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2003年04月11日(金) 旧暦 [n年日記]

ダメ人間の日々

 自分のダメっぷりをじわじわと味わう日々。自分のペースでやるしかないけど、自分のペースに拘るだけでもダメなんだよなぁ……
  神奈川県知事選に出馬の田嶋陽子、公職選挙法違反の恐れ?  いや、別に賄賂を贈ったとかってえ話じゃないんですが、いずれにしたって 公約 の5を見るに、既にすべてひっくるめて条約結んでけりがついている上に、信憑性が非常に薄い証言のみを根拠にしている主張に国民の税金を払えなんて言ってる奴に票を入れるなんざ、正気の沙汰とは思えませんけどね。
  東大がマイクロ波ロケットの打上げ成功/.JP )。 記事 によれば結局マイクロ波による気体のプラズマ化を推進力とするので、上空に至れば至るほど、推進力は弱くなることに。衛星軌道上まで上げるには、従来の推進剤を用いたロケットとの併用ってことになるのかな? あと、天気が良い日でないとマイクロ派の減衰・散乱が(レーザーほどでないにしろ)心配。
  コンコルドの引退読売 )を受けて、 日本の超音速旅客機開発も中断Yahoo! )。まー、不採算開発の代名詞だったコンコルドのようなことにならなくて済んだのは良いのだけど……
  賠償請求額、2.4億円から300円にzakzak )。80万円になる収入印紙代が払えないための一時的な措置、だそうですが……お金がないって、やっぱつらいことだなぁ。
  体調が悪いと、花粉症は弱まる(気がする) ということだけども、普通は免疫系がおかしくなるほど体調が悪いってのは相当のもので、しかも、失調すれば免疫系が逆に過剰に働くことの方が多いのだけども……やはり、他の症状のせいで軽微な反応を気にしなくなるとか、そういう気持の問題が大きい気が。
  宇宙のステルヴィアのキャラクター紹介 。いきなりキャラクター紹介で「ぎこちないながらも愛し合うようになる」ですか……ってか、コイツら何歳よ? あと、「そらのステルヴィア」でなく「うちゅうのステルヴィア」なのね。
 さっきニュースで、ラムズフェルド米国防長官が(フライシャー報道官の間違いですた)、フセイン政権の崩壊を始めて公式に発表したと報道していた。第三の都市モスルを攻略し、残る本格的な戦闘はフセインの故郷ティクリートのみとなったからだろうか。戦争の被害と今後の先行きの長さを考えれば単純には喜べないけども、 イラク国内の治安も悪化したままらしい産経 )。イラクの一日も早い復興を祈る。
 それにつけてもこの戦争で感じるのは「メディアの位置」。反戦報道、戦争支持報道、イラクの国内事情、公式発表、憶測、少しずつ、あるいはまったく内容の異なるニュースが流れ、視聴者はその情報の氾濫から取捨選択をせねばならない。また、イラク市民はBBCのアラブ語放送を情報源としていたと言うし、フセイン政権が機能しなくなったと判断されたのはテレビ・ラジオの放送が止まったことを引き合いに出されていた。また、本当か嘘か、 アメリカ軍指令はテレビ報道で市街の様子を見て市民のフセイン支持は強くはないと判断、慎重策から一転、電撃戦に打って出た朝日 )とのこと。テレビより若いメディアであるwwwを利用して、 前線兵士が世界に向けて日記を公開 したりもしている。バグダッドの少女がチャットで戦争の不安を訴えたことも報道された。メディアが今後の戦争の形を規定するかどうかはわからないけども、この戦争の決定要因の一つであることは間違いないと思う。
  ファイズのパワーアップ形態 (想像図)。流出情報を元に画像改造で作られたもの。具体的には ミッションメモリーを差し替えることでパワーアップ。目が赤くなり、胸のパーツが肩に上がって胸のメカの透けたクリアパーツが見えるようになる(スマートブレインのロゴ入り)。 この図にはないけども、 胸の中央にはフォトンストリームが「Φ」の字を象っているらしい。そして全身のフォトンストリームは灰色じみた白に。 特に最後の要素は、伝え聞く今後の展開の 巧が死んで、オルフェノクになる という情報が否が応にも思い浮かばされる。
 追加:アギトとアナザーアギトが「はぐれ刑事」で競演するらしい( 心日庵BBS )。放送は4・16。


2003年04月12日() 旧暦 [n年日記]

韓国VS香港

 偶然かなんか知らないけども、土曜の朝に韓国製のアニメの ポトリスゼントリックス がやっていて、前者は 公式ページ を見ると英語ではFortressと書いてあるのになんでポトリスになってるかと言うと韓国英語でFortressを発音すると「ポトリス」に聞こえるからだという話を聞いたけど、そっちの方がfortressだなんて名前をつけるよりは気が利いてるよなとかおもわなくもなく、テレビアニメの方は子供向けで可もなく不可もなく、しかし主人公の子供の顔が わんぱく王子の大蛇退治 とかの黎明期の東映アニメ映画みたいで、オイオイ日本市場を狙いにしておきながらイマサラコレかよとか突っ込まずにはいられなかったりして、それでもこれまで日本で放映されたどの韓国アニメよりはマトモに見えたけどもこの次も見ようという気にはならず。
 後者のゼントリックスはフル3Dアニメでキャラの顔が微妙に濃いというかアメリカナイズというか香港製作なんだけども、いきなりタイムパラドックスとかなんとか無視で過去に行ってしまってオイオイなんだけども悪役の声が麦人だったりヒロインの父である国王が堀秀之だったりして、15歳のヒロインが7年前に時間跳躍したら8歳に戻っているというのは正しいような、間違っているような、一部の限られたおっきいお友達狙いなのかと勘ぐってみたりもするのだけども、どう見ても「アイアンジャイアント」のパクリの主役ロボットのゼウスは機能不全で何故か喋りがズーズー弁になっていたり聞き耳を立てると耳の部分が集音機に変形したり、それもアイアンジャイアントじゃんと言えばそんな感じなのだけども、全体としてはそういったつぎはぎの寄せ集めと言えなくもないながらも、妙にもさっとしたスタイルというか、日本とは違うセンスを隠そうとしないでそれでスタイルを統一しているのはちょっと好感持ったりするのは、決して薬莢がたくさん出たからと言う理由で評価が甘いわけではないと思う。
 う〜ん、この芸風はあまり合わないな。
  駆逐艦文武大王 。歴史上の文武大王は 朝鮮半島の三国時代に三国を統一した偉人 らしいのだけど、駆逐艦で「大王」ってのもなぁ。一応「 フリードリヒ・デア・グロッセ (フリードリヒ大王)」ってのもあったけども、あれは戦艦だったし。もっとも、 広開土大王艦 というのもあるらしいし、駆逐艦クラスにも「大王」までつけるのが韓国式なのかもしれない。では、是非次の駆逐艦には「あずまんが大王(Azumanga the great)」と命名してください。
  プリンセス主体(チュチュ) 。ええ、タイトルだけのネタです。それ以上は何にも出てきません。
  小中高校生の万引き500人越す読売 )。群馬版の記事のようで、万引きの理由も「本自体が欲しかった」から「転売による小金稼ぎ目的」へと移っていてたちが悪くなっている現状や、万引きが書店の経営を圧迫している事実を指摘している。「万引きぐらいで」という保護者も多そうだけども、「小遣い稼ぎ」って理由じゃあ、同情の余地はないよなぁ。
  イラク指導部の顔入り「お尋ね者トランプ」、米英軍が兵に配布産経 )。戦争映画とかだと、兵隊がポーカーとかで使ってるのは大抵ヌードトランプなんですけどね……合理的っつーか、色気がないっつーか。
 それにつけても、日本の戦争報道は、ひとつひとつはさして面白みはなかったけども、情勢が変わっていくにつれ表現が変わっていく新聞社があったりするのが面白かった。どことは言いませんが、 朝日 とか(思いっきり言ってるやん)。
  新海誠 氏製作のみんなのうた「笑顔」を見る。……「彼女と彼女のハム」ですた。


2003年04月13日() 旧暦 [n年日記]

選挙

 全国統一選挙、ということで、国民の義務を果たしに行く。主に、昨日の朝っぱらから晩方まで選挙カーでご近所中をがなりまわして人の安眠を妨害した連中の落選確率を増やすためにだけどな。<性格が暗い
 それは(半ば)冗談としても、そういうのに限って政策方針には触れず、名前連呼ばっかだってのはどういうことなんだろう? 五月蝿い云々は置いとくとしても、名前だけ連呼されても政策と結びつかないのだけども。どんな候補に投票してきたかは秘密。まあ、社民と自由には入れる気にはならなかった、とだけ。
 なんだか今日は体調が悪く、体温を計ったら微熱がある。一番近い薬局はお休みだったので、二番目に近いスギヤマ薬局に行く。一応、汎用の解熱剤を買ってきたけど、折り悪く近所のどこかから、重低音の振動が響いてくる。体調が悪いところに、これは響く。カンベンしてくれ。トホホ。(よもやSARSではあるまいな?)
 相変わらず関東と地方の放送スケジュールはずれているのが多くって、特に大阪とか名古屋とか、地方局の独自色を出そうというスタンスのところはわりとアニメ番組がわりを食う場合が多くって、番組数自体は多いけども放送スケジュール自体は下手な地方より遅れる、なんてことはざらにあったりする。で、まあその中では比較的遅れの少ない「 カレイドスター 」。竜雄でない方の佐藤順一監督作品。サーカスのような、ミュージカルのようなステージで世間を魅了する劇団「カレイドステージ」で主人公がスターへの道を駆け上がっていくという、まあ実に分かりやすいサクセスもの(?)。ホリプロの肝入りだとか、一話当たりの制作費が破格の1800万だとか(通常は1000万円程度が相場だそうな)、そういうことでも記事になってたりもした。で、第一話を見てみると、佐藤(順一)監督色の出た、普通に期待できそうな出来。でも、確かに出来はいいのだけど、作画がそんなにお金をかけたものかといわれると、少々微妙。第一話にして韓国作画のオンパレード( 主題歌も韓国女性アイドルグループとのタイアップらしい )。別に韓国との共同制作・タイアップをどうこう言うつもりはないけども、そろそろ「韓国の」というだけではさほどのウリにならないんではないかなぁ。究極的には単純な話で、面白いか、そうでないかなのだから。
  仮面ライダーファイズ では、第二のライダー・カイザが本格的に登場。しかし、真理の同級生がカイザのベルトの写真を送ってきたことから彼らと接触し、知らされたカイザのベルトの秘密はあまりに不吉なものだった。一方、一度はカイザに倒されたものの三つの命を持つラッキークローバーの一人、ジェイは復活・強化をとげ、再度真理たちに襲い掛かってくる。装着したものの命を奪うカイザのベルト。死を迎えると知りつつ、それを装着してオルフェノクを倒すことが彼らの義父・前スマートブレイン社長に課せられた使命と信じる真理の同級生たち。ジェイに殺され、最後に謎の言葉を残し崩れ去る彼らの恩師を演じるのは「探偵物語」の松本刑事など、松田勇作作品でなじみの深い山西道広氏。何気に脇が豪勢だなぁ。当面はカイザのベルトの謎をめぐってラッキークローバーと攻防を繰り広げることになるんか。一方、啓太郎→結花→海堂→真理という四角関係が来週確定する模様。ニュータイプの番組予告でも今後ファイズ側三人グループとオルフェノク三人グループが意外な形で接触をするらしい。「見るまではわからん」とは言っていたものの、ここまで楽しませてくれるとは思わなかったなぁ。>ファイズ
 地方統一選まっただなかだけど、 都知事選は石原慎太郎氏が当確産経 )。一方、 神奈川県知事選は松沢氏が当確産経 )。田嶋女史が当選しなかったのは内心ほっとしてるのだけど、良かったかというとまだわからない。結局、選挙ってのはクライマックスでなく、始まりに過ぎないし。
 フセインの地盤ティクリートに進軍し、ちゃくちゃくとイラク全土の制圧を進めている米英軍だけども、アメリカでの世論調査は こんな感じ朝日 )。イラク戦争に対するブッシュ大統領の行動の支持率は71%と戦争支持率とほぼ同じ、けど、他の政策が足をひっぱり再選支持率は51%と微妙。一方、戦後の暫定統治は米英が中心という首脳部の考えに反して、国連の承認を受けるべし、という声が過半数を超えている。これからの国際情勢への介入については、6割が武力による解決は消極的だけども、北朝鮮問題に関しては半数が武力介入をやむなしと考えている。一部の専門家はイラク後はイランかシリア目を向けるという意見もある。一方で、イラク情勢のけりがひとまずつきそうな今、北朝鮮も一時休止を解除するのか、強硬に主張していた核問題の米朝二国間協議から多国間協議への態度の軟化をほのめかしている。面白い時代といえば面白いが、面白い時代というのもなかなかしんどそうである。
  Phoenix のnightly buildの4/11版を入れたら、文字入力関係がちとおかしい。4/10版に戻すと直ったので、このバージョンのバグらしい。注意。

よしなしごと

 ここんところネット上のアニメ番組感想で、新番組が多いせいか「ありふれてる」という言葉を否定的に使うものを多く見て、ちと首をひねったりした。いや、私もついつい使っちゃうんだけど、「ありふれてる」「使い古された」がどうしていけないのか、その一言だけではまったく説明されてない。「新しいもの」は存在しないわけではないけども、実際はそんなにたくさんあるわけではない。では、新しくないと楽しめないかというとそんなこともなく、「ありふれてる=つまらない」ではない。「ありふれてる」という言葉を否定的に使わせてしまう作品の出来がよろしくない、と言うこともできる。けども、それならば「ありふれてる」というのは雑感にすぎず、あるいは感想ではあるかもしれないけども、何故その感想に至ったかというのを読み取らせるにははなはだ舌足らずではある。ネット上の雑文は大抵お金を取って配信してるわけではないので対価に値するものを提供する義務、なんてのは生じようがないけども、やはりそれだけでは芸がないなぁ、と自分を含めてそんなことを考えたりした。
 で、そういったこととはあまり関係なく面白い解析だなぁ、と思ったのが 宇宙のステルヴィア で、キャラクターデザインが「眼が大きい」「首が太い」という感想が多かったのに対し、近年のアニメキャラのデータをプロットしたもの。見事に逆相関を描いている。ある種の黄金率がありそうではある。


2003年04月15日(火) 旧暦 [n年日記]

へこんだりへこんだり

 自分がかなりのヘマをやったことに気付く。気付くが、じゃあどれだけフォローできるのかといえば出来ることは少ない。こういう場合、挽回の出来ない失敗もあるがそうでない失敗も多い、と考えるほかない。そうでも考えて出来ることを済ませて気持を切り替えるべきなのだけど、私の場合、そういう気持の切り替えが下手なのだよなぁ。
 日曜の日記で「投票は国民の義務」と書いたけども、イキオイというか、冗談です。実際には「権利」であって義務ではありません。もっとも、民主主義を維持しようというのなら必要とは思いますけどね。(必須とまでは言わない)
  アストロボーイ鉄腕アトム 。言うまでもなく、手塚治虫の「鉄腕アトム」の三度のテレビアニメ化。主題歌は、例の「♪空を越えて〜」は権利が複雑化しすぎて使いたくても使えず、まったく新しいものになったらしいが、別に悪い感じはしない。原作やこれまでのアニメ化と大きく異なる点は、これまでのものはアトムは天馬博士が自身を慰めるためにアトムを作り、失望し、捨てたのがアトムで、我々の知るエピソードは天馬博士に価値を否定された後のものが多いが、今回は天馬博士が悪(?)の側として、アトムを導きコントロールしようと働きかけているらしいこと。アトムがピノキオの変形であることは過去多く指摘されているが、それとは少し違う形の話になりそうである。
 アトムというと、一番最初のアニメ化に参加していた富野氏がキングゲイナー完結のインタビューで「アトムのときと同じ手ごたえ」と答えていた。多分作業環境としてなんだろうけど、一番最初のときの仕事と同じ新鮮さと意欲で仕事に向かえることはすごいと思う。
  プロジェクトX でTRONプロジェクトの紹介。世間に注目を浴びながらOSが一代産業になることを見越したアメリカからの圧力に日本の官民が屈し、i-modeや家電のOSとして復活するまで……というストーリーで番組を構成していた。番組じゃ「逆転」と言っていたけど、微妙に違う気が。去年の総務相表彰時の 「せめてあのとき邪魔をしないで欲しかった」毎日 )の一言とか、 孫正義の「功績」とか をちらとも触れられなかったのは、少しなぁ(無責任なヲッチャーとして)。無論、当時の風向きが変わっていればTRONが普及していたかはわからないけども。それはともかく、「モノ作り日本の基本」を繰り返し言っていたのは、リップサービスだとか、学者が自身の研究をアピールするための分かりやすいフレーズということもあるのだろうけど、しんから出ている部分も少なくないと思いたい。
 で、 ワールドビジネスサテライト で食玩が特集されていて、 海洋堂 が紹介されていた(うちらの世代では、子供のときからガレージキットとかでなじみが深いんだけどね)。で、コメンテーターの「こういうのは日本のモノ作りの基本ではないか」と言っていたのが、プロジェクトXでの言葉と妙に重なった。
 WBSではウォール街で流行っている霜降り神戸牛のハンバーガーも取り上げていたのだけど、主な眼点はその神戸牛がアメリカ産で、元々は日本向けが9割だったのが最近は6割が米国内向けに変わったというところ。「美味しん坊」で、「アメリカ人は霜降りのない牛肉の方を美味しいと感じる」とかなんとか言ってたけど、実際の売れ行きの前では形無しですな。


2003年04月16日(水) 旧暦 [n年日記]

さんだーばーどー♪

 「Phoenixっちゅー名前はうちらが先につかっとるんじゃ、ゴルァ!」と訴えられて変更する名称が検討中だった Phoenix の新名称が 「Firebird」に決定したらしいnightly build が止まってるのはそれと関係があったのかなぁ。メールクライアントの独自計画は同様に“Thunderbird”になるらしい。サンダーバードつったら国際救助隊なんだけどなぁ。roadmapではそろそろ新しい安定版が出る予定なんだが。
  獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇 。実は元の「獣兵衛忍風帖」見てません。すいません。監修は川尻善昭氏だけど、監督は竜雄の方の佐藤監督、シリーズ構成は井上敏樹氏という、これまた微妙な……山田風太郎の「忍法帖」に強いインスパイアを受けたところがあって、でも昨今映画化とかコミック化とかでオリジナルの山風作品に触れやすくなってるんで微妙に山風のエロティシズムとグロテスク趣味にはさすがに及んでないところがあるなとか、でも、山風からジャンプマンガとかを経て一巡りして戻ってきた気がするというか。まだつかみでなんとも言えないけども、キャラクターの立て方はやたらと上手い(それ以外は保証の限りではない)井上俊樹氏がシリーズ構成ってのは合ってるかもしれない。ただ、第一話で悪役側の露出やインパクト付けが少なくって、ちょいとその辺は以後の期待を削ってる気はする。
  米中朝で多国間協議。日本と韓国は事後参加で産経 )。「日本とロシアには関係ない」と言い切る北朝鮮も阿呆か虎(中国)の威を借る豚と言うか、中国の狙いもイマイチわからないのだけど、とりあえず関係ないって向こうから言うんだったら、経済援助とか食糧援助とか全部停止で、渡航とかも一切禁止、朝鮮総連の活動も停止でOKなんですかいね? つか、中国がそんなに偉いのなら、もう日本からのODAも要りませんよね?
  ワンダバスタイル #1・2まとめ見。第一話が、アイドル四人組のノリはともかくその他のテンポが悪くって「う〜ん」と思っていたら、第二話は、売れてないくせに注文ばかりは多いアイドル四人組の掛け合いがメインになって、ちょっと安心して見れた。 タイアップ企画 のわりに、全然ヒロインを大事にしてないところはいいかも。性格良かったら逆につまらないですがな。
  遺伝子を紙に保存する技術読売 )。 ヒトゲノム完全解読日経 )。のニュースとあわせて、いろいろ面白いことができるかも。雑誌付録に遺伝子導入キットとセットにして、ベクター導入してみるとか……ムリか。ちなみにヒトゲノム完全解読たって、どこがどういう意味を持ってるかまで完全に解読できたわけじゃないっす。単に塩基のシークエンス(並び)が分かったってだけです。どんな文字が書いてあるかはわかった、文章の意味はこれから、ってところでしょうかね。あと、韓国のマスコミでは三番目に解読に貢献した日本の功績はやっぱり完全無視です。まあ、そういう国ですから。
  ワンドブルデイズの映画祭での上映中止のお詫び 。え〜、「ガンドレス」という単語が頭の中を激しく駆け巡っております。
  オーストラリア退役軍人が保管の特攻隊員の戦闘帽、「遺族に」と情報求める読売 )。進駐時に偶然遺族と会った、というのは実際ありそうもない気がする。勝手な憶測で申し訳ないけども、記憶の中で二人のイメージを近づけた、ということは大いにありえる。しかし、そうだとしても決して忘れられないくらい、目の前で戦闘機ごとつっこんだ一人のパイロットのことを、50年以上経った今も消し去ることが出来ないのだと思う。


2003年04月17日(木) 旧暦 [n年日記]

こどもには見せられない

  PTAのアンケート「子供に見せたくない番組一位はクレヨンしんちゃん」朝日 )。いやあ、放送開始から十年も経っているのにいまだにそんなに注目を受けるなんてスゴイとしか言いようがありません。ありがとうPTA、これからもヨロシクPTA、相変わらず思考停止だぞPTA。ワタクシとしてはクレヨンしんちゃんよりプロジェクトXの方がよっぽど子供の情操教育に良くないんじゃないかと思いますですよ。回によりけりだけど、最近は特に。「みてくれを取り繕うため、視聴率を稼ぐためならどんなにウソで塗り固めてもOK」のマスコミの論理を地で行ってますから。前のボスが目を輝かせながら「プロジェクトX、いいね!」と言ったとき、苦笑しつつも「あれ、嘘ばっかですよ」とはついぞ言えませんでしたけど。まあ、結局「子供に悪影響・好影響のある番組」ではなく、「大人が勝手に子供に良くない・良いと思ってる番組」ってことなんでしょうけどね。自分が子供だったときのことなんかすっかり忘れてる。矛盾への疑問・突っ込み上等じゃあないかい?
 と、思ったら 読売 の記事では 見せたくない第1位「クレヨンしんちゃん」のフシギ として、「アッパレ戦国大合戦」の評価との食い違いを指摘している。まあ、映画とテレビはちょっと違うんだけどね。
  ナムコがセガに合併を打診日経 )。日経は思想・政治スタンス的偏向はあまりないけども、技術的な記事とかはとんでもない間違いすることあるし、ときどきとんでもない誤報が載ったりするのでこれも結構疑われていたけども、 ナムコのアナウンスにより 事実であることが判明。時代の趨勢は変わっていくなぁ。
  国連が北朝鮮の人権侵害行為に対し、非難決議を採択産経 非難決議の要旨 )。韓国は欠席して投票自体に参加せず、28ヶ国が賛成、10ヶ国が反対、14ヶ国が棄権。反対の10ヶ国は 中国、ロシア、キューバ、シリア、マレーシア、アルジェリア、スーダン、リビア、ベトナム、ジンバブエ ( 読売 )。うーん、マレーシア辺りは意外と言えば意外という気も。マハティール首相がアメリカ嫌いだからかしらん? ジンバブエもなんでかよくわからんのだよなぁ。非難決議自体はどの程度の効能があるかはあまり期待しない方がいいだろうけども、国際的に北朝鮮を取り囲む包囲網は狭まっているのだろう。アメリカが中東に手を出そうとしてる現在、中国を刺激しかねない北朝鮮はあとまわしにしたいんじゃないかという見方もできるけど、それもどうなのかよくわからんしなぁ。
  毎日新聞朝日新聞 が自衛隊のクラスター爆弾保有を記事に。そりゃもー鬼の首でも取ったかのように。 「不発弾による民間人への被害が指摘されている「クラスター爆弾」(集束爆弾)を航空自衛隊が87〜02年度にかけて148億円分購入、各基地に配備していることが 17日 分かった。」って、何年も前から公開されてるんですけど…… 今年の予算審議答弁でも配備について質問されてる んですけど……すいません、このヒトタチ、イッタイなんで自分の取材能力のなさを自慢げに宣伝してるんですか?  ニュース速報+板 辺りでは「有事立法潰しにスクープをでっちあげたんじゃない〜?」との見方が主流。しょーもないなぁ。
  韓国で新種コロナウィルス感染三名発見朝鮮日報 )。これ自体は大変なコトで、日本でも成田経由でフィリピンに帰国したフィリピン人女性がSARSで死亡したんじゃないかってニュースが出て人事ではないのだけど、その二日前に 韓国入りした日本サッカー代表チームのマスク姿に「バカじゃない?」の声が上がっていたサンスポ )のを見ると、なんつーか、苦笑と言うか。どうしてこういう無根拠の過信ができるんだろう……
 イラクの方は戦後復興のフェーズに移っているのだろうけど、事前に予想した通り、欧州各国の思惑やイラク国内の複雑な政治事情に思うようになかなか行かない模様。まあ、いまさら「だから言ったのに」って言っても詮無いのだけど。
 なんか、四コママンガ誌に犬上すくね氏や那州雪絵氏の名前が見える。最近は四コマ誌って言っても作風も絵柄もストーリーマンガ的になってきてるものが多いし、四コマ誌掲載でも四コマでなく普通のマンガのものだってある。これからはこっちもチェックしなきゃいかんのかなぁ。


2003年04月18日(金) 旧暦 [n年日記]

バカ映画マンセー

 なんか見に行かないとミヤギ師匠の家を掃除させられそうなイキオイだったので、本日最終日の リベリオン を見に行く。お見事なまでの(ダメ映画ぎみな)バカ映画ですた。
 舞台は第三次世界大戦後、「人間性こそが戦争を引き起こす元凶である」と、人間性を否定され、一切の芸術・娯楽を禁止された世界。国民に義務付けられた感情を消す薬の投与をしないで過去の芸術作品を集める犯罪者たち、それを裁く「聖職者(クラリック)」と呼ばれる執行官たちがいた。主人公のジョン・プレストンもクラリックの一人、それも銃を自在に操る武術「ガン=カタ(銃型)」最強の使い手だった。黙々と犯罪者達をつぎつぎ始末し、感情に目覚めた同僚ですら無表情に粛清する日々が続くが、ある日、薬を投与しそこねたことをきっかけに、それまで失っていた感情に目覚め、世界への疑問を抱いていく。
 と、書くとよくある反体制もののSF映画っぽいけど実はコレが大バカ映画。話の筋なんてどうでも良く、未来武術「ガン=カタ」のとんでもなさが一番のウリ。過去の銃撃戦を科学的に解析し、東洋武術と融合して、敵の射線上に身を置かず、敵に有利なところを陣取るというフレーズなんだけど……分析した過去の銃撃戦って、ジョン・ウーとかジョン・ウーとかジョン・ウーとかだろう!? 話自体はバロックスペオペのなりそこないと言うか、「ネメシス」とか「バトル・フィールド・アース」とかみたいにスタイリッシュを狙って170度くらいずれた感覚と言うか、でもそんなストーリー屑なんてのはどうでも良くって、お前ら悪いもの食ってうなされたときに思いついたんだろう的な「ガン=カタ」のアクションがもうなんて言うか。強くなりたきゃ掃除しろの精神ですよ、ええ。いまどき珍しいB級バカ映画の雰囲気まんさいの映画ですた。でも人には勧められないので1点。
  宇宙のステルヴィア #3。3話目にして作画ピーンチ、の予感。まあ、昨今のアニメバブルでは……アニメは他の番組制作と太刀打ちするために制作費を引き下げてるわりに、関連商品が当たれば大きいと言う未だにエヴァ幻想を持ってるスポンサー・キー局のせいか、ここ数年どうしようもないほどのバブル状態なので、まあ作画に関してはいまさら云々言ってもしかたありますまい。構造的なものだし。今回は主人公志麻の同級生たちや、学生達のトップ・ビッグ4の顔見世も兼ねながら、事故で書き換えてしまったステルヴィアの重要プログラムを元にもどしにメインコンピュータールームへと、延々と彷徨う話。ビッグ4の奇人さ加減もさておき、今回のウリは犯罪者の自覚0の志麻のずれ方。スーパーハカーと言うか、「セキュリティ? 切っちゃった」とこともなげに言う何気ない常識外れさ加減がまた……2chあたりではなんでか「SF論争」が起こったけど、そういう番組では、あからさまにあるまいに。
 ムリョウと見比べてみると、佐藤竜雄の学園もののパターンがなんとなく見えるかも。
  phoenix 使ってるとChocoaが関連付けが上手く行かないので、 LimeChat に乗り換えてみる。DCCの設定とかが上手く行かずちと四苦八苦したけども、それもどうにかなって、ショートカットのキーバインドがchocoaと違うのがちょっと戸惑うけども、概ねベネ(よし)。
 その phoenix は、 新名称“Firebird”が別のOpen Sourceプロジェクトに使われてて、またもや名称変更の可能性がある と言う。もー、いっそのこと ファイバード にでもしちゃえ!
  宗教者の呼びかけに、バグダッドの戸品が続々返品産経 )。これって、微笑ましいとか、感心とか言っていいんかなぁ。微妙だ。
  北朝鮮談話の全文産経 )。誰か代わりに突っ込んでください。私はもう疲れました。
 突っ込み疲れたと言うと、 コミックバンチ 連載の「ブルンギル」で、キャリア組警官の韓国人主人公が逆ギレして「日帝36年の搾取」とか「日本は朝鮮戦争で儲けた」とか、お決まりの文句を言い出したのにはちと苦笑。韓国併合は1910年八月、ポツダム宣言受諾が1945年8月。その期間35年なんですが。さらに日本は朝鮮半島へのインフラや教育の整備に国家予算の十分の一を捻出してました。半島出身者への差別がなかったとは言いませんが、これって搾取って言うんでしょうか? あと、朝鮮戦争特需で日本が復興へのきっかけを掴んだのは事実ですが、別に朝鮮戦争自体は日本がそのために起こしたものではありません。もし日本が弾薬などを供給してなければ李承晩率いる韓国軍および米軍が戦線を支えることは難しく、威張ったり恩を着せるようなものではないし、韓国側としてもあまりいい気はしないでしょうが、そのために現在の韓国が維持できていたという面もあります。歴史云々という割には、アレな講釈内容だったなぁ。と言っても娯楽としては一般認識をベースに軋轢を描くというのは正しく、別に作品としてどうこうってことではないのだけど。
  米国amazon でちょっと注文。しかし、日本版は生産中止なんか? 続編シリーズ始まったんだから、廉価版出せばいいのに。それと、仕方ないところがあるとは言え、日米のこの価格差は……


2003年04月19日() 旧暦 [n年日記]

ばいよー

 今度研究で使う細胞はCELL LINE(細胞種の系統)がはっきりしている培養細胞を使うので、ちとそれの株分けやらなんやら。コンタミ(汚染)しとったらいやじゃのう。
 発売からひと月近くたっていたのに年度末年度頭がごたごたしていて忘れていた ゲド戦記V アースシーの風 を読了。前作「帰還〜ゲド戦記最後の書」ではタイトルにも関わらず、テハヌーの秘密など、いくつかの謎が残った。なぜ魔法使いクラスの力を使える女が生まれたのか、竜とはいったいなんなのか、アーキペラゴの人間達だけが本当の名前を駆使し、魔術を使えるのはなぜか……亡き妻の幻影を夢で見、壁の向こう側の死者たちの異変の予兆をもたらしたしがないまじない師ハンノキ、そして短編「ドラゴンフライ」に登場した竜女アイリアンを加え、一行は魔法使いの秘密と、それによりもたらされた世界の歪みを知る。~   ゲドは第三巻「さいはての島へ」でアーキペラゴに新しい王をもたらした代わりに一切の魔法の力を失い、「帰還」では元アチュアンの墓所の巫女で、ゲドがそこから腕輪のかけらと共に連れ出したテナーと再開、普通の男としての人生を歩みだし、また養女テハヌーの登場により新しい時代の到来の予感をさせて終わった。日本では「ゲド戦記」と訳されているが、原題はEARTHSEA(EARTH+SEA)で、アースシー世界があくまで主眼であるとわかる。そして、今回ゲドは出てくるが主人公というわけではない。この話を読んで感じたことは、グランドフィナーレ、というところだろうか。これまでの登場人物で、生き残ったほとんどの人々が出て来、集まり、そして世界の謎にけりをつける。もうひとつ、この話で感じたのは人のなす「わざ」の描写である。今回の案内人ハンノキはものを修繕するまじない師で、世界を修繕する今回の話に暗示的ではあるのだけど、それだけでなく、魔法にしろ職人の手業にしろ、その人間のスキルというのはその人自身の人生を導くものになる。なすべきことというのは、運命とかで決まっているものではないが、その人自身が得てきたもの自身が決めるものかもしれない。その他にも異なる宗教・言葉・風習を持つひとびとのある世界観とか、謎だけでなくこれまでのすべてに決着がついた観がある。アンコールではなく、やはりグランドフィナーレ、そんな気がする。ゲド戦記に付き合ってきた人は読まないわけにはいかないだろう。
  愛國チャンネル「チャンネル桜」 。……いやコレは右でしょう、どう考えても。ただ、戦前戦中的価値観を持ち込まれるたびに、やはり今の日本って当時と変わってしまってるのだなぁ、と感じる。戦前戦中の価値観が悪いとか良いとか、そういうことではなく。
  中国がWHO査察からSARS患者隠し朝日 )。中国ってばもー。
  X-boxが実質値下げYahoo! )。値下げもいいけど、軽くしてください。
  米国が米中朝三者協議の中断の可能性を示唆東京新聞 )。北朝鮮が核燃料の再処理をちらつかせたんで、その報復に脅したみたいですね。まあ、これは脅しだろうけども、北朝鮮も阿呆と言うか懲りないと言うか、無事に済めばいいけど。
  SIMPLE2000シリーズ「ザブングル」 を買って来る。忘れてたワケジャナイヨー<嘘くさい。ノンクレジット版のオリジナルOPに加え、音声こそないものの銀河万丈調のナレーションテロップに、レースしながら競争相手をどつきまわすというゲーム内容は実にザブングル的。ゲーム性自体はなきに等しいけど、トロン・ミランも出るしアコンも出る。ホッター爺さんも出る。マリアは敵を攻撃した直後に「ああ、戦ってしまった」とか言うし、グレタ・カラスは「とーちゃんの仇〜!」とか言ってくる。レッグタイプ(小型WM)がブラッカリーだのセンチビードだのオストリッチタイプだのも投げ飛ばす無茶苦茶さ加減もシビリアン的。いやいや、作った奴、エライ! ファンとしては2000円でこれだけ作ってくれれば満足です。エンディングもできればつけて欲しかったけどな。