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2009年09月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリラバ#9

  プリンセスラバー #9「赤と青」。有馬グループの本拠地である有馬ヒルズをテロリストが占拠するのだけど、その目的である「占拠を報道して有馬グループの信用を落とす」が阻まれ、撤退……と思いきや、有馬ヒルズに時限爆弾が。しかも「ジャガーノート」から伝統の古典的な「赤か青か」式。この犯人たち、映画の見過ぎかと。
 しかし、なんつーか黒幕ぶりがあからさますぎて……ちょっとは深みがあるかと思った犯人側の小隊長も典型的なザコだったし、まあ、ベタベタが持ち味なんだろうけど、お姫様の空気よまなさは時々微妙だ……


2009年09月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 宙まに#9

  宙のまにまに #9「高校天文ネットワーク」。文化祭の展示を見た野木城高校天文部部長の近江から、県内高校天文ネットワークの定期観測会のお誘いが来る。はじめての校外の人との活動にちょっと不安を感じつつも野木城にやってくる蒼栄高校天文部一同だったが、個性の強いメンバーに驚きつつも歓迎され、また立派な設備に圧倒される。
 県内の他の天文部も集っての大観測会にテンション上がりまくりの美星たちだったが、近江が朔に、武佐が姫に積極的に接触してくる。

 いかん、これまで沢城みゆきキャラに萌えたことはないですが、近江あゆみはちょっとヤバイ。
 基本しっかり者なんだけどちょっとお茶目なところもまじっている近江は妙に朔と行動を一緒にしようとするのだけど、実は本命は路万部長の方。昔科学館の観測クラブで一緒で路万から星の楽しさを教えて貰ったのだが、何年も経って見に行った昨年の蒼栄の文化祭では精彩がなかったのを気に留めていての今回の参加要請。まあ、昨年までは地学部だったし。でも路万の方はすっかり忘れてて少しへそを曲げてたのもあって路万本人にではなく朔に接触。嫉妬を煽ろうとしてたというより、ひとまず接しやすそうな人と接して蒼栄高校とのつながりを確保したかったという感じに見えるなぁ。
 星図いらずの美星やラジオの気象情報から天気図を書ける路万の活躍もあり、結局なんだかんだで路万も昔会ったことを近江から聞いて、初めての他校との観測会は成功裏に終わる。
 ちょいと割を食ったのはうさんくさいくらいに天然さわやかなイケメン武佐。それより割を食ったのはいつも通り江戸川だけど、江戸川は基本の願望が邪(ある意味純粋)だから仕方ないかと。


2009年09月04日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] バスカッシュ#21

  バスカッシュ #21「トータル・エクリプス」。ビッグフットもチューンナップして心機一転月への大会に向かおうとするダンたち。だが、そこにエクリップスの解散の報が。ルージュの安否もわからぬまま、いても立ってもいられず解散コンサートのあるスカイブルーム王国へと向かうダンを、アラン=フローラ姫が追う。
 指名手配されているダンたちは女装して王国に忍び込もうとするが、スパンキーのからかいにダンが騒ぎを起こしてしまい、失敗。ますます警戒が厳重になる中、地下水路からなんとか市内に潜り込むのだが、ヤンにはダンたちの動きはお見通しだった。

 月とアースダッシュの危機に、自分の手で「伝説」を作ろうとしているっぽいヤン。ルージュを「バージョンアップ」させたり、スカイブルーム国王に甘言で近づいたりと、どう見ても悪役なんだけど、目的はまだはっきりしてるわけじゃないんだよな。
 そしてヤンの作ろうとしてる「伝説」のために利用されようとしているダン。そんなこといつも通りまったく気にせず、「なんだかもやもやしてよくわからねえからルージュとバスカる!」といつも通りの正面突破。まあ、王国への侵入は正面突破とは行かなかったけど、いずれにしてもばれて追ってくる警官を「イナズマの玉」で蹴散らす。でもついに追い詰められたとき、覚悟を決めたアランが正体を明かす。
 ダンはアランが王女ってより女と言うことに驚くけど、これでダンとお別れと覚悟を決めたアラン=フローラに、ダンが「お前もバスカッシャーだろ?」と手をさしのべる。
 フローラは伝説とか抜きでダンのことを好きになってたみたいだけど、完全に脈はなし。というか、ミユキやはるかたちと比較されたんじゃ、そりゃ「女」に見えないというか、怒られるわなぁ……


2009年09月05日() 旧暦 [n年日記]

[読書] イワシと気候変動 漁業の未来を考える/川崎 健

 そういやここんところちゃんと本を読んでなかったなぁ、と思い、書店でパラ見して適当に面白そうだと思って買って来た本。
 「近年のイワシの不漁は乱獲のせいとは限らない」という話は「築地魚河岸三代目」でちらっと見たのだけど、この本はもろにそれが主題で、「レジーム・シフト」という考え方が基本になってその説明にかなりが割かれている。
 地球上でかなりの面積、体積、そして熱容量を占める「海」は気候的な変動を長期間保持し、また表層と深層で別の海流が流れることで、複雑な熱変動を行う。特に海全体の海流の循環をコンベア・ベルトと言い、これにより海の環境は数十年規模での変化を起こす。
 元々はまったく生息域の異なる三種類のイワシの漁獲高がほとんど一致した変動を示していることから、海洋資源の変動は人間の漁獲のみが原因ではなく、全地球的な環境の変移が引き起こしているのではないか、という仮説が立てられ、さまざまな反論や検証を繰り返し、現在「レジーム・シフト」の考え方は多くの支持を受けるに至っている。
 数理生物学的に考えればわかるが、ある生物群の生息数が減ると言うことは、競合する資産(エサ、空間など)を必要とする他の生物群は生存・繁殖に有利になりやすい。したがってイワシが不漁だと他の魚が豊漁になる、ということもある。
 ということらしい。無論人間による漁獲が関係ないかというとそんなことはなく、もしレジーム・シフトで減衰した時期に大量の乱獲を続けていれば、その魚種にとって致命的なダメージになりやすい。したがってレジーム・シフトの考え方と海洋生物資源調査を元にした漁獲計画をきちんと立て、そのようなことにならないようにしていくべきだ、というのが本書での結びとなっている。
 70年代80年代的な「欲望にまみれた人間の資本主義活動が悪い」という単純かつ一方的なエコロジーの見方はもはやかなりすたれたはずだが、やはりきちんと科学的な考え方を元にした新しいパラダイムが一般に浸透しているかと言えば、必ずしもそうとも言い難い。クジラやクロマグロの漁獲規制に関する動きが科学的なデータを論ずるよりもヒステリックかつ政治的なものになってしまってきていることにもそれは顕著ではある。理性の科学の時代、と言う言葉を振りかざせば空虚にも滑稽にもなってしまうが、大量の情報があふれすぐに右から左へと流れて行ってしまう社会だから、きちんと知的好奇心を持っていたいなぁ、とは思う。

[アニメ] 東京マグニチュード8.0#8

  東京マグニチュード8.0 #8「まっしろな朝」。家へと戻ろうとする途中、体調の不良を訴えていた悠貴が突然倒れてしまった。救急救助隊に病院へと運ばれるが、翌朝、未来が目を覚ますと他の子どもたちと遊ぶ悠貴の姿が……安心する未来だが、何故か真里の表情はすぐれなかった。

 これって、どう考えても……うわー。
 悠貴が吐き気や頭痛をたびたび訴えるようになっていて、未来は心配しつつも熱中症かと思っていたのだけど、東京タワー崩落の時に頭を破片で強打してたことを考えると……うわあああああ、としか……
 もしそうだとしたら、完璧に手術が必要だから翌日元気に遊んでるだなんてことはあるわけがない。それに、真里が呼びかける時に未来の名前だけを口にし、悠貴の名はまったく口にしてないことや、悠貴のことが話題に出ると口ごもる辺りが……やはり、この悠貴は未来にしか見えていない可能性が高いかと……容赦ないなぁ。
 そうなってしまった後で、未来がお姉さんとしての責任感に目覚めるってあたりがなんとも残念。本当の震災などでは起こるえげつない行為などについては敢えて伏せられてこそいるものの、その意味でも容赦がないなぁ。


2009年09月06日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#28仮面ライダーW#1

  シンケンジャー #28「提灯侍」。スシチェンジャーを前に苦悶する源太。「もうダメだ!」と言いながら、形見にと屋台の提灯にモヂカラを打ち込むが、そんな時に名無し衆が大量発生したとの知らせが。
 既に名無し衆を退治してた五人に合流しようとする源太だが、変身しようとしてスシチェンジャーを投げ出してしまう。
 源太を欠いたままシンケンジャーは名無し衆は撃退するが、様子のおかしい源太に話を聞くと、シンケンゴールドに変身できなくなってしまったのだという。この前、魂を寿司に入替えられたときに猫に食べられそうになった恐怖で寿司が怖くなり、寿司の形をしたスシチェンジャーもまともに握れなくなってしまったのだ。
 皆は源太のためにそれぞれも苦手な物を克服しようと全員で「苦手克服作戦」を行うのだが……

 あ、先週の話、尾を引いてたのね。
 いきなりシンケンゴールドになれなくなってしまった源太。しかも寿司が苦手になったって……あの流れだと、猫の方が苦手になるんじゃないのか? みんながそんな源太を立ち直らせようとするのだけど、一向に寿司恐怖症は治らない。源太はすっかり諦めてしまい、戦えなくなった自分の代理をと、提灯にモヂカラを打ち込み続ける。
 しかも源太を欠いたシンケンジャーの前に新しい強敵・筋殻のアクマロが現れる。本人も強力なのだが、さらに切神という手下も使い、シンケンジャーを追い詰める。ここでシンケンオーのカブト脱げが来たか。
 しかしそこに現れたシンケンゴールド。しかも御用提灯と十手を持って……あれ? 変身できなくなったんじゃないの? と思ったら、彦馬が無理矢理寿司を食わせて克服……ショック療法かよw
 新しいアイテム&ロボであるダイゴヨウはなんだか微妙な立ち位置になってしまったけど、「御用提灯は岡っ引きだろ? 岡っ引きは侍じゃないぞ?」って、流ノ介、それ間違い……岡っ引きは侍じゃないけど、捕り物に岡っ引きは参加しません。捕り物には岡っ引きは参加できず、与力、同心が行うものなんだけど……シンケンジャー、微妙に脇が甘いよなぁ。


  仮面ライダーW #1「Wの検索/探偵は二人で一人」。風と風車の街、風都。そこで探偵稼業を営む左翔太郎の元に、一人の少女が押しかけてきた。彼女・亜樹子は探偵事務所の大家で、無断で事務所を開いている翔太郎に立ち退きを迫るが、彼女が師匠であるおやっさんの娘だと聞き、翔太郎はおやっさんの所在について急に言葉が重くなる。実はおやっさんは一年前にある事件に巻き込まれ、そのまま……
 立ち退きを迫る亜樹子に話をごまかそうとする翔太郎だが、そこに事務所のドアを叩く女性が……彼女は翔太郎の幼なじみ。仕事を首になって行方不明になった恋人を探して欲しいと依頼を持ち込んできた。
 まず戸川がつとめていた会社を調べる翔太郎だが、突然その会社ビルが崩落する大惨事が発生。土台が何者かに溶かされたようになっていたとなじみの警部から聞くと、「ドーパントの仕業か……」と謎の言葉をつぶやく。
 翔太郎と亜樹子は事務所に戻るが、事務所の地下駐車場に降りた亜樹子は、ホワイトボードに文字を書き殴ってる少年に出くわす。少年の名はフィリップ。上から見下したような態度と言葉遣いだが、大阪やたこ焼きも知らないなど、なんだか妙にずれている。
 うっかり亜樹子が口にした「たこ焼き」について調べだしてしまい、翔太郎の呼びかけにも答えなくなってしまったフィリップを待つこと一晩、ようやく元に戻ったフィリップに事件のことを調べてくれ、と翔太郎が頼むと、フィリップは突然固まったようになり、意識は別の場所へ……フィリップはこの地球上のことならなんでも記されている「地球(ほし)の本棚」に意識をリンク、検索することが出来る特殊能力を持っていた。
 フィリップの検索でこの事件の犯人とめぼしい戸川が次に襲う場所が特定でき、そこに翔太郎が向かうと案の定、戸川の姿が。しかし明らかに精神を病んだ様子の戸川が腕にガイアメモリーを突き立てると、怪人――ドーパントの姿に。しかし、翔太郎もガイアメモリーを取り出し、腰に付けたベルトに突き立てる。同じ頃、フィリップも腰に現れたベルトにガイアメモリーを突き立てると、フィリップの意識は翔太郎と一体化、翔太郎は仮面ライダーWに変身する。

 みんなどんだけ探偵物語好きやねんw
 お約束のコーヒー吹き出しはあるし、なじみの刑事が刃野「幹夫」ってのは、服部刑事を演じた成田三樹夫からなんだろうなぁ。
 それにしても合体ライダーということで不安はあったけど、実際に見てみるとこういう切り口があったのかとちょっと感心しましたよ。街を愛する探偵=街を守るライダー。そいでもって敵は街を支配しようとするシンジケート・ファミリー。意外と構図がはまるものだなぁ。寺田農のひょうひょうとした悪のボスも良い感じだし。
 行動派の探偵と安楽椅子型の探偵を二人に分けたりだとか、安楽椅子型も毎回推理をちゃんとやると行き詰まると思ってか「この地上の情報はなんでも検索できる」と言うことにしたりだとか、かなりちゃんと考えてる。
 半分こライダーで不安だった「一つの体に二つの意識」も、フィリップが戦術担当、翔太郎がメインの戦いを担当、という役割分担で行くっぽい。ただ、ライダーのシルエットがフォームチェンジしてもあまり代わり映えしないのは、左右ど派手なカラーリングでフォローってことか。パターンとしては3×3=9パターンだけど、基本パターンはその中でも3パターンに絞ってるみたいだし。ルナボディのゴムゴムパンチ&キックと左右分割のライダーキックはちょっとどうかと思いましたが。
 これまでにないパターンなので、どういうふうに展開していくか、とても楽しみですわ。


2009年09月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 出張中

 まあ、そんなわけです。むぅ。
 週末には戻ります。


2009年09月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] NHKアニメのはずなのに……

 エレメントハンターの主人公たちのアイテム「 エレバイル 」のおもちゃのCMを普通にやっててびっくりした。無論、放映局であるNHK教育でやってるわけではないのだけど、それはアリなんだ、というか、よく考えたら関連商品とか昔から出してたからそれと変わりないのか、という解釈でいいのかな?

  テレビ局が日本のアニメを駄目にした 「制作委員会」で制作会社は搾取され日系BP )。例のイメージ先行の騒ぎだった「アニメの伝道」で日本のアニメを象徴する場所があってもいいという議論がなされなかったばかりか、アニメが低いものとしてその名前を使われたことに対する憤りもとても感じるところがあるのだけど、今回は別の話。
 最近「政策委員会方式」が当たり前になり、また、その流れで放送したものを映像ソフトとして販売して減じ回収するというビジネスが主流となった。そのために放映枠が安価な深夜枠のアニメ放送、いわゆる「深夜アニメ」が大多数になった。
 これはこれでアリなんだろうけど、深夜アニメが当たり前になって時々違和感がある。「アニメは子供が見るものなのに」ってことではなく、「これって深夜にやるべきアニメなの?」と思えるものが結構あること。「のらみみ」とか、「イタズラなkiss」とか、今やってるものでは「宙のまにまに」とか。「夏目友人帳」は深夜帯から夕方の時間帯に再放送で流されることになった希有な例だけど。それについて、ネットのコメントを見ると「深夜にやる意味ねえ!」と否定的なニュアンスで(つまり、そもそもアニメ化する意味がわからない的に)言われたりすることもある。
 また知人から「そういうビジネスモデルじゃなきゃ今は成り立たないんじゃない?」という返事をされたこともある。でも思う。本当にそうなの?
 今、アニメDVDの売り上げを見るとごく一部の人気作は初動2万とか行ってるけど、他は数千がいいところ。これだけ連発すればパイの限られた市場なのだから疲弊していくのは目に見えてると言えば目に見えてる。そのため、今はこれまであまり開拓されてこなかったパイである女性向け(BL的な意味で)の作品が増えつつある。
 「視聴者を育てる気がないのだなぁ」と思う。「商売だから、仕方がない」という言葉は当然出るだろうが、どっちにしてもこのままだと先細りもいいところなのは目に見えてる。そもそも、昔は夕方とかに普通にやってたのに「出来ない」と言い切れる理由がわからない。
  こういうゲンダイにしてはまともな記事 では、横並びで売れた企画の劣化模倣ばかりしている現状にテレビ東京が結局横並びでは現状は打破できないことを強く意識しだしたみたいだし。まあ、元々テレ東は民放の中では独自路線だろ、とは思うけども。


2009年09月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、こうなりますわな

  鳩山氏が京セラ名誉会長の稲盛氏と会談 政権への協力要請?

 で、今年五月の話。

  太陽光発電パネル売ります イオンと京セラが業務提携 

(共に 産経 )。
 太陽電池業界に話を聞くのは大事だけど、実際の所、国からの支援がなくては普及も開発も苦しい業界。まあ、国の支援金や研究補助目当て、って部分もぶっちゃけないではない。
 そこに「太陽電池、どうですか?」と聞けば「やってください! 補助金落としてください!」となるのは当然。しかも、二酸化炭素25%削減という気の狂ったことを言い出して、「達成するには太陽電池をどんどん普及させねば!」みたいな流れにしたがってておかしいと思ったら……
 いや、政策で需要を喚起し経済を促進するって事自体は別に否定することではないし、場合によっては必要なことと思います。けど、それって「公共事業」ってことで、民主が選挙前に散々「ムダ!ムダ!」と騒いでたのと同じこと。民主党岡田氏はイーオンの経営者親族で、その提携会社が絡むとなると、あからさまな政治家の関連企業への利益誘導政策じゃないの、と普通は思うよなぁ。
 「でも、エコでクリーンだからいいじゃない!」と考えるかもしれないけど、太陽電池の効率はまだそんなに良くなく、生産性とかも兼ね併せて大幅な補助を導入するか、強制かでないと急速な普及は無理。さらに「25%削減」ははっきり言えば産業革命レベルの技術革新が起こらなきゃはっきり無理でしょうね。つまり、太陽電池パネルを普及させようがさせまいがどっちにしても無理。どっかの国から排出量を買わねばならなくなる。そして25%達成が目的ではなく、手段と言っているそのためにいろいろな規制、補助金供出による特定業界の促進こそが本当の目的なんだろう。
 重ねて言うけど、それ自体はいい。手法としては悪いこととは思わない。だけどこの場合、国際的な需要を喚起して促進した世界の需要に売り出さないと意味がない。そうしないと国内で企業が弱者から搾り取るだけの話になる。そしてそのお題目として「CO2 25%削減」という実現があからさまに不可能な数字を出してるのが問題。鳩山氏は各国が「我も我も」とこの数字に追随すると思ってるんだろうか? さすがにそこまでおめでたくない、というか周囲が普通は止めるだろうから、党として合意が出来てると見るべきだろう。可能性としては、ひとつには「実現不可能でもいいからとにかく派手な花火を打ち上げて国民の興味と支持を集めろ」という行き当たりばったり。ふたつには……う〜ん、思いつかないなぁ。これを利用して利権を得るというのは当然動きとしてあるだろうけど、どう考えても破綻しかない政策を打ち出す意味がわからない。利権とパフォーマンスの兼ね合いで、民主崩壊前に資産を稼いでトンズラしようってハラかなぁ、とも思える。官僚利権を排すると言いつつこれでは、あまり意味があるとは思えないが。
 いずれにしてもまっとうな政策とは思えないが、せいぜいが「そりゃ鳩山夫妻は、太陽をパクパク食ってりゃエネルギーチャージできる不思議生物かもしれないけどなぁ」などと茶化しを入れるのが今のところの関の山か。