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2014年03月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー#3と仮面ライダー鎧武#20

  烈車戦隊トッキュウジャー #3「思い込んだら命がけ」。シャドーラインが乗っ取った自分たちの街がどこかにあるということを知ったトッキュウジャーたち。しかし、勝手に街を探しに行くことトッキュウジャーをやめるということでもある。どちらか迷う彼らだが、ライトはあっさりとトッキュウジャーはやめないと断言する。しかしカグラは割り切ることが出来ず、とある街でふらふらと降りてしまい、気がついた時には列車に置いてけぼりにされてしまった。しかも、続けざまにクライナーが到着。そこからチェーンシャドーとクローズが降りてき……

 今回は一見頼りない不思議ちゃん、カグラの紹介回。普段は怖がりでどちらかというと気弱だが、極端な思い込みのイマジネーションでとてつもない爆発力を発揮する彼女。自分たちの街がどこかにあるということに心を乱され、停車した駅のポスターにその痕跡がないか見入るうちにその駅に取り残されてしまう。
 普通なら「カグラは列車を降りたのか?」と迷うところだけど、「そんなわけはない!」とライトは即座に否定。話の展開が早いねえ。
 敵のチェーンシャドーは鎖で引っ張る棺桶の中にカグラを始め次々と人々を取り込んで街を乗っ取ろうとする。棺桶を引っ張ってるから中からガトリングガンを出すかと思っちゃったよ。
 カグラもその棺桶の中に取り込まれてしまうが、やはり取り込まれた子どもたちの助けを求める声を聞いて、自分が何よりやらなければいけないのはまずトッキュウジャーとしてシャドーラインに脅かされる子どもたちを守らなければならないことだと悟り、助けに来たライトたちの前で、自分のイマジネーションだけで棺桶を打ち破る。
 ライトがトッキュウジャーを続けることを即決した理由も実はまったく同じで、街は探すがそれはシャドーラインを打ち破り続けた先に道が開けるはずと信じていたからだった。
 自身と使命を取り戻したカグラは調子に乗ってイマジネーションで暴走。身体の限界を超えたアクションに思わずライトが助けに入るが、その結果彼らの街には海があったことを思い出す。
 そいでもってロボ戦ではネットで散々話題になった卑猥なフォーム……機関車じゃなく痴○車ってことでしょうか?
 次回は真面目が損するタイプのトカッチ。典型的な振り回されいじられキャラだけど、他に何か特徴があるのか?


  仮面ライダー鎧武 #20「世界のおわり はじまる侵略」。貴虎に真実を見せてやると言われた紘汰。しかしそこにインベスたちが襲いかかってき、話は一時中断して二人で応戦することに……
 一方ユグドラシルの本部に突入した戎斗も待ち受けていた凄馬たちに迎えられる。いきり立つ戎斗だったが、やはり世界の先日を教えてやろうと言われ……

 光実が知った真実をそれぞれ別の形で知らされる紘汰と戎斗。その真実とは、クラックの先の世界は、インベスに侵略された後の世界。かつていた人類あるいはそれに類する高等生物たちはヘルヘイムの実を食したことによりインベスに成り果て、ヘルヘイムの植物を媒介するだけの怪物になってしまっていた。
 しかしその真実を前にして二人の反応はまったく違う。紘汰はうろたえ、何故真実を皆に知らせ人類全体で危機に対処しようとしないと貴虎を問い詰めるが、貴虎からはことごとく正論で反論され言い返すことができない。まあ、貴虎も間違いなく正義と信じることのために動くタイプだからねえ。
 一方、凄馬、耀子、シドに迎え入れられた戎斗の方は、弱者など守る必要はない。戦いの果てに進化し頂点に立つ者こそ真の強者だと断言する。
 戎斗が強者たらんとし強者に挑むのは、かつて強者に踏みにじられたことの悔しさがあるとは言え、弱者を傲慢に踏みにじる強者への怒りもあると思ったのだけど、違うのかな?
 そんな戎斗を、凄馬たち三人は「同志」として迎え入れる……ったって、こいつらも基本的に仲は良くないからなぁ。
 それと、ユグドラシル社内部の人工クラックは、沢芽市にあった神社のご神木を利用して作られたもの。何故か繁殖せず大木となったそれに目をつけ、人工クラックの開発に成功したらしい。ってことは舞と舞にそっくりな少女もそれがらみか。インベスに侵略された向こう側の世界の住人あるいはその子孫?
 戎斗はおそらくフリだけでも凄馬たちの申し出に乗りそうだけど、どう出るかわからないのが紘汰。貴虎の正義を理解してしまいつつ、目の前の人を切り捨てるやり方に同意できるのか……光実の行動原理がだんだん怪しくなってきたのも併せて、どうするのか。


2011年03月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 前原外相辞任

 なんというか、いろいろ見ているとまさに「茶番」としか言いようのない展開なんですが。
 まず、発端は自民党の西田議員が、選挙区で焼き肉店を営むお婆さんから、毎年五万円の寄付を4年間受けていたことを前原氏に追求したこと。ところが、実はこれは法律違反。というのも女性は韓国籍で、法律では「外国籍の人物からの寄付」は禁止されている。金額としては大きくないし、前原氏が中学の時からの知り合いというので、本当によく知ってる議員さんに好意として寄付しただけだったのでしょう。ところが、この追求の意味がわからなかったのか、前原氏は献金の事実だけではなく、当該女性が日本国籍でないことを知っていたことをあっさりと認めてしまう。多分、当の女性から前原氏が国籍のことを知ってると言質を取ってたんでしょうね。さらに何故かこれがこの質疑応答のメインであった前原氏その他二議員への献金の虚偽記載のこと以上にマスコミと国民に大きく騒がれてしまった。
 金額と経緯から考えて、献金した女性も前原氏も外国籍の人間からの献金は違法と意識してなかったことで生じたことであり、そもそも福田元総理の外国籍企業からの献金追求とか見てたはずなので前原氏が知らないということで様々な資質が問われることではあっても、議員辞職が必要とかまでマスコミ総出で騒ぎ立てられる事案ではなかったはず。というか本来元の疑義だった虚偽記載の件とか、もっと他との繋がりの方が懸念されるべき問題だったと思う。
 民主党のトップも前原氏を庇い慰留を求めるコメントをしていたのだけど、それがあっさり大臣辞任。これは民主党もそうだけど、自民党側としても拍子抜けしたんじゃないかと。
 そのため「傷が少ないウチに矢面から退いてそう遠くないであろう代表戦に備えたのでは」という見方も出ている。
 個人的には二つの意味でこれに不満です。ひとつには、これから追求されたであろうもっと大きな問題がこれでうやむやになってしまうこと。もうひとつは、全体から見れば大きな問題ではない(もっと他に大きな問題がある)のに、見た目だけで食いつきやすい問題で大騒ぎし、大臣が辞任したという実績を作ってしまうことで、以後の政局が簡単に不安定化する要因を作ってしまったこと。特に後者は菅政権、民主政権以降にも尾を引きかねないことで、自己保身か考えなしか、どっちにしてもかなりの減点要素。
 辞任にしても、他と協議せず勝手に突っ走っては結果として周囲に迷惑をかける前原氏なので、独断で行なってしまった可能性はある。この点が治れば、支持できるか否かは別として、政治ができる政治家になるんじゃないかとも思ってたんですが、これは治りようがないかなぁ、という気になってます。
 マスコミ、国民の変な騒ぎっぷりがヘンというのもありますが、前原氏の対応になんら確固たる立ち位置が見えないというのが、なんだかなぁ、という感じです。例の偽メール事件級の、お騒がせ事件だと思います。もうアホかと。
P.S.それにしても空席の埋め方見てると、民主ってホントに人材がいないんだなぁ、と。

[アニメ] スタドラ#22とリルぷり#48

  STAR DRIVER 輝きのタクト #22「神話前夜」。南十字学園高等部演劇部「夜間飛行」による学園祭の上演「神話前夜」がいよいよ上演される。それはサカナの惑星と呼ばれる場所であった、誰の目にも見えない少女と彼女を愛した青年と少年の話。しかし、その話はかつキタの巫女がヘッドに語った物語と酷似しており、さらに、部長がクライマックスでタクトに問いかけたのは……

 サカナちゃんことキタの巫女の話した物語が、終盤につながってくるとは。意味ありげな話とは思ったけど、少し違う話ながらも、イカ大王や空飛ぶ船など、いろいろシンクロしており、さらに「少女のために船を求めた青年が、船の持つ力に魅せられて少女への愛を捨てる」という大枠も同じ。
 そして、最後に部長が少女を愛した少年を演じていたタクトに脚本になかった問いを問いかける。「あなたは船を自由に出来る力を持っても、少女を愛しますか」と。それに迷いのない目で、少女を護り続けると答えるタクト。
 舞台は触れられないはずの少女に少年が触れ、キスをするシーンで終わるのだけど、ミヤビ・レイジとして来ていたヘッドは、「あの後は少年が少女を捨てて少女がまた深く傷ついてしまう」と部長に言う。だが、部長はそんなレイジの言葉を歯牙にもかけず、タクトたち三人を見ながら、意味ありげなことをつぶやく。そして、それに応えるもう一人分の声……って、声の主は副部長!? 副部長はキュゥべぇだったんや! 「ボクの名前はエントロピープル。ボクと契約して、スタードライバーになってくれないか? 代わりに、『綺羅星☆』って挨拶する権利をあげるよ」。いや、要りませんw
 青年が魔女の裏切りを返り討ちにした場面でかつてザメクが邪悪なサイバディ「アインゴッド」を握りつぶしたとおぼしきシーンが重なるのは、やはりこの劇は実際あった出来事を示唆してるのか。そして部長と、副部長がサイバディを作った地球外生命体の末裔だとすると、どうして地球にたどり着いて地球人にサイバディを作る力を与えたのかとか、いろいろ謎だけども、サイバディを、そして船をどうするのか、その決断は地球人自身に任せるつもりのよう。おそらくこれまではサカナちゃんの物語や「神話前夜」の青年のように、最終的には力に溺れて当初の目的を見失ったのだろうけど、タクトには別の可能性を見出してるよう。しかし、だとするとスガタの立ち位置は? 「青年の野望の犠牲になっても少女は幸せだったと思う」とつぶやいたケイトのこれからは? 劇中劇で示された構図が何重かに重なり、あと数話で本当に収集がつくのかという感じ。謎の大枠自体は示されたので、あとは綺羅星十字団とヘッドの目的と、その結果を待つのみか。
 そんな切羽詰まった状況なのに、来週は綺羅星十字団第二隊バニシングエージの要らない子三人組が集団で襲ってくるって……でも、何故かワコの事で積極的な動きを見せなかったスガタがワコとデートをする上に、サブタイトルが空席だった綺羅星十字団第一隊の名前と同じ「エンペラー」。スガタさんホンマにうらぎってまうんかー!!!


  ひめチェン! おとぎちっくアイドル リルぷりっ! #48「スペシャルドレスをさがせ!☆ぷりっ!」。おとぎの国消滅の危機をなんとかしようと人気アイドルWISHとして人間界で活動していたクリス王子が呪いのため完全にウサギになってしまったあげく、おとぎの国で閉じ込められてた悪い魔女が逃げ出し、そのワガママ放題な行動でおとぎの国消滅の危機を加速させてしまう。これまで以上に人間たちの心を集めなくてはいけなくなったリルぷりたちは、すさまじい姫力を引き出す伝説のドレスのために、おとぎの国の三つのアイテムを探す。
 という、微妙にありがちな展開。だけど、悪い魔女を井上喜久子17歳(おいおい)がノリノリでやってたり、微妙に声優陣が豪勢で、脚本的にも悪ノリが……今回「光の糸」を求めて「靴屋の小人」を尋ねるのだけど、光の糸をつむぐカイコが糸を紡ぐために必要なのがタワーって……なんか嫌な予感がしたんですが、早く繭を孵らすために出てきた案は、「小人の双子が歌って踊ったって話を聞いたなあ」って、アレですか。ザ・ピーナッツですか。ドゥンガカサークヤインドムーですか! リルぷりが小美人の衣装でモスラーッヤと歌うかと期待したけど、歌と衣装は普通でした。残念。


2010年03月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] エレメントハンター#34

  エレメントハンター #34「カー博士の決断!コロニーへの降臨」。地球とネガアースをつなぐポータルが事故で閉じられてしまった。ネガアースに置き去りにされた地球とコロニーのエレメントハンターは、一時休戦しまずはこの状況を生き抜くことを優先する。そんな中、ハンナが一人で離脱しようとし、彼女を心配するホミは心臓の不具合を圧して彼女を連れ戻しに出る。
 一方、地球ではアリーが予期せぬとは言え自分の行動が元でポータルを消失させてしまったことを思い悩み、カー博士はレンたち救出のわずかな可能性を模索しようとしていた。そのためにはコロニーの協力が必要不可欠であり、彼女はコロニーの評議会の前に姿を現すことを決意する。

 これまでは地球からポータルを通じてエネルギー供給されていたので無尽蔵にツールを使えたが、今回はそうも行かず、非常用の食料もさほどない。これまでと違いQEXに襲われても元素回収どころか命からがら逃げ延びるのみ。そんな中、レンだけが唯一「第三のパーツを探そう」と言い出す。保守的なロドニーは大反対するが、レンの発言は絶対に救出の手立てを模索してくれているとカー博士を信頼してのものだった。
 逆に川嶋への不信感と絶望で心を占めてしまっているハンナは、ただ一人でネガアースでの消失を待とうとする。それを追うホミだが、やり取りを聞いてたトムが二人の関係を知ることに。トムもいつものいい加減な態度だけども、実はおもちゃのエアクラフトで太陽電池の発電効率を調べていたり、ネガアースで生き抜くことを模索していた。さすが仕事は「意外と」きっちりやる男。
 一方で地球ではカー博士たちがレンたちの帰還の可能性を模索。そのためにはネガアースへの連絡が不可欠だが、連絡に必要な原子核表面に情報を記録する方法は、コロニー側にしかなかった。それで何十年も地下にこもっていたその身をさらして協力を要請することに。たって、CGなんだけど。レンたちはもちろんハンナたちまでも見捨てようとする川嶋は一人気を吐くが、カー博士の説明を聞いて、コロニーの科学者たちの意見は救出協力に傾く。
 が、実際の作戦には、ある人物の犠牲を必要とした。
 予告がいつも通りなんだけど、いつも通りなだけにこりゃきますわ。

[特撮] ゴセイジャー#4とW#25

  ゴセイジャー #4「響け、天使の歌!」。天知天文研究所に住み込みで働き始めた護星天使たちだが、折り合いはイマイチ。そんな中スカイック族同士のアラタとエリはマイペースに和気藹々……なのはいいのだが、明らかにアラタがエリの気まぐれに振り回されている。「よく怒らないな」と半ば呆れて言われるアラタだが、アラタは気にした様子もない。
 そんな時、新たな星人マズアークが現れる。彼の不快な歌声は人間たちはもちろん、ゴセイジャーたちにも影響を与え、苦戦することに。そんな中でも無根拠に「なんとかなる!」と言うエリに無制限の信頼を寄せるアラタを、仲間たちは不思議な目で見るのだが……

 今回の敵はマーズアタック!ですか。ネタがシリーズ中持つんだろうか? あと、今回で気付いたけど名前のモチーフはSF映画で、デザインと星人名のモチーフは昆虫なのか。(ベラスカ星人ミゾーグ→スカラベ(フンコロガシ)・未知との遭遇、グバイデレ星人ザルワック→レディバグ(テントウムシ)・猿の惑星、ガリュース星人ユウゼイクス→?・遊星からの物体X、トッケリク星人マズアーク→クリケット(コオロギ)・マーズアタック!)
 話はなんと言うか、マジレンジャー以来のゆる展開……いやまあ、いいんですが。
 あと、サポートロボが不自然なデザインなので何かと思ったら、カードゲーム筐体ですかそうですか。
P.S.ひょっとしてスーリュガはユスリカ? 英名じゃないのか。いい加減だな。


  仮面ライダーW #25「Pの遊技/人形は手癖が悪い」。亜樹子は探偵事務所にやってきた小さな依頼人・リコから、「人形の声を聞いて」という不思議な依頼を受ける。いつの間にか現れていつの間にか消えていた彼女を不思議に思いながらも、亜樹子は彼女から受け取ったメモに書かれていた住所に向かう。そこにいたのは書評家の唐木田。亜樹子はついでに最近はまっているベストセラー小説「少女と人形の家」について尋ねるが、唐木田の評価は「親馬鹿が娘を美化した最低の小説」とけんもほろろ。が、唐木田に送られた差出人不明の人形が唐木田を襲い、唐木田は窓から転落。人形はいつの間にか消え、亜樹子が容疑者に……
 人形が動いて襲ったと言っても信用してもらえないが、竜だけがこれまでも同様の事件が怒ってることから彼女の言葉を信じ、共同戦線を張ることに。
 フィリップの検索で被害者は皆「少女と人形の家」を酷評していたことがわかり、作者の堀之内の元を尋ねる。会うや否や、小説のことをボロクソにけなす竜。竜は堀之内が娘をドーパントにして小説を酷評した者を襲わせてると睨み、自分を襲わせようとわざと挑発したのだ。
 案の定、怪奇捜査課に人形が送りつけられ、その場にいた刃野たちを襲い出す。丁度刃野に亜樹子が竜べったりなのを愚痴っていた翔太郎と待ち構えていた竜が変身、人形を倒そうとするが、的が小さい上にすばしっこく中々攻撃が当たらない。手を焼きながらもなんとか人形を倒すが、人形からはメモリは排出されず、人形も動かなくはなったが人形のまま。
 竜が戸惑う中、翔太郎は物陰に潜む何物かに気付きルナトリガーで攻撃。物陰から出てきたドーパントはあっさりと変身を解くと、その正体は小説家の堀之内だった。

 冒頭にいきなり新しいメモリとガジェットの設計図が届くけど、ガジェットって市販のパーツで作れるものなんだ……いや、性能的にはともかく、強度や耐久性とかはどうなのかと。
 今回は特撮ではめずらしく人間より小さな敵。っつーかぶっちゃけてチャッキーと言うかエボニーデビルと言うか。ジョジョネタ好きだよね、三条陸。
#ジョジョと元ネタが共通してると言うよりはむしろそっちだと思う。
 竜たちは堀之内が小説を酷評した人間を逆恨みして娘をドーパントにして襲ってると思っているようだけど、人形を倒しても人形のまま。人形のドーパントではなく、人形遣いのドーパントだったことがわかるのだけど、どうも竜たちが思ってるのと様子が違うっぽい。
 一方、ダブリューのメモリの男の元に通い詰める冴子だが、彼女は彼にある依頼をする。それは妹の若菜のこと。選ばれた者であり組織の一員としての自覚がまったくない彼女に苛立ち、彼女を自覚に目覚めさせるように頼む。若菜のメモリはクレイドール。それと人形遣いのドーパントの組み合わせとなると、展開は予想が付くのだけど、フィリップも若菜もお互いの正体を知らない状態でそれって、どうなるのか。

[アニメ] どうでもいいことで大変気になったんですが

 ハートキャッチプリキュア、存外に面白いんですが、基本的に突っ込み入れて楽しむのがこのシリーズの伝統。今回の話で、

・支店出すからには人を雇わなきゃいけないのだろうけど、社長が初日から二号店に出る、ってのはまあいいとして、二号店の店長がいないってのはどういうこと? 一号店は店員に任せきりで留守? それとも一号店を店員に任せて社長は二号店に移るってこと? 妙にしっくりこない。
・「新装開店」は改装した時に出す言葉で、この場合は「新装」は要らないと思う。

 一番目はアキラ君とお父さんのすれ違いがメインの話だから余分な要素を入れたくなかったということで納得はできるのだけど、二番目は明らかに単純ミスだよなぁ。とは言え、キュアマリンの「なんか決まらない! 次までになにか考えとくよ!」とか、大変面白いのですが。EDの3DCGとモーションキャプチャーの組み合わせは2.5次元的キモかわいさを狙ってるのか、微妙なところ。


2009年03月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#9とドルアーガ(2)#9と黒執事ちょっと

  まりほり #9「穢された聖母(後編)」。いよいよ聖母祭当日になった天の妃学園。当日の準備を実行委員として粛々と進める鞠也たちだが、絢璃は苛立ちをつのらせていく。どうして絢璃がここまで鞠也を嫌うのか、それは過去、幼い頃に絢璃と鞠也の間であったとある事件がきっかけになっていた。
 「妄想の果てに」。かなこのクラスでは、最近学校で起こった怪奇現象の噂で持ちきり。一晩で血に染まったプール、グラウンドに残された血の足跡などなど。だが、それを聞くかなこの顔色は冴えない。実はその噂の発端は全部かなこの行動。そのことをあっさり鞠也に看破されてしまうが、かなこは「誰も全部を知らない7不思議」の話を聞かされる……

 あれ? 聖母祭をクライマックスに持ってくるかと思ったら、違うのか。もしや、前倒しで一周忌の話をやるのかな? 公式サイトの予告だと、どうも前倒しで鼎先生登場、そして最後はオリジナルっぽいけど……
 かなこの鼻血の演出がグローバルというか惑星単位にまで達してしまってるんですが? あと、やっぱり「ピンクだったね」は……このエピソードではかなこ、なけなしの真人間としての常識が激減してしまったような……
 まあ、見られてても全員女子だった、ってことで。あ、一人だけ男がいたか……
 後半はオリジナル。ちょっとかなこの鼻血とゴッドのブラックさに頼った話になってしまったような。これなら「通勤電車の人」の話を持ってきても良かったんじゃないかなぁ。あ、あの話はちょっとかなこがまともな人っぽいから前半とのギャップが出てしまうのか。


  ドルアーガの塔 the Sword of URUK #9「夢の終わりに」。ついにアミナの手下としての本性を現し、ジルたちを裏切ったヘナロ。二騎士を操り一行を行動不能に陥れると、カーヤと、重症を負ったクーパを連れて最上階へと向かう。かけつけたジルは意識を取り戻したファティナたちから話を聞きショックを受けるが、一刻も早くヘナロたちを追って最上階に行かねばならないにも関わらず、その手段がない。そこへやってきたのはマイト・ザ・フールを連れたウラーゴン、そしてほとんど手勢が倒れてしまったグレミカたちだった。
 一方、外界では暴君となりはじめたギルガメスを倒すためエタナたちが蜂起するが、自分の暴走を止めるための最後の希望であったカーヤがもう一人の自分に捕らわれたことを知り、ついに王は本来の心をほとんど失ってしまう。

 「カーヤ様は怒っておられるのが一番似合っておいでです。笑顔はとても腹黒く見えますので」って、クーパ、そんなに真実を率直に言っては……
 最初、単に頑丈そうでつけいりやすそうだという理由でジルをギルガメス嗜虐の道具に使おうとしていたカーヤ。だが、旅をしているうちにジルや仲間たちに情が移り、裏切るような真似をしてまで彼らを置いてけぼりにして助けようとしていた。だがその意に反して自分を追いかけてきたことをクーパに聞かされ、悲嘆にくれる彼女に放ったクーパの一言。苦労人だけど相変わらずむやみやたらな前向きさがカーヤをちょっとだけ救うのだけど、状況的にはかなり厳しい。
 マイトの力を使って一気に最上階へ向かうジルたちだけど、ギルガメスの回りには兵とヘナロが操る二騎士が。ギルガメス自身も弱いって事はないだろうし。ただ、本来ジルたちを抹殺して止めるのが命令だったのに、足止めだけしたことから、ヘナロは非情になりきれないのと、自分に命令を下したアミナが負の感情に駆られたギルガメスにより殺されたことを聞いたから、裏切る可能性はありそう。
 グレミカ、ウラーゴンたちと一時的に手を結んだジルたちと対照的に、元々取り憑いていたサキュバス、そしてグレミカたちのところから逃げ出したカイを手中に収め、ただ一人で最上階に向かうニーバ。神に対する怒りがモチベーションのニーバが、ただ単にギルガメスを殺すだけが目的とは思えないのだけど……
 そして、グレミカが示唆した「塔の外に出る方法」。ギルガメスを倒し、塔のコントロールを奪えば外に戻れないことはなさそうなのだけど、「ただ……」と言いかけたところからみると、なんらかの代償が必要なよう。コントロールする一人は塔内に残らなきゃいけないとかなんだろうか?
 ウラーゴンとメルトの大人らしくないいがみ合いはさておき(もっともメルトがクーパのことであれだけ取り乱したのは初めてなのだけど)、今回の入浴シーン担当はエトナでした。結構なボリュームです。<何が?


 黒執事。インターミッションな話で、ボンクラーズな使用人の方々も過去があって影では活躍してました。な話。いや、いい話なんだろうけど、どうしてもツッコミポインツが気になってしまいます。銃器的な意味で。この時代で自動拳銃はネーヨとか(ないこたないんだけど、あんなんはない)、ボルトアクションライフルをなんで遊底引かずに連射できてるのとか。あと、メイリンは眼鏡があった方がいいかない方がいいか迷うところ。(そういう問題か?)
 あと、使用人以前にプルートゥの不自然さを気にしてください、襲撃者の方々。


2007年03月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 詭弁論理学/野崎昭弘

 一部では有名だけど、知らない人が見ると「詭弁を上手く言うための論理の本」と思われるかもしれない。が、どちらかと言えばむしろ、日常の議論ややりとりにおける「詭弁」を場合分けし、「どこかおかしい気がするが、どこがおかしいのかよくわからない」というようなことを、どこがおかしいか、論理的に示していく。
 本書の目的は、
なまじ「議論上手」になって人に嫌われるよりは、天分を生かして「話上手」になるか、あるいは「勝てなくても良い」という前提で議論を楽しむ「ゆとり」を身につけたほうが、はるかに好ましいのではないかと思う。この「ゆとり」を人々(私自身を含む)のために、本書は生まれた。(はしがきより)
とある。詭弁をいくつかの場合分けはしてるものの、分類そのものが目的というより詭弁のどこが詭弁なのかを見分けるパターンを提示してるという感じ。
 そういうパターンをパズルやクイズを交えながら明快に説明していく。その詳しい内容はここには記さないが、読んでると昭和51年に出版された本だというのに、適用上は現代でも内容にほぼまったく過不足ないところが、大したものと感心すると同時に人間がいかに進歩してないか、進歩しないものかを思い知らされる。ネット上における「おかしなことを言う人」の言ってることはたくさんあるから、逆に目にしやすくなってるかもしれない。
 詭弁のパターンについては一々書かないが、詭弁に乗せられない、詭弁をうっかり使ってしまわないための「正しい議論のための原則」が記されてるのでそれをむしろ引用したい。
【原則1】無理やり説得しようとするな。
 無理を通そうとしたり、思いつきを口にしたりすると、かえって失言をして、議論がもつれることがある。また、いかに「当り前」と思えることでも、好き嫌いや人生観が関係するようなことについては、相手の趣味や判断を尊重しなければならない。もちろん、自分の考えにも(健全な常識に反するところがない限り)自信をもって、たやすく譲る必要はない。
【原則2】時間を惜しむな、打ち切るのを惜しむな。
 議論は一歩一歩、お互いに一致できる点を確かめながら進めるとよい。そのように手堅く進めれば、論理のごまかしには、たいていダマされないですむと思う(相手がすばやくたたみかけてきたら、要注意である)。(中略)
【原則3】結論の吟味を忘れるな。
 結論の現実性(実例にあてはめたときの、意義あるいは蓋然性など)、弱点などをはっきり認識しておくことは、何時の場合にも重要である。また健全な常識(道徳的、論理的)に反する結論は、どんなに輝かしく見えようと、勇気をもって捨てなければならない。(中略)
【原則4】「わからない」ことを恥じるな。
「わからない」ことを恥ずかしがる人は、論理の飛躍や二分法の押しつけに、簡単にダマされてしまう。いつでも「わかった」ところまで戻り、議論をやりなおしてもらう逞しさを身につけておけば、詭弁などにめったにやられるものではない。(p121-122)
 自分も肝に命じたいところの多い原則である。

[アニメ] ゴーストハント#21とヤマトナデシコ七変化#22

  ゴーストハント #21「FILE7 血ぬられた迷宮#4」。 ウィンチェスター・ミステリー・ハウス ばりの迷宮の美山邸。その中で起こった連続行方不明事件を解決しようとする渋谷サイキックリサーチ。でも本当の目的はその調査に一緒に訪れていた、超常現象の権威オリヴァー・デイヴィス博士の偽物の正体を暴くこと。って、まさかそっちだとは……美山邸の事件は本題ではなかったものの、二人の犠牲者を出し麻衣もそのまま引っ込みたくはない。しかし相手は霊障を通り越し悪霊化して殺人を繰り返す存在。そして正子まで浚われてしまう。
 正子がうっかり一人になってしまう経緯が、なんつーか……「麻衣はナルに名前で呼び捨てにされるのに、自分はされたことがない」とすねてだなんて理由とは、テラカワイスw とはいえ、生前の生への執着が死後も残り若者をさらい殺し続けていた悪霊につかまりヤバイことに。麻衣の予知夢で正子がいた場所がわかりどうにかたどり着き危機一髪救出。行方不明者の遺体も……で、結局悪霊は祓えず、邸を焼くか朽ちるにまかせるしかないってのが、まあ、限界を持った人間らしい、リアリティのある解決法ですが、それでええんかってえか、それしかないんだろうけど。


  ヤマトナデシコ #22「羊の皮をかぶった王子様」。外見と性格から誰からも愛玩動物扱いされることに不満の雪之丞。そんな雪之丞にかっこいいばかりにしたくない苦労をしている恭平がうっかり「かっこいいよりかわいいの方がいいだろ」となぐさめたばかりに、二人は喧嘩に。ところが、恭平が謎の一団にさらわれてしまい、武長、蘭丸、雪之丞(とスナコ)は恭平の救出に向かうのだが……

 恭平をさらったのは、中学時代恭平の通学ルートだった商店街の人たち。恭平効果でにぎわっていたのが、一転不況になって商店街復興のために恭平を使おうというハラ。しかし、その方法が「ゴォスゴォス、ロォリロォリ」の降霊術って……ゴスロリしスターズ、一体どこまで手を伸ばしてるんだ?
 本来ならスーパー化して恭平を救うはずのヒロインの(それってヒロインの役割か?)スナコも、降霊術の小道具に興奮しまくり、恭平そっちのけでリアル八頭身モードで驚喜しまくる。いや、もうヒロインどころかヒーローの扱いでもないし。謎の物体扱い。
 で、商店街の一員と勘違いされて一味に紛れ込んでた雪之丞が恭平を助けるのだけど……精一杯虚勢を張って見栄をはるのだけど、それが商店街の面々を萌えさせてしまう(笑)。ガッツあるぜ、少年、なのだけど、まあ、これも実力なのかなぁ……本人的にはえらく不本意でしょうが。
 しかし、お嬢様の名前って今回初めて出てきたんだっけ? 以前テロップでは「お嬢様」としか出てなかったような。

[その他] メモ的に

 明日、メ〜テレで再放送中の「必殺仕事人V」に、「主水、キン肉オトコに会う」をやるわ……うわー…… *1
*1: 「キン肉マン」の作者ゆでたまごがゲスト出演したという回。


2006年03月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[映画] ああ爆弾

 昔かたぎのやくざの親分・大名(おおな)は、服役をおえて娑婆に出て、あまりに勝手が違っているのに驚く。何より、出迎えに来るはずの子分が一人も来ない。唯一迎えに来た息子に話を聞いて事務所にいくと、そこは近代的な企業になっていて、見も知らない男が社長に居座っている。大名がいない間に彼の愛人の兄と名乗る男が組を乗っ取ってしまったのだ。その男矢東は実はもちろん兄でもなんでもなく、新興のやくざ者。彼は堅気の社長のふりをして、市議会議員にまでなろうと画策していた。
 組はおろか家まで取られた大名は矢東に復讐を誓い、服役中に知り合い大名を慕っていた爆弾魔の男に声をかけ、万年筆に爆弾を仕込んで矢東を殺そうとするのだが……

 なんというか、なんとも説明に困る作品。基本的には古いやくざの親分が組を乗っ取った男に復讐しようとするスラップスティックコメディなのだが、これがミュージカル仕立て。しかもただのミュージカルではなく、和楽、というか能のスタイル。昔かたぎな親分サイドは能、新興の頭脳派やくざの社長サイドはジャズという対比になっている。古臭い、と思わせずにこれが妙にテンポの良さを感じさせ、むしろジャズ調の方がのっぺりした印象。日本人の感性に合ってるってだけじゃなくって、無音と有音、リズムの緩急がよりはっきりつけてあるし、効果音的で動作の面白さにも通じている。ああ、「能」ってそうやって見るものなんだな、というのがちょっとだけわかる気がする。
 昔かたぎの親分を伊藤雄之介氏が演じてるのだが、これがまたちょっと困ったような渋面のコワモテ顔で、画面にあの顔が出てくるだけで笑えてくる。親分の幼馴染の小心者のタクシー運転手シイタケや、親分に杯をもらおうとする爆弾魔など、概して親分側の人間の方が顔だけでキャラクターが立ってる。社長は中谷一郎氏が演じているが、七三の髪にメガネのインテリ風で最初中谷一郎が演じているとは気づかなかった。でも新劇調の動きでひょこひょこ動いていたりするのは楽しいし、「暴力は嫌いだ」と言いつつ影ではすぐ鉄拳制裁してたり、「ペンこそわがいのち」というキャッチフレーズに反して実は読み書きが全然できなかったりと、妙でそれなりに印象に残る。
 話は主に社長を狙った爆弾仕込の万年筆が、あっちへ行ったりこっちへ行ったりの騒ぎが主になるのだが、そのアイデアに頼った映画ではないし、この映画、どういう映画って言えばいいのかなぁ……万年筆爆弾で人殺しをしようってんだから陰気な方向に流れそうなのだが、妙にそういう雰囲気はない。なんだかヤケクソ気味な明るさがダダ溢れまくってる。伊藤雄之助の顔だけで十分不気味だろ、と言われればそれまでだが。

[アニメ] よみ空#9とタクロア#9

  よみがえる空 #9「少年の旅路(後編)」。まあ、思ったとおりの予定調和、と言ってしまえばそれまでなんだけど、イマイチ全般的にピントのぼやけたドラマ作りだったような。父親に対する反発がどのようなものか、よくわからないので感情移入が難しい。拾ったミニカーをめぐってのあれこれも同様。水商売のお姉さんの気風はちょっと良かったかもしれないが。

  タクティカルロア #9「バタフライ・フィッシュ」。お互いを意識しまくってコミュニケーションがずれまくる漂介と七波。漂介はともかく、七波がここまで急速に漂介を異性として意識しまくるってのは、急というか、ご都合主義だが、まあおいとこ。漂介と七波はやはり実の姉弟ではなく、再婚の連れ子同士だったようで。まあ、そうでなきゃいくらこういう狂った世界観でもなぁ。漂介は七波のことばかり気にしてるのに想いが通じたと一人浮かれまくってる翼の噛ませ犬っぷりが痛々しい……いきなり「凪宮翼」は、ちょっと妄想爆発させすぎかと。新しい敵はオカマの潜水艦乗り? メガネでチャイナなお姉さんの口から男の声が漏れるのは、ガックリ。orz

[マンガ] 書き忘れとか

 自分とこの掲示板のOURsの感想にうっかり書くのを忘れてたので、こちらに。
 OURs今月号にて「ウチら陽気なシンデレラ」が連載終了。班長の山田さん退職にあわせ、せめて山田さんのいた班を維持しようと全員でリーダー資格試験を受験、晴れて今月号で全員合格するが、逆にそのことでメンバーそれぞれに新しい職場の引き抜きが……「山田班みたいな班をあちこちにつくりたい」と、結局みんなそれぞれの道を歩むことに。見事な最終回。正直、OURsの四コママンガでは「ヒミツの保健室」より高く評価していたが、その期待にたがわぬラストでした。ご苦労様でした。

  コミックフラッパー 4月号。まだらさい「陰からマモル」が一旦連載終了。ただし、メディアファクトリーから創刊予定のコミック誌上にて連載再開の予定とあり……どういうコンセプトのコミック誌なんだ? 竹本泉「さくらの境」は相変わらずゆるゆるっといい感じ。新谷かおる「刀神妖緋伝」は、OURsの「RAISE」と違ってちゃんとペンは入ってたけどページ数が妙に少ない。どうしたんだろう? 環望「DANCE IN THE VAMPIRE BUND」も相変わらず好調。あらゐけいいち「カゼマチ」、荒木風羽「はなまるっ!」、豊田アキヒロ「クロてん」と、四コマ連載陣が妙な味を持ってるのも微妙にツボにはまる。でも、誌面全体的なインパクト不足は否めないんだよなぁ……

[そのた] 「はやぶさ」の消息

  松浦晋也のL/D にて 「はやぶさ」の原状についての記者会見の内容 がUPされてる。本当に満身創痍な状況ながら、なんとか帰還を試みているよう。壮絶ともいえるはやぶさの状況もびっくりだが、リカバリの手法から垣間見えるスタッフの意欲と努力と技術には本当に頭が下がる。


2005年03月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道五十三次殺し旅 荒井

 現在テレビ東京系昼に放映中の「新必殺からくり人」第七話。
 浜名湖を越えて荒井宿に向かおうとするお艶たち一行の宿に、女の盗人が入った。男物ばかり盗んだその女お志まは駆け落ちの途中。浜名湖の対岸の荒井の関は特に出女の取締りが厳しいことで有名。男に化けて抜けようとしたのだ。お艶はお志またちを見逃すが、あまりに鼻っ柱の強いお志まの様子に無茶をしないかと心配になり、塩八に後を付けさせる。
 ところが途中で見失ってしまい、「なにかあったら後々まで祟られるよ」とお艶に脅される塩八。しかし一方で関所の役人たちで満員の小屋で塩八の高座が大受けし、噺家になって以来の盛況に満足もする塩八だった。
 そのお志まと駆け落ち相手の文次郎は船頭の仙次の話に乗り、彼の手引きで関所やぶりをしようとする。だが仙次は関所番頭の五味とつるみ、関所破りをする女の弱みをいいことにその身体をもてあそんでいた。
 お志まが五味の元に連れ去られるのを見つけ後をつけていた塩八だが、見つけられて短筒で撃たれる。
 半死半生のまま一座の小屋に戻りそのことを告げる塩八。関所の役人がなにか悪事をしていることを察したお艶は五十三次の絵をあぶると、荒井の関が赤く浮かび上がる。しかし、そのことを告げた塩八の様態はかんばしくない。治療する蘭兵衛も言葉を濁すばかりだった。
 一方、お志まはさんざんもてあそばれた後解放される。ひとたびは死まで考えるが、どうせ死ぬならと荒井宿の町奉行所に五味らの悪事を訴えに行く。しかし、五味らに先手を打たれ捕まり、駿府に送り返される途中で事故死を装い殺される算段をつけられる。
 もはや一刻の猶予も無い天保太夫一座は小屋に役人たちをひきつけ、その隙に代官所を襲い彼女らを逃そうとするが、役人たちはお目当ての塩八が臥せっていると知ると、帰ろうとする。役人たちが代官所にいては仕事にならない。必死で引きとめようとする一座。それでも帰ろうとする役人たちを引きとめたのは化粧で蒼白になった顔色を誤魔化した塩八だった。
 役人たちをひきつけるため、塩八一世一代の高座が幕を開けた……

 塩八の勇退話。瀕死の重傷を負った塩八はからくり人として、そして噺家として、高座に立つ。その様は化粧や気付け薬で誤魔化しているが、どう見ても半死半生。客席も笑いどころではなく、明らかに不調な塩八の様子に静まり返っている。しかし、ついに力尽き倒れ、一度は下ろされた幕を、もう一度上げてくれと頼む。既に役人たちはブラ平、蘭兵衛たちの襲撃で火事になった代官所に駆けつけ誰もいなかったのだが、今わの際の塩八はそこに爆笑につつまれる客席の幻覚を見、満足しながら死んでいく。芸人としての死だった。
 ゲストのお志ま役は鮎川いずみ。後の「必殺仕事人」の加代役が有名だが、「必殺商売人」でレギュラーになる以前から何度かゲスト出演をしていた。今回は手代と駆け落ちをする、向こう気の強い大店のお嬢。着物を盗んでもお艶たちに悪びれず開き直り、悪人に騙されても死ぬ前に一矢報いようとする。塩八は彼女らのことなどほとんど知りはしないが、最初はお艶に脅され、しかし最後にはプロとしての仕事として、結果的に彼女らを助ける。彼女は彼女で一本気が通っていたのだが、塩八のプロとしての意地、芸人としての生き様に飲まれてしまったのは確か。
 塩八役を演じた古今亭志ん朝師匠は高座を非常に大事にした方で、しばしば登場が少なかったり、このシリーズでも半ばでの退場もそのスケジュールの都合上のことだろう。その師匠も、2001年11月1日にこの世を去った。ただただ合掌。


2002年03月07日(木) 旧暦 [n年日記]

回答例・その1

 先日、「仕様」の一言で済ませていたマイクロソフトのXboxの不具合(っつーとなんだな。機能的には問題はないのは確かだから)への対応を 撤回 。そりゃそうだ。 スラッシュドットJP では、 本気がうかがえる対応 と誉めている者もいるが、むしろ最初の対応の不味さが問題だろう。海外ではアバウトらしく、機能的に支障がなければ構わない人がほとんどらしいが、日本のマーケッティングはおろそかにしていたらしい。日本では、DVD・CDレンタルなどでユーザーがババを引かされうる障碍(とは言ってもいいだろう)なのだから、むしろ「当たり前の反応」である。
 マイクロソフト側はそれでも「自然な磨耗」と言い張っているが、 毎日新聞の解析によると、ディスクトレイの構造的な問題 であるらしい。まあ、ある意味自然な磨耗と言えなくはないが……
  ZDNETによる質問とその回答 を見ると、マイクロソフト側の返答が実に歯切れが悪いことがわかる。最後の質問なんか、全然答えになっていない。マイクロソフト側の本心としては、「非を認めれば訴訟になる、けど、うるさいから対応せざるをえない」ってところじゃないかな。日本では、こういう返答を「詭弁」というのだけど。もしくは政治家的答弁。あと、不具合が出るロットがつかめていないってのも、製品管理上問題ではないかな。信頼って、こういうとこから失われていくのね。
 しかし、傷ついたディスクは同等品と交換、ってのは、「キングコング」を送ったら「キングコング2」が戻ってきたりとか、「ターミネーター」を送ったら「ユニバーサルソルジャー」(しかもリターン)が戻ってきたりとか、「ブレードランナー」を送ったら「ネメシス」が戻ってきたりしたら、とても面白いのだけど。「男たちの挽歌」を送ったら「男たちのバッカ野郎」とか。
 ふと、アニメ誌を見たら、テイマーズに関する、シリーズ構成の 小中千昭 氏と、SDの貝澤氏のインタビューが載っていた。( 2chデジモンテイマーズスレの転載 )「選ばれし子供たち」という存在の排除と、「デジモンとテイマーが一緒に戦う」という二つの条件、前作の否定をするわけではないけど(少なくとも映画版はとてもすばらしかった)、これは個人的にはとても良かったと思う。私はテイマーズは基本的に「犬と少年の話」のバリエーションだと考えている。犬を飼う少年(あるいは少女)は、別に選ばれる必要はない。犬がとても好きなことだけが大事。そして、ただ道具として扱ってはいけない。一緒に暮らさねばならない。これは重あとは、犬と少年の「別れ」の描き方が重要。ヘルシングでミソがついた分、挽回してくれると嬉しい。その意味では、やはり次回作の「フロンティア」はイマイチそそらない。
 文句ばかり言い続けてた「フルメタル・パニック!」だけど、ようやく演出がかみ合う部分がちらほら出て面白いと思えるようになってきた。ちらほらまだ噛み合ってない部分もあるんで、まだ人に薦められるレベルではないけど。


2001年03月07日(水) 旧暦 [n年日記]

とんがった丸(円錐?)

 昨日の食中りの影響で、まだちと胃腸の調子が悪い。でもそんなこと言って激辛ラーメン+替え玉を平らげたのはナイショだがな!
 定員オーバーで申し込みが撥ねられていた Day CONTACT 1 in Nagoya は、キャンセル空きにどうにか潜り込めた模様。ふう。
 「最近、とんがってるだけの文章は疲れる」とこぼしたら「とんがってるってどういうこと?」と突っ込まれた。まあ「とげとげしい」と言うか、「挑発的」と言うか、まあそういうことですか。とんがるのもまあ芸の内なのだし、若いうちはそういうこと出来るのも特権だと思うことにしてるけど、やはり背後に怒りのないとげとげしさは見ていてむかつくだけになってしまった。
 ん? いや、昔から結構むかついてたよなぁ。そういえば。取り敢えず自分が無自覚に撒き散らす背景無きとげは棚上げ。
 昔、中世のお城には道化って奴がいたわけです。道化は皆にさげすまれ、笑われる代わりに「皮肉」「風刺」を口にしてとがめられないという特権がありました。日本にも河原者とかがいたわけですし、風刺としてのとげを芸にしたものとして「演歌」(今の所謂演歌でなく、川上音二郎とかの演歌。演歌の演は演説の演だったのだ)があったわけだったりします。イギリスとかでは今でも風刺としての笑いってのは結構主流だし、あのモンティ・パイソンのブラックな笑いだって世間のあらゆる物に対する怒りが背景にあるわけです。わるふざけもあるのだけど。顧みるに、日本の今の笑いに怒りはあるのでしょうか。日本のお笑いタレントが早々に「文化人」に転向して認めたがられる理由ってのは、笑いの背景に認められるような普遍的な怒りがないからではないか、なんてちとバラエティ番組を見て思ったのことよ。