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2002年12月22日() 旧暦 [n年日記]

若さ、若さってなんだ

 若狭といえば敦賀、敦賀といえば(略)
 今日の ハリケンジャー の次週予告に出てきていたの、ギャバンだよなぁとか思ったらやっぱり 大葉健二氏だったらしい (東映公式)。ギャバン以降めっきり見かけない氏だが、家庭の事情から郷里に移って活動していたためらしい。
 ハリケンジャーというと、やはり来年のパワーレンジャー(日本のスーパー戦隊もののドラマ部分を撮影しなおし、米国で放映されるバージョン)に、 Power Ranger Ninja Storm として登場するらしい。戦隊シリーズはコミカルさがひとつの伝統だが、米国じゃ大真面目に放映してるのかなぁ……
  龍騎 は、ゾルダからの「英雄って奴は、英雄になろうと思ったらなれないのよ」という言葉にタイガのアイデンティティが崩壊し、行動にますます歯止めが利かなくなっていく。そのタイガも現実世界でトラックにひかれかけた親子をとっさに助け、命を落とす代わりに新聞に「親子を救った英雄」として掲載される。もはや拠り所のなくなったタイガにとって皮肉だったのか、救いだったのか。
 龍騎は龍騎で、優衣を救うには戦いに勝ち抜くしかないと知り、ヤケクソ気味に戦うことを決意。画面の外から「ほんとーに、それでいいのかな〜ぁ、プリンセスチュチュ〜ぅ?」などと声が聞こえてきそう。タイガもリタイヤで、いよいよ映画部分に刺しかかるわけだが、さて、あの鬱なエンディングをテレビでもやるのかどうか。
  キングゲイナー #15、オカマの運行部長、もとい、氷の運行部長カシマル・バーレーが登場。鉄道のダイヤ運行至上主義でその他のことはどうでもいいらしい。しかし、からめ手で来るタイプのようで、「オカマはデキる」というパターンに見事はまっている。クネクネしたオカマ歩きもハマってる。そういえば、クレしんをライバル宣言してたっけなぁ、富野監督……(同劇場版の中期までにはオカマが非常に良く出てきていた、が、いろんなクレームのせいか最近では控えているようである。「自称」映画評論家のおすぎは、今年クレしん劇場版が話題になったときも「オカマが汚く描かれてるからキラーイ」と、内容を見もせずに公言していた)
 藤原啓治氏は、ギャラクシーエンジェルといい、変な中間管理職専門なのか?
 サラの嫉妬の仕方が単純に頬を赤くしたりあからさまにおこったりでなく、なんとなく気になる、なんとなく不機嫌、と実にいい感じ。これが演出力ってことなんだろうなぁ。
 しかし、やはりDVD回収はいただけない。DVD回収騒ぎに対する、キッズ・ムント様からの お言葉
  ギャラクシーエンジェル では、久々にやりたい放題ではじけていた。いや、いつもなんだけどさ。特に前半の堺三保氏脚本の話は、内容もさることながら尺が余ったのを、全然関係ないラジオトーク風のシーンを入れて締め。結局セルフパロディなんだけど。
 新聞の偏りの件なんですが、当然産経も偏りがあるし、朝日も偏りがあります。でも、まるっきりいつも変なことばかり言ってるかというと、たまにまともなこともあるわけで。産経のコラムの断定の仕方もちょっと、とは思うけども、趣旨自体は大枠ではそんなにおかしくないと判断したわけでして。
 日経はその性質上、経済的な観点からが多くって、変な思想が入りにくいんですが、経済的な視点から見難いニュースなんかはしばしば変なのがあったりして。結局、その都度で記事を評価していくしかないんかなぁ、と。
 もっとも、私も「日本にしっかりしてもらいたい」→「韓国ゴルァ!」と、目的と手段が入れ替わっていたきらいもないではなく、反省。
 ところで、「文化庁メディア芸術祭の件云々」ってウチのことじゃないですよね? ドキドキ。
  万里の長城、半分近く消失。原因は近隣の農民がレンガを持ち去るため 。うひゃぁ。ある意味、バイタリティはあるんだけどなぁ。コードウェイナー・スミス?
  北朝鮮がらみはどんどん悪くなる一方の気が 。イラクもかなりやばくなってきたし。イラク→北朝鮮という二連戦を狙ってるのかなぁ、アメリカは。
 昼に大須に出るが、どうにも鼻がつまって体調が良くない。熱はほとんど出ないし、ふらふらもしないんだけど。こういうときは街頭で配っているティッシュがありがたい。しかし飯を食ってるときくしゃみが出るのはカンベンして欲しい。外食でなくって良かった。


2002年12月23日(月) 旧暦 [n年日記]

粋といなせ

 「粋な奴がよい、いなせな奴もよい、粋でいなせならば、なおさらよいのである」とは「助太刀屋助六」のパンフレット冒頭にある岡本喜八監督の言葉であるが、広辞苑によれば「粋」というのは「意気」から生じた言葉であり、「いなせ」というのは魚河岸の若い衆が鯔背銀杏に髪を結っていたところからの言葉であるという。個人的な意見だけども、「粋」というのは「いきおい」であり、「意気込み」であり、「生き」であると思う。つまり、表面に現われているさまよりも、その本質、その内容に言及した言葉だと思う。「いなせ」は逆に、見た目から発生した言葉である。つまり、「粋である様、粋を感じる様」が「いなせ」と思う。
 「いなせ」は見た目、格好の問題である以上、いなせな格好、ふるまいを真似しただけで「いなせ」になる可能性が有る。それはむしろセンスの問題だろう。でも、それが発する「粋」がないと「いなせ」はただのかっこつけに堕す。もっとも、言ってる私が粋でもいなせでもないので説得力ないけどね。
  カセットコンロのボンベが爆発。ドアがひしゃげる 。結構爆発するものなんだなぁ。マジ危険なのでお気をつけて。
  北朝鮮「米の経済封鎖で電力事情逼迫」 。それ以前の問題の気がするのは私だけなんかなぁ……
  来夏にはPS2とX−boxが$149に?  なったらいいねえ。X−boxにとってはチキンレースでしょうが。
  2時間の映画が300本記録できる次世代ディスクフォーマット 。容量が増えても300本も映画入れないって……それと、容量の大きさもさることながら、早いうちの規格の統一を願いたいものです。
  WinXPとWinampにセキュリティエラーがあるという ので、 新しいWinamp を入れて日本語化とかしたのだけど……あれ? 日本語ファイルの読み込みが変だ。2バイト文字の読み込みで何かエラーがあるらしい。うーん、ファイル名を付け替えれば使えるのだけど……面倒だな。
 地下鉄の女性専用車両のことをこないだ言ったけども、 こういう冤罪 を防ぐためにも有効かもしれない、と少し思った。無論、女性が被害を声に出せない事態になってもいけないのだけど、 こういう事例 もある。やはりなにかがおかしいと思う。
 昨夜、テレビで輪島のローカル線の廃線のドキュメンタリーをやっていた。一時の盛況の影もなく、今は荷担ぎのおばあちゃんたち、そして登下校の高校生たちくらいしか使わず、他の住民たちの交通手段は車にとってかわっている。典型的な赤字ローカル線である。そのローカル線が廃線になり、住民たちに惜しまれながら消えていく。それは単に一つの交通手段が消えるということではない。交通とはコミュニティと文化の血流である。ひとつの交流が廃れ、消えていくというのは、とりもなおさずコミュニティと文化のありようが変化していくということであり、人々の生活の変化の象徴であり、また、変化により必要なくなりはじき出されるものの具象化である。駅はバス停留所にとって代わるが、荷担ぎのおばあちゃんたちはいつまでこの仕事が続けられるのだろうとこぼす。駅の赤字の喫茶店を、存続させる夫婦もいる。廃線になった路線の上に、子供たちのためにトロッコを走らせる元駅員もいる。それらは切り捨てられるもの、消えていくものである。だが、意味のないことなのだろうか? 古い生活習慣に固執しているだけの話なのだろうか? 若者たちが職を求め都市へと去り、過疎化の進む輪島の街の姿と共に、その間になにか大切なものがある気はするのだ。しかし、それがなんであるのか、もどかしくもはっきり言えない。
 「日経は偏りが少ない」に対する 友人のツッコミ 。そういう見方もあるか。


2002年12月24日(火) 旧暦 [n年日記]

メリー・クリスマス、ミスター・ローレンス

 クリスマスなのにそれらしいイベントはなし。食欲がないのでケーキもなし。せめてクリスマスらしいものをと思い、「戦場のメリー・クリスマス」などをかけてみる。
 職場で顔が火照ったような感じがしたので、なにげなく額に手をやると、むちゃくちゃ熱い。なんじゃそりゃ、と思い、手近のデジタル温度計のプローブを耳の中に突っ込んで計ってみると……37度7分。あたしゃこんな高熱出したのは物心ついてから記憶にございません。実際には内耳で体温をはかると、少し高めに出る。それにしても、この温度はちょっと過去にない。しかしなぜか身体の節々がちょっと痛む以外はたいしてなんともない。体調が悪いと感じることさえ出来なくなってきたのか? と思ったら、帰りがけにぐっと疲労が出てくる。うーん。さっさと治さないとな。
 体調が悪いとあまり関係ないことが気になるもので、「ディア・ハンター」とか、最近はCMとかで使われているあの曲、なんだっけな、と疑問になった。曲名を知らないのだ。 CDNOW やら CDUNIVERSE やらで検索しても、サントラには収録されてないらしい。しかたないのでgoogleで検索したら Can't Take My Eyes Off Of You らしい。まあ、わかったからってどうということもないのだけど、ちょっとはすっきりする。
  朝日新聞が新書「朝日VS読売」の記述に対して抗議 。まあ、所詮はマスコミ同士のいがみ合いなんだけど、なんだかなぁ、ですな。
  これじゃ、「ライフ・オブ・ブライアン」が上映できなくなるわけだ 。まあ、わかんないではないのだけどね。
 以前に崩落したパラオのKBブリッジに関して、 実は施工したのは韓国の会社じゃないんじゃないかというスレ 。ところが、あっという間に実際に施工をしたSocio Construction Co. が、韓国が作った現地法人らしいという証拠が……これが木っ端微塵って奴ですか? 正確には「請負、設計はドイツ。それを下請けて実際に施工したのは韓国の会社」ということらしいです。まとめとして、一応。
  小川一水氏 の「強救戦艦メデューシン」(上)を読む。まず第一感。「 『ナイチンゲール・ゲマインシャフト』かい! 」いや、実際は道具立てが似てるだけで、舞台設定的には全然違うのだけどね。今回も小川氏らしく、とてもよく勉強してそれを反映している。のだけど、妙に違和感があるのだよなぁ。それなりに面白いし、戦争が嫌い、は間違ってないのだけど、どうもそれが平時の我々が見てる「嫌い」な感じがする。軍隊といえども、しょせんは社会の縮図にすぎない一面はある。そういう感覚がイマイチ感じ取れない。まあ、最終的な評価は下巻を読んでから、ということで。
 手持ちの戦争映画DVDをありったけ突っ込んどいた方が良かったかなぁ……
 先日、 H2Aロケット四号機打ち上げ ライブ中継に関してのアンケートに答えたのだけど、そのお礼メールが今日届いた。よくある「ありがとうございました。以後の運営の参考にさせていただきます」なのだけど、その中に、打ち上げ成功のお祝いの言葉への感謝が一文添えられていた。ちょっとびっくり。確かに私は「打ち上げ成功おめでとうございます」と添えたのだけど、アンケートに答えた人全部が必ず書くわけでもあるまい。まさか担当者が一通ごとに文面を打ってるとは思わないけど、少なくとも二つの定型文章をきちんと内容に応じて出し分けているということではある。つまらない内容であっても、自分の意見が読まずに捨てられてないとわかるのは悪い気分じゃない。ちなみにピギーバック衛星を含めた四つの衛星は、無事に予定の軌道にのっているようです。あらためておめでとうございます。
 最近、ひとさまのサイトにうかつにリンクするもんじゃないと思いましただよ。特に、アクセス解析があるようなところ。(^^;(最近は大抵あるけどね) いや、リンクたどって来た方、萌えもなんにもないところなんで、ごめんなさい。


2002年12月25日(水) 旧暦 [n年日記]

マジで気付いてなかったのか

  「米国はどうして好かれないのか」ワシントンで今最もホットな話題 。いや、まさか気付かずにやっていたとは。てっきりわかっていてやってるとばかり思ってました。とはいえ、日本をはじめアンケートに答えている国はパックス・アメリカーナの恩恵を少なからず受けているのも事実。単純に「嫌い」ではないのだろうなぁ、日本以外も。
  男の子の名前、「駿」がトップ 。「しゅん」であって「はやお」ではないのでそこんとこヨロシク。ってか、「はやお」で打っても出ないのに、「みやざきはやお」で打つと出るのな。>MS−IME
  1テラバイトの光ディスク評価機、早くも販売。(お値段3500万円) すごいっちゃすごいんですが。お値段も……
 え〜、右よりの産経の記事なんで、話半分にお願いします。 捕虜収容所の実在を示すフィルムが発見 。これが本物なのか、本物だとしても本当に南京の、その時代のものなのかはわからないし、それが本当でも即時処刑が行われていなかったということにはならない(一部、行われていても不思議はないとは思いますが)のですが、日本軍の悪辣ぶりばかりが尾ひれ胸びれ背びれまでついて吹聴されている史観に一石を投じる面白い資料にはなるかもしれません。
 今日はクリスマスだけども、そう言えば ラエリアン・ムーブメントがクリスマスにクローン人間を誕生させる という話はどうなったんだろう? 個人的には、人間が人間を生殖以外の方法で作る、というタブーより、クローンにより生まれてくる子供に明らかな生物的デメリットが生じる(テロメアの異常など)ということの方で、むしろ反対なんですけどね。逆に言えば、それがクリアされるなら反対は特にしない、ってことです。意見は人それぞれでしょうが。
 本屋で 月刊少年エース が出ていたので中身を見ると、貞元義行氏の「エヴァンゲリオン」でいつの間にか渚カヲルが出ている。あれ? アルミサエルと第三新東京市蒸発はもうやったんだっけ? うーん、どうにも記憶がない。そういえば、こないだコンビニに行ったら買い物客の女の子が「え〜、マンガのエヴァってまだやってたの〜?」とか話をしていた。TV放映に先駆けて連載が始まったから、もう足掛け7年にはなってるはずである。いや、8年経ってるのか? そりゃ、そんな言葉も出るよなぁ。エースがいきなり休刊とかなければ、最後まで行ってくれそうです。どういうラストになるのかは楽しみではある。個人的には、このマンガがエヴァに完全にとどめをさしてくれることを期待する。
  マガジンZ の長谷川裕一氏の「クロノアイズ グランサー」はハリー・ポッターネタ……行くところまで行ってください。
 本屋で神林長平「永久機関装置」を購入。「ローマ人の物語」と平行して読み進めよう。
 風邪は良くなってるようななってないような。さっさと寝ておこう。
  いやぁ、全話見るまで完全評価は保留にしといた方がいいと思いますぜ 。友人からビデオ回してもらいましたが、人によっては評価がわかれるかも。ってか、個人的には「面白けど、DVDまでは……」なんですが。 チュチュ は迷ってマス。(寝るんじゃなかったのか?>ワシ)


2002年12月26日(木) 旧暦 [n年日記]

お茶と薬

 風邪は快方に向かっているのだけど、熱がちょっとと、あと鼻水が止まらない。仕方ないので職場の近くの薬局で鼻風邪の薬を買ってくる。買ってきたのは ストナジェルサイナス 。主要成分の 塩酸フェニルプロパノールアミン は、交感神経刺激の作用があり、つまり一般的に人体の自律活動を活性化する。やはり塩酸フェニルプロパノールアミンを成分として含む食欲減退剤と一緒に服用していると(日本の店頭では販売してないそうです)まれに脳内出血の副作用があるそうである。つまり「交感神経刺激→血管収縮→血圧上昇」ってことですな。無論、一日摂取量は75mg以下と日本では制限されている。効き目が中々出ないからっていっぱい飲んだらだめよ? あ、ワシ、血圧高めだっけな。大丈夫かしらん?
 他の成分は、先日の薬にも含まれていた アセトアミノフェン と、 エテンザミドグアイフェネシンリン酸ジヒドロコデイン 、無水カフェインとなっている。あ、アセトアミノフェンって、 アルコールと一緒に摂取してはいけない らしい。しまった。こないだ一緒に飲んだ記憶が。(おいおい)
 こういうふうに、薬は一緒に服用するものによって思いがけない副作用が出たりする。よく「お茶は薬と一緒に飲んではいけない」と言うけども、薬を飲んだ後で無性にお茶が飲みたくなってしまい、「本当にお茶と薬って一緒に飲んじゃいけないの?」ということを調べてみた。 貧血の薬と一緒に飲むと、お茶に含まれるタンニンが鉄分と結合して効果が薄まる という話があるのだけども、一方で緑茶に含まれるビタミンCは鉄分の吸収を助けるともいう。さらに、最近は持効性の錠剤が主で、一過的なお茶の効果はあまりない、とも言われている。貧血の薬以外ではどうかというと、お茶にもカフェインが含まれており、カフェインと一緒に摂取してはいけない薬では影響があるかもしれない。けど、まあ薬のように強烈な効き目があるわけではないので、そんなに神経質になるものでもないようである。と、安心したところでお茶を飲む。ふむ。生き返る。
 なんとなく「いまさらマクロスかよ!」と思わないでもない マクロスゼロ を見た。しかし、意に反してなかなか面白い。舞台設定は後にマクロスの母体になる巨人艦が地球に落ちてそれほど経っていない頃。背景としては地球内での戦争が繰り返された時代と、バルキリーの開発史に重なる。島に伝わる創世神話と鳥人伝説が何を意味するか、どうつながるかはだいたいわかるのだけど、演出的に良いせいか気にせずに楽しんで見れた。グレートメカニックス6の河森監督のインタビューによると、トゥーンシェードはわざと使わなかったのだという。同誌の富野監督はインタビューで「クリエイターが、メカと美少女という本来は結びつかないものを無理矢理くっつけてしまう傾向」を「マクロスショック」と称していたが、本家のマクロス新作はそれをちゃんとドラマでつなげている。(無論、富野氏は本家のマクロスを必ずしも卑下してるわけでなく、なんの工夫もなく二つを食い合わせの悪いまま同居させる安易さを批難しているのだと思う。) マクロスの基本のもう一方はメロドラマだからねえ。また、今回の製作に先駆けてアメリカで実際の戦闘機の後部座席に乗って飛行を体験したという。航空機内でのGのかかり方、パイロットの視点の移動などに、その成果を感じる。板野サーカスも3GCD上でもちろん健在。続巻が楽しみである。
  売春、未成年にも処罰の対象に、の動き 。児童売春が一向に消える気配がないのは大人の方のモラルももちろんだけども、未成年の方から持ちかけてくることが一向に止まないことが一因ではあると思う。実際、 9割が少女側から持ちかけてる ってんだから、こりゃ罰則を設けなけりゃしかたあるまい。いまさらの観もあるけど。
 今日から フレッツADSLモア に切り替え。ADSLモデムも新しくなる。たった一年なのに、小さくなるんだなぁ。早さも、サーバー側が重いとかでないかぎり、ほぼストレスを感じなくなった。うーむ、技術の進歩はすごい。下りの実測値は5Mb/s強。まあ、こんなものでしょう。
  IKKI にて、木葉功一氏の新作短編「フルーツ」が掲載。 電撃大王 の「ガンスリンガーガール」( 相田裕 作、サイトは現在休止中)と設定が似ているが、大きく違うのは、使い捨てなのは女の子の世話をする男の方だ、というところ。どちらが好みかで、結構性癖の違いがはっきり出そうである。ちなみにワシは前者の方ね。
 あと、コミックスの広告でそうだと悟ったが、「ガンズ&ブレイズ」が最終回。これは明治維新後に舞台を借りてはいるが、実質、西部劇だった。南北戦争後のアメリカに微妙にオーバーラップする。しかし、同時に時代劇でもある。作品自体の面白さもさることながら、この構図にはうならされた。
 このところ、身内に不幸があった、と幾人かの知人から何故か連続で告げられた。無論、まったくの偶然である。そういう時に私はなにを言えばいいのか、結局わからなかった。いつもの困ったときにやる、中途半端な笑いを浮かべるのが精一杯だった。最低だと思った。


2002年12月27日(金) 旧暦 [n年日記]

年末進行中

 研究室の忘年会でした。しかも幹事。いやぁ、心臓に悪い。
 でも、普段話が出来ない人と変な話が出来たのは面白かったかな。
 年末はせめて平和に、と思ったら チェチェン行政府に爆破テロ 。おーい、マジかよ? 殺し合いがしたんだったら、したい同士だけでどっか無人島でやってくれ、とか、不謹慎だけど思ってしまう。いろいろ簡単に忘れ去れない歴史があるのはわかる。けど、関係ない他人を巻き込んでいいことにはならない。
 塩野七生「ローマ人の物語」はようやく「ハンニバル戦争」の前半まで。アメリカとローマは似ている、という評はときどき見るけど、似てるところもあるけど、違うところもやっぱり多いと思う。日本をカルタゴになぞらえる人もいるけど、日本にゃハンニバルなんていませんて。(食人博士ではない)
 神林長平「永久帰還装置」も同時進行で現在半ば。こちらも面白い。やっぱり神林は「ふむん」だよなあ。
 OVA「雪風」がアレなのは、「ふむん」がないことも一因に違いないそうに違いない。


2002年12月28日() 旧暦 [n年日記]

痛恨のミス

 ここんとこ、気をくだかなきゃいけなことが多かったり病み上がりだったり疲れてたり不安があったり鬱ってたりストレスが溜まってたりしたのは事実なんだけど、最低で最悪のミスをやらかしてしまった。今年中に挽回できればいいのだけど、できなかったらどうしよう。うーん。またもや鬱の材料が増える。


2002年12月29日() 旧暦 [n年日記]

年末だと言うのに

 「ブレイド2」なんぞを見たり。前作はともすれば「エキセントリックなだけ」の吸血鬼アクションだったが、2はわりとストーリーがまとも。吸血鬼でありながら人間であるという葛藤は前作と違いすっぱり切り落とされていたけど、冒頭部の御都合主義以外は、1作目より出来がいいかもしれない。もっとも、「傑作!」というたぐいでもないのだけど。アクションの切れはいい。吸血鬼がハゲなのは、「ノスフェラトゥ」からの由緒正しい伝統?
 神林長平「永久帰還装置」を読了。円熟してからの神林長平の凄いところは、一見、テーマと関係のないところをストーリーが紆余曲折してるように見えても、読み終わった後からするといずれもテーマを語るために必要なものであったように見えるところだと思う。今回の「永久帰還装置」もその手法にまんまとはまってしまう。そしてテーマは「帰還」である。「帰還」に必要なのは帰る場所と、手段、そして帰る意志のみっつだという、ともすれば忘れがちな原則を軸に、それを記号論にではなく、有機的におりなしていく。「氏の一番の作品」とは言わないが、いつもながらに神林長平が堪能できる作品ではある。
 塩野七生「ローマ人の物語」のうち、2巻に当たる「ハンニバル戦記」まで読了。読み進めているうちにおそろしくなるのは、文庫版7冊を読み終えたら、未だ文庫化されていない部分まで手を伸ばさずにはいられなくなるのではないか、ということである。正直、ローマ人に心理的に肩入れしすぎではないか、と思う事はある。しかし、それ以上に必要十分に公平で、平易かつ明晰な論調で展開されていく地中海史の前には、多少のそういった不信も沈黙せざるをえない。のみならず、戦場で、政争で、あるいは国もしくは人物の艱難をくりひろげる、躍動感に加え、やはり平易かつ明晰な筆致と、深い知性と、歴史と人間に対するリスペクトを感じずにはいられず、それ以上に、ともすればその文章と内容に屈服されていることを、一種の快感を持って受け入れている感覚すら覚えるときがある。これは、幾人もの知人が絶賛するわけだ。
 幾人かの友人が「灰羽連盟」を絶賛。絶賛するにやぶさかではないのだが、そこまで「熱狂的に」はなっていない自分との温度差はやはり感じてしまう。無論、それは向こうがおかしいとか、そういうことではない。自分は何か根本的な感性がおかしくて見落としてる部分があるのではないかと、不安になるのだ。まあ、小心者の弁ですな。
 ふにゅう。今日も疲れたので、これくらいで。