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hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

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2006年03月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] いきなり見た目が変わって

 明るくなってますが、気にせんでください。
 友達から HNSのセキュリティホールの件 を知らせてもらって、対応版にアップデートした時にうっかり今までのテーマを消してしまって、面倒なんで tdiary-hns-theme を導入しただけです。面倒だから今のところテーマは同梱されてたcloverです。似合わないって? ほっといてください。クローバーはアイルランドの象徴なんだから。これは四つ葉だから意味ないけど(アイルランドにキリスト教を布教したSt.パトリックが、クローバーの三つ葉にたとえて三位一体を説教したことが由来だから)。
 まだテーマを探してますんで、これで固定かは不確定です。上の注意書き等も一度整理。後で色々考えて元に戻すかもしれません。

  HP解禁、メールはダメ ネット選挙で自民が中間報告朝日 )。わりと原始的な手段だけど、人間セキュリティホールの可能性も考えると、妥当な案かなぁ。まあ、これで自身のブログで迂闊な発言して炎上して選挙に影響が……なんてことがあると 面白い 深刻なことですが。

  「最高の気分でした」 荒川選手が文科相に報告山陰中央新報 )。 君が代が流れた表彰式について小坂文科相に感想を尋ねられると、「誇りに思いました」と話し、記念撮影に応じていたとのこと。荒川選手が君が代についてどう思ってるか、ということはさておき、個人個人が国家や国旗に対しどう思うか、ってのはそれぞれ自由だが、こういった公式の場に出た場合の礼儀、立ち振る舞いというものがある。それをきちんとわきまえるようにするのもまた教育で、学校での国歌斉唱や国旗掲揚への反対は、そういった教育への反対でもある。「崇拝の対象」ではなく「尊重の対象」であるということを教えるということならば、否定する側の論拠は思想信条の自由だそうだが、そういう「公式の場での常識」の前提を教えることを否定する根拠としては弱すぎると思うのだが……

  堀江メール:永田議員が謝罪会見 半年間の党員資格停止へ毎日 )。 しかし、虚偽情報と認めるかについては「全くの事実無根か、一定の事実を含んでいるのかは現在も調べが残されている」と述べ、明言を避けただそうで。微妙な表現ですが、イメージ戦略としては武部氏の子息とライブドアの疑惑については触れず、証拠能力のないメールを用いて個人を糾弾したことのみを詫びるべきだったでしょうね。氏としては自分の面子を守りたかったのでしょうが、完全に逆効果。疑惑をまだ使えるカードと思ってたのかもしれないけど、民主党としてはそういうことを言わせてはいけなかったんでは……

[その他] 買ったもの・引き取ったもの

 ・ よくわかる現代魔法/桜坂洋
 ・ All you need is kill/桜坂洋

 先週SF関連の人と飲みに行ったときに桜坂氏の作品の話が出て(私は スラムオンライン しか読んでない)、「代表作は?」ということで名前が挙がったので。

 昨日書いたとおり、修理に出していた自転車が戻ってくる。修理箇所は破れたサドル、前側の切替え装置(グリップも)、ブレーキパッド・ブレーキワイアの交換、後ろ側切り替え装置の修理、しめて1万2千円ばかり。ま、しかたないですわな。部品交換部分以外はサービスしていただいたし。でも今日は雨で、引き取っても使えない……トホホ。おまけに傘を間違えて持ってきてしまったから、後日返しにいかないとなぁ。
 その他、引渡しの約束をしてたものの仕込み。半分がた終わった。

[アニメ] ノエイン#20

  ノエイン #20「モウイチド・・・」。ラクリマにさらわれたハルカとユウを救い出そうと、カラスをラクリマに送り出すべく協力するトビたちと内田たち。その頃、ハルカとユウは龍のトルクの力により評議会の手からは逃れることはできたが、当て所もなくさまよっていた。そんなときミホの娘のリリに再会し、一般居住区に落とされたアマミク=アイの元へ身を寄せる。しかしそこでユウの様子が急変、苦しみだし、レイズ化していってしまう。量子的に全ての存在が不安定なラクリマでは、量子コンピューターにデータ化されて観測されてない人間は存在が確定されないのだ。龍のトルクであるハルカがユウの死を見てしまえば、その死が確定されてしまう。そのためには生きたユウを観測しなければならないのだが、生きたユウはシャングリラに呼び寄せられていた。ハルカはユウのため、アマミクの家を急襲したクイナと共に、シャングリラへ向かうことを決意する。

 「シュレディンガーの猫」なのでしょうね。まあ、量子的な現象や思考実験をモチーフにしたSFファンタジーですので。アトリはやはり記憶を取り戻していたようだが、何故かカラスを襲うことをせず協力的な態度を見せる。カラスをラクリマへ送るためにトビは内田の量子コンピューターを使うが、出力が足りない。それを補助したのが、コサギが持っている、クイナの置いていったストレージユニット。
 全員の協力によりラクリマに送り出されたカラスだが、ハルカはユウを救うため自らシャングリラへ。だが、一緒にやってきたクイナはシャングリラでは存在が確定されず、拒否されたかのように青い雪になって消えてしまう……幸せを求めて逃げた男の哀れな末路。
 一方ユウはノエインにより衝撃的な事実を聞かされる。「フクロウ=イサミを殺したのは十五年後のユウ……すなわち、私だ」と。
  公式サイト にある「僕の大切な人を奪いにきたのは、僕だった」の「奪いにきた僕」ってのは、カラスじゃなくってノエインだったんですな。これまでも伏線は貼られていたけど。もう一人の十五年後のユウであるカラスと対比してあまりに歪んでしまったノエインは、何が起こったユウなんだろう? そのノエインのいるシャングリラはラクリマと比べてきれいだけども、幽霊都市のようでもある。ハルカによってぎりぎり存在を確定されたユウだが、「未来の自分」が「未来の親友」を殺してしまったことを、どう思うのだろう?
 他にもハルカからフクロウを殺したのはカラスではないと聞いたアマミクとか、カラスが遊撃艇をハッキングするシーンだとか、なんだか見所多くて書き切れねっす。


2006年03月02日(木) 旧暦 [n年日記]

[メモ] RSSライブブックマーク追加ボタン対応

 RSS生成のCGIは同梱されているので、ライブブックマークに対応させる。
 themeのフォルダのconfig.phに
<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="./rss.cgi">
を追加するのみ。って言っても、hnsのrssって動的なので、rssの利点は使い尽くせてなかったりする。自分で静的に書き換えろって? いや、それが面倒だからこうしてるわけで。
P.S.あ、どこに追記するかってのを書くのを忘れてた。"<link"で検索して引っかかった場所あたりに、適当に。(いい加減)

[その他] いきなり見た目が変わって(2)

 自分でも戸惑ってたり。面白いっていや面白いんだけど、さわやかな色合いと全然さわやかでない内容のギャップが、自家中毒を起こしそうです。色合い自体は実は結構気に入ってるんだけどなぁ。気になるなら変えるべきなのだけど、コントラストが強すぎると目に痛いし、さて、どうしたものか……

  日刊リウイチ さんのところに スタジオジブリ 製作の「ゲド戦記」の、アサヒ飲料とジブリによるタイアップ発表会の話が。なぜタイアップするに至ったかの話も面白いのだけど、「なぜ門外漢である宮崎吾朗氏を監督に登用したか」の話が更に興味深い。皆「親の七光り」とか「話題づくり」という目で見がちだが、実際には「ジブリの世代交代の為」ということが大きいらしい。
 宮崎駿氏による「口の出しすぎ」で次の世代の監督が育たず、それでは宮崎氏らが監督できなくなった後、ジブリの社員たちが路頭に迷う。ということで、実子ならば宮崎氏も口出ししづらかろうという鈴木プロデューサーの戦略らしい。無論、宮崎吾朗氏に監督の能力があると見込んでのことでもあったらしいのだが。「ハウルの動く城」の監督として招かれたはずの細田氏が結局降板したのも、そういった背景があるのかもしれない。言われてみれば、中小企業の世代交代の為のもろもろな人事であり、納得。
 上記の記事中にも「 宮崎駿はよくいえば親切なんだけど、悪く言えばお節介で」とあるが、おそらく欲目とかいうことではなく、実際そうなんだと思う。個性の強烈さもあるだろうが、あの世代には、今から見ればほとんど何もないところから自分でなんでもやってきてもろもろのものを構築してきた人が多いので、若い人がもたついてるように見えるとつい自分で口や手を出したくなるのだろう。私もそういう人の下で仕事をしたことがあるから、なんとなくそうだろうと感じるのだけど……アクティブで、一から自分が構築に関わってきたという自負があり、無論尊敬はとても出来るしするのだが、その自負ゆえに自分の方法を押し出し気味でなかなか若い人は大変である。
 いずれにしても鈴木プロデューサーの戦略は今のところ上手く行ってるようで、あとは作品としてどうか、ということになるが、まあ、ある程度は期待して見守りたい。

  1日3合でリスク2.3倍=酒と自殺の関連調査−4万人対象・厚労省研究班時事 )。え〜っと「合」ってことは日本酒だよね? 一日日本酒三合って……それと月に1〜3回って随分間に開きありすぎません? まったく飲まない人も自殺率が高いってのは、なんなんだろなぁ。ストレスが溜まるってことなんだろうか?


2006年03月04日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は木登り、etc.

 今日は野外教室系のイベントのお手伝いで木登りスタッフをやって来る。イベント手伝いだとあまり登らないんだけど、今日は結構登りましたわ……ハンピング(足紐を使わず、身体の勢いでロープを登っていく方法)も結構使ったんで腕も疲れたし。その代わり、これまでやらなかったような樹上の作業とかもいろいろやったんでいつもより経験値多め。
 で、その時気づいたんですが、ちょっと右手首がおかしい……普通に動かすくらいは問題ないんだけど、大きく曲げたりひねったりすると、違和感程度の痛みがある。捻挫でもしたのかな? よくよく考えると結構前からそんな感じなので(無意識にあまり大きく動かさないようにしてかばってた)、今日ひねったってことではないのだけど。
 で、家から帰ってつらつらPCのイベントログとかを見てて、ネット不調の原因がひらめく。で、応急処置をやってみると……ドンピシャでした。なんだ。内的原因でなく外的原因か。道理でいろいろやってもダメだったわけだ。みんな、じぶんちのPCのことは気をつけろよ?<誰に言ってる&何様だ?

[アニメ] ムシキング#48

  ムシキング #48「輝きの森」。ようやく最後の目的に到着する一行。輝きの森にあるのは巨大な光球、そしてそれを抱くように立つ枯れかけた樹だった。光球は森の民たちの魂で、全てをやり直すために旅立つための「船」でもあった。そして樹は船を旅立たせまいとしていた。その大樹がポポに語りかけ、最後の真実を告げる。
 デュークはポポの父親ではなかったけれども、アダーがなぜ「お前の父はすでに森の民ではない」と言ったかの意味が明かされる。そして森の守護者の役割と、ムシキングとチビキングの秘密。父と子、旅立とうとする者と残ろうとする者。最初から構図ははっきりしてたんだな。実は。
 「惑星の住人が実は船の部品」って、ゼノギアスとかもそうだったみたいだけど、どこらへんからたどれるネタなんだろう?

[アニメ] しにがみのバラッド。#1

  しにがみのバラッド。 #1「きみのこえ」。WOWOWノンスクランブル枠新番組。ライトノベル原作。話としては色々欠点や突込みどころがあるのだけど、全体的には及第点か。なにより、演出がまともなのが見ていてほっとする。絵コンテの段階が酷いだろうなぁ、と想像されるものが昨今多すぎるので……同時間枠の前作「 半分の月がのぼる空 」はかなりダメで、一話で切ってしまったがこれは見続けられそう。
 望月監督はじめ、製作スタッフが「 絶対少年 」と多く重なっているせいか、やはりそのカラーを感じる。メイン二役の声が谷川希紗と海野潮音なのが、ちょっと懐かしい感じ。

[アニメ][マンガ] 練馬大根#8とかしまし#8とその他

  練馬大根ブラザーズ #8「俺の激安ロケット発射寸前!」。今回は超激安安売り店がターゲットだけど、話の中でこれがターゲットでなくてはならないという必然性自体は薄いよなぁ……でもキャラクター同士の相関がコロコロ変わって、それが面白い。ユキカ、いきなりイチローに転向かい。なるととパンダとは大分違うよな……

  かしまし #8「見ているだけが…」。とまりたちのアドバイザー、というか傍観者のあゆきがメイン。まあ、自分がサブキャラと自覚して開き直ったサブキャラだ、という話。全般的に作画や演出が空振り気味だったのが多少気にはかかった。まあ、よく言えば観察者、悪く言えばピーピング野郎(女だけど)ってことなんだけど、単に「傍観者です」と宣言しただけのこととも言え、一話丸まるつかった割には掘り下げがなかったとも言える。まあ、ショートカットメガネが多く映ったってことで個人的にはいいけど。

 週刊チャンピオンはバタバタと連載終了がはじまってる。「アクメツ」はきっちり終わりそうだからいいのだけど、「ガキ警察」は順当なラスボスだけどやはり急ぎ足の感があり、「フットブルース」も面白くなり始めたところでの次回最終回。「サイカチ」もどうにも急ぎ足なキャラのイベントの片付け方……かなり連載の入れ替えをするらしいが、事情が見えず、若干不安。サイカチはそれなりに反響ありそうだったんだけど、まあ、ネットの反響はあてにならないからなぁ……
 で、いろいろ新人賞受賞の新人を次回から大量投入するらしく、今回おそらくその中のメインであろう梅田阿比氏の受賞作品が掲載。いろいろ未熟な点は感じるが、それなりにはまとめている……けど、次号からいきなり新連載らしく、それが一人ならともかく大量に、ってのが、なんだかよくわからない。いきなり新兵を戦場に送るようなものだとも思えるが。それにしても「阿比(あび)」って、かなり印象に残る名前だな……


2006年03月05日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エウレカセブン#45とゾイドG#47とマイメロ#49

  エウレカセブン #45「ドント・ユー・ウォント・ミー?」。スカブ化していく自分の身体に不安を抱くエウレカにレントンは迷わず彼女を受け入れようとするが、二人の絆を感じた子供たちとレントンの間に亀裂が……一方、「ray=out」のグレッグとノルブの対談を見たドミニクとユルゲンス艦長は、デューイが本当に人類の危険を顧みずコーラリアンを殲滅しようとしてるのか、ゲッコーステートに確かめに行く。
 レントンとエウレカサイドは相変わらず地味に進行してるけども、残されたゲッコーステート側は大きく情勢が変化。レントンとエウレカが表紙のray=outはゆっくりと着実に市民たちに浸透していく。そしてデューイの行動は世界を破滅に導くと確信したユルゲンス艦長たちは軍からの離反。もっともドミニクはアネモネのためだけども。そしてドミニクとゲッコーステート、初の対面は……あ〜、確かにここまでレントンとそっくりとは思ってませんでしたわ。(笑) このままゲッコーステートに残るのかねえ。いいおもちゃにされそう。

  ゾイドG #47「決別」。ソラシティから生還したザイリンの見たディガルドは、以前とは様相をまったく異にしていた。ジーンにヴォルケーノにあった装置のことを問い詰めるザイリンだが、はぐらかす態度にザイリンは彼への疑惑をより強くする。そんな時、再編された部隊の名簿に何故かバイオゾイド適性のない幼馴染のウィップスの名があるのを見たザイリンは事情を確かめようと官舎へ向かうが、そこで見たのは機械兵の恐るべき秘密だった。
 いきなり設備の規模と機械化が増大してるディガルドの様子はともかく、ザイリンとジーンの決別、まではタイトルと次回予告で予想してたけども、予想外のことが今回多かったですわ。ロボになって復活したゲオルグ(しかも3DCG。微妙なダサ感がなんとも言えない)は驚くより笑ってしまったけども、自らを唯一絶対神と称し始めたジーンはイっちゃってすぎててびっくり。「お前は鼻田香作か!」というツッコミすらしばらく思いつかなかった。唯一絶対神なら又吉イエス先生の方がまだステキです。
 そしてザイリン離反の直接のきっかけになった機械兵の秘密。機械兵は実は、適性のない人間を材料に、擬似的に適正を持たせた機械化したものだった。なんで中将クラスでそんな重大なことが知らされないねん、って突っ込みは置いといて、機械兵の設定は単に露骨に人殺しシーンを出さないための配慮かと思っていたのでびっくり。ザイリンの幼馴染ウィップスもやはりその材料に……変わり果てた友から知らなかった秘密を聞かされ、愕然とするザイリンはジーンとの決別を決意する。でもそんな時にもルージ萌えなあたりがやっぱりザイリン。(笑)
 で、なにより最大のびっくりは、フェルミもジーンから離反したことだったり……享楽主義者、というかトリックスターであることを楽しんでいるトリックスターがフェルミの立場だったのだけど、自らを唯一絶対神とするジーンのやり方はフェルミにとって「退屈」だった模様。思ったよりつまらない男だった、ということか。ソラシティを落としたグイ部隊を率いてたのをはじめ、彼女は弁解の余地なくわかってて被害を大きくしてきただけに、ジーンから離反しても正義の味方って感じはちっともしないよなぁ……しかしこいつといいジーンといい、ソラシティ、絶対人選間違えまくってるって。(笑)
 ソラシティからの難民はとりあえず農作業やらに勤しんでるけども、当然慣れない農作業にへばりぎみ。もっとも、実際はこんなものじゃ済まないと思いますが。だってペ○ンの青白いインテリが再教育と言って地方の不潔な農村で働かされるようなものだしなぁ。(この例がなんの話かは深く突っ込まないでください。)

  おねがいマイメロディ #49「ポエムが書けたらイイナ!」。とりあえずマイメロに先駆けてクロミの黒音符が百個あつまり、バクの抵抗も空しく柊の手に入ってしまったわけだけども……マイメロ側も百個まであと一個だけど、でもマイメロの音符ってクロミの黒魔法を解いて出てくるものだから、自発的には何もできなよなぁ。どうするんだ?


2006年03月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[映画] ああ爆弾

 昔かたぎのやくざの親分・大名(おおな)は、服役をおえて娑婆に出て、あまりに勝手が違っているのに驚く。何より、出迎えに来るはずの子分が一人も来ない。唯一迎えに来た息子に話を聞いて事務所にいくと、そこは近代的な企業になっていて、見も知らない男が社長に居座っている。大名がいない間に彼の愛人の兄と名乗る男が組を乗っ取ってしまったのだ。その男矢東は実はもちろん兄でもなんでもなく、新興のやくざ者。彼は堅気の社長のふりをして、市議会議員にまでなろうと画策していた。
 組はおろか家まで取られた大名は矢東に復讐を誓い、服役中に知り合い大名を慕っていた爆弾魔の男に声をかけ、万年筆に爆弾を仕込んで矢東を殺そうとするのだが……

 なんというか、なんとも説明に困る作品。基本的には古いやくざの親分が組を乗っ取った男に復讐しようとするスラップスティックコメディなのだが、これがミュージカル仕立て。しかもただのミュージカルではなく、和楽、というか能のスタイル。昔かたぎな親分サイドは能、新興の頭脳派やくざの社長サイドはジャズという対比になっている。古臭い、と思わせずにこれが妙にテンポの良さを感じさせ、むしろジャズ調の方がのっぺりした印象。日本人の感性に合ってるってだけじゃなくって、無音と有音、リズムの緩急がよりはっきりつけてあるし、効果音的で動作の面白さにも通じている。ああ、「能」ってそうやって見るものなんだな、というのがちょっとだけわかる気がする。
 昔かたぎの親分を伊藤雄之介氏が演じてるのだが、これがまたちょっと困ったような渋面のコワモテ顔で、画面にあの顔が出てくるだけで笑えてくる。親分の幼馴染の小心者のタクシー運転手シイタケや、親分に杯をもらおうとする爆弾魔など、概して親分側の人間の方が顔だけでキャラクターが立ってる。社長は中谷一郎氏が演じているが、七三の髪にメガネのインテリ風で最初中谷一郎が演じているとは気づかなかった。でも新劇調の動きでひょこひょこ動いていたりするのは楽しいし、「暴力は嫌いだ」と言いつつ影ではすぐ鉄拳制裁してたり、「ペンこそわがいのち」というキャッチフレーズに反して実は読み書きが全然できなかったりと、妙でそれなりに印象に残る。
 話は主に社長を狙った爆弾仕込の万年筆が、あっちへ行ったりこっちへ行ったりの騒ぎが主になるのだが、そのアイデアに頼った映画ではないし、この映画、どういう映画って言えばいいのかなぁ……万年筆爆弾で人殺しをしようってんだから陰気な方向に流れそうなのだが、妙にそういう雰囲気はない。なんだかヤケクソ気味な明るさがダダ溢れまくってる。伊藤雄之助の顔だけで十分不気味だろ、と言われればそれまでだが。

[アニメ] よみ空#9とタクロア#9

  よみがえる空 #9「少年の旅路(後編)」。まあ、思ったとおりの予定調和、と言ってしまえばそれまでなんだけど、イマイチ全般的にピントのぼやけたドラマ作りだったような。父親に対する反発がどのようなものか、よくわからないので感情移入が難しい。拾ったミニカーをめぐってのあれこれも同様。水商売のお姉さんの気風はちょっと良かったかもしれないが。

  タクティカルロア #9「バタフライ・フィッシュ」。お互いを意識しまくってコミュニケーションがずれまくる漂介と七波。漂介はともかく、七波がここまで急速に漂介を異性として意識しまくるってのは、急というか、ご都合主義だが、まあおいとこ。漂介と七波はやはり実の姉弟ではなく、再婚の連れ子同士だったようで。まあ、そうでなきゃいくらこういう狂った世界観でもなぁ。漂介は七波のことばかり気にしてるのに想いが通じたと一人浮かれまくってる翼の噛ませ犬っぷりが痛々しい……いきなり「凪宮翼」は、ちょっと妄想爆発させすぎかと。新しい敵はオカマの潜水艦乗り? メガネでチャイナなお姉さんの口から男の声が漏れるのは、ガックリ。orz

[マンガ] 書き忘れとか

 自分とこの掲示板のOURsの感想にうっかり書くのを忘れてたので、こちらに。
 OURs今月号にて「ウチら陽気なシンデレラ」が連載終了。班長の山田さん退職にあわせ、せめて山田さんのいた班を維持しようと全員でリーダー資格試験を受験、晴れて今月号で全員合格するが、逆にそのことでメンバーそれぞれに新しい職場の引き抜きが……「山田班みたいな班をあちこちにつくりたい」と、結局みんなそれぞれの道を歩むことに。見事な最終回。正直、OURsの四コママンガでは「ヒミツの保健室」より高く評価していたが、その期待にたがわぬラストでした。ご苦労様でした。

  コミックフラッパー 4月号。まだらさい「陰からマモル」が一旦連載終了。ただし、メディアファクトリーから創刊予定のコミック誌上にて連載再開の予定とあり……どういうコンセプトのコミック誌なんだ? 竹本泉「さくらの境」は相変わらずゆるゆるっといい感じ。新谷かおる「刀神妖緋伝」は、OURsの「RAISE」と違ってちゃんとペンは入ってたけどページ数が妙に少ない。どうしたんだろう? 環望「DANCE IN THE VAMPIRE BUND」も相変わらず好調。あらゐけいいち「カゼマチ」、荒木風羽「はなまるっ!」、豊田アキヒロ「クロてん」と、四コマ連載陣が妙な味を持ってるのも微妙にツボにはまる。でも、誌面全体的なインパクト不足は否めないんだよなぁ……

[そのた] 「はやぶさ」の消息

  松浦晋也のL/D にて 「はやぶさ」の原状についての記者会見の内容 がUPされてる。本当に満身創痍な状況ながら、なんとか帰還を試みているよう。壮絶ともいえるはやぶさの状況もびっくりだが、リカバリの手法から垣間見えるスタッフの意欲と努力と技術には本当に頭が下がる。


2006年03月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[映画] みんなのいえ

 新居を建てようとしている脚本家の飯島夫妻はモダンな家にしたい妻の後押しで知り合いのインテリアデザイナーに家の設計を依頼し、実際に家を建てるのは大工の義父に頼むことにした。
 ところが「近代建築の粋を集めた家を建てたい」というデザイナーと、「昔のようにしっかりした家を建てたい」という大工の義父はことごとく意見が対立。デザイナーはふてくされるし、大工の義父は勝手に設計を変更してしまうし、さらに風水や占いに凝る母親まで口を挟んできてその間で飯島は右往左往する。

 見よう見ようと思っていて、レンタルショップで長らく貸し出し中だったのが、「有頂天ホテル」にあわせて三谷幸喜コーナーが出来て収納場所が変わったため、逆に見つかりにくくなってて無事借りられました(笑)。
 三谷氏が実際に家を建てたときに経験したトラブルを、大幅に脚色して映画化。「家を建てる」ということは一大イベントであり、物理的・法的限界の他に親類縁者のしがらみや実際に建てる側の思惑が絡んできてなかなか思うようには行かない。特に、単にハードウェア的に家を建てるということではなく、縁起担ぎや風習などのソフトウェア的なものも絡んでくるのでなおめんどくさい。この映画では「家を実際に建てる作業者」が単なる業者でなくしがらみの一部のため、ただでも気の弱い飯島氏はあっちこっちの顔を立てようとしておろおろする。おかげで二人暮らしなのに家の中にトイレが三つできたり、玄関ドアの内開き外開きで揉めるというナンセンスなトラブルが続出。自分たちの住む家のはずなのに自分の家でなく、まるで「みんなの家」。
 飯島氏の義父である昔かたぎな大工の棟梁も、自分の建てたいように家を建てようと現場に立ち会うデザイナーの言うことをことごとく無視して勝手に作業を進めてしまい、二人の間は険悪。ところが、デザイナーが風呂場のタイルに指定したのが、昔よく使われていた「竹割」というタイルだったことに気づき、棟梁は自分の方こそ意固地になって簡単な方向に流れていたことに気づく。また、事故で腕を怪我したデザイナーに変わってアンティーク家具を修理するその腕に、デザイナーもまた棟梁に敬意を払いだす。その際、二人の間で右往左往していた飯島氏が喜ぶよりも嫉妬し、今度はなんとか職人同士の世界を造る二人の間に自分も入り込もうとするのが可笑しい。「凡人」の自分としては彼の気持ちがむしろ近いかもしれない。
 暴風雨の中、建てかけの家を心配して集まった三人が、南大門の屋根裏に置かれていた墨壷の話から思いついて、自分たちがこの家に関わった証にとこっそり天井裏に自分たちの大事なものを置いていくシーンで、「みんなのいえ」は二つ目の意味、「建てる者と住む者の家」にシフトする。そして完成祝いの当日、棟梁とデザイナーは祝いの席からこっそり抜け出し、家を見下ろす小高い丘の上で二人で家を眺めながら二人で「あの家はいい家だ」と語り合う。
 個人的に懐かしさを感じたのが地鎮祭や上棟式などで飲んで騒ぐ職人たちの姿。私の実家はもともと製材業を営んでて、その関係で大工や内装屋などの出入りもあったので、彼らのかもす独特の空気が懐かしかった。
 この映画、面白いは面白いのだけど、一ヶ所納得の行かないシーンがひとつある。棟梁がデザイナーのことを認め始めた直後、バーで納得の行かないカクテルを何度も作り直すバーテンダーを見たデザイナーが、色合いを妥協させられた壁にペンキをぶちまけて台無しにしてしまう。あのシーンだけはデザイナーが何を感じ考えていたのか、どういうことを期待してそんなことをやってしまったのか、その後へのつながりを見てもここだけがさっぱりわけがわからなかった。

[アニメ] ノエイン#21

  ノエイン #21「マボロシ」。ユウは救出できたものの、ハルカたちはシャングリラから帰る術を持たない。とりあえずノエインに見つからないように街中に移動するが、そこも無人の廃墟のようだった。
 現実世界ではハルカたちの位置を見失ったトビたちが焦る。どうにかシャングリラにいることはつきとめるが、元の世界に戻す術はない。そんな時内田にハルカの父の黛から連絡が入る。佐々木教授から内田のことを聞き、現状を確認しようと連絡を取ったのだが、予想以上に状況が悪化していることに黛はおののく。せめてハルカと明日香だけでも危険な函館から逃がそうと黛は明日香にハルカと一緒に東京に行くことを薦めるが、明日香は頑として首を縦に振らない。
 シャングリラではハルカがカラスに、ノエインについて重要なことを話そうとした瞬間、ノエイン本人が現れる。ハルカはユウとカラスを元の時空に戻すことを条件にノエインについて行く。しかし約束を反故にしようとするノエインにハルカの龍のトルクが反応。なんとハルカの家が、中にいたアイ、イサミ、ミホ、そしてアトリごとシャングリラに転移してきてしまった……

 ユウはノエインからの告白を、あまりシリアスには捉えていない模様。実感がないのかもしれないけど……けど、さすがにラクリマ時空のハルカが死んでいたことにはショックだったよう。ラクリマのハルカはシャングリラからの侵食を防ぐ量子コンピューターの部品となるため、自ら進んでその身を捧げていた。それは「みんなのため」ではなく、きっと「カラスのため」だと言うハルカ。しかし、ハルカはノエインもまたユウであることに気づいた模様。また、街に入る前にまた現れ、ハルカに忠告を残していった老人は本当に何者なんだろう?
 ハルカのいる座標を見出そうと必死なトビをアトリはからかうようなことを言う。それをミホに怒られ、黙ってしまったアトリはつぶやくように「こいつらを守りたいんだ……」と以前の彼からは想像もつかないことを言う。そのアトリは、子供たちと一緒にシャングリラへ……
 次回予告はノエインの「時空には不幸しかない」という言葉を証明するかのように、葬儀に参列するイサミ、何か病気の告知を受けるアイ、そして暗闇でたたずむミホの姿が。

[アニメ] パピヨンローゼ New Season#1

 え〜、あまりにひどいんでパス一。


2006年03月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ギャグとしか思えんが……

  北朝鮮、金融犯罪の「協議体」米に提案朝日 )・ 「米国で情報くれれば紙幣偽造製造者つかまえる」北外務省米国局長中央日報 )。まー、一見ジョークとしか思えないけども、 マカオでの偽札のロンダリングの締め付け に加えて、数少ない友好的な国であるモンゴルで三億円相当の紙幣を持って入国した北朝鮮外交官が摘発されていて、偽札商売はヤバげだから流石に方向転換したい、ってことなんだろうか。切り捨てられる責任者はたまったものではないだろうけど。北朝鮮絡みのここ最近のなんやかやを見てると、やはりバタバタと動いてるなぁ、という気が。

  親日派財産の没収作業、政府が仮処分を申し立て総合ニュース )。「あ〜あ。ついにやっちまいやんの」以上は、特になぁ。これは真面目に適用しだすととんでもないことになるだろうし、不真面目に適用してもろくでもないことになるんだけど。どっちにしても結果的に韓国国内に混乱をもたらすだけだと思うんだが。

  波紋広がる『中古家電売買規制』東京新聞 )。「こいつぁヤバイんじゃねえ?」って話は、昨年末くらいから徐々に広がってはいたわけですが、こいつも誰が得をするのか、よくわからん話だ。

  400万人突破でなお有頂天!日刊スポーツ )。まあ、確かに「アニメ ごとき 」と言いたくなる気持ちはわかんないではない。でも、現状「実写ドラマ ごとき 」とも言われても仕方ないような……
 ところで階段オチの元祖は「戦艦ポチョムキン」。

[アニメ] ムシキング#49

  ムシキング #49「戦いの果て」。この惑星を旅立つためにポポと守護者の証を必要とするアダー。ポポを守ろうと父であるデュークに立ち向かうソーマの姿に、チョークは母と女の間で揺れ、結局母として命を落とす。パサー、グルムらも駆けつけポポに加勢するが、デュークは圧倒的強さでポポを追い詰め、ついに守護者の証を手に入れる。しかしデュークを拒否する守護者の証により、デュークは枯れ木のような姿へとなってしまう。そしてポポたちの前に最後に立ちはだかったのは、あくまでこの星を捨て別の星へ向かおうとするアダーだった。

 この番組ってちょっと奇妙な構造なんだよなぁ。
 最初、ポポは事情がわからないまま母を救うためだけに父を頼りに輝きの森に向かうのだけど、その旅の仲間の中心は実はポポではなくパムだった。で、そのパムってのは(役割的に)アダー側の存在で、この惑星の状態を監視するための「目」で、途中まで自我さえ存在していなかった。パムも仲間たちもポポ自身もわかっていなかったが、実はその旅ってのはこの惑星での生命の営みを終わらせるための旅だった。その役目を終え放り出されたパムたちは旅を終えようとするが、結局旅の最中に芽生えた彼ら自信の仲間意識でポポの旅に付き合うことにする。
 でも新しく旅の中心になったポポは自分の役割自体に無知であり、パサーの過去やデュークが父親だという嘘、守護者の証が森の生命力を吸い取るものという事実により、簡単に揺らぎまくる。母を救うためという目標が薄れ、代わりの旅の目標も曖昧なままのため、ここで中盤のダレが入ってしまう。
 中盤のダレのもうひとつの理由がソーマで、彼はもう一人のポポ、ポポの影という役どころなのは登場時からはっきりしていたのだけど、裏切りの時点が唐突に力を求めるキャラになってしまったように映った。ソーマもまた曖昧な目的で旅をしていた存在で、父母に捨てられた過去と、出身の村でよそよそしさを感じて旅に出ていた。「自分は何者なのか」を探し、出会った母親は敵であるチョークだった。ポポへの嫉妬は多少伏線が張られていたものの、自分が何者であるかの旅に一区切りついた時点で次に「力を求める原因」も、これまた曖昧だった。結果、中盤は全体的に牽引力が弱まってしまった。当初から匂わされていた「森の守護者は絶対的な善なのか」「敵は本当に悪なのか」という部分の畳みかけが中盤に集中していたこともあり、グダグダ感が漂ってしまったことは否めない。
 終盤、森の意思がポポを森の守護者として認めたり、羽化したセランが森の意思を代表するものと判明したり、ソーマもまた力への崇拝から目が覚めたりと、無目的性が消えて行き目的がはっきりしだす。自我のないものから自我のあるものへの転移、というパムに顕著だが、主人公たちだけの流れを見ると「自己の行動の意味(目的・結果)に無自覚な状態」から「自己の行動の意味に自覚的な状態」への成長が大きな流れであり、同じく「父を目指す旅」であっても、父を頼るために父を目指す旅から、自身のはっきりとした目的の為に結果的に父の元へと向かう旅へと変化している。だが、やはりそうするとそこまで至る中盤の弱さが残念であったなぁ、と返す返すも惜しい。
 ともあれ、あともう三話なのか。

[マンガ] 最近「24の瞳」の瞳先生の嘘に癒されてます。

 嘘ですが。
 週刊チャンピオンで新人賞受賞作家梅田阿比による新連載「人形師いろは」が開始。作風は違うが後味の悪い怪奇系ってことでは、「みどろ」とかぶるかなぁ。秋田書店はそっち系が元々強いけど。描線が週刊少年誌の紙質だと見づらいのも気になるが、まずは女の子の怪しいかわいさでとりあえずOKか。新人なのにいきなり連載させるってことは、実は下積みは相当長いんだろうか?
 その一方でバタバタ最終回ラッシュなのが……「フットブルース」最終回。終盤はそれなりに盛り上がっただけに、早々の見切りは惜しい。「ガキ警察」は、次回最終回。まあ順当と言えば順当か。独特な作風は築いたものの、「TWO突風」の男だらけの汗臭さでいっぱいな暴発寸前の内圧までには高められなかったか。「サイカチ」も謎の技「INAHO」の正体が明かされ、因縁の女王との対決も決着がつき、いよいよ終わりな雰囲気が……このポジションのマンガはあまりないので、もの凄く惜しいんですけど。「アクメツ」は予定通りのラストに向かって収束してってる感。
 モーニングでこないだから始まった庄司陽子の青年誌処女作「GID」は、単に性同一障害の少女の話かと思ったら、性同一障害で性転換(までするのか?)した人物が政界を目指す話になりそう。ふむー。
 漫画ゴラクの「喰いしん坊」、敵役のOKFFのメンツが吉本興業の芸人さん(がモデル)ばっかりなんだけど、吉本興業から訴えられたりは……多分しないか。ドラマ化して本人が本人役で出たりしたら笑える(笑) *1
*1: 意外と冗談ではないかもしれない。「企業戦士YAMAZAKI」がVシネマ化した時、ヤマザキのモデルのイッセー尾形がヤマザキを演じたからなぁ。


2006年03月10日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 気持ちはわからんではないのだけど……

  放蕩オペラハウス さん経由で 芸能人声優反対同盟 。う〜ん、まあ、確かに「話題集めのためだけに下手な芸能人を使って作品ぶち壊し」は勘弁してほしいところだけど、実際のところ「声優」と「非声優」の境って結構曖昧だと思う。現行放映では「練馬大根ブラザーズ」に松崎しげる氏が出てるが、あれは歌手である松崎氏だから出来る役どころのわけで。あの声量がないと番組引っ張れないでしょう。また、妙に声優ずれしてない人を持ってくることに意味がないとも思わない。確かに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で織田裕二と三宅裕司が吹き替えたときとかは勘弁してくれと思ったが。これは一概に反対じゃなくって「登用の意図と結果による」としか言いようがないなぁ。

  中川翔子:東京アニメセンターに興奮「夢みたい」毎日 )。 出崎監督も「制作者にも刺激になる施設。中川さんのような熱心なファンの期待に応えられる作品を作らないと」と話していた。まあ、かなりの程度リップサービスだろうなぁ、と思うのは意地が悪いのか。「熱心なファン」ってのはある程度勝手に食らい付くもので、むしろどう「熱心でないファン」を牽引するか、って方が成功には重要なんでないかと。

  あなたたち著者は、アマゾンなんか見ないほうがいい。ある編集者の気になるノート )。そういや、以前amazonだったかで著者がレビュー点数を多量登校してたって事件があったっけなぁ。確かにamazonの書評は玉石混交、ってより石がむしろ多いし。変な評を気にするのなら、見ない方がいい、というのはそうかも。

 あ、 ベム、ベラ、ベロの指が五本ある (妖怪態は三本だけど)。あの手を突き出して「おいら、怪しいものじゃないよ!」と怪しさ全開で言うのが楽しみだったのに。これもご時勢か。

 このエントリは意図的にオタク方面に振ってお送りしました。