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2002年10月21日(月) 旧暦 [n年日記]

自信注意報

 後輩から「今、自信がなくなってる」と相談を受ける。いろいろはげまそうとするが、むしろこっちの自信がなくなりかける。うーん、もっと上手くはげましてやることが出来たかもしれないのに。自分は本当に人の気持ちを察することの出来ない奴と最近よく思う。
  米国が枠組み合意破棄を報道 すれば、 北朝鮮メディアは枠組み合意維持の呼び掛け 。米国の上の方では、イラクよりも北朝鮮を危険視すべき、という声も出ているという。当面の目標をイラクから北朝鮮に切り替えるのだろうか? 中国との北朝鮮をめぐる交渉も、着々と進んでいるようであるし。北朝鮮の核開発継続は各国政府が極秘にしてたのをメディアがすっぱぬいたという話だけど、もしや、世論の誘導を狙ってリークしたのでは、というのは考えすぎか。今度ばかりは強気の(虚勢がほとんどだけども)金正日の外交もいかんともしがたいのではないだろうか。今回も後手後手に回って、日本はいいように使われそうな気も。
 しかし、いざことが起こったとして、米国は日本に軍事力の参加を要請するのだろうか? 韓国軍はもちろんそうなるだろうが(友人に韓国軍の統帥権はアメリカ軍が持ってると言ったら驚いていた。案外と知られてないらしい。一応、平時の統帥権は韓国政府に委託されているはずだけども)、イラクとかアフガンとかの地球の裏側のことでなく、日本のすぐとなりのことだと考えると、その可能性も少なくない気がする……うーん。
  アメリカの連続狙撃魔の容疑者が逮捕されたらしい (CNN)。アルカイダのテロじゃないか、という憶測すら流れていた。これで事件が終わるならいいが。
  「THE RING」、初登場興業トップ 。ふえ〜、って感じ。「(内容は)どんなんなってるんだろうね」と友人が言っていた。最後は貞子と殴り合いになって大爆発、とか(嘘です)。また「今だったらビデオじゃなくって動画ファイルがP2Pで交換とかだろうね」とも言っていた。多分、アンチ貞子セキュリティツールとかが出回るのでしょう。最新版を落とし損ねてうっかり呪われてしまう罠。どうせならギャグ爆弾で笑って死にたい。類似で馬の皮(だっけ?)の朗読音声ファイルとか、「暗い日曜日」のMP3ファイル、バナナフィッシュのJPGまで流通する。しかし、流行りすぎたためにトラフィックが混雑し、異様に転送速度が遅くなった。「呪いはのろい」……ってこれじゃ田中啓文氏のパクリだ。そういえば、藤島康介氏は「リング」に対し、「人のネタで飯を食うということはだな」と作者に小言を食らわせたのかしらん? いいんです。わかる人だけわかってくだされば。
  キングゲイナー 七話。先週からひっくり返ったままでエクソダスが滞った都市ユニットをシベリア鉄道総裁の特別列車で引き起こす作戦を実行。これまで映像と歌と名前だけだったミイヤ・ラウジンが登場。公式ページの人物紹介から「天然ボケキャラ」だとは思ってましたが、ツッコミ役の押し掛けマネージャーのルブルともいいコンビの模様。シベ鉄総裁のキッズ・ムントも変なキャラ。実写だったらクラウス・キンスキーにやらせたいなぁ。いや、なんとなく「吸血鬼ノスフェラトゥ」からのイメージですが。全般的に相変わらずどこかずれたキャラのやり取りがいい味出してます。


2002年10月22日(火) 旧暦 [n年日記]

まだ終わらない

 その可能性はあるよなぁ、と思ったけども、 やはり誤認逮捕だったようで 。情報不足のせいもあるけど、どんな犯人像かがさっぱりつかめない。本当に犯人が捕まるんだろうか?
  拉致帰国者が洗脳下にある可能性は、まあ事前から考慮されていたわけですが 。予想できすぎていたので、特にコメントなし。
 北朝鮮が核兵器を開発しているどころかすでに幾つか持っているだろう、というのは、かなり確実視されているわけですが、 北朝鮮の核弾頭はノドンでは打ち上げられない そうで。安心なんだかなんなんだか。
  信用金庫の逆襲 。おちおち強盗もしていられない。
  うらにわのアルジャーノンのおはかに、お花おあげてくださいドラマ は、最低とは言わないけども、なーんか違うのだよなぁ。まあ 逮捕しちゃうぞ よりは4倍くらいはマシです。
  Mozilla 1.2betaが少し前からリリース。どうやら1.2alphaからそのままインストールすると、関連付けファイルの関連ファイルの引渡しでエラーが出る模様。一旦、アンインストールしてから残ったバイナリも削除して再インストールすれば問題はないっぽい。設定ファイルやプラグインは消さなくてもOK。
 NHK−BS2で放映している「宇宙船サジタリウス」が残り二話。最終回の三話はやはり何度見ても泣ける。
  ビッグオー は既製作部分の三話目。どこからどう見ても機械な動きのロボ子ことR・ドロシーが萌え。


2002年10月24日(木) 旧暦 [n年日記]

デスクトップ付箋紙導入

 前からそうした方が良いとは思っていたのだけど、いい加減ディスプレイにメモ書きをペタペタ貼るのもアレなんで、デスクトップ付箋紙を導入。別に何でも良かったのだけども、なんとなく POSTNET にする。今まで導入していなかった理由は、ただでもリソース管理周りが最悪なWin98で余計なリソースを消費するものを使いたくなかったのだが、今日まで既にWin2Kに乗り換えていることをコロっと忘れていた。いかんいかん。
 売りのネットワーク対応機能は現環境ではあまり使いではないが、まあ機能的に文句はない。
 仕事でメスシリンダーを注文したのだけども、メスシリンダー等、ガラス製品の素材である「パイレックスガラス」ってなんだろうと余計なことが気になり、 検索 。通常の二酸化珪素に、酸化硼素や酸化ナトリウムを加え、強化したガラス全般のことらしい。1910年の発明と言うから、かなり昔から使われていることになる。
 これを調べているとき、「酒石」(ワインを醸造するときに出来る、酒石酸とカリウムの結合した沈殿物)を「ガラスの結晶のような」と形容してるものが多かった。ガラスは基本的に、非結晶体なんだけどなぁ。
  2chニュース極東板 より、 世界の中の日本のアニメリンク ( ■日本のアニメ文化は世界中で大人気だにょ〜【八】 の869)。 潤沢な資金で贅沢に作品を作るアメリカと、限られた期限・コストの制約の中で独自の表現を生み出してきた日本 というのは、アニメ映画とテレビアニメの比較なので全てを適切に表してるわけではないけども、太平洋戦争のときから(もしかするとそれ以前から)の両国の根底にある民族性を示してるようでもある。日本はオリジナリティに欠ける、とはよく言われるけども、オリジナリティに欠けるのではなく、全般的に「制限の中で何かを模索することが得意(というより必要に迫られて)」の気がする。
  ヲタク的教養とは何か で、「江戸時代から続く歌舞伎等の芸能の世界を知らずに、ヲタク文化を論ずるな」という結論はなかなかに面白かった。いや、私も詳しくはないけど。
 そう言えば、 深+ のマスターが「歌舞伎ってのは、無茶苦茶洗練されたエンターテイメント」と言っていたっけなぁ。
  米連続狙撃事件で容疑者の元軍人と養子を逮捕 。う〜ん、ホンマに今度は犯人なんか? これまでの報道を見ていると、警察もあせりまくっているようだけども……
  政府、拉致帰国者五人を国内に留めおく方針 。日本政府にしては、めずらしく至極まっとうな決定(ってのは失礼か)。正論としては「本人の意思が優先」なのだけども、強度の洗脳、あるいは監視、脅迫下にあると推測される現状では「本人の意思」の確認がどれだけできるのかは疑問。問題は、帰国者の家族、その他の拉致者の帰国の交渉において、これが尾を引かないわけはないことだけども、是非がんばって欲しい。一方では 日本も着々と下準備が進んでいるような気もしますが 。「日本は軍事力を振るうことになるのか」の議論としては避けえないものなのだけど、知人の自衛官の顔などが思い浮かび、やはり複雑な心境ではある。
 北朝鮮の方は 開き直って核兵器開発を肯定しつつ、経済援助を要請 してますが。逆ギレ状態? まあ、まっとうに考えれば、核を使うことによるリスクがあまりに高すぎるので使わないのが普通なんですが、なんせあそこは常識を超えてる国なので。
 で、そんな国に利することになるのに、何考えてるのかねえ、というのが 朝銀への公的資金投入問題 。韓国・朝鮮系の団体には及び腰なのをいいことに、結構日本の政治家なども所得隠しに使っているという噂だけども、その辺も影響してるのかも。その金を アフガニスタン復興 に回せとまでは言わないけど、もっとマシな使い道はいくらでもありそうである。しかし、不謹慎ではあるけども、面白そうな企画だなぁ。>しない善より、する偽善
 関係ないが、楠桂のサンデー超の連載が、 サンデーGX に移籍ですか。うーん。


2002年10月25日(金) 旧暦 [n年日記]

配る巫女さん

 夜、飯を食いに矢場町の辺りまで出て行くと、 矢場町の交差点 で巫女さん二人発見。
 なんじゃそりゃあ! とよく見ると、どうもチラシかなにかを配っている様子。あ、なんだ。 月天 の巫女さんか。矢場町交差点は月天のお店のすぐ近くなのだ。こういうこと書いてるから名古屋は変な街だと思われるんだな。月天に話を戻すと、近頃はランチまでやっているようで、なかなか大変そうである。大変そうというのは飲食店に限らず大須にあるお店全般について言えることで、ヤマダ電器の進出でとみに顕著になったが、競争が激化してきている。古き良き寺前町の雰囲気が好きなのだけどなぁ。でも街中で巫女さんに出くわすのはマジでびびりますよ? 街中でゴスロリに出くわすよりも驚く。
 昨日 PostNet を入れたら、タスクトレイが大変なことになってしまった。バグとかではなく、登録されたアイコンがただごとではない数になった。これは明らかにWindowsのユーザーインターフェイス設計思想の欠陥なのだが、文句を言っても詮無い。XPはこういうところ、うらやましいよなぁ。
 しかたないので TrayManager ( 日本語化パッチ )という舶来のソフトウェアを導入。いちおう、デスクトップが多少すっきり。しかし、エレガントなシステムでは、どんどんなくなっていく。なにはともあれ、使い勝手のよろしいソフトを使わせてくださるFreeWare作者の方々には感謝。
 昨日逮捕された 米連続狙撃事件 の容疑者だが、押収したライフルから取った旋条痕が被害者に撃ちこまれた弾丸のものと一致したそうで、どうやら本ボシらしい。アルカイダ等のテロ組織とは関連のない、単独犯行の模様。ようやく、これ以上被害者が増えることはなさそうだ。
 対して北朝鮮関連はまだまだ不穏。今日も今日とて 根拠不明の強気の交渉 。 関係ないのかもしれないけど(でも、少なくとも情報戦上での意味はあるだろうけど) こういう記事 とかが連日出る。一番いいのは金正日が逃げ出して、米中の後ろ盾の元、韓国がしばらく北朝鮮を暫定管理するというシナリオが望ましい。その場合は、無論いずれは統一はするだろうけども、急激に北の一千万の人民が南に流れ込むのは悲劇以外のなにものにもならない。逆に最悪なのは、金正日が中途半端に戦争をふっかけた挙句に中国を巻き込んで国外脱出、台湾、尖閣諸島等にまで中国がどさくさで手を出し、東アジア全体に戦火が広がること。まあ、そこまで大げさになることはまずはないとは思うけども、中国の出方というのがとても気になる。逆に中国が北の後ろ盾をやめてしまえば、ここの問題は半分解決したも同じ。水面下ではどう動いてるのか。
  キングゲイナー公式ページ のネタバレがスゴイ。特に 登場人物紹介 。なるほど、第一話の シンシアの言ってた仕事の内容 ってのはそういうことだったのかとか、 アデットは、つまりヤッサバからゲイナー(ゲインじゃないよ)に乗り換えるのか とか。先の展開をさらで楽しみたい人は見ちゃダメ。
  google のトップページの画像がまた変わっている。今日ってなにかあったっけ? と思ったら、 パブロ・ピカソの誕生日 だったらしい。
 さすがにここのところ寒くなり、ティーシャツ一枚で街中を走り回るのはつらくなってきたので(いや、昼頃はOKなんだけど、朝晩がね〜)、ワイシャツを今日から羽織る。これであとひと月は戦えます!? でもちょっと風邪気味。しょぼーん。
 追加。 ハラショーな画像


2002年10月26日() 旧暦 [n年日記]

しまった! サイレントランナー見逃した!

 思わずしょぼーん。
 しかし、「プライベート・ライアン」は見忘れない。裏で「ラスト・アクション・ヒーロー」なんてやってたらしいが無視。
 久々に見ると、やはりデジタルがちょっときつい。わざとやってる部分はもちろんあるのだけど、わずか数年前の作品だというのに今は大分見やすくなっている。こういうところでも技術の進歩を感じるなぁ。
 この映画はストーリーよりも描写に尽きる。冒頭の、上陸のシーンの後自分の腕を探してうろつく兵士とか、祈りを唱えながら鐘楼から狙撃をするシーンとか、敵と鉢合わせて突撃銃を構えて撃とうと思ったらお互い弾切れでヘルメットを投げ合うシーンとか。多少は一般向けに奇麗事っぽいテーマも入ってはいるけど、どことなくブラックユーモア的なこれらのシーンに「戦争は奇麗事じゃない」というメッセージが感じられる。この映画に出てくるティーガーI(と言うより、ほとんどの映画に出てくるティーガーI)は T-34/85の改造(ってよりハリボテ)らしい のだけど、やはりそのせいか、どこか不自然ではある。と言っても、最善を尽くされているとは思うのだけど。(現物のティーガー戦車なんて、流石に撮影に使えまい……)
 本日26日はマニア向け(オタク向け)コミック誌の小ラッシュ。とは言え、以前ほどのイキオイもさすがにない。アフタヌーンも路線転向に失敗してからは縮小傾向の感は否めないし、角川系の雑誌もメディアミックスに頼った弊害で、その後の伸びはイマイチであるように思える。このところ、この分野のコミック誌が停滞気味の気がするのだよなぁ。どうも。原因は幾つか思い当たりはするけど、決定的要因と言うのはよくわからない。
  ガンダムSEED はようやく3話目から話が転がりだした。これまで従来とは違う独自の設定を幾つか出していたけど、それがイマイチどう、という話ではなかった。とは言え、演出自体は工夫がないのは確かだし、まだまだ様子見。
  東京ミュウミュウ は、作画はともかく、話は無難にまとまっている。けど、いつのまにこいつらは空を飛べるようになりましたか?
 先日、たまたま検索で T−CONにおけるゲストの招待状発送状況 を見つけてしまったのだけど……伊藤明弘氏が含まれている……え〜。くれぐれも言っておきますが、ヲイラが企画してるわけではありません(企画をやってみたくないわけではないのだけども、個人的事情で、来年以降の身分が不安定なので企画を遂行できるか未定なため、ちょいと躊躇が大きい状況)。また、「あまりにもゲスト(招待)の数が多すぎる、というのも気になる。ひょっとして全部ちゃんと企画があって招待しているのかもしれないが、そうでないとすれば、今年のSF大会で「一体何のために呼ばれたのかわからない」と言わしめた状況を再現することになりかねない危険があるのだけども……ちょいと不安。
 しまった。今日、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」をやっていたのか。見忘れた。


2002年10月27日() 旧暦 [n年日記]

寝過ごし

 おまけにハリケンジャーとGAの予約を間違えて撮りのがし。友人に確認してOPのじゃんけんが何だったかだけ聞く。三連続でグーだったか。ま、他のことはいいか。
  龍騎 はテンポが無茶速い(誉め言葉)。ナイトVSオルタナティブ、龍騎・タイガVSガゼルペア、モンスターVSモンスターとアクションシーンだけでも濃い濃い。ラストに東條の裏切りと、何かの予兆のように出現するガゼル軍団( 仮面ライダーインペラーの契約モンスターなんだけどね )、今回は脚本も演出も絵作りもどれも負けてない。うーん、朝から見るのはもったいない。
 話題にしようとしてしそびれていた、チェチェン地区での立てこもりテロ事件、 人質被害者が118人にまで増えた ようで。この手のテロ対策は、「絶対の正解がない中でもっとも正解に近い回答を探しつづけなければならない」わけだけども、しかし、犠牲者の数を見るとやはり暗澹とする。詳しいレポートはいずれそれ系の雑誌に載るだろうから、それを見ないとなんとも言えない。けど、 この辺のニュース を見ると、やはり政治色が強そうだ。チェチェンの民族紛争でいつも思い出すのは、セルゲイ・ボドロフ監督の コーカサスの虜 という映画。トルストイの同名の有名小説を、舞台を現代に置き換えたものなのだけど、 これほどの昔からずっと続いてる問題なのだ 。そして、ロシアもチェチェンも、その前提の上にそれぞれ権益を得るものがそれぞれの事情で煽ったり継続したりしている。本当にイヤになる。奇麗事ではすまないのはわかるだが、この不毛の連鎖に巻き込まれた者が簡単に抜け出せないのはわかるのだが。
  チャップリンの「独裁者」、フランスで新作並みの大ヒット 。確かに今見ても遜色のないコメディだが、これほどの求心力を得られるとは。日本では若い人は古い映画に興味をそこまでは引かれないのでうらやましくもあるのだけど、何かの社会背景があるのでは、とも思ってしまう。
 あまりこういうことばかり書くのもどうかなのだけど、韓国・北朝鮮系の発言ネタが結構ヒットが揃って出た。 辛淑玉氏、在日を励ます日本人を「偽善」と批判 。自分で「仕返しを恐れてる」と言っている辺り、語るに落ちてるような。言いたい趣旨はわからないではないんだけどねえ。 石範氏、「日本は歴史健忘症だ」と批判 。あのー、完全に問題をすりかえてますが。作家とは思えない論理性のなさだなぁ。まあ、日本国内で日本を責めることが飯の種になるのだから、日本もまだまだ平和です。
  韓国yahooで、2chの嫌韓フラッシュが批判される 。当のフラッシュは これこれ 。まあ、あまり性質の良い茶化しではないのは確かなのだけども、マスコミが大真面目に言うことでもないよなぁ。
 いつのまにか 復刊ドットコムの「おれのサーキット」要望が10票を越えた ので、たまには宣伝(でも、あと90票近く必要……)。マジで面白いので、読んでほしいのだけどなぁ。


2002年10月28日(月) 旧暦 [n年日記]

縁日

 大須と言うと「大須観音」がまず出てくるが、十八日の大須観音の縁日の規模より、毎月二十八日の 不動 の縁日の方が大きい気がする。ほぼまる一日、 赤門通り が車両通行止めになり、出店が出揃う。晩飯がてら久々に覗いてみる。別になにを買うではなくとも、歩いてるだけで楽しい。研究室への差し入れに ポン菓子 (正式名称は知らないが、ウチの田舎ではそう呼んでいた)を一袋詰めたのを買っていく。 メイド がいようが 巫女さん がいようが、大須はこういう雰囲気が残ってて好きだ。
 昨日のチェチェンの劇場立てこもり事件の被害者数ですが、117人の間違いでした。すいません。しかし、中毒死って、催涙ガスでそんなことがあるんだろうか? しかも百人以上も? 一説には使ったのは「無力化ガス」ではないかとの話もあるが、いずれにしても腑に落ちない。なにやらいろいろありそうではある。
  読売新聞、「萌え」を語る 。しかも、よりによって「 シスプリRePure 」ですか。「萌え」ってのは言ってしまえば「キャラクター性」の一つであり、その観点で見ると実はこの商法というのは驚くには当たらない。商業アニメ、ことテレビアニメとキャラクター性は切っても切り離せないからだ。一番わかりやすいのは子供向けロボットアニメとか。スポンサーはおもちゃを売るために金を出し、おのずと作るほうもその制約上で作ることになる。それが「女の子のキャラクター」というものに適用されている。そう考えると、別に珍しい話ではない。もっとも、この記事の記者がダメ人間なのは最後の一行を見ればわかるが。
 六年も前の記事だけども 日本によるひそかな「植民地化」 。植民地化の定義が微妙に間違っている気もするが、いろいろ考えるところがある。
  朝鮮人強制連行名簿23万人分を28日公開 。この記事、限りなくうさんくさい。「徴用」は行われていた時期はあったけども、それは「強制連行」と言うかどうか。当時、日本人も同様に「徴用」されていた。また、記事にある例だと「42年に強制連行された」とあるが、42年はまだ徴用は行われていず、よりゆるやかな職斡旋なのだけど。無論、職斡旋が実際にどのように実施されたか、また職場での環境が、その内容が人権侵害的な可能性はあるが、まったく鵜呑みにするものでもない。 日朝会談 (で良かったです、ハイ)を控えてのタイミングと言い、非常に恣意的なものを感じる。
  キングゲイナー 7話。いきなり運動会。何故? という気もするが、富野監督が祭が好きらしいのでそういうものかもしれない。そうか。だからサラ・コダマは某加藤祭に似(略)。「パンを買えなければ、ポン酒を飲めばいいのよ」とばかりに飢えてるくせに一升瓶を抱えたアデットがこれまた何故か運動会に飛び入り参加。まー、理屈じゃないんです(羽佐間道夫の声で)。しかしミルク代わりにウォッカを飲んでいそうな(偏見)ロシア人がポン酒で酔うものだろうか? それともよく橋の下のおじさんとかがやってるように、いろんなお酒をミックスしたんだろうか? それなら流石に来るだろうなぁ。おまけにその後やっぱり何故か先生に。すきすき魔女先生? うーん、脈絡がつかめん話だけど、面白いことは面白かった。しかし、つくづく萌えとは対極にあるアニメだ。


2002年10月29日(火) 旧暦 [n年日記]

マジボケ

 一昨日・昨日の「チェチェン(地区)の立てこもりテロ」は「チェチェンゲリラの(モスクワの劇場における)立てこもりテロ」だろう、とメールで指摘を受けますた。はい。そのとおりです。すいません。っちゅーか、自国民を人質にするなんてことはテロリストだって普通はしませんね。なにを寝ぼけてたんだ。ご指摘感謝いたします。そんなことをするのは北朝鮮くらいですね。(いや、市民を空爆の盾にしてアメリカを非難とかは、イラクとかもやってるけど) それにつけてもロシアの突入チームが使ったガスはいったいなんなのかが気になる。
 あ、わたしゃ、別にロシアの対テロの対応を批判してるわけではありません。ただ、銃撃に巻き込まれたと言うのならともかく、犠牲者117人のうち115人が催涙(?)ガスによる中毒死というのはいかにも異常なんで。とは言え、突入したチームの方もぎりぎりの選択の中で人質700人の生命を背負って命がけで突入したわけで、安易な批判は出来はしません。
 今日から二日間、クアルランプールで日朝の交渉がはじまってるわけですが、どうも今日のところは動きがはっきりしない。 日朝共同の拉致究明チームを設置する とかは決まったようですが、盗品の調査をするときに、犯人を現場検証で立ち合わせるのでなく、犯人と合同捜査をするようなものだから状況が状況なら(いや、現状でも十分に)冗談としか思えない。いきなり最初から「 ヤス、服を脱げ 」と出来たら楽なんだがなァ。
 一部事情通によると「北朝鮮は日本に一兆円の併合時代の賠償を求めてくる」という予測があるらしいですが、実は日本が引き上げ時に残してきたインフラ等の資産と補償を差し引きしたものを現在のレートに換算すると 北朝鮮が日本に八兆円払わねばならなくなる という試算がある。盗人猛々しいはいまさらだけども、いずれにしても、今の北朝鮮に金をばらまくのは、砂地に水をまくに等しいと思うのだけど。水はちゃんと土壌を作ってからまきましょう。
  TVアニメがこの世の春 。確かに仕事がないよりはあった方がいいには決まってるんでしょうが、いろいろと地獄を見てるところも多そうです。特に末端。
 もっとも、37本で最多のテレビ東京系が日本で40%くらいの人口カバー(だったはず)の上に、深夜系のアニメは地方で放映しないことも多いので、資料者全てが恩恵(?)にあずかれるというわけでもない。有料放送はしかたない。でも、他はいいですから「 灰羽同盟 」と「 ウィッチハンターロビン 」お願いします。「 シスプリRePure 」なんて要らんっちゅーねん。(実際は灰羽は友達にビデオ送ってもらったんだけど、まだ見れてません……しくしく)
 日曜にテレビで「ファイナル・デスティネーション」をやっていた。チャットで実況しながら「こえ〜」とか言ってると、友人が「フィラデルフィア・エクスペリメントとどっちが怖い?」と聞いてきた。人が壁に半分埋まってるシーンが子供のとき怖かったのが印象に残ってたのだそうな。ファイナル・デスティネーションはそれとはちょっと違う系の映画で、本来は飛行機事故で死ぬはずだった七人が、本来の予定を取り戻そうとするように次々と事故で死んでいく。「最終目的地(final desitination)」がさだまったかのような運命から逃れようとする話。まあ、アイデア自体はありがちと言えばありがちだけども、どう見せるか、というのが肝になってくる。下手な映画だと「死神」とか「悪魔」とか、追って来るものを具象化させてしまう。これは大概において失敗の元。正体がわからないものの方が人間は恐怖を感じるというのは、本当らしい。この映画はその意味で手堅く作っていた。展開が読めるにもかかわらず、結構どきどきしてしまった。バスにひき潰されるシーンは、ちょっとトラウマもの。1.5点。
 宇宙船サジタリウス最終回。やっぱり泣ける。臭いんだけど、やっぱまんまと目論見にはまってしまうなぁ。くそぅ。最後のエピソードのテーマが愛とかではなく、友情だったのはこの番組のフィナーレに相応しかった。来週からこの枠は「はれときどきぶた」だそうで。やはりNHKにはオタクがいる。


2002年10月31日(木) 旧暦 [n年日記]

冥府魔道

 今日の BSマンガ夜話 で「 ロード・トゥ・パーディション 」が「子連れ狼」のリスペクトだと知る。perdition自体が地獄のことだってんだから(ずっとpartitionだと思ってた……)まったくもって冥府魔道ということか。この「冥府魔道」という四字熟語は「子連れ狼」で小池一夫が作った言葉。小池節って話によってはギャグすれすれだよなぁと思っていたが、岡田斗司夫氏の「島本和彦と同じ系譜」という言葉で、「あ、やっぱりそれでいいのか」と妙に納得。「ぶりぶり」の回なんて「なんやそら」と思うものなぁ。
 昨日の話題だった今市子氏は、今は亡きOURs girlくらいでしか見たことがなかったので、改めて今月の ネムキ で見てみる。ラストで水子霊が「母親に拒絶されたショックでバラバラに砕けてしまった」という下りは、もろに女子高生などの怪談の系譜だと感じる(ネムキ自体がそういう系統の流れなんだけど)。容赦がないと言うか、ニヒルと言うか。この一話だけ見ても、上手いと思う一方、そこまでの人気というのはピンとは来なかったが、キャラクターの味が人気の秘訣らしいので、読めば読むほど味が出てくるタイプなのだろう。
 姉に頼まれてこの今市子「百鬼夜行抄」の回を録画したが、時間を間違えて最後の五分ほどのところで切れてしまった。見ながらの録画だったのですぐに録画再開したが、まあ、いしかわじゅんのコメントのところだからいいか。
 いしかわじゅん氏、今日の「子連れ狼」の回でもゲストの林家喜久蔵師匠が言葉の切れ間に話をしようとするのを黙らせて自分の言いたいことを言うというのが目立った。同じホストの岡田氏や夏目氏と比べて、ちょいと態度がぞんざいな気が。
 マンガネタ続きで、 週刊チャンピオン の「虹色ラーメン」、上手いし王道なのだけど、最後の「麺王七人衆」というのは笑っていいところなんだろうか? いや、読みながら「ここ、笑い所だよなぁ?」と迷ってしまったので。
 高橋葉介氏の「恐怖症博士」は、なんかちょっといい話系の話が続いてる。ここんとこ切れ味が鈍ってるのかと心配していたけど、無用の心配だったよう。
 チャンピオンだとあなどれないのが「ショー☆バン」絵は可愛い(けど、ちょっと古臭い)一方で、野球の勝負とかでなく人間関係のドラマとしての野球がメインになってる。個人的には同誌に連載されている「ドカベン」より20倍くらい面白いです。ハイ。
 友人から送ってもらった「 灰羽連盟 」(こないだは「同盟」と間違えた)の一 、二 (こう書くらしい)を見る。どこかの街で、天使のように羽を持ち、でも、役には立たないし特別な力も持たない「灰羽」と呼ばれる存在に生まれ変わった少女たちの話。灰羽になる前のことは覚えていないし、街から外に出ることもできない、でも別にあまりそういうことは関係ないらしい彼女らの淡々とした日常を描くっぽい。寄宿舎話の変形とも取れる。とりあえず雰囲気はいい。良い話かどうかは判断がつかないけど、結構気に入った。
 クアラルンプールでの日朝会談は、お互いの立場を双方主張するのみで、ほぼ物別れ状態。次回の会談の日程のみ決めて終了ということらしい。これは、日本がイニシアチブをとっていると見ていいんだろうなぁ。交渉が長引いてもさほど痛くはない日本に対して、長引けば長引くほど状況は悪くなっていく北朝鮮。拉致被害者家族会も、この日本の方針をほぼ支持しているように見える。
 この日朝交渉において日本側の代表として出席した鈴木勝也氏は、実はモーニング誌で連載中の 大使閣下の料理人 に出てくる 「倉木和也大使」のモデルの一人らしい 。マスコミでの評価もほぼ絶賛に近く、こと、このような交渉においてはベストの人物とのこと。外務省の不祥事がやたら叫ばれてるけど、こういう人物もちゃんといるのだなぁ。
 P.S. 政府は「拉致問題進展しなければ次回交渉は決定できない」との方針を固める 。おお、なんか最近イカス外交をするようになってきたじゃないか、日本。
 チェチェンテログループによる立てこもり事件に使われたガスは フェンタニルだという公式発表 に対し、 もっと殺傷性の高いものが使われた可能性もある とのこと。推測段階で、確定情報ではない。一方で 劇場内には劇場を破壊できるだけの爆発物があった とのこと。117名の犠牲は残念と言う以外できないが、同時に人質全員が殺されていた可能性もあり、安易には批判は出来ない。