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2010年05月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#31と怪談レストラン#20

  キルミンずぅ #31「白黒山だよ!パンダだよ!?」。白黒山で怪しい噂が立ってるのを聞きつけたリコたち。希少動物を料理して出してるレストランがあるだとか、ヤマンバがいるだとか、夜中に踊る骸骨を見ただとか。
 動物が酷い目にあってるなら放っておけないと、リコたちはママに許可を取って「暗くならないうちに帰ってくるなら」という条件付きでキルミンズとして白黒山の疑惑の調査に出かける。が、ナギサだけが弓道部の合宿で不在。しかしナギサの合宿場所が白黒山。さらにナギサの親友のカスミが、同じく噂を聞きつけて調査に来たアニマリアン牙組の半田に出くわし、一目惚れしてしまう。

 3クール目に入り、牙組エピソードが増えたなぁ。2クール目から新井のエピソードもあったけど。
 今回のはどうということのない、勘違いでドタバタを巻き起こすエピソードと言えばそうなんだけど、一度キルミンを取り上げられ、またキルミンの危険性も意識するようになって「ママとの約束」「みんなの安全」とどう両立するか、って葛藤がちょっと入ってるのが面白い。
 さらに牙組でもマイペースな半田と、ナギサの親友であるカスミにスポットが当たる。サングラスの似合う王子様にあこがれてるという、ちょっと変わった趣味のカスミ。山道に迷った彼女を送った半田に一目惚れし、ナギサに仲介を頼んだり勝手に暴走したり。「私、口べただから!」って、意思疎通に問題があるという意味では口べたかもしれないけど、口べたとはちょっと違う問題の気が……しかも散々振り回しておいて、サングラスを取った半田が美形だったことから「私、ハンサムはあまり好みじゃないの」と……どんなのが好みなんだw 真面目に彼女の恋を応援してたナギサがいい面の皮……
 それにしてもくじら、こういう役がすごい似合うなぁ>半田山のレストランの「お姉さん」


  怪談レストラン #20「予告テレビの怪/悪夢の続き」。EDが削られたかと思ったら、今度は「百物語」までも削られてしまったようで。段々各エピソードの尺が伸びてくのは仕方ないのか、次回も二本立てだし。しかし、「悪夢の続き」でドリームキャッチャーが出てきたのはちょっと驚いた。よく考えれば別に驚く事じゃないんだけど。ショウが取りに行ってたのはこれだったのか。まあ、本来は投げて使うものじゃないけどそこはご愛敬。
 けど、怪談レストラン、23話で終了らしい。絵柄は今風だけど、こういうプリミティブなの結構好きだったんだけどなぁ。


2010年05月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#17

  デュラララ!! #17「有為転変」。オリジナルの罪歌を持っていたのは園原杏里だった……那須島への愛が罪歌によって暴走し、「罪歌の子ども」を増やした贄川春奈と対決する。
 そして一方で、罪歌に見初められた静雄が罪歌の子どもたちの大群と対決していたが、それは静雄にとっても生まれて初めて自分と自分の力を認め全力が振るえる瞬間でもあった……

 五年前の出来事をきっかけに、何もしないことを選び他人に依存する道を選んだ杏里。彼女は自分の身に起こることを全て他人事として捉え感情を切り離し、何も選ばなくていいよう、何も望まなくてもいいよう、他人の影になり生きることを選んでいた。かつては有間美香の引き立て役として、今は帝人と正臣の向ける行為を知りながら、宙ぶらりんのままで二人の間に身を潜めることを……
 しかしそんな彼女だからこそ、自分が語ることをやめた「愛の言葉」を、罪歌が囁き続けるのを聞くことで自分の愛の代わりとしており、またそれは同時に愛の言葉で持ち主を支配する罪歌を封印することにもなっていた。
 だが、前の所有者――杏里の母親の犠牲者となっていた春奈が、那須島に捨てられて自傷行為を始めたことをきっかけに彼女の中の罪歌が増大、罪歌の声に囚われ凶行を繰り返し、多量の「子ども」を生み出すに至った。
 杏里は、オリジナルの罪歌を持つ者として、また自分の居場所を守るために一つの選択をする。それは、春奈をもう一度「斬る」ことによって彼女の罪歌を支配下に置き、事態を沈静化させること。しかしその代償に杏里は「日常からの逸脱」と「強大な力を持ってしまった重圧」という望まぬものを背負うことに。
 また、罪歌自身は「斬る」こと、そして人々を支配下におくことが人類への「愛」の表現であるため、より強い者を愛そうとし、静雄に行き当たる。が、静雄は初めて自分の力を恐怖せず認める相手を得て、ようやく嫌い恐れていた自分の力を認めることができる。もっとも「お前らは臨也の次に大っキライだ!」と言って片っ端から罪歌の子どもをぶん殴り投げ飛ばし蹴散らしまくるんだけど。ホント怪獣だw
 二人のおかげと言って良いのかはともかく、とにかく事件は終了し、元凶の那須島も逃走資金ほしさに静雄相手に強盗するという自殺行為をして自滅。けど、事件の余波はそれで収まらない。
 帝人は非日常を求める言葉を遠回りに杏里に否定され、わずかな反発としこりを覚える。そして事件の真相を知らず、杏里を襲った通り魔がダラーズと関わりがあると思い込んでしまった正臣は、彼が隠してたもう一つの顔……かつて池袋を席巻したカラーギャング「黄巾賊」の創始者「将軍」としての顔を復活させてしまう。でも、黄巾賊の顔ぶれになんだか妙な連中も……
 そして勿論これを意図的に引き起こした元凶は臨也。盤上のコマと同じように帝人、正臣、杏里をいいように操り、歓喜する。罪歌の人斬りと同じく、これも彼なりの人類への愛なのかもしれないけど、はた迷惑には違いない。つか、この作品の愛ってそんなんばっかだよなぁ。

[アニメ] いちばんうしろの大魔王#6とHEROMAN#7ちょっとずつ

  いちばんうしろの大魔王 #6「臨海学校へ行こう!」。ひとまず前魔王の遺産「魔竜ピーター・ハウゼン」の主になし崩しでなってしまった阿九斗。今度は臨海学校なのだけど、ころねの様子がいろいろおかしい。それは彼女が上層部から阿九斗を色仕掛けで籠絡し、コントロールできるように言われていたからなのだけど、それに臨海学校が行われてる島に魔王にまつわる伝説があって、それがなんだかいろいろ妙な事態になりそう。しかも島出身というヒロシが妙にそれに関わってそうな。
 ところでこの番組、藤子不二雄作品オマージュだったんですな……生徒会三役とかころねとかはあからさまだったんだけど、よく考えればけーなはオバQだし、詢子はハットリくん、不二子は魔太郎で、しかもアニメ声優由来で名前を付けてたりとかあるらしい。栄子が緑基調なのは、ハットリくんのライバルのケムマキだからか。いろいろついぞ気がつかなかった。
 しかしころねの卑語連発は、軽く声優へのセクハラですな。今二本子ども向け番組の主人公を演じてる声優への仕打ちとは思えないw


  HEROMAN #7「レジスタンス」。ウィルとニックがスグラックの尖兵に改造されてしまい、スグラックの攻撃を止めるためと彼らの救出のためスグラックの基地に潜入する。そこでウィルとニックが立ちはだかるのはお約束で、ジョーイたちは彼らの洗脳を溶いて助けようとするのだけど……その後の展開が割とシビア。ウィルが何故無茶な行動をしたか、また常にウィルに付き従ってたニックが抱いていた感情とか。この二人は、ジョーイがなりかねなかった負の部分なのだよな。その最も顕著な存在として、ニックが犠牲になってしまうのだけど……力を得て、どう行動するか。そもそも力を得ると言うことは福音ではなく呪詛なのではないか、というような、「力」をめぐる根源的な話を基本に据えてるのは、大変よろしかった。
 ニックの救いのない顛末と、ウィルの悲壮な状況も、こういうのは最近なかなか見られず、面白くなってきましたよ?


2010年05月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#3

  四畳半神話大系 #3「サイクリング同好会「イカロス」」。京都の大学に在籍する私は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフを夢見てサイクリング同好会「イカロス」に入部、銀輪での黒髪の乙女とのランデブーを夢想していたがイカロスが超体育会系の本格サイクリングレース部であることに気付いた時にはもう手遅れ。厳しいトレーニングについていこうにも元々が虚弱体質でついていけず、一念発起で一年バイトに費やし稼いだ金と借金で超軽量ロードレーサーを購入、しまなみ杯で優勝し、自分からの脱却とそれにより訪れるであろう新たなるモテモテライフを目指す。しかし大事な自転車がレース直前に「自転車整理軍」に撤去され、失意のまま元のママチャリでレースに出場することに。しかし結果は無残なものでどうにか完走できたもののあまりに惨めな自分に嫌気がさし、自虐のパワーでそのまま自転車で京都に戻ってくる。ところがそんな彼に声をかけたのは一時期イカロスに在籍していた後輩の明石さん。彼女は今はバードマンサークルに在籍しており、「私」の虚弱な肉体と、ママチャリでしまなみ杯をビリとは言え完走しそのまま自転車で京都に戻ってきた度を越した阿呆さ加減を見込んで、人力飛行機のパイロットになってくれと頼まれる。これに一念発起した「私」は、やはりイカロスに一時期在籍していてその後も何かと腐れ縁だった小津から城ヶ崎という先輩を紹介され、猛特訓することに……

 あらすじの出だしの部分毎回同じだから手抜きしてると思うでしょう? でもこれがなかなか大変で。
 今回は完全にオリジナル話。自転車整理軍は原作にも出てるけど。そういえば明石さんと蛾の下りもなかったな。
 なんというか、勘違いで入った本格自転車レース同好会に、しかし何か頭の変なスイッチが入ったのかそこに過去の自分の壁を見出してしまい当たって砕けろの精神でぶつかっていくが、本当に砕けてしまう。
 今回の小津と樋口先輩、完全にイヤなヤツだなぁ。
 まあそれでも捨てる神あれば拾う神ありで、明石さんから人力飛行機のパイロットにスカウトされて発憤し、しなくてもいい努力をしてしまう。小津はわかってやってたんだろうな、面白がって。第一話じゃなんだかんだ言ってキューピッド役をしてたのになぁ。
 先回もだけど、各話で微妙に他の話が干渉し続けていて、それがどういう意味を持つのかは多分最後のエピソードで明らかになるのだと思う。多分。原作の各話で必ずついていたオチがアニメではないのも、それのため、だといいなぁ。


2010年05月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#14とW#35

  ゴセイジャー #14「最強タッグ誕生!」。無計画に思ったままに行動してしまうモネと何でも計画的にしないと気がすまないハイド。今日もモネが食材全部使って料理を作ってしまったことをめぐって二人は喧嘩をしてたのだが、そこにウォースターの新たな幹部候補、衛星のターゲイトが現れる。先に駆けつけたハイドとモネだが、モネの無謀な突進をハイドが庇ったところをターゲイトの作った異次元空間に飲み込まれ、モネもそれを助けようとして二人は閉じ込められてしまう。遅ればせながら駆けつけた三人も、空間を操り神出鬼没のターゲイトに敵わず、一時撤退を余儀なくされる。
 そして異空間に閉じ込められたハイドとモネだが、モネが手当たり次第脱出方法を試みようとするのを、ハイドは醒めた目で見ておりいつもどおりちぐはぐ。だが、モネの行動からハイドが脱出の糸口を掴む。

 この前流星のデレプタが倒されてなんだかガタガタなウォースターだけど、今回モンス・ドレイクの切り札というスアイラゴ星人のターゲイトが出てくる。モチーフはゴライアスオオツノハナムグリとスターゲイト。前半だけゴセイジャーを苦しめたけど、後半では急激に弱体化したなぁ。だからスターゲイトだなんてクソ映画をモチーフにするから……(おいおい)
 ハイドとモネの正反対コンビ、って、これ、アグリの時も同じパターンだったような。つか、アグリ空気化してきてね? 普通はブルーが空気化してくるんだけど、他が天然ボケばっかだから自然ツッコミ役は存在感が増すんだろうなぁ。
 しかしなんだか早々に作戦に行き詰まり始めたウォースター側がなんだか不穏な感じに。内乱とかありそうな雰囲気だけど、なんだか根本的に人材不足のウォースターに明日はあるのか!?


  仮面ライダーW #35「Rの彼方に/やがて、怪物という名の雨」。風都の野鳥園で、そこでの妹との思い出に浸っていた竜。だが、そこですがりつく子どもたちを冷たく突き放す少女を見かけ、その姿を妹と重ね合わせてつい口出しをしてしまう。が、彼女の腕にはガイアメモリのコネクターが……問いただす竜だが、彼女は竜を痴漢呼ばわりして人を呼び寄せるとその隙に逃げ出してしまう。
 たまたま依頼で野鳥園に来ていた翔太郎と亜樹子もその人だかりにいたのだが、彼らの受けた依頼は子どもたちから野鳥の解説をしていたお姉さんの様子がおかしいから、助けてあげて欲しいというもの。その野鳥のお姉さんこそ、竜が声をかけた少女・凪だった。
 再度彼女を見つけ事情を聞く竜と翔太郎だったが、彼女はひたすら怯えるのみ。夕立に怯える彼女になんとか話を聞くと、突然の雨の夜、怪物が雷撃で彼女の父を襲い、彼女の腕に例のコネクタを付けて立ち去っていったのだという。そしてその怪物が予告した通り、また彼女の前に現れ子どもたちや近しい人々を襲うのではないかと恐れ、遠ざけようとしていたのだ。
 竜はその怪物が井坂だと直感し、そんな彼女に妹を重ね合わせ、「君は俺が守る」と約束し、妹のペンダントをお守りと言って渡す。
 果たして、彼女の前に再度現れた怪物は井坂=ウェザードーパントだったが、ますます力を増したウェザーに、アクセルはなすすべもない。エクストリームサイクロンジョーカーがどうにか撃退するが、ウェザーに敵わなかった竜の姿を見て凪は嘘つき呼ばわりして立ち去ってしまう。
 フィリップの検索で井坂の目的が、あるメモリの過剰適合者である凪に恐怖の力でそのメモリを成長させ、最終的に井坂がそのメモリを手にすることだとわかるが、そのメモリとは南米の神話の神、クェツアルコアトル。実は井坂の目的とは、ガイアメモリを極め琉兵衛の持つテラーメモリの力を越え、それを奪うことだった。そして、成長すればテラーすら越えるというクェツアルコアトルメモリの完成を目前にして、冴子と共に琉兵衛から離反することに……
 一方、ウェザーに力が及ばないことを痛感した竜は、シュラウドにさらなる力を求める。最初、「かつての復讐目的だった竜ではない」と協力を拒むシュラウドだったが、いまだ自分の中は井坂への復讐で燃えているという彼を、オフロードのトライアルコースへ連れて行く。「ここを一蹴10秒以内に走りきれるようなら、あなたは新しい力を得ることができる」と……

 クェツアルコアトルたぁ大きく出たなぁ。クェツアルコアトルは風を起こす神とも言われてるからウェザーと無関係でもないんだけど、フィリップが検索結果で見せた図って、神話のクェツアルコアトルじゃなく、クェツアルコアトルの名を名付けられた翼竜の想像図じゃ……
 井坂の目的が今回明らかになるけど、自身の存在意義に悩んでいた頃、たまたま目にした琉兵衛のテラーメモリの力に魅了され、自分がそれを手にすることを渇望したのがきっかけ。テラーを越えるべく研究、実験を繰り返し、琉兵衛の元からテラーをも越えると言われるクェツアルコアトルのメモリを盗み出す。
 そしてそれに絡むのは案の定竜のパワーアップ。登場時からウェザーには敵わなかった竜だけども、それがいよいよ顕著になり、さらに井坂に目を付けられた少女を彼に殺された妹に重ね合わせ、なんとしても彼女を守ろうと、シュラウドを頼る。シュラウドは最初「あなたに協力してたのはあなたの目的が復讐だったからだ」と断るが、食い下がる竜に根負けし、パワーアップと引き替えに条件を出す。
 凪も竜を本気で「自分を守れない」となじってるのではなく、ウェザーに敵わなかった竜がkずつかないよう、命を落とさないよう、わざと遠ざけようとしてた様子。しかし翔太郎は彼女に「竜は絶対に死なないし、約束を守る」と……クェツアルコアトルのダミーに襲われた彼女を助けようとするWに、竜の合体ロボが協力するのも、ハードボイルダーとの合体でのおもちゃのプレイバリューのアピールなんだけど、竜の内心に応えたっぽい展開にしててなかなか上手い。
 予告でちらっと出たアクセルの新フォーム「アクセルトライアルフォーム」だけども、超高速フォームらしい。555のアクセルフォームとかカブトのクロックアップの系統なのかな?


2010年05月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#32

  キルミンずぅ #32「羽ばたけ!タマオの萌ゆる想い!?」。いまだに一人だけ上手く変身ができないタマオ。自分が未熟なせいではないかと思い悩むが、リムに告白できれば成長してキルミンにも上手く変身できるようになるんじゃないかと考える。
 丁度、神浜動物園のオスライオンのアーサーが、たてがみを何者かに刈られてしまうという事件が起こり、キルミンズはその犯人捜しをすることになる。タマオはライオンのたてがみがメスへのアピールであることにインスパイアされ、飾り立てたりしてリムの気を惹こうとするが、ことごとくが空振りすることに……

 アニマリアン牙組の振るわぬ成績についに業を煮やしたミシェル。これまでのまだるっこしい作戦を破棄し、もっと強引な手に出ようと考えてるらしい。失敗を部下の責任にしないのはカノンを以前叱ってたのと言動一致していて指導者としては立派なのだけど、いよいよ本腰になってどんなことをしでかすやら。
 結局失敗続きでストレスが溜まるばかりの獅子山は、ストレスでついアーサーのたてがみを嫉妬して刈ってしまったのが事件の真相。
 でもアーサーからリコが受け取ったイメージが相変わらず曖昧な上、アーサー当人があまり気にした様子もなくってそっちの方は空振り。むしろリムに告白しようとするタマオのドタバタの方が話のメインに。オカメインコの「リムチャン」の飼い主のストリートミュージシャンだとか、獅子山だとかに背中を押されてなんだか明後日の方向に発憤。取ってる行動が鳥の求愛行動だから通じるわけがない……
 ウサギのリムに鳥の求愛が通じるわけがない! と気付いて落ち込むタマオは、かろうじて露店で買った四つ葉のクローバーのヘアピンを渡すのだが、それを光り物好きなカラスに奪われてしまう。取り戻そうと必死になったタマオは、初めて自分の意思で飛べる鳥に変身する。
 少しずつながらも成長していて、またリムとちょっとだけ近づいたようなタマオだけども、アニマリアン関連の話は段々シビアになっていってるような。今回カノンの父親の名前が出たけど、故人というわけではなかったのか。どういう人物なんだ?


2010年05月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ナイトレイド#7と薄桜鬼#7

  閃光のナイトレイド #7「事変」。1931年9月、満州で関東軍が怪しい動きを見せているという噂が広がり、ラジオで討論番組が行われたり新聞社の取材も活発になっていた。石原莞爾ら関東軍首脳部は、中国との衝突を意図的に起こし、満州を制圧することを画策していた。しかし日露戦争の英雄、建川美次が参謀本部の意を受け、関東軍を牽制すべく奉天に到着する。しかし命令とは異なる理想を持つ建川は、さぐりを入れに来た関東軍の板垣征四郎に、日本を出立する前にあった不思議な少女の話をする。それを聞いた板垣は、笑うどころか自分たちもその少女に遭ったと語り出すのだった……

 今回は「満州事変」という政治的にわりと微妙なネタを取り扱ってるからか、テレビ放映はしないでネット配信。しかもメインキャラまったく登場せずwww
 内容も場所を変えてるとは言え基本的におっさんどもが密室で陰謀を語り合ってるだけという誰得アニメ状態www いや、俺得なんですが。
 おそらくアニメ初登場となる石原莞爾や板垣征四郎、建川美次といった実在の人物が続々出てくるし、しかも磯部勉とか森功至といった屈指のベテラン声優がずらりと並ぶという豪華ぶり。これはよだれダラダラものですよ。ゴクリ。
 話としては満州事変前夜、実行の是非を議論する石原らの前に、「古来から日本の政治に影から影響を与えてきた」という「預言者」が現れ、彼らの決定が国の行く末を変えることを示唆する、というものなのだけど、その「預言者」は、これまでの描写から死んだとも思えた葵の恋人。しかも微妙に天然ボケ。「あの……開かないんですけど……」「君、鍵を開けたまえ」石原莞爾からツッコミを入れられるとはうらやましい。ところで「預言者」ってのは、エホヴァ系の宗教で「神の言葉を預かった者」のことなのだけど、「予言者」じゃなくこっちなのはちょっと気になる。
 どうも桜井機関の活動の場も上海から満州に移る模様。芳蘭の登場は今回の予告で最後か?
 ところで、当の中国でこのアニメはどういう評価を受けてるんだろうと気になって調べてみたら、 こちら によると、スキルの高いオタク(政治がらみのものは発言すると荒れるとわかってる)はスルー気味、そうでないのは感情的に叩いて炎上、という感じのようで。まあ、これは中国の民度が低い、とは言えますまい。少なくとも前者については賢明だし、後者については、同レベルが日本でもとみに目立ってきたしなぁ。右左問わず。しかしまあ、中国語の下手さ加減とかはとりあえず突っ込まないであげてくださいまし。


  薄桜鬼 #7「桎梏の運命」。いやまあ、なんか「新撰組血風録」「燃えよ剣」を順当に追ってるなぁ、という印象の強い今作ですが、とりあえず健康診断を受ける原田左之助の腹に切腹痕の横一文字の傷口がちゃんとあっただけで満足でございます。いや、これでも子供までいる既婚者のはずなんですけどね。


2010年05月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#18と大魔王#7

  デュラララ!! #18「死生有命」。杏里を「通り魔」に傷つけられ、しかもそれがダラーズが関わってるかもしれないと、正臣は二度と戻らないと決めていた街の暗部に……「黄巾賊」のリーダー「将軍」として復帰、通り魔事件のことについて調べさせる。
 正臣が黄巾賊を作ったのは2年前。転校して都会に出てきた正臣は知人のいない寂しさも手伝い街にのめり込んでいくが、いつの間にか彼の回りに人が集まるようになり、いつしかそれを「黄巾賊」と呼ぶようになった。しかしチームの規模が拡大するに従い、他の勢力との衝突が増えていき、やはりカラーギャングの「ブルースクウェア」との対立が決定的になる。子供ばかりのチームである黄巾賊は次第次第に押されていったが、そんな時正臣の前に現れたのは三ヶ島沙樹。そして彼女の後見人を名乗る折原臨也だった。
 最初臨也をうさんくさく思いながらも沙樹に惹かれていく正臣。そして沙樹が盲目的に信奉する臨也にもなし崩しに深入りしていく。
 しかし臨也の「便利さ」にどんどんはまっていく正臣だったが、それこそが臨也の狙いだということには気付いていなかった……

 正臣の過去がメインになる今回。何故第一話で臨也に忌避するような表情を見せたのか、病室の少女、三ヶ島沙樹との関係は、そして軽さの中で時折見せる沈鬱な表情はなんなのか。それは「黄巾賊」の「将軍」としての過去に全てが起因していた。
 原作では正臣が街にのめりこんでいったのは人恋しさだけではなく、遠く離れても連絡を取っていたただ一人の友人、帝人に池袋の話をしてやるため、ってのも描かれてたのだけど、そういうところははしょられたか。
 敵対組織との抗争の中で臨也の情報と知恵に次第に依存していく正臣だが、最悪のタイミングで裏切りに遭う。それは、ブルースクウェアに沙樹が人質に取られた時。混乱した正臣はこれまでそうしていたように臨也に頼るしか考えが浮かばないが、臨也は事態を把握しながら薄笑いを浮かべてその電話を無視し続ける。
 そして、切羽詰まった正臣は一人、沙樹を助けるために指定された場所に駆けていくが、もう少しでたどり着くというところで足をすくませてしまう。
 結局、沙樹を助けたのは、当時ブルースクウェアに在籍しながらも女を人質に取るという首脳部の下衆さ加減に愛想をつかした門田たち。これをきっかけにブルースクウェアは崩壊、黄巾賊も正臣が離れることでその規模を縮小していく。
 沙樹は助かったものの、正臣は過去と直面することもできず、かと言って過去から逃げることもできないまま、帝人との再会を果たし、時折ちらつく過去から常に顔を背け続けていた。
 しかし杏里が事件に巻き込まれたのをきっかけに再び「将軍」として舞い戻る。それは、単に杏里の敵討ちというだけではなく、どういう形にしろ沙樹との過去にどうにもできない現状を破壊したいという気持ちがあり、杏里の件をある意味「口実にした」という部分もあるのだろうな。
 しかし、正臣は通り魔事件を起こした「罪歌」のトップには今はその杏里こそがいること、通り魔との関係を疑ってるダラーズの創始者が帝人であることを知らない。黄巾賊の密談を盗み見していた不審人物が、正臣の様子がおかしいのを心配した杏里であることも、何も知らない。
 すべては臨也の手のひらの上で踊らされてるようにも思えるのだけど……


  いちばんうしろの大魔王 #7「伝説の勇者現る!?」。阿九斗が「将来の職業・魔王」と予言されたように、「将来の職業・勇者」と予言された人物がいた。それはなんと、阿九斗の押しかけ舎弟である三輪寛。故郷の島では伝説の勇者だと言われつつも、実は勇者の伝説は寛の祖父が作ったものであることは村では暗黙の事実。一方的に勇者の期待をかける両親も、妹の純粋なあこがれの目も、寛にとっては重荷でしかなかった。しかしはっきりと反発することも出来ず、曖昧に逃げ続けるまま。阿九斗の舎弟になったのも、勇者にふさわしからぬ居場所を作ることでそこから逃げたかったってのもあるのだろうなぁ。
 が、そのくせ阿九斗の力をうらやんだり、非力なのに無茶な行動を取ったりと、ちぐはぐな行動も見せた。
 この辺、原作をチラ見してみたら、もうちょっと詳しく書いてあるんだけど。
 今回は一巻分を二話でまとめてるせいか、かなり急ぎ足。いろいろ伏線らしきものが貼られてもいるんだけど。いきなりナマコが魔獣化したのは偶然とか予言のせいとかではなく、魔獣の因子を持つ動物は魔王のマナに影響され魔獣化しやすくなるため。そして勇者の伝説も実際には寛の祖父がある人物に「作らされた」ものだったりする。
 そしていろいろはしょられて(テレビでは)唐突に伝説の剣を引き抜き、勇者としての力を手に入れる寛だけど……パーマンかよ!w
 魔法とは別のテクノロジーで作られたパワースーツで望んでいた勇者としての力を手に入れた寛。少し性格が変わった気もするけど……
 けど、そのことは誰にも明かさず、いつもどおりに振る舞う。原作だとスーツのテクノロジーが「法律違反」だからという描写があるのだけど、アニメでは基本的に変身ヒーローもののお約束、事件が終わった後で「おーい、みんなー」「無事だったのか?」「××に助けてもらったでやんす」。w
 誰が、何故こんな力を三輪家に託してたのかは、流石にそこまでははしょらないとは思うけど。
 あともう一方の焦点はころね。何者かに撃たれて阿九斗に意味深な言葉を残していずこかへ消え去ったと思いきや、ピンチになって現れる。しかも「持ってて安心防災マント」って……ドラえもんの「ヒラリマント」か?しかも白いワンピース越しに身体のシルエットが透けてるというフェチな作画で登場。おいおい。
 今回、敵役の「ミスターX」もそうだけどキャラの一枚絵ではいいシーンが結構あったよなぁ。全体的な流れの演出ではそこまでではないけど。
 そしてころねの受けた命令というのは、阿九斗を良家の令嬢とくっつけ、社会的責任で身動きできなくしろというもので、ころね自身が籠絡という話ではなかった。つか、その令嬢って絢子なんだけど。だからけーなとの仲を気にして離そうとしたり、絢子に強制色仕掛けをさせたりしてたというオチ。でも、ころね自身の気持ちはまた別、というところを匂わせてのお約束のハーレム状態。
 それにしても敵のミスターXって、プロゴルファー猿だよなぁ。サングラスは共通してるし。それ以外はオリジナルとは似ても似つかないけど、あの変態ぶりはなかなか良かった。w