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2005年06月21日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 神話・英雄・民族

 廬武絃韓国大統領が二時間の日韓首脳会談のうち、一時間五十分を歴史問題に費やしたと自慢してたそうで、なんというか、バカもここに極まれりというか、この男が大統領でいる限りは韓国の状況はずるずると悪くなっていくばかりだろうなぁというか。でも、それも含めて韓国国民の選択だから仕方ない。
 廬大統領はじりじりと支持率を下げているので、韓国大統領のそういう場合のいつもの手「謝罪しる! 賠償しる!」戦法なのでしょうね。正直アホかと。
 一方、まあ韓国とは状況は少し違うのだけど表面的にはやってることは同じに見える中国。歴史教科書とか、まあそれなりにいろいろやってるわけで。

 で、ここでいきなり話がずれたりするんですが、なんてタイトルだったか忘れたんですが、昔読んだ本に「国家には神話・英雄・民族が不可欠だ」ってなことが書いてあったのですよね。って書くと抽象的なんですが、神話とは要は国家成立の正当性のバックボーン、英雄とは国家への献身とそれを促す文化、民族とは集団としてのなんとなくも含めたまとまり。民族というとアメリカなんか多民族国家だろ、とか言われそうなのだけど、アメリカの場合市民権取得の際には国への忠誠を宣誓するし、義務教育における教育などで「アメリカ擬似民族」ともいえるある種の共通認識を形成する。あまり上手い説明でなくて申し訳ないのだけど、これはあちこちの国、特にアメリカや中国のような「人工国家」を見ると確かにあてはまる。(日本もわりと「人工国家的」なのだけど)

 中国の場合の神話ってのは「抗日戦争」をはじめとした外敵との戦いの末勝ち取った自立、というもの。勿論中国が主張するとおりの(共産軍にとっての華々しい)抗日戦線があったかというと歴史的には違うけど、これはあくまで「神話」なので史実かどうかってのは実はあまり関係がない。厳密に詰めてしまえばその辺は色々齟齬を起こすのだけど、そこはお互いわかってあんまり突っ込まないようにするってのが大人の態度というもの。
 が、江沢民政権がその支持の薄さを補うため(またその他の要因から)過剰な愛国教育を行ったところから問題が顕著化する。先にも書いたように国家の正当性を強化するには「神話」を強調することになる。新たな神話が出てこない以上、それは主に「抗日戦争」云々ということになる。政府への批難があまりおおっぴらにできないこともあいまって靖国だのなんだののごたごたにつながるのだけど、ここで問題がひとつ。靖国ってのは先の三要素のうちのひとつ「英雄」に関わるし、天皇は(明治政府が意図的にそうしたのだけど)「神話」の中心人物なんである。今現在の日本ではあんまりぴんと来ないだろうが、実際今の日本は(単に政府が連続しているというだけではなく)明治政府からずっとひとつづきなんで、この辺を云々するのはかなり「大きなお世話」なんである。日本政府が抗日の記念日とかに「それは事実と違う」とかと文句を言わないのが当たり前と同じように、自分に押し付けられない限りはそこらへんを云々する方がはっきり言っておかしい。
 現代日本の状況を見るに、「天皇を崇拝しなければならない」とか「首相は靖国を参拝せねばならない」ってのもアレなのだけど、「してはならない」としてそれらを否定させられてしまうのも、国家としてはおかしい、というわけ。
 まあ、なにが言いたいかというと、中国はそこらへんには過剰に口を出さないのが国としては正しい態度だし、これ以上口を出すと抗日神話の「嘘」を他所から公式に糾弾されても自業自得ということになってしまうよ、ということ。現政権も苦しいところなんだろうなぁ。

[その他][アニメ] つれづれ

 今日、職場の若い子に「2chに書いてあることってどれくらい本当?」と聞かれ非常に返答に困ってしまった。「板や場合によりけり」と言っても納得せず、仕方なく「実感で2、3割」と答えたけど、さて、実際のところはどうなんだろうなぁ。
 つか、本当は情報源がたどれない情報は信用すべきじゃないんだけどね。でも「正しく信用しない」ってのがまた難しい。自分なんかもうっかり信じてしまうことがあるし。人間ってのは信じたいことを信じてしまう生き物だから手におえない(自分を含めて)。

  愛・蔵太氏の本日のブックマーク2005年06月17日 経由で 間違えやすい言葉遣いを注意しあうスレ __まとめサイト を見る。すいません、間違って使ってるものが結構ありました……「複雑骨折」とか……「確信犯」の説明はわかりやすかった。

  あまりたいしたネタではないのだけど、ちょっとほほえましかったので。「 はてな:当社は製麺機メーカーですが、HPの引合い件数を上げる方法を教えて下さい。 」どうやら こちら 、大和製作所という製麺機メーカーの社長さんらしいのだけど、なんだか程よい感じのほほえましい一生懸命さ加減が思わず笑ってしまったので。たしかにトップページはごちゃごちゃしてとっちらかってる感じですね。それぞれ面白そうなコンテンツなんで、トップページではアピールしたいことに絞り、各ジャンルにページ構成をわけきちんと把握しやすいような構成にしたらもっと注目されるんじゃないかと思います。

  エウレカセブン は、相変わらずようわからんというか。とりあえずふいんき(←何故か変換できない)を楽しむのが最も正しい楽しみ方なんでしょうけど。タルホの元の身分が激しく不明なのだけど、一応あれ、軍服だよなぁ……でもシャツだけ? どういう状況だ?
 ホランドがダメな大人(多分、中の人は同じだけど野原ひろしよりも対人レベルでは大分ダメ)なのは最初からわかってるのだけど、延々ダメ丸出しで弱音を吐かれても困ってしまう。他の連中(特にホランドと同年代以上)はどうして黙ってホランドをリーダーに押し頂いてるんだろうとも思うけども、要は他の誰もリーダーやろうとしないんだろうなぁ……他の人もあんまりまっとうな大人とは思えないし。まあ、実際現実のリーダーの中には「俺はリーダーに向いてないんだよ!」と胃薬飲みながらなんとかやりくりしてる人も確実にいるんでしょうので、いいんですが。
 今週はとりあえず「無重力バンザイ」と鼻血女のぐーパンチ(平手打ちでなく)。特にエウレカとそっくりの顔のアネモネは、鼻血顔を見せたくないのに憧れの人の服で鼻血をぬぐうのは平気ってのがほどよくぶっ壊れてる。

  まほらば はいよいよクライマックスの展開に。灰原さんと桃野さんがそれぞれ現状の進展(=鳴滝荘からの別離)を予感させる一方で、白鳥君の事故(では実はなかったのだけど)をきっかけに、管理人さんの様子がおかしくなってしまう。鳴滝荘の非日常的日常ってのは、管理人さんのために住人が意図して作り上げた箱庭でもあったわけですな。単にお祭好きってことでもあるんでしょうが。予定調和っぽい予感はするけど、なかなかに悪くはない。


2005年06月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 第一部、完!

  エマ 最終回……って、全12話だったのか。本当に第一部完、のところで終わり。原作だとこの後新展開になってるのだけど、ここで終わられるのは非常に後味が悪いというか、破局が展開的にダラダラと(無論、内容に意味はあるのだけど)続いたので、尻切れトンボっぽいというか。
 第二部が開始されるならいいのだけど、ここで終わったらいろんな意味でもやもやしすぎるなぁ。

 で、むしろこっちは2クールでは長すぎるんじゃないかと思われる アクエリオン 。ほんとにぐだぐだだなぁ、というか……文句言うと長いのでやめておく。

  箱男さん のところで知った Wrong About Japan という本、ブッカー賞作家の散々な日本オタク紀行らしいのだけど、作者には本当に申し訳ないが紹介文読んでるだけで笑える笑える。元々ガンダム等のファンだったお子さんのために日本のアニメ等の関係者を訪ねて回ったらしいのだけど、よりによって富野監督のところに息子さん同伴で行ったらしい。もうそれだけでどんなやりとりがあったか想像できて笑えるのだけど、箱男さんの文によれば実にまったく想像どおりで、夢と希望(一方的な思い込みともいう)を抱いて富野監督に会いに行ったはいいが、「あれは玩具を売るために作った番組だ」と斬って捨てられて(てか、聞き方もまずかったと思うんだけどね)親子揃って「ポカーン」状態。
 日本人が外国に、あるいは誰かがよく知らないなにかに憧憬を抱き現物に触れて失望するというのは日常よくあることなのだけど、それをここまで(紹介文によればかなりの部分無自覚的に)面白おかしく書くとは、さすがブッカー賞作家というか。ところでブッカー賞って何?
 これは是非、日本でこそ訳して出版して欲しい。邦訳出さなきゃ勝手に原書で読むけど。

 一部で有名な 韓国の反日落書き……もとい、お絵描き (この幼稚園児の落書きもどきのものが実は「中学校の生徒が」「授業で描いたもの」で、「地下鉄駅に公に掲示されている」という、ツッコミどころ満載のもの)関連でたどってたら あんた何様?日記逆境ナイン試写会感想 を見る。これは思ったより期待できる……かも。
 それはそうと落書きの件、(韓国以外の)海外の方は、結構見てショックを受けてるようですね……こちらからすれば韓国ってのはそういう国だってわかりきってる話なんですが。


2005年06月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 既視感ありまくり

  フタコイオルタ #12。三ツ木の先代の遺言による公彦と沙羅の結婚、二子魂川再開発計画、これらはすべて海神機関による陰謀だった……ってな話がどこまでマジなのかというかわりとどうでもいい怒涛の展開に。つか、ことあるごとにどこかで見たアレとかそれとかが! カ○オス○ロに巨○の星、ゴスロリ仮面登場はラ・○ーヌの星、じゃなくってヤッ○ーマンか? その他恣意的か否かよくわからないパロディというかオマージュがいくつも。構造的にはある意味今日びのアニメの典型例というか。古い皮袋に新しい酒とラベル、というか。
 三ツ木青年は海神機関のこともその陰謀も知らなかったようで、やはり傀儡っぽかった感じ。最後に 沙羅を連れて帰ると約束する前に 双樹にキスしたのは、第三話「エメラルド・マウンテンハイ」との対比なのだろうなぁ。まあ、とにかくあれこれ考えず楽しむがよろしかろ、ということで。

 今週のチャンピオンで「舞☆MAiD」の企画名だったHiME企画第二弾は「舞乙HiME」とタイトル変更。読めないぞ、これ。(「まいおとめ」らしい) スターシステムは手塚治虫の時代から(細かく言えばその原型はそれ以前から)あるんでいいんですけどね。ただ、それが現在のキャラクターですら消費物としてしまう消費社会に合うかどうかは一抹の疑問は残る。まあ、結果見ないとなにも言えないけど。

  「戦艦大和ノ最期」の記述に嘘?産経 )。あ〜、すいません。鵜呑みにしてました。ってか、まあどちらが本当かってのは見てきたわけではないのでわからないけど、確かに言われてみれば艇がひっくり返りそうなほど不安定な状況で軍刀を振るうってのはおかしいですわな……この描写が入った理由は結局わからないのだけど、記事の通り事実でないのならば、そういった描写が入ってしまったことはまことに残念。

  靖国参拝は国際的「約束」に違反、中国大使が発言朝日 )。あのー、サンフランシスコ国際条約には赦免に関する記述もあるんですが、読んでないんでしょうかね(って、読んでてもそ知らぬ振りをするのがこの人の仕事なんだけど)。また、有罪になったとしてもその人を慰霊しちゃいけないってことはないはずですが。なんだか必死さ加減が日本国内のおかしな団体とかと似てきて、ちょっと苦笑というかそこまでしなければならない立場が可哀想というか。

  戦時中の「日本の蛮行」が米教科書に掲載義務づけ?ANN )。(注 時間と共にURLが変わります) 米国の中国人団体の活動によるらしいのだけど、地元議員はもっぱら興味がないのでスルー状態で、このまま可決の可能性も高いのだそうな。そういや先日の北京の反日デモなども、インターネットで煽った書き込みなどはアメリカからのものだったらしく、どうやら中国政府が統制できない米国等の外国からの反日運動の煽りが深刻な模様。狂信者的な活動なのか、それとも(かなり妄想的な想像だが)社会的に日系がライバル層と見てイメージ失墜を計っているのか。なんにせよ迷惑な話だ。


2005年06月25日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] こっちもいろいろ混ざってる!

 変身ヒーローもので怪獣もので昆虫もの *1ムシキング 。「もう一人の少年」ソーマ登場。今回もさほどトラウマ展開ではなかったけど、ニヒリストのソーマにポポは反発を覚える。現実主義の上、他人への感傷を一切拒否するソーマに、ポポはやがて反発を覚える。姿を変えられた母親を置いて出たポポを責めるなど、根っから悪人ということではないようだけど、どうもその行動が必ずしも悪と言い切れないことの気がするアダーたちとの絡みもあるので彼の立ち位置は気になる。しかしのっけの岩山にはりつくチョークのカメラアングルがきわどいんですけど……でもおばさん。(笑)

  ハチミツとクローバー は、今回も面白かった。よく見ると総集編なんだけどそうとは感じさせない作り。作画も乱れないし、上手い。ただここまで出来が良いと、あのOPだけがやはり気になる。はぐ美の殺人料理を表してるようだけど(「かぼちゃのミントアイス盛り」があった)、なんでわざわざそれだけ見せつけるのか……芸大だからオブジェってことでもあるのか? でもやっぱあれはなぁ……

 それにしてもムシキングと言いハチクロといい、最初スルーしてしまって後から見ると面白かった、ってものが結構あるな、今期。「おねがいマイメロディ」はこないだもう一度見て、面白く出来てるのだけど個人の感性とはちょっとずれててズビシとは来なかった。

  絶対少年 は、ややフェチ復活。バンザイ! あと、狙ったような歩きゅん萌えシーンあり。
 毎日啼沢川の上流に向かう歩。しかしやはりわっくんは現れない。それと同期するように田菜では電化製品の不調が繰り返し起こる。歩はそれが自分がわっくんとの約束を破ったことが原因ではないかと思ってしまう。そして歩の過去について、もう一つの事実が判明する。
 「世界の皮膜が薄くなる」ことで田菜には様々な怪現象が起こる。平五郎はそれを「良いことでも悪いことでもない」と、歩にこの事件に最後まで関わり続けることを促す。そしてもう一人、亮介が実は昔歩と会っていたことが判明する。
 そうした歩とわっくんを中心としたやりとりの周囲で、他の人たちも事件に巻き込まれていく。再び田菜を訪れた須河原晶と、拓馬に拒絶された潮音の前にも妖精が現れる。潮音はタルトと二人きりのときが一番素直で可愛く見えるのに、どうしてああいうふうに自分を振舞わせるんだろう? それが潮音ってキャラクターなんだろうけど。
 あと、テレビの不調で昼ドラが見られず嘆きまくる深山父が可愛すぎる。(笑)
*1: 昆虫ものなんてジャンル、アニメにあるのかって? ほら、いろいろあるじゃん。「ミ○ロイドS」とか「ミク○イドS」とか「ミクロ○ドS」とか……

[マンガ] 電子遊戯黙示録/マツダ

 いや、なんとなく。
 なんと説明したらいいのか困る漫画だけど、ゲームギャグというのかコメディというのか。主人公の元にクソゲーを薦めるゲーム悪魔と名作ゲーを薦めるゲーム天使が現れるのだけど、普通ならゲーム天使がヒロインになりそうなところがゲーム悪魔の方がメインだったりといろいろ微妙なズレ方が楽しい。作者はセガ好きらしいのだけど、セガ信者じゃないところも個人的にはとっつきやすい。
 ただ、ゲームマンガのところで出てきたタイトルがコロコロばっかってのはちといけませんな。「ファミコン風雲児」とか「ファミ拳竜」とかのボンボン系もあるじゃんかさよう。
  こちら の作者のサイトで雑誌掲載分は読めるようです。

[その他] 気が利かない

  ネコミミ付新幹線朝日 )というニュースを見てなにか気が利いたコメントのひとつもつけてみたくなったが、おちゃらけたコメントも真面目なコメントも思いつくものは一通り言われているようだ。ふむん。

  “日本優遇”に中韓が難色 核融合炉誘致撤退の見返りで産経 )。こいつら本当に何様なんだろうなぁ、と時々本気で思う。いや、言っても意味ないことはわかってるんだけど。

  北方領土、露世論調査 4島返還51%賛成 中国を警戒、「対日改善」増加かgoo )。「遠交近攻」は外交の基本、ということで。いや、ロシアも隣国なんだけど。別に中国を攻めようってことでもなくてね。こういう世論は上手く生かして欲しいなぁ。

  岡田民主代表の外交ビジョンを評価=中国次官Y!hl )。これって喜ぶことでも自慢することでも全然ないと思うのだが、とりあえず。

  イラクの自衛隊車両を狙ったテロ産経 ) は、やはりいろいろ心配。今回は人的被害はなかったけど、今後もテロがないかというのが真っ先に懸念される。同時にこのテロはおそらくサマワ住民の民意ということはありえないだろう。自衛隊が撤退し、民間のボランティアが入ればテロがなくなると能天気な意見をいう向きもあるけど、そんな寝言を真に受ける方がどうかしてる。しかしやはり同時に自衛官の方々には無事も祈る。とにかくご無事で。

  「米国を語る」座談会、高遠さんら26日開催朝日 )。はあ、劣化ウラン弾ですかそうですか。このくだりだけで(講演者の如何に関わらず)まともに受け取る気が失せる。


2005年06月26日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 食いすぎ

 久々に、と思い近場のトンカツ屋「ぱせり」で昼飯を食う。食ったのだけど……ここ、量が半端じゃないんだよなぁ。頼んだのは味噌カツ丼なのだけど、ここのカツ丼が半端ではない。(カツ丼だけじゃないんだけど)
 何がというとまず器。ラーメンどんぶりである。いや、嘘じゃないって。そのラーメンどんぶりに山盛りご飯が盛られ、その上に味噌だれのかかった揚げたてのカツが乗るわけなんですが、そのカツがラーメンどんぶりが普通のどんぶりもののどんぶりに見える大きさ。さらに実はそれだけじゃなく、カツの下には卵二個分の目玉焼きが敷かれ、さらにサービスのつもりなのか串カツまで一本ついてくる始末。味噌汁付でこれで750円だから、量で考えればコストパフォーマンスはいい。いいんだけど……
 食い切れんっちゅーねん!(笑) つか、ほとんどドカ食い専門店。不味いってことはなくってコロモはサクサク肉はふっくらジューシー、油も胸焼けしにくい質の良いものなのでたまに食べたくなるのだけど、この量が、量が……今日? 暑さにやられて脳がどうにかしてたんです。カツ丼一杯で今日一日はダウンしてました。いや、マジで。

 NHKスペシャル「戦争請負人」を見る。う〜ん、民間軍事会社の現場の映像を見られたことは貴重なのだけど、全体的な構成は中途半端に過ぎ×。P.W.シンガーの「戦争請負会社」の内容に匹敵するものを、というのは最初から無理だし期待はしてないのだけど、最後の方の感想はと言われれば「南アフリカの現状は大変だね」というのと「戦争って悲惨だね」としか言いようがない。「何故そうなのか」とか、民間軍事会社がなくてはならない現状(イラク以外でも)というのは徹底的に無視されている。前述の書を読めばわかるが、民間軍事会社の勃興と隆盛というのは「戦争とは国が公に属する組織(軍)を使って行うもの」というこれまでの概念をひっくり返しつつある。そこを抜きに待遇の問題等だけをアピールしても、なにごともわかったことにはならないしなにも問題の解決につながらない。前半の部分はかなり興味深かっただけに残念。

[アニメ][特撮] マジレンは休みか

 残念。
  エウレカセブン は序盤最初の山場? コーラリアンとか、今まで出てきたけど一体なんなのか……エウレカやアネモネとも関係のある存在みたいだけど。アネモネは、自身だけでなく駆っているLFOジ・エンドがニルヴァーシュとそっくりなことから、エウレカと相同の存在ではあるんだろうな。でもキレっぱなし(笑)。あと薬の注射が結構えぐい……
 思わせぶりが多くてなんだかよくわからないところが多いが、リフのシーンの爽快感だけでも許せてしまう気になるのも、まあ何か間違ってるんだろうなぁ。

  響鬼 は見たけど……まあいいや。


2005年06月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] タニマチ的というか

  愛・倉太の気ままな日記6/26 経由で 焚書官の日常 さんの ジャンルの歴史を学ばない若者にジャンルに詳しいとしよりが老婆心であれこれ言う、ことについて(2) を見てみる。以前、 内田樹氏のブログ の「SFファンダムの記録は誰も残していない」というくだりに対して基本的には口伝であり、また現在記録として残そうという動きもある、というようなことを書いた。まあ、多分この辺の「記録を残す(伝える)活動」「その需要」のあたりの話と言えばそんな気もする。
 もうひとつ、最近書いた「物語を楽しむためにはなにが必要か」ということにも関係してる気がする。てか、ある面では確実に関係してる。それが中心事象かはともかく。
 「文脈の断絶」というのは、たとえばオタク界隈でよく使われる「ツインテール」という髪型を指す言葉が、元は新マンの怪獣でグドンの餌でエビの味がする、だなんて話は、「ツインテール」という言葉を聞いたときにどういうニュアンスを感じるかには関わるが、それが必要かって言われるとなかなか返答に迷う。
 そもそも自分はスノッブ的な押し付けに我慢がならずに3日でSF研を飛び出した人間なのでそういう視点の押し付けは大嫌いなのだけど、全体としての文脈について無頓着でいいかというとむしろ逆で、ある程度までは(わかった気になるところまでは)遡りたがる性格でもあって、この手の話にはちょっと複雑な立場でもある。
 個人的にはマスの主義や哲学ってのは状況に付随するものにすぎないと考えてる。それが変化したってことは状況が変化したってことの反映にすぎない。じゃあ、どういうふうに変化したのか。娯楽が容易く手に入るようになった、ということじゃないかと思う。昔はSFだとかファンタジーの数ってのはそんなに多くなかった。ジャンルもそんなに多彩には存在しなかった。それはひとつのジャンルについて徹底的に探求しやすいってことでもあるけど、逆に娯楽への餓えを満たすには徹底的に追求する以外になかった、ということでもある。入手しやすさの問題もある。都市部育ちの人は流通には割と無頓着かもしれないが、地方、田舎になると本屋に行けばなんでも(ってのも語弊があるが)店頭に並んでるってわけじゃない。したがって集団化して情報や実物をシェアすることが重要になった。
 翻って現在はどうかと言うと、ライトノベルというジャンルに関して言えば無茶苦茶たくさん本が出ている。またその名の示す通り、「ライト」であることがモットーなので(無論何事にも例外はある)咀嚼するのに難解な知識や文脈といったものはほとんど意識しなくて済むようになっている(本当は文脈がないわけではないのだけど、刷り込み的に持っているものでまかなえるようにしてある)。おまけに、「ライトノベル」ってのは「SF」とか「ファンタジー」とかのような「ジャンル」ではない。ある種の書籍出版ジャンルを指す言葉で、その作品世界についてのジャンル分けではない。分野が広くて当たり前だ。これらは「ライトノベル」ってものが「そういうもの」という話である。良い、悪いとは関係無しに。
 で、「良い悪いに関係なく」と書いといてなんだけど、ライトノベル隆盛が招いてる事態が良いか悪いかと聞かれれば「悪い」と答える。
 誤解がないように言っておくが、これは「ライトノベルが悪い」ということでも「その読者が悪い」ということでもない。あえて言えばある読者層の無自覚が悪い、ということになるが、責める意図も(あまり)ない。この辺の話を突っ込んでするとなにがしか自分に跳ね返ってくるのでいやなのだけど、書き始めたから仕方ない。
 先にも書いたが、ライトノベルに過去作品からの文脈がないわけではない。ただ、対象読者層には意識せずに読めるようにしてあるだけだ。事例としては香港の武侠もの映画と、歌舞伎の話が対応できるのではないかと思う。
 B級香港アクション映画とかを見ると、よく「これなに?」と思うような技が出てくる。例えば剣を飛ばしてその上に乗って空を飛んだりとか、おかしな武器を使ったりとか。「カンフーハッスル」では琴を鳴らして亡霊や剣を現出化させる技、なんてのも出てきた。日本人から見れば突拍子もない発想に見えるが、これらはことごとく武侠小説や過去の武侠映画に元があるらしい。おそらく香港人は「なんとなく」普通に受け入れてしまっているだろう。
 歌舞伎の事例は、その物語世界について。歌舞伎の演目を見てみると源平合戦の頃の話なのに江戸時代の格好をしていたり、また時代もぜんぜん違うはずの登場人物が別の話に出てたりと、考証だのという話になるとてんでおかしいものがある。これは受けるものを模索していくうちにそうなってしまったのだが、多分江戸時代の人は(比較的)違和感なくすんなり受け取ったのだと思う。
 状況としてはこの辺とあまり変わらないと思うと、まあそれはそれで、という気もしないでもない。けど、そうじゃない部分もある。
 まあ、歌舞伎の場合には現代みたいな娯楽の飽食時代ではなかったし(と言っても当時の世界レベルではかなり高度だったけど)、家とか師弟という系譜が存在しているため、古いものも(比較的)新しいものも内包し、なおかつその流れというものがきっちりと把握されている。ライトノベルの場合には層ごとの積み重ねであり、もっぱら気にされるのは比較的近い層だけである。つまりプリミティブな部分からどれだけずれてるかというのがわかりにくい。ライトノベルの「お約束」は無自覚なだけにそうである。視覚的イメージに例えるならもうそろそろ限界近く積み上げられたジェンガや、乱雑に何段も積み重ねられた積み木、といった感じだろうか。
 おそらく、ライトノベルの隆盛にもいずれ終わりは来る。どのようにかは予言者ならぬ身にわかるはずもないが、帰納的に何事にも終焉は訪れる以上、ライトノベルもその例外にはならないだろうということが言えるのみである。
 なにごとにも終わりは来るが、問題は終わり方だ。先鋭化しなおかつ未分化、未整理で終焉を迎えたものは、おそらくほとんど霧散するように消失してしまうだろう。少数の研究者が整理を試みるかもしれないが、膨大なだけにその作業は困難を極めるだろうし、また同時代人でなくてはわかりえないことも多いはずだ。おそらく、ライトノベルの築いた多くはなににも受け継がれず消えてしまうだろう。歌舞伎が大衆娯楽から文化芸術に質的転換を遂げたような、あるいはその後活動写真から映画、テレビ時代劇へと受け継がれたようなことは、おそらく起こらない。
 なんだか話がやたらとでかくなってしまって、「そんなの個人には関係ない」と言われそうだけども、結局文化を支えるってのはそういうことなんじゃないだろうか? 文脈などどうでもいいということは、結局そういうことじゃないだろうか。それに無自覚にしろ自覚的なのにしろ、消費物として以上の還元をジャンルに与えない。「あとは野となれ山となれ」という感覚に近いだろう。無論、そういう読者ばかりではないことも承知してるつもりだが。
 で、困ったことにここらへんが「自分に跳ね返ってくること」だったりする。枠組をちょっとだけ変えてみると、社会へのなすべき還元をちゃんとやっておらず……あ〜、だからあまり言いたくなかったんだ。
 そんなマクロな話でなくミクロな話をするなら、そのことについて語るとき極めて自分内部限定の、しかも表層的な部分しかすくい取らない話しかできない。いや、そういうのもいいけど、そういうの だけ ってのは人間性が見えてしまって……あ〜、このへんも自分に跳ね返ってくることだわ。鬱氏。
(追加:自分がなにを面白いと思ってるか、どういうことを面白いと思うかってのは、ある種の自分自身との対面である。それをする必要性はない。だが、その対応により自分がどういう人間か、他人から見透かされるということは頭に入れておかねばならない。)
 まあ、近視眼的にそういった話を「うざったい」と切って捨てるか(話の振り方にもよるんだけど。私がSF研を飛び出したときみたいに。)、それともリスペクトを持つか、ってのは、(ただのつまらぬ自尊心だったとしても)文化の担い手の一部と自負するか否かの試金石だと思う。

[その他] 食いだめ

 自分には食いだめなんて出来ないと思ってたけど、やればできるもんですなぁ。
 昨日昼飯に食った「ぱせり」の味噌カツ丼(この店では普通サイズだが他所の店で換算すると特盛りサイズ)がまだ腹の中に溜まってまして、今日一日空腹感とは無縁でございましたわ。おほほほほ。食った固形物はと言えば蒸したトウモロコシ半分にイカ天半分だけ。それでも腹が苦しくなる……これで腹壊してたりってわけじゃないんだからああた。あと一日は固形物食わないで平気そうです。恐るべし、「ぱせり」のカツ。
 それはそうと週末に実家からトウモロコシを何本か送ってきたので職場におすそわけ。蒸し器で蒸して、お茶のみ場に置いといたわけです。
 そしたらそこを通りかかった一人目。「これ、なに?」
 トウモロコシ以外の何に見えると?
 「そうじゃなくって、誰がって……」
 気を取り直して通りすがり二人目。「これ、いったいなに?」
 だからトウモロコシ以外の何に見えると……
 どいつもこいつも日本語の使い方がおかしいですよ? せめて「これ、どうしたの?」くらい言おうよ。でも持ってったトウモロコシは無事売り切れました。めでたしめでたし。


2005年06月28日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 今日は軽く……

 ちと今日は飲みがあったので、あくまで軽く。
  まほらば 最終回。非常に綺麗な終わり方でした。怒涛のクライマックス! とは無縁だけども、逆にそれがこの作品らしかったとも。切羽詰った問い詰めに対してあの答えはぬるいっちゃぬるいんだけど、それがこの作品のテイストだしね。梢の他の人格も受け入れるってのは、非常に正しい結末だったかと。これは夕方の一般向け時間帯に流してもいい番組だった気がするなぁ。

  ゾイドジェネシス #12。わりとソツなく、という感じ。RPG的なところは否めないけども、ガラガが実はイメージに反して状況が読めるところとか、キャラの立て方が案外ときちんと取り回し出来ている。ちょっと主人公に好き勝手させてる部分はあるけど、周囲がちゃんとした大人ってのはそれだけで安心できるかも。

  ファンの皆様へ(sakusaku、ジゴロウ・ペパー(ご意見番)出演終了について) 。番組で権利関係でもめて、って話はたびたびあるのでその意味では「またか」なのだけど、ひたすら視聴者が無視されての顛末というのは腹立たしい。無論権利者の方はいろいろ考えた末の権利引き上げであろうし、むしろそれは支持する。腹立たしいのは、それに対する「儲け口」としか見ていない権利の収奪者に対してである。あまりにありすぎていまさらとやかく言うことではないかもしれない。それでも腹立たしい。

  サイパン島慰霊訪問の天皇夫妻に対する韓国人団体抗議に対する現地民のボイコット呼び掛けオーストラリアabc 英文)。ちと見出しだとわかりづらいけども、サイパンの太平洋戦争の犠牲者慰霊碑へ両陛下が慰霊のため訪問なされている。それにあわせ現地韓国人団体が戦争時の日本軍の残虐行為(具体的になにを指すのかは不明である。その根拠も。)のアピールをしようとしたところ、現地民がそれに対し、韓国企業のボイコットという形でカウンターアクションを起こした模様。
 細かく分析すると長々しくなるが、短く言ってしまえば、韓国人団体に対して「空気嫁」といったということ。だろうな。確かに空気読まなさすぎ。


2005年06月30日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] フタコイオルタナティブ#13

 最終回。アイキャッチの入るタイミング(Aパート終了)がやたらと早くってびびった(本編始まって五分くらい)。そしてイキナリの夢オチ!? ……とびびりましたよ、マジで。そいでもって本編にまったく絡まず、なんだかよくわからなかったるるららが。パーツ単位で見るとまるっきり関連性がないように見えた前半のもろもろをちゃんと全部組み込んで、そういう意味ではきちんとまとめてます。まあ、期待を超えたかって言うと超えてないんですが、それでも話のテーマははっきりしていて、あとから振り返ればそのテーマにきちんと則ってました。ドラマ的にそんなに強いわけじゃないんだけど、実は青臭いくらいみっともこっぱずかしい青春もの。いろいろ照れが入って逃げに入ってる部分が多いのが惜しまれますが。
 結局最初に戻っただけ、って見る人もいるかもしれないけど、最初に戻ったわけじゃないのだけどね。最後の結婚式もそうだし。
 イカ余談。「どうして普通に航空会社の飛行機に乗ってこないの!」の沙羅のツッコミに大笑い。まったくごもっとも。こいつらこういう意味でも三人じゃなきゃダメダメだ。
 また、同じ晩にBSアニメ夜話で「マクロス劇場版」を取り上げていて、本家の板野サーカスの方が中割が全然少ないんだけど、やっぱ本家の方がすごいとか思ってしまったり、
 キャラが変なわりにはじけきってないとか、そういうところはあるけど三ヶ月間楽しませていただきました。

[マンガ] いろいろ

 OURS8月号も買ったけど、もろもろはまた後で……
 「漫画ゴラク」の「喰いしんぼう!」(土山しげる)見て吹く。「ラーメン発見伝」といい、やっぱラーメンといえば「コイケさん」なのか?(多分、最後のコマをやりたかったんだろうなぁ) このキャラ、元は小池でなくアニメーターの鈴木伸一氏がモデルで名前も「鈴木さん」だったのだけど、いつのまにか「小池さん」になっていたというのは有名な話。

  コンプエース を見たらいきなり「母は強し!」が載っててびびった。え〜っと、何故びびったかというと、 こちら 参照。正直、雑誌媒体のコミックとしてはまだ技術的にこなれてないんですが、その辺は上達するものですからねえ。しかし、ネットでは「7アンC」名義だったので作者名見ても最初誰だかわからなかった。(^^;

 ヤングサンデーで連載していた「フライ、ダディ、フライ」(原作:金城一紀 作画:秋重学)が連載終了。やべ。ベタっちゃベタベタなんだけど、すげーツボ。鳥肌ものにカッコイイ。

P.S.WEEDのアニメ化はびびったけど、CSということで微妙に納得……か? しかしあんな任侠ものをテレビアニメで流そうとは、まったくクソ度胸だ。

[その他] 自分も迷う

  spanglemakerさんの6/30分 を見て、「あ、これ自分も迷うんだよなぁ」と思うことしきり。「太平洋戦争」というと中国は含まれなくなってしまうし、「日中戦争」もしくは「日支事変」では逆に対米戦が含まれない。「第二次世界大戦」と括ってしまうのもおおざっぱすぎる。そもそも「第二次世界大戦」と言ってもヨーロッパ(とアフリカとロシア)の戦争と日本の周囲のそれは、ひとつの戦争とは言いがたい。いろいろリンクは勿論してるんだけど。アジア周りのみの、日本の起こしてた戦争だけを指す言葉って、実はないのだよなぁ……冗長だけど「日中戦争および日米戦争」とでも呼ぶか……? そうするとソ連参戦とかは……ああ、もう!