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2005年05月03日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 移動中に読んだもの

  硫黄島決戦 付・日本軍地下壕陣地要図/橋本衛 他
  憲法の常識 常識の憲法/百地章
  aとtheの物語/ランガーメール編集部
 我ながらまとまりないな。相変わらず。
 ひとつめは硫黄島決戦の生き残りによる「丸」の連載記事をまとめたもの。そういえばクリント・イーストウッドが「硫黄島の星条旗」を映画化することは買った後で思い出した。神聖化や美化をするつもりは毛頭ないが、ろくでもないものは作らないで欲しい。できるならば。
 ふたつめは、改憲の話題が出ている昨今、「憲法というのは単純に条文主義に陥ることなく、世界の情勢や歴史・文化などをかんがみて弾力的に理解していくべきだ」という立場で教条主義・原理主義的な憲法批判を批判した本。キーワードは「国家論の不在」。戦後憲法の成立過程については一定のポインタを得られた。
 みっつめは、まあ、ちっとは趣味以外の本も読もうと思って適当に選んでみた。いや、まじでそれだけ。

 ちといろいろ滞ってますが、メールの返信等のスタックは明日以降に。


2005年05月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 憲法の常識 常識の憲法/百地章

 実は昨日が憲法記念日だということを、すっかり忘れてました。(^^;
 元々 spanglemalerさん の感想を読んで読もうと思っていたのだけど、たまたま店頭で見かけたので。えらい偶然……でもないのか。多分、書店も憲法記念日にあわせて平積みにしたてんだな。
 で、本の趣旨自体は昨日も書いたとおり、現在の日本国憲法をその成立や他国の憲法・状況との比較を交えながら、「この憲法はどう解釈していくのが妥当か」を示したもの。
 個人的には、そこに書かれている解釈自体よりも解釈の方法論自体が重要だと思える。結論の一つとして「日本の今後はどうあるべきか」という、現実を鑑みながらの「国家論」がどうあるかは人によって異なるだろうし、それによって解釈の結果は代わると思う。しかし、現状は非現実的なことを強要する憲法解釈がまかり通っており、それに固執するあまり同時に成立後一度も改憲が行われていないという「硬直化」が起こっている。これは世界的に見ても異例で、しかも必ずしも誇れることではない。つまりは、情勢の変化が見えていない、ということなのだ。世界各国は状況の変化や必要により、柔軟に憲法に修整を加えている。
 憲法がどうあるべきか、という具体的な形はともかく、常識に照らして考える、という当たり前のことが一般的になってくれれば、と思うのだが……

[必殺][その他] もしもからくり人に編集劇場版があったら……

 いかん、タイトルがからくり人ではなく仕切人だ。(笑)
  umikazeさん のネタふりに乗ってしまう罠。
 からくり人は第一話から曇り率いる敵対からくり人がいて、最終的に曇り一家との対決が起こるわけなんですが、実は曇り一家が話に絡んでくる話ってそんなに多いわけじゃないんですよね。あからさまなのは第一話、第三話、第十二話、第十三話、か?(記憶からこぼれてるのがあるかも) その他、編集によってひょっとしたら曇りの関与を匂わせられることができるものがあるかもしれないけど、今だと新撮はかなり難しいからなぁ……CGとかは使えないだろうか? で、もう一つ問題は一時間番組なので、話をかなり限定しないと映画の尺にするのが難しいこと。昔、ウルトラマン等の再編集劇場番等はあったけど、あれらは30分番組だったというのがある。ただでも密度の濃い初期必殺で、類似の方法は使いにくいと思われる。神業的な編集技術を持った人なら想像を越えるアクロバティックな編集を見せてくれるだろうけど……
 からくり人の核としては曇り一家との対立と八丈からの島抜けたちが主人公ということなので、最後はどうしてもそこにまとめねばならないだろう。そうすると第一話、第十二話、最終回を中心に、あとせいぜい二話、多くて三話をピックアップして編集するしかなさそうな気が……その場合編集で曇り一家の関与が行われたことにできる話か、島抜けということが関係する話を選ぶことになると思う。前後編とか二本に分ければ、もうちょっと幅を広げられるのだろうけど。


2005年05月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 夏の風物詩

 現在、メインPC絶賛暴走中!orz 過酷な環境でこき使ったツケが、気温が上がってきてからもろに来てますな。現在一応復旧できてるものの、あちこち怪しいので本格的な復旧作業をしないと……NHK-BS2でやってる少林寺三十六房でもみながらマターリ修復しますか。


2005年05月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[ドラマ] 大長今

 本日もPC修復中につき、縮小版で。orz
 NHK-BS1でやってる「宮廷女官チャングムの誓い」(大長今)をたまに見たりするのだけど、夕べも「少林寺三十六房」の後にやっていたので、PCの復旧作業をしながら見ていたり。
 嫌韓厨の私が韓国ドラマを見るなんてと思うかもしれないけど、見てるとなかなか楽しいんですよ。本当に昔の大栄ドラマみたいで。
 ここ数回見てなかったけど、今回見ると見てなかった間になにがあったか大体わかるってのは、作ってる方がそう作ってるのもあるけど、結構パターンがあるんだよなぁ、こういうの。
 で、新しく出てきた(らしい)済州島の女医官が、口は悪いけども実は地元を愛する情けの深い良い人、というパターン。これで美人だったら惚れてますな(笑)。一方、主人公は昔馴染みの武官に彼女を告げ口するわ、実は島民のために貯水池を作っていた彼女をそれで見直すでもなく、「母さんや昔の上司に比べたらまだまだ」とあくまで反発姿勢。うわ、主人公の方がごっつ嫌な奴(笑)。そういや昔っからこの手のドラマでは主人公にムカついてたっけなぁ……


2005年05月07日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 尼崎の事故と第二次世界大戦

 なんだか事故とその周辺を見ていると、日本って当時と問題点はほとんど変わってないんだなぁ、という所感しか浮かんでこない。
 まず、運用の前提を超えた運用。設計やらなんやらの安全域を越えて運用していればそりゃそのうち事故も起こるって。そうせざるを得ない状況というのもあるだろうけど、その状態でずっといるってのは決して誇れることではない。その状態が当然だという了見が破綻を起こす。上部に理系的合理精神(理系が皆合理的という意味ではない)が欠如しているから「今回ってるんだから今後も回り続けるに決まってる」的な呪術的思考が起こるのか、あるいは「自分がいる間に問題が起こらなければそれでいい」という政治的決断能力の欠如か。
 こういった問題は実は会社の首脳部だけにとどまらない。マスコミの報道を見ると魔女狩りの域に達している。オーバーランをことさら大げさに取り上げるようになったくらいはかわいらしいものだが(問題はオーバーランを起こしたこと自体ではないというのに)、一部社員が事故のニュースを聞いてからもボーリング大会をしていたということを大層に取り上げるところなど、なんと言えばいいのだろう? そんな(事故から見ると)どうでもいいようなことまで取り上げ、それが社会の木鐸だという顔をしているのだからなんともまったく。別にマスコミだけの問題ではなく、結局それは見てる側のレベルの反映だということ。
 マスコミがもっともすべきはどの程度が安全域だったのか、安全域に収めるにはいったいどうすべきか、事例などを引いて一般に認知を広めることだと思うのだけど。
 結局、その安全域に対し物理的に「なにをしたか」「しなかったか」を知らされることがこの場合重要で、どんな社風だったとか社長がどんな人格だったとか、そんなことはこの際どうでもいい。わかってるのかなぁ。

[その他][アニメ] NHK歌壇が!

 このところばたついて「NHK短歌」にリニューアルした後のNHK歌壇を見てなかったのだけど、久々に見たら……こりゃなんと言ってよいのか。
 選者等が一新したのはそれはいいのですが、「今日の十首」を冒頭で紹介した後、選者とゲストそれぞれの三席の発表にすぐ移るのではなく、添削コーナー、短歌探訪などが入り、最後に三席の発表となる……なんというか、「この答えは、番組の最後で」みたいな、民放の悪いバラエティを真似しすぎのような。「今日の十首」を発表して、それぞれの歌に対する感情移入が最高潮に達したところで三席の選出にはいるところが良かったのに、それを途中でぶち切ってどうするってえの。まったく責任者出て来いですわよ。
 ところでメインPCの復旧は終わったのかって? いじるうちにだんだんいろいろOSがおかしくなってきたので、しょうがないのでOS再インストール……orz MS-Officeなんてろくなもんじゃないと再確認(でも諸事情により必要なので仕方ない)。再インストールは何も考える必要がないんで日記を書く余裕もあるっす。
 録画してあって見てなかった トリニティ・ブラッド #1,#2を見る……いやはや、どこから突っ込んでいいのやら。
P.S.自分としてはアクションのつまらなさは積極的に評価していて(っていうのも変な話だけども)、「いつもはつまらない(わりに認知度が高い)から、時々偉才・異才を載せられる」と思ってます。戦略がしっかりしている雑誌では、才能を見つけてもその戦略に乗らないものはなかなか載せられませんから。「夕凪の街」「桜の国(part 1)」なんて、コンビニ置きの漫画誌でどの漫画誌が載せられるかと言えば……


2005年05月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 斬鬼とかなんとか

 仮面ライダーすごいよ!斬鬼さん……もとい、 響鬼 。ここのところ明日夢が盲腸で入院したりとかただでもかったるい上にかったるい展開が続いていたのだけど、ヘタレの斬鬼さん登場で一気にヒートアップ! って、わりと引退が早い世界のようなので、世代交代がひとつの主題としてあるんだろうか? 斬鬼の弟子の戸田山さんが持田ひとみの従兄というのにはなんか意味があるんだろうか? もしや、もっちーが戸田山の弟子になって後を継ぎ、威吹鬼の後を継いだあきらと響鬼の弟子になった明日夢を巡って鬼同士の血みどろの修羅場を……って、明日夢君相手じゃ全然燃えないシチュエーションだな。
 戸田山さん、警官辞めて弟子入りしたそうだけどこいつらって本当に給料どうしてるんだろう? 引退後の再就職は? あと、斬鬼と戸田山変身鬼のデザインが同一色違いなのは手抜……げほ、ごほ。デザインも師匠から引き継ぐんでしょうな。それにしても折角得物がエレキギターなんだから、「俺の歌を聴け〜!」とか(やりません)
 もひとつ気になったのは、あからさまにゲストの鬼のスーツの素材が見た目にレギュラーより落ちてること。斬鬼さんは気合が入ってるみたいだけど。異能の存在が複数存在してるってのは面白いんだけど、敵の範囲が狭いんで今のところは今一歩……


2005年05月09日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 終末な過ごし方

 週末(連休ではない)はPCの復旧作業で潰れました。orz
 根本的原因がPCの鬱熱によるHDDクラッシュであったので、今回はまっとうに冷却するように対応しながらの作業。つか、HDD四台内蔵してるのに排気ファンがひとつだけってのはいかにもダメダメだよな……
 まあ、 こんなん とか こんなん を前面に取り付けたんで「お前は 仮面ライダー龍騎 か?」ってな感じで結構ものものしくなってます。静音PC? そんなの知らん。うるさくっても私は一向に困らん。でも水冷はさすがにふんぎりがつかない。
 もうひとつケーブルの関係で外していた背面用の五インチファンを排気用に取り付け、これで一応文句言われることはなくなりました……ひとまずは。
 で、あれやこれや作業して立ち上げようとするとエラーが出て立ち上がらない。何故!? と思い色々付けたり外したりして調べると……今まで使ってた無線マウスが壊れてました。orz 原因はどうも作業中にケースで線を踏んづけてしまったことによる断線もしくはショート。ハード的にUSB認識でエラーが出るのだものなぁ。とりあえず配線の取り回しさえちょっと気をつければ無線の必要はないので安手の光学マウスで代用。しかし、使用感が異なってて微妙にストレス。むー。
 ケースでコードを踏んづけてしまうのは困りものなので、ケース用にかさ上げする足が欲しいところだけども、その手のものはホームセンターとかで売ってるのかなぁ。
 システムも結局再インストールで一気にスリムに。しかしシステムの入ってるHDDのバックアップは相変わらず困りまくったので、やはり これDo台 の導入とか、まじめに考えないといかんかなぁ。お金ないのに。
 連休中に某氏に「最近の亜硫酸塩が入ってない安手の国産ワインも結構飲めるものになってきた」と聞き、適当に サントネージュ酸化防止剤無添加有機ワイン (赤)を買って飲んでみる。あ〜、たしかに癖がなくて飲みやすいかも。ほとんどぶどうジュースだけども、そうと思って飲む分には確かに悪くないです。

[特撮][マンガ] でも、明日夢君はヘタレですから、残念!

  響鬼 は今週の展開を見ると、世代交代ってのがひとつ前提としてあるんだろうか? 映画とかで引退を決意したプロが後継者を育てるために若者を導いてくってシチュエーションは数多くありますが……たとえば プレジデント・マン とかな! マチュー・カソヴィッツ監督の「アサシンズ」では老殺し屋が後継者にとスカウトした若者がダメダメで(だって殺すぞと脅したりしながら育ててるんだもの)、その若者がこっそり横滑り的に技術を教えていた13歳の少年が対照的に罪悪感なしに殺したり撃ったりを楽しんでる。若者がポカやらかして死んだ後その少年を後継者にしようとするんだけど、そいつはそいつで抑制がまったく利かない。結局匙を投げ後継者を育てることをあきらめて入った老人ホームの食堂のテレビで老殺し屋が、その少年が結局乱射事件を起こして警察に撃ち殺されたというニュースを無関心そうに眺めるという、もうなんとも救いのない「後継者育成失敗映画」だった。そんなもの挙げなくても普通に「ハスラー2」とかあるじゃん、ってのは言いっこナシ。

  マジレン は、家計を一手に預かる麗の気持ちが家族に通じず空回り。家族のまとめ方を見ると、モチベーション的にはレッドが引っ張ってるけど、やっぱり兄貴がリーダーってことか。それにしてもこの家族、農場をやってる蒔人と学生の魁と家事手伝い(ってえか実質主婦)の麗はいいとして、あとの二人はニートかよ……orz
 あと、この兄貴、感動的にまとめたんでうっかりごまかされそうになったけど、そもそもの発端はこいつじゃんorz。「記録に残る選手よりも記憶に残る選手になりたい」と言ったスキージャンプの原田選手のようだ……最初に自分で失敗しておいて、最後の見せ場で自分が一番目立つという…… *1

 書店で某誌をちらりと見たら、どうみても「あびゅうきょ」氏のマンガが……作者名を見ると「亜風紀代(あかぜきだい)」と……やっぱりあびゅうきょ氏か。orz
*1: 無論、原田選手のそれは同選手の覚悟と思い切りの賜物であることはわかった上で。


2005年05月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] イラク日本人拘束

  イラクで日本人拘束か 武装勢力が犯行声明産経 )。「警備会社」と書いてあるけど、要はいわゆる「戦争請負会社」なんでしょうね。傭兵というと響きが若干違ってしまう気もするけど、軍事の外注としてサービスを提供する会社。いろんなレベルが(実際に戦力を提供するところから兵站を担当するところまで)あるようですが……軍縮が進んだ現代の戦争では必須の存在だそうで。
 ともかく無事を願いつつ、続報を待つ。
P.S.ちょいと調べたところ、拘束された斉藤昭彦氏は Hart GMSSCO に所属しているそうな。 朝日新聞の報道 によると、犯行声明の置かれたサイトの身分証明証の画像には そこには英語で「バスラ・エアステーション」「アクセス・オンリー・2・オペレーショナル・エリア」「ハート・セキュリティ」などと記されているとあるので、バスラ空港の警備を担当していたんでしょうかね。
 あと、CNNとか見るとオーストラリアの方も捕まっていて Iraq hostage deadline expires とありました。日本では全然報道されてなかったのでちょっとびっくり。今回の誘拐も、これらの一連のうちのひとつに過ぎないって言えば過ぎないってことでしょうか。

[その他][マンガ] ちょっと日記の設定を変えてみた。

 つっても微々たるもの。背景と文字のコントラストが強すぎたのでずっと前からこれをなんとかしようとは思っていたのだけど、伸ばし伸ばしでいまして……それをちょっと修正。あとは微妙にちょこちょこと。目に見えないところも少しだけ変えてたり。

 今回の事件をきっかけに、というと不謹慎かもしれないけど、前々から興味があった 戦争請負会社/ピーター・ウォレン・シンガー を注文。到着は土曜日予定。

 「『きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川はツンデレの元祖!」と言われて、元祖までは言い過ぎだけど先駆けくらいなら言ってもいいとは思いつつ、微妙に釈然としないものを感じつつけていたわけですが、ふと、ごつぅツンデレなものを思い出しました。時代的にはオレンジロードと同時くらいなんですが、文脈的にはこっちの方がはるかに強力です。
 なにかって言うと不遇の名作ポケバイ漫画「 おれのサーキット 」の雷門加奈! 最初想い人のノッポさん(本名拓郎。ホンダ勤めるエンジニア)が主人公の翔太の才能に入れ込むのを面白く思わず、ポケバイをやろうと頑張る翔太(母親がすさまじくポケバイに反対している。この母親は物語の最後まで最大の障害)をあの手この手で陥れようとするのだけど、陥れた翔太が加奈のためにボロボロになって頑張ってるのを見て気持ちが揺らぎ、「もし拓郎さんが死んだら、翔太と友達以上の関係になってもいいよ!」と過激発言。最後には翔太の妹・亜子(翔太の数少ない理解者兼協力者。実は超ブラコン)に「亜子ちゃん知ってる? きょうだいはけっこんできないのよ」とライバル意識バリバリ。
 泣き虫の主人公がポケバイを通じて成長していくという少年漫画の王道をきちんと、しかも形式主義にならずに踏襲していることもあってオレンジロードなぞよりこちらの方に断然軍配が上がりますな!
 ってわけで、興味がある方は是非とも 投票or宣伝 をお願いします。