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2005年11月21日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 負け組の遠吠え

 いや、昨今「勝ち組・負け組」って言葉がやけに良く聞かれるんですが、この構図ってどっかで見たことあるなぁ、と気になって考えていてふと気付く。ああ、高学歴信仰と同じだ。いや、実際に仕事で云々、というものではあるので高学歴信仰よりは現実的ではあろうけど、まあ、基本的にはそういうものだよなぁ。高学歴信仰が崩れたみたいに、社会のルールが変われば過去のものになってしまうものだし。
 まあ、高学歴信仰よりは影響は受けにくいだろうし、それで目標が出来て頑張れる人がたくさんいるんだから、それはそれでいっか。

  「無防備地域」宣言 国防協力を拒否? 21自治体、条例化へ署名運動産経 )。あ〜、考えれば考えるほどわけわからんよなあ。陸戦条項だから空爆には無効だとか、相手が追加議定書に批准してなきゃ意味ないとか、そもそも敵軍と隣接してなきゃダメだとか、そんなこと以前に、生存率を高めるための種としての戦略が「共同体」なのに、その共同体から自分で距離を取ってどうするつもりなんだろう? いや、場合によっては共同体に属している方が生存競争に不利益と言うこともあるが、この場合どう見ても共同体からの離脱を宣言することに何の利益もない。むしろ、近隣諸国や過去の歴史を見るとどう考えても不利益な……
 正直言って、反戦活動やら護憲運動というなら、もうちょっと気の狂ってない、まっとうなやり方があると思います。
 ってか、 たらたら日録さんによると 、支持者の前田朗氏自身が「効力はない」ということを認めています。さらにその後の運動の目的が不鮮明で意味不明。
 で、同じエントリに 「前田朗」について検索した 結果 が……ああ、なるほど。非常にわかりやすいです。

 あちこちで見かけて、こないだ 週刊オブイェクトさんでも取り上げられた 「白りん爆弾」。「劣化ウラン弾が核兵器」って言ってるのと同じ毛色の人たちが糾弾してるって時点で胡散臭げだったんですが、まあ、遠巻きに様子見してたわけでして。
 が、 愛・蔵太さんのところでもこれを取り上げ て、俄かに気になりまして、色々ことの経緯を例によって後追い。あちこち調べてみたんですが、結局最初の週刊オブイェクトさんのエントリならびにそのコメント欄が一番わかりやすいようです。つまり、米軍を糾弾するために世間を騒がせる火種を探してたリベラル活動家さんたちが、イタリアのドキュメントがBBCで放映されて超誤読。どうもこのドキュメントの訳がそもそも軍事知識が薄い人が作ったようなのだけど、それが伝言ゲームの中で、昔からある「白燐弾」がいろんな機能が付加されて、非人道的な化学兵器「白りん爆弾」になってしまったようです。本当は発光弾・発煙弾として使われているだけなのですが。
 そりゃ発光弾・発煙弾ったって 人に直撃 したらとんでもないことにはなりますけどね。でも、確か曳光弾でも周囲の状況によっては火がつくことがあったよなぁ。
 こういった状況が見えてくると、伝言ゲームの中で引っ込みがつかなくなってしまった方々の姿は、なかなかの三文悲喜劇です。

  中国の新幹線、日独が半数ずつ受注…日本6社近く契約読売 )。中国は本当にこういうの上手いなぁ。でも、ドイツと日本じゃいろいろ規格や方式が違わないんですかね? 路線ごとに混在させたら、ろくでもないことになるんじゃないかって気が……いや、正直日本は手を引いた方がいいとは思ってますけどね。

  北方領土進展なし ロシア大統領、過去の合意触れず朝日 )。 大統領も「双方に善意さえあれば、ロシアと日本の国益に合致する解決策を見いだせる」って、うん、無理だと思います。元KGBの大統領の言うことを真に受ける人もいないと思いますが。まあ、ロシアが困窮して切り札に使ってくるのを待つしかないんですかねえ。今考えるとソ連崩壊直後の混乱期って、絶好の機会だったなぁ。

  生協の白石さんのガンダムCM、ネット公開ITmedia )。白石さんへの干渉が大きくなるんじゃないかと心配したけど、手と字だけの登場で一安心。

[その他] 今日とかに買ったもの

 ・ ワールドタンクミュージアム図鑑/モリナガ・ヨウ
 食頑のWTMの同封リーフレットのイラストを集めたもの。味のあるイラストに、素人にもわかりやすい特徴やエピソードの解説。これでようやく手元のが処分できる。(泣)

 ・ チャペックの犬と猫のお話/カレル・チャペック
 「ロボット」の名の生みの親として有名なカレル・チャペックの犬猫本。

 ・ 江戸のマスコミ「かわら版」/吉田豊
 かわら版関係の新書は他にも読んだことがあるけど、これの面白いのはかわら版の図版が一緒に掲載されていること。副題も「「寺子屋式」で原文から読んでみる」となっており、非常に興味深いので購入。

 ・ 日露戦争史/横手慎二
 この辺のこと、非常に無知なのでとりあえず。

 ・ ウルトラジャンプ 十二月号。
 今月から桜瀬琥姫「グランディーク・リール」が連載開始。まさかグランディークが再開するとは思っても見なかった。「スティール・ボール・ラン」は相変わらずすっとばしてます。


2005年11月22日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちょっと視点をずらしてみる

 昨日の「白リン爆弾」ネタについて、人様のところとまったく同じ事しか書かないというのは非常につまらないことだと反省し、ちょっとその後調べて気になったところなぞを。
  こちらはロイターの11/8付の記事 なわけですが、"white phosphorus"と記述されてます。で、兵器のwhite phosphorusってのは(white phosphorusは白燐そのものでもある)どういう外見かと画像検索かけてみると……( M34 WPの画像 )思いっきり「SMOKE」って書いてありますね。他の画像を探してみると、 こちらこんなの が(煙が上がってるのがそうでしょう。画像の解説には「白燐弾、第一七九歩兵連隊第二大隊が投擲、七九六高地の北東斜面にて爆発」とあります)。
 他にも検索したら、早速 本家Wikipediaにも色々書かれてました 。"white phosphorus incendiary"(白リン焼夷弾)でも登録されてたんですが、流石に馬鹿げてたのか"white phosphorus"に統合されたようです。
 で、「white phosphorus bomb」で画像検索に引っかかったのは 退役になったUSSアラバマが1921年にターゲットとなった画像 だけ。Wikipediaに掲載されてる写真もそれです。元々"white phosphorus incendiary"の方に掲載されていたようですが、統合の際に移ったのでしょうか?
 いずれにしても煙主体の爆発で、イタリアのドキュメンタリーで放映したという映像とは明らかに違うし。あれは焼夷弾じゃないのか?
 動画を探してみると、 物質の白リンの燃焼の動画 (asx)が。一応ドラフト内で実験してますが、まあ、この程度の設備で十分なんですな。
 出来れば白リン弾が実際使われている動画が見たかったんですが、見つかりませんでした。イタリアの例の番組の動画ですか? いや、一応見たんですが、悲惨な映像にまじって、 白骨と化した遺体がほとんど無傷な衣服を着てる映像 を見た時点で耐え切れず噴出してしまいまして……あれが「恐ろしい」って言ってる人、おかしいと本当に思わなかったのかな? この映像は米兵が「白リン弾は身体の内側から犠牲者を焼いて……」と説明してるところでイメージ映像的に差し挟まれてるんですが、どう考えてもこの遺体は白リン弾とは無関係でしょ?
 結局 BBCの"white phosphorus bomb"報道 は「間違いでFA」なんですかね? 焼夷弾がえげつない兵器ってのは確かにそうですし、ウィリーピートが誰にどう使われたかは追及の余地があるとは思いますが、魔女狩りっつーか悪魔狩りっつーか、ありえないものを糾弾してる気が……
 今回は、ちょっと画像を中心に探してみました。


2005年11月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 無防備都市−戦火のかなた

 本当のところ、「無防備都市」と言われると伊藤明弘氏作品がBREN-303名義で掲載された戦争マンガアンソロジーを思い出すんですが。多分このタイトルは、未見だけどもロベルト・ロッセリーニ監督の同名映画( 無防備都市戦火のかなた )が元でしょうが。
 苫小牧は地理性、施設等を考えると、確かにその手の行動で切り札に出来るって話は思わずうなずいてしまったんですが……でもその切り札って使い手があるんだろうか? っつーか、無防備地域宣言とはほとんど関係なく成り立つ要素の気が。そもそも無防備地域宣言の条件を成り立たせるために自衛隊を都市に入れることが拒めるんだろうか? と思って、有事法制はどうなってただろうかと検索かけたら……無防備地域宣言運動の署名活動が行われている 国立市から総理への有事法制案(当時)に対する質問書 が……いや、別にいいんですけどね。国立市って、何か変なのがいる?

  断水の中国ハルビンで住民が空港や駅に殺到=目撃者 ( ロイター )。化学工場での事故によって、らしいけど……中国は経済的な成長の一方でいろいろアレだから、こういうことがやっぱり起きるんだろうなぁ。

  「中国は寛大、日本は未熟」友好に奔走の日本人語る人民網 )。ところが、このインタビューを受けたというアジア環境技術推進機構の事務局長川上彰夫氏が、 アジア環境技術推進機構のトップページ で、「取材をを受けた事実はない」と発表。「言っていない」ではなく「受けてない」のだから、多分、本当なんだろうなぁ。

  チワワ盗難、相次いで発生 日本excite )。ちっこいこともあって、盗みやすいんだろうなぁ。ブームによるペットの過剰需要は他にも問題があるんだけど、これは犬でチワワならではないんだろうか? 少なくともこれだけの規模のものはそうなんじゃないかなぁと。それに問題があろうと、盗まれたショックで仕事までやめたというこの記事中の奥さんのような人が出てるのは確実で。
 チワワの出てたCMって、金融ローンのアレだろうなぁ。カワイさで業務のあざとさをごまかそうとした結果がこれか……

[アニメ] ワクテカ

 今週の ノエイン (#7)は、#2以降初の萌え作画。これは総監督容認なのか〜。
 自分が連れ去られたのが未来だと知ったハルカは、フクロウとアマミクによって連れ戻される。そして着々とラクリマでの龍のトルク(=ハルカ)を使った計画が進行する。元の世界では子供たちが真剣なんだかふざけてるんだかわからないハルカの探索を行う一方で、ユウは自失しながら街中でハルカを捜し求める。そんなユウだったが、ハルカの危機に呼応するようにカラスとシンクロし……
 ノエインさん、二度目の登場。しかも竜騎兵のリーダーであるクイナが裏切り者? 竜騎兵のコサギは任務を逸脱したカラスの処分を買って出るが、なんかカラスにプライベートでいろいろありそう。アマミクはハルカが自分たちの知るハルカとあまりにそっくりなことに動揺しつつも任務を果たそうとするのだが……
 ラクリマから脱出したハルカとカラスだけど、ハルカはカラスがラクリマ世界でのユウだということを知らない。またラクリマがハルカを放置するわけがないし、異世界で不安定なカラスがどうなるのかも……
 今週はお風呂シーンはなかったけど、そんなようなものはアリ。

  ぱにぽにだっしゅ 。今回もOPは「少女Q」。「ルーレット・ルーレット」のように「あれ? 変わったんじゃなかったの?」ってなことはとりあえずなさそう。最初の「黄色いバカンス」は60年代後半から70年代前半っぽかったけど、これは80年代風。当時のポップスのみではなく、テクノやらも意識したあたり、多分確信犯。80年代の代表アイテムであるヘッドホンステレオとかも意識してたりと、バカっぽいわりにかなり計算ずく。
 本編は、最終回展開の複線かなぁ、という気も。芹沢の声優さんの斎藤千和しゃべりに拍手。


2005年11月25日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 大阪出張帰り

 疲れた、っつーか、異様に肩がこりましたわ。いや、比喩でなく、マジでこってるんです。
 今回は仕事自体は話聞いてくるのがほとんど、あとは引率みたいなものだったんですが。
「部屋のあかりが点けてすぐ明るくならない!」
──ビジネスホテルは大抵そうですが、何か?
「ホテルの道順がわからない!」
──そんなホームページの略地図だけでわかると思う方が間違い。
「革靴が靴擦れする!」
──ソーダネー。
 ってな具合に、なかなか楽しい旅行でした。(おい
 帰りは、レンタルで借りてた「ファイトクラブ」を見て時間を潰す。名駅について、丁度時間が合ったので 仮面ライダー THE FIRST を見てくる。
 ニ、三、書くネタはあるけど首が痛くていけませんわ。また後日。
 つか、留守中の録画の消化もしないと。


2005年11月26日() 旧暦 [n年日記]

[その他] はやぶさ、やったのか!

  はやぶさ、2度目の着陸に成功 試料採取もほぼ確実朝日 )。あまりよくわからないことだらけなので言及は避けてたけど、これは触れずばしかたあるまい。厳しい条件の中で良くぞここまで、と思う。現時点でもものすごい偉業だと思うが、当然二年後の試料回収も成功を期待したい。

 それとはなんの関係もないんですが、ナイフ買いました。今回はヴィクトリノックスではなく、レザーマンのJUICE KF4。 画像1画像2画像3
 コンセプトは1)プラスドライバは必須。2)ラジオペンチがついてるとイイナ!3)でもおっきすぎるのはイヤ。という辺りで、店頭で一目ぼれしたのを、通販で。(だって店頭だと定価だったんだもの)
 仕様要求としてはそれだけだったんですが、実際にはなぜか色々ついてきてしまいました。波刃ブレードやら、ノコ刃やら、ダイヤモンドやすりとか……(画像3参照)
 全ブレードを展開すると、中級クラスにも関わらずものものしい。まあ、着いた早々オイルストーンでブレードを研いだりしたせいもあるんですが。
 なんつーか、収納形態、ペンチ形態、全ブレード展開形態を見てると、何故かビーストウォーズ・メタルスで出てきたカニタンク( ランページ )を連想しますな。
 ふと気付くと、色々日常で使いそうもないものは付いているのに、栓抜きと缶切りは付いてなかったりする。しかたない。そっちは手持ちのヴィクトリノックスでどうにかしよう。(おい

[映画] ファイトクラブ

 自動車メーカーに勤めるジャックは社会的には何不自由なかったが、不眠症に悩まされていた。唯一、病気の患者の告白会に参加し紛れ込むことでのみ、安眠を得ることが出来たが、彼と同じように病気でもないのに告白会に顔を出す女、マーラによってそれも阻害される。
 そんなある日、出張帰りの飛行機の中で野性的な男タイラーと知り合う。その変わった男タイラーによって全てをさらけ出しての殴り合いに快感を覚えていくジャック。同じように日々に抑圧を感じる男たちがタイラーとジャックに惹かれるように合流し、何時しか地下で殴り合いをする団体「ファイトクラブ」が出来ていくのだが……

 あ〜、実は未見だったんですが、コレ、 ど変態映画 だったんですな。それだけ言ってしまうともう全部この映画についての感想は終わりなんですが、それだと不親切なので続き。
 原作があるって後で知って、妙に納得。これは確かに現代文学っぽいですわ。「トレインスポッティング」を見たときのミョーな感じと同じ。現代ストレスと、悪趣味を詰め込んで文学で御座い、って顔をしてる感じ。単にストレスからの解消と男の友情を描く映画に普通に描けばなるはずなのに、そうはしないところが……
 ど変態映画ってこともあって、個人的にはミョーに気に入ったところもあるのが厄介なところ。とりあえず変態映画好きには勧めておこう。

[映画] 兵隊やくざ

  有馬頼義著「貴三郎一代」 の映画化。主人公の大宮貴三郎にはモデルがいて、調べてみると名門テキ屋の親分、山本五郎だということらしいのだが……
 原作でも歩兵と砲兵がいがみ合い、階級章の星が物をいい、鉄拳制裁がまかり通る軍隊で、兵卒の枠にはまらない大宮貴三郎二等兵と、そのお世話をおおせつかることになった有田上等兵の厳しくもバカバカしく、おかしな軍隊生活を描いている。
 軍隊と言えども人の集まりで、人の集まりである以上杓子定規で動いているわけではない。兵隊としては問題ありすぎな大宮だが、たくましさしぶとさでは人一倍。いつしか彼を抑えなければならないはずの有田でさえ、彼のバイタリティに魅了されていく。
 この有田も優等生ではなく、大学出のインテリのくせに他の同期のように試験を受けて昇進することはせず、軍隊が嫌いだからと入隊三年目にして未だ上等兵のまま、指折り除隊の日を待っているという変わり者。ただ大人しいというわけではなくむしろ知能犯的に大宮の騒ぎを収集したり、逆に便乗したりする。
 しかし不思議と大宮に惹かれるものがあった有田は大宮を無理矢理縛るようなことはせず、大宮もそんな有田に惹かれ、凸凹の二人には固い友情が結ばれる。
 この大宮と有田を勝新太郎と田村高廣とが演じる。
 また、規格から外れた彼らの目に映る軍隊は実にダイナミズムに富んでおり、当時の軍隊生活の一端を推し量ることが出来る。
 原作は続までしかないのだが(多分)、映画は人気を受けてその後も続々シリーズ化されている。近所のレンタル屋にシリーズが揃ってるので、続きも見てみようっと。


2005年11月27日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 木登り木登り

 知人のお手伝いで、木登りイベントに行って来ました。今回はこちらの人数も多かったし、参加した子供たちも極端にやんちゃなのはいなかったし、総じてスムーズな進行でした。
 手伝いの合間に自分も登ったり、登ってる子達の写真を撮ったりしてたんですが、こういうのって自然と立体的な構図になって、面白いっす。被写体の顔が出てしまうのでネットには掲載できないけど。普段、上下も見てるつもりでも基本的に意識は水平方向にしか向いてないってことでもあるし。
 ロープや器具を使った安全で自由度の高い登り方なのだけども、上級者は上下だけではなく、ロープからロープへ、枝から枝へと自由に移動する。私は高所恐怖症のヘタレなので、そんなわけにはいかないけど。でも、それでもかなり慣れては来たんですけどね〜。
 「樹上で過ごす」ってのは普通とまったく違う感じので、なんかこれってSFっぽいなぁ、とか思ったりもして。そう言えば、人間は木から下りた猿って俗説があったっけ。樹上生活者ってどういう意識でどういう社会・文明を構築するだろうなぁ、とか。浮遊都市とかが舞台のSFってのは多くあるけど、完全に樹上世界でストーリーが展開するSFってなかった気がする。北欧神話ってのはナシな。三次元的な立体配置が当たり前の世界ってのは考えてみると面白いかもしれない。
 帰ってからは録画の消化。でも疲れたので感想とかは明日以降に……ふにゅう。
 あ、でも一言だけ。エウレカセブンの「ニルヴァーシュspec 2」の登場へのシークエンスは、ちょっと感動しましたよ。あのタイミングで「DAYS」が流れるとは、ちょっと卑怯だ。


2005年11月28日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 姉歯建築士とヒューザーとかの件について

 世間様を騒がせてるこの事件だけども、私が第一報を聞いて思ったのは「姉歯? 誤植じゃない? そんな名字あるんだ」というくらいのものだった。その後ヒューザーやシノケンや木村建設と芋蔓式に名前が上がり、特にヒューザー社長の下品なヒールっぷりが取り上げられるに至っても、個人的には「ふ〜ん」というのが正直なところであったりする。
 いや、大変な事件だとか、マンション購入者が大変だとか、どうなるのかなぁ、被害者はできるだけなんとかなるといいなぁ、とか思っていないということではない。だが、その程度にしか思っていないということでもある。他人事だから、と言われるかもしれないが、事実他人事であるし、メディアに挙がった個人をヒステリックに糾弾して社会正義の一端を担った気になりたいわけでもない。
 実際のところ、耐震強度偽造のニュースから更に建設会社からの圧力の話が出て来た時、「ま、そうだよなぁ」と思ったのが一番大きな感慨だったりする。
 建設会社自身もだけど、購入者もコストダウンを望む中で、高い商品価値(この場合は安全性)をも同時に望む場合、その両者の圧力により「偽装」という決壊が起こるのは珍しい話じゃない。食品の産地偽装だなんて日常的にある。最近ではフォルクスが商品の表示が紛らわしいということだけで社長辞任にまで至ってもいる。
 一生に一度の買い物、とも言えまいが、それでもマンション購入は食品などより遥かに大きな買い物だし、万が一の時の致命性も高いのだから、大騒ぎになるのもむべなるかなではある。でも、結局問題発生の原理としては同じだ。ヒューザーの小嶋社長は期待以上に下品でヒールな言動のため火に油を注いでもいるが、どんな言動をしようが、出来る行動など限られているのだから、それ(言動)はそれだけのことでもある。
 また、極端なコストダウンと商品価値の二律背反が事の根幹とすれば、当然姉歯建築士や上に挙げられている三社だけの問題ではないということになる。おそらく、社会的ヒステリックの様相も呈してきている理由の一つはそこだろう。
 周辺ニュースなども見ると問題が明るみに出る前に国交省幹部と接触していたりとかもあったみたいだから、スキャンダル発生のメカニズムに興味もあるが、さして熱を入れて調べようとも思わないし、今のところ上に書いた分が感想の全てである。被害が大きいので同情もしはするが、結局現象だけを見れば世間一般に偏在している問題にすぎない、とも言える。対策も、おのずとそれに準じることになるだろう。

  マコケン 。VIP板の 髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた スレのコミック化だそうな。VIPは流石に見てねえっす。

[アニメ] 絶対少年のない土日

 なんだか物寂しくもあり。
  BLOOD+ 。なんだか舞台はベトナムになって女子校ものに。このくらい頭悪い方が気楽に見れるけど、場所柄何時「ベトナム戦争で米軍が」と電波飛ばしてくれるか、 楽しみに 不安になってしまう。ちなみに当のベトナムでは伝統的なアオザイより日本のセーラー服の方が人気だそうな。

  エウレカセブン 。ただでも個人的ツボの決死のジジイに、クライマックスで流れる第一期オープニング曲の「DAYS」と来たら、ちょっと卑怯ですよ? タイプエンドの追尾弾に追われるニルヴァーシュがいつの間にか高速飛行形態になっていて飛行型への変形シークエンスが見られなかったのはちょっと残念だったけど。ジジイとレントンの同級生のガキどものやりとりがまた泣ける泣ける。だからジジイはツボなんだってば。

  響鬼 。長らく続いたあきらの迷いに決着。あきらの変身体は一瞬現れただけ。このシーンのためだけにスーツを用意するとは、なんて贅沢な。だけどもあきらの選択は……自分は復讐心を乗り越えられない、と悟ったのだろうか。少し寂しくもある。そのあきらの決意が、弟子を取ることに臆病になっていたヒビキを動かす事にもなる。名前を呼ばれるまでの展開を描いてた明日夢はともかく、桐矢を認めるのは唐突という気もするけど。
 展開的には、今まで敵だったはずの館の男女が猛士と共闘? というわけではないだろうが、自分たちの手には負えない魔化魍「オロチ」を倒すために協力を今後もすることはありそう。

  ゾイドG 。ムラサメライガーの第三形態・ムゲンライガー登場。フェルミとソウタの率いるディガルド軍がルージたちの帰還したズーリの街を強襲。秘密の出入り口がばれ、戦力がいくらか増したディガルド討伐軍も苦しめられることに。ムラサメライガーも二本の大剣を操るバイオケントロにピンチに陥るが……
 いやぁ、動く動く。これまでで多分一番動いてるぞ。作画スタッフを見ても今回は全部日本人スタッフ。力の入れようがわかる。ムゲンライガーの登場、そしてそれを契機に討伐軍の逆襲の転機となるだろう回だけに、気合が入ってるなぁ。ムラサメライガーのような大刀をハヤテライガーのように二刀流で豪快に操るムゲンライガーは、ソウタのバイオケントロを圧倒。ムゲンライガーへの変形がいつの間にか行われていたのはちと残念か。一瞬光るとかくらいのエフェクトでも入ってれば映えただろうに。ソウタはあれで退場なのかなぁ。
 それよかレ・ミィが丸焼き以外の料理を作った事の方が驚きか? 今回はミィ様ツンデレ祭り第二弾でもありました。ゾイド講座も相変わらず飛ばしてる。


2005年11月29日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちと尾篭な話ですが

 十日ほど前に東京新聞(中日新聞系列)が 「寄生虫の卵 感染、ラッキーかも」などと無知無神経極まりないことを書いた のだけども、それに対し「笑うカイチュウ」などの著者である藤田紘一郎教授が 夕刊フジ上でその誤謬と危険性を指摘 している。 *1
 件のコラムは藤田教授の説を引用しているのだが、こんな間違いだらけのトンデモ引用をされたらたまらないだろうな、と思ったら、ご本人自ら反論なさった(ってわけでもなかろうが、結果的にはそうなってる)のでほっとする。そもそも本来糞尿は堆肥化のプロセスを経なければマズいハズなのに、そのまま撒かれてもなぁ。(参考: よい家畜ふん堆肥とは ) どうも堆肥化のコストを惜しんで、とのことらしいのですが。
 まあ、国産キムチだからと言って安全かと言えばそうも言い切れず、コストのために外国産の白菜などを使ってる場合もあるので、絶対とは言い切れないらしい。本当に難しい世の中だぁね。

 寄生虫ってえと、ちらと聞いた話では医療の現場では寄生虫の専門家が年々減っているらしい。ふた昔前みたいに、子供のほとんどがお腹の中に回虫を飼っていただなんて時代ではないから、需要としては減っているのはわかるが、寄生虫症はものによっては治療が難しく、また場合によっては対応が正しく出来ないといった問題も発生するかもしれない。
 こんなことで散々脅したって仕方ないのだけど、誤った知識(それも危険な)を新聞が平然と広めるのはやめて欲しい。少なくとも修正記事くらいは載せてくれ。

 新聞の怖さってえと、 愛・蔵太の気ままな日記 宇宙ロケット「はやぶさ」関連で、こちらへのリファがけっこうすごい 経由で 的川泰宣氏講演会レポート 。「おおすみ」打ち上げ失敗で朝日記者が糸川氏を散々叩いたのは、銀座のママをめぐる私怨だった、というお話。四年前の講演で、愛・蔵太氏のブログで取り上げたのも二年前だったのだけど、読み流してたのか今回初めて知りました。朝日新聞のことはいろいろからかい半分にあげつらったりもしてたけど、科学記事を比較的多く取り上げる傾向(内容の正確さと方向性はともかく)は評価してたんだけどなぁ……
*1:  よく考えたらリンク先まで飛んで読む暇がある人ばかりではなかったので、解説。
 東京新聞のコラムは「回虫によって花粉症が軽減される」という藤田教授の説を引いて、「逆にラッキーかも」などと書いたのだけど、藤田教授は種による寄生虫感染の危険性を指摘しておられる。特に犬など、人間以外に特化した寄生虫の場合、人体の中ではちゃんと成虫にならず、幼虫のまま何年も体内を徘徊し、臓器に居付いたり、場合によっては網膜に到達して失明する可能性も少ないながらある、ということをちゃんと言っている。ちゃんと共生している生物も、別の種を宿主とするとその行動は制御されないという当たり前のことを東京新聞記者は理解していなかった。

[マンガ][その他] 今日の買い物

 ・ 東京赤ずきん(3)/玉置勉強

 出てたの、うっかり見逃してた。他には週刊プレイボーイなども買ったり。いや、普段は全然買ってないけど、ちと知り合いの絡んだ記事があったので。ゴシップ系ではないですよ。
 週刊ジャンプでいとうみきお氏がまた読みきりを書いていたけど、ちと絵柄が変わったか? 絵柄なんてのは変わるものなんですが、以前はバタ臭さが前面に押し出すぎていたのが、かなりやわらいでる。それでいて演出や話の癖はきっちり残ってるから、いい変化、なのかな?
  樹上生活SFはある 、という話で、 ニーヴンのインテグラル・ツリー なのだそうなのだけど(未読)、 紹介文 によると、浮遊状態ってことなのでちと違うかなぁ、と思ったら、擬似重力があるのか。
 「暁星記」は確かに樹上SFになるのかな? なんかビミョーな気もしないでもないけど。
 それにしてもものすごい頭が痛い。うう、早めに休まんとなぁ……


2005年11月30日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] たまには気持ちよく飲みたい

 ここんとこ連日、へこむことがあって、毎日気分を切り替えても切り替えても……おかげで晩酌も進まなくってねえ(それってむしろ健康にいいんじゃ)。ワタクシの開き直りスキルは極めて低いのですよ。

 Firefox1.5が出ていた。日本語版も同時に出ていた( 本家 から落とせます)。なんか力入ってるなぁ。使ってる拡張機能やテーマは大体対応版が出来ていて、すんなりと移行完了。どこが変わったのか、リリースノートちゃんと見てないのでわかりません。(^^;

 OURsとBIRZを購入。OURsは定期購入を宣伝してるけど、新規読者へのアピールを考えた方がいいんじゃ……と思わなくもない。OURsの連載傾向には一致してるのかもしれませんが……と、「アニメがお仕事」を読んでてふと思ったが、これで裏表紙にアニメ専門学校の広告が載ってるって状況は、皮肉というか、逆効果なんじゃと思わなくも……

  朝目新聞 様→ QUITER 様経由で、 DEAD OR ALIVE劇場版TRAILER 。QUITER様の解説を参考にしてダウンロードしてください。なんつーか、女性キャラばっか……てか、グラマラスな女優さんばかり(しかもかすみやあやねまで欧州系)ってのはわかってるのかバカなのか。両方だな。きっと。しかも異様にビキニのブラに拘ってるし。一体何なんだか。

  魚にキスしなかった通行人を魚で殴った男 ― 被害者の頬に魚の鱗AZOZ blog )。犯人はきっとモンティパイソンの見すぎだったんでしょう。