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2003年12月01日(月) 旧暦 [n年日記]

ド睡眠

 今日はタスクもあったんで早起きしようと、夕べ早めに寝たのだけども、何故かむしろ遅刻気味に起床。確かにちと微熱気味だったけども、体調自体はそんなに悪いわけじゃないし、寝不足ってこともなし。なんで???
 先日のアニメ製作の話に関連して、 原えりすん氏の日記 の11/30に、 ゴールデンのドラマ(50分)は5000万円から7000万円 という話が。タイミングがタイミングなんでちょっとドキッとするが、流石に偶然だよなぁ……見られてたりしないよなぁ。しかし、ここらへんの情報にズレがあるのは(流石に倍は違わないけど)、何故なんだろう?
 あと、O澤氏から「友人の某アニメ製作会社で制作進行をやっていたのは、月給9万円だった」という話アリ。制作進行ってのは車の免許さえあればとりあえずできるけど、とにかく薄給(出来高制ではなく、固定給らしいけど)で、しかもまともに睡眠時間が取れないほど忙しい、という話は聞いてはいますが……
 昨日、朝起きてテレビを付けたら速報で イラクで邦人外交官職員二名が殺害朝日 )という話が流れて、意外ではないけども流石にびっくりしたのだけども、これで世論がどう出るのかなぁ、と思ったけども、やはり自衛隊の海外派遣反対の方向に動いているようで。これは……どうなんだろうなぁ。 国は自衛隊派遣でなくイラク復興の国連への移管を進めるべき時事 )なんて言ってる政治家もいるけど、それって全然問題の解決になってないような。イラク戦後復興の難しさは、それこそモザイクのように入り組んだイラク国内の勢力の調整なんだから。結局、わかるのは中東と言う混沌の中に手を突っ込んでしまった以上、「一人も死者を出さない」には大使館の休止を含めて完全に手を引くくらいしかないってことなんだけど。それはそれでどうなんかなぁ。戦後秩序の再構築にしても、氏族や宗教、民族が複雑な様相を呈してるイラクをどうするかは、なかなか。どっちにしてもしんどいなぁ。
 それと、外務省は不祥事ばかり目立ってるけど、本質的に外務ってのは国という名のヤクザ同士の折衝の最前線であり、本当に命がけということなのだと思う。できることといえば、亡くなられた二人の職員のご冥福を祈るのみ。
 H2Aの打上げ失敗は、 ノズル周りに異常な高温が観測されYahoo!hl )てたということで、どうもその為に切り離しの回路や配線が影響を受けたのではないか、とのこと。う〜ん、やはり懸案だったノズル周りの問題の可能性が高いらしい。一部報道の鬼の首を取ったかのような「単純ミス」という報道はあまり的を得ていなかったわけだけども、あまり喜べないなぁ。
 某ゲームのデモで「裏をかかれた」ってな感想が多いのだけど、いや、個人的には「あ、やっぱそっち方面にいっちゃうのね」とちょっと拍子抜けと言うか。いえ、楽しみは楽しみなんですけどね。ただ、もっとストレートな勝負のかけ方だったら、もっと楽しみだったかも、って話で。
  /.JP一輪バイク なんて話が載ってて、「ザブングルでこんなのあったよなぁ」とか思ったり。いや、ザブングルだけじゃないけど。なんでも時速60km/h出せるのだそうだけど、ちと流石に怖いような。
 なんか、「四字熟語+冥府魔道」でぐぐって来た人がいるみたいだけど、「冥府魔道」って、確か小池一夫の造語では? 英語では Road to Perdition(半分本当)。


2003年12月02日(火) 旧暦 [n年日記]

体調

 やっぱどーも悪かったみたいです。自分はこういうのに鈍いんで、気付きにくいのだよなぁ。いや、鈍いのはそれだけじゃないんだけど。どうもちょっと風邪っぽいらしい。
 そういえば「風雲児たち」の再装丁版で何故か帯に倉田英之氏の推薦文があって「?」だったのだけど、実はみなもと太郎氏は「大運動会」のファンだったらしい。あ〜、意外って言えばいいのかなんなのか。
 WTMの第五弾が近所のコンビニにも入荷したんで、試しに四箱ばかり購入。ヤクト・ティーガーがどうしてかぶるかなぁ。しかもどっちも単色迷彩。第五弾のシークレットは、またもヴィットマン(今度はIV号じゃなくってティーガーIらしいけど)。う〜ん、どうせならバウアーのIV号とか……非実在の人物だけど。それ以前に第五弾は虎祭だからダメか。話では第六弾は現行戦車シリーズらしいけど、旧日本軍とかやってほしかったなぁ……どれも箱が軽そうなのがミソですが。
 それにつけてもオヤツはカール、ではなく、WTMについてるお菓子はどれも不味いのは何故なんでしょう? お菓子で売ってるんじゃないという矜持?(いや、そんな矜持持たれても)
 ここしばらく、晩飯は肉なしの野菜炒め。いや、別にビンボーだからってことではなくって、肉を一パック買ってきても、なかなか始末が悪くって、丸ごと食ってしまうと太りやすいからなんだけど。オイスターソースと甜麺醤ベースにちょっとだけ豆板醤を加えると、なかなか飽きの来ない味。
 明日は体力使う仕事があるから、今日は早めに休んでおこう。


2003年12月03日(水) 旧暦 [n年日記]

まだまだ青いのう

 つか、「若さ」と書いて「バカさ」と読む、とは言うけども、さして若くもないのに。ってのは誰のことかと言うと、自分の事だったりするんですが。
 いえ、とある歴史的問題に関しての2chのスレを最近眺めてて、肯定派、否定派の話をぼーっと見てたと思いねえ(ちなみに肯定派が「定説」)。で、その中に「その肯定の証拠の一部が現存してる」ってあったんで、検索して調べてみたんですよ。で、みつかったんですが……あ、ありえねえ! ぜってーありえねー! 物理的にありえねー! 肯定の証拠じゃなくって、むしろこれって否定気味の証拠だよ! まあ自分は、どっちだろーなーとか思いつつ、「全部まるっきり嘘ってこたないだろ」とか思ってたんですが、少なくともその証拠が指し示す部分では、9割方以上嘘としか思えなかったわけで。
 一部のみで全部を判断できない性質の話なんで、「他の部分もほとんど嘘」とは結論付けられないんだけど、自分が知らず知らず偏見と先入観に囚われてたなぁ、と反省することしきりでした。
 ホント、俗説のなんと恐ろしいことよ。
 と、なんの話かボかしたのは、ちょっとこの後の話もわりとアレっぽい話なんで。
 自衛隊の派遣について、私はそれ自体は「賛成」とも「反対」とも書いたことがない、という話。「行くのならば、理不尽な規約規定で不自由が起こったり生命が危険に陥ることがないように望む」という以上のことは、言ってなかったりする。なんでこんなこと書いてるかというと、別に誰かに「立場がどうこう」と言われたからじゃなくって、例のイラク大使館職員の殺害で、「出すべき」「出さないべき」という話が活発化してるんで、妙に気になって、自分の立場を考えてみようか、ってな感じ。自分の立場に触れなかったのは、触れなかったというより、立場自体がないに等しいから。
 「自衛隊派遣の代わりに国連による云々」という話は問題外。代案として並びうるものでないことは少し考えればわかる(それ以前に「国連がどう戦後処理する」という視点がまったくない戯言なんだけど)。じゃ、現状を基本に、日本がどのくらい関わるか、ということで考えると……アメリカが今後のイラク政策をどうするか、ということも大きく関係してくるけど……
 とか言ってる間に 空自来年一月先行派遣で調整朝日 )ってな話が出てて、事態はどんどん進んでるわけですが。やるんだったらやっぱりきっちりやって欲しい。あと、自衛隊員を変な「常識」で縛って、不自由だけならともかく生命の危機に陥れるようなことのないことを(どんなに準備しても最初は問題があるだろうから、出来る限り柔軟に対応して欲しい、としか……)。う〜ん、結局なんの結論にもなってないな。
  MRR 見たら、ガラゴロX(と書くとカッコイイっぽいが、不良品としてペンキで“バツ”マークを付けられたガラゴロ)が大量に……こんなにいたんか。つか、爆弾にされてますよ? ある意味人間爆弾?(人間じゃないけど) ってな割と衝撃な設定のわりに、演出がちとイマイチかも。う〜ん。まあ、やっぱガラゴロはスタッフに愛されていた、ということで。あと、やっぱり影のドンはメガネ。
  導きの星4/小川一水 読了。結構、いや、かなりかな?(その中間?)面白い部類に入るんで、感想は後日、落ち着いて。


2003年12月04日(木) 旧暦 [n年日記]

寒い寒いと思ったら……

 寒気がしてたんですな。はよ治さんと。
  中国人留学生の審査を厳格化。九割以上不認定も毎日 )。 外国人刑法犯、四割が就学生毎日 )って話もあるんで、就学生審査の見直しって話は当然出てしかるべきなんですが、真面目な中国人留学生も多いからなぁ……個人的にはちょっとフクザツだったりする。ところで「昔日本人留学生がフランスで事件を云々」って、日本人留学生が恋人を殺して食ったってアレ? いや、それはそれで大事件だけど、根本的に問題が違うような……
  アンケートでイラク復興の国連支援に期待毎日 )。国連は水戸黄門じゃないっての。国連が錦の御旗だとここまで思ってるのって、日本人くらいなんじゃないかなぁ……基本的に国連ってのは第二次世界大戦の戦勝国クラブで、つまりは船頭がどんどこ増えて船が山に登ってしまう公算が高いんですけど……まあ、自衛隊の海外派遣に対し、神経質になる気持ちはわからないではないんですが、「なんで、そういう、場合によっては実力行使が必要とされる事態なのか」ってのを、もうちっと考えては欲しいです。
  陸自、マスコミ対策に想定問答配布朝日 )。ん〜、記事内容にある解答例見ても、行為自体も別におかしなことに思えない。どこの軍隊に聞いても、公式には大抵同じ答えしか返ってこないと思うんですけど。
  産経抄 で、日テレのイセエビやらせを取り上げてて、「本当にやってるのは日テレ、TBSだけなの?」と思わないではないけども、まあ、書いてる内容自体は正論だと思ったり。でも世の中大抵正論がそのまま実現することはなくって、そのつもりで世の中は眺めなくてはいけないのも経験的事実。しんどいよなぁ。
  イラクで殉職の二外交官、二階級特進。外務相で初めて産経 )。あ〜、この事件に関してはできるだけ個人的感情は控えようと思ってたんだよなぁ。正直、殉死を実際以上に美化するような真似ってのは控えるべきだと思ってるけども、でも、既にこの世を去ってしまったお二方に生きてる人間ができることは、限られてるのだと思う。本当にそれで報いたことになるのか? と思う一方で、決して過大な評価だとも思わない。出来うるならば、お二人の死が事実そのもののみが世間に受け入れられますよう。なにかにその死が利用されることのないよう。
  トーハン調べ、今年のベストセラー第一位「バカの壁」、第二位「世界の中心で、愛をさけぶ」サンスポ )。「なんでハーラン・エリスンがいきなりベストセラーに!?」と思ったら、全然エリスンは関係なかったんですな。まあ、多くのSFファンには「人のタイトルで相撲取ってんじゃねえ」と反感買われそうな題名ですが、もともとSFファンのパイは大きくないだろうし(自虐)。この次はティプトリーか、コードウェイナー・スミス辺りから?
 週刊チャンピオン見たら、「虹色ラーメン」で中谷内が常時暗黒モードに。確かにラーメンにはまり込むと黒くなる奴ではあったけどさ。先週から二連続登場は上山道郎氏。チャンピオン、やっぱり微妙にマニアックだなぁ。
 ヤングアニマル嵐を見たら、なんと伊藤勢氏が登場。いつもの(?)インチキチャンバラマンガだけど、ちょっと嬉しかったり。
  サヴァイヴ は相変らずメノリさん萌え。漂流ものとしても、かろうじて最低限の部分は押えてるように思える。あまりSF設定である必要はないとは思うけど。


2003年12月06日() 旧暦 [n年日記]

さよならだけが人生か、それなら今日(こんち)はなんなのさ

  必殺からくり人 血風編 を買う。必殺シリーズ初期の作品で、御維新の頃が舞台という、珍しいシリーズ。本来「からくり人」が終わった後すぐ始まるはずだった「新必殺仕置人」が、中村りつ役の菅井きんの事情で(年頃だった娘さんが、自分が鬼姑と言うイメージが出来て結婚できなくなるんではないかと心配し、一度は出演を拒否した)伸びてしまった為、急遽穴埋めに作られた。こういう事情にも関わらず、ファンの間では「地味だが、面白い」と評価は結構高い。全11話ということもあり値段もさほど高くないんで購入。三話まで見る。この時期の時代劇は、エネルギーがあって面白いよなぁ。ジャンルが古臭いのではなく、やはり古臭くなるのは別のものなのだな。
 上記の「必殺からくり人血風編」で山崎努演じる「土左ヱ門」(薩長の密偵で、溺死しかけたところを助けられたことから自ら「土左ヱ門」と偽名を名乗る)が使う殺しの武器がウィンチェスターライフルなのだけど、どれなんだろ? と思い検索。この時期日本に輸入された銃器はとんと種類を知らないので。ウィンチェスター初登場の三話では画面が暗くてよく見えないのだけど、時代的に M66 なのかなぁ。レバーアクションではあるんだけど、M73はありえないし。
 で、それを調べてる最中で 19世紀台湾に、アメリカが清朝政府を介さずにウィンチェスターライフルの供与を行った という記事を見つける。理由は記事の通りなのかはいささか量りかねるけども、まあ、どっちにしてもロクな理由じゃないんだろうなぁ。
 あと、 ウィンチェスターミステリーハウス の記事も。荒木飛呂彦も漫画にしていたけども、ウィンチェスター未亡人が建てた、奇怪な屋敷。占いに傾倒していて、その占い師の助言によりこんな奇妙な館を建てたらしいけども、見てみるとなかなか楽しそうではある。
  産経新聞の12/05付けの社説 で情報活動の重要性として、明石大佐の話が出てたけども、確かに情報収集及び操作能力の重要性はそのとおりなんだけども(特にHUMINT)、明石大佐が一人で、比較的少ない(他国と比べて)費用でそれだけの成果を挙げた、ってのはちと「?」ではある。いや、「風雲児たち」の作者のみなもと太郎氏が「松吉伝」という祖父御の伝記的連作を描いていて、その三作目を人に見せてもらった。みなもと氏の祖父である松吉氏は、この明石大佐の下で働いたことがあるらしい。で、しかもそれはおりしも日露戦争の頃。ある日松吉氏がみなもと氏の父親に漏らした明石大佐の活動が、今日考えられている以上の規模のもので……なんら傍証のない話なので、詳細は省く。明石大佐の功績は「今考えられている以上に立派だった」と言えこそすれ、貶められるものではないのだけど、「卓越したスペシャリストがいれば一人でも」という認識は大変危険だと思う。
  マルドゥックスクランブル/冲方丁が日本SF大賞受賞朝日 )。ほへー、というか、ふーん、というか。いや、結構びっくりなんですが。確かに日記でも誉めたし、少なからず人に薦めたけど、ちょっとこれは過大な評価過ぎというか。いや、日本SF大賞がそんなに大した権威かと言われるとアレなんだけど。ビミョーにパフォーマンス的判断が入った気も。
  巷説 は、「飛縁魔(ひのえんま)」。アレンジの仕方が、ふむん、そう来たか、という感じ。焦点が合わせられているキャラクターが原作とは違うのだけど、これから終盤までの展開の伏線も併せて、なかなか悪くない。今回出たあのキャラ、原作よりもう少し出番がありそう。
  ふたつのスピカ はドミノ並べ後編。ドミノ並べるだけで、よくこうもドラマを作れるものだと感心する。いや、ホント。
 体力戻らず。今日は仕事するつもりだったが、ふらついては話にならないので大事を取って休むことに。シオシオのパー。


2003年12月08日(月) 旧暦 [n年日記]

一回休み

 少し体調が持ち直したからって、昨日ふらふらしていたのがいけなかったか。ちょっと洗濯物取り込んだり、外に飯を食いに行くだけで眩暈がする。昼頃まで様子を見て、大丈夫だったら出勤しようと思ったけど、こりゃ流石に仕事どころじゃない状態なんで、お休みさせてもらうことに。食欲自体はないけど、食べ物を口に持っていけば反射で食べるんで飯も食えない状態ではない。しかし、味覚が明らかにおかしくなってるんだよなぁ……まずいと感じるわけではないけど。
  CSK、セガ株をサミーに売却。セガ、サミー傘下に日経 )。まあ、これも時代の変化でしょうな。
  コナミがイースVIの家庭用ゲーム機移植化権取得Games )。まあ、どこが移植しようがいいんですが(つか、実績のあるコナミなら却って安心かもしれないけど)、寡占が進んでいるようで、イマイチ気に食わない部分も。
  防衛庁、漫画版「防衛白書」発行読売 )。作画される「桐林千登勢さん」ってお名前を知らなかったので検索。 こちら のようです。イラストのお仕事は何点か見ることができるのですが、漫画のほうはどのようなものを描くのか、よくわかりません。イラストはかなり幻想的な感じですが。
 昨日の 555 は、木場と巧の間にますます溝が走る展開に。結花がオルフェノクだと知っても「長田さんは長田さんだから」と言い切る啓太郎に「お前、すげえよ!」とよろこぶ巧。真理のはからいで啓太郎と結花はデートをすることになり、結花は啓太郎の為にもう一度人間化の実験を受ける決意をする。人間を守ることに疑問を持っていく木場、啓太郎の為に危険を承知で人間になろうとする結花を見て、海堂は変わらない自分に尚早感をつのらせ、施設でイジメを受けていた照夫を孤児院から抜け出させる。が、街灯の光に照らされた照夫の影に異変が……一方、南の説得を受けた巧はもう一度警察を信じようと、警察に会ってもらうために木場と結花を呼び出す。しかしそれは南の罠で、武装した警官達の襲撃を受ける。バットオルフェノクまでも現われ、巧と木場はダメージを負った結花をその場から逃がすが、その先に現われたのは度重なる誘いを袖にされ、プライドを傷つけられた冴子。そして、デートの待ち合わせ場所の啓太郎の元に、結花からのメールが届く。それは結花が最後の力を振り絞って送ったメールだった。結花がいた場所には、ただ白い羽だけが風に巻かれ、散り散りになって飛んでいった。
 長田結花がレギュラーで最初のリタイヤに。オルフェノクである結花を受け入れた啓太郎が明るい未来を暗示させた冒頭とは一転、それだけの業があったとは言え、オルフェノクと人との交わりを許そうとしない者たちによって引き裂かれる。バットオルフェノクに殺されかけた沢村は、南への不信感を募らせ、草加と三原は流星塾生の仇を討つため、フィイズに破れプライドを傷つけられたドラゴンオルフェノクに挑んでいく。結花の死をはじめ、これまでの出来事が収束していく反面、照男の影の謎や、人間を守ることや巧との絆に疑いを持っていく木場と、暗い未来を暗示させる展開も……人を殺した過去のあるオルフェノク三人組には、やっぱ明るい未来はないのかなぁ。
 昨日、歌舞伎の「人形ぶり」という、役者さんが文楽の人形を模して演技するやり方で演じた舞台のビデオを見せてもらったのだけど、出てきた三人の役者さんの中でも、玉三郎の踊りが偏執的なまでに文楽人形の動きを再現していて、ああ、確かに玉三郎って恐ろしい役者なんだかなぁ、と思い知る。多分、あの動きは文楽を見たことがある者なら「ぞっ」とすると思う。それくらい本当に徹底的に再現されている。
 晩飯に野菜炒め作ってたら、眩暈が激しくなって一時中断。明日、大丈夫なんかなぁ……
P.S.メイドとガーターベルトの組み合わせは、深+のマスターによると米PLAYBOY誌あたりかららしいです。


2003年12月09日(火) 旧暦 [n年日記]

昨日よりはマシ

 まだ調子が悪いけど、昨日よりはマシ。明日はもっと良くなってることを祈る。
  導きの星/小川一水 の感想。作者サイトの掲示板で「籠を編むように、あっちこっちを納めるのに苦労した」と書いてあったけども、同作者の近刊 第六大陸 や 「導き」最終巻以前と比べると、最終巻は明らかに細部の詰めは甘い。その上、登場人物たちが作者の意向のために動きすぎるし、作者の言葉を語りすぎる、まあ平たく言えば「直截的すぎる」部分も目立つ。しかし、作者の独り善がりになりかねない危うい線上で、上手く綱渡りをしきっている。前出の「第六大陸」が細部にこだわりすぎて主幹を細部が殺している結果なのに対し、「導きの星」は細部自体は比べ物にならぬながらも、かえって作者の目指す方向性がはっきりと出た作品であるように思える。ラストにいたるまでの展開で御都合主義的な、ちょっと甘いんじゃないかと思う部分はあるけども、大時代的な作劇も悪くないんじゃないか、と思わせるエネルギーがこの本にはある。部分部分の甘さや、欠点は前述の通りだけども、それでもなお bk1の事務所コメント にある通り、この作品が小川一水という作家のマイルストーンになることを予感させる。現時点で「小川一水の代表作」と言っていいのではないかと思う。
  都の書店組合、対策費用も“損害”請求に読売 )。「たかが万引き」という意見もあるけども、対応の甘さが 三割が「またやりたい」福岡朝日 )という結果に反映されている以上、もはや「説得すればわかってくれるだろう」という段階は越えていると思う。しかも本が好きという理由ではなく、小遣い稼ぎってのも多いんだから、本屋としては憤るのも道理。被害額に加えて対策費用も書店の経営を圧迫してるのだから、この対応も已む無しだろうなぁ。
  米、北朝鮮の核廃棄100%確認待たず文書の有効化も読売 )。ブッシュの中の人も大変だな。
  日本のIT対応度、12位にランクアップ朝日 )。ITって「Internet Technology」ではないわけでだから、インターネット通信環境の整備だけで評価されてるわけではないのだよなぁ。どの辺が評価のポイントなんだろう?
  ネットで中国の言論自由化を訴えた教師に懲役刑朝日 )。まあ、中国ってのはまだこういう国です。でも、朝日がこの報道をしてるってのは微妙に意図が気になる。気にし過ぎかもしれんけど。
   書店に寄ったら 現代ピストル図鑑最新版/床井雅美 が出てたので購入。追々読んでいくけど、この次出るとしたらタイトルはどうなるんだ???
  阿修羅のごとく/向田邦子 を最近繰り返し読んでたり。有名なNHKテレビドラマ(最近映画でリメイク)のシナリオなんだけども、作者が役者にどういう演技を求めていたか、が読み取れて面白い。ただ、女はすごくよく書けてるのに対し、やっぱ男は基本的に添え物なんだよなぁ……
 メモ代わり 爆裂天使 。白亜右月氏のキャラ原案というのは嬉しいが、 GONZO 製作というのは激しく不安。


2003年12月10日(水) 旧暦 [n年日記]

イイこと・ワルイこと

 良いことと悪いことがセットになってやってくるってのは珍しいかも。良いことも大して良いことではないし、悪いことも致命的に悪いことじゃない。深刻になりすぎない程度だから、まあ、こういうのもいいかも。
  (株)矢野経済研、パチンコ・パチスロの規制強化に反対 。いや、別に個人的には痛くも痒くもないんですが。「痛痒を感じない」って奴でして。しかし、この理屈って、極端な話「売人やシノギをしているヤクザの雇用ができないから、麻薬の規制強化はダメ」とか、そういう理屈にも使えるような、使えないような(使えないって)。まあ、規制が強化したら、サミー傘下になったセガさっそくピンチ?
  台湾の有名女子校でやりすぎ性教育 。まあ、やりすぎっちゅーかなんちゅーか。女教師でなく男だったら完璧セクハラだったわけですが。
  ブッシュ大統領、台湾の独立投票に反対表明読売 )。やっぱりブッシュの中の人も(略)。まあ、中国と台湾に「頼むから問題起さないでくれ」と釘を刺したのだとは思いますが。
  笑える電波ソングを集めるガイドライン 。「え? これって電波ソング?」というものから、「頼むからやめてくれ」と言いたくなるものまで……
  t.A.T.uアニメ化 。う〜ん、こないだの日本国内ライブの惨敗というゲンの悪いところに、タイミングが悪かった気が。「なんにでも文句を言うスタイルなんだからいいじゃん」と個人的には思うのだけど、日本のマスコミには徹底的に嫌われたようで。芸としての毒舌にはなってないのは確かだけど、あのタレントとかこのタレントとか持ち上げるくらいなら、とか思ってもしまう。ただのひがみですが。
  mozilla1.6betaリリース 。いや、一応インストールしましたが、今は Firebird メインでやってますんで……
  プリンプリン物語ファンサイト 。そういえば、再放送してるんだっけ。なんかこういう懐かしいものを今風の萌え絵でリファインされると、なんとも微妙な感覚に陥ったり。いや、基本的にはイイカンジなんですが。
 体調は概ね回復。でもまだちょっと残ってる感じなので、今日はあまり無理をせず、さっさと寝よう。