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2011年08月21日() 旧暦 [n年日記]

[映画] お爺さんと草原の小学校

 
 2003年。それまでは地域で設立するしかなかった小学校が、国が運営することになり、今まで教育を受けさせられなかった子どもたちにも教育を受けさせられるようになったと涌くケニア。手続きのため子どもとその親が殺到する草原の中のちいさな小学校に、場違いな杖をついた老人が現れる。彼の名はキマニ・マルゲ。「国民の誰でも無料で教育を受けられる」という話を聞き、小学校に入学しようとやってきたのだ。
 校長を務めるジェーンは面食らいつつも、ノートや筆記具、制服が必要であることをたてに彼の入学を断ろうとする。しかし、マルゲは長い道のりを次の日も、また次の日もやってきて、必要なものを貧しい生活の中からやりくりして揃えてくる。結局、彼の情熱に根負けしたジェーンはマルゲの入学を認める。
 84歳の小学生となったマルゲは最初はまわりから笑い物になり、子どもたちからも奇異の目で見られつつも、熱心な姿勢で文字を覚えていくと共に、その無邪気さで子どもたちとも打ち解けていく。
 ジェーンもまた彼の熱心さに共感し肩入れしていき、マスコミにも取り上げられていくのだが、同時にその事を快く思わない人たちも出てきて、ジェーンとマルゲは窮地に陥ってく。
 読み書きの出来ない老人がなぜ笑い物になり、様々な苦難を乗り越えながら文字を学ぶことに拘るのか。それにはマルゲの過去が大きく関わってくる。
 ケニアは過去長い間英国の統治下に置かれ、土地を奪われ、人々は虐げられてきた。そのことに氾濫するキクユ族が「マウマウ団」と呼ばれるゲリラ集団を形成し、英国に反旗を翻したのが1950年代。リーダーが逮捕されマウマウ団の反乱は鎮圧されるのだが、そのことによりケニアの統治コストが莫大になることを知った英国は、1963年にケニアの植民地支配を放棄する。マルゲ老人は、そのマウマウ団の一員として活動し、長い間拷問を受けながら収容所で過ごした過去を持っていた。
 英国人と、その手先になった他部族に家族を殺され、すさまじい拷問を受け長い時間を収容所で過ごすことになったマルゲは、昔に政府から届いた手紙、それになんと書かれているのかを、自身の手で読んで理解せねばならないと信じていた。鉛筆を削る際にすら、鉛筆を耳に突き刺された拷問の過去が甦りながら、その過去を克服しようと、マルゲは学ぶことを続けようとする。
 子どもたちの教育に国の希望を見ながらも、マルゲは封印したい過去そのもの。英国統治時代から綿々と続く部族間の確執は、パンフレット内にて「カラシニコフ」著者の松本仁一氏が解説を書いていた。
 そういった社会的背景や偏見によりジェーンもマルゲも窮地に陥る。しかし、マルゲから自由のために戦った過去を聞いた子どもたちや、誰よりも重い過去を持ちながら過去を乗り越える事の大切さを訴えるマルゲの行動により、それを乗り越えていく。
 タイトルのほのぼのさと歴史背景の壮絶さのギャップがありながらも、それでも教育に未来への希望を見出す人々が描かれていて、とても良い映画でした。
 ちなみに自分がキクユ族の名を初めて知ったのは、マイク・レズニックの「キリンヤガ」でなんですが、その背景にこんな歴史があることは、初めて知りましたわ……

[特撮] ゴーカイ#26とオーズ#47

  海賊戦隊ゴーカイジャー #26「シュシュッと THE SPECIAL」。サタラクラJr.のボキ空間に囚われてしまったマーベラスたちを助けるため、ハカセたちにハリケンジャーのレンジャーキーを渡すよう要求する元ハリケンジャーの三人。ガイは尊敬する先輩戦隊ながらも、マーベラスたちが一生懸命集めたキーを渡すことを良しとしない。しかし、アイムとハカセがマーベラスたちを助けるためなら、とレンジャーキーを渡し、「彼らが信頼に値しないかどうか、その目で確かめてくれ」とハリケンジャーを送り出す。
 その頃、マーベラスたちはボキ空間でサタラクラJr.のインチキクイズ攻撃になすすべもなくやられっぱなしになっていた。

 そういや、前回ビックリにされたトラック運ちゃんが聞いてた演歌、ハリケンジャーで七海が売れない演歌歌手としてデビューして歌ってた曲だよな。今は七海もそれなりの女優ポジションみたいだけど。
 で、今回はハリケンジャーによる海賊たちの見極め。クイズにまったくやる気を見せない三人に落胆を隠せないハリケンジャーたちだったけどそれがサタラクラJr.に囚われたビックリにされた人たちを心配してのものだと知り、彼らの脱出に力を貸す。まあ、このへんの忍法や作戦のノリは相変わらずw
 で、ハリケンジャーたちの信頼を勝ち取り得た大いなる力は、風雷丸との合体ロボ「ハリケンゴーカイオー」。カブトと前面のカラーが変わるから、結構印象が変わるなぁ。
 次回はメンバーエピソード回でルカとハカセの中身が入れ替わってしまうらしい。弱気なルカとかどうなるか楽しみ。
 まだ大いなる力を手に入れてない戦隊は11のはずだけど、バトルフィーバーJ、サンバルカン、チェンジマン、フラッシュマン、マスクマン、ライブマン、カクレンジャー、オーレンジャー、メガレンジャー、ジェットマン、カクレンジャー、でいいのかな? うーん、取り扱いはわりと難しそうな……


  仮面ライダーオーズ #47「赤いヒビと満足と映司の器」。真木の策略でグリード化し暴走する映司を斃すよう迫られるアンク。しかし、直前になりこれまでの映司と過ごした日々が脳裏に甦り、アンクはとどめを刺すことが出来ない。真木はそんなアンクを責めるが、アンクは気絶した映司にとどめを刺そうとする真木を止める。結局、二人が揉めている間に映司は彼を探していた里中により保護されるが、気絶した映司は鴻上の指示で何故か保管庫に運ばれる。
 それを聞いて会長の真意に疑問を抱いた後藤と伊達は、里中を問いただすが相変わらずのビジネスライクな応答。しかし、里中は退社時間だと言って去る間際、「秘書補佐として預かっておくように」と、保管庫のカードキーを後藤に渡していく。
 その頃、クスクシエでは比奈が知世子にこれまでのことと映司やアンクの身に起こっていることをすべて打ち明けていた。それを疑いもせず受け入れた知世子だが、「アンクか兄のどちらか、映司かアンクのどちらかで、それであなたはいいの?」と比奈に諭す。もっと欲張ってもいいのだと、知世子に言われ、これまで自分の気持ちに蓋をしていたことに気付いた比奈は、カンドロイドを使ってアンクたちを探す。しかし、ようやく見つけたアンクは、映司を逃がしたことを真木に責められ、制裁を受けダメージを負っていた。のみならず、意識の宿るコアメダルにひびまで入れられ……その事を聞き、「死んじゃうってこと?」と動揺する比奈に、アンクはわずかに微笑む。ものの集まりでしかない自分を、人間のように扱ってくれる相手。泉信吾の身体を通して感じた世界と同様、普通のグリードのままでは決して得られなかった「命」の実感を、既に手に入れてたことを感じながら、アンクは映司を助けるために傷ついた身体で彼の元に向かう。
 映司が連れ込まれた保管庫に入り込んだ後藤と伊達は、そこで玉座に座らされた映司を前に、鴻上からその本当の目的を聞かされる。人々の欲望が具現化した大量のセルメダルを吸収し、真の世界の王、オーズとなること。映司の巨大な欲望の器ならばそれが可能だというのだ。世界中の人に手をさしのべる力を渇望する映司を必死で止めようとする後藤たち。だが、映司のメダルを狙う真木が迫ってることを感じ、映司は真木の元に駆けつける。半ば暴走しつつも世界の終末を望む真木を止めようとする映司。しかし真木は様子を窺っていたウヴァに最後のメダルを与え完全体にし、事態は手に負えなくなる一方。世界を救うためにはさらなる力を手に入れるしかない……映司は、大量のセルメダルを飲み込むために再び鴻上の元に向かう……

 ついにラス1。欲望のために映司たちを裏切り、真木の下に奔ったアンク。しかし、映司たちと過ごす日常で、自分の望むものが変化していたことに気付いた。実感の得られないグリードは何を望もうが何を達成しようが、決して満足を得られることはない。しかし、信吾の身体を通し世界を感じ、映司たちと日々を過ごしたことで、アンクはグリードなら本来得られないものを得、それに満足すら覚えていた……映司のとどめをさすことをためらい、また真木にとどめをさされようとする映司が混乱しながら、一年前にした「アイス一年分」の約束を果たすためパンツに包まれたアイス代を渡そうとするのを見かね、思わず真木を止めてしまう。その代償は、意識を宿したコアメダルへの致命的な一撃……
 しかしアンクは自分の状態を知りながらも、「あの使えるバカは、俺がいないとどうにもならないからな」と映司のサポートに向かおうとする。映司や比奈たちが自分を「命あるもの」として扱ってくれたことに、満足を覚えながら……
 一方、映司に大量のセルメダルを吸収させようとする鴻上会長。しかし、そのためには紫のコアメダルは邪魔だと言う。他のコアメダルは真木にすべて奪われ、オーズの力を振るうためには紫のコアメダルを手放すわけにはいかない映司は、それを拒否。映画で鴻上はオーズとコアメダルを作らせ、暴走した初代オーズである王の子孫なことが明言されたのだけど、映司に吸収させようとしてるのはコアメダルじゃなくセルメダル? しかも、自分ではなく映司を王の中の王にしようとしてる。鴻上の本当の目的って何なんだろう?
 ラスト前だけあって、これまでビジネスライクを崩さなかった里中もクールな態度を崩さないまま後藤に協力したり、これまでの月日がそれなりに重みがあった描写も。まあ、便利遣いと言えばそうも言えますが。それと、この状況で伊達が復帰してることがありがたいこと。映司とアンクのコントがないのでギスギスしがちなのを、伊達の存在がかなり雰囲気を和らげてる。
 そして何気にグリード最後の生き残りになったウヴァ。アンクを見限った真木は彼をコアメダルの器にしようとしてるみたいだけど……ウヴァはそもそも他のコアメダルを吸収することに懐疑的で、それで独自の行動を取り続けてたよね。おそらく他に選択肢がなく、ではあるんだろうけど、この時点で真木の失敗の気がする。つか、なんで真木は自らが器になろうとしないんだろう?
 次回は最終回。映司やアンクがどうなるのかは気になるけど、それよりウヴァさんの顛末が気になるw


2011年08月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ネタがない時の政治談義

  二ヶ月ほど前に内閣不信任案不成立で、「これはわりと小沢の思うつぼかも」と書いた のだけど、実際わりとその状況になってきているようで。前原議員が反小沢派の後押しを受け総裁選に出るようですが、世評とメンツを気にするしか出来ない多数の民主党議員と、表立てばマスコミのバッシングが殺到することがわかっている上誰が首相になろうが党内最大派閥と言うことが崩れない小沢派の状況を考えれば、多分前原氏が次の首相でしょう。
 まあ、誰がなっても菅氏よりはマシなんですが。というのも、一部新聞で細々「関係筋」としてながれるに留まってますが、実際には立法関係や現実の対応を見て明らかなのは、「震災復興、世界的経済危機の対応の致命的手遅れさ加減」で。「新エネルギー」と菅は必死に人気取りをしようとしてますが、それは補償やら援助やらの体制が整ってからすることでしょ、というのが 東北での内閣支持率6.3% というのを見れば一目瞭然なわけで。(誰が首相でも被災者に完全に満足の行く対応は難しいけど、この数値は流石に異常) ちと極論気味だけど、放射性セシウムが基準値を超えた牛肉が出荷されたのも政府の対応におおいに問題がある、と言える。(農家だって食うに困るんだから補償がされなければ出荷させ続けることを優先せざるをえない。また、農家への餌となるワラの取り扱い方の周知が出来てない)
 「他の首相だったら出来るのか」ってのは反論としてありうるけど、少なくとも党内で孤立し、官僚からも孤立している菅氏に出来るわけがない。「誰が首相でも同じ」という思考停止は成立し得ない。
 まさしくほとんど何のプラスもない「官邸立てこもり事件」状態なわけだけども、マスコミの批判はかなりおずおず。2年前には漢字の読み間違いや定額給付金を受ける、受けないの発言を問題視とか、「いやそれ政策に全然関係ないでしょ」とツッコミを入れざるを得ない阿呆なことを書き続けたマスコミとは到底思えない。阿呆という点では同じか。
 それに関して、極端な例がダイヤモンドオンラインの 上久保誠人氏のコラム 。いや、これって「非常時でも政府機能を麻痺させて居座って自分の思うような政策を通させるべきだ」って言ってますよね? 厭味じゃないんですよね? ホントに政治学の先生ですか? また、日経ダイヤモンドは本当に経済誌ですか?
 まあいいや。これ以上書くのなんか疲れた。
 話を最初に戻すと、個人的には前原氏の違法献金についてはさして重要視してません。自民はそれを責めてるみたいだけど、昔からの知り合いの近所の在日のおばちゃんからの数十万の献金だから、今壮大に無視されてる菅氏の献金問題に比べれば、話にもならないというか。多分この程度の違法献金なら自民側にも結構あると思います。問題は、菅氏ほどではないにしろ独断専行の気が強い前原氏の行動パターンで、平常時ならばキッパリと「首相の器ではない」と斬って捨ててます。でもそれでも現状菅よりマシなんですよね……本音では「解散総選挙してくれ!」というのはあるにしても、それは常識で考えてあり得ないことである以上、今よりマシ、としか言わざるをえないのです。
 それはそれとして菅氏、退陣したらなんかの罪で逮捕されねえかなぁ。個人的には死刑でも構いませんが。そのくらい、村山氏をはるかに凌駕する真の邪悪ぶりでした。


2011年08月24日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 島田紳助の引退

 いや、それそのものはどうでもいいのだけど、問題はその背景。
 まず、順番がおかしい。何故、いきなり引退会見なのか。普通ならばスキャンダルがすっぱ抜かれたりして、騒ぎになって引退、のはず。ところが、当人からの経緯の説明だけで逮捕や送検どころか、立ち入り捜査、事情聴取すらない。引退するほどの大事のはずなのに。普通に考えておかしい状況で、つまりは、「引退させられた」ということになる。ということは、引退すら強要できるものがあるということ。させたのはどう考えても警察。そして、目的は芸能界とヤクザとの切り離し。
 このところ大きな事件も起こしてないのに新聞にヤクザの逮捕記事が多く載ってるのを、見てる人は見てると思います。臓器売買がらみとかならまだしも、今の取り締まりはかなり異常。世間一般では「ヤクザなんて社会のクズ。警察に潰されていなくなったら世間が平和になるじゃん」と単純に考えると思いますが、それで済むなら犯罪組織を完全撲滅させた社会がどこかにあってもいいはず。なぜそれが出来ないのか。単純な話で、社会の落伍者はヤクザがいようがいまいが必ず出てくるからです。組織としてまとまっている限り、まだ様々なコントロールが出来ます。必要悪とは言いたくありませんが、国が落伍者全部を救済することは不可能です。じゃ、それが潰れたらどうなるんでしょうね? 社会が良くなる? 逆です。コントロール不能な小集団が多数出来るだけです。もしくは、海外の犯罪組織の手が伸びてくるか。確実に治安は悪化するでしょう。
 ならば何故警察はヤクザを潰そうとするか。一つにはヤクザが保持してる様々な利権を自分たちが奪いたいというのがあるでしょうね。パチンコ業界をヤクザから切り離し、警察の天下り団体をその代わりに押し付けたり、ということを実際やってますし。歴史的なものや規模の大きさもあり、芸能との関わりや様々な既得権があります。それをパチンコ業界と同じ事を、例えば、芸能界の健全化評価委員のようなものを作って押し付けることは、既に同じ事をやってるだけにやっても不思議はありません。というか、やらない方が不思議。
 警察がそこまでやるか、と疑問を持つかもしれませんが、オタクならばやりかねないことは知ってるはずです。もはや子どもの人権と無関係の内容となった実質上の検閲の白紙委任状となった「児童ポルノ禁止法」や都条例を上梓したのは、警察官僚です。流石にそれは止められましたが、そういうゴリ押しを平気でやります。そりゃ、自分たちは逮捕する側であって逮捕される側じゃないから、好き勝手できますよね。まともな懲罰システムが働かないことで起こった第二次世界大戦時の軍部の暴走と似たようなものです。
 もうひとつ、警察が簡単に暴走する例として、金融機関における暴力団排除条項があります。暴力団構成員および家族などその関係者の口座開設を禁止するものです。「それは当り前でしょ。だって口座作って振り込め詐欺とか犯罪に使われたら困るじゃん」と思うでしょう。まあ、それはそうですね。ところが、この条項、あまり知られてない別の側面があります。暴力団構成員をやめて5年間、やはり元構成員とその家族は口座を持てないのです。ほとんど「家族ごと飢えて死ね」と言ってるのも同然ですね。暴力団をやめてすら基本的人権とかないと言ってるようなものです。
 しかし、利権が欲しいにしてもなんでここまで異常な行動に出てるのか、それはわからないのですが、おそらく、オバマ大統領がヤクザを制裁対象に宣言したことと同期してるように見えます。ちなみに、警察の出世コースのエリート官僚は、駐在官として米国大使館に行くのが慣例になってます。なのでアメリカ側とのパイプが太く、政府の頭越しのつながりもあるようです。
 まあ、この辺は実際にそういうものだ、という話で、アメリカが背後にいる、と言うと途端に陰謀論じみてしまうので半信半疑で、ということにしていただきたいですが、政府が要請もしてないのにオバマ大統領が同期してヤクザ制裁を宣言したのは、どういうことでしょうね。ということです。
 紳助はどうでもいいけど、警察は確実に暴走しています。

[アニメ] いろは#21とピングドラム#6

  花咲くいろは #21「甦る、死ね」。縁と崇子が結婚と言うことに。女将から出た結婚許可の条件はただ一つ。式をちゃんと挙げること。しかし喜翠荘の経営は相変わらずで、旅館の体面を保つ式など挙げられない。そこで緒花は喜翠荘で式を挙げることを提案する。
 徹は宴会料理を任されることになり張り切るが、一緒にいても緒花のことばかり話す彼に民子はたまらなくなり、ついに積もり積もった鬱憤が緒花に爆発する。

 縁と崇子、バカップル化。……うざい。ホビロンすればいいのに。
 で、最終回展開目指していろいろ動き出しなのか。民子は暴走して緒花に徹と付き合えと言うし、結婚式はなんとかなりそうだけど喜翠荘を縁に継がせないことを匂わせる女将。なんか急に思い出話もしだすし、旅館を畳む、とか言い出すんじゃ……
 ところで孝一、そろそろ出てこないとホントに過去の男にされるんじゃ?


  輪るピングドラム #6「Mでつながる私とあなた」。OPに出てるボールボーガン持ったお嬢様っぽい女が本格的に活動。でもあざみに被害者の会を作らせたと思ったら今度は彼女たちから冠葉の記憶を妙なボールで奪うし、冠葉狙いには違いないみたいだけど、なんかペンギン帽子(プリンセス・クリスタルだっけ?)と共通した背景があるっぽいのが。で、りんごの過去などが語られたりして、しかも熱でうなされながらもストーカーぶりがさらに上昇。りんごの日記がやはり鍵のようなのだけど、それとペンギン帽子とかどう関わるんだろう?


2011年08月25日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっと面白い民主党政権分析

  民主党政権とは何だったのか(1)同(2)橘玲公式サイト Upstiar to Heaven )。民主党の掲げた「政治主導・脱官僚」を基本として、そもそも官僚制度とはなんなのか、その功罪の解説から入り、民主党の掲げた理念の意味、そしてその失敗を解説している。簡単に書けば官僚システムは日本が拡大期は責任所在を不鮮明にしつつも現場の意見を反映させやすい面が有効に働いたが、システムが固定化することで既得権益が優先されてシステムの硬直化を招いていた、そのことの問題意識と民主党の理念は正しかったが、実際の政治運営はそれとはかけはなれたものだった、というのが現在までの流れ。これは私のとぼしい知識でも、結構当を得てるように思える(自民党政権下でもその動きは始まっていた、という評価もしている)。現状把握、問題意識、そして行動の結果、をかなり中立に客観的に評価しており、これはいい解説ではないかと。「もし何事もなく民主党政権が運営されていたら実現されていたのか」という考察が続きに書かれるらしい。興味津々。


2011年08月27日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] シュタゲ#21とゆるゆり#8

  シュタインズゲート #21「因果律のメルト」。まゆりを助けるために歴史を改編することが紅莉栖が死ぬ歴史に戻すことだと察した岡部。まゆりを助けるか、紅莉栖を見捨てるか、悩む岡部だったが……

 最終展開に入ってるはずなんだけど、この状態、ホントどうするの? 歴史修正するのにDメールをなかったことにするのに、改めてDメールを送って紅莉栖を助けることもできないし。つまり、巨乳を取るかツンデレを取るかの二択。(いや違う) どっちも救うって、どうやってやるんだ?


  ゆるゆり #8「エイプリルフール」。一年生二人はアバンのみ。いや、存在感ないのはあかりのせいじゃなく、他が存在感ありすぎるだけの気が……
 で、今回のメインは千歳。とってつけたような双子設定だけど、妹も変態か……何気に千歳の嘘……のようなホントの話、全部出てきてるんだな。


2011年08月28日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴウカイジャー#27と仮面ライダーオーズ#48(最終回)

  海賊戦隊ゴーカイジャー #27「いつもより豪快なチェンジ」。ルカの買い物にハカセが付き合わされた先で、ザンギャックのレガエルと遭遇。外国のVIPを襲おうとしていたレガエルを止めようとし、レッドたちも駆けつける。大した能力もない相手で楽勝、と思われたが、その攻撃がルカとハカセにヒット。なんと、ルカとハカセの精神が入れ替わってしまう。ひたすらうろたえるハカセに、のんびりと構えてるルカ。他のメンバーも相手の目的と対策がわからず迷っている中、ルカは折角入れ替わったんだからと外出。ハカセも慌ててそれを追うのだが……

 女傑のルカと、ナヨナヨしたハカセ、入れ替われば丁度いいんじゃね? という感じだけど、実際中身がルカのハカセはモテモテ。一方中身がルカのハカセは何故かガラの悪い男に追われて右往左往と、扱いの差が……でもそんな中でもルカの身体だから無茶はできないと、草食系らしいハカセの優しさが描かれるのだけど、まあ、基本ハカセいいところなしですわな。
 次回はジェットマン編。EDでも「ジェットマンはトレンディ」という歌詞の通り、当時流行だった トレンディドラマ の要素を取り入れ、複雑な恋愛模様、先の読みにくい展開といった作風だった。特に、ブラックコンドルが恋のライバルだったレッドホークと元恋人だったホワイトスワンの結婚式に駆けつける途中でチンピラに刺され、結婚式場でそのことを隠しつつ二人を祝福し息絶えるという、子ども置いてけぼりの展開でした。でも、予告に出てるの、そのブラックコンドルじゃね? 一応、ガイがレンジャーキーを貰った戦士を見る限り、死んだ戦士は死んだことになってるみたいだけど……そして脚本は当時ライターを務めた井上敏樹というんだから、(いろんな意味で)期待せずにはいられない。


  仮面ライダーオーズ #48「明日のメダルとパンツと掴む腕」。完全体となったウヴァに苦しめられるWバース。そこに、鴻上の集めたメダルを吸収した映司が現れる。さらに、鴻上は「取り除かれた10枚のメダルのうちの一枚」、最初にオーズとなった王が使ったメダルを映司に投げ与える。圧倒的な量のセルメダルを吸収したタトバコンボとなった映司は、完全体のウヴァをもものとせず、必殺のキックでとどめを刺そうとする。しかし、ウヴァの身体が崩壊直前に真木が他のコアメダルも投げ込んだため、ウヴァは無事。だが、真木はウヴァを暴走させるため嫌がるウヴァに更にコアメダルをくらわせようとする。それを止めようとするオーズはグリード化した真木に逆にピンチに陥るが、そこにやってきたのは、アンク……真木がアンクに気を取られている隙にウヴァが逃げ出し、真木もひとまずウヴァの追跡を優先する。
 とりあえず危機は脱し、またアンクが戻って来たことを喜ぶ映司。さらに全部おわったら信吾の身体を返す、という言葉に喜ぶが、アンクの意識が宿ったコアメダルは、真木によりダメージが与えられ崩壊が間近なことを知らなかった……そのことを唯一知る比奈は、兄が戻ってくることとアンクが死んでしまうこと、映司がそのことを知らずに無邪気に喜ぶことの板挟みに苦しむ。比奈はただ、約束のアイスを食べる二人の手を握ることしか出来なかった。
 一方、逃げ惑うウヴァはついに真木に捉えられ、全てのメダルを吸収させられ無機質な暴走形態になってしまう。屑ヤミーを生み出しつつ、この世のあらゆるものをコアメダルにして吸収し続ける暴走体。映司たちはとにかく暴走体を破壊するしかないと変身して立ち向かおうとするが、その彼らの前に大量の屑ヤミー、そしてグリード態になった真木が立ちはだかる。屑ヤミーは後藤、伊達のWバースが引き受けるが、残る真木グリードに苦戦するオーズ。アンクも参戦しつつも、ダメージを受け怪人態から人間の姿に。しかし、映司にはひとつの秘策があった。紫のメダルを奪おうと近づいた真木グリードを、プトティラコンボの冷気で動きを封じると、鴻上から貰った大量のセルメダルを放出……そのすべてをメダガブリューに喰わせた。大量のセルメダルのエネルギーを吸収してのプトティラコンボの攻撃。決着は付いたかに思えたが、暴走体によりダメージを回復させられ、攻撃は無効化してしまった。
 もはやなすすべのなくなった映司たちをあざ笑うかのように暴走体の内部に飛び込んでいく真木グリード。しかし、アンクは自分自身を形成する最後の三枚のメダルを映司に渡す。そして、そのメダルの一枚に、亀裂が入っているのを見てしまう映司。全てを察しつつも、タジャドルコンボに変身し、タジャスピナーに自分のもつ全ての紫のメダルをセットして、真木に最後の戦いを挑む。

 ちっとストップモーションを多用した演出が気にはなりましたが、正直、これだけ複雑な玩具展開とキャラ配置を持つ話を、よくぞここまでまとめたなぁ、と。世界の全てを救うためにグリード化しててもオーズの力に固執する映司。もっとも不完全な復活をしてしまったがゆえに存在の完全さを求めたアンク。しかし、それを求めて真木側に寝返ったことで、グリードとしての存在の完全さ自体、満たされることのない欲望の連鎖でしかないことを知り、映司たちとの日常の中にこそ、自分の本当の求める存在があったことを気付く。
 真木は「滅びにより、人はその姿を永遠のものとすることができる」と言ってたけど、最後まで何かを全うすることこそが本当だというアンクの最後の態度は、強烈なカウンターテーゼなんだよなぁ……
 アンク自身のコアメダルを使っての変身、は劇場版にもあったけど、今回はそのことで映司がアンクの受けたダメージ、そしてその上での覚悟を知る要素になってるのがかなりすごい。
 真木も、鴻上との対峙で人形のキヨちゃんをぞんざいに扱うことで、自身の存在自体への諦観が見えるというか、全部が滅びることが望みでそれが叶おうとしてるのに、何故かキヨちゃんを知世子に託すようにクスクシエに置いていくなど、滅びが真木の唯一の滅びじゃなかったんだろうなとは思う。
 そして映司、真木と暴走体を倒し、全てのメダルが崩壊する暴走体に飲み込まれながらも、アンクの意識の宿ったタカメダルを手にするものの、すでにメダルは割れていた……しかし、アンクの亡霊が「ただのものだったグリードが、死ぬことができるまでになったんだ。お前を選んだのは、俺にとって得だった」と言い残される。そして、地上に激突する前にカッターウィングを装備した後藤バースが「手を掴め!」と呼びかける。
 かつて、自分の力が及ばぬ所まで手を伸ばそうとし、心に傷を負った映司。オーズの力によりどこまでも伸びる力を手に入れたと思ったけども、それは力の奪い合いに巻き込まれ、結局それを解決するためには全部の力を消滅させるしかなくなった。でも、それは映司が自分だけでなんとかしようとしてたから。最後に、映司は「どこまでも届く手」の本当の意味を知る。
 日常の戻った世界で、クスクシエにビデオ映像を送る映司。その手には二つに割れたアンクのメダルがあり、そして映司にも見えない右手アンクの姿が……
 結局すべての元凶の鴻上会長は何をしたかったのかとかはありますが、まあ、あの人はあの人で筋の通ったキチガイだったんだろうなと。
 OP曲の流れるEDに次の フォーゼ の登場人物とキーアイテム「アストロスイッチ」が出るのは、まあお約束のサービス。
 そして、テレビ朝日公式サイトの オーズ所持メダル が泣ける。


2011年08月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 盛大にはずれましたな。

 民主の新代表は野田氏だそうで、そのまま首相に。各グループが小沢氏にご機嫌伺いに来たまでは予想通りだったものの、小沢氏の協力が得られないとなると一気に反小沢で結束、決選投票でとにかく反小沢ならなんでもいいと二位だった野田氏に票を集めたというのが、よく考えれば烏合の衆の民主らしいのだけど、この期に及んでそんな小物丸出しのことするというのは、常識で考えてしまっていたので常識外れの民主を見誤ってしまいました。
 それはさておき野田氏のアピール演説見ましたが、これって裏返せば今民主党議員が菅氏に対して抱いている不満なわけですわな。独断専行、横暴、無計画無指針。そして不安感しか感じさせない。その不安をカバーする演説なわけで。
 とは言え、烏合の衆である民主党丸出しな形で選出された野田氏。自民公明との協調の可能性が高いという意味では菅氏よりまだマシでしょうが(まあ、大体の人間は菅氏よりはマシなんですが)、統一されてない意思に振り回される状況は、それほど変わらないわけですね。裁判の結果が出るまで小沢氏も思いきった手には出ないだろうし。
 菅氏よりはマシでしょうが、2年前、自分の選択を思い返してみるのも一興でしょう。


2011年08月30日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、なんつーか。

 読売新聞で必死に「野田が庶民派」とアピールしてるのが笑った。併せて、読売含めて必死に「小沢の求心力低下」を訴えてるのも。いや、むしろ直前までご機嫌伺いに必死になりながら振られたらなりふり構わず結託して小沢つぶしに奔る烏合の衆ぶりがめだつんですが。また、野田が常々財務省官僚の言いなりに「増税」を繰り返してるんですが、そのことはスルーですか? 現状増税したらどんなことになるか理解できないよう、知能障害にわざとなっていますか?
 こりゃふつーに官房機密費を疑います罠。
 今日、同僚が、「息子が野田が増税って言ってるのだけで拒否反応示して」と言ってましたが、むしろ息子さんの方が健全な感覚してると思いますよ。つか、為替介入ひとつ取ってもド下手だし、口先介入で煙に巻くどころか、「そんなこと言うなんてバカか」としか言いようがない。
 野田氏自身が無能かどうかの判断は(状況にもよるので)さておくとして、少なくともこの烏合の衆政権でなにを期待するのか、ま、見物ですな。
 基本、これまでの野田氏の経済政策は財務相の官僚の意向で、これからもずっとそうだと見た方が妥当だと思います。庶民派www

 官僚と民主党というと、 こんな記事もプレジデントロイター )。すっから菅、ってのは正直センスがいいとは思いませんが、菅氏の唯一と言っても良い功績とされている薬害エイズ問題。それも、そもそも前任者の努力と志のある官僚により見つけられたものを自分の手柄にし、あまつさえ努力した官僚ももろとも「絶対悪」として喧伝したという話。そもそも、薬害エイズ関連の資料が何故残ってないのか、というのは恐らく官僚の悪しき問題でこれは糾弾されるべきだけど、しかし志のある官僚がいるのも事実。それを裏切り、踏みにじる真似をした、ということになる。この記事の内容が事実か、ってのはあるけど、これまでの政権運営を見る限り、菅氏に官僚を出し抜いて資料を見つけ出す手腕があるわけがない、とは結論づけられると思う。ならば、どうやって見つけたんでしょうね、件の資料。
 官僚嫌い、自民党嫌いの方はそれを良しとしなくとも、被爆者援護法にも尽力した森井氏の成果を横取りしたに等しい行為は、見過ごすべきではないと思うのだけど。
 どんなスタンスだろうが志のある人が報われないってのは、ちと耐えがたい。


2011年08月31日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ピングドラム#7といろは#22

  輪るピングドラム #7「タマホマレする女」。日記に従い、多蕗との恋を成就させようとするりんご。ピングドラムのためにしょうがなく彼女に付き合う晶馬だが、りんごがそこまで思い詰めているのには理由があった。

 どうもことの重要性を自覚しないまま数々の不可解な事件の鍵を握る異常サイコ女・荻野目りんごだけど、なくなった姉が原因で家庭が崩壊したことから、自分が姉に代わり姉の同級生だった多蕗と結ばれれば全部元に戻ると信じてのこと。けど、さすがにそれは……
 晶馬も、ペンギン柄の謎ボールに心当たりがあるようで、案外とこの世界って何かに浸食されてる? そしてM作戦のMはマタニティのM。一発逆転を狙って多蕗に夜這いをかけるりんごだけど……いや、日記に書かれてることは確かに実現してるけど、そもそもほとんどりんごの望む実現のしかたじゃないような。


  花咲くいろは #22「決意の片思い」。なんだか暴走状態になった民子や、人の想いにどう対処して良いのかわからず迷う緒花。そんな中、緒花たちによるウェディングドレス作りも進み、結婚式の準備も進んでいく。が、自分の気持ちに収まりの付かない民子がウェディングドレス作りを拒否した上、緒花に心ない言葉を浴びせてしまう。

 相変わらず相手無視の暴走状態の乙女たちだけど、なんかちこっといろいろと成長してる……のかな? コーちゃんの気持ち無視でコーちゃんに片思い宣言するけど、コーちゃん、振り回されて大変だな……で、喧嘩を聞いて民子の気持ちを知ってしまった徹。それにYESともNOとも言わず、やんわりと納めたなぁ。まあ、民子が惚れるのもわかるかも。
 そして皆の手作りの結婚式も盛況に終わり、皆がやり遂げた充実感に包まれてる中、女将が皆を集めて重大発表をする。一つは豆じいの引退。そして、ぼんぼり祭を最後に、喜翠荘を閉じること。
 結婚式費用も出せないほど逼迫してるのだから、恐らく自転車操業に近い状態だったんだろうとは思ったけど……縁に旅館を継がせる気はない、宣言も、まだ頼りない縁の人生に重荷を負わせたくないってのもあるのだろうなぁ。女将、なんだかんだ言って母親か。
 喜翠荘の店じまいと絶対片思い宣言の集結が、最終回に向かっての展開? 次回、コーちゃんも出てくるらしいけど、コーちゃんどうするんだろうね。豆じいの「じっと待つのも男の勤め」って言葉と、コーちゃんの「緒花は薄いコーヒーなんかじゃない」って言葉が、脈アルのフラグなのかな?