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2004年11月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 沈黙しない戦艦

 タイトルは、本当は「沈黙の艦隊」をパロった方がいいのでしょうが、アタクシは属性的にはバカアクションですんで。
  国籍不明潜水艦(でも多分中国)の件産経 )なんですけど。旧式で騒々しいのが全速力で通ったそうで、「なんだそりゃ?」ってな感じに。既成事実化しようとしてるにしても、日本の側の即応能力を測っているにしても、防衛予算の削減とかで喧々囂々してる時に、なにやってるんかなぁ、中国(多分)、って感じですが。
 まあ、そんなことは俄か軍事評論家になって云々しても恥かくだけなんでいいんですが、今回珍しく隣席の中国人のDさんから話しかけれられる。いや、普段から話はするのだけど、あまり政治とかに絡みそうな話はしないので。
 日本のニュースサイトで記事を見て、「潜水艦」の日本語での発音を聞かれたのがきっかけ(字自体は向こうも同じなんですかね?)。で、その話をしていてそれを聞いた別の人が「北朝鮮とかのでは?」と言ったのだけど、私とDさんは声を揃えて「それはまずない」と即座に否定。一般的な日本人はそのくらいの認識なのかな? でも、「日本の自衛隊は強いの?」とか聞かれてもなあ……多分弱いとは思わないけど、一応憲法上防衛のための戦闘しかしちゃいけないことになってるし、ただでも飛車角香車落ちみたいなものだし、米軍との連携が前提だし、う〜ん。
 しかしDさんが意外に結構知っている。P3Cくらいは普通に知っていたし、「自衛隊には哨戒艇がxx隻あるって聞いてますけど……」ってゴメン。それ、こっちの方がわからない。(^^; 普通のことのように話してたから、中国のニュースとかではそういう情報を恒常的に流して日本の軍事力への危機感を煽ってるのかもしれない。その一方では今回の潜水艦みたいなことかぁ。今更ながら(少なくとも政府レベルにおいては)日本と中国ってそういう関係なんだなぁ、と身近なレベルでしみじみ。
 まあ、話自体はお互い「政府同士も仲良くして欲しいですよね」で締め。あ、これは実際本音ですんで。ここ見てる内の少なからぬ人が、私が中国大嫌いのバリバリのウヨクとか勘違いしてそうな気がする。別に天皇制に特に忠義心は持ってないし(第一江戸時代あたりなんか庶民も含めて普通は「天朝さん(天皇)って将軍様より偉いの?」 *1 ってくらいの意識だったんだし)。それに私程度じゃ軍事オタクにすら含まれないし。
*1: 11/13修正。

[必殺] 最後(?)の必殺(その3)−必殺前期シリーズ

 やっぱり こないだ の続き。
 長くなったので本当は三回くらいに切ろうと思ったのだけど、この辺を一気に紹介してる文章がなかったので、まあこういうのもいいかと。
 80年代の必殺の流れだけでは不足している部分があるので、必殺自体の流れをざっと解説する。
 必殺が生まれたのは1972年。第一作目は池波正太郎原作「必殺仕掛人」だった。主人公が藤枝梅安というのでわかるかもしれないが、小林桂樹や渡辺謙主演で製作された「仕掛人藤枝梅安」と同じ原作、ということになる。これらと違うのは、この時、実はまだ藤枝梅安シリーズが誕生していなかったこと。「仕掛人」という言葉は池波小説ではすでに誕生していて、仕掛人を主人公とした短編が幾つか発表されていた。梅安はまだその中の一人にすぎなかった。その為、「おんな殺し」や「殺しの掟」など、小説原作の話もあるが、多くはオリジナルで、登場人物なども後の藤枝梅安シリーズと違うところがある。
 何故この「必殺仕掛人」が生まれたか。それは、当時フジ系列で放送された「木枯らし紋次郎」がそれまでの時代劇の常識を打ち破るニヒリズム漂わせるドラマとリアルな殺陣で大人気を拍し、同時間帯の視聴率を掻っ攫っていってしまったからである。「木枯らし紋次郎」に負けない型破りな時代劇を、というコンセプトから、池波の仕掛人シリーズが原作に選ばれた。細かい経緯やエピソードは省くが、熾烈な視聴率争いの結果、視聴率争いは必殺仕掛人に軍配が上がり、続編の製作も決定した。
 そして作られたのが第二弾「必殺仕置人」。前作が閑静な江戸の暗闇に暗躍する、殺しのプロフェッショナルである仕掛人たちを主人公にしたのに対し、ここに描かれる江戸の貧乏長屋はエネルギッシュそのもの。主人公も「世のため人のためにならねえ人でないと殺さねえ」とある意味行儀の良かった仕掛人に対し、感情の爆発を優先させるような者たちになった。中村主水が初登場するのはこのシリーズが初めてだが、当初は複数の主人公のうちの一人であり、どちらかと言えば比重は念仏の鉄の方に置かれていた。
 この「仕置人」も前作と同じく大人気を拍すのだが、意外な落とし穴が待っている。放送当時、ある殺人事件が起こった。その殺人現場でたまたまついていたテレビのチャンネルが「仕置人」だったことから、番組に触発されて事件を起こしたのではないかと世間が騒いだ。裁判で加害者がはっきりとそれを否定したことなどもあり汚名は晴れるが、過激な仕置シーンを売りとしていたこともあり、番組は以後自粛ムードとなり、取りざたされた放送期間延長もなしとなった。
 この「仕置人殺人事件」の自粛ムードを受け製作されたのが第三弾「助け人走る」である。シリーズではあるが「必殺」の大看板をタイトルから外し、殺しよりも人助けがメイン、殺しはその過程に含まれるにすぎないという、前二作とはまた違った方向性を打ち出した。中山文十郎、辻平内といった飄々としたキャラクターや明るい作風は事件の影響を払拭したが、そうなると逆に前二作とは異なる作風が災いし、中盤で宮内洋演じる島帰りの龍の参入をきっかけに、ハード路線へと路線変更をする。シリーズで最初のメンバーの殉職が出たのもこのシリーズ。
 第四弾「暗闇仕留人」では相変わらず「必殺」を看板から外しているものの、意外な人気キャラとなった中村主水を再登用、原点の作風に戻しつつ、放送当時のオイルショックという世情を黒船襲来時の江戸に重ね合わせ、不安感漂う雰囲気の中で裏稼業への疑問が提示される。この際、病弱の妻の為に裏稼業をするが、インテリであるがゆえに裏稼業の無意味さに悩むキャラクターとして石坂浩二演じる糸井貢が登場させられる。まっすぐな感情で殺しを行い疑問を持たない石屋の大吉との対比で、主水がその間を揺れ動く、という格好になっている。
 第五弾「必殺必中仕事屋稼業」は、久々に「必殺」の看板を掲げ、二人の博打打が殺しの世界に足を踏み入れてしまい、依頼を遂行していくというもの。とは言え悲壮感はあまりなく、素人で腕っ節が強いわけでもない二人がどうやって依頼を遂行するかというスリリングさに加え、ドラマに力を入れた洒落た作風が当たり、過去最高の視聴率を得る。
 しかし好事魔多しと言うか、よくよくトラブルに恵まれていると言うか、ここでまたまったく関係ないところで大きな事件が起きる。必殺の製作局の朝日放送が、ネット局のねじれを直すためにTBS系列からNET(テレビ朝日)系列に移行、全国で放送するテレビ局が変わり、またその為放送時間帯も変更、視聴率が半減するという大打撃を受けた(代わりに毎日放送がNETからTBSに移った。仮面ライダーシリーズでの放送局変更もこれのため)。その一方で人気番組である必殺を失ったTBS系もその後を受ける形で同じ時間帯で「影同心」を製作、ライバル番組となるなど、類似作品も多く作られた。
 そのような打撃を受けながらも質を落とすことなく最後まで完走しきった仕事屋稼業だが、やはり「腸捻転事件」の影響は深刻で、シリーズ建て直しのための新たな戦略が立てられる。まず一つは、過去の人気キャラクターだった中村主水の三度目の起用。それも半年ではなく、一年を通してキャストし、完全に「必殺」の顔としようとのもの。
 そして、他にはファミリードラマで活躍していた新克利、美形キャラとしての沖雅也の二度目の登板、そして中村家のコントや人気の上がってきていたコメディアン小松政夫のレギュラー登板に代表されるバラエティ的な作りと、徹底的な視聴者再獲得の戦略の下、第六弾「必殺仕置屋稼業」が製作された。この作りは後により一層のバラエティー化がされた後のシリーズの原型を見ることが出来る。
 そして半年の放送期間終了後、またもや必殺は作風を一変させる。中村主水の登板は引き続きだが、閑職である牢見廻りに格下げされた彼に、超が付く個人主義のやいとや又右衛門、そして芸人である愛人のため国と身分を捨て、人まで殺したお尋ね者の赤井剣之介を仲間に加え、まるで前作を否定するかのようなすさんだ雰囲気のシリーズが作成される。第七弾「必殺仕業人」である。特に象徴的なのはかつてのライバル番組「木枯らし紋次郎」の主演、中村敦夫が赤井剣之介としてキャスティングされていることで、貪欲かつ意欲的なスタッフの姿勢がうかがえる。
 また、このシリーズ中で通算200回を迎え、記念として過去のシリーズのレギュラーの役者が大挙してゲスト出演するサービスも行われる。
 中村主水を必殺の看板として打ち立てる戦略が功を奏し立て直しに成功するが、中村主水の出ないシリーズでもそれに負けない顔を立てねばならない。そこで白羽の矢が立てられたのが「仕置屋稼業」でのゲスト出演で必殺スタッフを認めるに至った山田五十鈴だった。映画や舞台公演が活動の中心だった彼女をテレビシリーズに引っ張り出すことに成功する。その他も必殺シリーズ三度目の登場の緒方拳、芦屋雁之助、森田健作、ジュディ・オング、間寛平という豪華キャストをそろえる。また、脚本にも力が入れられ、当時高い評価を受けていた早坂暁をメインライターに据え、またもやこれまでともまったく違うシリーズが作られる。それがシリーズ第八弾「必殺からくり人」である。視聴率こそさほどふるわなかったが、ギャラクシー賞を受賞するなど非常に高い評価を受けた。
 その次はまたもや中村主水の登板……となるはずだったが、姑の中村せん役の菅井きんが、娘の縁談話が進んでいたことから鬼姑のイメージが流布して破談になることを恐れ、登板を断るというハプニングが起こる。中村家なしには中村主水はありえず、中村せんなしには中村家は成り立たない。交渉に当たる一方で、次回作までのつなぎのシリーズが急遽製作される。第九弾「必殺からくり人血風編」である。次回作の為にスケジュールを抑えてあった山崎努演じる薩長の密偵「土左ヱ門」をドラマの中心に、草笛光子演じる元締めのおりくたちからくり人が今まさに維新軍が江戸に攻め上るという不安定な世情の中に置かれている。急造のシリーズであり視聴率はやはり振るわなかったが、その質は決して低くない。
 そしてシリーズ第十弾。中村主水の五度目の登場のみならず、このシリーズではもう一人の人気キャラ「念仏の鉄」が復活する(山崎努のスケジュールが抑えられていたのはこの為)「新必殺仕置人」が製作される。「二度同じ役はやらない」を信条とする山崎氏を口説き落としただけあって力の入ったダイナミックかつケレンにあふれたシリーズとなり、これまでのシリーズ集大成であると共に、必殺シリーズ最高傑作と呼ぶ人もいる。特に主水らは過去のシリーズと違い江戸の殺し屋を統括する組織「寅の会」に参加し、逆オークションで殺しを請け負うという新機軸を出す。これにより他の仕置人グループとの確執が生まれたり、会の掟破りや裏切り者を始末する、元締め・虎直属の仕置人・死神の存在など、人気キャラクターも生まれた。
 新仕置人後、非主水シリーズでの顔とする意図だったのか、再び山田五十鈴が登板、第十一弾「新必殺からくり人」が作成される。からくり人製作体制の問題として脚本の早坂暁の遅筆があったのだが、脚本自体は第一話・第二話と最終回にとどめ、あとはシリーズ監修に徹することでこれをクリア。旅芸人一座に逃亡者である高野長英が紛れ込む、というところから話が始まり、安藤広重が依頼人となって、東海道五十三次に密かに描きこまれた悪人を始末していく、という機軸を打ち出す。「旅もの」と呼ばれるパターンを初めて採用したシリーズでもある。
 その後は中村主水六度目の登場となるが、さらにもう一人「仕事屋稼業」のおせいが登場し、元夫の新吉と共に主水・正八のグループとは別のもうひとつの殺し屋グループとして、時には反発し時には協力するという「江戸プロフェッショナル必殺商売人」がシリーズ第十二弾として製作される。このシリーズでは主水の妻のりつが懐妊、父親になる主水が改めて殺し屋である自分に迷うという立場に置かれていることも特徴。タイトルの「プロフェッショナル」の言葉どおり大人の玄人グループ同士の絡み合いが評価される今シリーズではあるが、もう一つの特徴として「安易な時事の取り入れ」がここから顕著化しだしたことを敢えて記しておきたい。これまでも時事の取り入れはもちろんあったが、TVドラマ「ルーツ」の人気を受け、興行師に買われた「金太」という黒人を登場させたり(キンタクンテのもじり)、「カラオケ」にひっかけて「空桶」とタイトルに出したり、あまりの安易さが目に付くようになる。とはいえ、シリーズ末期ほどの悪乗りは流石に見られない。
 シリーズ第十三弾としては、からくり人シリーズの新作「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」が製作される。パターンとしては「新からくり人」とほぼ同じで、今度の元締めは永寿堂、葛飾北斎の描く富嶽百景にヒントの隠された悪人を始末していくという形になっている。「新からくり人」の直接の続編だが、トーンダウンの感は否めず、からくり人シリーズはこれをもって最後となるが、「旅もの」のパターンは以後も踏襲される。
 トーンダウンが見えてきたように思えるシリーズに新しい活力を吹き込むため、これまでにない大胆なシリーズが第十四弾として作られる。「翔べ!必殺うらごろし」である。「オカルト」をテーマにした今作は中村敦夫を再び登板、謎の修行者「先生」とし、彼を中心に「若」「おばさん」「正十」「おねむ」と、本名も知れない、社会からあぶれた者たちが死者の恨みを晴らしていくのだが、これが結果からいうと 大惨敗 。一部、好事家的マニアからは支持を得ているが、乞食同然の主人公たちに陰惨な殺し、低予算と準備期間の短さゆえのチャチな特撮に、とってつけたような超常現象と、多くの視聴者には到底ついていけるものではなかった。更に、暗闇にまぎれて主人公たちが殺しを行うという必殺の特徴である「光と闇のコントラスト」を打ち捨て、白ちゃけた朝日の中で行われる殺しのシーンは、旧来のファンからも受け入れがたいものだった。(無論、それぞれに意図はあるのだけど。ちなみに私はこのシリーズ好き(笑))
 地方によっては3%という視聴率を記録したうらごろしによって必殺シリーズは打ち切りが決定。シリーズ第十五弾かつ最後の作品として「必殺仕事人」が作成される。この年、1979年。だが、これが意外な方向に向かってしまう。一般にはここまでが「必殺前期シリーズ」と呼ばれる(人によっては仕事人も含む)。以下続く。


2004年11月13日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 秘技激進おべっか返し

 誉め殺しに対抗するには謙遜で返すのではなく、より大きな誉め殺しで返すのが良い。(メモ的に)
 いや、中国の人と付き合いが出来ると、割と相手を誉め殺してくる人がいる。悪意とか利用してやろうとかじゃなく、天然ナチュラル(重複)に交渉術として「相手から低く見られていた方が有利」というのが身についているらしい。いや、中国の人全員がではないだろうけどね。前に「自分を道化に見せる方が云々」と書いたけども、場合によりけりだが実は相手に自分を偉く見せているよりも油断させ虚栄心をくすぐる人の方が全般的に巧み。ハッタリを効かせるのが効果的な場合もあるけど、メッキが剥げたときのダメージが大きいし、戦略のバリエーションが多い。長期的に付き合うなら、断然こっちの方がいい。何人かそのタイプの人を知っている。自分を偉く見せようとしてる人なんてある意味かわいらしいもので、こういう人の方が全般的に曲者である。でも私の場合、こういう人の方が人間的に面白いと思えてしまうので困ってしまうのだけど。
 これをやられて「いやいや、そんな……」などと謙遜したらもう相手の術中にはまったも同然。特に虚栄心が強い人でなくても、虚栄心よりはむしろ態度を一貫させようという本能を利用する余地が出てくる。この場合どうするか。やられたらやり返すのが良い。つまりおべっか返し。上手く行けばこちらが付け入る隙ができるし、まあそこまで出来なくても大抵ガードはできる。おまけに関係も良好。傍から見てるとうら寒い光景とも見えるかもしれないが、傍から見るよりかは本人同士も別にどうということはない。
 もっとも、こういう時に色々聞きかじった雑学が役に立つとは思わなかったが。口からでまかせのおべっかは逆効果なので、ある程度誉める対象について知ってないといかんのだよな。う〜む。

 ゆうべ、シネマデーだったので深+に顔を出す。こういう場では広く浅くがモットーなのが幸いして、大体の話題には食らいつけていける。話題の中心にはなりえないんだけどね。
 で、店を出て、家に帰る前に職場に寄ってちょっと用事を済ませる。それも終わっていよいよ帰ろうと自転車に乗ると「ガコンガコン」と衝撃が……げ、前輪がパンクしてやんの。で、トボトボと歩いて帰る。十キロを、二時間くらいかけて。帰り着いたときにはもうほとんど朝。トホホ。
 で、パンクついでに前輪のタイヤがつるつるになっていたので、タイヤごと交換してもらう。エッジが立っていてキレはあるのだけど、グリップが弱くてなんか変な感じ。ま、その内皮が一枚剥けて乗りやすくなるでしょう。

[アニメ][マンガ] HiMEだの巫女だのHiMEだの巫女だの

  神無月の巫女 はしばらく見ていてなんなんだかなぁ、と思っていたけど、六話を見て、これは世界を救うだとかロボットアニメだとか、そういうものでは全然なく、黒ロングヘアのレズねーちゃんのもだえっぷりを見るものだと気付く。他のキャラは問題を抱えて煩悶してはいても選択に迷いはしてないが(あるいはただおろおろしてるだけ)、千歌音だけが選択を迷ってる。そのためにはかなり大袈裟な舞台設定だと思うけども、まず巫女とロボありきで企画が立ったんだろうなぁ。まあ、話としては上に書いた通り黒ロングヘアが悶々とするだけのことなのだけど、髪留めの使い方が上手い。脚本見たら、 花田十輝 氏。ぷちぷりユーシィのシリーズ監修をやったそうで、ちょっと納得。
  舞-HiME も、実はそれぞれのキャラの個人的事情が主幹で、HiMEだのオーファンだのは状況や舞台装置にすぎなかったり。世間的な萌えアニメとはちょっとずれてるが、結構そこらへんとかやりとりとかをきっちりメインに据えている辺り、キャラクターものには違いない。大きなストーリーらしいストーリーはまだ見えないものの、そこらへんの巧みさと、「誰がHiMEかわからない」という辺りが結構引っ張る。
 で、週刊チャンピオン連載の コミック版 の方の話。新人さんということもあってか、シナリオのせいか、コマごとの描写はともかく(画力もとりあえずさて置いて)、急ぎ足過ぎてじっくり印象付けるところがすっとばされていてマンガとしてはちょっとなんだかなぁ。でも、各キャラクターをアニメで描かれたキャラクターで補完すると、それなりに読めるという……よくよく考えて見ると、これってアニパロみたいなものだよな? キャラは共通だけど設定とかストーリーはまったく別のコミック化だけに、こういうのもメディアミックスの一方向、でいい、のかな?
 しかしコミック版、刷数が少ないわりに書店の配本が偏っているらしく、ないところでは全然見かけないなぁ。まあ、流通の判断は間違ってないとは思うのだけど……
 あと、コミック版シナリオのキムラノボル氏って、コミック原作やアニメシナリオの経験はあるのかな、というのが気になったり。作画の佐藤健悦氏はどうも山本賢治氏のアシスタントをしてたり、今年の春くらいに先行性健忘症の殺し屋のコメディ風アクション「ローデッド・アクション」を描いてた人だってことはわかったのだけど。


2004年11月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] メモ:潜水艦覚書

 沖縄辺りに出た、国籍不明潜水艦について。
 まず最初の選択肢。出没の情報が本当か否か。まずなさそうだけど嘘の場合、誰が嘘をついたか。
 本当の場合。漢級潜水艦と言う情報は正確か。正確でない場合、恣意的な間違いと恣意的でない間違いの可能性がある。けど、旧式で国産の潜水艦だから、間違える可能性は低いように思える。
 次、実際に漢級潜水艦だった場合、目的は? 威嚇行動にしては、財務省の防衛予算案の見直しの動きにつながってしまうし、対応を調べるにしても、マニュアルがちゃんと出来てない日本の場合、逆にマニュアル作成の動きを進めるだけだろう。
 海底シーレーンの調査をしていたのがたまたま迷い込んでばれたとか、他にも色々考えられるけど、さっぱりわけがわからないのが本音なんで意見をあんま求めないでください。(^^;>Dさん
#そりゃ中国政府は抗議に対し知らぬ存ぜぬなのは予想がつきすぎるし。

[特撮][アニメ] 夢の中へ

 むー、金曜の徒歩での帰宅行が効いていて、サーカディアンリズムの調整との兼ね合いが大変な週末でしたことよ。
  デカレンジャー は夢の中に入り込んでくるアリエナイザーが相手。DEATH13? しかし、女の子メンバー二人の信頼関係がしっかり描かれていて好感。センちゃんの推理能力とか、ジャスミンの超能力とかの設定が死なないでちゃんとずっと生かされているところも良い。ところで来年は「魔法戦隊マジレンジャー」って本当ですか?
  ブレイド は、偽広瀬父=トライアルBに決着。すまん。こういう故人の意識が移植された人工意識ものって弱いんですわ。はっきり言えばゼロとマックス兄ちゃんなんですけどな。しかし、虎姐さんはまだ封印されないようで。実はまだ四体、ジョーカー以外のアンデッドが残ってるし、虎姐さんは次回諸星ダンと接近するみたいだし。
  プリキュア は、担任の先生が婚約者が海外に転勤になるのをきっかけに籍を入れることに。学校も辞めるのかと心配したけど、学校は辞めないということで安心。でも、それって旦那さんと離れ離れって事に……で、せめて結婚式を祝福しようと、クラス一同でキルトを作成してプレゼントしようとするけど式場にザケンナーが現れて、という、まあ、言って見ればどうということのない話。でも、小学校の時に担任の先生の結婚式にクラスで示し合わせて内緒でリコーダーの練習をして、不意打ちで乗り込んで(式場や司会者側には連絡した)リコーダーの演奏をしたことを思い出したのだよな。若くて熱血気味な先生だったこともあって、感涙までしてくれたのだけど、そのことを思い出した。
 あ、そうだ。連絡いただければいつでも 今回テレ東で未放映のからくり人#11の入ったDVDお貸ししますよ?

[必殺] 最後(?)の必殺(その4)−必殺後期シリーズの迷走

 「うらごろし」により打ち切りが決定し、最後の作品として企画された「必殺仕事人」だが、80年代必殺ブームの火付け役となり、「必殺」と言えば「仕事人」という認識まで得られるようになったのは多くがご存知の通り。
 しかし、元々仕事人は必殺シリーズの集大成として企図されており、シリーズの顔である中村主水を登板、元締め鹿蔵を中心とした「仕掛人」型の組織として設定される。人気キャラの「かんざしの秀」「何でも屋の加世」が初登場するのもこのシリーズ。最後のシリーズのはずが人気が急上昇しだし、放送回数も延長される。必殺の「お約束」はこれと続編の「新必殺仕事人」でほとんど完成されるが、かならずしもスムーズだったわけではない。元締め鹿蔵は演じている中村雁治郎の健康不調により早々に降板、その後山田五十鈴演じるおとわ、六蔵が元締めを歴任、終盤は元締め不在になってしまう。また、殺し技の設定にも紆余曲折が見られる。最初、秀の武器はかんざしではなく細工に使う「のみ」。これを相手に打ち下ろすという豪快なもので、性格も息の荒い若者だった。綴左門は浪人で前半は刀を使っていたが、後半、特にイベントもなく刀を捨て、相手の体を逆海老折し、背骨を折るという怪力技になる。それと同時に職業もおでん屋になり、頭を坊主にする。おそらく「町人+浪人」(+役人)という仕掛人型の布陣から、「侍+坊主+若者」という、仕置人型への無理矢理の変更だろう。雰囲気も前半と後半では異なっている。
 ともかく必殺人気は爆発し、最後の作品になるはずだった仕事人は起死回生の一発になり、全84回という最長のシリーズとなった。次番組の「仕舞人」への引継ぎもかねていたとは言え、初のスペシャル版も作られる。放映期間は79年5月から81年1月にかけて。
 その後、非主水シリーズとして第十六弾「必殺仕舞人」が作られる。これは新からくり人から始まる「旅もの」。その直前の(そして初の)TVスペシャル「恐怖の大仕事」で仕事人と競演するなど、仕事人の成功を最大限使い、「社会的弱者である女の恨みを晴らす」というコンセプトで、京マチ子なども登板した。流石に仕事人のようなブレイクはしなかったが、手堅く、続編も作られた。
 第十七弾は「新必殺仕事人」。主水と、前作の人気キャラだった秀の再登場に加え、もう一人の人気キャラクターになる三味線屋の勇次が初登場する。主水らのグループと、やや一線を引く勇次(と母親のおりく)という関係は「商売人」的だが、勇次が主水に対抗しうる大人キャラではなく、おりくも反発していたわけではなく主水を認めていたので、主水グループにこの二人が吸収される形になる。後期必殺シリーズの特徴はこのシリーズでほぼ固まることになる。
 この次に第十八弾「新必殺仕舞人」が作られるが、これは未見のためもあり省略。
 1982年になって第十九弾「必殺仕事人III」が作られるが、この辺りから必殺の迷走が顕著になる。「笑っていいとも」の開始がこの年。また、「おれたちひょうきん族」の放送開始は前81年、初代「ファミコン」の販売は翌83年。テレビゲーム世代とバラエティ全盛時代の幕開けの時期だった。
 必殺スタッフがまず乗ったのはこのバラエティ路線だった。まず、秀、勇次で美形路線に確信を得たのか、この二人の続投に加えてアイドルだったひかる一平を新たに仕事人にあこがれる受験生・西順之助として登場させる。また、新仕事人でもそうだったがこれまで以上に時事ネタを取り入れていく。前作で登場した上司・筆頭同心の田中もより明確にコメディリリーフとし、バラエティ的な作りが一層明確になっていく。美形キャラの充実にバラエティの強化、これらは少なくともこの時点では間違いではなく、事実、視聴率は好調だった。が、同時に後の迷走の特徴も見える。美形キャラやバラエティ的な作りで女性ファンを中心とする新たなファンは付いたが、硬派な作風を好む旧来のファンには失望した者も少なくない。また、表層的な時事の取り扱いが増えたのも粗製の印象を受ける。とは言え、このシリーズは視聴率的には全シリーズ中最高クラスなのは確かである。
 非主水シリーズでは第二十弾「必殺渡し人」第二十四弾「必殺橋掛人」など、決して評価の悪くないシリーズもあるのだが、以後の主水シリーズ、というか仕事人シリーズは、旧来のファンにはあまり高い評価を受けていない。過去の成功に固執したように見えたからかもしれない。はっきりと迷走の開始が見て取れるのは、個人的には第二十一弾「必殺仕事人IV」からであるように思える。サブタイトルを見ると、「大根めし」に「超能力山伏」「エリマキトカゲ」……まあ、この時期、何が流行だったのか、言わなくてもわかりますね? この珍タイトルが更に磨きがかかり、第二十七弾「必殺仕事人V旋風編」の「ハウスマヌカン」だの「ワープロ」だの「バース」だのが出てくる。ここまで来ると時事風俗をなにか取り違えてるとしか思えない。しかし、同時に通算600回を記念し、(仕掛人以外では)初の劇場版「必殺!」が製作されたのもこの頃。
 非主水シリーズにも迷走の跡は見られ、勇次を主水に代わるもう一つの軸に据えようとして失敗した第二十二弾「必殺仕切人」やスーパーマリオブラザーズのパロディになっている秀の主演作、第二十六弾「必殺まっしぐら!」がある。第二十五弾「必殺仕事人V激闘編」でハード路線の回帰を試みるも、もはや世相が違ったのか、スタッフの実力不足か、あるいは別の理由か、結局すぐにライト路線になってしまった。シリーズ第二十八弾「必殺仕事人V風雲竜虎編」ではさすがにこの迷走は収まるが、もはや時すでに遅し、第二十九弾「必殺剣劇人」で必殺十五年の幕を下ろすことになる。
 年は1987年。大河ドラマ「独眼竜政宗」放送、「朝まで生テレビ」開始、ファイナルファンタジーI(FC版)発売の年。


2004年11月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ねむ〜

 職場に泊まりがけなのに加えて、皮膚の発疹に抗ヒスタミンの錠剤を飲んだら眠い眠い。色々尻に火がつきかけていたりもして。
 Firefox1.0正式版をノートPCでのみ導入していたのだけど、他のアプリケーションからのリンクを開く際の設定で「新しいウィンドウで開く」にしてもアクティブなウィンドウで開かれてしまう。試行錯誤したら、 Tabbrawser Extensions を使用していると設定が反映されないらしい。disableにすると設定が生きた。(と、言ってもuser.jsのbrowser.tabs.showSingleWindowModePrefsをtrueにしないと設定画面に設定が表示されないけど) とりあえずTabbrawser Extensionsを無効にしてるけど、それなりに便利なので残念。

[必殺] 最後(?)の必殺(その5)−誰が必殺を殺したか?

 最盛期は衰退期の始まり、とは言うが、必殺シリーズの場合にもそれが当てはまる。1984年から1987年まで、一年に一本の劇場版が作られ、美形路線で新たな視聴者を獲得し、視聴率もピークに達したはずが、わずか数年でシリーズの中断に追いやられた。
 「あれがつまらない」「これがつまらない」と言うのは簡単だが、「ではどうすれば視聴率を稼げたか」の代案が示せない以上、それは詮無いことのように思う。視聴者の嗜好の変化であるかもしれないが、それを正確に抜き出すのも難しい。
 ただ、必殺シリーズの流れを見ると、80年代半ばは明らかにそれまでと異なっていることは事実である。
 前期シリーズでは、必要に迫られた場合もあるが、一作ごとに顕著に作風が大きく変わっている。しかし後期になるとバラエティ路線・美形仕事人の投入というコンセプトに頼りすぎているのがわかる。
 これらの原因はなにか。一つには前期シリーズの終盤にも見られたが、感覚の衰え、というようなものが感じられる。時事の取り入れにそれが顕著だが、うらごろし辺りは(大好きだけど)どう考えても当たるとは考えにくい。これは後期シリーズのトンデモタイトルにつながっていく。一方で、スタッフ側も視聴者の求めるものが掴みかねていたのではないか。そのためひとまずバラエティ・美形路線を踏襲し、あるいは刺激的(とスタッフが思ってしまった時事)をより刺激的な形で取り込んだり、まっしぐらのようにゲームのパロディをやってみたり……
 二つ目には、これは推測だが、製作体制の変化があるのではないかと思う。バラエティ路線とワイドショー的な時事の取り上げを極端にまで進めた「仕事人V旋風編」は14回であわただしく終了している。 *1 当初原点回帰のハード路線を売りにしていた「仕事人V激闘編」も早々と路線変更を迫られている。フットワークが軽い、と言うこともできようが、どちらかと言えば「腰が据わっていない」という印象の方が強い。これは失敗したから、とは一概に言えない。なぜなら、あの視聴率シリーズ最低を記録した「うらごろし」でさえも路線をそのままで23回まで続けたのだから……これがシステム的なものか、心理的なものかはわからないが、ともかく80年代中盤以降とそれ以前の必殺は、製作スタンスが根本的に異なると考えられる。
 一方で、視聴者側にも原因がないわけではない。バラエティ的路線を好み、わかりにくさを嫌ったのは、ほかならぬ視聴者なのだから……しかし、それは原因であって、必ずしも責任ということでもない。現象的に見るなら、80年代中盤は何故かテレビの視聴時間自体は変わらないのに高視聴率番組が減少するという、不思議な現象が起きている。これはそのまま継続し、90年代に入るとさらに減少する。
 原因はともかく、それに対してテレビ側が提示したのがバラエティ路線だったが、わかりにくさを嫌う視聴者の為に、わかりにくさは徹底的に排除されていく。これは必殺に限ったことではない。水戸黄門の印籠が定番化したのも80年代に入ってしばらくしてからで、徹底的なシンボル化が行われる。
 一方、後期途中で見た目のケレンを増やすために殺し屋が増え、そのためにその他のドラマ部分に時間を割けなくなったせいもある。実はそれ以前から悪役が定番→陳腐化している傾向があるのだが、それもドラマがシンボル的な取り扱いになっていった一因ではあるだろう。結果、「どのようなやりとりで犠牲者が出、犠牲者と殺し屋、あるいは悪党はどのように絡むか」という部分はおざなりにされてしまう。仕事料ですらも、かなり儀礼的なやりとりになる。
 それが低迷の原因かはともかく、後期にはアグレッシブさを身上としていた必殺がそのアグレッシブさを失っていた。
 そして必殺シリーズの中断が決まり、第二十九弾「必殺剣劇人」が作成される。
*1: このとばっちりを食ったのが今シリーズで復活していた西順之助。最終回でまったく無意味に爆死と言う憂き目を見ている。


2004年11月17日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][読書] 前向きに逃避

 ちょっと体調が悪いくらいの方が、切羽詰ったときには仕事に逃避しやすいのかもしれん。おまけに抗ヒスタミンの作用でちょっとだけふわふわ気分。
 ようやく文庫版の「 ローマ人の物語 VI パクス・ロマーナ」まで読み終わり。ローマ萌え〜、イタリア萌え〜な塩野女史だけに、歴史としてみるときには憧憬めいた部分は除かねばならないだろうが、やはり読み物としては抜群に面白い。前の「ユリウス・カエサル」は主人公であるカエサルが英雄的かつ非凡であるがゆえ、その勢いで読ませる形だったが、今度は(カエサルと比べれば)凡人のオクタヴィアヌス(アウグスティス)が如何にカエサルの理想を継いで実現していくかが描かれる。「まるで建築物を建てるように」と書かれていたが、本書自体もそんな感じ。帝政への決定的な移行時期なのに、「あれ? いつのまに帝政が確立しちゃったの?」って感じで、ある意味ドラマティックな演出は皆無だが、逆にそこが面白い。しかし、昔別の本でこの辺の歴史を読んだ時も思ったけど、軍事的才能は無かったもののあれだけ賢明なオクタヴィアヌスがどうしてここまで血統による帝位の継承に拘ったのかがよくわからない。これだけの人物がこれだけ執念を注いだなら、明確な動機が(合理的でなくても)あるはずだと思うのだけど。ちと歪んだ感じに思え、その歪み具合が面白くも恐ろしくある。


2004年11月18日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] メモ:さくらウェブサービス停止

  さくらインターネット のウェブサービスが停止し、その代理サービスとして レンタルサーバー を開始するとか。7月にアナウンスがあって今まで気付かんワシもワシだが、さて、どうしよう? ドメイン取っても現行より安くは上がるのだけど……今日明日は忙しいし、まだ猶予はあるから、後でゆっくり検討しよう。でも、いずれにしたって移転作業は必要なのだよなぁ……( さくらならファイルの移設は要らないから、その分楽か? これ、間違い。乗換えサービスはあるけどファイルの移設は自分でやらないといけない。ふむー)

[その他] 理屈じゃわかってるんだが……

 かなりの緊張状態に置かれてアドレナリンと脳内麻薬物質が放出された後、その緊張から解放されるとそれらの物質の影響で反動としてハイになる、って、理屈としては現象はわかるんですけどね。それがきちんとコントロール出来ないと「パニックに弱い」という結果になってしまう。いえ、他の誰でもない、私のことなんですけどね……


2004年11月19日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 一山越え

 ひょっとしたら、来年度のおまんまのタネの目処がついてきたかも。その分頑張らんとなぁ。しかし、現ボスはなにかと曲者だ。もちろん誉めているんですが。そのお陰でワタクシなどもなんとか食えているんですし。
 とりあえず、 さくらインターネット のウェブサービス停止に伴う移行先は、面倒なのでそのまま さくらレンタルサーバー に乗換えすることに。一応celts.sakura.ne.jpのドメインは押さえましたが(押さえただけ。まだなにもありません)、独自ドメインもついでに取得するかも……
 コンテンツの移転時には各コンテンツ上で(多分)案内いたします。いや、何があったか自分でもちゃんと把握してないんで……少なくとも再来年春まではコンテンツは保管されてますので、ご安心を。基本的に全部移すつもりだし。
 あと、自宅のメインPCのブラウザも Firefox 1.0 に移行。旧バージョンのアンインストール以外も色々削らないとクリーンインストールできないのが難物でしたが、とりあえずどうにかなりました。しかし、日本語版は英語版と比べてどことなく野暮ったいと言うかダサいと言うか。まあ、それだったら英語版入れろって話なんですが。
 先日、例のお隣の席の中国人のDさんに、ロシアが北方四島のうち二島返還について言及していたのについて訊かれる。「あそこは元々日本の領土だったんだけど云々」と説明。まあ、間宮林蔵が択捉の調査をして云々、までは遡及しませんでしたが、訊かれればそこから説明しましたけどね。やはりその辺はまるっきり知らなかった模様。当たり前かもしれないけど、多分、向うの人の隣国の歴史認識なんて、そんなものなのだろうなぁ。私だって中国の歴史の常識を知ってるかと言われれば、自信は無いし。
  原潜領海侵犯:「日本は騒ぎすぎ」中国青年報毎日 )。なにが騒ぎすぎじゃ! 日本国内でやってる靖国参拝にゃさんざん他所から文句言うくせに、人んちに土足で踏み込んでおいて言い草はそれだけかい、ウボァー! ……と、言いたいところなんですが、まあ所詮中国の報道機関なんて中央の顔色うかがって批難しても安全なところに批難を集中してる、ある意味風見鶏ですからな。個別に文句言ったって仕方がないところ。もっと大きなところが変化しないと、この傾向は変わらないでしょう。でも、小泉政権との食い合わせが悪いのは確かとは言え、基本的には別に小泉政権のせいってわけでもないはずなんだよなぁ……
 で、対称的なのは台湾の反応。 事前に台湾から関連情報を日米に提供することができたのは光栄だY!hl )。旧世代などを中心に親日派が多く、中国ほど日本アレルギーがないとは言え、これもまた台湾の都合が反映されていると見るのが健全なんでしょうね。特に、中国からのちょっかいをどうにかしたいと思っているのなら……
  徴兵制の禁止規定に関して「むしろ志願制と書くべきだ」との異論Y!hl )。ここまで来ると「アホか!?」と言いたくなりますけどね……もはや重箱の隅つつきですらない。ま、所詮議員は有権者のレベルの反映ですから。
 イラクの現状の件に関しては保留。明るい見通しがあるわけではないが、現時点で出ている情報程度で何か決定的な言及をすることは多分不可能。
 一番最初の話題に関連して、「日本の宇宙開発は『道路族』、とかのように『宇宙開発族』と呼べる議員がいないのが決定的に弱い」という発言が出て、うちのところの人、私が首を縦に振っていた以外は、みんな「ほー」という顔をしていたのは……まあ、いいか。


2004年11月20日() 旧暦 [n年日記]

[その他] サーバー移転準備中

 ノートPCのバックアップを取りつつ、いろいろきちんと設定が出来るかのチェック。日記CGIの設定が結構面倒。案外と手間食ってしまった。最近はHNSは更新が滞ってるし、tDiaryが最初から用意されているんでいっそのこと移行しようかとも思ったけども、なんか気が進まなくってHNSをぐりぐりいじりまくる。甲斐あってなんとかなりそう。しかし日記はそのままURL移すにしても、他のコンテンツとかはどうしようかなぁ……独自ドメインの件もあるし。
 .htaccessの設定とかもしなければいけないから、 このへん をメモっておこう。しかし「まだなにもない」と書いてるにも関わらず、早速アクセスした人が数人……だからまだなにもないんだって。
 いつのまにかNHK-BS2でゴジラの一挙放映をやっていたらしく、それに気付かずに初期の作品を見逃してしまった……くやしいから「ゴジラ見逃した記念」に マリア様も見てない (怪獣擬人化+マリみてネタ)をリンクしておこう。しかし「核薔薇様」って、ごっつ身体に悪そうな薔薇だな。
 それはそれとして、ビデオデッキが死んだっぽい……ヘッドとかじゃなくって、テープがきちんと入らない、認識しないという状態。ううむ、安手のデッキを買うべきか、それともHDDレコーダーでも買ってしまうか……しかし、借り物のビデオを丁度入れた時に壊れたので焦った。デッキの蓋を外して、ビデオはちゃんと救出しましたが。
 あ、いつのまにか「わっきーの地名しりとり」終わってたんだ! 最後を見逃してしまった……残念。