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2011年12月11日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイ#42とフォーゼ#12

  ゴーカージャー #42「宇宙最強の男」。息子を失ったザンギャック皇帝アクドス・ギルの直々の指揮によりいよいよゴーカイジャー討伐は激しさを増すが、そのことごとくを撃退する。
 たかが一海賊団に手こずっていたという認識を新たにするザンギャックは、皇子であるワルズ・ギル戦死の責から高速していたダマラスを開放し、改めてゴーカージャー討伐の任を命じる。
 一方、ゴーカイガレオンでは、女性週刊誌「女星セブン」を見ていたアイムが、記事にある行方をくらませた銀河の英雄が、ハカセことドン・ドッゴイヤーそのものであることを見つけてしまう。成り行きで海賊団に参加したものの、実は過去の記憶がなかったことを告白するハカセだが、ゴーカイジャーの中でも空気なハカセが宇宙に名を馳せた勇者ということに、単純なガイ以外半信半疑で……

 ゴーカイジャーの中でもいじられ役で、賞金首にもかかわらず「こんな奴いたっけ?」とか「こいつはどうでもいい」とか言われまくってたハカセが、実はいくつもの星を滅ぼしたドラゴンを倒した勇者……って、どう考えてもそんな訳ありませんわな。勇者姿のハカセがどう見ても 勇者ヨシヒコ だし。
 でもその真偽はともかく、特に強い動機が見当たらないの参加したハカセの俄に湧き上がった勇者疑惑に、主にガイが勝手に盛り上がる。
 過去の記憶がなくいろいろ自信がないハカセもそれなりにその気になってしまう。
 でも、ワルズ・ギルの復讐に燃えるダマラスと、そのダマラスに実力で協力させられるバスコにより、ゴーカイジャーは全滅。マーベラスとハカセ以外は倒され、マーベラスは連れ去られてしまい、ハカセはただ一人取り残される。
 多分勘違いオチなのだと思うけど、これまで頭脳役でしか目立てなかったハカセの見せ場か? それより東映は女性セブンに訴えられないか?


  仮面ライダーフォーゼ #12「毒・針・猛・襲」。フォーゼによってゾディアーツスイッチの呪縛から解き放たれたはずの三浦。しかし再度の誘惑に我を忘れそうになる自分を恐れ、引きこもるしかできない。
 その三浦を助けようとする弦太郎だが、スコーピオンゾディアーツは三浦を再度ゾディアーツ化しようと画策する。それを退ける弦太郎だが、実はスコーピオンゾディアーツの正体は生徒からも優しく理解のある先生と親任を得てる担任の園田先生。そのことを知らない弦太郎は、園田の罠にはまってしまい、スコーピオンの毒を受けてしまう。
 スコーピオンの毒により苦しむ弦太郎はフォーゼに変身するどころか身動きもままならない。新しく開発した「メディカルスイッチ」でなら弦太郎を治せる見込みはあるが、そもそもスイッチはフォーゼドライバーを介してしか使えない。そんな時、友子の提案により危険を伴う方法でメディカルスイッチの効果を弦太郎に与える方法が考え出されるが、その間にも弦太郎は三浦を助けようと自分の体を顧みずラビットハッチを抜けだしてしまった。
 三浦は、スイッチを恐れつつもその力を求めてスコーピオンの指定した場所に来てしまったのだが、JKの情報によりその場所を突き止めてやってきた弦太郎に、恋人の麻里が撮っていたかつての輝いていた自分の写真を見せられる。そんな三浦になおもスイッチを押すことを迫るスコーピオンだったが……

 スコーピオン一時退場。でも顧問にはならなかったのか。残念。
 学園がゾディアーツの幹部「ホロスコープス」の巣窟であることがいろいろ判明した回。理事長が大ボスで、園田先生が最初の中ボスなのはもちろん、新たに登場した校長の速水が十二星座の一人の天秤座「リブラ」だったことが明らかになったことで、経営陣との対立構造が明確になってきた感じ。
 つか、橘さん=速水校長が敵って、「オンドゥルラギッタンディスカー!」
 本編はゾディアーツスイッチの呪縛から解放されたものの、その誘惑に悩む三浦が、スコーピオンの毒に侵されながらも三浦を助けようとする弦太郎と、弦太郎が持ってきた恋人からの視点の輝いていた自分の写真に、スイッチに頼ることは本当に自分が輝くことではないと誘惑を退けたことと、弦太郎を助けるため自分への負担を顧みず友子のアイデアを実行する賢吾ってあたりが主眼ですか。JKは相変わらずですが、それでこそJK。でもキングは三浦がラグビー部から離れてOKなの? まあ本人が良ければそれでいいんだけど。まあ、宇宙ライダーキックも意味を持ってきてるんですが。今回前回の月から太陽になったので、どんどん範囲が広がってく予定?
 次回は幹部が蠍座=スコーピオンから天秤座=リブラになって新展開っぽいっけど、予告ではなんか搦め手っぽい感じ。それも、相手はユウキって、ライダー部でも一番の単純バカっぽい気がするのだけど……


2011年12月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[映画] 仮面ライダー×仮面ライダーフォーゼ&オーズMOVIE大戦MEGA MAX

 恒例の仮面ライダー共演映画。今回は放映中のフォーゼと放送が終わったオーズの共演。なんですが、のみならず、今回は裏で糸を引いてるのが財団Xということもあって、Wもかなりガッツリと出ています。
 冒頭は宇宙から飛来した隕石が世界各地に落ちるところから。その隕石から何かを採取しようとする財団の手先を、昭和ライダー七人(一号〜ストロンガー)が防ごうとするけど、隕石についていた謎の物質「SOUL」は財団の手に落ちてしまう。
 同時期、東京湾上に現れた時空の穴から、見たことのないメダルの力で変身する仮面ライダーポセイドンが現れる。ポセイドンは四十年後の未来の仮面ライダー。怪物を生み出さないコアメダルの研究を続けていた鴻上会長が開発したらしいのだが、真木との戦いの末に時空の彼方へ消え去ったコアメダルや大量のセルメダルを吸収したことで、装着者の意志とは別にひたすら戦いを求める人格が誕生してしまっていた。その時代最強の戦士「仮面ライダー」を求めて、バースを撃退した後急遽呼び戻された映司を狙うポセイドン。しかしコアメダルを失い、変身できない映司はあっさり倒されたかに思われたが、その映司は偽物。ポセイドンの中からコアメダルを奪うと、本物の映司に渡す。その偽物の映司の正体は、なんとアンク。どうやって復活したのか、語ろうとしないアンクの事情は後回しにして、ポセイドンと戦うオーズ。しかし、一瞬ポセイドンが見せた不思議な挙動に、映司は装着者の意思は本当は戦いたくないのではないかと察し、装着者の本当の意思を引き出そうとする。
 フォーゼ編の前に、幕間は風都に現れた財団Xを追う左翔太郎。何かを運んでいるらしい財団Xの企みを防ごうと、変身しようとするが、 じゃっぱ汁 にはまって調べてるフィリップのせいでWには変身できず、ロストドライバーでジョーカーに変身して応戦。屑ヤミーやマスカレードドーパント、カマキリヤミー、クワガタヤミーを撃破し、財団Xは倒すものの、輸送していたものはケースからどこかに消えさってしまっていた。
 そしてフォーゼ編。学園祭で盛り上がる天の川学園高校。仮面ライダー部は「都市伝説研究会」として都市伝説「仮面ライダー」の発表をするのだが、全然盛り上がらない。そんな中、突然空から他校の制服を着た美少女が降ってくる。彼女を助け、介抱する弦太郎。学生手帳から「美咲撫子」という名前はわかったのだが、彼女は何も言葉を話さず、身振り手振りも通じる様子はない。対処に困った仮面ライダー部だが、突然彼女を狙うかのようにダスタードが出現。学園祭を滅茶苦茶にしながら彼女を追い掛け回す。それにフォーゼに変身して対抗するが、それを見たなでしこもフォーゼドライバーによく似たベルトを取り出し、どこかフォーゼに似た姿の仮面ライダー「なでしこ」に変身。翻弄するようにダスタードを倒していく。撫子の正体の謎はいよいよ深まるが、そんなこととはまったく関係なく弦太郎の様子がおかしい。どうやら弦太郎は撫子に恋をしてしまったらしい。恋話に盛り上がる女性陣に後押しされ、撫子をデートに誘う弦太郎。しかし撫子は人間離れしたところをたびたび見せ、さらに高いところに行きたがる彼女をラビットハッチから月面に連れ出すのだが、撫子はヘルメットを外しても平気……撫子の正体は宇宙から飛来してきた不定形生物「SOUL」そのものだった。
 そしてオーズとフォーゼが合流し、「MOVIE大戦MEGA MAX」へ。ポセイドンのメダルとSOULに蓄えられていたコズミックエナジーを使い、全ての黒幕であるレム・カンナギは「超銀河王」に変身。財団をも裏切り、世界の支配者となろうと企てる。時間を超えたコアメダルの力とコズミックエナジーで時間をも操る超銀河王に一方的に押されるオーズとフォーゼだが、未来の仮面ライダー、アクアから贈られた超タカ、超トラ、超バッタのコアメダルで、暴走を抑えコンボの力を百%引き出した「超タトバコンボ」に変身したオーズと、撫子が残した「S-1スイッチ」で両腕にロケットモジュールを備えた「ロケットステイツ」に変身したフォーゼの協力により超銀河王を打ち砕く。
 今回、ゲストライダーのポセイドンとアクアが水に関わるライダーということもあってシャウタコンボがかなり活躍。TVでは諸般の事情で流れなかったテーマソングも初めて劇中で流れる。オーズ編では、また水上バイクアクションが見られ、いつものバイクアクションとはかなり違った感じで面白い。
 フォーゼ編ではテレビではまだ見登場の幹部怪人ヴァルゴ(乙女座)ゾディアーツとレオ(獅子座)ゾディアーツが登場。その正体はまったく不明だけども、やっぱ十二星座全部出てくるのかな。あと、新ライダーメテオも顔出し。どうも惑星をモチーフとした技を使うみたいだけども……
 それにしても財団X、ゾディアーツスイッチにも関わっていたとは、手広くやってるなぁ。下手すりゃ鴻上ファウンデーションと繋がりがあっても不思議はないよな。あんまり直属の戦闘部隊とかないだけに、大ショッカーとかとも違い、結構長く使えそうな組織だなぁ。
 あと、翔太郎の弦太郎へのリアクションがおもしろすぎるw 熱血バカの行動派タイプってあたりはたしかにそっくりだよな……


2011年12月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガード#48とベン・トー#10とマケン姫#11とへうげもの#35

 それぞれ少しずつ。
  カードファイト!!ヴァンガード #48「孤独なファイト」。ブラック化したまま迎えた予選最終戦。アイチを倒せばAL4のメンバーにしてやるとレンに言われ、レンに目をかけられてるアイチに敵意をむき出しにする美童だけど、アイチの手の上で弄ばれて無残な敗北を喫する。カイも窮地と思われるところから過剰なまでの攻撃で勝利することはあったけど、それは別にいたぶろうとしてるんじゃなく、勝利のために真剣に戦ってるからこそだと思うのだけど……
 次回はそんなアイチにカイが野試合を申し込むみたいだけど、今のアイチに太刀打ち出来るんかいな。話数的にそろそろ復活の端緒がつかめないと、やばいと思うのだけど……

  ベン・トー #10「それは昔祖母の家で食べた温かで優しい味わい。心にも体にも優しい和の料理。梅とちりめんじゃこご飯と季節の野菜たっぷりの煮物弁当 480kcal」。双子の狼「オルトロス」編だけども、なんつーか、物理法則無視なアクションシーンや変態いじりのジャンク感でまあまあこれまで見れたんだけど、二対一でしかもふいうちに近い形がOKって、それじゃこれまで物量にものを言わせてきた連中とか、どうなんだという……
 そもそもノリだけで引き伸ばしてるシリーズだし、あと二話だし、まあ最後まで付き合いますか。

  マケン姫っ! #11「まかろん限定サービスデー」。女性キャラみんなメイド姿でサービス回、と思いきや、これまでちらほら見えていた黒幕の姿が明確になってきた回。ったって、次で最終回なんですけどね? 原作じゃVENUSの連中と×××のはずなんだけど、いや、これどう考えてもあと一回で終わらんだろう……それと、予告で自分を「金髪ロリババア」って……

  へうげもの #35「新・ギルティーパートナー」。自分の侘び数寄を受け継ぎつつも越えるかもしれないと期待していた山上宗二を殺され、秀吉への恨みに燃える利休。侘びの世にするため南蛮ごのみの信長を秀吉に暗殺させるべく暗躍していたのが他ならぬ利休だと知り、二人の間の因縁に絶望感を抱き半ば諦観する織部。それでもたった一人の同じ闇を抱える者として秀吉が利休を許すかもしれないと思いながら、新たな陶作に励むのだけど……
 新たな絵付け茶碗の創作にはげみながらも、利休に「己が何者なのか、それを探しなさい」と言われ、迷う織部。しかしそんな織部の真鍮とはかかわりなく、織部が新たに作った絵付け茶碗は名物とまで評価されないものの、どこか使う人間の心を和ませる器として人気を博す。それがどこか嬉しくありつつも戸惑う織部だけども、政情は唐入りの負担を強いられた諸将の不満を加速させる石田三成の過剰なまでの綱紀粛正と、秀吉と諸将の調整役として活躍していた秀長がその心労から倒れ逝去したことで揺らぎ続ける。そこに利休の裏工作と、末期の光秀から信長殺しの真相を知り秀吉の天下を滅ぼすと密かに決めた家康の雌伏が重なる。
 こっちも残りあと4回だけど、やはり利休の切腹までが描かれることになるのか。織部が自分が何者なのかはっきりと認識する展開でもあるから、それをどう描くかだなぁ。


2011年12月17日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 野田総理「原発事故収束」発言

  首相 “冷温停止状態”達成宣言へNHKニュース )。まあ、ざっと見る限り「これで安心だ」って風潮はなく、「何が収束なのか」という雰囲気の方が強いので、とやかく言うこともないかと思ってたのだけど、ウチの親とかの反応とか見てると、何が問題なのか、微妙にピントがずれてる気もするので、自分自身の考えの整理も含めて書いてみる。
 まず、冷温停止状態を持って行程表の第二ステップの達成とする、というのは、急に出てきたことではなく、以前から野田総理が口にしていた。で、その 冷温停止 ってのは、リンク先にある通り、「容器内の冷却水温が100℃未満」で、原子炉のスイッチが「停止」あるいは「燃料交換」にある状態。しかし、今回のは「冷温停止」ではなく「冷温停止状態」。かなり言葉の遊び的な部分が大きく、「容器底部が概ね100℃以下」で、「放射性物質の放出量が大幅に抑制されてる」というもの。まず、「放射性物質の放出が大幅に抑制されてる」が、 政府の行程表 (pdf)を見ると原発敷地境界の放射線量を基準にしているが、それが何をもって基準を設けているのか、その他の地域における線量はまったく触れてない、というのは不十分にすぎ、さらに大量の冷却水漏れなどのことも加味して考えると「収束」とはまったく云い難い。
 しかし、ある一定目処の「基準」として設定するならば一定段階を達成した、と言うのはそこまで悪くはないと思う。問題は、ひどい言葉遊びによる誤魔化しの意図が隠し切れないところだ。
 正直、野田総理は組織の取りまとめとしては、結構頑張ってると思う。つか、前の二人が最悪にひどすぎたってことではあるんだけど、それと比較すると組織を運営していく上での気配りの意識がある、って時点で僥倖に思えてしまうのだから、まあ、前の二人がどれだけ酷かったんだか、ってことなのだけど。その後を継いで大変なのはわかる。けど、野田総理の問題は、組織の取りまとめに腐心するあまり、組織内勢力に寄りすぎている、ということになる。
 独自の用語の定義をあてはめ、それを用いた独自の基準を作り、それによる結果をのみ宣告する。何か苦情や異論があれば「そういう基準ですので」としか答えない。これは完全に日本の「お役所」「役人」の行動パターン。問題点は、使われる用語が一般的に使われるものもあり、一般でのイメージと行政の定義とがかけ離れていること、そしてその乖離を理解していても無視し、自分たちの定義をのみしか見ないこと。
 つまり、自分たちの基準を持ちだして「事故は収束した」と言っても、実際は強制的な冷却が必要なことは変わりがないし、放射性物質の拡散もまだ起こってるし、それによる汚染をどう解決するかも明確に示されていない。
 「収束」という言葉のイメージから来る「これで一安心」という状態とはあまりにかけ離れた状態、としか言いようがない。
 それでも、途中段階としてならばその基準も宣言も別に構わないのだけど、「収束」とはかけ離れた状態で「収束」という言葉を使っていること、そして 官公庁なども冷温停止状態での収束を強調した公報 をしているあたり、「早いところ収束ということにしたい」という各省庁や東電などの団体の意図に唯々諾々、もしかしたら押し切られて、かもしれないが、どっちにしてもその意を第一としてるようにしか見えない。
 正直な話、本当の「収束」は数十年レベルでしかありえない。その後もその影響は残り続けるにしても、物理的に言って燃料が外部からの働きかけなく安全な状態になるにはそこまでかかる。国民が「早く安全を」と願っていても、それは冷然たる事実であり、それが自然であり物理というもの。早く何とかしろ、と言ってなんとかなるものではない。
 政府が本当にしなければならないのは、国民全員の人生において、この事故と向きあわねばならないという事実の周知に他ならない。小手先の安心感を与えようとしての姑息なごまかしではない。
 そして、マスコミの報道も悪戯に政府の揚げ足取りをして無責任に騒ぐのではなく、冷静に、状況と事実を告知するのが本来のジャーナリズムであり、そうでなければやってることは駅前で自分勝手な主張をわめいている酔っぱらいと同じだ。
 政府も小手先の誤魔化しでとりなそうとするのではなく現状と向きあわねばならないし、マスコミも政府批判してればいいというスタンスではなくその先まで見なければならないし、なにより国民は事実を把握し、それに対し覚悟を決められるか。結局誰に限らず事実を事実として受け止められるか、どれだけ覚悟できるか、ってことに過ぎない。
 国民は政府や東電への不満、あるいはマスコミの報道内容に不満を持ちそれを批判するだけでよしとするのではなく、自分で調べ、考え、そこから導きだされた結果にどう向き合うか、ただそれだけの話。


2011年12月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイ#43とフォーゼ#13

  ゴーカイジャー #43「伝説の勇者に」。マーベラスが連れ去られ、他の仲間も倒されただ一人かろうじて軽症で済んだハカセ。ナビィに励まされるが、実は「伝説の勇者」記事は自分が仕組んだ悪戯であることを吐露する。戦いでいつも足を引っ張り気味な自分が、銀河最強とうたわれたダマラスからマーベラスを助けだすことなんて出来ない、と悩むハカセだが……

 ハカセ編後編。ハカセが伝説の勇者というのは、いつも雑用係扱いしてるみんなを驚かせようとしたハカセのいたずら。雑誌まで偽物を用意して、どれだけ無駄に才能発揮してるんだ……
 でも実際は勇者でもなんでもないハカセが尻込みする中で、思い出したのは最初の戦いの時にマーベラスの言った「自分に出来ることだけすればいい。後は他の奴がやる」という言葉。でも他にやる奴がいないハカセが取った選択は「自分ができる限りのことをやる」ということ。無謀にもダマラスたちに正面から突っ込み、その隙にナビィがマーベラスを助けるという作戦が功を奏するが、作戦はそこまでで包囲網を突破するのはマーベラスを信じて力づくで強行突破、と思われた矢先、倒されたと思ったジョーたちが……
 実は謎の目的からまだマーベラス達を生かしておきたいバスコが、ダマラスの攻撃から彼らをこっそり助けていた。と言ってもバスコはやっぱり仲間ではなく、マーベラス達に解放して欲しい「大いなる力」があるそうなのだけど……サンバルカンとファイブマンの大いなる力も手に入れているのに、マーベラス達にしか開放できない大いなる力ってなんだろう?
 バスコの不意打ちもあってダマラスは倒され、巨大化戦。それも順当に仲間の力で倒すのだけど、クリスマス商戦だけあって玩具の出てる大いなる力総登場ですな。
 次回は最終決戦前小休止のクリスマスネタみたいだけど、なんかゴーカイレッドとグリーン半々の姿が……どういう状況が?

  仮面ライダーフォーゼ #13「聖・夜・合・唱」。スコーピオンゾディアーツは倒したものの、無理な必殺技二連発でロケットとドリルスイッチがしばらく使えなくなってしまった。ユウキが調子っぱずれな歌でスイッチを応援するのだが、それを聞いてユウキに土下座してたのみこむ三人組が……
 彼らは天高のグリークラブ(聖歌合唱隊)の部員。もうすぐ幼稚園でのクリスマス慰問があるのだが、今年は男性部員ばかりで子供たちをがっかりさせたくないと、変な歌を恥ずかしげもなく思い切り歌うユウキに女性ボーカルとして入ってくれと言うのだ。
 わけのわからぬまま巻き込まれうユウキを送り出す弦太郎。ところが、そこに新たなゾディアーツ出現の連絡が……
 ビルをむやみに破壊するそのゾディアーツをフォーゼに変身し止めようとする弦太郎だが、強力な剣と触ったものを石化する左手を持つ上、狂ったように暴れるそのゾディアーツに手も足も出ない。しかも、出会いしなに「お前も俺を邪魔するのか!」と言う。ライダー部の他にゾディアーツと戦ってる者がいるのか……?
 なんとかそのゾディアーツ、ペルセウスを退けるが、神話の通り強力な剣とメデューサの石化能力を持つ強敵に、対抗策が浮かばない。そもそも目的も不明なのだが、そんな時、弦太郎は学園の屋上でイーゼルに向かって一心不乱に筆を運ぶ学生に出会う。美術部の部長、元山はクリスマスに幼稚園の子供達に送る絵を描いていたのだが、子供たちに喜んでもらうために完璧な絵を書こうと、逆に異常なまでに神経質になっていた。その絵の見事さに見惚れる弦太郎だが、描かれた絵の中にペルセウスが破壊したビルが描かれていることに違和感を感じる。
 さらに、JKがこれまで密かに幾人もの生徒が石のようになってしまったという情報を持って来、ペルセウスの正体が絵を描く妨げになった者を排除しようとしている元山ではないかと案ずるのだが……

 今回は、スコーピオンが倒されリブラが黒幕となっての新展開。リブラの正体である速水校長は、スコーピオンである園田先生に「やり方を教えます」と、ペルセウスを育てる自分のやり方を見せるのだが……
 その途中でわかったのは、園田は速水のかつての教え子で、子犬座のゾディアーツであったこと。そして「ラストワン」からさらに進化し、十二星座のスコーピオンとなったこと。そもそも、ホロスコープスの目的は適正のある者をゾディアーツとして進化させ、十二星座を全員揃えること。現在はまだスコーピオン、リブラ、そして劇場版で顔見せしたヴァルゴとレオの四人しか覚醒していないとのこと。でもシルエットは出てるので、これから八人覚醒するってこと? そして、理事長は十二星座ではない別の存在ってことになるのだけど……
 そして、今回の怪人の正体である元山。子供たちに喜んでもらう絵を描きたい、という願いは純粋なのだけど、それが「完璧な絵を描かなければ」と強迫観念になり、それを妨げる者は見境なく襲うようになってしまっていた。
 でも、これって下手くそでもおもいっきりのあるユウキを助っ人にと頼んだグリークラブと真逆のような……実際、グリークラブの部長、阿部は元山の幼なじみで、ペルセウスと化した彼がフォーゼと戦う一部始終も見ている。弦太郎と「ダチの証」までした彼が、次週に関係するのは間違いないのだけど、元山はラストワンの状態で倒されたにも関わらずゾディアーツ化は溶けず、十二星座化する可能性が……どうやって目を覚まさせるんだろう?
 それにしても今回ユウキ、「はやぶさくんの歌」をフルコーラス歌ったり、アクションを見せたり(ユウキに擬態したリブラだけど)、大活躍でしたな。
 そして、グリークラブ部長阿部役は「仮面ライダーアギト」で主人公津上翔一の下宿一家の長男美杉太一を演じてた田辺季正。大きくなったなぁ。津上翔一役の賀集利樹はすっかり普通にオッサンですが。


2011年12月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 金正日死去

 今年もあと二週間を切ってのこの時期に、とちょっとだけびっくり。あの国の体質だから公式報道されてる日時に亡くなったということはなく、それ以前ではあろう。これはまず間違いない。けど、それが一週間前なのか、それよりもっと前なのかは見当もつかない。北朝鮮放送の看板女性アナが姿を見せなくなった、というニュースがあったが、見せなくなった時期に何かあったのかもしれない。いずれにせよ、「情報筋」どころではなく国営放送でも報じられているので、金氏が亡くなったというのは事実だろう。
 さすがにしれっと「ご冥福を」とはなかなかに言う気にはならない人物だが、北朝鮮という複数国の思惑が重なる場所の重要人物が亡くなるということは、当然バランスが崩れることを懸念するわけで、実際韓国は非常事態宣言を出し株価が暴落したけど、実際の死亡から発表までに間を置いている可能性がある、ということは、北朝鮮側はそれなりの準備をして発表をしているはず。各国に内々に打診すらしてるかもしれない。
 北朝鮮はトップの交代で現在のバランスを崩すことを望んではない。そうなれば、国が完全に崩壊するから。「何をするかわからない国家」というイメージもかなり意図的に行ってる部分がある。だから、北朝鮮がうかつな行動をすることはありえない。そして指導者の交代はかねてからの国家最大の懸念だったわけだから、入念に対応を検討しているはず。そしてその前後に報道関係を始めとして不可解な動きがあったとなれば、まず死を伏せて発表の準備、つまりトップ交代の準備を進めていたと考えるのがしっくり来る。
 なんというか、感慨よりも先に「あの国はわざとそういう行動をとってありそれを維持するためにそういうシステムが構築されてる」という考えが実際に証明されつつある方が興味深くて、特に首領様が死んだことについてはあまり感情がうごかないなぁ。ちょっとだけびっくりした、くらいか。