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2011年01月21日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] フラクタル#1と放浪息子#1と夢喰いメリー#1とまどマギ#2

  フラクタル #1「出会い」。ノイタミナのオリジナル枠。空から降ってきた少女、三悪人、と、ラピュタやらナディアやらを連想するアレ。萌え方面ではない作画とかは狙ってるのだろうけど、話が、いかにも評論家が作ったものだなぁ、と。「頭で作ったもの」臭が強いというか。お約束、作法への義務感が強いのだよなあ。画面上で作品を引っ張る縦糸が見つからない感じ。
 今主流の萌えとは違うなにかをやろうという意気込みは伝わるし、ヒロインかと思ったら最後でひっくり返るのは面白かったけど。ストーリー原案と監督、どっちもまず頭で考えちゃうタイプだからなぁ。
 まあ、様子見。ヤマカン引退するのも勿体ないし。(どっちにしてもしないのはわかってて言ってますよ、ええ)


  放浪息子 #1「おんなんこってなにでできてるの?」。志村貴子の「青い花」に続くアニメ化。ジェンダーに関わる作品を多く出してる作者だけど、これも「女の子の格好をしたい男の子」と「女の子の格好をしたい女の子」の話。性同一性障害とかではなく、「どうして男/女らしい格好をしなくちゃいけないの?」という、世間とはちょっとズレた価値観を持ってるだけ。とは言っても、その疑問に誰も明確に答えられず、社会常識の押し付けに「やっぱり自分達がおかしいのかな?」と悩みながら周囲とぶつかったり、逆に周囲を巻き込んだり。
 独特な塗りの画面や、原作では小学校からだったのにのっけに中学入学を持ってきて小学校での事件を匂わせたり、男女別の「制服」に初めて接して戸惑う主人公たちを見せて、興味とテーマを明確にしてる。これは上手い構成。タイトルはマザーグースだし。このレシピで作ったらパワーパフガールズができそうですが。(ケミカルXがないか)
 今主流の萌え的な展開はないはずだけど、どこまで視聴者を引きずり込めるか、楽しみ。


  夢喰いメリー #1「夢現」。平凡な高校生に見える夢路にはひとつの特技があった。それは、指で作ったフレームごしに他人を見ると、その人間が今晩見る「夢」のイメージが色で見えること。しかし夢路自身がここしばらく猫やわけのわからないものに追い掛けられる悪夢を見続けていた。
 悪夢のことが気になりながらも所詮は夢と割り切ろうとする夢路だったが、学校の帰り道、奇妙な格好をした女の子が木の上から降ってきてぶつかる。気遣う夢路にもぶっきらぼうな態度を取って去ってしまう彼女に呆気にとられるが、しかしそのことを気にかける暇もなく、いつも見る「悪夢」が白昼夢として夢路に襲い掛かってきた。

 これと「君に届け2nd seson」で今期は最後かな?
 まあ、ヒロインがかわいいバトル系マンガです。ありがちな。とはいえヒロインのデザインでかなりキャラ立ちしてるので、その手のものとしてはわりと見れてしまいます。面白いかというと微妙ですが。


  まどマギ #2「それはとっても嬉しいなって」。「魔法の」って枕詞をつければ撲殺バットでも濡れタオルでも戦車砲でもなんでも魔法少女のアイテムになると思ってるだろう、という製作者に突っ込みたくなりますな。とは言えわりと面白いのも事実なんですが。魔法のフリントロック式て。作風をゴシック&サイケデリックっぽく見られる系統でまとめようってことでしょうかね?
 魔法少女の要素を記号的に扱ってるだけってことを気にしないかぎりは「魔法少女である必要ないじゃん」というツッコミも抑えて楽しめるます、もしかして、この疑問を押さえ込んで楽しんでる感覚が「新感覚」?(なわけはない)
 でも、「あからさまに邪悪そうなマスコット動物」とか、「何も疑問を感じず頭悪い感じにけたたましい友人が、どう見てもそのうち酷い目に遭う担当」とか、トラップがあからさまでどうすればいいのか……
 まあ、虚淵氏もtwitterででっかい釣り針をたらすなど、隠す気もないようですが。
 それと、ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンドで、動きまくりのアクションが苦手かと思ってたシャフトが(下手ということではなく、アクションシーンが流れの中で浮きがち)、結構良いアクションシーンを描いてるのは良い感じです。


2011年01月22日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 君に届け2nd season#1

  君に届け2nd season #1「バレンタイン」。新番組はこれで最後か。
 前回、総集編的な胡桃沢うめの回想による話があったけど、話としての続きはここから。
 バレンタイン、みんなにお礼の意味でチョコレートを渡そうとする爽子だけど、翔太に対してだけは意識しすぎて渡しそびれてしまう。一方、翔太の方も内心爽子からのチョコを期待していて……
 じれったい二人によるラブコメというコンセプトは今回もそのままに、翔太への特別な想いを自覚した爽子と、完璧超人なのに爽子に近づきすぎて関係が壊れることが怖い翔太が、「仲のいい友人」では満足できなくなりつつも、近づくのをためらう姿がメインになる……のか? いや、多分。
 まあ、前期から安定の出来です。


2011年01月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#48とオーズ#19

  ゴセイジャー #48「闘うゴセイパワー」。自分たちが倒した闇のヘッダーが地球を壊す手助けになってしまった上、望まで巻き込み傷つけてしまったことに意気消沈するゴセイジャーたち。しかし何故、同じ天裝術を使えるはずのブラジラがゴセイジャーたちのゴセイパワーを必要とするのか。もしかしたらブラジラの使う天裝術はアラタたちの使う天裝術と違う質のものではないかと推測する。実際、天地博士の身体を借りているマスターヘッドの話によると、ブラジラは禁じられた天裝術に手を出したという話なのだが……
 そんな中、ゴセイナイトとブラジラが姿を現す。ゴセイジャーたちは現場に向かうが、エリだけは望の治療のために研究所に残る。エリは望を傷つけてしまったこともあり、これ以上自分たちのことを黙ってはおられず、望が傷ついた理由と、自分たちの正体を天地博士に話そうとするのだが……

 ゴセイナイトを取り戻そうとして、しかし仲間の声も聞かずゴセイナイトと闘うアラタが本来見せ場なんだろうけど、どっちかというと、天知博士の寛容さの方が……実は天知博士はマスターヘッドに身体を貸す際に、マスターヘッドからゴセイジャーにまつわるすべての話を知らされていた。それを知った上で、地球を護る助けになるなら、とマスターヘッドを受け入れ、アラタたちのことも改めて受け入れていた。息子である望の負傷のことも、望自身が覚悟して地球とアラタたちのために、と決意と覚悟をしたということで、彼らを責めることはしなかったんだろうなぁ。
 アラタも、ゴセイナイトが三本目の杭になると聞かされ、ゴセイナイトに本気の全力で向かっていくのだけど、実はゴセイナイトを倒すためではなく、ゴセイナイトを満たすブラジラの闇のゴセイパワーを枯渇させ、自分のゴセイパワーで満たすための作戦。
 まあ、ここまではいいんだけど、「ゴセイナイトではなく、実はロー・オ・ザ・リが本当の三本目の杭だったのだ!」って……いや、これまでブラジラが連れてきてた闇のヘッダーが二連続で杭だったんだから、そのくらい普通に考えておくべきでは? 最低でも「どっちも倒したら杭になるかも」とは考えるべきだよなぁ。ハイドの存在の意味、ないだろ。いや、尺の関係があるから展開を巻かなきゃいけないってのはわかるんだけど。
 とりあえずメンバー再集結および、最後の決戦、ということにはなるのかな?
 それと、「ナモノ・ガタリ」って、「ナルニア国物語」の方ですか。確かにそっちの方が統一性があるけど、その略しかたは……


  オーズ #19「赤いメダルと刑事と裏切り」。映司が朝目を覚ますと、何故かクスクシエで後藤が働いている……理由を知世子に聞くが、行きだおれていたところと助け、「一度死んだつもりで頑張る」と言って居座ったとしかわからず、首をひねる。
 そこに里中が現れ、映司を鴻上の元へ。映司が鴻上に会うと、欧州土産だと言って、赤いメダルを手渡す。映司は驚きつつも、やはり鴻上が行方不明のメダルを持っているのか、そうだとするとその目的は、と聞くが、やはり鴻上は何も答えない。
 しかし映司の悩みはそれだけではなく、もしアンクがこのメダルを見つけてしまったら、右腕しか復活できないために泉信吾の瀕死の身体を維持してるのを、信吾の身体を見捨ててしまうのではないかということ……自分が持っていてはアンクに気付かれると、渡されたメダルを鴻上に返してしまう。
 そんな映司が鴻上の元からクスクシエに戻ると、ヤスと名乗る男が泉刑事に会わせてくれと押しかけてくる。このヤスという男、かつて仲間を警察に売ったさいに泉信吾に助けられたことがあり彼に恩を感じてるらしいのだが、アンクが出入りしてるところを見られてしまったようなのだ。
 話がややこしくなる前に追い返そうとするが、空気を読まずヤミー出現の気配を感じたアンクが屋根裏部屋から降りてきてしまう。しかも、アンクが感じたヤミーの親はかつてヤスが警察に売った山金という男。泉刑事とヤスに復讐心を燃やしていたのをカザリに目を付けられ、寄生型ヤミーの親にされたのだ。
 オーズに変身して一旦は退けるが、復讐の対象がアンクが乗っ取っている泉信吾、泉信吾の妹である比奈、そして自分を売ったヤスとばらけていては対処しにくいと、恩返ししたいと言うヤスに自分と比奈の護衛を頼むことで、山金の狙いを一箇所にしぼる。心配する映司だが、アンクの狙い通り再び山金が現れる。だが、成長したヤミーは、ライオンとクラゲが一緒になったような、今まで見たこともない姿で……

 バース登場で鴻上側の戦力が一気にアップしたというところで、グリード側も新たな戦力が。それは、メズールのメダルを取り込んだカザリが生み出した、複合ヤミー。ライオンとクラゲの複合ヤミーで、切りつけるとクラゲの分体が発生してきりがない。かと言って、メズール系のヤミーの弱点である光と熱を使うと、ライオン側のボディで防いでしまう。伊達が途中で参戦するが、カザリもやってきて、「セルメダルベースならコアメダルに敵うわけがない」と、微妙に説得力のあることを。まあ、バースは本体の基本スペックは低めで、多彩な武装で戦うタイプなので、接近戦の速攻に持ち込まれるとどうしても弱いわな。しかし、それにしても弱体化早!
 そして今回の話を引っかき回すもう一つの要素が、ヤス。泉信吾に恩返ししたい、と言いつつ近づいて来たのだが、実はカザリに脅され、アンクの持つメダルを奪うために近づいて来たのだった。そのために、オーズのメダルはアンク自身のメダルの一個を除き、全部カザリに奪われることに……
 逆にカザリは自身のメダルを八つ揃え、その他のメダルも吸収してしまう。完全復活ではないとは言え、これってかなりやばくない?
 あと、今回は真木がカザリと伊達におちょくられっぱなしという。真木自身は、グリードとの繋がりを感づかれつつ鴻上に泳がされてるというのに、気付いてるのか気付いてないのか。まあ、真木が死んだら色々いろいろ困りそうなので退場しないとは思いますが。
 次回は大ピンチなんだけど、映画で先行した中間パワーアップフォームのタジャドルコンボが登場。劇場版では登場→即フィニッシュ、な感じだったので、タジャドルスピナーとか、能力がどうなるのかに注目。


2011年01月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 民主政権の出すコメントは読んでて一々疲れる

 「自民は審議拒否するなら対案を出せ」ってどんだけ面の皮厚いねん、と思うのだけど、朝日新聞(紙版)も社説やコラムを読んでて白々しいこと。最近は政治論壇誌の論文を読んでるのと変わりないというか、最低限の情報収集源としても価値が失せてきた気が。
 それ言うとどの新聞がマシか/どの部分が酷いかという話になってしまうのだけど、流石に朝日はうんざりですわ。今日の天声人語も「 日本版はどうも、国家が期待する人間像を紛らせたようだ。唱歌自体、西洋文化を学ばせる国策だった▼だんだん歌われなくなったのは、この創作部分ゆえと聞く。門出の場で教師が恩を売り、立身出世を強いるのはまずいと。」と、根拠も出典も判らない文章を無理やり挿入してるし。いや、それどこで聞いた話だよw とりあえず「大学入試で天声人語が用いられなくなったのは次第に質が低下していったからである」というのなら今回の天声人語読んだだけでも信じますが。
 それはさておき、出どころ不明の「交換条件飲むなら菅政権支援する!」という話も信じてしまいたくなるくらいほんとひどいんだよなぁ。いっそ日経でも取ろうかと迷ってしまうけど、日経も背景をちゃんと読み解かないといけないのは変わらないし。
 とりあえず誘導するにしても記事で情緒的な扇動を隠そうともしないのはなんとかしてくれ。

[アニメ] 兄好#3とGOSICK#3とフリージング#3とドラクラ#3

  お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! #3「ライバル出現!兄妹大ピンチ」。妹の奈緒にヨコシマな感情を抱いてることを含め全部ばらすと脅され、修輔はしぶしぶ彩葉とのデートに……脅されてのデートだなんて楽しいワケがない……はずが、やはいかわいい女の子に密着されたりでそううれしくないこともない感じの修輔。
 が、兄の異変を感じ、こっそり後をつけてきた奈緒がその姿を見ていた。それのみならず、奈緒の友人の尋乃と春華が兄をストーキングする奈緒を発見、さらにAGE探検隊まで……

 今回も良い具合に変態でアホですw
 奈緒にいろいろばらすと脅され(いや、ホントは奈緒は全部知ってるんだけど)、しぶしぶデートしてるはずが、密着されたり水着姿を晒されたりで、本性がエロ魔人の修輔は煩悩を抑えるのに憔悴してフラフラ。さらに別れ際にキスをせがまれ、どころか、あやうくお持ち帰りまでされそうになってしまう。そんな彩葉を拒絶しつつも彩葉に振り回されてる修輔の姿に「ヨダレを垂らして喜ぶ」奈緒。なに考えてんだこの変態w
 さらに奈緒は、尋乃と春華が尾行してたのにとっくに気付いてたのに、気付かぬふりをしていていざというとき「彩葉といっしょにいる修輔、そしてそれを物陰から見てる自分」を写メで撮ってくれと強要。自分をつけてる友人に気付いてたのにそれまでおよがせといた意図がわからんw
 「兄の性態観察日記」によれば、兄との関係を成就するためにこのくらいのイベントは必要、問題なし、らしいので本人がこのイベントをシチュエーション含めて楽しんでるようなのだけど……それはそれとして変態だ。
 けど楽しむどころじゃないのはむしろ修輔。奈緒の兄弄りの一環として、彩葉とのデートを感づいてるかのようなツンケンした態度を取られ、さらに彩葉からストーカー丸出しな慰めの電話がかかり、前門の虎後門の狼状態で転がってるところ、うっかり奈緒のスカートの中が見えてしまい思わず凝視。奈緒にボコボコにされてしまう。奈緒も自分から見せるんじゃなきゃ恥ずかしいのか、意外。が、この一件で「奈緒の良い兄でいよう」という修輔の決心は崩壊、元のエロ魔人に……そしてその姿を見守り歓喜する妹。変態兄妹だ。
 次回は早くも水着回らしい。が、このアニメの自主規制基準がさっぱりわからんぞ。下着は出たり出なかったりだしそれどころか水着のアンダーまで……うーん、「一輪につき何チラ」とか基準があるのか?


  GOSICK #3「野兎達は朝陽の下で約束をかわす」。クイーン・ベリー号編完結。いや、これ犯人が誰かはともかく、動機まで含めて当てられたのか? 完全に提供されてる情報が不足してるんですが……これだけ大規模なことが出来た資金については、「占いに従って莫大な資産が与えられた」で説明されたけど、いろいろ説明不足過ぎなところが多すぎて……もしかしたら単にアニメ化で省略されただけかもしれないけど。
 なんか見ていてちっとも釈然としない推理ものという印象。キャラものとしてわりきるべきなんだろうなぁ。(探偵小説は基本的にキャラものだし)


  ドラゴンクライシス! #3。典型的テンプレート。「世界各国の不思議な秘宝を集める組織と個人」というあたりは、面白くできそうなんだけど、なんというか、主人公の超パワーとイキナリ展開にしか寄与してないという。もうちょっと主人公がローズに拘る説得力が、映像的にしろ演出的にしろあったらなぁ。

  フリージング #3。いや、これテンプレート以前にもうかなり見ててつらいんですが……グロとかそういう話以前に、中身がなさ過ぎるし、かと言って作画が良いわけでもない。それなら切るのが妥当なんですが、ここまで駄作すぎると、切ってしまうのも逆に惜しくて(意味不明)。何か切る事態になったらこれを真っ先に切ろう。


2011年01月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] レベルE#3とまどマギ#3とRio#3

  レベルE #3「Risky Game」。雪隆が出会った宇宙人と名乗る記憶喪失の青年は、実はとある星の王子だった。しかし、彼がボコボコにしてしまったチンピラが実は地球に住んでいた宇宙でも名高い戦闘種族のディスクン星人で、仲間の報復のために雪隆のアパートはディスクン星人たちに取り囲まれてしまう……

 最初のエピソード、終了。原作でも王子の「斜め上」ぶりがいかんなく発揮されたのだけど、最後の日記を文字でなく自主制作ビデオにし、そのカメラの搭載先が原作にはなかった要素になってたりとか、結構練られてますわ。うん、これはかなり良いアニメ化です。
 基本的に原作通りエピソードを追うっぽいけど、次は切ないような、そうでもないような。


  魔法少女まどか☆マギカ #3「もうなにも怖くない」。ちまたで散々噂のトラウマ回。のはずなんだけど、事前に情報が(否応なく)入ってたせいか、世間で騒がれてるほどの衝撃はなかったんですよね。(キャラに感情移入がさほどできてないってのもあるとは思います)
 これって「事前に話の肝の情報が入ってた」のが大きいのか、「虚淵脚本だからこんなもんだろ」というのが大きいのか、死んだキャラに思い入れが抱けなかったのが大きいのか、なんとも。いずれにしても「意地の悪いことやろう」という意図がたいそう面白そうです。


  Rio -Rainbow gate!- #3「シスターズ」。ハワードリゾートのディーラーとして新しく来たリナ・タチバナはリオと一緒に育てられて幼馴染だった、という展開なのだけど……明らかに腹に一物持ってますわな、リナ。
 なんかゲートに対し一物ありそうなリナに加え、さらにハワードリゾートに仕掛けてきた人物が……これって、髪型とかからして、新キャラのはず……なんかハワードオナーも移動カジノとか考えてるようなのだけど。ゲートホルダーとの対戦が本格化するんですかね。日笠陽子が今までにないタイプのキャラで出てくるのが気になりますが。


2011年01月29日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 床屋政談

 なんかエジプトの大規模デモの影響か、サウジに対する人権弾圧批難が一部でもおこってるらしく、「あれ? いま騒がれてるのってエジプトでは?」って感じでちらほらとそっちの話題も目の端に入って来たり。
 そんな中で「映画評論家の町山智浩氏がツイートで炎上してる」というのを小耳にはさみ、 まとめ を見てみると、「サウジの人権弾圧を批判する町山氏と、サウジは悪いところではないと主張する相手方のやりとりで、相手方の町山氏の発言引用がシステム的に不適切だったために、町山氏が『レイプ事件は被害者に回避義務もある』と発言してると誤解され(その発言をしたのは相手側だった)、町山氏が相手の発言の批難を受けてしまった」ということらしい。
 この騒ぎ自体は基本的にそれだけのことだし、町山氏の政治的スタンスには同調しかねる部分もないではないが、この件は相手側が議論に対して不誠実な態度を取ってるのが明らかに問題。
 で、同調しかねるってのは、全部を西欧的「人権」価値観で見るのが正しいか、ということであるのだけど、これは個々人の主義主張によるところが大きく、「間違ってる」ということでもない。
 さらに、町山氏の相手側が「宗教戒律なので」とたびたび言ってるのだけど、他のイスラム諸国がそこまでしてるか、というとそんなことはない。要は、宗教戒律って解釈のしかたによってどうとでも運用できるんだよね。
 原理主義的に「この言葉の解釈しうる最大限の幅で解釈する」ということもできれば、「こう書いてあるけど、ガチガチにやるとみんな困るんで、回避法を作る余地を残すよ」ということもできる。
 いや、コーラン自体が当時の中東情勢を元にして作られた戒律で、その当時にはその戒律を作る合理的理由があった。けど、世情の変化で合わない部分も出てくるから、弾力的に運用する、ということが多く行なわれてきたわけで。だから、サウジの戒律は「サウジの地方戒律」にすぎない。「宗教的なものだから」と干渉を否定するのは、ちょっと違うのだよね。とはいえ、それに干渉すべきかというのは、またちょっと違う話になる。ただ、こういうことは純粋な宗教的理由ではなく、歴史、政治などの理由が複合的に混ざり合ってる、ということ。
 あと、宗教の戒律ってのは、その当時の政治的情勢、経験則が反映されてるので、時代が移り変わればそれを単純に固守していては問題が生じる。もっと言えば戒律による規制の拡大解釈をしている原理主義などはもってのほか。
 むろん、宗教の全廃などを主張してるわけじゃないけど、宗教ももっと弾力的な運用をする方向に行かねば悪い方向にしか働かない、ということ。

[アニメ] 夢喰いメリー#2と放浪息子#2

  夢喰いメリー #2「夢もキボーも」。ジョン・ドゥにより身体を乗っ取られそうになったのを、メリーに助けてもらった夢路。その直後空腹で倒れたメリーを居候先の橘家に運び込む。初めて現世の人間とまともに接したメリーはとまどいつつも、その暖かさを味わっていく。

 まあ、基本「ヒロインかわいい」以外には特になにもない番組なんですが。深い内容があるというより、いかに軽く味あわせるか、が重要な番組なので、その意味では負担にならずに見られるかと。制作者の意図を裏読みしながら見るような番組もいいけど、そういうのばっかだと疲れるからなぁ。


  放浪息子 #2「きらい きらい 大きらい・Cry baby cry」。小学校時代、修一とよしのの友人だった千葉さおり。しかし、告白した修一がよしのに告白し、付き合ったことから、三人の仲は疎遠に。ずけずけものを言う性格故によしのにも「あんたのことなんか、大嫌い」と発言し、関係修復などおぼつくはずもない。そんなとき、さおりが体験入部しているバレー部の先輩から挨拶のことで因縁を付けられ、公衆の面前でやり返すという事件が起こる。

 このまま中学からの話でずっとやっていくのかな? 「喰霊 零」の時もすごいと思ったけど、監督のあおきえいは原作のエッセンスを、原作の形に囚われず構成できるすごい人だなぁ。
 で、小学校時代のことで関係がもつれたさおりがトラブルに巻き込まれたことを契機に、再び仲直りしていくというか、中学で知り合った更科千鶴らも加えてなんとなくグループが形成されていく。基本、変わり者グループだよなぁ。なんというか、千鶴の女子グループ社会などきにしないフリーダムさとさおりの無自覚トラブルメーカーぶりが面白いですw


2011年01月30日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] いや、誰かって言われても

 「 お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ  兄の性態観察日記 ナレーターの声 」って検索ワードで検索が来たんですが、いや、そんなの検索しなくても、聞けば喜多村英梨ってわかるじゃん……なんでわからないんだろう?

[特撮] ゴセイジャー#49とオーズ#20

  ゴセイジャー #49「未来への戦い」。三本のくさびが完成してしまい、ブラジラの地球救星計画をもはや止める術がないように思われた。が、ゴセイナイトはブラジラに借りを返すため単身乗り込み、傷つく。
 最後の完成のための儀式「ネバーエンド」は、一番星の力が弱まる皆既日食の時に行なわれるという。それまでにブラジラを倒せば……マスターヘッド、ハイパーデータス、グランディオンが三本のくさびの進行を食い止めている間に、ブラジラを倒そうとするゴセイジャーたち。だが、ゴセイジャーたちの天裝術は通じず、もはや万事休すというところでハイドが最後の手段を提案する。だが、その手段とは、命と引き替えに自分たちのゴセイパワーをアラタに託すというものだった……

 最後の決戦に突入。ブラジラとの最終決戦に入るけど、ただでもかつて護星界最強の護星天使と呼ばれてたブラジラ。さらにかつての仲間から奪ったゴセイパワーも加わってゴセイジャーたちでは太刀打ちできない。そんな中、ハイドが自分たちのパワーをアラタに与えることでブラジラに対抗できるパワーを生み出そうというもの。しかし、そうなるとハイドたちの命はない。かつて否定したのと同じ事をするのか、とブラジラに挑発されるが、アラタは仲間の犠牲で得られる勝利を拒否。勝ち目はないかに思えたが、アラタには別の秘策があると、ブラジラに突っ込んでいく。
 どう考えても勝ち目なんかないはずなんだけど……最終回は近年恒例の顔出し戦闘なんでしょうかね。
 今回は新怪人は出てこなかったけど、「ネバーエンド」の儀式ってのは「ネバーエンディングストーリー」だろうなぁ。


  仮面ライダーオーズ #20「囮と資格と炎のコンボ」。かつて泉信吾に助けられた恩を返したいというヤスが近づいて来たのは、カザリによる罠だった。持っていたメダルを奪われてしまい、カザリが九枚のメダルを集めて完全復活かと思ったが、ヤスによりアンクから奪われたメダルホルダーにはセルメダルばかり……カザリが罠を張っていることを先読みしたアンクが、あらかじめ対策していたのだ。
 しかし右腕だけのアンクからメダルを奪うことは容易いと迫るカザリ。そんなカザリに、彼のメダルを映司に隠させたと言い、映司を運河に投げ込む。
 動揺したカザリからクジャクメダルを奪い、なおかつ映司をエサにカザリから逃れることに成功するアンクだが、そのやり口をやっぱりカザリのメダルはアンクが持っていたことを知った比奈になじられる。それを意に介さないアンクに怒った比奈はアンクからクジャクメダルを奪い、映司を助けに行くように要求。アンクはそんな比奈を鎖でつるし上げ、クジャクメダルを取り戻そうとする。
 一方、運河に投げ込まれた映司は、川岸に流れ着いたところを見つけたヤスによりクスクシエに運び込まれ、治療を受ける。
 映司に卑屈に侘びを入れるヤスに、「あんな怪物に脅されたんじゃ仕方ない」とフォローする映司だったが、ヤスは「脅されたからとかってより、クセなんですよね」と、誰も信じることが出来ず裏切ってしまう性癖があることを明かす。さらに、「あんただって、あのアンクって人にひどい目に遭わされたんでしょう?」と。映司は、「確かにアンクは自分勝手で、これまでも何度も酷い目に遭わされて……」と言うのだが……
 一方、たまたまクスクシエを訪れた伊達。バイトで働く後藤にも驚くが、エジプトにいる映司の写真を見ながら、何か心当たりがあるよう……
 後藤は知世子に「同じ職場の人なら、いろいろ話しやすいでしょ」と勧められて伊達に悩みを相談する羽目に。バースになりたかったが真木に頭を下げることが出来ず、中途半端な欲望とプライドの板挟みになってると明かす。が、伊達は無理やり後藤にバースバスターを打たせ、バースになるためにはそもそもがこれまでの後藤ではダメだと告げる。
 そんな時、実験的にメズールの力が持たせたライオンクラゲヤミーが暴走、山金を取り込んだまま暴れ出す。
 それを察知し、「一人じゃ無理だよ」とヤスに言われつつ「アンクも必ず来る」と言う満身創痍の映司、比奈にクジャクメダルを預けたままのアンク、そして「俺が一億稼いでバースを辞めるまでにそれを使えるようにしとけ」と後藤にバースバスターを預けた伊達が、それぞれヤミーの元へと向かう。

 話的には中間パワーアップ態「タジャドルコンボ」登場の回なのだけど、タジャドルコンボに使うのがアンクのコアメダルなだけに、映司とアンクの関係に重要な回に。
 自分が助かるために平気で映司を犠牲にするアンク。そんなアンクを比奈はなじるのだけど、映司は「アンクは元々そう言うヤツ」という態度。映司自身も、アンクに渡すのは不安と、鴻上会長からプレゼントされたコンドルメダルを預けたままにしてたのを隠していたってのもあるんだけど。
 お互いがお互いを信用していない、はずなんだけど、映司はアンクが、アンクは映司が、絶対にヤミーの元に現れると断言する。お互い、「ヤミーを倒すって一点でだけ、あいつは信用できる」と言うのだけど、ヤミー退治のためにお互い利用してるというより、ヤミー退治を通してお互いを理解してきたような感じが……
 そしてそんな微妙な関係の変化を示すかのように、アンクは「存在そのもの」と言うコアメダルを三つ映司に渡し、タジャドルコンボへ。足を負傷した映司にとって助かったことに、タジャドルコンボは飛行能力も持つコンボ。腕に出るタジャスピナーは今回は主に炎弾を吐き出す楯としての使い方しかされてなかったけど、秘められた機能については予告ではまた来週っぽい。
 ライオンクラゲヤミーを倒すオーズだが、アンクが三つのメダルを奪い返すことに慌てる映司。もしアンクが自分の身体を取り戻せば、取り憑いてる泉信吾は危篤状態のまま放り出されてしまう……が、何故かアンクは他のグリードのように怪人態にも人間態にもならず、右腕だけで泉信吾に取り憑いたまま。これってなんかの伏線?
 で、それに対応するように、後藤と伊達の関係も進展を見せる。自分の希望とプライドが捨てきれない現実に行き詰まった後藤は、成り行きで伊達に相談することになってしまうのだけど、そんな後藤の悩みを笑い飛ばすかのように、そもそもバース装着者たる条件を後藤が満たしてないことを示す。その上でバースバスターを渡し、「自分がバースを辞めるときまでに使えるようになっていてくれよ」と……うわ、伊達さんおっとこまえやね。
 これまで装着者が変わるライダーってのはいたけど、奪ったり、前装着者がリタイヤして棚ぼた式に、ってのが多かったのだけど、今回はなんか伊達さんが指導者的な立場で引き継がれる、って形になるのか? 映司のことに見覚えがありそうな伏線とか、関係するのか?
 それ以外にも「戦う9時5時OL里中さん」とか、本当は蔑まれるべき卑怯者なんだけどどこか憎めないヤスとか、結構サブキャラも良い味出してました。
 次回は、おそらくバッタヤミーなのだけど、「正義」が欲望なヤミーらしい。人助けをするヤミーと言うことで、なんか正義の味方っぽいのだけど、それがどう暴走していくのか。そもそもが仮面ライダーが他の怪人と(脳改造される前に逃げ出した以外には)差異はなく、「復讐と正義のために戦う」という存在だったので、ファーストリスペクトっぽい要素もありそうで楽しみ。

[アニメ] ハートキャッチプリキュア!#49とスタドラ#17

  ハートキャッチプリキュア #49(最終回)「みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!」。結局デューンがなにを憎んでたのか、わからないままでの最終決戦。これまでのシリーズでは「漠然とした憎悪の集合体」だったり、憎悪に凝り固まった敵ボスの心はとかしたものの側近が暴走したり、というパターンがあったりしたんですが。デューンは結局主体があまりわからないラスボスだったんですが、その分、幹部三人が魅力だったのでカバーって感じでしょうか。
 最後のイケメンラスボスがそのまま巨大化ってのもびっくりですが。さらにプリキュアも合体して巨大化。
 最後に幹部たちが元の人間に戻ったって展開なのは、ここ最近のプリキュアだよなぁ。初代プリキュアは心を通わせた敵幹部もまったく復活しなかったし。つぼみがいきなり宇宙を目指すのも、理由はないわけではないけどかなり唐突。
 とは言え、ディーンが巨大化して皆が尻込みしてる中でえりかが率先して「ちょっくら地球を救いに行ってくるよ!」ってセリフは結構良かったし、全体的にはかなり大団円。いつきもえりかに引きずられてアホの子っぽくなってるのはアレですがw
 力業っぽいところもあったけど、それも含めて大変楽しませていただきました。


  STAR DRIVER 輝きのタクト #17「バニシングエージ」。二人目の巫女であるミズノの封印が破られてしまい、綺羅星十字団のサイバディも第三フェーズに入ってしまった。そんな中、第二団バニシングエージのリーダー「ヘッド」が議会の最中クーデターとも取れる行為を敢行、第三フェーズでサイバディと直接アプリボワゼできるようになった「印持ち」以外がアプリボワゼできないよう、電気柩を破壊した上「おとな銀行」が抱えていた「印持ち」のスタードライバーまで管理下に置いてしまう。
 そんな綺羅星十字団の異変を知らないタクトたちは、スガタやワコたちと海辺のバカンスを楽しんでいたのだが、なにやらゴージャスな二人組の乱入により不穏な雰囲気になってしまう。

 バニシングエージの連中がなにやら鼻持ちならなかったのは、自分が印持ちだという優越感のゆえだったのか。さらに、おとな銀行に所属してたタカシも印持ちで頭取ことカナコ・ワタナベの元を離反、さらに未登場だったおとな銀行所属の印持ちのスタードライバー二人も、バニシングエージに。でも自信満々な他の連中と違い、タカシは「やりすぎるのは……」と言ってるのはなんなんだろう? タカシの離反は野心といった動機ではない?
 これで基本ヘッド率いるバニシングエージとタクト、スガタたちの対立に収束されたか、と思いきや、ヘッドは三番目の「ヒガニシの巫女」の正体を知っているという。だが、筋立てを乱されないためにも綺羅星十字団のメンバーにもそれは秘密という。しかし番組中の展開を見てる限り、その巫女ってのは……戦闘中の歌は巫女が歌うものってのがこれまでの展開だったし。いや、でもこいつが巫女なの? そりゃ、ただのキャラじゃないだろうとは思ってたけど……
 そして第三フェーズに入り自分と同じくサイバディに入り込んだ敵との戦いに悩むタクト。しかし二つ目の封印が解かれたことによりパワーアップしたのは綺羅星十字団だけではなかった……って、おいおい、「超銀河タウミサイル」ってなにがミサイルだよ! と思ったら、封印解除でよりタウバーンとの一体化を進めたタクトが自らをミサイルとして特攻する技。無茶苦茶すぎるな。
 どうも綺羅星十字団はもともとの思惑を越えてヘッドの指導で、経済的援助、技術的援助も踏み台にして何かの目的に向かっていくらしいのだけど、それが何かがよくわからない……この世界のあり方自体が無意味になる何かっぽいのではるのだけど。