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2008年04月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] S・A#1とヴァンパイア騎士#1とあまつき#1とxxxHOLiC◆継#1

  S・A〜スペシャル・エー〜 #1「光・慧」。小さい頃から父親にプロレス技を仕込まれ、女の子ながら負けなしだった華園光。しかし父が連れてきた男の子、滝島慧にあっけなく初敗を喫してしまう。それ以来なんとか慧に勝とうと勝負を挑むが、一度として勝てたためしがない。負けん気の強さがたたり、慧を追いかけて名門の白選院学園の高等部にまで入学してしまうが、慧に勝とうという努力の結果、学年トップ7人だけが入れるという特別クラス「スペシャル・エー」の一人になる。が、肝心の慧には勝てず、毎日「万年二位の二位さん」と慧にからかわれる始末だった。

 主人公の声が後藤邑子ですか。この手の元気系の役は聞いたことなかったな。まずくはないんですが、OPの歌声はちょっときつそうというか……
 まあ、スーパーだけども奇人変人のS・Aクラスの面々が繰り広げるドタバタ。と説明すればおしまいだけど、深夜にやる必要があるとは思えないのだけどなぁ。イタKissといい、普通に夕方にやればいいのに。なんでそうしなくなってしまったのだろう。
 図書室で勉強してたはずなのに結構離れてそうな職員室の物音を聞いたりと、結構脚本はゆるめっぽい。


  ヴァンパイア騎士 #1「ヴァンパイアの夜」。小さな頃、吸血鬼に襲われたことのある優姫。それ以前の記憶がなくなっていた優姫はそのときに助けてくれた吸血鬼・玖蘭柩(かなめ)に連れられ、黒主学園学園長の養女になった。その黒主学園は表向きは普通の全寮制学園だったが、昼に校舎を使う「デイクラス」と夜に校舎を使う「ナイトクラス」に別れ、実はそのナイトクラスの生徒たちは全員吸血鬼だった。優姫は風紀委員として何も知らない一般生徒たちに秘密がばれないように、また不用意な接触をして襲われないようにと、幼なじみの零と共に学園の平穏を守っていた。しかし、零は優姫と違い吸血鬼を激しく憎んでおり、また吸血鬼たちも純血種の名家である柩が命令しているから大人しくしているだけで、うわべの平穏とは裏腹に一触即発の緊張をはらんでいた。そんなとき、ナイトクラスの生徒にあこがれるデイクラスの女生徒たちが夜の校舎に勝手に入り込んできてしまった。

 「ロザリオとヴァンパイア」の新シリーズ。嘘です。ごめんなさい。でも、学園の設定とか似てるしさ〜。
 真面目な話、逆ハーレムアニメって奴でしょうか? 女性キャラも出てきてはいるんですが。話はあからさまに吸血鬼中心(というよりほとんどONLY)で話が進んでいくっぽいですが、逆にそれだけに人間対吸血鬼の抗争というわけでもなさそうで。検索でいろいろネタバレを見たけど、それでもどういうふうに話が進んでくのか、ほとんど読めない……


  あまつき #1「雨夜之月」。高校生の六合鴇時(りくごうときどき)は歴史の授業で赤点を取った罰として、バーチャルで江戸を体験するアトラクションに行き、当時の生活についてレポートを提出しなくてはならくなった。江戸時代のことなど全く知らない鴇は同じく補習の篠ノ女紺と知り合い彼に根掘り葉掘り話を聞くが、ふと目を離した隙に彼の姿を見失ってしまう。のみならず、アトラクションのはずの施設の中で、虎の身体のバケモノに襲われる。いつのまにか鴇はバーチャルのフィールドではなく、本物の江戸に来てしまっていた。

 これは、逆ハーレムアニメとはちょっと違うのか。でも、作者が江戸好きなのはわかるけど、だとすると朽葉のあの格好は……当時、女性が胸の形がはっきり浮き出る、ヘソ丸出しの格好で歩き回るってのはマンガとしてのケレンとしてもやりすぎな気も。でも、そのくらいしないと男か女かわからんけど。
 タイムスリップ+妖怪ものらしいけど、女性向けのこの手の定番は読み慣れてないだけにちょっととっつきにくいなぁ。男性の江戸好きと女性の江戸好きでは、ちょっと傾向も違うしね。まあ、様子見はしてみます。
 それにしても今期は女性向け作品が多いなぁ。


  xxxHOLiC◆継 #1「蜘蛛 クモノス」。変わらず侑子の店でバイトをしている四月一日(わたぬき)。百目鬼とも文句を言いながら腐れ縁が続いていた。ある日無理矢理登校前に境内の掃除を手伝わされている時に、蜘蛛の巣が絡まってしまう。百目鬼がなんの気もなく取り払うが、それがとんでもない事態を引き起こすとは四月一日も百目鬼も思っていなかった。

 まあ、普通に旧シリーズから続いて新シリーズ。今シリーズは四月一日の目をめぐっての騒動と、四月一日が出会う霊能者の女の子・小羽のエピソードを中心に構成していくらしい。安心してみていられる安定したシリーズなので、普通に楽しみ。

[アニメ] マクロスF#2とペルソナTS#13,14

  マクロスF #2「ハード・チェイス」。逃げ遅れたランカを助けるために思わずパイロット不在になったF-25に乗り込んでしまったアルト。まったくの素人ではないのもあってそこそこ渡り合うが、所詮は初めての戦闘で、おまけに傷ついた機体。あっという間に劣勢になるが、他の機体が駆けつけ、その援護のお陰でランカを助けてその場を逃げ出そうとする。怪物に追いかけられあわや撃墜されたり船外へ投げ出されそうになるが、どうにか間一髪、怪物は撃破され、助かる。ランカは無邪気にお礼を言うが、アルトは目の前で殺されたパイロットのことを思い出し、その場を逃げるように立ち去る。
 翌日から破壊の跡も生々しいまま日常生活が再開されるが、登校していたアルトの前に軍の人間が現われ、彼の身柄を拘束する。最新鋭機を勝手に使い戦闘を行ったことを追求され、あれは仕方なかったと弁解するが、軍の本当の目的はアルトのスカウトだった。しかし、その事情聴取の現場に民間軍事会社SMSのオズマ・リーが現われ、彼を横からかっさらっていく。
 そしてまた一方、まだフロンティア船団に滞在していたシェリルもアルトの身元と居場所を探させていた。

 ランカ、機外に放り出されたり真空に投げ出されかけたりしても平気って、やけに頑丈だと思ったらゼントラン(ゼントラーディ人)のクォーターだとか。ぴこぴこ犬耳の様に動く髪もそのせいか! とか冗談で思ったら、どうもホントにそういう設定(ゼントランの一部には髪などがアンテナになって動く種族もある)らしい。
 助かってはしゃぐランカと裏腹にアルトは戦闘の間は夢中で忘れていた目の前で死んだF-25パイロットのことを思い出し、逃げるように立ち去ると人目のないところで一人嘔吐く。まあ、そうだよなぁ。
 けど、ランカの証言や軍の記録映像にバッチリアルトの姿が映っていたことから、軍とSMSが彼に目を付ける。軍の目的はスカウトだけど、SMS、というかオズマの目的はF-25のパイロット、ギリアムの最期を仲間たちの前で語ってもらうため。しかしその前に船団に貼り付いていたもう一匹の怪物=ヴァジュラが再襲撃して来、オズマたちに出撃命令が下る。ギリアムの死に様が目に焼き付いて離れないアルトは思わず「自分にも戦わせてくれ」とオズマに直訴するが、素人が巫山戯たことを言ってると思われ、殴られて放り出されてしまう。でも、同じ学生のミッシェルやルカがSMSにいるのは、なんでなんだろう? バイト、というレベルではなさそうだし。
 そして失意のままのアルトの前に現われたのは、兄オズマに差し入れを持って行くところだったランカと、その途中で道に迷っていたところを案内してもらって意気投合していたお忍び姿のシェリル。シェリルの目的は、アルトなんだけど。
 そして図らずも三人が再開するところで引き。さっそく修羅場か?>それはさすがにない
 それにしても前回のシェリルのコンサートではマクロスプラスでのシャロン・アップルのコンサートを思わせる演出(というか、その技術の発展系といった描写)があったのに加え、今回アルトをSMSに連れて行くオズマの車内でFIRE BOMBERのナンバーが流れてたのが、きちんとシリーズとして意識してるんだなぁ、と。戦闘ものだと旧式機体として過去の作品の機体が出てくるとか以外では同一世界の別時間を演出するのが難しかったけど、こういう演出の仕方は上手いと思う。「あたしの歌をきけぇっ!」は、まあセルフパロだろうけど。


  ペルソナTS #13「朱に染まる雪原」#14「狭間の彷徨」。本来ペルソナを使える上限年齢を超えてペルソナを使っていた諒。それは不正な薬剤の使用とその副作用を代償として可能としていたことであった。だが、それも限界に近づき、ほころびを見せ始めたところで敵の親玉である九條が接触してくる。すなわち、彼らの目的のために諒の協力が欲しいというのだ。しかし、それは慎たちも巻き込むことも意味し、諒は自分で全ての決着をつけるために九條との待ち合わせ場所に向かうのだが……

 九條との対決の最中、諒は瀕死の怪我を負いその影響でペルソナが暴走。その巻き添えで諒を追ってきた映子が死んでしまい、半年が経った。慎と洵は実家から学生寮に移っていたが、諒の事情を何も知らない二人はまだ兄の失踪をどう受け止めていいのかがわからなかった。特に、初恋の相手である映子の死、その容疑者として諒が挙げられていることに慎は苛まれ続け、伊藤刑事にも捜査状況を頻繁に尋ねていた。しかしそれでも仲間たちの間では表面上は平凡な夏休みが営まれていたが、街中での「マレビト」の一人がペルソナを暴走させてしまい、表面上だけでもつなぎ止められていた日常は完全に崩壊へと向かう。

 急転直下ですな。
 諒が無理にペルソナを使っているのはわかっていたし、そのために多大な犠牲を払うだろうとは思っていたけど、その犠牲がまさか映子だとは……しかし、自身も重傷を負っていたはずの諒の姿は現場になく、失踪ということになっていた。綾凪署には新しい署長が来るのだが、それは多分、諒が電話で話していた相手だよなぁ。戌井も彼と同じ勢力に属する人間で、二人の会話は完全に日常の終焉が決定したことを示す。
 慎と洵に気を使っていた仲間たちだけども、事態が急変し、状況を探るために学園に潜入していたまゆり=沙季の二重生活もおそらく限界を迎えるだろうし、ペルソナを伊藤警部たち一般人に見られるし、これを契機にマレビトも本格的な活動を開始するしで一気に事態が動き出す。
 それよりなにより、行方不明の諒がペルソナと共に姿を見せるのだけど、その様子が明らかにおかしい。死んだはずなのに諒を襲ったトウマの時と同じように。それにはあの赤い髪の少女が関わってるのだろうけど、「無意識の統合による救済」や「諒たち勢力の動き」とどう関係するのだろう?

 それはそうと、「わたしのお稲荷さん」もとい「我が家のお稲荷さま。」、普段は男形態ですか……狐は陰の獣だから女に化けることが多いって理屈が一応あるんだけどなぁ。なんだかますます見続けるモチベーションが……


2008年04月13日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゴーオン#9とキバ#12

  ゴーオンジャー #9「明日ガアルサ」。二人でショッピングに出ていた早輝と範人。しかし街中に現われ、レンズバンキと戦おうとしたがレンズバンキがシャッターを押した瞬間、鉄くずだらけの世界に飛ばされてしまう。そこはヒューマンワールドでもマシンワールドでもないジャンクワールド。そこのエネルギーを使ってレンズバンキに転送させた人間をウガッツにしてしまおうというのだ。しかし仲間がいない状態で、早輝は範人に弱音を吐き出す。

 今回はチームのムードメーカーの二人の話。しっかり者の早輝とどこかちょっと頼りない範人だけど、早輝は意外なヘタレの面をさらけ出す。料理学校で先生に「味オンチ」と言われたのがずっと心の傷になっており、実は自分に自信が持てないでいた。それをいささか後先を考えなさ気味の範人が引っ張るという展開に。
 しかし、一度レンズバンキに自分たちのパネルを撮らせるのは意味があったのか? 油断をさせるためなのだろうけど。あと、巨大化してもレンズバンキは能力そのままなのね。こういう特殊系能力だと珍しい。結局弱点を見やぶられて無力化してたけど。


  キバ #12「初ライブ・黄金のスピード」。イクサに襲われ動揺したキバは川に突き落とされるが、死んではいなかった。だが、名護はキバを倒したと誤解し、渡もまた左肘を痛めてしまう。キバのことを明かすわけにはいかないため、渡は健吾に肘の怪我のことを黙っていたが、そのため演奏が思うようにいかない渡を見て、健吾は渡のやる気がないのだと誤解しかける。だが、上機嫌で渡を尋ねてきた名護が肘の怪我のことを見抜く。渡は名護に感謝するが、同時に高圧的に音楽などやめろと言う態度に違和感を感じてもいた。
 22年前。次狼がイクサの装着者となり、そのことで嶋に直談判するゆり。しかし、嶋の判断は変わらず、ゆりはマル・ダムールを飛び出す。自棄になったゆりは音也をデートに誘い、異様なまでにはしゃぎまくるが、最初は喜んでいた音也はゆりの異変に気付き、「今のお前はお前じゃない」と言い、デートを中断して去っていく。だが、次に音也が現われたのは次狼の前。音也はなんと、次狼に「ゆりにイクサを譲ってくれ」と土下座までして頼み込み始めた。

 現在も過去もイクサの装着を巡っての話だけど、過去のイクサはやはり不完全なもので、利用者に過度の負担をかけるもの。それは人間ではない次狼でさえ倒れてしまうほど。次狼がそれを承知でイクサの被験者になっていることを知って、それまでの反発を消し去る。でも、次狼の真の目的は人間の組織を利用してのファンガイアへの復讐と、自分の一族を復興させること。一見無骨で不器用そうな次狼が世の中を上手く渡っており、逆に軽い性格で口先が上手そうな音也の方が実は不器用って対比がちょっと面白い。
 一方、現代では名護に心の強さを求めた渡が、あまりに独善的な名護の言動に、ついに決別するかのようにイクサと対決、これを破る。そして、ベースが弾けなくなった代わりになったボーカルで、吹っ切れたように歌い出す。
 現代編も名護がこのままで済むわけはないだろうし、過去編も次狼の思惑がいろいろ引っかき回しそう。というか、おイタが過ぎて封印されちゃったってことかな?


2008年04月15日(火) 旧暦 [n年日記]

かのこん#1と隠の王#2とソウルイーター#2

  かのこん #1「初めてしちゃう?」。田舎から都会の薫風学園に転校してきた小山田耕太。それまで暮らしてきた田舎とは違う光景に驚くばかりだったが、その彼にいきなり声をかけてきた先輩・源ちずるが突然告白してくる。積極的に耕太を押し倒してくるちずるになすすべもなく目を白黒させていたが、実は彼女の正体は……

 やっぱり原作未読です。コミック版のみ。寸止めエロコメというか、いくら深夜でもこれは地上波では流せんわな、そりゃ……
 タイトルから推測が出来るとおり(?)、狐妖のちずるをはじめとして、田舎の臭いがする(からというだけではないみたいだけど)耕太に退かれる痴女……もといメスイヌ……もとい、美少女妖怪があれやこれやまろびだしたりまさぐったりするアレです。おさわりアリ。本番はナシ。
 内容はそれだけと言って過言でないのだけど、能登がショタ役ってのは珍しいかも。
 妖怪は知能が人間より劣る者が多いという設定らしいけど、それにしてもヒロイン二人の痴女っぷりは、どうにかならんのか。(^^;


  隠の王 #2「雷鳴、来る」。秘術・森羅万象を身に宿した者が現われたと聞きつけ、熱血金髪ツインテール・清水雷鳴登場。金髪ツインテールだからツンデレの記号ですか?(そういう見方はするなって)
 それはともかく、巣から落ちた野鳥の小鳥は、人間の手で戻すと人間の臭いがついて親鳥が育てるのを拒否することがあるんで気をつけないと。


  ソウルイーター #2「俺こそスターだ!〜もっともビッグな男、現る?〜」。二組目のメインキャラ、ブラック☆スターとその武器である魔暗器の椿登場。複数の武器に変身できるって、どれだけ万能なんだか。シックスショット?
 その椿のスペックの高さ(人間態のスペックの高さも含めて)に対し、ブラック☆スターは暗殺者なのにやたらと目立ちたがりで自分が誰より目立ってないと気が済まないというどうしようもなさ。それ、根本的に問題ありすぎだから。
 本人は実力もあるのに、その性格のせいでまだ鬼神の卵の魂を一個も回収できてないという始末。今日もブラック☆スターの目立ちたがりのせいで任務に失敗するが、あまりの強さに鬼神の卵99個分の価値が魂にあるという用心棒ミフネと彼が守る魔女アンジェラの情報を聞きつけ、「そいつら倒せば、一気にデスサイズじゃん!」と意気揚々と向かうのだけど……
 いいところあるのは認めるけど、相棒としては根本的に問題がありすぎるような。>ブラック☆スター
 次回は三組目のメインキャラチーム、デス・ザ・キッドとそのパートナー武器姉妹の回。でもこいつも難儀な性格のようで。死武専にはそんなんしかおらんのか?w


2008年04月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] どうでもいいこととRD潜脳調査室#1-2とクリブレ#2

 のっけからどうでもいい話でなんですが、 スピルバーグ、「攻殻機動隊」を3D実写映画化Y!hl )のニュース。「少佐をやるなら誰だ?」で、こっちが「アンジェリーナ・ジョリー」と言ったら、相手は「ナタリー・ポートマン」と言いやがった……ポートマンじゃアクションできないでしょ。
#話題にすべきところはそこじゃないのは百も承知なのでツッコミ無用。

  RD潜脳調査室 #1「ウラシマドライブ」#2「少女」。ダイバーの波留真理(はるまさみち)は、新しい感覚共有ネットワーク・メタリアルネットワーク(メタル)を用いての深海の探査活動中、事故により昏睡状態に陥ってしまった。目覚めたのはおよそ半世紀も後。老いた上に半身不随になった身体という現実。そのショックのため、世の中と関わることを避け、かつての仲間であった久島からの誘いも断り続け、今や全世界を網羅するネットワークとなったメタルに接続することもせず、老人介護施設の人工島で隠遁生活を送っていた。
 そんな世捨て人同然の生活を送っていた真理だったが、その生活に蒼井ミナモという少女が飛び込んでくる。彼の介護アンドロイドであるホロンがメンテナンスに入るため、その間学生による老人介護プログラムの申請をしていたのだ。そそっかしいながらも朗らかで全力なミナモを孫を見るようにほほえましく受け入れる真理。しかし、その晩突然人工島で大規模な停電が起こる。何故か予備電源も起動しない異常事態に、生命維持に支障が出る要介護者もいる中、ミナモはどうにかしようと無鉄砲にも飛び出てしまう。それを見た真理は、それまでの意地も拗ねた気持ちも捨て去り、自分に出来ることをしようとメタルにダイブするのだった。

 GyaOでの視聴。だって二週間以上の放送遅延って……
 攻殻機動隊の士郎正宗原作……つーか、原案の気が。まあ、いかにもそれらしいネットワークものなのだけど、そのネットワーク内部が海に見立てられていることと、主人公が元腕利きのダイバーの老人というのが面白いところか。五十年間の眠りから目覚めれば自分は年老い不自由な身体になっていたのだけど、ミナモの一生懸命さからそれまでの意固地さを捨てて飛び込んだメタル内部では、かつてのように若々しく、そしてもはや入れないと思っていた海の感覚を得ることが出来る。一種の変身ヒーローと言えなくもないけど、のっけから真理の心の扉をこじ開けたように、ミナモの存在がどうも欠かせないよう。
 #2の前半は#1を補完するような内容で、#1が真理視点だったのに対し、#2前半は#1の話をミナモ視点で描いている。ミナモの兄がメタル統括局の人間で、さらにミナモの祖母と若かりし頃の真理に関わりがあったりと、色々因縁もありそう。
 しかしなにより、女性キャラが昨今の流行など眼中にないかのごとく、皆ムチムチ体型なのが一番の特徴か。<おいおい
 ホロンが「自分は重い」と言ったのは、機械の身体だからではなくその体格ゆえかt(ry


  クリスタルブレイズ #2。異常な体温を発っし弱っているらしい少女を事務所と同じビルの医者に診せるシュウ。しかし診察の結果、彼女が人間では有り得ない高熱を発し、身体機能もまた強化された、改造人間であるということがわかる。少女の容体は落ち着き元気を取りもどすが、自分がいてはシュウたちに迷惑になると、彼の留守中に病室を抜け出してしまう。ポリリンから仕事の依頼を受けていたシュウはアキラからそのことを聞き、街中を徘徊する少女を連れ戻そうとするが、その前に彼女を所有していたらしい組織の女が現われる。

 まあ、なにか勘違いしてる感もあるけど、それはそれで楽し。あまり過度な期待を抱かない出来なので、気楽に楽しめますし。(その物言いは物言いでどうかと)
 今のところ「何か大事件につながるかも(そしてそれが金になるかも)」という動機もあって少女を保護してるシュウだけど、実際のところの動機はマナミたちがストレートに行動してたり。マナミにとっては初めて出くわしたでっかいヤマ。しかも彼女は怖い連中に狙われてもいるし困ってもいるらしい。と無邪気にまっすぐな正義感。シュウはそれほど素直ではないけど、根っこは同じっぽい。
 このままあまり捻りすぎず、ストレートに行ってくれれば。


2008年04月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] まきますか?

 ヤングジャンプで「ローゼンメイデン」の連載が始まったけど、これはリセットなのかしらん? 冒頭で「まきますか?」の選択で「巻きません」を選んでるジュン。その後は関係なさそうな展開が続くのだけど……雪華綺晶の名前も出てるし、旧シリーズから続いてるのか仕切り直しなのか。掲載雑誌を考えると、旧シリーズから設定を一新させる方がありえそうに思えるけど。

[アニメ] 紅#2とペルソナTS#15

  #2「溝と流れと」。ようやく始まった感のある真九郎と紫の共同生活。心配して携帯で連絡ばかり取る真九郎だけど、紫の方はたわいもないことで連絡ばかりしてハラハラさせる。そして五月雨荘のおかしな面々との接触。追っ手が近寄らないのって、奇人変人屋敷だからか?
 それはそれとして、屋敷で使用人に囲まれて育ってきた紫が、外でも他人から何かして貰うのが当たり前と思っているのを、真九郎が叱る。紫はなぜ叱られたのか最初わからないが、それが仕事だからでも義務だからでもなく、ただ親切心からでたものだと聞かされ、素直に謝り、お礼を言うことを覚えるのは、素直でいいねえ。最近のガキはなかなかこうは行きませんて。
 こういう淡々とした日常話の最後に真九郎の仕事中の姿が。ああ、邪気眼設定はこれのためだったのね。日常生活や人間関係をどれだけ書き込めるかでこの辺が生きてくるかどうかが別れる気がする。


  ペルソナTS #15「明日を閉ざすもの」。マレビトの一人が暴走し、ペルソナが一般人の目の前に姿を見せたことで事態が動き出す。そのマレビトを葬り去ったのが失踪した諒だったことをどう受け止めていいか悩む慎を、拓朗は「生きてれば、いつかは、って思えるじゃん」と慰める。しかし慎の前に新しく綾凪警察署の署長になった真田明彦が姿を現す。他人の家で勝手にメシを作り一緒に喰う明彦にあっけに取られる慎だったが、その口から語られた諒とペルソナの真実に驚愕する。

 明確な原作キャラ、明彦の口から語られる真実。って、人んちで勝手にメシを作ったり冷蔵庫の中身に文句つけたり、超マイペースw しかしその口から語られた真実は申告そのもの。10年前の事件をきっかけにペルソナをどう取り扱って良いか喧々囂々していた警察内部で、対ペルソナ部隊の創設を強力に推し進めていたのが明彦と諒。だが、ペルソナは少年期にしか発言しないがゆえ、きちんとした警察官になる年齢にはペルソナを失ってしまう。そのため、ペルソナ対策本部が設立されても実質もみ消し専門にならざるを得なかった。しかしとある目的からマレビトがペルソナ所持者頻発地帯である綾凪市でペルソナ狩りを始めたことから、明彦たちは「影抜き」とペルソナの関連性を利用し、わざと影抜きを流行らせその噂を収拾し、ペルソナ能力潜在者のリストアップを行い、彼らをマレビトから守ろうとしていた。諒もまた、不法な薬剤を使い身体をむしばみながらペルソナの上限年齢をごまかし、自らに課した使命を果たそうとしていた。
 それらすべてを慎に明かしたのは、警察上部にもマレビトに組みするものがおり、事実上明彦たちは孤立、慎たちの力を借りるしかないためだった。だが、明彦は強要するようなことせず、「君が決めてくれ」とだけ言い残す。
 兄の意思を継ごうか迷う慎だが、迷ってやってきた両親と結祈の墓前で、伊藤と出会う。伊藤もまた明彦から真実を聞かされていたが、自分に何か出来ることはないかと言う慎の申し出を撥ね退け、「兄貴の気持ちをよく考えろ」と言う。伊藤がいたところには、伊藤の妻と娘とおぼしき名前の記されている墓碑……伊藤さん、まさか死亡フラグ!?
 次回はついに拓朗が本格的にマレビトと戦闘っぽい。それはそうと、OP、前のやつ好きだったんだけどなぁ。


2008年04月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#3とHOLiC継#2と狂乱家族日記#1と図書館戦争#1

  マクロスF #3「オン・ユア・マークス」。SMS本部の前で邂逅したアルト、ランカ、シェリル。だが、居住区に侵入したヴァジュラが迫り、三人は緊急用シェルターに逃げ込む。余裕なくいらつくアルトに、それをからかうように挑発するシェリル、二人の間でおろおろするランカ。他人任せの状況にいらつくシェリルだが、ヴァジュラの攻撃の余波でシェルターの換気設備が故障してしまう。このままでは窒息するという状況に、ひたすら前向きに自分の力で未来を拓こうとするシェリルを姿を見て、アルトとランカは何かを感じる。

 なんだ、シェリルはなくしたイヤリングを取りに来ただけか。これでは修羅場にならんわなぁ……<なにを期待しているんだ
 状況をわかってないかの如く我を通そうとするシェリルだけど、実際は自分に出来ることがないといらつくだけのアルトや、ただ単に立ちすくむだけのランカと違い、可能性は少なくとも自分の出来ることをして突破口を開こうとする、最もポジティブな行動力を見せる。それを見てアルトが、そしてランカがそれぞれの決意をしていくという流れ。
 ヒロイン(の一人)が中華料理屋で働いてる、敵の襲撃の余波で閉じこめられる(、マグロを食う)、戦闘機乗りとアイドルを目指す、って、初代マクロスの流れを追ってるなぁ(まあ、マクロスシリーズはすべて「マクロス世界で作られた、実際の事件を元にしたドラマ、映画」という設定なので、意図的に初代に似せて作られた、という設定かもしれない)。ポロリもあるでよ。って、あれは完全な不可抗力の気が。シェリルが別れ際に「視覚データ云々」と言っていたのは、電脳インプラントが合法なマクロスギャラクシー船団の常識での発言だろうなぁ。
 それはさておき、ヴァジュラは撃破するが、ランカの兄、オズマが戦闘中に負傷してしまう。それを見て、トラウマから気絶してしまうランカ。実はランカは幼い頃家族の乗っていた移民船をヴァジュラに襲われただ一人生き残った過去を持っていた。オズマはその際ヴァジュラと交戦した軍の戦闘機乗り。彼女の家族を守れなかった後悔から、彼女を引き取り妹として育てていた。まあ、ランカの家族を襲ったのがヴァジュラとは明言されてないけど多分間違いないでしょ。おそらくSMSが設立されたのも公式にはその存在を伏せられていたヴァジュラへの対抗組織として、実際は秘密裏に準備をしていた、ということだろうし。
 ランカは(その記憶は封印されてしまっているが)そういう過去を持っているがゆえにオズマは自分が危険に任務に就いていることを隠しており、事情を聞いたアルトはさらに詳細な事実を知ろうとするが、それはSMSに参加するということでもあった。その決断のために24時間の猶予を与えられるが、友人でありSMSに所属していたミハイルは「ただ単に逃げたいだけのお前は、やめておけ」と忠告する。実際女形歌舞伎役者の家系に反発してのパイロット転向だったが、過去の傷と向き合おうとするランカを見て、人々を守りたいという気持ちもあるのを再確認、SMSへの入隊を決意する。ランカもまた、死の危機、兄の危機に直面し、自分の歌を出来るだけ多くの人に効いて貰いたいという気持ちに素直になり、「ミス・マクロスフロンティア」へエントリーする。
 しかし、シェリルが今後も二人に関わる伏線は張られているものの、このままだとランカを巡る三角関係みたいに見えてしまう……


  xxxHOLiC◆継 #2「左眩 ヒダリメ」。百目鬼の代わりに蜘蛛に右目を差し出したワタヌキ。だが、「自分がしたいからそうした」というワタヌキに、百目鬼は明らかにいらだった様子を見せる。そんなとき、座敷童子の取り巻きのカラス天狗たちが、侑子の店に飛び込んでくる。

 他人のために自分が犠牲を払うことと、自分を大事にしないことで自分を大事に思ってくれる他人を傷つけることの競合がいまいちわかっていないワタヌキが、それを思い知る事件に巻き込まれる、というのが流れなのだけど、それはさておき。
 「いまどきのネコ娘って、あんななんだ」って、いまどきのネコ娘はさらに進化(堕落?)してメイド姿やキャンギャル姿にまでなってますぜ。いやはやもうなんとも。


  狂乱家族日記 #1「凶華様、君臨す!」。現在過去の日本と関係ない架空の「大日本帝国」。そこの政府機関である超常現象対策室に所属する乱崎鳳華は、街で少女にしか見えないネコミミ、ネコしっぽの無銭飲食犯・凶華に出くわす。偶然のような必然のようなことに、鳳華は凶華を含めたあるメンバーたちのとんでもない(あるいはろくでもない)プロジェクトに巻き込まれていた。

 原作未読。ま〜、設定から書くと、昔世界を滅ぼしかけた「閻華」という存在が、対峙される間際に「自分の子供が復讐する」と言い残し、その閻華の子供たちをあつめ家族ごっこをさせて管理、対処しようという政府の計画に主人公が巻き込まれるというもの。主人公が父役、ネコミミが母役。まあ、他のメンバーも、内気少女はまともなのだけど、クラゲ、人型殺戮兵器、人語を解するライオン、オカマと、狂乱というか、意図的なカオスというか。でも基本的に唯我独尊な凶華が締めるという構成らしい。おかしな連中が一堂に会するってのはスラップスティックの王道といえば王道なんだけど、まあ、どうなんだろうなぁ。
 普通にED見てたけど(いや、電波ソングなんだけど)、放送局によってEDが違ってたらしい。つか、凶華の声の藤村歩って、名前が聞き覚えあるけど誰だっけと思ったら、「あさっての方向。」のからだ役だった。演技力とかとは微妙に別の意味で、声優ってすげえ。


  図書館戦争 #1「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」。人権保護のための表現規制「メディア良化法」が施行された架空の現代。その一方で強権を有するその法制度に対抗し、「図書法」が施行され、図書館は強制良化法の実行組織「良化特務機関」に対抗するため、独自の武装組織「図書隊」を保有するに至った。
 高校生時代、図書隊に好きだった本を良化特務機関に守ってもらった笠原郁は、その図書隊員に憧れ、隊に入隊する。が、あこがれの仕事は想像と違ってハードな基礎訓練ばかり。特に指導教官である堂上篤はことあるごとに笠原に絡んできてイライラするばかり。寮で同室の柴崎にも愚痴ってばかりの毎日だが、街に出た時に良化特務機関が書店の本を接収しようとしているのを察知、それを防ごうと無鉄砲に飛び出してしまう。

 これも原作未読。え〜、いや、これどう判断していいんでしょうかねえ……一種ファンタジーってのも、基本はラブロマンスってのもわかるんですよ。「本を守るための武装組織」って設定も嫌いじゃない。ただ、まず主人公はじめ図書隊の面々はハートマン軍曹様に鍛え直して来ていただきたい。あと、図書館内で発砲するな。本に当たるだろ。図書館で撃っていい銃は暗殺用にあらかじめ用意された、くりぬかれた図鑑の中に隠された拳銃だけだ!(新男たちの挽歌ネタ) 良化特務隊はともかく、図書隊はそんなことでいいのかと小一時間(ry
 原作では法的社会的背景や状況の文章的ハッタリが上手いこと働いてるのかもしれないけど、映像化したものを見ると違和感この上ない……ファンタジーと割り切れればいいのだろうけど、変にリアル調描写で割り切れないでツッコミばかりしてしまうのが……
 どういう視点で模式化してるのかわからんので、おいおいそれがわかれば楽しめるのかもしれないけど、今のところは見てる端から小石でつまずいて風景を楽しむどころではない感じ。


2008年04月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#10とキバ#13

  ゴーオンジャー #10「発射オーライ」。ガイアーク三大臣が力を合わせて作り出したミラーバンキ。元々高いスペックに加え、エンジンオーたちの武器をコピーして来るので、エンジンオーもガンバルオーも歯が立たない。エネルギー切れで撤退してかろうじて助かるが、このままでは再襲撃には確実に倒されると、連はかねてから密かに薦めていた炎神たちの改造を間に合わせようとする。

 エンジンオーG3登場。これで五人戦隊っぽい布陣になったけど、キャリゲーターが「炎神を結びつける力を云々」というわりにホントにゲタになってるのが……つか、ゴーオンジャー五人に炎神六体の名乗りになるので、無茶苦茶名乗りが長くなる……
 しかし六体合体でのGだからゴッドかと思った。この後追加の炎神が出てきたらG9とかになるのかな? さすがにそんなに単純じゃないか。


  キバ #13「未完成・ダディ・ファイト」。「イケメンズ」の初ライブが成功し、有頂天の健吾は続けてプロになる夢を語り出す。だが、自分の夢は世界にひとつのバイオリンを作ることである渡は、その夢を応援したい気持ちとの板挟みになる。
 青空の会では嶋が恵からイクサがキバに破れた報告を聞くが、そのことは予期していたかのように平然とした顔。恵はキバとイクサには自分の知らない何かがあることを感じる。その一方で名護はキバに敗れたショックから捕らえた犯罪者にその鬱憤をぶつけていた。
 22年前、次狼が人間ではないことを知る音也はその真意を問いただすが、ファンガイア族を駆逐し自分たちウルフェン族が替わって覇権を握るという野望、その子孫繁栄の道具としてしかゆりを見てないことを聞かされ、逆上して殴りかかる。が、当然叶うわけもなくなすすべもなく叩き伏せられたかに思えたのだが……

 今回は過去編の方がメインかなぁ。現代ではライブに来ていた男から渡がプロデビュー話を持ちかけられるが、逆にそれがきっかけとなって自分の夢はそれではないことを確認、健吾の夢を応援することを決意する。だが、同じ男が健吾にもプロデビュー話を持ちかける。静香が「デビューにお金を取るなんて、おかしいよ」と言うとおり、その話は詐欺。しかも欺した青年の夢いっぱいの魂を好んで喰らうファンガイアだった。
 22年前では、ゆりを物扱いする次狼に音也が怒り爆発。殴りかかるが、音也にも勝算があってのこと。イクサフィストを次狼から奪い取り、イクサに変身して次狼を追い詰める。イクサに変身すれば生命の危機に関わることもあるほど身体に負担がかかることはわかってるはずなのに。どうしようもないと思ってた奴が段々憎めない奴になる。これが井上マジック。
 次回は健吾を欺してたファンガイアに渡が怒り爆発。ドッガフォームの登場らしい。イクサもパワーアップするようだけど、どうやってパワーアップするんだろう?