不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2006年05月 来月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
HNS logo

2006年05月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] オサレ鬼太郎

  ウエンツ&大泉で「鬼太郎」実写化産経スポーツ )。二十歳の鬼太郎(それも美少年)ってのはどうなんだろう? 大昔「月曜ドラマランド」枠で実写化したときは、ねずみ男に竹中直人、子泣き爺に赤星昇一郎、砂かけ婆が由利徹という、はまり役とは言い切れないながらももう存在自体が妖怪みたいな怪優揃いであって楽しめたのだけど。まあ、原作のとぼけたようでいて厭世的な雰囲気を再現するのが目的ではないようだから、お手並み拝見、というところか。しかし記事にある写真はどことなくCASSERNっぽい……
(どうせなら脚本(脚本原案でも可)は京極夏彦キボンヌ)

  中国、苦肉の対日軟化 外相会談再開合意 日米関係強固さ背景産経 )。まあ、現在の日米中関係がどうか、ってのはちと異論もあるが、中国が対日政策を修正してきてる、ってのは、多分そうなのかなぁと思える。表に出てない部分は知りようがないが。ただ、問題は落としどころなのだよね。各国のバランスを伺いつつ、適当なところで決着をつけられるか、というか、そういう腹芸ができるかどうか。

  「犬肉が大好物」デンマークのヘンリク殿下 愛犬家…国民に衝撃北海道新聞 )。食うなとは言わないけど、ヨーロッパじゃ抵抗感強いだろうね……犬の肉は食べたことはないのだけど、味を「アヒル」に喩えるのはまだしも、「ウナギ」ってのがよくわからない……

  山口組最武闘派暴力団トップ後藤組長逮捕日スポ )。普段はこの手のニュースは興味の対象外、というか興味はあっても(よくわからないので)あまり取り上げないのだけど、そう言えば堀江元ライブドア社長が逮捕されたときに後藤組とのつながりが噂されてたっけなってのを思い出したので、関係してるのかな、というのがちょっと気になった。

  子どもの『ゲーム脳』共同研究提案へ 知事、首都圏サミットで東京新聞 )。なんともビミョーかな? テレビゲームが発展途上の子供に影響がないか、と言われると、まあ、多分あるんだろうね。ただし、それがどのような影響か、どの程度の影響か、ということについては記事にもある通り、「 子どもが切れやすくなっているといわれるが、テレビゲームなど映像の影響なのか、母親などとのコミュニケーション不足なのか、原因が分からない」という文科省基盤政策課のコメントが現状だろう。で、どの辺が知事の発言の出所かというと、 Wikipediaによると 、「 岡田尊司『脳内汚染』に感銘を受け」とあるので、その辺だろう。個人的推測だが、保守系の政治家らしいのでビデオゲームに対する抵抗感が強いところでその気分に合致する補強を科学的っぽい事で書かれたので感銘してしまった、というところだろうか。

[アニメ] ウィッチブレイド#6とRAY#6

  ウィッチブレイド #6「変」。よくよく考えればこれも略しにくいタイトルだ。「ウィチブレ」? 「ウィブレ」? それとも「チブレ」? ウィッチブレイドのコピー・クローンブレイドを装着したNSWFの栞に襲われる雅音。戦いなれた栞相手に危機に陥るが、導示重工のスタッフたちにより辛くも助け出される。傷を負った雅音はNSWFの手の届かない、洋上の鷹山のクルーザーで静養することに。栞を後一歩まで追い詰めた栞も怪我を負い病院に収容されるが、傷の修復が遅れていることを蘇峰は怪訝に思う。実際、栞の精神にもクローンブレードの変調の影響が出始めていた。一方雅音と栞の戦いを目撃してしまった斗沢は、雅音の秘密がスクープになると踏んで、雅音とそのバックにある組織について調べ始める。
 実は今回最もイカシてたのは導示重工のバックアップスタッフですた。恐らく圧倒的戦力差のあるであろうクローンブレード相手に特殊装甲のバンで突っ込み雅音を回収、応急処置を取ると共に追撃してくる栞をあの手この手で振り払う。いやいや、単なるやられ役でないプロの仕事っぷりでいいなぁ。栞も空を飛べるんじゃなくってぴょんぴょん飛び跳ねながら追ってくるのが拘りか。
 気絶してる間に洋上に連れ出され養生(洒落か?)させられてた雅音は一晩で回復。目が覚めるととにかく食いまくる。ルパンもびっくり。あの栄養は全部胸に行くのかねえ。でも、ひとしきり文句だけは言う雅音。弱みを見せまいとの虚勢もあるのだろうけど、可愛くってしょうがない。文句を言っては見たけども、落ち着いてどこか憂いのある鷹山を、洋上の雰囲気もあってか雅音も「男」として見始める。が、鷹山とNSWFの蘇峰玲奈が一緒に写った写真を見る。鷹山と蘇峰、ひいては導示とNSWFの関係に気付くのかどうか。能天気だから気付かんかもなぁ。しかし手当てをしたのが瀬川さんだったり、導示側って基本的に雅音を「モノ」「備品」扱いだよな。
 ちょっと人間関係が変化し始めた導示側に対し、NSWFでは栞が暴走をし始めたりと、クローンブレイドとウィッチブレイドの危険性に繋がる展開に?
 斗沢はウィッチブレイドの存在に気付き始めるが、同じビルに住んでるのに雅音との関係は展開せず。ビル住人と打ち解け始めた梨穂子も斗沢は警戒してるみたいだから、男女の仲に進展、はないのかな?

  RAY #5「贈りもの」。相変わらず珍病奇病オンパレード状態。まあ、生体磁石とか実際に存在するものを元にハッタリかましてるのでSF(のようなもの)だと思えばそれもまた楽し。もっとも老化のプロセスとどう関わるのかは全然わけわかんなかったけど。どうでもいいけど零と赤リボンとかと白い部屋関係の人物の年齢関係がイマイチようわからん……

[アニメ] ホスト部#5と吉永さん家のガーゴイル#5

  ホスト部 #5「双子ケンカする」。ホスト部では妖しい近親相姦的雰囲気をかもし出すことをウリにしている、いたずら好きの光・馨の双子兄弟。ところが二人がささいなことで初めての兄弟喧嘩を始めてしまう。しばらくは放っておいたホスト部の面々だが、段々エスカレートしてオカルト部の呪いのアイテムまで持ち出すに至り、ついにハルヒがキれる。
 暇を持て余し協力しては他人をからかってる二人が、「どっちがより性格が悪いか」で口論、ウリにしていたシンメトリーもやめていがみ合う。兄弟喧嘩のひとつもした方が健全と静観していたハルヒたちだが、エスカレートしていく二人に段々不安になっていき……でも、実は二人の喧嘩には裏がありました、というお話。上手いこと落差作ってるなぁ。でも、お客の女の子にも見破れない二人の違いをハルヒは一発で見破ったりと、双子のフラグイベントでもあったのかな。ところでハルヒの家ってどんなんなんだろう?

  吉永さん家のガーゴイル #5「山の歌声」。イヨの作った「植物の言葉がわかるようになるヘルメット」の実験に無理矢理付き合わされる双葉。ところが事故でヘルメットが脱げなくなってしまい、しばらくそのままで過ごさざるを得なくなってしまう。どうせだからとイヨからは「スイッチを入れるな」と言われていたのにヘルメットの機能を使う。双葉は初めて触れる植物たちの世界に感動を覚えはしゃぎまくり、そして裏山から聞こえる歌声に導かれてたどりついた先には、一輪の黄色い花が咲いていた。その歌の上手い花に「ハナちゃん」と名前を付けて友達になる双葉だが、ヘルメットにはある危険性も伴っていた。そして、自身の作った人工植物「オシリス」でガーゴイルを倒して世界一の錬金術師であることを証明しようと、変な外人・ヒッシャムが御色町にやってくる。
 またまたなんだか憎めない敵が登場。OPに出てくるキャラはこれで一通り揃ったのかな? オシリスは初期携帯で不気味な植物状態だけど、そのうち双葉ビジョンで見えるような美人のお姉さんになるのか?
 双葉は植物と会話でき友達になれたことを単純に喜んでるけど、バーベキューで野菜に手を付けなかったりと、早くもヘルメットの悪影響が。その影響ってのは、植物と人間のようにコミュニケーションを取ることにより植物を食べたり傷つけたりすることができなくなる、ってことなんだろうな。肉だって生き物なんだから、コミュニケーションの形態が変わったから植物だけ、ってのは欺瞞っぽいと言えばそうだけど、人間の心理としてはそんなものでしょう。人間とは生態もライフサイクルも違う植物を、人間のように捉えること自体が問題があるわけで。次回はタイトルからして別れの話になりそう。


2006年05月12日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] う〜

 今日は深+の映画の日だけど、明日は早いし眠いしで行けない……明日は木登りイベントの手伝いで、雨になる公算は高いけど、別のことをやるみたいだし。

  テレ東に人骨?と抗議文スポーツ報知 )によると、先日書いた、テレ東に人骨と共に送りつけられた抗議文、見れなかった番組ってのは「いぬかみっ!」らしい……おいおい。
 スタッフもこんなことで話題になったんじゃ、さぞ迷惑なことだろう。つか、そこまでして見たいならDVDくらい買ってやれ。
 でも「ストリーキングが趣味の主人公」とか報道されなくて、ほんとに良かった。

  堀江15キロ激ヤセ…リバウンド恐れ? 粗食生活zakzak )。いや、確かにスゲーやせたよな……でも急にやせると、皮膚がだぶだぶだと思う。いや、ダイエットじゃないんだから、とかツッコミも入れたくなるけど、まあ、本人はそれどころでもなかったんだろう。が、「 拘置所で目覚めた登山への意欲もあるが」って、なによそれ? う〜ん。自然に目覚めた?

[アニメ] いぬかみ#6とハルヒ#6

  いぬかみ #6「ぴったりともはねっ!」。薫の十匹の犬神のうち最も幼いともはね。ようことの戦いで足を引っ張ったことを気に病み、復讐に、ようこに下剤入りのチョコレートケーキを食べさせようと啓太の部屋を訪れる。が、ようこは検査のため留守にしていた上、ようこが食べるはずのケーキを啓太が食べてしまう。更に飛び込んできた仮名史郎が、逃げ出した狢の子供を捕らえてくれとトラブルを持ち込んでくる。狢の妖力によって啓太とともはねが接着させられてしまい、二人(?)は二人三脚で狢を追うが……
 妙に作画に力はいってるなぁ。EDも省略(多分、編集でこれ以上切り詰められなかったからだろうけど)だし。久々に下品なネタが炸裂したけど、ビジュアル的にはそれほどではない。が、トイレの中でどんな惨劇があったかと考えると……いとあわれ。
 話自体はともはね中心の話ですかね。啓太とのフラグ立て&狢のマロンをゲット。ともはねは薫の犬神の中ではもっとも啓太になつくようなので、それが今後の展開につながるかどうか。個人的にはたゆねの表情が豊かだったのが良かったが。目も吊り上がり気味だったしな(あんな吊り上がり方でええのか?)

  涼宮ハルヒ #6「孤島症候群(前編)」。原作だと「ふ〜ん」ってな感じの話だったけど、上手いこと作って緊迫感を演出してる。いろいろ小難しい用語を使って煙に巻いているけど、要はハルヒを退屈させないため(何故ハルヒを退屈させちゃいけないかはそのうち出てくる)、古泉が合宿をセッティングしたところ、本当にハルヒが期待したような殺人事件が起こってしまう。とりあえず良作画でバカンスを楽しむSOS団が前編の見どころか。って、キョンの親、よく妹まで怪しげな合宿についていくのを許したな……
 次回は「孤島症候群(後編)」ではなく「ミステリックサイン」。このエピソードを採用したのも謎だが、この構成も謎だな。(そう言えば「ミステリックサイン」が入ると笹の葉は8番目じゃなくなるな。 過去に行く話だから、エピソード0ってことになるのか?)

[アニメ] ゼーガペイン#6

  ゼーガペイン #6「幻体」。うわ〜。めっさ神林(長平)っぽい。既に肉体を失い幽霊(人格データ)となった主人公たちの虚無的な戦いってのもそうだけど、端々のデティールがそれっぽい。大体の世界設定は既に読み取れてはいたけど、それでも早々に主人公に「自分や友人たちの本体は既にもう死んでいる」と突きつけるのは、結構衝撃の展開ですわ。全26話なのかな? 6話の時点でこんな展開にしてしまって、今後どう構成していくのかがとても気になる。


2006年05月13日() 旧暦 [n年日記]

[映画] 子ぎつねヘレン

 まあ、昨今はメジャー系映画を見に行くとどうせどれもレベル的にはある程度以上は難しかろうということで、わりと適当に選んだ。
 動物系感動映画ってことで、かなりタカをくくって見に行ったのだけども、ストーリーラインで言うと、実はそれほど悪くはなかった。野生動物を飼うことは原則的に法律違反であることと、野生のキタキツネにはエキノコックス感染の危険性があることをきちんとやってる(最低限のことではあるのだけど)ので、「見たら却って有害」という、最悪危惧したレベルではなかった。何より、基本的には動物は人間側の意のままにならぬものであることを、完全にではないが示していた。
 ただ、やはりあちこち「こんなものだろう」という妥協が気になる。
 最初、主人公の太一が母親とはぐれたヘレンを持って届けた交番の駐在、会話の様子からすると地元にいて結構長いようなのに「野生のキタキツネに触れる危険性」と「野生動物飼育の違法性」を認識してなかったのは、後で太一を預かっていた「医院長」と太一のディスコミュニケーションを提示するために取っておいたとはいえ、ちょっとお粗末との印象を受ける。また、奇跡が三度起こってるのも気になる。一度はヘレンがミルクを飲むこと、二度目は肉を食べること、三度目はヘレンが鳴き声を挙げること。三度目はドラマ的な盛り上がりとして良いが、一度目と二度目は「そうなるようにする」描写との代替措置が可能だと思う。
 こういった細かいところでの詰めが甘いので、タンポポの綿毛のCGなどの細かい陳腐さも引っかかってしまう。また、全般的に動物の「臭い」が感じられなくもあった。
 とは言え、ファミリー向け動物もの映画としてはそこそこのレベルは達していると感じた。特に犬の「ロン」がわりといい味を出していた。
 個人的にどうでもいい話をすれば、脳に損傷を受けたヘレンを、手術のために引き取った大学教授を演じていたのが藤村俊二だったので、いつ「霊感と共にあらんことを」と言い出すかと(邪道な意味で)ワクワクしてしまったというのと(わからん奴は「怪奇大家族」を見れ)、冒頭にリヤカーを引いてる老婆が吉田日出子なため、「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」に出てきた北斎の娘・お栄を連想したことか。
 いや、普通はそんな引っかかり方しないことはよくわかってますって。

[アニメ] 女子高生#3とxxxHOLIC#3と徹之進#18

  女子高生 #3「恋して、ダマして、ラブホテル?」。先に一人で脱バージンを果たした姫路のセッティングで、合コンをする6人組。綾乃は相手男子の一人とさっさといい雰囲気になるし、絵里子と香田は暴走して男子を引きまくらせるし、姫路は彼氏と更けるしで、早々に合コンは滅茶苦茶に。ところが合コン相手の一人、女たらしの江崎が、すれていなさそうな小川に目をつけ、密かに騙してラブホに連れ込んでしまう。
 いや、これは普通に引くだろう(笑)。香田の常軌を逸したエキセントリックっぷりはともかく、それに張り合う絵里子も……由真も色気皆無だしなぁ。男っぷりはいいんだが。つか、こいつら本気で男作る気がないんか? 下高谷を裸に剥いたり、バイブ片手にはしゃいだりは普通に引くだろう……
 姫路と小川の友情話でもあったけど、以後綾乃とバカップルぶりを披露する下高谷君初登場の回でもある。こいつら以後ずっとこんな感じです。

  xxxHOLIC #3「エンゼル」。百目鬼の本格参戦話? 普通は見えないものが見えすぎ、なおかつそういったものに好かれる四月一日(ワタヌキ)と百目鬼とのコンビが侑子の思惑で怪異と出会ったりという展開も増えていく(基本的に主人公はワタヌキなので、そういうパターンとも限らない)のだけど、やっぱりひまわりのキャラがうすっぺらなのがCLAMPらしいよなぁ、と。その分百目鬼との関係が比較的濃密なのだけど。
 それと、ワタヌキのあたふたっぷりを見てると、確かに水島努監督だと妙に納得したり。

  それゆけ徹之進 #18「てつのしん母を訪ねる」。母の日になり、犬楽園の仲間に母親との思い出を聞く徹之進だが、生まれてすぐに犬山家に引き取られた徹之進には母親との思い出がない。母親がブリーダーと共に東京に来ていると聞いた徹之進は、会いに行くのだが、徹之進の母は102匹の仔犬を産んだ肝っ玉母さんで……
 先週からOP・EDの曲が変わってますな。映像は変わってないけど、それなりに合ってるのが不思議だ。
 勝手な母親の理想像を抱く徹之進だけど、理想とは違う母親の姿をハカセに見せられ、それでも会いたいと会いに行ったり、名前でなく番号で呼ばれたり、それでも102匹の子供全員をみんな厳しく優しく見守る母親だったりと、妙に見ていて安心できる。
 そういえばゲストキャラの徹之進の兄弟犬たちも、レギュラーの声優が兼務してるにも関わらずきちんと別個にテロップに記載してるのが妙に新鮮に思えた。

[その他] ……とは絵だ

  Wikipedia芝浜 の項目を見ていると、三代目桂三木助の言葉として「落語とは絵だ」という言葉があったことを、初めて知る。いや、寡聞にしてお恥ずかしながら、というレベルなのだけど。
 野田昌宏氏の「SFとは絵だ」という言葉は、これを下敷きに踏まえてのことかしらん、と今更ながら考えると、SFに限らず多くのことに適用可能だと改めて思える。
 と、同時に「絵がどう見えるか」を考えずに描写を行うことの安易さも思う。文芸、話芸のみの話ではなく、CG全盛になったことで比較的簡単に「ありえない」映像を作ることができるようになった映像媒体にも言えることとして、である。


2006年05月15日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] BLの話

 つっても私の苦手なBoys Loveではなく、おコメの話。
  新潟コシヒカリ、品種変更したのに表示そのまま朝日 )という記事が掲載されていた。なんでもコシヒカリと他品種を掛け合わせて作った「コシヒカリBL」を特に注意書きなく従来と同じ「コシヒカリ」と表記して販売した模様。新品種はコシヒカリより いもち病 に強く、DNA鑑定により偽者との見分けが容易、という特徴があるらしい。ところが、新潟県JAが「味は従来種と同じ」と主張しているにも関わらず、新品種は従来種とは異なるという主張もあるらしい。 こちらの米店のサイト にそれらの主張が掲載されている。こればかりは食べてみないとわからないし、だから味についてはなんとも言えないのだが、前述のサイトで主張されていることのうち、病気耐性は特定の病気に対してだけで農薬散布量はあまり変わらないだとか、稲籾の販売をBL種だけに制限してるとかが本当だとすれば、これはちょっと問題だと思う。また、掛け合わせた以上別品種、という主張も尤もに思える。
 コシヒカリブランドに固執するあまり、消費者をなおざりにしている感もある。もし従来種と味は引けを取らないというなら、これからブランドを構築すればいいと思える。
 あ、個人的には、別に「コメはやっぱりコシヒカリだよね〜」とかは全然思わないで、品種により色んな食味があるので、それを楽しんでたりする。ブランドに拘らなければ安くておいしいおコメはたくさんある。

[映画] 小さな勇者たち〜ガメラ〜

 過去のガメラシリーズとは独立した、新作映画。
 比較的大人層をメインに据えた平成ガメラ三部作シリーズとは異なり、今作はガメラのデザインで示されているように子供向けとして強く意識されているのがわかる。ただ、それが成功しているかというと、ちょっと「してる」とは言いづらい。主人公の透が子供のガメラを育てていくのだが、後の展開もあることからどうも尺足らずで中途半端な印象が強い。おそらく尺のせいだけではないとは思う。トト(=ガメラ)に対する思い入れの構築が上手く言ってないのだろう。麻衣の病気など、どうもいろんな要素が有機的に繋がってないよう感じるところもそれに拍車をかけている。
 が、今作そういった要素とは別に、無茶苦茶楽しみました。
 何故かって? だって主人公透の父親が津田寛治(龍騎の編集長)なのをはじめとして、その食堂にやってくる常連客に東映ヒーローもの常連のチョイ役役者さんが登場したり(はっきりわかったのはアギトの屋台のオヤジ(他に炭火焼きオルグや恐竜屋の常連を演じた)方)という部分とか。
 もうひとつ、最大に楽しめた要因は透の住むのは伊勢志摩で、名古屋市内に捕獲されたガメラを襲撃しにバラスが、おそらく港区から上陸、熱田区→大須→栄→名駅前と名古屋の町を破壊しながら進んだこと……いや、実は名駅前で見てたんですわ、この映画。
 実は名古屋の町の再現度は結構なものでしてね。きっちり名古屋ロケしてて、「あ、これここだ」ってのがはっきりわかるんですよ……ミニチュアセットも実際の街並を忠実に再現してるし、ルートもかなり特定できる。
 病院内は名大病院かな、と思うんですが、ちょっと確証はないですね。病院って結構どこも似てますし。でも、麻衣が避難した場所はナディアパークですね。他には大須のアーケード街がバラスに踏み潰されたり、栄辺りできっちり中日ビルが出たりとか、わかりやすい場所が出るたびに劇場内の空気がちょっと変わるんですよ。
 で、ラストの決戦場は名駅のツインタワーですからね……すぐ目の前(笑)。
 日常目にしている場所が破壊される妙な快感ってのを堪能しました。結構そこらへん実際の地理にきちんと則ってるので、名古屋市民は「あ! あそこがぶっ壊されてる!」というのを味わうためだけでも見て損はないと思いますよ。
 それ以外はどうかって? う〜ん……

[その他] HDDlife

 最初に断っておきます。宣伝です。
 HDDの状態チェックに HDDhealth を使うことが多いのだけど、構成によってはちゃんとHDDのSMART情報を拾ってくれないんですよね。
 で、それに代わるツールはないかな、と探したところ、 HDDlife ってのを発見。昔はフリーウェアだったみたいだけども、現在は有料の模様。だけども機能と日数限定で使用可なので使ってみると、やはり特殊な構成には完全には拾ってくれないものの、HDDhealthと比べると温度情報とかはきちんと拾ってくれる。温度情報だけフォローしてくれるだけでも結構ありがたいものです。デフォルトで日本語対応だし。
 というわけでとりあえず、 learn details about HDDlife


 で、なんでこんなこと書いてるかって言うとですね、blogユーザーはimpressionを記載して登録フォームから送ると、無料でIDを発効してくれるらしいんですわ。日本語でOKかどうかは知りませんけどね。あ、でもSMARTの各項目を個別に見れないって欠点はあるけど、HDDhealthに比べとっつきやすいってのは本当です。有料だけど。

[マンガ] あれこれ

 週刊チャンピオン連載の「サイカチ」。原作者サイトで打ち切りを匂わす発言があったにも関わらず世界大会への展開で「?」となっていたところ、次号で最終回とか。しかしクイーンの悩みとか、まだ一話で解決しそうにない展開があるけどどうするんだろう?
 ともかく、力王で始まった物語は力王の死で幕を下ろすという意味では綺麗な展開。「生き物は大事に」という言葉の意味についても、深く考えさせる展開であるし。

 コミックブラッド創刊二号。相変わらず微妙を突き抜けてる誌面だけども、創刊号よりはちょっとは体裁が整ってきつつあるかな? 新人さんを多用するのはいいけど、マンガの書き方がわからない人ばかりってのはやはりどうかと思いはします。でも、前号よりはマシっぽいし。相変わらず馬場民雄氏の安定感が突き抜けてますが。
 氏の「デカ教師」は、小学校教諭の謎の死を追い、教師として小学校に潜入した遠山刑事が、他人の精神の歪みを視覚的に捉えてしまう小学生宮原と組んで、学校内で裏から事件を引き起こす存在と対決する展開になりそう。
 馬場氏の安定っぷりは置いとくとしも、全般的に読者置いてけぼりの導入をする作品が多いのが引っかかりますね……
 今号を購入したのは、前号よりはちょっとマシになってるってのと、馬場民雄作品が載ってるってのと、あと読み切りで珈琲氏の作品が掲載されてるからだったりする。氏の作品は「ファンロード」誌で不定期に掲載されてるが、なんというか、微妙にずれたような、妙なテンポが個人的にツボにはまる。

 スピリッツの「テレキネシス」は、細かい部分はともかくその主旨はかなり賛同した。公共放送を糾弾してる民放もそんなにご立派なものではないし、性質の違うものが混在するってのはそれだけでメリットになりうる。あと、NHKの抱えるコンテンツ資産の価値もな。みんなもうちょっとまともな映画見ようよ。
 話ではインチキ商売の糾弾を主軸に据えてたが、おそらくタイミング的に消費者金融のことを揶揄してるんだろうなぁ。
 政治家に呼び出されて番組が骨抜き云々は、実際にそれが影響したかはともかく、そもそも骨抜きにされるほどの番組じゃなかっただろうってのが個人的に感想だけども。


2006年05月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 便乗便乗

  Sodiumイオン日記 さん経由で 「日本以外全部沈没」映画化日スポ )って、川崎実監督かい……原作よりそっちの方がいろいろアレだな。いや、「川崎実だからねえ」でカタがつくような映画になることは目に見えているのだけど。

  /.J より、 米グーグルが初の意見書 総務省の通信政策に共同 )。意見書の内容はというと、「 意見書は、インターネット上の特定の大容量のコンテンツ(情報の内容)について、通信事業者が通信速度を制限するなどして配信事業者や利用者を差別することがないよう求める内容」というものらしい。昨今では動画配信サービスやP2Pによる帯域の圧迫が問題視されており、場合によっては帯域制限を行っているプロバイダも多い。それ自体は致し方ないこととも思えるが、大容量通信を謳っておきながらプロバイダ側の都合で一方的だ、という意見にも首肯する部分はある。契約約款上は問題なかったとしても、大容量転送を売りに(ベストエフォートは出ないにしても)客を釣っておいて、それはなかろう。ブロードバンド云々という言葉が出始めた頃は「そんなに高速化して何に使うの?」と言われていたくらいなので、プロバイダ側も競争の一方でタカをくくっていた部分はあるのだろう。帯域制限をするな、ではなく、ユーザーに告知し理解を求めるべき、ということ。

[読書] 日本共産党/筆坂秀世

 ある意味、話題の本。セクハラ疑惑で党を除名になった著者が、日本共産党の内幕を暴露したもの。
 と、書くと私怨交じりの過激な内ゲバ本と取られるかもしれないが、実はそんなことはまったくない。そもそも指摘される日本共産党の問題点は、外部からの印象と大きくは違っておらず、ことさら過激なものではない。外部からはわかりにくい日本共産党の成り立ち、組織構成、活動をわかりやすく解説し、筆致もきわめて冷静である。
 では、その本が何故これだけインパクトと説得力を持っているかというと、日本共産党内部、それもNo.4と呼ばれた著者が党の問題点を冷静に考察し指摘しているからだ。つまり、党員もこれらの問題点を薄々、あるいははっきりと感じているということなのだ。
 もし問題点に気付いていたのならば、何故内部から党を改革する努力をしなかったのか、という指摘は尤もである。そのことは著者も批判を甘んじて受ける、と書いている(党の内部でそれなりの地位で安住していたと告白している)。しかし書かれていることは特に内部事情を知らなければ、ということはなく、外部から検証可能な事実に基づいて書かれており、内容の信憑性を揺るがすものではない。逆に言えば、識者にとっては「既知のこと」だ。またセクハラ疑惑も冒頭に自身の立場を説明し、それ以降特に自己正当化を計ろうという描写はない。
 しかしその本が現存する日本最古の政党を揺さぶっている。正確には不破哲三陣営を、であろう。「しんぶん赤旗」の号外で大々的に筆坂氏と本書を糾弾するしながら(筆坂氏に反論してみろ、と言っている部分もある)、その記事を筆坂氏には送っていないという、完全にお笑い沙汰な党内向けのパフォーマンスをする一方、週刊朝日の記事においてコメントを求められると「話にならない」と言いつつ具体的な反論は一切しないというお粗末さである。これらの態度は「党首脳部は絶対間違いを犯さない」というポーズを崩さないと共に他に責任を転嫁し、国民に向けた宣伝活動が出来ないという、本書で挙げられた現日本共産党の問題点と完全に一致する。
 この本は、著者の私怨がまったくないかと言えばその可能性は否定しきれるものではないが、しかし日本共産党の完全否定の本ではない。日本共産党が国会質疑応答で果たした功績や、なにより末端の一般党員の地道な活動を尊重している。しかし「党本部は間違いをおかさない」という見栄のために現実を見ず、国民を見ず、ひいては末端の党員の現状すら見ようとしない中央、具体的には不破哲三陣営を、囲い込むように冷静に批判している。
 著者はこの本を契機に党員が党の問題点を認識し、党を立て直して欲しいと記している。実際、本著はそのきっかけとなるに足る本であると感じた。

[特撮] ボウケンジャー#13とカブト#16

  ボウケンジャー #13「かぐや姫の宝」。かぐや姫の残した宝をめぐって、ネガティブシンジケートとも異なる怪盗・セレネが出没。美人相手にブルーが大活躍? でもないか。セレネは今回限りのゲストキャラって気がするが、かぐや姫伝説を元にプレシャスを設定するのは中々凝っていた。

  カブト #16。偽名を使いシャドウの隊長としてZECTに入隊した天道。その真意は……って、やりたい放題だな、天道。「なんで入っていきなり隊長になってるんだよ!」という加賀美のツッコミに「俺様だからな」と自信にあふれた答えになってない答え。う〜ん。むしろ笑える。
 哀れなのはぽっと出、しかもライダーではない(と思っている)天道に隊長の座を奪われた影山。挽回をしようと独自判断で風間を襲うが、それが裏目に出て天道に罰としてサルでの皿洗いを命令され、「ヒラ隊員」呼ばわりした加賀美に仕事の雑さを叱責される。天道に言わせれば「俺様から見たらお前も加賀美も大して変わらん」ってことなんだろうな。天道らしい。
 天道がZECTに潜入した動機は、ZECTの組織力を使って偽装したワームと思しき医者の勤める病院に潜入するため。変なワームで偽装した医者に一ヶ月の猶予を与え、その間かわるがわるオペをしていたという。その後期日になった医者を襲おうとしてたから、単なる好奇心か?
 で、一人でワームの一体を倒そうとする加賀美を、超高速でこっそりサポート。気付かない加賀美もどうかと思うが、天道もなんだかんだで加賀美に甘いな。
 影山は調子を崩しっぱなしで戦闘のさなかザビーゼクターを落とし、それを拾った三島がザビーに変身。影山が苦戦したワームをあっさり倒す。立場をすっかりなくした影山、しまいには三島にすがりついて名誉挽回の機会を乞う始末。哀れだ。で、三島に与えられたチャンスのターゲットは……風間といっしょにいる少女・ゴン???


2006年05月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 茄子

 なんだか茄子がやたらと出回ってて、三本で百円だったのでつい買ってしまったが、一人で三本、姿焼きってのも芸がないなぁと思っていた。そしたら「チューボーですよ」で麻婆茄子を作ってたので、なんとなく麻婆茄子にしてしまう。
 ひき肉はたまねぎと炒めて小分けに冷凍にしてあるのがあるし、豆板醤、舐麺醤は常備してるし、しょうが、にんにく、ねぎもある。なんておあつらえ向きなんだ。ちとコクを加えるために赤味噌なども加えてみたけど、なかなかいい感じ。鷹の爪二本を種ごと刻んで加えたが、そんなに辛味がきつくなかったです。麻婆豆腐よりか、茄子は肉とも味噌とも合うから料理としてはより相性がいいのだろうなぁ。
 ちなみに、私、昔は全然茄子が食えなかったんですけどね。

  国際機関の分担金、滞納分を3年早めて納付へYONHAP news )。この辺の韓国の動きはなんなんだろうなぁと思う。アフリカ諸国へODAを約束したりと積極的に動いてもいるが、無目的にそんなことをするとも思えない。海底地名の根回しとか? それだとあまりに拙速で、目的自体も実利がなさすぎなような。それ以外に何かあるのだろうか?

  信頼できる企業1位は独、日本は9カ国中8番目business-i )。中国人オピニオンリーダーに対する意識調査の結果。他の国における日本企業のイメージと比較すると、中国においては特別に悪い、という話。ま、無理からぬところはあるのだけどね。ただ信頼を得るための取り組みの調査を見ると、どうも何が原因なのかがイマイチ掴みにくくもある。う〜ん。

  上海交通大学、「国産DSP」はニセモノ日経 )。結構大々的に報道されただけに、トホホな結果。目的は研究費目当ての詐欺か。

  家電量販店「ポイント還元も値引き」と公取が指針公表読売 )。まあ、しゃあないか、とも思うのだが、またこれでルールが煩雑化するとめんどくさいことこの上ない。

[その他] まじぽか#7とブラクラ#6

  まじぽか #7「まったりの呪文は十五夜」「合体の呪文は無敵ロボM5」。前半は十五夜でお月見にはしゃぎまくるりる。って、話はそれだけで終わるってしまう……なんでお月見でここまでテンション上げられるんだろう? って人狼なのはわかってるけど。人狼にとってはお花見みたいなものなのかもなぁ。しかしヤマ場を(わざと)作らないことの絶妙な掻痒感ときたら……
 後半は一転、熱血合体ロボットもの。鉄子がさらわれ、巨大ロボ「マジカル5」が合体できなくなってしまいピンチに陥る。って「5」? 一人足りなくない? と、良く見たら透明人間の5人目が……いつもはツッコミと解説役の声のお姉さん、ケイミィが初御目見え!? って、透明だから見えないんだけど……この手のギャグでは「ギャラクシーエンジェル」の第三期シリーズがかなりハイテンションで悪乗りを見せたのだけど、こちらも負けず劣らず。合体できないって、出撃前に気付こうよ。その後も三号機を二機出撃させてしまったりと滅茶苦茶に。っつーかM5の全身像、結局最後まで出なかったな……
 次回予告の各キャラの落書きは、いったい……

  BLACK LAGOON #6「Moonlit Hunting Grounds」。ネオナチ編完結。沈んだUボートからの回収を依頼された絵を、横からネオナチどもに掻っ攫われたダッジたちは、絵を取り戻すために夜襲をかける。それなりにかなりえぐい展開。黒幕はダッジたちに絵の回収を依頼した元ナチ幹部。目的は絵そのものではなく、敗戦を見越して隠した資産のありかを、そこに隠していたからだった。そしてダッジたちとネオナチを両天秤にかけていた。って良く考えると無用な二股だよなぁ、どう考えても。
 全体の流れで言えば先週ロックとレヴィの間の溝が明確にされたことが重要な話。で、次週は早々に和解してタバコの大門点け(笑)をするのだけど。


2006年05月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 田村高廣氏死去

  俳優の田村高廣さんが死去朝日 )。アクは強くないが印象の強い役者だった。個人的にはなんと言っても「兵隊やくざ」の有田上等兵、そして「助け人走る」の文さんこと中山文十郎だ。昨年亡くなった辻平内役の中谷一郎氏に続いて……今晩は助け人のDVDを引っ張り出そう。合掌。

[その他] ふさぎの虫

 いかん。いろいろ再発しそうだ。やっぱめんど臭い奴だなぁ、自分。


  補償金問題セカンドステージコデラノブログ )。
昨年末、法制問題小委員会で「廃止も含めて再検討」という結論に達した、録画録音補償金問題。ここまでの結論が出ておきながら、なんともう一回「私的録音録画小委員会」という同じ小委員会クラスの会を再編成して、事実上議論しなおしだという。

メンバーに音楽配信系ジャーナリストの津田大介氏がいることで安心している方もいるかもしれないが、前回の法制問題小委員会のメンバーでは権利者側が不利ということがわかったためか、今回の委員選定では補償金反対派がゴッソリ抜かれ、代わりに権利者側の人数が大幅に増強されるというフザケた事態となっている。この委員を選定したのは、やはり権利者が多数の文化審議会著作権分科会である。
 とことんしょーもない話。おまけに パソコンも私的録音補償金の対象に日経BP )。アホかい。そのうち「紙は楽譜を書けるから補償金対象」「人間の脳は曲を記憶できるから補償金対象」と言い出すんじゃないか?


  ジョセフ・ナイ米ハーバード大学教授に聞く日経 )。
「日米両国に加え、中国、インド、ロシアなどが一体となって、イランを説得し、開発を断念しなければ孤立すると告げることが肝要だ」「米国は北朝鮮と直接対話すべき」「中国はこの靖国問題に焦点を当てることで、アジアにおける日本のソフトパワーを減退させることに成功している。アジア各国を(日本が軍国主義を採用していた)1930年代に連れ戻しているのだ。もし、日本の首相がこの靖国カードを机の上から取り上げて、ポケットに入れてしまえば、中国からこの歴史カードという武器を取り上げることができる」
 ん〜、まあ、「強硬路線がいい」ってわけでもないし、専門家に向かってはなはだ失礼ではあるけども、ちと現状認識が色々アレな点が……と、 wikipediaでの紹介 を見てみると、「 カーター政権で国務次官代理(1977年-1979年)、クリントン政権では国防次官補(1994年-1995年)として政策決定に携わる」だそうで、路線としては納得かな?

[アニメ] ウィッチブレイド#7と涼宮ハルカ#7

  ウィッチブレイド #7「過」。雅音はクルーザーにあった、鷹山とNSWFの玲奈が親しげに写った写真を突きつけ、鷹山にNSWFとの関係を追及する。一方栞は玲奈の危惧どおりクローンブレイドに蝕まれ暴走。戦闘の快楽を求め、看護婦を殺し、更に強い敵を求めて再び洋上の雅音の前に立つ。
 物語の背景がようやく明かされた回かな? かつて導示重工とNSWFは共同でウィッチブレイドを研究し、その過程で鷹山と玲奈は恋人関係に。しかし自らの野望のため、ウィッチブレイドに適合者として選ばれた玲奈はウィッチブレイドを持って逃走。それを追い導示の出したエクスコンと、NSWFがウィッチブレイドを元に開発したクローンブレイドとが衝突、その最中ウィッチブレイドを発動させることが六年前の震災の引き金になった。って、地震を引き起こすってどんな武器やねん。w
 が、明らかになったのはそれのみではなく、暴走した栞はその挙句、結晶化して崩壊してしまう。そしてその危険性は他のクローンブレイドやオリジナルであるウィッチブレイドの装着者にもあるという。そんなもの研究して一体何をしようってのだろう。導示も、NSWFも。
 日常パートは相変わらずいじられまくるナォミに、クルーザーの写真から雅音の背後にいる組織を洗い出そうとチョーさんに調査を依頼する斗沢との会話を盗み聞きした梨穂子が、その会話内容を誤解しまくり。まあ、あのスケベジジイ丸出しな台詞じゃ誤解しても当然だよなぁ。斗沢は早々に雅音に手の内を明かし、導示との接触を試みようとするが、どういうポジションになるのか。導示も放っておくとは思えない。いや、むしろ記事を徹底的に潰す程度か?
 素のままの雅音と玲奈も初接触。お互い敵だけどビミョーな距離感。ついでにその場に梨穂子もいたけど、2chのスレで「梨穂子と雅音って母娘なのに似てない」「むしろ玲奈と似てる」って意見があったのも気になる。梨穂子って、基本的にヒロインポジションだよな……

  涼宮ハルヒ #7「ミステリックサイン」。またまた飛んで「憂鬱」後の話。一向に依頼人の現れないSOS団に初めて依頼人が訪れる。コンピ研部長の彼女と名乗る喜緑さんによると、コンピ研部長が行方不明となったそうで、ハルヒは初依頼に喜び勇むのだが……
 う〜ん、小休止、っぽくあるかな。あと、長門のクローズアップがちょっと行われた。最後の長門への疑問は「消失」へ繋がるのだけど、どう考えてもそこまで今テレビシリーズでやるわけはない。喜緑さんが何者かとかもまったく投げっぱなしになるだろうなぁ。まあ、今回長門と古泉がはっきりとしたビジュアルで超常能力を発揮したことで、「こいつらひょっとしてただの電波集団?」という疑惑は排除されるわけだが。次回は「孤島症候群(後編)」あ、そこまであちこちすっ飛ばしじゃないんだ。


2006年05月19日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] SPEED GRAPHER#5〜8

  SPEED GRAPHER #5〜8。
 逃走する雑賀と神楽は、ゴムのユーフォリア白金に続き、水天宮の刺客であるダイヤモンドのユーフォリア・小金井夫人とドリルのユーフォリア・溝ノ口医師に立て続けに襲われる。ボブの「妹」のオカマパブに潜伏し、初めて年相応な笑顔を見せる神楽に撮影意欲を掻き立てられながら目覚めた「写殺」能力ゆえにそれが出来ないことに悶々とする。また、身を寄せた医師・両国の診断により、神楽の脳に腫瘍があり、長くてあと半年の命であることを知り、何も知らずに笑っている神楽を見て苦悩する。
 雑賀が姿をくらませたのは何か事件に巻き込まれたからだと直感した六本木警察署の銀座ひばりは、彼の旧知の編集者である戸越の元を訪れ、戦場カメラマンだった雑賀の過去を初めて知る。
 そして水天宮は彼を裏切りギャラの上乗せを要求してきた小金井夫人を自らの能力で粛清し、また洋上のタンカー内に築いた実験施設で、天王州神泉にも秘密にとある計画を進めるのだった。

 変態バトル二連続ですな。小金井夫人はダイヤに執着するあまり、彼女にダイヤを買う金を工面しようとして保険金を自らにかけ自殺した夫の死まで、ダイヤへの執着の正当化に用いる。「お金よりも大事なものってあるんじゃないですか!?」と訴える神楽に「ないわ」と断言する小金井夫人の対比が、この番組の基本ラインの一つなんだろうなぁ。制御されない欲望に振り回される者と、もっと基本的な大事なものを求める者。その意味では天王州神泉と水天宮寵児は、前者側の代表であるはずなのに、ちょっと違う印象なのだよな。
 雑賀と神楽を追う水天宮の手先の辻堂・新治(にいはり)・真壁の三人組だけど、新治が「お袋に似てるンだよナァ」とダイヤを欲しがる小金井夫人のために宝石強盗をしたり(自由裁量で必要経費として落とせないのか)、その際に「俺の最初の仕事も宝石強盗だった。お袋に贈ったら喜んだっけ」と真壁に語ったり、小金井夫人の裏切りの後に「俺のお袋も俺と親父を裏切ったっけ」と漏らしたりと、こちらも妙に味がある。
 コミック版だと小金井夫人はむしろ「夫への愛情のためにダイヤを求めつづけ、また夫を追い詰め自殺に追いやったきっかけの水天宮を恨んでいた」という展開になっていたが、こちらでは完全に金の(ダイヤの)亡者。戦闘もノリとテンポ重視で、コミック版だともうちょっと知略合戦を一ひねりしてる印象がある。ドリルで歯を削ることに偏執する溝ノ口医師は、変態的なんだけど、わりと純粋な変態さんで、底が浅いかなぁ……でも身体から生えたドリルで女の歯茎を削り歯を取り出す姿は、生理的に色々アレだ。
 楽屋裏で陽気なオカマさんたちに囲まれ、初めて見せる神楽の幸せそうな笑顔が印象的。
 ところで神楽役の斉藤圭って、現真藤圭だよね? 実は天然お嬢様役が売り?

[その他] 実写版……

  ドラマ版プリンセス・プリンセス公式サイト 。いや、マジでカンベンしてください。

  佐藤優の地球を斬る/遺棄化学兵器に新史実!?business-i )。以前書いた旧日本軍の兵器移譲についてのコラム。この資料発見についてのネットで参照できる記事は、多分これが初めてだと思うので。

  共謀罪:修正協議は不調に終わる 採決は見送り毎日 )。共謀罪の法案やらなんやらは wiklipedia ででもどうぞ。「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」に伴い整備が進められてたのが共謀罪だが、ちょっとその主旨を外れた法案であるのは確か。まあ、「酒場で言い合ってる愚痴すらも」ってのは実際にはないだろうが、まあ、吟味しなおす必要はあるだろうなあ。法案読むと、よくわからないところもあるが適用対象が概ね曖昧な感じだもの。

  国連特別報告者ドゥドゥ・ディエン氏が非公式に来日livedoorニュース )。「国連特別報告者」というと大層な肩書きですが、その本体の「国連人権委員会」が大分箸にも棒にも引っかからない組織だったりして、ウトロ地区について実際の経緯無視で「人種差別」という報告を出した(実際は地区の権利を譲渡された在日コリアンと居住する在日コリアンの間の争いで、日本人は現時点で問題の中心に介在しない)ことで、ネットでは一気に物笑いのタネになった人でもある。詳しくは Irregular Expression: 悪辣、国連人権委員会を利用した情報戦愛・蔵太の少し調べて書く日記:国連人権委員会とその関係者を政治的に利用している人たち(3)mumurブルログ:ウトロの件で民潭に電話したよー を見ると面白おかしくまとまっている(「隠しておきたかったんですよ」って……)。
 またどっかの人権擁護団体とずるずるベッタリなんだろうなぁ、とかしか考えられない自分。

[アニメ] ホスト部#6と吉永さん家#6

  ホスト部 #6「小学生ホストはやんちゃ系」。女性を喜ばせる技を教えて欲しいと、初等部の嗣郎が弟子入りを志願してくる。生意気な嗣郎にむっと来た環だが、散々おだてられてその気になる。が、嗣郎は実は外国に転校するガールフレンドのために、女性の喜ぶことを知りたがっていたのだった。
 蓮華、なんだか独特の地位を築きつつありますな……「強力モーター」でせり上がり、はもはや基本になっている。ホスト部部室そのものがもはやなんでもありだが。あと、やんちゃ系って分類はなんなんだか……そんなものなのか? なのか?
 話自体は安定路線で安心して見られる。展開は王道だったけど、いいところを見せたと思ったバカ王子、やっぱり最後で落とされちゃうのね……

  吉永さん家のガーゴイル #6「もう君の歌は聞こえない」。ヘルメットをつけていたことにより、植物を食べたり傷つけたりすることが出来なくなってしまう双葉。しかしそれでも花子との約束を果たすためにもう一度ヘルメットを貸してくれとイヨに頼み込む。しかし、ガーゴイルに敗れたオシリスをパワーアップさせるため、ヒッシャムは強靭な遺伝子をもつ花子に目をつけていた。
 オシリス極悪。今度は実態そのものが女性化(上半身だけだけど)し、さらに花子と一体化してしまったことで双葉はガーゴイルに彼女を傷つけないでくれと懇願する。しかし周囲の草木を傷つける姿を見て、オシリスは花子ではないと目を覚ます。
 でも、実は花子は場所を移して遺伝子サンプルを取っただけで、無事。ヒッシャムは国に緑を取り戻す研究をする資金を得るため、ガーゴイルを倒して名声を上げようとしているだけなので、基本的に善人なんだよな……ハミルトン以外悪人がいない番組だ。
 花子は無事だったものの、一年草なため、結局別れを迎えることに……双葉と会ったら歌えない、という花子は、和己を呼んで最後に歌を歌う。花子がいなくなったことを知らない双葉が、オシリスの操る携帯から花子の歌が流れていることに気付く演出は中々良かった。
 次回は唯一の悪人、ハミルトンの登場? 原作をぱらぱら見ると、狂気に走ってしまったけどもハミルトンも元から悪人ってわけではなかったようなのだけどなぁ。


2006年05月20日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] うたわれ#7とデモンベイン#1と徹之進#19

  うたわれるもの #7「皇都侵攻」。おもいきりはしょりまくり。つか、帝の軍のしょぼさばかりが強調されていたような……シミュレーションRPGならおそらくここで攻略マップが幾つも入ったのだろうが、ドラマ的には端折れるということで端折ったのだろう……いや、端折っちゃだめじゃん。「ゾイドジェネシス」では1クール近くかけてやった展開を、一話でまとめようなんて……と比較すると「別作品を持ってきても」と思われるかもしれないが、次第に様々な勢力を合流して大軍になっていく過程には内部勢力の思惑や利害関係の対立、軍組織自体の再編、そしてそれに伴うトップの立場の変化ってものが当然存在する。そのドラマ抜きに破竹の連勝されても、敵のショボさに脱力するだけ。敵ボスのしょうもなさもその脱力感に拍車をかける。話数の制限があるとはいえ、これは端折りすぎだ。あるいは本当に本編には出さずにクライマックス部分まですっ飛ばすべきだった。
 今回終盤のベナウィの会話も、あっさり死の覚悟を翻すようにしか見えないし……いろいろこの後の展開が詰まってるせいでもあるらしいけど、これ以上は見なくてもいいかなぁ。なにを見せたいのかがわからない。

  機神咆哮デモンベイン #1「I AM PROVIDENCE」。え〜、実は原作ゲームは積みゲーです。すいません。冒頭の文章で「うにゅう」となってるうちに、ハードの不調でうだうだして、そのうち流れてしまって……まともに見たのは前日譚のノベライズだけで。
 で、アニメの方はかなりテンポ良く展開している。重大な伏線も含まれているのはさすがに急ぎすぎな感もあるが、1クールってことも考えれば仕方ないだろうし、情報としては消化不良になるギリギリまで詰め込んだ感じ。まあ、これなら見つづけてもOKかと。
 ところでギターケース型ランチャーをぶっぱなす際のシーン、あれやればこっちは喜ぶと思ってるだろ? いや、喜んだけどさ。でも狙いすぎ感が……

  徹之進 #19「てつのしんダイエットさせる」。ルミちゃんにおやつをねだったのを怒られ、すねた徹之進は太りに太ってまともに歩くことすら出来なくなった犬・ゾンと出会う。このままでは健康に関わるということでダイエットさせようとするが、そのついでに飼い犬のダイエットビジネスを思いつく。しかし徹底的に甘やかされた犬たちを運動させるのに、徹之進たちも一苦労……
 飼い犬に気をつけないといけないことシリーズその二。犬に人間の食べ物は基本的に塩分やカロリーが高すぎるので注意が必要。で、中国での料理修行から戻ってきた犬楽園の新メンバー・チャウチャウの周さん自慢の薬膳中華とビクトリアの完璧なスケジュール管理で一旦は健康な身体を取り戻す犬たち。ところが飼い主に甘やかされ再び肥満になって戻ってきたのに流石に犬楽園の犬たちも激怒。「犬のことを考えるなら、必要な時にはたたいてでもやめさせるのが愛情」と飼い主たちを叱咤する。ここらへん、冒頭で徹之進を叱ったルミと上手く繋がってる。
 で、周さんの料理でも痩せなかったゾンをハカセの発明で無理やり痩せさせると、その正体は……麗華のところのジョン? 危うく犬楽園の秘密をばらされそうになって催眠術で記憶を失わせ、注意書きと共に黒金家へ送りつける辺り、犬楽園の犬たちもなんというか。麗華もジョンに人間のお菓子を与えてたのは悪気があったわけでなくって単に知らなかったって辺りが、憎みきれないところ。「犬の健康に悪い」と何度言ってもお金を出せば痩せさせられると考えてる飼い主たちよりは。
 あと、周さんの料理の試食シーンは、やっぱアレのパロディか。最近じゃ再放送もあまりやってないけど。