不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2003年10月 来月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
HNS logo

2003年10月21日(火) 旧暦 [n年日記]

「JAXA」を「やくざ」と読ませない週間

 いえ、適当なことを言ってるんでございますが。
  巷説百物語/京極夏彦 読了。雨やどりに身を寄せ合った旅人達が、夜が明けるまでの暇つぶしにと、戯れに百物語をしだすのだが、ひとつ話し終わるたびに旅人のうちの一人、僧侶円海の様子がおかしくなり……という「小豆洗い」を筆頭に、百物語を下敷きとし、御行の又市一味とそれになあなあで巻き込まれることになった考物でなりわいを立てている青年百介が、怪談に見立てて裁けぬ悪を裁いていく。って書くと、「必殺?」と思うけども、多分間違いなく必殺シリーズのオマージュだろう(京極夏彦は有名な必殺フリークで、京極堂シリーズに「中村まこと」(中村主水+藤田まこと)なんてキャラも出してる)。それに加えて妖怪ものである。どう考えても趣味全開である。原作はそれでも「時代小説」のフォーマットなのだけども、アニメの方は(どう考えても原作の一話をそのままアニメの一話の枠に収めるのが無理なこともあり)、怪談を換骨奪胎した原作を、さらに換骨奪胎している。原作ファンから「どうして原作に忠実にやらない」という声が出るのはわかるけども、しかしアニメ製作スタッフの選択は限りなく正解だと思う。「原作がそのままアニメ化されなきゃ気がすまない」(されたらされたで(メディアの差を考慮せずにそのまま移したものは大抵つまらないだろうから)「原作そのままなんて能がない」と文句を言うのだろうけど)ってのは、大抵間違いなことが多い。
  在日中国大使、日本にODA継続を要請朝日 )。え〜っと、こういう場合、こう書けばいいんでしょうか?
 中 国 必 死 だ な
  犬、じゃれてて爆弾を解除 。え〜、こういう場合、「戦争の犬たち」とかボケればいいんでしょうか?
  北朝鮮「脱北者は日本が拉致」産経 )。さすがに北朝鮮らしく我々の想像の少し斜め上を行っています。
  鈴木宗男氏事務所にも銃弾送付産経 )。まあ、世の中想像を絶する人々がいるので断言は出来ないのですが、こういうことをする人って、鈴木宗男に同情を集めたい人か、よっぽど単純な思考しかできない単細胞生物かだと思うのですが……つか、 こっち の記事もそうだが、銃弾が送られた邸宅の写真なんぞより、送りつけられた銃弾の写真のっけろや、ゴルァ! そっちの方がよっぽど判断材料になる。(日本でライフル弾など、そう簡単に入手出来んと思うのだが)
  無人惑星サヴァイヴ 。名門学園に転入してきた孤児の奨学生・ルナは、転校早々持ち前の正義感から、金持ちを嵩に着たクラスメートと衝突してしまう。が、それによって早速出来た親友のシャアラが危機に陥る羽目に……
 ベントインしたくなるタイトルだけども、今後、無人惑星でのサバイバル生活が話のメインのとなるらしい。ので、第一話はまだメインキャラの顔見せと性格付けのお披露目な感じで、なんとも言えない。江口寿がキャラデザイン原案ということで、「あ、無事生きてたんだ」という人も多いと思う。私もこないだ休刊した漫画アクションに作品をのっけていなければそう思うところだった。


2003年10月22日(水) 旧暦 [n年日記]

脳内目覚まし

 ワタシは2000の技を持っているわけですが(嘘)、そのウチのひとつに「寝る前に頭の中で時計をセットすると、決まった時間に起きられる」(あまりに眠い場合は無理)っつーのがあるわけですよ。ちなみに、他の技としては(今は出来ないけど)脈拍数を十ちょっとくらいまで落とせる、とか(それを隣の席の人に言ったら「脈拍数が二十以下になったらまともに意識保てないよ?」と信用されなかった)。で、それをこないだ話したら、「え?」という顔をされまして。いや、多少訓練すれば、出来るはずなんだけどなぁ。
 こんな技を会得したのには理由がありまして、実は私は無茶苦茶寝起きが悪いんでございますよね。で、今はかなりけたたましい目覚まし使ってるんですけど、ひどいときにはそれでも目を覚まさない。で、それで仕方なくいろいろやってるうちに出来るようになったわけでして。
 脳内時計をセットするときは、寝る直前に今の時間と、それから起きる時間を一生懸命暗示かけるんで、多分、寝周期を無意識でカウントして、周期何回目くらいだからこのくらいの時間で、じゃあ起きなきゃ、とかやってるのだと思う。これのデメリットは、これやるとイマイチ寝起きが疲れるんですよねえ。普通はどうやって起きてるものなんだろう?
  外務省、「おしん」でイラク復興支援Yahoo!hl )。いや、そりゃ「おしん」は世界各地で人気だったけど、支援になるのかなぁ……
  ロシア、中国への兵器輸出効果Yahoo!hl )。駆逐艦二隻、キロ級ディーゼル潜水艦八隻、だそうで。やっぱODAいらないんじゃない?
  アトラス、タカラの子会社に 。う〜ん、まあ、いろいろ厳しかったっぽかったけど、やっぱそうなるのか。
  話題作は借りて読む?読売 )。なんか無茶苦茶恣意的な調査の気がするんですが。「本当に多い」と言えるのか、「少なくない」というだけなのか、全体の貸し出し数やベストセラーの売れ行き、書籍全体の売れ行きの傾向と推移とうを総合的に見て行かねば、これだけではなんとも言えないのに、かなり断定的な結論を下しているような。ちなみに、小さいときに町立図書館に散々お世話になり、本に慣れ親しんだ身としては、図書館の利便性を削ることは大いに反対である。本を書く者が本と触れる機会を減らしてまで、商売に走りたいのかねえ。
 昨日の「建国義勇軍」の件だけども、まあこちらが知りようのない情報もあるだろうし、どういうことなのかの判断はちと性急だったかも。とは言え、なんか妙な事件なんだよなぁ。ひょっとしたら複数の独自犯による「笑い男」的な事件だったりして。(いや、ライフル弾が手に入れられる奴がぽこぽこいるわけもないか)
  Gungrave #3。あ〜、なんてえか、アレ。ダウンタウンのごろつきとかなんとかいう描写については、 ガドガード と対比してすら「爪の垢でも煎じてのみなされ」というレベルなのはどうかと思いますた。まあ、耐えられる限りは見ますが、足切り候補なのは間違いないです。内藤泰弘原案・キャラデザインというだけでは見つづけるのはちとつらい。

あざらし肉

  え〜っと、ですねえ 、EXCELさんの日記を見るまで、「トド肉やあざらし肉は無茶苦茶臭い」という話を聞いたことを、すっかり忘れてました。イルカ肉もそうだし、多分海棲哺乳類の肉って、基本的に臭いんだろうなぁ。どういうわけかは知らないけども。どうもすいません。次は間違えずにトドカレーをお土産に持っていきますので……<ヤメレ
P.S.あ、そういえば、トドカレーの方も人にあげたんだっけ……注意を促しておくべきだろうか。ううむ。


2003年10月23日(木) 旧暦 [n年日記]

ときめくお名前です

 こないだ遊びに行ったときに話したダメトークがきっかけで、ふと、「そういえば、映画でときめいた女性って誰がいたっけ?」と考えてみた。あまり、映画の登場人物の女性に(そういう意味で)ときめいたことってないんだよなぁ。せいぜいが「ダイハード3」の女テロリストとか、「恋しくて」のメアリー・スチュアート・マスターソンが演じる男女・ワッツくらいしか思い浮かばないなぁ。ダメじゃん。>ワシ
  しあわせの理由/グレッグ・イーガン 読了。 順列都市 で、「ううむ」と思いまして。いや、すごいのだけど、なんか騙されているような感じがどうしてもしてしまい、落ちもなんだかなぁ、と思ってしまった。で、それ以降イーガンの小説はほとんど読んでなかったのだけど、先日のSF大会で山岸さんに色々失礼を働いてしまった負い目もあって、わりと前に購入。で、積読。とりあえず手近に発掘できたんで、読んだのだけど……ううむ、こっちがイーガンの本領だったが。物理学・生理学・医学など、多岐に渡る知識を駆使し、それの与える意識との結びつきを克明に描いていく。「これぞSF」と言う人が多いのも頷ける。ただ、美術に関する記述ほどには、他の分野にはそこまで血が通ってなかった気がしたのだけど、あくまでほんのわずかであり、瑕疵としてはささいなことなので、文句をつけるようなことではない。The SF of SFかはともかく、「SF的ガジェットさえあればSF、ではない」ということを如実に(良い意味で)表した短編集。
  ボーリング・フォー・コロンバイン 。劇場公開時にはタイミングが合わず、その後ずるずると見るのを延ばしてきたのだけど、ようやく拝見。先入観としては「ラブ&ピースに頭が侵されたアメリカ人が拳銃社会に一方的に文句つけるドキュメンタリーかなぁ」というのは少なからずあったのだけど、ある意味一方的ではあるけども、とてもよくできたドキュメンタリーでした。しかも、娯楽とのバランスもとれている。コロンバイン事件を皮切りとして、アメリカ社会の異常な点を次々にあぶりだしていく。かなりの部分は不安を煽るメディアが責を負っており、それは不安を煽ることで消費を上げようという企業と、世論を都合の良い方に誘導しよう、あるいは自己のイメージを良くしようという政治家とのもちつもたれつの関係も存在している。それだけではなく、アメリカのすぐ近くにあり、比べてみれば銃の所持率や失業率も決して良くはないのにアメリカのような拳銃による殺人事件件数は起こらないカナダとの対比、また、メディアでは決して長されない貧困地域や軍需産業地域などのアメリカの陰の部分を、テンポ良く、しかし、少し注意深く見ればあくまでマイケル・ムーアは「なにが責任」と明確には言っていないことがわかるように、観客に呈示されている。ラストの(前)全米ライフル協会会長チャールトン・ヘストンへのインタビューで示されるムーアのメッセージは、実にシンプル。「どうして、そんなに隣人を疑い、ありもしない脅威に怯えながら、拳銃の所持にこだわるんですか?」と。単純なようで複雑であり、複雑なようで単純な問題かもしれない。ラストに流れるアレンジされた「What A Wonderful World」がかなり皮肉。
 これを見た後で、アカデミー授賞式時にマイケル・ムーアがああいうコメントを残した流れが、なんとなくわかる気がした。内外に脅威を煽り、マスコミと一致団結して国が(実際にそこにいるかどうかはともかく)敵の存在を喧伝することで、安易にそれにのせられ、外に対してばかりか同じ国民同士に対してさえも疑心暗鬼に勝手に陥る、アメリカ国民へのいらだちでもあるのだ。
 結局それって、チベットとかに攻め込んで虐殺したり、台湾の独立反対を声高に訴えてみたり、あの手この手で反日世論を都合よく操っている、中国と大して変わらない内政政策なのだよなぁ。


2003年10月26日() 旧暦 [n年日記]

DAINA☆CON行ってきますた

 いろいろ怪しい話やらなんやらも聞いてきたけど、疲れたので後日。みんないい具合に壊れてたなぁ……
  巷説百物語 #4。「舞首」なんだけど、原作と全然ちげー! いや、つまらないってわけではなくって、むしろ面白いんですが。しかし、ここまで全然違うと、これから原作読もうという人も、安心して読めマスネ? おまけに、何気にゲスト声優が豪華なんだよなぁ。#1は 森功至 、#2は古谷徹(&京極夏彦)、#3安原義人&大竹宏&野沢雅子、#4飯塚昭三&島本須美。なんと言っても島本須美のエロ声が聞けるのはこの番組だけ!(多分) ええ、見れない地方の人に臍かませたいだけなんですが。しかし、この和洋折衷、時代不明の美術考証は、(京極世界と結びつけようと)よく考えついたなぁ。あと、 TMS って「東京ムービー新社」だったんか。 ルパンVS複製人間 のDVDの映像特典に収録されてた、海外上映版予告編では、当時から「TMS」表記だった。やっぱ、海外戦略もにらんでの社名変更だったんだろうか?
   仮面ライダー555 。ドラゴンオルフェノクを見た真理は、それが流星塾同窓会に現われ塾生を惨殺したことを思い出す。それを聞いた草加は澤田と接触し、同窓会の真実を聞き出す。同窓会自体が実は罠で、集まった塾生の中にすでにオルフェノク化したものがいた。それを止めたのはたまたまその場を通りかかった巧だったが、巧に襲い掛かり、助かった真理と草加を殺したのはドラゴンオルフェノクだったのだ。事実を知った真理は巧に会い、またファイズとして戦うよう説得するが、ことの真偽を知っても自分がいつ澤田のように人間性を失うかと自信のない巧は、なにも答えようとしない。一方、デルタとして戦ってきた三原も、戦いに自信が持てず、おびえ、これ以上デルタとして戦うことを拒否する。そんな中、自分達を殺された敵を取ろうと、草加がドラゴンオルフェノクのところへ行ったことを知り、真理と阿部はベルトを持って加勢しようとするが……~   巧ファイズの復活と、パワーアップフォームのブラスターフォーム登場。今回の話はパワーアップとシリーズ構成上の「巧の復活」が重なってて、けっこう良かった。生きていた澤田の行動も来週、大きくかかわるらしく、ほんとにこの時期のライダーは面白いなぁ。あとは、終盤で失速しなければ文句なしなんだけど……
 NHK-BS1で世界における日本アニメの流れを紹介する番組が放映。ううん、微妙に、オタクの捉えてる感覚と、解説や番組構成がずれてる気はするのだよなぁ。とくに、フランスでは「千と千尋」にからんで宮崎駿をかなり持ち上げてるのだけど、その他の番組にはほとんど触れず終い。千と千尋が評価のターニングポイントになったのは確かだけど、「グレンダイザー」の大ヒットなど、もっと「卑近なアニメ」についても触れて欲しいのだけど。ただ、アメリカにおいて子供向けビジネスとして、放送枠の奪い合いなどを中心とした構成は、話は聞いててもそれほど出てこない話なので、結構面白いと思った。アメリカのテレビ事業の大系って日本とは違うから、こういうところがわかりにくいんだよなぁ。


2003年10月27日(月) 旧暦 [n年日記]

評価軸

 まあ、昔っから評価軸ってのには頭を悩ませてるわけで。たとえ自分がどう感じ、なにを言ったところで、それが売れている・受けているということは、それがなんらかの意味で「評価されてる」ってことで、「その評価軸を持たない」人間がとやかく言うことではないということで、逆に世間からどう評価されてようが自分が面白いと思うのだったらそれでいいってのもわかってはいる。わかってはいるんだけど、割り切れるほど人間的に成熟もしてないのだよな、困ったことに。ただでも粘着質で、それにストレスが後押ししてるからさあ大変。まあ、それでもおね2に関しては(文句言いながら)視聴を継続してた理由は別にあるんで、特別例だと考えてください。たぶん。きっと。
  祈りの海/グレッグ・イーガン を、 しあわせの理由 を読んだ勢いで読了。発表年代をちゃんと調べてないので新旧がどうなってるのかはわからないのだけども、『しあわせの理由』の方が、個人的には評価が高いかなぁ。全般的に、SFとしてのガジェット、つまりハードウェアの設定がしっかりとわかりやすく、それを軸にどう意識の問題が関わるか、が、『しあわせの理由』の方がわかりやすかったし、その関係が楽しめた、ということが大きい。そこらへんは趣味にもよるとは思うのだけどもね。でも、面白くない、ということではない。そんな中では、表題作「しあわせの理由」よりかは、人体の電脳化による不死が実現した未来で、何故かさらわれていない妻の誘拐事件が起こる「誘拐」や、平行宇宙が認識される世界で、あらゆる可能性の中で自分が自分たる理由を模索する「無限の暗殺者」が、個人的には趣味に合っていた。
 あと、後書きでイーガン自身が「今は短編作家から長編作家への移行期であると思う」と述べているコメントが引用されている通り、この時期は明らかに短編向きの作家だと思う。話は面白いのだけどつかみや、長い間読者を引っ張りつづけるテクニックには長けておらず、だから、どれほど長編作家として熟成したのか、近作のイーガンの長編の訳出が待ち遠しいところではある。
 土曜日は ダイナコン18 だったのだけど、その前に KILL BILL を見に行く。ストーリーは、結婚式の日に恋人でありなおかつボスの「ビル」に夫とお腹の中の子供を殺され、自身も九死に一生を得たものの四年間意識不明だった女暗殺者「ブライド(花嫁)」が、ビルと彼が差し向けた暗殺者達に復讐をしていくというもの。まあ、その辺はあってなきがごとしものなんだけど。元は一本の映画として取られたのだけど、その長さと密度に二本に分けての上映になり、今回はその一本目。メインは東京のヤクザの元締めにのし上がった暗殺者の一人「オーレン・イシイ」とユマ・サーマン演じる「ブライド」との対決。勘違い日本の描写のみが取りざたされてる感もあるけども、実際はそこが主眼ではなくって、タランティーノが親しんだ日本のB級映画と八〇年代テレビシリーズへのリスペクト(アニメ・特撮含む)だと思う。だから、日本の(間違った、でも多分確信犯的な)描写も、それから考えると突飛というほどではない。だから、日本が舞台だからとかそういうことは実はあまり関係なくって、そこら辺が楽しめるかどうかがこの映画を楽しめるかどうかの境目の気がするなぁ。端的に言うならば「実にB級スピリットにあふれた映画でした。B級スピリットしかないけど」というのが一番ぴったりした評価の気が。まあ、「ゴーゴー夕張萌え〜」ってのもアリですが(栗山千秋が結構いい演技してます)。余談だけど、ちょっとうれしいのは、ヤクザの親分の一人で國村隼が出てることか。
 大分長くなったんで、 ダイナコン18 の感想をメモ書き的に。
・中里融司氏は想像以上にスゴイ人だった(含みを持たせて)。
・「サブマリン707R」は実は全三巻のつもりで構成していて、一・二巻がたくさん売れると出る(らしい)三巻ではいろいろすごいらしい。
・一番盛況だった企画が「乳揺れ企画」だったのは正しいような、間違っているような。
・会場の五色園まではみんな迷った。
・自転車で会場に行ったらちょっと注目された。
 まあ、他にもあるけど、言えたり言えなかったりのこともあります。もし許可が取れたら追加公開もあるかもしれないですが。


2003年10月28日(火) 旧暦 [n年日記]

こともなし、ある意味なさすぎ

 ヤバイほどに。
 某先輩の(二度目の)結婚式二次会の案内が届く。とてもお世話になったし尊敬してる先輩なので当然行くのだけど、でも、会費が学生にも一律、とすると、T田君とかがちょっと辛くはないかなぁ、と思ってしまうのだけど。
  エイブラムスを貫通。鉛筆大の弾丸読売 )。「ニュースを一々大げさに取り上げるのはどうよ?」と先週末説教されましたが、でもこれは本当だとしたら、興味があるよなぁ。記事中の「最近の対戦車ロケット弾は、着弾時に溶けた金属などが噴き出して装甲への貫通力を高める仕組みになっており」ってのはモンロー効果のことだと思うけど、だとすれば多分「弾丸」ではないよなぁ……ううん、やっぱただの噂なのかな? 気になる。
 今週のジャンプの「武装練金」は、ちょっと良かった。「戦士長」が「 ジェヴォーダンの獣 」とか、そういうのはさておき、なかなか微妙な表現が良かった。こういうところは、さすが、ジャンプで第一線を張っていた作者だけのことはあると脱帽。願わくば、こういうのが次回以降の展開でも続くことを。
  プラネテス #4。う〜ん、ちと微妙。お偉いさんのとこの、わがままなボンボンの尻拭いをさせられて、という、ある意味定番の話なのだけど、「職業もの」の側面が強く、それはそれでまとまっているのだけど、宇宙時代での人と宇宙のあり方、という原作の側面は、大きくそがれている。これがメインとなるのかどうかは、今後をちゃんとみなければわからないけど、ちょっと気にはなるよなぁ。
 いつもどおり、体調がちょっと崩れ気味。いつもどおりなので特に言うほどのこともないのだけど。


2003年10月29日(水) 旧暦 [n年日記]

いちおう、ニュース解説

 昨日の 鉛筆大の弾丸でエイブラムス痛手読売 )なんですが、「鉛筆大の口径の弾丸でそんなことが!」ってより、むしろ、「元記事、どんな記事だったんだろうなぁ」というニュアンスでのっけてます。いや、また説教喰らう前に、一応。
  米ディフェンス・ニュース紙 が見れれば早いんだけど、購読してないと記事は読めないらしい。ちっ。
  Gungrave #4。え〜、こういうと偉そうですが、今までで一番すんなり見れるシナリオでした。こういうの見ると、黒田さん、決して「下手」というわけではないのだよなぁ……奇さえてらわなきゃ。
 今日は週一のお勤めの日。ただでもきついけど、準備不足だとなおきつい。体力とかなんとか、いろいろ。
  続・兵隊やくざ/有馬 頼義 読了。前作 兵隊やくざ で軍を飛び出した大宮と「私」が、その後売春宿などを始めながら終戦を迎えるまでを描くのだけども、そこは規格外の大宮がなにも事件を起こさないわけはない。軍からの横流しやら決闘やら殺人やらの事件が次々と。人間らしい有象無象がつくるストーリーに引きずり込まれながら、ある時期の戦時の見方がそれにさらに人間らしい細部を与えている。綺麗ごとばっかりではなく、でも、そこには人間らしさが確実に存在している。「貴三郎一代記」という元のタイトル通りの大宮貴三郎の破天荒な痛快さを楽しむとともに、そういう細かい機微がまた楽しかった。
 誘惑に負けて、つい 続巷説物語/京極夏彦 を買ってしまう。冒頭の「野鉄砲」から、百介のボンクラワトソン君ぶりの魅力爆発。まったく百介萌えである。 真面目に言ってしまえば、「妖怪」というものを足がかりに裏社会へと踏み込んでいく妖しい快感と、描かれる人情の綾、そして、自身は「どっちつかずの中途半端」と悩んでいるけども、表にも裏にも共感してしまい、なおかつどちらにも染まりきらない百介の純朴さが魅力的である、ということである。


2003年10月31日(金) 旧暦 [n年日記]

飲みすぎ、胃のもたれに注意

 夕べはちょっと飲み。T田君もいたのだけど、彼はビミョーにタガがはずれてるようなところがあるんで、心配で付き合ったら結局明け方まで。うう、体調わりー。
  泡沫の日々 さんのところ経由で 戦車研究室 の掲示板で紹介されていた Army Times紙のAbramsの謎の被害について 。案の定というかなんというか、「鉛筆大の太さの弾頭」が見つかったわけではなく、「鉛筆大の大きさの穴があいていた」とのこと。いや、弾丸が貫通したんだったらある意味面白かったんだけど、さすがにそんなファンタジーはありそうもないわけで。で、結局この記事では「RPG-7か何かのLucky Shotだろう」という見解を紹介して締め。非常にまっとうなんだけど、もうちょっと妖しいニュアンスを期待してたんだけど。
  レース事故、主催者に責任 9千万円の支払命じる朝日 )。 太田哲也 さんの事故に関する裁判。「死の誓約書」と呼ばれる、レース中の事故に対して主催者側に賠償を求めないとする契約書に対し、その有効性を否定したらしい。それは喜ぶべきことなんだろうけど、太田さんの、これからも続く決してやさしくない挑戦の道を考えると、やった、というより、祈るようにがんばれ、と思う気持ちの方が強い。
 うう、やっぱ身体がつらいわ。