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2008年03月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#10と獣神演武#23と狼と香辛料#11

  俗絶望 #10。なんかわりと最近のネタが連続で。っつっても半年くらい前のだけど。「アリアリ詐欺」はなかなか便利。上手く使えば具体的なことを何一つ言わずに相手をへこませられる。そのかあわりスコップの報復は覚悟。w 「一見様お断り」は……まあ、イヤなマニアっているよね。と他人事のように。(視線はそらしながら)
 しかし別にアニメに限った事じゃないけど、(比較的)キャラ薄めのわりに晴美とあびるの扱いが重い気が。

  獣神演武 #23「激突」。予告見たら帝が岱燈の身代わりになって、で岱燈がその意思を継ぐ、という展開かと思ったら、全然違う方向に……つか、ヒゲのおっさんはっちゃけすぎ。道理で玄狼党の綱紀粛正に興味がないわけだ。目指すはDawn of the Deadですか? つか、他人事のように見てる史命もおっさんのとちくるいっぷりの犠牲になるようで。おっさんがこんなにはっちゃけるとは思ってもみませんでしたわ。つか、ベタ過ぎ。

  狼と香辛料 #11「狼と最大の秘策」。金策に行き詰まったロレンスに、ホロは一発逆転の秘策を思いつき伝える。が、それはあまりにリスクが高すぎるものだった……
 ご都合主義的なところがところどころあるものの、基本はマネーゲーム的トリックとロレンスとホロの関係なので、特に後者の描写をじっくり描いてるのは好印象。ノーラを巻き込んでの一大犯罪に、ロレンスも良心を痛めるが、これはホロの言ってることの方が正しい。相手がそこまで考えが及ばないと思うのは、お人好しでもあるけど相手を嘗めてるということでもある。自身も大量の負債を抱えたレバント協会も藁にもすがる思いでロレンスの申し出に乗ってくるが、勿論ボロい儲け話ほど些細なほころびが命取りになる。ほころびだらけなんだけどなぁ……それでものるかそるかなんだけど。
 「どんな儲け話でも命を危険に云々」ってロレンスの台詞は、「命の値段」が高い現代先進国の台詞であって、中世ヨーロッパの「命の値段は(特に庶民は)二束三文」の台詞ではないなぁ、というのは、あくまでファンタジーとはわかってはいても、ちょっとは思ってしまったり。


2008年03月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#22とのらみみ#10

  もっけ #22「イナバヤマ」。檜原家に飼われている三毛猫のミケさん。そのミケが不思議な猫といるのを、静流が学校帰りに見かける。二本しっぽを持ち、その目に睨まれた静流は射すくめられたように動けなくなってしまう。しかしその前をミケさんが横切り、静流は呪縛から解放される。その代わりその日からミケさんの姿が見えなくなってしまう。自分が付けた鈴が気に入らなかったからではないかと気をもむ瑞生は、学校で「猫が姿を消すのは死期が近づいたとき」という話を聞いて泣き出してしまう。そんな二人におばあちゃんが「ミケさんは猫たちの聖域である稲葉山に行ってるのかもしれないよ」と猫が帰ってくるおまじないを教える。そんなある日、静流の前に再びあの怪猫が姿を見せる。

 おお、化け猫が野沢雅子だ。化け猫に魅入られた静流を助けるような行動を取ったミケがいなくなってしまい、自分を助けたためにいなくなったのではないかと漠然と罪悪感を覚える静流。しかし、「ミケは稲葉山に湯治に行っておる」と言う化け猫の言葉には怪しさが漂う。しかしミケさんが心配でついていくのだが、稲葉山への入り口の前で逡巡する。結局、猫たちの世界を荒らすことを良しとせずミケさんを信じて待つという静流に、化け猫はやっぱり恨み言のようなことを言い消え去る。大事に思われているミケさんに嫉妬したのかなぁ。
 しかし、ミケさんが本当に死んでるのではないかと不安になり泣き出す瑞生を慰めてるうち、静流まで泣き出すのは、やっぱそれだけ大事な家族ってことなのだろうな。


  のらみみ #10「もじゃもじゃ大捜索」「パラレル送別会」。キャラポストにのらみみ宛の荷物が届いていると聞き、心当たりはないものの喜び勇んで受け取りに行く。が、その荷物は心当たりがないモジャモジャかつら。それでも気に入ったのらみみは着服しようとするが、どうやら本当の受け取り主らしいキャラが毎日キャラポストに来て荷物を待っているらしいと聞き、返そうとする。
 そのキャラの元居候主の手紙が無茶苦茶痛すぎる……ドラえもんに依存してダメになったのび太の将来を見るようだ。便利なキャラも考え物だなぁ。
 後半は、群体型スタンド……ではなくキャラの話。必要に応じて自分の分身を増やせるキャラ・ニゴロ。気の弱い彼は「もうすぐ『お別れ』の時期だ」ということを居候先の子供に言い出せないでいた。そこで更科さんに勧められた「お別れ演出サービス」を利用するのだが……
 「演技力のある信頼できる役者」ってのらみみじゃん!w ハローキッズ、人材不足か? 父が倒れた実家から妹が迎えに来たという設定でお別れを演出しようとするものの、小心者のニゴロは結局自分でそれを台無しに。でも、子供と二人で見た雪が心を落ち着かせ、嘘ではなく、ちゃんとお別れを告げることが出来る。最後の別れの演出は秀逸。
 でも、良く考えたら妹役はシナモンがやればよかったんじゃ……


2008年03月15日() 旧暦 [n年日記]

[マンガ] コミックラッシュを見てみれば

 垣野内成美の「レイスイーパー」がいつの間にか移籍してたのにいまさら気付いてみたり。あと、グインサーガが沢田一作画で連載って……一体……つーか、この頭部バランスだとあからさまに仮面じゃないって丸わかりな気が。
 なんというか、相変わらず傾向がよくわからない雑誌だなぁ。
 よくわからないと言えば電撃コミックガオの休刊により連載作の多くが電撃大王に移るみたいだけど、掲載作数がとんでもないことになりやしませんか?>電撃大王
 う〜ん。

[アニメ] ペルソナTS#10

  ペルソナTS #10「影は薄暮に微笑う」。早朝浮かれて家を出て行く慎。学校でもらったチケットで兄弟三人映画に行きたかった洵ががっかりしているところに、学校の幽霊騒動で助けて貰ったお礼を洵にしようと神郷家を訪れるまゆり=沙季。しかしそこでトウマの仇である諒が洵の兄であることを知り、彼に時折憎しみを込めた視線を投げつける。まゆりが前に戦った沙季だと気付かない諒はその視線の理由がわからない。成り行きで洵が兄弟三人で行こうとしていた映画に一緒に行くことになるまゆりだが、子供向け動物映画に号泣したり弟たちをそれとなく気遣う諒を見て、憎悪しながらも戸惑う。そんな時、すれ違った有り得ない人物のを見かけ、まゆりは彼を追いかける。そしてまゆりの行動を不審に思っていた諒も彼女を追うのだが、そこにいたのはペルソナを剥がされて死んだはずのトウマだった。

 最初一瞬放送事故かと思ってしまった。今回は#9の、諒たち視点からの話。死んだはずのペルソナ使いが姿を現す。しかも、慕って呼びかけるまゆりの事をまったく意に介さない。というか、耳目にその姿が入っていないかのよう。諒が撃退するが、姿を現したときと同じように忽然と消える。諒は死体置き場のトウマの死体を確認するが、ちゃんと遺体はそこにある……前回海面に現われた大量の羽根となんか関係あるのか?
 しかし、三人で映画を見に行ったのに諒が一人離れてるから何かと思ったら……子供向け映画で涙ぐむのを見られたくなかったのか。
 それと、乾って、やっぱただ者じゃないよなぁ。


2008年03月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#5とキバ#8

  ゴーオン #5「時々オカン!?」。別に生活に困ってるわけでもないのにバイトに精を出す範人。範人がゴーオンジャーの任務そっちのけでバイトをして窮地に陥ったために走輔たちはカンカン。だが、連は「きっと範人のバイトには理由があるに違いないっす」と範人の話を聞く。実際はバイト先のクレープ屋で女子高生たちにちやほやされるのが楽しいだけなのだが、調子の良いところがある範人は「バイト代でたまにはみんなに焼肉でも食べて貰おうと思って」と口から出任せを言ってしまう。走輔はその言葉を疑うが、連はそれを間に受けて範人のバイトの手伝いまでしてしまう。そんな時、一度撃退した電磁石蛮機が現われるが、範人の言葉を信じた連は「俺たちだけでなんとかするから」と範人にバイトを続けさせる。流石に範人も疑いを持たない連の姿に後ろめたくなり……

 これまでは走輔と軍平がメインに出てたけど、今回は影が薄くなり気味だった連と範人。ブルーは冷静沈着なサポート役ってのが定番だけど、連はどっちかと言うとお人好しの世話焼きタイプ。って、「お前はオカンか」という軍平のツッコミが容赦ない。w
 元々調子のいいところのあった範人は、更に調子のいいバルカとの相乗効果で任務をおろそかにするが、最後には嘘をついてまで仲間を裏切ってることが後ろめたくなり、素直に謝る。
 しかし、ゴーオンジャーの存在って広く認知済みなのね、この世界……まあ、初出動のはずなのに軍平が何故か知ってたりってこともあるし。(その辺はノリなんだろうけど)


  キバ #8「ソウル・ドラゴン城、怒る」。レストラン常連客喪失事件の調査は失敗。そのことで今日も言い合いを続ける恵と名護。過剰なまでに名護を嫌う理由を恵に尋ねる渡だが、恵は「かつて名護は自分の父親をも告発した」と語る。にわかには信じられない渡だが、まだ潜入捜査していたレストランでシェフが作っていたソースがバイオリンに使えるかもといつもの調子で後先考えずソースを持ち出し、バイオリンに塗るが、その途端バイオリンが燃えだしてしまう……乗り込んできたシェフにソースを奪い返され、渡は首を言い渡されるが、明らかに怪しい。渡は変装してもう一度レストランに潜り込もうとする。
 一方22年前、カフェ・マル・ダムールの常連客が消える事件で、次狼に協力を要請するゆりたちだが、実は次狼こそがその犯人。ガルルに変身しては常連客のライフエナジーを奪っていた。それを知らずに次狼に協力を仰ぎ続けるゆりたちと、その次狼にライバル意識を燃やし空回りする音也。そんな音也は、本当はコーヒーが苦手なのに囮になろうとジョッキ一杯のコーヒーを飲み干して倒れてしまう。

 ああ、ガルル、ホントに悪い奴だったんだ。まあ、人間から見て、だけど。ガルルの正体と真意を知らないまま、助けられたと勘違いして次狼=ガルルに惹かれていくゆり。音也はゆりの気を惹こうと一生懸命だが、空回り……ホントの意味で身体を張ってバッシャーからゆりを守ったのは音也なのにねえ。
 現代では再潜入捜査→戦闘の流れに。つか、静香が普通にキバットと話してるんですが。キバットのこと知ってたの?
 戦闘シーンは巨大クリーチャーとキャッスルドランとの戦闘。ちょっと玩具ギミックがごちゃごちゃしてて、もうちょっとシンプルな方がいいかなぁ。シュードランとかの設定の意図がよくわからない。龍騎のドラゴンライダーキックっぽい決め技はちょっと面白かった。ライダーが弾頭……


2008年03月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#25

  オーバン #25「思いもかけぬ同盟」。カナレットの復活により神殿がことごとく破壊され、オーバンの地表も爆発で一掃されてしまう。地球チームはアロー号に乗って無事だった神殿に逃げ込んだが、モリーは自分の選択の結果に呆然としてしまう。最悪の事態になすすべのないモリーたちだが、そこに傷ついたアイカ王子が運ばれてくる。アイカはサティスの今際の際の言葉を伝える。「心の神殿」でモリーがアバターの力を受けつがないと、カナレットがアバターの力を自分のものにして銀河を滅ぼしてしまうと言う。モリーは諸々の悩みを振り切って神殿に向かうが、途中で出合ったオーが、導くようにモリーたちを誘導する。しかし、神殿で罠に出合ったモリーたちはオーの仕業かと疑うのだが……

 敵か味方か不明だったオーが今回参戦。しかし、コミュニケーションの全く取れないオーに警戒するモリーたちだけども、オーはモリーたちを神殿の奥に行かせるために犠牲に……つか、オーの機体(?)、あんな変形するのかよ。w しかしジョーダン、疑いを抱くのは仕方ないにしても、自爆までしたオーに「あいつ味方だったんだな」の一言だけってのはひどくないかと。w
 命からがら飛び込んできたアイカからのっぴきならない事態を聞き、もはや後悔も躊躇もしている場合ではないと神殿に向かう。そんな全銀河のために自分を犠牲にしようとする娘を見て、ドンは止める代わりに、再会して初めて娘への素直な愛情を口にし、モリー=エバもそれに答える。事情を知らないジョーダンたちは目を白黒させるばかりだけど。
 けど、神殿の中にはすでにカナレットが侵入している模様。アバターの力も奪わずにモリーを待ってるのはなんでだろう? 次回はカナレットがモリーに衝撃的な事実を突きつけるらしいが、さて、最終回どうなることやら。


2008年03月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 俗絶望#11

  俗絶望 #11。「黒い十二人の絶望少女」って、「黒い十人の女」……でも金田一パロいぱーい。むしろアニメネタの殺人現場の方がわからんのが多かった。これでナレーションに岸田今日子を呼んでれば!w

[その他] 逆に考えるんだ!

 数日前の記事だけど、 「らき☆すた」売れまくったのは 違法投稿が「宣伝」してくれたからJ-CAST )。いや、ドワンゴが民放六社に放送コンテンツのアップロードの削除を申し出たとかなんとかいうニュースがあってのこれなのだけど、これは「所詮勝ち組(あるいは資本力があってオタ釣りの上手い奴)の言い分だろ」と取れなくもないけど、これって逆にニコニコ動画側にとってはビジネスチャンスでもないかなぁ、とも思える。
 深夜アニメ枠は制作や権利を持つ出資会社のCMのみ、つまり放送枠を買って、わざわざ宣伝のためにアニメを放映している、というのが現状。もちろん制作費やその費用はDVDその他の売り上げで回収するのだけど、局や広告代理店への支払いも当然それに加算される。そこで誰もが考えるのが「ネットで配信すれば」で、実際やられてはいるのだけど、いまいち主流になっていない。放送を見逃した場合や、あるいは未放映地域のフォロー用としてどうにか機能している、という感じ。その理由は、技術的なコピー対策による視聴の不便さと視聴環境の制限が大きいと思える。つまり、Youtubeやニコニコ動画の簡易さとは対照的であり、それらに違法アップロードが絶えない理由でもある。
 じゃ、逆にコピー対策とかあまり考えずにニコニコやYoutubeと同様に、というか、提携してそこに公に配信しては? というのは一考の余地はあると思うのだけど。
 無論、種々の問題はつきまとう。期間限定配信だとしても任意の再アップロードをどうやって防ぐかとか、そもそも本当にそれで満足してしまってDVDの売り上げに繋がらない可能性も排除できないとか。けど、新しいメディア配信の方式を本気で模索するなら、実験的にやってみるのはアリじゃないかなぁとも思える。
 いや、個人的にその社で制作したアニメをその社の広告費で放送するのに、放送代理店が少なからぬ金を中抜きするという構造がちょっとムカっ腹が立ってるだけなんだけど。


2008年03月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] アーサー・C・クラーク逝去

  SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去朝日 )。SF3大巨頭の最後の一人がついに……実のところ、ストーリーテラーとしての作風はそう好きではなかった。けど、その描く世界はまぎれもなくSFそのものの魅力に満ちあふれていた。これでまぎれもなくひとつの時代が終わったのだと感じずにはいられない。合掌。

[アニメ] もっけ#23

  もっけ #23「ロクサン」。夏休み前のこと、静流は病気で長いこと休んでいる同級生・永澤怜子の家に信乃と一緒にプリントを届けに来た。祖父が永澤の家と付き合いがあるためよく知っていたが、静流にはこの家に来るのに抵抗がある理由があった。それはこの家に憑いている竈神。黒色尉の能面を着けた老人の姿に見えるが、静流が見える血筋だと気づき、怜子が家から出ないように牽制をして来る。
 終業式になっても体調が戻らない怜子を心配した家の人がお爺ちゃんに依頼する。お爺ちゃんの見立てではただの病ではなく「ロクサン」。家に憑いているものが原因だろうと言い、対処をする。怜子の具合は良くなるが、ロクサンの原因が例の竈神ではないかと思い、そのことをお爺ちゃんに話す静流。しかしお爺ちゃんはいつものように「お節介の虫を騒がせすぎるな」と言うのみ。
 やがて夏休みに入り、静流は怜子に誘われて県内の進学校の見学に行く。そこで「自分は家を出て、もっと世間を見てみたい」と夢を語る怜子が倒れたのを見て、思いあまった静流は竈神に「怜子を解放してくれ」と頼むのだが……

 この話って、結局あまり何も解決してないし、誰も何か明瞭な救いが得られてるわけでもないのだよね……静流は怜子を縛る竈神を恐れつつ、彼女がそのために自由な行動ができないのを見過ごせず、竈神に直談判する。だが、竈神に「それはこの町を離れることを迷う自分を怜子と重ね合わせている」と自分のためだと逆に糾弾されてしまう。三尸を暴れさせられ、苦しめられたこともさることながら、怜子のためではなく結局自分の悩みの発露だったと指摘されて「自分はどうするのか」と相まってショックを受ける。そんな静流に「お前が何を選ぶかはお前の好きにするといい。お前が何を選択しても、俺がこの町を守る」と後押しをする。
 そして次号最終回。原作では既に死んでいるお婆ちゃんが生きている設定になっていたので、なんでだろうと思ったのだけど……この展開のためなのか! 爺婆話はダメなんだ。ノーガードで涙腺直撃だから。

 それはさておき、昨日ニコニコ公式配信の話に知人から「それ、なんて ペンギン娘はぁと の宣伝?」と言われて、ペンギン娘はぁとがニコニコ配信だと初めて知った。(アニメ化自体は知ってたのはアレ)


2008年03月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のらみみ#11とペルソナTS#11

  のらみみ #11「魔女っ娘メリィーちゃん」。小学六年生のシゲルは自分の家のキャラのことで同級生からからかわれていた。実はシゲルのキャラは人間の女性型、それも魔女っ娘タイプ。恥ずかしいから秘密にしていたのにそれを知られてしまったのだ。
 そのメリィーは見た目は中高生くらいの人間で、今は魔法も使わず普通にシゲルの家で姉のような生活を送っていた。無防備に接してくるメリィーを、思春期になりかかったシゲルは意識して反抗しまくりだが、メリィーはシゲルが距離を置いていることを気にしていた。そしてクリスマス前に「明日、一緒に買い物しましょ」と言い出す。
 久々に一緒に出かけてそれとなく嬉しくなくもないシゲルだったが、せがまれて手をつなごうとしたところを同級生に見られ、慌てたシゲルは「メリィーのことなんかなんとも思ってない!」と叫んでその場を逃げ出してしまう。
 だが、家に帰ったシゲルは親からメリィーが今夜「おわかれ」することを聞かされる。

 この番組の「おわかれ」話は大体子供、時にはキャラ側の成長の通過儀礼として描かれるのだけど、「初恋」と絡めてくるとは……
 のらみみ曰く「キャラには子供への愛情以外ない」と恋愛感情はないらしいのだけど、子供の頃は無邪気に「魔法のお姉さん」とメリィーを慕っていたシゲルは、成長してメリィーをキャラではなく普通に少し年上の女性として見てしまい、その気持ちをもてあましてメリィーを避けがちになっていた。キャラであるメリィーはそのことがあまりよく理解できない。普通なら「うれしはずかし」な生活なのだけど、キャラと人間なので気持ちが通じることはまずあり得ないし、それに否応なく「おわかれ」というタイムリミットがある。
 おわかれするメリィーを送っての夜道、シゲルは「男の子なのに魔女っ娘がキャラで、嫌だったんじゃない?」と謝られてしまい、違うと否定するも、自分の気持ちを上手く説明できない。そして別れの間際、メリィーの魔法が実はキラキラを出すだけしかできない、目くらましだったことを明かされる。メリィーとお別れしたくない理由は魔法とかそんなことじゃないシゲルは引き留めようとするが、メリィーはこれまでで最大の「キラキラ」を出し、姿を消そうとする。もうキラキラに欺されるほど子供ではなくなってしまったシゲルは急いで遠ざかるメリィーを見つけるが、メリィーは切なそうに「私のこと、忘れないでね!」と叫んで駆け去っていく。
 メリィーが魔法を使わなくなったのは、シゲルがもう子供でないことを感じていたから。最後に使ったのは、別れのつらさをごまかしたかったから。そして、シゲルがメリィーと素直に接することができなかったのは、子供だったから。
 いや、こういう切り口もあったのかと引き出しの多さに驚かされますわ。そんなのらみみも次回最終回。こういうのを夕方とかの時間帯に流せなくなったのは間違ってると思うのだけどなぁ。

  ペルソナTS #11「依存の定義」。学園内に秘密の陰抜きサークルがあると聞き、影抜きを嫌うめぐみはサークルのリーダーである「モーリー」をこらしめようと、慎たちとともに集会を襲撃する。が、リーダーのモーリーの正体は森本カナル。めぐみは説教をするが、反省したと思ったのもつかの間、その目の前で堂々と陰抜きの約束を携帯でする。カナルの様子を心配した慎が先回りして影抜き仲間を待ち合わせ場所のファミレスから追い返すのだが、それがめぐみに知れてしまった。結局カナルの影抜き依存をなおすためにみんなで学生寮に泊まり込むが、重度の抜き中(影抜き中毒)のカナルは夢遊病のように部屋から抜け出そうとする。そこに寮監の戌井が皆を自分の部屋に招く。かつてペルソナ使いに囲まれて育った時期があるという戌井は、この街に流行っている影抜きの起源、影抜きとペルソナの関係を話す。
 しかしカナルの抜き中の度合いは変わらず、休み時間、男子に呼び出されて屋上に向かったカナルを追った慎は、男子たちを自分のペルソナで脅して追い払うが、自分やめぐみの気持ちを裏切って影抜きしようとしたカナルの頬を叩き、「絶交だ!」と宣言する。

 戌井、怪しいと思ったらペルソナの存在をやっぱり知ってたのか。のみならず、自身もペルソナ使いである可能性が……つか、発言からすると原作(ペルソナ3)の「天田乾」の十年後の姿ではないかと思える。ってことは部屋でこっそり飼ってる老犬ってのはコロマル? って、見た目が違うからさすがにそれはないか。
 これまでも描写されてきたけどカナルの影抜き依存の度合いがいよいよ酷く、皆でどうにかしようとするのだが、カナル自身も無意識に徘徊していたりということがよくある中(それが影抜きの影響なのかは不明)、慎たちの行為を裏切るような言動をとり続ける。そして切れてしまった慎はついに「絶交」を宣言するのだが、やはり見捨てることは出来ず、学生寮に現われないカナルを探しに街に飛び出る。
 実はカナルは影抜き仲間の誘いを受けたり、影抜き相手をメールで募集したりはしていたが、ぎりぎりのところで踏みとどまって結局影抜きはしていなかったというのが……中毒症状に苦しむカナルに誘惑の言葉を投げるまゆりから逃げ出して、夜の公園の遊具の中で一人耐えていた。悶え苦しみながら耐えるカナルが「こんな私見ないでぇ!」と叫ぶのはもはや痛々しすぎる。慎は最初外から見守ろうとするが、暴れ回るほどのカナルの苦しみように抑えつけながら励ます。そして、二人の頭上に何か変なものが……カナルがいつもの天然ボケの様子で「何か出ました?」というのが、なんなんだか。w おそらくカナルもペルソナ使いのはずだし、影抜きとペルソナは関係してるのだから、あの「何か」もペルソナに関係してることのはずなのだけど、なんなんだろう?
 しかし、「スタンドバトル」「ジュヴナイル」「ゲーム原作」という要素は同じなのに、「アヤカシ」とここまで雲泥の差なのは何故だろう? っちゅーか今回、一般ゲー原作のペルソナの方がエロいっちゅーのはどういうことかと。w