ替わりネタ ってどうよ?」と話題を振ったとき、歌舞伎界から日本映画界、それから漫画界への流れと、歌舞伎における「 主人公入れ替わりネタ 」の話を延々説教されたわけですよ。まあ、それは一例で、例えば「歌舞伎→映画→漫画→アニメ」みたいな流れは確実にあるわけです。無論、米国からの影響も無視するわけではないけど、ところが東氏は日本からの流れを「断絶」の一言で切って捨ててしまっている。「ハァ?」となるわけですが、これは意図的かなぁとも思う。東氏は結局日本的スノビズムと米国的動物化との対立構造を引き出し、ポストモダンとしてのオタク文化はスノビズムから動物化に移っている、と結論付けるわけだけども、ここらへんの展開に「それは日本文化として昔からあったもので……」となると、この対立構造に持っていけないし、そもそも「日本的スノビズム対米国的動物化」という大枠に持ってくる対立構造自体があやしくなる。なんで、そこらへんは無視したんではないかと。このへん、上手いとも思うし、ずるいとも思う。
 まあ、それはそれとして、「萌え」の部分の話。かいつまんで「萌え」の構造ってのは「萌え要素」を詰め込んだデータベース型の構造だ、という感じのモデル。これはこれで面白いし、確かに一面妥当だと思う。けど、「要素」だけで萌えてるのか、というとそこらへんはわりと疑問なんですよね。確かに「要素」や「記号」といったもので「萌え」と言われるシステムが循環もしますが、じゃあ、孤立した「要素」や「記号」だけでしか「萌え」が起こらないかというと、そんなことはない。単純化システムとしてはこのモデルは説明しやすく、わかりやすいのだけど、このモデルではその辺の説明はしきれていないように思える。とすると、このモデルの前提である「要素への単純な反応」というのは、あくまで単純化した条件にしか過ぎないことになる。じゃ、いったいなんなんだ、というのは、いろいろ考えていて、こんなんじゃないかなぁと思うのはあるけど、まだ具体的に論とまではいかないので、この場は逃亡、ということで。
 基本的に「断絶」をやたらと強調してるあたり、すわりの悪いところも多かったけど、部分部分を見れば面白い視点が多い本でした。
 先月遊びに行った時に「トリビアの泉」で唐沢氏が関わって云々、って話が出たんで、関連で。 中村正三郎氏の日記から 。まあ、テレビ局ってのは こういうの朝日 )ありますから。これは過日、知人と(知人)「買収の費用ってどこから出てるの?」(ワシ)「一応、報道では自腹って言ってました」という会話をしたんで。こういうのは、自腹とは言わんよなぁ。「通帳を調べてもらってもいい」とのコメントの報道もあったけど、あれはいったいなんだったんだろう? つか、よく考えたら1007万−875万=132万円の差額はどこへ? つか、415万円? あれ? 計算が合わない? クワバラクワバラ。
 まあ、実際のところ、視聴率工作が一人のプロデューサーしかやってなかったとはあまり信じられないわけだけど。
  「じゅげむ」がブームzakzak )。私は言えますが何か?


2003年11月20日(木) 旧暦 [n年日記]

そろそろ来年のライダーの噂が……

 でも、今年から情報管理が厳しくなったらしく、ほとんどがデマっぽい。その中でも、どうも本物っぽい画像とかも流れてるんだけど……ジャッカー電撃隊?
  征途(中)アイアン・フィスト作戦 (下)ヴィクトリー・ロード 読了。1994年に発表された本の文庫版。十年近く前の本だけども、独特のシニカルな中にも人間を慈しむような視点が感じられる作風が作者独特なのは変わらず。しかも、これが20代の頃に書かれたというのは、知っていても驚く。海軍軍人一家である藤堂家の人々が、架空の歴史の中で己の人生を生きていく様が描かれているのだけども、これを単純に「架空戦記」と呼んでしまっていいものなのかどうかすら迷う。人によっては「毒」とも感じるだろうシニカルな視点も、ただ甘いだけではないリアリティを感じさせる「ひだ」として機能してる。第二次世界大戦からこっちの将軍等歴史的軍人達だけではなく、ハインラインなどの作家たちも出てくるのだけど、CIAのアリス・シェルドンがジェームズ・ティプトリーJrってのは、解説にも触れてなかったな……面白い本なのだけど、この世界ではハインラインや司馬遼太郎やティプトリーの小説がほとんど読めないと思うと少し寂しいかも。
 なにかの間違いだとは思うけど 韓国、大人の25%が文盲 ( ハンギョレ新聞) 。グラフを見ても約1/4なので、そう言ってるのは間違いないとは思うけど、なにか統計方法に間違いがあるとしかさすがに思えないのだけど……ただ、漢字教育がほとんどなされていないため、同音異字が「別の単語」と理解しづらいという話は良く聞く。
 なぜか日記のrefererに残っていたURLが ブエナビスタのナウシカの長銃発売 。35万円……いくらなんでも手が出せません。  あと、作中、強引な手腕で日本の宇宙開発を進める「先生」のモデルが野田宇宙軍大元帥だって書いてあるサイトもあったけど、本当なのかなぁ。ちょっとイメージ違う気が……
 昨日今日と体調がガタガタに崩れる。腋窩で体温計っても余裕で37度越えてるし、でも、なんかしないとどうしようもなく不安なのだよなぁ。