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2003年10月13日(月) 旧暦 [n年日記]

遊んできますた

 疲れたけど楽しかった。さそって&つきあってくださって本当にありがとうございます。>主催者様及び参加者の皆様
 でも遊びで疲れすぎて、気が付いたらちょっと熱が出てた。ほんとうに耐久力ないなぁ、ワシ。
  仮面ライダー555 。自分が流星塾生の同窓会を襲ったと聞かされ、過去に一度オルフェノクになったときの記憶がない巧は、そのことに絶望して木場にわざと殺されようとする。急展開する事態にとまどいながら啓太郎と真理は巧を信じようとするが、真理から「巧が流星塾生を襲った記憶を思い出した」と聞いた草加は、巧への増悪を募らせ、殺そうとする。一方、刑事の添野は最近頻発する放火事件に、同じ人物が関わっているらしいことを掴み、スマートブレインへと迫っていく……物語はいよいよ佳境へ!(CMの真似) 巧は自分がした(と信じている)ことに絶望し、スマートブレインはそんな巧を取り込もうとする。真理や啓太郎が混乱する一方で草加は流星塾同窓会の真相を回想し、巧への増悪を募らせる。久々登場の刑事達や、放火事件の被害者の少年を気にする海堂と、話は収束に向かっているよう。人外になった者が自分を信じ続けられるか、人外になった者を信じられるのか、という作品のテーマどおりに登場人物たちがゆさぶられる。根本的な謎である「流星塾生たちはどんな目的で集められたのか」をはじめとして、どんな決着をつけるのか、想像がつかない。しかし、海老姉さん(冴子)にも苦しんだ時期があるって、本当なのかなぁ。
 それと今回初お目見えの電飾ファイズとカイザのスーツ( 東映公式サイト の#38の「*」参照)。てっきりCGで光らせてるのだとばかり思ってた(マスクは別にしても)。LEDで光らせてたとは……スーツ造型の意地だなぁ。さらに、ただでも視界の悪いマスク部が、まったく前の見えない状態になってそれで演技するスーツアクターにも脱帽。
  超星神グランセイザー 。4つの部族に分かれた12人のヒーローたちが、対立したり協力したりしながら戦う話……らしいが、「地球の為に戦ってくれ!」とか言っても「何と戦うのか」はまったくわけわからんし、部族ごとに対立してる理由もよくわからないし、それを煽ってる人たちもなにが意図かわからない。わからんことだらけで、まあ話が転がりだすまで様子を見るしかない。CGやアクションも頑張ってると思うけど、まだちょっと統一感がない感じ。面白くなればいいんだけど。
 熱も出てるし、早めに寝ておくか。


2003年10月14日(火) 旧暦 [n年日記]

ダメ会話

 遊びに行った時に人様のオウチに泊めてもらったわけでして、家主様ともう一人お泊りの方と一緒に深夜(つか明け方)まで駄目トークに花を咲かせてたわけでして(真面目な話もしたんだが、そういうのはシリアスなことほどさすがに書くべきことではないものなので)。で、「最近の萌えってなによ」という話を切り出す。「商業的な意味での(「キャラクター」商品とかの)キャラクター性」としての「萌え」に対しては今でも色々言いたいことは山ほど、まあ富士山ほどとは言わぬまでも茶臼山くらいはあるのだけど、そのすべてを否定するほど頑迷ではないのだよ、などと、ものわかりの良いふり。で、世間的な傾向を掴むためにもと聞いてみたのだけど。返ってきた答えが「最近は、 松級 かなぁ」……あんですと? 「いや、だから、 松級 」そうか、私の知人友人なんだから、ソレ相応の答えは、可能性くらいは鑑みておくべきだった。ってワケで世間の傾向を掴む参考にはなりませんでした。きゅう。
 斯く言う私も「主人公のことを好きなんだけど、好きだから苛めてるわけじゃなくってただ単に苛めてて、救助にきた自衛官から銃を奪って突きつけるような、支離滅裂で理解不能なキャラクター。言うなればテロリスト系? つか、むしろキチ○イ?」と言ったら、意味不明を絵に描いたような表情をされました。いいじゃん。少なくとも人型でXXの染色体を持ってるんだし。いや、世間的に見ればどっちもどっちか。
  見下げ果てた日々の企て さんのところからたどって おとなりページ なるものを見てみる。 はてなアンテナ に登録されているものからピックアップし、重複したものをカウントしてるだけなので、有名サイトとの重複が多いのは、ある意味当然なのだけど、それだと当たり前すぎて面白くないので、 お前なんか、訳してやる! さんのところの同村指数 を参考にTOP25の同村指数を調べて見る。ただし、CGIの仕様なのか、どうも最大登録数が100で頭打ちと計算されているようなので(実際100で頭打ちなのかわからないが)、100以下のサイトで指数が上のものを挙げると、 泡沫の日々 さん(39.0)、 U-kiのメモ帳 さん(37.0)、 たぶん読書日記 さん(30.3) V林田日記 さん(29.5) 萌え萌えアニメ日記 さん(29.1)、 綾波書店 さん(27.4)、 鈴木権左衛門のSF大衆(仮称) さん(27.4)、 喜多哲士のぼやいたるねん さん(27.4)、 Yama-gat site さん(26.5)というあたりになる。これでも直感的には登録数の多さに引きずられている感じがするので、比較的登録数が似たところとしては(それでもかなり違うんだけど) 綾波書店 さんや、 鈴木権左衛門のSF大衆(仮称) さん、 喜多哲士のぼやいたるねん さんが、おそらく似た傾向のところと「認識されている」ということだと思う。まあ、なんとなく納得は行く(先方には迷惑極まりないかもしれないけど)。
  G−con のプログレスが到着(プログレス=プログレスレポートってのは、準備の進行報告や企画紹介などを行う、参加者に配布する会誌)。え〜、なんか小説しか載ってないような。 DAINA☆CON18 のプログレスに同封されていた召集令状も併せてかんがみて企画が心配。無理矢理にでもひねり出すべきかなぁ……
  鋼の錬金術師 。原作をちらっと見たくらいなので、原作の話はよくわからない。正直、シリーズ構成が會川昇ってあたりも不安だし(途中の展開はともかく、終盤で大抵「……」なので)、主題歌がポルノグラフィってあたりも微妙なのだけど、一話としてはわりと期待させる出来だった。まあ、普通に。ガン種よりはよほど。錬金術の描写としては、「からくりサーカス」より大分薄め、「武装練金」よりは多少濃い目、という感じ。あまり関係ないんだけど。
  おね2 最終回。狙いはわかるんだけど、ただでもシリーズ構成メタメタの上にそれをわきまえないシナリオ構成してるんで、出来の悪いギャルゲといった印象しかない。いや、演出や作画スタッフは頑張ってるんですけど、それを確実に足を引っ張ってる部分があるわけでして。敢えて明言しませんが。だから、アニメにせずに素直にギャルゲで出しとけと、小一時間(略)
  京極夏彦 巷説百物語 #2。2話目でもテンション落ちてません。アニメやSFに慣れてない人だと、SF的な美術設定とかがとっつきにくいかもしれませんが、わりと期待できるかも。しかし、原作者が声優出演しないでも……そういや、ゲゲゲの鬼太郎でも声優出演してたなぁ。


2003年10月15日(水) 旧暦 [n年日記]

「SFファンは不幸である」

 などと、わざと扇動的に書いてみるテスト。
 移動中に 未来のプロフィル/アーサー・C・クラーク を読みながら、いろいろ頭の中でこねくりまわしていたら、こういう仮説が導き出された。正確には「SFファンは不幸のタネをより多く抱えている」だけども。
 念のため、主旨を解説しておく。「不幸」を感じることはいろいろあるだろうけども、その一つとして「比較して」というのがある。例えば(いわゆる)近代化の手が伸びていなかった地域に、さまざまな近代化した文明の情報が入ってそれが羨望の的になったとき、そうでない自分を見て「不幸」を感じたりする場合。まあ、その手の「不幸」ってのは、大抵は手に届きうると認識しているところが対称なわけだけども、SFファンってのは(多分、A・C・クラーク型の作家のファンなどの場合は特に)その認識の閾値は(特定分野では)低い、と思われる。つまり、「比較不幸」の比較対照となりうる範囲が広い、ってのはどうよ?(どうよ? って……)
 ただ、この手のファンは同時に「拡大主義信仰的楽観主義」も兼ね備えてる場合も多いんで(個人的にはその手の楽観主義は好きではないのだが)、なんとも言えないのだよなぁ。
 いや、こう書くと「え?」と思われるかもしれないけど、実はクラークってあんまり好きでないのですよね。卓越した空想力(単に「妄想」してるわけでなく)により、数々のSFガジェットを生み出した能力は素直にすごいと思うのだけど、「砂漠の宗教」であるキリスト教が「森の文化圏」に根を下ろした欧米的価値観が金剛不壊に背後に存在してるのが透けてしまって、どうも、その手の価値観が苦手な私としては、得手ではないのである。
 余談だけども、「他者と比較すること」で「不幸」は得られるけども「幸福」は得られない(得られるのは「安心」であると思う」ことを考えると、「不幸」と「幸福」とは必ずしも対立概念ではないかもしれない、などと思ったり。
  カウボーイ・ビバップのパクリフラッシュ 。(ワケあって)久々の韓国ネタ。#5の「堕天使たちのバラッド」を中心に、いくつかのエピソードのシーンほとんどそのままのシーンが使われている。で、あちこちの情報によると、ベクター化ツールで取り込んだ動画を、髪型などをちょっと変えてそのまま使っているらしい。どのくらいパクリかと言うと こちらの比較画像 参照。で、それだけなら「別に、アマのやったことなんだし、MAD MOVIEみたいなものなんじゃないの?」で済むのだけど、実はこれが 韓国のアニメフェスタ に出品され、あまつさえ奨励賞を受賞してしまったらしい。 こっち に14日までは掲載されていたのだけど、韓国のアニメファンからも非難が起こったため、さすがに削除したらしい。いや、道義的どうこうと言うつもりはないけど、ネタとしては限りなく美味しいですな。ちなみに同アニメフェスタでは日本から「カウボーイ・ビバップ 天国の扉」も出品されていたというオチ付き。いやぁ、おいしいなぁ、韓国。
 あまりおいしくないのが 玄海灘の第18光洋丸衝突事故、韓国船主側と三億八千万で示談goo News )。被害総額は十数億と見積もられたが、船主責任制限法の存在により、訴訟が長引き遺族への補償が延びてしまうこと避けるため、苦渋の決断での示談だったらしい。石こが浮かんで木の葉が沈む、を地で行く世の中。憤りを隠せない。せめて、事故が頻発してる現状をどうにかするように、政府各機関には動いて欲しくはある。
  中国有人宇宙船「神舟五号」打ち上げ成功人民日報 )。え〜、あちこちでは「 カプリコン1 ?」と言われていますが、ワタシ的には「金星に人が降る日に、一歩近づいたなぁ」と思ってしまうのですが……( 第81Q戦争/コードウェイナー・スミス 収録の「人々が降った日」参照)。確かに宇宙開発をガンガン進める中国との間には日本は水をあけられてる格好ですが、有害な燃料もバシバシ使えるし、打ち上げに失敗して村落に墜落しても(日本に比べて言えば)ほとんど頓着ないし、国家威信がかかってることもちとは考慮に入れるべきだろうなぁ。あ〜、そういや、奴(コードウェイナー)も、中国シンパだっけ。


2003年10月17日(金) 旧暦 [n年日記]

絶対にありえない名前シリーズ「梵葉豪豪豪」

 「座羅月竜頭(ざらつき・りゅうと)」もいい加減ありえない名前だったけど、これはさらに上を行ってますよ! 苗字もありえないけど、名前も「豪」が三つなんて……
 昨日は出身研究室での鍋に呼ばれて体調悪いのを推してちょっと顔出し。そこで話したよしなしごととかの一部。

日本の宇宙開発:

 野尻さんとかは 野尻ボード で「モチベーションの維持では理由にならないか」と書いてるけど、それは理由になりもするし、ならなくもある。要は国民がそれで金を出しても良い、と思えばそれでもいいのだけど、その可能性は限りなく薄いと思う。個人的には「やった方が面白いから」という以外の理由では、国家バランス上の意義だと思う。紙面的に反米・親中の傾向が見える 朝日新聞社説にさえ、軍事利用への懸念が示されている 。中国の今後の軍事活動がどうなるかは素人にはまったく見通しが立たないのだけど、「相手と同じことがこちらもできる」というのは十分牽制となりうる。副産物も冗長性を考えればばかにできないし、欧州・ロシア・中国・アメリカと大国がそれなりに宇宙開発に注力している以上、日本は否が応でもそれに付き合わねばならないと思うのだけど。根の暗い私としては、未来の夢とか浪漫よりかは、そういったネガティブな因子の方がよほどモチベーション足りうると思うのだけど……

中国:

 中国人留学生と話してると思うけど、中国ってのは「民衆の国」だな、と感じる。むろん個人差はあるのだけど、ただたくましいだけではなく、必要とあらば十分に勤勉になれるし、ある意味現実主義で、欧米人とは別の意味で合理主義者。中国の指導者の命題の一つは「いかにこの怪物のような民衆を御せるか」だと思う。コードウェイナー・スミスことラインバーガー博士が中国に感じていたのも、この民衆と言う名の巨大な生き物に対する驚嘆ではないかと思える。「中国と仲良くする」とか「親中国」とかは、やるにしたってそうなかなか大変だと思うのだけどなぁ。
  タヌキは先生・キツネは神様/竹田津実ソビエト航空戦 を読了。後者はソビエトだけでなく、帝政ロシア時代の航空機開発黎明期からのソビエト航空機開発の歴史が網羅的に語られてる。素人なんで整合性はいまいち判断出来ないけど、ソ連航空機の開発史は全然知らなかったので、これはこれで面白く読めた。序文の「甥『ブリッツ(ガンダム)とか(戦艦)ミーティアのプラモ、出ないかなぁ』 著者『アラド・ブリッツもグロスター・ミーティアももうとっくの昔に出てるだろ』」という会話の食い違いが笑えた。
 前者は、映画「キタキツネ物語」の動物監督も行った獣医の著者が何十年にもわたる動物観察で得た知見を元にしたエッセイ。 コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」 との視点の違いを通してみると、ドイツ人と日本人という他に、学者と獣医という違いが結構面白い。こと、タイトルにもあるキタキツネにはかなり多くの章を裂いており、「わが国ではタヌキと、キツネと、人間だけが夫婦で子供を育てる」ともあり、俗説やら人間の浅はかな思い込みなど笑い飛ばすような動物達の生態と、現代人の多くが失っている自然への感性が示唆されている。つか、単純に面白い。動物ってのは基本的に可愛いものだし(凶暴な肉食獣だとしても)、人間が勝手に抱いてるイメージなど関係なく、彼らは彼らで厳しい自然をたくましく生きている。人間が一生懸命作り上げてきた「社会」という道具に逆に振り回されている姿が、逆に鼻で笑われている気もする。何十年も動物達と関わった著者でなければ、ちょっと書けないだろうなぁ。
  Avenger #3。あ〜、たぶん、次は見ません。いじょ。
  Gungrave #2。小一時間説教したい。いろいろと。この人、なんでこんなにわかってないんだろう……
  ヤミと帽子と本の旅人 #2。なんつか、多分脚本家はかっこいいつもりなんだろうけど、こっちにはすごいんだかなんだかわからない二つ名に感心してる登場人物を見て スナッチ の、すごいんだか間抜けなんだかよくわからない登場人物たちがバタバタ死んでくのを思い出しましたですだよ。いや、そういうツッコミしてもしかたない番組なんだけどさ。
 週刊チャンピオンでカオシックルーン見たら、先週はいろいろ文句言ったけど、山賢はやっぱり黒かったです。そうか、こう来たか。それにしても「お兄ちゃん体操」って……
  埼玉弁護士会が教育基本法の見直しを声明埼玉新聞 )。埼玉弁護士会の主張の詳細がわからんのでなんとも言えないけど、いまどき「『個』の尊重を徹底すべき」とか言われると、「日本は言論弾圧でも行われてるんですか?」と聞きたくなるのだけど。義務教育ってのは個性を伸ばすことよりも、大多数を基準値以上まで引き上げることが目的なんだが……個性ってのは大体普通は勝手に出てくるもので、それを教師が見てやるのは確かに理想なんだが、だからと言って基本の教育をおざなりにしていいってことではない。なんか、ただの「人権屋」に見えてしまう。
  石原都知事「中国にODAやる必要はない」Yahoo!hl )。気持ちとしてはわかるが、ODAは一種国内企業への振興策的な側面もあるからなぁ。個人的には「中国にはもういらんだろ」とは、たしかに思うが。あと、去年の中国向けODA総額見ると、「やっぱこっちやめて、宇宙開発にまわそか」とは、ちょっと思う。(監視衛星なんて余計なタスクが入ったのに、予算状況のお寒いことお寒いこと)
 お寒いというと 科学技術予算格付け、もんじゅがSクラスでニュートリノ関連は最低Yahoo!hl )。エネルギー問題や政治的なアレやコレってのはわからんではないですよ? しかし、ここまであからさまに来られるとなぁ……少なくとも世界的に評価されてる分野には、金は出しておかないと後が続かないと思うんだが。


2003年10月18日() 旧暦 [n年日記]

KILL BILL NIGHT

 録画しておいた深夜番組を見たら、名古屋のライブハウスで KILL BILL 上映に先駆けて「 KILL BILL NIGHT 」っつーイベントが……どんなイベントじゃ。仕事上がりに行ってしまうかもしれん!
 で、それでふと、そろそろ 「リバーダンス」日本公演 の時期だと気付いて、今年こそは見に行くぞと調べたら……ずげ、名古屋公演はDAINA☆CONの日程と重なってる! 今年も諦めるしかないんかとか思ったら、大阪公演はまだチケットがあり、日程的にもどうにかなりそう。ってわけで、11/2の18:00からの公演のチケットをゲット。今まで見たい見たいと思いながら一度も見たことがなかったから、無茶苦茶楽しみ。
 ここ連日、いろいろ(遊びで)週末が忙しくて、回復する余裕がなく、ちと体調崩し気味だったので、今日は思いっきり一日ごろごろ。大分回復してきた感じ。
 久々にNHK歌壇を見る。なんてえか、わずか31文字で時間と空間と動きを感じさせ、そしてその隙間に感情を織り込む技術を持った人はいるのだなぁ、と改めて思う。やっぱそういうのってすごい。
  英エコノミスト誌「中国へのODAを打ち切るべし」Yahoo!hl )。海外からも言われてるよ。いや、御説ごもっともなんですが。
  孫社長、スイスで「ブロードバンド世界一は日本」日経BP )。いや、そう自負する気持ちはわかるんですけど、なんてか、ねえ……
  不審船対策で海自のP3Cなどの塗装塗り替え時事 )。P3Cってのは こんなかんじ の哨戒機。ちょっとしたことなんだけど、ちょっとぞくっとしてしまう。平和が一番なのは間違いないんだけど、隣国に気が許せない世の中でもあるのだ。
  知られざる売春大国・中国NewsWeek )。日本の会社の集団売春旅行疑惑が糾弾されてるわけですが、逆に言えばそういう供給があるところだからこそ、そういう疑惑も発生するわけでして。その中国社会の歪みを考慮せずにあからさまな(政策的)反日広報活動だけを是とするのは、なんかおかしいよなぁ。世の中、そんなに綺麗なものではないのだよなぁ。
  ロシア、神舟五号の成功に「ただ同然で技術コピーされた」産経 )。中国ってのは昔っからそういう国なんだらか、付き合うとしたらそのくらいは最初から覚悟しなきゃいけないんだよ。
 それと、まだ記事をちゃんと読んでないけどメモ。 最後のフロンティア、宇宙へNewsWeek )。
  京極夏彦 巷説百物語 #3。友人が「これは百介萌えだ」と言ってたけど、確かに萌えだ。今期ではトップクラスだな。
  鋼の錬金術師 #2。いろいろ詰めが甘いところはあるけど、今期ではAクラスではないかと。


2003年10月19日() 旧暦 [n年日記]

まだまだ続く

 体調不良はまだまだ続く。大須にちょっと行ったらあたまがぐわんぐわんして、結構つらかった。波があるなぁ。
  プラネテス #3。原作ファンには賛否両論あるみたいだけど、私個人としてはよくできてると思う。タナベの愛の人っぷりも炸裂。「人間は一人で死ぬのかそうでないのか」というところを、保険の勧誘とからめての導入から、原作の展開へ。独自のテレビシリーズとして、見せる工夫がかなり上手く働いてると感じる。
  555 は、草加の攻撃を受け、傷付いた巧は間に割って入った木場にかろうじて助けられるが、満身創痍のまま、冴子に連れ去られる。巧に異常な増悪を見せる草加に、真理もさすがに不審を抱き、なじり、草加は真理を思わずはたいてしまう。草加から「乾巧は敵だ」と連絡を受けた三原と阿部は、巧が敵なのか、味方なのか判断できず意見を衝突させる。が、不意にオルフェノクに襲われた二人を救ったのは傷付いた巧だった。一方、添野刑事は連続放火事件の現場写真に写っていた男が、スマートブレインの関係者だと知り、スマートブレインに事情を聞きに行くが……
 なんてか、三原、見せ場が全然ないなぁ……猛威を振るったデルタギアもここのところ見せ場なし。ただ、巧が味方か敵か、一番ニュートラルな立場で見ることができるのは、三原なので、そういうポジションなんだろうけど。ドラゴンオルフェノクは武装を解除するとファイズのアクセルフォームも凌駕。マジで無敵ですか? 真理のフラッシュバックした記憶によると、流星塾同窓会襲撃にもいたようだけど。来週は阿部と真理がデルタギアとファイズギアを使うわ、ファイズとカイザのダブルライダーキックだわ、ブラスターフォーム(赤いファイズ)初登場だわ、てんやわんやですわ。(でも、来週はDAINA☆CON……リアルタイムで見れるのかなぁ)
 書店で 兵隊やくざ 貴三郎一代/有馬頼義イギリス人はおかしい/高尾慶子巷説百物語/京極夏彦 を購入。巷説〜は、まあアニメ見てからのミーハ−なんだけどね。ファンの友人には「さっさと読め」と言われたけど「兵隊やくざを優先させるのは人として当然」と反論したら、「ありえねー!」と。いや、そう言いつつ、今読んでるのは「イギリス人は〜」だけど。映画監督のリドリー・スコットの邸宅でハウスキーパー(日本で使われる「家政婦」の意味ではなく、使用人全体の差配をする役職)をしている日本人女性のエッセイ。妙に神経質なリドリー・スコットとの主人と使用人のやりとりやら、イギリスの因習やら、なかなかに面白い。

追加

  漁船第十八光洋丸貨物船フンア ジュピター衝突事件海難審判開始申立国土交通省 )。さて、どんな審議になるのか。亡くなった方々と遺族のためにも、きちんとした処分が下ることを希望する。


2003年10月20日(月) 旧暦 [n年日記]

英国で家政婦は見た!

  イギリス人はおかしい/高尾慶子 読了。数年前の英国マンセー本ブームの中で「英国ってそんなほめるばっかのとこじゃないわい」とばかりに、英国でメイドやらハウスキーパーやらに従事した著者が出した、かなり変わった視点からの英国本。どこが変わってるかと言うと、著者の経歴からもわかる通り、他の本がミドルクラス寄りの視点なのに対し、彼女のそれは、ほとんどワーキングクラスのものなのだ。英国は階級社会だと言うけども、じゃ、それって具体的にどういうことなのかをきちんと納得行くように書いてある本というのは少ない。この本には「下層階級、ワーキングクラスの暮らしがどんなものか」の日常と、在英日本人として(多分、英国でメイドをやってる日本人ってのは他にちょっといないのではないかと思う)「そんなんだから没落するんじゃ」とばかりに、だけども英国への愛情(特にワーキングクラスや移民たちの人情に対しての)を持って毒舌でこけおろしてる。日本人だから日本をひたすら持ち上げるばかりではなく、生活して実感した「イギリスのここがいい」というのも、忌憚なく書かれてる。イギリス人というのはどういう人々か、が人間臭い血肉を持って浮かび上がる。著者が勤めたのが映画監督のリドリー・スコットの邸宅ということもあり、映画関連の話題が結構あるのも楽しい。「プランケット&マクレーン」の監督って、リドリー・スコットの息子だったのか。
 で、勢いで 兵隊やくざ 貴三郎一代/有馬頼義 も読了。ある日、上等兵の「私」の元に、問題児の新兵が押し付けられる。熊のような外見で、上官や軍規をものともせず、鉄拳制裁もなんのその。元香具師で無頼の一兵卒、大宮貴三郎と主人公の出会いがそれだった。体よく問題児のお目付け役を仰せつかった主人公だが、トラブルメーカーだけども破天荒で憎めぬ貴三郎に惹かれていき、やがて不可分のコンビとなっていく。
 う〜ん、「兵隊やくざ」は映画も原作も見たことがなかったはずなんだがなぁ……いや、それはさておき、浪花節でどう考えても兵隊向きではない貴三郎に主人公がどんどん感化されていき、ついには軍隊を一緒に飛び出していくラストまでが実に痛快。なにかものすごい事件とかが書かれてるわけではなく、「当時はこういうのもあったかもしれない」という、軍隊での日常生活や事件なのだけど、決して善人ではない貴三郎の行動に、主人公同様に読む側も巻き込まれていってしまう。腕力で来られてもちっとも堪えない貴三郎が、どちらかと言えばインテリタイプの主人公になついてしまうというのも不思議と言えば不思議ではある。が、やはり二人はしつらえたようにぴったりなコンビなのも間違いないのではある。うむむ。
  おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ! 。主人公のトモルら三人組は、隣町に住むライバル・ユキオらとネットゲームで対戦中、不思議な空間に引きずり込まれてしまう。そこにいたガリレオ博士によると、そこは博士の作ったゲーム世界で、博士自身も事故で出られず、そこから出るにはゲームの課題をクリアして得られるユリイカストーンを十個集めねばならないのだという。かくしてトモルたちとユキオたちのそれぞれのチームのユリイカストーン争奪合戦が始まるのだが……
 ゲームで出される課題が、科学知識に基づくもの。ちと(科学面の情報が)マニアックさは足りないものの、話自体の作りが結構悪くない。少なくとも「妄想科学シリーズ ワンダバ・スタイル」よりかはよっぽど科学的ではあるし。子供達の直接的な動機がゲームから出る以外に、敗者と勝者の間につけられた食事のグレードの差だというのが結構笑える。あと、トモル側のチームにいる「ガリレオ博士」と、ユキオ側のチームの「ガリレイ博士」が瓜二つというのも気になるし。単純に双子?