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2010年11月21日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#40とオーズ#11

  ゴセイジャー #40「ストロング・アラタ」。天の塔崩壊前の過去に戻ってしまったアラタ。まだ、絆を結ばれる前の仲間たちにこれから起こることを必至で訴えるのだが、皆逆にアラタの必死さをうさん臭がるばかり。それでも天の塔の破壊を阻止しようと、一人で天の塔の破壊を防ごうとするアラタの前に、実はアラタ同様過去に飛ばされていたマトリンティス帝国のバクトフュージERが立ちはだかる。
 時間移動という大技の割に、アラタの初心探しに終わってしまったなぁ。甦ったブレドRUNが、メタルAをかばったりする描写もあったんだけど。これまでのブレドランの行動からするとそういうのはかけ離れてるし、利用するためだけの行動だったら、小者で終わるし、どうするんかなぁ、ブレドランの扱い。


仮面ライダーオーズ #11「旅人とアゲハ蝶と有名人」。映司は、クスクシエをたまたま訪れた旅先仲間、筑波と再会する。世界各国を回ってブログを書いてた筑波はその手記を出版したいと言うが、無名の彼を相手にする出版社はどこにもいない。映司や比奈には「マイペンライ」と、明るく振る舞うが、比較に出された旅ブログの澤田幸太郎に嫉妬し、独りごちてるところを、ウヴァに目を付けられ、その欲望をヤミーに利用されてしまう。
 筑波の欲望から生み出されたアゲハヤミーは、澤田や、他の旅ブログ上位ランキングの者からその才能を奪い取り、筑波に与えることで欲望を満たしていく。筑波の欲望から生み出されたとは知らぬままアゲハヤミーと対峙する映司だが、空を飛ぶアゲハヤミーに決定打が下せず取り逃がしてしまう。
 筑波ががどんどんヤミーにより欲望をふくらませていくのをほくそ笑むウヴァ。しかし、筑波のトークショーにウヴァが要るのを比奈がたまたま見てしまい……
 そしてまた、後藤も「世界を守る」という自身の希望を満たせず、いまだ鴻上の使いっ走りにされているのに不満を募らせていたのを、真木に唆されてしまう。

 子どもには難しいだろうなぁ。筑波の鬱屈は。
 多分、元々はそれだけじゃなかったはずなんだけど、長いつらい旅を支える妄想として、自身が有名になる姿を思い描いていた、ってのはあるはず。それは欲望の一部にすぎなかったはずなんだけど、出版社への持ち込みで否定され、それはわかりやすい比較対象への嫉妬と憎悪へと向かってしまう。
 これは後藤でも同じ。「世界を守るような大きな仕事をしたい」という願望をかなえるため警察をやめ鴻上に従ってるはずが、実際は彼の力はグリードやヤミーに及ばず、する仕事と言えば使いっ走りのようなことばかり。「オーズである映司と自分のどこが違うのか」と探すうち、「なんで映司が」という嫉妬にとって変わる。それを真木に突かれ、そそのかされて暴走することに……真木は単に人間の欲望がどれだけのものかを知りたいだけで、本気で後藤の願望を叶えてやろうとは考えていない。その意味ではグリードも真木も大差ないわな。
 次回は映司が「俺も後藤さんがオーズでいいと思う」と言ったり、そのへんの話をつっこんだことになりそう。
 そしてこれまで一枚も持ってなかったガメルのメダルのコンボが登場? いや、それいきなりすぎるんじゃ。

[アニメ] 夢パテとかSTAR DRIVERとか

  夢色パティシエールSP 。スイーツ王国編から今度は天王寺真理の話。天王寺の任されたニューヨークの店舗展開は不振で、このままでは経営を別の人間にすると最後通告をされてしまう。その理由は明々白々。天王寺がアンリの教えを忠実に守ろうとするあまり、本場フランス流に固執し、地元であるアメリカに合わせた経営をしようとしないため。そのことを何も知らずアンリにニューヨーク行きを言い渡された苺たちは、最初は浮かれていたものの、天王寺の実情をいち早く察した樫野からその事を知らされ、愕然とするのだけど……空気を読まずに登場した小城は、逆にいい刺激になると思うのだけどなぁ。こだわりもなにもなく、目的のためには手段を選ばないところとか。(あれ? これって褒めてるのか?)~   あと、ショーウィンドウをいつも眺めてる少女はどう絡んでくるのか。渋い展開だけど、この重めの展開に視聴者はついてこれるのかなぁ。

  STAR DRIVER 。あれ? むちゃくちゃ王道の青春ものの気がするんですけど、気のせいでしょうか? 王のサイバディ・ザメクとアブリボワーゼしてしまったスガタ。人が変わったようにタクトやワコと壁を作るスガタ。三人の関係が変わってしまったことに思い悩み、なにより、ワコが傷ついてることにより、タクトは心を決めてスガタに詰め寄る。
 タクトが「お前は自分にも他人にも興味を持ってないんだろう」と詰め寄れば、「お前も俺と同類だろう」と返すスガタ。お互い腹に溜めてたものをぶつけ合い、近親憎悪をむき出し西合う。が、その中で双方の接点となったのはワコのこと。ワコの気持ちをどうしてないがしろにするのかとタクトが問い詰めれば、何がわかるのかとスガタも返す。
 スカーレットキスが横恋慕してるスガタを操って自身のサイバディ・ペイジェントに取り込んでその力を使おうとするのが、逆にスガタがペイジェントを乗っ取ってタウバーンと殴り合いw まるっきり「夕日の川原で殴り合い」の構図。
 ようやく恋しい相手を手に入れたと思いきや思いっきり蚊帳の外のスカーレットキスは可哀相なんだけど、元々があこがれレベルだしなぁ。
 スガタは自身の宿命と力に怯え、他人と距離を取ろうとしてたという、言葉にすれば簡単なんだけど、普遍的な「人との接し方」に迷ってただけで、それがアブリボワーゼにより顕著化したってことだったんだよなぁ。それが、今回でタクトとお互い、本当に腹を割って話会った、特にワコの事を想い合ってるということで、ライバルなんだけど理解者ということがお互いわかり合う。あの決着が付いた後の呼吸のシーンのしつこさったらw
 あと、タイガーとジャガーの非対称性は上手いなぁ。護衛としていながら、監視者としての責務と、スガタへの想いの板挟みが強調される。
 それと、さかなちゃんこと東の巫女が解放され、島の外へ。ヘッドって表に立ってないけど、今んところ的の中心だよなぁ。まだ表だって動いてはないけど、今後にどう関わるのだろう。
 さかなちゃんの歌が今回で聞き納めかってのもあるけど、なんか今回、前回にちょっと出てきたキャラが今回顔見せで出てきたかも。予告によると、なんか姉妹(?)で次回出てくるみたいだし。北と西の巫女?


2010年11月22日(月) 旧暦 [n年日記]

[読書] この命、義に捧ぐ〜台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡〜/門田 隆将

 なんだか仰々しいタイトルだけど、実際に中身を見るとこのタイトルが決して大げさでなく、その内容に圧倒される。
 今の台湾の成り立ちが、大陸中国内での国民党政府と共産党政府の内紛の結果、大陸から敗走した国民党政府が樹立したものであることを知らない人は流石にいないと思う。が、じゃあ、共産党は台湾に逃げ込んだ国民党を追撃しなかったのかというと、そんなことはない。追撃しようとしたが、抗戦され、長い均衡状態の後、実質的に「中華民国」である台湾を暗黙の内にその状態を認めざるを得なくなった。
 その天王山が「金門島」での戦いで、金門島はその後長らく中国と台湾のにらみ合いの最前線にもなる。そしてこの本では、その「金門島の戦い」に、元将軍である一人の日本人が大きな役割を果たしたことが綴られている。
 この本の主人公である根本博元陸軍中将は、大陸で敗戦を迎えるが、その時軍上層部からの「即時武装解除」という命令に逆らう。というのも、彼の任地の近くにはソ連軍が迫ってきており、ソ連軍に降伏した場合部下や民間人がどうなるかを察していたからだった。彼は麾下の「混成響兵団」を率い、ポツダム宣言受諾表明後にもかかわらずソ連軍と交戦、これを退け、国民党軍の到着を待って武装解除と降伏を行なった。
 ここごく最近の国際情勢だと、短絡的に「中国に降伏? とんでもない!」と考えるかも知れないが、根本の考えは違った。国民党軍は共産党軍との内戦最中でもあり、日本軍に対しては国共合策で休戦しているが、その後は内戦が再開されるのは目に見えている。国際社会からの援助のためにも非難されるような行動は取りづらい。また、蒋介石は恐らく戦後日本の共産主義防衛ラインとしての復興まで視野に入れ、その援助まで見越して日本に厳しい処置を取るまい、と計算してのことだった。
 この考えは正鵠を射ており、蒋介石は「暴に報いるには徳をもってすべし。恨みに報いるには恩をもってすべし」と、民間人及び軍人を日本に送り、自分への処罰を覚悟していた根本までも戦争の責任を問うことはなく、帰国させた。ソ連に下った部隊や、そこの管轄だった民間人がどのような目に遭ったかは、説明するまでもない。根本の慧眼と決断と覚悟があればこそだったのだが、根本は前述の算段があってのこととは言え、蒋介石の温情に深く感謝することになる。
 そして戦後になり、一番最初のような国民党政府の窮状が起こる。それからがこの本の本筋なのだが、何の権力も権限も持たない年老いた元軍人が、ただ「日本人と部下たちを助けてくださった蒋介石閣下の恩に報いるため、何もできなくともせめて共に戦い、死のう」と、決死の覚悟で台湾に艱難辛苦の密航をし、蒋介石への恩に報いるため、また戦禍に巻き込まれることになる台湾の人々のためにと戦列に加わる様は壮絶としか言いようがない。
 彼が台湾に密航したことは当時も取りざたされ、その渡航の内容がほとんど不明だったことからも彼の真意を理解しないマスコミにバッシングを受けるのだが、根本は生涯死ぬまでこの間のことを公言することはなかった。また、彼が助けたはずの国民党政府も、「国難に外国人、それもかつて敵であった旧日本軍人の力を借りたことは恥」と、根本ややはり旧日本軍人の義勇兵であった「白団」の存在は「なかったもの」とされていた。が、当時参戦した者や根本の努力により戦禍を免れた住民からの証言、また、根本に同行した者の証言により、その実像が明らかにされていく。
 根本は生涯誤解され非難され、助けた台湾からも忘れ去られながら、決してそのことを弁解するでも恨むでもなく、その人生を終える。タイトルの「この命、義に捧ぐ」が、大げさでもなんでもないという所以である。
 そしてこの恩を生涯忘れなかった人物がいた。他ならぬ蒋介石である。しばしば史料中ではしたたかな政治家としての姿が浮かび上がる蒋介石だが、その一方で、国際社会が国民党政府を見捨てた中、身一つで言葉通り「一緒に死ぬために」助けに駆けつけた根本のことを決して忘れることはなかった。
 詳細は実際に見ていただくのが一番良いのだが、政府の外交のまずさから周辺国との軋轢が高まり、経済不振も重なってそれら諸外国への攻撃的反応を「愛国心」と呼ぶ人間も目立つ昨今、本当に「国民の為」にその命を賭し、その国民を助けてくれた恩のために命がけの行動を取ったその姿を見るにつけ、昨今の愛国を理由に横紙破りする者のまがい物ぶりと、その背景にある人間性の薄っぺらさが対比されてしまう。


2010年11月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 戒厳令下の金門島

 昨日の根本将軍の本の流れ。金門島は長いこと大陸中国との最前線で、戒厳令が敷かれてた、って話だったんでその辺のを調べてたら、こんなのがありました。→ Defcon3:義の島−台湾・金門島の秘史と現代日本の忘我
 やはり「この命、義に捧ぐ〜」がきっかけになってるみたいだけど、戒厳令下の金門島の様子とか、件の戦いを知ってる人の話も入るみたいで、かなり貴重かも。


2010年11月24日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 北朝鮮のアレとか

 砲撃時は、民間人にも被害が出たと言うことで、再三の演習抗議に切れた一部の部隊が暴走したのかと思ったけど、どうもその後の北朝鮮の行動を見ると、上層部も込みでの行動みたいですね。おそらく、北朝鮮は「一部の暴走」で押し通すでしょうが。(そうしないと話の落としどころがない)
 目的は米国を中心として六カ国協議の再開を促すことでしょうが、民間人被害が出る行動に出たのは、北朝鮮としてもそれなりに危険を冒してるということ。そうならない可能性の方が高いとは言え、読み違えがあれば、六カ国協議どころか軍事行動を招く危険もありますから。切羽詰まってるということと、代替わりに際して「決して妥協はしない」という示威行為でしょうね。
 基本、戦争をしたら北朝鮮は終わりなのでするつもりはないでしょうが、どっちにしてもしばらく静観するしかないでしょうね。
 それと、民主党政権は完全に取ってる行動が片っ端から裏目に出てるような。
 今回の事件で朝鮮学校の無償化を撤回する羽目になったわけですが、それは「朝鮮学校は反日教育を行なう機関ではない」「子どもの教育と北朝鮮は無関係」というこれまでの自らの主張を自分で「間違いだった」と言ってるに等しいのだから。
 やり方がド下手で間違ってるとは思うものの、各種外国人学校も無償化する以上特別の理由なしに朝鮮学校のみ除外するのは法理上からおかしいと思うし、また、北朝鮮とのパイプという点で、その考え方自体はないわけではないです。ただ、国内の私立学校を差し置いてまで早急に実施しようとするなど拙速にすぎた行動の結果、それが完全に裏目に出てしまったわけで。やり方のまずさはあるものの、タイミングの悪さもあるというか。
 更に対応の遅さ、明確な方向を示せないことなども当然バッシングの対象に。官邸入りが砲撃開始から二時間後という報道は、いちおう注意してみましたが、実際に公邸から官邸に入ったのが4時5分とのこと。
 また民主党幹部が「このことは民主党にとって神風だ」と発言したという報道もあり(裏はとれてないので、歪曲報道の可能性もあり)、マスコミのバッシングが徐々に強まって来るでしょうね。
 先週末実家に帰省していて、久々にテレビのワイドショーやTBSの時事放談を見たんですが、どこもかしこも政局の話ばっかりなんですよね。いろんな法案やら外交やらさまざまな「政治」問題があるというのに、そんなの大したことはないというように「責任を取るのか取らないのか」とか、そんな話ばっかり。無論、それは視聴者がそういう話に飛びつくからであり、また基本的に人気商売である政治家もそれに合わせたコメントをするため、誰が一番悪いのか、というのは人それぞれで意見が違うとは思いますが、私はマスコミの責任が重いと思います。「報道の権利」「第四の権力」を錦の御旗に掲げるならば、それ相応の責任を負わねばならないはず。「視聴者が望んでない」とか、「ボランティアでやってるわけではない」と言い訳するのならば、錦の御旗を下ろすべきです。マスコミ自身にとっても、「大手マスメディア」というブランドを食いつぶしてるのに等しい状態で、それを見て見ぬふりを続けて同じ事を繰り返すなら、自分たちが批判してる「悪しき官僚」と同じ事です。
 一覧で良いので、その日の国会で審議された法案などを掲載するだけでもいい。そういうことをきちんとやっていかないと、マスコミの価値は凋落する一方だと思いますけどね。
 これは民主党政権をかばってるわけではなく、民主党政権は政局云々と言うまでもなく政権の座から引き下ろされる十分な理由があると思うから言ってるのです。でなければ、また次も、次の次も同じ事が繰り返されますよ?

[アニメ] 神知る#7と百花繚乱#7

  神知る #7「Shining Star」。かのん編の完結編。つっても半分はPV状態でしたが(^^; 大勢のファンを前に失敗したら……という不安から、透明になり、逃げ出してしまったかのんを探す桂馬たち。けど、散々探した挙句、エルシィ「駆け魂センサーで探せば良かったんだ!」。ホントにポンコツ悪魔だなw
 念願のコンサートだけども、かつていたシトロンの仲間たちはおらず、頑張ってきたつもりだけども自信の持てないかのんは桂馬に逃げようとするのだけど……ここでかのんを受け入れてもキスしてチャラになるから、そうしても良かったはずなんだけど、そうしないでファンたちと向き合わせたのは、桂馬は二次元アホでも鬼畜じゃなかった、ってことか。
 それと、かのんが攻略中の記憶を失った、という決定的な描写はなく、原作の現展開にもつなげられる終わり方だな。次は、一クール目最後の攻略ヒロインか。記憶にあまりないなぁ……

  百花繚乱 #7「忠の奴隷」。徳川慶彦が何事かを企んでることを知ってしまった千姫たちは、刺客の到来を予測して半蔵と又兵衛を宗朗にキスさせマスターサムライにすることを提案するのだが、半蔵と又兵衛は大困惑。そんなドタバタの中、十兵衛のように空から眼帯の女の子が降ってきて……
 「柳生義仙」って誰かと思ったら、柳生烈堂か。史実はそんなこともなかったみたいだけど、普通は「柳生烈堂」って言ったら、「子連れ狼」の裏柳生だから、もろ悪役っぽい。しかしそれはさておき、公式サイトで「性格は変態」って……確かに変態だったけど。
 あと、宗朗、同姓を名乗れば一族とホイホイ認めるのかよ。どういう常識だ……


2010年11月25日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ざくろ#8と禁書II#8

  おとめ妖怪ざくろ #8「あめ、徒々と」。たまたま一人での外出で一緒になった景と薄蛍。景は荷物持ちに薄蛍の目的地である折屋に同行するのだが、その店先で謎の少女二人組に出くわし、その術により眠らされていずこかへ連れ去られてしまう。
 妖人省では、ざくろが景が一人で外出してることに微妙にカリカリしていたが、折屋の主人、綾が軒先に薄蛍と景の荷物が落ちていたことから、何かあったのではと知らせに来る。ざくろは二人を捜しに飛び出ようとするのだが、それを止めたのはざくろたち半妖少女の育ての親でもある櫛松だった。櫛松は本人も知らないざくろの秘密を知っているようなのだが……

 これ、深夜にやる意味、ビジネスモデル的な意味以外全然ないよなぁ。つか、そういうのがかなり多いのが広告代理店の無能さの証しだと思うんですが。
 今回はたまたまの偶然で相方が入れ違っての行動になってしまう。それを起こした半妖姉妹は、女郎蜘蛛(乱杭)に騙され、利用されてるようなのだが……半妖姉妹の姉、百録は何か特別な力を持っており、それをざくろも持っている模様(ただ、ざくろ自身はそれをしらない)。敵対組織の姿が徐々に明らかになったり、景が一人で外出した理由が前回約束した笹巻きを買いに行くためだったと知ったざくろがデレたり、折り返しとしてはいい話だったんじゃないでしょうか。なんでこれを夕方とかにやらないのか……よほどスポンサー集めのできない無能揃いなんでしょうね、広告代理店って。(でなきゃ現行の民放システムが破綻しかけてる)
 さっさとネット同時配信にしちゃえばいいのに。(無理を承知で言ってみる)


 禁書目録II#8。いや、なんつーか、最初から最後まで意味不明でした。黒子が美琴のために頑張ったなぁ、ということ以外。特にキャラの行動原理がちっとも理解できん……「共感できない」ではなく。歳なのかしらん? 原作はもうちょっとマシなんでしょうか? それとも原作もこんなもん?


2010年11月26日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イカ娘#8と俺妹#8と海月姫#5

  侵略!イカ娘 #8「病気じゃなイカ?/新能力じゃなイカ?/ささなイカ?」。イカ娘の病気話と、ヒレ話と砂の城話のニコイチと、傘話。早苗が身体張ってるなぁ。エビの外見とは言えイカ娘が早苗に飛びつくとは(しかもキモイエビタイツ姿)、ホントに病気だったんだなぁ。早苗は別の意味で病気だけど。ヒレ話と砂の城話は、ちょっとニコイチにするには強引だったかも。しかし栄子、いつの間にイカ娘の発光を知ったんだ?(原作ではこの前にもう一度肝試し話がある) 三本目は、なんだか子どもの頃にかなりの人が覚えのあるような話。つか、段々ゲソ一号の名前だけがバージョンアップしてく……そしてこの話の後は、誰がどう言おうと「イカ娘が可愛かった」という感想に落ち着かざるを得ない。そしてエンディングでちょっとホロッとさせる。基本、マイナーチェンジだけなのに、毎回印象が変わるなぁ。


  俺妹 #8「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」。なんだか前回の話から一足飛びにアニメ化という話になってるので、「ああ、夢オチか」と思ったら、現実ですか……なんかいろいろすっ飛ばし過ぎじゃね? 原作と大分違う展開らしいけど、アニメ業界を揶揄したような内容。こういうのはただでも見てて気分がいいものではないけど、伊藤誠プロデューサーがこの描写に怒ってtwitterに色々書いたのもそれなりに話題になった。( その1その2その3
 実際見てみて、伊藤Pが怒るのも無理はない、というのが感想。元々、主人公が社会的には筋を外していても妹の苦難を身を以て庇う、というのが一つの軸なので、妹が窮地に陥るように話を組み立てるのは当然なのだけど、それにしても他のアニメ関係者まで揶揄するような真似を、何故? とは思わずにいられない。
 原作だと桐乃の小説を編集がパクる、という展開らしいのだけど、電撃文庫ではリアルで盗作騒ぎがあったばかりで、それに気をつかったのではないか、という説が出てる。もしそうだとすると、脚本家が毒づいて作品中の憎まれ役を一手に担う、というのは、脚本の倉田氏が自分と作中の脚本家を重なるようにして、自分が憎まれ役になった、というようにも見え、そうかもしれないと思える。
 けど、そんなのは中の事情であって、外には関係なく、もし原作出版社に気を遣ってアニメ業界全体を貶めるような内容にしたのなら、それは権利者・スポンサーに対するおもねりで、そんな事情とは無関係な業界関係者を貶めたということには変わりない。
 実際の所の意図はわからないので上記は「仮に」の話だけど、いずれにしても悪戯にスキャンダラスにしただけで、展開的にも急すぎたり無理やりに苦境にするなど、今回の話はいずれにしても評価出来ない。


  海月姫 #5「私はクラゲになりたい」。天水地区の再開発計画を知り、驚いて天水館に知らせに行く蔵之介。しかし尼〜ずの面々は馬耳東風といった様子。前から再開発の話は知っていた上、オーナーである千絵子の母は天水館を売ったりしないとタカをくくっていたのだ。が、千絵子の母が天水館の売却に乗り気だと知り、皆の態度は俄然一転。再開発の説明会にこぞって赴くのだが、スーツ姿のビジネスマンに囲まれ萎縮してしまった上、社会の落伍者丸出しの格好を見下され、歯牙にもかけられない。月海も、会場で修と再会するが、変身前後の月海が同一人物だと知らない修がそっけない態度を取り、月海はショックを受けてしまう。敗北感を抱いて天水館に戻って来た尼〜ずたちだったが、晩飯目当てにやって来た蔵之介が話を聞いて発憤、「趣味を変えろとは言わない! でも奴らと闘うために、武装しなきゃダメだ!」と言って、尼〜ずの面々をコーディネイトしだす。

 前回でなんだかややこしい三角関係が成立してしまったけど(月海→修だけど、修→変身後の月海で、変身前の月海は「キモイオタク女」としか思ってない、で、蔵之介→変身後の月海(自分で変身させた))、今回はそれどころではなく、天水館存続の危機に。
 天水館を追い出されたら生活力的にも社会適応能力的にも二進も三進も行かなくなる尼ーずの面々は大慌て。けど、惨敗で帰宅w
 月海は月海で修に素っ気なくされた挙句、再開発企業のデベロッパー・稲荷翔子が修を籠絡しようとしてるのを見てしまい、自分に恋愛とかなんとかは無縁だと思っていながらもショックを受けてしまう。
 そして、尼ーずの惨敗振りを見た蔵之介(当然女装中)が、怪気炎を吐いて「奴らと闘うための武装をしろ!」と、まずは三国志オタで普段からハイテンションにキョドってるまややを大改造ビフォアアフター。世間の女の子とは違う尼ーずのことを気に入り、そこにかつてない安堵を覚えながらも、見た目を重視する世間に対してあまりに無頓着な彼女らに、闘う術を教えようとするのだけど、それがどう出るのか。


2010年11月28日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#41とオーズ#12

  ゴセイジャー #41「爆発!仲間の絆」。記憶を消されロボゴーグの支配下にあるはずのブレドRUNが自分を助けたことに、生き物の想いというものが合理性よりも上回るのではないかという疑念を抱き始めたメタルA。彼女はマトロイドのニュートラルのアインIを改造し、ゴセイジャーたちに襲いかかる。しかし、戦闘もそこそこにメタルAは撤退。アインIだけが取り残されるが、アインIは敵意の欠片もないどころか子どものように何もわからぬ様子で戸惑うばかり。そんな姿を見たエリはアインIを庇い、しばらく一緒に過ごして様子を見ることにする。エリが教えることに興味津々で無邪気な子どものように成長していく。特に、エリが教えた「なかま」という言葉に興味を持ち、エリたちと自分が違うことを悲しむ。
 ところが、データスによる解析の結果、アインIの身体の中には遠隔操作で起動する強力な爆弾があることが判明。エリたちはなんとか爆弾をアインIから切り離そうとするのだが……

 今回は「AI」ですか。定番の「敵の裏切り者」なのだけど、戦闘が苦手な敵というわけでも、油断させようという罠でもなく、仲間意識が果たしてどれほどのものかを知るためのメタルAの実験というのは面白い。
 アインIへの攻撃をためらうエリを見て、メタルAは「仲間意識など不要」と結論づけるのだけど、ゴセイジャーたちは爆弾を解除する要領でアインIの戦闘チップのみを破壊。メタルAは最後の手段とばかりにアインIを巨大化させ爆弾を起動、巨大な爆弾にしてゴセイジャーもろとも吹き飛ばそうとする。
 エリはその状況に責任を感じ、アインIを助けられなかったばかりか仲間までも巻き添えにしてしまうことは避けようと、ゴセイアルティメットでアインIもろとも上空へ……アインIと一緒に自爆する覚悟のエリだったが、爆破直前にアインIが再起動、エリとの思い出に感謝をしつつ、エリから離れて、一人爆発する。
 実験は失敗だったと最初は思っていたメタルAだったがその様子を見てロボゴーグへの忠誠と信頼に揺らぎが生じてきたよう。でも、ブレドRUNもそんなに信用できるのかなぁ。


  仮面ライダーオーズ #12「ウナギと世界と重力コンボ」。映司に嫉妬した後藤は真木に唆され、オーズへの対抗意識丸出しで独断行動を取る。が、その結果、ヤミーを狙った砲弾がオーズに命中し、折角のチャンスを取り逃がす羽目に。映司は自分が傷ついたことも気にせず後藤を気遣うが、後藤はそんな映司に反発するばかり。「俺にオーズの力があれば……」という後藤に、映司は「俺、後藤さんがオーズでもいいよ」と、あっさりオーズドライバーを手放そうとする。驚愕する後藤とアンクだったが、アンクによれば最初にオーズになった映司以外はオーズに変身できないという。
 結局、後藤は勝手な行動を取ったことを鴻上に叱責され、謹慎処分を言い渡されてしまう。自分のていたらくに怒りを隠せない後藤の前に、真木が再び現れ、挑発するような言葉を吐くが、後藤は映司の言っていた「自分の出来ることをするだけ」という言葉が気になり、謹慎にもかかわらずどこかへと出かけていく。
 一方、ヤミーを生み出したのが筑波だと知ってしまった比奈はそのことを映司に知らせる。ショックを受ける映司の元に、久々に筑波が現れるが、筑波は「映司の内戦の国での体験談を俺にくれ」という。ネタが切れた筑波は、自分の体験談としてそのことを話したいというのだ。呆れる比奈だが、そんなときヤミーが出現。映司は話も途中で飛び出していくが、比奈もまた、筑波に見せたいものがある、と彼を連れ出す。
 ヤミーが現れたのはとある撮影所。スターの沢山集まるそこでスターの輝きを奪い取ろうとするヤミーだが、オーズに変身した映司がかけつけ、それを阻もうとする。が、空を飛ぶアゲハヤミーに加え、オーズへの憎悪に萌えるウヴァやガメルまで現れ、手も足も出ない。
 その現場に、比奈に連れられてきた筑波は、映司を苦しめてるヤミーが自分の欲望から生まれたのだと知らされ、その為に多くの人が苦しんでると知りショックを受ける。さらに、映司が「あの話、筑波さんにあげてもいいよ。有名になるためでもなんでも、内戦の悲惨さを少しでも多くの人に伝えられるなら」と言うのを聞き、筑波は自分が本当は世界放浪の旅になど出ていなかったことを告白。自分をバカにした人々を見返したいだけで嘘のブログを書き、出来ることもせず努力して成功した人をねたんでいたことを恥じる。
 そして、後藤もその現場を見、世界を守りたいと言いながら、自分が世界を守るために出来ることをしてなかったことを自覚する。

 筑波、すげー偽モンすぎてなんとも言えないw 世界放浪も嘘で、嘘の体験談で有名になろうとしてたって……意外とかそういうレベルの話じゃないわw
 でも、人を傷つけてまで有名になりたいとまでは思ってなかったようで、自分の欲望で多くの人が傷つくのを見て、自分のしてきたことが間違いだったと気付く。
 後藤も、真木に散々そそのかされるが、あっさりオーズドライバーを渡そうとしたり、自分の体験談を筑波に渡そうとする映司を見て、「自分にできること」すらしていなかったことに気付き、映司をサポートする。
 そのサポートは微妙に役に立ったり立たなかったり程度なのだけど、主にグリードたちの連携の悪さでガメルから三枚のコアメダルを奪うことに成功。そのメダルでサゴーゾコンボに変身する。
 サゴーゾコンボはパワー主体の重量級の上、ゴリラメダルの胸のドラミングの衝撃波だけで相手にダメージを与え、更に必殺技は相手に超重力をかけて引き寄せ、両腕とサイメダルの頭部で攻撃するという、アゲハヤミーの飛行能力など簡単にキャンセルしてしまうもの。
 おこぼれでウヴァのコアメダル一枚もゲットし、これで三つのコンボがいつでも可能になったのか?
 ひとまず後藤は映司を認めるようになり、筑波も偽ではない、本当の体験を得るために北海道への自転車旅行に旅立つ。
 でも、どうもカザリと真木が手を組んだっぽくって、かなり妖しい。その上、次回予告では「時代遅れのグリード」と呼ぶ存在が出てくるっぽい。新世代グリードか何か?~   そもそもコアメダルを生み出した存在ってのが、いまだに明らかになってないのだよなぁ。


2010年11月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スタドラ#9

  STAR DRIVER 輝きのタクト #9「そんなミズノの初恋」。スガタの覚醒と同時にサカナちゃん(キタの巫女)が退場し、新展開というか新キャラ登場。ピンク髪の双子姉妹で、今回メインになるのは妹のミズノの方。
 学園の人気者である姉のマリノとは反対に、「学園一の不思議ちゃん」として、ある意味あまりありがたくない有名人となってしまってる彼女だが、本人は気にするふうでもない。仲よくしてるカラスのカー助の子供を助けてもらったことでタクトにこれまで男の子に感じたことがない興味を持ったよう。偶然見かけた副部長を追って迷い込んだ演劇部「夜間飛行」でタクトと再会、そのまま入部してしまう。
 安定期に入ったタクト、ワコ、スガタの三角関係を揺さぶる存在になるか、と思いきや、綺羅星十字団にも新たな動きが。綺羅星第二団ヴァニシングエイジのリーダー「ヘッド」が休養を宣言。やっぱサカナちゃんと別れたのが響いてるのかねえ。その代りにリーダー代理になったのは、新顔の女、マンティコール。って、どう見てもマリノなんですが。しかも、普段と違って大分テンション高いんですが。
 新顔の彼女がリーダー代理に就任した理由はただ一つ。彼女が、もの探しに長けたサイバディ「アインゴット」のスタードライバーになれたため。アインゴットは破壊された状態で発掘されたが、プロフェッサーグリーンたちは既に壊れたサイバディを修復する技術をほぼ完成、アインゴットの復活も秒読み段階。彼らは銀河美少年タウバーンを倒すためにはニシの巫女を捜しもう一つ封印を解いて第三フェーズに移行する必要があり、そのために綺羅星十字団はアインゴットを必要としていた。
 が、翻弄するようなミズノ=マンティコールの真意は、ニシの巫女を守ること。そのニシの巫女とは、他ならぬ双子の妹、ミズノ……
 今回、これまで戦闘に参加してなかったヴァニシングエイジのメンバーが登場。つか、エリート意識が強いだけの、激しい雑魚臭が……ただ一人「リョウスケ」と呼ばれる男だけが他のメンバーと距離を置く。さらに、シンドウ家に飾られた絵と同じ「R」の署名がある絵を自分の作品のように扱う。この署名にはタクトも何か思い当たる節があるようだから、一歩退いた立場だけどキーパーソンなんだろうなぁ。
 マンティコールの団員を翻弄するような言動も、ニシの巫女であるミズノを守るためなのかな? ニシの巫女を捜す手段であるアインゴットを自分が抑え、さらに出来る限りサイバディを消耗させようってことなのか。でも、サイバディ修復技術は実現目前なのだから、時間稼ぎにしかならないような。最終的には裏切るのかしらん? この番組に限って、そう単純な展開にならないとは思うけど……


2010年11月30日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 今更大江戸ロケット

 いや、「そういえばアレって、サブタイトルが時代劇のサブタイトルのパロディだったなぁ」というのを思い出し、何話がどの時代劇だったか調べようと思ったら、まとまったサイトがすぐに見つからない。
 仕方ないので自分でリストを作ることにする(本末転倒)。

1.大江戸に咲く紅い花火/必殺からくり人血風編
2.男は待っていた/ 斬り抜ける
3.縁に縛られた銀ノ狐/ 無用ノ介
4.ドキドキ無用/新必殺仕置人
5.論/ おしどり右京捕り物車
6.決闘大初恋/助け人走る
7.トンデモない飛んだ女/ 新十郎捕物帖 快刀乱麻
8.恋も殺しもやるってさ/ いただき勘兵衛旅を行く
9.恋愛で勝負/必殺必中仕事屋稼業
10.怪異猫変化/ 妖術武芸帖
11.埒もねえ!/必殺剣劇人
12.もしも悩むのが嫌だったら/必殺仕切人
13.あんた こいつらどう思う/必殺仕業人
14.一筆啓上 明日が見えた/必殺仕置屋稼業
15.突然!正月に大空爆/江戸特捜指令
16.あたしがアレよ!/ 緋剣 流れ星お蘭
17.黎明の殺し節/ 影同心
18.相手は神君の隠し穴/必殺まっしぐら!
19.とち狂って候/暗闇仕留人
20.難儀に微笑む女/?
21.脱線は三度まで/?
22.たった一夜の夢だった/ 素浪人月影兵庫・素浪人花山大吉
23.剣舞に花火をどうぞ/必殺からくり人
24.○○をのっとれ!/若大将天下御免!(?)
25.匠の仕事が月に哭いて…/?
26.なんだかんだのリフトオフ/ 賞金稼ぎ (?)
 サブタイトル全体/必殺仕置人

 末尾に「(?)」があるのは自信がないもので、赤字タイトルは未見のもの。あかん。候補すらわからんものが三つある。わかってる中にも生まれる前のものも結構あるとは言え、なんか悔しいなぁ。