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2010年05月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 軽く死ぬかと思った。

 というわけで4月28日から今日まで山奥に拉致られてました。
 今から一週間ぶんの録画の消化です……どんだけかかるんだか。


2010年05月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#12とW#33

  ゴセイジャー #12「ミラクル・ゴセイヘッダー大集合!」。流星のデレプタがモンス・ドレイクと組んで攻めてきて大ピンチ、の巻。天の塔を壊した張本人を目の前に先走ってゴセイジャーが天裝術を使えなくなるといった展開を絡めての暫定最強合体の登場。データスがひっくり返って背中に貼り付くのは意味があるんだろうか……つっかえ棒役?
 とりあえず 正面画像を見てみる と、なんと言うか、狩猟の獲物の壁飾りみたいですな……
 そいでもってデレプタは退場。小山力也の声はもう聞けないのか。デレプタの名前の元ネタは言うまでもなくプレデターで、モチーフはカマキリ(マンティス)、と。


  仮面ライダーW #33「Yの悲劇/きのうを探す女」。鳴海探偵事務所にやってきた不破夕子という女性の依頼は「きのうを探してくれ」というわけのわからないもの。実は「きのう」というのは彼女の飼い猫の名だったのだが、いつもはペット探しを嫌がる翔太郎が今回は夕子に魅せられたのか乗り気。喜び勇んで猫探しをする。
 一方、風都では突如奇妙な行動を始めて事故に遭い、昏睡状態に陥る事件が多発。被害者は風都市のある土地買収に関わった者のようであり、竜ら怪奇課がその関係者に会いに行くが、彼らの目の前でその人物もビルから飛び降りようとする。間一髪竜が助けるが、その相手もまた昏睡状態に陥ってしまった。
 猫探しをする翔太郎は、その最中にドーパントを発見。攻撃を仕掛けられ、Wに変身して戦うが、ドーパントは戦いの最中姿を消してしまう。夕子の飼い猫もあっけなく見つかり、釈然としないまま依頼が終わったのに亜樹子が首をひねるが、翔太郎は夕子の美しさに見とれて気にする様子もない。
 翌日、連続昏睡事件の手がかりを掴もうと竜がフィリップに検索を依頼しに来るが、その最中翔太郎が突然奇妙な言動を取り始める。その言動は昨日翔太郎が夕子にしたものとまったく同じ。異常事態に気付いたフィリップは、二十四時間前と同じ行動を取らせるドーパントによるものと検索して知るが、昨日翔太郎がWに変身して戦ったホールでは、今日、園崎冴子が講演を行っていた……

 今度のドーパントはムーディ・ブルースか!……ってジョジョネタは置いとくとして、攻撃を受けた相手に二十四時間前と同じ行動を取らせるイエスタディ・ドーパントの正体は不破夕子。実は夕子というのは偽名で、本名は須藤雪絵。誰あろう、須藤霧彦の実の妹だった。敵対はしていたものの同じ風都を愛する心を持つ者として最後は心を通わせ合った霧彦の妹と知り、話をしようとする翔太郎だが、雪絵は霧彦を負け犬呼ばわりし、Wを倒して組織でのし上がると言い切る。でも、Wを利用して冴子を暗殺しようとしたり、霧彦のデザインした風都くんに見入ったり、どうにも本心とは思えないのだけど……
 園崎家の方では冴子に脅迫状が届いたり、若菜が自分だけエクストリーム誕生の瞬間を見せられた意味に悩んだり。
 あと、今回と次回、何気に脚本が中島かずきなんですな。

[アニメ] キルミンずぅ#30と怪談レストラン#19

  キルミンずぅ #30「モップ師匠と黄色いアイツ!?」。キルミンコンパクトを返してもらって特訓をしていたケン。カラスにさらわれそうになったところを、モップのようなもさもさな毛並みの猫に助けてもらったが、その猫に触れた瞬間、何か黄色い巨大なものの映像を見る。
 御子神家にもその猫が現れ、ママが同じ映像を見たとリコたちが話しているのを聞いたケンは、動物と心が通じたのを喜ぶのと同時に、モップ猫が何か困ってるんじゃないか、その原因がケンも見た黄色い何かじゃないかと考え、モップ猫を助けようと言い出す。
 その頃、アニマリアン牙組の一人、桐野が事故で記憶喪失になってしまい、大学の女子寮の生徒たちに拾われる。皮肉にも記憶喪失の間にモテモテになってしまった桐野だが、ストレスで時々キリンの姿になって葉っぱをむさぼっていた。そこでモップ猫の悩みを解決しようとしていたリコたちと、桐野を捜していたカノンたちが鉢合わせることに……

 タマオが変身できるようになって、OPがいろいろ変更。タマオが演劇用の衣装から、キルミンの姿になっただけでなく、ダンスの振りがオーバーになったり、出てくる人がいろいろ増えてますな。それと合せてかEDも曲ごと変更。歌ってるのは相変わらずNEKO JUMPだけど、今度は日本語の歌詞。これは番組用に作った新曲かな?
 キルミンが楽しいおもちゃとしか思ってなかったのを、持つことの危険、そして他の人に出来ないことができるようになったことで生じる義務を教えられたリコたち神浜キルミンズ。復帰して最初の仕事はモップ猫の悩みの解決。まあ、見てる側には何が原因かはバレバレなんだけど、動物の姿になっても動物と簡単に意思疎通できるわけではないところとか、動物にとって人間にはなんでもないものがまったく違うように見えるとか、こういう安易な擬人化をしないところはこの番組のいいところ。
 結局ケンたちが右往左往してる中でモップ猫は自分で悩みを解決してしまうのだけど、そのことでリコたちは逆に「動物ってすごい」と、動物に対する興味を深めたよう。ケンのキルミンレベルも上がったみたいだし。


  怪談レストラン #19。内容は相変わらず子ども向けのライトホラーなのだけど、今回の最初のエピソード「あの世の旅のご案内」は異様に教育的w 祭の晩に「冥土の旅ツアー」とある看板に興味を惹かれて見世物小屋に入ったあこたち。そこで本当の地獄旅行を体験することになってしまう。ビルとテッドじゃないけど。
 死んだ後どうなると考えられていたかを説明しながら、現世の法事の意味を解説していったり、地蔵和讃に謳われることがどういうことが見せたり、そういう言い伝えやらをわかりやすく解説してて、これは良い番組でしたわ。死んだ後で故人を生きた人が弔うということがどういう意味かにも通じるし。
 何気に閻魔大王が飯塚昭三だったりするのも非常に良かったですw


2010年05月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#1

  四畳半神話大系 #1「テニスサークル「キューピット」」。京都の大学に在籍する「私」は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフにあっさり破れ、その憤懣やるかたない鬱憤を大学で知り合った悪友・小津と共に人の恋路を邪魔することで発散するという不毛この上ない青春を送っていた。しかしその活動にも空しさを覚え、「入学式のあの時、テニスサークルキューピットを選ばなければ、小津と出会わなければ」とこぼすも、小津からは「どういう選択をしてもあなたは今のような境遇になる運命だったのですよ。そして私は全力であなたをダメにします」と、堂々と腐れ縁を宣言されてしまう。そんなある日、下鴨神社付近に出没する幻のラーメン屋台・猫ラーメンで自らを下鴨神社の神「カモタケツヌミノミコト」と名乗る怪人物と出会う。彼は来る神無月に出雲で開かれる神々の会合で、「私」と後輩の女性「明石さん」の仲を取り持ってもいいと持ちかける。そうでなければ明石さんを小津とくっつける、という言葉に、一晩中悩んだ挙句、意を決してかの怪人物の部屋の戸を叩き、自分と明石さんをくっつけてくれとお願いしに行くのだが……

 今期の新作最後の番組かな?
 鬼才と呼ぶしかない湯浅政明の新作でもあるのだけど、奇妙な登場人物、奇妙な動きと、文学作品っぽいなんだか奇妙な雰囲気が、異様におかしな雰囲気を醸し出してる。京都のキャンパスライフで繰り広げられる奇怪な出来事ということでは、「鴨川ホルモー」にも似てるのだけど、京都という町の不思議さがそういう作風を可能にしてるのかな?
 湯浅監督というと一番アニオタになじみがあるのが、「作画崩壊」と揶揄されたグレンラガンの第四話なのだけど、湯浅氏の作風を知ってればあれが「作画崩壊」じゃないことはわかりそうなものなのだけどね。
 そんな独特の奇妙な動画と演出に加え、やたらと長回しで早口の登場人物のセリフが奇妙に心地良い。湯浅作品らしからぬ、明石さんの可憐さもだけど。小津の狂言回しぶりも非常に愉快で、思わず原作を買うほどには気に入りましたわ。


2010年05月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#16

  デュラララ!! #16「相思相愛」。杏里を襲った赤い眼の通り魔。それを救ったのは門田たちと、通り魔を捜していたセルティ、そして静雄だった。静雄の規格外の破壊力に、通り魔は倒され事件は一件落着と思われたが、セルティが持ち帰った「罪歌」はただの文化包丁。罪歌が被害者に感染し増殖する呪いだったとわかり、事件がまだ解決していないと知ったセルティは掲示板に静雄を求める罪歌たちの書き込みが増殖しているのを見て罪歌の狙いが静雄に移ったことを知る。
 しかし一方、杏里の元にも那須島との関係のために不登校に陥った先輩、贄島春奈が訪れる。那須島への意味不明な一方的な愛を語り出す春奈の目が赤く輝き「邪魔者」である杏里を始末しようとする。春奈こそが事件を起こす「罪歌」たちの「母」だったのだ。が、そこへ杏里への下心を持った那須島が訪れる。
 思いがけず春奈の姿を見て怯えて逃げ出す那須島を追い、春奈は杏里の始末を「子どもたち」に任せて立ち去る。絶体絶命に陥ったかと思った杏里だったが……

 「罪歌」編、いよいよクライマックス。増殖する「妖刀」である罪歌の正体、そしてその目的が明らかになり、しかも全ての元凶は那須島に弄ばれて捨てられた傷心を罪歌に付け込まれた贄川春奈ということも明らかになる。が、そこからさらに、本当の「罪歌たちの母」の正体が……
 「彼女」が何故罪歌を手にし、なおかつ支配されずに済んだかはおそらく次回で明らかになるとは思う気ど、今回のエピソードでもう一人の主役は静雄。
 こらえ性のない性格とその衝動を満たすべくついてしまった力故に、限られた人間たちとしか近付けず、そのために自分自身の力を嫌い、自分自身を受け入れることが出来なかった静雄。だが、初めて自分の力を認める相手、それを求める相手が現れ、自分自身を受け入れることができる。もっとも「あ〜、だが言っておく。俺はお前たちなんか大っ嫌いだ! とりあえず臨也の次くらいにな」なのだけどw それでも初めて何のためらいもなく、自分自身の意思で100%の力を振るえる静雄は嬉しそう。
 次回を待たずしておおよその結末はわかるだろうけど、でもこれも次のエピソードへの序章にしか過ぎない。そして、臨也の謎ルールのボードゲームの残酷な意味も。


2010年05月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#2

  四畳半神話大系 #2「映画サークル「みそぎ」」。京都の大学に在籍する「私」はあこがれのキャンパスライフを銀幕乙女に求め映画サークル「みそぎ」に入ったもののそこでしかれている城ヶ崎先輩の独裁体制に夢破れ、サークルでも孤立したその憤懣やるかたない鬱憤をハリウッド指向の城ヶ崎先輩と真逆の作風の作品を撮ることで晴らそうとするも、逆に城ヶ崎先輩のカリスマを高めるテコの役を知らず担うという不毛この上ない青春を送っていた。しかし次回作に構想していた純愛ロマンス映画を上映拒否されるという仕打ちに耐えかね、これまで片棒を担いでいた小津に唆されたこともあって城ヶ崎先輩の真実を暴く告発映画を作製、城ヶ崎先輩のフィルムとすり替えゲリラ上映するという暴挙に出る。が、唯一「私」の映画をちゃんと見て感想らしきものをくれた下級生の明石さんが城ヶ崎先輩の映画製作に参加してると知り、いたたまれなくなりゲリラ上映を中止しようとするが、結局小津に押し切られて決行することに……

 第一話は原作の一話目の要素を拾って膨らませたような話だったけど、二話目は原作第一話の残された部分を利用した内容。
 第一話でちらと顔見せしてた「城ヶ崎先輩」が独裁体制を敷く映画サークルで、反体制派として肩身を狭くしつつもその鬱憤を晴らすように好き勝手に映画を作るが、後輩の明石さんが「また阿呆なものを作りましたね」とそれなりに楽しんでくれるだけで、サークル内で相手にされないのにどんどん鬱憤を募らせてく。小津は「あれだけ好き勝手やって何が不満なんですか」と言っているけど、これはある意味尤も。でも「私」の気持ちもよくわかる、というよりむしろそっちの方がわかるのだけど、小津のように「やりたいことをやって楽しめばいい」という立場もわからないではない。まあ、小津は小津でやりすぎなんだけど。
 今回も「私」が明石さんとの約束を思い出しつつサークルの選択を悔やむところで終わるのだけど、原作ではその後の部分もあったはず(というか、毎話そのラストで終わる)なのだけど、その下りはないのだなぁ。あと、原作では四パターンしかなかったのだけど、アニメは毎話ごとに一パターンなのか。

[その他] 電子書籍と音楽販売不振

  「電子書籍の衝撃」出版記念の佐々木俊尚さんの講演会へ行ってきましたたつをのChangeLog )。
■印刷は何を変えた?

500年前くらいの話。
手書きから印刷へ変わったときに、得られたもの失われたものは?

(1) 手書きとの筆者という美しい工芸文化の消滅。
(危惧する論調が当時あった)

(2) 紙のような移ろいやすい媒体で本を読むなんて!
(石板・羊皮紙と比べ保存期間が短い)

(3) 聖書を一般信徒が読むなんて、冒涜もいいところだ。
(各自が読むようになって宗教革命の礎になった)

(4) 新技術や新理論を本当に史上初なのかを確認できるようになった。
ルネサンスの礎に。失われた知識の探求を印刷が可能にした。

(5) 王や教皇の言葉が文字として固定して流布したことで、先例を守る」というルールができた。

印刷の登場のときもまとはずれな危惧があふれてたんだから、今回の電子書籍への変化についても自分の感覚だけで語るな!
(原文ママ)
 まあ、「まとはずれな危惧」とばかりは言わないけど、結局慣れ親しんだものだからと「これはこういうものだ」という思い込みはあまりアテにならないのはちがいないだろうなぁ。新美南吉の「おじいさんのランプ」みたいなもので。
 正直、個人的には電子媒体が紙媒体をほとんど駆逐して書店のような場所がなくなってしまうということにはならないで欲しいとは思う。あるいは、新聞紙のようなとりあえず端から端まで読んでみる、ということが出来る媒体がなくならないで欲しい、とは思う。が、そういう願望とは別に、そうなる時はそうなってしまうものだから仕方ない。
 要は、大多数が何を求めてるか、ということだろう。入手経路が細いものより、誰でも読める(ようになる可能性が高い)ものに移ったように、紙媒体より電子媒体の方がより欲求に答えるならそっちに移るだけだろう。
 結局、昨今「CDが売れない」ってのもそれと同じなのだよね。昔は音楽を常に手元に置いておくには、レコードやCDしかなかった(ラジオの録音やレコードからのテープのコピーもあったけど)。要はそれらが買われたのは「そうするしか音楽を手元に置いておけなかったから」。別にみんなに「作者に対するリスペクト」としての「作品への対価」という意識が元々あったわけじゃない。単に「音楽を手元に置いておく」方法が易きに流されてるだけで。無論、それには制作者の生活をどう支えるか、というところが問題なのだけど。(ひょっとしたら究極的には大規模流通そのものが必要なく、作者(あるいはそれと比較的小規模な編集)と大規模紹介者のみが残る、という未来もありうるのかもしれない。アニメやゲームなどの場合「産業」にならないと作製自体が難しいので、個人的にはちょっとイヤだが。)
 まあ、著作権(コピーライト)というものそのものが出版で作者の生活を成り立たせるために「発明」されたもので、コピーの概念が揺らいでいる現在、それを今一度原点から考えてみるのも良いのではないかと思う。
 それが作者の生活のためではなく「資源」「資産」化されてる現状もどうかなのだけど。


2010年05月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#13とW#34

  ゴセイジャー #13「走れ!ミスティックランナー」。天裝カードをほったらかしにしてだらしないアラタを叱るエリ。そんな時ホグンロ星人のパワードダークが現れる。しかしパワードダークはゴセイジャーと同じ攻撃を繰り出し、返り討ちにしてしまう。唯一、レッドが使うコンプレッサンダーのみが通じ、同じスカイック族のピンクもそれに続こうとするが、ピンクはコンプレッサンダーが使えない。混乱に乗じてパワードダークは逃げ出してしまい、好機を逃したエリは皆から責められる。アラタが次はエリの分も自分が、と言うが、エリはコンプレッサンダーを使えるようになると宣言し、アラタを先生として特訓を始めるが、アラタの教え方はパフェを食べたりお気に入りの場所に連れて行ったりというものばかり……

 天裝カードと新しいゴセイマシン「ミスティックブラザー」の紹介が主なのかな?
 エリはアラタの特訓を受けるが的外れに思えて仕方がない。しかし、擬音ばかりのアラタの説明を聞いている内、それは昔自分がアラタに天裝術を教える時に言っていたことだと気付く。改めてアラタから天裝術の極意を教わったエリはコンプレッサンダーを使えるようになるが、対策を施されたパワードダークには通じない。しかし、スカイック族二人が力を合わせることでパワードダークの攻撃を破る。
 限界を一つ破ることで得た新しい力が「ミスティックブラザー」。タマゴを背に乗せたダチョウの姿のゴセイマシンで、たった一体で相手を蹴散らすほどのパワー。巨大ロボ戦になってもその力は留まるところを知らず、ゴセイジャーたち「俺たち何にもすることないな……」って、おもちゃ販促にしても強く設定しすぎでしょう。まあ、最初の内だけなんだろうけど。
 今回の敵はカミキリムシ(ロングホーンビートル)と「ハワード・ザ・ダック」が元ネタ。あらかじめ用意されたパワーシードを口にすることで天裝術を上回る各種の力を発揮する能力との関連は不明。つか、ハワード・ザ・ダックってルーカス痛恨の失敗作呼ばわりされてるんですな。まあされてても仕方ないんだけど。まさか、だから「(ルーカス作品の)変わり種」→「種を使った特殊能力」? いやいや、まさかなぁ。


  仮面ライダーW #34「Yの悲劇/あにいもうと」。Wを利用して冴子暗殺を企てた不破夕子=須藤雪絵。兄・霧彦の復讐が目的かと思いきや、霧彦を負け犬呼ばわりし、逆に冴子に暗殺未遂をデモンストレーションだと言って自分を売り込む。
 雪絵の目的が明らかになったと思えたが、翔太郎はまだ何か腑に落ちない。翔太郎は雪絵を訪ねて彼女と霧彦が育った養護施設に向かうが、そこで見た彼女は過去を切り捨て、野心に身を投じた人間のものとはどうしても思えなかった。
 本心を問いただす翔太郎だが、雪絵は刻印を街めがけてばらまき、Wがそれを撃ち落としている隙に逃亡。しかしそれでも翔太郎は雪絵が刻印をすべてWが撃ち落とすこと前提でそんな行動を取ったように思えてならなかった。
 冴子も、雪絵の申し出を警戒しながらも、癖のあるメモリの特徴を逆用する雪絵の頭の良さを保障する井坂の言葉に、雪絵を呼び出し彼女を受け入れると告げる。だが、雪絵の取った行動は……

 雪絵が土地買収に関わる人々を襲ったのは、土地買収区域に自分と霧彦が育った養護施設があり、それを守るためだった。その事実を知った翔太郎は雪絵は過去を捨ててなんかいないと直感し、本心を問いただすが雪絵は頑なにそれを拒む。
 それは、最後の瞬間まで冴子を騙し抜き、確実に霧彦の敵を討つためだった。しかし井坂の手によってパワーアップしたタブードーパントには通じず、逆に刻印を自身に返されてしまう。
 翔太郎たちによって見つけられた雪絵は、冴子を前に霧彦との絆を語る昨日の行動を繰り返していた。それを嘲笑する井坂=ウェザードーパント。雪絵を助けるためにはエクストリームで刻印を打ち消すしかないが、ウェザーはそれを楽しみと興味のためだけに邪魔をする。
 Wとアクセルの協力でどうにかイェスタディのメモリを破壊し、井坂もあと一歩で倒すというところまで追い詰めるが、蜃気楼を使った分身でまんまと逃げられる。
 霧彦の言う通り、鳴海探偵事務所を頼って良かった、と翔太郎に礼を言う雪絵だが、その次の瞬間、メモリの副作用で過去の記憶をすべて失ってしまう。霧彦との記憶も、すべて……擁護院のためとは言え、人を傷つけたことは事実、その罪は罪ってことなんだろうな。
 一方、復讐に囚われ、Wがウェザーにとどめを刺したと思いWに恨みを吐く竜も気になる。エクストリームだからウェザーを圧倒できるけど、今のままのアクセルではまず無理。井坂自身も自己改造を繰り返しパワーアップしてくだろうし。アクセルにもパワーアップがあるらしいから、この次のエピソードはそれかな?


2010年05月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 口蹄疫関連

 なんだか口蹄疫について、いろいろ真偽不明の情報が巷説で流れていて、マスコミもほとんど報道を流さないので農水省のサイトとか見てもイマイチ調べが付かない。
  こちらの方 が、農水省の畜産関係の方らしく、農水省の発表を補足するようにコメントしているらしく、一応この方の話を元に、農水省ページなどを見て調べて見ると……

 ・韓国に備蓄していた消毒剤を援助した→根拠不明。実際消毒剤の備蓄、放出、援助などについて、いずこにも記載がない。
 ・口蹄疫で禁輸になってた韓国産豚肉を民主政権になってから輸入再開した→禁輸してたがこれは豚コレラのため。輸入再開は清浄地域の指定やその他条項が結ばれたため( 中央日報に記載 )。ただし今年一月に韓国で口蹄疫が発生し、済州島以外からの輸入は再度ストップされた。( 参考
 ・今回の口蹄疫は韓国中国からの輸入が原因。→現在感染経路は不明。香港O型とかなり高い同一性を示しているが、どこからどのように入って来たか不明なことは違いがない。感染源を特定出来る科学的裏付けはない。
 ・被害地域は拡大し、パンデミックの危険が高い。→患畜および疑似患畜、処分(予定含む)頭数は増えてはいるが、同地区での増加であり今のところパンデミックが危惧される被害地域の拡大は確認されていない。( 農水省の口蹄疫情報ページ の「発生場所」(pdf)。
 ・補助基金は事業仕分けによって仕分けされたため、今回の被害での金銭的救済は絶望的→上記情報ページに資金的救済が掲載されてる。(また追加も検討されてる)

 他にも「口蹄疫が発生した畜舎は五年は使えないというのはデマ」などもあったが、調べが追いつかなかったので保留。
 これらを見る限り、農水省の官僚はきちんと仕事してるってことですね。被害にあった畜養業者の方々にとってはショックだろうし痛ましいことではあるし、またまだ他にも出来ることがあるだろうというのはそうなのだろうけど、すべきことはきちんとしてる印象。
 マスコミが取り上げないのは、確かに風評被害やパニックを防ぐために感情的に報道を控えるようにという依頼はあったらしいが、情報統制といえる強制的なものではなく、単にマスコミが「商品価値の高いニュース」と見なさず無視してるだけというのが実情だろう。これはこれでいい加減にしてくれだが。
 最初に提示した方のtwitterとか見てると、こういう場合、マスコミを介さないこういった形での情報提供などがこれからどんどん増え、また有効になってくのだろうなぁ。そうすると、ジャーナリズムとしてのマスコミはますます死に瀕すると思うのだが……
 あとそれと、まとめサイトと言いつつ流言飛語を並び立てるだけで、きちんと裏付けするサイトが本当に壊滅的なまでに少なくなってしまったなぁ。いや、実際にはあるにはあるのだけど、そういう頭の悪いまとめサイトを装った扇動サイトを喧伝したり飛びついたりする人が増えたと言うべきか。