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2003年11月02日() 旧暦 [n年日記]

川踊り

 直訳すると、そうなるのだよなぁ。>リバーダンス
 と、いうことで、長年の念願だった(いや、マヂで) リバーダンス の大阪公演を見に行く。なんで名古屋でなく大阪なのかと言うと、名古屋公演の日はダイナコン行ってたからなのよ。どうして重なるのかなぁ。リバーダンスの説明については、リンク先のURL参照のこと。
 で、行った感想ですが、行ってよかったですよ。無茶苦茶。大阪くんだりまで行ったもとは、十二分以上に取りました。いや、アイルランド好きの人間が言ってることなので欲目がかなり入ってるとは思うけども、一般的に見ても良いステージじゃないかと思う。「アイルランドの歴史云々」という説明を見なくても、英語ナレーションの意味がわからなくても、踊りと音楽に乗って酔いしれればそれ以上言うことはない。途中からジグやリールに合わせて観客の手拍子まで鳴り響く。おかげで予定になかったCDとDVD(ジュネーヴ公演時のもの)まで買ってきてしまいましただよ。げしょ。セッションのライブのような、ミュージカルのような、不思議で心地よい時間でした。
  ふたつのスピカ #1。国産有人ロケット「獅子号」墜落事故に巻き込まれたアスミの母親が、事故から五年後、意識不明のまま亡くなってしまう。小学一年生のアスミは母親の死が理解できていないかのように、母のお骨を持ち出してどこかへ行ってしまう。父親や担任の鈴成先生が心配して捜す中、何故か高台の神社に来ていたアスミは、ライオンのかぶりものをかぶった不思議な青年と出会う。青年は、自分は死んだ宇宙飛行士の幽霊だと名乗るのだが……
 実際には日本のロケットは市街地に落ちて被害を起こすような軌道は取らないし、カプセル型有人宇宙船の場合は事故の場合の搭乗員のサバイバビリティも(比較的)高いのだけど、「ファンタジー」と作品が位置付けられてる通り、その辺は作品の主旨からはずれたツッコミ。まあ、わかってはいるけど、一応。それはさておき、アスミの奇行の謎や、本当にライオンさんは幽霊なのかとかいう辺りで興味を引っ張り、アスミが宇宙を目指すようになるきっかけを描いている。結構期待させる出来。OPは垢抜けない(悪い意味ではない)作品に対し元気がありすぎかとも思ったけども、良く歌詞を聞くと、きちんと内容に沿ったものだったりする。ED曲は「見上げてごらん、夜の星を」のカバー。うう、なつメロたあ、ちょっと卑怯だ。ただ、ライオンさんの声が子安武人氏とは……まるで「私が見えるということは、お前には伝説の打上げを行う素質がある」と言ったり、他の人間に見えないのをいいことにシャワーシーンを覗こうとしたりとかしそうだな……しないか。
 で、そういうことをしそうな子安が出てる カレイドスター 。第三期からはレイラが抜けた穴を一生懸命埋めるべく、新キャラのメイやレオンたちに翻弄され、悩みながらそらが真のカレイドスターを目指す展開。今度は憧れられたり、逆に追いかけられたりする立場になる。で、今回は、ロゼッタがそらに憧れ、カレイドステージに入ろうとするのだが……という話。今回でレギュラー入りなんだけど、よっぽど人気あったんだろうねえ、ロゼッタ。これまではただレイラの背中を追うだけだったそらが、今度はレイラに託された夢に加えて他人の憧れも背負っている、ということが強調された。ただ、第三期に入ってからカロスの存在感が軽くなっているような……前まではいい加減なような、無茶苦茶なようでいて、締めるところは締めるキャラクターだったんだけどなぁ。レオンのキャラに明らかに押されてるのだけど、挽回はあるのかな? しかしレオンって、ある意味カレイドステージを乗っ取ったユーリよりたちが悪いぞ。
 昨日、いつもと違うメンツでIRCをしていて、「こんなんある」と何気に紹介した bloodstained がいつの間にか完結していた。おお、本当にいつの間に! ご苦労様でした。本当に楽しませていただきました。と、ここに書いても声が届くわけがないわな。
 で、紹介したらみんないきなりだまりこくる(読みふける)のだものなあ。「頭脳派(?)の主人公と荒事担当のメイド」の組み合わせで思い出して紹介しただけなんだけども……いや、いろいろ個人的にはツボなんですけどもね。特に ギリアムチョップ とか ギリアムチョップ とか ギリアムチョップ とか。(いや、ギリアムもレギーネも兵衛もスズキも気に入ってますよ。ホント)
  こちらの日記 にいろいろとゴーゴー夕張絵が! みんなカッコいいのやら萌えなのやらでいいのだけど、 こちらの が脳みそとろけてそうで特に気に入りました。(^^;
P.S. 攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX、日テレで放送S.A.C.2 の製作も決定してめでたいのだけど、「日テレ系」ではないのか……


2003年11月04日(火) 旧暦 [n年日記]

もうなにがなんだかワヤ

 いや、あんま時事ニュース(しかも事実関係かなりあやふや)に反応するのはどうかななんだけど。
 中国の西北大学の日本人留学生の出し物に対してのデモに関するニュースで、なんだかなぁ、と思って報道とかも見てたのだけど、それで一部ネットで反中国の意見が頻発してるのを見て、また、なんだかなぁ。
 一部報道を見たけども、確かに酷い報道で、「日本人留学生が中国を侮辱するような出し物を出した(らしい)」「それに怒って中国で抗議デモがおきて、無関係の邦人も襲われたりしてる」とか、邦人留学生に対し「何しに留学してるんだ」みたいなコメントをつけ、実際にその学園祭で留学生達がやった出し物についての事実確認が取れず、また、言ってしまえば「たかが出し物」で無関係の邦人まで危険を及ぼしてるデモ参加者がおかしい、ということはまったく言わない報道もある。このデモ自体が奇妙に不自然なもので、それはそれでおかしいとは思うのだけども、逆にそれで「(あんな反日の)奴らと仲良くできるわけがない」とか、かなり過激な言動が頻発してるのも気になる。いや、私が言えるこっちゃないけどさ。中国の人たちが煽られてる可能性はあるのだけども、同時にそういう反中の意見もまた、逆に煽られてる可能性があるのだよなぁ。中国への贖罪意識を持たせることで得する人もいれば、逆に反感を煽ることで得する人もいるわけで、さて、どれがどんな勢力図でどう動いてこうなってるかとなると、なにがなにやらもうさっぱりワヤなわけで。ネットが普及したことによりマスコミの影響外の勢力が築かれるのかも、とも思ったけども、逆に要素が入り組んでどういうことなのかますますわかりにくい世の中になったわけで。メディアリテラシーとか以前に、ただ単に信じたい人が信じたい情報を信じてるだけ、という世の中の気もしてきたり。私も含めて、ね。
 まあ、結局「マスコミがこう言っていたにすぎない」と、突き放して物事を見るのが一番健康的なんでしょうな。
 あ、ちなみに研究室の中国人留学生の人とは、そんなことは関係なく今日もマターリ会話をしておりました。ま、世の中そんなものよ。
  PS2、11/13から1万9800円に値下げGAMES )。う〜ん、どんどん値が下がってきてるなぁ。PSXと、どっちが得なんだろう?
  ワンダフル・ライフ/スティーブン・ジェイ・グールド を読み始め。有名な「アノマロカリス」や「ハルキゲニア」といった、摩訶不思議な生き物たちが発見された「バージェス頁(けつ)岩」で見つかった生き物たちをきっかけとして、「単純な生物相からだんだん現代のような複雑さを持っていった」というような旧来の進化観を覆していく。まだ、読み始めだけども、文字密度高い割に読みやすいし読み応えもある。でも、「週刊少年チャンピオンは漫画界のバージェス頁岩」って表現はどうなんだろう……(注:本書中にそんな表現はありません)
 こないだ四巻(最終巻)が脱稿したらしい「導きの星」の現在刊行分をようやく読了。すいません。マウンテンサイクルに埋もれてました。四巻が出る前に発掘できて良かった。
  魔法の国ザンス15ゴブリンの姫と魔法の杖/ピアズ・アンソニー が出ていたので、購入。そういえばすっかり忘れてた。ところで、「巷説百物語」が平積みになってるところに手書きポップで「アニメ化!」とか書いてあるのってどうよ? いえ、某大学医学部生協書籍部なんですけどね……ギャフン。


2003年11月05日(水) 旧暦 [n年日記]

鬱転

 なにかするたびに、挫折感だけが残る今日この頃。手に出来る満足はわずかで、それもすぐに溶けて消える。空しい。
 などと落ち込んでもいられない世の中。世知辛いのう。
  PSPのデザイン発表毎日 )。むー、なんか微妙。だけど具体的にものが見えるとわくわくはしてくるよなぁ。
  アニメサロンのブレイク工業スレ 。いや、一部じゃ話題になってたらしいけども、なんなんだろなぁ、と思ってみてたらこんなことに…… こんなん 作ってる人もいるし。まあ、いろいろあるでしょう。いろいろ。  
 バージェス頁岩で調べてたら、 こんなの がひっかかる。ああ、そういやそんなのもあったなぁ、と思ったら、 スタッフに見覚えのある名前が…… なんちゅーアホな企画だ、と思ってたけど、これだったらオパビニア(美少女)を頭から貪る(文字通り)アノマロカリス(美少女)とか、アノマロカリス(美少女)の口が分離してクラゲになるだとか、期待していいんでしょうか?(するな) ちなみに バージェス頁岩動物群ってこんなの 。(それにしても ジェムソン12年たぁ甘党ですな 。私も好きだけど)
 マトリックス・レボリューションズの世界同時公開には行かず。まあ、前売りは買ってあるんでボチボチ見に行きます。
 今週の マシンロボレスキュー は、AIが壊れて自分の存在に疑問を抱いて組織を逃げ出したガラゴロが、たまたま防災イベントで関西に来ていたMRR三人娘と出会って、という話。敵組織の逃亡者との交流という、ある意味定番なんだけど、いろいろ細かい点まで気配りが効いてて、久々にキター!って感じのいい話。これまでのガラゴロの描き方の蓄積があったとは言え、定番でも陳腐を感じさせないようにできるんだよなぁ。と思ったら、脚本が 吉岡たかを氏 の回でした。いや、作画はあまりよくなかったけど。(でも、シナリオでカバーしてるんだよなぁ)


2003年11月06日(木) 旧暦 [n年日記]

今週のバージェス頁岩<ヤメレ

 アノマロカリスの一匹がお休みでした。ピカイアは、とんこつで半分くらい持ってかれた感じです。ハルキゲニアは、結構面白かったけど、週刊少年マンガ誌としてはやっぱ微妙かなぁ……(あ、この比喩の方法、結構いいかも)
 バージェス頁岩……じゃ、ないや。 ワンダフル・ライフ 読了。総論で言えば、日進月歩の科学の世界において十年近く前という古い本でしたが、大変楽しく読めました。それは、まず本書の三分の二近くを使ってバージェス頁岩において、それまでの常識を覆して奇怪な生物たちの姿が明らかになっていく様を克明に記述し、そこから著者の読み取る「進化の姿」を、センセーショナルな形で展開していく、というスタイルゆえだと思う。もっとも、これは文庫版の訳者解説でオチがついていて、最近の研究ではグールド博士の示すような「偶発的な要素によって今の生態系が存在している」という証拠とはちと反する、バージェス動物の多くは既存の目に分類されるという動きなどが紹介されている(2000年当時)。記述の多くは論理的展開に費やし、最後の部分で持論を展開するという方法論は、 キャラクター小説の作り方/大塚英志 に通じるものがあるが、それでもイデオロギー的なにおいが少ないのは、進化論における、現在もメインである二つの考え方の軸……生存競争の偶然性と必然性……の一方である、ということが大きいと思う。実際は、偶然性と必然性が入り交じった形だとは思うが、宿命論的な考え方が絶対ではない、という考え方のマイルストーンとして、今も本書は燦然と輝いていると思う。
  吉岡たかを氏 の日記見たら、どうやら今週のMRRは、やはりかなり狙っていた模様。吉岡氏の手の平の上でコロコロ転がされていたわけですな。微妙にくやしいような、そうでもないような。ちなみに吉岡氏の日記は、検索すればURLはわかるんだけど、ご本人のサイトからリンクが貼ってないんで敢えてリンクしません。
 ところで未確認情報で吉岡氏がシリーズ構成で参加する新作に「ザ・ムーン」ってあったんだけど、それってジョージ秋山の? う〜ん、いや、奥の深い作品なんだけど、それっていろいろ大丈夫なんか? と思ってしまう。いや、放送コードというめんどくさいものが……
  「声の使用料」認める アニメ音声会社に賠償命令産経 )。これに関する反応はまちまちで、「これで再放送とかがますますやりにくくなる」という声もあれば、「広告代理店がボリ過ぎ」という声も。後者の「広告代理店云々」という話は良く聞くけど、具体的に制作費のどのくらいが持っていかれるんだろう、となると、業界とはとんと縁のない私にはさっぱりわからない。アニメ以外のテレビ番組の製作体制や、広告代理店の取り分とかも良くわからないので、その中間搾取が妥当か、まさしく搾取か、それすらもわからない。それを聞いてわかりそうな立場に直接身を置いている人間は、ちと一つか二つ知人をおかないといそうにないしなぁ。かろうじて資料になりそうなのが こちらのサイト 。かつて人気番組だった「キテレツ大百科」だが、年々局の払う制作費は上がってたにも関わらず、製作会社の受け取る制作費は変わらず、あれだけ売れてたのに製作会社にほとんど利益はなかったという。これが本当かどうかは、知る術はない。けど、「広告代理店って、一体どういう位置付けの組織?」というのは、ちょっと興味が湧いてきた。
 姉から「Vガンダムってどんな話?」とメールが来る。「おかしいですよ、カテジナさん!」と返事を送る。わっかるっかなー? わっかねーだろーなー。


2003年11月08日() 旧暦 [n年日記]

行列革命(複数形)

 シリーズ最終作の マトリックス・レボリューションズ を見てくる。
 自分が「作られた救世主」であり、マトリックスのシステムに組み込まれた一部だとアーキテクトから真実を知らされたネオ。これまでの「救世主たち」と同じく、《ソース》に組み込まれ、全てを一旦リセットして再度ザイオンを再建する極少数の人間達を救うか、それともそのまま現実に帰り、ザイオンも人間も全て滅ぶことを選ぶか、で、トリニティの危機を見て、後者を選んでしまう。トリニティは救うが、ネブカドネザル号はセンチネルたちに襲われ大破。ネオたちもセンチネルに襲われるが、ネオが目覚めた不思議な力により、センチネルたちは沈黙し、ネオはそのまま意識を失ってしまう。その後、仲間に救出されるが、ネオの隣のベッドに横たわっていたのは、宿敵スミスによって身体を乗っ取られたベインだった。
 ……と、いうのが前作までの話(前作までかよ!)。ここからどう話を決着させるのかな、と半ば諦め、半ば期待で見てましたが、来ました、来ましたよ? いや、ああ来るとは。スミスがなぜあんな力を持ったか。ザイオンはどうなってしまうのか。そして機械たちとの戦いの行方はどうなるのか。予想を大幅に越えるわけではないけども、それでも物語は予想外の決着を迎える。ほとぼりがさめたら粗筋を書くかもしれませんが、今の時点では書かないんで各々で確認してください。SF者としては大満足なラスト、とだけ言っておきます(自分以外のSF者やさらにそれ以外の人にとってどうかは保証の限りじゃないですが)。ひとつ言えるのは、 マトリックスシリーズの真の主役は実はネオじゃなく、《オラクル》だった 、ってことですか。いや、私の主観だけども。
  プラネテス #06。月に下宿を借りたタナベを、用事ついでに送っていくハチマキ。ところがタナベの下宿先は無職で忍者マニアのおかしな人たちが住む妙なアパートだった。彼らの妙な歓迎に巻き込まれ、用事に遅れるハチマキだが、実はただの届け物だと思ってたその用事はお見合いで、しかもそのお見合い相手は忍者マニアたちと因縁がある人物で……
 いや、面白いんだけど、面白いんだけど、コレ、完璧プラネテスじゃなくなってますヨ? いいんかなぁ。まあ、笑えたからいいか。なんかシリーズ構成・メインライターの大河内氏、前回関わってた「キングゲイナー」の汁がまだ残ってるようで。どうも。と思ったら、次回は原作初期の名作「地球外少女」じゃないですか。宇宙でホームドラマになってきた感もあるアニメ版で、これが上手く着地できるかどうか、楽しみにしよう。
  なぜ人はニセ科学を信じるのか/マイクル・シャーマー を読み始め。 奇妙な論理 と同じタイプの本で、ニセ科学やカルトによって起こった社会現象を読み解き、なぜ人は騙されるのか、騙されないためにはどうすればいいのか、を展開していく。「奇妙な論理」の発展形という感じだが、エセ科学などの妖しげなものに耐性をつけるにはどうしたらいいかと考えてる人は読むといいかも。ほとんど完璧にバランスの取れた常識を身に付けてる人は、その必要もないとは思いますが。
  自衛隊の体験見学、中止に神戸新聞 )。中止の是非は記事読んで各々考えていただくとして、やっぱ人気あるんかなぁ。いや、私が中学だったら、確かに楽しみなんですが。
 あ、自衛隊と言えば 私の「自衛隊を尊敬する」という発言 ですが、私にとっては「××を尊敬する」というのは、「××の特定の部分を尊敬する、それが他の軽蔑などマイナスの部位よりは大きい」という程度の意味で、全体のどんな部位も尊敬してる、という意味ではないです。例えば私は前ボスを尊敬してますが、前ボスにはあからさまにいかんだろうというところもあるし、ときどき衝突してマジで殺意が芽生えかけたこともありますし(汗)。いや、ブランドが「無条件の信仰の対象」という意味で使われているなら、ですが。


2003年11月10日(月) 旧暦 [n年日記]

ちょっと体が重い

 もしかしたら、ちょっと風邪引いたのかなあと思ったけど、ここんとこいつも微熱気味なんで風邪引いたかどうかがよくわからない。まあ、寝るときに気をつけるくらいしかないか。
  仮面ライダー555 。ブラスターフォームを発動させ、ドラゴンオルフェノクとオクラオルフェノクを撃退した巧。しかし、まだ自分を信じられない巧は、ファイズギアとファイズブラスターを置いて真理たちの前から立ち去る。そして巧が現われた先は、ラッキークローバーたちの根城、バークローバーだった。そこで冴子にラッキークローバー三人との決闘を申し込み、店を出て行く巧。しかし、その話を身を潜めるようにして澤田が聞いていた。何故、オルフェノクである巧を真理が信じつづけるのか、それを知るために澤田は巧の前に姿を現す。そして澤田の口から語られたのは、同窓会の夜殺された流星塾生たちが、スマートブレイン社により「オルフェノクの記号」を埋め込まれて蘇生され、人工オルフェノクの実験台として使われたという事実だった。しかし、結局実験は失敗し、オルフェノクとして唯一覚醒した澤田の身体も、その限界が来ようとしていた。一方、自分が助けた少年が気になる海堂は、結花と一緒に施設に見舞いに訪れるが、スマートブレインと放火のつながりを疑い、事故の生き残りの子供達の調査に訪れていた添野刑事と沢村刑事がそんな結花を見かけ、「どこかで見覚えが……」と不審げな顔をする。
 巧たちの中で人間とオルフェノクとの間に深い溝を落とした澤田だけども、なぜ真理が巧を信じていたのかを悟り、最後は巧の身代わりとなって、人間として死んでいく。一方へたれつづけてた三原もついに戦う決意を。強すぎるデルタギアに三原で丁度バランスがとれてる気も……と言っては可愛そうか。次回は警視庁の上層部の人間らしい男・南として、黒岩都知事や沢木哲也としておなじみの 小川敦史氏 が登場。長田結花をめぐり、ラッキークローバーと人間が絡んでいきそう。
 ちなみに、来年のライダーの続投はまだ不明ですが、戦隊物は続投のようです。しかも、うわさでは今度のモチーフは「警察」とか……ありそうでなかったよなぁ。
  カレイドスター 。ミアが次の出し物として「ドラキュラ」を企画、カロスとレオンにプレゼンするが、必ず文句を言うかと思ったレオンは意外にもあっさりとOK。ただし、ミアがそらをイメージした「ミナ・ハーカー」は要らない、と言う。あまりのワンマンぶりに呆然とするミアたちだが、なんとか食い下がり、今度の出し物のメインとなる回転空中ブランコで満足の行く演技を見せられたら、という条件で猶予を貰う。そこに、「自分こそがカレイドスターに相応しい」と豪語するメイまで加わって……
 メイの言うこと、正しくもあるのだけど、あまりに行動が常軌を逸してるんで、コイツも一生懸命なのはわかるのだけど、どうしても共感できない。一方で、レイラが欠けて、たしかにカレイドスター内がメイやレオンなしでは馴れ合いっぽくなってしまってるのも事実。プロに要求されるものをきちんと出してきてるのはさすがなんだけど、努力しても手ごたえがないって最近の展開は、ちょっと見ていて苦しくもある。ところでカロスは本当にどうしちゃったんだか。
  なぜ人はニセ科学を信じるのか 読了。う〜ん、下巻の、アンチ進化論の下りまではわりとすんなりと読めたのだけど、ホロコースト否定論の下りで、ちょっと「?」となってしまった。いや、その主張に対してというより、章の構成の仕方が、なんだけど。
 それまでは科学的に(現時点では)わりと自明な話をしてるので(学校やら書籍やらでその正当性が簡単に確認できる)、反対論者の論が、論法以前にあからさまにおかしいというのがわかるのだけど、歴史的な出来事となるとちょっと勝手が……無論、この本はホロコーストの本ではないのでそれについて一々証拠を挙げ、あった、なかったを組み立てていくのは本筋ではないけど、なんかちょっとなぁ、と思ってしまう。まあ、「わからなかったら自分で調べなさい」ってことだろうけど。そこにひっかかった以外は、特に魔女狩りの下りなどは面白かった。