不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2010年06月 来月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
HNS logo

2010年06月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#7

  四畳半神話大系 #7「サークル「ヒーローショー同好会」」。京都の大学に在籍する「私」は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフを夢見ていたが、どれかひとつに絞って失敗するリスクを回避するため三つのサークルを掛け持ちすることにした。そのひとつであるヒーローショー同好会の活動で子どもたちの前でモチグマンショーをしていたところ、強引なナンパをしていた女の子を助けたことをきっかけに、ある人物から内々の依頼が入る。その人物とは映画制作サークル「みそぎ」の主催者である城ヶ崎という先輩で、彼の身辺が不穏なので彼の留守中に同棲している彼の恋人と一緒にいて欲しいという。だが、その恋人とはラブドールである香織さん。最初は大いに違和感を感じていた「私」だが、そのうち人形とは思えない香織さんの姿に心を惹かれていき、さらに城ヶ崎先輩の身辺がより不穏になったため香織さんを下宿で預かることになる。
 毎日悶々としながら過ごす「私」だが、城ヶ崎先輩が香織さんを引き取りに来るという日、なにやら打ちひしがれた様子で英会話サークルの羽貫さんからのお誘いがあり、また文通相手の景子さんからも「会えなければこれで最後」という待ち合わせの指定もされてしまった……

 サークル掛け持ち編の二回目。城ヶ崎と顔見知りのような描写が前回あったけど、ここで知り合ったのか。って、香織さんが下宿にいる時点で察するべきだったが、原作では自虐的代理代理戦争の煽りで香織さんを攫ってきた小津に無理やり預けられてた展開だったものなぁ。
 今回はナンパされてた女性(明石さん)とそれなりにフラグが立ったような描写があったけど、それが発展することもなく、酔っ払った羽貫さんから逃れてトイレに立てこもった「私」は、三人の女性の中で香織さんを選ぶ。しかし究極の一人遊びというか何と言うか……最後には城ヶ崎先輩に追いつかれ、「変態」呼ばわりされて香織さんを奪い返されるのだけど、どこから突っ込めばいいのか……いや、悪い意味でなく。
 しかし今回は最初から最後まで不毛だったんで、何と言うか。


2010年06月13日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#18

  ゴセイジャー #18「地球を浄める宿命の騎士」。ウォースターに続き現れた封印されていた幽魔獣たち。しかしそれと同時にゴセイナイトと名乗る戦士も復活、圧倒的な力で幽魔獣を倒すが、ゴセイナイトはゴセイジャーたちと共闘しようとはしない。のみならず、地球を汚すものは人間の工場であっても破壊しようとするゴセイナイトにアラタたちは戸惑うばかり。
 マスターヘッドからの連絡によると、ゴセイナイトと呼ばれる護星天使の記録はなく、いにしえの護星天使と共に戦ったゴセイヘッド・グランディオンが、戦いの途中で行方不明になったことは書き残されているという。
 そんなとき、幽魔獣の新たな刺客・ミイラのゼイ腐(ブ)がテレビジャックをし、電波を通して人間を包帯に変えてしまっていた。放送を止めるためにテレビ局にやってきたゴセイジャーたちだったが、ゴセイナイトと鉢合わせる。アラタたちは中に残っている人間ごとテレビ局を破壊しようとするゴセイナイトを説得し、五分のうちに幽魔獣を倒してくると約束するのだが……

 地球と人類を護ろうとするアラタたちと違い、地球の環境を護ることだけを使命とするゴセイナイト。つか、護星界はどっちがどっちかってのは明確に指令を出してないんかいな。
 まあ、人間とはそもそもがまったく別の存在だしなぁ。
 しばらくはゴセイジャーとゴセイナイトが立場を異にしながら共闘、って感じなのか。ただでも薄いメンバーの影が、どんどん薄くなってくような気もしますが。
 彗星のブレドラン改めチュパカブラの武レドランも改めてゴセイジャーの前に姿を現すけど、元々幽魔獣だったのがウォースターに入り込んだってことでいいのかな? どうにも武レドランの立ち位置がよくわからん。
 で、今回の敵はゼイリブが元ネタ。テレビ局で最後の攻防があるって辺りが一応元ネタに沿ってるのか。


2010年06月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#36

  キルミンずぅ #36「ゾウもビックリ!洞窟のお宝だゾウ!?」。ケンの父親がなにやら密かに「宝探し」に出かけようとしてるらしい。それをたまたま知ったケンはリコたちにその宝を探しに行こうと持ちかけるが、皆まともに取り合おうとしない。たまたま逃げ損ねたリコだけが引っ張られてつきあわされることに……
 ケン父の後をつけて離島の洞窟に入る二人だったが、途中で出口への道が崩れ、洞窟の中に取り残されてしまう。

 ここのところアニマリアングループがほのぼの路線から外れてきてるような展開が多かったのだけど、今回はそういうこともなし。今回はケンの父親の「宝」を探そうと、ケンとリコが宝探しをしてトラブルに……
 そのトラブルの大元はアニマリアン牙組の大造サンダースのゾウの姿を見られたことなのだけど、まあ、あまり大造は話にからまなかったなぁ。むしろ、牙組各個の勝手な行動を統率できないとして、獅子山がリーダー免責の危機に……
 洞窟の中で迷ったリコたちの方は、宝とおぼしき宝石を見つけるものの、出口が見つからず立ち往生することに。そこでケンが「万が一の時はネズミを食え」と、リコに決死の言葉をかけるのだけど……ヒカリゴケ? ケンの侠気にほれてまうやろ、というところなのだけど、そうならないところがこの番組らしいのか。でも多少はリコもケンを見直すのかなぁ。
 でもお宝の正体、あんな湿度の高いところであんなでっかい結晶が見つかるとは思えないんだけど……


2010年06月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#22と大魔王#10とナイトレイド#10

  デュラララ!! #22「解散宣言」。自分にとってダラーズとは何なのか。迷う帝人は、ダラーズの掲示板に杏里とおぼしき女子高生が黄巾賊に連れて行かれたという書き込みをされてるのを見る。悩むのをひとまず忘れてなりふり構わずダラーズに助けを求める帝人の声に応え、ダラーズの有志たちが次々と杏里の逃亡を手助けする。
 杏里もまた、見知らぬ人々が自分を助けてくれるのを、夢の中にいるような心地で逃亡を続けるが、人通りのない路地で黄巾賊に追いつかれそうになった時、手を引いて助けてくれたのは、黄巾賊の将軍であるはずの正臣だった。
 杏里は正臣に「どうして」と尋ねるが、自身の気持ちに整理がつけられない正臣は杏里に思わず疑問・鬱屈を激しい言葉でぶつけてしまう。
 そんな正臣から逃れるように再び黄巾賊から逃走する杏里だったが、法螺田たちがついに夜の公園で杏里に追いついてしまう。

 大事な人が何かいいしれようもない事件に巻き込まれている。それを知って止めようとする杏里と、杏里のためにしていたことのはずがいつの間にか杏里を追い詰めることになってしまっていたことに何の「答え」も見いだせない正臣、そして、彼らのことを何も知らないながらも何かに巻き込まれつつあること、そして自分にとって大きな意味を持つはずの「ダラーズ」の、その「意味」に悩む帝人。
 そんな彼らの思惑とは裏腹に、黄巾賊に怯えていたダラーズのメンバーたちは、「田中太郎」からの呼びかけに応え、杏里の逃亡を手助けする。そのメンバーは#8で「あなたの探してるモノはなんですか?」と道行く人に聞いていた外人の女性「siri」や、カズターノと弟系お助け妖精キャラ・ハシム、ウサギの着ぐるみのサンドイッチマン「ラビさん」に、サイモン、門田たち、そしてダラーズをやめると言ってた滝口まで……しかも最後は「渋谷のフォルテッシモ」平和島静雄w
 杏里がセルティに保護され無事逃げおおせたのを見届けた帝人は「終了」宣言をし、ダラーズは再び意気が上がるが、しばらくして帝人が管理人名義で行ったのは「解散宣言」だった……
 いくら気持ちがあっても、直接的な暴力を手段とする黄巾賊にそうトリッキーな方法が何度も通用するわけがない。とは言っても、これはメンバーに対する裏切り行為と取られても仕方ないし、事実多くのメンバーがそう受け取った。帝人は何考えてこんなことを言い出したのか。
 そして、その帝人の選択が皮切りのように、黄巾賊によるダラーズ狩りは激しくなり、法螺田は流出した「チョコレート」つまり拳銃で静雄に意趣返しをする。「池袋最強」が雨の中血溜まりに沈み、陰鬱とした結末しかなさそうに見えるけど……
 原作では解散宣言とか、杏里の逃走のくだりとかなかったので(帝人は本当に最後の最後になるまでカヤの外だった)、これをどう最後につなげるのかは本当にわからず、楽しみ。


  いちばんうしろの大魔王 #10「女たちの最終決戦」。う〜ん、やはり急ぎ足過ぎるなぁ。波はあるけど原作は結構情報量があるんで、第五巻を3話でまとめるのは結構無理があると思ったけど。まあ、その前の段階でいろいろすっとばしてるせいでもあるんだけど。脚本がその辺上手くいけてないなぁ、という気も。ソハヤノツルギ云々のところは、前のエピソードで服部父と阿九斗が直接やり合うくだりがあって、もう少し服部の家とのしがらみが描かれてたのだけど、その辺完全にオミット。デュラララは原作三巻を2クールというかなり贅沢な作りなので異例ではあるけど、やはり原作一巻当たり2,3話ってのは苦しい。以前原作一巻分を一話なんて無茶なことしてたのもあったけど。


  閃光のナイトレイド #10「闇の探索」。高千穂勲と共に葛が姿をくらますが、葵たちの不安と焦燥をよそに、桜井は特に何も動こうとせず、葵たちにも待機を言い渡す。が、葵は大連で捕まえたMI-6のエージェントからの情報を独自に確保、そこから高千穂の入手した物資の搬入先を突き止め、雪菜・棗と桜井に無断で探索を行う。

 この手の話は1クールだとやっぱ厳しいよなぁ。理想論者的なところのある葛は高千穂の掲げるアジアの未来の理想に傾倒していき、桜井に対し不信感を抱いたのか、葵は独断で探索を開始する。雪菜が兄に対しまだ消化できない気持ちを抱えたままなのはこれまでどおりとして、以前、雪菜に「自分のいた寒村のような餓えと貧しさが無くなるなら、自分は迷わず国のために銃を取る」と言っていた棗は、その一方で日本に土地や財産を奪われた現地民を見て言葉を詰まらせる。
 それぞれの想いを抱えながら、それぞれに錯綜する一本の糸となった高千穂勲の行動を追うが、やはり勲の作っているのは原子爆弾のよう。さらに、そこには協力者として姿をくらませた「預言者」静音が……しかも、先代の預言者は勲の婚約者だったよう。
 希少であろう異能者がこれほどの密度で関係し合うってのは、やはり尺の少なさ故か不自然で残念。そこらへんのバックグラウンドがもう少し描かれてれば……
 そして、高千穂たちに協力していた影の黒幕は、何を考えているかわからない上に時折不可思議な判断を下していた桜井。勲の理想論に傾倒するようなタイプとは思えないし、最悪、勲を利用してる可能性も。でも雪菜同様テレパシーを使う勲を騙すとしたら、相当周到に何かをしてるはずだけど……


2010年06月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#8

  四畳半神話大系 #8「読書サークル『SEA』」。京都の大学に在籍する「私」はあこがれていたバラ色のキャンパスライフを夢見ていたが、どれかひとつに絞って失敗するリスクを回避するため三つのサークルを掛け持ちすることにした。その一つである読書サークル「SEA」であるが、「私」が夢見ていたような読書が趣味の黒髪の乙女との出会いなど望むべくもない苦行僧のようなスパルタンな読書を強いられる場だった。失敗とを痛感していたある日、腐れ縁の小津から「印刷所」の代筆レポートのついでに読み終えたという本を受け取る。しかしその本には元の持ち主とおぼしき女性の住所氏名が記されており、多大な期待をそれを上回るヘタレと自己防衛で薄めつつ手紙を出したところ、予想に反して丁寧な返事が返ってきた。これが「私」をめぐる三人の女性のうちの一人、樋口景子さんとの文通の始まりであった。最初自分を良く見せようと些細な見栄を張ったのをきっかけに、あれよあれよと見栄が嘘と欺瞞でふくれあがり、のっぴきなくなったところ、当の景子さんから「一度お会いしたい」という手紙がやってくる。文通相手とは会わぬが文通の鉄の掟ということを自分への言い訳とし逃げ続けたが、先方からの催促は一向に止まず、ついに指定した日時に待ち合わせ場所のカフェで会えなければもう関係は終わりにするという最後通告がやってくる。
 しかし折しもその日は城ヶ崎先輩から預かっていた香織さんが引き取られる日であり、また英語サークルで交友を深めていた歯科衛生士の羽貫さんから初めての飲みのお誘いも重なった。羽貫さんを心配し結局彼女につきあったものの泥酔した彼女に妖しい責めを受けトイレに緊急避難した「私」は、三人の女性の中から景子さんを選ぶことを決意するのだが……

 あれ? これってこれまでで限りなく一番脈があったような……
 原作読んでる人はとっくに知ってる話だけど、樋口景子とは小津が作り上げた架空の人物。「私」の好みのタイプの女性を設定し、「私」が喜ぶような受け答えをいかにもな文章で書いて送り、からかっていたのだ。が、そこにはもう一人協力者が。
 小津は悪戯を仕掛けたものの、早々に飽きてしまい、途中で投げ出したのを、二代目景子さんとして引き継いだのがそれまでも代筆を頼まれることがあった明石さん。おそらく、同じ樋口師匠の弟子と言うことでまきこまれたのだろうけど……
 が、彼女との因縁はそれだけではないのは、前回出た通り。「私」はモチグマンショーでモチグマンを演じた際にナンパされていた明石さんを助け、どうも明石さんもそれをきっかけに「私」を憎からず思っていた様子。文通を続けていた理由にそれが関係ないとは思えないのだが、全てを知った「私」はそれをきっかけとして明石さんとより深い交際を求めるようなこともせず、自分が想いを抱いていたのは景子さんでありその景子さんが虚構だったからと言って軽薄に相手を乗り換えるようなことはできないと、いかにも潔白なようなことを言いつつもその実いざ手の届くところに相手に入られると臆病風を吹かせて逃げ出しただけにしか見えないような尻すぼみな結果に。って、書いてて自分が痛くなるのはなんでだろう? あいたたた……
 それはともかく、今回は「やり直しを要求する」意味がそもそもない気がするのだけど……
 あと、今回小津から受け取った同じ森見登美彦の小説「夜は短し歩けよ乙女」はたまたま私も先日読み終えたけど、樋口師匠や羽貫さん、相島が登場する他、この小説の主人公である「後輩」と彼女に想いを寄せお近づきになる機会を窺う「私」は、四畳半の「私」と明石さんそっくり、というか、原型、というか、使い回し、というか……


2010年06月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#19とW#39

  ゴセイジャー #19「ゴセイナイトは許さない」。同じ護星界の戦士だというのにまったくゴセイジャーと共闘しようとしないゴセイナイトに、どうしたらわかり合えるか頭を悩ます。そんな時、幽魔獣・河童のギエム郎が街で人々を襲う。駆けつけたゴセイジャーたちだが一足先にゴセイナイトが圧倒的な力でグエム郎を圧倒。しかし、人間の被害をまったく気にしないゴセイナイトは自分の後ろに人間の親子がいるのに攻撃を避けてしまう。代わりにブラックが親子を庇うが、攻撃をかわしきれず女の子が攫われてしまう。しかも、隙を突かれてゴセイナイトまでもが敵の手に……

 うーん、相変わらず幽魔獣の攻撃はよくわからん。人間を攫って何かに変えて、それで地球を汚染する、ってパターンなんだけど、人間をヘドロにするのはまだしも、包帯にしたり河童にしたりって、あまり怖くない……
 今回はゴセイナイトがゴセイジャーを見直す回なのだけど、まあ、その内デレるんだろうなぁ、としか。
 今回の敵のギエム郎は、韓国怪獣映画の「グエルム」だろうなぁ。特殊能力とかは、あまり関係なさそうな。


  仮面ライダーW #39「Gの可能性/バッドシネマパラダイス」。探偵事務所に飛び込んできたシネコン勤務の女性・あいの依頼は、シネコンで上映される映画について調べてくれというもの。そんな映画は上映中の映画にない上、その映画には出た覚えのない自分が出演してるのだという。
 奇妙な依頼にシネコンの調査をしようとする翔太郎と亜樹子だったが、人気のない上映室に入ると、あいの言う通り看板と違ういかにも自主制作映画がかかりだす。中にはあいが映ってるのも話どおりなのだが、メリハリが無くひたすら退屈な内容に、翔太郎は退出しようとするが、何故か出入り口が消えている。仕方なしに映画を最後まで見るのだが、七時間も退屈な内容を見せられた挙句最後は「未完」。操作そっちのけで翔太郎が怒ると、白い頭でっかちな変なドーパントが姿を現し、逃げ出す。どうやらそれが今回の犯人で、フィリップの検索によると「ジーン」のメモリを持っているらしい。二つの物質を掛け合わせることが出来るという特殊能力を持つジーンに、勝手の違う戦いを仕掛けられ苦戦する翔太郎だが、基本的に戦闘力が低いジーンを捕まえると、正体はあいの同僚の川相透。異様に引っ込み思案な透は、ジーンの能力を使ってあいに変身し、一人であの映画を撮影、扉とついたてを掛け合わせて出口を消したりしたらしい。
 悪戯程度の事件だが、メモリの使用者はその影響を免れ得ない。翔太郎は警察に引き渡し後を任そうとするが、それを止めたのは亜樹子。しかも亜樹子はみんなを巻き込んで透の映画作りに協力しだす。
 亜樹子曰く「誰かさんみたく言いたいことが言えない子はほっとけないの!」と、透にちゃんとした映画を作らせ、その勢いであいに告白させれば万事丸く収まると考えているらしい。
 半信半疑の翔太郎だが、映画の撮影は順調にすすむ。しかしそれと裏腹に、透は何か言いたそうにしてるのだが……
 そんな時、翔太郎たちの前にミュージアムの最高責任者となった若菜が姿を現す。若菜の目的は透の持つジーンの特殊能力。それを使ってクレイドールをパワーアップさせようとしてるのだ。しかしそこに若菜たちへの復讐を誓った冴子も現れ、盗み出したナスカのメモリを使って変身し、三つ巴の戦いを繰り広げる。
 第三段階に達したナスカのパワーにWCJXも翻弄されるが、そんな中、映画の最終カットが収められたカメラを取りに行こうとした亜樹子を透が止める。「あんな画のために危険を冒すことはない」と……大事な映画じゃなかったの、と混乱する亜樹子に、透はさらに筆談で描き加える。「一人で撮る。ジーンを返して」。
 透のためと思ってしたことが全部思い違いの空回りだったと知った亜樹子は叫ぶ。「気に入ってなかったの〜〜!?」

 なんなんだこの回w メインの話としては若菜がパワーアップのためにジーンを狙ってフィリップたちと骨肉の争いを起こし、さらに冴子も全てを捨てて復讐を果たそうとするという、そういうすごく深刻な話のはずなのに、ジーンの情けない姿といい透の異常なまでに引っ込み思案な正確と言い、亜樹子の空振り空回りぶりといい、本来あってしかるべき重苦しさが微塵もないw
 ジーンの戦い方もそもそもおかしくって、ポップコーンをまきびしにして逃げたり、彼を捉えようとしたWの手をぬいぐるみにしたり(しかもうしくんw)。ただ、戦闘力自体はほとんどないものの、その特殊な能力は適合者がほとんどなく、それでミュージアムに目を付けられることに。
 大半は亜樹子のいつもながらの暴走なのだけど、何気に冴子が掃除のおばさんに化けてミュージアムの内部に潜入したりするのが、落ちぶれたお嬢様のお約束w
 今回基本的に亜樹子のペースで進んで行って、最後の画も冴子ナスカに翻弄され爆発で吹っ飛ばされるWをバックに叫ぶ亜樹子というのが、もうなんなんだか。
 でも、何気に琉兵衛がエクストリームの覚醒を喜んだのはその力をコピーするためだとわかったり、冴子が「井坂」の理論(ドライバは邪魔者)を使って「霧彦」のメモリを使う、ってのは、なんというか。霧彦には完全に心にないみたいでしたが。