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2004年06月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] メモ:Win2kのBigDrive対応

 先日のHDDクラッシュ、「で」な友人から「Win2KのBigDriveに関する不具合じゃない?」と指摘を受け、そんな馬鹿な、と思って調べると……ありました。馬鹿は私でした。トホホ。
 つまり、公式にはSP3以降を当てればBigDrive対応になることになっているが、実際はその上でさらにレジストリをいじらないといけないらしい。友人曰く、「一見普通に使えるが、128GBを越えたあたりからデータがおかしくなっていく(CHKDSKもきかない)」とのことで、まったく今回の症状に当てはまる。
 で、 ぱんぴーまっしぐら さんにその辺の情報が載っていたのでメモ。
 よく見りゃ 水城さんの日記にも書いてあったよ。不覚。


2004年06月12日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、こっちが心配しなきゃいけないことじゃないだろうが

 T田は、悪い奴じゃあないんだが、上司にめぐまれなくなったら、あの性格ではいろいろ大変だろうなぁ。それとずっとあの性格のままってことはないだろうが、あの態度が通じるのは今のうちだけだから、妙な心配をしてしまう。ま、そんなのは本人の問題だから余計なお世話で、先輩としては、奴は酒の味がわかってるのかわかってないのかわからんから、イマイチ驕り甲斐がない、ってところか。旨い酒かどうかには触れず、ただ量が飲めればいい、という態度ではなぁ……いい奴ではあるんだが。
 それはそれとしてひとつ、昨日自分の弱点が掴めた。克服できるかはわからないが、やってみる。(要は「あんこの入ってないまんじゅう」ということだ。皮がそこそこ上手くても、食う人は大半満足しないだろう)

[マンガ] 築地魚河岸三代目

 はしもとみつお作、ビッグコミック連載のマンガ。料理マンガ、というか、魚という食材をとりあげた薀蓄マンガ系、ということになるのか。連載の最新号では「骨なし魚」を取り上げている。たしか、以前にもちらっと骨なし魚のことは取り上げていて、やはり批判的な台詞をキャラクターに言わせていたりもする(これは作者の代弁というより、いろんな意見の一つとして)のだけど、元々企業が骨なし魚を作った理由が、魚を上手く食べられない子供の魚離れを防ぐため、という動機から、骨をよけて上手く魚が食べられないという問題の提起、その解決策の提示と、実にいい仕事している。食薀蓄マンガの元祖・美味しんぼがかなりしょうもなくなってしまったのに対し、その撒いた種は立派に芽吹いている。
 言われてみれば、魚の骨を上手くよけられるようになったのは、魚を自分でさばいて料理するようになってからだなぁ。

[その他][アニメ] 土曜の日課

 NHK歌壇と ウォータシップダウン 。NHK歌壇は、ネットでも活動をしている加藤治郎氏がゲスト解説者。だけど、緊張していたのかどうにも解説がふるわず、細かい表現とかに終始していた印象。ううむ。添削コーナーは、連体形が連続した歌を添削。上手く音律を整えたり、わざと崩して印象的にしたり、上手いものだなぁ。
 ウォーターシップダウンは、今一番見ごたえのあるアニメかも。キツネも返り討ちにするウサギ、怖え。
  読冊日記 さんで「ぱど厨」なる単語を見かける。で、その具体例を見て……怖い。寒いし怖い。「蝿の王」というか、社会性をしつけられてない子供がこういう行動を取るのは、言われてみればまあそうなんだろうなとは思うけど、実物はやっぱりそれでも怖いのだった。こういう子供が野放図にされているのも怖いのだが、たいしてこういう子たちと違いがない「大人」も結構いるというのがなお怖い。「ネットの免許制」というのも、思わず同意しそうになってしまう。

[その他] もうそろそろ

 件の日付に直リンで飛んでくるパーセンテージが2%近くに落ちてきたので、知り合いへのリンク自重もそろそろする必要はなかろう。
 偶然かもしれないが、先日の 内田樹氏のblog におけるオタクの自己言及うんぬんに関連するようなことが、今月の「コミックフラッパー」の「米沢嘉博の現代マンガ時評」でSFファンからオタクへの変化の流れについて言及していた。 元々、SFセミナーで「SFファンとマンガファン」をテーマにシンポジウムを行ったことからの話題なのだけど、これもまた、マニアが自己の立場を確認することの別を視点から見ていて興味深い。
  林氏の日記でもSFファンダムの歴史の保存の動きが紹介されている が、SFファンは元々そういったことに無関心ではない。ただ、コミュニティ規模がさほど大きくなかったので「口伝」で事足りていたことと、意識的に敷居を設けていたこと、あと、中央集権的に「史観」を決定することに抵抗感があったため、きちんとした、網羅的なドキュメントが存在しなかったのだと思われる。が、日本SFファンダム黎明期(それは現代の日本SF界の作家とも重なる)の体験者が高齢者化したことで、林氏の日記にあるようなことも始まったのだろう。おそらく、十年後には「長老」から話を聞くことは極端に困難、もしくはほとんど不可能になってしまう。


2004年06月13日() 旧暦 [n年日記]

[その他] たとえ話

 たとえ話というのは上手く使えば話の趣旨がよく納得いかない相手を納得した にさせられるのだけども、下手な相手に使うと現実とたとえ話の些細な違いだとか、たとえ話をたとえ話と理解できてないくだらない揚げ足取りをされることもままある、諸刃の剣になったりもする。
 でも、まあそれでもよく出来てるたとえ話だと思うので 建築業界が文化庁にロピー活動を行うと を紹介。まあ、今の著作権法改定( しく まってるとは思えないので、改正とは呼ばない)の変なところってのはこういうところだよなぁ。
 もうひとつ付け加えると、たとえばこれを本に置き換えてみるといい。翻訳した本では一部省略されていたり、翻訳に不正確っぽいところがあるらしく、原書を取り寄せてみたい。が、「同等品(翻訳書)が市場に出回っているので、輸入品は取り扱えません」と書店に断られるというわけだ。翻訳版と原書はもちろん同じものでは全然ない。
 中古販売や貸与権の規制についても同様。知りたいことが書いてある本があるのだが、マイナーな本で既に絶版あるいは重版未定になっている。それを知るためには図書館なり、古書店に頼らざるを得ないのだが、「著作者の利益を侵害するからダメ」とそれらを制限される。絶版は対象からはずすとしても、重版未定の場合、権利だけが出版社に死蔵され、実際には利益になるもならないもないのに、一方的に泥棒扱いされる。かくして日本は知財立国どころか知財亡国となるわけだ。AMEN。
 知人はこういった著作権の暴走を指して「金の卵を産むガチョウの腹を裂く行為」と言ったが、自分としては 主体農法 的と呼びたい。土壌(市場)の生産力(購買力)には自ずと限界がある。一度吸い上げた土壌を回復させるにはきちんと休ませるか、肥料を与えるなどして地力を回復させねばならない。さもなければ農地(シェア)自体を増やし、生産力を上げるしかない。しかしそれをせず、農地に従来の倍の密度で農作物を植えたりする真似をすればどうなるか。北朝鮮ではそれを、農業を知らない為政者が「大発見」のように行い、今日の北朝鮮の飢餓状態の一因となった。日本の土壌はどうなるのだろうか?

[特撮][その他] 番組とかニュースとか

  デカレンジャー は、去年アバレンジャーでもやった時代劇村ネタ。今年は新選組便乗ネタですが。まあ、センちゃんの近藤やホージーの土方はなかなか似合っていた。この際、沖田は美青年でもなんでもなかったらしいという話は脇に置いておきましょう。微妙にラスト・サムライっぽくもあり、宇宙人があんなチャチなトリックに騙されるかなぁと思いつつ、面白かったのでよし。
  ブレイド は、話は進行しているのだけどもドラマは転がりきっていないようなちょっとそんな微妙な欲求不満。虎太郎のレギュラーメンバー中での立ち位置がイマイチ不鮮明なせいだろうか? 去年の啓太郎は、やっぱり無力でバカだったけど、結局その無垢さ加減が他人を拒んでいた巧にまで変化を及ぼした。しかし、虎太郎が剣崎と始の心を大きく動かした場面がないため、どうにもしっくり来ない。これが橘だったらまだ納得行くのだけど……そんな中でも清楚な美人に扮したオーキッド・アンデッドの登場とかは良かった。あと、橘さんの特訓もバカバカしくていい。あ、特訓する「たちばな」というと、「おやっさん」。つまり、あの特訓はイカデビルへの特訓のオマージュだったんだ! な、なんだって〜!(バカ) 次回は會川昇氏の脚本で、「アギト」で小沢さんを演じた藤田瞳子がゲスト出演。
  作者も知らなかった萌えるSoftEther本 。え〜、他は置いといて「人気漫画家の小梅けいと先生」って表現は、微妙すぎる気がする。いや、好きな作家さんなんですけど、「ね○○こマシン猛レース」とか「イ○ラ○病棟24時」とか「お○子のくに」が人気漫画かっつーと、わりと、まあ、ごにょごにょ。
  「盗み家族に知られたくない」と本名黙秘中日新聞 )。本名を黙秘したままだと情状酌量が認められず、実刑を食らうかもしれない、と言われても「それでも家族・知人に知られたくない」と言っているそうで……一体何故そこまで? っつーか、現代社会でわりと簡単に本名を使わずに生活できるのだなぁ。
 どこまで本当かはわからない、と断った上で コリアンジョーク23スレの504518,519 。例の 生ゴミ餃子問題朝鮮日報 )に絡んでの話。
 韓国内での不衛生餃子の報道直後、書き込み主の会社に韓国業者から餃子の具の取引の申し込みがあり、まだ日本国内ではまったく報道されてなかった時期なので普通に商談を進めていたところ日本国内でも生ゴミ餃子の件が報道。商談を断ろうとするも例の調子で苦情をまくしたてられ、政府の輸入一時禁止でどうにか断りの口実ができるも商品を「ミンチ」と偽り勝手に出荷される。当然税関でばれて止められ、当然受け取り拒否、向こうも引き取るわけもなく、おそらく廃棄処分になる見通し。金銭的には損害はなかったものの、韓国のメーカーと取引のあった国内企業に数えられてとばっちり、という実に哀れなお話。まあ、海外の企業(だけとも限らないけど)と取引のあるところでは多かれ少なかれ交渉の苦労はあるでしょうが、ことの経緯がいかにも「らしい」ので紹介。
 これもまた「すべき報道をしなかった」ことによる被害である。なんて。
 ちなみに「ジョークスレ」で紹介されてますが、どうも「韓国と仕事で困ったことスレ」と間違えて投稿された模様。

[その他] 韓国ブームの裏側

  パク・ヨンハの来日スケジュールが完全リーク 。「6月16日(水) 11時35分 成田空港到着」と日時と場所が完全にさらされています。そりゃ、演出はハッタリではあるが、見え透いた演出はうんざりする。


2004年06月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 各国衛生事情

 汚い話なので、お食事中の方はこれ以上見ないことをお薦めする。尾篭な話が嫌いな方も見ない方がいい。もし見て気分を害されても、当方は一切感知しないし責任も負わない。

 「スカトロジー」って言葉があることを初めて知った。いや、排泄物嗜好のことではなく、生活における排泄物の文化を取り上げる学問分野らしい。
 なぜそんな話を急に取り上げるかというと、先の「生ゴミ餃子」に関連して、友人たちと「まあ、日本でも工場生産とかは不衛生な面は結構あるけどね」「いや、でも日本はそれでも世界的に見て衛生的だよ」というところから、「中世のヨーロッパは糞便だらけ」という話になった。
 中世ヨーロッパがどんなにひどかったかは、知ってる人は知ってるだろうけども こんな感じ 。おまるに溜まったブツを道路にぶちまけたり、貴族階級も宮殿などで垂れ流すというすさまじいありさま。ハイヒール(と言っても当時のはかかとだけでなくつま先も高い男性の履物だった。イギリスで流行したというから、これが「ロンドンブーツ」の名前の由来か?)が流行った事情には、当時の道路が糞尿だらけだったからということもあるそうで。それに比べれば日本は江戸でも糞便は農民の堆肥として商品価値を持ち、長屋の大家は住人の下肥を堆肥として売ることが主な収入だったというくらい。厠できちんと用を足してもらわないと困ったのである。余談だが、紙や布のリサイクルも非常にシステム化されており、究極的とも言えるほどのリサイクル文化だった。また、牢内でも新入りへの儀礼として、雪隠(トイレ)の掃除を心得としてまず叩き込んでおり、そのときの口上も記録に残っている。
 ヨーロッパは中世から近世にかけてまだ衛生状態は改善されるのだけども、それでも第一次世界大戦が終わるまで毎日風呂に入る習慣はなかった。従軍から返ってきた夫や息子のあまりの不潔さに、ようやくそういう習慣がついたのだ。それまでは一週間に一度、身体を洗うくらいだった。つまり、「エマ」の時代はどんな臭いだったかというのは、あまり考えてはいけない。メガネっ娘メイドや清楚な貴族のお嬢さんも相当な体臭だったはずである。
 さて、韓国の話になる。韓国、というより、李氏王朝時代の朝鮮では、他国から攻められることを恐れ、道路が整備されていなかった。のみならず、その整備されていなかった道路に普通に庶民は用を足していた。と、当時の外国人の記録にある。これも侵略に対する抵抗の意味があったらしいが……また、 嘗糞 という習慣があった。元は人糞を嘗めてその人の体調を知るということから来ているのだが、孝行息子が父母に対しこれをしたという故事から、一層歪んだ方向に儒教が取り入れられていた李氏朝鮮では、これが文化として成立してしまった。後には娯楽化して、誰の排泄物か当てるゲームをしたというが……かなり遠慮したいものである。
 文化というのがどう受け継がれるかというのはよくわからないのだけども、少なくとも衛生好きというような日本のプラスの文化は、きちんと受け継いでいきたいものである。


2004年06月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 聞き耳

 仕事中、隣の茶飲み部屋でしていた話が聞こえてきたので耳を立てる。
A「電子レンジって、原理どうだっけ? 赤外線?」
(ここで思わず椅子に座ったままコケかける)
B「バカ、違うよ」
(「そうだ、言うたれ言うたれ」)
B「電子線だよ」
(思いっきり椅子ごとコケる)
 え〜、電子レンジはコタツでもなければブラウン管でもありません。これが理系の会話なんですから、日本の理系教育の建て直しは急務だと思いますた。
 やさしいオイラは失笑するだけにしておきましたが、ボスがいたら、思い切りバカにされますよ? いや、そりゃ原理を知らなくても使えることは使えますけどね。

[その他] なんじゃこりゃ?

 なんでも知らん間に「小泉総理レイプ疑惑裁判」なんてのが起こっており、 小泉総理は当然否定朝日 )。本当だとしたらとんでもないとちょっと調べたのだが、この訴訟内容の方がよっぽどとんでもなかった。 こちらのサイト に疑惑と訴状の内容が記載されてるのだけど、読めば読むほど笑う他ない。ホームページに載っていたことを裏付けも取らずに糾弾している上に、書いていることが面白い。
小泉純一郎は、 1967年 4月、慶応大学の4年生(中略)であったときに、婦女暴行事件を起こして、神奈川県警に逮捕されたことがある。場所は、湘南であり、相手は慶応大学の女学生であった。(当時) 当時、防衛庁長官であった父親の小泉純也氏が 政治的圧力を使い、この事件をもみ消したが、学内でうわさの広まるのを恐れ、小泉純一郎氏を急遽1967年の5月にロンドンに留学という口実で日本から出した。
 とある。簡単に調べられることとしては、小泉首相の父、小泉純也氏が防衛庁長官を勤めたのは1964年から1965年で、 1967年当時は防衛庁長官ではない 。この程度の調べもしていない記事を、信じろって方がかなり難しい。その他も噂の域を脱せず、当時の関係者に当たった様子がまったくない。
 しかも「当時防衛庁長官だった云々」というのは訴状にも記されているそうで。お粗末。
小泉氏および飯島秘書官はこれが事実と違うのであれば、事実と違うということを証明していただきたいものである。
 とあるが、この人は 悪魔の証明 という言葉を知らないのだろうか? 「ある事象が存在しない」という証明は事実上不可能である。「ある」と主張する側が「ある」と信ずるに足る証拠を出さねばらない。大変なことかもしれないが、それなしに他人を勝手に糾弾できるのならそれこそ大変なことになる。
 しかも訴訟の内容だが、
著述業者は「日本国民である原告に計りがたい屈辱と苦悩を与えた」などとして
だそうで、被害者(がいたとして)とはまったく関係ない人間が、事実かどうか不明のまま訴訟を起こしたんである。「それじゃおまえはソレが事実かどうか調べたのか?」と聞きたくもなる。本人と無関係のところで立てられた噂の場合、そんなものまで本人の責任に帰属するのか? どうも原告の経歴や主張を見るに、小泉を中傷できればなんでもいい、という雰囲気がある。別に小泉総理をかばうわけじゃないが、こんな訴訟が通ったらそれこそ世の中おかしい。「図りがたい屈辱と苦悩を受けた」として訴訟を起こしたいくらいである。
 被害者や当時の関係者が出てこない限り、まともに取り合うような話じゃない。
 ホントにバカバカしい。こんなのマスコミがまともに取り上げないのも当然だ。
 この合理的論理組み立ての欠如も、理系教育の不足を感じさせる。なんて言ってみたり。


2004年06月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日も晴れ

 梅雨入りだのなんだのが嘘のような晴天続き。今日もうそ臭いまでに空が青い。
 湿度も高くないし、こうなら夏もすごしやすいのにねえ。(でも水不足になるか)
 ここんとこ、自転車が危険だという調子の報道が多いのだけど、自転車乗りに言わせてもらえば歩きながらの携帯メールの方がよっぽど危ない。本人はしっかりまわりを見てるつもりだろうが、歩道をふらふらして、突然予測しない方に動いたりするので危ないことこの上ない。そういう動きは小さな子供やおばちゃんや老人や酔っ払いがよくするので、見てそうとわかる時にはかなり早いうちから注意するのだけど、後ろから見てると一見携帯をいじってるとわからず、直前になって慌てて反応する始末。
 自転車に乗りながら携帯メール打ってる奴はもってのほか。飲酒運転と同じ罰金三十万円徴収しても構わない。っつーかそれでおばあちゃんでも轢いたらどうするつもりだ、おまえ?
 他にも「なに考えてるんだ」って通行人はいろいろいて、ふらふらと建物から出てきて道のど真ん中に立ちふさがるように止まるおじさんとか、向こう側から横一列で歩いてきて、すれ違う寸前になってもこちらが通る道を明けようとしない中学〜大学生の集団とか。ぶつかりそうになるまで、誰かが道を明けなければすれ違うどころかこちらが一旦停車してやり過ごすこともできないということに思い当たらないようだ。それとも集団でローラー作戦でもかけてるつもりだろうか?
 駐車場やわき道から出てくる車も当然危険。地下駐車場から突然出てきて(警告灯はない駐車場)、歩行者や自転車の確認をまったくせず、一気に車道ぎりぎりまで出て来たものだから、あやうくぶつかりそうになったこともある。それでもあっちはまるで気づかないのだから、轢かれたら轢かれ損もいいところ。
 世間では自転車のマナー云々言ってるが、歩行者のマナーもなんとかしてくれ。こっちがいくら注意しても向こうが注意しないんじゃ話しにならん。少なくとも歩きながらの携帯メールは危険行為で禁止しろ。いや、是非してください。お願いだから。

補足:道ってのは自分ひとりがいるわけでも自分ひとりが歩いてるわけでもない。一歩出たらそこはもう、いろんな人間のいる社会なのだ。いろんな要素に気を払い、注意するのは当然である。携帯メールで自分の狭いコミュニティに没頭して外の危険に気付かぬどころか身の危険を高めるなど、愚の骨頂である。
 ってのも何度か事故を起こされたり起こしたりしたから身についた経験なんだけども。

[その他] FireFox0.9

 ふとFireFoxを立ち上げると、いつの間にか0.9が出ていたようなので慌てて入れてみる。と、0.8からかなりいじったようで、メニューの構成やらが大分変わっている。全体的には悪くないので、拡張プラグインを入れなおして環境を再構築しようとしたら……拡張プラグインまわりも大幅に変わったらしく、これまで使っていたのがことごとく対応していない。きゅう。かんべんしてください。ふたつで十分ですよ。
 とりあえずノートPCに入れただけだから、対応が出揃うまで本格的な移行は見合わせよう。

 昼には職場のN助教授と実験のことで雑談。
   「細胞に加重をかけてみるってのはどうだろうね?」
   ──あ、それいいっすね。遠心力でかけてやればいいし。
   「遠心器でまわしてやったら、どれくらいかかるかな? 8000rpmで1000G とかかかるけど」
 そんなスーパーサイヤ人も生き残れないような環境で、いったい細胞をどうしようと?
 まあ、試算とかは結局もうちょっと具体的なセンにおちつきましたが(実際この実験をするかどうかわからないし)、あのセンセは当然その辺はバッチリわかっていたはずで、どういう意図で1000Gとか言ったのかが気になる。やはり冗談だったのだろうか? むむむ。

 ちなみに、昨日の「電子レンジの話」をしていた彼らは理系とはいえ生物系なので、まあある程度は物理方面にうといのはわからんではないのです。「赤外線」「電子線」はちょっといかんだろうと思いますが。
 ちなみに具体的な電子レンジのマイクロ波の周波数(2.45GHz。これは各社同じ)とかマグネトロンの原理は実は今回調べて初めて知りました。げしょ。
#旧日本軍の殺人電波が関係してたのは知ってたけど。
#殺人電波というと、 こんなの を作った人も。殺人電波、恐るべし。


2004年06月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 一筆啓上姦計が見えた

 必殺仕置屋稼業第十話。主水の同僚・安田弥一郎は実直で家族を愛する男だったが、義父の残した借金の返済のため、つまらない賄賂に手を出したところを南町奉行所綱紀粛正役の土方左馬之介に見つかる。通常ならば切腹のところを、奉行に妻を差し出せば見逃してもらえる、との言葉。その話を安田はきっぱりと断るが、それを聞いた安田の妻・志津は密かに土方の元へ。しかし、それは土方の罠だった。土方とその仲間に慰み者にされ舌を噛んだ志津の亡骸を見て、逆上した安田も返り討ちにされ、相対死にとして処理される。主水は子煩悩な安田夫婦が一子・小太郎を残して心中したことを不審に思い、事件の裏を探る。
 いろんな要素がバランスよくまとめられた仕置屋中の佳作。家族を愛する真面目な同心・安田を演じるのは横内正。抑制心の強い男が、義父が吉原通いのために借金をしていたことを聞き動揺するシーンや、愛妻の変わり果てた姿を見て嗚咽しながら土方に斬りかかるシーンなど、家族に対する愛情と併せて横内正のこんな演技はちょっと他では見られない。
 仕置屋メンバーのシーンは、遺された小太郎との絡みがメインになる。コメディリリーフの印玄が小太郎に「屋根落とし」されるし、市松はかつて養父に拾われた自分を小太郎に重ね、自分が引き取るとまで言い出す。結局、市松を真似て蜘蛛を竹串で仕留める小太郎を見て殺し屋稼業の業の深さを悟り、断念するのだが。
 中村家としては、冒頭で下っ引きの亀吉によって主水が昔おたふく風邪を患ったことが暴露、せん・りつに「種なしかぼちゃ」と罵倒される。実は「種なしかぼちゃ」と呼ばれるのは必殺シリーズ中これが初めて。そこから一度は小太郎を養子に、という話になり(結局、借金付であることがばれて追い出されるのだが)、また土方たちをおびきよせるおとりにりつを利用する際、「子宝に効能がある神社の夜参り」と口実にしたり、最後まで伏線を上手く使っている。
 仕置のシーンはお百度を踏んでいるりつにばれないように行わねばならず、非常に緊迫感がある。
 主水が土方から騙し取った金を仕置料にしているため、よく考えると依頼人とのつなぎ役のおこうが出てきてないが、そんなことが気にならないくらいよくまとまった話。

中村主水=種なしかぼちゃ?:

 この話で出た「種なしかぼちゃ」を契機として「主水=種なし」のイメージが拡大するのだけども、実は後のシリーズ「必殺商売人」では第一話でのりつの妊娠発覚から最終回でのその結末までが描かれており(想像妊娠や誤診ではない)、「種なし」の汚名を一応返上している。「子供」が縦軸として描かれているせいか、この話はいろいろ「商売人」と対比できるところがある。「商売人」では姑のせんからりつの懐妊を告げられるも、素直に喜べない主水が描かれる。小太郎を育てると言った市松に冷笑的に「やめとけ」と言った主水だが、「商売人」では自分が同じ立場になっている。

TIPS:食い物:

 もうひとつ、この話では市松を通して当時の江戸の青年層の食生活が描かれている。百万都市とはいえ圧倒的に男が多かった江戸では独身男性が多く、外食が非常に発達していた。主水が小太郎を連れて入った飯屋で市松が食事をしていたのは他人と接触をあまり持たない市松にしては意外に見えるが、これは当時の独身男性としては普通である。
 また、小太郎を自分の小屋に連れて行った際「飯食うか? 冷えた飯しかねえがな」「茶漬けでいいか?」と言っている。考えてみれば当たり前だが、自炊をする場合は一日に一度まとめて飯を炊き、それを三度に分けて食うというのが普通だった。炊飯は当然薪と釜で行うため暖め直しなど簡単にできるわけがなく、冷や飯は湯漬けや茶漬けにして食べていた。
 飯屋にテーブルと椅子があったりとおかしな描写もあるが(時代劇のお約束なので、まあ仕方あるまい)、こういう細かなところが結構リアリティを出すのに一役買っている。

[その他] こどものかがく

  /.JPこの記事 を見たときとかも思ったけど、自然法則を体感するには、必ずしもまわりが自然にあふれかえってる必要はないのだけどなぁ。
 子供のとき、父親が古いテレビを分解した中から磁石を持ってきたことがある。かなり強力な磁石でいろいろ遊んだのだが、それをテレビの画面に近づけると映像が歪むのを発見し、それで遊んだ。親からは「テレビが壊れるからやめろ」と怒られたけど。
 そのときはブラウン管の仕組みだとかローレンツ力だとかはまったく知らなかった。が、後にそれらを知って、なぜあんなことが起こったかが合点がいった。
 父親が拾ってきたのはいわばゴミだし、テレビなんてどこの家庭にもある。別に同じことじゃなくてもいいけど、変な操作をしてやることで、なにかに普段行わない動作をさせてやる(壊れない程度に)、という遊びは結構したような気がする。ものの原理、自然法則に興味を持つきっかけなんてそんなものじゃないのかなぁ。
 あ、ちなみに電子レンジもいろんなもの放り込みましたよ。お約束のアルミホイルや卵も(結果がどうなったかは言わずもがな)。

[その他] FireFox0.9続報とか

 Mozilla系の常として、クリーンインストールしないと調子が悪い。それさえすれば、幾つかの拡張プラグインが導入可能。
 今日は半徹夜で若干不機嫌。「俺はまだまだ修行が足りん!」(中村敦夫の声で)

[アニメ] アイと追憶の日々

  光と水のダフネ #22。「アイ」ってコミック版の主人公、それも100年前の話だよなぁ、とか思ってたら、まさかこんなふうにコミック版とつながってたとは! ちょっと意表をつかれました。それどころかコミック版主人公とゆかりの深い人物がすでに出ていました。全24話なのであと二話。なかなかハードになってきたようで。こりゃ海洋庁も落とされるっちゅーねん。次回は「エスケープ・フロム・カムチャッカ」当然サーフィンシーンは出るんだよな!?


2004年06月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 家系図

 日本では江戸時代の頃に家系図作りが流行する。これは武士が仕官のために家系を明らかにする必要があり家系図を作成したのが、庶民にまで広まったためだ。そうなると出てくるのが「偽家系図」である。偽家系図売りなんてのもいたようで、中にはあからさまにおかしなものも多いらしい。
 しかし、日本の場合戸籍制度がしっかりしていたし、「家紋」や「苗字」から先祖をたどれる場合が多い。ちなみにうちは由緒正しい百姓の家系です。
 この偽家系図、日本などよりもっとすごい国がある。「またか」と思った人はスルドイ。そう。韓国。李氏朝鮮時代、支配者階級だった両班が7%程度から49%にまで膨れ上がると言う異常事態が起きている。 こちらの資料 を見てみると、1690年から1858年にかけて、幾つかの村落で行った調査があるのだが、1690年には一割に満たない両班戸が1858年には2/3に、人数ではおよそ半分が両班という、どうみてもおかしな結果が出ている。支配者層が国の半分なんて国家、成立するわけがない。あからさまな偽両班である。
 これが現代になるとさらに加速する。日本の庇護下に入り両班などの身分制度は撤廃されるのだが両班への憧れまで消えなかったのか、今ではほとんどの韓国民が「両班の子孫」を自称している。まあ、あの国は国ぐるみで歴史を捏造してるから、個人の家系捏造くらいはどうってことないのか。

[マンガ] Pumpkin Scissors 1巻/岩永亮太郎

 なんだか最近「パンプキン・シザーズ」や「岩永亮太郎」で検索かけてくる人が多かったので気にはなっていたのだけど、知人の日記で単行本が出ていたことを知る。危ない危ない。買い逃すところだった。
 開いて第一話が見覚えがないので「あれ?」と思ったのだけど、連載一年前だかに掲載誌に載った読み切り版だった。読み切り版は見てなかったっけ。
 しかし時代背景的には第一次〜第二次世界大戦相当のヨーロッパ的なのに、自動装填装置はあるは、シールド掘削機はあるはで科学レベルが無茶やな〜、と思ったら、折り返しに「時代考証無用」「軍事考証無用」「その他諸々の考証無用」と予防線を張られている。まあ、面白いからいいか。こういう一生懸命な話は結構好きだ。二巻も来月発売か。右肩上がりに人気が出てきてるようでまことに結構。
 その他には、サンデーGXとか。

[その他] 戸籍制度とか

 特に韓国方面でマズイ情報があると突然スレッドが消えることで一部有名?な 読売新聞サイト発言小町 。その中で 戸籍ってなんの利点があるの? という「アイタタタ」なトピックが立ったのでちょっと監視。結構まともな意見や情報もある。トピ主は「面倒だから」というだけで役所の雇用対策だとかわけのわからないことを言ってるのだけど。一面では、結局セキュリティは大抵利便性とバーター取引だということ。もうひとつ、戸籍制度には血縁や親戚関係を容易にたどれるという面があるので、ある意味便利な場合もある。この辺は表裏なので、一概に「良いもの」とは手放しで言えないが、少なくとも両面があるということだ。
 しかし、代替案を示さずに戸籍制度廃止を言ってる人間はなに考えてるんだろう? 代替案があったって移行にともなう混乱や金銭的コストはバカにならないだろうに。
 もうひとつの代案としては、アメリカ的社会保障番号制がいいと言う人がいるので、いっそのことアメリカの53番目の州になってしまうというのはどうだろう? 一気にアメリカ人口の1/3を占める巨大勢力の出来上がり。アメリカを牛耳ろう!


2004年06月20日() 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] デカレンのない日曜

 全米オープンゴルフのため。去年はファイズは休みで、アバレンはあったんだけどなぁ。
 というわけで昨日録画した番組を消化。
 NHK歌壇は、先週はゲスト解説がイマイチだったのに対し、安心して見れる解説。歌の感じさせる、表現以外のその場の空気とか、表情とかをきちんと読み解いてくれるのはやはりいい。一首、ある歌を「恋の歌と解釈」とゲスト解説者が意外なことを言ったのだけども、まとはずれと言うほどではなく、そういう解釈の自由度の高さも短歌や俳句の自由度のうちなんだろうなぁ。
  ウォーターシップダウンケロロ軍曹 は連続してみると、ピグウィグとギロロの中の人が同じなので、なんか妙な感じ。キャラもちょっとかぶってるし。エフラファーとの抗争はひと段落で、ファイバーの予言が焦点。しかし、イタチを返り討ちにするとは、相変わらず恐ろしいウサギだ。
 ケロロ軍曹は、すももの変身(ってよりアホロートルだから「変態」か)がなんでミンキーモモ? と思ったが、「もも」だからか。おまけにバンダイがスポンサーだしなぁ。このへんやりたい放題。

[その他] 「みんな言ってる」

 一昨日の「偽家系図」の件だけども、 町山智浩氏の6/18付けの日記 の最後のくだりをあからさまに意識している。いつも大変楽しく日記は読ませていただいているのだけど、日本の歴史関連の認識については、ときどき首をひねるところがあり、この部分もそう。
 前述のとおり、「偽家系図」は江戸時代からの流行で、明治維新後もなかったわけではなかろうが、その時期に下がり株だった武士の出身と誰も彼もが出自を偽る理由がない。さらに「誰もが侍だと言ってる」と書いてあるが、私の実感ではそんな感じはまったくしない。普段「先祖の身分は?」なんて聞くことはないし、聞いても「さあ? わからない」と返事をする人がほとんどだろう。家系図まで持ち出す人はもっと少ないはず。そういう人がいないということではないが、「誰もが」という表現は不適切に思える。また、「ニッポンはサムライの国と言ってる」というような意味合いかと言えば、その前にわざわざ偽家系図を持ち出しているので、そうは読めない。
 少なくともそう主張するならば「八割が農民だった」と言ってるのだから、「今は何割が武士の子孫と言ってるのか」の統計を持ってこなければならないだろう。
 「みんなが言ってる」「みんなが持ってる」ではなく、少なくとも具体的な値を出さねばただの印象操作になりかねない。まあ、その値がどのくらい信用できるかは別の話なんだけど。
 特にナチと(こういう理屈で)一緒にされたんじゃたまらない。

[その他] 覚書

  ヤフーBB、顧客離れ再燃の恐れ・ソフトバンク打撃日経IT )。まあ、価格それ相応とはいえ、最近は他のプロバイダもかなり値を下げてきたし、結構これはダメージだろうなぁ。私は元々Y!BBを使ってませんが、リスク回避もさることながら、サービスが潰れた場合移行が色々面倒になりそうだからって理由もあったり。
  年一基の打ち上げ断念Yahoo! hl )。逆に、どんどん打ち上げてどんどん問題点を洗い出していった方がいいと思うのだけどなぁ。問題は予算ですが。
  日本の油田開発中止も イランが核兵器開発なら 米国務次官産経 )。たいした横槍ですな。ひとつには核開発疑惑に不利な状況を作られたくないってこともあるのだろうけど。日本海の油田も、アメリカのバックアップはあまり期待しないほうがいいかもしれない。(まあ、中国関連では元々さほど期待しないほうがいいかもしれないけど)
  給食費滞納。時効狙いzakzak )。時効が二年なんで、逃げ切りを狙ってるとか。経済的事情以外で払わなかったらその子には給食を出さないとかやってもいいのでは? お弁当でもなんでも手はあるでしょう。無銭飲食ですぜ、これ?
  レイ・チャールズ葬儀の模様(音声) 。まだ聞いてないけど、そうそうたるメンバーが出ているようなので後で聞いてみるつもり。24日くらいまでの配信とのこと。